JP2003520420A - 電気デバイス - Google Patents
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Abstract
Description
および電気デバイスのアセンブリに関する。
るのに特に有用である、それらの回路保護デバイスは、抵抗の正の温度係数(P
TC)挙動を示す、即ち、特定の温度、即ちスイッチ温度Tsにて、抵抗が低抵
抗・低温度状態から高抵抗・高温度状態に変則的に増加する。通常の操作条件の
下では、電気回路において負荷と直列に配置された回路保護デバイスは、比較的
低い抵抗および低い温度を有する。しかしながら、例えば、回路中の過剰な電流
、またはデバイス内で過剰な熱の発生を生じさせる状態に起因して、異常(また
は故障)が発生した場合、デバイスは「トリップ」する、即ち、その高抵抗・高
温状態に転換される。その結果、回路における電流は著しく減少し、他のコンポ
ーネントが保護される。異常状態および電力が除かれると、デバイスはリセット
される、即ち、その低抵抗・低温度状態に戻る。異常な状態は、とりわけ、短絡
、回路への追加の電力の導入、電力サージ、または外部熱源によるデバイスの過
熱の結果として生じ得る。デバイスが導電性ポリマー組成物を含むと、トリッピ
ング発生の間、ポリマーが溶融するために、デバイスが膨張する。
特別な要求を有する。例えば、デバイスは、送電線、即ち高電圧(例えば250
〜600ボルト)を伝える電気ケーブルが電話線と接触したときに発生する、異
常な状態によって、トリップさせられることが重要である。これらの異常な状態
は、しばしば「パワー・クロス」と称される。そのような保護をもたらすデバイ
スに関して認められている試験は、安全性確認基準(Underwriter’
s Laboratory Standard)1950年第3版で説明されて
いる。この試験において、デバイスは、デバイスと直列に接続された配線シミュ
レータを用いて、600ボルトのACおよび40A(短絡)条件から成る電気サ
イクルに付される。そのような試験条件の下では、高い電力レベルに起因して、
デバイスは、端部にて一方の電極から他方の電極に向かってアークをなす、また
はフラッシュオーバーすることが可能である。同時に、デバイスは、異常な状態
に関連するエネルギーを吸収するために、急速に膨張する。
装置で使用されるコンポーネントは、更なる要求を満たす必要がある。例えば、
デバイスは、電磁適合性および電気安全に関するベルコア(Bellcore)
GR−1089規格で説明されている、適用試験に適合することが必要とされる
。ベルコアGR−1089の1つの要旨は、コンポーネントは、高い電圧、高い
過渡電流に曝された後でも、なお機能しなければならないことであり、落雷の擬
似実験をすることになっている。
ことに対する需要が高まっているために、急速に進化している。デジタル電気通
信回路で使用されるデバイスは、アナログおよび音声システムが要求する、従来
必要とされていた要求とは異なる要求に直面している。現在、20オームよりも
大きい抵抗を有するPTCデバイスは、多様な電気通信システムで使用されてい
る。例えば、レイケム・ポリスイッチ(Raychem PolySwitch
;登録商標)TR600−150デバイスは、電気通信用途で使用され、22オ
ームほどの高い据付け抵抗を有し得る(レイケム・サーキット・プロテクション
・データブック(Raychem Circuit Protection D
atabook)、1998年10月参照)。しかしながら、デジタル回路に関
しては、デバイスの抵抗は、回路で信号の損失および信号の歪みを最小限にする
ために、実質的に20オームより低くなければならない。一般的な用途は、1つ
のPTCデバイスを電気通信回路のチップ・セクションにおいて使用し、第2の
PTCデバイスをリング・セクションで使用することを必要とするであろう。こ
れらの2つのデバイスの相対抵抗は、最適な信号対雑音比を達成するために、安
定でなければならない。デバイスのキャパシタンスは、デジタル情報ストリーム
に特有な高い帯域幅の信号を歪み無く送信することを許容するために、低くなけ
ればならない。デジタル・デバイスの小型化は、コンポーネントの寸法、特に「
設置面積(footprint)」(即ち、回路基板でそれらが必要とする面積
)、および基板からのそれらの高さ(即ち、存在するいずれの絶縁層をも含む、
デバイスの頂部から基板までの距離)もまた小さくすることを要求し、その結果
、回路はより高い密度で装置に取り付けられ得る。これらの寸法、抵抗、および
キャパシタンスに関する要求にもかかわらず、デバイスは、上記で説明したよう
な適正試験、例えば、UL1950で述べられているようなパワー・クロス試験
要求、およびベルコア1089で述べられているような雷サージ要求に適合しな
ければならない。
気コンポーネントは公知である。例えば、米国特許第4,233,177号(ナ
カムラ)、4,315,237号(ミドルマン(Middleman)ら)、4
,481,498号(マックタビッシュ(McTavish)ら)、4,873
,507号(アントナス(Antonas))および5,210,517号(ア
ベ)を参照されたい。そのようなコーティングは、電気的な絶縁および機械的な
保護を提供し、一方の電極から他方の電極へのアーク放電が生じる高電圧条件に
曝されるデバイスについて使用する場合には、特に重要である。しかしながら、
幾つかの常套的なコーティング、例えばエポキシは、PTCの膨張を制限し、デ
バイスが作動しなくなるようにし得る。可撓性または適合性を有する、他の常套
的なコーティングは、トリップの間の膨張の結果として、クラックを生じ、或い
はデバイスから引き剥がされ、デバイスのエッジを更なるアーク放電に曝す或い
は付す場合がある。更に、表面実装デバイスの場合、基板に取り付けられた後、
1つの電極から別の電極へのアーク放電を防止するために、コーティングはずっ
と損傷されることなく、その機能性を保持する必要がある。基板への取り付けは
、一般にリフロー操作を伴い、その操作においては、はんだがその融点以上に加
熱される。
有する。例えば、タイコ・エレクトロニクス(Tyco Electronic
s)社の事業部である、レイケム・サーキット・プロテクション(Rayche
m Circuit Protection)からポリスイッチ(PolySw
itch)TR600−160の商標で販売されているデバイスは、上記で説明
したような、UL1950 600VAC、40Aパワー・クロス試験の要求を
満たし、約6mmの幅のラジアルリード・デバイスである。ポリスイッチ(登録
商標)TS600−200デバイスは、表面実装可能であり、8mmを越える幅
である。ラインカードのような電気通信装置は、一般的に複数のラインを組み込
み、各ラインは通常それ自身の独立した回路保護要素によって保護されているた
めに、回路基板は、可能な限り近づけて一緒に実装された、8または16のその
ようなデバイスをしばしば有する。したがって、個々のデバイスについて設置面
積を減少させることは、回路基板に関して複数の利点をもたらす。設置面積の更
なる減少は、複数のデバイスを1つのアセンブリに一緒にパッケージングするこ
とにより達成され得る。
常に対する保護という意図された機能をなお果たしつつ、可能な限り低い値に減
じることが重要である。たいていの音声エネルギーは、3500Hz未満の周波
数域であるように決定されてきた。電話ネットワークで一般に使用されている標
準の「4kHz」音声チャネルは、300〜3400Hz域の周波数を通過させ
るように設計されている。モデムのようなアナログ装置は、種々の技術(例えば
変調)を使用して、データをこのチャネル幅に適合させて、電話チャネルの帯域
幅の制限を克服しなければならない。しかしながら、デジタル・サービスは、よ
り高い帯域幅を提供し得る。デジタル・システムには、1.5Mb/s(メガバ
イト/秒)までの速度にて作動するHDSL(高速デジタル加入者回線)、6M
b/sまでのダウンロード速度で作動するADSL(非同期デジタル加入者回線
)、および52Mb/sまでにて作動するVDSL(超高速デジタル加入者回線
)が含まれる。より高い速度のシステムが、ある種の用途に関して同様に存在す
る。銅線は、一定量の抵抗/長さを有し、信号は距離に比例して変動する(また
は弱くなる)。増幅を用いて、信号はある程度まで再生され得る。しかしながら
、信号の増幅それぞれに関して、より大きいノイズが生成され、そのために、あ
る点をすぎると、増幅を使用して質の良い信号を送ることが制限される。不必要
な抵抗はいずれも、信号が送られ得る範囲を減らし、信号の質を減じる。回路の
インピーダンスは、高速デジタル送信のための、大きい帯域幅の要求に関して、
特に重要である。インピーダンスのミスマッチは、回路において望ましくない反
射、および雑音の他の供給源を生じさせ得る。したがって、システムが現場で作
製され且つ操作されるように、回路全体を通じてインピーダンスのバランスを注
意深く設計し、保持することが重要である。ライン間のクロストークは、さらに
性能を制限する。種々のデジタル・アーキテクチャの範囲を決定する上で、信号
対雑音が制限因子となるために、これらのファクターの全ては、デジタルシステ
ムを設計し最適化する上で極めて重要である。
ことである。しかしながら、このアプローチは、2つの有害な影響を生成し得る
。第1の影響は、デバイスを可能な限り小さくするという要求に明らかに反する
ことである。例えば、1つのピースの装置において基板−基板の距離は、12.
7mm(0.5インチ)であり得、したがって、この距離を越えて延びるデバイ
スはいずれも使用され得ない。第2の影響は、デバイスが、はんだ付けを困難に
し得る望ましくない大きな熱量を有し、また試験要求を満たさないということで
ある。高電圧・高電流のパワー・クロス異常に加えて、回路保護デバイスは、高
電圧・低電流の異常からも装置を保護する必要がある。デバイスの熱量が大きす
ぎる場合、それは、これらの条件(異常電流が0.5Aほど低い条件)の下でト
リップせず、その結果、より長い期間のより低いエネルギーの異常状態によって
、装置を破壊に至らせる。
されてきた。しかしながら、セラミック材料の抵抗率が比較的高いために、低抵
抗のデバイスは不適切に大きくなるであろう。更に、無機セラミックデバイスの
キャパシタンスは、1nFのオーダーで高くなり得、それは、高速デジタル用途
には望ましくない。ヒューズは、幾つかの用途に関しては、依然として過電流保
護のためのオプションである。しかしながら、それらはリセット不可能であり、
そのことは、複数の又は離れた場所にしばしば配置される装置の望ましくない修
理または取り替えを、製造者の費用で必要とし得る。
似するデバイスに関して安定である抵抗、および低いキャパシタンスを有する回
路保護デバイスに対する要求の組合せを満たし得る、PTC電気デバイスを作製
することが可能であることを見出した。更に、デバイスは、その機能性を、プリ
ント回路基板のような基板へのはんだ付け−リフローの後も保持し得る。したが
って、第1の要旨において、本発明は、デジタル電気通信回路で使用するのに適
した電気デバイスであって、当該デバイスは多くても150pFのキャパシタン
スを有し、当該デバイスは: (1)(a)PTC挙動を示す導電性ポリマー組成物を含み、(b)第1および
第2主表面を有し、(c)多くても2.5mmの厚さtmmを有し、(d)多く
ても50mmである周囲長さpmmを有する、積層PTC要素; (2)PTC要素の第1表面に取り付けられた、第1金属箔電極; (3)PTC要素の第2表面に取り付けられた、第2金属箔電極;ならびに (4)PTC要素の外辺部(または側周)の少なくとも一部に一致する(または
合致する、若しくは沿っている)電気絶縁材料を含む、第1絶縁層 を含み、 (a)20℃にて多くても6オームの初期抵抗を有し、 (b)UL1950パワー・コンタクト(power cotact)試験M−
1の要求を満たし、且つ (c)250VAC/3A試験に15分間付した後、少なくとも1時間電力をデ
バイスに適用しない(または作用させない)ときに、同じ電気試験に付した実質
的に類似するデバイスとは、多くても1.5オームだけ異なる抵抗を有する デバイスを提供する。
よび第2主表面を有し、(c)多くても2.5mmの厚さtmmを有し、(d)
多くても50mmである周囲長さpmmを有する、積層PTC要素; (2)PTC要素の第1表面に取り付けられた、第1金属箔電極; (3)PTC要素の第2表面に取り付けられた、第2金属箔電極;ならびに (4)PTC要素の外辺部(または側周)の少なくとも一部に一致する(ま
たは合致する、若しくは沿っている)電気絶縁材料を含む、第1絶縁層 を含み、 デバイスの各々が、 (a)20℃にて多くても6オームの初期抵抗を有し、 (b)多くても150pFのキャパシタンスを有し、且つ (c)UL1950パワー・コンタクト(power cotact)試験
M−1の要求を満たす、第1および第2電気デバイス、ならびに (B)第1および第2デバイスを取り囲む別の絶縁層 を含む、アセンブリであって、 前記第1デバイスが、250VAC/3A試験に15分間付した後、少なくと
も1時間電力をデバイスに適用しない(または作用させない)ときに、同じ電気
試験に付した第2デバイスとは、多くても1.5オームだけ異なる抵抗を有する
アセンブリを提供する。
Cデバイスを含む電気アセンブリであって、各デバイスが、 (1)(a)PTC挙動を示す導電性ポリマー組成物から成り、(b)第1およ
び第2主表面を有し、(c)tmmの厚さを有し、且つ(d)pmmの周囲長さ
を有する、積層PTC要素を含み、 (2)第1表面に取り付けられた第1金属電極を有し、 (3)第2表面に取り付けられた第2金属電極を有し、 (4)PTC要素の外辺部(または側周)の少なくとも一部に一致する(または
合致する、若しくは沿っている)電気絶縁材料を含む、第1絶縁層を有し アセンブリが、 (A)多くても300pFであるキャパシタンスを有し、 (B)20℃にて多くても6オームである初期抵抗を有し、且つ (C)UL1950パワー・コンタクト試験M−1の要求を満たす アセンブリを提供する。
電気的な遠隔通信回路)であって、チップおよびリング・セクションを有し、 (1)電力供給源; (2)負荷; (3)前記電力供給源および負荷と電気的に直列である、本発明の第1の要旨の
電気デバイス を含む回路を提供する。 を提供する。
層PTC要素を含む。導電性ポリマー組成物は、ポリマー成分から成り、粒状の
導電性フィラーがそれに分散している。ポリマー成分は、1または複数のポリマ
ーを含み、それらのうちの1つは好ましくは、充填されていない状態で示差走査
熱量計により測定した結晶度が少なくとも10%である結晶性ポリマーである。
適当な結晶性ポリマーには、1または複数のオレフィンのポリマー、特に高密度
ポリエチレンのようなポリエチレン;少なくとも1つのオレフィンおよびそれと
共重合し得る少なくとも1つのモノマーのコポリマー、例えばエチレン/アクリ
ル酸、エチレン/エチルアクリレート、エチレン/ビニルアセテート、およびエ
チレン/ブチルアクリレート共重合体;溶融成形可能な(melt−shape
able)フルオロポリマー、例えばポリビニリデンフルオライド(PVDF)
、およびエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE、ターポリマー
を含む);ならびに2またはそれよりも多いそのようなポリマーのブレンドが含
まれる。幾つかの用途については、特定の物理的または熱的特性、例えば可撓性
または最大暴露温度を達成するために、1つの結晶性ポリマーを別のポリマー、
例えば、エラストマーまたはアモルファスの熱可塑性ポリマーとブレンドするこ
とが望ましい場合がある。ポリマー成分は、組成物の全体積の一般に40〜90
体積%を占め、好ましくは45〜80体積%を占め、特に50〜75体積%を占
める。
あってよく、カーボン・ブラック、グラファイト、金属、金属酸化物、導電被膜
を有するガラスもしくはセラミック・ビーズ、粒状の導電性ポリマー、またはこ
れらの組合せを含む。フィラーは、粉体、ビーズ、フレーク、繊維または他のい
ずれの適当な形状の形態であってよい。必要とされる導電性フィラーの量は、組
成物の所要抵抗率および導電性フィラー自体の抵抗率に基づく。多くの組成物に
ついて、導電性フィラーは、組成物の全体積の10〜60体積%、好ましくは2
0〜55体積%、特に25〜50体積%を占める。
射線架橋剤(しばしばプロラドまたは架橋促進剤と称され、例えば、トリアリル
イソシアヌレート)、安定剤、分散剤、カップリング剤、酸掃去剤(例えばCa
CO3)または他の成分のような、追加の成分を含んでよい。これらの成分は、
一般に、多くて全組成物の20体積%を占める。
さい温度範囲にわたって、温度に比例した抵抗の急激な上昇を示す。この用途に
おいて、「PTC」という用語は、少なくとも2.5のR14値および/または
少なくとも10のR100値を有する組成物を意味するために使用され、組成物
は少なくとも6のR30値を有するべきであることが好ましい。ここで、R14 は、14℃の範囲の終わりと始まりの抵抗率の比であり、R100は、100℃
の終わりと始まりの抵抗率の比であり、R30は30℃の範囲の終わりと始まり
の抵抗率の比である。一般に、本発明のデバイスで使用される組成物は、それら
の最小値よりもずっと大きい抵抗率の増加を示す。
4,237,441号(ファン・コニネンブルグ(van Konynenbu
rg)ら)、第4,545,926号(フォウツ(Fouts)ら)、第4,7
24,417号(オウ(Au)ら)、第4,774,024号(ディープ(De
ep)ら)、第4,935,156号(ファン・コニネンブルグ(van Ko
nynenburg)ら)、5,049,850号(エバンス(Evans)ら
)、第5,250,228号(バイグリエ(Baigrie)ら)、第5,37
8,407号(チャンドラー(Chandler)ら)、第5,451,919
号(チュウ(Chu)ら)、第5,582,770号(チュウ(Chu)ら)、
第5,701,285号(チャンドラー(Chandler)ら)、第5,74
7,147号(バーテンベルグ(Wartenberg)ら)および第6,13
0,597号(トート(Toth)ら)に開示されている。
状の要素の形態である。要素は、第1および第2金属電極の間に挟まれ、第1電
極は、PTC要素の第1表面に取り付けられ、第2電極は第2主表面に取り付け
られる。好ましくは、電極は金属箔の形態であるが、導電性インク、またはめっ
きもしくは他の手段によって付けられた金属層を使用することができる。特に適
当な箔電極は、特に米国特許第4,689,475号(マティーエセン(Mat
thiesen))および第4,800,253号(クライナー(Kleine
r)ら)および国際公開WO95/34081号(レイケム・コーポレーション
(Raychem Corporation)に開示されているような、ミクロ
ラフな(または微細な凹凸を有する)金属箔電極であり、電着されたニッケル箔
電極、およびニッケルめっきした電着銅箔電極を含む。
(0.100インチ)、好ましくは大きくても2.0mm(0.080インチ)
であり、一般には1〜2.5mm(0.040〜0.100インチ)であるtm
mの厚さを有する。これは、高電圧、例えば250または600ボルトの用途で
使用するのに特に適した厚さの範囲である。要素はまた、多くても50mm(1
.97インチ)の周囲長さpmmを有し、一般には20〜50mm(0.79〜
1.97インチ)である。この周囲長さは、(1)デバイスの周囲の最も短い周
線、および(2)第1および第2電極の間の中間の距離にて測定される周線のう
ち、より短い方である。周辺長さの測定値には、好ましくは、顕著なくぼみ、ク
ラック、または封入体(もしくは異物)のいずれをも含む。
一部に一致する(または適合する)電気絶縁材料を含む、第1絶縁層が取り付け
られている。好ましくは、第1絶縁層は、PTC要素の周を取り巻いて、少なく
とも10%の厚さに一致し、特に30%の厚さに一致し、特別には少なくとも5
0%の厚さに一致し、より特別には少なくとも70%の厚さに一致している。幾
つかの態様において、第1絶縁層は、PTC要素の周を取り巻いて、実質的に全
ての厚さに一致していることが好ましい。ここで、「実質的に全て」とは、第1
絶縁層によって少なくとも90%が被覆されていることを意味する。幾つかの態
様において、第1絶縁層は、実質的に第1および第2電極との接触が実質的に無
く、好ましくは第1および第2電極との接触が全く無い。ここで「実質的に無い
」とは、第1および第2電極の全表面積の多くとも10%だけが第1絶縁層によ
って被覆されていることを意味する。
いが、好ましくは重合体である。適当な材料には、ポリエチレン、エチレンコポ
リマー、フルオロポリマー、シリコーン、エラストマー、ゴム、ホットメルト接
着剤、マスチック、およびゲルが含まれる。層は、PTC要素の導電性ポリマー
組成物に適合(または順応)し、かつ接着すること、ならびに、動作中に導電性
ポリマーが膨張している間にその適合(または順応)および接着を維持すること
が重要である。したがって、材料は、PTC要素の熱膨張特性に類似する熱膨張
特性を有することが好ましい。高電圧条件下でその性能を向上させるために、絶
縁層は、消弧物質、ストレス・グレーディング(もしくは応力勾配緩和)物質、
難燃性物質、または抗トラッキング性物質である、1または複数のフィラーを含
んでいてよい。
く、例えば、それは塗布またはスプレーされ、あるいは圧力または溶融によって
適用され、あるいはディップ・コーティングによって適用される。1つの特に好
ましい技術は、PTC要素に取り付ける前に好ましくは自己支持コンポーネント
であるリングを、適用することである。リングは、熱回復性物品、例えば、熱回
復性チューブ、またはリングに形成された熱回復性ストリップで作製してよい。
熱回復性物品は、物品を熱処理に付すことによって物品の寸法の構成が変化し得
る物品である。それらのもっとも一般的な形態において、そのような物品は、例
えば米国特許第2,027,962号(キュリー(Currie))、第3,0
86,242号(クック(Cook)ら)および第3,597,372号(クッ
ク(Cook))で説明されているような、弾性または塑性復元の性質を示す、
高分子材料から成る熱収縮性スリーブまたはチューブを含む。高分子材料は、所
望の寸法回復を高めるために、製造プロセスの間に架橋された。熱回復性物品を
製造する1つの方法は、ポリマー材料を所望の熱安定的な形状に形成し、続いて
ポリマー材料を架橋し、物品を結晶融点(または、アモルファス物質に関しては
ポリマーの軟化点)よりも高い温度に加熱し、物品を変形させ、物品を変形した
状態にある間に冷却して、物品の変形した状態が保持されるようにすることを含
む。物品の変形した状態は熱不安定であるために、使用中、熱を加えることは、
物品がもとの熱安定的な形状をとることを招くであろう。熱回復性物品は、回復
してPTC要素に接触して、第1絶縁層として作用し得る。別法として、熱回復
性物品の内側表面は、物品が加熱されて回復したときに、溶融し及び/または流
れてPTC要素と接触し、相似被覆をもたらし、且つ要素の外辺部の小さな孔ま
たは凹凸を充填する、ホットメルト接着剤またはマスチックで被覆してよい。こ
の形状構成において、熱回復性物品は、支持部材(一般に外層)および内側接着
部材から成ってよい。支持部材は、取り付け後、残存させてよく、あるいは取り
除いてよい。接着剤またはマスチックは、高電圧性能を向上させるために、それ
自体上述した種類のフィラーを含んでよい。熱回復性物品が使用される場合、完
全に回復した物品の内周は(PTC要素が存在しない状態で)、PTC要素の周
囲長さよりも幾分小さいことが好ましい。これは、回復した物品が、デバイスの
高温状態へのトリッピングに由来する膨張の後でさえも、PTC要素との良好な
接触を維持することを許容する。好ましくは、熱回復性物品の内周は、PTC要
素の周囲長さの多くて90%、特には多くて85%、特別には多くて80%であ
る。リングまたは熱回復性物品のリングの外辺部は、好ましくはPTC要素と同
じ形状である。
ャパシタンスを有するように設計される。デジタル電気通信システムに関する抵
抗の制限のために、これらのデバイスは20℃にて大きくて6オーム、好ましく
は大きくて5オーム、特には大きくて4.0オーム、特別には大きくて3.0オ
ームである抵抗を有するように設計されてきた。ヒューレット・パッカード41
91Aおよび4192A LCR測定器を使用して、0.001MHz〜100
MHzの範囲の周波数に関して、バイアス電圧無しで、室温で測定される場合、
デバイスのキャパシタンスは、大きくて150pF、好ましくは大きくて50p
F、特には大きくて20pFである。デバイスが基板で必要とする設置面積を最
小にするために、デバイスは、厚さが大きくて2.5mm(0.100インチ)
であるPTC要素で形成されるであろう。回路基板の装置中への高密度パッキン
グに適応させるために、デバイスは、回路基板のような基板に取り付けられる(
または実装される)場合、最大10.2mm(0.40インチ)の高さを有する
ように設計され得る。最大高さは、デバイスの頂部(存在し得る絶縁層のいずれ
をも含む)から、それが取り付けられている基板の表面までの距離である。さら
に抵抗を減少させるために、本発明は、後の図3に示すような、並列に接続され
たPTCデバイスのアセンブリを含む。
r’s Laboratory Standard)1950年第3版で説明さ
れている、適用されるパワー・クロス試験に合格させるのに適している。そこで
説明されている試験M−1において、回路保護デバイスは、1.6Aスローブロ
ー型(slo−blo)ヒューズのような配線シミュレータと直列に配置され、
600ボルトACおよび40アンペア(短絡)の電気サージに1.5秒間付され
る。この要求を満たすために、デバイスは配線シミュレータ(それは電気的にス
トレスを受けていない必要があり、例えば配線シミュレーションがヒューズであ
る場合、それはとばされてはならない)を保護しなければならず、また、デバイ
スはデバイスを囲むチーズクロス・インジケータを炭にしてはならない。
されている試験にも合格し得る。特に、本発明のデバイスは、レベル1サージ3
(Level 1 Surge 3)落雷試験に合格するのに特に適している。
この試験において、デバイスは、下記の波形を有する、繰り返しの電気パルスに
付される。電気パルスは、電圧がそのピーク値の10%からそのピーク値の90
%にまで上昇するのにかかる時間として規定される、最大の立ち上がり時間が1
0マイクロ秒でなければならず、パルスは1ミリ秒の最小減衰時間を有しなけれ
ばならず、減衰時間は電圧が指数関数的にそのピーク値の50%に減衰するのに
かかる時間として定義され、ピーク電圧は少なくとも1kVでなければならず、
ピーク電流は少なくとも100Aでなければならない。25パルスの規定された
電気的過渡現象の交互の極性の後、デバイスの抵抗は1オームよりも大きく変化
してはならない。過去においては、このレベル1サージ3試験に合格させるため
に、デバイスと直列である追加の抵抗体を使用することが推奨されていた(レイ
ケム・サーキット・プロテクション・データブック(Raychem Circ
uit Protection databook)、1998年10月、84
頁参照)。この発明のデバイスは、追加の直列抵抗なしで、この要求を満たすよ
うに設計され得る。
ように設計された。実質的に類似するデバイスは、同じ形状および寸法であって
、同じPTC材料組成物で作製され、同じ材料および寸法の電極およびリードを
有し、20℃にて測定したときに多くても0.5オームだけ異なる抵抗を有する
デバイスとして定義される。電気通信回路は、望ましくない雑音および信号損失
を避けるために、注意深くインピーダンスのバランスをとったものでなければな
らず、また、(図4に示すように)2つのPTCデバイスがしばしば回路で使用
され、実質的に類似するデバイスを回路で使用することがしばしば望まれる。さ
らに、デバイスは電気異常の後も、依然として、可能な限り十分に同等のもので
あることが望まれる。そうでなければ、電気的異常の後で、大きなインピーダン
スのミスマッチが生じて信号および/または信号の質の損失をもたらす場合に、
リセット可能なデバイスを使用することの利点は最小にされる。したがって、本
発明のデバイスは、長期の電気異常の後でも、実質的に類似であるデバイスに関
して抵抗が安定であるように設計された。電気試験は、2つの実質的に類似であ
るデバイスをそれぞれ250VAC、3Aに15分間付し、その後、いずれのデ
バイスにも電力を加えないで周囲条件下に放置した後、20℃にてそれらの抵抗
を再度測定して実施する。この試験後、デバイスの抵抗は、多くても1.5オー
ムだけ、好ましくは1.0オームだけ互いに異なるであろう。ある用途およびあ
る回路レイアウトに関しては、図2に示すように、1つのアセンブリに実質的に
類似するデバイスを一緒にパッケージすることが望ましい場合がある。2つのデ
バイスに関して小さい設置面積は、2つのデバイスを一緒にパッケージングする
ことによって達成され得る。それは、コンパクトなリード・デザインによるもの
であり、また、ボード・レイアウトに関して必要とされるデバイス間のスペーシ
ング(それは特に高電圧デバイスに関しては大きくなり得る)が除去されるため
である。
バイス1の平面図である。PTC抵抗要素3は、第1および第2金属箔電極5,
7の間に挟まれ、それらは第1および第2はんだ層11,13でそれぞれ被覆さ
れている。第1絶縁層9は、PTC要素3の外辺部(または側周)を囲み、PT
C要素の形状に一致している。
イス23は、PTC要素26を囲む絶縁層27を有し、第2電気デバイス25は
PTC要素28を囲む絶縁層29を有する。リード31および31’は両方のデ
バイスに関して設けられる。追加の絶縁層33は、箱の形態であり、両方のデバ
イスを囲む。
6を含む第1電気デバイス37は、絶縁層41を有し、PTC要素38を含む第
2電気デバイス39は、絶縁層43を有する。リード49は両方のデバイスの内
側電極に電気的に取り付けられている。クリップ50は、リード45からリード
47に延び、両方のデバイスの外側電極を電気的に接続している。リード49お
よびクリップ50により形成される電気的な接続は、2つのデバイスを並列に接
続する。別法として、クリップ50を除去することができ、デバイスは、回路基
板上でアセンブリのためのコンタクト・パッドを介して、リードへのコネクショ
ンによって並列に接続される。
55が、保護されるべき装置である要素65と直列に設けられる。更に、回路は
過電圧保護要素57および59、ならびにライン抵抗61および63を含む。
又は排他的に関連している記述を含む。これは明瞭さと便宜のためであること、
特定の特徴はそれが開示されている記述だけよりも多くにおいて関連すること、
ならびにここでの開示は種々の記述で見られる情報の適当な組合せをすべて含む
ことが理解されるべきである。同様に、種々の図面およびそれの説明は、本発明
の特定の態様に関するものであるが、特定の図に関連して特定の特徴が開示され
ている場合、その特徴はまた、適当な程度まで、別の図の関連において、他の特
徴との組合せにおいて、または一般的に本発明において使用され得ることが理解
されるべきである。
にすぎず、多くの他の態様および変形例が、請求の範囲によって規定される本発
明の精神および範囲から逸脱しないで、為してよいことが理解されるであろう。
Claims (11)
- 【請求項1】 デジタル電気通信回路で使用するのに適した電気デバイスで
あって、当該デバイスは多くても150pFのキャパシタンスを有し、当該デバ
イスは: (1)(a)PTC挙動を示す導電性ポリマー組成物を含み、(b)第1および
第2主表面を有し、(c)多くても2.5mmの厚さtmmを有し、(d)多く
ても50mmである周囲長さpmmを有する、積層PTC要素; (2)PTC要素の第1表面に取り付けられた、第1金属箔電極; (3)PTC要素の第2表面に取り付けられた、第2金属箔電極;ならびに (4)PTC要素の外辺部の少なくとも一部に一致する電気絶縁材料を含む、第
1絶縁層 を含み、当該デバイスは、 (a)20℃にて多くても6オームの初期抵抗を有し、 (b)UL1950パワー・コンタクト試験M−1の要求を満たし、且つ (c)250VAC/3A試験に15分間付した後、少なくとも1時間電力をデ
バイスに適用しないときに、同じ電気試験に付した実質的に類似するデバイスと
は、多くても1.5オームだけ異なる抵抗を有する デバイス。 - 【請求項2】 デバイスの第1絶縁層が、実質的に第1および第2電極と接
しておらず、好ましくは第1および第2電極と全く接していない、請求項1に記
載の電気デバイス。 - 【請求項3】 (a)10マイクロ秒の最大立上り時間、(b)1ミリ秒の
最小減衰時間、(c)1000Vの最小ピーク電圧、および(d)100Aの最
小ピーク電流によって特徴付けられる波形を有する電気的なパルスに付してから
、電力をデバイスに適用しない少なくとも1時間の休止時間の後において、デバ
イスの抵抗が多くても2.0オームだけ変化する、請求項1または請求項2に記
載の電気デバイス。 - 【請求項4】 デバイスが基板に取り付けられたときに10mmの最大高さ
を有する、請求項1、2または3に記載の電気デバイス。 - 【請求項5】 デバイスの第1絶縁層が、消弧物質、ストレス・グレーディ
ング物質、難燃物質、または抗トラッキング性物質であるフィラーを含む、請求
項1〜4のいずれか1項に記載の電気デバイス。 - 【請求項6】 デバイスの第1絶縁層がリングの形態である、請求項1〜5
のいずれか1項に記載の電気デバイス。 - 【請求項7】 デバイスを取り囲み、好ましくは自己支持形の箱を含む第2
絶縁層をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気デバイス。 - 【請求項8】 電気アセンブリであって: (A)第1および第2電気デバイスであって、各デバイスが、 (1)(a)PTC挙動を示す導電性ポリマー組成物を含み、(b)第1お
よび第2主表面を有し、(c)多くても2.5mmの厚さtmmを有し、(d)
多くても50mmである周囲長さpmmを有する、積層PTC要素; (2)PTC要素の第1表面に取り付けられた、第1金属箔電極; (3)PTC要素の第2表面に取り付けられた、第2金属箔電極;ならびに (4)PTC要素の外辺部の少なくとも一部に一致する電気絶縁材料を含む
、第1絶縁層 を含み、 デバイスの各々が、 (a)20℃にて多くても6オームの初期抵抗を有し、 (b)多くても150pFのキャパシタンスを有し、且つ (c)UL1950パワー・コンタクト試験M−1の要求を満たす、第1お
よび第2電気デバイス、ならびに (B)第1および第2デバイスを取り囲む別の絶縁層 を含む、アセンブリであって、 前記第1デバイスが、250VAC/3A試験に15分間付した後、少なくと
も1時間電力をデバイスに適用しないときに、同じ電気試験に付した第2デバイ
スとは、多くても1.5オームだけ異なる抵抗を有する アセンブリ。 - 【請求項9】 電気的に並列に接続された、2つの積層PTCデバイスを含
む電気アセンブリであって、各デバイスが、 (1)(a)PTC挙動を示す導電性ポリマー組成物から成り、(b)第1およ
び第2主表面を有し、(c)tmmの厚さを有し、且つ(d)pmmの周囲長さ
を有する、積層PTC要素を含み、 (2)第1表面に取り付けられた第1金属電極を有し (3)第2表面に取り付けられた第2金属電極を有し、且つ (4)PTC要素の外辺部の少なくとも一部に一致する電気絶縁材料を含む、第
1絶縁層を有し、 アセンブリが、 (A)多くても300pFであるキャパシタンスを有し、 (B)20℃にて多くても6オームである初期抵抗を有し、且つ (C)UL1950パワー・コンタクト試験M−1の要求を満たす アセンブリ。 - 【請求項10】 デバイスを取り囲み、好ましくは自己支持形の箱を含む別
の絶縁層を更に含む、請求項8または請求項9に記載のアセンブリ。 - 【請求項11】 デジタル信号のための電気通信回路であって、チップおよ
びリング・セクションを有し、 (1)電力供給源; (2)負荷;ならびに (3)前記電力供給源および負荷と電気的に直列である、請求項1に記載の電気
デバイス を含む回路。
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