JP2001032125A - 被縫製物固定装置 - Google Patents

被縫製物固定装置

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JP2001032125A
JP2001032125A JP11203002A JP20300299A JP2001032125A JP 2001032125 A JP2001032125 A JP 2001032125A JP 11203002 A JP11203002 A JP 11203002A JP 20300299 A JP20300299 A JP 20300299A JP 2001032125 A JP2001032125 A JP 2001032125A
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cloth
suction
printing
static electricity
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Yoshiyuki Kobayashi
良幸 小林
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Nippo Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被縫製物に図柄を捺染及び又は刺繍したり、そ
の被縫製物を裁断したりする作業が正確に行なえる被縫
製物固定装置を提供する。 【解決手段】布地を、被縫製物固定装置により発生され
る静電気で吸着板又は搬送ベルトに吸着固定する。図柄
色作成装置で作成したデータに基づいて、捺染機及び又
は刺繍機を駆動し、指定パーツの指定部分に図柄を捺染
及び又は刺繍すした後、裁断機を駆動して、捺染済み及
び又は刺繍済みの布地を複数パーツに裁断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば衣服を構
成する布地(原反)等の被縫製物を、捺染、刺繍、裁断
するときに用いられる被縫製物固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような布地を裁断する装
置としては、例えば図9に示すように、中空の裁断台9
2に接続した負圧発生装置93(例えばバキューム、真
空ポンプ等)を駆動して、裁断台92の上面側に形成し
た孔部92a…から外気を吸気し、その孔部92a…に
生じる負圧(又は真空圧)により裁断台92上に吸着固
定された布地Bを裁断する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の布地B
は、編成及び種類によって通気性が異なるので、通気性
が悪いと、布地Bが、裁断台92に対して強固に吸着固
定されるが、通気性が良いと、エアー漏れが生じるた
め、布地Bを吸着固定するのに必要な負圧が得られず、
裁断時に於いて、布地Bの吸着位置が変位(ズレ)しや
すいため、寸法通りに裁断することが困難である。
【0004】また、孔部92aに生じる負圧が大きい
と、布地Bの吸着部分に皺が付きやすく、仕上り状態が
悪くなるので、正確且つ綺麗に裁断することが困難であ
るという問題点を有している。
【0005】且つ、通気性の良い布地Bを吸着固定する
場合、布地Bを吸着固定するのに大きな負圧が必要とな
るが、負圧発生装置93が大型化するだけでなく、騒音
が大きくなるため、作業環境が悪くなるという問題点を
有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、載置部又は搬
送部に載置された被縫製物を、静電気発生手段により発
生される静電気で吸着固定することにより、被縫製物の
加工作業が正確且つ綺麗に行えると共に、作業環境を損
なうことがない被縫製物固定装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被縫製物を載置する載置部に、該被縫製物を吸着固定す
るのに必要な静電気を発生させる静電気発生手段を設け
た被縫製物固定装置であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、被縫製物を搬送す
る搬送部に、該被縫製物を吸着固定するのに必要な静電
気を発生させる静電気発生手段を設けた被縫製物固定装
置であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記載置部又は搬送部の上に、
上記被縫製物を加工する加工手段を設けた被縫製物固定
装置であることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の被縫製物固定装置は、載置部に
載置された被縫製物を、静電気発生手段により発生され
る静電気で吸着固定することで、被縫製物が略均等且つ
平面的に吸着保持され、例えば捺染、刺繍、裁断等の加
工時に於いて吸着位置が変位するのを防止する。
【0011】請求項2記載の被縫製物固定装置は、搬送
部に載置された被縫製物を、静電気発生手段により発生
される静電気で吸着固定して搬送することで、被縫製物
が略均等且つ平面的に吸着保持され、搬送時又は加工時
に於いて吸着位置が変位するのを防止する。
【0012】請求項3記載の被縫製物固定装置は、上記
請求項1又は2記載の作用と併せて、載置部又は搬送部
上に設けた加工手段(例えば捺染機、刺繍機、裁断機
等)で被縫製物を加工することで、加工作業が正確且つ
安定して行える。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、載置部又は搬送部に
載置された被縫製物を静電気により吸着固定するので、
被縫製物の通気性に影響されず、固定状態を維持するの
に必要な吸着力が常時安定して得られる。
【0014】しかも、1枚又は複数枚の被縫製物を略均
等且つ平面的に吸着保持するので、被縫製物の吸着位置
が変位したり、皺が付いたり、重合したりせず、吸着状
態が常時安定しているため、例えば捺染、刺繍、裁断等
の加工作業が正確且つ綺麗に行え、加工精度の向上を図
ることができる。且つ、吸着時の騒音が小さく、快適な
作業環境に保つことができると共に、従来例の負圧発生
装置よりも小型化することができる。
【0015】さらに、被縫製物を、搬送部に発生される
静電気により吸着固定して搬送するので、搬送時に於い
て、被縫製物の吸着位置が変位するのを確実に防止する
ことができる。且つ、被縫製物を搬送しながら加工する
ので、加工作業の能率アップを図ることができる。
【0016】さらにまた、載置部又は搬送部に吸着固定
された被縫製物を加工手段により加工するので、例えば
被縫製物の指定部分に図柄を捺染及び又は刺繍したり、
指定サイズに裁断する等の加工作業が正確且つ安定して
行える。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は被縫製物の一例として、布地を捺染して
裁断する装置又は作業に用いられる被縫製物固定装置を
示し、図1及び図2に於いて、この被縫製物固定装置2
0は、布地Bを載置する裁断台21に設けられ、裁断台
21に載置された布地Bを、吸着板22により発生され
る静電気で吸着固定する。
【0018】裁断台21上に設けた処理部30(又は後
述する処理部30a,30b)には、図柄を捺染するパ
ーツのデータと、図柄及び色のデータと、裁断パターン
のデータとを作成する図柄色作成装置40を接続してい
る。
【0019】その処理部30内には、図柄色作成装置4
0で作成したデータに基づいて、図4に示す指定パーツ
Aa〜Ahの輪郭よりも内側及び又は外側に図柄を捺染
する捺染機50と、捺染済みの布地Bを、図3に示す衣
服Aを構成するパーツAa〜Ahに裁断する裁断機60
とを配設している。
【0020】上述の裁断台21は、例えば硬質プラスチ
ック、硬質ゴム等の絶縁体で形成した基板23上に、プ
ラス及びマイナスの電極24を互い違いに印刷又は配設
し、その電極24の上面側に、硬質又は軟質のプラスチ
ック、ビニール、ゴム等の絶縁体で形成した保護層25
を積層して吸着板22を構成している。
【0021】電極24は、静電気制御回路26を介し
て、例えばバッテリー、発電機等の電源27に接続して
いる。
【0022】静電気制御回路26は、プラス及びマイナ
スの電極23に、直流又は交流の電圧を付加して、保護
層24の上面側全体に1枚又は複数枚の布地Bを吸着固
定するのに必要な静電気力(クーロン力)を発生させ
る。
【0023】また、一部の電極23に電圧を付加して、
吸着板22に発生する静電気で布地Bを部分的に吸着固
定したり、電極23に付加される電圧を可変する等し
て、布地Bの大きさ、厚さ、種類に応じて吸着力を可変
調節してもよい。
【0024】なお、上述の吸着板22に代わる他の静電
気発生手段として、例えばポリメタクリル酸メチル、ポ
リエチレン等の高絶縁体又は上述の絶縁体を互いに接触
又は摩擦したり、絶縁体と導体とを接触又は摩擦する等
して静電気を発生させてもよい。或いは、コロナ放電に
より静電気を発生させたり、紫外線、X線、電子ビー
ム、イオンビーム等の照射により静電気を発生させても
よい。
【0025】また、吸着板22の吸着面が荒くなった
り、その耐久性が低下した場合、例えば保護層25のみ
を交換したり、その上面に被覆又は敷設したシート状の
保護カバー(図示省略)を交換する。
【0026】前述の図柄色作成装置40は、例えばパー
ソナルコンピュータ、CAD/CAMシステム等の入力
手段で構成され、装置本体41に接続した入力装置4
2,43(キーボード、マウス、イメージスキャナ等)
を操作して作成したデータを装置本体41に記憶する。
【0027】装置本体41には、指定マーカー内の指定
パーツAa〜Ahの内側及び又は外側に捺染(又は刺
繍)される図柄データ(例えば模様、文字、絵等の図
柄、サイズ、配置)と、その色のデータ(例えば配色、
濃淡等)とが記憶される。
【0028】且つ、図柄を捺染(又は刺繍)する指定パ
ーツAa〜Ahのパーツデータと、そのパーツAa〜A
hの裁断パターン(例えば大きさ、形状、配置等)とが
記憶される。なお、図柄を、衣服Aのサイズに対応して
任意サイズに可変(拡大及び縮小)してもよく、また、
パーツAa〜Ahの裁断パターンを、布地Bの生地巾及
び要尺に対応して可変してもよい。
【0029】前述の捺染機50は、例えばインクジェッ
ト式捺染機、オート・ロータリ式のスクリーン捺染機、
ロール捺染機等の捺染手段(プリント手段)で構成さ
れ、捺染ユニット51を、上述の装置本体41に記憶し
たデータに基づいて駆動すると共に、染料充填部(図示
省略)から供給される一色又は複数色の染料を適量吐出
し、指定された染料(インク)を、指定マーカー内の指
定パーツAa〜Ah(例えばパーツAeを除く)の内側
及び又は外側に着色又は塗布して、指定された色で、図
柄を捺染する。
【0030】前述の裁断機60は、例えば超音波裁断
機、レーザ裁断機、可動式の切断刃を備えた裁断機等の
裁断手段で構成され、裁断ユニット61を、上述の装置
本体41に記憶した裁断パターンに基づいて駆動すると
共に、布地Bを、上述の超音波、レーザ、切断刃等の切
断手段により衣服AのパーツAa〜Ahと対応するサイ
ズに裁断する。
【0031】なお、前述の処理部30は、裁断台21の
吸着板22で吸着固定した布地Bに対して、布地Bの生
地長さ(要尺)と平行する方向に移動手段で相対移動
し、上述の捺染機50及び捺染ユニット51と、裁断機
60及び裁断ユニット61と、後述する刺繍機70及び
刺繍ユニット71とは、布地Bの生地巾と平行する方向
に移動手段で相対移動する。
【0032】また、機50,60,70と、ユニット5
1,61,71とを、生地巾と平行する方向(例えばX
軸方向)と、生地長さと平行する方向(例えばY軸方
向)とに移動手段で相対移動してもよい。なお、上述の
移動手段(図示省略)は、例えばサーボモータ、リニア
モータ、エアシリンダ、ソレノイド、チェーン又はその
他の無端帯で牽引したり、ネジ軸を回転する機構等の手
段で構成される。
【0033】上述の被縫製物固定装置20で吸着固定し
た布地Bを捺染及び裁断するときの動作を説明する。先
ず、図1、図2に示すように、無地又は無着色の布地B
(例えば所定の要尺に裁断又はロール状に巻回した布
地)を、裁断台21の吸着板22上に載置セット(例え
ば1枚又は複数枚)した後、その布地Bの略全体を、吸
着板22により発生される静電気で略均等且つ平面的に
吸着固定する。
【0034】次に、図柄色作成装置4で作成したデータ
に基づいて、処理部30全体を布地Bと平行して水平移
動したり、捺染機50と裁断機60とを独立して移動す
る。
【0035】捺染機50を駆動して、指定パーツAa〜
Ahの指定部分に、指定された色で図柄を捺染した後、
裁断機60を駆動して、捺染済みの布地Bを、図3、図
4に示すように、衣服AのパーツAa〜Ahと対応する
サイズに裁断するので、捺染及び裁断が正確に行える。
また、捺染及び裁断を略同時に行ってもよい。
【0036】裁断後に於いて、裁断済みの布地B(パー
ツAa〜Ah)を、吸着板22の静電気に抗して剥離し
たり、吸着板22の静電気を電気伝導により除去した
り、電極23に対する電圧を遮断する等して、布地Bを
分離回収する。
【0037】なお、処理部30にダクトを接続したり、
装置全体を室内に収納する等して、例えば糸屑、塵埃、
ゴミ等を集塵機(図示省略)により回収しながら捺染作
業及び裁断作業を行ってもよい。
【0038】以上のように、裁断台21の吸着板22に
載置された1枚又は複数枚の布地Bを、その吸着板22
に生じる静電気により吸着固定するので、布地Bの通気
性に影響されず、固定状態を維持するのに必要な吸着力
が常時安定して得られる。
【0039】しかも、吸着板22の上面側に生じる静電
気で布地Bを略均等且つ平面的に吸着保持するので、布
地Bの吸着位置が変位したり、皺が付いたり、重合した
りせず、吸着状態が常時安定しているため、例えば捺
染、刺繍、裁断等の加工作業が正確且つ綺麗に行え、加
工精度の向上を図ることができる。且つ、吸着時の騒音
が小さく、快適な作業環境に保つことができると共に、
従来例の負圧発生装置よりも小型化することができる。
【0040】さらにまた、裁断台21上に設けた捺染機
50と裁断機60とで布地Bを加工するので、指定パー
ツAa〜Ahの指定部分に図柄を捺染(又は刺繍)した
り、指定サイズに裁断する等の加工作業が正確且つ安定
して行える。なお、捺染又は裁断の何れか一方の作業の
みを行ってもよい。
【0041】図5は、布地Bを刺繍して裁断する装置又
は作業に用いられる被縫製物固定装置20の他の実施例
を示し、裁断台21の吸着板22上に、例えば絶縁体又
は導体で形成したシート28(例えばネット、不織布)
を敷設した後、図柄色作成装置4で作成した刺繍データ
(例えば図柄、サイズ、色、配置等)に基づいて、処理
部30全体を移動したり、刺繍機70(例えば刺繍用ミ
シン、ニードル刺繍機)又は刺繍ユニット71のみを移
動する。
【0042】刺繍機70を駆動して、刺繍ユニット71
に突設した1本又は複数本の刺繍針72を、吸着板22
の静電気でシート28上に吸着固定した布地Bに突き刺
し、指定パーツAa〜Ahの指定部分に、指定された色
の刺繍糸で図柄を刺繍する。例えば刺繍針72を突き刺
したり、抜取ったりするとき、布地Bの表面側又は裏面
側に刺繍糸を食い込ませて刺繍してもよい。
【0043】次に、裁断機60を駆動して、刺繍済みの
布地Bを裁断するので、刺繍及び裁断が正確に行え、上
述の実施例と略同等の作用効果を奏することができる。
なお、刺繍又は裁断の何れか一方の作業を行ってもよ
い。また、前述の捺染機50を刺繍機70側部に併設し
てもよく、捺染又は刺繍の何れか一方を選択したり、そ
の捺染及び刺繍の両方を行うことができる。
【0044】上述のシート28は、刺繍針72を突き刺
し可能な構造又は材質で形成され、吸着板22に対して
刺繍針72の当接が回避される上下間隔に隔てて架設し
たり、厚みに形成している。
【0045】図6は、布地Bを、吸着ベルト81で吸着
固定して搬送する被縫製物固定装置20のその他の実施
例を示し、例えば合成樹脂(例えばビニール)、合成ゴ
ム、合成皮革等の絶縁体又は導体で形成した吸着ベルト
81を、始端部及び終端部に軸支したロール82の間に
張架して、終端側下部に配設した減速機付きモータ83
でスプロケット84,85及びチェーン86を介して搬
送方向に連続回転又は間欠回転する。
【0046】吸着ベルト81の搬送側下部に配設した吸
着板22で静電気を発生させ、吸着ベルト81に載置さ
れた布地Bを吸着固定して搬送するので、捺染作業と、
刺繍作業と、裁断作業とが正確に行え、上述の実施例と
略同等の作用効果を奏することができる。且つ、布地B
を、所定長さ生地送りして捺染又は刺繍して裁断するの
で、作業の能率アップを図ることができる。
【0047】裁断済みの布地Bを回収する場合、吸着ベ
ルト81の静電気に抗して剥離したり、その静電気を除
去する等して、布地Bを分離回収する。
【0048】また、吸着ベルト81の吸着面が荒くなっ
たり、その耐久性が低下した場合、例えば吸着ベルト8
1を交換したり、その上面に被覆又は重合したシート状
の保護カバー(図示省略)を交換する。
【0049】図7、図8は、吸着ベルト81で吸着固定
した布地Bを捺染及び又は刺繍して裁断する被縫製物固
定装置20のその他の実施例を示し、ロール状に巻回し
た布地Bを、原反装填部87(例えば解反送出し部)か
ら引き出し、裁断機60側に架設した吸着ベルト81で
吸着固定して所定長さ生地送りする。
【0050】捺染機50及び刺繍機70に供給される布
地Bには、必要以上に大きなテンションが付与されず、
殆どノーテンションのまま供給されるので、布地Bの伸
縮率が小さく、捺染、刺繍、裁断が正確に行える。ま
た、ロール状の布地Bを制動回転したり、その布地Bを
ローラに周回する等して、適度なテンションを付与して
もよい。
【0051】次に、前述の図柄色作成装置4で作成した
データに基づいて、支持台88上部に配設した前側処理
部30aの捺染機50及び又は刺繍機70を駆動し、ユ
ニット51,71を、支持台88上に供給された布地B
の生地巾と平行する方向に移動して、指定パーツAa〜
Ahの指定部分に、指定の図柄を捺染及び又は刺繍した
後、所定長さ生地送りする。
【0052】刺繍機70は、刺繍ユニット71の刺繍針
72を布地Bに突き刺すと共に、支持台88に対して所
定間隔(例えばミリ間隔)に隔てて形成した孔部88a
(又は溝部)に挿通して刺繍する。なお、刺繍機70
を、支持台88下部に配設してもよい。
【0053】次に、後側処理部30bの裁断機60を駆
動して、捺染済み又は刺繍済みの布地Bを裁断するの
で、上述の実施例と略同等の作用効果を奏することがで
きる。且つ、捺染又は刺繍の何れか一方を選択したり、
その捺染及び刺繍の両方を行うことができる。
【0054】また、原反装填部87から引き出される布
地Bを、吸着ベルト81で吸着して捺染機50及び刺繍
機70に供給してもよい。
【0055】なお、上述の他の実施例及びその他の実施
例に於いて、前述の実施例と同一構成の部分は同一の符
号を記してその詳細な説明を省略する。
【0056】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の被縫製物は、実施例の布地Bに対
応し、以下同様に、静電気発生手段は、吸着板22及び
基板23と、電極24と、保護層25とに対応し、載置
部は、裁断台21及び吸着板22に対応し、搬送部は、
吸着ベルト81に対応し、加工手段は、捺染機50と、
裁断機60と、刺繍機70とに対応するも、この発明
は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【0057】上述の加工手段を構成する機50,60,
70と、布地Bを吸着固定する吸着板22又は吸着ベル
ト81とを前述の移動手段で相対移動してもよい。
【0058】また、吸着板22を、例えばチェーンコン
ベア、ベルトコンベア、ローラコンベア等の搬送手段で
搬送移動してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】被縫製物固定装置で吸着固定した布地の捺染状
態を示す斜視図。
【図2】吸着板による布地の吸着状態を示す縦断側面
図。
【図3】衣服の全体を示す正面図。
【図4】布地の捺染して裁断する例を示す平面図。
【図5】布地を刺繍して裁断する他の実施例を示す縦断
側面図。
【図6】吸着ベルトで吸着搬送するその他の実施例を示
す縦断側面図。
【図7】布地を吸着搬送して捺染又は刺繍するその他の
実施例を示す斜視図。
【図8】吸着ベルトによる布地の吸着状態及び搬送状態
を示す縦断側面図。
【図9】従来例の負圧発生装置による布地の固定状態を
示す縦断側面図。
【符号の説明】
B…布地 20…被縫製物固定装置 21…裁断台 22…吸着板 26…静電気制御回路 27…電源 30…処理部 40…図柄色作成装置 50…捺染機 60…裁断機 70…刺繍機 81…吸着ベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被縫製物を載置する載置部に、該被縫製物
    を吸着固定するのに必要な静電気を発生させる静電気発
    生手段を設けた被縫製物固定装置。
  2. 【請求項2】被縫製物を搬送する搬送部に、該被縫製物
    を吸着固定するのに必要な静電気を発生させる静電気発
    生手段を設けた被縫製物固定装置。
  3. 【請求項3】上記載置部又は搬送部の上に、上記被縫製
    物を加工する加工手段を設けた請求項1又は2記載の被
    縫製物固定装置。
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