JP2003519332A - プランジャによって案内される調節部材を備えた、燃料噴射系用のインジェクタのための制御弁 - Google Patents

プランジャによって案内される調節部材を備えた、燃料噴射系用のインジェクタのための制御弁

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JP2003519332A
JP2003519332A JP2001549918A JP2001549918A JP2003519332A JP 2003519332 A JP2003519332 A JP 2003519332A JP 2001549918 A JP2001549918 A JP 2001549918A JP 2001549918 A JP2001549918 A JP 2001549918A JP 2003519332 A JP2003519332 A JP 2003519332A
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sealing
injector
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ポラッハ ヴィルヘルム
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Robert Bosch GmbH
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、制御弁(9)と、本発明による制御弁(9)を備えたインジェクタとに関する。制御弁は、2つの座を有する弁として構成されており、噴射経過パターンの構成可能性を提供するのみならず、製造及び組立てに関しても利点を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 従来の技術 本発明は、内燃機関用の燃料噴射系のインジェクタのための制御弁であって、
ケーシングと、該ケーシング内に位置しているリング室とが設けられており、該
リング室がインジェクタの圧力室と液圧的に接続されており、さらに調節部材が
設けられていて、該調節部材によって、リング室と燃料高圧アキュムレータとの
間及び/又はリング室と燃料戻し路との間の液圧的な接続が形成可能である形式
のものに関する。本発明はまた、請求項12の上位概念部に記載された形式の、
燃料噴射系のためのインジェクタにも関する。
【0002】 ドイツ連邦共和国特許公開第4445980号明細書に基づいて公知の、上記
形式の制御弁もしくはインジェクタには、次のような欠点がある。すなわち公知
の制御弁においては、調節部材が燃料高圧アキュムレータからリング室をシール
手段と、燃料戻し路からリング室をシールする手段との間において案内されてい
るので、調節部材の複数の機能性に基づいて、液圧に関する要求と、調節部材の
案内によって生じる要求とが互いに対抗もしくは矛盾してしまう。さらに調節部
材はインジェクタのケーシング同様、2部分から構成されねばならないので、ケ
ーシングにおけるシール座及び/又は調節部材のシール円錐が整合していない場
合には、問題が生じる。そしてこのような問題は、製造コストの高騰を甘受して
整合誤差を最小にするか、又は調節部材の案内における遊びの増大を甘受するこ
とによってしか、解決することができない。
【0003】 ゆえに本発明の課題は、上述のような問題点もしくは欠点を回避しかつ特に簡
単に製造することができる、燃料噴射系のインジェクタのための制御弁を提供す
ることである。
【0004】 この課題を解決するために本発明の構成では、内燃機関用の燃料噴射系のイン
ジェクタのための制御弁であって、ケーシングと、該ケーシング内に位置してい
るリング室とが設けられており、該リング室がインジェクタの圧力室と液圧的に
接続されており、さらに調節部材が設けられていて、該調節部材によって、リン
グ室と燃料高圧アキュムレータとの間及び/又はリング室と燃料戻し路との間の
液圧的な接続が形成可能である形式のものにおいて、調節部材がプランジャに配
置されており、該プランジャが、リング室の長手方向軸線に対して同軸的に延び
る案内孔内において軸方向シフト可能に案内されているようにした。
【0005】 発明の利点 本発明による制御弁には、調節部材の「制御」機能と「案内」機能とが互いに
切り離されていて、これによってそれぞれの機能を最適化させることができる、
という利点がある。
【0006】 本発明の別の構成では、調節部材が、プランジャに向けられた端部に、燃料戻
し路からリング室をシールする手段を有している。このように構成されていると
、プランジャ及び案内孔の領域においては単に極めて低い圧力しか存在せず、従
って案内は、例えば0.01mmの比較的大きな遊びを有することができる。
【0007】 本発明の別の構成では、調節部材が、プランジャとは反対側の端部に、燃料高
圧アキュムレータからリング室をシールする手段を有している。このように構成
されていると、そこにおいて高い運転圧が発生した場合でも漏れの発生を阻止す
ることができる。
【0008】 本発明の別の構成では、燃料戻し路からリング室をシールする手段及び/又は
燃料高圧アキュムレータからリング室をシールする手段が、プランジャの長手方
向軸線に対して同軸的に配置された円錐台形の各1つのシール円錐を有している
。このように構成されていると、単純なジオメトリにもかかわらず、良好なシー
ル作用を得ることができる。
【0009】 本発明の別の構成では、燃料高圧アキュムレータからリング室をシールする手
段が、球を有している。このように構成されていると、ケーシングに設けられた
シール座の角度誤差を補償することができる。
【0010】 本発明の別の構成では、調節部材と燃料高圧アキュムレータからリング室をシ
ールする手段とが、2部分から構成されている。このように構成されていると、
プランジャの案内孔とインジェクタのケーシングにおけるシール座との間の整合
誤差及び/又は、プランジャと燃料高圧アキュムレータからリング室をシールす
る手段との間の整合誤差を、補償することができる。
【0011】 本発明のさらに別の構成では、調節部材と燃料高圧アキュムレータからリング
室をシールする手段との間に、補償部材が配置されている。このように構成され
ていると、特に燃料高圧アキュムレータからリング室をシールする手段として球
を使用した場合に、調節部材に対する面圧が小さくなる。
【0012】 本発明の別の構成では、リング室がプランジャに向けられた端部において第1
シール座によって制限されており、リング室がプランジャとは反対側の端部にお
いて第2シール座によって制限されており、第1シール座及び第2シール座が、
燃料高圧アキュムレータからリング室をシールする手段及び/又は燃料戻し路か
らリング室をシールする手段と共働するようになっている。このように構成され
ていると、良好なシール作用が得られ、かつリング室の容積が最小になる。
【0013】 本発明の別の構成では、調節部材と燃料戻し路からリング室をシールする手段
及び/又は燃料高圧アキュムレータからリング室をシールする手段とが、一体的
に構成されている。このように構成されていると、製造が簡単になり、かつコス
トが低下する。さらにこのように構成することによって、整合誤差を回避するこ
とができる。
【0014】 本発明の別の構成では、ケーシングが2部分から構成されており、このように
構成されていると、制御弁の製造及び組立てが簡単になる。
【0015】 本発明による制御弁ののさらに別の構成では、弁制御ピストンと第2の案内孔
との間における漏れ油が、平らな面取り部とリング状の切欠きとを通して燃料戻
し路に排出されるようになっており、このように構成されていると、制御弁の周
囲における漏れが簡単かつ効果的に解決される。
【0016】 前記本発明の課題は、内燃機関用の燃料噴射系のためのインジェクタによって
も同様に解決することができる。そのために本発明の構成では、内燃機関用の燃
料噴射系のためのインジェクタであって、ケーシングとノズルニードルとが設け
られていて、該ノズルニードルが圧力室の領域において横断面変化部を有してお
り、さらに制御ピストンによって操作される制御弁が設けられていて、該制御弁
を用いて、リング室と燃料高圧アキュムレータとの間及び/又はリング室と燃料
戻し路との間の液圧的な接続が形成可能である形式のものにおいて、制御弁が、
請求項1から11までのいずれか1項記載の制御弁であるようにした。このよう
に構成されていると、本発明によるインジェクタにおいても、本発明による制御
弁について既に述べた利点が得られる。
【0017】 本発明によるインジェクタの別の構成では、弁制御ピストンが制御弁をプラン
ジャを介して操作するようになっており、このように構成されていると、コンパ
クトな構造形式及び直接的な力伝達が可能になる。
【0018】 本発明の別の構成では、プランジャと弁制御ピストンとが2部分から構成され
ている。このように構成されていると、案内孔と制御ピストンの長手方向軸線と
の間の整合誤差を補償することができる。
【0019】 本発明の別の構成では、弁制御ピストンの端面が、第1シール座と第2シール
座とによって取り囲まれた面よりも大きいか又は該面と同じである。このように
構成されていると、プランジャとは反対側の端部に向かっての調節部材の運動が
全ての運転状態において可能である。
【0020】 本発明の別の構成では、第1シール座によって取り囲まれた面が、第2シール
座によって取り囲まれた面よりも大きいか又は該面と同じである。このように構
成されていると、調節部材が燃料高圧アキュムレータからリング室を液圧的に切
り離している場合に、調節部材の閉鎖力ひいてはそのシール作用は十分に大きい
【0021】 本発明のさらに別の構成では、ノズルニードルに作用する閉鎖ばねが設けられ
ており、該閉鎖ばねが、ノズルニードルの横断面変化部に作用する、圧力室内に
おける燃料の液圧力に抗して、ノズルニードルに作用するようになっている。こ
のように構成されていると、運転圧に支障がある場合でもノズルニードルは噴射
ノズルを確実に閉鎖し、さらにインジェクタの噴射ノズルの簡単な構造形式が得
られる。
【0022】 本発明の別の構成では、燃料噴射系がコモンレール噴射系であり、このように
すると、本発明によって得られる利点をコモンレール噴射系において得ることが
できる。
【0023】 図面 次に図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
【0024】 図1は、本発明によるインジェクタの第1実施例を示す断面図であり、 図2は、本発明によるインジェクタの第2実施例を示す断面図である。
【0025】 実施例の記載 図1には、コモンレール燃料噴射系の本発明によるインジェクタの第1実施例
が示されている。流入絞り1を介して、図1及び図2に示されていない高圧下に
ある燃料は、同様に図示されていない高圧燃料アキュムレータから弁制御室3に
流入する。弁制御室3は、略示された弁7を介して開放可能な流出絞り5を介し
て、図示されていない燃料戻し路と接続されている。弁7は例えば電磁弁である
【0026】 弁制御室3の下において、液圧式の制御弁9とノズルニードル13を備えた噴
射ノズル11とが互いに接続されている。
【0027】 ノズルニードル13は、圧力下にある燃料が噴射と噴射との間において噴射ノ
ズル11から図示されていない燃焼室に流入することを、阻止する。これは、ノ
ズルニードル13をノズルニードル座17に押圧する閉鎖ばね15によって行わ
れる。
【0028】 ノズルニードル13は、大径部19から小径部21への横断面変化部18を有
している。ノズルニードル13は大径部19で、インジェクタのケーシング23
内において案内されている。ノズルニードル13の横断面変化部18は、噴射ノ
ズル11の圧力室25に入り込んでいる。
【0029】 制御弁9はリング室27を有しており、このリング室27内には調節部材29
が位置している。調節部材29は第1シール円錐31と第2シール円錐33とを
有している。第1シール円錐31は第1シール座35と共働する。弁座29もし
くは第1シール円錐31が第1シール座35に接触している場合には、リング室
27と燃料戻し路37との間における液体の接続が中断されている。調節部材2
9もしくは第2シール円錐33が第2シール座39に接触している場合には、リ
ング室27と燃料供給部41との間における液体の接続が中断されている。燃料
供給部41は燃料噴射系の図示されていない高圧燃料アキュムレータと液圧的に
接続されている。
【0030】 調節部材29はプランジャ43と結合されている。プランジャ43は案内孔4
5内において案内され、案内孔45内において軸方向シフト可能である。調節部
材29はプランジャ43を介して弁制御ピストン47によって操作され、この弁
制御ピストン47の一方の端面49は弁制御室3に入り込んでいる。弁制御ピス
トン7は、端面49に向かい合っている端面で押圧力をプランジャ43に伝達す
ることができる。図1に示された実施例とは異なり、プランジャ43と弁制御ピ
ストン47とは一体的に構成されていてもよい。
【0031】 ケーシング23は図1において2部分から構成されている。これによって本発
明によるインジェクタの製造及び組立ては簡単になる。
【0032】 図1からさらに分かるように、弁制御ピストン47の直径dは、第1シール
座35の直径d及び第2シール座39の直径dに比べて大きい。その結果、
弁制御室3内に燃料高圧アキュムレータの高い運転圧が存在している場合、弁制
御ピストン47は調節部材29に対して、噴射ノズル11の方向に作用する液圧
力を加え、この液圧力は、逆向きの作用する液圧力よりも大きい。このような逆
向きに作用する液圧力は、調節部材29が第1シール座35又は第2シール座3
9に接触していて、燃料供給部41が同様に燃料高圧アキュムレータの高い圧力
で負荷されている場合に、生じる。その結果として、調節部材29は第1シール
座35から離されて、第2シール座39に押し付けられる。
【0033】 弁7が開放されている場合、燃料は流入絞り1を通って弁制御室に流入した燃
料の圧力は低下するので、弁制御ピストン47の端面49に作用する液圧力は小
さくなる。調節部材29の図1に示されたポジションを起点として、リング室2
7は燃料供給部41から燃料を満たされ、そして燃料高圧アキュムレータの圧力
はリング室27においても存在することになる。この圧力は、第1シール座35
によって取り囲まれた面に液圧力を加え、この液圧力は、弁7の開放時に端面4
9に作用する力よりも大きく、かつ調節部材29を第1シール座35に押し付け
る。これによって、燃料戻し路37に対するリング室27の極めて良好なシール
が達成される。リング室27内における圧力は、接続孔51を介して噴射ノズル
11の圧力室25内へと続く。この圧力は、閉鎖ばね15の圧着力に抗して横断
面変化部18に対して作用する。横断面変化部18に作用するこの液圧力が、閉
鎖ばね15の力よりも大きくなるや否や、ノズルニードル13はノズルニードル
座17から持ち上がり、これによって噴射ノズル11を開放する。そして噴射が
開始する。閉鎖ばね15は、圧力室25内に高圧燃料アキュムレータの全圧が存
在している場合に、閉鎖ばね15の閉鎖力をノズルニードル13の横断面変化部
18に作用する液圧力が上回るように、寸法設定されている。
【0034】 弁7が閉鎖されると、流入絞り1における燃料流が低下し、ひいては流入絞り
1における圧力損失も0に低下する。これによって弁制御室3内における圧力は
、この圧力が燃料高圧アキュムレータにおける圧力に相当するまで、再び上昇す
る。端面49に作用する液圧力が、第1シール座35によって取り囲まれた面に
作用する液圧力よりも大きくなるや否や、調節部材29は第1シール座35から
離れ、これによってリング室27と燃料戻し路37との間の液体の接続を生ぜし
める。燃料戻し路37における低い圧力に基づいて、リング室27及び圧力室2
5における圧力も消滅する。横断面変化部18に作用する液圧力が閉鎖ばね15
の閉鎖力よりも小さい場合、閉鎖ばね15の閉鎖力はノズルニードル13を再び
ノズルニードル座17を押圧し、これによって噴射を終了させる。
【0035】 調節部材29がその第2シール円錐33で第2シール座39に圧着される場合
にも、噴射を開始させることができる。そのために、弁制御室3内における圧力
に対する前記作用及び弁制御ピストン47の端面49に作用する液圧力に対する
前記作用と共に、同様に弁7が開放される。この液圧力が、第2シール座39の
直径dによって取り囲まれた面に作用する液圧力、つまり燃料高圧アキュムレ
ータの圧力下にあって燃料供給部41に存在する燃料によって加えられる液圧力
、よりも小さくなるや否や、調節部材29は第2シール座39から離れて、燃料
供給部41と接続孔51との間における液体接続部を生ぜしめる。噴射は、調節
部材29が第1シール座35に接触した場合に開始される。
【0036】 第2シール座39によって取り囲まれた面、つまり直径d備えた面は、弁制
御ピストン47の直径dに比べて極めて小さいので、調節部材29が第2シー
ル座39に接触している場合、調節部材29の閉鎖力は極めて大きい。弁制御ピ
ストン47と第2の案内孔53との間において生じる漏れ量は、燃料戻し路37
におけるプランジャ43の扁平面取り部55を介してリング状の切欠き59を通
って排出される。
【0037】 図2には本発明による制御弁の第2実施例が示されている。図1におけると同
様の構成部材は同一符号で示されている。そして同一の構成部材及びそれらの機
能的な共働形式についての説明は、繰り返さない。
【0038】 第2実施例において、燃料供給部41に対するリング室27のシールは、球6
1によって行われている。球61は第2シール座39と一緒に円形のシールライ
ンを形成し、このシールラインの直径dは図2に示されている。球61と、調
節部材29の、球61に向けられた端面63との間には、補償部材65が配置さ
れており、この補償部材65は、二重矢印67によって示されているように、半
径方向で調節部材29に対してシフト可能である。これによって第1シール座3
5と第2シール座39との軸方向ずれ、及び案内孔45の長手方向軸線との間に
おける軸方向ずれを、補償することができる。これによって、許容誤差範囲を大
まかに寸法設定できることに基づいて、製造が容易になる。
【0039】 本発明による制御弁は、特に3つの切換え位置によって、パイロット噴射及び
主噴射の噴射経過パターンを極めて自由に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインジェクタの第1実施例を示す断面図である。
【図2】 本発明によるインジェクタの第2実施例を示す断面図である。
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Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用の燃料噴射系のインジェクタのための制御弁であ
    って、ケーシング(23)と、該ケーシング(23)内に位置しているリング室
    (27)とが設けられており、該リング室(27)がインジェクタの圧力室(2
    5)と液圧的に接続されており、さらに調節部材(29)が設けられていて、該
    調節部材(29)によって、リング室(27)と燃料供給部(41)との間及び
    /又はリング室(27)と燃料戻し路(37)との間の液圧的な接続が形成可能
    である形式のものにおいて、調節部材(29)がプランジャ(43)に配置され
    ており、該プランジャ(43)が、リング室(27)の長手方向軸線に対して同
    軸的に延びる案内孔(45)内において軸方向シフト可能に案内されていること
    と特徴とする、内燃機関用の燃料噴射系のインジェクタのための制御弁。
  2. 【請求項2】 調節部材(29)が、プランジャ(43)に向けられた端部
    に、燃料戻し路(37)からリング室(27)をシールする手段(31)を有し
    ている、請求項1記載の制御弁。
  3. 【請求項3】 調節部材(29)が、プランジャ(43)とは反対側の端部
    に、燃料供給部(41)からリング室(27)をシールする手段(33,61)
    を有している、請求項1記載の制御弁。
  4. 【請求項4】 燃料戻し路(37)からリング室(27)をシールする手段
    (31)及び/又は燃料高圧アキュムレータからリング室(27)をシールする
    手段(33)が、プランジャ(43)の長手方向軸線に対して同軸的に配置され
    た円錐台形の各1つのシール円錐(31,33)を有している、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の制御弁。
  5. 【請求項5】 燃料高圧アキュムレータからリング室(27)をシールする
    手段が、球(61)を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の制
    御弁。
  6. 【請求項6】 調節部材(29)と燃料高圧アキュムレータからリング室(
    27)をシールする手段(33,61)とが、2部分から構成されている、請求
    項1から5までのいずれか1項記載の制御弁。
  7. 【請求項7】 調節部材(29)と燃料高圧アキュムレータからリング室(
    27)をシールする手段(33,61)との間に、補償部材(65)が配置され
    ている、請求項6記載の制御弁。
  8. 【請求項8】 リング室(27)がプランジャ(43)に向けられた端部に
    おいて第1シール座(35)によって制限されており、リング室(27)がプラ
    ンジャ(43)とは反対側の端部において第2シール座(39)によって制限さ
    れており、第1シール座(35)及び第2シール座(39)が、燃料高圧アキュ
    ムレータからリング室(27)をシールする手段(33,61)及び/又は燃料
    戻し路(37)からリング室(27)をシールする手段(31)と共働する、請
    求項1から7までのいずれか1項記載の制御弁。
  9. 【請求項9】 調節部材(29)と燃料戻し路(37)からリング室(27
    )をシールする手段(31)及び/又は燃料高圧アキュムレータからリング室(
    27)をシールする手段(33,61)とが、一体的に構成されている、請求項
    1から8までのいずれか1項記載の制御弁。
  10. 【請求項10】 ケーシング(23)が2部分から構成されている、請求項
    1から9までのいずれか1項記載の制御弁。
  11. 【請求項11】 弁制御ピストン(47)と第2の案内孔(53)との間に
    おける漏れ油が、平らな面取り部(55)とリング状の切欠き(59)とを通し
    て燃料戻し路(37)に排出される、請求項1から10までのいずれか1項記載
    の制御弁。
  12. 【請求項12】 内燃機関用の燃料噴射系のためのインジェクタであって、
    ケーシング(23)とノズルニードル(13)とが設けられていて、該ノズルニ
    ードル(13)が圧力室(25)の領域において横断面変化部(18)を有して
    おり、さらに弁制御ピストン(47)によって操作される制御弁(9)が設けら
    れていて、該制御弁(9)を用いて、リング室(27)と燃料高圧アキュムレー
    タとの間及び/又はリング室(27)と燃料戻し路(37)との間の液圧的な接
    続が形成可能である形式のものにおいて、制御弁(9)が、請求項1から11ま
    でのいずれか1項記載の制御弁であることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射
    系のためのインジェクタ。
  13. 【請求項13】 弁制御ピストン(47)が制御弁(9)をプランジャ(4
    3)を介して操作する、請求項12記載のインジェクタ。
  14. 【請求項14】 プランジャ(43)と弁制御ピストン(47)とが2部分
    から構成されている、請求項13記載のインジェクタ。
  15. 【請求項15】 弁制御ピストン(47)の端面(49)が、第1シール座
    (35)と第2シール座(39)とによって取り囲まれた面よりも大きいか又は
    該面と同じである、請求項12から14までのいずれか1項記載のインジェクタ
  16. 【請求項16】 第1シール座(35)によって取り囲まれた面が、第2シ
    ール座(39)によって取り囲まれた面よりも大きいか又は該面と同じである 、請求項12から15までのいずれか1項記載のインジェクタ。
  17. 【請求項17】 ノズルニードル(13)に作用する閉鎖ばね(15)が設
    けられており、該閉鎖ばね(15)が、ノズルニードル(13)の横断面変化部
    (18)に作用する、圧力室(25)内における燃料の液圧力に抗して、ノズル
    ニードル(13)に作用する、請求項12から16までのいずれか1項記載のイ
    ンジェクタ。
  18. 【請求項18】 燃料噴射系がコモンレール噴射系である、請求項12から
    17までのいずれか1項記載のインジェクタ。
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