JP2003523622A - 磁気部品 - Google Patents

磁気部品

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JP2003523622A
JP2003523622A JP2001560412A JP2001560412A JP2003523622A JP 2003523622 A JP2003523622 A JP 2003523622A JP 2001560412 A JP2001560412 A JP 2001560412A JP 2001560412 A JP2001560412 A JP 2001560412A JP 2003523622 A JP2003523622 A JP 2003523622A
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JP2001560412A
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エム ヴォルフ ロナルド
イェー ファン デル ザーフ ピーター
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Koninklijke Philips NV
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Philips Electronics NV
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/34Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
    • H01F27/346Preventing or reducing leakage fields

Abstract

(57)【要約】 空洞(105)のあるコア(100)、及び空洞(105)内に収容した巻線構造(21)を有する磁気部品に関するものである。巻線構造(21)は、底面(125)及び上面(126)を横断する方向に高さ(27)を有し、巻線構造(21)には、底面(125)から上面(126)まで延在する多数のターンを設けてある。コア(100)は磁気ギャップ領域(24)を有し、これは前記巻線構造の高さ(27)の少なくとも50%の広がりを有する。これにより、渦電流を実質的に制限することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、コア及び巻線構造を設けた磁気部品に関するものであり、前記コア
が第1側面及びこの反対側に第2側面を有し、かつ前記コアの前記第1側面から
第2側面に伸びる空洞を具え、この空洞が前記巻線構造を少なくとも部分的に収
容し、前記空洞にほぼ垂直に取った、巻線窓と称される前記コアの断面が、第1
対の側面及び第2対の側面を有し、第1対の側面が高さ方向に高さ分だけ離間し
、第2対の側面が幅方向に幅の分だけ離間し、 前記巻線構造が、1ターン(1回巻き)毎に相互に絶縁した複数の箔を有する
1次巻線を具え、かつ底面及びこれにほぼ平行な上面を有し、これらの底面及び
上面が高さ方向に離間して、前記巻線構造が、実質的に前記底面から前記上面ま
で延在して、中心部の回りに巻いたものである。
【0002】 本発明はさらに、家庭電子装置に関するものである。
【0003】 (従来技術) こうした磁気部品はWO-A 99/22565号より既知である。既知の部品は、コアの
中心部としての中心部材を有し、これに磁気ギャップを設けてある。この磁気ギ
ャップは巻線構造の底面及び上面にほぼ平行であり、そして個々のターンを実質
的に横切る方向である。その結果、既知の部品における1次巻線が、高い密度及
び機械的な剛性を有する小型の構造になる。この磁気部品はインダクタあるいは
変圧器とすることができる。
【0004】 磁気ギャップを有する磁気部品では、この部品を高周波の交流で動作させる際
に渦電流が存在しうる。この渦電流が実質的なエネルギーの損失を生じさせ、従
って温度上昇が生じる。既知の磁気部品では、ターンの、磁気ギャップの方向に
平行な表面積が小さいので、渦電流が限定される。上述したように、磁気ギャッ
プは個々のターンを実質的に横断する方向である。
【0005】 しかし、上述した特許出願の図3に見られるように、既知の磁気部品の欠点は
、約100kHz以上の周波数において渦電流が比較的大きく増加するということであ
る。従って本発明の目的は、既知の磁気部品に比べて、100kHz以上の周波数にお
ける渦電流が限定されるような、冒頭段落に記述した種類の磁気部品を提供する
ことにある。
【0006】 (発明の開示) この目的は、高さ方向に延在し、前記中心部が、高さの少なくとも50%の広が
りを有する磁気ギャップ領域を具えているということによって達成される。磁気
ギャップは一般に、磁界を閉じ込めて、ギャップの小さい容積内に集中させるこ
とができ、このことはエネルギの蓄積にとって非常に有利である。磁気部品は、
エネルギを蓄積する能力にもとづいて使用され、特に変圧器の場合には、エネル
ギを転送する能力にもとづいて使用される。多くの応用では、エネルギの一部を
転送して残りを蓄積することが有益である。1次巻線を通る電流が発生する磁界
にエネルギを蓄積する。
【0007】 既知の磁気部品では、磁界を磁気ギャップ内に閉じ込めることは、磁界を変形
させることに一致する。この変形は磁界の方向を変化させることであり、ギャッ
プがなければ、この方向はターンに平行であり、ギャップがあれば、この方向は
巻線ターン付近の領域ではもはや平行ではない。これらの隣接領域は、ギャップ
と巻線構造の底部の間、及びギャップと巻線構造の上部との間に存在する。結果
として、高周波で渦電流が存在する。
【0008】 本発明の磁気部品では、前記隣接領域が、巻線構造の上面及び底面から短距離
の所に存在する。結果として、巻線ターンに平行な方向からの磁界の偏りは主に
、前記上面の上方、及び前記底面の下方に生じる。しかし前記上面の上方及び前
記底面の下方にはターンが存在しない。従って渦電流がさらに限定される。
【0009】 本発明の磁気部品は、十分にエネルギを蓄積することのような、さらなる条件
を満たす。実際に既知の磁気部品と比べて、本発明の磁気部品では、ギャップ領
域が拡大される代わりに巻線構造の高さが低減される。通常の高さは1〜10mmの
オーダである。
【0010】 本発明の磁気部品におけるギャップ領域は磁性材料を問わない。このことは、
構造が単純になるという利点を有する。これと組合わせて、磁気ギャップ領域の
広がりが前記高さの80%〜100%であることが好ましい。
【0011】 磁気部品の特性を精密調整するために、ギャップ領域を、既存の低透磁率のフ
ェライト材料のような低透磁率のポッティング(熱硬化性樹脂)材料で満たす。
こうした低透磁率材料により、組み立て中に、所望のインダクタンスに設定して
、電気絶縁性を与えて、沿面距離を増加させて、高い熱伝導性を与えることが可
能になる。低透磁率の複合材料は、実際にはポリマー(高分子)材料と磁性材料
の組合わせであり、選択的に細粒化する。この材料は、プラスチックの射出及び
モールド技術を用いて、あらゆる形状または形態で生産することができる。磁気
ギャップ領域内の複合材料の量を変化させることによって、磁気部品のインダク
タンスを設定することができる。現在のところ、これらの磁性複合材料は主に、
電磁波妨害(EMI)の遮蔽の応用に用いられている。例えば米国特許第5,714,
102号に記載の材料、及びTokin Flex-Suppressor社及びEpcon/Siemens-Matsushi
ta社の製品、例えばC302、C303が現在市場で入手可能である。こうした磁性複合
材料の好適例は、ナノ結晶Feポリマー複合物及びアモルファスCo-ポリマー複合
物である。
【0012】 有利な好適例では、磁気ギャップ領域を多層構造で構成し、この多層構造が磁
性材料の第1層と非磁性材料の第2層とを交互に具えて、これらの層が巻線構造
の底面にほぼ平行である。この好適例では、分割したギャップで磁気ギャップ領
域を構成する。多層構造の例では、第2層として作用するポリマーまたは他の非
磁性で電気絶縁性の材料内に第1層を埋め込んだフェライト板である。この構造
の他の例では、第1層が低透磁率のポリマー磁性複合材料から構成される。こう
した材料は1〜30の透磁率の範囲で容易に作製することができ、これは磁気ギャ
ップの用途に非常に適している。最適な結果を達成するためには、第1層が磁性
粒子の径に近い厚さを有すべきである。第2層はこの粒子径に等しいか、あるい
はこれより大きい厚さを有することができる。積層をプレスして円板にした後に
、前記多層構造を巻線構造内に挿入することができる。
【0013】 本発明の磁気部品はインダクタとすることができる。しかし好適例では、巻線
構造が2次巻線を具えて、これは前記1次巻線から絶縁して、これらの1次及び
2次巻線の各々に複数の出力を設ける。この場合には磁気部品は変圧器である。
この巻線は、0.5μm〜500μmの範囲の厚さの箔を有し、銅、銀、または導電性有
機材料、あるいは導電粒子を満たした有機材料のような、あらゆる導電性材料製
とすることができる。これら複数の出力によって、前記1次巻線及び2次巻線の
各々を回路に組み入れることができる。これらの出力は、磁気材料の、外側のコ
アの脚部に支障されない側から導き出すことが好ましい。
【0014】 前記1次巻線と2次巻線とを、第1沿面距離を有する第1絶縁体によって絶縁
することが好ましい。この絶縁は絶縁材料によって行うことができ、これらは当
業者にとって既知である。ポリエチレンテレフタレート(PET)のような高分
子絶縁材料を用いることが好ましい。好適な厚さは1μm〜100μmであり、好適
な高さは0.1mm〜30mmであり、これらはさらに、各国の法律に提唱されている安
全規制に依存する。
【0015】 前記巻線は相互に絶縁したターンで構成される。しかし、巻線構造の外側に存
在する1次巻線とコアとの間に第2絶縁体を設けることがさらに有利である。さ
らに、この1次巻線が1次回路の一部であるか、あるいは2次回路の一部である
かは、応用に依存する。本発明の磁気部品は、フライバックトポロジに組み入れ
ることができるが、共振回路に組み入れることが好ましい。
【0016】 本発明はさらに、本発明の磁気部品を具えた家庭電子装置に関するものである
。小型化した形状、及び高周波数における良好な挙動により、本発明の磁気部品
は、移動電話、携帯コンピュータ、電子ランプ安定器、等のような家庭電子装置
用に適している。 以下では、本発明の磁気部品のこれら及び他の要点をさらに、図面を参照して
説明する。
【0017】 (発明を実施するための最良の形態) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図面中で同一構成要
素は同一参照符号で示す。 図1に、本発明の磁気部品22の透視図を示す。この磁気部品は、第1側面1
01及びその反対側に第2側面102を有するコア100を有する。コア100
は底部110及び上部111を有し、これらの間に、第1側面101から第2側
面102に伸びる第1空洞105が存在する。第1空洞105は巻線構造21を
収容する。
【0018】 図2に図1の磁気部品を示すが、コア100の上部111を除いてある。コア
100は底部110の他に直立部材112、113を具えている。巻線構造21
は長円形であり、1次巻線78のターン(1回巻き)121を具え、これらのタ
ーンは絶縁体79によって相互に絶縁されている。巻線構造21は、上面125
と底面126の間に高さ27を有する。これらのターンは中心部140の回りに
巻いてある。
【0019】 図3に、図1及び図2に示す線V−Vに沿った断面を図式的に示す。この断面
が巻線窓130である。この巻線窓は、第1対の側面及び第2対の側面を有する
。第1対の側面131、132は高さ方向Hに離間している。第2対の側面13
3、134は幅方向に離間している。中心部140には、コア100の2つの部
分141、142を設けてある。中心部分141、142の間には磁気ギャップ
領域24が存在する。この磁気ギャップ領域24は広がり23を有し、これは高
さ27の少なくとも50%であり、本例の場合約85%である。
【0020】 図4に、従来法による磁気部品200を示す。磁気ギャップ領域224付近の
箔には2つの異なる損失領域38、40が存在し、これらは高さ27の50%未満
の広がり223を有する。上部及び底部の領域38内では、大きさ及び向きを矢
印で示すような磁界の歪みが生じる。従って、これらの領域38、40内の磁界
はギャップ224に平行ではなく、大きな渦電流、及び局所的な磁界の増大によ
る発散損が生じる。矢印12の大きさで示すような、中心部240に向かう磁界
が確立されるので、この磁界の歪みにより大きな渦電流が生じ得る。磁界のフリ
ンジ(広がり)により、磁界が最大となるギャップ224付近の領域38及び4
0では、磁界が箔のターンに平行ではなくなる。これにより、領域40内に示す
ような追加的な損失となる。
【0021】 図5に、本発明の磁気部品22の断面を図式的に示し、これは例えば巻線窓1
30である。磁気部品22では、ギャップ領域24が広がり23を有し、これは
巻線構造21の高さ27の100%である。また磁気部品22においては中心部1
40に向かう磁界が確立されている。しかし領域38、40内の中心部140付
近の磁力線は、中心部140内の磁界に平行である。本実施例ではギャップ24
を、磁性材料の第1層61及び電気絶縁材料の第2層62の多層構造60で満た
している。
【0022】 図6に巻線発散のグラフを示し、ここでは発散損Dを動作周波数fに対してプ
ロットしてある。曲線10は、周波数fが増加する際の、図4に示す従来法の磁
気部品200による動作発散損Dを表わしている。曲線12は、動作周波数fが
増加する際の、図5に示す本発明の磁気部品22による発散損Dを表わしている
。コア100の素子に対して巻線損失を計算することができ、この素子は、0.5m
mの厚さを有する巻線窓130に平行に向いた層である。この計算は有限要素法
で行うことができる。その結果を、交流電流の周波数の関数としてワット数で示
す。
【0023】 図7は、磁気部品32を、磁界分布のグラフに関連付けて図式的に示した図で
ある。図に示す磁気部品は変圧器32に関するものである。図7の矢印は磁界(
H)の向きを示す。
【0024】 図7aに、磁気部品32の巻線窓に沿った断面を示す。磁気部品32はコア脚
のないコア100を具えて、ギャップ領域23は巻線構造の高さに等しい広がり
を有する。この巻線構造は1次巻線78及び2次巻線80を具えている。両巻線
とも、巻線構造の底面から上面まで延在する相互に絶縁されたターン(図示せず
)で構成される。これらの参照番号は、明瞭さのために図7b、図7c及び図7
dには示していないが、図7b、図7c及び図7dの説明において使用する。
【0025】 図7bに、2次回路において2次巻線80を有効に短絡して全負荷状態にした
場合についての、磁気部品32における磁界の向きのグラフ70を示す。1次巻
線78内で磁界が確立して、点p5から点p6の最大値に達する。点p6と点p
7の間では、最大値に確立した磁界が1次巻線78と2次巻線80との間で維持
される。点p7と点p8の間では、2次巻線80内の磁界が減少する。変圧器内
のこの磁界の挙動は漏洩磁束と称される。これらの条件の下で、漏洩磁束が磁気
部品32の箔に平行になる。
【0026】 実際の変圧器32については、全漏洩磁束のごく一部の、2次巻線80に結合
しない磁束が常に存在する。この漏洩磁束は図7cに矢印で示すように、コア1
00内を周回しうる。無負荷条件の下で、即ち2次巻線が開放状態であれば、磁
気部品または変圧器32は本質的に、インダクタであるかのように挙動する。1
次巻線78が磁界を発生して、ギャップ領域24内にエネルギが蓄積される。ギ
ャップ領域24はコア100の中心部140内の、点p4と点p5の間に位置す
る。このギャップ領域24は、巻線構造21の高さ27にほぼ等しい広がり23
を有する。図6に示すように、これらの条件の下では、磁界がターン121の箔
に平行になる。
【0027】 図7dに示す中間的な場合には、1次巻線78内で磁界46の一部が確立する
。この確立した磁界の一部は2次巻線80に転送されて、一部は蓄積される。先
の例のように、すべての条件の下で磁界がターン121に平行なままに留まる。
【0028】 変圧器32は、慣例の巻線変圧器に比べて、大きさ及び渦電流損失の点で、30
0kHz〜500kHz共振の電源として好適に動作する。1次巻線78は43回のターン
121を有し、2次巻線80はこれと比較できるくらいの数のターン121を有
する。両巻線に複数の出力を設けて、厚さの合計が巻線78、80当たり20μm
になるように巻く。個々のターン121の厚さは絶縁体を含めて0.4μmである。
巻線構造21の高さは5mmである。ターン121どうしの間の絶縁体は、8μm
の厚さ及び6mmの高さを有するポリエチレンテレフタレートで構成する。幹線、
及び1次巻線78及び2次巻線80とコア100との間の絶縁に関する安全上の
要求に適合するために、1次巻線78及び2次巻線80をポリイミドによってカ
プセル化して、これにより2.3mmの沿面距離を設ける。所望の漏洩量を供給して
、1次巻線と2次巻線の中間の表面領域に通常の封止をするように、この距離を
適応させることができる。この変圧器は26μHの漏洩インダクタンス及び61μHの
1次インダクタンスを有する。
【0029】 図8は、冷却体300上に存在する磁気部品22の図式的な断面図である。磁
気部品22の動作中には、特に変圧器として具体化した場合には、エネルギの散
逸が生じて、磁気部品22からこれを除去しなければならない。
【0030】 磁気部品22と冷却体300との間には温度勾配が存在するので、熱の形態で
散逸したエネルギが冷却体300に流出する。ターン121が冷却体に対して横
に向いているので、この熱伝導は良好である。コア100の上部111は空気に
接触している。上部111と空気との間にも温度勾配が存在するが、前記温度勾
配ほど急峻ではない、というのは温度差がより小さいだけでなく、加熱された空
気を能動的な方法で除去していないことにもよる。熱発散を改善するために、選
択的にコア脚部をなくしたコア100の中心部140を、比較的高い熱伝導係数
を有する電気絶縁材料で満たすことができる。これらの材料の例は、非イオン性
の非金属結晶材料である。これにより、コア100の上部111の熱が、中心部
140経由で冷却体に散逸するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気部品の透視図である。
【図2】 磁気部品の透視図であり、明瞭さのためにコアの上部を除いてある。
【図3】 図1及び図2に示す線V−Vに沿って切り取った、磁気部品の図式的
な断面図である。
【図4】 従来法の磁気部品のコア及び巻線を図式的に示した図である。
【図5】 本発明の磁気部品のコア及び巻線を図式的に示した図である。
【図6】 種々のギャップ構成を有する磁気部品の巻線散逸関数を、発散損対動
作周波数のグラフで示した図である。
【図7】 磁気部品を磁界分布に関連付けて図式的に示した図である。
【図8】 冷却体上の磁気部品の図式的な断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月1日(2001.11.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】 実際の変圧器32については、全漏洩磁束のごく一部の、2次巻線80に結合
しない磁束が常に存在する。この漏洩磁束は図7cに矢印で示すように、コア1
00内を周回しうる。無負荷条件の下で、即ち2次巻線が開放状態であれば、磁
気部品または変圧器32は本質的に、インダクタであるかのように挙動する。1
次巻線78が磁界を発生して、ギャップ領域24内にエネルギが蓄積される。ギ
ャップ領域24はコア100の中心部140内の、点p4と点p5の間に位置す
る。このギャップ領域24は、巻線構造21の高さ27にほぼ等しい広がり23
を有する。図7aに示すように、これらの条件の下では、磁界がターン121の
箔に平行になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】 図7dに示す中間的な場合には、1次巻線78内で磁界54の一部が確立する
。この確立した磁界の一部は2次巻線80に転送されて、一部は蓄積される。先
の例のように、すべての条件の下で磁界がターン121に平行なままに留まる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター イェー ファン デル ザーフ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 Fターム(参考) 5E043 AA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア及び巻線構造を設けた磁気部品であり、前記コアが第1側面
    及びこれと反対側に第2側面を有し、前記コアの前記第1側面から前記第2側面
    に伸びる第1空洞を前記コアに設け、前記空洞が前記巻線構造の少なくとも一部
    を収容し、前記空洞にほぼ垂直に取った、巻線窓と称する前記コアの断面が、高
    さ方向に高さ分だけ離間した第1対の側面と、幅方向に幅の分だけ離間した第2
    対の側面とを有し、前記巻線構造が、相互に絶縁したターンとして巻いた複数の
    箔を有する1次巻線を有し、前記巻線構造がさらに、高さ方向に離間した底面と
    これにほぼ平行な上面とを有し、前記巻線構造の前記ターンが、実質的に前記底
    面から前記上面まで延在して、中心部の回りに巻いたものである磁気部品におい
    て、 前記中心部が、前記高さ方向に延在し、前記高さの少なくとも50%の広がりを
    有することを特徴とする磁気部品。
  2. 【請求項2】 前記磁気ギャップ領域が、前記高さの80%〜100%の広がりを有
    することを特徴とする請求項1に記載の磁気部品。
  3. 【請求項3】 前記磁気ギャップ領域が、前記高さのほぼ100%の広がりを有し
    て、コア脚部なしで存在するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の磁気
    部品。
  4. 【請求項4】 前記磁気ギャップ領域に磁性材料がないことを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3に記載の磁気部品。
  5. 【請求項5】 前記磁気ギャップ領域が多層構造で構成され、該多層構造が、磁
    性材料の第1層と非磁性材料の第2層とを交互に具えて、これらの層が前記巻線
    構造の底面にほぼ平行であることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項
    3に記載の磁気部品。
  6. 【請求項6】 前記巻線構造が、相互に絶縁したターンとして巻いた複数の箔を
    有する2次巻線を有し、該2次巻線を前記1次巻線から絶縁して、前記1次及び
    2次巻線の各々に複数の出力を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5ま
    でのいずれかに記載の磁気部品。
  7. 【請求項7】 前記1次巻線と前記2次巻線とを、第1沿面距離を有する第1絶
    縁体によって相互に絶縁したことを特徴とする請求項6に記載の磁気部品。
  8. 【請求項8】 前記第1巻線と前記コアとの間に第2絶縁体が存在することを特
    徴とする請求項6または請求項7に記載の磁気部品。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の磁気部品を具えて
    いる家庭電子装置。
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