JP2003519511A

JP2003519511A - プリンティングおよびキルティング方法および装置

Info

Publication number: JP2003519511A
Application number: JP2001551267A
Authority: JP
Inventors: コドス、リチャード、エヌ; ホワイト、バール
Original assignee: エルアンドピープロパティマネジメントカンパニー
Priority date: 2000-01-10
Filing date: 2001-01-09
Publication date: 2003-06-24
Also published as: EP1246961A1; CA2397105A1; IL150625A; AU2001227741A1; CA2397105C; US6263816B1; CN1416485A; WO2001051696A1; EP1246961A4; CN1316092C; IL150625A0

Abstract

(57)【要約】プリンティングステーション（２０，１２５，２２５，３２５，４２５，５２５）とキルティングステーション（４４，１２７，２２７，３２７，４２７，５２７）とを備えたキルティング機（１０，１００，２００，３００，４００，５００）が提供される。プリンティングステーションはコンベヤ（５２０）がキルティング材料のウェブを当該機械を通して運ぶように各ステーションを通して延在しているインラインで、好ましくはキルティングステーションの上流側に位置されるか、あるいは予め付与した模様を有する材料が最初に付与された模様と整合されて模様を付与するために、好ましくはウェブの形態で第２のステーションのラインまで搬送されるようにキルティングラインからオフラインで設置される。キルティングステーションにおいて、長手方向の整合と横方向の整合とが測定され、材料の歪曲や回転が検出される。材料の横方向の両側は当該材料を指向させ、かつ整合させるように種々調整される。主バッチ制御装置（９０，１３５，２３５，３３５，４３５，５３５）がプリンティングされた模様とキルティングされた模様との適正な組み合せが少量の種々のキルティングした製品が材料のウェブに沿って自動的に製造し得るように組み合わされる。チッキング材料が複数の種々の模様を予めプリンティングされ、コンピュータによって配列され、かつ連通されることによってプリンティングヘッドが材料を走査し、ウェブの幅に亘って種々のパネル（３２）の種々の模様をプリンティングすることができる。マットレス製品のパネルをマッチングさせるための識別データ（４０）を織布にプリンティングされたデータファイルに設けることができる。パネルを相互に切断およびスリットを形成し、マットレス製品を組立てるためにパネルをキルティングし、組み合せることが手作業で、あるいはデータを使用して自動的に実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、キルティング（キルト縫い(quilting)）に関し、特に例えばマット
レスカバーのような模様を有する製品をキルティングすることに関する。本発明
は、ロールで送られる材料あるいはウェブ状材料にキルティングとプリンティン
グ(printing)がなされたり、あるいは少量で、かつバッチ状で種々の製品が製造
される多数針キルティング機でキルティングが実行される場合に特に有用である
。

【０００２】（発明の背景）キルティングとは材料の二次元の領域上で複数層の材料を通して模様が縫製さ
れる一般的な縫製の分野における特殊な技術である。多数層の材料は、通常、少
なくとも三層、すなわち装飾仕上げ品質を有する主要な、すなわち表面に来る縫
製されたシートと、仕上げ品質であるか、あるいはそうでなくてもよい通常の縫
製された裏打ちシートと、通常、任意の方向性の繊維である厚手の充填材料から
なる一枚以上の中間層とを含む。縫製された模様は相互の材料の層の物理的な関
係を保ち、かつ装飾品質を提供する。キルティングには、二種類の方法が一般に
使用される。

【０００３】米国特許第５，６４０，９１６号および第５，６８５，２５０号並びに本明細
書において引用されているその他の特許に示され、かつ説明されているタイプの
単一針のキルター（棒定規）は予備形成の、あるいは予備裁断した長方形パネル
からキルトの掛け布団、ある種のベッドカバーおよびその他の製品を縫製するた
めに従来から使用されている。ある単一針のキルターは模様の外観に追加したり
、あるいは外観を向上させることによって予め縫製あるいは予めプリンティング
した模様を有する織布に模様をキルティングするために使用される。そのような
キルターはキルティングが予め付与された模様と整合し得るようにキルティング
装置に予め模様を付与した材料を手作業で位置決めすることを要し、あるいは複
雑な目視位置決めシステムを使用する必要がある。そのようなシステムでは、縁
キルティングあるいは粗い目の模様にキルティングは達成可能であるが、予め付
与された模様の周りの高品質の外形キルティングあるいは数分の一インチの尺度
の細かい模様のキルティングの達成は困難である。単一針のキルターは、通常、
本縫い(lock stitch)機械である。

【０００４】寝具の製造において、多年にわたり大規模なキルティング作業が使用されてき
た。内部のばね、フォームあるいはその他の弾性の芯構造体を密閉し、詰め物を
付加するマットレスカバーはマットレスに対して機能上並びに装飾上の利点を提
供する。マットレスカバーは典型的に、マットレスの支持および快適性を提供す
ることに役立つキルティングされた頂部および底部パネルと、マットレスの周囲
を囲み前記頂部および底部パネルをそれらの縁部で接合し、内部のばね装置ある
いはその他のマットレスの内部を密閉する細長い側部パネルとから作られている
。

【０００５】マットレスは標準寸法の小品種で作られるが、広範囲の支持性および快適性を
提供し、かつ広範囲の製品価格を網羅するように極めて多種の内部のものおよび
カバーの組み合せで製造されている。各種の支持性および快適性を提供するため
に、マットレスカバーの頂部および底部パネルは種々の詰め物および選択性のあ
るキルティングされた模様を使用してキルティングされる。種々のマットレスの
厚さを許容するために、縁取りパネルの詰め物の共通性は少なくて変化をつけた
種々の幅を有する縁取りパネルが必要とされる。縁取りパネル並びに頂部および
底部パネルは全ての標準的なマットレス寸法を許容するように、通常、種々の寸
法で作られる。

【０００６】マットレスは、通常、ウェブで送られる多数針のキルターによってキルティン
グされる。マットレスカバーに対してキルティングされた製品の一つの側部のみ
は仕上げる必要があり、そのためマットレスカバー製品を製造するために、装飾
用の頂部の一層すなわちチッキング(ticking)材（木綿地）は、通常、鎖縫いの
キルティング機において充填材あるいは裏打ち材と組み合わされる。マットレス
の外面を形成するチッキングの装飾性は寝具製品を市販する上で重要であると考
えられる。寝具の製造業者は色やタイプの異なる種々のチッキング材であって、
その多くは異なる縫い、あるいはプリンティング模様を有するチッキング材を在
庫している。チッキング材を十分在庫することは種々の色彩および模様の種々の
幅の材料のロールを在庫することを要する。そのような在庫のコスト並びにその
ような在庫品を貯蔵したり、取り扱うことは寝具製品の製造コストを顕著に増大
させる。

【０００７】米国特許第５，１５４，１３９号および同第５，５４４，５９９号に記載のタ
イプの多数針キルターは、通常、多層のウェブで送られる材料から、通常、形成
されるマットレスカバー、ある種のベッドカバー、およびそのような製品の縫製
に従来から使用されている。これらの多数針キルターは布地上の繰り返し模様の
多数の複製を縫製する機械的に編成された針の列を含む。予め設けた模様に対し
てキルティングを整合させることを要する、織布に予めプリンティングあるいは
縫製した模様とキルティングとを組み合せることはそのような多数針の機械では
、通常、試みられていない。多数針キルターは、通常、鎖縫い機である。そのよ
うなキルターは繰り返し模様の多数の複製を縫製する機械的に編成された針の列
を含む。これらのキルティングされた模様のあるものは極めて装飾性があり、キ
ルティングされた製品、特に高品質、高コストの製品、特に少量で作られるキル
ティング製品の見栄えを顕著に向上させる。そのような高級な製品に対して、織
布に予め付与したプリンティングあるいは縫製模様とキルティングとを組み合せ
ることは予め付与した模様にキルティングを整合させることを要し、それは多数
針の機械によって達成することは困難である。例えば単純なジグザグ状のキルテ
ィング模様を備えた製品のようなその他のキルティング製品の方はより機能的で
あり、製品の見た目の特殊性を出すにはチッキング材を変えることによって左右
される。チッキング材の多様性は種々の模様を縫製あるいはプリンティングした
ものも含む。そのような製品に対して、プリンティングした模様は、通常、チッ
キング材の供給者によって付与され、各々の模様を有するチッキング材のロール
はマットレスカバー製造業者によって棚卸しされる。

【０００８】単一の針パネルタイプのキルターおよびウェブ送りの多数針のキルターの双方
の特性のあるものを採用したその他のキルティング機およびキルティング方法が
１９９７年４月１日出願されれ、「針撓み補正を備えたウェブ送りの鎖縫の単一
針のマットレスカバーのキルター」（Ｗｅｂ−ｆｅｄＳｉｎｇｌｅ−ｎｅｅｄ
ｌｅＭａｔｔｒｅｓｓＣｏｖｅｒＱｕｉｌｔｅｒｗｉｔｈＮｅｅｄｌｅＤ
ｅｆｌｅｃｔｉｏｎＣｏｍｐｅｎｓａｔｉｏｎ）という名称で、現在は米国特
許第５，８３２，８４９号であるジェフ・ケネレンリ他（ＪｅｆｆＫａｅｎｅ
ｒｈｅｎｒｙｅｔａｌ）による米国特許出願番号第０８／８３１，０６０号お
よび１９９８年１１月１０日出願され、「針撓み補正を備えたウェブ送りの鎖縫
の単一針マットレスカバーキルター」（Ｗｅｂ−ｆｅｄＣｈａｉｎ−ｓｔｉｔ
ｃｈＳｉｎｇｌｅ−ｎｅｅｄｌｅＭａｔｔｒｅｓｓＣｏｖｅｒＱｕｉｌｔｅ
ｒｗｉｔｈＮｅｅｄｌｅＤｅｆｌｅｃｔｉｏｎＣｏｍｐｅｎｓａｔｉｏｎ）
という名称のボンダンザ他（Ｂｏｎｄａｎｚａｅｔａｌ）による米国特許出願
番号第０９／１８９，６５６号に記載されている。前記特許は双方とも参考文献
として本明細書に特に援用する。そのような機械はパネルあるいはウェブに鎖縫
いを行なう１つ以上のつ々に制御可能な単一針ヘッドを使用している。

【０００９】オフラインプロセスによって、すなわち異なる製造ラインにおいてプリンティ
ングとキルティングとを実行させる方法によってキルトを製造することは、模様
が予めプリンティングされた材料にアウトライニングあるいはその他の調整縫い
を行なうことを含む特殊品の製造法を含む。そのような方法における縫製は手作
業で案内する単一針のキルティング機械によって以前から行われている。予めプ
リンティングされた模様に追随するよう目視システムを使用した自動化システム
、あるいは予めプリンティングされた材料に自動的に縫製を行なうその他の方法
が提案されてきたが、成功したとは証明されていない。予めプリンティングされ
た模様に対して模様縫いを整合させることは問題であった。プリンティングと縫
製とを長手方向あるいは横方向に整合させようとする努力はなされてきたが、模
様の角度方向が無視されてきた。キルティングあるいはプリンティングヘッドの
位置を直すことによってキルティングされた模様とプリンティングされた模様と
の非整合を修正することは、特に角度方向の非整合が存在する場合に、もしも多
数針のキルターが使用される場合には不適当である。

【００１０】材料のウェブにおいてプリンティングとキルティングとが最良に実行されるよ
うな、ロール送りの材料に対して整合技術を適用することは別の問題を発生させ
る。ウェブ材料を使用する場合、もしも従来の技術が適用されたとしたら、その
結果、整合エラーが発生し、それがエラーを集積させる。このことは、もしも最
初の模様が付与された機械から取り出された後、ウェブがその後の模様付け機械
へ送り込まれるにつれてウェブの歪曲(skewing)によって角度方向のエラーが発
生した場合に特にいえることである。

【００１１】一方の模様を付与し、次いで別の模様を第１の模様に整合させて付与するオフ
ラインプロセスにより、少量のバッチで一方でキルティングを、一方でプリンテ
ィングを行なうことによりキルトを作ることは特に問題である。各バッチはプリ
ンティングされた模様とキルティングされた模様とから構成される共通のデザイ
ンの１つあるいは幾つかのキルティングした製品を含むことができ、同じ機械に
おいて連続して行なうことが好ましい種々のバッチの製品は異なるキルティング
模様と組み合せて異なるプリンティングした模様から構成される。その結果、部
分的に完成した製品が第１の機械すなわち第１の生産ラインから第２のラインへ
動くにつれて予め付けられた正しい模様を付与すべく第２の模様をマッチング（
適合）させることが重要であり、潜在的なエラーの発生源ならびに生産の遅れと
なる。

【００１２】例えば、屡チッキング材と称されるマットレスカバーに使用される材料の外層
は種々の色彩で供給され、予めプリンティングあるいは染められた模様が付与さ
れる。一般に、キルティングされたマットレスカバーの製造業者あるいはキルテ
ィング機の製造業者の顧客であるマットレスの製造業者は種々の寝具製品を製造
するために広範囲のチッキング材料の模様を必要とする。顧客の要求するものを
供給するために少量の各種の製品を作る必要があることがよくあり、多数のチッ
キング材の種々の模様を在庫する必要があり、そのことは顕著な費用を要する。
更に、少量で種々の製品を製造する場合模様を常にマッチングさせ、チッキング
材の供給ロールを変える必要があることはマットレス製造工程での生産量を低減
させ、生産を遅らせる主要な要因となり得る。これら、および関連の問題は少量
で多種の製品が望ましい場合ベッドカバー、キルトの掛け布団およびその他のキ
ルティング製品を製造する場合常に存在する。

【００１３】その他のオフラインのプロセスは予め付与された模様を共通に有するチッキン
グ材のロールをキルティング機に装填することを含み得る。より低価のマットレ
スは一般的なキルティングされた模様をプリンティングされた模様の材料に縫居
合わせることによって作られることが多い。しかしながら、種々の外観を有する
製品を製造するためにチッキング材を頻繁に変えることは材料を手作業で取り替
え、つなぎあわせるためにキルティング機の作動を中断させる必要がある。この
ことによって労務費が追加され、設備の生産性を低下させる。更に、キルティン
グされた材料から切断する必要のある材料のウェブのつなぎ合せた領域が無駄に
なる。更に、マットレスの頂部および底部パネルは厚いことが多く、縁取りパネ
ル以上に厚さが変動するので、縁取りパネルは頂部および底部パネルをキルティ
ングするために使用されるものとは個別のキルティングラインにおいてキルティ
ングされることがある。縁取りパネルは、通常、頂部および底部パネルとマッチ
ングすることが好ましいので、頂部および底部パネルラインにおけるチッキング
材を変更することは、ほとんど常に、縁取りパネルラインにおけるチッキング材
料も同様に変えることを伴う。二つの生産ラインを調整させること、並びに縁取
りパネルを頂部および底部パネルにマッチングさせることは十分実績のある制御
手順を必要とするから、組立誤差(assembly errors)あるいは生産の遅延をもた
らし得る。

【００１４】マットレスカバーの製造において、予め付与された模様とキルティングした模
様とを組み合せることにより製品に予め付与した種々の模様を向上させたいと所
望されるような、特にキルティングされた模様とプリンティングした、あるいは
その他の予め付与した模様との組み合せくを製品毎に、あるいは数つの製品毎に
変える必要のあるようなマットレスカバー、キルトのかけ布団、ベッドカバー、
等を効率的に少量でも製造できる可能性に対する要求が存在している。更に、マ
ットレスカバー製造において、キルティングされた製品、特に種々のデザインを
有するマットレスカバーを、製造コストを増すことなく、あるいは製造コストを
低減させながら作る生産性と効率とを向上させる必要性が存在している。

【００１５】（発明の要約）本発明の目的は、多数の予め付与したデザインで材料を在庫する必要なくキル
ティングおよびプリンティングした双方の、あるいはその他の像やデザインを含
む広範囲の模様を有するキルティングした製品を製造する可能性をキルト製造業
者、特にマットレスカバー製造業者に提供することである。

【００１６】本発明の別の目的は、特に同じ製造ラインにおいて順次プリンティングされた
デザインあるいは模様を付与し、プリンティングされたデザインあるいは模様の
外形あるいはその他の調和をキルティングにより高めることにより極めて効率的
、経済的、高速および自動化して多層の材料においてデザインあるいは模様の複
雑な外形やその他の調和したキルティングを提供することである。

【００１７】本発明の別の目的は、個々の品で変化させることが可能で、少量で製造可能で
ある特注のプリンティングした模様およびキルティングした模様をマットレスカ
バー、ベッドカバー等において効率的に提供することである。本発明の特別の目
的は製品毎に変り得る模様を有するマットレスのチッキング材およびキルティン
グしたマットレスカバーを製造する上での融通性を提供することである。

【００１８】本発明の別の目的はチッキング材、あるいはその他の材料の変更、模様の変更
あるいは機械の調整をする必要性によるキルティングの中断時間(downtime)を低
減することである。本発明の特別の目的はキルティングした模様およびプリンテ
ィングした模様が整合されて付与でき、キルティング機上で変更が可能であるキ
ルティング方法および装置を提供することである。

【００１９】本発明の特別な目的は、プリンティングされた模様とキルティングされた模様
の双方を組み合せることによりキルティングした材料の製造を支援し、多数針の
キルターを使用することによってキルティングした模様の多数の複製を同時に付
与し得るようにすることである。本発明の更に別の特別の目的は、ウェブあるい
はロールで送られる材料に対してプリンティングおよびキルティングすることに
よって模様の正確で、調和した付与を促進することである。本発明の別の特別の
目的は種々の製品の少量のバッチにおいて順次製造した製品のプリンティングし
た模様とキルティングした模様とを自動的に調和させ易くすることである。これ
らの目的は、例えばプリンティングした模様のような第１の模様が、例えばキル
ティングした模様のような第２の模様が第１の模様と整合して付与される機械と
はオフラインで付与されるシステムにおいて特に達成される。

【００２０】本発明の別の目的は、一つ以上のウェブあるいは織布の部分において種々のプ
リンティングした模様の頂部、底部および縁取りパネルを効率的に配置させるこ
とである。本発明の別の目的は複数の種々の模様をしたマットレスカバーあるい
はその他の織布製品の各々を構成する種々のパネルのマッチングおよび組立てを
調整することである。

【００２１】本発明の原理によれば、プリンティングされた模様の付与およびキルティング
を組み合せることによってキルティングされた製品の製造のためのキルティング
方法および装置が提供される。提供されるキルティング方法は、材料上にプリン
ティングすべきプリンティング模様を選択すること、材料にキルティングすべき
キルティング模様を選択すること、前記材料に対してプリンティングヘッドを運
動させることによってプリンティング模様を付与すること、および材料に対して
キルティングヘッドを運動させることによってキルティングした模様を付与する
ことを含み、２回目に付与される模様は最初の模様と整合して付与される。

【００２２】本発明のある実施例によると、これらの原理はプリンティングされたデザイン
や調和されたキルティングした模様とが同じ生産ラインにおいて、共通の機械お
よび模様制御装置によって制御されて多層の材料上に付与される実施例によって
達成される。キルトを形成するための材料の多層はプリンティングヘッドおよび
キルティングヘッドも装着されているフレームに支持されている。キルティング
およびプリンティングヘッドに対する支持された材料の相対運動を加える機構が
設けられている。そのような機構は、フレームに対して固定された場合、ヘッド
を材料まで、およびそこから運動させるフレームおよび（または）ヘッド搬送機
構に対して材料を動かす材料用コンベヤを含み得る。支持された材料あるいはヘ
ッドのいずれか、あるいはそれらの双方はプログラム化したコンピュータの制御
によって相互に対して運動し、プリンティングしたデザインとキルティングした
模様を相互に整合させて材料に付与する。プリンティングされたデザインは先ず
頂部層あるいは対面した材料に加えられ、次いで模様がプリンティングしたデザ
インと整合してキルティングされることが望ましい。代替的に、プリンティング
されたデザインは模様がキルティングされた後に付与することができる。

【００２３】ある好適実施例によると、キルティング装置には組み合わされたプリンティン
グデザインとキルト模様とをキルティングおよびプリンティングすべき多層の材
料が供給される。外側の層、すなわち頂部層は一連のステーションを通して連続
したウェブとして送られることが好ましい。一方のステーションにおいて、プリ
ンティングされたデザインが材料の頂部層すなわち対面層に付与される。別のス
テーションにおいて、好ましくはプリンテイングステーションの下流側において
、キルティングされた模様が、対面材料の層と、充填材料と、裏打ち材料の層と
を含む材料の多層織布に付与される。好ましくはキルティングされた模様である
、いずれかの第２の模様あるいはデザインが付与されると、それはプログラム化
された制御装置によって制御されて最初に織布に付与された模様あるいはデザイ
ンと整合して付与される。更に下流側において、あるいはプリンティングステー
ションの一部として硬化ステーションが設けられ、プリンティングステーション
において付与された染料あるいはインクを硬化させる。

【００２４】ある好適な機械において、プリンティングステーションがフレームに設けられ
、キルティングステーションが好ましくはプリンティング装置の下流においてフ
レームに設置される。プリンティングステーションにおいてプリンティングされ
た織布をキルティングステーションへ持ってくる材料コンベヤが設けられており
、キルティングステーションにおける１つ以上のキルティングヘッドがプリンテ
ィングされた模様と整合し得るようにプリンティングされた模様の位置は既知で
ある。

【００２５】本発明の一好適実施例によると、プリンティングステーションは材料の外層す
なわち対面層に亘ってコンピュータ制御によって運動可能である１つ以上のイン
クジェットプリンタあるいは染料転送ヘッドを含む。材料の別の層が好ましくは
プリンティングステーションの下流において、かつプリンティングされた模様が
プリンティングステーションにおいて外層に付与された後、外層と組み合わされ
る。本実施例において、キルティングされた模様は次いでプリンタされた模様と
整合して材料上にキルティングされる。整合は対面材料上のプリンティングされ
た模様の位置および対面材料に対するヘッドの相対位置の情報を制御装置におい
て保持することによって達成可能である。

【００２６】材料がプリンティングおよびキルティングステーションを通して順次コンベヤ
上で運ばれるような実施例において、表面材料上のデザインあるいは模様の位置
およびコンベヤ上の材料の位置に関する情報が制御装置によって保持されている
。材料はウェブに沿った連続した模様およびデザインとして個別の予め切断した
パネルの区画において、あるいは連続したウェブに沿った断続したパネルの区画
として送ることができる。好ましいことであるが、プリンティングされたデザイ
ンがキルティングの前に付与される場合、表面材料上のデザインの正確な位置に
関する情報は、材料がプリンティングステーションから動くとき、充填材と材料
の裏打ち層が外層すなわち表面材料と接触するようになるとき、そして材料がキ
ルティングステーションへ送られるときは保持されている。例えば、本装置を通
して運動しているウェブ上の模様の保持された整合情報に基いて、プリンティン
グされた模様とコンピュータによって制御されて整合した模様の外形キルティン
グは実行可能であり、あるいは模様の何らかのその他のキルティングが付与可能
である。

【００２７】一好適実施例において、材料にプリンティングされるデザインと材料にキルテ
ィングされる模様の間の正確な整合は模様がその上にプリンティングされる多層
の材料のパネル区画をプリンティングステーションとキルティングステーション
との間のある固定構造体において保持することによって維持される。パネル区画
は個別のパネルあるいは材料のウェブの一部であってよく、コンベヤ上の適所に
固定可能である。そのような実施例において、整合性は、例えばプリンティング
工程およびキルティング工程を通してコンベヤあるいは固定構造体に対して材料
を固定状態に保持するピン・テンタリング材料搬送装置(pin-tentering material
transport)のような側方固定装置によってプリンティングおよびキルティング
作動全体を通して維持することができる。前記材料搬送装置はプリンティングお
よびキルティング工程を通してコンベヤあるいは固定構造体に対して材料を固定
された状態に保つ。プログラム化された制御装置あるいはプロセス制御装置は織
布とプリンティングおよびキルティングヘッドとの相対運動を制御し、プリンテ
ィングされ、かつキルティングされた模様が精密に整合されて付与されるように
プリンティングヘッド制御装置とキルティングヘッド制御装置と同期的に運動す
るよう調整する。

【００２８】他の実施例において、模様はオフラインで、好ましくはプリンティング工程に
おいて付与される。プリンティングされた模様は、プリンティングされた模様に
対して独特の位置決めされた材料上の縁整合マークをプリンティングすることに
よって達成し得るような、機械によって識別可能なマークあるいはその他の基準
を含み得る。次いで、プリンティングされた材料はキルティングされた模様がプ
リンティングされた模様と整合して付与されるキルティングラインまで転送され
る。機械で読み取り可能な整合情報は例えば両側の縁、あるいは材料の側縁のよ
うな材料の一つ以上の横方向に離隔した点において材料に提供されることが好ま
しい。例えば両側の縁部の双方におけるような、材料上の２つ所における相対整
合に関して複数のマークから個別の検出が行われる。このように、そのような２
つのマークは第２の模様が第１の模様に整合すると位置決め可能であり、第１の
、すなわち予め付与された模様を有する材料の歪曲あるいは回転に関する検出を
行なうことができる。

【００２９】織布の歪曲あるいは回転を排除し、それによって材料上の横方向に離隔した位
置における第１の模様との第２の模様との整合性を達成するための調整が並置材
料位置調整によって提供される。調整は、材料の右側および左側の整合性の個別
の検出に応答して個別に制御される個別の回転可能な右側および左側要素により
分割送りロールによって提供される。

【００３０】パネルがウェブから分離される前に、材料の長さに亘って種々の製品をキルテ
ィングすべき材料のウェブに模様が付与されることが好ましい。多針キルティン
グ機が使用されることも好ましい。オフラインでウェブにプリンティングがなさ
れる場合、ウェブの歪曲あるいは非整合による影響を克服する側方整合が多針に
よって同時に縫製されている種々の模様の複製を同等に良好に整合させることが
でき、ウェブが送られるにつれて発生する累積した整合誤差を克服する。

【００３１】その他のある実施例においては、プリンティングされた模様の位置を検出すな
わち確認し、プリンティングとのキルティングの整合を向上、あるいは提供させ
るために観察システムを採用することができる。そのような観察システムは材料
の搬送に対するコンピュータ制御に追加して、あるいはその代替として採用すれ
ばよい。

【００３２】プリンティングされた模様あるいはデザインおよびキルティングされた模様は
プログラム化あるいはメモリに記憶させることができ、プログラム化された方法
、あるいは操作者による選択方法によってプリンティングされたデザインやキル
ティングされた模様は色々な組み合せで組み合せて広範囲の種々の合成したプリ
ンティングおよびキルティングした模様を製造することができる。

【００３３】代替的な実施例において、材料は固定されたフレームに対して運動するのでは
なくて、むしろ静止した状態に保持させ、それぞれのプリンティングおよびキル
ティングステーションのプリンティングおよびキルティングヘッドをフレームに
対して運動させ、フレームに固定された材料が制御装置によって調整されてプリ
ンテイングヘッドあるいはキルティングヘッドを模様を付与すべき材料の部分の
上の適所までもってくるようにし得る。殆どの用途において、プリンティングさ
れた模様を付与した後にキルティングによる模様を付与することが好ましい。し
かしながら、本発明のある局面は材料をキルティングした後に材料にデザインを
プリンティングするように利用することも可能である。

【００３４】バッチ制御の自動化システムがプロセスを通して運動している製品を追跡し続
けることが好ましい。縫製された模様が付与されるキルティングラインから分離
したラインにおいてプリンティングが実行されるような場合の一方の模様付与工
程がオフラインで行われる場合、制御装置によって各製品あるいはバッチ毎の製
品が必要とするキルティングされた模様とプリンティングされた模様とをマッチ
ングさせる。このことは、システムを通して製品を追跡すること可能とする制御
システムのメモリに情報を保持することによって実行可能であり、あるいは例え
ば先に製品に付与され、パネルあるいは製品にプリンティングされていた模様と
相関するバーコードのようなコードを読み取ることによって第２のラインの製品
を自動的に識別することによって支援することが可能である。バッチ制御システ
ムは米国特許第５，５４４，５９９号および１９９９年４月２８日に出願された
米国特許出願番号第０９／３０１，６５４号および１９９９年７月２２日出願さ
れた同第０９／３５９、５３９号に記載されている。

【００３５】マットレスカバーの製造において、プリンティングあるいはキルティングされ
た頂部および底部パネルはマットレスの側部、頭部および脚部を含む縁を被覆す
る縁取り用織布の帯片と共に製造することができる。そのような縁取りパネルは
頂部および底部パネルとマッチングした、あるいは対応する調和のとれたプリン
ティングデザインおよび模様と共に製造することができる。このことは、本発明
の一実施例によれば、頂部パネルおよび底部パネルが作られているものと同じウ
ェブ材料の幅に亘って織布の帯片をプリンティングおよびキルティングすること
によって達成することができる。縁パネルのプリンティングおよびキルティング
は、頂部パネルと底部パネルとに対するプリンティングしたデザインおよびキル
ティングした模様の付与を調整するのと同じ制御装置であることが好ましいプロ
グラム化された制御装置によって制御されて実行することができる。このように
して作られた縁取りパネルは頂部パネルおよび底部パネルを有しているウェブか
ら切断あるいは切り開かれる。

【００３６】頂部パネルおよび底部パネルと同じウェブから縁取りパネルを形成することに
対する代案として、個別のキルティングおよびプリンティングステーションを有
する個別の、但しより小型の機械を、マットレスの頂部パネルおよび底部パネル
を供給することのできる主機械に隣接して設けるか、あるいは結合させればよい
。前記の個別の機械には頂部パネルおよび底部パネルを形成するために主機械に
供給されている材料よりも狭幅であるが、それと適合する縁取りパネルを形成す
る材料が供給される。双方の機械は同じ制御装置によるか、あるいはマッチング
した、すなわち調和した頂部パネル、底部パネルおよび縁取りパネルを備えたマ
ットレスカバーユニットあるいはユニットのバッチの製造を調整するように相互
に通信する制御装置によって制御される。縁取りパネルは種々の厚さのマットレ
スに対応した種々の幅を有し、かつマットレスの長さよりもむしろマットレスの
周囲と等しい長さを有している。更に、縁取りパネルは充填層の厚さが薄く、０
．６３５センチメートル（１／４インチ）から１．２７センチメートル（１／２
インチ）の厚さであり、一方頂部パネルおよび底部パネルは通常厚さが７．６２
センチメートル（３インチ）あるいは１０．１６センチメートル（４インチ）
である。これらの理由から、個別の縁取りパネル用機械を使用した実施例が種々
の長さの材料をより効率的に使用でき、プロセスの複雑さが少ないという点で好
ましい。

【００３７】本発明のその他のある原理によると、チッキング用ウェブあるいはその他のユ
ニットの織布はコンピュータ制御のプリンタによって制御されてプリンティング
される。そのようなプリンタは典型的にデジタルプリンタであって、デジタルプ
リンタと称してよく、インクジェットプリンタ、連続式およびドット・オン・デ
マンド式プリンタ、および例えば同じ像の多数の複製をプリンティングするため
に一般に使用されているもののような物理的なマット、プレートあるいは機械的
転写面からでなく、通常複製毎に変り得る模様情報に応答してインクあるいはそ
の他のプリンティング媒体を分配することによって像をプリンティングするその
他のプリンタを含む。

【００３８】そのような原理の好適な適用において、インクジェットプリンタはチッキング
材料のウェブを走査し、プログラム化されたコンピュータからの信号に応答して
ウェブ上にプリンティングする。本発明の好適な一実施例において、各走査列は
同じパネル上のみで必ずしもプリンティングするのではなく、材料のウェブに亘
って横方向に配置されている数つのパネルの各々の一本以上のラインをプリンテ
ィングすることができる。各パネルに同じ模様、各々異なる模様、あるいはある
ものは同じで、他の者は１つ以上の異なる模様を有するようにプリンティングす
ることができる。各縁取りパネルとマッチングする、あるいは対応する頂部およ
び底部パネルを同じあるいは異なるウェブの種々の部分にプリンティングするこ
とができる。

【００３９】プリンティングの後、チッキング材のウェブは通常一枚以上の充填材の層およ
び通常裏打ち材料の層にキルティングされる。キルティングは種々のパネルに、
あるいは１つ以上のパネルを含むウェブの種々の部分に種々の模様をキルティン
グするように適用可能で、あるいはウェブ全体あるいはウェブのある長さ分を一
般的な模様でキルティングすることも可能である。

【００４０】用途に応じて、プリンティングの後、あるいはキルティングの後、長手方向に
スリットあるいは横方向に切断することによってウェブの隣接するパネルから分
離される。切断されたパネルは、その後、ばねの内部ユニットあるいは寝具製品
に組立てるための１層以上の詰め物とマッチングしたマットレスカバーを形成す
るように他の対応するパネルとマッチングさせられる。

【００４１】各パネルは特定の寝具製品として識別することが好ましく、特定の顧客注文の
特定項目で識別すればよい。パネルの特性に関連する識別および（または）情報
は織布上の各パネルに対して同期化されたコンピュータファイルに含めることが
できる。そのような情報はまた、織布に、あるいはパネル上に、あるいはそれに
隣接して好ましくは材料に対してプリンティングしたパネルを付与する同じプリ
ンティング作業においてプリンティングすなわちコード化することが可能であり
、そのようなコード化は手作業で読み取り可能な情報、機械で読み取り可能な情
報、あるいは手作業で読み取り可能および機械で読み取り可能な情報の組み合せ
のいずれかの形態とし得る。そのような情報はキルティング、切断およびスリッ
ティング(slitting)およびパネルのマッチングと寝具製品に組立てを制御するた
めに手作業で読み取り可能である。情報は自動的に読み取られ、次いで信号が情
報に応答して発生し、プリンティングされた材料のキルティング、ウェブからの
パネルの切断およびスリッティングおよび対応するパネルのマッチングおよび寝
具製品への組立てを制御する。

【００４２】例えば、製造業者、小売商、あるいは寝具のタイプあるいは型式を識別するも
の、並びに製品の説明をするもののような製品ラベルをパネルに模様をプリンテ
ィングするのと同じ作業において織布にプリンティングすることができる。

【００４３】本発明はまた、広範囲の種々の外観の製品を製造する上での大いなる柔軟性を
提供し、かつマットレス製造業者でのチッキング材の在庫を大きく減少させる。

【００４４】本発明はまた、キルティング作業の過程においてプリンティングを変更したり
、広範囲の合成模様のキルト製品を製造するようにプリンティングした模様とキ
ルティングした模様とを変更することを可能とする。本発明によって、模様の多
様性を提供するに必要な生地布の供給数が大いに低減し、キルト製品の製造業者
に顕著な費用節約をもたらす。本発明によって、外層の外観を装飾して、趣向を
こらすことができ、外形のキルティングは高品質で、かつプリンティングされた
デザインと近似して実行することができる。更に、本発明によって、これらの利
点は単一針および多数針の双方のキルターに対しても得られる。

【００４５】本発明のこれら、およびその他の目的は図面についての以下の詳細説明から直
ちに明らかとなる。

【００４６】（好適実施例の詳細説明）図１は矢印５１２によって指示する長手方向広がり、および矢印５１３によっ
て指示する横方向広がりを備えた静止フレーム５１１を有するキルティング機５
００を示す。前記機械５００は、フレーム５１１に回転可能に装着された供給ロ
ール５１６からのチッキング材あるいは表面材のウェブ５１５がその中へ進行し
てくる前端５１４を有する。裏打ち材５１７のロールおよび充填材５１８の１つ
以上のロールもフレーム５１１に回転可能に装着されたロールからウェブの形態
で供給される。ウェブは複数のローラ（図示せず）の周りで、各々がコンベヤ５
２０に沿った種々の位置にあるコンベヤシステム５２０上に導かれる。コンベヤ
システム５２０は、前記機械５００を通して延び、その上に外層５１５が前記機
械５００の前端５１４において送られてくる一対の対向したピンで張ったベルト
セット５２１を含むことが好ましい。ベルトセット５２１は、該ベルトセット５
２１が前記機械５００の長手方向の広がりに亘って、好ましくは０から０．６３
５センチメートル（１／４インチ）の精度でウェブ５１５を運ぶにつれて、その
上の正確な既知の長手方向位置においてウェブ５１５を保持する。ベルト５２０
の長手方向の運動はコンベヤ駆動装置５２２によって制御される。コンベヤ５２
０は、限定的ではないが、対向するはめ歯(cog)ベルト側部固定装置、ウェブ５
１５の材料と係合し、それを緊張させる長手方向に運動可能な正のサイドクラン
プ、あるいはコンベヤ５２０に対して固定された表面材料のウェブ５１５を保持
するその他の固定構造体を含む代替的な形態をとってもよい。

【００４７】コンベヤ５２０に沿って、プリンティングステーション５２５、乾燥ステーシ
ョン５２６、キルティングステーション５２７およびパネル切断ステーション５
２８とを含む３つのステーションが設けられている。裏打ち材料５１７と充填材
料５１８とはキルティングステーション５２７においてキルティングするように
多層材料５２９を形成するために乾燥ステーション５２６とキルティングステー
ション５２７との間で頂部層５１５に接触するようにされる。層５１７と５１８
とはコンベヤ５２０のベルトセット５２とは係合せず、むしろキルティングステ
ーション５２７の上流側においてウェブ５１５の底部と接触し、キルティングス
テーション５２７を通して、かつキルティングステーション５２７の下流側端に
おいて一対のピンチローラ５４４の間でウェブ５１５より下を延びる。ローラ５
４４はベルトセット５２１と同期的に作動し、ウェブ５１７および５１８をウェ
ブ５１５と共に機械５００を通して引張る。

【００４８】プリンティングステーション５２５は、フレーム５１１に亘って横方向に運動
可能であり、また横方向の駆動装置５３１および任意の長手方向駆動装置５３２
の動力によってフレーム５１１上で長手方向に運動可能でもある１つ以上のプリ
ンティングヘッド５３０を含む。代替的に、プリンティングヘッド５３０はウェ
ブ５１５の幅に亘って延び、ウェブ５１５上で同時に点の横方向線全体をプリン
ティングするように構成してもよい。ヘッド５３０は一種類以上の色の二次元の
模様を頂部層ウェブ５１５上に選択的にプリンティングし得るようにヘッド５３
０を選択的に作動させることの可能な制御装置を備えている。コンベヤ５２０の
駆動装置５２２、プリンティングヘッド５３０用およびヘッド５３０の作動用の
駆動装置５３１および５３２は制御装置５３５によってウェブ５１５の既知の位
置において模様をプリンティングすべくプログラム制御されており、前記制御装
置５３５はプログラム化された模様、機械制御プログラムおよびウェブ５１５上
のプリンティングされたデザインの特性、長手方向および横方向の位置並びに機
械５００におけるウェブ５１５の相対的な長手方向位置に関するリアルタイムの
データのためのメモリ５３６を含む。

【００４９】乾燥ステーション５２６はフレーム５１１に固定されている。乾燥ステーショ
ンはプリンティングステーションで付与されている染料を効果的に乾燥するのに
適したいずれかの構成のものでよい。それは連続的に作動し、適当に模様に従っ
て選択的に制御されるようにし得る。プリンティングヘッド５３０は、プリンテ
ィングされる像の各ドットの座標がウェブ５１５上に、かつコンベヤ５２０に相
対して正確に位置づけることが可能であるデジタル・ドット・プリンタが好まし
く、スクリーンプリンティング、ロールプリンティングあるいはその他のタイプ
のプリンティングされた像を使用し得るが、一方本発明の利点のあるものを実現
しながら依然としてプリンティングされた像も使用し得る。

【００５０】この図示した実施例におけるキルティングステーション５２７は米国特許第５
，８３２，８４９号に記載のような単一針キルティングステーションである。本
発明と共に使用し得るその他の適当な単一針キルティング機は米国特許第５，６
４０，９１６号および同第５，６８５，２５０号に開示されている。キルティン
グステーション５２７はまた、例えば米国特許第５，１５４，１３０号に開示さ
れているような多針キルティング構造を含み得る。図１において、ヘッド５３８
が多層材料５２９上で３６０度の模様を縫製し得るようにフレーム５１１の上で
長手方向に運動可能なキャリッジ５３９上で横方向に運動可能である単一針キル
ティングヘッド５３８が示されている。

【００５１】制御装置５３５は多層材料５２９に対するヘッド５３８の相対位置を制御し、
該多層材料は、制御装置５３５による駆動装置５２２およびコンベヤ５２０の作
動により、かつ制御装置５３５のメモリ５３６において位置情報を記憶させるこ
とによって正確に既知の位置に保持されている。キルティングステーション５２
７において、キルティングヘッド５３８はプリンティングされた模様５３４と整
合させて縫製された模様をキルティングして多層ウェブ５２９において組み合わ
された、あるいは合成されたプリンティングおよびキルティング模様５４０を形
成する。このことは、図示実施例において、ヘッド５３８が横方向のリニアサー
ボ駆動装置５４１の動力によって横方向に、長手方向のサーボ駆動装置５４２の
動力によってフレーム５１１上で長手方向に運動している間に組み合わされたウ
ェブ５２９をキルティングステーション５２７において静止状態に保持させてメ
モリ５３６の情報に基いて制御装置５３５によって模様５３４の既知の位置に対
してサーボ５４１および５４２を駆動することにより３６０度の模様を縫製する
ことによって達成し得る。代替的に、単一あるいは多数針キルティングヘッドの
針は、制御装置５３５によって制御してコンベヤ５２０を可逆作動するようにし
得るコンベヤ駆動装置５２２の動力によってウェブ５２９をキルティングステー
ション５２７に対して長手方向に運動させながら、キルティングヘッド５３８の
みをフレーム５１１に対して横方向に運動させることによって運動するようにし
得る。

【００５２】或る用途において、プリンティングステーションおよびキルティングステーシ
ョン５２５および５２７の順序は逆にして、例えば、図１において仮想線（一点
鎖線で示す）ようなステーション５５０のようにプリンティングステーション５
２５をキルティングステーション５２７の下流側に位置づけることができる。ス
テーション５５０において、プリンティングはキルティングステーション５２７
において先に付与されたキルティングと整合される。そのような配置において、
硬化ステーション５２６の機能はまた、キルティングステーション５２７および
プリンティングステーション５５０の双方の下流の点に置き直されるか、あるい
は図示のようにプリンティングステーション５５０に含めることができる。

【００５３】切断ステーション５２８がコンベヤ５２０の下流側の端に設置されている。切
断ステーション５２８はまた、キルティングステーション５２７およびコンベヤ
５２０と同期的に制御装置５３５によって制御され、キルティングステーション
５２７においてキルティングしている間多層の材料のウェブ５２９の収縮を補正
するような仕方で、あるいは「自動収縮補正機能を備えたプログラム制御のキル
ターおよびパネルカッタシステム」（ＰｒｏｇｒａｍＣｏｎｔｒｏｌｌｅｄＱ
ｕｉｌｔｅｒａｎｄＰａｎｅｌＣｕｔｔｅｒＳｙｓｔｅｍｗｉｔｈＡｕｔ
ｏｍａｔｉｃＳｈｒｉｎｋａｇｅＣｏｍｐｅｎｓａｔｉｏｎ）という名称の米
国特許第５，５４４，５９９号に記載し、かつ図示したその他の要領で制御し得
る。厚い充填された多層材料がキルティングされる場合に発生する材料の集合に
よる、キルティングの間の織布の収縮に関する情報をプリンティングされた模様
５３４と整合させてキルティングする場合に制御装置５３５に考慮することがで
きる。パネルカッタ５２８が、各々合成されたプリンティングおよびキルティン
グされた模様５４０を有している個々のプリンティングされたパネルとキルティ
ングされたパネル５４５をウェブ５３８から分離させる。切断されたパネル５４
５は、それも制御装置５３５の制御によって作動する送り出しコンベヤ５４６に
よって機械の出力端から取り出される。

【００５４】図２は米国特許第５，８３２，８４９号に記載のような単一針のフレーム支持
の断続したパネルキルティング機を採用している本発明の実施例１００を示す。
そのタイプのその他の機械が米国特許第５，６４０，９１６号および同第５，８
３２，８４９号に開示されている。これらの単一針キルティング機は予め切断さ
れたパネルに模様を付与し、例えばキルトのかけ布団を製造するのに有用である
。本機械１００はそこからパネル１２９が採集され、機械１００に装填される予
め形成したパネルの操作者が近接し得る積重体(stack)１１６を有している。コ
ンベヤあるいはコンベヤシステム１２０は、多層の織布１２９の外側頂部層１１
５にプリンティングすることにより、かつ多層の織布１２９をキルティングする
ことによって、一組のパネル支持縁クランプあるいは他の縁固定装置１２１を動
かしてパネル１２９を組み合わされた模様を付与するべく固定位置まで持ってく
る。

【００５５】実施例１００において、乾燥ステーション１２６とキルティングステーション
１２７との組み合せを含むプリンティングステーション１２５は機械のフレーム
１１１に対して固定された可動のトラック１１９に設けられている。プリンティ
ングステーション１２５は１つ以上のプリンティングヘッド１３０を含み、該プ
リンティングヘッドは横方向駆動装置１３１の動力によってフレーム１１１を横
切って可動のステーション１２５を横切って横方向に運動可能であり、かつ長手
方向の駆動装置１３２の動力によって長手方向に運動可能である。前記ヘッド１
３０は頂部層１１５上に一種類以上の色の２次元のデザイン１３４を選択的にプ
リンティングするように該ヘッド１３０の選択的な作動を可能とする制御装置を
具備している。コンベヤ１２０用の駆動装置１２２、プリンティングヘッド１３
０用の駆動装置１３１および１３２、並びにヘッド１３０の作動は制御装置１３
５によって表面材料１１５上の既知の位置においてデザインあるいは模様をプリ
ンティングするようにプログラム制御されている。前記制御装置１３５はプログ
ラム化された模様と、機械制御プログラムと、材料１１５のプリンティングした
デザインの特性および長手方向および横方向の位置に関するリアルタイムのデー
タを記憶するためのメモリ１３６を含む。乾燥ステーション１２６はプリンティ
ングステーション１２５と共に運動可能で、フレーム１１１上で独立して運動可
能であり、プリンティングステーション１２５あるいはキルティングステーショ
ン１２７と干渉することなくプリンティングヘッド１３０によって供給されたプ
リンティング媒体を硬化するよう作動し得る位置においてフレーム１１１に固定
される。

【００５６】この実施例におけるキルティングステーション１２７は例えば米国特許第５、
８３２、８４９号に記載のような単一針キルティングステーションであることが
好ましい。キルティングステーション１２７はヘッド１３８が多層材料１２９に
３６０度の模様を縫製し得るようにフレーム１１１上を長手方向に運動可能であ
るキャリッジ１３９上を横方向に運動可能である単一針キルティングヘッド１３
８を有している。このことは、実施例１００において、３６０度の模様を縫製す
べく横方向リニアサーボ駆動装置１４１の動力によってキルティングヘッド１３
８が横方向に運動しており、ステーション１２７が長手方向サーボ駆動装置１４
２の動力によってフレーム１１１上を長手方向に運動している間、パネル１２９
を静止状態に保持することによって達成される。

【００５７】制御装置１３５はプリンティングステーション１２５とキルティングステーシ
ョン１２７との運動および作動を一方が模様あるいはデザインパネル１２９を付
与し、他方が調整された模様あるいはデザインを整合させて付与するものに対し
て調整する。本機械１００は好適な順序であるが先ずプリンティングされたデザ
インを付与し、次いでキルティングされた模様をそれに整合させるか、あるいは
キルティングされた模様を最初に付与し、次いでプリンティングされたデザイン
をキルティングされた模様に対して整合させることができる。制御装置１３５は
これらのステーションの作動を制御する。

【００５８】図３は図１に示す機械５００と類似であるが、更にマットレスカバーの縁取り
パネル２５２をマッチングさせた頂部パネルあるいは底部パネル２５１を製造す
るために広幅の多層織布２２９の種々の領域に模様の組み合せを付与できる能力
を含む実施例２００を示す。本機械は表面材料２１５の幅に亘って種々の位置に
色々の厚さの充填材料の供給装置２１８および２１９を具備している。本機械２
００はまた、頂部および底部パネル２５１から縁取りパネル２５２に切れ目を入
れるために切断ステーション２２８の近傍でスリッティングステーション２５３
も具備している。

【００５９】図４はマットレスカバー用のマッチングした頂部および底部パネルおよび縁取
りパネルを製造するための代替的な好適実施例３００を示す。本実施例３００は
類似のより狭幅型の機械３１０ａと組み合わせた図１に関連して前述した機械５
００と類似のタイプの機械３１０ａを含む。前記機械３１０ａはマットレス寸法
幅および長さを有する比較的厚みのある充填材の層１１８ａを含み、そのような
パネルに対する仕様に従って寸法が決められている多層織布３２９ａから頂部パ
ネルおよび底部パネルを作っている。本機械３１０ａは比較的薄い充填材の層１
１８ｂおよびマットレスの厚さに対応する狭い幅と、マットレスの縁の周囲に対
応するより長い長さを含む縁取りパネルの仕様に従って寸法が決められた多層３
２９ｂにマッチングした、あるいは調和のとれた縁取りパネルを製造する。織布
３２９ａ，３２９ｂに付与された組み合せ模様のマッチングは単一の制御装置に
よって制御されるか、あるいは一方の機械３１０ａ，３１０ｂの制御装置が他方
の機械を制御するように同調して作動するように相互に結合された機械３１０ａ
，３１０ｂの個別の類似の機械の制御装置３３５ａ，３３５ｂを制御する（図示
のような）主制御装置３３５によって制御される。制御装置３３５ａは機械３
１０ａの作動を制御して前述した機械５００と同様に、それぞれプリンティング
ヘッド３２５およびキルティングヘッド３２７ａによってマットレスの頂部およ
び底部パネルにおいてプリンティングしたデザインとキルティングした模様との
組み合せを製造するように機械３１０ａの作動を制御する。制御装置３３５ａは
、それぞれプリンティングヘッド３２５ｂおよびキルティングヘッド３２７ｂを
備えた同じマットレス用縁取りパネルにおけるプリンティングされたデザインお
よびキルティングされた模様を製造するように機械３１０ｂの作動を制御する。
主制御装置３３５は２つの制御装置３３５ａおよび３３５ｂの作動を調整する。

【００６０】図５に示す実施例において、例えばプリンティングライン４０１やキルトライ
ン４０２のような個別のプリンティングおよびキルティングラインを含むキルト
・プリンティングおよびキルティングシステム４００が提供される。キルトライ
ン４０２は、例えば米国特許第５，１５４，１３０号に記載されているもののよ
うな多針キルティング機であることが好ましい。プリンティングライン４０１は
ジェットプリンティングタイプであることが好ましいプリンティングステーショ
ン４２５と、通常は炉であるが、ＵＶ光線による硬化ステーションあるいはその
他の使用されているタイプのインクを硬化するようなその他のステーションでよ
い硬化ステーション４２６とを含む。マットレスのチッキング材あるいはその他
の何らかの表面材料のシート４１６が、好ましくはウェブの形態で提供され、プ
リンティングステーション４２５および硬化ステーション４２６を通して順次送
られる。プリンティングステーション４２５はウェブに沿った一連のパネルの１
つ以上の長さ４３２に位置するプリンティングライン制御装置４３１によって制
御される模様プログラムに従って材料４１６のウェブに模様を付与する。模様は
プリンティング制御装置４３１に製品情報を供給するバッチ制御装置４３５に従
ってパネル毎に変えてもよい。プリンティングライン４０１は供給装置４１６か
らの、好ましくは表面材料のウェブ４２９において複数のプリンティングされた
パネルを製造する。

【００６１】好適実施例において、プリンティングライン４０１で実行されるプリンティン
グは、一連のパネルの模様の他に一連の登録マーク４５０もプリンティングする
。登録マーク４５０はウェブの両側の織端あるいは側縁部にプリンティングされ
ることが好ましく、ウェブ４２９の各縁部の長手方向および横方向の双方の位置
を検出時に検出できるように情報を提供するよう例えばＺ字形状とされている。
両側のマーク４５０は相互に整合されることが好ましく、各パネルに対して対向
する一対のマークを含む。もっとも精度を増すために一対以上のパネルを使用し
てもよい。

【００６２】プリンティングの後、予めプリンティングされた材料４２９のウェブが巻き直
しされ、キルティング機４０２まで搬送され、該キルティング機に該ウェブが装
填され、裏打ちライナウェブ４１７および１つ以上の充填材のウェブ４１８と組
み合わされる。組み合わされたウェブ４２９、４１７および４１８は前部の送り
ロール４６０と係合され、そこから多針タイプのキルティングステーション４２
７を通して送られ、そこで複数の模様要素がプリンティングされている模様と整
合して先にプリンティングされたウェブ４２９上にキルティングされる。送りロ
ール４６０の代わりに、材料を回転させたり、再配向し直したりして材料の歪曲
を調整するような要領で材料を送る、あるいは動かすことのできるその他のタイ
プの個別に制御可能な送り要素を使用することもできる。

【００６３】キルティング機４０２は、キルティングステーション４２７の直ぐ上流で、ウ
ェブ４２９の右側縁部に一つと、ウェブ４２９の左側縁部に一つである一対のセ
ンサ４５１を有している。センサ４５１は、キルティング機４０２の制御装置４
３７がウェブ４２９の両側の縁部の位置を計算し得るようにマーク４５０のそれ
ぞれの位置を感知することのできる光電検出器でよい。制御装置４３７はマーク
４５０の長手方向および横方向の位置を検出し、キルティングされた模様がプリ
ンティングされた模様と整合し得るようにプリンティングされた模様の位置をそ
こから引き出すようにプログラム化されている。制御装置４３７のプログラムは
また、機械４０２の座標に対するパネルの回転あるいはウェブ４２９の歪曲を計
算することができる。

【００６４】前記機械にはキルティングステーション４２７の上流側においてスプリット送
りロール４６０が設けられている。スプリット送りロール４６０は、各々がサー
ボモータ４６１ａ，４６１ｂによって別々に駆動される左側の半体４６０と右側
の半体４６０ｂとを含む。制御装置４３７は歪曲を排除するためにウェブ４２９
の横方向位置を調整するようセンサ４５１の出力の制御装置４３７による分析結
果として計算されるウェブ４２９の歪曲に応答してサーボモータ４６１ａ，４６
１ｂを別々に駆動する。その結果、キルティングステ―ションの多針はそれぞれ
の対応するプリンティングされた模様との均等な整合を維持することができる。
ウェブ４２９の長手方向および横方向の調整と組み合せて歪曲修正する結果キル
ティング針をプリンティングされた模様と極めて正確に整合させる。

【００６５】図６は本発明の別の局面によるマットレスカバー製造システム１０を示す。本
システム１０は、少なくとも１つのプリンティングライン１１と、２つのキルテ
ィングライン１２ａおよび１２ｂとして示す少なくとも１つ、好ましくは２つの
キルティングライン１２と、マットレスカバー組み合せライン１３と、マットレ
ス組立ライン１４とを含む４つの副システムすなわち生産ラインに分割すること
ができる。これらの生産ライン１１―１４は単一の寝具製造施設に設置するか、
あるいは同じ、あるいは異なる会社の異なる施設に配置してもよい。

【００６６】プリンティングライン１１は図６Ａに詳細に示すインクジェットプリンティン
グステーション２０を含む。プリンティングステーション２０はメモリから、あ
るいはプログラム化された制御装置によって他の方法で像をマットレスカバーの
材料にプリンティングするよう作動し得る。そのようにプリンティングすること
によって、像は制御可能で、材料に沿って製品毎に、あるいは材料の一方の部分
から他の部分に変えることができる。そのようなプリンティングはデジタルある
いはカスタムプリンティングと称することができる。制御信号は、必ずしもデジ
タルでなくてよいが、プリンティングすべき模様と像とを決めるデジタル信号で
あることが好ましい。

【００６７】プリンティングステーション２０において、１つ以上のプリンティングヘッド
２２を有するプリンティングヘッドキャリッジ２１を設けることが好ましい。キ
ャリッジ２１はフレーム２６に堅固に取り付けられ、プリンティングライン１の
幅を跨ぐブリッジ２３上で横方向に運動可能であり、前記プリンティングライン
の幅は２０３．２センチメートル（８０インチ）であるキング寸法のマットレス
の幅よりも公称広いマットレスチッキング材の予測される最大幅のウェブ２４の
幅を横行するプリンティングヘッドの軌道を収容するに十分広いものである。キ
ャリッジ２１は、ウェブ２４上でドットパターンの像を選択的にプリンティング
するようにプリンティングヘッド２２の作動と共にプリンティングライン制御装
置２５によって制御されるリニアモータ２７によって駆動されることが好ましい
。図示実施例において、プリンティングヘッドはウェブ２４の長さに亘ってライ
ン毎にプリンティングするようウェブ２４の横方向広がりの全体に亘って個々の
ラインを走査する。もっともプリンティングヘッド２２は領域毎に模様をプリン
ティングするように異なるｘ−ｙ軌道において走査するように制御してもよい。

【００６８】プリンティングステーションはＵＶ硬化ステーション２６を含んでよく、そこ
でＵＶによって硬化し得るインクが紫外線および（または）ＵＶ硬化性インクあ
るいは溶剤ベースのインクを更に硬化、あるいは乾燥させる乾燥炉２８によって
硬化される。適当なプリンティングステーションおよび方法が１９９９年９月３
日に出願された、本発明と共通に譲渡され、出願中の米国特許出願番号第０９／
３９０、５７１号に記載されている。

【００６９】プリンティングライン制御装置２５は複数の模様データファイルが記憶できる
デジタルメモリを含む。これらのファイルからの模様およびその他のデータおよ
び（または）主システム制御装置あるいはコンピュータ９０からのデータがウェ
ブ２４の選択された位置にプリンティングすることができる。ある好適な実施例
において、主制御装置９０は、針の変更、材料の変更、あるいはその他の調整あ
るいは操作者の介入を最小にして、同じキルティングライン１２上で最も効率的
な順序でキルティングされるバッチに纏められた種々のマットレスカバー模様の
プリンティングを調整するように指令をプリンティングライン制御装置２５に送
る。典型的に、このことはマットレスカバーの頂部および底部パネルが、通常、
それらがより厚く、縁取りパネルよりも多くの詰め物を有しているので、縁取り
パネルとは分けて纏められる。更に、頂部および底部パネルはマットレス製品毎
に厚さが変わり、一方縁取りパネルは多様なマットレス製品に対しても厚さは同
じであることが多い。

【００７０】図６において、例えば、一連のキングサイズの頂部および底部パネルのための
模様がウェブ２４の長さ２４ａに亘ってプリンティングされているものとして示
されている。これらは、第１のプリンティングした模様の２つのパネル３０ａと
、頂部パネルと、底部パネルと、プリンティングすべき第２のプリンティング模
様の２つパネル３０ｂと、頂部パネルと、底部パネルと、プリンティングすべき
次の模様のパネル３０ｃとを含む。これらの模様は例示のために、製品毎に変っ
ているものとして示されている。より典型的には、各模様の幾つかの製品が順序
予定表に従って順次プリンティングされる。これらの模様３０はパネル３０ａ−
ｃの模様を有する製品の順序を特定のプリンティングライン１１に、あるいはウ
ェブ部分２４ａにプリンティングすべき特定の順序に割り当てる予定表に従って
主制御装置９０でバッチ制御されてプリンティングされる。パネル３０ａ−ｃか
ら作るべき製品をウェブ２４ａの同じ部分にグループ分けすることは、例えば機
械の調整あるいは材料または針の変更をするために介入なしに同じキルトライン
１２で作業できるよう決定する主制御装置９０によって割り当てられる。同じキ
ルトライン１２において連続してキルティングするべき全てのパネル３０がウェ
ブ部分２４ａにおいてプリンティングされる場合、ウェブ部分２４ａはキルティ
ングのためにキルティングライン１２ａへ転送すべく切断され、ロール３１に個
別に巻かれることが好ましい。

【００７１】次いで、制御装置９０はプリンティングするために縁取りパネル３２をバッチ
に纏める。これらの縁取りパネル３２は、頂部および底部パネル３０がその上で
プリンティングされていたのと同じ、あるいは異なるプリンティングライン１１
でプリンティングすればよい。縁取りパネルは典型的には２５．４センチメート
ル（１０インチ）から５０．８センチメートル（２０インチ）の幅の長くて狭幅
の帯片であるが、より広くしたり、狭くしてよく、通常はマットレスの周囲を囲
むために長さが５．４メートル（１８フィート）から８．１メートル（２７フィ
ート）の範囲である。もっともそれらはより短い帯片で形成し、後で相互に縫い
合せてもよい。縁取りパネル３２はウェブの部分２４ａ上にプリンティングされ
、ロール３１に巻かれた頂部パネルと底部パネルとにマッチングするようにプリ
ンティングされる。縁取りパネル３２は、例えばパネル３０ａの模様と同じか、
あるいはマッチングする模様をプリンティングした縁取りパネル３２ａを含み得
る。パネル３０ｂに対してプリンティングされた模様に対応する模様でパネル３
２ｂをプリンティングしてよく、模様３２cはパネル３０ｃに対してプリンティ
ングした模様に対応する模様でプリンティングしてもよい。対応する模様と同じ
、あるいは異なる方向性、あるいは寸法でプリンティングすることができる。こ
れらの縁取りパネル３２は縁取りパネルをキルティングするために設定したキル
ティングライン１２ｂに転送するようにロール３３に巻くべくウェブ部分２４ｂ
にプリンティングされる。

【００７２】縁取りパネル３２のキルティングにおいて、長くて狭幅のパネル３２がウェブ
の部分２４ｂを最も効率的に使用するように配置される。例えば、５つの４０．
６４センチメートル（１６インチ）の縁パネルの帯片が図７に示すように２０３
．２センチメートル（８０インチ）の幅のウェブ部分２４ｂの幅に亘ってプリン
ティングすることができる。このような配置に対して、ウェブ部分２４ｂの幅に
亘って５つのパネルの各々の異なる模様のドットの一列をプリンティングし、次
いでドットの別の列をプリンティングするというように、ウェブ部分２４がプリ
ンティングステーション２０を通して一方向に前進するにつれてドットの連続し
た各列が同様にプリンティングされるようになるまでライン毎にウェブの横方向
の幅全体を走査するようにプリンティングへッド２２はプリンティングライン制
御装置２５によって制御される。代替的に、プリンティングヘッド２２は材料に
対する平面において運動可能で、都合のよいように、各種の順序で種々の模様の
選択した領域をプリンティングするように制御することができる。ウェブ２４ｂ
の幅に亘っての縁取りパネル上の模様は同じか、あるいは図示のように異なるよ
うにしてもよい。パネル３２にどこでスリットを形成するか、あるいは相互に横
方向に切断するかを指示するために切断線２９もプリンティングすればよい。

【００７３】類似するキルトパラメータを有するパネルが一緒にグループ化されるようなパ
ネルからなるウェブグループには模様の配置がプリンティングされる。同じキル
ト模様を有し、しかも同一の針設定の必要性があるパネルを材料上に連続的に配
置することができる。例えば、異なる製品の縁取りパネルは、通常、必然的では
なく、同一の充填特性を有する。類似の特性を有するパネルは一緒にグループ化
することができ、特にそれらが同一のキルト模様を有するのなら特に、相並べて
配置することができる。ここで、材料上にプリンティングした模様の配置は材料
の無駄および生産の非効率化を最小限にするように行われることが可能である。
模様の配置は、幾つかの配置基準を与えるようにプログラムされたバッチモード
制御装置あるいはスケジューリングコンピュータによって自動的になし得る。

【００７４】頂部および底部パネルが縁取りパネル３２の厚さと同一の厚さにキルトされる
ところでは、縁取りパネル３２に加えて、頂部および底部パネル３５もウェブ部
分２４ｂ上に配置することができることが望ましい。そのような場合、例えば、
キングサイズのマットレスよりも幾分か広い頂部および底部パネル３０ｃには頂
部および底部パネル３５の側辺に沿って同一のマットレスを嵌合させるためにマ
ッティングする縁取りパネル３２でプリンティングしてもよい。

【００７５】更に、例えば小売業者のラベル７０のような製造業者あるいは小売業者のラベ
ルを、図７Ａに示すように、プリンティングステーション２０においてプリンテ
ィングヘッド２１によって寝具製品に、直接、プリンティングすることできる。
これまでは、ラベルは寝具製品に縫い付けられていた。代わりに、小売業者のラ
ベル７０は、特定の注文に対して識別されたマットレスのパネル３０aの模様を
プリンティングするためにウェブ２４に亘ってキャリッジ２２がプリンティング
ヘッド２１を走査するにつれて、例えば頂部パネル３０ａの隅あるいは縁部にプ
リンティングライン１１において模様と共にプリンティングすることができる。
寝具製造業者が多数の小売業者に対して寝具を製造する場合、ラベルは異なる店
のブランドあるいは製品モデルを指示するように特別に作ればよい。個々の小売
業者の名前はマットレスの特別注文に対して適用すればよい。このことは、諸々
の小売業者のために製品がキルティングのためにバッチに分けられるのでバッチ
毎あるいは一品ごとに行なえばよい。そのようなラベルはプリンティングステー
ション２０において模様と共にパネルにプリンティングすることができる。ラベ
ルは、例えば製品、顧客あるいは注文を識別あるいは記載しているバーコードで
符号化した情報のような機械で読み取り可能な情報を含み得る。

【００７６】制御装置９０によって提供されるバッチモード計画によって、頂部および底部
パネルが正確に縁取りパネル３２とマッチングし、その結果得られるマットレス
カバーが正確に内部のばねユニットと適合するように、キルティングライン１２
、組み合せライン１３および組立てライン１４への情報の通信のための設備がし
つらえられる。これは数種の方法のいずれかによって実行し得る情報記録を発生
させることによって実行し得る。情報を調整する一方法およびより信頼し得る方
法の一つは情報の記録をマットレスカバーパネルに取り付けることである。これ
は模様３０、３２のプリンティングと共にプリンティングステーション２０にお
いて製品のコードをプリンティングすることによって達成することができる。そ
のようなプリンティングされた記録はバーコードあるいはその他の機械で読み取
り可能な記録の形態とし得る。

【００７７】バーコードラベルが図において領域４０および４１として示されている。コー
ド４０は例えば図６においてコード４１ａ―ｄとして示されており、頂部および
底部パネル３０ａ−ｄが使用される製品を識別する情報を包含しており、バーコ
ード４１ａ−ｄは縁取りパネル３２ａ−ｄが使用される製品を識別している。次
いで、これらのコードは、特定の製品に対して適当なその後の作業が自動的に実
行できるようにその後のステーションのセンサによって読み取られる。機械で読
み取り可能な印あるいはコードに追加して、あるいはその代替として、プリンタ
はマットレスカバーあるいはマットレス組立体における手作業でマッチングさせ
る要素、あるいはその後の作業におけるその他の要素によってキルティング機の
操作者によって使用可能である手作業で読み取り可能な情報をプリンティングす
ることができる。

【００７８】模様を識別するために材料にプリンティングされたコード４０、４１を採用す
るよりもむしろ、識別情報を包含した電子ファイルは主コンピュータ９０を介し
て各種のラインの制御装置の間で同期化させることができる。例えば、プリンテ
ィングライン１１において模様をプリンティングすることによってどこでプリン
ティングされたか、何がプリンティングされたかに関する情報をプリンティング
ライン制御装置２５によって主制御装置９０まで通すようにさせることができる
。次いで、主制御装置９０はプリンティングされた模様の位置を追跡する情報と
共にプリンティングされた模様の情報をシステム１０を通して、該システム１０
を通る流れにおいて各製品要素を制御し、追跡を続けるライン１２、１３、１４
の各種の制御装置まで伝送する。

【００７９】作動の中のキルティングの部分に対して、チッキング材のウェブ２４ａにおい
て頂部および底部プリンティングパネル３０を有するロール３１がキルティング
ライン１２ａに装填され、そこでウェブ２４ａは、例えば二層の充填材３６、３
７および裏打ち材料３８の１つのウェブと組み合わされる。前記層はキルティン
グステーション４４ａを通じて送られ、そこで前記層は例えば、複数の並置の連
続したジグザグ状の模様のような一般的なキルテイングした模様と一緒にキルテ
ィングされる。典型的な模様並びにキルティングステーション４４ａとして使用
するのに適した多数針のキルティング機が参考文献として本明細書に援用した米
国特許第５，１５４，１３０号に図示され、かつ説明されている。キルティング
ステーション４４ａは制御装置４５ａによって制御され、該制御装置はパネル３
０の模様が関連する製品に対する適正な模様を選択する主制御装置９０の制御に
よって模様のキルティングを制御する。プリンティングした模様とキルティング
した模様との間の調和は、例えばプリンティングしたコード４０を読み取るセン
サ４６ａによって、あるいはキルティングステーションの制御装置４５ａと連通
する制御装置９０からの信号によって達成することができる。

【００８０】キルティングライン１２ａはまた、パネル切断ステーション５０を含み、該切
断ステーションは、またキルティングステーション制御装置４５ａによって、あ
るいは主制御装置からの調整信号に応答してパネル切断装置におけるカッタによ
って、あるいは例えば製品のバーコードを独自に読み取ることによって製品から
読み取られたコードによって作動させることも可能である。切断ステーション５
０ａにおけるカッタは個々のパネル３０をどこで切断するかを決めるために制御
装置４５ａからの調整情報を使用する。制御装置９０を介してバッチ制御の製品
パラメータデータからの製品寸法の情報に従って種々の長さに切断し得る。パネ
ルの切断はキルティング工程における材料の寸法変化として発生する「収縮」を
許容するように制御し得る。切断によってつ々の長方形の頂部および底部のマッ
トレスカバーパネル５１の完成品を製造する。前記の完成品は、例えばプリンテ
ィングされた模様３０ａを有する一対の頂部および底部のパネル５１ａとプリン
ティングされた模様３０ｂを有する一対のパネル５１ｂと、プリンティングされ
た模様３０ｃを有する一連のパネル５１ｃとを含む。パネルカッタは米国特許第
５，５４４，５９９号および１９９９年７月２２日に出願された米国特許出願第
０９／３５９、５３５号に示され、かつ説明されている。これらの切断されたパ
ネルは次いで、積重体５２に位置され、組み合せライン１３のマッチング副シス
テム５９と呼称される領域まで転送され、そこで対応する頂部パネルと底部パネ
ルとが対応する縁取りパネルとマッチングされ、各製品のためのマットレスカバ
ーのセット５３を構成する。前記のマッチングは手作業で調整されるか、あるい
は直接システム制御装置９０によって、あるいは個別のマッチング制御装置、す
なわちコンピュータ５５を介してシステム制御装置９０によってバッチモード制
御により調整し得る。

【００８１】同様に、チッキング材のウェブ２４ｂにおいてプリンティングされた縁取りパ
ネル３２を有しているロール３３はキルティングライン１２ａ上に装填され、そ
こでウェブ２４ｂは例えば、一層の充填材４７と一枚のウェブの裏打ち材４８と
に組み合わされる。前記の層はキルティングステーション４４ｂを通して進行し
、そこで該層は、例えばライン１２ａのキルティングステーション４４ａで付与
される同じ一般的なキルティングした模様と共にキルティングされる。キルティ
ングステーション４４ｂもまた、制御装置４５ｂによって制御され、前記制御装
置４５ｂはまたパネル３２の模様が関連する製品に対して適正な模様を選択する
主制御装置９０に制御されて模様のプリンティングを制御する。キルティングラ
イン１２におけるプリンティングした模様とキルティングした模様との間の調和
は、例えばプリンティングされたコード４０を読み取るセンサ４６ａによって、
あるいはキルティングステーション制御装置４５ｂと連通する制御装置９０から
の信号によって達成し得る。

【００８２】キルティングライン１２ｂもまた、これもキルティングステーションの制御装
置４５ｂによって作動し、キルティングライン１２ａの切断ステーション５０ａ
と類似であるパネル切断ステーション５０ｂを含む。切断ステーション５０ａは
主制御装置を介して、あるいは独立して、パネル状で模様をプリンティングした
、例えばバーコードのようなコードを読み取ることによってキルティングライン
制御装置によって制御することができる。切断ステーション５０ｂにおけるカッ
タは一組の横方向に隣接する縁取りパネルを別の組みから横方向にどこで切断す
るかを決めるために制御装置４５ｂからの調整情報を使用する。このような横方
向の切断は一方の縁取りパネルを別の縁取りパネルから分離するために個々の縁
取りパネルに切り目が形成される前あるいは後に行なえばよい。切断およびスリ
ット形成工程によって個々の長方形の縁取りパネル帯片の完成品を作る。例えば
、プリンティングされた模様３０ａを有する一対の頂部および底部パネル５１ａ
と、プリンティングした模様３０ｂを有するパネル５１ｂと、プリンティングさ
れた模様３０ｃを有するパネル５１ｃとを含む頂部および底部マットレスカバー
パネル５１は同様に材料から切断される。これらの切断されたパネルは次いで積
重体５２ｂに位置され、前述のように対応する頂部および底部パネルとマッチン
グさせるためにマッチング副システム１３まで転送される。

【００８３】横方向に配置されたパネルに切れ目を形成するための装置はキルティングライ
ン１２の一つあるいは全てにパネル３０、３２を、あるいはその他のパネルを相
互に長手方向に分離したり、あるいは縁を他の材料から切断する切り目形成ステ
ーション６０を装備することによって提供される。そのようなスリット形成ライ
ンがキルティングライン１２ｂにおいて示されており、そこではキルティングス
テーション４４ｂと切断ステーション５０ｂとの間に位置されたものとして示さ
れている。スリット形成ステーション６０は複数の横方向に調整可能で、選択的
に作動可能な切り目形成あるいはトリミング要素すなわちナイフ組立体（図示せ
ず）を有しており、それらはウェブ２４ｂに選択的にスリットを形成するように
位置させ、かつ作動させることができる。図示実施例において、ナイフは４つ所
でウェブ２４に長手方向にスリットを形成し、５つの縁取りパネル３２を相互に
分離するように作動可能である。スリットを形成し、横方向に切断することによ
ってこのように分離された縁取りパネル６１の完成品は次いで、マッチングステ
ーション１３まで転送するように積重体５２ｂに置かれる。分離された個々の長
方形の縁取りパネル帯片６１は、例えばプリンティングされた模様のマッチング
する頂部および底部パネル５１ａを有する縁取りパネル６１ａと、プリンティン
グされた模様のマッチングした頂部および底部パネル５１ｂを有する縁取りパネ
ル５１ａと、プリンティングされた模様のマッチングした頂部および底部パネル
５１ｂと、プリンティングした模様のマッチングする頂部および底部パネル５１
ｃを有する縁取りパネル６１ｃとを含む。これらの切断されたパネルは、次いで
積重体５２ｂに位置され、前述のように対応する頂部および底部パネルとマッチ
ングさせるためにマッチング副システム１３まで転送される。

【００８４】トリミング用ナイフはキルティングラインの制御装置４５ｂの制御によってモ
ータあるいはアクチュエータによって選択的に作動可能、かつ横方向に運動可能
とし得る。プリンティングされた模様に対する切断およびスリット形成ラインの
整合はキルティングライン１２において実行され、あるいは切断およびトリミン
グのためプリンティングされ、キルティングされた材料が位置される独立した切
断ラインにおいて実行可能である。プリンティングとキルティングとの間の整合
を達成するために本特許出願において説明されている技術は切断および（または
）スリット形成およびプリンティングとの間の整合に対して使用してもよい。ト
リミング用ナイフ並びに横方向に切断するナイフを作動させ、および（または）
位置決めするための情報は主制御装置９０からの電子ファイルを介してキルティ
ングおよび切断ラインの制御装置４５ａ，４５ｂに通信可能で、あるいはプリン
ティングライン１１においてチッキング材に模様をプリンティングしたコード化
した情報および（または）分離ライン２９に含めることができる。キルティング
された模様およびプリンティングされた模様を整合させるために前述した本特許
出願の整合技術およびウェブ整合技術はまた、チッキング材のウェブに模様をプ
リンティングさせて切断およびスリット形成操作を整合させるために使用しても
よい。切断部およびスリットを自動的に見つけるために、本システムを通して材
料を正確に追跡すると共にプリンティングされた切断線、あるいは計算された収
縮補正値を直接検出する方法を採用すべきである。

【００８５】組み合せライン１３のマッチング副システム５９において完成した縁取りパネ
ル６１を頂部および底部パネル５１にマッチングさせた後、マットレスカバーの
セット５３の構成要素が従来の方法でマットレス組立てライン１４において内部
のばねユニット６５に組み付けられ、仕上がったマットレス製品を形成する。適
正な内部ばねユニット６５に対するマットレスカバーセット５３のマッチングも
主制御装置９０の制御によって実行される。適正なマッチングを行なうために、
内側ばねユニット６５並びにマットレスカバーセット５３にはセンサで読み取り
可能なコード化したラベルを具備させるか、あるいは制御装置９０によって電子
ファイルによって調整し得る。その結果得られた製品７０は、そうすれば、コン
ピュータ９０によって処理されたデータファイルにおける製品説明パラメータに
よって特定したカバーおよび内部ばねを有するマットレスを含み得る。そのよう
なファイルの例が１９９９年４月２８日出願された米国特許出願番号第０９／３
０１，６５３号に記載されている。

【００８６】前述の説明は本発明のある好適実施例を代表したものである。例えば、マット
レス製造に関連して説明しているが、マットレスカバーに種々の模様をプリンテ
ィングするよう手配する方法のある局面は装飾材料、ベッドカバーおよびキルト
の掛け布団およびその他の紡績、模様付き織布の製造において織布がプリンティ
ングされるようなその他の用途に対しても使用可能である。当該技術の当業者に
は更に、本発明の原理から逸脱することなく前述した実施例に対して各種の変更
や追加を行い得ることを認識する。

【００８７】前述の説明は本発明のある好適実施例を代表するものである。当該技術分野の
当業者には本発明の原理から逸脱することなく前述した実施例に対して各種の変
更や追加を行い得ることを認識する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理を実施した、ウェブ送りのマットレスカバーキルティング機の一
実施例の概略斜視図である。

【図２】キルトの掛け布団の製造により適している図１に示す機械に対する代替実施例
である断続的なパネルのキルティング機の概略斜視図である。

【図３】マットレスカバーのために調和した頂部および底部パネル並びに縁取りパネル
を作る構造を含む、図１に示すウェブ送りのマットレスカバーキルティング機の
代替実施例の上面図である。

【図４】図３に示す機械に対する代替実施例の概略斜視図である。

【図５】図１に示す機械に対するオフラインの代替実施例の概略斜視図である。

【図６】本発明のその他の原理を実施したマットレスカバーキルティングシステムの一
実施例の線図である。

【図６Ａ】図６に示すシステムの模様プリンティング部分の斜視図である。

【図７】種々の模様を有する一組の縁取りパネルを横方向に配置したものを示す図１に
示すシステムのプリンティングラインにおいてプリンティングされつつあるチッ
キング材のウェブの破断平面図である。

【図７Ａ】マットレスカバーの頂部パネルにおける模様のプリンティングと共に寝具製造
業者のラベルをプリンティングしたものを示す、図６に示すシステムのプリンテ
ィングラインにおいてプリンティングされつつあるチッキング材のウェブの破断
平面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷＦターム(参考） 3B150 AA26 BA01 CB04 CE23 CE24 EH01 EH16 GE29 LA67 LB01 LB02 NA30 NA62 NC03 【要約の続き】正な組み合せが少量の種々のキルティングした製品が材料のウェブに沿って自動的に製造し得るように組み合わされる。チッキング材料が複数の種々の模様を予めプリンティングされ、コンピュータによって配列され、かつ連通されることによってプリンティングヘッドが材料を走査し、ウェブの幅に亘って種々のパネル（３２）の種々の模様をプリンティングすることができる。マットレス製品のパネルをマッチングさせるための識別データ（４０）を織布にプリンティングされたデータファイルに設けることができる。パネルを相互に切断およびスリットを形成し、マットレス製品を組立てるためにパネルをキルティングし、組み合せることが手作業で、あるいはデータを使用して自動的に実行することができる。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも一方が模様の一部を材料に縫製することを含む二
つの一連の工程において多層の材料のキルトに模様を付与する方法において、第１の製造ラインの第１の模様を付与するステーションにおいて少なくとも一
層の前記材料に前記模様の第１の部分を付与する段階と、前記模様の第１の部分を備えた前記材料を、そこで支持された材料に前記模様
の第２の部分を付与するように構成された第２の模様付与ステーションを有する
第２の生産ラインまで転送する段階と、前記第２の模様付与ステーションにおける材料の角度方向を検知する段階と、前記検知に応答して、前記第２の模様付与ステーションに対する材料の角度配
向を調整する段階と、前記材料の角度方向の調整に従って前記模様の第１の部分と整合させて材料に
該模様の第２の部分を付与する段階とを含むことを特徴とする、多層材料のキル
トに模様を付与する方法。
【請求項２】前記第１の模様付与ステーションがプリンティングステーシ
ョンであり、前記第２のステーションがキルティングステーションであり、前記第１の一連の工程がプリンティングステーションにおいて前記材料の層に
前記模様の第１の部分をプリンティングすることを含み、前記転送する段階がその上に前記模様の第１の部分をプリンティングした前記
材料を、その上に前記キルティングステーションを有するキルティング機まで伝
送することを含み、前記第２の一連の工程が前記模様の第１の部分と整合させてキルティングステ
ーションにおいて多層の前記材料に前記模様の第２の部分をキルティングするこ
とを含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
【請求項３】前記キルティングステーションが前記模様のキルティングし
た部分の複数の横方向に離隔した要素を同時に縫製するように作動可能な複数の
針を有する多数針キルティングステーションであり、前記キルティングステーションにおいて材料の角度方向を調整する段階が各針
と前記模様のキルティングした部分の離隔した要素とを該模様のプリンティング
された部分の対応するプリンティングされた要素と整合させるために種々の針を
色々と調整することを特徴とする、請求項２に記載の方法。
【請求項４】前記模様の第１の部分を付与する段階が前記第１の模様付与
ステーションにおいて前記材料の連続したウェブの少なくとも一層に付与するこ
とであり、前記模様の第１の部分を有する前記材料のウェブが第２の製造ラインに転送さ
れ、前記材料のウェブの角度方向が前記第２の模様付与ステーションにおいて検出
され、それに対して調整され、前記模様の第２の部分が前記材料のウェブに付与されることを特徴とする、請
求項３に記載の方法。
【請求項５】前記第２の製造ラインが前記第２の模様付与ステーションに
隣接して材料の角度方向を検出するとそれに応答して個別に制御可能な横方向に
離隔した送り要素を含むことを特徴とする請求項４に記載の方法。
【請求項６】個別の制御可能な横方向に離隔した送り要素が、前記第２の
製造ラインの各側で１つの送りロールを含み、該各ロールが材料の角度方向の検
出に応答する制御装置からの信号によって個別に駆動される一対の送りロールを
前記第２の模様付与ステーションの上流側において含むことを特徴とする、請求
項５に記載の方法。
【請求項７】前記プリンティングステーションが前記材料の両側の縁部に
おいて個別の登録マークをプリンティングするよう作動可能であり、前記材料の角度方向の感知がプリンティングされた登録マークを個別に感知す
ることによって達成されることを特徴とする、請求項５に記載の方法。
【請求項８】前記プリンティングステーションが該プリンティングステー
ションでプリンティングされた前記模様の一部と関連した製品識別マークをプリ
ンティングするよう作動可能であり、前記方法が更に、前記第２の製造ラインにおいて前記材料からの製品識別マークを読み取り、前
記マークの読み取りに応答して前記キルティングステーションにおいて付与すべ
き対応する前記模様の部分を選択する段階を含むことを特徴とする、請求項５に
記載の方法。
【請求項９】前記プリンティングステーションが前記材料の両側の縁部に
おいて個別の登録マークをプリンティングするよう作動可能であり、前記材料の角度方向の感知がプリンティングされた登録マークを個別に検知す
ることによって達成されることを特徴とする、請求項４に記載の方法。
【請求項１０】前記プリンティングステーションが該プリンティングステ
ーションでプリンティングされた前記模様の部分と関連した製品識別マークをプ
リンティングするように作動可能であり、前記方法が更に、前記第２の製造ラインにおいて前記材料から製品識別マークを読み取り、前記
マークの読み取りに応答して前記キルティングステーションにおいて付与される
べき対応する前記模様の部分を選択する段階を含むことを特徴とする、請求項４
に記載の方法。
【請求項１１】前記模様の第１の部分を付与する段階が前記第１の模様付
与ステーションにおいて前記材料の連続したウェブの少なくとも一層に対して付
与することであり、前記模様の第１の部分を備えた前記材料のウェブが前記第２の製造ラインに転
送され、前記材料のウェブの角度方向が前記第２の模様付与ステーションにおいて検知
され、かつそれに対して調整され、前記模様の第２の部分が前記材料のウェブに付与されることを特徴とする、請
求項２に記載の装置。
【請求項１２】前記第２の製造ラインが前記第２の模様付与ステーション
に隣接して材料の角度方向の検知に応答して、個別に制御可能な横方向に離隔さ
れた送り要素を含むことを特徴とする、請求項１１に記載の方法。
【請求項１３】個別に制御可能な横方向に離隔した送り要素が前記第２の
製造ラインの各側に１つの送りロールを含み、該各ロールが材料の角度方向の検
知に応答する制御装置からの信号によって個別に駆動される一対の送りロールを
前記第２の模様付与ステーションの上流側において含むことを特徴とする、請求
項１２に記載の方法。
【請求項１４】前記プリンティングステーションが前記材料の両側の縁部
に個別の登録アークをプリンティングするように作動可能であり、前記材料の角度方向の検知がプリンティングされた登録マークを個別に検知す
ることによって達成されることを特徴とする、請求項１２に記載の方法。
【請求項１５】前記プリンティングステーションが該プリンティングステ
ーションでプリンティングされた前記模様の部分と関連した製品識別マークをプ
リンティングするよう作動可能であり、前記方法が更に、前記第２の製造ラインにおいて前記材料から製品識別マークを読み取り、該マ
ークの読み取りに応答して前記キルティングステーションにおいて付与すべき対
応する前記模様の部分を選択する段階を含むことを特徴とする、請求項１２に記
載の方法。
【請求項１６】前記材料の角度方向の検知がプリンティングされた登録マ
ークを個別に検知することによって達成されることを特徴とする、請求項１に記
載の方法。
【請求項１７】前記第２の製造ラインにおいて前記材料から製品識別マー
クを読み取り、該マークの読み取りに応答して前記第２のステーションにおいて
付与されるべき対応する前記模様を選択することを特徴とする、請求項１に記載
の方法。
【請求項１８】前記第２の模様付与ステーションが前記模様の第２の部分
の複数の横方向に離隔した要素を同時に付与するように作動可能であり、前記第２の模様付与ステーションにおいて前記材料の角度方向を調整すること
によって各ヘッドおよび前記模様の第２の部分の離隔した要素を前記模様の第１
の部分の対応する要素と整合するように持ってくるべく種々のヘッドを色々と調
整することを特徴とする、請求項１に記載の方法。
【請求項１９】前記模様の第１の部分の付与が前記第１の模様付与ステー
ションにおいて前記材料の連続したウェブの少なくとも一層に対してであり、前記模様の第１の部分を付与された前記材料のウェブが前記第２の製造ライン
まで転送され、前記材料のウェブの角度方向が前記第２の模様付与ステーションにおいて感知
され、それに対して調整され、前記模様の第２の部分が前記材料のウェブに対して付与されることを特徴とす
る、請求項１８に記載の方法。
【請求項２０】前記第２の製造ラインが前記第２の模様付与ステーション
に隣接して前記材料の角度方向の感知に応答して個別に制御可能な横方向に離隔
した送り要素を含むことを特徴とする、請求項１９に記載の方法。
【請求項２１】個別に制御可能な横方向に離隔した送り要素が、前記第２
の製造ラインの各側に１つの送りロールを含み、該各ロールが材料の角度方向の
検知に応答する制御装置からの信号によって個別に駆動される一対の送りロール
を前記第２の模様付与ステーションの上流側で含むことを特徴とする、請求項２
０に記載の方法。
【請求項２２】前記材料の角度方向の検知が前記第２の製造ラインにおい
て前記材料の両側の縁部における個別の登録マークを個別に検知することによっ
て達成されることを特徴とする、請求項２０に記載の方法。
【請求項２３】前記第２の製造ラインにおいて前記材料から製品登録マー
クを読み取り、該マークの読み取りに応答して前記第２のステーションにおいて
付与されるべき対応する前記模様を選択する段階を更に含むことを特徴とする、
請求項１９に記載の方法。
【請求項２４】少なくとも一方が模様を材料に縫製することを含む二つの
一連の工程において多層の前記材料のキルトに模様を付与するキルティング装置
において、前記材料の層に前記模様をプリンティングするよう作動可能なプリンティング
ステーションと、前記材料にキルティングした前記模様の複数の横方向に離隔した要素を同時に
縫製するよう作動可能な複数の針を有するキルティングステーションと、前記キルティングステーションにおいて材料の角度方向を検知するよう作動可
能なセンサと、前記センサに応答して前記キルティングステーションに対する前記材料の角度
方向を調整して種々の針と材料との間の関係を色々と調整し、該各針とキルティ
ングされた前記模様の離隔した要素とをプリンティングされた該模様の対応する
プリンティングされた要素と整合するように持ってくるべく作動可能な送り要素
とを含むことを特徴とするキルティング装置。
【請求項２５】前記送り要素が前記キルティングステーションに隣接して
前記材料の角度方向の検知に応答して個別に制御可能な横方向に離隔した送り要
素であることを特徴とする、請求項２４に記載の装置。
【請求項２６】個別に制御可能な横方向に離隔した送り要素が材料の各側
で１つの送りロールを含み、該各ロールが材料の角度方向の検知に応答して信号
によって個別に駆動される一対の送りロールをキルティング付与ステーションの
上流側で含むことを特徴とする、請求項２４に記載の装置。
【請求項２７】プリンティングステーションを有する第１の製造ラインと
、キルティングステーションを有する第２の製造ラインと、前記第２の製造ラインにあり、前記第１の製造ラインにおいてプリンティング
され、そこまで運ばれてきた材料の角度方向を検知するよう作動可能であるセン
サとを含むことを特徴とする、請求項２４に記載の装置。
【請求項２８】少なくとも一方が模様を材料に縫製することを含む二つの
一連の工程において多層の該材料のキルトに模様を付与するキルティング装置に
おいて、前記材料の連続したウェブを支持するコンベヤを有し、該材料のウェブに沿っ
て複数の模様の各々に前記模様をプリンティングするように作動可能であるプリ
ンティングステーションと、材料のウェブにキルティングされた模様を縫製するよう作動可能なキルティン
グステーションと、前記キルティングステーションにおいて前記材料のウェブの角度方向を検知す
るように作動可能なセンサと、前記センサに応答して前記キルティングステーションに対する前記材料のウェ
ブの角度方向を調整し、キルティングされた前記模様をプリンティングされた該
模様と角度的に整合するように持ってくるべく作動可能な送り要素とを含むこと
を特徴とするキルティング装置。
【請求項２９】前記送り要素が前記キルティングステーションに隣接して
前記材料の角度方向の検知に応答して個別に制御可能な横方向に離隔した送り要
素であることを特徴とする、請求項２８に記載の装置。
【請求項３０】個別に制御可能な横方向に離隔された送り要素が、前記材
料の各側において１つの送りロールを含み、該各ロールが前記材料の角度方向の
検知に応答して信号によって個別に駆動される一対の送りロールをキルティング
付与ステーションの上流側において含むことを特徴とする、請求項２９に記載の
装置。
【請求項３１】プリンティングステーションを有する第１の製造ラインと
、キルティングステーションを有する第２の製造ラインと、前記第２の製造ラインにあり、前記第１の製造ラインにおいてプリンティング
され、そこまで運ばれてきた材料の角度方向を検知するよう作動可能であるセン
サとを含むことを特徴とする、請求項２８に記載の装置。
【請求項３２】前記キルティングステーションが前記材料のウェブにおけ
るキルティングされた前記模様の複数の横方向に離隔された要素を同時に縫製す
るよう作動可能な複数の針を有し、前記送り要素が種々の針と種々の横方向に離隔した要素の間の関係を色々調整
し、前記各針とキルティングされた前記模様の横方向に離隔した要素とをプリン
ティングされた該模様の対応するプリンティングされた要素と整合するべく持っ
てくるよう作動可能であることを特徴とする、請求項２８に記載の装置。
【請求項３３】コンピュータで制御可能なプリンタを有するプリンティン
グステーションを通してウェブの形態で織布を送る段階と、複数の種々の模様のデータを前記プリンティングステーションにおけるプリン
タに通信する段階と、前記プリンティングステーションにおいて、前記プリンタのプリンティングヘ
ッドで織布の前記ウェブを走査し、通信されたデータに従って各々が模様の一つ
を備えた前記ウェブに前記プリンティングヘッドにより複数のパネルをプリンテ
ィングする段階と、それぞれ模様をプリンティングした複数のパネルを有する織布の前記ウェブを
前記プリンティングステーションからキルティングステーションまで動かす段階
と、それぞれ模様をプリンティングした複数のパネルを有する織布のウェブを充填
材料の少なくとも一層と組み合せる段階と、前記キルティングステーションにおいて、前記ウェブの複数のパネルを充填材
の少なくとも一層とキルティングする段階とを含むことを特徴とするキルティン
グの方法。
【請求項３４】前記キルティングステーションと前記プリンティングステ
ーションとが同じ製造ラインに沿って組立てられていることを特徴とする、請求
項３３に記載の方法。
【請求項３５】前記キルティングステーションがキルティングラインに位
置しており、前記プリンティングステーションがキルティングラインから離れたプリンティ
ングラインに位置しており、織布の前記ウェブを動かすことがそれぞれ前記模様をプリンティングした複数
のパネルを有する該ウェブを前記プリンティングラインから前記キルティングラ
インまで転送することを含むことを特徴とする、請求項３３に記載の方法。
【請求項３６】前記織布がチッキング材であり、前記方法が更に、前記チッキング材のウェブの部分にプリンティングすべく種々のマットレスカ
バーの縁取りパネルをグループ分けし、該チッキング材の同じあるいは異なるウ
ェブの異なる部分にプリンティングすべく前記の種々のマットレスカバーの頂部
および底部パネルをグループ分けすることによって前記プリンテイングを計画す
る段階を含み、前記チッキング材を送ることがプリンティングステーションを通して前記チッ
キング材のウェブ部分を別々に送ることを含み、前記ウェブにプリンティングすることが一つの該ウェブの部分に、通信された
データに従って各々が前記複数の種々の前記模様の一つを有する複数の縁取りパ
ネルをプリンティングし、該縁取りパネルにプリンティングされた前記模様の各
々にそれぞれ対応する模様を備えた複数の頂部あるいは底部パネルを異なる前記
ウェブの部分に別々にプリンティングすることを含むことを特徴とする、請求項
１３に記載の方法。
【請求項３７】前記ウェブの部分が前記チッキング材の同じ連続するウェ
ブの異なる長手方向の部分であり、前記チッキング材を送ることがプリンティングラインのプリンティングステー
ションを通して該チッキング材の前記ウェブの部分を順次送ることを含み、前記ウェブ上にプリンティングすることが、先ず一方の該ウェブの部分にプリ
ンティングし、次いで同じプリンティングラインのプリンティングステーション
で他のウェブの部分にプリンティングすることを含むことを特徴とする、請求項
３６に記載の方法。
【請求項３８】縁取りパネルをプリンティングした前記ウェブの部分を頂
部および底部パネルをプリンティングした該ウェブの部分から切断する段階を含
み、前記チッキング材のウェブを動かすことが該チッキング材の切断されたウェブ
の部分を、前記縁取りパネルのキルティングと頂部および底部のパネルのキルテ
ィングとの組み合せがそれぞれ行われる種々のキルティングラインまで別々に転
送することを含むことを特徴とする、請求項３７に記載の方法。
【請求項３９】各パネルを同じウェブ部分の他のパネルから切断する段階
と、マットレスカバーのパネルのマッチングしたセットを形成するために切断した
縁取りパネルを対応する切断された頂部および底部パネルとマッチングさせる段
階とを更に含むことを特徴とする、請求項３６に記載の方法。
【請求項４０】マットレス製品を形成するために各マットレスカバーをマ
ットレスの内部品と組み合せる段階を更に含むことを特徴とする、請求項３９に
記載の方法。
【請求項４１】模様をプリンティングすることが各パネルが対応する製品
を識別する製品識別情報を前記チッキング材にプリンティングすることを含み、前記切断が対応する製品識別情報と共に前記ウェブの部分の他のパネルからパ
ネルを切断することを含み、前記パネルをマッチングさせ、マットレスカバーをマットレスの中味品と組み
合せることがパネルにプリンティングされた製品識別情報を関連のマットレスの
中味と比較することに応答して実行されることを特徴とする、請求項４０に記載
の方法。
【請求項４２】前記プリンティングすることが各パネルが対応する製品を
識別する製品識別情報を前記チッキング材にプリンティングすることを含み、前記切断が対応する製品を識別する情報と共に前記ウェブの部分の他のパネル
からパネルを切断することを含み、前記パネルを適合させることがプリンティングされた製品識別情報とパネルと
の比較に応答して行われることを特徴とする、請求項４０に記載の方法。
【請求項４３】前記製品を識別する情報が手作業で読み取り可能であるこ
とを特徴とする、請求項４２に記載の方法。
【請求項４４】前記製品識別情報が機械で読み取り可能なコードであり、前記マッチングが自動的にコードを読み取り、該コードの読み取りに応答して
パネルをマッチングさせることを含むことを特徴とする、請求項４２に記載の方
法。
【請求項４５】前記パネルのプリンティングと、キルティングと、マッチ
ングとを調整するために電子記録を発生させる段階と、発生した前記記録に応答して前記パネルのプリンテイングと、キルティングと
、マッチングとを制御する段階を更に含むことを特徴とする、請求項３９に記載
の方法。
【請求項４６】前記パネルのプリンティングとキルティングとを調整する
ために電子記録を発生させる段階と、発生した前記記録に応答して前記パネルのプリンティングとキルティングとを
制御する段階とを含むことを特徴とする、請求項３６に記載の方法。
【請求項４７】プリンティングするために種々のマットレスカバーの縁取
りパネルをグループ分けする前記段階が前記ウェブの部分の横方向に離隔した領
域の上で前記縁取りパネルを並置させることを含むことを特徴とする、請求項３
６に記載の方法。
【請求項４８】複数の前記縁取りパネルをプリンティングする段階が前記
ウエブの部分の横方に離隔した領域の異なる領域において複数の種々の模様の中
の異なる模様をプリンティングすることを含むことを特徴とする、請求項４７に
記載の方法。
【請求項４９】種々のマットレスカバーの前記縁取りパネルをプリンティ
ングのためにグループ分けする段階が前記ウェブの部分の横方向に離隔した領域
において該縁取りパネルを並置させることを含み、前記方法が横方向に離隔した領域において前記縁取りパネルを相互に分離させ
るように前記ウェブの部分にスリットを形成する段階を更に含むことを特徴とす
る、請求項３６に記載の方法。
【請求項５０】前記走査およびプリンティングする段階が前記織布の横方
向に離隔した種々の領域において並置された複数の異なる模様の中の異なる前記
模様をプリンティングすることを含み、前記方法が横方向に離隔した領域を相互に分離するために前記織布を長手方向
にスリットを形成することを含むことを特徴とする、請求項３３に記載の方法。
【請求項５１】前記走査およびプリンティングする段階が前記織布の隣接
する横方向に離隔した種々の領域の間で長手方向の線をプリンティングすること
を含み、前記織布の長手方向にスリットを形成することがプリンティングされた線を基
準にして実行されることを特徴とする、請求項５０に記載の方法。
【請求項５２】長手方向にスリットを形成する段階が前記プリンティング
ステーションにおいて前記織布に付与されたプリンティングにスリットを形成す
る要素を自動的に整合させ、整合したスリットを形成する前記要素によって前記
織布にスリットを形成することを含むことを特徴とする、請求項５０に記載の方
法。
【請求項５３】長手方向にスリットを形成する段階が前記ウェブをスリッ
トを形成する前記要素と自動的に整合させることを含むことを特徴とする、請求
項５２に記載の方法。
【請求項５４】それぞれの前記ウェブの部分の各パネルを他のパネルから
切断し、切断されたパネルを寝具製品にマッチングさせる段階を更に含むことを
特徴とする、請求項３３に記載の方法。
【請求項５５】前記プリンティングする段階が各パネルが対応する前記製
品を識別する前記織布上に製品識別情報をプリンティングすることを含み、前記切断の段階が対応する製品識別情報と共に前記ウェブの部分の他のパネル
からパネルを切断することを含み、前記寝具製品に対する前記パネルのマッチングが該パネルにプリンティングし
た前記製品識別情報に応答して行われることを特徴とする、請求項５５に記載の
方法。
【請求項５６】前記製品識別情報が手作業で読み取り可能であり、前記マ
ッチングの段階がプリンティングされた前記製品識別情報を手作業で読み取るこ
とによって実行されることを特徴とする、請求項５５に記載の方法。
【請求項５７】前記製品識別情報が機械で読み取り可能なコードであり、前記マッチングの段階が前記コードを自動的に読み取り、該コードの読み取り
に応答して前記パネルをマッチングさせることを特徴とする、請求項５５に記載
の方法。
【請求項５８】前記パネルのプリンティング、キルティングおよびマッチ
ングを調整するために電子記録を発生させる段階と、発生した前記記録に応答して前記パネルのプリンティング、キルティングおよ
びマッチングを制御する段階とを更に含むことを特徴とする、請求項５５に記載
の方法。
【請求項５９】前記プリンティングの段階が前記模様と共に前記パネルに
製品ラベルをプリンティングすることを含むことを特徴とする、請求項３３に記
載の方法。
【請求項６０】コンピュータで制御可能なプリンタを有するプリンティン
グステーションと、複数の種々の模様のデータを前記プリンタに通信するようにプログラム化され
たコンピュータとを含み、前記プリンタが前記プリンティングステーションにおいて織布の前記ウェブを
走査するよう作動可能なプリンティングヘッドを含み、通信されたデータに応答
して複数のパネルに前記ウェブに亘って前記模様の一つを各々プリンティングし
、それぞれプリンティングした複数のパネルを有する織布の前記ウェブを組み合
せ、充填材の少なくとも一層とキルト縫いするように作動可能なキルティングス
テーションを更に含むことを特徴とするキルティング装置。
【請求項６１】前記コンピュータ、前記プリンティングステーションおよ
び前記キルティングステーションを含む単一のキルト製造ラインを含むことを特
徴とする、請求項６０に記載の装置。
【請求項６２】前記プリンティングステーションと前記コンピュータとを
含むプリンティングラインと前記キルティングステーションを含むキルトライン
とを含む二つの独立して制御可能な製造ラインを含むことを特徴とする、請求項
６０に記載の装置。