JP2003522248A - 物理的、熱的又は熱及び化学線によって硬化可能な水性被覆剤及びその使用 - Google Patents

物理的、熱的又は熱及び化学線によって硬化可能な水性被覆剤及びその使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は物理的、熱的又は熱及び化学線によって硬化可能な、A)少なくとも1種の飽和、不飽和及び/又はオレフィン性不飽和の化合物とグラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタンをバインダーとして、B)少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料並びにC)少なくとも1種の無色の、被覆剤中の他の成分に対して実質的に不活性の透明の又は乳白色の、平均粒度1.0〜10.0μmであり、その粒子が0.8〜3.6gcm- の密度を有する粉末を含有する水性被覆剤並びに一層及び複層の色付与及び/又は効果付与する塗装系を下塗りされた基体及び下塗りされていない基体上に製造するための前記の水性被覆剤の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はポリウレタンベースの新規の水性被覆剤並びに一層及び複層の色付与
及び/又は効果付与する塗装系を自動車第一塗装及び自動車補修塗装、コイルコ
ーティング及びコンテナコーティングを含む工業的な塗装、プラスチック塗装及
び家具塗装において製造するためのその使用に関する。
【0002】 架橋剤が、色付与及び/又は効果付与する顔料及び飽和、不飽和及び/又はオ
レフィン性不飽和化合物でグラフトされた、イオン性及び/又は非イオン性に安
定化された脂肪族、脂環式、脂肪族−脂環式、芳香族、脂肪族−芳香族及び/又
は脂環式−芳香族のポリイソシアネートをベースとするポリウレタンを含有する
熱的に硬化可能な水性被覆剤並びに相応の塗装系は、例えば特許文献EP−A−
0089497号、DE−A−4437535号、DE−C−19722862
号又はDE−A−19645761号から公知である。これらの公知の水性被覆
剤、特に水系ベースコート並びにそれによって製造される一層又は複層の色付与
及び/又は効果付与する塗装系は非常に良好な応用技術的特性を有する。
【0003】 公知の水系ベースコートから製造される一層又は複層の色付与及び効果付与す
る塗装系が効果顔料、特にメタリック顔料を含有する場合には、いわゆる曇り、
すなわち明暗色相が形成されることがある。これらは塗装系における色付与及び
/又は効果付与する顔料、特に効果顔料の分散及び/又は配向の欠陥に対する示
唆である。しかしながら曇った塗装系は特に表面積の大きい塗装系を有する高価
な製品、例えば自動車においては必ずしも基本的に受け入れられるわけではない
。それというのも、かかる塗料障害は製品全体(例えば自動車)のより低い品質
の印象を与えるからである。
【0004】 本発明の課題は、水系ベースコート又はソリッドカラートップコートとして非
常に良好に、明らかに低下された曇りの形成傾向を示す一層及び複層の色付与及
び/又は効果付与する塗装系の製造のために適当な新規の熱的に硬化可能な、又
は熱及び化学線によって硬化可能な水性の被覆剤を提供することである。更に、
今までに知られていた水系ベースコート及びソリッドカラートップコートの更に
優れた応用技術的な特性を損なうことなく、全範囲で得ることができるべきであ
る。とりわけ、曇りの形成の低下は、新規の水系ベースコート層の種々のクリヤ
ーコーティングでの上塗りにおいても生じるべきである。
【0005】 それに従って、 A)少なくとも1種の飽和、不飽和及び/又はオレフィン性不飽和の化合物とグ
ラフトした、イオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタンをバイ
ンダーとして、 B)少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料及び C)無色の、被覆剤の他の成分に対して主に不活性な透明又は乳白色の1.0〜
10.0μmの平均粒度の、0.8〜3.6gcm- の密度を粒子が有する粉
末 を含有する新規の物理的、熱的及び/又は化学線により硬化可能な水性の被覆剤
が見いだされ、かつこれらを以下に“本発明による被覆剤”と呼称する。
【0006】 更なる本発明による対象は以下の記載から明らかである。
【0007】 従来の技術に関して、本発明の基礎となる課題を特別に選択された本発明によ
り使用されるべき粉末(C)を用いることによって解決できることは意想外かつ
当業者に予測できないことであった。それというのも、今までは平均粒度が本発
明による被覆剤から製造されるベースコート又はソリッドカラートップコートの
乾燥層厚の規模にある粉末(C)の使用は、特に光学的な全体の印象並びに中間
層の付着の強度に関する深刻な欠点を避けられないと見込まれていたからである
【0008】 本発明による被覆剤は物理的に硬化する。
【0009】 本発明の範囲において、概念“物理的硬化”とは被覆剤から成る層が被覆剤か
らの溶剤の放出による皮膜形成によって硬化することを意味し、その際、被覆内
部の結合はバインダー(この概念に対しては、Roempp Lexikon Lacke und Druck
farben, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, New York, 1998, 》Bindemittel《,
73 及び 74 頁を参照のこと)のポリマー分子の環形成を介して行われる。しか
しながら、皮膜形成はバインダー粒子(Roempp Lexikon Lacke und Druckfarben
, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, New York, 1998, 》Haertung《, 274 及び
275 頁を参照のこと)の凝集を介しても行われる。通常はこのために架橋剤は
必要ない。場合により大気酸素、熱又は化学線の照射によって物理的硬化を促進
できる。
【0010】 本発明による被覆剤は熱的に硬化可能である。この場合には、該被覆剤は自己
架橋性又は異種架橋性であってよい。
【0011】 本発明の範囲において、概念“自己架橋”とはバインダーがそれ自体と架橋反
応を生じる特性を示す。このための前提条件は、バインダー中に架橋のために必
要な補足的な反応性官能基の両方の種類が既に含まれていることである。異種架
橋性とは、それに対してバインダー中に1種類の補足的な反応性官能基が存在し
、かつ硬化剤又は架橋剤中にもう一方の種類が存在するような被覆剤、接着剤及
びシールコンパウンドを表す。補足的に、このためにはRoempp Lexikon Lacke u
nd Druckfarben, Georg Thieme Verlag, Stuttgart New York, 1998, 》Haertun
g《, Seiten 274 〜 276頁、特に275頁以降を示す。
【0012】 本発明による被覆剤は、熱的及び化学線によって硬化可能である。熱的硬化及
び化学光線による硬化を被覆剤で一緒に使用する場合には、“デュアルキュア”
及び“デュアルキュア被覆剤”に相当する。
【0013】 本発明の範囲において化学線とは、電磁線、例えば可視光、UV線又はX線、
特にUV線及び粒子線、例えば電子線を意味する。
【0014】 本発明による被覆剤は1成分(1K)系である。
【0015】 本発明の範囲において、1成分(1K)系とは、熱的及び化学線によって硬化
可能な、バインダー及び架橋剤が同時に、すなわち1成分中に存在する被覆剤を
意味する。
【0016】 このための前提条件は、両者の成分をより高い温度で、かつ/又は化学線によ
る照射で初めて互いに架橋することである。
【0017】 本発明の被覆剤は、更に2成分(2K)又は多成分(3K、4K)系であって
よい。
【0018】 本発明の範囲において、前記の系は特にバインダー及び架橋剤がそれぞれ別個
に、適用の直前に初めて一緒にされる少なくとも2成分中に存在する被覆剤を意
味する。この形は、バインダー及び架橋剤が既に室温で互いに反応する場合に選
択される。この種の被覆剤は、とりわけ温度感受性の基体の被覆のために、特に
自動車補修塗装において使用される。
【0019】 本発明による被覆剤は水性である。これは、それらの成分が水又は水及び副次
的な量の少なくとも1種の水混和性の有機溶剤からなる混合物中に溶解され、か
つ/又は分散されて存在することを意味する。この場合には、“副次的な量”と
は混合物の水性の性質を損なわせないような量を意味する。
【0020】 本発明による被覆剤の本発明による成分は粉末(C)である。これは、均一に
配合された粉末(C)、すなわちそれらの粒子が物質的に同一の組成を有するこ
とを意味する。しかしながら、少なくとも2種の粉末の混合物である。どちらの
バリエーションを優先させるかは、個々の場合に本発明による被覆剤に課される
必要条件に従う。大部分の場合においては、本発明による利点を達成するために
粉末(C)の使用が十分である。
【0021】 本発明により使用されるべき粉末(C)は無色である。これは、色相及び彩度
を有さず、明度だけを示すことを意味する。従って白色であるか、又はグレーシ
ェードを示す。しかしながら有利には白色である。補足的にRoempp Lexikon Lac
ke und Druckfarben, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, New York, 1998》Unbu
ntpunkt《, 590 頁を示す。
【0022】 粉末(C)は透明性の点では透明であるか、又は隠蔽の点では乳白色である。
有利には透明な粉末(C)が使用される。
【0023】 粉末(C)は主に不活性である。すなわち本発明による被覆剤の製造、貯蔵及
び加工のために通常予定される時間以内に水中及び本発明による被覆剤中に場合
によりなおも存在する有機溶剤が難溶性にすぎず、又は不溶性であることは、被
覆剤の基本成分を吸収せず又は凝集させ、化学反応が行われず、又は被覆剤の基
本成分と非常に緩慢に進行するにすぎない化学反応が行われ、被覆剤の基本成分
の間の化学反応が触媒されず、かつ熱及び/又は化学光線によってその特性にお
いて変化がなく、又は非常に緩慢にのみ変化する。
【0024】 粉末(C)は1.0〜10.0、有利には3.0〜7.5、特に4.0〜7.
0μmの平均粒度を有する。
【0025】 有利な粉末(C)は比較的狭い粒度分布を有する。すなわち超微粒子及び大粒
子の割合がいずれも低いことである。特に有利な粉末(C)はこの場合、12μ
m未満、有利には11μm未満、特に10μm未満の最大粒度を有する。
【0026】 本発明により使用されるべき粉末(C)の粒子は0.8〜3.6、有利には0
.9〜3.4、有利には1.0〜3.2、及び特に1.1〜3.0gcm-
密度を有する。
【0027】 確かに個々の場合には低い密度を有する粒子を使用できるが、その際、これら
の粒子は被覆剤中により長い貯蔵の際に浮遊するという危険性がある。他方で個
々の場合により高い密度を有する粒子を使用できるが、その際、これらの粒子は
より長い貯蔵の際に比較的迅速に沈殿するという危険性がある。
【0028】 本発明により使用されるべき粉末(C)の粒子は任意の形状であってよい。本
発明によれば、これらが球状の形態を有する場合に有利である。本発明の範囲に
おいて、球形とは実質的に球の形状を意味する。球形の例は、球、卵形の粒子、
不規則性を有していてもよい十二面体又は二十面体である。
【0029】 粒子もしくは粉末(C)が構成されてよい適当な物質の例は架橋された又は架
橋されていない、有機又は有機金属のポリマー、無機の鉱物、塩又はセラミック
材料又は有機的に変性されたセラミック材料又はこれらの物質の混合物である。
これらの中でも、無機の鉱物が有利であり、かつ従って有利に使用される。この
れは、天然及び合成の鉱物であってよい。
【0030】 良好に適当な鉱物のための例は、二酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸
カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムカルシウム、ケイ酸アル
ミニウムマグネシウム、ケイ酸マグネシウムカルシウム、ケイ酸アルミニウムマ
グネシウムカルシウム、ケイ酸アルミニウムベリリウム、リン酸アルミニウム又
はリン酸カルシウム又はその混合物である。これらのなかでも二酸化ケイ素が特
に有利であり、かつ従って本発明により特に有利に使用される。
【0031】 本発明により使用されるべき粉末(C)の製造は方法上特徴を有さず、有機、
有機金属又は無機の化学の分野で慣用かつ公知であるような方法を用いて実施さ
れる。従って有機ポリマーは、例えば乳化重合、分散重合又は沈殿重合又は、例
えば粉砕による細分又は溶融物又は既に製造されたポリマーの溶液の噴霧によっ
てによって製造できる。無機の粒子は、例えば沈降法及び/又は細分によって製
造できる。セラミック性の材料の場合には慣用には先ず、すでに所望の粉末形を
有してよい成形体を製造し、かつ引き続き燃焼する。
【0032】 場合により粒子の表面を後処理、例えば親水性化又は疎水性化する。しかしな
がら後処理は粒子の不活性を解除してはならない。
【0033】 粉末(C)は、これらが容易に分散し、かつ凝集しない場合には本発明による
被覆剤中にそれ自体で導入してよい。本発明によれば、粉末(C)を粉末ペース
トとして導入する場合に有利である。ペースト樹脂又は粉砕樹脂として本発明に
よる被覆剤中に含有されているバインダーを使用する場合に更に有利である。
【0034】 本発明による被覆剤における粉末(C)の含量は非常に広範に変動してよく、
かつとりわけ回避することが重要な明暗色相の強度及び本発明による当該被覆剤
から製造される色付与及び効果付与する被覆の規定される色相に依存する。有利
にはそれぞれ本発明による被覆剤の固体含量に対して0.09〜5.0、有利に
は0.12〜3.5、特に0.3〜2.5質量%が使用される。
【0035】 本発明による被覆剤の他の基本的な成分はバインダー(A)である。
【0036】 本発明によれば、これは少なくとも1種の飽和、不飽和及び/又はオレフィン
性不飽和化合物でグラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化された
ポリウレタン(A)である。
【0037】 有利には本発明により使用されるべきポリウレタン(A)は安定化の種類に応
じて10〜250mgKOH/g(イオン性の安定化又は非イオン性とイオン性
の安定化)又は0〜10mgKOH/g(非イオン性の安定化)の酸価又はアミ
ン価、30〜350mgKOH/gのOH価並びに1500〜100000ダル
トンの数平均分子量を有する。
【0038】 ポリウレタン(A)は任意のように製造できる。有利には、第1のプロセス工
程において少なくとも1つの遊離イソシアネート基を有するポリウレタンプレポ
リマーを製造することによって得られる。
【0039】 ポリウレタンプレポリマーは直鎖状、分枝鎖状又はコーム状、特に直鎖状に構
成されている。この場合、直鎖状のポリウレタンプレポリマーは有利には2つの
遊離イソシアネート基、特に2つの遊離イソシアネート末端基を有する。分枝鎖
状又はコーム状に構成されたポリウレタンプレポリマーは有利には少なくとも2
つの、特に2つより多い遊離イソシアネート基を有し、その際、遊離イソシアネ
ート末端基が有利である。
【0040】 方法上好ましくは、本発明により使用されるべきポリウレタンプレポリマーの
製造は特徴を有さず、例えば特許文献DE−C−19722862号、DE−A
−19645761号、DE−A−4437535号、EP−A−052241
9号又はEP−A−0522420号に記載されるように少なくとも1種のポリ
イソシアネート、特にジイソシアネートを、遊離イソシアネート末端基が得られ
るようにイソシアネート成分をモル過剰で使用して少なくとも1種のポリオール
、特にジオールと反応させることによって実施する。
【0041】 有利にはポリウレタンプレポリマーの製造のためには、ジイソシアネート並び
に場合により副次的な量のポリイソシアネートを分枝の導入のために使用する。
本発明の範囲において、副次的な量とはポリウレタンプレポリマーがその製造に
おいてゲル化を生じない量を表す。後者はまた少量のモノイソシアネートの共用
によっても防ぐことができる。
【0042】 適当なジイソシアネートのための例はイソホロンジイソシアネート(=5−イ
ソシアナト−1−イソシアナトメチル−1,3,3−トリメチル−シクロヘキサ
ン)、5−イソシアナト−1−(2−イソシアナトエチ−1−イル)−1,3,
3−トリメチルシクロヘキサン、5−イソシアナト−1−(3−イソシアナトプ
ロピ−1−イル)−1,3,3−トリメチルシクロヘキサン、5−イソシアナト
−(4−イソシアナトブチ−1−イル)−1,3,3−トリメチル−シクロヘキ
サン、1−イソシアナト−2−(3−イソシアナトプロピ−1−イル)−シクロ
ヘキサン、1−イソシアナト−2−(3−イソシアナトエチ−1−イル)シクロ
ヘキサン、1−イソシアナト−2−(4−イソシアナトブチ−1−イル)シクロ
ヘキサン、1,2−ジイソシアナトシクロブタン、1,3−ジイソシアナトシク
ロブタン、1,2−ジイソシアナトシクロペンタン、1,3−ジイソシアナトシ
クロペンタン、1,2−ジイソシアナトシクロヘキサン、1,3−ジイソシアナ
トシクロヘキサン、1,4−ジイソシアナトシクロヘキサン、ジシクロヘキシル
メタン−2,4′−ジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラ
メチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、エチルエチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサンジイ
ソシアネート、ヘプタンメチレンジイソシアネート又はヘンケル社から商品名D
DI1410として市販され、かつDO97/49745号及びWO97/49
747号に記載されるような二量体脂肪酸から誘導されるジイソシアネート、特
に2−ヘプチル−3,4−ビス(9−イソシアナトノニル)−1−ペンチル−シ
クロヘキサン又は1,2−、1,4−又は1,3−ビス(イソシアナトメチル)
シクロヘキサン、1,2−、1,4−又は1,3−ビス(2−イソシアナトエチ
−1−イル)シクロヘキサン、1,3−ビス(3−イソシアナトプロピ−1−イ
ル)シクロヘキサン、1,2−、1,4−又は1,3−ビス(4−イソシアナト
ブチ−1−イル)シクロヘキサン、30質量%まで、有利には25質量%、特に
20質量%のトランス/トランス含量の、特許文献DE−A−4414032号
、GB−A−1220717号、DE−A−1618795号又はDE−A−1
793785号に記載されるような液体のビス(4−イソシアナトシクロヘキシ
ル)メタン;テトラメチルキシリリデンジイソシアネート(CYTEC社のTM
XDI(R))、トルイレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
ビスフェニレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネート又はジフェニル
メタンジイソシアネートである。
【0043】 前記のジイソシアネートをベースとする適当なポリイソシアネートの例は、ポ
リオールと過剰の少なくとも1種の前記のジイソシアネートとの反応によって製
造されたイソシアネート基含有のポリウレタンプレポリマー及び/又はイソシア
ヌレート基、ビウレット基、アロファネート基、イミノオキサジアジンジオン基
、ウレタン基、尿素基及び/又はウレットジオン基を含有するポリイソシアネー
トである。有利には統計平均で2.5〜5個のイソシアネート基を分子中に有し
、かつ100〜10000、有利には100〜5000mPasの粘度を有する
ポリイソシアネートが使用される。更にポリイソシアネートは慣用かつ公知の方
法で親水性又は疎水性に変性できる。
【0044】 より特に有利には前記のジイソシアネートをベースとする適当な触媒の使用下
にジイソシアネートの触媒的オリゴマー化によって生じるウレットジオン基及び
/又はイソシアヌレート及び/又はアロファネート基を有するポリイソシアネー
トからなる、混合物が使用される。
【0045】 適当なモノイソシアネートの例は、フェニルイソシアネート、シクロヘキシル
イソシアネート又はステアリルイソシアネート又はビニルイソシアネート、メタ
クリロイルイソシアネート及び/又は1−(1−イソシアナト−1−メチルエチ
ル)−3−(1−メチルエテニル)ベンゼン(CYTEC社のTMI(R))で
ある。
【0046】 適当なポリオールの例は飽和又はオレフィン性不飽和の、 − 場合によりスルホン化された飽和及び/又は不飽和のポリカルボン酸又は
そのエステル化可能な誘導体、場合によりモノカルボン酸と一緒に、並びに − 飽和及び/又は不飽和のポリオール、場合によりモノオールと一緒に の反応によって製造されるポリエステルポリオールである。
【0047】 適当なポリカルボン酸のための例は芳香族、脂肪族及び脂環式のポリカルボン
酸である。有利には芳香族及び/又は脂肪族のポリカルボン酸が使用される 適当な芳香族のポリカルボン酸のための例はフタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、フタル酸−、イソフタル酸−、又はテレフタル酸モノスルホネート又は
ハロゲンフタル酸、例えばテトラクロロフタル酸もしくはテトラブロモフタル酸
であり、これらのなかでも、イソフタル酸が有利であり、かつ従って有利に使用
される。
【0048】 適当な非環式の脂肪族又は不飽和のポリカルボン酸のための例はシュウ酸、マ
ロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸又は二量体
脂肪酸又はマレイン酸、フマル酸又はイタコン酸であり、これらのなかでもアジ
ピン酸、グルタル酸、アゼライン酸、セバシン酸、二量体脂肪酸及びマレイン酸
が有利であり、かつ従って有利に使用される。
【0049】 適当な脂環式及び環式の不飽和ポリカルボン酸のための例は、1,2−シクロ
ブタンジカルボン酸、1,3−シクロブタンジカルボン酸、1,2−シクロペン
タンジカルボン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、ヘキサヒドロフタル
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、4−メチルヘキサヒドロフタル酸、トリシクロデカンジカルボン酸、テトラ
ヒドロフタル酸又は4−メチルテトラヒドロフタル酸である。これらのジカルボ
ン酸はそのシス形でもトランス系でも、並びに両方の形の混合物としても使用で
きる。
【0050】 また前記のポリカルボン酸のエステル化可能な誘導体、例えば1〜4個のC原
子を有する脂肪族アルコール又は1〜4個のC原子を有するヒドロキシアルコー
ルとの一価又は多価のエステルが適当である。更に、また前記のポリカルボン酸
の無水物は存在するのであれば使用できる。
【0051】 場合により、ポリカルボン酸と一緒にモノカルボン酸、例えば安息香酸、t−
ブチル安息香酸、ラウリン酸、イソノナン酸、脂肪酸、天然に存在する油、アク
リル酸、メタクリル酸、エタクリル酸又はクロトン酸を使用してよい。有利には
モノカルボン酸としてはイソノナン酸が使用される。
【0052】 適当なポリオールの例はジオール及びトリオール、特にジオールである。通常
は、ジオールの他にトリオールを副次的な量でポリエステルポリオール中に分枝
を導入するために使用する。
【0053】 適当なジオールはエチレングリコール、1,2−又は1,3−プロパンジオー
ル、1,2−、1,3−又は1,4−ブタンジオール、1,2−、1,3−、1
,4−又は1,5−ペンタンジオール、1,2−、1,3−、1,4−、1,5
−又は1,6−ヘキサンジオール、ヒドロキシピバル酸ネオペンチルエステル、
ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、1,2−、1,3−又は1,
4−シクロヘキサンジオール、1,2−、1,3−又は1,4−シクロヘキサン
ジメタノール、トリメチルペンタンジオール、エチルブチルプロパンジオール、
位置異性体のジエチルオクタンジオール、2−ブチル−2−エチルプロパンジオ
ール−1,3、2−ブチル−2−メチルプロパンジオール−1,3、2−フェニ
ル−2−メチルプロパン−ジオール−1,3、2−プロピル−2−エチルプロパ
ンジオール−1,3、2−ジ−t−ブチルプロパンジオール−1,3、2−ブチ
ル−2−プロピルプロパンジオール−1,3、1−ジヒドロキシメチル−ビシク
ロ[2.2.1]ヘプタン、2,2−ジエチルプロパンジオール−1,3、2,
2−ジプロピルプロパンジオール−1,3、2−シクロヘキシル−2−メチルプ
ロパンジオール−1,3、2,5−ジメチルヘキサンジオール−2,5、2,5
−ジエチルヘキサンジオール−2,5、2−エチル−5−メチルヘキサンジオー
ル−2,5、2,4−ジメチルペンタンジオール−2,4、2,3−ジメチルブ
タンジオール−2,3、1,4−ビス(2′−ヒドロキシプロピル)ベンゼン又
は1,3−ビス(2′−ヒドロキシプロピル)ベンゼンである。
【0054】 またこれらのジオールは本発明により使用されるべきポリウレタン(A)の製
造のためにそれ自体で使用できる。
【0055】 これらのジオールのなかでも、ヘキサンジオール及びネオペンチルグリコール
が特に有利であり、かつ従って特に有利に使用される。
【0056】 適当なトリオールの例はトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン又は
グリセリン、特にトリメチロールプロパンである。
【0057】 前記のトリオールはまた本発明により使用されるべきポリウレタン(A)の製
造のためにそれ自体で使用できる(特許文献EP−A−0339433号を参照
)。
【0058】 場合により、副次的な量のモノオールを一緒に使用してよい。適当なモノオー
ルの例はアルコール又はフェノール、例えばエタノール、プロパノール、n−ブ
タノール、s−ブタノール、t−ブタノール、アミルアルコール、ヘキサノール
、脂肪アルコール、アリルアルコール又はフェノールである。
【0059】 ポリエステルポリオールの製造は、共沸添加剤としての少量の適当な溶剤の存
在下に実施してよい。共沸添加剤としては、例えば芳香族炭化水素、例えば特に
キシレン及び(脂環式)脂肪族の炭化水素、例えばシクロヘキサン又はメチルシ
クロヘキサンが使用される。
【0060】 適当なポリオールの他の例は、ラクトンとジオールとの反応によって得られる
ポリエステルジオールである。これらは、ヒドロキシル末端基及び式−(CO−
(CHR)−CH−O−)−の反復ポリエステル成分の存在に特徴的である
。この場合に、指数mは有利には4〜6であり、かつ置換基R=水素、アルキル
基、シクロアルキル基又はアルコキシ基である。置換基は12個より多い炭素原
子を有さない。置換基中の炭素原子の全体数はラクトン環あたり12を超過しな
い。このための例は、ヒドロキシカプロン酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシデカ
ン酸及び/又はヒドロキシステアリン酸である。
【0061】 ポリエステルジオールの製造のために、mが4の値を有し、かつ全てのR置換
基が水素である非置換の###−カプロラクトンが有利である。ラクトンとの反
応は低分子のポリオール、例えばエチレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール又はジメチロールシクロヘキサンによって開始され
る。しかしながら、別の反応成分、例えばエチレンジアミン、アルキルジアルカ
ノールアミン又は尿素をカプロラクトンと反応させてよい。低分子のジオールと
しては、例えば###−カプロラクトンと低分子のジオールとの反応によって製
造されるポリラクタムジオールが適当である。
【0062】 適当なポリオールの他の例は、特に400〜5000、特に400〜3000
の数平均分子量を有するポリエーテルポリオールである。より適当なポリエーテ
ルジオールは、例えば一般式H−(−O−(CHR−)OH[式中、置
換基R=水素又は低級の、場合により置換されたアルキル基であり、指数o=
2〜6、有利には3〜4であり、かつ指数p=2〜100、有利には5〜50で
ある]のポリエーテルジオールである。特に良好に適当な例としては、直鎖状又
は分枝鎖状のポリエーテルジオール、例えばポリ(オキシエチレン)グリコール
、ポリ(オキシプロピレン)グリコール及びポリ(オキシブチレン)グリコール
が挙げられる。
【0063】 ポリエーテルジオールは、一方で過剰量のエーテル基を組み込むべきではない
。それというのも形成された本発明により使用されるべきポリウレタン(A)は
さもないと水中で膨潤するからである。他方では、これらはポリウレタン(A)
の非イオン性の安定化を保証する量で使用してよい。これらはその際、以下に記
載する官能性の非イオン性基(a3)として用いられる。
【0064】 本発明により使用されるべきポリウレタン(A)は (a1)中和剤及び/又は第四級化剤によってカチオンに変換可能な官能基及び
/又はカチオン性基、 又は (a2)中和剤によってアニオンに変換可能な官能基及び/又はアニオン性基
及び/又は (a3)非イオン性の親水性基 のいずれかを含有する。
【0065】 本発明により使用されるべき適当な、中和剤及び/又は第四級化剤によってカ
チオンに変換可能な官能基(a1)の例は、第一級、第二級又は第三級のアミノ
基、第二級のスルフィド基又は第三級のホスフィン基、特に第三級のアミノ基又
は第二級のスルフィド基である。
【0066】 本発明により使用されるべき適当なカチオン性基(a1)の例は第一級、第二
級、第三級又は第四級のアンモニウム基、第三級のスルホニウム基又は第四級の
ホスホニウム基、有利には第四級のアンモニウム基、第四級のホスホニウム基又
は第三級のスルホニウム基、特に第三級のスルホニウム基である。
【0067】 本発明により使用されるべき適当な、中和剤によってアニオンに変換可能な官
能性基(a2)の例はカルボン酸基、スルホン酸基又はホスホン酸基、特にカル
ボン酸基である。
【0068】 本発明により使用されるべき適当なアニオン性基(a2)の例は、カルボキシ
レート基、スルホネート基又はホスホネート基、特にカルボキシレート基である
【0069】 カチオンに変換可能な官能性基(a1)のために適当な中和剤の例は、無機酸
及び有機酸、例えば硫酸、塩酸、リン酸、ギ酸、酢酸、乳酸、ジメチロールプロ
ピオン酸又はクエン酸である。
【0070】 アニオンに変換可能な官能性基(a2)のために適当な中和剤のための例は、
アンモニア、アンモニウム塩、例えば炭酸アンモニウム又は炭酸水素アンモニウ
ム、並びにアミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルア
ミン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、トリフェニルアミン、ジメチルエ
タノールアミン、ジエチルエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリ
エタノールアミンなどである。中和は、有機相又は水相中で実施してよい。有利
には中和剤としてはジメチルエタノールアミンが使用される。
【0071】 本発明による被覆剤中に全体で使用される中和剤の量は、本発明により使用さ
れるべきポリウレタン(A)の官能性基(a1)又は(a2)の1〜100当量
、有利には50〜90当量が中和されるように選択される。
【0072】 ポリウレタンプレポリマー中に親水性の官能性の(潜在的に)カチオン性の基
(a1)を導入することは、少なくとも1つ、特に2つの、イソシアネート基に
対して反応性の基及び少なくとも1つのカチオン形成が可能な基を分子中に有す
る化合物を組み込むことを介して行われる;使用されるべき量は達成しようとす
るアミン価から計算できる。
【0073】 イソシアネート基に対して反応性の適当な基は、特にヒドロキシル基並びに第
一級及び/又は第二級のアミノ基であり、これらの中でもヒドロキシル基が有利
に使用される。
【0074】 適当な化合物の例は、ケトンで封鎖されているが、得られるケトキシム基はカ
チオン性基(a1)の形成前に再び加水分解される2,2−ジメチロールエチル
−又は−プロピルアミン、又はN,N−ジメチル−、N,N−ジエチル又はN−
メチル−N−エチル−2,2−ジメチロールエチル−又は−プロピルアミンであ
る。
【0075】 ポリウレタン分子中に(潜在的に)アニオン性の基(a2)を導入することは
、少なくとも1つのイソシアネート基に対して反応性の基及びアニオン形成が可
能な基を分子中に有する化合物の組み込みを介して行われる;使用されるべき量
は達成されるべき酸価から計算できる。
【0076】 この種の適当な化合物の例は、2つのイソシアネート基に対して反応性の基を
分子中に有する化合物である。イソシアネート基に対して反応性の適当な基は前
記のものである。従って、例えば###−位の炭素原子に2つの置換基を有する
アルカン酸を使用してよい。置換基はヒドロキシル基、アルキル基又は、有利に
はアルキロール基であってよい。これらのアルカン酸は、少なくとも1つの、一
般に1〜3個のカルボキシル基を分子中に有している。これらは、2〜約25個
、有利には3〜10個の炭素原子を有する。適当なアルカン酸の例はジヒドロキ
シプロピオン酸、ジヒドロキシコハク酸及びジヒドロキシ安息香酸である。特に
有利なアルカン酸の基は一般式R−C(CHOH)COOH[式中、R は水素原子又は約20個までの炭素原子を有するアルキル基を表す]の###,
###−ジメチロールアルカン酸である。特に良好に適当なアルカン酸の例は、
2,2−ジメチロール酢酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメ
チロール酪酸及び2,2−ジメチロールペンタン酸である。有利なジヒドロキシ
アルカン酸は2,2−ジメチロールプロピオン酸である。アミノ基含有の化合物
は、例えば###,###−ジアミノ吉草酸、3,4−ジアミノ安息香酸、2,
4−ジアミノトルエンスルホン酸及び2,4−ジアミノジフェニルエーテルスル
ホン酸である。
【0077】 非イオン性の安定化するポリ(オキシアルキレン)基(a3)は側基又は末端
基としてポリウレタン分子中に組み込まれてよい。このために、例えば一般式R O−(−CH−CHR−O−)H[式中、Rは1〜6個の炭素原子を
有するアルキル基を表し、Rは水素原子又は1〜6個の炭素原子を有するアル
キル基を表し、指数rは20〜75の数を表す]を有するアルコキシポリ(オキ
シアルキレン)アルコールを使用してよい(特許文献EP−A−0354261
号又はEP−A−0424705号を参照のこと)。
【0078】 これらの官能性の(潜在的に)イオン性の基(a1)及び(a2)並びに官能
性の非イオン性基(a3)のなかでも、(潜在的に)アニオン性の基(a2)が
有利であり、かつ従って特に有利に使用される。
【0079】 ポリオール、ポリアミン及びアミノアルコールの使用はポリウレタンプレポリ
マー(A)の分子量増大をもたらす。
【0080】 連鎖延長のために適当なポリオールは、分子当たりに36個までの炭素原子を
有するポリオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,2−ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ト
リメチロールプロパン、ヒマシ油又は硬化ヒマシ油、ジ−トリメチロールプロパ
ンエーテル、ペンタエリトリトール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ネオペ
ンチルグリコール、ヒドロキシピバル酸−ネオペンチルグリコールエステル、ヒ
ドロキシエチル化された又はヒドロキシプロピル化されたビスフェノールA、水
素化ビスフェノールA又はその混合である(特許文献EP−A−0339433
号、EP−A−0436941号、EP−A−0517707号を参照のこと)
【0081】 適当なポリアミンの例は、少なくとも2つの第一級及び/又は第二級のアミノ
基を有する。ポリアミンは主に1〜40個の炭素原子、有利には約2〜15個の
炭素原子を有するアルキレンポリアミンである。これらはイソシアネート基と反
応可能な水素原子を有さない置換基を有してよい。例は、直鎖状又は分枝鎖状の
脂肪族、脂環式又は芳香族の構造並びに少なくとも2つの第一級アミノ基を有す
るポリアミンである。
【0082】 ジアミンとしては、ヒドラジン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、1
,4−ブチレンジアミン、ピペラジン、1,4−シクロヘキシルジメチルアミン
、ヘキサメチレンジアミン−1,6、トリメチルヘキサメチレンジアミン、メタ
ンジアミン、イソホロンジアミン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン
及びアミノエチレンエタノールアミンが挙げられる。有利なジアミンは、ヒドラ
ジン、アルキルジアミンもしくはシクロアルキルジアミン、例えばプロピレンジ
アミン及び1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキ
サンである。
【0083】 また分子中に2つより多いアミノ基を有するポリアミンを使用してよい。しか
しながら、これらの場合には、例えばモノアミンの共用によって、架橋したポリ
ウレタン樹脂が得られないことが顧慮される。かかる使用可能なポリアミンはジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジプロピレンジアミン及びジブ
チレントリアミンである。モノアミンのための例としては、エチルヘキシルアミ
ンが挙げられる(特許文献EP−A−0089497号を参照のこと)。
【0084】 適当なアミノアルコールの例はエタノールアミン又はジエタノールアミンであ
る。
【0085】 本発明により使用されるべきポリウレタン(A)は、オレフィン性不飽和の末
端基及び/又は側基を有していてよい。これらの種類の基は、例えば少なくとも
1つのイソシアネート反応性基、特にヒドロキシル基及び少なくとも1つのビニ
ル基を有する化合物を用いて導入してよい。この種の適当な化合物の例は、トリ
メチロールプロパンモノアリルエーテル又はトリメチロールプロパンモノ(メタ
)アクリレートである。
【0086】 本発明により使用されるべきポリウレタン(A)は、エチレン性不飽和の化合
物とグラフトしてよい。グラフト混合重合体として存在する本発明により使用さ
れる適当なポリウレタンの例は、特許文献EP−A−0521928号、EP−
A−0522420号、EP−A−0522419号又はEP−A−07306
13号から公知である。
【0087】 本発明により使用されるべきポリウレタン(A)の製造は方法上特徴を有さず
、慣用かつ公知の冒頭で引用された先行技術に記載されるような方法によって実
施する。
【0088】 本発明により使用されるべきポリウレタン(A)の本発明による被覆剤におけ
る割合は、同様に極めて広範に変動してよく、かつ第一に被覆剤の使用目的に応
じて調節される。本発明による被覆剤が熱的に又は熱及び化学線によって硬化可
能である場合、その含量は特にポリウレタン(A)の官能性に応じて架橋剤(D
)との架橋反応に関して調節される。本発明によれば、冒頭で引用される先行技
術に記載されるような量を使用することが有利である。有利にはそれぞれ本発明
による被覆剤の固体含量に対して10〜80、特に15〜70、特に20〜60
質量%が使用される。
【0089】 本発明による被覆剤の第3の基本的な成分は少なくとも1種の色付与及び/又
は効果付与する、特に効果付与する顔料(B)である。
【0090】 該顔料(B)は無機化合物又は有機化合物からなってよい。本発明による被覆
剤、特に本発明による水系ベースコート及びソリッドカラートップコート、特に
本発明による水系ベースコートは従って多くの適当な顔料(B)に基づいて汎用
的な使用範囲が保証され、かつ多数の色相及び光学的効果の具体化を可能にする
【0091】 効果顔料(B)としては、金属片顔料、例えば慣用のアルミニウムブロンズ、
DE−A−3636183号によれば、クロメート化されたアルミニウムブロン
ズ、慣用の特殊鋼ブロンズ及び非金属性の効果顔料、例えば真珠光沢もしくは干
渉顔料を使用してよい。補足的にRoempp Lexikon Lacke und Druckfarben, Geor
g Thieme Verlag, 1998, 176 頁, 》Effektpigmente《 並びに 380 及び 381頁
》Metalloxid-Glimmer-Pigmente《 乃至 》Metallpigmente《を示す。
【0092】 適当な無機の色付与する顔料(B)のための例は、二酸化チタン、鉄酸化物、
シコトランイエロー及びカーボンブラックである。適当な有機の色付与する顔料
のための例は、チオインジゴ顔料のインダントレンブルー、クロモフタールレッ
ド、イルガジンオレンジ及びヘリオゲングリーンである。補足的にRoempp Lexik
on Lacke und Druckfarben, Georg Thieme Verlag, 1998, 180 及び 181 頁, 》
Eisenblau-Pigmente《 乃至 》Eisenoxidschwarz《, 451 〜 453 頁 》Pigmente
《 乃至 》Pigmentsvolumenkonzentration《, 563 頁 》Thioindigo-Pigmente《
並びに 567 頁》Titandioxid-Pigmente《を示す。
【0093】 顔料(B)は、これらが容易に分散し、かつ凝集せず、かつ/又は光学的効果
をもたらす形状が害されず、又は崩壊されない場合には本発明による被覆剤中に
それ自体で導入できる。本発明によれば、顔料(B)を顔料ペーストとして導入
することが有利である。ペースト樹脂又は粉砕樹脂として本発明による被覆剤中
に含まれるバインダーと使用する場合に更に有利である。
【0094】 顔料(B)の本発明による被覆剤における割合は非常に広範に変動してよく、
かつとりわけ顔料の隠蔽性、所望の色相及び所望の光学的効果に応じて調節され
る。有利には顔料(B)は本発明による組成物中でそれぞれ本発明による被覆剤
の固体含量に対して0.5〜50、有利には0.5〜45、特に有利には0.5
〜40、より特に有利には0.5〜35、特に0.5〜30質量%の量で含有さ
れている。
【0095】 前記の成分(A)、(B)及び(C)の他に本発明による被覆剤は少なくとも
1種の固体、液体又は気体状の有機及び/又は無機の低分子及び/又は高分子の
添加剤(D)を含有してよい。
【0096】 熱的並びに熱及び化学線によって硬化可能な本発明による被覆剤のために適当
な添加剤(D)の例は、架橋剤(D)、例えば封鎖されていないポリイソシアネ
ート、特に前記の部分的又は完全に封鎖されたポリイソシアネート、特に前記の
ものから誘導されるポリイソシアネート、アミノプラスト樹脂、無水物基を有す
る化合物又は樹脂、エポキシ基を有する化合物又は樹脂、トリス(アルコキシカ
ルボニルアミノ)トリアジン、カーボネート基を有する化合物又は樹脂、β−ヒ
ドロキシアルキルアミド並びに平均して少なくとも2つの反応性の基を有する化
合物、例えばマロン酸ジエステル及びポリイソシアネートの反応生成物又はマロ
ン酸の多価アルコールのエステル及び部分エステルとモノイソシアネートとの、
欧州特許文献EP−A−0596460号に記載されるような反応生成物である
。かかる架橋剤は当業者によく知られており、かつ多くの会社によって市販製品
として提供されている。
【0097】 架橋剤(D)の反応性に応じて、これは本発明による被覆剤に直接添加でき、
それによって、いわゆる1成分系が得られる。しかしながら、特に反応性の架橋
剤(D)、例えばポリイソシアネート及びエポキシドであるならば、これは一般
に本発明による被覆剤の使用の直前に初めて添加する。この場合、所謂2成分系
又は多成分系が得られる。
【0098】 本発明による被覆剤を熱的にだけでなく、化学線によっても硬化可能(デュア
ルキュア)にすべきであるならば、これらは化学線によって活性化可能な慣用か
つ公知の添加剤(D)を更に含有する。特に有利にはUV光が使用される。化学
線によって活性化可能な適当な添加剤(D)の例は、(メタ)アクリル−、アリ
ル−、ビニル−又はジシクロペンタジエニル官能性の(メタ)アクリレートコポ
リマー又はポリエーテルアクリレート、ポリエステルアクリレート、不飽和のポ
リエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、アミ
ノアクリレート、メラミンアクリレート、シリコンアクリレート又は相応のメタ
クリレートである。
【0099】 本発明による被覆剤は更に熱的硬化又は化学線による硬化のための反応性希釈
剤(D)を有していてよい。
【0100】 熱的硬化のために適当な反応性希釈剤(D)の例は、メタセシス反応によって
非環式モノオレフィン及び環式モノオレフィンから得られるオリゴマーの中間生
成物からヒドロホルミル化及び引き続いての水素添加によって得られるオリゴマ
ーのポリオール(D)である;適当な環式のモノオレフィンのための例はシクロ
ブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロオクテン、シクロヘプテン、
ノルボネン又は7−オキサノルボネンである;適当な非環式のモノオレフィンの
例は石油加工において分解によって得られる炭化水素混合物中に含まれている(
留分);適当な本発明により使用されるべきオリゴマーのポリオールの例は
200〜450のヒドロキシル価、400〜1000の数平均分子量Mn及び6
00〜1100の質量平均分子量Mwを有する。
【0101】 他の適当なポリオール(D)の例は、分枝鎖状の、環式の及び/又は非環式の
、少なくとも2つのヒドロキシル基で官能化されているC〜C16−アルカン
、特にジエチルオクタンジオールである。
【0102】 使用されるべきポリオール(D)の他の例は、ジトリメチロールプロパン、ジ
グリセリン、ジトリメチロールエタン、ペンタエリトリトール、テトラキス(2
−ヒドロキシエチル)メタン、テトラキス(3−ヒドロキシプロピル)メタン又
は2,2−ビス−ヒドロキシメチル−ブタンジオール−(1,4)(ホモペンタ
エリトリトール)から誘導される四官能性の中心基を有するハイパーブランチ型
の化合物である。これらの反応性希釈剤の製造は慣用かつ公知のハイパーブラン
チ型の及びデンドリマーの化合物の製造方法によって実施してよい。適当な合成
法は、例えば特許文献WO93/17060号又はWO96/12754号又は
G.R.ニューコメ、モーレフィールド及びフェークトル(G.R. Newkome, C.N.
Moorefield und F. Voegtle)の書籍(Dendritic Molecules, Concepts, Synthe
ses, Perspectives),VCH,ヴァインハイム(Weinheim)、ニューヨーク、
1996に記載されている。
【0103】 放射線硬化可能な反応性希釈剤(D)としては、低分子の多官能性のエチレン
性不飽和の化合物が該当する。この種の適当な化合物の例は、アクリル酸のポリ
オールとのエステル、例えばネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート又は
ペンタエリトリトールテトラアクリレート;又はヒドロキシアルキルアクリレー
トとポリイソシアネート、特に脂肪族ポリイソシアネートとの反応生成物である
【0104】 更に前記の添加剤(D)の他に又はこれらの代わりに、本発明による被覆剤は
慣用かつ公知のバインダー(D)を含有してよい。
【0105】 慣用かつ公知のバインダー(D)の例はオリゴマー及びポリマーの、直鎖状及
び/又は分枝鎖状及び/又はブロック状、コーム状及び/又はランダムに構成さ
れた、特に特許文献DE−A−19736535号、DE−A−4437535
号又はDE−A−19741554号に記載されるポリ(メタ)アクリレート又
はアクリレートコポリマー、特に特許文献DE−A−4009858号又はDE
−A−4437535号に記載されるポリエステル;アルキド、アクリル化され
たポリエステル、ポリラクトン、ポリカーボネート、ポリエーテル、エポキシ樹
脂−アミン−付加物、(メタ)アクリレートジオール、部分鹸化されたポリビニ
ルエステル又はポリ尿素であり、これらの中でもアクリレートコポリマー及び/
又はポリエステルが特に有利である。
【0106】 更に本発明による被覆剤は塗料に慣用な添加剤を添加剤(D)として有効量で
含有してよい。添加剤(D)の種類及び量はとりわけ本発明による使用目的に応
じて調節される。
【0107】 適当な添加剤(D)の例は − 有機及び無機の充填剤、例えば白亜、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケ
イ酸塩、例えばタルク又はカオリン、ケイ酸、酸化物、例えばアルミニウム水酸
化物又はマグネシウム水酸化物、ナノ粒子又は有機充填剤、例えばテキスタイル
繊維、セルロース繊維、ポリエチレン繊維又は木粉; − UV吸収剤; − ラジカル捕捉剤; − 架橋のための触媒; − スリップ剤; − 重合抑制剤; − 脱泡剤; − 乳化剤、特に非イオン性の乳化剤、例えばアルコキシル化されたアルカノ
ール及びポリオール、フェノール及びアルキルフェノール又はアニオン性の乳化
剤、例えばアルカンカルボン酸、アルカンスルホン酸及びアルコキシル化された
アルカノール及びポリオール、フェノール及びアルキルフェノールのスルホン酸
のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩; − 湿潤剤、例えばシロキサン、フッ素含有化合物、カルボン酸半エステル、
リン酸エステル、ポリアクリル酸及びそのコポリマー又はポリウレタン; − 接着促進剤; − 均展剤; − 皮膜形成助剤、例えばセルロース誘導体; − 防炎剤 − レオロジー調節添加剤、例えば特許文献WO94/22968号、EP−
A−0276501号、EP−A−0249201号又はWO97/12945
号から公知の添加剤;例えばEP−A−0008127号に開示されているよう
な架橋したポリマーのマクロ粒子;無機の層状ケイ酸塩、例えばモンモリロナイ
ト型のアルミニウム−マグネシウム−ケイ酸塩、ナトリウム−マグネシウム−及
びナトリウム−マグネシウム−フッ素−リチウム−層状ケイ酸塩;ケイ酸、例え
ばエアロシル;又はイオン性及び/又は会合性の作用を有する基を有する合成ポ
リマー、例えばポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリ(メ
タ)アクリル酸、ポリビニルピロリドン、スチレン−マレイン酸無水物コポリマ
ー又はエチレン−マレイン酸無水物コポリマー及びその誘導体又は疎水性に変性
されたエトキシ化されたウレタン又はポリアクリレート;又は − 水混和性の低沸点及び高沸点の有機溶剤(“ロング溶剤”); − 光開始剤、例えばノーリッシュII型の、作用機構が光化学反応において
多様に生じる水素引き抜き反応の分子内バリエーションに基づく光開始剤;例え
ばRoempp Chemie Lexikon, 9. erweiterte und neubearbeitete Auflage, Georg
Thieme Verlag Stuttgart, Bd. 4, 1991を示す である。
【0108】 適当な塗料添加剤(D)の更なる例は、ヨハン ビーレマン(Johan Bieleman
)の教科書“塗料添加剤”、Wiley−VCH、ヴァインハイム、ニューヨー
ク、1998に記載されている。
【0109】 方法上有利には、本発明による被覆剤の製造は特徴を有さず、これらの成分を
、主分散法又は副分散法並びに慣用かつ公知の混合装置、例えば撹拌槽、溶解機
、撹拌ミル又は押出機を使用して水中に分散させることによって行う。例えば冒
頭で引用された先行技術に記載されている。
【0110】 本発明による被覆剤、特に本発明による水系ベースコートは、ウェット−イン
−ウェット法に従って下塗りされた基体及び下塗りされていない基体上に色付与
及び/又は効果付与する複層塗装系を製造するために優れている。更に本発明に
よる被覆剤、特に本発明によるソリッドカラートップコートは一層の色付与及び
/又は効果付与する塗装系の製造のために極めて適当である。
【0111】 更に、本発明による被覆剤を接着剤又はシールコンパウンドとして、又は単体
構造の塗料被膜のための出発生成物としても使用できる。
【0112】 本発明による被覆剤はウェット−イン−ウェット法の範囲における水系ベース
コートとしての使用において、水系ベースコートを下塗りされた基体又は下塗り
されていない基体上に適用及び乾燥させるが、硬化させず、その後に該水系ベー
スコート層上にクリヤーコートを適用し、かつ得られたクリヤーコート層を水系
ベースコート層と一緒に熱的に又は熱及び化学線によって硬化させる(デュアル
キュア)ことが有利である。
【0113】 基体としては、上に存在する層を熱又は熱及び化学線の組み合わせた使用(デ
ュアルキュア)下の硬化によって害されない全ての塗装されるべき表面が該当す
る;これは、例えば金属、プラスチック、木材、セラミック、石材、テキスタイ
ル、繊維複合体、皮革、ガラス、ガラス繊維、ガラスウール及び石綿、鉱物複合
建材及び樹脂複合建材、例えば石膏板及びセメント板又は屋根瓦並びにこれらの
材料の複合体である。それに応じて、本発明による複層塗装系は自動車第一塗装
及び自動車補修塗装以外の使用のためにも適当である。この場合、これらは、特
に家具及びコイルコーティング及びコンテナコーティングを含む工業的使用のた
めにも該当する。工業的使用の範囲において、これらは実質的に全ての私的な使
用又は工業的な使用のための部材、例えばラジエーター、家庭用機器、金属から
なる小片、例えばボルトとナット、ホイールキャップ、リム又は包装材のために
適当である。
【0114】 導電性の基体の場合においては、慣用かつ公知の方法いおいて電着塗料(ET
L)から製造されるプライマーを使用してよい。このために、アノード電着塗料
(ATL)及びカソード電着塗料(KTL)のいずれも、特にKTLが該当する
。通常は、特に自動車塗装においては、その上になおもプライマーの成分として
みなされるサーフェイサー系又は耐ストーンチッププライマーが施与される。
【0115】 またABS、AMMA、ASA、CA、CAB、EP、UF、CF、MF、M
PF、PF、PAN、PA、PE、HDPE、LDPE、LLDPE、UHMW
PE、PC、PC/PBT、PC/PA、PET、PMMA、PP、PS、SB
、PUR、PVC、RF、SAN、PBT、PPE、POM、PUR−RIM、
SMC、BMC、PP−EPDM及びUP(DIN7728T1による略称)か
らなる下塗りされたプラスチック部材又は下塗りされていないプラスチック部材
を塗装し、接着し、又は密閉してもよい。官能化されていない及び/又は非極性
の基体表面の場合には、これらは被覆の前に公知のように、例えばプラズマ又は
火炎によって前処理を行うか、又は水系プライマーを施してもよい。
【0116】 本発明による水系ベースコート材料の施与は、全ての慣用の施与法によって、
例えば吹き付け塗布、ブレード塗布、刷毛塗り、流延、浸漬塗布、含浸、滴下又
はローラー塗布によって実施できる。この場合、被覆されるべき基材自体は停止
しており、その際、施与装置又は設備が動く。しかしながら、また被覆されるべ
き基材、特にコイルが動いてもよく、その際、施与装置は基材と相対的に停止し
ているか、又は適当に動いている。
【0117】 有利には吹き付け塗布法、例えば圧力空気噴霧、エアレス噴霧、高速回転、静
電的噴霧吹き付け塗装(ESTA)を、場合によりホットスプレー塗布、例えば
ホットエアーホットスプレーと組み合わせて使用される。この施与は最大70〜
80℃で実施するので、適当な施与粘度は短時間で生ずる加熱において水系ベー
スコート及び場合により再調製されたオーバースプレーの変性又は損傷を生じる
ことなく達成される。こうしてホットスプレーは、水系ベースコートがスプレー
ノズルの非常に近辺でか、又はその直前で加熱される。
【0118】 本発明による水系ベースコートを、第1の施与においてはESTAによって、
かつ第2の施与においては空気圧によって適用することが特に有利である。
【0119】 本発明による水系ベースコートが化学線により活性化可能な成分を含有するの
であれば、適用は有利には光の排除下に実施する。もちろん、この適用法は本発
明によるウェット−イン−ウェット法の範囲において、クリヤーコート層の適用
のためにも使用できる。
【0120】 硬化は一定の休止時間後に実施してよい。この時間は、30秒〜2時間、有利
には1分間〜1時間、特に1分間〜45分間の期間を有してよい。休止時間は、
例えば均展のため、かつ塗料層の脱ガスのため、又は揮発性成分、例えば溶剤の
蒸発のために役立つ。休止時間は、90℃までの高められた温度の使用によって
、及び/又は<10gの水/kgの空気、特に5g/kgの空気の低減された空
気湿分によって、塗料層に障害又は変化が生じない、例えば予定より早い完全な
架橋が生じない場合には促進及び/又は短縮できる。
【0121】 物理的な硬化は既にほぼ休止時間の間に行われ、かつ熱の使用によって促進で
き、その際、後に熱的硬化の場合に使用される方法を使用してよい。
【0122】 熱的硬化は方法的な特徴を有さず、慣用かつ公知の方法によって、例えば強制
通風炉における加熱又はIR灯での照射によって実施される。この場合、熱的硬
化は段階的にも実施できる。有利には熱的硬化は50〜100℃、特に有利には
60〜100℃、特に80〜100℃の温度において1分〜2時間、特に有利に
は2分〜1時間、特に3分〜45分の時間の間で実施される。熱的に激しく負荷
されうる基体を使用する場合には、熱的架橋は100℃未満の温度で実施してよ
い。一般に、この場合180℃、有利には160℃、特に155℃の温度を超過
しないことが推奨される。
【0123】 また化学線による硬化も方法上の特徴点を有さず、慣用かつ公知の方法におい
てUV灯及び/又は電子線源での照射によって有利には不活性ガス下で行われる
【0124】 本発明によるデュアルキュア−水系ベースコート層とクリヤーコート層との一
緒の硬化においては、熱的硬化及び化学線による硬化を同時に又は相互に使用し
てよい。両者の硬化法を相互に使用する場合には、例えば熱的硬化で始まって、
化学線による硬化で終了してよい。別の場合には、化学線による硬化で開始して
、これで終了することが有利であるとみなされる。当業者はその都度の個々の場
合に最も有利な硬化方法をその一般的な専門知識に基づいて、場合により簡単な
前調査の補助下に規定することができる。
【0125】 この場合、全ての慣用かつ公知のクリヤーコートをウェット−イン−ウェット
法の範囲において本発明による水系ベースコート層と組み合わせられることは本
発明による水系ベースコートがより特に有利であることを示している。
【0126】 適当な公知の1成分系(1K)−、2成分系(2K)−又は多成分系(3K,
4K)−クリヤーコートの例は、特許文献DE−A−4204518号、US−
A−5474811号、US−A−5356669号、US−A−560596
5号、WO94/10211号、WO94/10212号、WO94/1021
3号、EP−A−0594068号、EP−A−0594071号、EP−A−
0594142号、EP−A−0604992号、WO94/22969号、E
P−A−0596460号又はWO92/22615号から公知である。
【0127】 1成分(1K)クリヤーコートは、公知のヒドロキシル基含有のバインダー及
び架橋剤、例えば封鎖されたポリイソシアネート、トリス(アルコキシカルボニ
ルアミノ)トリアジン及び/又はアミノプラスト樹脂を含有する。他のバリエー
ションにおいては、これらはバインダーとしてカルバメート側基及び/又はアロ
ファネート側基を有するポリマーを含有し、かつカルバメート変性及び/又はア
ロファネート変性されたアミノプラスト樹脂を架橋剤として含有する(US−A
−5474811号、US−A−5356669号、US−A−5605965
号、WO94/10211号、WO94/10212号、WO94/10213
号、EP−A−0594068号、EP−A−0594071号又はEP−A−
0594142号を参照のこと)。
【0128】 2成分(2K)又は多成分(3K,4K)クリヤーコートは基本的な成分とし
て、公知のヒドロキシル基含有のバインダーを有し、かつ架橋剤としてポリイソ
シアネートを含有し、これらはその使用まで別個に貯蔵される。
【0129】 適当な粉末クリヤーコートの例は、例えばドイツ国特許文献DE−A−422
2194号又はBASF Lacke + Farben AG社のプロダクト情報“粉末塗料”1
990から公知である。
【0130】 粉末クリヤーコートは基本的な成分として公知のエポキシ基含有のバインダー
を有し、かつ架橋剤としてポリカルボン酸を含有する。
【0131】 適当な粉末スラリークリヤーコートの例は、例えば米国特許文献US−A−4
268542号及びドイツ国特許出願DE−A−19518392.4及びDE
−A−19613547号から公知であるか、又は事前公開されたドイツ国特許
出願DE−A−19814471.7号に記載されている。
【0132】 粉末スラリー−クリヤーコートは公知の粉末クリヤーコートを水性媒体中に分
散して含有している。
【0133】 UV硬化性のクリヤーコートは例えば特許文献EP−A−0540884号、
EP−A−0568967号又はUS−A−4675234号から明らかである
【0134】 本発明による複層塗装系の範囲内で個々の層の厚さは広範に変動してよい。し
かしながら本発明によれば、水系ベースコート層が5〜25μmの厚さ、特に7
〜20μmの厚さを有し、かつクリヤーコート層が15〜120μm、有利には
30〜80μm、特に40〜70μmの厚さを有する場合に有利である。
【0135】 本発明による一層塗装系及び複層塗装系は、優れた光学的、機械的及び化学的
な特性を有する。従ってこれらはどのような表面障害、例えば収縮(しわ)を有
さない。該塗装系は更に特に高い隠蔽性及び優れた光学的効果、特に曇りを有さ
ないメタリック効果を有する。
【0136】 実施例及び比較試験V1及びV2 本発明による水系ベースコート(実施例)及び2種の本発明によるものでない
水系ベースコート(比較試験V1)の製造及び使用 実施例及び比較試験V1及びV2のために、以下の成分を調製もしくは製造し
た。
【0137】 1. ポリウレタン分散液(A): ポリウレタン分散液(A)をドイツ国特許文献DE−A−4437535号の
7頁の21行目から34行目の“B 水性ポリウレタン分散液の製造”に挙げら
れる工程によって製造した。分散液の固体含量は31質量%であった。
【0138】 2. 第2の水性アクリレート分散液: 第2の水性アクリレート分散液をドイツ国特許文献DE−A−4437535
号の8頁の25行目から49行目の“E 水性ポリアクリレート分散液の製造”
に記載されるように製造した。該分散液の固体含量は40質量%であった。
【0139】 3. ポリエステルの水溶液: ポリエステルの水溶液をドイツ国特許文献DE−A−4437535号の7頁
の6行目から19行目の“A ポリエステル樹脂水溶液の製造”に挙げられる工
程でのように製造し、かつ水で固体含量を60質量%に調整した。
【0140】 4. レオロジー助剤: 合成の層状ケイ酸塩の3%水性懸濁液;ラポルテ社(Laporte)のLapon
ite(R)RD。
【0141】 5. メタリック顔料ペースト: 6.0質量部のアルミニウムフレークの65%懸濁液(エッカルト(Eckart)
社のAluminium Stapa Hydrolux(R))を6.5質量部のブチルグリコール及び
2.1質量部の3によるポリエステルの水溶液で均質化した。
【0142】 6. メラミン樹脂溶液: クラリアント(Clariant)社のMaprenal(R)VMF。
【0143】 7. 中和剤: ジメチルエタノールアミンの10%水溶液。
【0144】 8.湿潤剤: エアープロダクツ(Air Products)社の商慣習上の湿潤剤(ブチルグリコール
中50%) 9. 本発明により使用されるべき二酸化ケイ素ペースト: 30質量部の3によるポリエステルの水溶液、46質量部のブチルグリコール
、12質量部の水及び12質量部の平均粒度5.8μm及び粒子の密度2.1g
cm- の二酸化ケイ素粉末を互いに混合し、かつ均質化した。
【0145】 10. 二酸化ケイ素ペーストの溶剤/ポリエステル混合物 例1 例1のために30質量部の3によるレオロジー助剤を装入した。ここに撹拌し
ながら、挙げられる順序で1による27質量部のポリウレタン分散液、3.0質
量部の3によるポリエステル溶液、6.0質量部の2による水性アクリレート副
分散液、2.1質量部のブチルグルコール、6.0質量部の6によるメラミン樹
脂、0.3質量部の7による中和剤、1.5質量部の8による湿潤剤及び6.0
質量部の脱イオン水を添加した。得られる混合物を均質化し、かつ挙げられる順
序で3.0質量部の本発明により使用されるべき9による二酸化ケイ素ペースト
及び14.6質量部の5によるメタリック顔料ペーストを添加した。
【0146】 得られる水系ベースコートを7による中和剤でpH値を7.8から8.2に調
整し、かつ脱イオン水で1000s- の剪断時に70〜80mPasの粘度に
調整した。
【0147】 比較試験V1 例1を繰り返すが、9による二酸化ケイ素ペーストを使用しなかった。
【0148】 比較試験V2 比較試験V1を繰り返すが、2.64質量部の10による二酸化ケイ素ペース
トの溶剤/ポリエステル混合物を添加した。
【0149】 応用技術的な水系ベースコートの特性の試験のために、慣用かつ公知のように
30×70cmの寸法の試験板を作成した。このために、慣用かつ公知のカソー
ド的に堆積され、かつ焼き付けられた電着塗装系で被覆した鋼板(車体板)を商
慣習上のサーフェイサー(BASFコーティングAG社)で被覆し、次いで得ら
れたサーフェイサー層を5分間の間、20℃で、かつ65%の相対湿度でフラッ
シュオフし、かつ強制通風炉中で140℃において30分間焼き付けた。
【0150】 試験板を20℃に冷却した後に、水系ベースコートを2つの噴霧工程で適用し
た。第1の施与はESTA(ベル回転数:45000l/分、ESTAのための
誘導空気:120Nl/分、電圧:65kV、間隔:0.25m、塗料流出量:
170ml/分)を用いて乾燥被膜厚8〜10μmに相応して行われた。第2の
施与を空気圧(間隔:0.32m、塗料流出量:540ml/分、スプレーエア
ー量:300Nl/分、スプレーエアー圧力:4.8バール、側面空気量:39
5Nl/分、側面空気圧力:5.2バール)によって乾燥被膜厚4〜6μmに相
応して行われた。該水系ベースコート層を第1及び第2の施与の後にそれぞれ2
分間フラッシュオフした。引き続き、水系ベースコート層を80℃で10分間、
前乾燥させ、かつ商慣習上の2成分系クリヤーコート(BASFコーティングA
G社)を上塗りした。この後に、水系ベースコート層及びクリヤーコート層を1
30℃で30分間焼き付け、次いで本発明による効果付与する実施例の複層塗装
系並びに本発明によるものでない比較試験V1及びV2の複層塗装系が40μm
のクリヤーコーティングの乾燥被膜厚で得られた。
【0151】 試験板を2〜3mの距離からの拡散光下に上位像(80゜)及び斜位像(40
゜)において明暗色相(曇り)に関して視覚的に評価し、評点を付けた(評点1
:曇りは確認できない、評点5まで:曇りは非常に顕著に確認できる)。
【0152】 実施例では、上位像において評点2が、かつ斜位像において評点3が得られた
。比較試験V1及びV2においては上位像においてそれぞれ評点4が、かつ斜位
像においてそれぞれ評点5が得られた。これは本発明による二酸化ケイ素の使用
によって明暗色相が著しく改善されたことを確証している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 フランク ヤンシング ドイツ連邦共和国 タウバービショフスハ イム リーデルンシュトラーセ 1 Fターム(参考) 4D075 AE06 BB26Z BB42Z EA02 EB01 EB38 EB56 EB57 EC11 4J038 DG261 DG291 DG301 HA446 HA456 KA20 MA02 MA08 PA17 PA19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理的、熱的又は熱及び化学線によって硬化可能な、 A)少なくとも1種の飽和、不飽和及び/又はオレフィン性不飽和化合物とグラ
    フトした、イオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタンをバイン
    ダーとして、 B)少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料並びに C)少なくとも1種の無色の、被覆剤の他の成分に対して主に不活性な透明又は
    乳白色の1.0〜10.0μmの平均粒度の、粒子が0.8〜3.6gcm-
    の密度を有する粉末 を含有する水性被覆剤。
  2. 【請求項2】 粉末(C)が4.0〜7.0μmの平均粒度を有する、請求
    項1記載の水性被覆剤。
  3. 【請求項3】 粒子が0.9〜3.2gcm- の密度を有する、請求項1
    又は2記載の水性被覆剤。
  4. 【請求項4】 粒子が球状の形状を有する、請求項1から3までのいずれか
    1項記載の水性被覆剤。
  5. 【請求項5】 粉末(C)が12μm未満の最大粒度を有する、請求項1か
    ら4までのいずれか1項記載の水性被覆剤。
  6. 【請求項6】 粒子が架橋した又は架橋していない、有機又は有機金属ポリ
    マー、無機の鉱物、塩又はセラミック材料又は有機的に変性されたセラミック材
    料又はこれらの物質の混合物からなる、請求項1から5までのいずれか1項記載
    の水性被覆剤。
  7. 【請求項7】 粒子が、二酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシ
    ウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムカルシウム、ケイ酸アルミニウ
    ムマグネシウム、ケイ酸マグネシウムカルシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシ
    ウムカルシウム、ケイ酸アルミニウムベリリウム、リン酸アルミニウム及び/又
    はリン酸カルシウムからなる、請求項1から6までのいずれか1項記載の水性被
    覆剤。
  8. 【請求項8】 粉末(C)を固体含量に対して0.09〜0.5質量%の量
    で含有する、請求項1から7までのいずれか1項記載の水性被覆剤。
  9. 【請求項9】 一層又は複層の色付与及び/又は効果付与する、自動車第一
    塗装及び自動車修復塗装、コイルコーティング及びコンテナコーティングを含む
    工業的な塗装、プラスチック塗装及び家具塗装のための塗装系を製造するための
    、請求項1から8までのいずれか1項記載の水性被覆剤の使用。
  10. 【請求項10】 水性被覆剤を、水系ベースコート及びソリッドカラートッ
    プコートとして自動車第一塗装及び自動車修復塗装において使用する、請求項9
    記載の使用。
  11. 【請求項11】 下塗りされた又は下塗りされていない基体上に請求項1か
    ら8までのいずれか1項記載の少なくとも一層の水性被覆剤を適用し、かつ得ら
    れた湿層を熱的に硬化させるか、又は熱及び化学光線により硬化させることによ
    って一層又は複層の色付与及び/又は効果付与する塗装系を製造するための方法
  12. 【請求項12】 色付与及び/又は効果付与する複層塗装系をウェット−イ
    ン−ウェット法により、 (I)下塗りされた又は下塗りされていない基体上に水系ベースコート層を適用
    し、 (II)得られた水系ベースコート層をフラッシュオフ及び中間乾燥させ、 (III)水系ベースコート層上にクリヤーコート層を適用し、かつ (IV)両者の湿層を熱的に硬化させるか、又は熱及び化学光線によって硬化さ
    せる ことによって製造するための方法において、水系ベースコートとして請求項1か
    ら8までのいずれか1項記載の水性被覆剤を使用することを特徴とする方法。
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