JP2003527000A - キャプションデータと音声データの再生方法およびこれを利用したディスプレー装置 - Google Patents

キャプションデータと音声データの再生方法およびこれを利用したディスプレー装置

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Abstract

(57)【要約】 キャプションデータと音声データを記録再生する装置は、クローズドキャプション制御コードとそのタイミングを利用して、キャプションデータブロックの画面表示を制御する。キャプション制御コードのタイミングに従って、キャプションデータブロックに対応する会話のみを含む音声データブロックを記録することができる。キャプション表示を指示するキャプション制御コードを受信すると、本装置は音声データをメモリに記憶し始め、記憶したキャプションデータブロックの最終メモリアドレスと音声データブロックの先頭アドレスとをマークする。キャプション消去を指示するキャプション制御コードを受信すると、音声データブロックの最終メモリアドレスをマークする。このような処理を繰り返すことによって、キャプションデータブロックと音声データブロックが記録される。本装置は、マークされたメモリアドレスに従って、記憶したキャプションデータブロックとこれに対応する音声データブロックとを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、語学の学習に用いられる、キャプションデータと音声データ(オー
ディオデータ)を記録再生する装置に関するものである。
【0002】 背景技術 クローズドキャプションシステム(closed caption system )は、聴覚障害者
が対話や言葉に該当するキャプション字幕を読むことができるように採択された
。クローズドキャプションの標準は米国連邦通信委員会(FCC)によって定義
される。その標準は、クローズドキャプションデータ(closed caption data )
は映像信号の奇数フイールド(odd field )第21ラインに載せるように規定す
る。クローズドキャプションデータはキャプション制御コード、キャプション文
字コード、およびキャプション文字の位置、属性に関する情報から構成される。
キャプション字幕が画面に表示される方法に応じて、ポップ−オン・キャプショ
ンモード(Pop-On caption mode ),ペイント−オン・キャプションモード(Pa
int-On caption mode )とロールアップ・キャプションモード(Roll-Up captio
n mode)の3種のモードがある。映画やビデオまたTVシットコム(TV Sitcoms
)等に使用される殆どのオフライン・キャプショニング(Off-Line captioning
、録画後キャプションを入力する方法)ではポップ−オン・キャプションモード
が使用される。TVニユースや生放送等に使用されるオンライン・キャプショニ
ング(On―Line captioning,実時間でキャプションを入力する方法)ではロー
ルアップ・キャプションモードが使用される。
【0003】 クローズドキャプションシステムはさらに語学学習のために使用することがで
きる(例えば1996年11月5日付け米国特許公報第5572260号参照)
。クローズドキャプションシステムが語学学習に使用されるとき、使用者は映画
やTVシットコムなどクローズドキャプションされたプログラムを、ビデオ・カ
セット・レコーダ(VCR)を利用してビデオカセットテープに録画し、そのビ
デオカセットテープから再生しなければならない。しかし、使用者がキャプショ
ン字幕をサーチしてこのキャプション字幕に該当する音声信号を繰り返し再生す
ることは非常に不便であり、容易なことでない。使用者がキャプション字幕をサ
ーチしてこのキャプション字幕に該当する音声信号を繰り返し再生しようとする
と、使用者はビデオテープを前後に巻き戻して適切な位置でこのテープを再生し
なければならない。
【0004】 発明の開示 本発明の目的は、使用者が、キャプションデータと、これに対応する会話のみ
を含む音声データとを記録し再生することができる方法および装置を提供するこ
とにある。
【0005】 キャプションデータおよび音声データを記録するために、映像信号と音声信号
が本発明の装置の入力となる。入力された音声信号はアナログ−デジタル変換器
によってデジタル音声データに変換される。デジタル音声データは、最大時間d
t1の音声データを蓄積可能な入力バッファによって遅延される。クローズドキ
ャプションデコーダは入力された映像信号からクローズドキャプションデータを
抽出してデコードする。デコードされたキャプションデータはマイクロコンピュ
ータに送られる。マイクロコンピュータはキャプションデータをメモリに記憶し
、そのキャプションデータを表示制御装置に転送する。表示制御装置はそのキャ
プションデータをモニターに表示する。キャプションの画面表示を指示するキャ
プション制御コードがクローズドキャプションデコーダによって受信され検出さ
れると、マイクロコンピュータは記憶されたキャプションデータブロックの最終
メモリアドレスをマークし、音声データをメモリに記憶し始め、音声データの先
頭メモリアドレスをマークする。入力バッファを用いることによって、キャプシ
ョン表示を指示するキャプション制御コードが受信された時よりも時間dt1だ
け早く音声データを記録することができる。キャプション消去を指示するキャプ
ション制御コードがクローズドキャプションデコーダによって受信され検出され
ると、マイクロコンピュータは所定時間の間音声データの記録を続ける。所定時
間の終了時に、マクロコンピュータは音声データの記録を停止し、記録された音
声データブロックの最終メモリアドレスをマークする。このような処理を繰り返
すことによって、本装置は、キャプションデータブロックとこれに対応する会話
のみを含む音声信号を記録する。これらのキャプションデータブロックと音声デ
ータブロックによって、使用者は容易に、キャプションデータブロックをスキャ
ンして対応する音声データブロックを再生することができる。
【0006】 発明を実施するための最良の形態 本発明において用いられるキャプション制御コードとそれらのタイミングにつ
いて説明する。映画やビデオ,TVシットコム等に用いられるオフライン・キャ
プショニングでは、クローズドキャプションデータは、画面にキャプションが表
れるタイミングがこのキャプションに対応する会話と同期するように、映像信号
の21番目ラインに符号化される。画面にキャプションを表示することはキャプ
ション制御コードによって制御される。キャプション表示を指示するキャプショ
ン制御コードが受信されるとき、キャプションデータが画面に表れ、キャプショ
ン消去を指示するキャプション制御コードが受信されるとき、表示されたキャプ
ションデータは画面から消される。そこで、キャプション表示を指示するキャプ
ション制御コードの受信時間はほぼ会話の開始時間であり、キャプション消去を
指示するキャプション制御コードの受信時間はほぼ会話の終了時間である。ゆえ
に、キャプション表示およびキャプション消去を指示するキャプション制御コー
ドの受信時間を利用することによって、キャプションデータに対応する会話のみ
を録音することができる。また、キャプションデータと音声データを記録すると
き、キャプション制御コードの受信時間に対応するメモリアドレスをマークする
ことによって、マークされたメモリアドレスに従って、記録されたキャプション
データと音声データを再生することができる。
【0007】 ポップ−オン・キャプションモードでは、キャプション表示とキャプション消
去を指示するキャプション制御コードは、それぞれ、EOC(End of Caption)
コードとEDM(Erase Disply Memory )コードである。ポップ−オン・キャプ
ションモードでは、ポップ−オン・キャプションモードを指定するRCL(Resu
me Caption Loading code )コードが受信された後に、キャプション文字とキャ
プション文字の位置、属性に関する情報を含むキャプションデータが受信される
。このキャプションデータは、最初は非映像メモリに記録される。非映像メモリ
に記録されたキャプションデータブロックは画面に表れない。EOCコードが受
信されると、非映像メモリと映像メモリが互いに交換(swap)され、キャプショ
ンデータブロックが映像メモリに記録されて画面に表れる。EDMコードが受信
されると、画面に表示されたキャプションデータブロックは消される。ペイント
−オン・キャプションモードでは、ペイント−オン・キャプションモードを指定
するRDC(Resume Direct Caption )コードの後に、キャプションデータが受
信される。このキャプションデータは、直接映像メモリに記録され画面に表れる
。画面に表示されたキャプションデータはEDMコードによって消される。そこ
で、ペイント−オン・キャプションモードでは、RDCコードとEDMコードが
それぞれ、キャプション表示とキャプション消去を指示するキャプション制御コ
ードになる。ロール・アップ・キャプションモードでは、RU(Roll-Up )コー
ドの次に受信されるキャプションデータ画面に表れる。そこでロール・アップ・
キャプションモードでは、RUコードとEDM(またはCarriage Return )コー
ドがそれぞれ、キャプション表示とキャプション消去を指示するキャプション制
御コードとなる。
【0008】 キャプション制御コードとそのタイミングを利用してキャプションデータと音
声データを記録、再生する方法および装置について、詳細に説明する。
【0009】 図1は本発明に係るキャプションデータと音声データの記録と再生のための装
置のブロック図である。命令入力装置10は記録命令や再生命令など使用者が選
択した命令をマイコン11に伝達する。キャプションデータと音声データの記録
のために、ビデオカセットレコーダ(VCR)から出力された映像信号が映像入
力ターミナル12を介してクローズドキャプション・デコーダ13に入力され、
VCRから出力された音声信号が音声入力ターミナル14を介してアナログ−デ
ジタル変換器(ADC)15に入力される。ADC15は入力されたアナログ音
声信号をデジタル音声データに変換する。入力バッファ16は音声データをいわ
ゆるFIFO(First-In First-Out)方式で記録する。入力バッファ16は最大
時間dtlの音声データを蓄積することができる。もしマイコン11から信号が
なければ、入力バッファ16は時間dtl後に最初に入力された音声データを消
す。クローズドキャプション・デコーダ13は、入力された映像信号から2バイ
トのクローズドキャプションデータを抽出し、デコードする。キャプション文字
やキャプション文字の位置、属性に関する情報を含むデコードされたキャプショ
ンデータはバス17を介してマイコン11に伝達される。マイコン11はキャプ
ションデータをメモリ18に記録し、またこのキャプションデータを、キャプシ
ョンデータをモニター20に表示するための映像制御装置19に伝達する。キャ
プション・デコーダ13はまた、キャプション表示とキャプション消去を指示す
るキャプション制御コードを検出する。キャプション表示を指示するキャプショ
ン制御コードを検出したときは、キャプション・デコーダ13はマイコン11に
信号を送る。このとき、マイコン11はこれまでに記録されたキャプションデー
タブロックの最終メモリアドレスをメモリ18に記録し、音声データの入力バッ
ファ16からの蓄積を開始し、この音声データブロックの先頭メモリアドレスを
メモリ18に記録する。ここで、メモリ18はキャプションデータを記憶するキ
ャプションメモリ、音声データを記憶する音声メモリ、およびキャプションデー
タブロックの最終メモリアドレスと音声データの先頭メモリアドレスを記憶する
アドレスメモリによって構成されることが好ましい。キャプション消去を指示す
るキャプション制御コードを検出したときは、キャプション・デコーダ13はマ
イコン11に信号を送り、マイコン11は、このキャプション制御コードの受信
時間に対応する音声データのメモリアドレスをメモリ18に記録する。入力バッ
ファ16が音声データを時間dtlだけ遅延させるため、キャプション制御コー
ドの受信時間に対応する音声データのメモリアドレスは、時間dtlに相当する
音声データの総メモリアドレスを、このキャプション制御コード受信時間にメモ
リ18に記録された音声データのメモリアドレスに加えることによって得られる
。もし、キャプション・デコーダ13が所定時間dt2内に、次の、キャプショ
ン表示を示すキャプション制御コードを受けないときは、マイコン11はその時
間dt2後に、すなわち、時間dt2分の音声データをさらに記録した後、記録
を停止する。キャプション・デコーダ13は、もし、時間dt2内にクローズド
キャプションデータを抽出してデコードしたときは、このデコードされたキャプ
ションデータをマイコン11に供給する。このとき、マイコン11は引き続き音
声データを記録しつつ、このキャプションデータをメモリ18に記録し、このキ
ャプションデータを映像制御装置19に転送する。キャプション・デコーダ13
は、もし、時間dt2内にキャプション表示を指定するキャプション制御コード
を検出したときは、マイコン11に信号を送る。このとき、マイコン11は引き
続き音声データを記録しつつ、次のキャプションデータブロックの最終メモリア
ドレスとメモリ18に記録された音声データのメモリアドレスを記録する。この
音声データのメモリアドレスが次の音声データブロックの先頭メモリアドレスと
なる。これらの処理は、キャプションデータブロックと、このキャプションデー
タブロックに対応する会話のみを含む音声データブロックを記録するために、繰
り返される。
【0010】 キャプションデータと音声データの再生命令が命令入力装置10を介して入力
されると、マイコン11は音声データをメモリ18から出力バッファ21に転送
し、キャプションデータブロックをメモリ18から映像制御装置19に転送する
。デジタル−アナログ変換器(DAC)22は音声データをアナログ音声信号に
変換し、このアナログ音声信号はスピーカー23によって音声として出力される
。映像制御装置19はキャプションデータブロックをモニター20に表す。映像
制御装置19は複数のキャプションデータブロックを様々な方法でモニター20
に表すことができる。例えば映像制御装置19は、モニター20の最上行からキ
ャプションデータブロックの表示を始めて、次のキャプションデータブロックを
受けるとこれをすでに表示したキャプションデータブロックの下に表示する。い
くつかのキャプションデータブロックをモニター20に表示した後、その次のキ
ャプションデータブロックを表示するスペースがないときは、映像制御装置19
は表示したキャプションデータブロックをスクロールアップし、次のキャプショ
ンデータブロックをモニター20の最下部に表示する。出力バッファ21へ転送
される音声データのメモリアドレスが、キャプション消去を指示するキャプショ
ン制御コードの受信時間に対応する音声データのメモリアドレスであるとき、マ
イコン11は次のキャプションデータブロックを映像制御装置19に転送する。
このような処理を繰り返して、キャプションデータと音声データを再生する。
【0011】 図2はポップ−オン・キャプションモードにおいてキャプションデータと音声
データを記録する方法を示すフローチャートである。ステップS1において、キ
ャプション・デコーダ13は入力された映像信号から2バイトのクローズドキャ
プションデータを抽出し、デコードする。このクローズドキャプションデータが
キャプション表示を指定するEOCコードでないときは、キャプション・デコー
ダ13はデコードされたキャプションデータをマイコン11に供給する(ステッ
プS2)。ステップS3において、マイコン11はキャプションデータをメモリ
18に記録し、このキャプションデータを映像制御装置19に転送する。映像制
御装置19はこのキャプションデータをモニター20に表示する。ステップS3
の後、ステップS1に戻る。これらの処理は、EOCコードがキャプション・デ
コーダ13によって受信され検出されるまで繰り返される。ステップS1におい
てEOCコードが受信され検出されたときは、ステップS2において、キャプシ
ョン・デコーダ13はマイコン11に信号を送る。このとき、マイコン11はス
テップS4において、記録されたキャプションデータブロックの最終メモリアド
レスLADDR[C]をメモリ18に記録する。ステップS5において、マイコ
ン11は入力バッファ16から受けた音声データの記録を開始し、この音声デー
タブロックの先頭メモリアドレスSADDR[A]をメモリ18に記録する。こ
のメモリアドレスLADDR[C],SADDR[A]はEOCコードの受信時
間を意味する。
【0012】 入力バッファ16は最大時間dt1の音声データを記録することができる。マ
イコン11からの信号がないときは、入力バッファ16は時間dt1後に最初に
入力された音声データを消す。キャプション・デコーダ13が時間tにEOCコ
ードを検知したとき、マイコン11はEOCコードが受信される前の時間t−d
t1から音声データを記録する。なぜなら、入力バッファ16が音声データを時
間dt1だけ遅延するからである。このため、EOCコードの受信時間に該当す
る音声データのメモリアドレスはSADDR(A)+Bとなり、ここでBは時間
dt1に相当する音声データの総メモリアドレスである。時間dt1は、オフラ
イン・キャプショニングでは約1秒程度が好ましい。これにより、キャプション
データブロックに対応する会話の開始部分を切らないで記録することができる。
ステップS6において、クローズドキャプションデータが受信されたとき、キャ
プション・デコーダ13はクローズドキャプションデータを抽出しデコードする
。もし、このクローズドキャプションデータがキャプション消去を指示するED
Mコードでないときは、ステップS7において、キャプション・デコーダ13は
キャプションデータをマイコン11に供給する。ステップS8では、マイコン1
1は引き続き音声データを記録しながら、キャプションデータをメモリ18に記
録し、このキャプションデータを映像制御装置19に転送する。ステップS8の
後、ステップS6に戻る。
【0013】 ステップS6においてEDMコードが受信され検知されたとき、ステップS7
においてキャプション・デコーダ13はマイコン11に信号を送り、マイコン1
1はEDMコード受信時間に対応する音声データのメモリアドレスをメモリ18
に記録する(ステップS9)。もし、EDMコード受信時間にメモリ18に記録
された音声データのメモリアドレスがEADDR[A]であるとき、EDMコー
ド受信時間に対応する音声データのメモリアドレスは、時間dt1に相当する音
声データの総メモリアドレスBをEADDR[A]に加えた値、すなわち(EA
DDR[A]+B)となる。(EADDR[A]+B)はキャプション消去アド
レスとしてメモリに記憶される。本実施形態では、EDMコードが受信されたと
きでさえ、映像制御装置19は引き続きキャプションデータブロックをモニター
20に表示する。ステップS10において、マイコン11はメモリ18に記録さ
れた音声データのメモリアドレスが、音声データのメモリアドレスEADDR[
A]+B+Dを越えたか否かを判断する。ここで、Dは所定時間dt2に対応す
る音声データの総メモリアドレスである。もし、記録された音声データのメモリ
アドレスがEADDR[A]+B+Dに達するまでクローズドキャプションデー
タが受信されないときは(ステップS11)、ステップS14に進み、マイコン
11は音声データの記録を停止する。さらに時間dt2に対応する音声データを
記録することによって、キャプションデータブロックに対応する会話の最終部分
を切らないようにする。ステップS14の後、ステップS1に戻る。もし、記録
された音声データのメモリアドレスがEDDR[A]+B+Dに達する前にクロ
ーズドキャプションデータが受信され、キャプション・デコーダ13によってデ
コードされ(ステップS11)、かつ、このクローズドキャプションデータがE
OCコードでないときは、ステップS12において、キャプション・デコード1
3はデコードされたキャプションデータをマイコン11に供給する。このときス
テップS13において、マイコン11はキャプションデータをメモリ18に記録
し、このキャプションデータを映像制御装置19に転送する。ステップS13の
後、ステップS10に戻る。記録された音声データのメモリアドレスがEADD
R[A]+B+Dに達する前に、ステップS11,S12において、EOCコー
ドが受信され、キャプション・デコーダ13によって検知されたときは、ステッ
プS4に戻る。このような方法によって、キャプションデータブロックとこれに
対応する会話のみを含む音声データブロックを記録することができる。
【0014】 キャプションデータブロックの最終メモリアドレス、音声データブロックの先
頭メモリアドレス、およびEDMコード受信時間に対応する音声データのメモリ
アドレスすなわちキャプション消去アドレスは、記録されたキャプションデータ
と音声データを再生するために利用される。
【0015】 図3はポップ−オン・キャプションモードにおけるキャプションデータブロッ
ク、音声データブロックおよび会話のタイミング図である。時間t1においてE
OCコードが受信され、キャプションデータブロックC1が画面に表示される。
時間t2においてEDMコードが受信される。オフライン・キャプショニングで
は、会話とキャプションデータブロックとはほぼ時間的に一致するので、キャプ
ションデータブロックC1に該当する会話D1はほぼ時間t1に開始され、ほぼ
時間t2に終了する。本実施形態では、キャプションデータブロックはEDMコ
ードの受信によって画面から消去はされない。同様に、時間t3においてEOC
コードが受信されキャプションデータブロックC2が画面に表示され、時間t4
においてEDMコードが受信される。キャプションデータブロックC2に対応す
る会話D2はほぼ時間t3に開始され、ほぼ時間t4に終了する。時間t5にE
OCコードが受信され、キャプションデータブロックC3が画面に表示され、時
間t6にEDMコードが受信される。キャプションデータブロックC3に対応す
る会話D3はほぼ時間t5に開始され、ほぼ時間t6に終了する。時間(t1−
dt1)から時間(t2+dt2)まで記録された音声データブロックA1は会
話D1を含む。時間(t3−dt1)から時間(t4+dt2)まで記録された
音声データブロックA2は会話D2を含み、時間(t5−dt1)から時間(t
6+dt2)まで記録された音声データブロックA3は会話D3を含む。この例
では、時間t2とt3との時間間隔は(dt1+dt2)よりも大きく、時間t
4とt5との時間間隔はdt1やdt2よりも小さい。
【0016】 図4は図3に示すキャプションデータ、音声データおよびメモリアドレスデー
タのメモリマップを示す。すなわち、キャプションデータが記憶されるキャプシ
ョンメモリ、音声データが記憶される音声メモリ、並びに、キャプションデータ
ブロックの最終メモリアドレス、音声データの先頭メモリアドレスおよびキャプ
ション消去アドレスが順次記憶されるアドレスメモリを示している。キャプショ
ンデータブロックC1の最終メモリアドレスLADDR[C1]と音声データブ
ロックA1の先頭メモリアドレスSADDR[A1]が、EOC受信時間t1に
アドレスメモリに記録される。EDMコード受信時間t2のときに音声メモリに
記録された音声データのメモリアドレスはEADDR[A1]である。入力バッ
ファの遅延時間dt1に対応する音声データの総メモリアドレスBをメモリアド
レスEADDR[A1]に加えることによって、EDMコード受信時間t2に対
応する音声データのメモリアドレスすなわちキャプション消去アドレスEADD
R[A1]+Bが得られ、時間t2でアドレスメモリに記録される。所定時間d
t2に対応する音声データの総メモリアドレスDをメモリアドレスEADDR[
A1]+Bに加えることによって、音声データブロックA1の最終メモリアドレ
スEADDR[A1]+B+Dが得られる。同様に、キャプションデータブロッ
クC2の最終メモリアドレスLADDR[C2]と音声データブロックA2の先
頭メモリアドレスSADDR[A2]とが、時間t3でアドレスメモリに記録さ
れ、EDMコード受信時間t4に対応する音声データのメモリアドレスすなわち
キャプション消去アドレスEADDR[A2]+Bが、時間t4でアドレスメモ
リに記録される。音声データブロックA2の最終メモリアドレスはEADDR[
A2]+B+Dである。キャプションデータブロックC3の最終メモリアドレス
LADDR[C3]と音声データブロックA3の先頭メモリアドレスSADDR
[A3]が、時間t5でアドレスメモリに記録される。EDMコード受信時間t
6に対応する音声データのメモリアドレスすなわちキャプション消去アドレスE
ADDR[A3]+Bが、時間t6でアドレスメモリに記録される。音声データ
ブロックA3の最終メモリアドレスはEADDR[A3]+B+Dである。
【0017】 図5はキャプションデータと音声データを再生する方法を示すフローチャート
である。使用者は、命令入力装置10において再生命令を選択することによって
キャプションデータと音声データの再生を開始する。ステップP1において、マ
イコン11はメモリ18から第1の音声データブロックA1の先頭メモリアドレ
スを読み出し、音声データをメモリ18から出力バッファ21へ転送する。DA
C22は音声データをアナログ音声信号に変換し、このアナログ音声信号はスピ
ーカー23によって音に変換される。ステップP21において、マイコン11は
メモリ18から第1のキャプションデータブロックC1の最終メモリアドレスL
ADDR[C1]を読み出す。ステップP31において、マイコン11はキャプ
ションデータブロックC1をメモリ18から映像制御装置19に転送する。映像
制御装置19はキャプションデータブロックをモニター20に表示する。ステッ
プP41において、マイコン11はEDMコード受信時間に対応する音声データ
のメモリアドレスすなわちキャプション消去アドレスEADDR[A1]+Bを
メモリ18から読み出す。ステップP51において、マイコン11は転送された
音声データのメモリアドレスをメモリアドレスEADDR[A1]+Bと比較す
る。もし、転送された音声データのメモリアドレスがEADDR[A1]+Bよ
りも小さく、かつ、ステップP61で停止命令が命令入力装置10に入力された
ときは、処理を終了する。もし、ステップP51において、転送された音声デー
タのメモリアドレスがEADDR[A1]+B以上のときは、ステップP22に
進み、マイコン11は第2のキャプションデータブロックの最終メモリアドレス
を読み出す。第1のキャプションデータブロックC1と第1の音声データブロッ
クA1に対するこのような処理は、第2のキャプションデータブロックC2と第
2の音声データブロックA2に対して繰り返しされる。このような処理は、全て
キャプションデータブロックと音声データブロック、すなわち図5における第1
ブロックから最終の第nブロックまで、繰り返される。もし、最終の第nブロッ
クにおいて、転送された音声データのメモリアドレスがEADDR[An]+B
以上であるときは、ステップP7に進み、マイコン11は最後の音声データが転
送されるまで音声データを出力バッファ21へ転送し続ける。最後の音声データ
が転送された後、処理を終了する。
【0018】 図6は音声一時停止と音声繰り返し機能を有するキャプションデータと音声デ
ータの再生方法を示すフローチャートである。音声一時停止と音声繰り返し機能
のための処理が図5に示すフローチャートに追加されている。図7は図6の第i
ブロックにおける音声一時停止と音声繰り返し機能の処理を示すフローチャート
である。もし、第iキャプションデータブロックCiと第i音声データブロック
Aiが再生されているときに音声一時停止命令が命令入力装置10に入力される
と(ステップP7i)、マイコン11はステップP8iにおいて音声データを出
力バッファ21へ転送するのを中止する。音声再開命令が命令入力装置10に入
力されると(ステップP9i)、マイコン11は再び音声データの出力バッファ
21への転送を開始し(ステップP10i)、ステップP11iに進む。音声繰
り返し命令が命令入力装置10に入力されると(ステップP11i)、マイコン
11はメモリ18から第(i−1)音声データブロックの先頭メモリアドレスS
ADDR[Ai−1]を読み出す(ステップP12i)。ステップP13iにお
いて、マイコン11は音声データをメモリアドレスSADDR[Ai−1]から
出力バッファ21へ転送して、第(i−1)音声データブロックを再生する。ス
テップP13iの後、ステップP4iに戻る。このような処理が、図6における
第2ブロックから最後の第nブロックまで繰り返される。
【0019】 図8はキャプションデータブロックをスキャンし、選択したキャプションデー
タブロックに対応する音声データブロックを再生する方法を示すフローチャート
である。キャプションデータブロックのスキャン命令が命令入力装置10に入力
されると、ステップT11において、マイコン11はメモリ18から第1のキャ
プションデータブロックC1の最終メモリアドレスLADDR[C1]を読み出
す。ステップT21において、マイコン11は第1のキャプションデータブロッ
クC1を映像制御装置19へ転送し、映像制御装置19はこの第1のキャプショ
ンデータブロックC1をモニター20に表示する。もし、次のキャプション命令
が命令入力装置10に入力されると(ステップT31)、第2のキャプションデ
ータブロックC2のためのステップT12に進む。もし、音声再生命令が命令入
力装置10に入力されると(ステップT41)、ステップT51において、マイ
コン11は第1の音声データブロックA1の先頭メモリアドレスSADDR[A
1]とEDMコード受信時間に対応する音声データのメモリアドレスすなわちキ
ャプション消去アドレスEADDR[A1]+Bをメモリ18から読み出す。ス
テップT61では、メモリアドレスSADDR[A1]からEADDR[A1]
+B+Dまでの第1の音声データブロックA1が出力バッファ21へ転送される
。音声データはDAC(22)によってアナログ音声信号に変換され、スピーカ
ー23によって音に変換される。ステップT61の後、ステップT71に進む。
もし、前のキャプション命令が命令入力装置10に入力されると(ステップT7
1)、“前のキャプションなし”をモニター20に表示し(ステップT81)、
ステップT91に進む。もし、停止命令が命令入力装置10に入力されると(T
91)、処理は終了する。このような第1のキャプションデータブロックに対す
る処理は、ステップT82を除き、第2のキャプションデータブロックのために
繰り返される。もしステップT72において、過去のキャプション命令が入力さ
れると、ステップT82において、第1のキャプションデータブロックのステッ
プT11に戻る。第2のキャプションデータブロックに対する処理は、残りのキ
ャプションデータブロックについて繰り返される。もし、最後の第nのキャプシ
ョンデータブロックのステップT3nにおいて次のキャプション命令が入力され
たら、”次のキャプションなし”をモニター20に表示して(T10)、ステッ
プT3nに戻る。
【0020】 上の実施形態では、キャプションデータと音声データを記録するために、ポッ
プ−オン・キャプションモードにおいてEOCコードとEDMコードが用いられ
た。ところが、ペイント−オンまたはロール−アップ・キャプションモードでは
、会話の開始時間と終了時間を得るために他のキャプション制御コードを用いる
ことができる。ペイント−オン・キャプションモードでは、RDC(Reseume Di
rect Captioning )コードとEDMコードを用い得るし、ロール−アップ・キャ
プションモードではRCL(Resume Roll Up)コードとEDM(またはCR)コ
ードを用い得る。
【0021】 以上説明したように、キャプションデータと音声データの記録再生を行う方法
と装置において、キャプションデータブロックとこのキャプションデータブロッ
クに対応する会話のみを含む音声データを、記録し、また再生することができる
。また、この装置で使用者はキャプションデータブロックをスキャンすることが
でき、キャプションデータブロックを選択して、そのキャプションデータブロッ
クに対応する音声データブロックを再生することができる。したがって、使用者
は、繰り返し、キャプションデータブロックを読むとともに、このキャプション
データブロックに対応する会話を聴くことができるので、本装置は、使用者が語
学を学習するのに有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャプションデータと音声データを記録再生する装置のブロック図である。
【図2】 キャプションデータと音声データを記録する方法を示すフローチャートである
【図3】 キャプションデータブロック、音声データブロックおよび会話のタイミング図
である。
【図4】 メモリにおける、キャプションデータ、音声データおよびメモリアドレスのメ
モリマップである。
【図5】 キャプションデータと音声データを再生する方法を示すフローチャートである
【図6】 音声一時停止と音声繰り返し機能を有するキャプションデータと音声データの
再生方法を示すフローチャートである。
【図7】 図6の第iブロックにおける音声一時停止と音声繰り返し処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】 キャプションデータブロックをスキャンする方法を示すフローチャートである
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月18日(2002.9.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 キャプションデータと音声データの再生方法およびこれを利用したディスプレ
ー装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプションデータとオーディオデータを記録する方法にお
    いて、 入力されたオーディオ信号をデジタルオーディオデータに変換し、 入力バッファに記録することにより、上記オーディオデータを遅延させ、 入力された映像信号からクローズドキャプションデータを抽出してデコードし
    、 もし、デコードされたキャプションデータがキャプション表示やキャプション
    消去を指定するキャプション制御コードでなければ、上記デコードされたキャプ
    ションデータをメモリに記録し、 キャプション表示を指定するキャプション制御コードが受信されたとき、オー
    ディオデータをメモリに記録し始め、記録されたキャプションデータブロックの
    最終メモリアドレスとオーディオデータブロックの先頭メモリアドレスを表示し
    、 キャプション消去を指定するキャプション制御コードが受信されたとき、上記
    キャプション消去を指定するキャプション制御コード受信時間に該当するオーデ
    ィオデータのメモリアドレスを表示し、 もし、一つの定められた時間内にクローズドキャプションデータが受信されな
    いと、上記キャプション消去を指定するキャプション制御コード受信時間から上
    記定められた時間に該当するオーディオデータをさらに記録した後にオーディオ
    データの記録を停止し、 もし、上記定められた時間内にクローズドキャプションデータが受信されデコ
    ードされれば、デコードされたキャプションデータをメモリに記録し、 キャプション表示を指定するキャプション制御コードが上記定められた時間内
    に受信されば、次のキャプションデータ・ブロックの最後のメモリアドレスと次
    のオーディオデータ・ブロックの開始メモリアドレスを表示する ことを特徴とするキャプションデータとオーディオデータを記録する方法。
  2. 【請求項2】 上記キャプション消去を指定するキャプション制御コード受
    信時間に該当するオーディオデータのメモリアドレスは、上記入力バッファの遅
    延時間に該当するオーディオデータの総メモリアドレスを上記キャプション消去
    を指定するキャプション制御コード受信のとき、メモリに記録されるオーディオ
    データのメモリアドレスに加えることにより得られる ことを特徴とする請求項1記載のキャプションデータとオーディオデータを記録
    する方法。
  3. 【請求項3】 キャプションデータとオーディオデータを記録するとき、表
    示したキャプションデータブロックの最終メモリアドレスとオーディオデータブ
    ロックの先頭メモリアドレスとキャプション消去を指定するキャプション制御コ
    ード受信時間に該当するオーディオデータのメモリアドレスに従って、メモリに
    記録されたキャプションデータとオーディオデータを再生する方法において、 メモリからオーディオデータブロックの先頭メモリアドレスを読取り、上記先
    頭メモリアドレスから始まるオーディオデータブロックを再生し、 上記オーディオデータブロックに該当するキャプションデータブロックの最終
    メモリアドレスをメモリから読取り、モニターに上記キャプションデータブロッ
    クを表示し、 再生されるオーディオデータのメモリアドレスがキャプション消去を指定する
    キャプション制御コード受信時間に該当するオーディオデータのメモリアドレス
    に到達するとき、次のキャプションデータブロックの最終メモリアドレスをメモ
    リから読取り、モニターに上記次のキャプションデータ・ブロックを表示し、 もし、命令が入力されないと上の過程を繰り返し、 もし、音声装置命令が入力されば、オーディオデータの再生を中断し、もし、
    引き続き命令が入力されば、オーディオデータの再生を継続し、 もし、音声反復命令が入力されば、以前のオーディオデータブロックの先頭メ
    モリアドレスをメモリから読取り、上記以前のオーディオデータブロックの先頭
    メモリアドレスからオーディオデータを再生する ことを特徴とするキャプションデータとオーディオデータを再生する方法。
  4. 【請求項4】 キャプションデータとオーディオデータを記録するとき、表
    示したキャプションデータブロックの最終メモリアドレスとオーディオデータブ
    ロックの先頭メモリアドレスとキャプション消去を指定するキャプション制御コ
    ード受信時間に該当するオーディオデータのメモリアドレスに従って、キャプシ
    ョンデータをスキャンする方法において、 キャプションデータブロックの最終メモリアドレスをメモリから読取り、上記
    キャプションデータブロックをモニターに表示し、 もし、次のキャプション命令が入力されば、次のキャプションデータブロック
    の最終メモリアドレスをメモリから読取り、上記次のキャプションデータブロッ
    クをモニターに表示し、 もし、音声再生命令が入力されれば、上記キャプションデータブロックに該当
    するオーディオデータブロックの先頭と最終メモリアドレスをメモリから読取り
    、上記オーディオデータブロックを再生し、もし、以前のキャプション命令が入
    力されば以前のキャプションデータブロックの最終メモリアドレスをメモリから
    読取り、上記以前のキャプションデータ・ブロックをモニターに表示する ことを特徴とするキャプションデータ・ブロック等をスキャンする方法。
  5. 【請求項5】 上記オーディオデータ・ブロックの最終メモリアドレスは、
    一つの定められた時間に該当するオーディオデータの総メモリアドレスを上記キ
    ャプション消去を指定するキャプション制御コード受信時間に該当するオーディ
    オデータのメモリアドレスに加えることにより得られる ことを特徴とする請求項4記載のキャプションデータ・ブロック等をスキャンす
    る方法。
  6. 【請求項6】 入力された映像信号からクローズドキャプションデータを抽
    出してデコードするキャプションデコーダと、 入力されたオーディオ信号をデジタル・オーディオデータに変換するアナログ
    −デジタル変換器と、 上記オーディオデータを記録することにより、上記オーディオデータを遅延さ
    せる入力バッファと、 デコードされたキャプションデータとオーディオデータを記録するメモリと、 キャプションデータの画面表示を制御する映像制御装置と、 キャプションデータを表すモニターと、 メモリから転送されるオーディオデータを記録する出力バッファと、 オーディオデータをアナログ・オーディオ信号に変換するデジタル−アナログ
    変換器と、 アナログ・オーディオ信号を音に変えるスピーカーと、 デコードされたキャプションデータとオーディオデータをメモリに記録し、上
    記キャプションデコーダから信号が受信されるとき、オーディオデータとキャプ
    ションデータのメモリアドレス等を表示し、上記表示されたメモリアドレスに従
    って、キャプションデータをメモリから映像制御装置に転送し、オーディオデー
    タをメモリから出力バッファに転送するマイコンと、 上記マイコンに命令等を転送する命令入力装置から構成される ことを特徴とするキャプションデータとオーディオデータを記録し再生する装置
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