JP2003520303A - 2成分繊維の高速紡糸方法 - Google Patents

2成分繊維の高速紡糸方法

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バン・トランプ,ジエイムズ・エドモンド
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Abstract

(57)【要約】 溶融紡糸に続く気体流れによる急冷、熱処理そして高速巻き上げで生じさせた充分に引き伸ばされていて高度にけん縮された2成分繊維を高度に均一な微細デシテックスのポリエステル2成分繊維として提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願の相互参照) 本出願は、2000年1月20日付けで提出した同時係属中の出願番号09/
488,650の一部継続出願である2000年11月8日付けで提出した同時
係属中の出願番号09/708,314の一部継続出願である。
【0002】 (発明の背景)発明の分野 本発明は、充分に引き伸ばされた2成分繊維(fully drawn bi
component fibers)を高速で製造する方法、より詳細には、2
種類のポリエステルを紡糸口金から押出し、その繊維を冷却用気体の中に通し、
引き伸ばし、熱処理しそしてその繊維を高速で巻き上げる方法に関する。背景技術の説明 合成の2成分繊維は公知である。米国特許第3,671,379号にポリ(エ
チレンテレフタレート)とポリ(トリメチレンテレフタレート)が基になったそ
のような繊維が開示されている。この文献に開示されている紡糸速度は遅く、経
済的ではない。特開平11−189923および日本特許JP61−32404
にもまた2成分繊維の製造でコポリエステルを用いることが開示されている。米
国特許第4,217,321号には、ポリ(エチレンテレフタレート)とポリ(
テトラメチレンテレフタレート)が基になった2成分繊維を紡糸しそしてこれを
室温において低い引き伸ばし比(draw ratio)で引き伸ばすことが開
示されている。しかしながら、そのような繊維が示すけん縮レベル(crimp
level)は、米国特許第3,454,460号に開示されているポリエス
テル2成分繊維と同様に低い。
【0003】 部分的に配向した1成分繊維を高速で溶融紡糸する(melt−spinni
ng)装置および方法がいくつか提案されている[米国特許第4,687,61
0号、4,691,003号、5,034,182号および5,824,248
号および国際特許出願WO95/15409に開示されているように]。このよ
うな方法では、一般に、冷却用気体を紡糸口金の下に位置させたゾーンの中に導
入してそれを新しく生じた繊維が移動する方向(travel directi
on)に加速させることが行われている。しかしながら、そのような繊維はけん
縮を自然発生的には受けず、従って、望ましい高い伸び回復(stretch−
and−recovery)特性を示さない。
【0004】 高度にけん縮性の(highly crimpable)ポリエステル2成分
繊維を経済的に製造する方法が求められいるままである。
【0005】 (発明の要約) 熱硬化後(after−heat−set)に約30%を超えるけん縮収縮値
(crimp contraction values)を示す充分な引き伸ば
しとけん縮を受けた(fully drawn crimped)2成分繊維を
製造する本発明の方法は、 (A)組成的に異なる2種類のポリエステルを供給し、 (B)前記2種類のポリエステルを紡糸口金から溶融紡糸することで2成分繊維
を少なくとも1本生じさせ、 (C)前記紡糸口金の下方に位置する少なくとも1つの急冷ゾーン(quenc
h zone)に少なくとも1つの気体流れを供給して前記気体流れを繊維が移
動する方向に最大速度になるまで加速させ、 (D)前記繊維を前記ゾーン1つまたは2つ以上の中に通し、 (E)前記繊維をある取り出し速度(withdrawal speed)で取
り出すが、この取り出し速度に対する最大気体速度の比率を、特定の引き伸ばし
比範囲が達成されるように選択し、 (F)前記繊維の加熱および引き伸ばしを約50−185℃の温度において約1
.4−4.5の引き伸ばし比で行い、 (G)前記繊維を結果として熱硬化後の収縮値が約30%を超えるに充分な温度
に加熱することでそれの熱処理を行い、そして (H)前記繊維を1分当たり少なくとも約3,300メートルの速度で巻き上げ
る、 段階を含んで成る。
【0006】 熱硬化後に約30%を超えるけん縮収縮値を示す充分な引き伸ばしを受けた2
成分繊維を製造する本発明の別の方法は、 (A)異なる固有粘度を示すポリエステルであるポリ(エチレンテレフタレート
)とポリ(トリメチレンテレフタレート)を供給し、 (B)前記ポリエステルを紡糸口金から溶融紡糸することで横並び(side−
by−side)または偏心シースコア(ecentric sheath c
ore)のいずれかの断面を有する2成分繊維を少なくとも1本生じさせ、 (C)前記紡糸口金の下方に位置する急冷ゾーンに気体流れを供給し、 (D)前記繊維を前記急冷ゾーンの中に通し、 (E)前記繊維を取り出し、 (F)前記繊維の加熱および引き伸ばしを約50−185℃の温度において約1
.4−4.5の引き伸ばし比で行い、 (G)前記繊維を結果として熱硬化後の収縮値が約30%を超えるに充分な温度
に加熱することでそれの熱処理を行い、そして (H)前記繊維を1分当たり少なくとも約3,300メートルの速度で巻き上げ
る、 段階を含んで成る。
【0007】 本発明の2成分繊維は約0.6−1.7dtex/フィラメントの2成分繊維
であり、この繊維は熱硬化後に少なくとも30%のけん縮収縮値を示しそしてポ
リ(エチレンテレフタレート)およびポリ(エチレンテレフタレート)のコポリ
エステルから成る群から選択したポリエステルとポリ(トリメチレンテレフタレ
ート)を含んで成り、横並びまたは遍心シースコア断面を有しかつ実質的に円形
、楕円または雪だるまの断面形状を有する。
【0008】 (発明の詳細な記述) 驚くべきことに、直交流、半径流または並流の急冷用気体を用いて2成分繊維
を紡糸し、取り出し、充分な引き伸ばしおよび熱処理を非常に高い速度で行うこ
とでも、それに高いけん縮レベルを与えることができることをここに見いだした
。そのように高度にけん縮された2成分繊維を生じさせることができることは取
り出し速度が高くかつ引き伸ばし比が高い(即ち、巻き上げ速度が高い)ことを
考慮すると予想外であった。
【0009】 「2成分繊維」を本明細書で用いる場合、これは、繊維の断面が例えば横並び
、遍心シース−コアまたは有効なけん縮を発生させることができる他の適切な断
面になるように繊維の長さ方向に沿って互いに密に接着している1対の重合体を
含んで成る繊維を意味する。「IV」は固有粘度を意味する。「充分に引き伸ば
された」繊維は、例えばさらなる引き伸ばしなしに織り、編みおよび不織布の調
製などで用いるに適した2成分繊維を意味する。「部分的に配向した」繊維は、
分子の配向を完全ではないがかなり有していて織りまたは編みに適切になるには
引き伸ばしまたは引き伸ばし−きめ出し(draw−texturing)を必
要とする繊維を意味する。「並流の気体流れ」は、繊維が移動する方向の急冷用
気体流れを意味する。「取り出し速度」は、急冷ゾーンと引き伸ばし用ロール(
draw rolls)の間に位置する供給用ロール(feed rolls)
の速度を意味し、これを時には紡糸速度と呼ぶ。2成分繊維を製造する時に用い
る2種類の重合体を分ける目的で記号「//」を用いる。「2G」はエチレング
リコールを意味し、「3G」は1,3−プロパンジオールを意味し、「4G」は
1,4−ブタンジオールを意味し、そして「T」はテレフタル酸を意味する。従
って、例えば「2G−T//3G−T」は、ポリ(エチレンテレフタレート)と
ポリ(トリメチレンテレフタレート)を含んで成る2成分繊維を示す。
【0010】 本発明の方法では、組成的に異なる2種類のポリエステルを紡糸口金から溶融
紡糸して2成分繊維を生じさせる。この紡糸口金のデザインは、例えば米国特許
第3,671,379号に開示されている如きデザインであってもよい。合着後
用(重合体を押出した後にそれらを互いに初て接触させる)または合着前用(重
合体を押出す前にそれらを互いに初て接触させる)のいずれかの紡糸口金を用い
ることができる。図8に示すように、本発明の方法で製造する横並び繊維の断面
形状は「雪だるま」(「A」)、楕円形(「B」)または実質的に円形(「C1
」、「C2」)であり得る。遍心シース−コア繊維の断面形状は楕円形または実
質的に円形であり得る。「実質的に円形」は、繊維断面の中心で互いに90゜に
交差する2本の軸の長さの比率が約1.2:1以下であることを意味する。「楕
円形」は、繊維断面の中心で互いに90゜に交差する2本の軸の長さの比率が約
1.2:1より大きいことを意味する。「雪だるま」断面形状は、長軸と短軸を
有しそして短軸の長さを長軸に対してプロットした時に最大値を少なくとも2つ
有する横並び断面であるとして記述可能である。
【0011】 使用する急冷用気体が並流であるか或は直交流であるかに拘らず、2G−Tの
場合にはこれを典型的に約280℃に加熱して紡糸口金に送る一方、3G−Tの
場合の相当する温度は280℃未満であり得、トランスファーホールドアップ時
間(transfer holdup time)は15分以内である。
【0012】 図1に、本発明の方法で用いるに有用な直交流溶融紡糸装置を示す。急冷用気
体1は、プレナム(plenum)4を通って紡糸口金面3の下方に位置するゾ
ーン2に入り、ヒンジ付き邪魔板18を通過しそしてスクリーン5を通り、その
結果として、紡糸口金の中の毛細管(示していない)から紡糸された直後のまだ
溶融状態の繊維6を横切る実質的に層状の気体流れが生じる。邪魔板18の上部
にヒンジが付いていることから、これの位置を調整することで、ゾーン2を横切
る急冷用気体流れを変えることができる。紡糸口金面3はゾーン2の上部の上が
距離Aだけへこんでおり、その結果として、前記急冷用気体は遅延時間(del
ay)(この間に繊維がそのへこみ部分の側面によって加熱され得る)が経過す
るまではその紡糸直後(just−spun)の繊維に接触しないようになって
いる。別法として、紡糸口金面にへこみ部分がない場合には、紡糸口金面の直ぐ
下にそれと同軸に短いシリンダー(示していない)を位置させることで、加熱さ
れない急冷遅延空間部(unheated quench delay spa
ce)を作り出すことも可能である。前記急冷用気体(望まれるならば加熱して
おいてもよい)は繊維の所を通り抜けた後に継続して装置を取り巻く空間部の中
に入り込む。繊維出口7を通ってゾーン2を出る動いている繊維によって連行さ
れ得る気体の量は少量のみであり得る。任意の仕上げ用ロール10を用いて、そ
の時点で固化した繊維に仕上げ剤を塗布してもよく、そして次に、その繊維を図
3に示すロールに通してもよい。
【0013】 本発明では並流の急冷用気体流れを供給するいろいろな方法を用いることがで
きる。例えば図2を参照して、繊維6を溶融紡糸して紡糸口金面3(場合により
へこんでいてもよい)からゾーン2の中に入り込ませる。へこんだ紡糸口金面を
用いると加熱された「急冷遅延(quench delay)」空間部が作り出
され、これを典型的にはそれの長さで識別する。紡糸口金面にへこみがない時に
は、紡糸口金面の下方に短いシリンダー(示していない)を同軸に位置させるこ
とで、加熱されない急冷遅延空間部を作り出すことができる。急冷用気体1、例
えば空気、窒素または蒸気などは、環状プレナム4および円柱形スクリーン5を
通って紡糸口金面3の下方に位置する急冷ゾーン2の中に入る。この気体が空気
または窒素の時には、これを例えば室温、即ち約20℃で用いてもよいか、或は
これを例えば40℃に加熱してもよく、この気体の相対湿度を典型的には約70
%にする。管8(これの上方末端部は示すように円錐形であってもよい)はプレ
ナム4の内壁9に対して封鎖されており、それによって、これが与えるのは急冷
用気体1と繊維6の出口のみである。ゾーン2の中に入って来る急冷用気体の圧
力と管8が与えるくびれによってゾーン2の中に大気圧以上の圧力、例えば約0
.5−5.0インチ水(約1.3x10-3から1.3x10-2kg/cm2)、
より典型的には約0.5−2.0インチ水(約1.3x10-3−5.1x10-3 kg/cm2)の範囲の圧力が作り出される。この用いる圧力は急冷チャンバ(
quench chamber)の幾何形態および繊維取り出し速度に依存する
。前記急冷用気体の導入は例えば紡糸口金の回りの環状空間部を通して上方から
であってもよいか或は米国特許第5,824,248号の図2に示されているよ
うに側面からでもよい。冷却がより良好に起こるように気体と繊維の接触をより
良好にする目的で側面から導入するのが好適である。繊維と急冷用気体は紡糸口
金の下方に位置するゾーン2から出口7に到達し、管8がくびれていることから
、前記急冷用気体は繊維が移動する方向に加速される。この急冷用気体の速度が
最大になる地点は前記管の最も狭くなっている地点である。最小内径が1インチ
(2.54cm)の管を用いた時の最大気体速度は約330−5,000メート
ル/分の範囲になり得る。本発明では、繊維取り出し速度に対する最大気体速度
の比率を、繊維が約50−185℃の温度において供給用ロールと引き伸ばし用
ロールの間で約1.4−4.5の引き伸ばし比に引き伸ばされ得るように選択す
る。次に、繊維6が前記急冷用気体によって固化するに充分な程冷えた後、これ
を任意の仕上げ用ロール10に接触させてもよく、そしてこれを図3に示すロー
ルに通す。
【0014】 本発明の方法をまた図4に示す並流急冷用気体流れ装置を用いて実施すること
も可能である。この方法では、繊維6を溶融紡糸して紡糸口金面3(場合により
へこんでいてもよい)からゾーン2aの中に入り込ませる。1番目の急冷用気体
流れ1aは、1番目の環状プレナム4aおよび1番目の円柱形スクリーン5aを
通って紡糸口金面3(場合によりへこんでいてもよい)の下方に位置する1番目
の急冷ゾーン2aの中に入る。1番目の先細、即ち円錐形の管8aはプレナム4
aの1番目の内壁9aに連結している。管8aの内径は示すように連続的に小さ
くなっていてもよいか或は最初は前以て決めておいた長さに渡って小さくなった
後に実質的に一定の内径のままであってもよい。2番目の急冷用気体流れ1bは
、2番目の環状プレナム4bおよび2番目の円柱形スクリーン5bを通って2番
目の急冷ゾーン2bの中に入った後、この2番目の急冷ゾーンの中で前記1番目
の急冷用気体流れと一緒になる。2番目の管8bはプレナム4bの2番目の内壁
9bに連結している。示すように、管8bの内径は最初は小さくなった後に大き
くなってもよいが、また他の幾何形態を用いることも可能である。急冷用気体1
は管8aおよび8bによって繊維が移動する方向に加速された後、最後の出口7
および任意の穴開き排気拡散装置コーン(cone)11を通って出得る。この
気体の速度が最大になる地点は、気体流れ1aおよび1bに応じて、管8aまた
は管8bのいずれかの最も狭くなっている地点である。繊維6は急冷ゾーン2a
および2bを通り、繊維出口7を通って急冷装置を出た後、これを任意の仕上げ
用ロール10に接触させてもよく、そしてこれを次に加熱、引き伸ばしおよび熱
処理用ロールおよびジェット(jets)、例えば図3、7および9に示す如き
ロールおよびジェットの回りに通す。前記1番目の急冷ゾーン内で用いる圧力の
方が前記2番目の急冷ゾーン内で用いるそれよりも典型的に高い。
【0015】 本発明の方法では、また、紡糸口金の下方に位置させたゾーンの中に大気圧以
下の圧力をかけることで繊維が移動する方向に加速させた急冷用気体を用いて2
成分ポリエステル繊維の製造を行うことも意図する。例えば、図6に示す装置を
用いてもよい。図6では、新しく生じた繊維6が紡糸口金面3から離れて急冷ゾ
ーン2の中に入る。真空源37を用いて急冷用気体(例えば部屋の空気または加
熱された空気)を穴開きシリンダー5aおよび5bに通し(これによって乱流が
起こる度合が低下する)てゾーン2の中に引き込む。場合により、新しく紡糸さ
れた繊維が直ちに急冷用気体に接触することがないように環64を設けることも
可能である。同様に、急冷用気体の流れを制御する目的でシールド(shiel
d)74を位置させることも可能である。この急冷用気体および繊維6は炉8を
通り、この気体はそこを通るにつれて速度が加速される。炉8の下部と管35の
上部39の間に追加的気体を引き込むことも可能であり、そして場合により、繊
維6が管35の内側に接触する危険性を最小限にする目的で、気体ジェット60
を配置して更に気体を特に管35の内側に沿って供給することも可能である。管
35はトランペット(trumpet)58の所で外側にそっている。炉8およ
びトランペット58の形状は両方とも乱流が最小限になるように設計されている
。急冷用気体はチャンバ43の中に入る時に速度が低下し、そしてこれがチャン
バ49の中に入る時に速度が更に低下し、このように、乱流が起こる危険性が低
下する。更に穴開きシリンダー47を補助で用いて乱流を減少させる。急冷用気
体の速度制御の向上をいろいろな手段で達成することができ、例えばバルブ53
、スロットル55および速度計57などを用いて達成することができる。繊維6
は出口7を通って装置のその部分を出た時点で、これを任意の仕上げ用ロール1
0に通した後、これに追加的処理を受けさせてもよく、例えば図3、7および9
に示すロールおよびジェット装置を用いた処理を受けさせてもよい。場合により
、セラミック製の繊維誘導装置(guides)46を出口7の所に設けてもよ
い。
【0016】 取り出し速度は供給用ロール13の速度によって決定され、それらは実質的に
等しい。直交流、半径流または同様な流れの気体を用いる場合の取り出し速度は
1分当たり約700−3,500メートルの範囲、通常は1分当たり約1,00
0−3,000メートルの範囲であってもよい。並流の急冷用気体流れを用いる
場合の取り出し速度は1分当たり約820−4,000メートル、典型的には1
分当たり約1,000−3,000メートルの範囲であってもよい。
【0017】 次に、例えば加熱された引き伸ばし用ロール、引き伸ばし用ジェット(dra
w jet)または熱チェスト(hot chest)内に位置させたロールな
どを用いて、その2成分繊維を加熱して引き伸ばしてもよい。特に線形密度が1
40dtexを超える高度に均一な繊維が望まれる場合には熱い引き伸ばし用ロ
ールと引き伸ばし用蒸気ジェットの両方を用いるのが有利であり得る。図3に示
すロールの配置が実施例1、2および4で用いた装置であり、これが本方法で用
いるに有効であることを確認した。しかしながら、また、所望の結果を達成する
他のロール配置および装置を用いることも可能である(例えば図7および9に示
した配置および装置)。引き伸ばしは単一段階または2段階の引き伸ばしで実施
可能である。図3では、例えば図1、2、4または6に示した装置を用いて紡糸
した直後の繊維6を(任意の)仕上げ用ロール10に通し、駆動ロール(dri
ven roll)11の回りに通し、アイドラーロール(idler rol
l)12の回りに通した後、加熱されている供給用ロール13の回りに通しても
よい。供給用ロール13の温度は約20℃−120℃の範囲であってもよい。次
に、加熱されている引き伸ばし用ロール14を用いて繊維に引き伸ばしを受けさ
せてもよい。引き伸ばし用ロール14の温度は約50−185℃、好適には約1
00−120℃の範囲であってもよい。引き伸ばし比(取り出しまたは供給用ロ
ールの速度に対する巻き上げ速度の比率)を約1.4−4.5、好適には約2.
4−4.0の範囲にする。対になったロール13の中のロールの各々をもう一方
のロールの速度と同じ速度で操作してもよい(対14の中のロールと同様に)。
【0018】 ロール14を用いて繊維に引き伸ばしを受けさせた後、ロール15で熱処理を
受けさせ、これを任意の加熱されていないロール16[満足される巻き上げが起
こるようにヤーン(yarn)の張力を調整する]の回りに通した後、巻き上げ
機(windup)17に到達させる。また、熱処理を他の1つ以上の加熱ロー
ル、蒸気ジェットまたは加熱用チャンバ、例えば「熱チェスト」などまたはこれ
らの組み合わせを用いて実施することも可能である。この熱処理を例えば図3に
示したロール15(これを用いて前記繊維を約140℃−185℃、好適には約
160℃−175℃の範囲の温度に加熱してもよい)を用いて実質的に一定の長
さで実施してもよい。この熱処理の時間はヤーンのデニールに依存し、重要な事
項は、繊維が結果として熱硬化後に約30%を超える収縮値を示すようになるに
充分な温度に到達し得ることである。この熱処理温度があまりにも低いと、高温
の張力下で起こるけん縮の度合が低下し得ることで収縮の度合が高くなり得る。
この熱処理温度があまりにも高いと、繊維の破壊が頻繁に起こることから工程の
操作が困難になる。繊維のけん縮が失われないように、本方法の前記時点におけ
る繊維の張力を実質的に一定(例えば0.2cN/dtex以上)に保持する目
的で熱処理用ロールの速度と引き伸ばし用ロールの速度を実質的に等しくするの
が好適である。
【0019】 ロールとジェットの代替配置を図7に示す。紡糸直後の2成分繊維6を任意の
一次仕上げ用ロール10aそして任意のインターレースジェット(interl
ace jet)20aに通した後、供給用ロール13(加熱しなくてもよい)
の回りに通す。この繊維を引き伸ばし用ジェット21[これを0.2−8.0バ
ール(2040−81,600Kg/m2)の圧力および180℃−400℃の
温度で操作してもよい]で引き伸ばしてもよく、そしてロール14(これを用い
て繊維を約140℃−185℃、好適には約160℃−175℃の温度に加熱し
てもよい)を用いて前記繊維の熱処理と引き伸ばしの両方を行ってもよい。この
用いる引き伸ばし比の範囲は図3に示した配置に関してこの上に記述した範囲と
同じ範囲であってもよい。次に、繊維6を任意のロール22(場合により繊維に
弛緩を受けさせる目的でロール14の速度より遅い速度で操作してもよい)の回
りに通してもよく[インターレースジェット20bを用いて任意のインターレー
シング(interlacing)のための調製を行う場合には]、そして任意
のロール16(満足される巻き上げが起こるように繊維の張力を調整する)の回
りに通してもよく、任意の仕上げ用ロール10bに通してもよく、そして最後に
巻き上げ機17に到達させる。
【0020】 最後に、繊維の巻き上げを行う。直交流の急冷用気体流れを用いる時には、巻
き上げ速度を1分当たり少なくとも約3,300メートル、好適には1分当たり
少なくとも約4,000メートル、より好適には1分当たり約4,500−5,
200メートルにする。並流の急冷用気体流れと1つの急冷ゾーンを用いる時に
は、巻き上げ速度を1分当たり少なくとも約3,300メートル、好適には1分
当たり少なくとも約4,500メートル、より好適には1分当たり約5,000
−6,100メートルにする。並流の急冷用気体流れと2つの急冷ゾーンを用い
る時には、巻き上げ速度を1分当たり少なくとも約3,300メートル、好適に
は1分当たり少なくとも約4,500メートル、より好適には1分当たり約5,
000−8,000メートルにする。
【0021】 この巻き上げる繊維の太さは如何なる太さであってもよく、例えば1フィラメ
ント当たり0.5−20デニール(1フィラメント当たり0.6−22dtex
)などであってもよい。横並びまたは遍心シースコア断面を有していて実質的に
円形、楕円形または雪だるまの断面形状を有する1フィラメント当たり約0.5
−1.5デニール(1フィラメント当たり約0.6−1.7dtex)の新規な
ポリ(エチレンテレフタレート)//ポリ−(トリメチレンテレフタレート)繊
維を低いか、中程度か或は高い紡糸速度で製造することができることをここに見
いだした。けん縮収縮レベルを高くする場合(例えば約30%を超えるレベルに
する場合)には、この新規な繊維のポリ(エチレンテレフタレート)とポリ(ト
リメチレンテレフタレート)の重量比を約30/70から70/30の範囲にす
るのが好適である。そのような微細な繊維に引き伸ばしをそのように高いけん縮
レベルが得られるに充分な度合で信頼できる様式で受けさせることができたこと
は予想外であった。
【0022】 本発明の繊維を複数一緒にしてヤーンを生じさせる時のヤーンの太さは如何な
る太さであってもよく、例えば1300デシテックス(decitex)に及ぶ
太さにしてもよい。本発明の方法を用いて紡糸する繊維の本数は如何なる数であ
ってもよく、例えば34、58、100、150または200本の繊維であって
もよい。
【0023】 自然発生的けん縮で示されるように環境に対して異なる様式で反応する2種類
の重合体を含んで成る高度に均一な2成分繊維を約2.5%未満、典型的には1
.0−2.0%の範囲の低い平均デシテックス(デニール)ばらつき(spre
ad)で製造することができることを予想外に見いだした。均一な繊維は繊維の
破断が起こる回数が少ないことからミル(mill)の効率および加工が向上し
かつそのような繊維から作られた生地は目で見て均一であることから価値がある
【0024】 本発明の方法は、連成方法(coupled process)としてか或は
スプリット方法(split process)[この方法では、2成分繊維を
取り出し段階後に巻き上げそして後で巻き戻して熱による引き伸ばしおよび熱処
理段階を行う]として操作可能である。スプリット方法を用いる場合には、望ま
れる2成分繊維が得られるように、次の段階を過度の遅れなしに行い、典型的に
は約35日以内、好適には約10日以内に行う。即ち、繊維が引き伸ばし中に過
度に破断することがないように、紡糸したままの繊維が老化が原因で脆くなる前
に引き伸ばし段階を完了する。望まれるならば、そのような起こり得る問題を最
小限にする目的で、引き伸ばしていない繊維を冷蔵貯蔵してもよい。引き伸ばし
段階後、その引き伸ばされた繊維が有意な弛緩を起こす(relaxes)前に
(典型的には1秒以内に)、熱処理段階を完了する。
【0025】 本発明の方法で製造する2成分繊維に含める2種類のポリエステルの重量比を
約30/70−70/30、好適には約40/60−60/40、より好適には
約45/55−55/45にする。
【0026】 本発明の方法で用いる2種類のポリエステルは異なる組成を有し、例えば2G
−Tと3G−T(最も好適である)または2G−Tと4G−Tの組成を有し、好
適には異なる固有粘度を示す。他のポリエステルにはポリ(エチレン2,6−ジ
ナフタレート)、ポリ(トリメチレン2,6−ジナフタレート)、ポリ(トリメ
チレンビベンゾエート)、ポリ(シクロヘキシル1,4−ジメチレンテレフタレ
ート)、ポリ(1,3−シクロブタンジメチレンテレフタレート)およびポリ(
1,3−シクロブタンジメチレンビベンゾエート)が含まれる。熱硬化後に少な
くとも30%のけん縮収縮値を達成しようとする時には、固有粘度および組成の
両方に関して異なる重合体、例えばIVが約0.45−0.80dl/gの2G
−TとIVが約0.85−1.50dl/gの3G−Tを用いるのが有利である
。IVが約0.45−0.60dl/gの2G−TとIVが約1.00−1.2
0dl/gの3G−Tを用いると熱硬化後に少なくとも約40%のけん縮収縮値
を達成することができ、これが好適な組成である。しかしながら、この2種類の
重合体は互いに粘着するに充分なほど類似している必要があり、そうでないと、
2成分繊維が2本の繊維に分かれてしまうであろう。
【0027】 本発明の方法で用いるポリエステルの片方または両方がコポリエステルであっ
てもよい。例えば、コポリ(エチレンテレフタレート)を用いてもよく、このコ
ポリエステルを製造する時に用いるコモノマーを、炭素原子数が4−12の線状
、環状および分枝脂肪族ジカルボン酸(例えばブタン二酸、ペンタン二酸、ヘキ
サン二酸、ドデカン二酸および1,4−シクロヘキサンジカルボン酸)、炭素原
子数が8−12の芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸以外)(例えばイソフタル
酸および2,6−ナフタレンジカルボン酸)、炭素原子数が3−8の線状、環状
および分枝脂肪族ジオール(例えば1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール
、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパ
ンジオールおよび1,4−シクロヘキサンジオール)、そして炭素原子数が4−
10の脂肪族および芳香脂肪族エーテルグリコール[例えばヒドロキノンのビス
(2−ヒドロキシエチル)エーテル、または分子量が約460未満のポリ(エチ
レンエーテル)グリコール(ジエチレンエーテルグリコールを包含)]から成る
群から選択する。このようなコモノマーを前記コポリエステルに約0.5−15
モルパーセントの濃度で存在させてもよい。
【0028】 イソフタル酸、ペンタン二酸、ヘキサン二酸、1,3−プロパンジオールおよ
び1,4−ブタンジオールは商業的に容易に入手可能で安価であることから、こ
れらが好適である。
【0029】 そのようなコポリエステル1種または2種以上に他のコモノマーを少量含有さ
せてもよいが、但しそのようなコモノマーが繊維のけん縮度合にも他の特性にも
悪影響を与えないことを条件とする。そのような他のコモノマーには5−ナトリ
ウム−スルホイソフタレートが含まれ、それを約0.2−5モルパーセントの濃
度で存在させてもよい。粘度を制御する目的で三官能コモノマー、例えばトリメ
リット酸などを非常に少量組み込むことも可能である。
【0030】 本方法で製造した2成分繊維はこれを巻き上げる時にかなりのけん縮を示す。
包装時にけん縮がいくらか失われる可能性があるが、これを実質的に弛緩した状
態で熱にさらすと「再び発生する」可能性がある。最終的なけん縮発生(cri
mp development)を乾式加熱または湿式加熱条件下で達成するこ
とができる。例えば、テンターフレーム(temter frame)を用いた
乾式もしくは湿式(蒸気)加熱およびジグスコア(jig scour)を用い
た湿式加熱が有効であり得る。ポリエステルが基になった2成分繊維を湿式加熱
する場合には約190度F(88℃)の温度が有効であることを確認した。別法
として、米国特許第4,115,989号に開示されている方法を用いて最終的
なけん縮を発生させることも可能であり、そのような方法では、熱風または蒸気
を用いて繊維を過供給(overfeed)でバルキングジェット(bulki
ng jet)に通した後に回転しているスクリーンドラム(screen d
rum)に付着させ、水を噴霧し、ほぐし、場合によりそれにインターレースを
受けさせ(interlaced)た後、それを巻き上げる。
【0031】 本実施例で用いる引き伸ばし比は、繊維破断の数および/または頻度が有意に
高くなることのない最大引き伸ばし比であり、これは典型的に約90%の破断−
引き伸ばし(break−draw)であった。特に明記しない限り、図3に示
すロール13を約60℃で操作し、ロール14を約120℃で操作しそしてロー
ル15を約160℃で操作した。
【0032】 ポリエステルが示す固有粘度(「IV」)の測定では、Viscotek F
orced Flow Viscometer Model Y−900を用い
、ASTM D−4603−96に従うが指定されている60/40重量%のフ
ェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタンを用いる代わりにトリフルオロ
酢酸/塩化メチレンを50/50重量%で用いて濃度を0.4%にして19℃で
測定した。次に、その測定した粘度をフェノール/1,1,2,2−テトラクロ
ロエタンを60/40重量%用いた時の標準粘度と相互に関係付けることで、報
告する固有粘度値を得た。試験重合体をサンプリング用紡糸口金に通して紡糸し
(2種類の重合体を一緒にして単一の繊維を生じさせるのではなく)た後に集め
てIVを測定する以外は重合体を実際に2成分繊維に紡糸する工程条件と同じ工
程条件に重合体をさらすことを通して、前記繊維のIVを測定した。
【0033】 特に明記しない限り、本実施例に示すようにして製造した2成分繊維が示すけ
ん縮収縮を下記の如く測定した。かせリール(skein reel)を約0.
1gpd(0.09dN/tex)の張力で用いて各サンプルを全デニールが5
000±5(5550dtex)のかせに成形した。このかせに70±2度F(
21±1℃)および65±2%の相対湿度で最低16時間条件付けした。このか
せをスタンドから実質的に垂直に吊るし、このかせの下部に1.5mg/den
(1.35mg/dtex)の重り(例えば5550dtexのかせの場合には
7.5グラム)を吊るし、その重量を測定したかせの長さが平衡状態の長さにな
るようにし、そしてそのかせの長さを1mm以内で測定して、「Cb」として記
録した。試験期間の間、1.35mg/dtexの重りを前記かせに付けたまま
にした。次に、このかせの下部から500グラムの重り(100mg/d;90
mg/dtex)を吊るして、そのかせの長さを1mm以内で測定して、「Lb
」として記録した。けん縮収縮値(パーセント)(この試験に関して以下に記述
するように熱硬化前)、即ち「CCb」を式 CCb=100x(Lb−Cb)/Lb に従って計算した。前記500gの重りを取り除いた後、そのかせをラック(r
ack)に吊るして、これに熱硬化をまだ1.35mg/dtexの重りを付け
たまま約225度F(107℃)のオーブン内で5分間受けさせ、その後、前記
ラックとかせをオーブンから取り出して、この上に示したようにして2時間条件
付けした。この段階は商業的に行われている乾式熱硬化(dry heat−s
etting)を模擬するように計画した段階であり、これは、2成分繊維に最
終的なけん縮を発生させる1つの方法である。このかせの長さをこの上と同様に
して測定して、この長さを「Ca」として記録した。このかせから再び500g
の重りを吊るし、このかせの長さをこの上と同様に測定して、これを「La」と
して記録した。熱硬化後のけん縮収縮値(%)、即ち「CCa」を式 CCa=100x(La−Ca)/La に従って計算した。CCaを表に報告する。この試験で得た熱硬化後のけん縮収
縮値が約30%を超え、好適には約40%を超える場合、これは本発明の範囲内
であり、満足される値である。
【0034】 ACW/DVA(Automatic Cut and Weigh/Dec
itex Variation Accessory)装置(Lenzing
Technik)[この装置では、繊維の瞬時の質量に応答するコンデンサの中
のスロットに通す]を用いて、繊維に沿った規則的な間隔で質量の変動を計算す
ることを通して、繊維の均一性の尺度であるデシテックスばらつき(「DS」)
を得た。質量を30mの長さの繊維が8個分に渡って0.5m毎に測定して、そ
の長さの各々の範囲内の最大質量と最低質量の間の差を計算した後、長さ8個分
全部の平均を取り、その差の平均を長さ全体240mの繊維の平均質量で割った
値をパーセントとして記録した。そのような測定を少なくとも3パッケージ(p
ackages)の繊維に対して行うことで「平均デシテックスばらつき」を得
た。繊維の均一性はDS値が低ければ低いほど高い。
【0035】 実施例1−4で2成分繊維を紡糸する時、能力が0.5−40ポンド/時(0
.23−18.1kg/時)のWerner & Pfleiderer製28
mm同方向回転押出し加工機を用いて重合体を溶融させた。2G−Tの押出し加
工機で達成した最大溶融温度(melt temperature)は約280
−285℃であり、3G−Tの押出し加工機の場合の相当する温度は約265−
275℃であった。ポンプを用いて重合体を紡糸ヘッドに移送した。実施例1−
4では、最大巻き上げ速度が1分当たり6,000メートルのBarmag S
W6 2s 600巻き上げ機(Barmag AG、ドイツ)を用いて繊維の
巻き上げを行った。
【0036】 実施例1−4で用いた紡糸口金は合着後用2成分紡糸口金(post−coa
lescence bicomponent spinnerett)であり、
これには円形に配列している34対の毛細管が備わっており、各対の毛細管の間
の内角は30゜であり、毛細管の直径は0.64mmでありそして毛細管の長さ
は4.24mmであった。特に明記しない限り、繊維に含める2種類の重合体の
重量比を50/50にした。実施例1および2の場合の全ヤーンデシテックス(
total yarn decitex)は約78であった。
【0037】 (実施例) 実施例1 A. 1,3−プロパンジオール(「3G」)の調製を、米国特許第5,171
,898号に開示されているように、アクロレインに水和を酸性カチオン交換触
媒の存在下で受けさせて3−ヒドロキシプロピオンアルデヒドを生じさせること
を通して行った。前記触媒およびいくらか存在する未反応のアクロレインを公知
方法で除去した後、ラネーニッケル触媒を用いて前記3−ヒドロキシプロピオン
アルデヒドに接触水添を受けさせた(例えば米国特許第3,536,763号に
開示されているようにして)。生成物である1,3−プロパンジオールを水溶液
から回収して、公知方法で精製した。 B. ポリ(トリメチレンテレフタレート)の調製を、テトライソプロピルチタ
ネート触媒であるTyzor(商標)TPT[デュポン社(E.I.du Po
nt de Nemours and Company)の登録商標]を重合体
を基準にして60ppmで用いた2槽方法で1,3−プロパンジオールとジメチ
ルテレフタレート(「DMT」)を用いて行った。3Gと触媒をエステル交換槽
に入れてこれに溶融させたDMTを185℃で添加して、メタノールを除去しな
がら温度を210℃にまで上昇させた。その結果として生じた中間体を重縮合槽
に移して、その圧力を1ミリバール(10.2kg/m2)になるまで低くしか
つ温度を255℃にまで高くした。所望の溶融粘度に到達した時点で圧力を高く
して重合体を押出し、冷却した後、切断してペレットにした。このペレットをタ
ンブルドライヤーに入れてこれを212℃で操作することで固有粘度が1.04
dl/gになるまで更に固相中で重合させた。 C. 図2の装置を用いて、固有粘度が0.54dl/gのポリ(エチレンテレ
フタレート)[デュポン社の登録商標であるCrystar(商標)4415]
とこの上に示した段階Bと同様に調製したポリ(トリメチレンテレフタレート)
を紡糸した。紡糸口金の温度を約272℃に維持した。紡糸装置に備わっている
円柱形スクリーン5の内径は4.0インチ(10.2cm)であり、このスクリ
ーン5の長さBは6.0インチ(15.2cm)であり、コーン8の直径は最も
広い所で4.0インチ(10.2cm)であり、コーンC2の長さは3.75イ
ンチ(9.5cm)であり、管C3の長さは15インチ(38.1cm)であり
、そして距離C1は0.75インチ(1.9cm)であった。管8の内径は1.
0インチ(2.5cm)であり、そして(合着後用)紡糸口金は紡糸カラム(s
pinning column)の上部の中に4インチ(10.2cm)(図2
に示す「A」)へこんでおり、その結果として、急冷用気体が紡糸直後の繊維に
接触するのは遅延時間が経過した後のみである。この急冷用気体は空気であり、
これを約20℃の室温で供給した。この繊維は横並び断面を有していて楕円形の
断面形状を有していた。
【0038】 加熱処理用ロールの回りを約10巻きにした。
【0039】
【表1】
【0040】 このデータは、本発明の方法を用いそして2種類のポリエステルを用いると良
好なけん縮を高い取り出し速度および高い巻き上げ速度で達成することができる
ことを示している。このデータはまた本並流気体流れ方法で並流の急冷ゾーンを
1ゾーンを用いると1分当たり少なくとも約6,100メートルに及ぶ巻き上げ
速度を成功裏に用いることが可能になることも示している[巻き上げ速度の外挿
(extrapolation)を示す図5の曲線「1」を参照]。
【0041】 実施例2 図1の直交流急冷装置を用いてCrystar(商標)4415と実施例1で
調製した如きポリ(トリメチレンテレフタレート)を横並び楕円形2成分繊維に
紡糸した。紡糸口金の温度を約272℃に維持した。サンプル10−15で用い
た(合着後用)紡糸口金は紡糸カラムの上部の中に6インチ(15.2cm)(
図1に示す「A」)へこんでいた。紡糸口金の下方に位置するゾーン(図1に示
す「2」)の高さは172cmであった。サンプル10−13では、急冷用空気
の流れにこれをスクリーン5(図1を参照)から5インチ(12.7cm)の所
で測定して下記のプロファイル(profile)を持たせた:
【0042】
【表2】
【0043】 サンプル14および15では急冷用空気の速度を約50%高くした。
【0044】 サンプル16および17ではへこみを用いず(加熱された急冷遅延空間部を存
在させず)、そして急冷用空気の流れにまたスクリーン5から5インチ(12.
7cm)の所で測定して下記のプロファイルを持たせた:
【0045】
【表3】
【0046】 結果として得た繊維の特性を表IIに示しかつ図2に曲線「2」として示す。こ
のデータは、直交流の急冷用空気を用いると高いけん縮レベルを驚くべきほど高
い速度で得ることが可能になることを示している。供給用ロールの速度(取り出
し速度)を約3,500mpmより高くすると繊維の破断が起こり、それによっ
て、高いけん縮収縮レベルを達成するに充分な引き伸ばしを行うことができなか
った。
【0047】
【表4】
【0048】 実施例3 実施例1で用いた紡糸装置と同じ装置を用い、ポリ(エチレンテレフタレート
)と実施例1と同様に調製したポリ(トリメチレンテレフタレート)を用いて、
34本のフィラメントから成る49−75dtex(1フィラメント当たり1.
4−2.2dtex)の横並び楕円形断面2成分ヤーンを1分当たり2,800
−4,500メートルの取り出し速度で紡糸した。これらの繊維を引き伸ばしな
しにボビンに巻き取った。これらの繊維を室温(約20℃)で約3週間そして約
5℃で約15日間貯蔵した後、90℃に保持されている12インチ(30cm)
の熱シュー(hot shoe)を用いて、それらに引き伸ばしを1分当たり5
−10メートルの供給用ロール速度で受けさせそしてそれらを一定の長さで16
0℃に保持されている12インチ(30cm)のガラス管オーブンに通すことで
それらに熱処理を受けさせた。これらの繊維に引き伸ばしをこれらが破断を起こ
す引き伸ばし度の90%の引き伸ばし度で受けさせた。この実施例では、けん縮
収縮レベルの測定を、引き伸ばしおよび熱処理直後の繊維のループの底に1.5
mg/デニール(1.35mg/dtex)の重りを取り付けて前記ループをホ
ルダーから吊るして、このループの長さを測定することを通して行った。次に、
前記ループの底に100mg/den(90mg/dtex)の重りを取り付け
て、このループの長さを再び測定した。その2つの長さの間の差を90mg/d
texの重りを付けて測定した時の長さで割った値であるとしてけん縮収縮を計
算した。この方法で得たけん縮収縮値は、「CCa」に関して値が約40%を超
えると満足されると記述した方法のそれに比較して約10%(絶対)に及んで高
い。結果を表IIIに要約する。
【0049】
【表5】
【0050】 この結果は、紡糸後の引き伸ばしを約5週間遅らせ(例えばスプリット方法で
)ても並流の空気流れを用いて紡糸した2成分繊維にけん縮を発生させるに有効
であり得ることと、約1.4の如き低い引き伸ばし比を用いて有効なけん縮レベ
ルを達成することができることを示していた。
【0051】 実施例4 加熱されていない2インチ(5.1cm)の急冷遅延空間部(紡糸口金と同軸
のシリンダーを加熱しないで用いることで作り出した)を用いる以外は実施例1
と同じ装置および重合体を用いた。取り出し速度を2,000m/分にし、引き
伸ばし比を2.5−2.6にしそして巻き上げ速度を5,000−5,200m
/分にした。大気圧以上の圧力の急冷ゾーンを1つのみ用い[その結果として、
管8の出口7(図2を参照)の所の相当する空気速度はそれぞれ1141m/分
および1695m/分であった]て楕円形の横並び2成分繊維を製造した。その
結果として得た34本のフィラメントから成る42デシテックス(38デニール
)[1フィラメント当たり1.1デニール(1.2dtex)]の2G−T//
3G−Tの2成分ヤーンは予想外に高いけん縮収縮(「CCa」)レベルである
49−62%を示し、これは、実施例1で得たdtex/フィラメントがほぼ2
倍のフィラメントが示したけん縮レベルに匹敵していた。このようにデシテック
スが低いと、そのような装置幾何形態および工程条件を用いたのでは引き伸ばし
および加熱処理中の繊維および巻かれたパッケージ(wound packag
e)が破断を起こすことが原因で速度を速くするのは不可能であった。しかしな
がら、前記シリンダーを用いて2インチ(5.1cm)の急冷遅延空間部を作り
出してこれを帯型加熱装置で250℃に加熱しかつ管8(図2を参照)の位置を
高くして図2に示した距離「C1」を実質的に短くして実質的にゼロにすると、
34本のフィラメントから成っていて良好なけん縮収縮(「CCa」)レベル(
40−49%)を示す38デシテックス(34デニール)[1フィラメント当た
り1.0デニール(1.1dtex)]の更に微細な2G−T//3G−T2成
分ヤーンが5,700m/分に及んで2.85の引き伸ばし比で生じた。このよ
うに、急冷遅延空間部を加熱しかつ急冷ゾーンを短くすると非常に微細なポリエ
ステル2成分繊維の高速加工継続性が向上した。このようなフィラメントから調
製した編み物、織物および織り生地は非常に柔らかな手触りを有していた。
【0052】 実施例5 この実施例では、2ゾーンの並流急冷をいろいろな条件下で用いることを説明
する。実施例5A、5Bおよび5Cの各々で、図4の紡糸装置および図7のロー
ルとジェットの配置を用いて、固有粘度が0.52dl/gのポリ(エチレンテ
レフタレート)[Crystar(商標)4415−675]と実施例1の段階
Bと同様にして調製したポリ(トリメチレンテレフタレート)を34本の横並び
2成分フィラメントに紡糸した。2G−Tで用いた押出し加工機は4E4−41
−2042モデルのスクリューが備わっている単軸Barmagモデル4E10
/24Dであった。3G−Tで用いた押出し加工機はMAF30−41−3モデ
ルの単一フライトスクリューが備わっている単軸Barmag Maxflex
(加熱ゾーンは1ゾーンのみで内径が30mm)であった。押出し加工機排出部
と紡糸口金面の間のトランスファーライン(transfer lines)内
の滞留時間の測定を、染料のチップを重合体に短時間に添加しそして前記染料が
繊維の中に現れるまでに要する時間を測定した後にそれが繊維から消失するまで
の時間を測定することで行った。2G−Tラインの場合にそれが現れる時間は6
.5分でありそしてそれが見えなくなる時間は40分以上であった。3G−Tラ
インの場合にそれが現れる時間は4.75分でありそしてそれが見えなくなる時
間は10分であった。ポリ(トリメチレンテレフタレート)が押出し加工機から
出て来る時の温度は約260℃未満でありそしてトランスファーラインの温度も
ほぼ同じ温度であった。合着後用紡糸口金の中の毛細管と毛細管の間の角度は3
0゜であり、出口の所の毛細管と毛細管の間の距離は0.067mmであった。
合着前用の紡糸口金は毛細管と長さが16.7mmの穴ぐりの組み合わせであっ
た。急冷用気体を前記紡糸口金の下方少なくとも90mm(図4に示した「A」
)の所に位置させた紡糸用カラムの中に入り込ませた時に前記気体が結果として
紡糸直後の繊維に最初に接触するのは遅延時間が経過した後のみであり、この場
合には、へこみ部を故意に加熱しなかった。急冷用気体は空気であり、これを2
0℃の温度において65%の相対湿度で供給した。管8aの最小内径は0.75
インチ(1.91cm)でありそして管8bの最小内径は1.5インチ(3.8
1cm)であった。加熱されていない供給用ロール13の回りを5.5巻きにし
た。引き伸ばし用ジェット21を0.6バール(6118Kg/cm2)下22
5℃で操作し、そして引き伸ばし地点の位置を調節する目的で蒸気の流れを調整
した。引き伸ばし用ロール14をまた熱処理用ロールとしても機能させ、これを
180℃で操作し、これらのロールもまた5.5巻きにした。巻き上げ機は巻き
上げ速度が7000m/分であると言った能力を有する商業的Barmag C
RAFT 8末端巻き上げ機(8−end winder)であった。繊維の断
面は横並び断面であり、全ヤーンデニール(total yarn denie
r)は実施例5Aおよび5Cの場合には96でありそして実施例5Bの場合には
108であった(それぞれ107デシテックスおよび120デシテックス)。他
の紡糸条件および断面形状そしてけん縮収縮レベルを表IVに要約する。
【0053】
【表6】
【0054】 実施例5Bの場合のデシテックスばらつきは単一のパッケージによるデータを基
にして1.36%であった。表IVに示したデータは、本発明の方法を用いると
非常に高いけん縮レベルを非常に高い速度で達成することができることを示して
いる。
【0055】 実施例6 この実施例は、ポリ(エチレンテレフタレート)とポリ(トリメチレンテレフ
タレート)を含んで成る新規な高度に均一な2成分繊維に関する。用いた重合体
、押出し加工機、紡糸装置、紡糸口金へこみ、急冷用気体、巻き上げ機およびロ
ールとジェットの配置は実施例5の場合と同じであった。実施例5の合着後用紡
糸口金を用いそして繊維の断面形状は各場合とも「雪だるま」であった。ポリ(
トリメチレンテレフタレート)が押出し加工機を出た時の温度は約260℃未満
でありそしてトランスファーラインの温度もほぼ同じ温度であった。実施例6.
Cではへこみ部を120℃に加熱したが、それ以外では故意に加熱しなかった。
実施例6.Bでは供給用ロール13を55℃に加熱したが、それ以外では故意に
加熱しなかった。引き伸ばし地点の位置を調節する目的で引き伸ばし用ジェット
21の蒸気の流れを調整した。引き伸ばし用ロール14をまた熱処理用ロールと
しても機能させ、これを再び180℃で操作した。前記供給用ロールおよび引き
伸ばし用ロールを5.5巻きにした。他の紡糸条件およびけん縮収縮レベルを表
Vに示す。デシテックスばらつきデータを表VIに示す。
【0056】
【表7】
【0057】
【表8】
【0058】 実施例7(比較) この実施例では、ポリエステル2成分繊維を製造する時に通常の直交流急冷を
用いた時に得られる均一性のレベルがどれくらいであるかを示す。IVが1.0
2−1.06である以外は実施例1に記述した如く調製したポリ(トリメチレン
テレフタレート)(TiO2を0.3重量%含有)とポリ(エチレンテレフタレ
ート)[Crystar(商標)4415、IVが0.52]を用いた。これら
の重合体を個々の押出し加工機で溶融させて個別に256℃(3G−T)または
285℃(2G−T)の溶融温度で合着前用紡糸口金に移送した。この繊維に含
める2G−Tが示したIVは約0.93でありそして3G−Tが示したIVは約
0.52であった。2G−Tと3G−Tの重量比を41/59にした。押出され
た2成分マルチフィラメントヤーン(multifilament yarn)
を、プレナムから垂直の拡散装置スクリーンに通して供給した速度が16m/分
の空気を用いた直交流急冷装置内で冷却した。図9のロールとジェットの配置を
用いた。塗布装置(示していない)を用いて、紡糸口金面3(図9を参照)の下
方2メートルの所でエステルが基になった仕上げ剤を5重量%(繊維を基準)供
給した。ヤーン6を供給用ロール13と関連したセパレーターロール13aの回
りに2.5回通し、引き伸ばし用ジェット蒸気21(180℃で操作)の中に通
した後、引き伸ばし用ロール14と関連したセパレーターロール14aの回りに
通した。次に、このヤーンに引き伸ばしを引き伸ばし用ロール14と1対のロー
ル15(熱チェストに入っていて170℃に加熱)の間で2回受けさせた。その
2本の熱チェストロールの回りを全体で7.5巻きにした。そのヤーンをロール
22の回りに通し、二重インターレースジェット(dual interlac
e jets)20の中に通した後、ロール16の回りに通した。仕上げ剤塗布
装置10の所で同じ仕上げ剤を再び同じ5重量%の率で再塗布した。最後に、こ
のヤーンを巻き上げ機17で紙心管に巻き付けた。ロールおよび巻き上げ機の速
度(メートル/分)を表VIIに要約し、そして結果として得た平均デシテック
スばらつきを表VIIIに報告する。
【0059】
【表9】
【0060】
【表10】
【0061】 (1)実施例7Aのパッケージ1が示したデシテックスばらつきは、統計学的範
囲外(statistical outlier)であり、実施例7Aで得た平
均デシテックスばらつきが高いことで明らかなように、通常の急冷方法で得られ
るポリエステル2成分繊維が示すデシテックスばらつきの真の値の代表例ではな
いと考えている。
【0062】 実施例6と7の結果を比較することで、非常に均一な2G−T//3G−Tの
2成分繊維を製造することがここに可能になったことが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1に、本発明の方法で用いるに有用な直交流急冷溶融紡糸装置を示す。
【図2】 図2に、本発明の方法で用いるに有用な大気圧以上の圧力の並流急冷溶融紡糸
装置を示す(米国特許第5,824,248号の図2に示されている如き)。
【図3】 図3に、本発明の方法で使用可能なロール配置の例を示す。
【図4】 図4に、本発明の方法で用いるに有用な大気圧以上の圧力の並流急冷紡糸装置
を示し、この装置には急冷ゾーンが2つ用いられている。
【図5】 図5は、実施例1および2の場合の繊維のけん縮収縮(「CCa」)と巻き上
げ速度の間の関係を示すグラフ図である。
【図6】 図6に、本発明の方法で用いるに有用な大気圧以下の圧力の並流急冷紡糸装置
を示す。
【図7】 図7は、本発明の方法で使用可能なロールとジェットの配置の別の態様の図式
図である。
【図8】 図8に、本発明の方法を用いて作り出すことができる断面形状そして本発明の
微細なデニール(デシテックス)のポリエステル2成分および高度に均一なポリ
エステル2成分の断面形状の例を示す。
【図9】 図9は、本発明の方法で使用可能な別の直交流急冷装置の図式図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年12月5日(2001.12.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】 (発明の背景)発明の分野 本発明は、充分に引き伸ばされた2成分繊維(fully drawn bi
component fibers)を高速で製造する方法、より詳細には、2
種類のポリエステルを紡糸口金から押出し、その繊維を冷却用気体の中に通し、
引き伸ばし、熱処理しそしてその繊維を高速で巻き上げる方法に関する。背景技術の説明 合成の2成分繊維は公知である。米国特許第3,671,379号にポリ(エ
チレンテレフタレート)とポリ(トリメチレンテレフタレート)が基になったそ
のような繊維が開示されている。この文献に開示されている紡糸速度は遅く、経
済的ではない。特開平11−189923および日本特許JP61−32404
にもまた2成分繊維の製造でコポリエステルを用いることが開示されている。米
国特許第4,217,321号には、ポリ(エチレンテレフタレート)とポリ(
テトラメチレンテレフタレート)が基になった2成分繊維を紡糸しそしてこれを
室温において低い引き伸ばし比(draw ratio)で引き伸ばすことが開
示されている。しかしながら、そのような繊維が示すけん縮レベル(crimp
level)は、米国特許第3,454,460号に開示されているポリエス
テル2成分繊維と同様に低い。米国特許第4,405,686号には弾性重合体 成分を含有する2成分繊維が教示されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/758,309 (32)優先日 平成13年1月11日(2001.1.11) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),CN,I N,JP,KR,MX,TR (72)発明者 クリアン,ジヨセフ・ブイ アメリカ合衆国デラウエア州19702ニユー アーク・オークビユードライブ14 (72)発明者 ヌグエン,ヤング・デイ・テイ アメリカ合衆国バージニア州22911シヤー ロツツビル・ワースクロツシング3373 (72)発明者 バン・トランプ,ジエイムズ・エドモンド アメリカ合衆国デラウエア州19810ウイル ミントン・アルパインコート5 (72)発明者 バシラトス,ジヨージ アメリカ合衆国デラウエア州19810ウイル ミントン・ケネデイロード2811 Fターム(参考) 4L041 AA07 BA02 BA05 BA09 BA22 BA32 BA33 BD12 CA06 CA08 DD14 4L045 AA05 BA03 BA18 BA21 DA22 DA23

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化後に30%を超えるけん縮収縮値を示す充分な引き伸
    ばしとけん縮を受けた2成分繊維を製造する方法であって、 (A)組成的に異なる2種類のポリエステルを供給し、 (B)前記2種類のポリエステルを紡糸口金から溶融紡糸することで2成分繊維
    を少なくとも1本生じさせ、 (C)前記紡糸口金の下方に位置する少なくとも1つの急冷ゾーンに少なくとも
    1つの気体流れを供給して前記気体流れを繊維が移動する方向に最大速度になる
    まで加速させ、 (D)前記繊維を前記ゾーン1つまたは2つ以上の中に通し、 (E)前記繊維をある取り出し速度で取り出すが、この取り出し速度に対する最
    大気体速度の比率を、特定の引き伸ばし比範囲が達成されるように選択し、 (F)前記繊維の加熱および引き伸ばしを50−185℃の温度において約1.
    4−4.5の引き伸ばし比で行い、 (G)前記繊維を結果として熱硬化後の収縮値が30%を超えるに充分な温度に
    加熱することでそれの熱処理を行い、そして (H)前記繊維を1分当たり少なくとも約3,300メートルの速度で巻き上げ
    る、 段階を含んで成る方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリエステルの重量比を約30/70から70/30に
    し、前記繊維に横並びまたは偏心シースコア断面を持たせ、そして前記繊維を1
    分当たり約820−4,000メートルの速度で取り出し、100−175℃の
    温度に加熱し、引き伸ばし、そしてこれを約140−185℃の温度に加熱する
    ことで熱処理を行う請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記引き伸ばし比を約2.4−4.0にし、そして前記繊維
    を約160−175℃の温度に加熱することで熱処理を行いそして1分当たり少
    なくとも約4,500メートルの速度で巻き上げる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記2種類のポリエステルがポリ(エチレンテレフタレート
    )およびポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステルから成る群から選択
    したポリエステルとポリ(トリメチレンテレフタレート)であり、前記ポリエス
    テルの重量比を約30/70から70/30にし、前記繊維に横並び断面を持た
    せ、そして前記繊維を1分当たり約1,000−3,000メートルの速度で取
    り出し、これを約140−185℃の温度に加熱することで熱処理を行いそして
    1分当たり約5,000−6,100メートルの速度で巻き上げる請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 気体を大気圧以上の圧力下で前記急冷ゾーンに供給し、前記
    重合体の重量比を約40/60から60/40にしそして段階(F)と(G)を
    一緒に約140−185℃の温度で実施する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記2種類のポリエステルがポリ(エチレンテレフタレート
    )およびポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステルから成る群から選択
    したポリエステルとポリ(トリメチレンテレフタレート)であり、気体を大気圧
    以上の圧力下で2つの急冷ゾーンに供給し、前記重合体の重量比を40/60か
    ら60/40にし、そして前記繊維を約140−185℃の温度に加熱すること
    で熱処理を行いそして約5,000−8,000メートル/分の速度で巻き上げ
    る請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記選択したポリエステルがコポリ(エチレンテレフタレー
    ト)であり、このコポリエステルを製造する時に用いたコモノマーが 炭素原子数が4−12の線状、環状および分枝脂肪族ジカルボン酸、 炭素原子数が8−12の芳香族ジカルボン酸、 炭素原子数が3−8の線状、環状および分枝脂肪族ジオール、および 炭素原子数が4−10の脂肪族および芳香脂肪族エーテルグリコール、 から成る群から選択したコモノマーである請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記コモノマーがイソフタル酸、ペンタン二酸、ヘキサン二
    酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−プロパンジ
    オールおよび1,4−ブタンジオールから成る群から選択したコモノマーであり
    そしてこれを前記コポリエステルに約0.5−15モルパーセントの濃度で存在
    させそして前記繊維を約160−175℃の温度に加熱することで熱処理を行う
    請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記紡糸口金の下に位置する急冷ゾーン内で大気圧以下の圧
    力を用いて前記急冷用気体を繊維が移動する方向に加速させる請求項1記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 熱硬化後に30%を超えるけん縮収縮値を示す充分な引き
    伸ばしとけん縮を受けた2成分繊維を製造する方法であって、 (A)組成的に異なる2種類のポリエステルを約30/70から70/30の重
    量比で供給し、 (B)前記2種類のポリエステルを紡糸口金から溶融紡糸することで横並びまた
    は偏心シース−コア断面を有する2成分繊維を少なくとも1本生じさせ、 (C)前記紡糸口金の下方に位置する大気圧以上の圧力下の1番目および2番目
    の急冷ゾーンに1番目および2番目の気体流れを供給し、 (D)前記気体流れを前記2番目の急冷ゾーン内で一緒にし、 (E)前記繊維を前記1番目および2番目の急冷ゾーンの中に通し、 (F)前記気体流れを繊維が移動する方向に最大速度になるまで加速させ、 (G)前記繊維を1分当たり約820−4,000メートルの取り出し速度で取
    り出すが、この取り出し速度に対する最大気体速度の比率を、特定の引き伸ばし
    比範囲が達成されるように選択し、 (H)前記繊維を50−185℃の温度に加熱しそしてこれを約1.4−4.5
    の引き伸ばし比で引き伸ばし、 (I)前記繊維を結果として熱硬化後の収縮値が約30%を超えるに充分な温度
    に加熱することでそれの熱処理を実質的に一定の長さで行い、そして (J)前記繊維を1分当たり少なくとも約3,300メートルの速度で巻き上げ
    る、 段階を含んで成る方法。
  11. 【請求項11】 前記2種類のポリエステルがポリ(エチレンテレフタレー
    ト)およびポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステルから成る群から選
    択したIVが0.45−0.80dl/gのポリエステルとIVが0.85−1
    .50dl/gのポリ(トリメチレンテレフタレート)であり、前記引き伸ばし
    比を約2.4−4.0にしそして前記繊維を約140−185℃の温度に加熱す
    ることで熱処理を行いそして1分当たり少なくとも約4,500メートルの速度
    で巻き上げる請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記コポリエステルを製造する時に用いたコモノマーがイ
    ソフタル酸、ペンタン二酸、ヘキサン二酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘキ
    サンジカルボン酸、1,3−プロパンジオールおよび1,4−ブタンジオールか
    ら成る群から選択したコモノマーでありそしてこれを前記コポリエステルに0.
    5−15モルパーセントの濃度で存在させそして前記繊維を1分当たり約5,0
    00−8,000メートルの速度で巻き上げる請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 熱硬化後に30%を超えるけん縮収縮値を示す充分な引き
    伸ばしとけん縮を受けた2成分繊維を製造する方法であって、 (A)異なる固有粘度を示すポリ(エチレンテレフタレート)およびポリ(エチ
    レンテレフタレート)のコポリエステルから成る群から選択したポリエステルと
    ポリ(トリメチレンテレフタレート)を供給し、 (B)前記2種類のポリエステルを紡糸口金から溶融紡糸することで横並びまた
    は偏心シースコア断面を有する2成分繊維を少なくとも1本生じさせ、 (C)前記紡糸口金の下方に位置する急冷ゾーンに気体流れを供給し、 (D)前記繊維を前記急冷ゾーンの中に通し、 (E)前記繊維を取り出し、 (F)前記繊維を50−185℃の温度に加熱しそしてこれを約1.4−4.5
    の引き伸ばし比で引き伸ばし、 (G)前記繊維を結果として熱硬化後の収縮値が約30%を超えるに充分な温度
    に加熱することでそれの熱処理を行い、そして (H)前記繊維を1分当たり少なくとも約3,300メートルの速度で巻き上げ
    る、 段階を含んで成る方法。
  14. 【請求項14】 前記選択したポリエステルとポリ(トリメチレンテレフタ
    レート)の重量比が約30/70から70/30であり、前記気体流れが直交流
    であり、そして前記繊維を1分当たり約700−3,500メートルの速度で取
    り出し、これを約140−185℃の温度に加熱することで熱処理を行いそして
    1分当たり少なくとも約4,000メートルの速度で巻き上げる請求項13記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 前記選択したポリエステルとポリ(トリメチレンテレフタ
    レート)の重量比が約40/60から60/40であり、そして前記繊維を1分
    当たり約1,000−3,000メートルの速度で取り出し、約2.4−4.0
    の引き伸ばし比で引き伸ばし、これを約140−185℃の温度に加熱すること
    で熱処理を行いそして1分当たり約4,500−5,200メートルの速度で巻
    き上げる請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記選択したポリエステルが約0.45−0.80dl/
    gの固有粘度を示し、ポリ(トリメチレンテレフタレート)が約0.85−1.
    50dl/gの固有粘度を示し、そして前記繊維に横並び断面を持たせて雪だる
    ま、楕円および実質的に円形から成る群から選択される断面形状を持たせる請求
    項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記2成分繊維が熱硬化後に40%を超えるけん縮収縮値
    を示しそして前記2種類のポリエステルが示す固有粘度がそれぞれ0.45−0
    .60dl/gおよび1.00−1.20dl/gである請求項13記載の方法
  18. 【請求項18】 前記コポリエステルを製造する時に用いたコモノマーが 炭素原子数が4−12の線状、環状および分枝脂肪族ジカルボン酸、 炭素原子数が8−12の芳香族ジカルボン酸、 炭素原子数が3−8の線状、環状および分枝脂肪族ジオール、および 炭素原子数が4−10の脂肪族および芳香脂肪族エーテルグリコール、 から成る群から選択したコモノマーである請求項13記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記コモノマーがイソフタル酸、ペンタン二酸、ヘキサン
    二酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−プロパン
    ジオールおよび1,4−ブタンジオールから成る群から選択したコモノマーであ
    りそしてこれを前記コポリエステルに約0.5−15モルパーセントの濃度で存
    在させそして前記繊維を約160−175℃の温度に加熱することで熱処理を行
    う請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 約0.6−1.7dtexの2成分繊維であって、ポリ(
    エチレンテレフタレート)およびポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエス
    テルから成る群から選択したポリエステルとポリ(トリメチレンテレフタレート
    )を含んで成り、熱硬化後に約30%を超えるけん縮収縮値を示し、横並びおよ
    び遍心シースコアから成る群から選択される断面を有しかつ雪だるま、楕円およ
    び実質的に円形から成る群から選択される断面形状を有する繊維。
  21. 【請求項21】 前記選択したポリエステルとポリ(トリメチレンテレフタ
    レート)の重量比が約30/70から70/30であり、そして前記繊維が熱硬
    化後に少なくとも約40%のけん縮収縮値を示し、そして実質的に円形の断面形
    状を有する請求項20記載の繊維。
  22. 【請求項22】 前記選択したポリエステルがポリ(エチレンテレフタレー
    ト)のコポリエステルであり、このコポリエステルを製造する時に用いたコモノ
    マーが 炭素原子数が4−12の線状、環状および分枝脂肪族ジカルボン酸、 炭素原子数が8−12の芳香族ジカルボン酸、 炭素原子数が3−8の線状、環状および分枝脂肪族ジオール、および 炭素原子数が4−10の脂肪族および芳香脂肪族エーテルグリコール、 から成る群から選択したコモノマーである請求項20記載の繊維。
  23. 【請求項23】 前記コモノマーがイソフタル酸、ペンタン二酸、ヘキサン
    二酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−プロパン
    ジオールおよび1,4−ブタンジオールから成る群から選択したコモノマーであ
    りそしてこれが前記コポリエステルに約0.5−15モルパーセントの濃度で存
    在する請求項22記載の繊維。
  24. 【請求項24】 熱硬化後のけん縮収縮値が約30%を超えかつ平均デシテ
    ックスばらつきが約2.5%未満の2成分繊維であって、ポリ(エチレンテレフ
    タレート)およびポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステルから成る群
    から選択したポリエステルとポリ(トリメチレンテレフタレート)を含んで成り
    、横並びおよび遍心シースコアから成る群から選択される断面を有しかつ雪だる
    ま、楕円および実質的に円形から成る群から選択される断面形状を有する繊維。
  25. 【請求項25】 40%を超えるけん縮収縮値を示し、約1.0−2.0%
    の範囲の平均デシテックスばらつきを示し、横並び断面を有し、実質的に円形の
    断面形状を有する請求項24記載の繊維。
  26. 【請求項26】 前記選択したコポリエステルとポリ(トリメチレンテレフ
    タレート)の重量比が約30/70から70/30であり、そして前記コポリエ
    ステルを製造する時に用いたコモノマーがイソフタル酸、ペンタン二酸、ヘキサ
    ン二酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−プロパ
    ンジオールおよび1,4−ブタンジオールから成る群から選択したコモノマーで
    ありそしてこのコモノマーが前記コポリエステルに約0.5−15モルパーセン
    トの濃度で存在する請求項25記載の繊維。
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