JP2003512562A - 球形の作動部材を備えた、内燃機関のための燃料噴射システムのインジェクタ用の2重切換式制御弁 - Google Patents

球形の作動部材を備えた、内燃機関のための燃料噴射システムのインジェクタ用の2重切換式制御弁

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JP2003512562A
JP2003512562A JP2001531971A JP2001531971A JP2003512562A JP 2003512562 A JP2003512562 A JP 2003512562A JP 2001531971 A JP2001531971 A JP 2001531971A JP 2001531971 A JP2001531971 A JP 2001531971A JP 2003512562 A JP2003512562 A JP 2003512562A
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    • F16K31/124Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a piston servo actuated

Abstract

(57)【要約】 作動部材が球(45)であり、該球がアクチュエータにより液圧式の伝達装置(69)を介して作動される、内燃機関のための噴射システムのインジェクタ用の制御弁(15)を提案する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景技術 本発明は、アクチュエータによって作動される作動部材を備えた、内燃機関の
ための燃料噴射システムのインジェクタ用の2重切換式制御弁であって、作動部
材とケーシングの孔とが、燃料戻し部と制御室とに接続された第1の環状室を形
成しており、作動部材が、第1のガイド孔内を案内されるプランジャによって軸
方向でシフト可能であり、しかも作動部材が、前記の第1の環状室を燃料戻し部
からシールするための手段及び第1の環状室を制御室からシールするための手段
を有している形式のものに関する。更に本発明は、請求項14の上位概念に記載
の形式のインジェクタに関する。
【0002】 従来技術に基づいた前記のような形式の制御弁の場合、作動部材はカラー及び
このカラーに続くシール円錐から成っており、この場合、作動部材は少なくとも
1本のプランジャによって案内される。この公知の作動部材の欠点は、大きな製
作手間並びにプランジャと作動部材との間の移行部及びカラーとシール円錐との
移行部における激しい機械的負荷である。
【0003】 本発明の課題は、簡単且つ廉価に製作することができ、特に確実に作動する、
燃料噴射システムのインジェクタ用の2重切換式制御弁及びインジェクタを供給
することである。
【0004】 この課題は本発明に基づき、アクチュエータにより作動される作動部材を備え
た、内燃機関のための燃料噴射システムのインジェクタ用の制御弁によって解決
される。この場合、前記作動部材及びケーシングの孔が、燃料戻し部と制御室と
に接続された第1の環状室を形成しており、前記作動部材が、第1のガイド孔内
を案内されるプランジャによって軸方向でシフト可能であり、しかも前記作動部
材が、第1の環状室を燃料戻し部からシールするための手段及び第1の環状室を
制御室からシールするための手段を有しており、この場合、前記作動部材は球で
ある。
【0005】 本発明による制御弁は、作動部材が特に簡単なジオメトリを有しているという
利点を有している。このジオメトリは製作技術的に問題がなく、溝等が無いので
機械的に高負荷可能である。作動部材の球形に基づき、この作動部材にはシール
手段が統合されているので、付加的な製作手間は不要である。更に、作動部材は
ケーシングのシール座によってセンタリングされることができるので、このシー
ル座の誤整合がネガティブに影響することはない。
【0006】 本発明の変化態様では、アクチュエータの操作方向とは逆向きで球に作用する
シールばねが設けられており、これにより、主噴射と前噴射との間の作動部材の
シール作用が改良される。更に、前記シールばねは、制御室内の圧力が足りない
場合に制御弁を常に規定された切換位置へもたらす。
【0007】 本発明の別の有利な構成では、シールばねは孔に配置されたスリーブの段部に
支持されており且つ孔に配置されたばねピストンを介して球に作用するので、短
くコンパクトな構成のシールばねが可能になる。
【0008】 補足的に本発明では、前記スリーブが流出通路と流出絞りとを有しているので
コンパクトな構成が得られ且つ製作が簡単になる。
【0009】 本発明の更に別の有利な構成では、前記スリーブは球と協働する第2のシール
座を有しており、孔と第1のガイド孔との間の移行部が球と協働する第1のシー
ル座として形成されているので、本発明による制御弁のスペース要求は更に減少
される。
【0010】 補足的に本発明では、第1のシール座及び第2のシール座は截頭円錐形なので
これらのシール座の製作は簡単であり、耐用年数全体にわたって良好なシール作
用が得られる。
【0011】 本発明の更に別の変化態様では、第2の環状室を制御室からシールするための
手段及び第1の環状室を燃料戻し部からシールするための手段は、球の表面に延
在するシールラインなので、特にコンパクトで単純な構成が得られる。
【0012】 補足的に本発明では、プランジャは液圧式の伝達装置を介してアクチュエータ
によって作動されるので、制御弁は閉鎖力及び作動距離に関して種々様々なアク
チュエータに簡単に適応可能である。
【0013】 本発明の更に別の有利な構成では、球とは反対の側のプランジャの端面と、ア
クチュエータによって作動されるピストンとが、液体を満たされた液圧式の伝達
装置の圧力室を制限しているので、距離伝達又は力伝達はあまり損失無く、小さ
な手間及びスペース要求で行われる。
【0014】 本発明の更に別の有利な構成では、制御弁は2ポート3位置制御弁として作動
されるので、最少前噴射量の設定が改良される。
【0015】 本発明の更に別の変化態様では、アクチュエータは圧電アクチュエータなので
、大きな作動力と迅速な応答とが保証されている。
【0016】 更に本発明を補足すると、噴射システムはコモンレール式噴射システムなので
、本発明による制御弁の利点は、この噴射システムのためにも役立つ。
【0017】 冒頭で述べた課題は、制御弁によって制御される制御室を備えた、内燃機関の
ための燃料噴射システム用のインジェクタによっても解決される。この場合、制
御弁がアクチュエータによって作動される作動部材を有しており、この作動部材
及びケーシングの孔が、燃料戻し部と制御室とに接続された第1の環状室を形成
しており、作動部材が、第1のガイド孔内を案内されるプランジャによって軸方
向でシフト可能であり、作動部材が、第1の環状室を燃料戻し部からシールする
手段と、第1の環状室を制御室からシールする手段とを有しており、しかも作動
部材が球であるということを特徴としている。
【0018】 本発明によるインジェクタは、制御弁が特に簡単な、機械的に高負荷可能なジ
オメトリを有しているという利点を有している。
【0019】 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0020】 図1には本発明によるインジェクタが示されている。高圧接続部1を介して、
燃料は流入通路5を介して噴射ノズル7へ案内され且つ流入絞り9を介して制御
室11へ案内される。この制御室11は、流出通路12と流出絞り13とを介し
て燃料戻し部17に接続されている。前記流出絞り13は、制御弁15によって
開くことができる。
【0021】 制御室11は制御ピストン19によって制限される。弁ピストンとして形成さ
れたこの制御ピストン19にはノズルニードル21が続いており、このノズルニ
ードル21は、圧力下にある燃料が噴射の合間に燃焼室(図示せず)へ流入する
ことを防止する。ノズルニードル21は大きい方の直径25から小さい方の直径
27へ変化する横断面変化部23を有している。ノズルニードル21の大きい方
の直径25は、ケーシング29内でガイドされている。横断面変化部23は噴射
ノズル7の圧力室31を制限する。
【0022】 流出絞り13が閉じられている場合、弁ピストン19の端面33に作用する液
圧力は、横断面変化部23に作用する液圧力よりも大きい。なぜならば、弁ピス
トン19の端面33は、横断面変化部23の環状面よりも大きいからである。そ
の結果、ノズルニードル21がノズルニードル座35に押し付けられて、流入通
路5を燃焼室(図示せず)に対してシールする。
【0023】 エンジンが停止しているために燃料噴射システムの高圧ポンプ(図示せず)が
駆動されない場合は、ノズルニードル21の段部37に作用するノズルばね39
が噴射ノズル7若しくはインジェクタを閉じる。
【0024】 流出絞り13若しくは制御弁15が開かれると、制御室11内の圧力延いては
制御ピストン19の端面33に作用する液圧力が低下する。この液圧力が、横断
面変化部23に作用する液圧力よりも小であると直ちにノズルニードル21が開
くので、燃料は複数の噴射孔(図示せず)を介して燃焼室に流入することができ
る。液圧式の補力システムを介したノズルニードル21のこの間接的な制御は不
可欠である。なぜならば、ノズルニードル21の迅速な開放のために必要な力は
、制御弁15によって直接には発生させられないからである。この場合、燃焼室
に噴射される燃料量に加えて付加的に必要とされる「制御量」は、流入絞り9、
制御室11及び制御弁15を介して燃料戻し部17に流入する。
【0025】 前記制御量に加えて付加的に、ノズルニードルガイドと弁ピストンガイドとに
おいて更に漏れが生じる。制御量及び漏れ量は、最大50mm/行程であって
よい。これらの制御量及び漏れ量は、燃料戻し部17を介して再び燃料タンク(
図示せず)へ戻される。噴射の合間は、流出絞り13は制御弁15によって閉じ
られる。
【0026】 図2には、本発明による制御弁の1実施例が示されている。ケーシング29に
は孔41が設けられている。この孔41に対して同軸的に第1のガイド孔43が
設けられている。作動部材は球45である。この球45と孔41とは第1の環状
室47を形成する。軸方向でこの第1の環状室47は、シール座49,51とし
て形成された2つの截頭円錐によって制限される。球45が両シール座49;5
1の内の一方に押し付けられると、球と、第1のシール座49及び第2のシール
座51とが互いに接触するところに円形のシールライン(図示せず)が生ぜしめ
られる。シール座49,51の円錐角度が、前記シールラインの直径を規定する
。即ち、円錐角度を選択することにより、制御弁が閉じている状態で制御室11
内の圧力に基づき球45に対して生じる力に影響を及ぼすことができる。
【0027】 前記の第1のガイド孔43内では、球45に作用するプランジャ53がガイド
されている。このプランジャ53の、球45に面した端部は段付けされているの
で、球45が第1のシール座49に載着されていない場合は、第1の環状室47
と燃料戻し部17との間に液圧的な接続が生じる。
【0028】 第2のシール座51は、図示の実施例ではケーシング29にプレス嵌めされた
スリーブ55の部分である。このスリーブ55には更に、流出通路12及び流出
絞り13が組み込まれている。スリーブ55の外径は段部59を有しており、こ
の段部59は孔41と相俟って第2の環状室61を形成している。この第2の環
状室61にはシールばね63と、スリットの付けられたばねピストン65とが配
置されている。このばねピストン65は軸方向でシフト可能に孔41を案内され
ており且つシールばね63によって球45の方に押される。この場合、ばねピス
トン65と孔41との間の遊びは、シールばね63の位置している第2の環状室
61の部分において、常に第1の環状室47内と同じ圧力が支配しているように
設定されている。制御弁が適当な切換位置へ制御されていると、球45に作用す
るシールばね63の力が球45と第1のシール座49との間のシール性を高める
【0029】 制御弁は、プランジャ53に液圧式の伝達装置69を介して作用するアクチュ
エータ(図示せず)によって作動される。このアクチュエータはピストン71と
結合されており、このピストン71は、前記伝達装置69の圧力室73内の液体
に圧力を加える。ピストン71とプランジャ53との間には皿ばね72が配置さ
れており、この皿ばね72は、前記アクチュエータを出発位置へ戻り運動させ且
つ液圧式の伝達装置69が機能し続けるために役立つ。プランジャ53及びピス
トン71の互いに面した端面に設けられた両段部は、皿ばね72が許容できない
程圧縮されることを防止する。
【0030】 アクチュエータが圧電アクチュエータである場合、該アクチュエータは大きな
力を小さな距離を介してもたらすことができる。この場合、ピストン71がプラ
ンジャ53よりも大きな直径を有している、伝達装置69の図示の状態が有利で
ある。アクチュエータが例えば電磁式で作用する場合は、小さな力を大きな距離
を介して伝達することができる。この場合は、ピストン71の直径をプランジャ
53の直径よりも小さく選択することを推奨する。
【0031】 また、シールばね63により、制御室11内の圧力が足らない場合も、球45
が第1の切換位置aにもたらされるということが保証されている。更に、アクチ
ュエータは圧力でしか負荷されず、このことは、特に圧電アクチュエータの使用
時に重要である。それというのも、前記運転形式のアクチュエータは特に確実に
作動するからである。
【0032】 本発明による制御弁は、一般に2ポート3位置制御弁として使用される。第1
の切換位置aにおいて、燃料戻し部17は第1の環状室47から液圧式で分離さ
れる。第2の切換位置bでは、制御室11が第1の環状室47から液圧式で分離
される。
【0033】 両切換位置a,bにおいて、制御室11は燃料戻し部17から分離されている
。つまり、噴射ノズル7は閉じられている。第1の切換位置aから第2の切換位
置bへの移行に際して一時的に制御室11と燃料戻し部17との間に液圧式の接
続が生ぜしめられる。つまり、制御室11内の圧力が少なくとも部分的に弱まっ
て噴射ノズル7が一時的に開く。この一時的な開放は、前噴射のために役立つ。
前噴射量及び前噴射時間は、大きな繰返し精度を以てアクチュエータ及び流出絞
り13を設定することに基づき構造的に規定することができる。第3の切換位置
cでは、球45は第1のシール座49と第2のシール座51との間の中間位置を
占めている。この切換位置cは、主噴射をトリガする。
【0034】 図3には、前記の3つの切換位置a,b,cに関連したノズルニードル21の
行程95の時間的な経過が示されている。両線図3a,3bにおいて、横座標に
時間tがとられている。線図3aの縦座標には制御弁の切換位置a,b,cが示
されているのに対して、線図3bの縦座標にはノズルニードル21の行程95が
示されている。
【0035】 第1の切換位置aから出発して制御弁15はアクチュエータにより第2の切換
位置bへ運動させられる。両切換位置の間を移行する間にノズルニードル21が
僅かに開く。これにより、前噴射量が燃焼室内へ噴射される。前噴射量を増やす
ためには、制御弁15を前噴射中、第3の切換位置cに一時的に留めることもで
きる。この変化実施例は破線によって示されている。
【0036】 主噴射は、制御弁が第2の切換位置bから第3の切換位置cへ制御されること
によって行われる。この切換位置は、必要とされる噴射量が噴射されるまで維持
される。その後、制御弁が第1の切換位置aにもたらされることによって主噴射
が終了される。この過程に基づき、本発明による制御弁の別の利点も明らかにな
る。即ち、アクチュエータは第1の切換位置aから第2の切換位置bへの移行時
にしか、制御室11内の圧力に対して仕事を行わなくてよいので、駆動エネルギ
に対する要求は非常に低い。更に、前記移行中に低下する制御室内の圧力は、小
さな出力要求をもたらす。
【0037】 実施例の説明、請求項及び図面に示した特徴は全て、個別でも互いに任意に組
み合わせても本発明の根本を成すものであってよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 概略的に示した制御弁を備えた、燃料噴射システム用インジェクタの図である
【図2】 本発明による制御弁の1実施例の断面図である。
【図3】 噴射の時間経過の線図である。
【符号の説明】
1 高圧接続部、 5 流入通路、 7 噴射ノズル、 9 流入絞り、 1
1 制御室、 12 流出通路、 13 流出絞り、 15 弁ピストン、 1
7 燃料戻し部、 19 制御ピストン、 21 ノズルニードル、 23 横
断面変化部、 25 大きい方の直径、 27 小さい方の直径、 29 ケー
シング、 31 圧力室、 33 端面、 35 ノズルニードル座、 37
段部、 39 ノズルばね、 41 孔、 43 ガイド孔、 45 球、 4
7 第1の環状室、 49 第1のシール座、 51 第2のシール座、 53
プランジャ、 55 スリーブ、 59 段部、 61 第2の環状室、 6
3 シールばね、 65 ばねピストン、 69 伝達装置、 71 ピストン
、 72 皿ばね、 73 圧力室、 95 行程の時間的な経過、 a,b,
c 切換位置、 3a,3b 線図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 51/06 F02M 51/06 N T 59/46 59/46 Y

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータによって作動される作動部材(45)を備え
    た、内燃機関のための燃料噴射システムのインジェクタ用の制御弁であって、作
    動部材(45)とケーシング(29)の孔(41)とが、燃料戻し部(17)及
    び制御室(11)に接続された第1の環状室(47)を形成しており、前記作動
    部材(45)が、第1のガイド孔(43)内を案内されるプランジャ(53)に
    よって軸方向でシフト可能であり、更に作動部材(45)が、第1の環状室(4
    7)を燃料戻し部(17)からシールするための手段と、第1の環状室(47)
    を制御室(11)からシールするための手段とを有している形式のものにおいて
    、作動部材が球(45)であることを特徴とする、球形の作動部材を備えた、内
    燃機関のための燃料噴射システムのインジェクタ用の2重切換式制御弁。
  2. 【請求項2】 アクチュエータの作動方向とは逆向きで球(45)に作用す
    るシールばね(63)が設けられている、請求項1記載の制御弁。
  3. 【請求項3】 シールばね(63)が、孔(41)に配置されたスリーブ(
    55)の段部(59)に支持されている、請求項2記載の制御弁。
  4. 【請求項4】 シールばね(63)が、孔(41)に配置されたばねピスト
    ン(65)を介して球(45)に作用する、請求項2又は3記載の制御弁。
  5. 【請求項5】 スリーブ(55)が流出通路(12)及び流出絞り(13)
    を有している、請求項3又は4記載の制御弁。
  6. 【請求項6】 スリーブ(55)が、球(45)と協働する第2のシール座
    (51)を有している、請求項3から5までのいずれか1項記載の制御弁。
  7. 【請求項7】 第2のシール座(51)が截頭円錐である、請求項6記載の
    制御弁。
  8. 【請求項8】 孔(41)と第1のガイド孔(43)との間の移行部が、球
    (45)と協働する第1のシール座(49)として形成されている、請求項1か
    ら7までのいずれか1項記載の制御弁。
  9. 【請求項9】 第1のシール座(49)が截頭円錐である、請求項8記載の
    制御弁。
  10. 【請求項10】 第1の環状室(47)を制御室(11)からシールするた
    めの手段及び第1の環状室(47)を燃料戻し部(17)からシールするための
    手段が、球(45)の表面に延在するシールラインである、請求項1から9まで
    のいずれか1項記載の制御弁。
  11. 【請求項11】 プランジャ(53)が、液圧式の伝達装置(69)を介し
    てアクチュエータによって作動される、請求項1から10までのいずれか1項記
    載の制御弁。
  12. 【請求項12】 球(45)とは反対の側のプランジャ(53)の端面と、
    アクチュエータにより作動されるピストン(71)とが、液圧式の伝達装置(6
    9)の、液体の満たされた圧力室(73)を制限する、請求項1から11までの
    いずれか1項記載の制御弁。
  13. 【請求項13】 制御弁(15)が2ポート3位置制御弁である、請求項1
    から12までのいずれか1項記載の制御弁。
  14. 【請求項14】 アクチュエータが圧電アクチュエータである、請求項1か
    ら13までのいずれか1項記載の制御弁。
  15. 【請求項15】 噴射システムがコモンレール式噴射システムである、請求
    項1から14までのいずれか1項記載の制御弁。
  16. 【請求項16】 制御弁(15)により制御される制御室(11)を備えた
    、内燃機関のための燃料噴射システム用のインジェクタであって、制御弁(15
    )が、アクチュエータにより作動される作動部材(45)を有しており、該作動
    部材(45)及びケーシング(29)の孔(41)が、燃料戻し部(17)と制
    御室(11)とに接続された第1の環状室(47)を形成しており、作動部材(
    45)が、第1のガイド孔(43)内を案内されるプランジャ(53)によって
    軸方向でシフト可能であり、更に作動部材(45)が、第1の環状室(47)を
    燃料戻し部(17)からシールするための手段及び第1の環状室(47)を制御
    室(11)からシールするための手段を有している形式のものにおいて、作動部
    材が球(45)であることを特徴とする、制御弁(15)により制御される制御
    室(11)を備えた、内燃機関のための燃料噴射システム用のインジェクタ。
JP2001531971A 1999-10-19 2000-10-12 球形の作動部材を備えた、内燃機関のための燃料噴射システムのインジェクタ用の2重切換式制御弁 Pending JP2003512562A (ja)

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