JP2003526151A - フリップフロップ準安定性を使用する乱数生成方法および装置 - Google Patents

フリップフロップ準安定性を使用する乱数生成方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル技術だけを利用でき、かつ非常に少くないゲートからなる乱数生成方法および装置を提供する。 【解決手段】 フリップフロップの準安定動作を利用して、乱数を生成する方法および装置が開示される。フリップフロップは、フリップフロップのセットアップ時間または保持時間(または、両方)を故意に乱す入力信号でクロック動作して、準安定動作を保証する。フリップフロップの準安定動作が、乱数を生成する機構を実現する。フリップフロップへの遅延入力によって、フリップフロップの準安定出力は、クロック源に対して非同期になる。したがって、フリップフロップの準安定出力をクロック源と同期させる同期回路が開示される。フリップフロップの同期出力は、入力波形と比較され、出力信号が入力信号に一致していないかどうかが決定され、準安定状態が表示される。準安定事象が検出された時、出力ビットがランダムビットとして与えられる。第2の実施形態は、誤りと誤りの間の時間遅延を利用して、乱数を生成する。第3の実施形態は、特定の種類のフリップフロップについて、準安定はほとんどゼロ(または1)で起こるとみなし、ゼロの半分を「1」として、ゼロの他の半分を「ゼロ」として「印を付ける」ことで、一様な乱数分布を得る。さらに、1の半分を「1」として印を付け、1の他の半分を「ゼロ」として印を付ける。第4の実施形態は、準安定動作がより頻繁に起こるようにクロックと入力の間の遅延を調整することを、プロセス変動の主な原因とする。第5の実施形態は、n個の回路のうちの少なくとも1つが特定の時間に不安定であるように、n個の異なったフリップフロップを有する複数の回路を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は乱数生成器に関し、より詳細には、フリップフロップ準安定を使用し
て乱数を生成するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フリップフロップおよびラッチは、例えば、サンプリング素子、計数素子、お
よび記憶素子として、コンピュータおよび他の電子デバイスで広く使用されてい
る。D型フリップフロップ(「データ」)、RSラッチ(「リセットとセット」
)、JKフリップフロップ(JとKの入力を有する)およびTフリップフロップ
(1入力だけを有する)などのいくつかの種類のフリップフロップが開発されて
いる。D型フリップフロップは、例えば、クロック動作フリップフロップであり
、これの出力は1クロックパルスだけ遅延される。
【0003】 従来のRSラッチ100を図1Aに示す。図1Aのように、RSラッチ100
は、2個のNORゲート110と120で構成される。2個のNORゲート11
0、120の出力は、反対側のNORゲートのそれぞれの入力に交差接続されて
いる。このようにして、NORゲート110は、入力として、NORゲート12
0の出力とリセット信号Rとを受け取る。同様に、NORゲート120は、入力
として、NORゲート110の出力とセット信号Sとを受け取る。
【0004】 つい最近、図1Aに示す簡単なラッチが、図1Bに示すD型フリップフロップ
150のようなエッジトリガフリップフロップで置き換えられた。エッジトリガ
フリップフロップは、立上りまたは立ち下がりのクロックエッジおよびデータ入
力に基づいて、状態を変える。従来のD型フリップフロップ150を図1Bに示
す。そのようなD型フリップフロップは、クロック信号に対して予期できないタ
イミングを有する非同期ディジタル信号の論理状態を検出するために使用される
ことが多い。非同期信号が、フリップフロップ150のクロック入力CLKに加
えられ、一方で、検出すべき非同期信号のディジタル論理レベルがD入力に向け
られる。そのとき、検出された信号がQ出力ラインに生成される。その後、D入
力の入力信号が変化する度に(リセット信号がいつまでも接地につながれている
限りで)フリップフロップ150は状態を変える。
【0005】 図1Aに示すラッチ100は準安定になりやすいことは周知である。準安定に
ついての詳細な説明は、例えば、Application Note, A M
eta−Stability Primer, AN219, Philips
Semiconductors (Nov.15,1989)を参照されたい
。この参照によりその内容を本願明細書に引用したものとする。一般に、ラッチ
100の両方の入力がHIGH論理値(「11」)に設定され、次に、LOW論
理値(「00」)にリセットされる時、準安定が起こる。この条件の下で、ラッ
チ出力は、統計的に公知のやり方で予想不可能に振動することができる。理論で
は、ラッチ100は、無期限に振動することができる。しかし、実際には、ラッ
チ100はでたらめに変わり、論理LOWかHIGHかいずれかのランダムな出
力値になる。一般に、この準安定値は、その後、ある特定の用途の他の回路で検
出され、異なる論理レベル状態とみなすことができる。
【0006】 さらに、図1Bに示すエッジトリガフリップフロップ150は、フリップフロ
ップのセットアップ時間または保持時間を乱した時、準安定になることができる
。全てのエッジトリガフリップフロップ150の内部に、エッジ検出回路で信号
が供給されているラッチ100があるので、エッジトリガフリップフロップ15
0は準安定になりやすい。セットアップ時間または保持時間を乱した場合、内部
ラッチ100は、準安定状態をトリガすることができる入力に従う。
【0007】 大抵の用途で、特に、非同期信号の論理レベル状態を確実に検出することを必
要とする用途では、そのような準安定動作は望ましくない。したがって、準安定
になり易くないフリップフロップを実現するいくつかの方法が提案または示唆さ
れている。例えば、カリフォルニア州サニーヴェールのPhilips Sem
iconductorsは、準安定のない特性を示す一群の集積回路を供給して
いる。例えば、Application Note, Synchronizi
ng and Clock Driving Solutions−Using
the 74F50XXX Family, AN220, Philips
Semiconductors (Sept.,1989)を参照されたい。
このApplication Noteを参照することによりその内容を本願明
細書に引用したものとする。さらに、Rackleyに発行された米国特許第5
,365,122号は、準安定に対して耐性のあるRSラッチを開示している。
【0008】 ポーカー、ルーレット、およびスロットマシーンのような確率のゲームなどの
多くの用途および電子装置では、乱数が必要である。特に、多数の暗号アルゴリ
ズムおよびプロトコルは、予期不可能な乱数ソースに依存して、安全な電子通信
などを実現する。乱数を生成するために使用できる装置は沢山ある。乱数生成器
の評価では、いくつかの要素が重要である。例えば、乱数生成器は、指定された
範囲の数で全ての可能な並べ換えを生成できることが望ましい。さらに、乱数生
成器は、片寄っていてはいけないし、どのような数も他のどの数とも同じ確率で
生成しなければならない。さらに、乱数生成器は、前の結果の全体の大きさに関
係なく、予期できない乱数を生成しなければならない。このように、乱数は完全
に予期不可能で、かつ外部の影響を受けないものでなければならない。したがっ
て、理想的な乱数生成器では、ランダム性のソースとして、放射性崩壊またはツ
ェナーダイオードのアナログ雑音などの自然の力を使用した。自然の力は予期で
きないし影響も受けないという点では、これらの装置は基本的に完全である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
多くのコンピュータ生成乱数は容易に予期することができ、安全システムまた
は確率のゲームの障害につながる。ハードウェアをベースにした乱数生成器は、
一般に、ディジタル集積回路上に集積することが困難なアナログデバイスを使用
して組み立てられる。さらに、それは、電源の雑音およびコンピュータシステム
内の局所的な的な電子雑音に反応するという点で、気まぐれであることが多かっ
た。このようにして、スマートカードまたは一般的なパーソナルコンピュータの
ような多くのシステムで実施するには、そのような生成器は経済的でなかった。
【0010】 したがって、ディジタル技術だけを利用することができ、かつ非常に少くない
ゲートからなる乱数生成方法および装置が必要である。これによって、乱数生成
器から利益を受けるあらゆる製品に乱数生成器を容易に集積化することができる
ようになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
一般に、フリップフロップの準安定動作を利用して、乱数を生成する方法およ
び装置を開示する。本発明の第1の態様によれば、フリップフロップは、フリッ
プフロップのセットアップ時間または保持時間(または、両方)を故意に乱す入
力信号でクロック動作して、準安定動作を保証する。フリップフロップの準安定
動作が、乱数を生成する機構を実現する。
【0012】 フリップフロップへの入力によって、フリップフロップの準安定出力は、クロ
ック源に対して非同期になる。したがって、本発明の他の態様によれば、フリッ
プフロップの準安定出力をクロック源と同期させる周知の同期化回路が開示され
る。
【0013】 フリップフロップの同期出力は、入力波形と比較され、出力信号が入力信号に
一致していないかどうかが決定され、準安定状態が表示される。準安定事象が検
出された時に、出力ビットはランダムビットとして与えられる。
【0014】 本発明の第2の実施態様によれば、準安定事象間の時間遅延を、乱数を生成す
るために使用することができる。第1の実施態様は、準安定状態が一様な分布で
1またはゼロの誤りを生成するものとみなすが、第3の実施態様は、特定の種類
のフリップフロップについて、準安定は1つの2進値(ゼロか1かいずれか)で
より頻繁に起こるものとみなす。第3の実施態様は、ゼロの半分を「1」として
、ゼロの他の半分を「ゼロ」として「印を付ける」ことで、一様な乱数分布を得
る。さらに、1の半分を「1」として印を付け、他の半分を「ゼロ」として印を
付ける。このようにして、ゼロ状態または1状態で生じる誤りの比に無関係に、
ランダム出力ビットの分布は一様である。
【0015】 本発明の第4および第5の実施態様では、規則的にまたは確実に準安定になる
ようにフリップフロップの能力に影響を及ぼす、電圧または温度のようなプロセ
ス変動が主な原因となる。本発明の第4の実施態様は、準安定動作がより頻繁に
起こるようにするために、クロックと入力の間の遅延を調整する。本発明の第5
の実施態様では、n個の回路のうちの少なくとも1つが特定の時間に不安定であ
るように、n個の異なったフリップフロップを有する複数の回路を使用すること
がプロセス変動の主な原因となる。
【0016】 本発明の他の特徴および利点だけでなく、本発明のより完全な理解が、次の詳
細な説明および図面を参照することで得られるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
図2Aは、本発明による乱数生成器200の第1の実施形態を示す。本発明は
、フリップフロップの準安定動作が乱数を生成するための物理的な一手段を表す
ものと認識する。例えば、エッジトリガフリップフロップのセットアップ時間ま
たは保持時間を乱すことと組み合わせて、フリップフロップ自体のパラメータを
変えることで、規則的または確実に準安定になるフリップフロップまたはラッチ
を作ることができる点に留意されたい。
【0018】 本発明の第1の実施形態によれば、フリップフロップ210は、フリップフロ
ップ210のセットアップ時間または保持時間(または、両方)を故意に乱す入
力でクロック動作する。例えば、遅延215、220を使用して、セットアップ
時間または保持時間を乱すことができる。フリップフロップ210は、例えば、
D、TまたはJK型フリップフロップとして実現することができる。さらに、フリ
ップフロップ210は、当業者には明らかなように、簡単なラッチ100および
僅かに異なった回路として実現することができる。
【0019】 クロック源がクロック発振器230およびD型フリップフロップ225で生成
され、このD型フリップフロップのQバー出力がこれのD入力に帰還される。こ
のようにして、D型フリップフロップ225は、T型フリップフロップ(切換え
出力)と同じように動作して、2除算機構を実現する。このようにして、フリッ
プフロップ210のD入力が、1またはゼロで駆動される。
【0020】 図2Aおよび2Cで非常にはっきり理解されるように、クロック発振器230
で生成された波形Clockは、図2Aの「Clock」と印を付けたサンプル
点で得られる。2で除算するフリップフロップ225で生成された波形Inpu
tは、図2Aで「Input」と印を付けたサンプル点で得られる。同様に、遅
延215で生成された波形Input_Dおよび遅延220で生成された波形I
nput_clockは、図2Aの対応するサンプル点で得られる。
【0021】 図2Cに示すように、遅延215、220によるセットアップ時間または保持
時間(または、両方)を乱すことで、フリップフロップ210は、波形Meta
_stable_outで実証されるように、確実に準安定動作を示すようにな
る。さらに下で述べるように、フリップフロップ210の準安定動作により、乱
数を生成する機構が可能になる。
【0022】 遅延215、220からの遅延、およびフリップフロップ210自体の固有の
遅延のために、さらに最も重要なことには準安定動作による不均一な遅延で、波
形Meta_stable_outは、波形Clockに同期していない。この
ようにして、図2Aの乱数生成器200を同期の用途に適したものにするために
、波形Meta_stable_outを波形Clockと同期させる例示の機
構を図2Bに示す。図2Aおよび2Bの回路は、同じ文字の丸囲いをつないで接
続される点に留意されたい。
【0023】 図2Bに示す同期回路235は、いくつかの直列のフリップフロップ240〜
242を含み、これらの直列フリップフロップは容易に準安定状態に入らないよ
うに選ばれる。さらに、これらのフリップフロップ240〜242の1つが準安
定になった場合、クロック信号は、準安定フリップフロップの出力が安定になる
ことができるように十分長い比率でなければならない。その結果、信号が次のフ
リップフロップ240〜242でサンプリングされた時に、フリップフロップは
安定であるようになる。このようにして、各フリップフロップ240〜242に
より、波形Meta_Stable_outを波形Clockと同期させる確率
は向上し、一方で、準安定は取り除かれる。実際に、そのような回路の誤った動
作の機会は、十年を単位として測られるであろう。
【0024】 排他的論理和ゲート(「XOR」)250で、波形Meat_Stable_
outの同期を取られたものが、(2で除算するフリップフロップ225の出力
でサンプリングされた)波形Inputと比較される。1つの入力がHIGHで
ある場合、またこの場合だけ、XORゲート250の出力はHIGHであるので
、波形stable_outが入力信号と一致しない場合、XORゲート250
の出力(「Mistake」)はHIGHになる。XORゲート250の出力(
「Mistake」)がシフトレジスタ260のシフト入力に加えられ、シフト
レジスタ260は、Mistakeがある度に、stable_out信号から
上方にビットをシフトする。このようにして、本発明の第1の実施形態は、エラ
ー(誤り)のある度に、ビットを収集する。
【0025】 第1の実施形態は、準安定状態は一様な分布で1またはゼロの誤りを生成する
ものと想定している点に留意されたい。乱数生成器が一様な分布で1またはゼロ
を生成しない場合、乱数生成器は片寄っている点に、再度留意されたい。
【0026】 本発明の第2の実施形態によれば、誤りと誤りの間の時間遅延を使用して、乱
数を生成することができる。図3は、図2Bと同じ直列のフリップフロップ24
0〜242およびXORゲート250を含む同期回路300を示す。図3の同期
回路300は、図2Aの乱数生成器200と関連して動作する。直列のフリップ
フロップ240〜242は、図2Bに関連して上で説明したのと同じように動作
して、波形Meta_stable_outを波形Clockと同期させる。X
ORゲート250は、図2Bに関連して上で説明したのと同じように動作して、
Mistake信号を生成する。
【0027】 図3に示すように、同期回路300は2で除算するフリップフロップ310と
カウンタ320を含み、誤りと誤りの間の時間を測定する。カウンタ320は、
例えば4ビットカウンタとして実現される。カウンタの最下位ビット(LSB)
は、乱数を生成するために使用することができる。カウンタ320は、誤りごと
に、順次にオンとオフにされる。例えば、図2Cに示す波形について、誤りゼロ
と1の間に、6クロックサイクル(2進数=110)がある。このようにして、
2進カウンタ320は、ゼロ(LSB)のランダムビットを生成する。片寄りが
起こらないという条件で、時間間隔ごとに、より多くのランダムビットを抽出す
ることができる。従って、平均して、時間の50パーセント(50%)以上で現
れているビットを含めてはならない。これは、時間の半分以上でゼロのままであ
るMSBも含む。
【0028】 前に示したように、第1の実施形態は、準安定状態は一様な分布で1またはゼ
ロの誤りを生成すると想定した。しかし、ある特定の種類のフリップフロップで
、準安定がほとんどゼロ(または1)で起こることを実験結果が示す場合(すな
わち、フリップフロップ入力がゼロか1かいずれかの2進値である時に、ほとん
ど誤りが得られるということを示す場合)、ゼロの半分を「1」として、ゼロの
他の半分を「ゼロ」として「マークを付ける」ことで、さらに1の半分を「1」
として、1の他の半分を「ゼロ」として「マークを付ける」ことで、一様な分布
を得ることができる。このようにして、本発明の第3の実施形態によれば、波形
Inputのゼロの半分は「1」としてマークを付けられ、ゼロの他の半分は「
ゼロ」としてマークを付けられる。同様に、波形Inputの1の半分を「1」
としてマークを付け、1の他の半分を「ゼロ」としてマークを付ける。例示の実
施形態は、フリップフロップ入力がゼロの2進値である時、ほとんど誤りが得ら
れると想定している。
【0029】 図4Aに示すように、乱数生成器400は、フリップフロップ210、遅延2
15、220、D型フリップフロップ225、およびクロック発振器230を含
み、これらは、図2Aに関連して上で説明したのと同じように動作する。さらに
、乱数生成器400は、2で除算するフリップフロップ410を含み、このフリ
ップフロップ410は、波形Inputのゼロの半分を「1」として、ゼロの他
の半分を「ゼロ」として印を付ける図4Cに示すMark信号を生成する。
【0030】 図4Bは、図2Bと同じ直列のフリップフロップ240〜242、XORゲー
ト250、およびシフトレジスタ260を含む同期回路450を示す。図4Bの
同期回路450は、図4Aの乱数生成器400と関連して動作する。直列のフリ
ップフロップ240〜242は、図2Bに関連して上で説明したのと同じように
動作して、波形Meta_stable_outを波形Clockと同期させる
。XORゲート250は、図2Bに関連して上で説明したのと同じように動作し
て、Mistake信号を生成する。
【0031】 XORゲート250の出力(「Mistake」)は、図2Bと同じようして
シフトレジスタ260のシフト入力に加えられる。図2Bの同期回路では、入力
ラインはstable_out信号に接続されたが、同期回路450の入力ライ
ンはMark信号に接続される。このようにして、Mistakeがある度に、
シフトレジスタ260はMark信号からビットをシフトする。このようにして
、図4Cに示すように、ゼロの誤りに対して、ゼロに等しいビット(Mark信
号に基づいて)が取得される。同様に、1の誤りに対して、1に等しいビット(
Mark信号に基づいて)が取得される。
【0032】 乱数生成器400はまた、フリップフロップ210に入力された1に、「1」
か「0」かいずれかの印を付ける点に、再度留意されたい。このようにして、1
の状態で誤りが生じた場合、1の状態で作られた誤りのために、一様な分布のラ
ンダムビットが取得される。したがって、この回路は1の状態またはゼロの状態
で生じるエラーとエラーの間の片寄りに対して反応しない。
【0033】 電圧または温度のようなプロセス変動は、規則的な片寄りまたは確実な片寄り
で準安定になるフリップフロップの能力に影響を及ぼすことが分かった。したが
って、図5に示す本発明の第4の実施形態は、クロックと入力の間の遅延を調整
して、準安定動作がより頻繁に起こるようにする乱数生成器500を利用する。
図5に示すように、乱数生成器500は、図2に関連して上で説明したのと同じ
ように動作するフリップフロップ210、D型フリップフロップ225およびク
ロック発振器230を含む。さらに、乱数生成器500は、可変遅延215−V
AR、220−VARを含む。これらの遅延を実時間で調整して、誤りの数およ
び回路の生産性を増すことができる。
【0034】 同様に、図6に示す本発明の第5の実施形態は、異なるフリップフロップを有
する多数の回路610−1から610−nを、n個の回路の少なくとも1つが特
定の時間に準安定になるように利用することを、プロセス変動の原因としている
。セレクタ620はハードウェアまたはソフトウェアで実施することができる。
例えば、セレクタ620で、最も多くのビットを生成するフリップフロップ回路
610を選択する(ビットが生成されている場合、回路610は準安定状態にあ
る)。
【0035】 ゼロの半分が「1」として「印」を付けられ、他の半分が「ゼロ」として印を
付けられる本発明の第3の実施形態は、生成されたランダムビットに片寄りが無
いようにする作用がある点に留意されたい。当技術分野で周知のように、隣合う
ビットに排他的論理和動作を適用することで片寄りを取り除くことができる点に
も留意されたい。例えば、XORゲートが2ビットごとに与えられる場合、結果
は1ビットである。このようにして、出力は、ビットが少ないが(低生産性)、
より一様な乱数分布(片寄りがすくない)を有する。
【0036】 ここで開示された乱数生成器は、使用前に既知状態(かつ準安定でない状態)
にリセットしなければならない。さらに、カウンタを本発明の乱数生成器内に実
施して、シフトレジスタが一杯になったときを検出することができる。このよう
にして、カウンタは、シストがある度にインクリメントしなければならない。カ
ウンタは、プロセッサ割込みを生成して、生成ビットを取り返すことができる。
【0037】 ここに示し説明した実施形態および変形例は、単に本発明の原理を例証するも
のであり、当業者は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、様々な変
更例を実施できることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 従来のRSラッチを示す。
【図1B】 従来のD型フリップフロップを示す。
【図2A】 本発明による乱数生成器の第1の実施形態を示す。
【図2B】 図2Aの乱数生成器の出力をクロック源と同期させるために使用することがで
きる同期回路を示す。
【図2C】 図2Aおよび2Bの回路で生成された波形の組を示す。
【図3】 誤りと誤りの間の時間遅延を利用して乱数を生成する本発明の第2の実施形態
を示す。
【図4A】 本発明の第3の実施形態による乱数生成器を示す。
【図4B】 図4Aの乱数生成器の出力をクロック源と同期させるために使用することがで
きる同期回路を示す。
【図4C】 図4Aと4Bの回路で生成された波形の組を示す。
【図5】 クロックと入力の間の遅延を調整して準安定動作をより頻繁に起こるようにす
る本発明の第4の実施形態による乱数生成器を示す。
【図6】 本発明による第5の実施形態による乱数生成器を示す。
【符号の説明】
200,400,500 乱数生成器 210 フリップフロップ 230 局所的なクロック源 235,300,450 同期回路
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ロップについて、準安定はほとんどゼロ(または1)で 起こるとみなし、ゼロの半分を「1」として、ゼロの他 の半分を「ゼロ」として「印を付ける」ことで、一様な 乱数分布を得る。さらに、1の半分を「1」として印を 付け、1の他の半分を「ゼロ」として印を付ける。第4 の実施形態は、準安定動作がより頻繁に起こるようにク ロックと入力の間の遅延を調整することを、プロセス変 動の主な原因とする。第5の実施形態は、n個の回路の うちの少なくとも1つが特定の時間に不安定であるよう に、n個の異なったフリップフロップを有する複数の回 路を使用する。

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 準安定状態でフリップフロップを動作させるステップと、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成するステップと、 を備える乱数生成方法。
  2. 【請求項2】 前記フリップフロップのセットアップ時間を乱すことで、前記フリップフロッ
    プが前記準安定状態にされる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記フリップフロップの保持時間を乱すことで、前記フリップフロップが前記
    準安定状態にされる、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記フリップフロップは、準安定になり易いように構成される、請求項1に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記生成ステップは、前記フリップフロップの出力と供給された入力とが一致
    しない場合に、誤り信号内にビットを設定するステップをさらに備える、請求項
    1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記誤り信号によって、ランダムビットが得られるようになる、請求項5に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 前記フリップフロップの出力を局所的なクロック源と同期させるステップをさ
    らに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記同期化ステップを行う同期回路は、前記フリップフロップよりも準安定に
    なり易くない、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 乱数を生成するために、複数の前記ランダムビットを集めるステップをさらに
    備える、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 準安定状態でフリップフロップを動作させるステップと、 2以上の前記準安定状態間の時間に基づいて、少なくとも1つのランダムビッ
    トを生成するステップと、 を備える乱数生成方法。
  11. 【請求項11】 前記フリップフロップのセットアップ時間を乱すことで、前記フリップフロッ
    プが前記準安定状態にされる、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記フリップフロップの保持時間を乱すことで、前記フリップフロップが前記
    準安定状態にされる、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記生成ステップは、前記フリップフロップの出力と供給された入力とが一致
    しない場合に、誤り信号内にビットを設定し、前記ビットの設定間のタイミング
    を決定するステップをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記フリップフロップの出力を局所的なクロック源と同期させるステップをさ
    らに備える、請求項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】 乱数を生成するために、複数の前記ランダムビットを集めるステップをさらに
    備える、請求項10に記載の方法。
  16. 【請求項16】 ゼロの半分がゼロとして印を付けられ、かつゼロの半分が1として印を付けら
    れるように、フリップフロップへの入力信号に印を付けるステップと、 前記フリップフロップを準安定状態で動作させるステップと、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成するステップと、 を備える乱数生成方法。
  17. 【請求項17】 前記フリップフロップのセットアップ時間を乱すことで、前記フリップフロッ
    プが前記準安定状態にされる、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記フリップフロップの保持時間を乱すことで、前記フリップフロップが前記
    準安定状態にされる、請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記生成ステップは、前記フリップフロップの出力と供給された入力とが一致
    しない場合に、誤り信号内にビットを設定するステップをさらに備える、請求項
    16に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記誤り信号によって、ランダムビットが前記印し付け入力に基づいて得られ
    るようになる、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記フリップフロップの出力を局所的なクロック源と同期させるステップをさ
    らに備える、請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 乱数を生成するために、複数の前記ランダムビットを集めるステップをさらに
    備える、請求項19に記載の方法。
  23. 【請求項23】 1の半分がゼロとして印を付けられ、かつ1の半分が1として印を付けられる
    ように、フリップフロップへの入力信号に印を付けるステップと、 前記フリップフロップを準安定状態で動作させるステップと、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成するステップと、 を備える乱数生成方法。
  24. 【請求項24】 ゼロの半分がゼロとして印を付けられ、かつゼロの半分が1として印を付けら
    れ、さらに1の半分がゼロとして印を付けられ、かつ1の半分が1として印を付
    けられるように、フリップフロップへの入力信号に印を付けるステップと、 前記フリップフロップを準安定状態で動作させるステップと、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成するステップと、 を備える乱数生成方法。
  25. 【請求項25】 フリップフロップの入力に可変な遅延を加えるステップであって、前記可変な
    遅延が、前記フリップフロップのセットアップ時間を乱し、それによって、前記
    フリップフロップを準安定状態にするステップと、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成するステップと、 を備える乱数生成方法。
  26. 【請求項26】 前記生成ステップは、前記フリップフロップの出力と供給された入力とが一致
    しない場合に、誤り信号内にビットを設定するステップをさらに備える、請求項
    25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記フリップフロップの出力を局所的なクロック源と同期させるステップをさ
    らに備える、請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】 フリップフロップの入力に可変な遅延を加えるステップであって、前記可変な
    遅延が、前記フリップフロップの保持時間を乱し、それによって、前記フリップ
    フロップを準安定状態にするステップと、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成するステップと、 を備える乱数生成方法。
  29. 【請求項29】 前記生成ステップは、前記フリップフロップの出力と供給された入力とが一致
    しない場合に、誤り信号内にビットを設定するステップをさらに備える、請求項
    28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記フリップフロップの出力を局所的なクロック源と同期させるステップをさ
    らに備える、請求項28に記載の方法。
  31. 【請求項31】 複数のフリップフロップを並列で動作させ、その結果、前記フリップフロップ
    の少なくとも1つが準安定状態になるステップと、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成するステップと、 を備える乱数生成方法。
  32. 【請求項32】 準安定状態で動作し、この準安定状態に基づいてランダムビットを生成するフ
    リップフロップを備える乱数生成器。
  33. 【請求項33】 前記フリップフロップのセットアップ時間を乱すことで、前記フリップフロッ
    プが前記準安定状態にされる、請求項32に記載の乱数生成器。
  34. 【請求項34】 前記フリップフロップの保持時間を乱すことで、前記フリップフロップが前記
    準安定状態にされる、請求項32に記載の乱数生成器。
  35. 【請求項35】 前記フリップフロップの出力と供給された入力とが一致しない場合に、誤り信
    号内にビットが設定される、請求項32に記載の乱数生成器。
  36. 【請求項36】 局所的なクロック源と、 前記フリップフロップの出力を前記局所的なクロック源と同期させる同期回路
    と、 をさらに備える請求項32に記載の乱数生成器。
  37. 【請求項37】 乱数を生成するために、複数の前記ランダムビットが集められる、請求項32
    に記載の乱数生成器。
  38. 【請求項38】 準安定状態で動作するフリップフロップと、 2以上の準安定状態間の時間に基づいて少なくとも1つのランダムビットを生
    成するカウンタと、 を備える乱数生成器。
  39. 【請求項39】 前記フリップフロップのセットアップ時間を乱すことで、前記フリップフロッ
    プが前記準安定状態にされる、請求項38に記載の乱数生成器。
  40. 【請求項40】 前記フリップフロップの保持時間を乱すことで、前記フリップフロップが前記
    準安定状態にされる、請求項38に記載の乱数生成器。
  41. 【請求項41】 前記フリップフロップの出力と供給された入力とが一致しない場合に、誤り信
    号内にビットが設定される、請求項38に記載の乱数生成器。
  42. 【請求項42】 局所的なクロック源と、 前記フリップフロップの出力を前記局所的なクロック源と同期させる同期回路
    と、 をさらに備える請求項38に記載の乱数生成器。
  43. 【請求項43】 準安定状態で動作するフリップフロップと、 ゼロの半分がゼロとして印を付けられ、かつゼロの半分が1として印を付けら
    れるように、前記フリップフロップへの入力信号に印を付ける印し付け回路と、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成する手段と、 を備える乱数生成器。
  44. 【請求項44】 準安定状態で動作するフリップフロップと、 1の半分がゼロとして印を付けられ、かつ1の半分が1として印を付けられる
    ように、前記フリップフロップへの入力信号に印を付ける印し付け回路と、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成する手段と、 を備える乱数生成器。
  45. 【請求項45】 準安定状態で動作するフリップフロップと、 ゼロの半分がゼロとして印を付けられ、かつゼロの半分が1として印を付けら
    れ、さらに1の半分がゼロとして印を付けられ、かつ1の半分が1として印を付
    けられるように、前記フリップフロップへの入力信号に印を付ける印し付け回路
    と、 前記準安定状態に基づいてランダムビットを生成する手段と、 を備える乱数生成器。
  46. 【請求項46】 フリップフロップと、 前記フリップフロップの少なくとも1つの入力に接続された可変な遅延と、 を備え、 前記可変な遅延は、前記フリップフロップのセットアップ時間を乱し、これに
    より前記フリップフロップを準安定状態にし、この準安定状態に基づいてランダ
    ムビットを生成する乱数生成器。
  47. 【請求項47】 フリップフロップと、 前記フリップフロップの少なくとも1つの入力に接続された可変な遅延と、 を備え、 前記可変な遅延は、前記フリップフロップの保持時間を乱し、これにより前記
    フリップフロップを準安定状態にし、この準安定状態に基づいてランダムビット
    を生成する乱数生成器。
  48. 【請求項48】 並列に動作する複数のフリップフロップを備え、その結果、前記フリップフロ
    ップの少なくとも1つが準安定状態になり、この準安定状態に基づいて乱数ビッ
    トを生成するようになる乱数生成器。
  49. 【請求項49】 時間の半分でゼロの値を有し、時間の半分で1の値をさらに有する入力信号を
    受け取る入力と、 前記入力信号に関連して誤りを引き起こすランダム化素子と、 を備え、 前記入力信号は、前記誤りが起こる度に、ランダムビットとして選ばれる乱数
    生成器。
  50. 【請求項50】 前記入力信号は、先行入力信号内のゼロの半分をゼロとして、かつゼロの半分
    を1として印を付け、さらに、前記先行入力信号内の1の半分をゼロとして、か
    つ1の半分を1として印を付けることにより生成される、請求項49に記載の乱
    数生成器。
  51. 【請求項51】 前記ランダムビットは、前記誤りが起こる度に、前記印し付けされた信号から
    得られる、請求項50に記載の乱数生成器。
  52. 【請求項52】 前記ランダム化素子は、準安定状態で動作するフリップフロップである、請求
    項49に記載の乱数生成器。
  53. 【請求項53】 前記ランダム化素子の出力が前記入力信号と一致しない時に、前記誤りが起こ
    る、請求項49に記載の乱数生成器。
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