JP2003520787A - ヘテロ三量体gタンパク質シグナル伝達阻害剤と血圧降下剤とを組み合わせて含有してなる動脈性高血圧症治療用の物質 - Google Patents

ヘテロ三量体gタンパク質シグナル伝達阻害剤と血圧降下剤とを組み合わせて含有してなる動脈性高血圧症治療用の物質

Info

Publication number
JP2003520787A
JP2003520787A JP2001549688A JP2001549688A JP2003520787A JP 2003520787 A JP2003520787 A JP 2003520787A JP 2001549688 A JP2001549688 A JP 2001549688A JP 2001549688 A JP2001549688 A JP 2001549688A JP 2003520787 A JP2003520787 A JP 2003520787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
lower alkyl
alkyl group
heterotrimeric
atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001549688A
Other languages
English (en)
Inventor
プレボー,グレゴワール
テイロー,マルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ipsen Pharma SAS
Original Assignee
Societe de Conseils de Recherches et dApplications Scientifiques SCRAS SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Societe de Conseils de Recherches et dApplications Scientifiques SCRAS SAS filed Critical Societe de Conseils de Recherches et dApplications Scientifiques SCRAS SAS
Publication of JP2003520787A publication Critical patent/JP2003520787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/495Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤の少なくとも1種を、別の血圧降下剤の少なくとも1種、特にカルシウムチャンネル阻害剤及び変換酵素阻害剤と組み合わせて含有してなる物質であって、動脈性高血圧症の治療において同時に、別々に又は一定の時間にわたって治療に使用する物質に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ヘテロ三量体Gタンパク質阻害剤、好ましくは以下に記載の一般式
(I)で示される化合物の少なくとも1種を、血圧降下剤、好ましくはカルシウム
チャンネル拮抗薬及び変換酵素阻害剤からなる群の中から選択される血圧降下剤
の少なくとも1種と組み合わせて含有してなる物質(product)であって、動脈性
高血圧症の治療において同時に、別々に又は一定の時間にわたって治療に使用す
るための物質に関する。
【0002】 動脈性高血圧症は、極めてありふれた病気であり、高い病因及び死亡率に関連
した病気である。年齢に応じて、収縮期の動脈圧が160〜180 mmHgよりも高い場
合及び拡張期血圧が100〜110 mmHgよりも高い場合には、高血圧症の治療を考慮
しなければならない。
【0003】 高血圧症を患う患者を治療するために最適な方法は、現在もまだ検討されてい
る。軽度の高血圧症をもつ患者には、非薬物療法(食事によるナトリウム摂取量
の低減、体重の減少、物質理的運動、禁煙など)が可能である。薬物療法は単一
薬物療法(monotherapy)を用いて開始され、患者の50〜60%において満足のゆ
く血圧コントロールが可能である。この最初の療法が効果がない場合には、代替
療法として治療剤の種類の変更及び別のタイプの血圧降下剤との併用がある 〔Beaufils and Clement, Drugs, 56, 11-21, (1998)〕。
【0004】 抗高血圧薬は下記に示す幾つかの種類に分けることができる: − チアジド系及び類縁の利尿薬、例えばヒドロクロロチアジド、シクレタニン
、キシパミド、インダパミド及びクロパミド; − ループ利尿薬、例えばフロセミド、ピレタニド及びブメタニド; − 高カリウム血症を生じる(カリウム保持性)利尿薬、例えばアミロリド、スピ
ロノラクトン及びカンレノン; − β遮断薬、例えばプロプラノロール、アセブトロール、アテノロール、ナド
ロール、ビソプロロール、メトプロロール、ピンドロール、オキシプレノール及
びベタキソロール; − 変換酵素阻害剤(CEI)、例えばカプトプリル、エナラプリル、ベナゼプリル
、リシノプリル、キナプリル、ラミプリル及びイミダプリル; − アンギオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、例えばロサルタン、カンデサルタ
ン、シレキセチル、イルベサルタン、テルミサルタン及びバルサルタン; − 遅効性(slow)カルシウムチャンネル拮抗薬、ニフェジピン、アムロジピン、
フェロジピン、イスラジピン、ジルチアゼム、ベプリジル、ラシジピン、ニトレ
ンジピン、ニカルジピン及びベラパミル; − 中枢性血圧降下剤、例えばクロニジン、グァンファシン、モキソニジン、リ
ルメニジン及びα-メチルドーパ; − α遮断薬、例えば プラゾジン、ウラピジル、ドキサゾシン及びテトラゾシ
ン; − 血管拡張剤、例えばヒドララジン、ジヒドララジン及びミノキシジル。
【0005】 また、新規な高血圧症治療法の開発は、新規な分子の発見を伴なうことは勿論
のことである〔Singh et al., Drugs, 58(4):579-87 (Oct. 1999);Mancia et
al., Curr. Opin. Cardiol., 14(5):375-80(Sep. 1999); Cases, Drug new
Perspect., 12(6) 372-377 (1999)参照〕。高血圧症の治療用の一連の新規な分
子の中から、特に下記のものを挙げることができる: − バソペプチダーゼ阻害剤;及び − エンドセリン拮抗薬。
【0006】 さらに最近、アンギオテンシノーゲンをコードする遺伝子の対立遺伝子変異体
、β2アドレナリン作動性受容体、及びGタンパク質のβ3サブユニットが同定さ
れている〔Luft, F.C., Journal of hypertension, 16, 1871-1878, (1998)〕。
また、Anand-Srivastavaの結果は、SHRラット(自然発症高血圧ラット)におい
て、動脈圧の上昇の進行に先立つ心臓及び大動脈内のGiα-2及びGiα-3タンパ
ク質の発現の増大が高血圧症を引き起こす因子の一つであり得ることを示唆して
いる〔Mol. Cell. Biochem., 175, 163-170, (1996)〕。同様に、Gタンパク質
のβγサブユニットは、狭窄症の再発及び血管平滑筋細胞の増殖の抑制に関与し
ていると思われる〔Iaccarino et al., Proc. Nat. Acad. Sci. USA, 96, 3945-
3950, (1999)〕。これらのサブユニットのβARKctペプチドによる遮断は増殖を
抑制する。一方、Giタンパク質阻害剤、すなわち百日咳毒素は、静脈内注射に
よりSHRラットの動脈圧を低下させることができる。この血圧の低下は、2週間
認められ、正常血圧ラットよりも高血圧症ラットにおいてよりいっそう顕著であ
るように思われる〔Kost et coll, Clinical and Experimental Pharmacology
and Physiology, 26, 449-455, (1999)〕。同様に、SHRラットの腎臓血管の緊張
は、百日咳毒素によって腎臓血管流及び腎臓血管抵抗の増大を伴なって緩和され
る。
【0007】 同時に、これらの最近の研究は、この伝達のシグナルを特異的に標的とする物
質を開発することによって、ヘテロ三量体Gタンパク質が高血圧症をコントロー
ルするための治療標的に相当し得ることを示唆している。前記Gタンパク質は、
種々の因子、例えばアデニル酸シクラーゼ、ホスホリパーゼC又はイオンチャン
ネルなどを使用して7個の膜貫領域を有する受容体すなわち7回膜貫通型受容体
と相互作用することにより細胞の外から内部へのシグナルの伝達に関与する 〔Gilman, A.G., Biosci. Rep., 15, 65-97 (1995)〕。
【0008】 また、本出願人は、先にPCT特許出願公開第WO 00/02558号公報〔これはファル
ネシルトランスフェラーゼ阻害剤(国際出願公開第WO97/30053号公報参照)とし
て及びヘテロ三量体のシグナル伝達阻害剤としてすでに知られている以下に記載
の一般式(I)で示される化合物の使用を記載している〕及び国際出願公開第WO
00/02881号公報において、ヘテロ三量体Gタンパク質によるシグナル伝達の特
異的な阻害剤を報告している。
【0009】 単一薬物療法(monotherapy)の効果が限界に達した場合には、複数の異なる種
類の治療剤の有効な組み合わせを発見することによって、それぞれの種類の治療
剤の効果を兼ね備え、しかも多因子起源の高血圧症を治療するのによりよい効果
を示すことが探求される。例えば、β遮断薬とカルシウム拮抗薬とを使用する組
み合わせは80〜85%の場合において有効である。この組み合わせは、単一療法に
おいて使用する用量に比べて用量を低らすことを可能にする。
【0010】 本出願人は、本出願においてGタンパク質阻害剤と別の血圧降下剤、好ましく
は別の種類の血圧降下剤との組み合わせが高血圧をさらに効果的に低下させるこ
とを可能にすることを明らかにする。本発明の物質は、使用するために選択され
る血圧降下剤の用量をさらに低減することを可能にするという利点を提供するも
のであって、同等の治療効果を得ながら治療の副作用を低減するという主効果を
有する。
【0011】 従って、本発明の目的は、ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤の少
なくとも1種を、別の血圧降下剤、好ましくは別の種類の血圧降下剤(該血圧降
下剤はカルシウムチャンネル阻害剤及び変換酵素阻害剤からなる群の中から選択
されるものであることが好ましい)の少なくとも1種と組み合わせて含有してな
る物質であって、高血圧症の治療において同時に、別々に又は一定の時間にわた
って治療に使用する物質を提供することにある。
【0012】 本発明の物質は、次の下位式(IA)又は(IB): に対応する次の一般式(I): {式中、XはR12を表し且つYはR8を表すか、又はX及びYは結合して6員環
を形成し〔但し、その際にX-Yは一緒になって基-CH(R8)-CH(R9)- を表す〕; R1はH原子、低級アルキル基又は低級アルキルチオ基を表し; R2及びR3は、それぞれ独立してH原子又は低級アルキル基を表し; R4はH2又はO原子を表し; R5はH原子を表すか、あるいは低級アルキル基、低級アルケニル基、低級ア
ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、アリ
ール低級アルキル基、複素環式基又は複素環低級アルキル基の一つを表し〔但し
、これらの基は低級アルキル基、基-O-R10、-S(O)mR10 (mは0、1又は2を表
す)、-N(R10)(R11)、-N-C(O)-R10、-NH-(SO2)-R10、-CO2-R10、 -C(O)-N(R10)(R11)及び-(SO2)-N(R10)(R11) からなる群の中から選択される複数
個の基で置換されていてもよい〕; R6及びR7は、それぞれ独立してH原子、基-C(O)-NH-CHR13-CO2R14 又は低級
アルキル基、アリール基、アリール低級アルキル基、複素環式基又は複素環低級
アルキル基の一つを表すか〔但し、これらの基はOH基、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、基-N(R10)(R11)、基-COOH、基-CON(R10)(R11)及びハロゲン原子か
らなる群の中から選択される複数個の基で置換されていてもよい〕;あるいは R6及びR7は一緒になってアリール基又は複素環式基を形成し; R8及びR9は、それぞれ独立してH原子を表すか又は低級アルキル基、アリー
ル基、アリール低級アルキル基、複素環式基もしくは複素環低級アルキル基の一
つを表すか〔但し、これらの基はOH基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、基
-N(R10)(R11)、基-COOH、基-CON(R10)(R11)及びハロゲン原子からなる群の中か
ら選択される基で置換されていてもよい〕;あるいはR8及びR9は一緒になって
アリール基又は複素環式基を形成し; R10及びR11は、それぞれ独立してH原子、アリール基、複素環式基、低級ア
ルキル基、アリール低級アルキル基又は複素環低級アルキル基を表し; R12は基 NR9、S原子又はO原子を表し; R13は低級アルキル基、基-OR10、基-S(O)mR10(mは0、1又は2を表す)及
び基-N(R10)(R11) の中から選択される基で置換されていてもよい低級アルキル
基を表し; R14はH原子又は低級アルキル基を表す} で示されるヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤〔前記の一般式(I)で
示される化合物は、適当ならばジスルフィドの二量体で提示し得る〕又は前記の
一般式(I)で示される化合物の製薬学的に許容し得る塩あるいは適当な場合には
その二量体を含有してなるものであることが好ましい。
【0013】 低級アルキル基とは、炭素原子を1〜6個有する直鎖又は分岐アルキル基、特
にメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基
、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、イソペンチル
基、ヘキシル基、イソヘキシル基を意味する。複素環式基とは、1個又はそれ以
上の環によって構成され且つ異種原子(O、N又はS原子)を少なくとも1個含
有する基を意味する。アリール基とは、芳香環を少なくとも1個含有してなる炭
素環式単環又は多環状芳香族系〔特に、フェニル基(これはPhと略記することが
できる)〕を意味する。アリール低級アルキル基、複素環低級アルキル基、低級
アルキルチオ基又は低級アルコキシ基とは、これらの基のアルキル基が前記に示
した意義を有するのものである基を意味する。
【0014】 前記の一般式(I)で示される化合物は、 X及びYが結合して6員環を形成し〔但し、その際にX-Yは一緒になって基-
CH(R8)-CH(R9)- を表す〕; R1が低級アルキル基を表し; R2及びR3がH原子を表し; R4がO原子を表し; R5がH原子を表すか、あるいは低級アルキル基、シクロアルキル基、シクロ
アルキルアルキル基、アリールスルホニル低級アルキル基、アリール低級アルコ
キシアルキル基の一つを表し〔但し、これらの基は低級アルキル基及び基-O-R10 からなる群の中から選択される基で置換されていてもよい〕; R6及びR7がそれぞれ独立してH原子を表すか、又はOH基、低級アルキル基及
び低級アルコキシ基からなる群の中から選択される基で置換されていてもよいア
リール基を表し; R8及びR9がH原子を表し;且つ R10及びR11がそれぞれ独立してH原子又は低級アルキル基を表す ような化合物であることが好ましい。
【0015】 本発明には、下記の前記の一般式(I)で示される化合物が特に好ましい:すな
わち、 − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-(2-
メチルフェニル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-ブチル-2-(2-メトキシフェニル)
-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − ビス-1,1´-[7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニ
ル)-8-(1-メチルプロピル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン]ジス
ルフィド; − ビス-1,1´-[7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメ
チル)-2-(2-メトキシフェニル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン
ジスルフィド; − ビス-1,1´-7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル-(2-(1-ナフチル)-8-(2-
メチルプロピル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン-7-イル)ジスル
フィド; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-フェ
ニル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(フェ
ニルメトキシ)メチル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(1- フェニルメトキシ)エチル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(フェ
ノキシエチル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(フェ
ノキシエチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-イミダゾ[1,2a]ピラジン 又は その二量
体;及び − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(フェ
ニルスルホニルエチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-イミダゾ[1,2a]ピラジン; 又はその製薬学的に許容し得る塩が特に好ましい。
【0016】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と組み合わせる血圧降下剤に関
しては、カルシウムチャンネル阻害剤及び変換酵素阻害剤、特にベラパミル及び
カプトプリルが好ましいが、その他の多数の血圧降下剤、例えばチアジド系利尿
薬及びその類縁体、ループ利尿薬、カリウム保持性利尿薬、抗アルデステロン薬
、β遮断薬、アンギオテンシン受容体拮抗薬、血圧降下剤、α遮断薬及び血管拡
張剤、バソペプチダーゼ阻害剤並びにエンドセリン拮抗薬も本発明に使用するこ
とができる。
【0017】 本発明の特に好ましい態様によれば、本発明の物質の組成物質に使用するヘテ
ロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤は、下記の化合物:すなわち、 − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-フェ
ニル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン;及び − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-(2-
メチルフェニル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; 並びに後者の化合物の製薬学的に許容し得る塩 の中から選択される。
【0018】 また、本発明の特に好ましい態様によれば、ヘテロ三量体Gタンパク質シグナ
ル伝達阻害剤と組み合わせる血圧降下剤は、 − カルシウムチャンネル拮抗薬、特にベラパミル; − 変換酵素阻害剤、特にカプトプリル; 及び後者の製薬学的に許容し得る塩 からなる群の中から選択される。
【0019】 場合によっては、第二の血圧降下剤であって、ヘテロ三量体Gタンパク質シグ
ナル伝達阻害剤と異なり且つ該阻害剤とすでに組み合わせてある血圧降下剤と異
なる第二の血圧降下剤を本発明の物質と組み合わせることができる。前記の血圧
降下剤は、本明細書において先に述べた血圧降下剤の中から選択することができ
る。下記の物質、すなわち、 − ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、ループ利尿薬と、高カリ
ウム血症を生じる利尿薬とを組み合せた物質; − ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、チアジド系又はその関連
利尿薬と、高カリウム血症を生じる利尿薬とを組み合せた物質; − ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、変換酵素阻害剤と、チア
ジド系利尿薬とを組み合せた物質; − ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、アンギオテンシンII受容
体の拮抗薬と、チアジド系利尿薬とを組み合せた物質; − ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、β遮断剤と、利尿薬とを
組み合せた物質; − ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、β遮断剤と、カルシウム
チャンネル拮抗薬とを組み合せた物質; − ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、β遮断剤と、血管拡張剤
とを組み合せた物質; が特に好ましい。
【0020】 また、本発明は、本発明の物質と、場合によっては1種又はそれ以上の製薬学
的に許容し得る賦形剤とを含有してなる医薬組成物質を目的とする。
【0021】 本発明の化合物を含有してなる医薬組成物質は、固体の形態、例えば粉末、粒
剤、錠剤、ゼラチンカプセル、リポソーム又は坐薬の形態であり得る。適当な固
体支持体は、例えばリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖
類、ラクトース、デキストリン、デンプン、ゼラチン、セルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリジン及びワ
ックスであり得る。 また、本発明の化合物を含有してなる医薬組成物質は、液状例えば、溶液、乳
濁液、懸濁液又はシロップの形態で提供し得る。適当な液状支持体は、例えば水
、有機溶剤 例えばグリセロール又はグリコール及びこれらと任意の割合の水と
の混合物質であり得る。
【0022】 本発明の医薬の投与は、局所、経口、非経口、注射(筋肉内、皮下、静脈内注
射など)などによって行うことができる。投与経路は、勿論、治療すべき病気の
種類に左右されるであろう。
【0023】 前記の病気又は障害を治療するために投与すべき本発明の物質の用量は、投与
方法、治療すべき患者の年齢及び体重、並びに患者の状態に従って変化し、しか
も主治医又は獣医によって明確に決定されるであろう。このような主治医又は獣
医によって決定される量を、以下「治療有効量」と呼ぶ。
【0024】 本発明の物質の医薬組成物に使用される種々の化合物については、特に下記の
投与量(特に示さない限りは1日当り投与量である)が考慮される: − 一般式(I)で示される化合物:静脈内経路で0.1〜100 mg/kg;数回の経口投
与で1日当たり50〜1000mg; − ベラパミル:数回の経口投与で1日当たり50〜500 mg; − カプトプリル:数回の経口投与で1日当たり50〜500 mg。
【0025】 本発明の物質の医薬組成物に使用される別の化合物については、1日当たり投
与量は、高血圧症の治療に通常投与されるこれらの化合物の用量の範囲内で主治
医又は獣医によって決定され、それは特に参考書〔例えば、Dictionnaire VIDAL (登録商標)、Rote Liste(登録商標)又はPhysician’s Desk Reference(登
録商標)〕において認めることができる。
【0026】 本明細書で使用した技術用語及び科学用語は、特に別の方法で定義しない限り
は、本発明が属する分野の普通の熟練者によって通常理解されている意味と同じ
意味を有する。同様に、本明細書に記載した全ての刊行物質、特許出願、全ての
特許及び全てのその他の参考文献が参照される。
【0027】 以下の実施例は前記の方法手を例証するために示すものであり、本発明の範囲
を限定すると決して考えられるべきものではない。
【0028】本発明の物質の組成物質に使用する一般式(I)で示される化合物の調製 A)前記の一般式(I)で示される化合物は、PCT特許出願公開第WO97/30053号公報
に記載の方法と同様の方法に従って調製することができる。 B)一般式(I)で示される化合物であって前記のPCT特許出願公開第WO97/30053号
公報に記載されていないある種の特別な化合物はPCT特許出願公開第WO 00/02881
号公報に記載されている。
【0029】実施例 本発明の有用性を例証するために、7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8
-(シクロヘキシルメチル)-2-フェニル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピ
ラジン(以下、化合物2という;この化合物はPCT特許出願公開第WO 00/02881号
公報に記載されている)を2種類の血圧降下剤、すなわち変換酵素阻害剤(カプ
トプリル)とカルシウムチャンネル阻害剤(ベラパミル)と組み合せて用いて自
然発症高血圧ラットの動脈圧に対する治療効果を調べた。
【0030】 1)方法 13/14週齢の雄性SHRラット(Charles River France産)にペントバルビタール
(Sanofi社製)(60 mg/kg/IP)を用いて麻酔をかけた。動脈圧及び心拍数を測定す
る〔Gould pressure and physiography sensors, Buxco acquisition software
version 1.5.7 及び Analyst analysis software version 1.35 (EMKA)〕ために
頚動脈にカテーテルを挿入した。このラットの頚静脈に血圧降下剤を注入するた
めにカテーテルを挿入し、化合物2を陰茎の静脈内に注射した。10分間の安定化
時間が経過した後に、単一の物質を投与するか又は2種類の物質を同時に投与し
て、その効果を20分間監視した。 投与するために、7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシル
メチル)-2-フェニル-5,6,7,8-テトラヒドロ-イミダゾ[1,2a]ピラジン、ベラパミ
ル(Sigma社製、米国)及びカプトプリル(Sigma社製、米国)は0.9%NaCl水溶液
に溶解することができる。 下記の薬剤それぞれについて、それぞれ実験動物群(動物質4〜6匹)を作成
した。 化合物2 (1mg/kg); カプトプリル (1mg/kg); ベラパミル (0.1 mg/kg及び0.3 mg/kg); カプトプリル (1mg/kg) + 化合物2 (2mg/kg); ベラパミル (0.1 mg/kg又は0.3 mg/kg) + 化合物2 (1mg/kg)。
【0031】 2)結果: 麻酔をかけた自然発症高血圧ラットは、165〜190 mmの間で変動する平均動脈
圧を示した(図1、2及び3参照)。 カルシウムチャンネル阻害剤ベラパミル(0.1 mg/kg又は0.3 mg/kg)、変換酵
素阻害剤カプトプリル (1mg/kg) 又はヘテロ三量体Gタンパク質阻害剤(1mg/
kg)の単回静脈内注射による治療は、即時(2分未満)に動脈圧の低下をもたら
し、0時間に注射を行ってから20分後に最初の値に戻った(図1)。 また。注射前に麻酔をかけた前記のSHRラットにおいて測定された心拍数は、
1分当たり328〜371回であった。前記と同じ物質それぞれを用いて処置したSHR
ラットにおいて測定された心拍数(図2に示した)は、これらの異なる治療によ
り極めて僅かしか変化しなかった。カプトリルは心拍数を何ら変化させなかった
が、ベラパミル(0.1mg/kg 及び 0.3 mg/kg) 又はGタンパク質阻害剤(1mg/kg)
は心拍数の減少を誘発して、それぞれ最大差(Δ) 32、56及び44回を示した。 動脈圧の安定化を得るためには、数種類の血圧降下剤の組み合わせが処方され
る場合が多い。
【0032】 Gタンパク質阻害剤と2種類の別の治療剤との組み合わせを以下に例証する。 図3は、「Gタンパク質阻害剤+カプトプリル」の組み合わせが、SHRラット
においてこれら2種類の薬剤を単独で使用した場合の活性よりも高い動脈圧低下
効果を誘導することを表す。
【0033】 一方、図4は、前記の「Gタンパク質阻害剤+カプトプリル」の組み合わせが
、SHRラットにおいて、これら2種類の薬剤を単独で使用した場合の活性よりも
高い心拍数低下効果を誘導しないことを表す。 図5は、「Gタンパク質阻害剤+ベラパミル」の組み合わせが、SHRラットに
おいて、これら2種類の薬剤を単独で使用した場合の活性よりも高い動脈圧低下
効果を誘導することを表す。この「Gタンパク質阻害剤+ベラパミル」の組み合
わせは、0.1 mg/kgの投与量ではベラパミル単独(その用量は3倍多い、すなわ
ち0.3 mg/kg である)の場合の作用と同様の特徴を示す(図5)。 一方、図6及び以下の表に示した結果は「Gタンパク質阻害剤+ベラパミル」
の組み合わせがSHRラットにおいて、これら2種類の薬剤を単独で使用した場合
の活性よりも高い心拍数低下効果を誘導しないことを表す。
【0034】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 // C07D 487/04 144 C07D 487/04 144 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 プレボー,グレゴワール フランス国 エフ−92160 アントニイ, アヴニュー ド ラ プロビダンス,12 (72)発明者 テイロー,マルク フランス国 エフ−75005 パリ,リュ クビエ,57 ミュゼオム ナシヨナル デ イストワール ナチュレル Fターム(参考) 4C050 AA01 BB05 CC08 EE03 FF02 FF05 GG01 HH01 4C084 AA20 NA05 NA14 ZA422 ZC022 4C086 AA01 AA02 BC07 CB05 MA02 MA03 MA04 NA05 NA14 ZA42 ZC02 ZC75 4C206 AA01 AA02 HA13 MA02 MA04 MA12 NA05 NA14 ZA42 ZC02 ZC75

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤の少なくとも1
    種と別の血圧降下剤の少なくとも1種とを含有してなる物質であって、動脈性高
    血圧症の治療において同時に、別々に又は一定の時間にわたって治療に使用する
    物質。
  2. 【請求項2】 前記の血圧降下剤がヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻
    害剤以外の種類に属するものであることを特徴とする請求項1に記載の物質。
  3. 【請求項3】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤が、次の下位式
    (IA)又は(IB): に対応する次の一般式(I): {式中、XはR12を表し且つYはR8を表すか、又はX及びYは結合して6員環
    を形成し〔但し、その際にX-Yは一緒になって基-CH(R8)-CH(R9)- を表す〕; R1はH原子、低級アルキル基又は低級アルキルチオ基を表し; R2及びR3はそれぞれ独立してH原子又は低級アルキル基を表し; R4はH2又はO原子を表し; R5はH原子を表すか、あるいは低級アルキル基、低級アルケニル基、低級ア
    ルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、アリ
    ール低級アルキル基、複素環式基又は複素環低級アルキル基の一つを表し〔但し
    、これらの基は、低級アルキル基、基-O-R10、-S(O)mR10 (mは0、1又は2を
    表す)、-N(R10)(R11)、-N-C(O)-R10、-NH-(SO2)-R10、-CO2-R10、 -C(O)-N(R10)(R11)及び-(SO2)-N(R10)(R11) からなる群の中から選択される複数
    個の基で置換されていてもよい〕; R6及びR7は、それぞれ独立してH原子、基-C(O)-NH-CHR13-CO2R14 又は低級
    アルキル基、アリール基、アリール低級アルキル基、複素環式基もしくは複素環
    低級アルキル基の一つを表すか〔但し、これらの基はOH基、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基、基-N(R10)(R11)、基-COOH、基-CON(R10)(R11)及びハロゲン原
    子からなる群の中から選択される複数個の基で置換されていてもよい〕;あるい
    はR6及びR7は一緒になってアリール基又は複素環式基を形成し; R8及びR9は、それぞれ独立してH原子を表すか又は低級アルキル基、アリー
    ル基、アリール低級アルキル基、複素環式基もしくは複素環低級アルキル基の一
    つを表すか〔但し、これらの基はOH基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、基
    -N(R10)(R11)、基-COOH、基-CON(R10)(R11)及びハロゲン原子からなる群の中か
    ら選択される複数個の基で置換されていてもよい〕;あるいはR8及びR9は一緒
    になってアリール基又は複素環式基を形成し; R10及びR11は、それぞれ独立してH原子、アリール基、複素環式基、低級ア
    ルキル基、アリール低級アルキル基又は複素環低級アルキル基を表し; R12は基 NR9、S原子又はO原子を表し; R13は低級アルキル基、基-OR10、基-S(O)mR10(mは0、1又は2を表す)及
    び基-N(R10)(R11) の中から選択される基で置換されていてもよい低級アルキル
    基を表し; R14はH原子又は低級アルキル基を表す} で示される化合物又はその製薬学的に許容し得る塩であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の物質。
  4. 【請求項4】 前記の一般式(I)で示される化合物が、 X及びYが結合して6員環を形成し〔但し、その際にX-Yは一緒になって基
    -CH(R8)-CH(R9)- を表す〕; R1が低級アルキル基を表し; R2及びR3がH原子を表し; R4がO原子を表し; R5がH原子を表すか、あるいは低級アルキル基、シクロアルキル基、シクロ
    アルキルアルキル基、アリールスルホニル低級アルキル基、アリール低級アルコ
    キシアルキル基の一つを表し〔但し、これらの基は低級アルキル基又は基-O-R10 からなる群の中から選択される基で置換されていてもよい〕; R6及びR7がそれぞれ独立してH原子を表すか、又はOH基、低級アルキル基及
    び低級アルコキシ基からなる群の中から選択される基で置換されていてもよいア
    リール基を表し; R8及びR9がH原子を表し;且つ R10及びR11がそれぞれ独立してH原子又は低級アルキル基を表す ような化合物であることを特徴とする請求項3に記載の物質。
  5. 【請求項5】 前記の一般式(I)で示される化合物が、下記の化合物: − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-(2-
    メチルフェニル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-ブチル-2-(2-メトキシフェニル)
    -5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − ビス-1,1´-[7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニ
    ル)-8-(1-メチルプロピル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン]ジス
    ルフィド; − ビス-1,1´-[7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメ
    チル)-2-(2-メトキシフェニル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン
    ジスルフィド; − ビス-1,1´-7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル-(2-(1-ナフチル)-8-(2-
    メチルプロピル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン-7-イル)ジスル
    フィド; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-フェ
    ニル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(フェ
    ニルメトキシ)メチル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(1- フェニルメトキシ)エチル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(フェ
    ノキシエチル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(フェ
    ノキシエチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-イミダゾ[1,2a]ピラジン 又は その二量
    体;及び − 7-(2-アミノ-1-オキソ-3-チオプロピル)-2-(2-メトキシフェニル)-8-(フェ
    ニルスルホニルエチル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン; のうちの一つ又はその製薬学的に許容し得る塩であることを特徴とする請求項3
    又は4に記載の物質。
  6. 【請求項6】 前記の一般式(I)で示される化合物が7-(2-アミノ-1-オキソ-
    3-チオプロピル)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-フェニル-5,6,7,8-テトラヒドロ
    イミダゾ[1,2a]ピラジン又はその製薬学的に許容し得る塩であることを特徴とす
    る請求項4に記載の物質。
  7. 【請求項7】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と組み合わせる
    血圧降下剤がカルシウムチャンネル阻害剤、変換酵素阻害剤、チアジド系及びそ
    の類縁の利尿薬、ループ利尿薬、カリウム保持性利尿薬、抗アルデステロン薬、
    β遮断薬、アンギオテンシン受容体拮抗薬、血圧降下剤、α遮断薬及び血管拡張
    剤、バソペプチダーゼ阻害剤並びにエンドセリン拮抗薬からなる群の中から選択
    されるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の物質。
  8. 【請求項8】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と組み合わせる
    血圧降下剤がカルシウムチャンネル阻害剤であることを特徴とする請求項7に記
    載の物質。
  9. 【請求項9】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と組み合わせる
    血圧降下剤がベラパミルであることを特徴とする請求項8に記載の物質。
  10. 【請求項10】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と組み合わせ
    る血圧降下剤が変換酵素阻害剤であることを特徴とする請求項7に記載の物質。
  11. 【請求項11】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と組み合わせ
    る血圧降下剤がカプトプリルであることを特徴とする請求項10に記載の物質。
  12. 【請求項12】 追加成分として第二の血圧降下剤であって、ヘテロ三量体G
    タンパク質シグナル伝達阻害剤及び該阻害剤とすでに組み合わせてある血圧降下
    剤とは異なる血圧降下剤を含有することを特徴とする前記請求項のいずれか1項
    に記載の物質。
  13. 【請求項13】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、ループ利
    尿薬と、高カリウム血症を生じる利尿薬とを含有してなるものであることを特徴
    とする請求項12に記載の物質。
  14. 【請求項14】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、チアジド
    系又はその関連利尿薬と、高カリウム血症を生じる利尿薬とを含有してなるもの
    であることを特徴とする請求項12に記載の物質。
  15. 【請求項15】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、変換酵素
    阻害剤と、チアジド系利尿薬とを含有してなるものであることを特徴とする請求
    項12に記載の物質。
  16. 【請求項16】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、アンギオ
    テンシンII受容体の拮抗薬と、チアジド系利尿薬とを含有してなるものであるこ
    とを特徴とする請求項12に記載の物質。
  17. 【請求項17】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、β遮断剤
    と利尿薬とを含有してなるものであることを特徴とする請求項12に記載の物質。
  18. 【請求項18】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、β遮断剤
    と、カルシウムチャンネル拮抗薬とを含有してなるものであることを特徴とする
    請求項12に記載の物質。
  19. 【請求項19】 ヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻害剤と、β遮断剤
    と、血管拡張剤とを含有してなるものであることを特徴とする請求項12に記載の
    物質。
  20. 【請求項20】 少なくとも1種のヘテロ三量体Gタンパク質シグナル伝達阻
    害剤と、少なくとも1種の別の血圧降下剤と、場合によっては1種又はそれ以上
    の製薬学的に許容し得る賦形剤とを含有してなる医薬組成物。
JP2001549688A 2000-01-06 2001-01-05 ヘテロ三量体gタンパク質シグナル伝達阻害剤と血圧降下剤とを組み合わせて含有してなる動脈性高血圧症治療用の物質 Pending JP2003520787A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR00/00105 2000-01-06
FR0000105A FR2803525B1 (fr) 2000-01-06 2000-01-06 Inhibiteur de la transduction des signaux des proteines g heterotrimeriques associe a un agent anti-hypertenseur dans le traitement de l'hypertension arterielle
PCT/FR2001/000027 WO2001049322A1 (fr) 2000-01-06 2001-01-05 Produit comprenant un inhibiteur de la transduction des signaux des proteines g heterotrimeriques en association avec un agent anti-hypertenseur pour une utilisation therapeutique dans le traitement de l'hypertension arterielle

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003520787A true JP2003520787A (ja) 2003-07-08

Family

ID=8845646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001549688A Pending JP2003520787A (ja) 2000-01-06 2001-01-05 ヘテロ三量体gタンパク質シグナル伝達阻害剤と血圧降下剤とを組み合わせて含有してなる動脈性高血圧症治療用の物質

Country Status (11)

Country Link
US (2) US6846822B2 (ja)
EP (1) EP1248651B1 (ja)
JP (1) JP2003520787A (ja)
AT (1) ATE302026T1 (ja)
AU (1) AU3183801A (ja)
CA (1) CA2395955A1 (ja)
DE (1) DE60112719T2 (ja)
DK (1) DK1248651T3 (ja)
ES (1) ES2247060T3 (ja)
FR (1) FR2803525B1 (ja)
WO (1) WO2001049322A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2803525B1 (fr) * 2000-01-06 2002-05-03 Sod Conseils Rech Applic Inhibiteur de la transduction des signaux des proteines g heterotrimeriques associe a un agent anti-hypertenseur dans le traitement de l'hypertension arterielle
ATE493973T1 (de) * 2004-06-04 2011-01-15 Teva Pharma Irbesartan enthaltende pharmazeutische zusammensetzung
FR2879460B1 (fr) * 2004-12-17 2007-02-23 Sod Conseils Rech Applic Associations anti-douleur comprenant un derive de dihydroimidazopyrazine
TW200800213A (en) 2005-09-02 2008-01-01 Abbott Lab Novel imidazo based heterocycles
JO3156B1 (ar) 2009-07-09 2017-09-20 Novartis Ag ايميدازولات مدمجة والتركيبات التي تشملها لعلاج الأمراض الطفيلية على مثال الملاريا
FR3002453B1 (fr) * 2013-02-28 2015-08-07 Univ Bordeaux Segalen Nouvelles combinaisons comprenant un extrait polyphenolique de marc de raisin avec un antihypertenseur et leurs utilisations
TWI791515B (zh) 2017-04-24 2023-02-11 瑞士商諾華公司 治療療法
CN112480122B (zh) * 2020-11-24 2022-03-22 中山大学 一种四氢咪唑[1,2-a]吡嗪类化合物、组合物及其制备方法与应用

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997030053A1 (en) * 1996-02-16 1997-08-21 Biomeasure Incorporated Farnesyl transferase inhibitors
WO1998011212A1 (de) * 1996-09-13 1998-03-19 Winfried Siffert Ptx-sensitive g-proteine, ihre herstellung und verwendung
WO1999011260A1 (en) * 1997-08-29 1999-03-11 Pfizer Inc. Combination therapy comprising atorvastatin and an antihypertensive agent

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2803525B1 (fr) * 2000-01-06 2002-05-03 Sod Conseils Rech Applic Inhibiteur de la transduction des signaux des proteines g heterotrimeriques associe a un agent anti-hypertenseur dans le traitement de l'hypertension arterielle

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997030053A1 (en) * 1996-02-16 1997-08-21 Biomeasure Incorporated Farnesyl transferase inhibitors
WO1998011212A1 (de) * 1996-09-13 1998-03-19 Winfried Siffert Ptx-sensitive g-proteine, ihre herstellung und verwendung
WO1999011260A1 (en) * 1997-08-29 1999-03-11 Pfizer Inc. Combination therapy comprising atorvastatin and an antihypertensive agent

Also Published As

Publication number Publication date
FR2803525A1 (fr) 2001-07-13
US7132553B2 (en) 2006-11-07
DE60112719D1 (de) 2005-09-22
FR2803525B1 (fr) 2002-05-03
US20050171113A1 (en) 2005-08-04
DK1248651T3 (da) 2006-01-02
EP1248651B1 (fr) 2005-08-17
WO2001049322A1 (fr) 2001-07-12
US6846822B2 (en) 2005-01-25
AU3183801A (en) 2001-07-16
CA2395955A1 (fr) 2001-07-12
DE60112719T2 (de) 2006-06-08
EP1248651A1 (fr) 2002-10-16
US20030004168A1 (en) 2003-01-02
ATE302026T1 (de) 2005-09-15
ES2247060T3 (es) 2006-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100902799B1 (ko) 키마제 저해제 및 ace 저해제를 유효성분으로 함유하는약제
WO2014193951A1 (en) Bet inhibition therapy for heart disease
JP3370347B2 (ja) 心臓および血管の肥大および過形成の治療剤
CZ235193A3 (en) Pharmaceutical preparation containing antagonist of angiotensin-ii receptor and calcium channels blocking compound
HUE027280T2 (en) Angiotensin II Receptor Antagonists to Treat High Blood Pressure in Cats
US20070238672A1 (en) Co-administration of adenosine a1 receptor antagonists and anticonvulsants
TW201006823A (en) Use of pyrimidylaminobenzamide derivatives for the treatment of fibrosis
JP2003520787A (ja) ヘテロ三量体gタンパク質シグナル伝達阻害剤と血圧降下剤とを組み合わせて含有してなる動脈性高血圧症治療用の物質
WO2005105083A1 (en) Combination therapy comprising an adenosine a1 receptor antagonist and an aldosterone inhibitor
JPH11513395A (ja) 虚血後腎不全の予防および処置並びに虚血腎臓の保護のためのat1−レセプターアンタゴニスト
KR20060004959A (ko) 신장 기능 저하를 갖는 개별 대상자의 이뇨 작용 개선 방법
TW200817401A (en) KW-3902 conjugates that do not cross the blood-brain barrier
JP2003503457A (ja) 心臓血管合併症の治療用薬剤の製造におけるアンギオテンシンii1型受容体アンタゴニストの使用
KR20050100676A (ko) 아세틸살리실산 및 안지오텐신 ⅱ 길항제와 배합된디피리다몰의 뇌졸중 예방을 위한 용도
Rowinsky et al. Phase I and pharmacological study of CI-980, a novel synthetic antimicrotubule agent.
US20080242684A1 (en) Methods of administration of adenosine a1 receptor antagonists
US20040138207A1 (en) Antitumor agents
KR100222627B1 (ko) 앙기오텐신-ii 수용체 길항제 및 칼슘 채널 차단제의 신규한 조성물
Lisy et al. O-35: Blood pressure lowering, renin suppressing and natriuretic properties of a new designer peptide BD-NP
JP2002338467A (ja) アデニル酸シクラーゼ5型阻害剤
JP2002535369A (ja) 糖尿病を治療するための組成物及び方法
Adam et al. O-33: Omapatrilat (OMA) a vasopeptidase inhibitor prevents mortality and cardiovascular injury in salt sensitive hypertension in addition to but independent of blood pressure
CN1662239A (zh) 用于治疗肿瘤的包含血管抑制化合物和烷化剂的组合

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110427