JP2003521256A - 無脂肪筋量及び筋力を増強するためのαリポ酸含有食物補充物質 - Google Patents

無脂肪筋量及び筋力を増強するためのαリポ酸含有食物補充物質

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Abstract

(57)【要約】 【課題】運動選手の無脂肪重量や筋量や筋力を増加させる食物補充物質を開発する。 【解決手段】個体、とりわけ運動選手の無脂肪重量及び／又は筋量及び／又は筋力を増加させる際に使用するための該食物補充物質組成物及びその使用方法を提供する。ここに記述する食物補充物質はαリポ酸又はその誘導体、及びアミノ酸を含む。記述された他の食物補充物質はαリポ酸の活性を増強でき及び／又は模倣できる物質、及びアミノ酸供給源を含む。記述された食物補充物質組成物は運動選手の食事を補充するのに、とりわけ運動選手の筋量及び／又は筋力を増強するのに適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 関連出願の相互参照 本出願は２０００年２月１日に出願した米国仮出願番号６０／１７８，９５７
の利益を請求する。この仮出願の内容は参照により本明細書にインコーポレート
される。
【０００２】 発明の分野 本発明は、αリポ酸又はその誘導体、及びアミノ酸又はその誘導体の供給源を
含む食物補充物質、並びにこれらの食物補充物質を用いて、運動選手の食事を補
充する方法、及び運動選手の筋量及び／又は筋力を増強する方法に関する。
【０００３】 発明の背景 天然産物に基づく食物補充物質及び運動選手の筋量及び／又は筋力を増強する
取り組みは種々のスポーツやボディビル分野において人気の高い緊急事項 (exig
encies) となってきた。しかしながら、運動選手は能力の改善のために絶えず努
力するので、無脂肪筋重量、筋肉の量及び／又は筋力を増加させる際の助けとな
る新たなより効果的な技術に対する要望は絶えず存在する。
【０００４】 発明の目的及び概要 αリポ酸（アルファ−リポ酸、チオクト酸又は６，８−ジチオオクタン酸とし
ても知られ、リポ酸とも呼ばれる）は、ヒトの身体が少量作り、そして酵母や肝
臓から得られうる栄養素である。研究により、αリポ酸はII型糖尿病で身体の血
糖の利用を有意に増加させ得ること、そしてαリポ酸はII型糖尿病でグルコース
の代謝による消費率を５０％まで増加させうることが示された。ヨーロッパでは
、αリポ酸はII型糖尿病の治療においてインスリンの代替薬として用いられてき
た。
【０００５】 本発明は、アミノ酸又はその誘導体の供給源と組み合わせてαリポ酸又はその
誘導体を運動選手の食事に補充することに関する。それは運動選手の食事に投与
される場合、運動選手の筋量及び／又は筋力の驚くべき増強をもたらす。従って
、一つの広い側面では、本発明は身体におけるアミノ酸の送達及び取込みを増加
させるための新たな食物補充物質を提供する。本発明はとりわけ運動選手の食事
を補充するのに適応した食物補充物質を提供することが好ましく、本発明の食物
補充物質は運動選手の筋量及び／又は筋力を増強させるものであることが好まし
い。
【０００６】 本発明の一実施態様によれば、αリポ酸又はその誘導体、及びアミノ酸又はそ
の誘導体の供給源を含む食物補充物質が提供される。アミノ酸供給源は乳清タン
パク質又はその誘導体であることが好ましい。
【０００７】 本発明の別の一実施態様によれば、αリポ酸又はその誘導体の活性を模倣し及
び／又は増強する物質を含み、且つ、グルタミン又はその誘導体をも含む食物補
充物質が提供される。該物質がαリポ酸又はその誘導体の活性を増強する場合、
該補充物質はαリポ酸又はその誘導体及び該増強物質の両者を含むことが好まし
い。
【０００８】 別の好ましい一実施態様によれば、本発明の補充物質はαリポ酸又はその誘導
体、及びアミノ酸又はその誘導体を含む。
【０００９】 別の好ましい実施態様によれば、本発明の補充物質はαリポ酸又はその誘導体
、及びグルタミン又はその誘導体を含む。
【００１０】 別の広い側面では、本発明は運動選手におけるボディビルを補強する方法であ
って、筋量及び／又は筋力の増加を達成するため本発明の食物補充物質の有効量
を該運動選手に投与する工程を含む方法を提供する。
【００１１】 本発明の別の特徴及び長所は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。し
かしながら、当業者には本発明の精神及び範囲内での種々の変更や修飾がこの詳
細な説明から明らかとなるであろうから、詳細な説明及び具体的実施例は、本発
明の好ましい実施態様を述べるものではあるが、例示のためにのみ示してあるこ
とが理解されるべきである。
【００１２】 発明の詳細な説明 本発明の食物補充物質及び方法は、タンパク質及び／又はアミノ酸のみ又はα
リポ酸単独を用いる補充物質及び方法と比べ、個体における筋量及び／又は筋力
の増強又は改良のさらなるそして有意の増加を与えうる。本発明の補充物質及び
方法はボディビルダーや他の運動選手にとって重要であることが予想されるが、
本発明の補充物質及び方法はこれらの人々に限定されない。むしろ、いかなる個
人も本発明の補充物質及び方法を利用しうる。実際、該補充物質及び方法は全て
の動物に使用しうる。本明細書で使用するとき、用語「動物」とは動物界の全て
の構成員を含み、ヒトであることが好ましい。本明細書を通じて使用される、筋
量における増加というときも無脂肪筋重量の増加を意味するものと理解される。
【００１３】 本明細書で記述される食物補充物質は特に指定された化合物及びその適切な誘
導体、例えば、塩又はエステルを含む。適切な塩には、アルカリ塩及びアルカリ
土類金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩又はカルシウム塩が含まれるが
これらに限定されない。一方、適切なエステルには、アルキルエステル、例えば
、メチルエステル、エチルエステル又はプロピルエステル、又はラクトンエステ
ルが含まれるがこれらに限定されない。
【００１４】 本明細書で用いるとき、「アミノ酸供給源」とは任意のぺプチド、ポリペプチ
ド、タンパク質又は個々のアミノ酸（単数又は複数）の組成物を意味する。当業
者には容易に明らかなように、タンパク質の他の供給源にはミルクタンパク質、
カゼイン、鶏卵アルブミンなどの任意のアルブミン、及び醤油 (soy)が含まれ、
アミノ酸の供給源としても使用されうる。
【００１５】 本明細書を通じて、乳清タンパク質及びその誘導体はアミノ酸又はタンパク質
の好ましい供給源であることが分かる。市販されている乳清タンパク質誘導体に
は、ＷＰＩ９７、乳清ぺプチド、ＷＰＣ８０、及びイオン交換乳清タンパク質が
含まれるが、乳清タンパク質単離物（ＷＰＩ）の任意の形態、乳清ぺプチド、乳
清タンパク質濃縮物（ＷＰＣ）、又はイオン交換により単離される乳清タンパク
質が使用しうる。さらに、加水分解した乳清タンパク質も使用しうる。
【００１６】補充物質 本明細書は如何なる理論的説明にも制約されるものではないが、インスリンは
筋細胞中へのグルコース及びアミノ酸の取込みを刺激する一次因子であり、αリ
ポ酸は筋細胞へのグルコース及びアミノ酸の移送におけるインスリンの作用を模
倣もし増強もすると信じられている。インスリンは骨格筋中へのアミノ酸の取込
みを増強し、タンパク質の分解を阻害し、そしてタンパク質の合成を刺激するこ
とが明瞭に示された。これらの純効果はタンパク質の効率及び利用を増加させる
ことである。インスリン感受性を模倣し増強するαリポ酸は、タンパク質分解を
減少させ、アミノ酸取込みやタンパク質合成や窒素保持や筋量及び／又は筋力を
増強させることができると理論化される。
【００１７】 従って、その広い側面では、本発明はアミノ酸供給源と組合せたαリポ酸又は
その誘導体を含む食物補充物質を提供する。一つの実施態様によれば、該供給源
は種々のアミノ酸を提供し、このようなアミノ酸供給源はＷＰＩ、乳清ぺプチド
、ＷＰＣ、イオン交換乳清タンパク質からなる群より選択される乳清タンパク質
であることが好ましいが、上述したように、他のタンパク質供給源も使用しうる
。
【００１８】 本発明の別の実施態様によれば、αリポ酸又はその誘導体の活性を模倣し及び
／又は増強する物質を含み且つアミノ酸供給源をも含む食物補充物質が提供され
る。好ましい実施態様によれば、アミノ酸供給源はＷＰＩ、乳清ぺプチド、ＷＰ
Ｃ、乳清タンパク質加水分解物、イオン交換乳清タンパク質、又はラクトフェリ
ンからなる群より選択されることが好ましいが、上で指摘したように、任意の他
のタンパク質供給源も使用しうる。
【００１９】 別の好ましい実施態様によれば、本発明の補充物質はαリポ酸又はその誘導体
、及びアミノ酸又はその誘導体を含む。この実施態様では任意のアミノ酸型が使
用されうるが、アミノ酸又はその誘導体の単独型のみが使用される。例えば、組
合せには、ロイシン、イソロイシン、バリン、アルギニン、又はアラニン又はア
ラニル−グルタミンやグルタミン−グリシンなどのぺプチドが含まれる。
【００２０】 本発明の別の実施態様によれば、αリポ酸又はその誘導体の活性を模倣し及び
／又は増強する物質を含み且つグルタミン又はその誘導体をも含む食物補充物質
が提供される。
【００２１】 別の実施態様によれば、本発明の食物補充物質はαリポ酸又はその誘導体及び
グルタミン又はその誘導体を含む。
【００２２】 当業者には容易に明らかとなるように、該補充物質はαリポ酸又はその誘導体
の一つの形態のみ及び一つのアミノ酸供給源のみに制限されるものではない。実
際、本発明は、種々の量の、物質及びアミノ酸供給源の組合せを提供する。
【００２３】 本発明の食物補充物質組成物は、例えば、液状、粉末状、タンパク質棒の形、
又はリポソーム内にカプセル化されたものなどの種々の剤形で提供されうる。粉
末は好ましく、水や他の液体と混合するのに適するように調製される。粉末又は
顆粒状の食物補充物質組成物は、例えば、スプレードライ粉末など通常の処理技
術により提供されうる。
【００２４】 食物補充物質組成物は、アスコルビン酸（ビタミンＣ）を、例えば、推奨され
た１日最低必要量に等しい量又はそれを越える量で含むこともできる。本発明の
食物補充物質において使用可能な別の成分には、当分野で知られた量でのベータ
−ヒドロキシ、ベータ−メチル酪酸（ＨＭＢ）が含まれる。当業者には明らかな
ように、補充物質は、炭水化物、デキストロース、ビタミン、ミネラル、薬草、
プロホルモン、リボース及びレシチン（lecithin) などの多数の他の成分、これ
らに限定されないが、の一つ以上を含みうる。
【００２５】 該食物補充物質組成物は、天然及び／又は人工の香味成分、色素又は他の着色
添加物、保存剤及び他の当分野で知られた通常の食物補充用添加物質をさらに含
みうる。
【００２６】補充物質の使用方法 本発明の食物補充物質は運動選手の食事を補充し、及び／又は運動選手の筋量
及び／又は筋力を増強する方法で使用しうる。本発明の食物補充物質組成物は、
無脂肪筋重量及び／又は筋力の特別の成長を達成するための同化環境の増強を創
り出すのにとりわけ有利である。従って、本発明は、本発明の食物補充物質の有
効量を運動選手に投与する工程を含む運動選手のボディビルを補強する方法を提
供する。
【００２７】 本発明の補充物質及び物質の有効量の投与は、所望の結果を達成するのに必要
な用量及び時間における有効量として定義される。本発明の補充物質の有効量は
、運動選手の年齢、性別、及び体重などの因子により変化しうる。用量計画は最
適な応答を与えるように調節されうる。幾つかに分割した用量を毎日投与しても
よく、あるいは用量は個々の運動選手の状態の緊急性に応じて減少させてもよい
。
【００２８】 容易に明らかになるように、本発明の食物補充物質は１回投与で投与しても、
間隔を置いて１日に複数回投与することにより投与してもよい。好ましい実施態
様では、本発明の食物補充物質は朝に１回、運動の直後又は少し後に１回、そし
て夕方に１回、毎日投与する。当業者には理解されるように、投与は毎日投与に
限定される必要はない。１日おき若しくは２日おきに、又は他の便利な効果的な
方法により投与してもよい。なお、１日の投与は、状態の緊急度に応じて１回投
与でも間隔をおいて１日に複数回投与してもよい。
【００２９】 本発明の食物補充物質の筋量及び／又は筋力の増強における効果を最大にする
ため、食物補充物質は運動時間の直後に運動選手の食事に投与することが好まし
い。運動予定のない日には、食物補充物質はその日であれば何時投与してもよい
が、目覚めた時又は午前中の他の時間に食物補充物質の最初の量を投与すること
が好ましい。
【００３０】 本出願に記載された実施態様は、本発明の種々の側面を例示するためにのみ提
供される。本発明の食物補充物質及び方法の追加の実施態様や長所は当業者には
明らかであろう。
【００３１】 実施例 本発明は以下の実施例でさらに説明する。しかしながら、本発明が本発明の範
囲や性質に関して限定されるものと解すべきではない。当業者は所望の結果を得
るため例示された調製品を如何に変更すべきかを理解するであろう。
【００３２】実施例１ この実施例では、運動選手はここに記述したように食物補充物質の２回の投与
を毎日消費する。１回目の食物補充物質の投与は運動の直後であり、追加の投与
は運動の４時間後である。食物補充物質の投与はそれぞれ、約１００ｇであり、
下記の成分及び量を含んでいる。成 分 量 αリポ酸 ２００ｍｇ グルタミン ２０ｇ デキストロース ６０ｇ 乳清タンパク質 ３０ｇ アルギニン １ｇ ロイシン １ｇ フェニルアラニン １ｇ メチオニン ５００ｍｇ グリコシダルサポニン ２００ｍｇ Ｎ−アセチルシステイン １００ｍｇ ビタミンＢ６ １０．５ｍｇ マグネシウム ２００ｍｇ ビタミンＥ ４００ＩＵ リン酸カリウム １００ｍｇ ピコリン酸クロム ２００μｇ
【００３３】 それぞれ約１００ｇの投与物を約１５オンスの冷水と混ぜて液状飲料とする。
食物補充物質液状飲料が消費された後、さらに８オンスの水を飲ませてもよい。
【００３４】実施例２ この実施例では、運動選手はここに記述された食物補充物質の２回投与を毎日
受ける。食物補充物質の１回目の投与は運動の直後に、そして追加の投与は運動
の４時間後に投与する。食物補充物質のそれぞれの投与は約１２０ｇであり、下
記の成分及び量を含んでいる。成分 量 αリポ酸 ２００ｍｇ グルタミン １０ｇ デキストロース ７５ｇ 乳清タンパク質 ３０ｇ アルギニン １ｇ ロイシン １ｇ フェニルアラニン １ｇ メチオニン ５００ｍｇ グリコシダルサポニン ２００ｍｇ Ｎ−アセチルシステイン １００ｍｇ ビタミンＢ６ １０．５ｍｇ マグネシウム ２００ｍｇ ビタミンＥ ４００ＩＵ リン酸カリウム １００ｍｇ ピコリン酸クロム ２００μｇ
【００３５】 それぞれ約１００ｇの投与物を約１５オンスの冷水と混ぜて液状飲料とする。
該食物補充物質液状飲料が消費された後、さらに８オンスの水を飲ませてもよい
。
【００３６】実施例３ 実施例１の筋量及び／又は筋力増強計画は、運動選手が食物補充物質の４回投
与を毎日消費するように改変される。各投与は約５５ｇの補充物質であり、その
成分及び量は以下の通りである。成分 量 αリポ酸 １００ｍｇ グルタミン １０ｇ デキストロース ３０ｇ 乳清タンパク質 １５ｇ アルギニン ０．５ｇ ロイシン ０．５ｇ フェニルアラニン ０．５ｇ メチオニン ２５０ｍｇ グリコシダルサポニン １００ｍｇ Ｎ−アセチルシステイン ５０ｍｇ ビタミンＢ６ ５．２５ｍｇ マグネシウム １００ｍｇ ビタミンＥ ２００ＩＵ リン酸カリウム ５０ｍｇ ピコリン酸クロム １００μｇ
【００３７】 それぞれの補充物質投与物を約８オンスの冷水と混ぜて液状飲料とする。この
食物補充物質液状飲料が消費された後、さらに８オンスの水を飲ませてもよい。
【００３８】実施例４ 実施例１に記述した用量計画を運動のある日に行なう。この投与物を運動の直
後に消費させ、次いで４時間後に再び投与する。運動のない日には、運動選手は
実施例２に記述した食物補充物質を消費する。この投与物は目覚めの時、就寝前
、及び日中の他の２回の時点で投与する。または、必要なときは、補充物質は他
の液体又は食物と混合して消費させる。この計画は筋量及び／又は筋力の増強を
高めるため最低８週間続ける。
【００３９】 これらの実施例に記述された投与量は、２５００カロリー食事のために設計さ
れる。毎日の値は個々の運動選手の必要に応じて増加又は減少できる。
【００４０】 本出願に記述された実施例及び実施態様は本発明の様々な側面を例示する目的
でのみ提供するものである。本発明の該食物補充物質や方法のさらなる実施態様
や長所は当業者には明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ２３Ｌ 2/52 Ａ２３Ｌ 2/00 Ｆ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ， ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ Ｆターム(参考） 4B017 LC03 LG15 LK08 LK12 LK13 LK14 LK15 LK18 LL09 4B018 LB08 LE01 LE02 LE05 MD08 MD19 MD20 MD32 MD33 MD54 MD61 ME14

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 無脂肪筋量及び筋力を増強するのに有効な量で、αリポ酸若
    しくはその誘導体、及びアミノ酸及びその誘導体及びアミノ酸供給源からなる群
    より選択される少なくとも一つの成分を含む食物補充物質。
  2. 【請求項２】 少なくとも一つのアミノ酸が、グルタミン、ロイシン、イソ
    ロイシン、バリン、アルギニン、アラニン、及びそれらの誘導体からなる群より
    選択されるものである、請求項１記載の食物補充物質。
  3. 【請求項３】 該アミノ酸がグルタミン又はその誘導体である、請求項２記
    載の食物補充物質。
  4. 【請求項４】 該αリポ酸誘導体が塩又はエステルである、請求項３記載の
    食物補充物質。
  5. 【請求項５】 該グルタミン誘導体が塩、エステル、又はケト酸である、請
    求項３記載の食物補充物質。
  6. 【請求項６】 該グルタミンがジぺプチド、トリぺプチド又はオリゴぺプチ
    ドである、請求項３記載の食物補充物質。
  7. 【請求項７】 該グルタミンがジぺプチド又はトリぺプチド中で少なくとも
    一つの他のアミノ酸と結合しているものである、請求項３記載の食物補充物質。
  8. 【請求項８】 αリポ酸及びαリポ酸誘導体の量が、食物補充物質の１ｇ当
    たり約０．１ｍｇと約１００ｍｇの間であり、且つ、グルタミン又はグルタミン
    誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり１ｍｇと約５００ｍｇの間である、請求
    項３記載の食物補充物質。
  9. 【請求項９】 αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が、食物補充物質の１ｇ当
    たり約０．５ｍｇと約５０ｍｇの間であり、且つ、グルタミン又はグルタミン誘
    導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり約５ｍｇと約３００ｍｇの間である、請求
    項３記載の食物補充物質。
  10. 【請求項１０】 αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が補充物質の１ｇ当たり
    約１ｍｇと約２０ｍｇの間であり、且つ、グルタミン又はグルタミン誘導体の量
    が食物補充物質の１ｇ当たり約１０ｍｇと約２００ｍｇの間である、請求項３記
    載の食物補充物質。
  11. 【請求項１１】 炭水化物をさらに含む、請求項３記載の食物補充物質。
  12. 【請求項１２】 クレアチン、薬用人参、Ｎ−アセチルシステイン、フェニ
    ルアラニン、アスコルビン酸、イノシトール、ｄ−ピニトール、αトコフェロー
    ル、ナトリウム、カリウム又はリンをさらに含むものである、請求項３記載の食
    物補充物質。
  13. 【請求項１３】 該アミノ酸供給源がタンパク質である、請求項１記載の食
    物補充物質。
  14. 【請求項１４】 該タンパク質が乳清タンパク質である、請求項１３記載の
    食物補充物質。
  15. 【請求項１５】 該乳清タンパク質がＷＰＩ９７、乳清ぺプチド、ＷＰＣ８
    ０、及びイオン交換乳清タンパク質からなる群より選択されるものである、請求
    項１４記載の食物補充物質。
  16. 【請求項１６】 動物における無脂肪筋量及び筋力を増強させる方法であっ
    て、αリポ酸又はその誘導体、及びアミノ酸及びその誘導体及びアミノ酸供給源
    からなる群より選択される少なくとも一つの成分を含む食物補充物質を無脂肪筋
    量及び筋力を増強するのに有効な量で、該動物に投与する工程を含む方法。
  17. 【請求項１７】 少なくとも一つのアミノ酸がグルタミン、ロイシン、イソ
    ロイシン、バリン、アルギニン、アラニン及びそれらの誘導体からなる群より選
    択されるものである、請求項１６記載の方法。
  18. 【請求項１８】 該アミノ酸がグルタミン又はその誘導体である、請求項１
    ６記載の方法。
  19. 【請求項１９】 αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当
    たり約１０ｍｇから約１０００ｍｇまでであり、且つ、グルタミン又はグルタミ
    ン誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たりグルタミンの約０．０１ｇから約１０
    ０ｇまでである、請求項１８記載の方法。
  20. 【請求項２０】 αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当
    たり約５０ｍｇから約５００ｍｇまでであり、且つ、グルタミン又はグルタミン
    誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり約０．０５ｇから約５０ｇまでである、
    請求項１８記載の方法。
  21. 【請求項２１】 αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当
    たり約１００ｍｇから約３００ｍｇまでであり、且つ、グルタミン又はグルタミ
    ン誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり約０．１ｇから約３０ｇまでである、
    請求項１８記載の方法。
  22. 【請求項２２】 αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当
    たり約０．１ｍｇから約４０ｍｇまでであり、且つ、グルタミン又はグルタミン
    誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり約１ｇから約５００ｇまでである、請求
    項１８記載の方法。
  23. 【請求項２３】 該食物補充物質が１日当たり約１ｇから約５００ｇまでで
    ある、請求項１９記載の方法。
  24. 【請求項２４】 該食物補充物質が１日当たり約２ｇから約２００ｇまでで
    ある、請求項１９記載の方法。
  25. 【請求項２５】 該投与工程が毎日行なわれるものである、請求項１９記載
    の方法。
  26. 【請求項２６】 該投与工程が運動時間の直後に行なわれるものである、請
    求項１６記載の方法。
  27. 【請求項２７】 該食物補充物質が炭水化物をさらに含むものである、請求
    項１６記載の方法。
  28. 【請求項２８】 該アミノ酸供給源がタンパク質である、請求項１６記載の
    方法。
  29. 【請求項２９】 該タンパク質が乳清タンパク質である、請求項２８記載の
    方法。
  30. 【請求項３０】 該タンパク質が乳清タンパク質である、請求項２９記載の
    方法。
  31. 【請求項３１】 該乳清タンパク質がＷＰＩ９７、乳清ぺプチド、ＷＰＣ８
    ０、及びイオン交換乳清タンパク質からなる群より選択されるものである、請求
    項３０記載の方法。
  32. 【請求項３２】 該食物補充物質が水と混合されて液体飲料とされるもので
    ある、請求項１６記載の方法。
  33. 【請求項３３】 該食物補充物質がカプセル又は錠剤の剤形で投与されるも
    のである、請求項１６記載の方法。
  34. 【請求項３４】 該食物補充物質が栄養棒の剤形で投与されるものである、
    請求項１６記載の方法。
  35. 【請求項３５】 運動選手の筋量、筋力、グリコーゲン貯蔵又は回復力を増
    強する方法であって、αリポ酸又はその誘導体、及びグルタミン又はその誘導体
    を含む食物補充物質を該運動選手の食事に投与する工程、それにより運動後のア
    ミノ酸レベル、インスリンレベル及びインスリン効率を最大にする工程を含む方
    法。
  36. 【請求項３６】 該αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が食物補充物質の１ｇ
    当たり約１０ｍｇから約１０００ｍｇまでであり、且つ、グルタミン又はグルタ
    ミン誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり約０．０１ｇから約１００ｇまでで
    ある、請求項３５記載の方法。
  37. 【請求項３７】 該αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が食物補充物質の１ｇ
    当たり約５０ｍｇから約５００ｍｇまでであり、且つ、グルタミン又はグルタミ
    ン誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり約０．０５ｇから約５０ｇまでである
    、請求項３５記載の方法。
  38. 【請求項３８】 該αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が食物補充物質の１ｇ
    当たり約１００ｍｇから約３００ｍｇまでであり、且つ、グルタミン又はグルタ
    ミン誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり約０．１ｇから約３０ｇまでである
    、請求項３５記載の方法。
  39. 【請求項３９】 該αリポ酸又はαリポ酸誘導体の量が食物補充物質の１ｇ
    当たり約０．１ｍｇから約４０ｍｇまでであり、且つ、グルタミン又はグルタミ
    ン誘導体の量が食物補充物質の１ｇ当たり約１ｇから約５００ｇまでである、請
    求項３５記載の方法。
  40. 【請求項４０】 該食物補充物質が運動選手の食事に毎日投与されるもので
    ある、請求項３６記載の方法。
  41. 【請求項４１】 該食物補充物質が１日当たり約１ｇから約５００ｇまでの
    量で投与されるものである、請求項３６記載の方法。
  42. 【請求項４２】 該食物補充物質が１日当たり約２ｇから約２００ｇまでの
    量で投与されるものである、請求項３６記載の方法。
  43. 【請求項４３】 該食物補充物質が炭水化物をさらに含むものである、請求
    項３５記載の方法。
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