JP2003520719A - エネルギー管理安全ベルトレトラクタ - Google Patents

エネルギー管理安全ベルトレトラクタ

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    • B60R2022/287Safety belts or body harnesses in vehicles incorporating energy-absorbing devices using deformation of material of torsion rods or tubes

Abstract

(57)【要約】 安全ベルトレトラクタ(10)は、衝突時にこのレトラクタ(10)に衝撃エネルギーの一部を伝達することが可能なエネルギー管理機構(12)を有する。モード切換機構(18)は、エネルギー管理機構(12)によって吸収されるエネルギーの量に応じて衝突の激しさを判定することが可能である。これに加えて、モード切換機構(18)は、エネルギー管理機構(12)によって吸収されたエネルギーの量が最大許容限界を超えた時には、ベルト(40)がその収容位置へ引き込まれた後にレトラクタ(10)を解除することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、一般に、自動車用の安全ベルト拘束システムに関する。より正確に
は、本発明は、衝突時にレトラクタにエネルギーを伝達することが可能なエネル
ギー管理機構と、このエネルギー管理機構によって吸収されるエネルギーの量が
最大許容限界を超えた時にレトラクタを本質的に無効化することが可能なモード
切換機構とを有する安全ベルトレトラクタに関する。
【0002】 自動車で広く使用されている乗員拘束システムの一部として、乗員の快適性の
向上および/または異なる機能モードを提供する、幾つかの異なったタイプの安
全ベルトレトラクタが利用可能である。例えば、非常用ロッキングレトラクタ(
ELM)と呼ばれることが多いタイプの安全ベルトレトラクタは、安全ベルトの
繰り出し(payout)を阻止するために、ある高加速条件に応答して自動的に起動
されるラッチ機構を含む。一般的に、このラッチ機構は、車両がある減速レベル
を受けた時に慣性感知アクチュエータによって起動され、および/または、指定
されたレベルを超える割合でスプールから安全ベルトが引き出された時にウェブ
感知アクチュエータによって起動される。自動ロッキングレトラクタ(ALR)
と一般に呼ばれている別のタイプの安全ベルトレトラクタは、安全ベルトの予め
決められた長さが引き出されることによって選択的に起動されるラッチ機構を含
む。安全ベルトの予め決められた長さが一旦引き出されると、このラッチ機構は
安全ベルトの引っ込みを可能にするが、安全ベルトがさらに繰り出されることを
阻止する。この後で、予め決められた量の安全ベルトがその収容位置に引っ込む
ことに応答して、この自動ロッキング機能が解除される。さらに別の変形例とし
て、幾つかのデュアルモード安全ベルトレトラクタがあり、この安全ベルトレト
ラクタは、通常はELRレトラクタとして動作するが、例えば可搬式チャイルド
シートを車両座席に固定する必要がある時には、ALRレトラクタとして動作す
るように選択的に切り換えることが可能である。これらのレトラクタはELR/
ALRレトラクタと呼ばれることが多い。
【0003】 これらの異なる安全ベルトレトラクタは、さらに、衝突時に安全ベルトから座
席上の乗員に伝達されるエネルギー(すなわち、衝撃荷重)の一部を吸収する役
割を果たすエネルギー管理機構を含んでもよい。例えば、エネルギー管理レトラ
クタの中には、スプールに固定された第1の端部を有するねじり棒を含むものが
ある。衝突時にはラッチ機構がねじり棒の第2の端部に係合する。このようにし
て、座席上の乗員により安全ベルトに及ぼされる衝撃力がスプールに伝わり、ね
じり棒が、ラッチ止めされた第2の端部に対して相対的にねじれることになる。
こうしたねじり棒のねじれ降伏の結果として、スプールが制御されて余分な回転
量だけ回転し、このスプールの余分な回転によって、次々に、この余分な回転に
対応する安全ベルトの余分な長さがレトラクタから引き出されることになる。安
全ベルトに対する荷重に応答して余分な安全ベルトの繰り出しが制御されること
により、座席上の乗員に伝わる衝撃エネルギーの量が効果的に減少し、乗員の前
方移動が抑制される。ねじり棒の物理的寸法と材料特性とは、そのねじり棒の降
伏率を規定するように、かつ、予め決められたねじれ回数だけねじり棒が回転可
能なように選択される。より正確には、この予め決められたねじれ回数は、1回
の激しい衝突または複数回の比較的軽度の衝突の累積効果に耐えるためにねじり
棒に要求されるねじれ回数よりも多くなるように選択される。
【0004】 本発明の目的は、1回以上の衝突時に衝撃エネルギーの一部をレトラクタに伝
達することが可能なエネルギー管理機構と、このエネルギー管理機構によって吸
収されるエネルギーの量に応じて衝突の激しさを判定することが可能なモード切
換機構とを有する、安全ベルトレトラクタを提供することである。
【0005】 本発明の別の目的は、エネルギー管理機構によって吸収されるエネルギーの量
が最大許容限界を超えた時に安全ベルトレトラクタを無効化することが可能なモ
ード切換機構を提供することである。
【0006】 本発明のさらに別の目的は、モード切換機構を非常用ロッキングレトラクタの
自動ロッキング機構と一体化することである。
【0007】 (発明の詳細な説明) 下記の詳細な説明と添付図面との分析から、本発明がより充分に理解できるだ
ろう。
【0008】 図面を参照すると、これらの図には、自動車で一般的に使用されているタイプ
の安全ベルト拘束システムと共に使用される安全ベルトレトラクタ10が示され
ている。詳細に後述するように、レトラクタ10はエネルギー管理機構12を含
む。このエネルギー管理機構12は、自動車の衝突時に座席上の乗員が安全ベル
トに及ぼす衝撃エネルギーの一部を、この座席上の乗員に対して及ぼされる反作
用荷重の一部を効果的に吸収する(すなわち、減衰させる)ための降伏可能な構
造に伝達する働きをする。レトラクタ10は、さらに、ベルト感知式の非常用ロ
ッキング機構14と、車両感知式の非常用ロッキング機構16とを含み、これら
は両方とも公知であり、ベルトまたは車両の加速/減速条件が予め決められたレ
ベルを上回る時に、安全ベルトの繰り出しを阻止する働きをする。最後に、レト
ラクタ10は、自動ロッキング機構18を含み、この自動ロッキング機構は、例
えば自動車座席への可搬式チャイルドシートの固定に使用するため、加速条件の
有無または度合いとは無関係に、安全ベルトの繰り出しを阻止するように選択的
に起動されることが可能である。したがって、この自動ロッキング機構18は、
レトラクタ10をELRモード及びALRモードのどちらかで動作可能とする働
きをする。本発明によれば、自動ロッキング機構18は、さらに、エネルギー管
理機構12によって吸収されたエネルギーの合計量が最大許容限界を超えた時に
安全ベルトがその収容状態から繰り出されることを阻止し、それによりレトラク
タ10を無効にし、レトラクタ10を交換すべきであるという表示を行うロック
アウトモードを確立する働きをする。
【0009】 図1に最も明瞭に示されているように、レトラクタ10は、座席アセンブリま
たは車両の適切なフレーム構造に固定されるように適合されたフレーム22を含
み、このフレーム22は、対応する開口26A,26Bをそれぞれに備え横方向
に所定の間隔を介して配置された1対の壁24A,24Bを有する。レトラクタ
10はスプール28も含み、このスプール28は、管状の軸部分30と、スプー
ル28の両端部にそれぞれ固定されている1対の円板状のエンドプレートまたは
フランジ32,34とを有する。孔36は、スプール28の軸部分30とエンド
プレート32,34とを貫通するように形成されており、エンドプレート32の
付近に形成されている内側のスプライン38を含む。この図から明らかなように
、スプールは複数の部分から形成された構造、または、一体状のアルミニウム部
品として形成されるような単一の構造とすることが可能である。この図に示して
いるように、安全ベルト40の一方の端部がスプール28の軸部分30に公知の
形で固定されている。図には示していないが、安全ベルト上にスライド自在に取
り付けられ自動車座席に対して人間または可搬式チャイルドシートを固定するた
めにベルトバックルに着脱自在にラッチ止めされる舌状プレートを使用する、公
知の3点式安全ベルトを構成するように、安全ベルト40の他方の端部が従来通
りの方法で固定されている。
【0010】 フレーム22にスプール28を回転自在に取り付けるために、ねじり棒44の
第1の端部部分42は、ねじり棒44の外側のスプライン46が内側のスプライ
ン38と噛み合うように、壁24B内の開口26と、スプール28を貫通する孔
36と、壁24B内の開口24Aとを貫通している。このように、ねじり棒44
は、スプール28と共に回転するように取り付けられている。つめロック車48
は、ねじり棒44の第2の端部部分50の付近に取り付けられている。これに加
えて、巻き戻しばね52は、壁24Aの外側表面の付近に備えられており、その
中央がねじり棒44の第1の端部部分42またはエンドプレート32に固定され
ており、かつ、その外側の端部がフレーム22に固定されている。巻き戻しばね
52は、通常、スプール28が第1の方向またはベルト巻き戻し方向(すなわち
、図では時計回り方向)に回転するようにスプール28を偏倚(bias)させ、か
つ、スプール28上でのベルト40の巻き付きを補助する引き込み力をベルト4
0に対して及ぼす働きをする。
【0011】 続けて図1を参照すると、レトラクタ10は、例えば開口58の中にスナップ
留めされたポスト56によって、フレーム22の壁24Bに固定されたハウジン
グ54を含む形で示されている。ハウジング54は、ベルト感知式の非常用ロッ
キング機構14と車両感知式の非常用ロッキング機構16とが内部に配置されて
いる密閉空間を、壁24Bと共に画定する。車両感知式の非常用ロッキング機構
16は、従来通りの機構であり、第1のロックつめ60がつめ車48の歯62か
ら外れている第1の位置とつめ車48上の歯62と噛み合う第2の位置との間を
移動するように、つめ車48に作動的に組み合わされている。第1のロックつめ
60は、フレーム22の壁24Bから延びるポスト64上に回転自在に支持され
ており、通常はその第1の位置に偏倚されている。第1のロックつめ60がその
第1の位置にある時には、ベルト感知式の非常用ロッキング機構14の解除モー
ドを設定するように、スプール28の双方向の回転が可能となる。ベルト感知式
の非常用ロッキング機構14は、さらに、ベルト40の急速な引き出しによって
生じるスプール28の加速が予め決められた加速度値を超えた時に、第1のロッ
クつめ60をその第2の位置に移動させるように働くことも可能である。第1の
ロックつめ60がその第2の位置にある時には、スプール28が第2の回転方向
またはベルト繰り出し方向(すなわち、図では反時計回り方向)に回転すること
が阻止され、それにより安全ベルト40の繰り出しが阻止される。しかしながら
、スプール28は依然としてそのベルト巻き戻し方向に回転可能である。したが
って、第1のロックつめ60のその第2の位置への移動により、ベルト感知式の
非常用ロッキング機構14のロックモードが設定される。ベルト感知式の非常用
ロッキング機構14の具体的な構造は本発明にとって重要ではないが、図には、
このベルト感知式の非常用ロッキング機構14は、ロックリングまたはロックカ
ップ66、慣性リング67およびつめ車68を含む形で示されている。つめ車4
8の第2の端部部分50から軸方向に延びるポスト70は、ロックリング66、
慣性リング67およびつめ車68の内部に形成されている開口を貫通して延びて
いる。駆動リング72は、ポスト70内に形成されているキー溝開口74内に保
持される第1のキー(不図示)を有する。駆動リング72は、さらに、ハウジン
グ54内に形成されている開口78内を通過する第2のキー76を含む。ベルト
40が十分に早い速度で引き出される時には、慣性リング67が移動してつめ車
68をロックリング66に結合させる。ベルト40がさらに引き出されると、ス
プール38の回転のためにロックリング66が回転し、それにより第1のロック
つめ60が移動してつめ車またはロック車48の歯66とロック係合する。明ら
かなように、上記のウェブベルト感知機構の代わりに、他のウェブベルト感知機
構を使用することが可能である。
【0012】 車両感知式の非常用ロッキング機構16も従来通りの機構であり、仮想線で示
してある慣性塊体を含む。この慣性塊体は、車両(およびレトラクタ10)が予
め決められた加速レベルを超えるレベルの(正または負の)加速を受けると、第
2のロックまたはつめ(不図示)を、つめ車68のつめ歯90から外れている第
1の位置から、つめ車68上のつめ歯90に係合している第2の位置に移動させ
る。第2のロックつめがその第1の位置にある時には、スプール28は双方向に
回転することが可能になり、それにより車両感知式の非常用ロッキング機構16
の解除モードが設定される。対照的に、第2のロックつめがその第2の位置に移
動することによって、つめ車68の回転が阻止され、それにより慣性リング67
の相対移動が引き起こされ、さらに、ロックリング66がスプール38に結合す
ることによって、第1のロックつめ60が歯66に係合してレトラクタをロック
し、それにより車両感知式の非常用ロッキング機構16のロックモードが設定さ
れる。こうしたウェブベルトおよび車両感知ロッキング機構の一例が、欧州特許
出願第0,228,729A1号に開示されている。この車両感知機構の代わり
に、他の車両感知機構を使用することが可能である。
【0013】 自動ロッキング機構18は、非ラッチ止め位置とラッチ止め位置との間の旋回
移動のために、ロックリング66から延びるピン82(図2参照)の上に取り付
けられている第3のロックつめ80を含む形で示されている。第3のロックつめ
80は、ラッチ部分84と加動部分86とを含む。第1のねじりばねまたは偏倚
ばね88は、通常は第3のロックつめ80をその非ラッチ止め位置に向けて付勢
するように、第3のロックつめ80とロックリング66との間で作用する。第3
のロックつめ80がその非ラッチ止め位置にある時には、ラッチ部分84はつめ
車またはロック車48上の歯62から外れている。後述するように、自動ロッキ
ング機構18は、第3のロックつめ80をその非ラッチ止め位置からラッチ止め
位置に移動させてレトラクタ10を非常用ロッキングレトラクタ(ELR)モー
ドでの動作から自動ロッキングレトラクタ(ALR)モードに切り換えるために
、選択的に起動されることが可能なモード切換機構である。同様に、このモード
切換機構は、第3のロックつめ80をそのラッチ止め位置から非ラッチ止め位置
に移動させてレトラクタ10をそのALRモードからELRモードに切り換える
ことによって、選択的に作動解除されることが可能である。
【0014】 レトラクタ10をそのELRモードとALRモードとの間で切り換えるための
手段を提供するために、自動ロッキング機構18はカムアセンブリ92(図1お
よび図2〜図4参照)を含む。このカムアセンブリ92は、ベルト40の予め決
められた長さがスプール28から繰り出された後に、第1のねじりばね88の偏
倚に対して第3のロックつめ80をその非ラッチ止め位置からラッチ止め位置に
選択的に移動させる働きをする。これに加えて、カムアセンブリ92は、ベルト
40の予め決められた長さがその後でスプール28上に巻き戻された後に、第1
のねじりばね88が第3のロックつめ80をそのラッチ止め位置から非ラッチ止
め位置に移動させることを可能にする働きもする。図示した実施形態によれば、
カムアセンブリ92は、中央の開口98及びアーチ形の空動きスロット100を
具備するカム車96と、ハウジング54から延びるポスト104の上に回転自在
に支持されているカム従動子102とを含む。カム従動子102は、第1の脚部
106と、ハウジング54内に形成されている穴110を通って延びる第2の脚
部108とを含む。第2のねじりばね112は、第1の脚部106を付勢してカ
ム車96の外周エッジの一部と連続的に係合させるように、ハウジング54とカ
ム従動子102との間で働く。特に、カム車96の外周エッジはカム表面114
を画定し、このカム表面114の輪郭は、カム従動子102の第2の脚部108
が第3のロックつめ80の加動部分86に係合するか否かを制御する。
【0015】 自動ロッキング機構18は、さらに、ベルト40の予め決められた長さがスプ
ール28から繰り出されたかまたはスプール28上に引っ込められたかどうかに
基づいてカムアセンブリ92の駆動を制御するベルトカウンタまたはタイミング
アセンブリ94を含む。特に、タイミングアセンブリ94は、スプール28上に
巻き付けられているベルト40の長さに応じてカム従動子102の第1の脚部1
06とカム表面114との係合を制御する働きをするジェロータ(gerotor)タ
イプの減速機構を含む。タイミングアセンブリ94は、駆動リング72の第2の
キー76を回転不能な形で受ける中央キー溝開口(不図示)を具備する偏心リン
グ120を含む。これに加えて、偏心軸支ピン122が偏心リング120から外
方に延び、カム車96の中央開口98内に支持されるようになっている。タイミ
ングアセンブリ94は、さらに、ハウジング54内に一体に形成されているリン
グギア124を含む。固定子リング126は、リングギア124の内側のギア歯
130と噛み合っている外側のギア歯128を有する。固定子リング126は、
さらに、偏心リング120が内部で回転自在に支持されている中央開口132を
含む。駆動リング72が偏心リング120に結合してスプール28と共に回転す
るため、および、軸支ピン122がカム車96の中央開口98内に保持されてい
るため、スプール28の回転により、偏心リング120が偏心回転し、さらには
、次々に、固定子リング126が低下した比率でかつスプール28に対して反対
方向にリングギア124の内周を偏心回転する。カバープレート134は、カム
アセンブリ92とタイミングアセンブリ94とをハウジング54内に閉じこめる
ように、ハウジング54に取り付けられている。
【0016】 次に、図2から図8を参照して、安全ベルトレトラクタ10を利用可能な動作
モードについて説明する。特に、図2は、自動ロッキング機構18が非起動モー
ドにあり、かつ、安全ベルト40がスプール28上に巻き付けられ元の位置また
は収容位置に完全に引っ込められている時の、カムアセンブリ92及びタイミン
グアセンブリ94に関連した構成要素の位置を示している。この非起動モードで
は、レトラクタ10は、ベルト40の自由な引き出しと引き込みとを可能にする
ようにそのELRモードで動作する。図に示すように、第3のロックつめ80は
、非ラッチ止め位置に第1のねじりばね88によって保持されており、一方、カ
ム従動子102の第1の脚部106は、カム車96のカム表面114に形成され
ている第1の移動止め140との係合位置に、第2のねじりばね112によって
偏倚されている。第1の移動止め140の深さは、カム従動子102の第2の脚
部108を第3のロックつめ80の加動部分86から離れた位置にて維持するよ
うに選択されている。これに加えて、固定子リング126から延びるカムポスト
142は、カム車96の空動きスロット100の第1の末端部144の付近にお
いてこの空動きスロット100内に位置している形で示されている。安全ベルト
40がその収容位置から引き出されるにつれて、スプール28とつめ車48とが
反時計回り方向に回転し、それにより、固定子リング126が時計回り方向にか
つ低下した割合で偏心回転するとともに、次々に、カムポスト142が空動きス
ロット100内を移動してその第1の末端部144から離れる。
【0017】 図3は、自動ロッキング機構18が依然としてその非起動モードにあり、かつ
、カム従動子102の第1の脚部106が第1の移動止め140との係合状態に
維持されると同時に、カムポスト142をスロット100の第2の末端部146
の付近に位置させるようにベルト40の長さが引き出される時の、カムアセンブ
リ92及びタイミングアセンブリ94の構成要素を示している。したがって、カ
ムポスト142が図2に示される位置と図3に示される位置との間を移動するよ
うに、スプール28を十分に回転させるための必要なベルト40の長さは、その
非起動モード内で自動ロッキング機構18を維持するためにスプール28から引
き出すことが可能な最大の長さである。
【0018】 レトラクタ10をそのALRモードに切り換える必要がある場合には、カムポ
スト142が空動きスロット100の第2の末端部146に係合して、カム車9
6が図4に示した位置に時計回り方向に回転するのに十分なベルト40の長さを
レトラクタ10から引き出すことによって、自動ロッキング機構18をその起動
モードに切り換える。こうしたカム車96の回転により、カム従動子102の第
1の脚部106が第1の移動止め140を出て、カム表面114内に形成された
ロック移動止め148の中に入ることになる。カム従動子102の第1の脚部1
06が第2のねじりばね112によってロック移動止め148との係合状態に偏
倚している時には、カム従動子102の第2の脚部108が第3のロックつめ8
0の加動部分86に係合し、その結果として第1のねじりばね88の偏倚に逆ら
って第3のロックつめ80をその非ラッチ止め位置からラッチ止め位置に強制的
に移動させ、それにより自動ロッキング機構18をその非起動モードから起動モ
ードに切り換える。さらに明確に述べると、上記の動作は、ロックリング66を
スプールに結合させ、それにより、上述したようにベルト引き出し方向にロック
リング66がスプールと共に回転することになる。ロックリング66の動きが、
ロックつめを動かしてロック車48とロック係合させる。第2のねじりばね11
2の偏倚力が第1のねじりばね88の偏倚力よりも大きいため、カム従動子10
2は第3のロックつめ80をそのラッチ止め位置に保持する。上述したように、
第3のロックつめ80がそのラッチ止め位置に移動することにより、ラッチ部分
84をつめ車48上の歯62との係合状態に移動させてベルト40がさらに繰り
出されることを阻止し、これと同時に、その後のベルト40の引き込みを可能に
する。カムポスト142が図2に示される位置から図4に示される位置に移動す
るように、スプール28を十分に回転させるための必要なベルト40の長さは、
自動ロッキング機構18をその起動モードに切り換えるためにスプール28から
引き出されなければならない安全ベルト40の予め決められた長さに規定する。
上述したように、自動ロッキング機構18がその起動モードにある時には、レト
ラクタ10はそのALRモードで動作する。
【0019】 レトラクタ10をそのELRモードでの動作に戻す必要がある場合には、ベル
ト40をその収容位置に完全に引っ込めることにより、自動ロッキング機構18
をその非起動モードに切り換える。このようにベルト40を完全に引っ込めるこ
とにより、スプール28及びつめ車48の時計回りの回転と、これに対応する固
定子リング126の反時計回りの回転とが生じる。固定子リング126のこの反
時計回りの回転により、カムポスト142が空動きスロット100内を移動して
空動きスロット100の第1の末端部144と係合し、それにより、図2に示し
た位置に向けてカム車96が反時計回り方向に回転する。カム車96のこの回転
により、カム従動子102の第1の脚部106がロック移動止め148の外で第
1の移動止め140と係合し、それにより、カム従動子102の第2の脚部10
8が第3のロックつめ80の加動部分86から外れた位置に移動する。したがっ
て、第1のねじりばね88は、第3のロックつめ80をその非ラッチ止め位置に
向けて付勢し、それにより自動ロッキング機構18をその起動モードから非起動
モードに切り換える。
【0020】 本発明によれば、自動ロッキング機構18は、さらに、エネルギー管理機構1
2が指定可能な最大許容量のエネルギーを吸収した後で、ベルト40がその収容
位置から繰り出されることを阻止するためのロックアウトモードで動作すること
も可能である。ここで説明する実施形態では、自動ロッキング機構18をそのロ
ックアウトモードに切り換えることを目的として、エネルギー管理機構12によ
って吸収されなければならない最大許容量のエネルギーを、ねじり棒44のねじ
り降伏の最大許容量として規定している。したがって、予め決められたねじれ回
数よりも多くねじり棒44がねじれた場合には、ロック車48に対するねじり棒
44のねじり降伏の結果として生じるスプール28の余分な回転を、車両衝突事
故の後にベルト40がその収容位置に戻ることに応答して自動ロッキング機構1
8をその非起動モードからロックアウトモードに切り換えるために利用する。特
に、このロックアウトの特徴は、衝突後にベルト40の余分な長さをスプール2
8上に巻き付けることによって生じる固定子リング126の余分な回転(すなわ
ち、過剰な動き)を利用して、カム従動子102の第1の脚部106がカム表面
114のロックアウト部分と係合する位置へとカム車96を回転させ、第3のロ
ックつめ80をそのラッチ止め位置に動かすことにある。
【0021】 次に、図5から図8を参照して、ロックアウトの特徴をさらに詳細に説明する
。特に、図5は、ベルト40の長さがレトラクタ10から引き出されて座席上の
乗員の胴体上を横切る形でラッチ止めされており、かつ、自動ロッキング機構1
8がその非起動モードで動作している時の、カムアセンブリ92及びタイミング
アセンブリ94に関連した構成要素の位置を示している。車両衝突の発生時には
、非常用ロッキング機構14,16の少なくとも一方が起動され、そのロックモ
ードに切り換えられる。エネルギー管理機構12がレトラクタ10内に組み込ま
れているため、衝撃時に座席上の乗員によってベルト40に対して及ぼされる荷
重により、スプール28とねじり棒44の第1の端部部分42とが、動かないよ
うにラッチ止めされたつめ車またはロック車48に対して相対的に反時計回り方
向にねじれ降伏する(すなわち、ねじれる)。このねじれによって、制御された
方法でベルト40の余分な長さがレトラクタ10から繰り出され、座席上の乗員
に及ぼされる衝撃荷重の一部を吸収することが可能になる。衝突後のベルト40
の解除時には、ベルト40の元の長さの引き込みに加えて余分な長さの引き込み
により、これに対応する量の固定子リング126の反時計回り方向の余分な回転
が生じる。固定子リング126のこの過剰な動きにより、カムポスト142が空
動きスロット100の第1の末端部144と係合してカム車96が反時計回り方
向に強制的に回転し、それにより、カム従動子102の第1の脚部106が第1
の移動止め140(図6参照)から出てカム表面114のドウェル部分150に
噛み合うことになる。固定子リング126の過剰な動きの許容限界を規定する第
2の移動止め152(図7参照)が、ドウェル部分150の反対側に形成されて
いる。したがって、移動止め140と移動止め152との間のドウェル部分15
0の長さは、ねじり棒44のねじれによって生じる固定子リング126の予め決
められた量の過剰な動きに適合するように選択される。
【0022】 特に図6を参照すると、この図には、対応する量のねじり棒44のねじれによ
って生じたある固定子リング126の過剰な動きの結果、カム表面114のドウ
ェル部分150に係合するカム従動子102の第1の脚部106が示されている
。これを直接比較するために、図7には、対応するより多くの量のねじり棒44
のねじれによって生じたより多くの量の固定子リング126の過剰な動きの結果
、第2の移動止め152に係合するカム従動子102の第1の脚部106が示さ
れている。図7に示した過剰な動きは、単一の激しい事故の結果でもあり得るし
、あるいは、その代わりに、ねじり棒44の余分な降伏を生じさせた1つ以上の
追加の事故が累積された図6に示した過剰な動きを生じさせた事故の結果でもあ
り得る。どちらの場合にも、ドウェル部分150の輪郭と第2の移動止め152
とが第1の移動止め140と共に働いて、カム従動子102の第2の脚部108
が第3のロックつめ80の加動部分86から外れている位置にカム従動子102
を維持することで、第3のロックつめ80をその非ラッチ止め位置に維持し、そ
れにより、自動ロッキング機構18をその非起動モードに保持する。レトラクタ
10の連続使用を可能にするためには、カム表面114上の第2の移動止め15
2の位置を、予め決められた回数のねじり棒44のねじれによって生じる固定子
リング126の過剰な動きの量に対応するように選択することが好ましい。
【0023】 図8に示されているように、カム表面114は、第2の移動止め152の付近
に形成されている細長いロックアウト移動止め156を含む。このロックアウト
移動止め156の深さは、カム従動子102の第2の脚部108が第3のロック
つめ80の加動部分86に係合して第3のロックつめ80をそのラッチ止め位置
に強制的に旋回させる位置にて、カム従動子102が旋回するように選択される
。動作時には、衝突後にベルト40がその収容位置に引っ込められ、かつ、エネ
ルギー管理機構12の降伏によってスプール28の上に巻き付けられるベルト4
0の余分な長さが、予め決められた回数を超えてねじり棒のねじれ回数に相当す
る時には、固定子リング126の過剰な動きにより、カムポスト132が空動き
スロット100の第1の端部144と係合してカム車96を反時計回り方向に回
転させ、それにより、カム従動子102の第1の脚部106がロックアウト移動
止め156内に入ることになる。カム従動子102の第1の脚部106がこのよ
うにロックアウト移動止め156と係合することによって、自動ロッキング機構
18がその非起動モードからロックアウトモードに切り換えられる。このロック
アウトモードでは、自動ロッキング機構18は、ベルト40がその収容位置から
引き出されることを阻止し、それにより、レトラクタ10を無効化し、ウェブベ
ルトが引き出されることを阻止し、レトラクタ10の交換が必要であることを示
す。この場合にも同様に、予め決められたねじり回数を超えてねじり棒44をね
じるために必要なエネルギーの合計は、単一の激しい事故または複数の比較的軽
度の事故の合計の累積的結果とすることが可能である。したがって、レトラクタ
10によって吸収された累積エネルギーが予め決められたねじり回数を超えた後
に、(このエネルギーをねじり棒44のねじり回数を単位として測定した場合に
)ベルト40はその収容位置に引っ込められることが可能であるが、第3のロッ
クつめ80のラッチ部分84がつめ車48の歯62と係合しているため、その後
でベルト40を引き出すことは不可能である。したがって、ロックアウトの特徴
は、レトラクタ10がさらに使用されることを不可能にして、レトラクタ10の
交換が必要であることを明確に示すことにある。最初に非起動モードで動作する
自動ロッキング機構18を示す図5から図8を参照してロックアウトの特徴につ
いて説明してきたが、このロックアウトの特徴は、自動ロッキング機構18が最
初にその起動モードで動作している時にも機能するということを理解されたい。
【0024】 次に図9を参照すると、この図には、モード切換機構18’の構成要素が、ロ
ック移動止め148が取り除かれていることと、空動きスロット100の円弧長
さが増大していることとを除いて、自動ロッキング機構18の構成要素と本質的
に同様であることが示されている。モード切換機構18は、例えば前部運転者側
座席のような、ALRモードが不要な車両座席用途で使用するための安全ベルト
レトラクタ10内に装着されることが可能である。したがって、モード切換機構
18’は、エネルギー管理機構12によって吸収された累積エネルギーが最大許
容限界を超えた時に、レトラクタ10をELRモードからロックアウトモードに
切り換える働きをする。モード切換機構18をそのELRモードからロックアウ
トモードに切り換えるために必要とされる事象のシーケンスの説明に関しては、
図5から図8に関連して提示した上記の説明を参照することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による安全ベルトレトラクタの分解斜視図である。
【図2】 ELRモードとALRモードとの間で切り換えるように自動ロッキング機構を
選択的に起動するための、安全ベルトレトラクタの様々な構成要素の位置を示す
図である。
【図3】 ELRモードとALRモードとの間で切り換えるように自動ロッキング機構を
選択的に起動するための、安全ベルトレトラクタの様々な構成要素の位置を示す
図である。
【図4】 ELRモードとALRモードとの間で切り換えるように自動ロッキング機構を
選択的に起動するための、安全ベルトレトラクタの様々な構成要素の位置を示す
図である。
【図5】 ELRモードとALRモードとの間で切り換えるように自動ロッキング機構を
選択的に起動するための、安全ベルトレトラクタの様々な構成要素の位置を示す
図である。
【図6】 自動ロッキング機構をロックアウトモードに切り換えるための、安全ベルトレ
トラクタの様々な構成要素の位置を示す図である。
【図7】 自動ロッキング機構をロックアウトモードに切り換えるための、安全ベルトレ
トラクタの様々な構成要素の位置を示す図である。
【図8】 自動ロッキング機構をロックアウトモードに切り換えるための、安全ベルトレ
トラクタの様々な構成要素の位置を示す図である。
【図9】 ELRモードとロックアウトモードとの間でモード切換機構を切り換えるため
の非常用ロッキングレトラクタの構成要素の位置を示す説明図であり、図2と同
様であるが一部が変更されている

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安全ベルトレトラクタであって、 スプール(28)と、 前記スプール(28)上に巻き付けられているベルト(40)と、 つめ車(48)と、 通常は前記ベルト(40)の繰り出しを可能にする解除モードで動作し、かつ
    、予め決められた加速条件の発生に応答して前記ベルト(40)の繰り出しを阻
    止するように前記つめ車(48)の回転をロックするロックモードに自動的に切
    り換えられる非常用ロッキング機構(14)と、 前記つめ車(48)を前記スプール(28)に連結し、かつ、前記つめ車(2
    8)が回転しないようにロックされる時に前記ベルト(40)に及ぼされる荷重
    に応答して降伏するエネルギー管理機構(44)と、 通常は前記非常用ロッキング機構(14)の動作を可能にする非起動モードで
    動作し、かつ、前記エネルギー管理機構(44)上に前記ベルト(40)によっ
    て及ぼされる荷重により、前記エネルギー管理機構(44)を指定可能な許容限
    界を超えて降伏させ、それにより、前記ベルト(40)の繰り出しを阻止して前
    記つめ車(48)の回転をロックする時に、前記スプール(28)上に指定可能
    な量だけ前記ベルト(40)が巻き付けられることに応答してロックアウトモー
    ドに自動的に切り換えられるモード切換機構(18’)とを有する安全ベルトレ
    トラクタ。
  2. 【請求項2】 前記モード切換機構(18’)は、 前記つめ車(48)上の歯(62)との係合から外れている非ラッチ止め位置
    と前記つめ車(48)上の歯(62)に係合しているラッチ止め位置との間を移
    動可能なロックつめ(80)と、 前記非ラッチ止め位置に向けて前記ロックつめ(80)を付勢する第1のばね
    (88)と、 カム表面(114)を備えるカム部材(96)と、前記カム表面(114)に
    係合するように第2のばね(112)によって偏倚されたカム従動子(102)
    とを含むカムアセンブリ(92)であって、前記カム表面(114)は、前記ロ
    ックつめ(80)から外れた位置に前記カム従動子(102)を位置させる第1
    の部分(140,150,152)と、前記ロックつめ(80)をそのラッチ止
    め位置に移動させるように前記カム従動子(102)を前記ロックつめ(80)
    との係合位置に位置させる第2の部分(156)とを具備する、カムアセンブリ
    (92)と、 前記エネルギー管理機構(44)の降伏の量に比例して前記カム部材(96)
    を移動させるための前記つめ車(48)によって駆動されるタイミング部材(1
    26)であって、前記エネルギー管理機構(44)の降伏の量が最大許容限界を
    超えた時に、前記ベルト(40)が前記スプール(28)上に完全な巻き付け位
    置に巻き付くことに応答したこのタイミング部材(126)の移動により、前記
    カム部材(96)を移動させ、それにより、前記カム従動子(102)を前記カ
    ム表面(114)の前記第1の部分(140,150,152)との係合から前
    記カム表面(114)の前記第2の部分(156)との係合に移行させる、タイ
    ミング部材(126)とを有する請求項1に記載の安全ベルトレトラクタ。
  3. 【請求項3】 前記エネルギー管理機構(44)の降伏により、前記つめ車
    (48)に対してベルト巻出方向に前記スプール(28)が相対的に回転するこ
    とに起因する前記ベルト(40)の余分な長さの制御された繰り出しを生じさせ
    、かつ、前記ベルト(40)の余分な長さが予め決められた長さを超えた時に、
    前記スプール(28)上への前記ベルト(40)の完全な巻き付けに応答してベ
    ルト巻き付け方向に前記スプール(28)がさらに回転することにより、前記タ
    イミング部材(126)が前記カム部材(96)を動かして前記カム従動子(1
    02)を前記カム表面(114)の前記第2の部分(156)と係合させ、それ
    により、前記ロックつめ(80)がそのラッチ止め位置に移動し、前記つめ車(
    48)と前記スプール(28)とが前記ベルト巻出方向に回転することを阻止し
    て前記ベルト(40)の繰り出しを阻止する請求項2に記載の安全ベルトレトラ
    クタ。
  4. 【請求項4】 前記カム部材(96)は、回転するように支持され、前記タ
    イミング部材(126)は、前記つめ車(48)によって回転自在に駆動され、
    かつ、前記カム部材(96)上に形成された第2のカム表面(144)に係合し
    、さらに、前記エネルギー管理機構(44)の降伏により、前記つめ車(48)
    に対する前記スプール(28)の相対的なねじれを生じさせ、その結果として、
    前記スプール(28)上への前記ベルト(40)の完全な巻き戻しにより、前記
    タイミング部材(126)が前記第2のカム表面(144)に係合して前記カム
    部材(96)を回転させる請求項2に記載の安全ベルトレトラクタ。
  5. 【請求項5】 安全ベルトレトラクタであって、 スプール(28)と、 前記スプール(28)上に巻き付けられているベルト(40)と、 つめ車(48)と、 前記スプール(28)に固定されている第1の端部(46)と前記つめ車(4
    8)に固定されている第2の端部(50)とを具備するねじり棒(44)と、 前記つめ車(48)を第1の方向に回転しないように釈放自在にロックするた
    めの高加速条件に応答して起動される非常用ロッキング機構(14)であって、
    前記つめ車(48)のこうしたロッキングにより、前記スプール(28)上に前
    記ベルト(40)によって及ぼされる荷重に応じて前記ねじり棒(44)がねじ
    れることを可能とし、それにより、これに対応して前記スプール(28)を前記
    つめ車(48)に対して第1の方向に回転させる、非常用ロッキング機構(14
    )と、 前記つめ車(48)から外れている非ラッチ止め位置と前記つめ車(48)と
    係合しているラッチ止め位置との間を移動することが可能であり、それにより、
    前記第1の方向への前記つめ車(48)の回転を阻止するロックつめ(80)と
    、 その非ラッチ止め位置に向けて前記ロックつめ(80)を付勢するばね(88
    )と、 前記ベルト(40)が前記スプール(28)上にその完全引き込み位置に巻き
    付けられる時に、前記スプール(28)が第2の方向に回転する量を判定するこ
    とが可能であるモード切換機構(18’)であって、さらに、前記ねじり棒(4
    4)のねじれによって生じる前記スプールの余分な回転の量が最大許容限界を超
    えた時に、前記ロックつめ(80)をその非ラッチ止め位置からラッチ止め位置
    に移動させることが可能である、モード切換機構(18’)とを有する安全ベル
    トレトラクタ。
  6. 【請求項6】 前記モード切換機構(18’)は、 カム表面(114)を備えるカム部材(96)と、前記カム表面(114)に
    係合するように第2のばね(112)によって偏倚されたカム従動子(102)
    とを含むカムアセンブリ(92)であって、前記カム表面(114)は、前記ロ
    ックつめ(80)から外れた位置に前記カム従動子(102)を位置させる第1
    の部分(140,150,152)と、前記ロックつめ(80)をそのラッチ止
    め位置に移動させるように前記カム従動子(102)を前記ロックつめ(80)
    との係合位置に位置させる第2の部分(156)とを具備する、カムアセンブリ
    (92)と、 前記ねじり棒(44)の降伏の量に比例して前記カム部材(96)を移動させ
    るための前記つめ車(48)によって駆動されるタイミング部材(126)であ
    って、前記ねじり棒(44)の降伏の量が最大許容限界を超えた時に、前記ベル
    ト(40)が前記スプール(28)上に完全な巻き付け位置に巻き付くことに応
    答したこのタイミング部材(126)の移動により、前記カム部材(96)を移
    動させ、それにより、前記カム従動子(102)を前記カム表面(114)の前
    記第1の部分(140,150,152)との係合から前記カム表面(114)
    の前記第2の部分(156)との係合に移行させる、タイミング部材(126)
    とを有する請求項5に記載の安全ベルトレトラクタ。
  7. 【請求項7】 前記ねじり棒(44)の降伏により、前記つめ車(48)に
    対して前記第1の方向に前記スプール(28)が相対的に回転することに起因す
    る前記ベルト(40)の余分な長さの制御された繰り出しを生じさせ、かつ、前
    記ベルト(40)の余分な長さが予め決められた長さを超えた時に、前記スプー
    ル(28)上への前記ベルト(40)の完全な巻き付けに応答して前記第2の方
    向に前記スプール(28)がさらに回転することにより、前記タイミング部材(
    126)が前記カム部材(96)を動かして前記カム従動子(102)を前記カ
    ム表面(114)の前記第2の部分(156)と係合させ、それにより、前記ロ
    ックつめ(80)がそのラッチ止め位置に移動し、前記つめ車(48)と前記ス
    プール(28)とが前記第1の方向に回転することを阻止して前記ベルト(40
    )の繰り出しを阻止する請求項6に記載の安全ベルトレトラクタ。
  8. 【請求項8】 前記カム部材(96)は、回転するように支持され、前記タ
    イミング部材(126)は、前記つめ車(48)によって回転自在に駆動され、
    かつ、前記カム部材(96)上に形成された第2のカム表面(144)に係合し
    、さらに、前記ねじり棒(44)の降伏により、前記つめ車(48)に対する前
    記スプール(28)の相対的な回転を生じさせ、その結果として、前記スプール
    (28)上への前記ベルト(40)の完全な巻き戻しにより、前記タイミング部
    材(126)が前記第2のカム表面(144)に係合して前記カム部材(96)
    を回転させる請求項6に記載の安全ベルトレトラクタ。
  9. 【請求項9】 安全ベルトレトラクタであって、 スプール(28)と、 前記スプール(28)上に巻き付けられているベルト(40)と、 つめ車(48)と、 前記つめ車(48)を前記スプール(28)に連結し、かつ、前記つめ車(4
    8)が回転しないようにロックされる時に前記ベルト(40)に及ぼされる荷重
    に応答して降伏するエネルギー管理機構(44)と、 通常は前記ベルト(40)の繰り出しを可能にする解除モードで動作し、かつ
    、予め決められた加速条件の発生に応答して前記ベルト(40)の繰り出しを阻
    止するように前記つめ車(48)の回転をロックするロックモードに自動的に切
    り換えられる非常用ロッキング機構(14)と、 通常は前記非常用ロッキング機構(14)の動作を可能にする非起動モードで
    動作し、かつ、前記スプール(28)から前記ベルト(40)の予め決められた
    長さが繰り出されるのに応答して、前記ベルト(40)の繰り出しを阻止するよ
    うに前記つめ車(48)の回転をロックするための起動モードに選択的に切り換
    えられることが可能なモード切換機構(18)であって、前記ベルト(40)の
    予め決められた長さがその後に前記スプール(28)上に巻き付けられるのに応
    答して、その起動モードから前記つめ車(48)を解除する非起動モードに切り
    換えられ、かつ、前記エネルギー管理機構(44)上に前記ベルト(40)によ
    って及ぼされる荷重により、前記エネルギー管理機構(44)が最大許容限界を
    超えて降伏し、それにより、前記ベルト(40)の繰り出しを阻止するように前
    記つめ車(48)の回転をロックする時に、衝突事故の後に前記ベルト(40)
    が前記スプール(28)上に完全に巻き付けられることに応答してロックアウト
    モードに自動的に切り換えられる、モード切換機構(18)とを有する安全ベル
    トレトラクタ。
  10. 【請求項10】 前記モード切換機構(18)は、 前記つめ車(48)との係合から外れている非ラッチ止め位置と前記つめ車(
    48)に係合しているラッチ止め位置との間を移動可能なロックつめ(80)と
    、 前記非ラッチ止め位置に向けて前記ロックつめ(80)を付勢する第1のばね
    (88)と、 第1のカム表面(150)および第2のカム表面(156)を備えるカム部材
    (96)と、前記カム表面(150,156)の一方に係合するように第2のば
    ね(112)によって偏倚されたカム従動子(102)とを含むカムアセンブリ
    (92)であって、前記第1のカム表面(150)は、前記ロックつめ(80)
    から外れた位置に前記カム従動子(102)を位置させ、および、前記第2のカ
    ム表面(156)は、前記ロックつめ(80)をそのラッチ止め位置に移動させ
    るように前記カム従動子(102)を前記ロックつめ(80)との係合位置に位
    置させる、カムアセンブリ(92)と、 前記エネルギー管理機構(44)の降伏の量に比例して前記カム部材(96)
    を移動させるための前記つめ車(48)によって駆動されるタイミング部材(1
    26)であって、前記エネルギー管理機構(44)の降伏の量が最大許容限界を
    超えた時に、前記ベルト(40)が前記スプール(28)上に完全な巻き付け位
    置に巻き付くことに応答したこのタイミング部材(126)の移動により、前記
    カム部材(96)を移動させ、それにより、前記カム従動子(102)を前記第
    1のカム表面(150)との係合から前記第2のカム表面(156)との係合に
    移行させる、タイミング部材(126)とを有する請求項9に記載の安全ベルト
    レトラクタ。
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