JP2003521840A - 無線通信システムにおける振幅および位相の評価方法 - Google Patents

無線通信システムにおける振幅および位相の評価方法

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Abstract

(57)【要約】 送信チャンネルで固有の振幅および位相雑音の評価の正確度を向上するために非パイロットサブチャンネルを使用することによってシステムのコヒーレントな復調の性能を強化する送信機および受信機202 のための装置である。この強化は、パイロットチャンネルの評価を高めるために基本チャンネルの補正され受信されたデータを使用することにより実現され、これはその後補足データチャンネルの復調のためドット積モジュールにより使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線通信に関し、特に単一チャンネルにより送信された多数の信号の
位相および振幅歪みを補償するための優れた改良された方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
符号分割多元アクセス(CDMA)変調技術の使用は多数のシステムユーザが
存在する通信を容易にするための幾つかの技術のうちの1つである。時分割多重
アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、振幅圧伸単一側
波帯(ACSSB)のようなAM変調方式等の他の多元アクセス通信システム技
術が技術上知られている。多元のアクセス通信システムで異なる同時に送信され
た信号を弁別する技術もチャンネル化として知られている。CDMAの拡散スペ
クトル変調技術は他の多元のアクセス技術にまさる大きな利点を有する。
【0003】 多元アクセス通信システムにおけるCDMA技術の使用は米国特許第4,901,3
07 号明細書(発明の名称“SPREAD SPECTRUM MULTIPLE ACCESS COMMUNICATION S
YSTEM USING SATELLITE OR TERRESTRIAL REPEATERS ”)に開示されている。多
元アクセス通信システムにおけるCDMA技術の使用はさらに米国特許第5,103,
459 号明細書(発明の名称“SYSTEM AND METHOD FOR GENERATING SIGNAL WAVEFO
RMS IN A CDMA CELLULAR TELEPHONE SYSTEM ”)および米国特許第5,751,761 号
明細書(発明の名称“SYSTEM AND METHOD FOR ORTHOGONAL SPREAD SPECTRUM SEQ
UENCE GENERATION IN VARIABLE DATA RATE SYSTEMS”)に開示されている。符号
分割多元アクセス通信システムは、以後IS−95と呼ぶ米国電気通信工業会の
TIA/EIA/IS−95−A(題名“MOBILE STATION-BASE STATION COMPAT
IBILITY STANDARD FOR DUAL-MODE WIDEBAND SPREAD SPECTRUM CELLULAR SYSTEM
”)で標準化されている。
【0004】 国際電気通信連合は最近、無線通信チャンネルによって高いデータ速度およ
び高品質のスピーチサービスを与える提案された方法の提案をリクエストした。
これらの提案の第1の提案は米国電気通信工業会により発行され、題名は“The
cdma2000 ITU-R RTT Candidate Submission ”であり、以後cdma2000と
呼ぶ。これらの提案の第2の提案は欧州電気通信標準化協会(ETSI)により
発行され、題名は“ETSI UMTS Terrestrial Radio Access(UTRA) ITU-R RTT Can
didate Submission ”である。これらの提案の第3の提案は米国のTG8/1に
より提出され、題名は“The UWC-136 Candidate Submission”である(以後ED
GEと呼ぶ)。これらの提案の内容は公共の記録であり、技術でよく知られてい
る。
【0005】 幾つかのIS−95システムで使用されるCDMA復調器構造では、疑似雑
音(PN)チップインターバルは結合されるために、最小2つの通路に分離され
ることを規定する。異なる通路が復調されることができる前に、受信された信号
の通路の相対的な到着時間(またはオフセット)がまず決定されなければならな
い。復調器はオフセットのシーケンスを“サーチ”し、各オフセットで受信され
たエネルギを測定することによってこの機能を実行する。潜在的なオフセットに
関連するエネルギがあるしきい値を超えたならば、復調エレメントまたは“フィ
ンガ”がそのオフセットに割当てられることができる。その通路オフセットに存
在する信号はその後、それらのそれぞれのオフセットで他のフィンガの貢献と合
計されることができる。CDMAサーチャの使用は、米国特許第5,764,687 号明
細書(発明の名称“MOBILE DEMODULATOR ARCHITECTURE FOR A SPREAD SPECTRUM
MULTIPLE ACCESS SYSTEM”)に開示されている。
【0006】 幾つかのIS−95システムで使用されるCDMA受信機構造では、送信機
から受信機へ通過するデータは固定した時間間隔で送信されるフレームに分割さ
れる。各間隔中に送信される可変のデータ量に基づいて、送信機はデータを幾つ
かの大きさのうちの1つのフレームサイズに位置させる。これらの各フレームサ
イズは異なるデータ速度に対応するので、フレームはしばしば可変速度フレーム
と呼ばれる。このようなシステムの受信機は受信されたフレーム内で伝送された
データを適切に解釈するために各受信されたフレームの速度を決定しなければな
らない。このようなデータ決定方法はフレーム品質計量の発生を含んでいること
が多く、これは決定されたフレーム速度に関係する不確定度のレベルの評価に使
用されることができる。速度決定の実行およびフレーム品質計量の発生方法は米
国特許第5,751,725 号明細書(発明の名称“METHOD AND APPARATUS FOR DETERMI
NING THE RATE OF RECEIVED DATQA IN A VARIABLE RATE COMMUNICATION SYSTEM
”)に開示されている。
【0007】 CDMAシステムの信号は、米国特許出願第08/856,428号明細書(発明の名
称“REDUCED PEAK TO AVERAGE TRANSMIT POWER HIGH DATA RATE IN A CDMA WIRE
LESS COMMUNICATION SYSTEM ”、1996年4月9日)に開示されているような複素
数PN拡散であり、次式にしたがう。 I=I' PNI +Q' PNQ (1) Q=I' PNQ −Q' PNI (2) ここでPNI とPNQ は異なるPN拡散コードであり、I' とQ' は送信機で拡
散される2つのチャンネルである。
【0008】 cdma2000に記載されているように、送信信号は直交ウォルシュコー
ド化を使用して構成され、1つのウォルシュコードはパイロットサブチャンネル
信号の送信に使用される。このような送信信号の構成に使用される直交ウォルシ
ュサブチャンネルは送信前に共に付加され、受信機で受信される前に、同一の伝
送チャンネルまたは通路を伝播する。各伝送チャンネルはその固有の特性により
、そこを通過する信号の位相および振幅を変化させ、熱雑音の成分を付加する。
これらのチャンネル特性は送信機または受信機による任意の運動で変化するが、
受信機および送信機の両者が静止しているときでさえも時間で変化することがあ
る。チャンネル特性は通常、チャンネルを通過して送信されるデータシンボルと
比較して非常にゆっくりと変化する。
【0009】 幾つかのCDMA受信機はチャンネルの位相および振幅歪みを評価する回路
を使用する。これらの評価はその後、チャンネル歪みの補償に使用され、受信さ
れた信号のさらに正確なデコードおよび復調を可能にする。信号の位相および振
幅を評価し、復調されたデータ信号との出力のドット積を実行する1つのこのよ
うな回路は米国特許第5,506,865 号明細書(発明の名称“PILOT CARRIER DOT PR
ODUCT CIRCUIT ”)に詳細に記載されている。そこに記載されている構造では、
全てゼロのパイロットチャンネルが受信され、チャンネル特性の評価に使用され
る。結果的なチャンネル評価はその後、復調された信号をスカラーデジタル値へ
変換するのに使用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
直交サブチャンネルで送信された全てのCDMA信号は互いに相互干渉を生じ
て、隣接するセル区域にジャマーとして作用する。直交サブチャンネル信号のコ
ヒーレントな復調を可能にするために、1つのサブチャンネルはしばしばパイロ
ット搬送波の専用にされる。前述の米国特許第5,506,865 号明細書に詳細にされ
ているように、パイロット搬送波はチャンネル特性の評価を生成するために受信
機で使用される。これらのチャンネル評価の正確性はパイロットチャンネル信号
の強度に基づいている。残念ながら、パイロットチャンネルはデータを伝送せず
、したがってパイロット送信パワーを最小にすることが望ましい。一般的に、デ
ータ信号パワーに関するパイロットパワーはこれらの2つのファクター間をバラ
ンスさせることにより選択され、それによって最良の全体的なシステム性能が実
現される。この理由で、増加されたパイロット信号強度を必要としない正確な信
号評価の生成方法は非常に望まれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、送信チャンネルとも呼ばれる共通の伝播路により共に送信される多
数のサブチャンネル信号を受信する受信機の性能を改良する方法および装置を開
示している。送信チャンネルによって信号に導入された位相および振幅歪みを補
償するために、受信機は送信チャンネルの位相および振幅歪みを評価するサブチ
ャンネル信号を使用する。送信チャンネルに固有の歪みを評価するプロセスはチ
ャンネル評価と呼ばれ、これはチャンネル評価の生成に使用される。本発明はチ
ャンネル評価の正確性を改良するため(パイロットサブチャンネルではなく)デ
ータ伝送サブチャンネルを使用する優れた方法を含んでいる。本発明は多数のサ
ブチャンネルの伝送とコヒーレントな復調とを同時に使用する任意の通信システ
ムに適用可能である。
【0012】 情報信号内のサブチャンネル信号は時分割多重化(TDM)または符号分割
多元化(CDM化)される。例示的な実施形態はcdma2000で提案された
逆方向リンクの文脈で説明している。チャンネル構造で支配的な一般人のために
、本発明は、欧州電気通信標準化協会(ETSI)により発行された候補提案(
題名“The ETSI UMTS Terrestrial Radio Access (UTRA) ITU-R RTT Candidate
Submission”(以下WCDMA))にしたがって逆方向リンク送信の受信にも同
等に応用可能である。さらに、本発明はこれらのシステムの順方向リンクの受信
にも同等に応用可能である。
【0013】 cdma2000では、データを伝送するサブチャンネルは高いデータ速度
(例えば76.8kbps)補足チャンネルと、低いデータ速度(例えば9.6
kbps)基本チャンネルを含んでいる。パイロットチャンネルの公称上のパワ
ーは基本チャンネルの(例えば基本チャンネルパワーの)復調に最適にされる。
高いデータ速度の補足チャンネルの適切な復調を可能にするため、cdma20
00標準方式は補足チャンネルが使用中であるとき公称レベルを超えてパイロッ
トパワーを増加することを提案している。さらに、cdma2000標準方式は
補足チャンネルが使用している幾つかの有効なデータ速度に基づいてパイロット
パワーの異なるレベルを使用することを提案した。
【0014】 データ速度にしたがってパイロットパワーを変化すると、別の困難な問題が
システム設計に生じる。例えば、パワー制御ループが正確に作用するように受信
機が前もってデータ速度を知ることが必要である。これはまたサーチ/フィンガ
ロックの選択をさらに困難にする。さらに、復調性能を犠牲にせずに行うことが
できるならば、全体的なシステム性能を改良するためパイロットオーバーヘッド
を減少することが所望される。
【0015】 基本チャンネル信号に基づいてチャンネル評価の形成を可能にすることによ
って、本発明はシステムが優れた補足チャンネル復調性能を実現することを可能
にする。十分なチャンネル評価情報が基本チャンネルから抽出されることができ
るならば、許容可能な補足チャンネル復調性能はパイロットパワーを全く変化せ
ずに実現される。基本信号はパイロット信号のパワーの4倍程度で送信されるこ
とができるので、両信号を使用して形成されるチャンネル評価はパイロット信号
だけに基づいた評価よりも非常に正確である。さらに正確なチャンネル評価を使
用するその後の復調も同様に性能を改良する。
【0016】 cdma2000では、基本チャンネルの送信パワーは公称のパイロットの
送信パワーの4倍である。パイロットと基本チャンネルとの結合されたパワーは
公称のパイロットチャンネルのパワーの5倍である。公称のパイロットチャンネ
ルと基本チャンネルとの両者から得られた結合されたチャンネル評価はcdma
2000補足チャンネルを復調するのに十分に正確である。補足チャンネルが使
用中であるときにパイロットパワーを増加することは1つの選択肢であるが、結
合されたチャンネル評価の強化された正確性を与えることは必要ではない。
【0017】 受信された基本チャンネルから抽出されたチャンネル評価の付加された正確
度は正確な基準信号の使用に依存しており、これは随意的に送信された基本チャ
ンネル信号と同一であってもよい。基本チャンネル評価を形成するのに使用され
るデコードされたシンボルの不正確性は結合したチャンネル評価の品質を劣化す
る。補足チャンネルはフレームエラーの高い許容度を有するパケットデータチャ
ンネルである可能性が高いが、補足チャンネルを復調するときにフレームエラー
率を最小にすることが望ましい。
【0018】 本発明の好ましい実施形態では、受信された基本チャンネル信号は最初にデ
インターリーブされ、順方向エラー補正(FEC)は送信機の相補型FECエン
コードおよびインターリーブ機能を利用するためにデコードされる。その後、補
正されたシンボル流は再度コード化され、再度インターリーブされ、チャンネル
評価装置により基準信号として使用するための送信信号の理想的なレプリカを生
成する。
【0019】 本発明の別の実施形態では、基本チャンネルパワーは基本チャンネルエラー
率を減少することが必要なときに増加される。基本チャンネルエラー率の減少は
さらに正確なチャンネル評価を生成するので、基本チャンネルパワーの増加は補
足チャンネルを復調するときエラー率を減少させる。補足チャンネルと基本チャ
ンネルとのデータ速度比が大きいとき、基本チャンネウパワーの僅かな増加は全
体的な送信パワーにほとんど影響を与えず、劣化は僅かである。
【0020】 さらに一般的な意味では、本発明は情報の単一チャンネルが送信される場合
に使用されることができる。単一のデータチャンネルを使用する別の実施形態で
は、チャンネルは人工的に2つの物理チャンネルに分離され、これらは異なるデ
ータ速度で同時に送信される。受信の時、低速度のチャンネルは最初に復調され
、パイロットベースチャンネル評価を使用してデコードされる。デコードされた
ビットは再度コード化され、高いデータ速度の補足チャンネルをコヒーレントに
復調するために用いられるチャンネル評価の改良に使用される。この構成はデー
タ処理能力がフェーディング環境の理論的容量制限にさらに近付くことを可能に
する。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴、目的、利点は添付図面を伴った以下の詳細な説明からさらに明
白になるであろう。同一の参照符号は全体を通じて対応している。 図1は無線通信システムの環境における本発明を示している。例示的な実施形
態では、加入者局2は送信チャンネル8により基地局のトランシーバサブシステ
ム(BTS)4へ受信アンテナ6を介して幾つかの符号分割多元化された信号を
送信する。cdma2000またはWCDMA逆方向リンクの例示的な実施形態
では、符号分割多元化されたチャンネルは直交コード化を使用して相互に弁別さ
れる。直交コード化を行う方法は前述の米国特許出願第08/856,428号明細書に詳
細に記載されている。
【0022】 例示的な実施形態では、加入者局2から基地局のトランシーバサブシステム
4へ送信される3つのタイプのCDMA信号はパイロット信号10、基本信号12、
補足信号14である。例示的な実施形態では、加入者局2から送信される信号はc
dma2000に規定されているように、パイロットチャンネル、基本チャンネ
ル、補足チャンネルを含んでいる符号分割多元アクセス通信信号である。符号分
割多元アクセス通信信号の発生および送信については前述の米国特許第5,103,45
9 号明細書とIS−95仕様に詳細に記載されている。
【0023】 加入者局2は移動局として示されているが、無線モデム、無線ローカルルー
プ加入者局、BTSまたは多数の同期サブチャンネルを送信する任意の他の無線
通信装置であることもできる。受信機局4はBTSとして示されているが、無線
加入者局またはコヒーレントに多数のサブチャンネルを復調する任意の他の受信
機であることができる。多数の送信を同時に受信する方法および装置は技術でよ
く知られている。例示的な実施形態では、加入者局2から送信された信号はRA
KE受信機を使用してBTS6において受信され、その構造は技術でよく知られ
ており、前述の米国特許第5,109,390 号明細書に記載されている。
【0024】 図2は本発明の1実施形態にしたがった多数の同期サブチャンネルを送信で
きる加入者局2を示している。図2では、パイロット、補足、基本チャンネル信
号は直交サブチャンネルで送信するために発生される。
【0025】 パイロットチャンネルは既知の一定の送信された波形であり、それ故、デー
タを伝送しない。この理由で順方向エラー補正およびインターリーブはパイロッ
トチャンネルでは不要である。パイロットチャンネルはウォルシュスプレッダ11
0 へ直接送信され、ウォルシュスプレッダ110 はパイロットチャンネルウォルシ
ュ関数WP にしたがってデータを拡散し、したがってウォルシュカバーされたパ
イロットチャンネル信号を発生する。ウォルシュカバーされたパイロットチャン
ネル信号はその後、相対的利得モジュール116 へ送られ、この相対的利得モジュ
ール116 は他の直交送信サブチャンネルにより伝送された信号に関してカバーさ
れたパイロットチャンネル信号の振幅を調節する。好ましい実施形態では、パイ
ロットチャンネルウォルシュ関数は全てゼロのウォルシュコードであり、パイロ
ットチャンネルウォルシュスプレッダ110 は省略され、DC信号が相対的な利得
モジュール116 へ直接送られる。
【0026】 基本チャンネルデータは最初に順方向エラー補正(FEC)エンコーダ102
へ送られ、順方向エラー補正(FEC)エンコーダ102 はエンコードされた基本
チャンネル信号を発生する。結果的なエンコードされた基本チャンネル信号はイ
ンターリーバ106 へ送信され、このインターリーバ106 はインターリーブされた
基本チャンネル信号を発生する。インターリーブされた基本チャンネル信号はそ
の後、ウォルシュスプレッダ112 へ送られ、ウォルシュスプレッダ112 は基本チ
ャンネルウォルシュ関数WF にしたがってデータを拡散し、その結果カバーされ
た基本チャンネル信号を発生する。カバーされた基本チャンネル信号はその後、
相対的利得モジュール118 へ送られ、相対的利得モジュール118 は他の直交送信
サブチャンネルにより伝送された信号に関してカバーされた基本チャンネル信号
の振幅を調節する。
【0027】 補足チャンネルデータは最初に順方向エラー補正(FEC)エンコーダ104
へ送られ、この順方向エラー補正(FEC)エンコーダ104 はエンコードされた
補足チャンネル信号を発生する。結果的なエンコードされた補足チャンネル信号
はインターリーバ108 へ送られ、このインターリーバ108 はインターリーブされ
た補足チャンネル信号を発生する。インターリーブされた補足チャンネル信号は
その後、ウォルシュスプレッダ114 へ送られ、ウォルシュスプレッダ114 は補足
チャンネルウォルシュ関数WS にしたがってデータを拡散し、それによってカバ
ーされた補足チャンネル信号を発生する。カバーされた補足チャンネル信号はそ
の後、相対的利得モジュール120 へ送られ、相対的利得モジュール120 は他の直
交送信サブチャンネルにより伝送された信号に関してカバーされた補足チャンネ
ル信号の振幅を調節する。
【0028】 示されている好ましい実施形態ではサブチャンネルコード化を行うために直
交ウォルシュ関数が使用されているが、当業者はサブチャンネルコード化も本発
明の技術的範囲を逸脱せずにTDMAまたはPNコード化を使用して実現される
ことを認識するであろう。PNコード化を使用する実施形態では、基準信号WS 、WP 、WF はそれぞれ補足、パイロット、基本チャンネルに対応してPNコー
ドにより置換される。
【0029】 当業者は、FECモジュール102 および104 が本発明の技術的範囲を逸脱せ
ずに任意の数の順方向エラー補正技術を使用することができることを認識するで
あろう。このような技術はターボコードコード化、コンボリューションコード化
、またはブロックコード化のような他の形態のコード化を含んでいる。さらにイ
ンターリーバ106 および108 はコンボリューションインターリーブ、ターボイン
ターリーブ、ブロックインターリーブおよびビット反転インターリーブを含む任
意の多数のインターリーブ技術を使用することができる。ターボコードエンコー
ダとターボインターリーバは前述のcdma2000仕様に記載されている。
【0030】 各相対的利得モジュール116 、118 、120 の出力はその後PNスプレッダモ
ジュール122 へ送られる。PNスプレッダモジュール122 の出力はその後送信機
124 へ送られる。送信機124 は信号をアンテナ126 により送る前に、PNスプレ
ッダモジュール122 から受信された全体的な複素数信号の利得を変化することに
よって送信利得の付加的な制御を行う。
【0031】 別の実施形態では、随意選択的な相対的利得モジュール116 は省略され、パ
イロット信号は直接PNスプレッダモジュール122 へ送られる。他のチャンネル
の利得はパイロットチャンネルの利得に関して調節される。当業者は相対的利得
モジュール116 を含むかまたはそれを含まないシステムを使用してチャンネルの
相対的利得を制御する2つの方法が機能的に等価であることを認識するであろう
【0032】 当業者は、任意のサブチャンネル信号がその実効的な送信利得をゼロに等し
くすることにより“オフに切換え”られることを認識するであろう。これはその
それぞれの相対的利得モジュール116 、118 または120 をこのように構成するこ
とにより実現されてもよい。同様の結果は論理スイッチのようなPNスプレッダ
によりサブチャンネル信号の進行を断続することにより得られる。当業者は本発
明の技術的範囲を逸脱せずにサブチャンネルの実行送信利得をゼロに設定する方
法を使用してもよい。
【0033】 PNスプレッダ122 は疑似ランダムに発生された拡散シーケンスを使用して
直交チャンネル信号を拡散し、送信機124 へ結果的な複素数信号を送信してアン
テナ126 により送信する。好ましい実施形態では、PNスプレッダ122 は前述の
米国特許出願第08/856,428号明細書に記載されているように複素数PN拡散を使
用する。前述のcdma2000仕様の図33で示されているように、PNスプレ
ッダ122 はPN拡散の実行前に利得モジュール116 によって、利得モジュール11
8 、120 の基本チャンネルおよび補足チャンネル出力の信号をパイロットチャン
ネル出力に関して90度付加的に回転させる。
【0034】 当業者はPNスプレッダ122 が各入力信号に対して1つの複素数拡散信号を
発生し、PNスプレッダ122 の後および前に相対的利得モジュール116 、118 、
120 を配置させることが可能であることを認識するであろう。
【0035】 別の実施形態では、相対的利得モジュール116 、118 、120 により与えられ
る相対的な利得は利得制御プロセッサ128 により劇的に制御される。各モジュー
ルの利得はチャンネルのデータ速度にしたがって変更されてもよい。例えばパイ
ロットチャンネル利得はデータが基本および補足チャンネルの両者で送信されて
いるときに増加されてもよい。あるいは、基本チャンネル利得はデータが補足チ
ャンネルで送信されているときに増加されてもよい。
【0036】 図3は無線受信機において使用されるときの本発明の好ましい実施形態を示
している。3つの直交サブチャンネルを含んでいる複素数信号はアンテナ200 に
より受信され、受信機202 で下方変換される。結果的に得られた下方変換された
信号はその後、その次の処理で使用されるIおよびQ成分サンプルを発生するた
めに複素数PNデスプレッダ204 へ送られる。複素数PNデスプレッダは前述の
米国特許出願第08/856,428号明細書にしたがって動作する。前述のチャンネル評
価装置250 とパイロットチャンネル評価装置252 と、チャンネル評価結合装置23
0 の動作を以下詳細に説明する。
【0037】 IおよびQ成分サンプルはウォルシュデスプレッダ206 へ送られ、ウォルシ
ュデスプレッダ206 はウォルシュスプレッダ112 で基本チャンネルを拡散するの
に使用されるのと同一のウォルシュ関数WF を使用する。ウォルシュデスプレッ
ダ206 はカバーが除かれた基本チャンネルのIおよびQ成分を発生する。
【0038】 IおよびQ成分信号はまたパイロットチャンネル評価装置 218Aへ入力され
、濾波されたパイロットIおよびパイロットQサンプルを発生する。パイロット
チャンネル評価装置 218AはウォルシュコードWP の入力と共に示されており、
このWP はウォルシュスプレッダ110 でパイロットチャンネルの拡散に使用され
るWP に対応する。
【0039】 図4はチャンネル評価装置218 の例示的な実施形態を示している。複素数入
力信号はIおよびQサンプル流としてチャンネル評価装置218 へ与えられる。I
サンプルはミキサ 302Aで基準信号REFと混合され、複素数入力信号の実数成
分Rを抽出する。ミキサ 302Aの出力は抽出された実数成分から雑音を除去する
ため雑音排除フィルタ 304Aへ与えられる。ミキサ 302Bでは、Qサンプルはミ
キサ 302Aで使用されるのと同一の基準信号と混合され、それによって複素数入
力信号の虚数成分を抽出する。ミキサ 302Bの出力は抽出された虚数成分から雑
音を除去するため雑音排除フィルタ 304Bへ与えられる。当業者は本発明の技術
的範囲を逸脱せずに、雑音排除フィルタ 304がローパスフィルタ、整合されたフ
ィルタ、または累算装置として構成されてもよいことを認識するであろう。
【0040】 チャンネル評価装置218 で使用される基準信号は実数、虚数、または複素数
である。複素数基準信号と共に使用するのに適したチャンネル評価装置218 の別
の実施形態では、ミキサ302 は(複素数ミキサとも呼ばれる)複素数乗算器であ
り、それぞれ実数出力と虚数出力との両者を有する。ミキサ302 の実数出力はそ
の後、実数成分フィルタ 304Aで濾波される前に合計される。ミキサ302 の虚数
出力は虚数成分フィルタ 304Bで濾波される前に合計される。同様にして複素数
乗算器は拡散およびデスプレッド中の基準機能として複素数ウォルシュコードの
使用を可能にするためウォルシュスプレッダまたはデスプレッダで使用されるこ
とができる。複素数ウォルシュコードを使用するウォルシュ拡散は複素数ウォル
シュ拡散として知られ、複素数ウォルシュコードを使用するウォルシュデスプレ
ッドは複素数ウォルシュデスプレッドとして知られている。
【0041】 提案されたcdma2000標準方式では、パイロットチャンネルは基本お
よび補足チャンネルから90度位相をずらして送信される。それ故、好ましい実
施形態ではパイロットチャンネル評価装置 218Aは90度だけその出力を回転さ
せる。この回転は虚数値による基準の乗算または雑音排除フィルタ304 の実数お
よび虚数出力の回転を含む多数の方法で実現されてもよい。同一の最終結果はま
た本発明の技術的範囲を逸脱せずに基本および補足チャンネルの信号を回転する
ことによって実現されてもよい。また基本および補足チャンネルに関するパイロ
ットチャンネルの相対的回転は本発明の技術的範囲を逸脱せずに正または負のい
ずれであってもよい。
【0042】 共に、抽出された実数および虚数成分は基準信号と相関する任意の信号成分
の振幅および位相情報を含んだチャンネル評価ベクトルを構成する。チャンネル
評価の品質は受信された複素数入力信号と基準信号との間の相関の程度に基づい
ている。受信された複素数入力信号と基準信号との間で最高度の相関を実現する
ために、受信機により使用される基準信号は送信機により送信された信号、例え
ばパイロットチャンネルの場合のウォルシュコードWP と正確に一致しなければ
ならない。基準信号と送信された信号との差はチャンネル評価に不正確度を生じ
させる。
【0043】 IS−95システムでは、パイロットウォルシュコードWP は全てゼロのウ
ォルシュコードであり、その場合チャンネル評価は前述の米国特許第5,506,865
号明細書に記載されているように、丁度1対のフィルタを使用して行われること
ができる。この場合、パイロットチャンネルウォルシュスプレッダ110 は送信機
から省略される。受信機のチャンネル評価装置はその後、ミキサ302 がパイロッ
トチャンネル評価装置 218Aから省略されるように構成されることができる。ミ
キサがなく、フィルタで構成されている全てゼロのウォルシュコードパイロット
のチャンネル評価装置はまたパイロットフィルタとして知られている。しかしな
がら、図4で示されているチャンネル評価装置の実施形態は全てゼロのウォルシ
ュコード以外のパイロットウォルシュコードの使用を可能にする。
【0044】 パイロットIおよびパイロットQ信号は共にCDMA送信チャンネル8の振
幅および位相特性の評価として使用される。結果的なパイロットIおよびパイロ
ットQは、カバーが除かれた基本チャンネルIおよびQ成分と共にドット積モジ
ュール208 へ与えられる。基本チャンネル信号のパイロットチャンネル評価ベク
トルへのスカラー投影を計算するドット積モジュール208 は前述の米国特許第5,
506,865 号明細書に記載されている回路にしたがっている。パイロットチャンネ
ル信号10、基本チャンネル信号12、補足チャンネル信号14は同一の伝播路8を通
過するので、チャンネルで導入される位相エラーは全ての3つの信号で同一であ
る。
【0045】 この位相エラーは前述の米国特許第5,506,865 号明細書に記載されているド
ット積演算を行うことにより除去される。例示的な実施形態では、基本チャンネ
ルはパイロットチャンネル評価を使用してドット積モジュール208 でコヒーレン
トに復調される。ドット積モジュールは各シンボル期間にスカラー信号を生成し
、これは送信チャンネル8により受信されたパイロット信号と同位相の基本チャ
ンネル信号の大きさを示している。
【0046】 ドット積モジュール208 により出力される基本チャンネルシンボルはその後
、デインターリーバ210 へ送られ、このデインターリーバ210 は送信インターリ
ーバ106 の逆の機能を実行する。結果的にデインターリーブされた信号はその後
、順方向エラー補正(FEC)デコーダ212 へ送信される。デコーダ212 はFE
Cエンコーダ102 の逆の機能を実行し、順方向エラーの補正された信号を出力す
る。
【0047】 デコーダ212 による補正された信号出力はまた送信機FECエンコーダ102
と同一のFEC関数を使用して信号を再度符号化するエンコーダ224 へ送られる
。このようにして、エンコーダ224 は送信された基本信号の理想的な表示を生成
する。この理想的な表示はその後、送信機インターリーバ106 と同一の機能を行
うインターリーバ226 へ送られ、加入者局2により送信されるインターリーブさ
れた基本チャンネルデータの理想的な表示を生成する。
【0048】 ウォルシュデスプレッダにより生成されたIおよびQ成分サンプルは遅延素
子220 へ入力され、遅延素子220 はインターリーバ226 の出力と同期されるIお
よびQ成分を生成する。遅延素子220 はドット積モジュール208 とデインターリ
ーバ210 とデコーダ212 とエンコーダ224 とインターリーバ226 により生成され
た遅延を補償するように設計されている。
【0049】 遅延素子220 により出力される同期されたIおよびQ成分はその後、インタ
ーリーバ226 の出力と共に、チャンネル評価装置 218Bへ送られる。チャンネル
評価装置 218Bは基準信号としてインターリーバ226 の出力を使用し、Iおよび
Qサンプル流として遅延素子220 の出力を使用し、そこからチャンネル評価出力
を形成する。
【0050】 FECデコーダ212 により出力された補正されたビットは再度符号化され、
再度インターリーブされ、基本チャンネルで実際に送信されたものと一致する可
能性が高い基準信号を発生する。チャンネル評価装置 218Bに対する入力として
このさらに信頼性のある基準信号の使用により、チャンネル評価装置 218Bによ
り発生される基本チャンネル評価の正確度は改良される。
【0051】 次善の実施形態では、基本チャンネル信号の理想的な表示を生成するために
デインターリーバ210 、デコーダ212 、エンコーダ224 、インターリーバ226 を
使用する代わりに、ドット積モジュール208 の出力はチャンネル評価装置 218B
へ直接与えられる。この場合。遅延素子220 はドット積モジュール208 のドット
積演算を実行するのに必要な時間を補償するだけである。しかしながら、基本チ
ャンネル評価装置はバイパスされた成分のエラー補正の利点を得ることはない。
【0052】 パイロットチャンネル評価装置 218Aの複素数出力成分は、基本チャンネル
信号を使用してチャンネル評価を実行するのに固有の遅延を補償するために遅延
素子222 が設けられる。基本チャンネルの処理により生成されたチャンネル評価
パラメータは、遅延されたチャンネル評価パラメータと共に遅延素子220 と222
からチャンネル評価結合装置230 へ送られる。チャンネル評価結合装置230 はパ
イロットおよび基本チャンネルの両者の処理に対するチャンネル評価データを結
合し、第3の結合されたチャンネル評価を含んでいる出力を生成する。送信チャ
ンネルの特性が時間の経過にしたがって変化するとき、パイロットチャンネル評
価装置 218Aとチャンネル評価装置 218Bは更新されたチャンネル評価をチャン
ネル評価結合装置230 へ与え、したがってチャンネル評価結合装置230 は結合さ
れたチャンネル評価出力を更新する。
【0053】 好ましい実施形態では、エンコーダ224 へ送信されたデコーダ212 の出力は
付加的に制御プロセッサ216 へ送られる。制御プロセッサ214 は各受信されたデ
ータフレームに対するフレーム速度情報を生成する。制御プロセッサ216 は各受
信されたデータフレームの有効性検査も実行する。制御プロセッサ216 はその速
度決定および有効性検査の結果に基づいて基本チャンネル品質計量値を生成する
。基本チャンネル品質計量値はパイロットチャンネル評価に割当てられた加重係
数に関連して基本チャンネル評価へ適切な加重係数を割当てるために使用される
。基本チャンネル品質計量値はCRCの正確性に基づく受信されたフレームの有
効性に基づいて変化する。異なる速度のフレームはまた異なる数のCRCビット
を使用してもよく、またはフレームエラー検査保護の程度を変化してもよいので
、制御プロセッサ216 は受信されたフレーム速度にしたがって基本チャンネル品
質計量を付加的に変化してもよい。
【0054】 制御プロセッサ216 はまたエンコーダ224 へ接続される。制御プロセッサ216
はデコーダ212 から受信されたデータを再度符号化するのに使用するためにフ
レーム速度情報をエンコーダ224 へ送る。
【0055】 例示的な実施形態では、チャンネル評価結合装置230 は加重平均結合装置で
あり、これは次式にしたがってパイロットおよび基本チャンネル評価の加重平均
を行うことにより結合されたチャンネル評価信号を生成する。 RCOMB=XRPILOT +(1−X)RFUND (3) ICOMB=XIPILOT +(1−X)IFUND (4) ここで、RCOMBとICOMBは結合されたチャンネル評価の実数成分および虚数成分
であり、RPILOT とIPILOT はパイロットチャンネル評価の実数成分および虚数
成分であり、RFUNDとIFUNDは基本チャンネル評価の実数成分および虚数成分で
あり、Xはスケーリング係数である。スケーリング係数Xはは0乃至1の値を有
する。スケーリング係数1はパイロットチャンネル評価に等しい結合されたチャ
ンネル評価を生じる。スケーリング係数0は基本チャンネル評価に等しい結合さ
れたチャンネル評価を生じる。Xの値はパイロットチャンネルのスケールされた
チャンネル評価を生成するためにパイロットチャンネル評価により乗算される第
1の乗数を表している。(1−X)値は基本チャンネルのスケールされたチャン
ネル評価を生成するために基本チャンネル評価により乗算される第2の乗数を表
している。2つのスケールされたチャンネル評価は結合されたチャンネル評価を
生成するために共に加算される。
【0056】 チャンネル評価結合装置230 はダイナミック加重係数として制御プロセッサ2
16 により基本チャンネルから発生されたチャンネル評価へ与えられる基本チャ
ンネル品質計量値を付加的に使用する。基本チャンネル品質計量値が高いフレー
ムエラー率を示すとき、チャンネル評価結合装置230 はスケーリング係数X値を
増加する。それ故、フレームエラーが生じたとき、補足チャンネルの復調に使用
される結合されたチャンネル評価はパイロットチャンネル評価から多く得られ、
基本チャンネル評価からは少なく得られる。別の実施形態では、フレームエラー
は有効なフレームが受信されるまで、スケーリング係数Xの値を1に等しくする
【0057】 本発明の別の実施形態では、制御プロセッサ216 はチャンネル評価結合装置2
30 へ送られる前に、基本チャンネル品質計量値の平滑化またはローパス濾波を
実行する平滑化モジュールを含んでいる。この平滑化は、チャンネルに固有の高
周波数雑音を受けにくく、チャンネル評価結合装置230 により行われる加重平均
を容易にする。
【0058】 本発明のさらに別の実施形態では、パイロットおよび基本チャンネル信号を
送信するとき受信機は相対的利得モジュール116 と118 により使用される相対的
利得を知っている。この実施形態では、第2の乗数に対する第1の乗数の比が基
本チャンネルの送信利得に対するパイロットチャンネルの送信利得の比に等しい
ようにXの値が調整される。
【0059】 好ましい実施形態では、制御プロセッサ216 によってチャンネル評価結合装
置230 へ与えられる基本チャンネル品質計量値はチャンネル評価装置 218Bへ与
えられる基準信号と同期される。これは遅延素子またはバッファを制御プロセッ
サ216 中に設けることによって実現されることができる。制御プロセッサ216 は
、チャンネル評価装置 218Bへ提供する前に基本チャンネル品質計量に対して平
滑化機能を行ってもよい。しかしながら、好ましい実施形態では、制御プロセッ
サ216 により生成される基本チャンネル品質計量値は平滑化されず、フレーム境
界で突然変化してもよい。
【0060】 ウォルシュデスプレッダ236 への入力として使用されるIおよびQ成分サン
プルは遅延素子232 を通って伝送され、この遅延素子232 はウォルシュデスプレ
ッダ236 の出力をチャンネル評価結合装置238 の出力と同期させるように作用す
る。遅延素子232 は本発明の技術的範囲を逸脱せずに、代わりにウォルシュデス
プレッダ236 とドット積モジュール238 との間に位置されてもよい。ウォルシュ
デスプレッダ236 は送信機のウォルシュスプレッダ114 により使用されるウォル
シュ関数WS を使用し、カバーが除かれた補足チャンネルのIおよびQ成分を生
成する。これらのカバーが除かれた補足チャンネル成分はチャンネル評価結合装
置230 からの結合されたチャンネル評価信号と共に、ドット積モジュール238 の
入力として使用される。
【0061】 ドット積モジュール238 は補足チャンネル信号を結合されたチャンネル評価
ベクトルへ投影する大きさを計算し、スカラー投影出力を生成する。ドット積モ
ジュール238 の出力はその後、デインターリーバ240 でデインターリーブされ、
このデインターリーバ240 はインターリーバ108 の逆の機能を行う。デインター
リーバ238 の出力はデコーダ242 へ与えられ、このデコーダ242 はインターリー
バ104 の逆の機能を実行する。
【0062】 図3で示されている無線受信機を通じて、当業者は任意の遅延素子220 、222
または232 が本発明の技術的範囲を逸脱することなく累算装置またはバッファ
として構成することができることを認識するであろう。さらに、当業者は本発明
の技術的範囲を逸脱せずに、遅延素子の対、例えば遅延素子 232Aと 232Bが別
々に構成されるか、同一機能を実行する単一の遅延モジュールに結合されてもよ
いことを認識するであろう。
【0063】 示されている好ましい実施形態ではサブチャンネルデコードを実現するため
の直交ウォルシュ関数を使用しているが、当業者はサブチャンネルデコードも本
発明の技術的範囲を逸脱せずにTDMAまたはPNコード化を使用して実現され
ることを認識するであろう。PNコード化を使用する別の実施形態では、基準信
号WS 、WP 、WF は補足チャンネル、パイロットチャンネル、および基本チャ
ンネルにそれぞれ対応するPNコードにより置換される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を含む無線通信システムの基本的なコンポーネントを示した
説明図。
【図2】 無線送信機における本発明の好ましい実施形態のブロック図。
【図3】 無線受信機における本発明の好ましい実施形態のブロック図。
【図4】 例示的なチャンネル評価装置回路のブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5K022 EE02 EE21 EE33 5K046 AA05 DD14 EE36 EE56 EF02 5K067 AA23 BB02 CC10 DD11 EE02 EE10 EE71 GG01

Claims (99)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットサブチャンネル信号に基づいてパイロットチャン
    ネル評価を行ってパイロットチャンネル評価信号を生成するパイロットチャンネ
    ル評価手段と、 前記情報信号から第1のサブチャンネル信号を抽出する第1の抽出手段と、 前記第1の抽出手段に接続されて動作し、チャンネル評価を行って第1のチャ
    ンネル評価信号を生成する第1のチャンネル評価手段と、 前記パイロットチャンネル評価手段および前記第1のチャンネル評価手段に接
    続されて動作し、前記パイロットチャンネル評価信号と前記第1のチャンネル評
    価信号とを結合して結合されたチャンネル評価信号を生成するチャンネル評価結
    合装置と、 前記情報信号から第2のサブチャンネル信号を抽出する第2の抽出手段と、 前記チャンネル評価結合装置および前記第2の抽出手段に接続されて動作し、
    前記第2のサブチャンネル信号および前記第2のチャンネル評価信号に基づいて
    サブチャンネルシンボル流を生成する第1のドット積モジュールとを具備してい
    ることを特徴とする情報信号の受信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の抽出手段は疑似雑音(PN)デスプレッダを具備
    し、前記第2の抽出手段は第2の疑似雑音(PN)デスプレッダを具備している
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記パイロットチャンネル評価手段はパイロット疑似雑音(
    PN)コード基準信号に基づいて前記パイロットチャンネル評価信号を生成する
    パイロットチャンネル評価手段を具備している請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記パイロットチャンネル評価手段は、パイロットウォルシ
    ュコード基準信号に基づいて前記パイロットチャンネル評価信号を生成するパイ
    ロットチャンネル評価装置を具備している請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記パイロットウォルシュコードは複素数であり、前記パイ
    ロットチャンネル評価装置は複素数ミキサを備えている請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の抽出手段は第1のウォルシュデスプレッダであり
    、前記第2の抽出手段は第2のウォルシュデスプレッダである請求項1記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記情報信号を前記パイロットチャンネル評価手段
    と、前記第1の抽出手段と、前記第2の抽出手段とに与える疑似雑音(PN)デ
    スプレッダを備えている請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記PNデスプレッダは複素数PNデスプレッダである請求
    項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記チャンネル評価結合装置は、パイロット乗数によって前
    記パイロットチャンネル評価を乗算してスケールされたパイロットチャンネル評
    価信号を生成し、第1の乗数によって前記第1のチャンネル評価を乗算してスケ
    ールされた第1のチャンネル評価信号を生成し、スケールされたパイロットチャ
    ンネル評価信号を前記スケールされた第1のチャンネル評価信号と加算して前記
    結合されたチャンネル評価信号を生成する加重平均結合装置である請求項1記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の乗数に対する前記パイロット乗数の比は前記第
    1のサブチャンネル信号の送信利得に対する前記パイロットサブチャンネル信号
    の送信利得の比にほぼ等しく設定されている請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記パイロットチャンネル評価手段はパイロットフィルタ
    である請求項9記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記情報信号は複素数I信号および複素数Q信号を含み、
    前記パイロットチャンネル評価手段は、前記複素数I信号とウォルシュ関数とを
    混合する第1のミキサと、前記複素数Q信号とウォルシュ関数とを混合する第2
    のミキサとを備えている請求項9記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記パイロットチャンネル評価手段はさらに、前記第1の
    ミキサの出力信号を濾波する第1の雑音排除フィルタと、前記第2のミキサの出
    力信号を濾波する第2の雑音排除フィルタとを具備している請求項12記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 前記パイロットチャンネル評価手段は、前記第1のチャン
    ネル評価と差前記パイロットチャンネル評価とを同期するための遅延モジュール
    を備えている請求項8記載の装置。
  15. 【請求項15】 第1のチャンネル評価手段は、前記パイロットチャンネル
    評価信号および前記第1のサブチャンネル信号を受信して第1のチャンネルスカ
    ラー信号を生成する第2のドット積モジュールを具備している請求項1記載の装
    置。
  16. 【請求項16】 第1のチャンネル評価手段はさらに、前記第2のドット積
    モジュールの出力および前記第1のウォルシュデスプレッダの出力を受信して前
    記第1のチャンネル評価信号を生成するチャンネル評価装置を具備している請求
    項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 さらに、前記第2のドット積モジュールに接続されて動作
    するデインターリーバと、 前記デインターリーバに接続されて動作する順方向エラー補正デコーダと、 前記順方向エラー補正デコーダに接続されて動作する順方向エラー補正エンコ
    ーダと、 前記順方向エラー補正エンコーダに接続されて動作するインターリーバと、 前記インターリーバおよび前記第1の抽出手段に接続されて動作するチャンネ
    ル評価装置とを具備している請求項15記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記デインターリーバはブロックデインターリーバであり
    、前記インターリーバはブロックインターリーバである請求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記デインターリーバはビット反転デインターリーバであ
    り、前記インターリーバはビット反転インターリーバである請求項17記載の装
    置。
  20. 【請求項20】 前記デインターリーバはコンボリューションデインターリ
    ーバであり、前記インターリーバはコンボリューションインターリーバである請
    求項17記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記デインターリーバはターボデインターリーバであり、
    前記インターリーバはターボインターリーバである請求項17記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記順方向エラー補正デコーダはターボコードデコーダで
    あり、前記順方向エラー補正エンコーダはターボコードエンコーダである請求項
    17記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記順方向エラー補正デコーダはブロックデコーダであり
    、前記順方向エラー補正エンコーダはブロックエンコーダである請求項17記載
    の装置。
  24. 【請求項24】 前記順方向エラー補正デコーダはトレリスデコーダであり
    、前記順方向エラー補正エンコーダはコンボリューションエンコーダである請求
    項17記載の装置。
  25. 【請求項25】 さらに、前記順方向エラー補正デコーダおよび前記順方向
    エラー補正エンコーダに接続されて動作し、前記順方向エラー補正デコーダから
    エラー補正されたシンボルを受信し、エラー補正されたシンボルに対してフレー
    ム品質検査および速度決定を行い、フレーム速度情報およびフレーム品質計量信
    号を生成し、前記順方向エラー補正エンコーダに前記フレーム速度情報を供給す
    る制御プロセッサを具備している請求項17記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記制御プロセッサは、前記フレーム品質計量信号の平滑
    化を行うための平滑化モジュールを備えている請求項25記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記チャンネル評価結合装置は、パイロット乗数によって
    前記パイロットチャンネル評価を乗算してスケールされたパイロットチャンネル
    評価を生成し、第1の乗数によって前記第1のチャンネル評価を乗算してスケー
    ルされた第1のチャンネル評価を生成し、スケールされたパイロットチャンネル
    評価を前記スケールされた第1のチャンネル評価と加算して前記結合されたチャ
    ンネル評価を生成する加重平均結合装置である請求項25記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記制御プロセッサは前記フレーム速度情報を前記チャン
    ネル評価結合装置に供給し、前記チャンネル評価結合装置は前記フレーム速度情
    報に基づいて前記第1の乗数に対する前記パイロット乗数の比を調整する請求項
    26記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記制御プロセッサは前記フレーム品質計量信号を前記チ
    ャンネル評価に提供し、前記チャンネル評価結合装置は前記フレーム品質計量信
    号に基づいて前記第1の乗数に対する前記パイロット乗数の比を調整する請求項
    26記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記制御プロセッサは前記フレーム品質計量信号および前
    記フレーム速度情報を前記チャンネル評価結合装置に提供し、前記チャンネル評
    価結合装置は前記フレーム品質計量信号および前記フレーム速度情報に基づいて
    前記第1の乗数に対する前記パイロット乗数の比を調整する請求項26記載の装
    置。
  31. 【請求項31】 信号をデコードする方法において、 a)パイロットサブチャンネル信号に基づいた情報信号からパイロットチャン
    ネル評価信号を生成し、 b)前記情報信号から第1のサブチャンネル信号を抽出し、 c)前記第1のサブチャンネル信号に基づいて第1のチャンネル評価信号を生
    成し、 d)前記パイロットチャンネル評価信号および前記第1のチャンネル評価信号
    を結合して結合されたチャンネル評価を生成し、 e)前記情報信号から第2のサブチャンネル信号を抽出し、 f)前記結合されたチャンネル評価信号および前記第2のサブチャンネル信号
    の第1のドット積演算を行ってサブチャンネルシンボル流を生成するステップを
    含んでいることを特徴とする信号のデコード方法。
  32. 【請求項32】 前記第1のサブチャンネル信号を抽出するステップは第1
    の疑似雑音(PN)コードを使用するPNデスプレッダを含み、前記第2のサブ
    チャンネル信号を抽出するステップは第2の疑似雑音コードを使用するPNデス
    プレッダを含んでいる請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記パイロットチャンネル評価を生成するステップは、パ
    イロット疑似雑音チャンネルコードに基づいたPNデスプレッダを含んでいる請
    求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記パイロットチャンネル評価を生成するステップは、パ
    イロットウォルシュコードと前記情報信号とを混合せずに前記情報信号を濾波す
    るステップを含んでいる請求項31記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記パイロットチャンネル評価を生成するステップは、パ
    イロットウォルシュコードに基づいたウォルシュデスプレッドを含んでいる請求
    項31記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記第1のサブチャンネル信号を抽出するステップは、第
    1のウォルシュコードに基づいたウォルシュデスプレッドを含んでおり、前記第
    2のサブチャンネル信号を抽出するステップは、第2のウォルシュコードに基づ
    いたウォルシュデスプレッドを含んでいる請求項31記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記第1および第2のウォルシュコードは複素数であり、
    前記第1および第2のウォルシュデスプレッドを行うステップは複素数ウォルシ
    ュデスプレッドである請求項36記載の方法。
  38. 【請求項38】 さらに、前記情報信号を生成するために下方変換された信
    号の疑似雑音(PN)デスプレッドを行うステップを含んでいる請求項36記載
    の方法。
  39. 【請求項39】 前記疑似雑音デスプレッダは複素数PNデスプレッダであ
    る請求項38記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記パイロットチャンネル評価を生成するステップは、前
    記パイロットチャンネル評価信号を前記第1のチャンネル評価信号と同期させる
    ステップを含んでいる請求項39記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記結合するステップは、 d.1)パイロット乗数によって前記パイロットチャンネル評価を乗算してスケ
    ールされたパイロットチャンネル評価を生成し、 d.2)第1の乗数によって前記第1のチャンネル評価を乗算してスケールされ
    た第1のチャンネル評価を生成し、 d.3)前記スケールされたパイロットチャンネル評価を前記スケールされた第
    1のチャンネル評価と加算して前記結合されたチャンネル評価を生成する請求項
    31記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記第1の乗数に対する前記パイロット乗数の比は、前記
    第1のサブチャンネル信号の送信に使用された利得に対する前記パイロットサブ
    チャンネル信号の送信に使用された利得の比にほぼ等しく設定されている請求項
    41記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記パイロットチャンネル評価を生成するステップは、前
    記パイロットチャンネル評価を生成するための情報信号の濾波を含んでいる請求
    項41記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記パイロットチャンネル評価を生成するステップは、 a.1)前記情報信号のI成分をパイロットウォルシュコードと混合して第1の
    ウォルシュデスプレッドI信号を生成し、 a.2)前記情報信号のQ成分を前記パイロットウォルシュコードと混合して第
    1のウォルシュデスプレッドQ信号を生成し、 a.3)前記第1のウォルシュデスプレッドI信号を濾波して前記パイロットチ
    ャンネル評価I成分を生成し、 a.4)前記第1のウォルシュデスプレッドQ信号を濾波して前記パイロットチ
    ャンネル評価信号のQ成分を生成するサブステップを含んでいる請求項41記載
    の方法。
  45. 【請求項45】 前記パイロットチャンネル評価を生成するステップは、 a.1)前記情報信号を複素数パイロットウォルシュコードと乗算して第1の複
    素数ウォルシュデスプレッダ信号を生成し、 a.2)前記第1の複素数ウォルシュデスプレッド信号のI成分を濾波して前記
    パイロットチャンネル評価のI成分を生成し、 a.3)前記第1の複素数ウォルシュデスプレッド信号のQ成分を濾波して前記
    パイロットチャンネル評価信号のQ成分を生成するサブステップを含んでいる請
    求項41記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記第1のチャンネル評価を生成するステップは、 c.1)前記パイロットチャンネル評価信号と前記第1のサブチャンネル信号の
    第2のドット積演算を行って第1のスカラーチャンネル信号を生成し、 c.2)前記第1のサブチャンネル信号を遅延して前記第1のスカラーチャンネ
    ル信号と同期する遅延された第1のサブチャンネル信号を生成し、 c.3)前記第1のスカラーチャンネル信号を基準として使用して前記遅延され
    た第1のサブチャンネル信号からチャンネル評価を行って前記第1のチャンネル
    評価を生成するサブステップを含んでいる請求項31記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記第1のチャンネル評価を生成するステップは、 c.1)前記パイロットチャンネル評価信号と前記第1のサブチャンネル信号の
    第2のドット積演算を行って第1のスカラーチャンネル信号を生成し、 c.2)前記第1のスカラーチチャンネル信号をデインターリーブフォーマット
    にしたがってデインターリーブしてデインターリーブされた第1のチャンネル信
    号を生成し、 c.3)順方向エラー補正フォーマットにしたがって前記デインターリーブされ
    た第1のチャンネル信号の順方向エラー補正デコードを行ってエラー補正されデ
    コードされた第1のチャンネル信号を生成し、 c.4)前記順方向エラー補正フォーマットにしたがって前記エラー補正されデ
    コードされた第1のチャンネル信号の順方向エラー補正されたコード化をを行っ
    てエラー補正コード化された第1のチャンネル信号を生成し、 c.5)前記エラー補正されたコード化された第1のチャンネル信号をインター
    リーブフォーマットにしたがってインターリーブして評価された第1のサブチャ
    ンネル信号を生成し、 c.6)前記第1のサブチャンネル信号を遅延させて前記評価された第1のサブ
    チャンネル信号と同期する遅延された第1のサブチャンネル信号を生成し、 c.7)前記遅延された第1のサブチャンネル信号および前記評価された第1の
    サブチャンネル信号に基づいてチャンネル評価を行って前記第1のチャンネル評
    価を生成するサブステップを含んでいる請求項31記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記デインターリーブフォーマットはブロックデインター
    リーブフォーマットであり、前記インターリーブフォーマットはブロックインタ
    ーリーブフォーマットである請求項47記載の方法。
  49. 【請求項49】 前記デインターリーブフォーマットはビット反転デインタ
    ーリーブフォーマットであり、前記インターリーブフォーマットはビット反転イ
    ンターリーブフォーマットである請求項47記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記デインターリーブフォーマットはコンボリューション
    デインターリーブフォーマットであり、前記インターリーブフォーマットはコン
    ボリューションインターリーブフォーマットである請求項47記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記デインターリーブフォーマットはターボデインターリ
    ーブフォーマットであり、前記インターリーブフォーマットはターボインターリ
    ーブフォーマットである請求項47記載の方法。
  52. 【請求項52】 前記順方向エラー補正フォーマットはターボコードフォー
    マットである請求項47記載の方法。
  53. 【請求項53】 前記順方向エラー補正フォーマットはブロックエラー補正
    コード化フォーマットである請求項47記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記順方向エラー補正フォーマットはコンボリューション
    エラー補正コード化フォーマットである請求項47記載の方法。
  55. 【請求項55】 さらに、前記エラー補正されデコードされた第1のチャン
    ネル信号についてフレーム品質検査および速度決定をおこなってフレーム速度情
    報およびフレーム品質計量信号を生成するステップを含み、前記順方向エラー補
    正コード化を行うために使用されるフレーム速度は前記フレーム速度情報に基づ
    いている請求項47記載の方法。
  56. 【請求項56】 前記フレーム品質検査は前記フレーム品質計量信号の平滑
    化を行うための平滑化ステップを含んでいる請求項55記載の請求項55記載の
    方法。
  57. 【請求項57】 前記結合するステップは、 d.1)パイロット乗数および第1の乗数を生成し、 d.2)前記パイロット乗数によって前記パイロットチャンネル評価信号を乗算
    してスケールされたパイロットチャンネル評価信号を生成し、 d.3)前記第1の乗数によって前記第1のチャンネル評価信号を乗算してスケ
    ールされた第1のチャンネル評価信号を生成し、 d.4)前記スケールされたパイロットチャンネル評価信号を前記スケールされ
    た第1のチャンネル評価信号と加算して前記結合されたチャンネル評価信号を生
    成する請求項55記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記第1の乗数に対する前記パイロット乗数の比は前記フ
    レーム速度情報に基づいて調整される請求項56記載の方法。
  59. 【請求項59】 前記第1の乗数に対する前記パイロット乗数の比は前記フ
    レーム品質計量信号に基づいて調整される請求項56記載の方法。
  60. 【請求項60】 パイロットチャンネル信号を生成する手段と、 第1のサブチャンネル信号を受信して第1のエラー補正されたコード化された
    信号を生成する第1のエラー補正コード化手段と、 前記第1のエラー補正コード化手段に接続されて動作し、前記第1のエラー補
    正されたコード化された信号を受信して第1のインターリーブされた信号を生成
    する第1のインターリーブ手段と、 前記第1のインターリーブ手段に接続されて動作し、前記第1のインターリー
    ブされた信号を受信して第1のチャンネル化された信号を生成する第1のチャン
    ネル化手段と、 前記第1のチャンネル化手段に接続されて動作し、前記第1のチャンネル化さ
    れた信号を受信して利得制御された第1のチャンネル信号を生成する第1の相対
    利得制御装置と、 第2のサブチャンネル信号を受信して第2のエラー補正されたコード化された
    信号を生成する第2のエラー補正コード化手段と、 前記第2のエラー補正コード化手段に接続されて動作し、前記第2のエラー補
    正された信号を受信して第2のインターリーブされた信号を生成する第2のイン
    ターリーブ手段と、 前記第2のインターリーブ手段に接続されて動作し、前記第2のインターリー
    ブされた信号を受信して第2のチャンネル化された信号を生成する第2のチャン
    ネル化手段と、 前記第2のチャンネル化手段に接続されて動作し、前記第2のチャンネル化さ
    れた信号を受信して利得制御された第2のチャンネル信号を生成する第2の相対
    利得制御装置と、 前記第1の相対利得制御装置および第2の相対利得制御装置に接続されて動作
    し、前記第1の利得制御信号を前記第1の相対利得制御装置に供給し、前記第2
    の利得制御信号を前記第2の相対利得制御装置に供給する利得制御プロセッサと
    を具備し、 前記第1の利得制御信号は前記第2の利得制御信号に基づいて調整されること
    を特徴とする情報信号の送信装置。
  61. 【請求項61】 前記パイロットチャンネル信号を生成する手段は、前記利
    得制御プロセッサに接続されて動作し、前記利得制御プロセッサから受信された
    パイロット利得制御信号にしたがって前記パイロットチャンネル信号の利得を調
    整するパイロット利得制御装置を備えている請求項60記載の装置。
  62. 【請求項62】 前記利得制御プロセッサは、 前記第1のチャンネル信号の実効送信利得および前記第2のチャンネル信号の
    実効送信利得が共に0であるとき第1のパイロット利得値に、 前記第1のチャンネル信号の実効送信利得が0であり、前記第2のチャンネル
    信号の実効送信利得が0より大きいとき第2のパイロット利得値に、 前記第1のチャンネル信号の実効送信利得および前記第2のチャンネル信号の
    実効送信利得が共に0より大きいとき第3のパイロット利得値に前記パイロット
    利得制御信号を調整する請求項61記載の装置。
  63. 【請求項63】 前記利得制御プロセッサは、前記第2のチャンネルにおい
    て送信されたデータ速度に基づいて前記パイロット利得制御信号を調整する請求
    項61記載の装置。
  64. 【請求項64】 前記利得制御プロセッサは、前記第2のチャンネルにおい
    て送信されたデータ速度に基づいて前記第1の利得制御信号を調整する請求項6
    0記載の装置。
  65. 【請求項65】 前記利得制御プロセッサは、前記第2のチャンネルの実効
    送信利得に基づいて前記第1の利得制御信号を調整する請求項60記載の装置。
  66. 【請求項66】 前記第1のエラー補正コード化手段は第1のターボコード
    エンコーダであり、前記第2のエラー補正コード化手段は第2のターボコードエ
    ンコーダである請求項60記載の装置。
  67. 【請求項67】 前記第1のエラー補正コード化手段は第1のコンボリュー
    ションエンコーダであり、前記第2のエラー補正コード化手段は第2のコンボリ
    ューションエンコーダである請求項60記載の装置。
  68. 【請求項68】 前記第1のエラー補正コード化手段は第1のブロックコー
    ダであり、前記第2のエラー補正コード化手段は第2のブロックコーダである請
    求項60記載の装置。
  69. 【請求項69】 前記第1のインターリーブ手段は第1のブロックインター
    リーバであり、前記第2のインターリーブ手段は第2のブロックインターリーバ
    である請求項60記載の装置。
  70. 【請求項70】前記第1のインターリーブ手段は第1のビット反転インター
    リーバであり、前記第2のインターリーブ手段は第2のビット反転インターリー
    バである請求項60記載の装置。
  71. 【請求項71】 前記第1のインターリーブ手段は第1のコンボリューショ
    ンインターリーバであり、前記第2のインターリーブ手段は第2のコンボリュー
    ションインターリーバである請求項60記載の装置。
  72. 【請求項72】 前記第1のインターリーブ手段は第1のターボインターリ
    ーバであり、前記第2のインターリーブ手段は第2のターボインターリーバであ
    る請求項60記載の装置。
  73. 【請求項73】 前記第1のチャンネル化手段は疑似雑音(PN)チャンネ
    ル化を使用して第1のPNチャンネルコードに基づいて前記第1のチャンネル化
    された信号を拡散し、 前記第2のチャンネル化手段はPNチャンネル化を使用して第2のPNチャン
    ネルコードに基づいて前記第2のチャンネル化された信号を拡散する請求項60
    記載の装置。
  74. 【請求項74】 前記第1のPNチャンネル化は複素数PNチャンネル化で
    あり、前記第1のPNチャンネルコードは第1の複素数PNチャンネルコードで
    あり、 前記第2のPNチャンネル化は複素数PNチャンネル化であり、前記第2のP
    Nチャンネルコードは第2の複素数PNチャンネルコードである請求項73記載
    の装置。
  75. 【請求項75】 前記パイロットチャンネル生成手段は直交パイロットチャ
    ンネルコードを使用し、前記第1のチャンネル化手段は第1の直交チャンネルコ
    ードに基づいて前記第1のチャンネル化された信号を拡散し、 前記第2のチャンネル化手段は第2の直交チャンネルコードに基づいて前記第
    2のチャンネル化された信号を拡散する請求項60記載の装置。
  76. 【請求項76】 前記第1のチャンネル化手段は第1のウォルシュチャンネ
    ルコードに基づいて前記第1のインターリーブされた信号を拡散する第1のウォ
    ルシュスプレッダを具備し、 前記第2のチャンネル化手段は第2のウォルシュチャンネルコードに基づいて
    前記第2のインターリーブされた信号を拡散する第2のウォルシュスプレッダを
    具備している請求項60記載の装置。
  77. 【請求項77】 前記パイロットチャンネル信号はパイロットウォルシュコ
    ードである請求項76記載の装置。
  78. 【請求項78】 さらに、前記パイロットチャンネル信号を生成する手段と
    、前記第1の相対利得制御装置と、前記第2の相対利得制御装置とに接続されて
    動作する前記パイロットチャンネル信号と前記利得制御された第1のチャンネル
    信号と前記利得制御された第2のチャンネル信号とのPNスプレッドのための疑
    似雑音(PN)スプレッダを備えている請求項76記載の装置。
  79. 【請求項79】 前記PNスプレッダは、前記パイロットチャンネル信号と
    前記利得制御された第1のチャンネル信号と前記利得制御された第2のチャンネ
    ル信号とを複素数PNスプレッドするための複素数PNスプレッダである請求項
    78記載の装置。
  80. 【請求項80】 前記PNスプレッダはさらに、前記利得制御された第1の
    チャンネル信号および前記利得制御された第2のチャンネル信号を前記パイロッ
    トチャンネル信号から90度位相をずらすように回転させる請求項78記載の装
    置。
  81. 【請求項81】 a)パイロットチャンネル信号を生成し、 b)順方向エラー補正コードフォーマットにしたがって第1のサブチャンネル
    信号を順方向エラー補正コード化して第1のエラー補正されたコード化された信
    号を生成し、 c)前記第1のエラー補正されたコード化された信号をインターリーブフォー
    マットにしたがってインターリーブして第1のインターリーブされた信号を生成
    し、 d)前記第1のインターリーブされた信号をチャンネル化して第1のチャンネ
    ル化された信号を生成し、 e)前記順方向エラー補正コード化フォーマットにしたがって第2のサブチャ
    ンネル信号を順方向エラー補正コード化して第2のエラー補正されたコード化さ
    れた信号を生成し、 f)前記第2のエラー補正されたコード化された信号をインターリーブフォー
    マットにしたがってインターリーブして第2のインターリーブされた信号を生成
    し、 g)前記第2のインターリーブされた信号をチャンネル化して第2のチャンネ
    ル化された信号を生成し、 h)第1および第2のサブチャンネル信号に基づいて第1のチャンネル利得を
    生成し、 i)第1のチャンネル利得を前記第1のチャンネル化された信号に適用して利
    得制御された第1のチャンネル信号を生成し、 j)第2のチャンネル利得を前記第2のチャンネル化された信号に適用して利
    得制御された第2のチャンネル信号を生成し、 k)前記パイロットチャンネル信号と、前記利得制御された第1のチャンネル
    信号と、前記利得制御された第2のチャンネル信号とを合体させて前記情報信号
    を生成することを特徴とする情報信号の送信方法。
  82. 【請求項82】 前記パイロットチャンネル信号を生成するステップは、一
    定利得のパイロットチャンネル信号にパイロット利得を適用して前記パイロット
    チャンネル信号を生成するステップを含んでいる請求項81記載の装置。
  83. 【請求項83】 前記パイロット利得値は、 前記第1のチャンネル信号の実効送信利得および前記第2のチャンネル信号の
    実効送信利得が共に0であるとき第1のパイロット利得値に、 また、前記第1のチャンネル信号の実効送信利得が0であり、前記第2のチャ
    ンネル信号の実効送信利得が0より大きいとき第2のパイロット利得値に、 また、前記第1のチャンネル信号の実効送信利得および前記第2のチャンネル
    信号の実効送信利得が共に0より大きいとき第3のパイロット利得値に設定され
    る請求項82記載の方法。
  84. 【請求項84】 さらに、前記第2のサブチャンネル信号のデータ速度に基
    づいて前記パイロット利得を調整するステップを含んでいる請求項82記載の方
    法。
  85. 【請求項85】 さらに、前記第2のサブチャンネル信号のデータ速度に基
    づいて前記第1のチャンネル利得を調整するステップを含んでいる請求項81記
    載の方法。
  86. 【請求項86】 前記順方向エラー補正コード化フォーマットはターボコー
    ドフォーマットである請求項85記載の方法。
  87. 【請求項87】 前記順方向エラー補正コード化フォーマットはコンボリュ
    ーションコード化フォーマットである請求項85記載の方法。
  88. 【請求項88】 前記順方向エラー補正コード化フォーマットはブロックコ
    ード化フォーマットである請求項85記載の方法。
  89. 【請求項89】 前記インターリーブフォーマットはブロックインターリー
    ブフォーマットである請求項85記載の方法。
  90. 【請求項90】 前記インターリーブフォーマットはビット反転インターリ
    ーブフォーマットである請求項85記載の方法。
  91. 【請求項91】 前記インターリーブフォーマットはコンボリューションイ
    ンターリーブフォーマットである請求項85記載の方法。
  92. 【請求項92】 前記インターリーブフォーマットはターボインターリーブ
    フォーマットである請求項85記載の方法。
  93. 【請求項93】 前記第1のインターリーブされた信号をチャンネル化する
    ステップは、第1の疑似雑音(PN)チャンネルコードにより第1のインターリ
    ーブされた信号を乗算し、前記第2のインターリーブされた信号をチャンネル化
    するステップは第2の疑似雑音チャンネルコードにより前記第2のインターリー
    ブされた信号を乗算するステップを含んでいる請求項85記載の方法。
  94. 【請求項94】 前記パイロットチャンネル信号は、パイロット疑似雑音チ
    ャンネルコードである請求項93記載の方法。
  95. 【請求項95】 前記パイロットチャンネル信号は、パイロットウォルシュ
    コードであり、前記第1のインターリーブされた信号をチャンネル化するステッ
    プは前記第1のインターリーブされた信号を第1のウォルシュチャンネルコード
    と乗算し、前記第2のインターリーブされた信号をチャンネル化するステップは
    前記第2のインターリーブされた信号を第2のウォルシュチャンネルコードにと
    乗算するステップを本質的に含んでいる請求項85記載の方法。
  96. 【請求項96】 前記パイロットウォルシュチャンネルコードは全て0のウ
    ォルシュコードである請求項95記載の方法。
  97. 【請求項97】 さらに、疑似雑音(PN)スプレッドするステップを含ん
    でおり、前記パイロットチャンネル信号と、前記利得制御された第1のチャンネ
    ル信号と、前記利得制御された第2のチャンネル信号とはPNスプレッドされて
    疑似雑音(PN)情報信号を形成している請求項95記載の方法。
  98. 【請求項98】 前記PNスプレッドは複素数PNスプレッドである請求項
    97記載の方法。
  99. 【請求項99】 さらに、前記パイロットチャンネル信号を前記PNスプレ
    ッド情報信号内の前記利得制御された第1のチャンネル信号および前記利得制御
    された第2のチャンネル信号から90度位相をずらすように回転させる請求項9
    7記載の方法。
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