JP2003518550A - 温度安定性を有する乳化燃料 - Google Patents

温度安定性を有する乳化燃料

Info

Publication number
JP2003518550A
JP2003518550A JP2001548642A JP2001548642A JP2003518550A JP 2003518550 A JP2003518550 A JP 2003518550A JP 2001548642 A JP2001548642 A JP 2001548642A JP 2001548642 A JP2001548642 A JP 2001548642A JP 2003518550 A JP2003518550 A JP 2003518550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
fuel
chemical formula
acid ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001548642A
Other languages
English (en)
Inventor
シュルツ,フィリップ
ダリックス,ローラン
トール,フレデリック
Original Assignee
エルフ・アンタール・フランス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルフ・アンタール・フランス filed Critical エルフ・アンタール・フランス
Publication of JP2003518550A publication Critical patent/JP2003518550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/32Liquid carbonaceous fuels consisting of coal-oil suspensions or aqueous emulsions or oil emulsions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L10/00Use of additives to fuels or fires for particular purposes
    • C10L10/02Use of additives to fuels or fires for particular purposes for reducing smoke development
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/32Liquid carbonaceous fuels consisting of coal-oil suspensions or aqueous emulsions or oil emulsions
    • C10L1/328Oil emulsions containing water or any other hydrophilic phase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L10/00Use of additives to fuels or fires for particular purposes
    • C10L10/18Use of additives to fuels or fires for particular purposes use of detergents or dispersants for purposes not provided for in groups C10L10/02 - C10L10/16

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、大部分の炭化水素液体と少量の水と、少なくとも一つのソルビトールエステルを2.5〜3.5重量部含み、少なくとも一つのポリアルコキシ化脂肪酸エステルを1.5から2.5重量部含み、ジまたはトリアルキル化イソアルコールから選択される少なくとも一つのポリアルコキシ化合物を0.5から2.0重量部含む乳化系であって、HLB値が6から8の間である乳化系を含む一組の添加物と、を含む乳化燃料を提供する。また、本発明は、上記乳化系を含む添加剤の混合物も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、マイナス10℃以下から70℃以上の温度範囲で安定な乳化燃料に
関し、特に、内燃機関に用いる自動車燃料に関する。さらに詳細には、その燃料
は、主成分として炭化水素液体を含むものであり、その炭化水素は、特に、(a)
ガソリン、軽油、灯油、重油の石油誘導体、および/または石炭やガス(合成燃
料)の誘導体のような無機由来物、(b)または、植物油やそのエステル、それら
にモノアルコールやポリアルコールのような酸化物が付加的に加えられたそれら
の混合物のような植物由来物、(c)または、それらの混合物であって、任意に、
一価あるいは多価アルコールのような酸化物が加えられたものである。 さらに詳細には、本発明は、特に、水と液状炭化水素液体の乳濁液からなる燃
料、好ましくは、商業的に有用且つ環境汚染の問題の少ない水とディーゼル燃料
の乳濁液からなる燃料組成物である。
【0002】 以下、マイナス10℃からプラス70℃以上の間の温度範囲において乳濁液を
好ましい状態に維持するのに適した界面活性剤を含む水と炭化水素の乳濁液につ
いて説明する。
【0003】 水は、安価であり、無毒であり、燃料消費率を減少させることができ、目に見
える汚染物質および目に見えない汚染物質の排出を減少させることができるので
、ガソリンあるいはディーゼル燃料に対する添加物、すなわちガソリンあるいは
ディーゼル燃料の一部を置き換えるものとして有用であることがすぐに判明した
【0004】 これらの考えられるすべての利点にも拘わらず、水と炭化水素の燃料は、工業
的にはほとんど生産されておらず、また、燃料消費者に対して広く普及していな
い。
【0005】 あらゆる試験が行われるうちに、動作中のエンジンに噴射する前に混合するた
めに、車両に水と自動車燃料を別々に貯蔵することが考えられた。この方法は、
車両上で混合液のそれぞれの成分を混合し、そして計量するための非常に複雑な
装置を必要とする。そのような装置の大きさと壊れやすさ、そして費用によって
、この方法の開発を完全に断念した。
【0006】 第2の取り組みは、予め計量した水と燃料との混合物を貯蔵するものであった
が、すぐに、販売業者にとっては、20℃から70℃の温度範囲におけるその混
合物の貯蔵中の安定性の問題が生じ、また、自動車の所有者にとっては、ガソリ
ンタンク内におけるこの混合物の安定性の問題が生じた。
【0007】 従って、水を含む乳化燃料、より一般的にいえば、燃料消費率の低減につなが
る新規で汚染のない燃料、を提供する計画は、無駄な多くの技術的検討に終わっ
ている。
【0008】 この従来技術の説明として、フランス特許出願2,470,153を引用する
ことができる。その出願には、炭化水素と、水と、アルコール(メタノール、エ
タノール)とを含む乳化燃料、およびソルビタン(sorbitan)1−オレイン酸エス
テルまたはエトキシ化ノニルフェノールから作られる乳化系(乳化させるための
成分)が開示されている。乳化液中のその乳化系の濃度は、3〜10体積%であ
る。この乳化液中に不可避的に存在するアルコールは、非常に有害な要素であり
、特に、経済性とこの乳濁液によって得られるエンジン性能にとって有害である
。加えて、この水とアルコールと炭化水素との乳濁液は、その有効性が示されて
いないことに注意すべきである。実際、この燃料を使用する車両の現実的な不使
用期間に対応させて、乳濁液を72時間の貯蔵した後には、炭化水素化合物と水
−アルコール混合物との間で相分離(混合解離)の兆候が見られる。上記時間の
終わりには、相分離した炭化水素化合物は乳化液の体積の3%にも成り得る。フ
ランス特許出願2,470,153に記載の上記乳化液の相分離は、数日間貯蔵
すると、通常の条件下での使用に対して不適当なほど十分に大きくなることが容
易に想像できる。
【0009】 さらに、アメリカ合衆国特許4,877,414によれば、ソルビタンセスキ
オレイン酸エステル、ソルビタンモノオレイン酸エステル、および6つのエチレ
ンオキシドを持つポリオキシエチレンとドデシルアルコールとのエーテルによっ
て形成される乳化系を含んだある数の添加物を含む乳化燃料が知られている。そ
の特許によれば、好ましくは、すべての添加物の合計濃度は約2.1%である。
そして、その乳化系とは別に、モノαオレフィン(1−デセン)、メトキシメタ
ノール、トルエン、アルキルベンゼン、水酸化カルシウムが他の添加物として使
用される。用いる添加物の数だけでもこの方法は非常に複雑であり、また、この
方法は比較的費用がかかる。さらに、その特許による乳化燃料も不安定であり、
特に低温では不安定である。出願人は、このアメリカ合衆国特許に従った乳化燃
料の好適な実施例を再現することによって、このことをさらに明らかにしている
。その乳化液は一時間で分離(相分離)が認められた。その現象は、5℃以下の
低温では特に顕著である。従って、この乳濁液が厳冬下で自動車のガソリンタン
クに入れられると、何が起きてしまうか想像すらできない。
【0010】 ケミカルアブストラクト87:138513 xに記載されている日本特許7
7−69909の要約は、乳化剤として、ソルビタンセスキオレイン酸エステル
、およびノニルフェノールとポリエチレングリコールとのエーテルを含む、灯油
と水との乳化燃料に関するものである。分散された水相の大きさは20μm以下
であり、平均としてはおよそ10μmである。この技術的な提案も、物理化学的
な安定性、汚染物質の減少、経済性、燃料消費率の減少という目的を満たした好
ましい方法ではない。従って、その技術的な示唆は、技術のある者がこの発明を
するに当たっては特に有用ではない。
【0011】 さらに、ブラジル特許82 4 947を要約したケミカルアブストラクトN
o.101:57568 zには、非常に粘性があり且つ重い石油誘導体からな
る炭化水素と、水と、エタノールと、エトキシ化ノニルフェノールからなる乳化
剤とを含む乳化燃料が記載されている。この乳化燃料は、オーブン中で、一般的
な燃料油バーナーに使用することを目的としている。この燃料は、内燃機関を搭
載した軽いまたは重い車両における燃焼、汚染物質の減少、低燃費という要求特
性を満たさなかった。さらに、この乳化液は物理化学的安定性に乏しい。 上記出願人の国際特許出願WO 97/34969は、その発明を改良した乳
化燃料に関するものである。
【0012】 これらの自動車燃料と成り得る乳化燃料は、特定の量の炭化水素化合物と、少
量の一組の添加物とを含んでおり、特に、添加物としては、少なくとも一つのソ
ルビトールエステルと、HLB値が9またはそれ以上の少なくとも一つのポリア
ルコキシ脂肪酸エステルと、HLB値が10から15である少なくとも一つのポ
リアルコキシアルキルフェノールとを含み、これらの成分のそれぞれの濃度比が
、2.5−3.5; 1.5−2.5; 0.5−1.9となる乳化系を含んでい
る。これらの乳化燃料の分散相には、添加物の量は0.1から2重量%であるが
、水は5から35重量%存在する。これらの燃料は、少なくとも3ヶ月の貯蔵期
間の間は特に安定である。しかし、車両内において、キャブレターに導入される
前に、噴射時期の前あるいは噴射期間中に燃料が加熱された状態で使用されたと
き、または75℃に近くなったフィルターを通過させられた後、ガソリンタンク
に一部分が戻されるときに、乳化燃料は水相と炭化水素相の2つの相に分離して
いた。それ故、週末は使用されないバスは、すべての燃料が相分離してしまって
おり、月曜日の朝、再びエンジン始動することができなかった。高圧供給システ
ムが用いられたときには、温度が上昇する傾向にあるので、乳化燃料のこの相分
離現象は特に顕著である。特に、新しい直接噴射ディーゼルエンジン技術の全て
を備えている全ての新しい貨物車両や、次第に多くなりつつある軽量車両では、
燃料は70℃以上に加熱される。
【0013】 これらの公知の乳化燃料の性能は、75℃以上における温度安定性に関しては
、またマイナス20℃における温度安定性に関しても、確かに、車両の現実的な
状況下での使用に関する問題に対する答えを提供するために、大いに改善されて
いる。
【0014】 本発明は、少なくとも70℃以上で4日以上安定であり、燃料が冷たいとき、
言い換えればマイナス10℃から40℃までの温度で貯蔵されている状態では、
少なくとも3ヶ月の間、相分離しない乳化燃料を提供する。さらに、本発明は、
環境に関する全ての政府の要求を満たす乳化燃料を得ることも目的とする。それ
故、本発明は、特に、非常に多くの乳化燃料で使用されているが、全ての政府で
認可されないポリアルコキシアルキルフェノールに代えて、得られる乳濁液にと
って、貯蔵中に同じ安定性が得られ、さらに、70℃以上での安定性を改善する
とともに、マイナス10℃からプラス20℃の間のシュミレーションされた周期
でのよい安定性が得られる化合物または化合物の混合物を用いる。
【0015】 本発明は、結果として、大部分の炭化水素液体と、5〜35重量%の範囲の少
量の水と、以下に示す乳化系を含む一組の添加物とを含む乳化燃料であって、 上記乳化系は以下のものを含む。 i) 2.5〜3.5重量部の、以下の化学式(I)で表される少なくとも一つ
のソルビトールエステル
【化6】 化学式(I)において、X基は相互に同じであってもよいし、異なっていても
よい。また、X基はORで表されるグループから選択される一つのグループに
対応し、Rは、水素または炭素原子を1から6つ持つ脂肪族の基である。また
、任意ではあるが、少なくとも一つのX基がR−COO−に相当してもよい。
ここで、Rは、水素、または直鎖状あるいは分岐鎖を有する飽和あるいは不飽
和の脂肪族の基であり、ヒドロキシル化され且つ6から22個の炭素原子を持つ
少なくとも一つの基によって置換される。 ii)1.5から2.5重量部の、化学式(II)で表される少なくとも一つの
ポリアルコキシ脂肪酸エステル
【化7】 化学式(II)において、Rは、直鎖状あるいは分岐鎖を有する飽和あるい
は不飽和の脂肪族の基であり、任意ではあるが、その脂肪族の基は、少なくとも
一つのヒドロキシル化され、且つ6から22個の炭素原子を持つ基によって置換
される。Rは直鎖状または分岐鎖を有し、1から10個、好ましくは2から3
個の炭素原子を持つアルキレン基であり、nは6以上、好ましくは6から30の
間の整数であり、Rは、水素、または直鎖状あるいは分岐鎖を有し、1から1
0個の炭素原子を持つアルキル基、または、以下に示す基である。
【化8】 ここで、Rは、Rと同じであっても異なっていてもよい。 iii)0.5から2.0重量部の、一般式が以下の化学式(III)で表される
少なくとも一つのポリアルコキシ化合物
【化9】 化学式(III)において、RとR10は同一でも異なっていてもよく、直
鎖状あるいは分岐鎖を有し、1から20個の炭素原子を持つアルキレン基であり
、Rは、直鎖状あるいは分岐鎖を有し、1から10個、好ましくは1から3個
の炭素原子を持つアルキレン基であり、Rは、水素、または直鎖状または分岐
鎖を有し、1から10個の炭素原子を持つアルキレン基、または以下の化学式に
示す基である。
【化10】 11は、直鎖状または分岐鎖を有する飽和あるいは不飽和の脂肪族の基であり
、任意ではあるが、ヒドロキシル化され、炭素原子を6から20個持つ官能基で
置換されてもよい。また、mとpは、それぞれ0から20および3から10の間
で変化する整数である。 また、乳化系のHLB値は6から8の間である。
【0016】 意外なことに、化学式(I)の化合物と化学式(II)の化合物との混合物が
三日間以上保存されたときに、または偶発的に温度が50℃以上さらには75℃
以上となったときに、その混合物に化学式(III)の化合物を配合すると、国
際特許出願WO 97/34969に記載された最も近い先行技術に比較して、
かなり乳化燃料の安定性が増加することがわかった。実際、上記国際出願に開示
された乳化液は、乳化液が50℃以上で24時間以上経過するとすぐに2相に分
離する。 同時に、最新技術に比較しても、本発明に従った乳化液は、使用時または貯蔵
時に安定である。
【0017】 乳化燃料に多くとも2重量%の濃度で前記乳化系を導入すれば、三日以上の温
度安定性が得られる。明らかに、燃料により多くの乳化系を導入することも可能
であるが、その必要性はない。
【0018】 化学式(I)の化合物において、好ましいソルビトールエステルは、一種類の
ソルビトールオレイン酸エステル、複数種類のソルビトールオレイン酸エステル
の混合物、またはソルビトールセスキオレイン酸エステルから選択される。
【0019】 化学式(II)に示す脂肪酸エステルは、ポリエチレングリコールの、オレイ
ン酸エステル、ステアリン酸エステル、リシノール酸エステルから選択される。
好ましいエステルは、ポリエチレン部分が600以下、特に好ましくは450以
下の分子量を持つエステルである。
【0020】 乳化系の他の2つの成分に組み合わせられ、高温時の燃料安定性を向上させる
化学式(III)に示すポリアルコキシ化合物は、ジまたはトリアルキル化され
たイソアルコールであって、それぞれのアルキル基が1から15個、好ましくは
5個から12個の炭素原子を持つイソアルコールから選択される。また、そのイ
ソアルコールは、好ましくは、3から10個のエトキシ化された基を含むイソト
リデシルアルコールから選択される。
【0021】 本発明では、燃料の大部分を構成する炭化水素液体は、ガソリン、中間留出物
、合成燃料、動物性または植物性油(エステル化されていてもされていなくても
よい)、またはそれらの混合物から選択される。
【0022】 本発明に従った乳化燃料は、さらに、炭化水素相とは別に、水と前記乳化系と
を含み、さらに好ましくは、過酸化物および/または硝酸塩、およびそれらの混
合物から選択されるセタン価改善物質のような添加物を含み、さらに好ましくは
、燃焼後のすすのための金属触媒を含む。なお、上記金属は、マグネシウム、カ
ルシウム、セリウム、銅、鉄、またはそれらの混合物のいずれかである。さらに
、殺生物剤、好ましくは、バクテリア殺生性の物質および/または殺菌剤を含む
ことができ、また、水相に凍結防止剤を含んでいてもよい。
【0023】 乳化燃料として使用するためには、本発明の燃料は、濾過性の添加剤、曇点改
良剤、潤滑剤、沈殿防止剤、耐摩耗剤、消泡剤、防錆剤、洗浄剤、および/また
は低温流量特性を改善するための添加物のような通常の添加剤を含むことができ
る。
【0024】 これらの添加物の間では、特に以下のことに言及できる: a)セタン価改善添加剤は特に限定されないが、アルキル硝酸塩、アリル過酸化
物、アルキル過酸化物から選択されることが好ましい。なお、アルキル硝酸塩と
しては2−エチルヘキシル硝酸塩が好ましく、アリル過酸化物としてはベンジル
過酸化物が好ましく、アルキル過酸化物としてはt−ブチル過酸化物が好ましい
【0025】 b)濾過性の添加剤は特に限定されないが、エチレン/酢酸ビニル(EVA)共
重合体、エチレン/プロピオン酸ビニル(EVP)共重合体、エチレン/エタン
酸ビニル(EVE)共重合体、エチレン/メチルメタクリレート(EMMA)共
重合体、およびエチレン/フマル酸共重合体から選択されることが好ましい。そ
のような添加剤の例は、ヨーロッパ特許出願0187488、フランス特許2,
490,669、ヨーロッパ特許出願0722481および0832172に記
載されている。
【0026】 c)消泡剤は特に限定されないが、ポリシロキサン、オキシアルキル化ポリシロ
キサン、植物油あるいは動物油由来の脂肪酸アミドから選択されることが好まし
い。そのような消泡剤の例は、ヨーロッパ特許出願0861182、06630
00、0736590に記載されている。
【0027】 d)洗浄剤、防錆剤も特に限定されないが、アミン、琥珀酸イミド、アルケニル
琥珀酸イミド、ポリアルキルアミン、ポリアルキルポリアミン、ポリエーテルア
ミンから選択されることが好ましい。そのような洗浄剤、防錆剤の例は、ヨーロ
ッパ特許出願0938535に記載されている。
【0028】 e)潤滑剤、耐摩耗剤も特に限定されないが、脂肪酸およびそれらのエステル、
またはアミド誘導体から選択されることが好ましく、特に好ましくは、グリセロ
ール−1−オレイン酸エステルおよび1−あるいは多環カルボン酸の誘導体から
選択されることが好ましい。そのような潤滑剤、耐摩耗剤の例は、ヨーロッパ特
許出願0915944、フランス特許2,772,783および2,772,7
84に記載されている。
【0029】 f)曇点改良剤も特に限定されないが、長鎖オレフィン、(メチル)アクリル酸
エステル、マレイミド三量体、フマル酸またはマレイン酸のエステル誘導体から
選択されることが好ましい。そのような曇点改良剤の例は、ヨーロッパ特許出願
0071513、0100248、フランス特許2,528,051および2,
528,423、ヨーロッパ特許出願0112195、0172758、027
1385および0291367に記載されている。
【0030】 g)沈殿防止剤も特に限定されないが、ポリアミンによってアミド化されたアル
キル(メチル)アクリル酸エステル、またはポリアミンアルケニル琥珀酸イミド
、またはフタルアミン酸、または脂肪アミンと(メチル)アクリル酸との共重合
体から選択されることが好ましい。そのような沈殿防止剤の例は、ヨーロッパ特
許出願0261959、00593331、0674689、0327423、
0512889、0832172に記載されている。
【0031】 h)低温流量特性改良のための多官能性添加剤は、オレフィンを基礎とする高分
子と、フランス特許出願番号No.99.12549 1999年10月8日出
願に記載のアルケニル硝酸塩からなる群から選択される。
【0032】 本発明は、また、必須構成要素として乳化系を含み、付加的構成要素として、
セタン価改善物質、燃焼およびすす燃料触媒作用の促進剤、殺生物剤、凍結防止
剤、洗浄剤、潤滑剤、耐摩耗剤、消泡剤、防錆剤、および低温流量特性を改良す
る添加剤あるいは添加剤組成のうちの少なくとも一つ含む添加物を含んだ、燃料
に対する添加物の混合物を提供する。
【0033】 次の例は、本発明の実施例である。この実施例は、本発明を何ら限定するもの
ではない。 例1 この実施例は、公知の技術に比較することで、本発明の乳化燃料の安定性を示
すものである。そのため、国際特許出願WO 97/34969において説明さ
れた方法を使い、それぞれ組成が異なるいくつかの乳化液を準備した。
【0034】 比較のために、EN590型参照ディーゼル燃料から得られる標準組成を、全
ての乳化液に対して使用した。上記EN590型参照ディーゼル燃料は、殺生物
剤を含む13重量%(体積%ではディーゼル燃料の2%)の水(冬季の組成には
、さらに10重量%のモノエチレングリコールを含む)と、ディーゼル燃料の1
体積%の生物殺生剤と、1.86重量%の乳化系と、1重量%のセタン価改良添
加剤とを含み、残りの重量%はディーゼル燃料である。
【0035】 乳化系の組成は、以下の表1で与えられる。
【表1】 表1において、組成A,C,Fは本発明の組成であり、組成B,D,Eおよび
Nは比較例である。
【0036】 乳化の程度は、粒度分析、雰囲気温度に関係ない貯蔵の安定性、使用時の安定
性、貯蔵時の安定性、熱的安定性に基づいて評価されている。 顕微鏡からの画像解析によって、連続的なディーゼル燃料相に分散した水の小
滴の均一性の状態は、それらの平均粒子径およびそれらの分布によって評価され
ている。
【0037】 使用時における乳化液の安定性は、自動車燃料タンク内での想定されるディー
ゼル燃料の再循環サイクルに対応した周期的な刺激が与えられる1リットルビー
カーに入れられた乳液の混合解離/デカンテーションまたは他の破壊の少なさに
よって評価されている。
【0038】 刺激周期の点からは、温度周期は以下のように構成される。 まず、試料の温度を1時間以上かけてマイナス10℃とする。次に、1時間以
上かけて試料の温度をプラス40℃まで上昇させる。そして、3時間以上かけて
プラス10℃まで低下させる。最後に、7時間以上かけてマイナス10℃まで低
下させ、その温度を1時間保持する。
【0039】 この刺激周期の終わりの時期に、上澄み液、すなわちディーゼル燃料の上澄み
部分の体積が全試料体積の5%よりも大きくなったとき、また、あるいは、水が
ビーカーの底に現れたときに、混合解離が起きたとみなす。
【0040】 貯蔵時の安定性とは、3つの試料を、それぞれ0℃、20℃、40℃において
、円錐型のフラスコ中で3ヶ月間安静に貯蔵した後、混合解離/デカンテーショ
ンがない場合をいうこととする。この場合、混合解離は、必ずしも透明ではない
2つ相に分離することと定義する。
【0041】 高温熱安定性は、75℃で4日間、安静に貯蔵した後、混合解離/デカンテー
ションが全くないことをいう。この安定性においては、混合解離は、2つの透明
な相に分離することと定義する。
【0042】 安定性は、調製した乳化液の分離時間や混合解離/デカンテーションが生じる
時間によって評価した。安定性の程度によって、この期間は、時間、日、週、月
単位で表される。
【0043】 全結果を以下の表2に示す。
【表2】 この表からは、本発明に従った乳化系A,C,FおよびF’の使用時の安定性
と貯蔵時の安定性は、国際特許出願WO 97/34969に従った乳化系B,
D,EおよびNと同程度であることが分かる。しかし、高温安定性は著しく改善
されている。また、本出願および国際特許出願WO 97/34969による乳
化系の2つの配合式は、配合式GからMまでよりもずっとよいことが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 トール,フレデリック フランス国 11・リュ・メール・エリー ズ・リベ・69530 ブリニェ Fターム(参考) 4H013 DC03 DC07 4H015 AA25 AA26 AB06 AB07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大部分の炭化水素液体と、5〜35重量%の範囲の少量の水と、
    乳化系を含む一組の添加物とを含む乳化燃料であって、 前記乳化系は以下の特徴を有する。 i) 以下の化学式(I)で表される少なくとも一つのソルビトールエステルを
    、2.5〜3.5重量部含むこと。 【化1】 化学式(I)において、X基は相互に同じであってもよいし、異なっていても
    よい。また、X基はORで表されるグループから選択される一つのグループに
    対応し、Rは、水素または炭素原子を1から6つ持つ脂肪族の基である。また
    、任意ではあるが、少なくとも一つのX基がR−COO−に相当してもよい。
    ここで、Rは、水素、または直鎖状あるいは分岐鎖を有する飽和あるいは不飽
    和の脂肪族の基であり、ヒドロキシル化され且つ6から22個の炭素原子を持つ
    少なくとも一つの基によって置換される。 ii)化学式(II)で表される少なくとも一つのポリアルコキシ脂肪酸エステ
    ルを1.5から2.5重量部含むこと。 【化2】 化学式(II)において、Rは、直鎖状あるいは分岐鎖を有する飽和あるい
    は不飽和の脂肪族の基であり、任意ではあるが、その脂肪族の基は、少なくとも
    一つのヒドロキシル化され、且つ6から22個の炭素原子を持つ基によって置換
    される。Rは直鎖状または分岐鎖を有し、1から10個、好ましくは2から3
    個の炭素原子を持つアルキレン基であり、nは6以上、好ましくは6から30の
    間の整数であり、Rは、水素、または直鎖状あるいは分岐鎖を有し、1から1
    0個の炭素原子を持つアルキル基、または、以下の化学式に示す基である。 【化3】 ここで、Rは、Rと同じであっても異なっていてもよい。 iii)一般式が以下の化学式(III)で表される少なくとも一つのポリアルコ
    キシ化合物を0.5から2.0重量部含むこと。 【化4】 化学式(III)において、RとR10は同一でも異なっていてもよく、直
    鎖状あるいは分岐鎖を有し、1から20個の炭素原子を持つアルキレン基であり
    、Rは、直鎖状あるいは分岐鎖を有し、1から10個、好ましくは1から3個
    の炭素原子を持つアルキレン基であり、Rは、水素、または直鎖状または分岐
    鎖を有し、1から10個の炭素原子を持つアルキレン基、または以下の化学式に
    示す基である。 【化5】 11は、直鎖状または分岐鎖を有する飽和あるいは不飽和の脂肪族の基であり
    、任意ではあるが、ヒドロキシル化され、炭素原子を6から20個持つ官能基で
    置換されてもよい。また、mとpは、それぞれ0から20および3から10の間
    で変化する整数である。 また、乳化系のHLB値は6から8の間である。
  2. 【請求項2】 請求項1の燃料において、乳化系の濃度が2重量%以下であるこ
    とを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の燃料において、前記化学式(I)のソルビト
    ールエステルが、一種類のソルビトールオレイン酸エステル、複数種類のソルビ
    トールオレイン酸エステルの混合物、またはソルビトールセスキオレイン酸エス
    テルから選択されることを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかの燃料において、化学式(II)に示
    す脂肪酸エステルが、ポリエチレングリコールの、オレイン酸エステル、ステア
    リン酸エステル、リシノール酸エステルから選択され、好ましくは、エステルが
    、ポリエチレン部分が600以下、特に好ましくは450以下の分子量を持つこ
    とを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかの燃料において、化学式(III)に
    示すポリアルコキシ化合物が、ジまたはトリアルキル化されたイソアルコールで
    あって、それぞれのアルキル基が1から15個、好ましくは5個から12個の炭
    素原子を持つイソアルコールから選択されることを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項5の燃料において、化学式(III)に示すポリアルコキ
    シ化合物が、好ましくは、3から10個のエトキシ化された基を有するイソトリ
    デシルアルコールであることを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかの燃料において、炭化水素液体が、ガ
    ソリン、中間留出物、合成燃料、動物性または植物性油(エステル化されていて
    もされていなくてもよい)、またはそれらの混合物から選択されることを特徴と
    する。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかの燃料において、過酸化物および/ま
    たは硝酸塩、およびそれらの混合物から選択されるセタン価改善物質を含み、任
    意ではあるが、燃焼後のすすのために、マグネシウム、カルシウム、セリウム、
    銅、鉄、またはそれらの混合物のいずれかから選択される金属触媒を含むことを
    特徴とする。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかの燃料において、水相は、殺生物剤、
    好ましくは、バクテリア殺生性の物質および/または殺菌剤を含み、任意ではあ
    るが、凍結防止剤を含むことを特徴とする。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかの燃料において、濾過性の添加剤、
    曇点改良剤、潤滑剤、沈殿防止剤、耐摩耗剤、消泡剤、防錆剤、洗浄剤、および
    /または低温(流量)特性を改善するための添加物(または添加物の混合物)の
    うちの一つあるいはいくつかを含むことを特徴とする。
  11. 【請求項11】 燃料に対する添加剤の混合物、特に自動車燃料に対する添加剤
    の混合物であって、必須要素として請求項1から10のいずれかに定義された乳
    化系を備え、付加的構成要素として、セタン価改善物質、燃焼およびすす燃料触
    媒作用の促進剤、殺生物剤、凍結防止剤、洗浄剤、潤滑剤、耐摩耗剤、消泡剤、
    防錆剤、および低温(流量)特性を改良する添加剤あるいは添加剤組成のうちの
    少なくとも一つ含むことを特徴とする。
JP2001548642A 1999-12-23 2000-12-12 温度安定性を有する乳化燃料 Pending JP2003518550A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9916380A FR2802941B1 (fr) 1999-12-23 1999-12-23 Combustible emulsionne stable en temperature
FR99/16380 1999-12-23
PCT/FR2000/003483 WO2001048123A1 (fr) 1999-12-23 2000-12-12 Combustible emulsionne stable en temperature

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003518550A true JP2003518550A (ja) 2003-06-10

Family

ID=9553748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001548642A Pending JP2003518550A (ja) 1999-12-23 2000-12-12 温度安定性を有する乳化燃料

Country Status (18)

Country Link
US (1) US6793694B2 (ja)
EP (1) EP1252270B1 (ja)
JP (1) JP2003518550A (ja)
KR (1) KR100730067B1 (ja)
AT (1) ATE308602T1 (ja)
AU (1) AU2855001A (ja)
BR (1) BR0016907A (ja)
CA (1) CA2394784A1 (ja)
DE (1) DE60023749T2 (ja)
DK (1) DK1252270T3 (ja)
ES (1) ES2246934T3 (ja)
FR (1) FR2802941B1 (ja)
HU (1) HUP0204073A2 (ja)
MX (1) MXPA02006265A (ja)
MY (1) MY127900A (ja)
PL (1) PL191935B1 (ja)
WO (1) WO2001048123A1 (ja)
ZA (1) ZA200204659B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009535449A (ja) * 2006-04-27 2009-10-01 ニュー・ジェネレイション・バイオフューエルズ,インコーポレイテッド バイオ燃料組成物およびバイオ燃料の製造方法
KR101071204B1 (ko) 2011-03-08 2011-10-10 이영서 중유용 연료첨가제 및 이를 포함하는 연료유

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7276093B1 (en) * 2000-05-05 2007-10-02 Inievep, S.A. Water in hydrocarbon emulsion useful as low emission fuel and method for forming same
US20060130394A1 (en) * 2004-12-22 2006-06-22 Flint Hills Resources, L.P. Performance diesel fuels and additives
FR2925909B1 (fr) * 2007-12-26 2010-09-17 Total France Additifs bifonctionnels pour hydrocarbures liquides obtenus par greffage a partir de copolymeres d'ethylene et/ou de propylene et d'esters vinyliques
FR2925916B1 (fr) * 2007-12-28 2010-11-12 Total France Terpolymere ethylene/acetate de vinyle/esters insatures comme additif ameliorant la tenue a froid des hydrocarbures liquides comme les distillats moyens et les carburants ou combustibles
CA3197382A1 (en) * 2020-11-04 2022-05-12 Jochen Wagner Emulsifier package with a short-chained and optionally with a long-chained surfactant for fuel emulsion

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4877414A (en) * 1988-03-31 1989-10-31 Kenneth Mekonen Fuel compositions
FR2746106B1 (fr) * 1996-03-15 1998-08-28 Combustible emulsionne et l'un de ses procedes d'obtention
WO1998031773A1 (de) * 1997-01-16 1998-07-23 Clariant Gmbh Kraftstoff-wasser-emulsionen
US6648929B1 (en) * 1998-09-14 2003-11-18 The Lubrizol Corporation Emulsified water-blended fuel compositions
TW589369B (en) * 2001-07-11 2004-06-01 Kune-Muh Tsai Emulsion fuel oil additive

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009535449A (ja) * 2006-04-27 2009-10-01 ニュー・ジェネレイション・バイオフューエルズ,インコーポレイテッド バイオ燃料組成物およびバイオ燃料の製造方法
KR101071204B1 (ko) 2011-03-08 2011-10-10 이영서 중유용 연료첨가제 및 이를 포함하는 연료유

Also Published As

Publication number Publication date
DE60023749T2 (de) 2006-07-13
US6793694B2 (en) 2004-09-21
CA2394784A1 (en) 2001-07-05
ATE308602T1 (de) 2005-11-15
ZA200204659B (en) 2002-12-23
HUP0204073A2 (en) 2003-05-28
US20040107633A1 (en) 2004-06-10
EP1252270B1 (fr) 2005-11-02
MXPA02006265A (es) 2003-01-28
MY127900A (en) 2006-12-29
EP1252270A1 (fr) 2002-10-30
BR0016907A (pt) 2002-10-29
WO2001048123A1 (fr) 2001-07-05
KR100730067B1 (ko) 2007-06-20
FR2802941A1 (fr) 2001-06-29
DE60023749D1 (de) 2005-12-08
DK1252270T3 (da) 2006-03-20
AU2855001A (en) 2001-07-09
PL355490A1 (en) 2004-05-04
ES2246934T3 (es) 2006-03-01
KR20020071900A (ko) 2002-09-13
PL191935B1 (pl) 2006-07-31
FR2802941B1 (fr) 2002-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1027409B1 (en) Blended compression-ignition fuel containing light synthetic crude and blending stock
JP4580152B2 (ja) ディーゼルエンジン用燃料油
KR101225439B1 (ko) 안정화된 디젤 연료 첨가제 조성물
AU2003298286B2 (en) Diesel fuel compositions
JP2005502764A (ja) ディーゼル燃料、その製造及び使用方法
TW200932893A (en) Terpolymer of ethylene/vinyl acetate/unsaturated esters as additives improving the resistance to cold of liquid hydrocarbons such as the middle distillates and motor fuels or other fuels
CN101362970A (zh) 新的合成燃料及其制备方法
EP1013744B1 (en) Base fuel oil for diesel fuel oil and diesel fuel oil composition comprising the same
EP2408882A1 (en) High power diesel fuel compositions comprising metal carboxylate and method for increasing maximum power output of diesel engines using metal carboxylate
AU2002330733B2 (en) Surfactant composition including ethoxylate of CNSL
JP2003518550A (ja) 温度安定性を有する乳化燃料
EP1512736A1 (en) Stabilised diesel fuel additive compositions
PL204130B1 (pl) Zastosowanie paliwa pochodzacego z syntezy Fishera-Tropsha oraz sposób poprawienia czasu reagowania silnika wysokoprężnego i/lub pojazdu
JP4009378B2 (ja) ディーゼルエンジン用燃料油組成物
WO2002092731A1 (en) Compositions for non-polluting fuels, preparation processes and use thereof
US6136050A (en) Diesel fuel oil composition
JP3894997B2 (ja) 燃料油用流動性改良添加剤および燃料油
JPH1171586A (ja) ディーゼルエンジン用燃料油組成物
JP2001527125A (ja) ポリイソブテン置換スクシンイミド
RU2630225C1 (ru) Композиция газойля
CN111484882A (zh) 一种高动力增程组分及其制备的乙醇汽油
JP2001214180A (ja) 低温特性に優れた軽油組成物およびその製造方法
MXPA00004224A (en) Blended compression-ignition fuel containing light synthetic crude and blending stock
EP1205533A1 (en) Fuel oil composition for diesel engine
PL202335B1 (pl) Ekologiczny, uwodniony dodatek do paliw