JP2003515370A - 機能部品支持体、特に工具カードまたはポケットナイフ - Google Patents

機能部品支持体、特に工具カードまたはポケットナイフ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、幅狭側面(16、17)と端面(6、7)を介して互いに距離をおいて配置されている、互いに対向する2つの側壁(18、22)であって、側壁(18、22)の少なくとも1つにカバープレート(10)が保持されている、前記側壁と、機能部品、たとえば工具、ナイフ、ハサミを取り出し可能に保持するための収容室(33)とを備えた収容体(2)を有する機能部品支持体(1)、特にポケットナイフまたは工具カードに関する。側壁(18、22)または側壁(18、22)を形成するカバープレート(10)は、一部領域において透明あるいは特に澄んで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念に記載されているような、機能部品支持体に関
する。
【0002】 たとえばポケットナイフまたは工具カードのような、機能部品の1つまたは複
数の層を収容するために様々に形成された収容体を有する様々な機能部品支持体
が、すでに知られている。しかし、この種の既知の機能部品支持体は、その中に
定められたすべての前提条件を満たすものではない。
【0003】 従って本発明の課題は、機能部品の他に多数の付加機能をそれ自体内に一体化
する、機能部品支持体を提供することである。
【0004】 本発明の課題は、請求項1に記載の特徴によって解決される。その場合に、い
まや驚くほど簡単な方法で、永続的に正確な宣伝面が提供される。というのは刷
込みは、カバープレートの外面によって保護されて内部に配置されていて、効果
的である。さらに、工具カードないしポケットナイフ内にある機能部品を、正確
に外部から認識し、機能部品の誤った挿入と、それに結びついた早期の破壊を防
止することができる。というのは、カバープレートを透明に形成することによっ
て、挿入する際に収容領域がこの機能部品の収容に適していないことは、即座に
わかるからである。さらに、その場合に透明に形成されたカバープレートを通し
て情報担体としての宣伝表現がその内部空間へ挿入されて、カバープレートを通
して読むことができることによって、宣伝事業に多様に使用されているこの種の
機能部品支持体を、大きな個数で作り置きし、それにその後それぞれ顧客の要望
に応じて納品の直前に、適当な宣伝プリントイメージを設ける可能性が形成され
る。従って多くは大きな負荷を受け、かつプリントが難しい、プラスチックのよ
うな材料上に正確なプリント方法で極めて様々なプリントを設けることは、不要
である。カバープレートが無色である場合には、この種の宣伝表現と図版のため
の様々な色の組合わせを使用することができる。さらにまた、カバープレートを
透明ではあるが、様々な色で着色して形成することも可能である。さらに、カバ
ープレートを少なくとも部分的に透明に形成することによって、カバープレート
の互いに対する組み立て精度ないしは秩序どおりの結合を簡単に検査することが
でき、従ってこの種の製品の、高い実用価値における、より長い寿命は、カバー
プレートの構成の領域における柔軟性が高いことにより、わずかな在庫管理と結
び付き、従って個々の顧客要望への適合が可能である。透明なカバープレートの
、予測できなかった他の利点は、カバープレートの良好な熱伝導によって得られ
、その場合に高められた温度、強力な太陽放射などはカバープレートを通過して
、多くはカバープレートに比較して耐性の高い材料に直接作用し、それによって
カバープレートの延長された寿命がもたらされる。
【0005】 請求項2から19に記載されている特徴に関する他の利点は、実施例の説明に
記載されている。
【0006】 その場合に請求項20から22に基づく実施形態が効果的である。というのは
、無定形ポリマーの使用によって、その結晶質の組成に基づき、カバープレート
、ベースプレートなどの高い剛性と硬度が得られ、上述した部品の摩耗は、その
摩耗強度が高いことによって、小さく抑えることができるからである。
【0007】 本発明をさらに良く理解するために、図面に示す実施例を用いて本発明を詳細
に説明する。
【0008】 最初にはっきりさせておくが、様々に記載された実施形態において同一の部分
には同一の参照符号ないし同一の構成部品名称が付されており、その場合に説明
全体に含まれる開示は意味に従って、同一の参照符号ないしは同一の構成部品名
称を有する等しい部分に移し替えることができる。説明内で選択されている位置
記載、たとえば上、下、側方などは、直接記載され、かつ図示された図面に関す
るものであって、位置が変化した場合には意味に従って新しい位置へ移し替えら
れるべきである。さらに、図示され、かつ記載されている様々な実施例に基づく
個別特徴または特徴の組合わせは、それ自体自立的な解決、発明的な解決または
発明に基づく解決を表している。
【0009】 図1から4には、たとえば金属および/またはプラスチックあるいは金属とプ
ラスチックからなる、矩形状の収容ハウジングとして形成された収容体2を有す
る機能部品支持体1、特にポケットナイフが図示されており、その機能部品支持
体は幅3とその幅に対して直角に測定された長さ4を有している。幅3は、互い
に対して平行に延びる2つの長手側面5を隔てており、その長手側面は、長さ4
によって互いに隔てられる端面6、7に対して直角に形成されている。
【0010】 互いに反対側となる端面6から、内側に位置する収容領域8が延びており、そ
の収容領域内に対象、特に機能部品9、そしてまた日用品も配置されている。収
容体2から両側に対向して延びる長手側面5は、その長手方向の延びにおいて、
角部領域を丸めた端縁を有する、好ましくはほぼ矩形の、側板として用いられる
カバープレート10を収容しており、そのカバープレートは収容体2と結合され
ている。
【0011】 収容体2によって形成される収容領域8は、仕切壁11を介して互いに隔てら
れて配置されており、かつ両方の端面6、7に収容体2の幅3にわたって取り付
けられた横ボルト12と共に、モジュラー状に構成された、機能部品9を収容す
る機能部品支持体1を形成している。
【0012】 端面6の近傍に配置された横ボルト13は、少なくとも部分的に、弾性的な支
持部材14によって形成されたスリット15内へ突出し、横ボルト12を中心に
ほぼ180°揺動可能に軸承された機能部品9に拮抗作用し、機能部品9がその
所定の初期位置および/または中間位置および/または終端位置へ嵌り込むこと
をもたらす。端面7の方向に、横ボルト13に対して平行に配置された他の横ボ
ルト15は、幅狭の側面16上に配置された機能部品9の大部分を軸承しており
、同時にこの横ボルト15に、幅狭の側面16とは反対側の幅狭の側面17上に
揺動可能に軸承された、他の機能部品9が収容される。一方の側壁18に隣接し
て、機能部品8を形成するナイフ19のための収容領域8が延びており、その場
合にナイフの刃20は側壁18と仕切壁11との間に囲い込まれる。ナイフの刃
内に長手方向にその長さの一部にわたって掘り下げて配置された、他の図示され
ていないナイフグリップは、高さ21によって形成された側壁18を少なくとも
部分的に越えて突出している。側壁18に対向して平行に取り付けられた側壁2
2と、それに対して平行に延びる仕切壁11は、収容領域8によって収容すべき
機能部品9(特に缶切り23として形成されている)を、少なくとも部分的に包
囲している。
【0013】 缶切り23の収容領域8に隣接して、他の機能部品9を形成する工具ホルダ2
4のための収容領域8が延びており、その工具ホルダは折り畳まれた状態におい
て端面6からこの端面とは反対側の端面7の方向へ延びている。好ましくは円筒
状に形成されて、前方領域において寸法の大きい円筒状の工具ロック装置25が
、使用すべき工具26を回動しないように、かつ位置を固定して収容する。工具
ホルダ24の同じ収容領域8から長手方向に、かつ工具ホルダ24に対向して、
端面7の領域に配置された横ボルト12を中心に揺動可能に設けられた工具貯蔵
装置27が延びており、その工具貯蔵装置は、工具貯蔵装置27の長手方向に対
して傾斜して、かつ互いに対して平行に延びる多数の長手溝を有しており、その
長手溝内に工具26が貯蔵されている。
【0014】 工具貯蔵装置27の収容領域8に隣接して、互いに対し、かつ長手側面5に対
して平行に3つの収容領域8が延びており、それら収容領域は機能部品9、特に
ペンチ28、ハサミ29およびナイフ30を収容するために用いられ、そのナイ
フの刃31は折り畳まれた状態において、ナイフの刃20の収容領域と同一の収
容領域8内へ突出し、かつこのナイフの刃20と反対方向に向けられており、そ
の場合にナイフの刃31は、ナイフ19のナイフの刃20の寸法よりもわずかに
小さい寸法を有している。側壁22に近い機能部品9、特に内蔵された絶縁体を
有するドライバー32は、収容領域8内へ突出する缶切り23に対向して配置さ
れている。
【0015】 図3から明らかなように、長手側面5の側方に配置されたカバープレート10
は、機能部品9を収容する少なくとも1つの収容領域33を有しており、その場
合に側壁18に取り付けられた第1のカバープレート10は、長手側面5に向い
た側に、ほぼ矩形かつ収容体2の長手方向の延びに対して傾斜して配置されて、
収容領域33を形成する少なくとも1つの長手溝34を有している。第1のカバ
ープレート10の端縁領域内に、好ましくは、カバープレート10の厚みにわた
って横ボルト12の方向へ延びる矩形の収容開口部35が配置されており、その
収容開口部を介してたとえばピンセット34が挿入可能である。収容開口部35
内へ、機能部品9によって形成された、ほぼL字形状のグリップ片37が突出し
、そのグリップ片の横断面寸法は少なくとも一部にわたって、収容開口部35の
横断面形状と等しいか、あるいはそれより大きい。この好ましい実施形態におい
て、機能部品9は摩擦結合で収容開口部35内および/または長手溝34の領域
内に保持される。
【0016】 もちろん、グリップ片37の領域内および/またはカバープレート10の収容
開口部35の領域内に、少なくとも1つの突出する保持突出部38を設け、その
保持突出部がたとえばその長手方向の延びを収容する平面を越えて、その平面に
対して垂直の方向へ突出して、カバープレート10内へ挿入された機能部品9を
相補形状で保持することも、可能である。収容開口部35内で、長手側面5に等
しく重なって延びる、カバープレート10の内面39とそれに対して隔たった外
面40との間に保持されたグリップ片37は、グリップ片37の、収容開口部3
5の底面に向いた端面において、外側面40の方向にほぼ円錐状に拡幅する推移
を有している。
【0017】 好ましくは、長手溝34全体を包囲することのできる保持領域内で長手溝およ
び/または機能部品9の表面を粗くすることによって、機能部品9をその挿入さ
れた位置に保持することも可能である。もちろん、長手溝34を収容体2の側壁
18、22および/またはカバープレート10に、および/または部分的に側壁
18、22とカバープレート10に形成することができる。このように形成する
ことによって、収容開口部35の底面とグリップ片37との間に取出しスリット
が形成され、その取出しスリットは、カバープレート10に挿入された機能部品
9の端縁領域に外から接近することを容易にする。
【0018】 図4に示すように、側壁18に設けられた第1のカバープレート10に対向し
て平行に延びるように、側壁22に固定された第2のカバープレート10には、
他の機能部品9を収容するための少なくとも1つの収容領域33が設けられてい
る。この実施例に示されるように、第1のカバープレート10には、たとえば幅
狭の側面16の近傍に位置する、矩形、円形などの断面を有する長手溝41が形
成され、かつ側壁22によって形成される側面5に対してほぼ平行に延びており
、その側面の端縁領域にも同様に、機能部品9のグリップ片37を収容する収容
開口部35が形成されている。
【0019】 長手溝41は、好ましくはボールペン42を収容するために用いられ、ボール
ペンは摩擦結合によって側壁18とカバープレート10との間に保持される。そ
のために長手溝を湾曲させて、それによってボールペン42を保持する保持力を
増大させることができる。
【0020】 長手溝41に隣接して、長手溝41へ向かって傾斜して延びる他の長手溝43
が延びており、その長手溝43はカバープレート10の端縁領域に、機能部品9
のグリップ片37を収容するための収容開口部35を有している。たとえば矩形
の長手溝43には、好ましくはトゥースピック44が挿入されている。
【0021】 さらに、収容体2は、その収容体を形成する側壁18と22の間に、幅狭の側
面17に、かつ他の機能部品9と対向して、横ボルト15に揺動可能に軸承され
た他の機能部品9を有しており、この機能部品は特にコルク抜き45として形成
されている。このコルク抜きは、螺旋46として形成されており、そのコルク抜
きは螺旋46の上に小型のスクリュードライバー47を保持しており、そのスク
リュードライバーには螺旋46のピッチに合わせられたグリップ片48を有して
おり、かつ螺旋46内へ螺合されている。横ボルト13を中心にその初期位置か
らほぼ90°揺動可能に軸承されているコルク抜き45は、収容体2のほぼ半分
の長さ4の領域に配置されており、かつ引き起こされた状態において好ましくは
収容体2に対して垂直に位置決めされる。
【0022】 収容体2の幅狭の側面17において、特に第1のカバープレート10と側壁1
8に、少なくとも半分の長さ4の一部にわたって、幅狭の側面16の方向へ、収
容体2の高さ21のほぼ3分の1にわたって延びる、たとえば台形状の切欠き4
9が形成されており、その切欠きは、コルク抜き45の近傍に位置する、カバー
プレート10の端縁領域の方向にだんだんと距離を増して傾斜して拡幅する側面
50を有しており、その場合にこれに対向する側面51は角が丸くなるように延
びているので、カバープレート10の端縁領域に大きい横断面が形成される。さ
らに、側面50の領域に、針52を収容する他の長手溝53が形成されており、
その場合に針の頭54は、挿入された状態において側面50を越えて突出してい
る。
【0023】 側壁18と22に配置されたカバープレート10は、側壁18、22と固定位
置で結合されており、その場合にカバープレート10内へ、たとえば側壁18、
22によって形成される、長手側面5に対して垂直に張り出す突出部が突出し、
その突出部はカバープレート10内にある穴と関連し合って、プレス嵌めを形成
する。もちろん、カバープレート10を、たとえば接着、ボルト止め、リベット
止めなどによって可能となるような、従来技術から知られたすべての結合部材に
よって収容体2と結合する可能性もある。2つのカバープレート10の少なくと
も一方が、その表面の少なくとも一部において、透明な材料から形成されている
と、効果的である。しかしまた、カバープレート10が異なる材料上に形成され
ている場合に、その一部の面を乳白色に形成することも、もちろん可能である。
これは、フィルムの接着によって、表面を粗面にすることによって、あるいはそ
の他の処理によって、あるいはプリントイメージを設けることによって、行うこ
とができる。しかしまた、射出成形の場合にカバープレート10を、これらの特
性を有する多数の異なるプラスチック材料から形成することも、もちろん可能で
ある。実施変形例として、側壁18と22に対応づけられたカバープレート10
上に、および/または側壁18と20上にプリントイメージ55、特に文字およ
び/または記号および/またはイメージを配置することも、可能である。これら
プリントイメージ55ないしは、好ましくは同様にプリントイメージ55を有す
ることのできる、様々な特性を有するプラスチックフィルムを、カバープレート
10の内面39および/または外面40および/または長手側面5に設けること
ができる。
【0024】 プリントイメージ55を内面39に配置すると特に効果的であることが、明ら
かにされた。というのは、内面は機能部品支持体1の寿命全体にわたって保護さ
れ、従って摩耗、加熱および衝撃などのような外部の影響に対して損傷されない
ままとなるからである。
【0025】 この実施例に示されるように、たとえば少なくとも1つのプリント55、特に
文字セットなどを直接カバープレート10の内面39に、および/またはカバー
プレート10に、および/または側壁18、20の長手側面5に配置することが
可能である。または、あるいはそれに加えて、1つおよび/または複数の情報担
体56を、側壁18および22とカバープレート10との間、および/または2
つのカバープレート10の間に配置することもできる。しかしまた、カバープレ
ート10の収容領域33内へ、あるいはカバープレートと側壁18および20と
の間に、たとえば操作説明書、安全指示、宣伝プリント、製造年月日などの情報
部材57を設け、あるいは挿入することも可能である。
【0026】 もちろん、内面39および/または側壁18、22の長手側面5を、デザイン
造形のために使用することもできる。もちろん、情報担体56および/または情
報部材57を、機能支持体1に対応づけられて、好ましくはカバープレート10
内および/または外壁18、22と内壁39との間および/または後で詳細に説
明する複合フィルム内および/または外壁18、22内に設けられた、少なくと
も1つのメモリモジュールおよび/または計算機モジュール58によって形成す
ることも可能である。さらに、図3に著しく簡略化して一点鎖線で示すように、
カバープレート10によって形成される、好ましくはほぼ長孔形状の中空空間5
9内に、好ましくはそれぞれカバープレート10について少なくとも1つの、光
源として形成された発光体60を内蔵する可能性もある。この発光体60は、カ
バープレート10の内面39に、および/または収容体2に、および/または収
容体2内に、および/または内面39と側面18、22との間に配置された、光
分配部材、たとえば光の強さを改良する反射層によって形成することができる。
同時に、この実施形態は、発光体を破壊的な影響から保護することを可能にして
いる。ずっと大きい放射面積も、発光体60の操作が好ましくは収容開口部35
内に配置された切り換え素子61によって、たとえばまた、カバープレートに内
蔵された、タッチフィルムなどのようなスイッチによって行われ、そのスイッチ
が破線で記入されている接続導線62を介して発光体60と接続されていること
によって、得られる。もちろん、中空空間59は、たとえば楕円、矩形、円形な
どの形状のような、任意の幾何学的形状をとることができる。
【0027】 収容体2が発光体60を有しており、その発光体は付加的な反射体を持たない
ので、小さい面積しか照明できないことが、すでに従来技術から知られている。
透明なカバープレート10を形成することによって、驚くべきことに、従来利用
されていなかった、カバープレート10および/または収容体2のボディあるい
は機能部品9を、発光体60から放射された光ビームを拡大する反射層を取り付
けるために使用することができ、それによってより大きい面積を照明することが
できる。もちろん、機能部材支持体1自体が照明されるようにして、それによっ
て個々の機能部品9を著しく見つけやすくすることもできる。
【0028】 カバープレート10の他の実施変形例は、収容体2上に入射する光ビームが、
側壁18、20によって、および/または側壁18、20とカバープレート10
との間で、および/またはカバープレート10自体によって、および/または複
合フィルムによって、たとえば残光を発する材料、特に燐光および/または蛍光
材料によって反射され、それによって機能部品支持体1をなくした場合に見つけ
ることが著しく容易になることにある。
【0029】 カバープレート10および/または仕切壁11を介して形成された収容領域8
を有する収容体2の一部などの、他の図示されていない実施変形例は、これらが
1層および/または複数層の複合フィルムによって形成されることにある。複合
フィルムは、1つまたは複数のカバー層と1つまたは複数の中間層によって形成
することができる。好ましくは外側壁18、22とは反対側の、外面40を形成
する層が、天候、UV−放射または機械的な応力の影響に対して耐性を有する高
価値の材料、たとえばPVC、PC、PMMA、PP、PET、PETP、MA
BS、PBT、SB、MBSなどから形成されている。カバーフィルムが高い引
っ掻き強度と摩耗に対する高い抵抗を有し、同時にたとえば計算機モジュールお
よび/またはメモリモジュールを使用した場合に、ワイヤレスのデータ伝達のた
めに必要な放射を通過させる良好な通路を有すると、効果的である。中間層はも
ちろん、たとえば発光物質フィルム、カラー層フィルムによって、UV−遮断層
によって、デザイン層によって、あるいはプリントイメージ55を有するデザイ
ン層によって形成することができる。もちろん、個々の層を互いに対して任意に
変化させることが可能であって、個々の層はそれぞれ使用目的および個々の顧客
要望に従って整えることができる。もちろん、従来技術から知られているすべて
の複合フィルムを使用することができる。
【0030】 もちろん、すでにメモリモジュールおよび/または計算機モジュールを内蔵し
ている中間層を取り付けて、カバー層と結合することも可能である。その場合に
、もちろん様々な機能を有することのできる、計算機モジュールおよび/または
メモリモジュール58が、たとえば銀行カード、テレフォンカード、顧客カード
、証明書、エントリーコントロールシステム、メンバーズカードなどの機能を満
たし、それによって実施すべき計算および記憶操作に関する幅広い品揃えの形成
を個々の顧客要望に個別に合わせることが可能であると、効果的である。
【0031】 もちろん、複合フィルムの個々の層の間または複合フィルムの一方または両方
の表面上に、たとえば様々なプラスチックからなる、少なくとも部分的な補強部
材を、一体形成および/または吹き付けないし刻印によって設けることが可能で
ある。図5と6において、1つの部分および/または複数の部分からなる機能部
品支持体1は、好ましくは、金属またはプラスチックおよび/または金属とプラ
スチックからなる、機能部品支持体1を形成する複数の部分からなる工具カード
を示しており、その工具カードは幅63とその幅に対して直角に測定した長さ6
4とを有している。幅63は、互いに対して平行に延びる2つの長手側面65を
隔てており、それら長手側面は、長さ64によって互いに対して隔てられた横側
面66に対して直角に延びている。プレート形状の機能部品支持体1は、ベース
プレート67とカバープレート68とを有しており、それらが互いに取り外し可
能に、および/または取り外しできないように結合されている。長手側面65と
横側面66は、さらに好ましくは、ベースプレート67およびカバープレート6
8に対して直角に延びている。互いに対向する横側面66から、内側に位置する
収容領域8が延びており、その収容領域内に機能部品9が挿入されて保持されて
いる。
【0032】 長手側面65は、その長手側面に対して直角に延びる、カバープレート68の
上側69と斜面70を介して結合されており、その斜面は長手側面65から上面
69と第2の長手側面65の方向に傾斜角度71で傾斜して延びている。しかし
また、第2の長手側面65および/または横側面66ないしは長手側面65ない
し横側面66の少なくとも一部がベースプレートおよび/またはカバープレート
67ないし68に対して傾斜して配置されて、斜面70を形成することも、可能
である。
【0033】 その場合に斜面70またはベースプレート67および/またはカバープレート
68の、その斜面に対応づけられた領域は、スケール72、特に長さ測定バー7
3を有している。斜面70に隣接して、機能部品9を形成するナイフ74のため
の収容領域8が延びており、その場合にナイフの刃75はベースプレート67と
カバープレート68によって、および/またはベースプレート67のみ、および
/またはカバープレート68のみによって、上側69に対して垂直に延びる方向
に包囲されている。ナイフグリップ76は、上側69とは反対の側で、この上側
に対して平行に延びる、ベースプレート67の下側78の方向にベースプレート
67とカバープレート68との結合面77を越えて突出する収容開口部35内に
配置されており、従って下側78の方向においてのみベースプレート67によっ
て包囲されている。従って機能部品9のため、すなわちナイフ74のための収容
領域8は、ベースプレート67および少なくとも領域的に、このベースプレート
に対して平行に延びるカバープレート68によって包囲されている。ナイフグリ
ップ76はグリップ面79を有しており、そのグリップ面は上側69とほぼ平行
かつ同一平面に延びている。
【0034】 機能部品支持体1によって形成される収容開口部35は、第1の横側面66か
ら、機能部品支持体1のほぼ半分の長さ64まで延びており、その収容開口部の
幅は互いに対して平行に延びる2つのスロットリンク路80によって形成され、
そのスロットリンク路は上側69に対して好ましくは直角に延びており、かつ上
側69の近傍に位置する端部領域において、スロットリンク路80を越えて横側
面66の方向に突出して、機能部品9を保持するガイドウェブ81を形成してい
る。
【0035】 機能部品支持体1の半分の長さ64の近傍に位置し、収容開口部35によって
形成される端部領域は、両方のスロットリンク路80の距離によって形成される
丸みを有する、平行に延びるスロットリンク80に接続されており、その端部領
域内に好ましくは矩形で、カバープレート68の底面と同一平面に延びる収容領
域8が接続されて、ナイフ74によって形成されるナイフの刃を収容している。
【0036】 ナイフ74に隣接して、かつスケール72とは反対の方向に、たとえばヤスリ
82のための他の収容領域8が配置されている。このやすりは、上側69と下側
78の方向にカバープレート68とベースプレート67によって包囲されており
、その場合に、収容領域8内へ導入することのできるヤスリ82のための、ほぼ
矩形の収容開口部35が、第2の横側面66に配置されている。カバープレート
68内に長手領域83が配置されており、この長手領域は横側面66からこの横
側面とは反対の横側面66の方向へ突出している。この長手領域内に、ヤスリ8
2が挿入される。ヤスリ82によって形成されるグリップ片84は、収容開口部
35によって収容され、その収容開口部を介してヤスリ82の外部から接近でき
るようにされる。
【0037】 機能部品9のグリップ片84は、図1から4にすでに記載されているグリップ
片37と同様に形成されており、機能部品をその挿入された位置に貯蔵する。
【0038】 スケール72に隣接し、かつほぼ斜面70の領域内に、機能部品支持体1の長
手方向の延びにおいて、ナイフ74とは反対側に向けられた他の機能部品9が配
置されており、その機能部品は長手領域85内へ挿入された針86によって形成
されて、必要に応じて収容開口部35を介してカバープレート68内の長手領域
85に挿入することができ、その場合に針によって形成される針の頭87は、収
容開口部35内へ突出している。
【0039】 ヤスリ82の収容領域8に隣接して、同様に形成された他の収容領域8が配置
されており、その収容領域は他の機能部品9、特に収容開口部35を介して外側
から長手領域88内へ挿入可能なトゥースピック89を収容する。
【0040】 トゥースピック89の収容領域8に隣接して、互いに対し、かつ長手側面65
に対して平行に延びる2つの収容領域8が延びており、それら収容領域はピンセ
ット91とボールペン92を収容するために用いられる。これらは、それぞれ横
側面5の収容開口部35を介して収容領域8内へ挿入可能である。好ましくはピ
ンセット91を収容するために形成された長手領域93は、断面が矩形であって
、ボールペンを収容する長手領域94はほぼ方形であり、カバープレート68の
内側に形成されている。
【0041】 さらに、ボールペン92を収容する収容領域8と長手側面65との間において
、他の機能部品9、特に光源として形成された発光体60が、そのために設けら
れた中空室59内に配置されており、その光源は必要に応じて操作可能な切換え
素子61を介してスイッチオンすることができる。光反射部材を備えた中空室5
9は、好ましくは図5に概略的に示すように、矩形に形成されている。
【0042】 切換え素子61は、好ましくは横側面66に掘り下げて形成された収容開口部
35内に配置されており、従って外側から操作することができる。もちろん切換
え素子61は、たとえば長手側面65および/またはベースプレート67および
/またはカバープレート68に配置することも可能である。切換え素子61は、
任意の他の形状のボタン、タッチ面、フィルム挿入片または非接触の切換え素子
61によって形成することができる。さらに、図5から明らかなように、たとえ
ば、長手側面65の中空室59の角部郎域に、中空室59内に配置されているバ
ッテリを簡単に交換するための挿入部材が配置されている。
【0043】 トゥースピック89の収容領域に隣接し、それとは逆方向に、ハサミ95のた
めの収容領域8が延びており、そのハサミは第1の横側面66からこの横側面と
は反対側の第2の横側面66の方向に延びている。ハサミ95のハサミグリップ
96と、カバープレート68の円弧状に延びる凹部97は、上側69の方向に揺
動プレート98によって覆われ、その場合にハサミ95のための収容開口部35
はベースプレート67とカバープレート68によって下側78と上側10の方向
に包囲される。その場合に揺動プレート98は、機能部品支持体1の角部領域9
1内に、上面61ないしは下側78に対して垂直に延びる、一点鎖線で示される
、好ましくは円筒状に形成された揺動ピン100を介して、同様に一点鎖線で示
される揺動収容部101内に軸承されている。この揺動収容部は、たとえば湾曲
されたスロットリンク路として形成されている。揺動ピン100は、揺動収容部
101内で固定リングによって軸方向に移動しないように固定することができ、
かつ/または直接ベースプレート67および/またはカバープレート68によっ
て形成することができる。
【0044】 もちろん、収容領域8、収容開口部35および機能部品9に対応づけられた長
手領域83、85、88、93、94は、たとえばベースプレート67および/
またはカバープレート68によって、および/またはこれらの間に配置された、
詳しくは図示されていない中間プレートによって形成することができる。
【0045】 好ましくは、機能部品支持体1はベースプレート67に情報担体56を有して
いる。もちろん、この情報担体は、カバープレート68に、および/またはベー
スプレート67とカバープレート68の間に配置することができる。本実施例に
おいては、情報担体56はメモリモジュールおよび/または計算機モジュールか
らなり、それが従来技術から知られた、詳しく図示されていない制御ユニットと
通信し、特に機能部品支持体1に配置された、図示されていないインターフェイ
スを介して、および/または非接触で、データ信号、記憶されている情報などが
外部の制御ユニットへ伝達され、その制御ユニットは目標−実際−比較を実施し
て、それに応じた評価を実施する。
【0046】 機能部品支持体1に対応づけられたインターフェイスは、好ましくは横側面6
6および/または長手側面65および/またはカバープレート68および/また
はベースプレート67に配置され、詳しく図示されていないインターフェイス導
線を介して計算機ユニットおよび/または制御ユニットと通信することができる
。もちろん、計算機モジュールおよび/またはメモリモジュール56を、たとえ
ばそれに対応づけられたインターフェイスを有するカバープレート68、および
/またはベースプレート67および/または横側面66および/または長手側面
65のような、機能部品支持体1のそれぞれ任意の個所に配置することが可能で
ある。データ信号、記憶されている情報などを非接触で伝達することは、たとえ
ば無線フィールドおよび/または他のエネルギフィールドを介して行われる。こ
の計算機モジュールおよび/またはメモリモジュール58は、すでに図1から4
において詳細に説明したように、ベースプレート67とカバープレート68の間
、および/またはこれらに配置された中間プレート内に統合することができ、そ
の寿命全体にわたって外部の影響から保護され続ける。それによってデータ、信
号、記憶されている情報などが読みとれることの、高い信頼性を達成することが
できる。
【0047】 機能部品支持体1は、多数の情報担体56を搭載することができる。
【0048】 機能部品支持体1をカード形状で形成することを可能にし、それによって機能
部品支持体を通常のクレジットカードや財布などのための凹部内へ挿入できるよ
うにするために、全体の厚み102を幅63と長さ64に比較して適切に形成す
ることが必要となる。
【0049】 この寸法の決定に関して、これに関するWO97/19856Aに基づく詳細
な開示は、この開示の対象とされる。
【0050】 しかしそれに関連して、ベースプレート67とカバープレート68の材厚10
3をできるだけ小さく抑えることも重要である。このように材厚103が小さい
場合に、通常の使用において発生する曲げ応力と、カードが硬い土台上に落下し
た場合の応力に対する十分な強度を達成し、他方で通常の使用においてはベース
プレート67とカバープレート68の間の離層がもたらされないことを保証する
ために、ベースプレート67とカバープレート68の内側の表面104、105
上に収容領域8を形成するために、幾つかを挙げると、支持ウェブないし結合ウ
ェブ106、107、108が配置されている。
【0051】 これら支持ないし結合ウェブ106、107、108に隣接して、結合ウェブ
109、110が配置されている。これら支持および/または結合ウェブ106
、107、108によって分離されて、機能部品9のための個々の収容領域8が
配置されており、それが図5を用いて詳細に図示および説明されている。支持お
よび/または結合ウェブ106、107、108および個々の収容領域8並びに
結合ウェブ109、110の詳細な形成に関しては、WO97/19856Aに
基づく図52から56についての開示が、この開示の対象とされる。図7から9
に示すように(その場合に図5と6において使用されたのと同一の参照符号が使
用される)、支持ないし結合ウェブ106から108は、内側の表面104から
始って、内側の表面104上に垂直にわずかな距離112だけ突出している結合
ウェブ109と110よりも、高い高さ111を有している。
【0052】 さらに、結合ウェブ109、110は、支持ないし結合ウェブ106から10
8よりも少ない幅を有している。図9からよく理解できるように、機能部品支持
体1の全体厚み102は、ベースプレートとカバープレート67、68をその表
面104、105が互いに向き合うように組み立てた場合に、これら2つの部分
の材厚103と支持および/または結合ウェブ106から108の高さ111並
びに結合ウェブ109と110の距離112から構成される。その場合にベース
プレート67とカバープレート68を互いにかぶせ合い、ないしは互いに重ねた
場合に、高さ111と距離112の合計は、機能部品支持体101が完全に組み
立てられた後の、2つの内側の表面104と105の間の内側高さ113よりも
、わずかに大きい。
【0053】 この高さの差は、ベースプレート67とカバープレート68の結合が超音波溶
接によって行われる場合に、効果的である。というのは、超音波溶接によって結
合ウェブ109、110および/または支持ないし結合ウェブ106から108
の材料の部分は、互いに対向する表面上の個々の当接面が互いに完全に添接する
まで、溶融されるからである。
【0054】 それに対して、ベースプレートとカバープレート67、68が接着によって互
いに結合される場合には、高さ111と距離112におけるこの種の余分は、必
ずしも必要ではない。その場合にはむしろ、接着層の十分な厚みを保証するため
に、これらの寸法の合計を内側高さ113よりもわずかに小さくすることができ
る。
【0055】 機能部品支持体1は、好ましくは透明、単色またはガラスのように澄んだ、お
よび/または種々の色の材料から形成される。
【0056】 機能部品支持体1を利用する場合に材料の高い応力を正しく評価し、他方でわ
ずかなくず物量を有するシリーズ生産を保証するために、驚くべきことに、様々
な収縮寸法と薄い材厚およびそこからもたらされる好ましくない流れ−ルート−
材厚−状況を含めてもこれらの要請に対して、無定形のポリマーが効果的に使用
できることが、明らかにされた。
【0057】 この種の無定形のポリマーは、たとえばメチルメタクリラートとアクリルニト
リル−ブタジエン−スチロール(MABS)とスチロール−ブタジエン(MBS
)からなるグラフトコポリマーである。
【0058】 これらの材料の利点は、それがガラスのように澄んだ透明性を、高い強度およ
び良好な流れ可能性と結合することにある。さらに、これらの材料は、わずかな
応力裂けやすさと良好な衝撃強靱性おより切欠き衝撃強靱性を有している。さら
に、必要とされるすべての判断基準を合計して、これらの材料はすべての必要な
特性に関する良好な妥協を表している。というのは、これらの材料は一方では超
音波溶接に適しており、他方ではプリントもできるからである。
【0059】 しかし、上述した材料の代わりに、たとえばポリカーボネート(PC)または
スチロール−ブタジエン(SB)ないしアクリルニトリルブタジエンスチロール
(ABS)を使用することも可能である。最後に挙げた材料は、弾性ゴム相が細
かく分配して混合されている場合にのみ、透明な形状で使用できることを、考慮
しなければならない。
【0060】 しかし、さらに、たとえば無定形に改質されたポリエチレンテレフタレート(
PBT)またはポリブチレンテレフタレート(PBT)を使用することも可能で
ある。
【0061】 上述した材料によって、上述した利点が得られる。それによって特に、このよ
うに材厚が小さく、長さと幅の比が極端に異なる場合に、射出方向とそれに対し
て横方向に縮化率をほぼ等しく維持することも可能であって、それによって別々
に形成された部品の高い寸法維持と正確な組み立てが可能となる。さらに、記載
された材料は、たとえばUV−放射などのような、エネルギの豊富な放射に対す
る高い耐性を有している。
【0062】 もちろんそれぞれ個別場合に従って、上述した材料の任意のものを様々な割合
比で互いに混合し、上述した目的のために使用することも可能である。
【0063】 機能部品支持体1をガラスのように澄んだ、ないしは透明に見通せるように形
成することによって、驚くべきことに、たとえば太陽放射が作用した場合に、構
成部品の熱負荷が減少される。というのは、放射は機能部品支持体1の部分の著
しく吸収する色彩とその透明性に基づいてそれを通過し、収容体2および/また
はあるいは土台および/または側壁18、22によって吸収されるからである。
従ってさらに、機能部品支持体1の負荷が低下され、離層の危険が防止される。
【0064】 図10から12には、すでに図1から4に示す実施例において説明されている
ような、カバープレート10の他の詳細が図示されている。従って同一の部分に
は、図1から4におけるのと同一の参照符号が使用される。
【0065】 たとえば、社名のような、銘またはプリントイメージ55を、比較的長い期間
にわたって同様に良好に見えるようにしようとする場合には、収容領域8に、た
とえば収容領域33内に、少なくともその長さの一部にわたって掘り下げられた
領域100を設けることが可能である。この掘り下げられた領域104内に、た
とえば文字115または数字のような記号を、この掘り下げられた領域114の
上に分配して配置することができる。その場合に、文字115の高さは、掘り下
げられた領域内の深さ117と同じか、それより小さくすることができる。
【0066】 しかしまた、たとえば、文字115のような個々の記号の高さ116を、好ま
しくは深さ117よりも大きくして、それによってたとえばこの収容領域33内
に挿入された機能部品を、プリントイメージ55ないしは銘の領域における増大
された摩擦によって固定して保持することができると効果的であることが、明ら
かにされている。
【0067】 さらに、背景ないし側壁22またはその表面をマットに、あるいは反射しない
ように形成することも可能であって、それによってたとえば、機能部品9がたと
えばきらきら輝くように形成されている場合に、それを挿入した場合に、この銘
の反射によって初めて記号またはプリントイメージ55が見る人にとって見える
ようになり、あるいははっきりと見えるようになる。さらにまた、プリントイメ
ージ55をたとえば収容領域33上に設けることも可能であって、その場合にカ
バープレート10を通して見える、対向する表面上に、様々な銘を設けることが
できるので、それぞれどのように機能部品9が収容領域33内へ挿入されるかに
従って、異なる銘が外側から見える。
【0068】 しかしさらに、図12に示すように、少なくとも1つのカバープレート10の
表面に、成形部品118を外面40と同一平面になるように挿入することも可能
である。これはたとえば、たとえば金属、プラスチック、木、紙などのような様
々な材料からなる成形部品118が、カバープレート10を形成するためにプラ
スチックが装入される前に型空間内へ位置決めして挿入され、その後プラスチッ
クが型空間内へ投入されることによって、行うことができる。それによって成形
部品118は、カバープレート10の表面へ面一で埋め込まれ、可塑変形するプ
ラスチックの接着作用によってこのプラスチックに、ないしはその中に一緒に成
型されて、それによって永続的にしっかりと保持される。
【0069】 さらに、カバープレート10に穴19を形成し、その穴を通して成形部品11
8を型中空室内で位置決めして保持することができる。この穴119によって後
から、挿入部品ないしは成形部品118が損傷した場合に、それを除去して、新
しく圧入すべき部品と取り替えることも可能である。
【0070】 またさらに、成形部品118のための中空室を、穴119を含めて型工具内に
形成することも可能である。その場合に穴は、特に、たとえば金属または比較的
硬いプラスチックからなる成形部品118を挿入して押圧する場合に、空気が型
中空室から下方へ逃げることができ、それによってカバープレート10内へ成形
部品118をぴったりと添接させて圧入することが保証できるようにするために
、使用される。カバープレート10の表面の凹部は、もちろん、挿入すべき成形
部品118がこの凹部内へ係止され、あるいは嵌り込んで、それによって相補形
状で保持されるように、形成することも可能である。
【0071】 もちろん、それとは関係なく、従来技術から知られている、接着、超音波溶接
、摩擦溶接などのような各結合手段を介して、カバープレート10の表面へ埋め
込むことができる。
【0072】 さらに、このカバープレート10のための材料として、セルロースの酢酸塩が
使用されると、効果的である。これは、この材料が基本的に透明であって、従っ
てそれをガラスのように透明なままで使用しない場合には、適当な色で着色する
だけでよい、という利点を有している。
【0073】 さらに、カバープレート10をポリアミドPAから形成することも、もちろん
可能である。
【0074】 カバープレート10は、側壁18と22上に同様にスナップ結合を介して位置
決めして保持することができる。特にカバープレート10が透明なプラスチック
材料からなる場合に、そのカバープレートの利点は、熱と光放射の通過によるカ
バープレート10の自己加熱を著しく低下させることができ、太陽の作用が長く
続いた場合に、ポケットナイフの金属に対するプラスチックの伸張によって、カ
バープレート10がとれて離れることを、少なくすることができることにある。
【0075】 図1から4に記載された実施変形例は、もちろん図5から9に記載の工具カー
ドに移し替えることができる。
【0076】 最後に規則上、機能部品支持体1ないしはその構成分の構造をよりよく理解す
るために、部分的に寸法を無視して、かつ/または拡大および/または縮小して
図示がなされていることを、指摘しておく。
【0077】 自立した発明的な解決の基礎となる課題は、説明から理解することができる。 特に、図1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12に図示され
ている個々の実施形態は、自立した発明的な解決の対象を形成することができる
。これに関する、発明に基づく課題と解決は、これらの図面の詳細な説明から明
らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づくカバープレートを備えた、従来技術からすでに知られている、
ポケットナイフのような機能部品支持体を、著しく簡略化して概略的に示す上面
図である。
【図2】 引き起こされた機能部品を有する、従来技術から知られたポケットナイフを、
著しく簡略化して概略的に示す側面図である。
【図3】 機能部品支持体のためのカバープレートの本発明に基づく形成を、著しく簡略
化して概略的に示す側面図である。
【図4】 機能部品支持体のためのカバープレートの本発明に基づく他の形成を、著しく
簡略化して概略的に示す側面図である。
【図5】 本発明に基づくカバープレートを有する、機能部品支持体として形成された工
具カードの他の実施変形例を、著しく簡略化して概略的に示す上面図である。
【図6】 図5に示す機能部品支持体を、著しく簡略化して概略的に示す側面図である。
【図7】 図5と6に示す機能部品支持体のベースプレートの内側の表面を、著しく簡略
化して概略的に示す上面図である。
【図8】 ベースプレートを図7のVIII−VIII線に沿った断面で示す正面図である。
【図9】 図5から8に示すベースプレートとカバープレートの部分領域の断面を、組み
立てた状態で示す正面図である。
【図10】 図3に示すカバープレートの部分を、図3のX−X線に沿って断面で拡大して
示す正面図である。
【図11】 図3に示すカバープレートの部分領域の内側の表面を拡大した寸法で簡略化し
て示す上面図である。
【図12】 図3に示すカバープレートを、図3のXII−XII線に沿って切断して示す正面図
である。
【符号の説明】
1…機能部品支持体 2…収容体 3…幅 4…長さ 5…長手側面 6…端面 7…端面 8…収容領域 9…機能部品 10…カバープレート 11…仕切壁 12…横ボルト 13…横ボルト 14…支持部材 15…横ボルト 16…幅狭側面 17…幅狭側面 18…側壁 19…ナイフ 20…ナイフの刃 21…高さ 22…側壁 23…缶切り 24…工具ホルダ 25…工具ロック装置 26…工具 27…工具貯蔵装置 28…ペンチ 29…ハサミ 30…ナイフ 31…ナイフの刃 32…凹部 33…収容領域 34…長手溝 35…収容開口部 36…ピンセット 37…グリップ片 38…保持突出部 39…内面 40…外面 41…長手溝 42…ボールペン 43…長手溝 44…トゥースピック 45…コルク抜き 46…螺旋 47…ドライバー 48…グリップ片 49…切欠き 50…側面 51…側面 52…針 53…長手溝 54…針の頭 55…プリントイメージ 56…情報担体 57…情報素子 58…メモリモジュール 59…中空室 60…発光体 61…切換え素子 62…接続導線 63…幅 64…長さ 65…長手側面 66…横側面 67…ベースプレート 68…カバープレート 69…上側 70…斜面 71…傾斜角度 72…スケール 73…長さ測定バー 74…ナイフ 75…ナイフの刃 76…ナイフグリップ 77…結合面 78…下側 79…グリップ面 80…スロットリンク路 81…ガイドウェブ 82…ヤスリ 83…長手領域 84…グリップ片 85…長手領域 86…針 87…針の頭 88…長手領域 89…トゥースピック 90…グリップ片 91…ピンセット 92…ボールペン 93…長手領域 94…長手領域 95…ハサミ 96…ハサミグリップ 97…凹部 98…揺動プレート 99…角部領域 100…揺動ボルト 101…揺動収容部 102…全体厚み 103…材厚 104…表面 105…表面 106…支持および/または結合ウェブ 107…支持および/または結合ウェブ 108…支持および/または結合ウェブ 109…結合ウェブ 110…結合ウェブ 111…高さ 112…距離 113…内側高さ 114…領域 115…文字 116…高さ 117…深さ 118…成形部品 119…穴
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年2月19日(2002.2.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】 本発明は、請求項1と21に記載されているような、ポケットナイフとプレー
ト形状の工具カードに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】 たとえばポケットナイフまたは工具カードのような、機能部品の1層または多
数層を収容するための、様々に構成された収容体を有する様々な機能部品支持体
が、すでに知られている。しかし、この種の既知の機能部品支持体は、その中に
定められたすべての前提を満たしてはいない。 US3851986からは、その上に配置されたカバープレートを備えたベー
ス体を有するポケットナイフが知られている。ベース体は、第1のカバープレー
トの側に、この第1のカバープレートに対して平行に延びる平面内に互いに並べ
て、かつ互いに分離されて配置された、たとえばコンパス、釣針などの機能部品
のための多数の収容領域を有し、他のカバープレート側に、そして収容領域から
分離して配置されて、内部へ揺動可能なナイフのための他のスロット形状の収容
領域を有している。カバープレートの一方は、透明に形成されており、かつねじ
結合を介してベース体と取り外し可能に固定されている。この既知のポケットナ
イフは、使用するために収容領域から取りだし可能な、ないしはナイフから除去
可能な機能部品、たとえば釣針が、収容領域ないにばらでストックされており、
この機能部品を使用するためには、まずカバープレート全体の螺合を外さないと
、この機能部品へ達することができない、という欠点をもたらす。従って使用す
るためにナイフから取り外し可能な機能部品を、組み立ての手間なしで迅速に取
り出すことは許されず、かつ機能部品が収容領域内でもつれる危険がある。 カバープレートに内臓されたLCD−表示器を有するポケットナイフが、WO
99/56918A1とUS4854045Aから知られている。これは、互い
に対向する2つの側壁を備えた収容体を有しており、その側壁にそれぞれカバー
プレートが取り外しできないように固定されている。カバープレート内には、挿
入されるLCD−表示器のための凹部が配置されている。カバープレートのLC
D−表示器を包囲する領域は、乳白色であって、従って光を通さないように形成
されている。欠点は、カバープレートの寸法によって予め定められている面積の
大部分が、カバープレートと堅固に結合されたLCD−表示器によって必要とさ
れ、それによりカバープレート内に他の機能部品を収容する可能性が阻止される
ことである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】 GB2051009Aからは、ドリルカセットが知られており、そのドリルカ
セットは、2つの平行な平面内に直接列をなして相前後して配置された、ドリル
のための収容領域を備えた1層または複数層のブロック形状の収容体を有してい
る。収容領域は、一方の側面に収容開口部を形成し、その収容開口部は、側面に
沿って滑り移動するように案内されて、収容体の端縁領域に設けられたリブの間
に配置された収容体によって、閉鎖可能である。巻込みシャッター形状の閉鎖体
は、閉鎖体の摺動移動に対して横方向に隔てて配置された2つの開口部を有して
おり、その開口部は所定の相対位置において収容体の収容開口部と重なって、選
択されたドリルを収容領域から取り出すことを可能にしている。好ましくは従来
技術から知られたドリルカセットにおいて、閉鎖体内の開口部と収容体内の開口
部の相対位置を予め定めることによって、唯一のドリルのみを取り出すことがで
きる。1つの収容開口部はドリルの取りだしのために開放されており、他の収容
開口部は閉鎖体によって閉鎖されており、他の主要領域からのドリルの取りだし
ないしは抜け落ちが阻止される。欠点は、ブロック形状の収容体を中実に形成す
ることによって、経済的な欠点と結びつく、高い材料需要が生じることである。 互いに対向するハウジング半体を備えた収容体を有する巻き尺が、US507
9851A1から知られている。2つのハウジング半体の一方には、書込み可能
な表面が設けられている。書込み可能な表面は、透明なプラスチックからなるデ
ィスクによって形成されており、このディスクがハウジング部分と透明なディス
クとの間に配置された装飾層を覆っている。 シート形状の複合層から耐熱性の容器を形成する方法が、US4943406
から知られている。複合層は、たとえばポリエチレンテレフタレートのような無
定形のポリマーから形成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】 従って、本発明の課題は、機能部品の他に多数の付加機能を内部に一体化する
、機能部品支持体を提供することである。 本発明の課題は、請求項1に記載の特徴によって解決される。その場合に、い
まや驚くほど簡単な方法で、永続的に正確な宣伝面が提供される。というのは刷
込みは、カバープレートの外面によって保護されて内部に配置されていて、効果
的である。さらに、工具カードないしポケットナイフ内にある機能部品を、正確
に外部から認識し、機能部品の誤った挿入と、それに結びついた早期の破壊を防
止することができる。というのは、カバープレートを透明に形成することによっ
て、挿入する際に収容領域がこの機能部品の収容に適していないことは、即座に
わかるからである。さらに、その場合に透明に形成されたカバープレートを通し
て情報担体としての宣伝表現がその内部空間へ挿入されて、カバープレートを通
して読むことができることによって、宣伝事業に多様に使用されているこの種の
機能部品支持体を、大きな個数で作り置きし、それにその後それぞれ顧客の要望
に応じて納品の直前に、適当な宣伝プリントイメージを設ける可能性が形成され
る。従って多くは大きな負荷を受け、かつプリントが難しい、プラスチックのよ
うな材料上に正確なプリント方法で極めて様々なプリントを設けることは、不要
である。カバープレートが無色である場合には、この種の宣伝表現と図版のため
の様々な色の組合わせを使用することができる。さらにまた、カバープレートを
透明ではあるが、様々な色で着色して形成することも可能である。さらに、カバ
ープレートを少なくとも部分的に透明に形成することによって、カバープレート
の互いに対する組み立て精度ないしは秩序どおりの結合を簡単に検査することが
でき、従ってこの種の製品の、高い実用価値における、より長い寿命が、カバー
プレートの構成の領域における柔軟性が高いことにより、わずかな在庫管理と結
び付き、従って個々の顧客要望への適合が可能である。透明なカバープレートの
、予測できなかった他の利点は、カバープレートの良好な熱伝導によって得られ
、その場合に高められた温度、強力な太陽放射などはカバープレートを通過して
、多くはカバープレートに比較して耐性の高い材料に直接作用し、それによって
カバープレートの延長された寿命がもたらされる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】 請求項2から20に記載されている特徴に関する他の利点は、実施例の説明に
記載されている。 本発明の課題は、請求項21に記載された特徴によっても解決される。その場
合に好ましくは、収容領域はベースプレートとカバープレートの間において内部
の表面上に配置された多数のウェブによって画成されており、従って驚くべきこ
とに、ウェブおよび透明な材料からなるベースプレートとカバープレートの形成
との協働において、工具カードへの太陽放射が高い場合でも、ベースプレートと
カバープレートの間に発生する応力を低く抑え、離層を防止することができる。
その場合に熱エネルギは工具カードの内部で吸収されるだけでなく、ベースプレ
ートまたはカバープレートからウェブと工具カードを通して土台へ逃がされる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】 その場合に請求項22から24に基づく実施形態が効果的である。というのは
、無定形ポリマーの使用によって、その結晶質の組成に基づき、カバープレート
、ベースプレートなどの高い剛性と硬度が得られ、上述した部品の摩耗は、その
摩耗強度が高いことによって、小さく抑えることができるからである。
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月9日(2002.7.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図9】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図10】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図11】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3C061 AA44 AA47 AA48 3E062 AA20 AB07 AC02 BA11 BA20 BB02 BB06 BB09 BB10 DA02 FC02 JA08 JB01 JC02 MA09

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する2つの側壁(18、22)であって、前記側
    壁は幅狭側面(16、17)と端面(6、7)を介して互いに対して距離をおい
    て配置されており、かつ側壁(18、22)の少なくとも1つにカバープレート
    (10)が保持されている、前記側壁と、 機能部品(9)、たとえば工具、ナイフ、ハサミを取り出し可能に保持するた
    めの収容領域(8、33)と、 を備えた収容体(2)を有する、機能部品支持体(1)、特にポケットナイフま
    たは工具カードにおいて、 側壁(18、22)または側壁(18、22)を形成するカバープレート(1
    0)が、少なくとも部分領域において、透明に、特にガラスのように澄んで、形
    成されていることを特徴とする機能部品支持体。
  2. 【請求項2】 プリントイメージ(55)が、カバープレート(10)の内
    側(39)上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の機能部品支持
    体。
  3. 【請求項3】 プリントイメージ(55)が、収容体(2)上に配置されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の機能部品支持体。
  4. 【請求項4】 反射層が収容体(2)および/またはカバープレート(10
    )の内側(39)上に、および/または収容体(2)と内側(39)との間に配
    置されていることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の機能部品
    支持体。
  5. 【請求項5】 収容領域(8、33)の少なくとも一部が、カバープレート
    (10)内に形成されていることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に
    記載の機能部品支持体。
  6. 【請求項6】 プリントイメージ(55)を有する機能部品(9)、あるい
    はカバープレート(10)に対してほぼ平行に延びる、側壁(18、22)の少
    なくとも1つに形成された、対向する長手側面(5)が、様々なプリントイメー
    ジ(55)を有していることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記載
    の機能部品支持体。
  7. 【請求項7】 収容体(2)内の仕切壁(11)の少なくとも一部が、透明
    に形成されていることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の機能
    部品支持体。
  8. 【請求項8】 様々な機能部品(9)を収容するための収容領域(8、33
    )が形成されていることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の機
    能部品支持体。
  9. 【請求項9】 カバープレート(10)は、光ガイド部材として形成されて
    いることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の機能部品支持体。
  10. 【請求項10】 収容体(2)ないしは収容体(2)の、カバープレート(
    10)側の面またはその一部が、光源を形成する発光体(60)のための反射体
    として形成されていることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の
    機能部品支持体。
  11. 【請求項11】 収容体(2)の内部空間内および/または収容領域(8、
    33)内に、光源を形成する発光体(60)が配置されていることを特徴とする
    前記請求項の1項または複数項に記載の機能部品支持体。
  12. 【請求項12】 カバープレート(1)の少なくとも一部が、情報担体(5
    6)として形成されていることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記
    載の機能部品支持体。
  13. 【請求項13】 収容体(2)内に、メモリモジュールおよび/または計算
    機モジュール(58)が配置されていることを特徴とする前記請求項の1項また
    は複数項に記載の機能部品支持体。
  14. 【請求項14】 メモリモジュールおよび/または計算機モジュール(58
    )の信号とデータの伝達が、カバープレート(10)を通して行われることを特
    徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の機能部品支持体。
  15. 【請求項15】 カバープレート(1)は、残光を発するフィルムによって
    コーティングされ、あるいは残光を発するように形成されていることを特徴とす
    る前記請求項の1項または複数項に記載の機能部品支持体。
  16. 【請求項16】 カバープレート(10)が、プラスチックから形成されて
    いることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の機能部品支持体。
  17. 【請求項17】 カバープレート(10)のプラスチックに、残光を発する
    エレメントが混合されていることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に
    記載の機能部品支持体。
  18. 【請求項18】 カバープレート(10)は、少なくとも1つの収容領域(
    33)を有していることを特徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の機
    能部品支持体。
  19. 【請求項19】 カバープレート(10)の内面(39)に、少なくとも1
    つの収容領域(33)が掘り下げて配置されていることを特徴とする前記請求項
    の1項または複数項に記載の機能部品支持体。
  20. 【請求項20】 カバープレート(10)および/またはベースプレート(
    67)および/またはカバープレート(68)および/または収容体(2)が、
    無定形のポリマーから形成されていることを特徴とする前記請求項の1項または
    複数項に記載の機能部品支持体。
  21. 【請求項21】 使用される無定形のポリマーが、ポリエチレンテレフタレ
    ートPETによって形成されていることを特徴とする前記請求項の1項または複
    数項に記載の機能部品支持体。
  22. 【請求項22】 使用される無定形のポリマーが、メタクリラート−アクリ
    ルニトリル−ブタジエン−スチロールMABSによって形成されていることを特
    徴とする前記請求項の1項または複数項に記載の機能部品支持体。
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