JP2003520869A5

JP2003520869A5 -

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Publication number: JP2003520869A5
Application number: JP2001553831A
Authority: JP
Filing date: 2001-01-12
Publication date: 2008-02-14

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 A) 式（I）のチタン錯体
【化１】

[式中、Tiはチタン；
Xは窒素(N)又はリン(P)原子；
ZはC、Si又はGe原子；
基R^lは、互いに同一又は異なって、水素、Si又は元素の周期律表の13又は15〜17族に属するヘテロ原子を任意に含有する線状又は分枝状の飽和又は不飽和のC₁-C₂₀アルキル、C₃-C₂₀シクロアルキル、C₆-C₂₀アリール、C₇-C₂₀アルキルアリール及びC₇-C₂₀アリールアルキルからなる群から選択されるか、2つのR^l基が一緒になってC₄-C₇環を形成し；
Y^lはNR⁷、酸素(O)、PR⁷又は硫黄(S)(基R⁷は線状又は分枝状、飽和もしくは不飽和のC₁-C₂₀アルキル、C₆-C₂₀アリール及びC₇-C₂₀アリールアルキル基からなる群から選択される)からなる群から選択される原子であり；
基R²及びR³は、互いに同一又は異なって、水素、ハロゲン、-R、-OR、-OCOR、-OSO₂CF₃、 -SR、-NR₂及び-PR₂からなる群から選択され、ここでRは、線状又は分枝状、飽和もしくは不飽和のC₁-C₂₀アルキル、C₃-C₂₀シクロアルキル、C₆-C₂₀アリール、C₇-C₂₀アルキルアリール又はC₇-C₂₀アリールアルキル基であり；2つのRは飽和又は不飽和のC₄-C₇環を形成してもよく、あるいはR²及びR³は、1以上のR⁹基で置換されていてもよい縮合した芳香族又は脂肪族のC₄-C₇環を形成し、ここでR⁹はハロゲン、-R、-OR、-OCOR、-OSO₂CF₃、-SR、-NR₂及び-PR₂(Rは上記と同義)からなる群から選択されるか、又は2つの近接するR⁹基が一緒になって縮合した芳香族又は脂肪族のC₄-C₇環を形成し、
基R⁸、R⁴及びR⁵は、互いに同一又は異なって、水素、ハロゲン、-R、-OR、-OCOR、-OSO₂CF₃、-SR、-NR₂及び-PR₂(Rは上記と同義)からなる群から選択されるか、又はR⁸と R⁴、R⁴とR⁵もしくはR⁵とR⁸は、一緒になって、1以上のR基で置換されていてもよい縮合C₄-C₇環を形成し；
基R⁶は、元素の周期律表の13又は15〜17族に属するヘテロ原子を任意に含有する線状又は分枝状、飽和もしくは不飽和のC₁-C₂₀アルキル、C₆-C₂₀アリール及びC₇-C₂₀アリールアルキル基からなる群から選択され；
置換基Lは、互いに同一か異なって、水素、ハロゲン、-R、-OR、-OCOR、-OSO₂CF₃、-SR、-NR₂ 及び-PR₂(Rは上記意味を有する)からなる群から選択されるモノアニオンシグマリガンドであり；
Y²はCR⁸又はY¹からなる群から選択され;かつ
mは0又は1であり;基Y²がCR⁸基である場合、mは1かつ形成される6員環は芳香族ベンゼン環であり；Y²がCR⁸と異なる場合、mは0かつR ⁴基に結合する炭素原子はシクロペンタジエニル環に直接結合しており、形成される環は5員環である]；
及び
B) 活性化助触媒
からなる触媒系とプロピレンとを重合条件下、エチレン、式CH₂=CHR'[R'は線状又は分枝状のC₂-C₁₀アルキル又は炭素原子20までの非共役ジオレフィン]のα-オレフィンからなる群から選択される1以上のオレフィンの任意の存在下で、接触させることからなる実質的に非晶質のプロピレンのホモポリマー又はコポリマーの製造方法。
【請求項２】チタン錯体が、式(III)：
【化２】

[式中、X、Z、Y¹、L、R¹、R²、R³、R⁴、R⁵、R⁶及びR⁸は請求項１に記載の意味を有する、但しR²とR³は縮合した芳香族のC₆環を形成しない]を有する請求項１による方法。
【請求項３】チタン錯体が、式(IV)：
【化３】

[式中、X、Z、Y^l、L、R¹、R⁴、R⁵、R⁶、R⁸及びR⁹は請求項１に記載の意味を有し、kは0〜4の範囲である]を有する請求項１による方法。
【請求項４】チタン錯体が、式(V)：
【化４】

[式中、X、Z、L、Y^l、R¹、R²、R³、R⁴、R⁵及びR⁶は請求項１に記載の意味である]を有する請求項１による方法。
【請求項５】式(I)：
【化５】

[式中、X、Z、L、Y^l、Y²、m、R¹、R²、R³、R⁴、R⁵、R⁶及びR⁸は請求項１に記載の意味である]のチタン錯体。