JP2003515345A - Udp−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼ - Google Patents

Udp−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼ

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ビルゲル・リンドベアウ・メーラー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、シアノヒドリン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘキサノール誘導体をグルコースにコンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼをコードしているDNA分子を提供する。植物において対応する遺伝子のトランスジェニック発現を使用して、対応するグルコシドの生合成に影響を及ぼすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、シアノヒドリン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘキサノー
ル誘導体を、グルコースにコンジュゲートさせる、UDP−グルコース:アグリ
コン−グリコシルトランスフェラーゼをコードしているDNA分子を提供する。
植物の対応する遺伝子のトランスジェニック発現を使用して、対応するグルコシ
ドの生合成に影響を及ぼすことができる。
【0002】 ドゥーリン(dhurrin)の生合成経路がソルガム(Sorghum bicolor)の黄化実
生で研究され、そして2つの膜結合多機能チトクロームP450に関係すること
が見出された。アミノ酸前駆体L−チロシンは、(Z)−p−ヒドロキシフェニ
ルアセトアルドキシムを形成する酵素CYP79A1(P450TYR)によっ
て、2回ヒドロキシル化され(WO95/16041)、それは次に酵素CYP
71E1(P450OX)によってシアノヒドリンp−ヒドロキシマンデロニト
リルに変換される(WO98/40470)。当該酵素のトランスジェニック発
現を使用し、シアン発生グルコシドの生合成経路を修飾し、再構成し、または新
しく確立し、または植物でのグルコシノレート生産を修飾する。
【0003】 ドゥーリン生合成において、シアノヒドリンp−ヒドロキシマンデロニトリル
は、生理学的pHでp−ヒドロキシベンズアルデヒドおよびCNとの平衡を形
成し、そしてUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼ
によってグルコースにコンジュゲートされる。植物は広い範囲の種々の化学構造
をグリコシル化する(glucosylate)高い能力を有するが、植物に存在するグル
コシルトランスフェラーゼの数および基質特異性の範囲は大部分未知である。早
期の研究は、狭いおよび広い基質特異性が見出され得ることを指摘している。不
幸なことに、生物学的活性を同時的に喪失することなく、グルコシルトランスフ
ェラーゼを均質に単離するときに遭遇する困難性は、事態を混乱させている。遭
遇する困難性は、多くのグルコシルトランスフェラーゼが類似の分子量を有し、
不安定で微量で存在することを一部反映している。
【0004】 推定的な、植物二次代謝グルコシルトランスフェラーゼをコードしている、1
00種を超える種々のcDNAが、公衆にアクセス可能なデータベースに説明さ
れているが、タンパク質はほんの一部のみ、確認されている。シアン発生植物か
らのシアノヒドリングルコシルトランスフェラーゼの単離の報告はない。本発明
では、トランスジェニック植物で、UDP−グルコース:マンデロニトリル−グ
ルコシルトランスフェラーゼおよび酵素CYP79A1およびCYO71E1の
両方の発現は、これらの植物が、アミノ酸チロシンのシアン発生グルコシドドゥ
ーリンへの変換を触媒することを可能とすることを実証する。こうして、植物で
のシアン発生グルコシドの生合成に関係する反応を触媒するタンパク質の組み合
わせた発現は、これらのトランスジェニック植物でのシアン発生グルコシド合成
についての完全な経路を実際に確立する。
【0005】 遺伝子は、コード配列およびそれに関連する調節配列を意味し、ここでコード
配列はRNA、例えばmRNA、rRNA,tRNA、snRNA、二本鎖RN
A、センスRNAまたはアンチセンスRNAに転写される。調節配列の例は、プ
ロモーター配列、5’および3’非翻訳配列および終結配列である。さらなるエ
レメント、例えばイントロンもまた存在し得る。
【0006】 発現は、植物で外因性遺伝子または導入遺伝子の転写および翻訳を一般に意味
する。しかし、タンパク質をコードしない遺伝子、例えばアンチセンス構築物に
ついては、発現という用語は転写のみを意味する。
【0007】 本発明は以下の解決を提供する: ・シアノヒドリン(マンデロニトリル、p−ヒドロキシマンドニトリル、アセト
ンシアノヒドリンまたは2−ヒドロキシ−2−メチルブチロニトリルのような)
;テルペノイド(ゲラニオール、ネロールまたはβ−シトロネトールのような)
;フェニル誘導体(p−ヒドロキシ安息香酸、安息香酸、ベンジルアルコール、
p−ヒドロキシベンジルアルコール、2−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルア
ルコール、バニリン酸またはバニリンのような)またはヘキサノール誘導体(1
−ヘキサノール、トランス−2−ヘキセン−1−オール、シス−3−ヘキセン−
1−オール、3−メチル−3−ヘキセン−1−オールまたは3−メチル−2−ヘ
キセン−1−オールのような)をグルコースにコンジュゲートさせるUDP−グ
ルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼをコードしているDNA
分子、およびコードされたタンパク質それ自体;
【0008】 ・式R−R−Rを有するグルコシルトランスフェラーゼをコードしている
当該DNA分子であって、ここで、 ・・R、RおよびRは、アミノ酸残基Gly、Ala、Val、Leu、
Ile、Phe、Pro、Ser、Thr、Cys、Met、Trp、Tyr、
Asn、Gln、Asp、Glu、Lys、ArgおよびHisからなる群より
独立的に選択されるアミノ酸残基からなるコンポーネント配列である; ・・Rは、類似性サーチプログラムのBLAST2.0セットのコンピュータ
ープログラムblastpであってデフォルト値に所望のパラメータセットであ
るものを使用して決定されるような、配列が配列番号1のアラインメントされる
コンポーネント配列に少なくとも50%同一である、150またはそれ以上のア
ミノ酸残基からなる、 当該DNA分子
【0009】 ・Rが、配列番号1の、150−425アミノ酸残基、例えばアミノ酸21な
いし445、168ないし448、または281ないし448をコードしている
、 当該DNA分子; ・RおよびRが、独立的に0ないし500アミノ酸残基からなる、 当該DNA分子;
【0010】 ・RまたはRが、少なくとも30アミノ酸の長さを有する、そして配列番号
1のアラインメントされるコンポーネント配列に少なくとも65%同一である、
1または2以上の付加的なコンポーネント配列、例えば配列番号1のアミノ酸2
1ないし55、142ないし174、または303ないし343をコードしてい
る、 当該DNA分子; ・配列番号2に定義されるような300ないし600アミノ酸残基長のタンパク
質または配列番号1に定義されるタンパク質をコードしている、 当該DNA分子;
【0011】 ・そのようなcDNA分子を単離するための方法; ・シアノヒドリン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘキサノール誘導体を
グルコースにコンジュゲートさせる、精製組換えUDP−グルコース:アグリコ
ン−グルコシルトランスフェラーゼを生産する方法; ・ゲノムに安定的に組みこまれた、当該タンパク質をコードしているDNAまた
は、発現が当該タンパク質の発現を減少させる、センスRNA、アンチセンスR
NA、二本鎖RNAまたはリボザイムをコードしているDNAを含む、トランス
ジェニック植物を得る方法、並びに該トランスジェニック植物それ自体。
【0012】 Arabidopsis thalianaゲノムは、現在のアラビドプシスゲノム配列決定プログ
ラムから演繹されるように、天然産物合成に関係するグルコシルトランスフェラ
ーゼをコードしている近似的に120遺伝子を含むと予測される。他の植物はま
た、グルコシルトランスフェラーゼをコードしている多数の遺伝子を含むと予測
される。S. bicolorの多数のグルコシルトランスフェラーゼの存在にもかかわら
ず、1つを除くこれらの予測されたものは、マンデロニトリルおよびp−ヒドロ
キシマンデロニトリルに対する高い特異性を発揮しない。これらのグルコシルト
ランスフェラーゼのいくつかのイソフォームの存在により、ソルガムおよび倍数
体形態の進化および分類学上のバックグラウンドを考察することができそうであ
る。p−ヒドロキシマンデロニトリルの不安定性およびカラムクロマトグラフィ
ー中のS.bicolorにおけるp−ヒドロキシマンデロニトリルグルコシルトランス
フェラーゼ活性を含む複数ピークの不存在は、特定のグルコシルトランスフェラ
ーゼ(sbHMNGT)がシアン発生グルコシドドゥーリンの生合成に関係する
ことを実証している。
【0013】 シアン発生グルコシドの生合成は、一般的な経路、すなわちすべての植物で同
じ型の中間体に関係するものに従って進行する。したがって、種々の植物種でこ
れらのプロセスを触媒する酵素は、顕著な類似性を示すことが予測される。この
ことは、アミノ酸のオキシムへの変換に関係する経路の一部についてすでに明確
に実証された。この部分は、試験されたすべての植物で、1または2以上の、C
YP79ファミリーに属するチトクロームP450酵素によって触媒されること
が実証されている。これらのチトクロームP450はアミノ酸レベルで40%よ
り大きい配列同一性を示す。グルコシノレート(glucosinolate)合成における
アミノ酸のオキシムへの当初の変換はまた、CYP79ファミリーに属している
チトクロームP450酵素によって触媒される。
【0014】 以前の発見のラインでは、植物においてグルコースのシアノヒドリンへのシア
ン発生グルコシドコンジュゲーションを合成することは、構造的に関連するグル
コシルトランスフェラーゼに関係する保存された生合成経路にしたがうことが予
測される。本発明の目的は、多くのシアノヒドリン、テルペノイド、フェニル誘
導体、およびヘキサノール誘導体(p−ヒドロキシ安息香酸、安息香酸、ベンジ
ルアルコール、p−ヒドロキシ−ベンジルアルコールおよび/またはゲラニオー
ル)?をグルコースにコンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグリコン−
グルコシルトランスフェラーゼをコードしているDNA分子を提供し、そしてS.
bicolor UDP−グルコース:ヒドロキシマンデロニトリル−O−グルコシル
トランスフェラーゼのアミノ酸配列およびその対応する遺伝子配列に基づいてシ
アン発生植物におけるそれらの一般的構造を定義することである。
【0015】 こうして本発明は、UDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフ
ェラーゼであって、シアノヒドリン(マンデロニトリル、p−ヒドロキシマンデ
ロニトリル、アセトンシアノヒロリンまたは2−ヒドロキシ−2−メチルブチロ
ニトリルのような);テルペノイド(ゲラニオール、ネロールまたはβシトロネ
ロールのような);フェニル誘導体(p−ヒドロキシ安息香酸、安息香酸、ベン
ジルアルコール、p−ヒドロキシ−ベンジルアルコール、2−ヒドロキシ−3−
メトキシベンジルアルコール、バニリン酸またはバニリンのような)またはヘキ
サノール誘導体(1−ヘキサノール、トランス−2−ヘキセン−1−オール、シ
ス−3−ヘキセン−1−オール、3−メチル−3−ヘキセン−1−オール、3−
メチル−3−ヘキセン−1−オールまたは3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ルのような)をグルコースにコンジュゲートさせ、式R−R−Rを有する
ものをコードしているDNA分子を提供し、ここで、
【0016】 ・・R、RおよびRは、アミノ酸残基Gly、Ala、Val、Leu、
Ile、Phe、Pro、Ser、Thr、Cys、Met、Trp、Tyr、
Asn、Gln、Asp、Glu、Lys、Arg、Hisおよび所望により他
のアミノ酸残基であって生存細胞内で翻訳後修飾から生じることのできるものか
らなる群より独立的に選択されるアミノ酸残基からなるコンポーネント配列であ
り、そして ・・Rは、配列が配列番号1のアラインメントされるコンポーネント配列に少
なくとも50%、好ましくは少なくとも55%、またはなおより好ましくは少な
くとも70%同一である、150、好ましくは250またはそれ以上のアミノ酸
残基からなる。
【0017】 生存細胞内で翻訳後修飾から生じることのできる典型的なアミノ酸残基は、A
ad、bAad、bAla、Abu、4Abu、Acp、Ahe、Aib、bA
ib、Apm、Dbu、Des、Dpm、Dpr、EtGly、EtAsn、H
yl、aHyl、3Hyp、4Hyp、Ide、alle、MeGly、Mel
le、MeLys、MeVal、Nva、NleおよびOrnである。
【0018】 典型的には、Rは150ないし425アミノ酸残基からなり、150ないし
280アミノ酸残基の長さが好ましい。Rの特定の態様は、配列番号1のアミ
ノ酸21ないし445、168ないし448または281ないし448によって
表される。 RおよびRは、独立的に0ないし500、好ましくは0ないし350アミ
ノ酸残基からなり、そして少なくとも30アミノ酸の長さを有する1または2以
上の付加的なコンポーネント配列を含み得、そして配列番号1のアラインメント
されるコンポーネント配列に少なくとも65%、しかし好ましくは少なくとも7
0%同一である。そのような付加的なコンポーネント配列の例は、配列番号1の
アミノ酸21ないし55、142ないし174または303ないし343によっ
て表される。当該DNA分子によってコードされるグルコシルトランスフェラー
ゼは、一般に300ないし600アミノ酸残基からなり、S. bicolor酵素は配列
番号1に示されるように492アミノ酸残基のサイズを有し、そして配列番号2
によってコードされる。
【0019】 配列アライメントに対する2つのアプローチが一般に存在する。Needlemanお
よびWunschによっておよびSellersによって提唱されたダイナミックプログラミ
ングアルゴリズムは、2種の配列の完全長をアラインメントし、配列の全体の(
global)アラインメントを提供する。他方、Smith-Watermanアルゴリズムは局所
的(local)アラインメントを得る。マトリックスのスコアリングおよびギャップ
ペナルティーの選択を与えた場合には、局所的アラインメントは、最も類似する
配列内の領域の対をアラインメントする。これは、最も高度に保存された配列の
領域上に焦点をおくデータベースサーチをもたらす。それはまた同定すべき配列
内の類似するドメインをもたらす。Smith-Watermanアルゴリズム、例えばBLA
ST(ベーシック・ローカル・アラインメント・サーチ・ツール)およびFAS
TAを使用するアラインメントをスピードアップするために、アラインメントに
さらなる限定を設ける。
【0020】 本発明の範囲内で、全般配列アラインメントをGenetic Computer Group, Madi
son, WIから利用可能であるプログラムPILEUPの使用を使用して簡便に実
施する。 局所的アラインメントをBLAST、すなわちクエリーがタンパク質であるか
DNAであるかにかかわらず利用可能な配列データベースのすべてを探索するよ
うに設計された類似性サーチプログラムのセットを簡便に使用して実施する。こ
のサーチツールのバージョンBLAST2.0(ギャップ性BLAST)は、イ
ンターネット上で公衆に利用可能とされた(現在のhttp://www/ncbi.nlm.nih.go
v/BLAST/)。それは全体のアラインメントに対するような局所を探す帰納的アル
ゴリズムを使用し、したがって、単離領域のみを共有する配列中の関連性を検出
することができる。BLASTサーチに割り当てられるスコアーは、よく定義さ
れた統計的解釈を有する。局所的配列アラインメントにおけるギャップの導入の
あるblastプログラムおよびPSI−BLASTは、本発明の範囲内で特に
有用であり、両方のプログラムは、タンパク質配列データベースに対するアミノ
酸クエリー配列を比較し、並びにblast変形プログラムは2種の配列のみの
局所的アラインメントをもたらす。当該プログラムは、好ましくはデフォルト値
に対する所望のパラメーターセットで稼動される。
【0021】 さらに、BLASTを使用する配列アラインメントは、あるアミノ酸の別のも
のによる置換が、タンパク質の構造および機能を維持するために必要な物理学的
および化学的特性を保存しているようであるか、または本質的構造および機能的
性質をより破壊しそうかどうかを考慮に入れることができる。そのような配列類
似性は、同一のアミノ酸のパーセンテージに比較して、「ポジティブ」アミノ酸
のパーセンテージの観点から定量化し、そしてボーダーラインのケースにおける
正確なタンパク質ファミリーへのタンパク質の割り当てを援助することができる
【0022】 sbHMNGTの定量的および定性的基質特異性の調査は、S. bicolorに存在
するシアノヒドリンについて強い優先性を示した。こうして、インビボのシアノ
ヒドリングルコシルトランスフェラーゼは、限定的な数のシアノヒドリン、テル
ペノイド、フェニル誘導体およびヘキサノール誘導体について強い優先性を示す
。それにもかかわらず生合成経路の末端の反応を触媒する酵素は、しばしば先行
する反応を触媒するものよりもより広い基質特異性を有し、新規二次代謝物生合
成および生体異物異化の進歩に関してより大きい融通性がある。これは、該経路
の第1の酵素(CYP79A1)がもっぱらチロシンについてのものである一方
、CYP71E1およびsbHMNGTがまた、それぞれオキシムおよびシアノ
ヒドリンを誘導するフェニルアラニンを受け入れるという発見によって示される
。ニトリル基の存在はまた、sbHMNGTによる基質認識に必ずしも要求され
ず、これはsbHMNGTのグルコシレートベンジルアルコール、安息香酸、バ
ニリン酸、バニリンおよび2−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコール、
ゲラニオール、ネロールおよびβシトロネロールへの能力によって示される。こ
の結果は、sbHMNGTが、マンデロニトリルまたはp−ヒドロキシ−マンデ
ロニトリルに構造的に類似する基質を受け入れることを示している。
【0023】 基質化合物のこの群はまた、青臭みフレーバー(Green Note Flavour)、例えば
ヘキサン−1−オール、トランス−2−ヘキセン−1−オールおよびシス−3−
ヘキセン−1−オールおよび他のチロシンまたはフェニルアラニン関連性芳香化
合物、例えば、フェニル酢酸、フェニルエチルアルコール、およびフェニルエチ
ルアセテート等を含む(Krings et al, Appl. Microbiol. Biotechnol. 49:1-8,
1998)。ベンジルアルコール、安息香酸およびゲラニオールのグルコシル化に
ついて観察される速度は、シアノヒドリンについてのものよりは低い。しかし、
これらはなお高い。現在まで、加工食品および野菜の食味および芳香を定義する
ことにおけるこれらの酵素クラスの明かな重要性にもかかわらず、モノテルペノ
イドグルコシルトランスフェラーゼの、ヘキサノールまたはヘキサノール誘導性
化合物についてのグルコシルトランスフェラーゼの単離またはクローニングにつ
いて報告はない。
【0024】 グルコシル化のプロセスにおいて、不安定化合物(アグリコン)は一般により
化学的に反応性でなく、糖基の酵素的付加によってより水溶性にさせる。このこ
とは、植物が、グリコシドの形態で多量のこれらのアグリコンを貯蔵することを
典型的には可能とする。植物によって合成される多くの二次代謝物は、グリコシ
ル化される。例えば、1500超のグリコシドのフラボノイドのみが特性把握さ
れている。グリコシル化は、化合物の生合成の晩期または遅い段階で一般起こり
、さもなくば細胞内環境で不安定であり、そして不活性および輸送可能な化合物
の前駆体形態のプールを提供することができ、これらはグルコシダーゼ酵素によ
る加水分解によって活性形態で得ることができる。
【0025】 遊離アグリコン、例えば、テルペノイドおよび青臭みフレーバーの、グルコシ
ルトランスフェラーゼの導入による対応するグルコシドへの変換を使用し、果実
、野菜および他の植物の芳香、フレーバーおよび色素構成成分を保存することが
できる。アグリコンを、食品製造または消費中に特異的または非特異的b−グル
コシダーゼの作用によって開放することができる。さらに個々の所望の芳香、フ
レーバーまたは色素構成成分への触媒特性の最適化は、直接的な評価または遺伝
子工学的方法、例えば遺伝子シャッフリングまたは突然変異によって達成され得
る。
【0026】 例えば、ブドウ樹において多くの二次代謝物のグルコシル化は、近年、ワイン
の多くの芳香、フレーバーおよび色素構成成分が大部分グルコシドとして存在す
るブドウ化合物に由来するという発見から生じている、顕著な調査努力の焦点と
なっている。テルペン、例えば遊離およびグルコシル化形態の両方で見出される
ゲラニオールが、そのような標的化合物に含まれる。本発明の観点では、芳香お
よびフレーバー前駆体のグルコシドプールは、グルコシルトランスフェラーゼ活
性の操作によって調節されることができ、そして芳香およびフレーバーは、酸ま
たは酵素介在性加水分解を介してグルコシドの貯蔵されたプールから開放される
ことができる。こうして、ブドウ液果および他の果実、野菜および植物では、特
定のグルコシルトランスフェラーゼの導入、例えばクローン化sbHMGTまた
はアンチセンス技術によるこれらの発現の減少によって、二次代謝物組成物の所
望の修飾が可能となる。これにより、植物の重要な遊離および結合性フレーバー
プールの調節が可能となり、果実、ワインおよびその他の植物に由来する産物で
あって定義された官能特性を有するものをもたらす。
【0027】 グルコシルトランスフェラーゼの、アグリコンをグルコースにコンジュゲート
させる能力は、以下のステップを含む検定で決定することができる: a)30℃で2分ないし2時間、14C−UDP−グルコース、アグリコンおよ
びUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼを含む反応
混合物をインキュベーションするステップ; b)反応を終結させるステップ、および c)生産されたグルコシドを化学的に同定し、そして定量するステップ。
【0028】 反応混合物は典型的には、5ないし2000μl、好ましくは20μlの体積
を有し、そして10−200mM トリスHCl(pH7.9);1−5μM 14 C−UDP−グルコース(約11.0GBqmmol−1);0−300μ
M UDP−グルコース;0−20mM アグリコン;25mM γ−グルコノ
ラクトン;0−2μg/μl BSAおよび0−10ng/μl UDP−グル
コース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼを含む。γグルコノラクト
ン以外のβ−グルコシダーゼインヒビターおよびBSA以外のタンパク質スタビ
ライザーは、適当な場合に含まれ得る。反応を終結させるための1つの可能性は
、例えば1/10体積の10%酢酸を添加することによって反応混合物を酸性化
することである。
【0029】 反応混合物中に形成されたグルコシドの化学的同定および定量は、グルコシド
の質量分析と妥当に組み合わせた、NMR分光法、TLC分析、HPLC分析ま
たはGLC分析を含む種々の方法論を使用して達成し得る。 NMR分光法による分析のための反応混合物は、通常は0.5−1mlの総体
積を有し、2時間インキュベーションし、そして0−10mMのアグリコン、例
えば、2mMのp−ヒドロキシ−マンデロニトリルまたは6.5mMのゲラニオ
ール、3mMのUDP−グルコース、2.5μgの組換えsbHMNGT、およ
び0.5mgのBSAを含む。グルコシドを、例えば酢酸エチルで抽出しそして
凍結乾燥し、次いでNMR分析する。
【0030】 TLC分析のために反応混合物をシリカゲル60F254プレート(Merc
k)に適用し、乾燥し、そして溶媒、例えば酢酸エチル:アセトン:ジクロロメ
タン:メタノール:HO(40:30:12:10:8、v/v)の溶媒にお
いて溶出させる。プレートを室温で1時間乾燥し、そして貯蔵ホスホルイメージ
ングプレートに曝露し、次いでホスホルイメージャーでスキャンニングをする。
放射標識UDP−グルコースの特異的放射活性に基づき、形成されたグルコシド
の量を定量する。
【0031】 放射活性はまた、液体シンチレーションカウンチングによって決定し得る(L
SC分析)。ある種の場合、形成されたグルコシドが極めて疎水性のアグリコン
、例えばマンデロニトリルに由来する場合、グルコシドを酢酸エチル相に抽出す
ることができ、それによって未取り込み14C−UDP−グルコースから分離す
ることができる。2mlのシンチレーションカクテルを250μlのそれぞれの
酢酸エチル抽出液に添加し、そして液体シンチレーションカウンターを使用して
分析する。カラム分画の間に、sbHMNGT活性を有するこれらのフラクショ
ンを、アグリコン基質としてマンデロニトリルおよび形成されたグルコシドの酢
酸エチル抽出液を使用して同定することができる。
【0032】 配列番号1および配列番号2の知識を使用して、シアノヒドリン、テルペノイ
ド、フェニル誘導体またはヘキサノール誘導体をグルコースへコンジュゲートさ
せるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼをコード
するDNA分子の単離および生産を促進することができる。
【0033】 該方法は以下のステップを含む: (a)UDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼを発現
している植物組織からcDNAライブラリーを調製するステップ、 (b)配列番号2または配列番号1に基づいて設計した、少なくとも1つのオリ
ゴヌクレオチドを使用して、cDNAライブラリーからUDP−グルコース:ア
グリコン−グルコシルトランスフェラーゼcDNAの一部を増幅するステップ、
(c)配列番号2または配列番号1に基づいて設計した、1または2以上のオリ
ゴヌクレオチドを所望により使用して、ネスティッドPCR反応において、cD
NAライブラリーからUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフ
ェラーゼcDNAの一部を増幅するステップ、
【0034】 (d)ステップ(b)またはステップ(c)で得たDNAをプローブとして使用
して、UDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼを発現
している植物組織から調製したDNAライブラリーをスクリーニングするステッ
プ、および (e)アラインメントされる配列番号2のコンポーネント配列に50%またはそ
れ以上の配列同一性を有する、少なくとも150アミノ酸残基長のアミノ酸コン
ポーネント配列によって特徴付けられるタンパク質をコードしているオープンリ
ーディングフレームを含む、ベクターDNAを同定し、そして精製するステップ
、および (f)所望によりさらに精製DNAを修飾し、その後のグルコシルトランスフェ
ラーゼの単離、その基質特異性の決定および抗体の生成のために、例えば、Esch
erichia coliまたはPichia pastorisのような微生物でタンパク質の異種性発現
を達成するステップ。
【0035】 プロセスステップ(b)および(c)において、増幅のために使用する第2の
オリゴヌクレオチドは、好ましくは該cDNAライブラリーを調製するために使
用されるベクターDNA内の領域に相補的なオリゴヌクレオチドである。しかし
、配列番号2または配列番号1の配列に基づいて設計された第2のオリゴヌクレ
オチドもまた使用することができる。cDNAの単離のためのこの方法の好まし
い実施態様は、実施例4に記載する。UDP−グルコース:アグリコン−グルコ
シルトランスフェラーゼをコードしているcDNAクローンまたはこのクローン
のフラグメントはまた、DNAチップ単独で、またはこれらのクローンのタンパ
ク質またはフラグメントのCYP79またはCYP71E1ファミリーに属して
いるタンパク質をコードしているcDNAクローンと組み合わせて使用し得る。
これは、生物性および抗生物性ファクターの結果としての植物におけるシアン発
生グルコシドの合成の誘導または抑制を監視する容易な方法を提供する。
【0036】 本発明のさらなる実施態様は、シアノヒドリンをグルコースにコンジュゲート
させるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼ、例え
ばp−ヒドロキシマンデロニトリルをグルコースにコンジュゲートさせるS. bic
olor酵素である。
【0037】 精製組換えUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼ
を、染色(dye)クロマトグラフィーおよびUDP−グルコースによる溶出を含
む方法によって得ることができる。染色クロマトグラフィーのための適当なカラ
ム材料は、好ましくはベッド用アガロースに架橋されたReactive Yellow 3であ
る。タンパク質の溶出を2mMのUDP−グルコースを使用して簡便には達成す
る。
【0038】 本発明はまた、本発明に従う新規タンパク質をコードしているオープンリーデ
ィングフレームを含む核酸化合物を提供する。当該化合物は式R−R−R を特徴とし、ここで、 ・・R、RおよびRは、ヌクレオチド残基G、A、TおよびCからなる群
またはヌクレオチド残基G、A、UおよびCからなる群より独立的に選択される
ヌクレオチド残基からなるコンポーネント配列を構成し、 ・・RおよびRは、独立的に0ないし1500、好ましくは0ないし105
0ヌクレオチド残基からなり、 ・・Rは、450−1260、そして好ましくは450−840ヌクレオチド
残基からなり、そして ・・コンポーネント配列Rは、配列番号2のアラインメントされるコンポーネ
ント配列に少なくとも65%同一である。
【0039】 コンポーネント配列Rの特定の例は、配列番号2のヌクレオチド61ないし
1335、502ないし1344、または841ないし1344によって表され
る。
【0040】 本発明の好ましい実施態様では、コンポーネント配列RまたはRの少なく
とも1つは、1または2以上の付加的なコンポーネント配列であって、少なくと
も150ヌクレオチド残基の長さを有し、そして配列番号2のアラインメントさ
れるコンポーネント配列に少なくとも60%同一である、コンポーネント配列を
含む。そのような付加的なコンポーネント配列の特定の例は、配列番号2のヌク
レオチド61ないし165、427ないし522、または907ないし1029
に表される。
【0041】 ドゥーリン合成の経路は、CYP79A1、CYP71E1およびsbHMN
GTの発現によって非シアン発生(acyanogenic)植物に導入することができる
。同じ植物種、すなわちソルガムに由来するこれらの3種の遺伝子産物は、巨大
分子複合体としてアセンブルし、該経路の中間体のより強力なチャンネリングを
もたらし、そしてより少ない遊離の中間体がその植物に開放される。
【0042】 導入遺伝子として発現される、本発明に従うグリコシルトランスフェラーゼを
コードしているDNA分子は、植物でのシアン発生グリコシドの生合成を修飾す
るために特に有用である。UDP−グルコース:シアノヒドリングルコシルトラ
ンスフェラーゼをコードしている遺伝子が、CYP79ファミリー(アミノ酸の
、対応するN−ヒドロキシアミノ酸およびこのN−ヒドロキシアミノ酸に由来す
るオキシムへの変換を触媒し、またはチトクロームP450モノオキシゲナーゼ
)およびCYP71Eファミリー(アルドキシムの、ニトリルへの変換および当
該ニトリルの、対応するシアノヒドリンへの変換を触媒する)に属するチトクロ
ームP450酵素をコードしている遺伝子と結びついて発現されるとき、非シア
ン発生野生型植物をシアン発生植物に変換することができる。遺伝子の構成的、
誘導可能性または組織特異的発現をもたらすプロモーターの妥当な選択は、所望
の病害および食植(herbivor)応答性を有するトランスジェニックシアン発生植
物を得る手段を提供する。
【0043】 同様に、シアン発生植物におけるシアン発生グルコシドの含量を、同じ遺伝子
を使用するアンチセンス、二本鎖RNA(dsRNA)またはリボザイム技術を
使用して修飾しまたは減少させ得る。シアン発生グルコシドは、ファイトアンテ
ィシピン(phytoanticipins)の群に属する。シアン発生植物では、UDP−グ
ルコース:シアノヒドリングルコシルトランスフェラーゼ活性のブロックまたは
減によって、損傷され、または感染された植物細胞でシアン発生グルコシドの分
解によって通常生産されるのと同じ産物の生産および蓄積を生じることが予測さ
れる。こうしてアンチセンスまたはリボザイム技術を使用して、同じ組織でシア
ン発生グルコシドの分解産物を生産する植物を得ることができ、ここでシアン発
生グルコシドは、野生型植物で生産され、病原体および食植に対する抵抗性の変
化した植物を生じる。
【0044】 こうして、ゲノムに安定的に組みこまれた、シアノヒドリン、テルペノイド、
フェニル誘導体またはヘキサノール誘導体をグルコースにコンジュゲートさせる
UDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼをコードして
いるDNA、または発現が、p−ヒドロキシマンデロニトリルをグルコースにコ
ンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェ
ラーゼの発現を減少させる、センスRNA、アンチセンスRNA、二本鎖RNA
またはリボザイムをコードしているDNAを含む、トランスジェニック植物を提
供することが、本発明のさらなる態様である。
【0045】 そのような植物を、以下のステップを含む方法によって生産することができる
: (a)完全な植物に再生することのできる植物細胞または組織に、シアノヒドリ
ン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘキサノール誘導体をグルコースにコ
ンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェ
ラーゼをコードしている、その植物で発現可能な遺伝子を含むDNAまたは、発
現がシアノヒドリンをグルコースにコンジュゲートさせるUDP−グルコース:
アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼの発現を減少させる、センスRNA
、アンチセンスRNAまたはリボザイムをコードしているDNAを導入するステ
ップ、および (b)トランスジェニック植物を選択するステップ。
【0046】 実施例 実施例1−UDP−グルコース:p−ヒドロキシマンデロニトリル−グルコシル
トランスフェラーゼ検定 全般に20μlの反応混合物であって、 100mM トリスHCl(pH7.9)、 1−5μM 14C−UDP−グルコース(11.0GBqmmol−1、Amer
sham LIFE SCIENCE)、 0−300mM UDP−グルコース、 0−20mM p−ヒドロキシマンデロニトリル(水に溶解し、新しく調製した
)、 25mM γ−グルコノラクトン、 0−1mg BSAおよび 0.5−10μl タンパク質調製物 を含む混合物を2分ないし2時間、30℃でインキュベーションする。その後、
反応を反応体積の1/10の10%酢酸の添加によって終結させる。同じ検定条
件を使用し、マンデロニトリル、安息香酸、ベンジルアルコール、ゲラニオール
および多くのその他のアグリコンのグルコシル化を決定する。
【0047】 組換えsbHMNGTの基質特異性を決定するために、インキュベーションを
20分30℃で継続し、そして前記の全般的プロトコルを、 1.25mM アグリコン(エチレングリコールモノエーテルに溶解されるフラ
ボノイドを除く他、エタノールに溶解する)、 1.25μM 14C−UDP−グルコース、 12.5μM UDP−グルコース、 100mg 組換えsbHMNGT、および 4μg BSA を含ませるように適合させる。
【0048】 組換えsbHMNGTの活性の定量的決定を、30℃で4分間のインキュベー
ションを使用して実施する。反応混合物が以下のものからなることを除く他、基
質特異性の決定と同様に分析を実施する: 1,5または10mM アグリコン、 5μM 14C−UDP−グルコース、 0.2mM UDP−グルコース、 200ng 組換えsbHMNGT、および 24μg BSA。
【0049】 NMR分光法による分析のための反応混合物を、2時間インキュベーションし
、それは0.5−1mlの総体積であって以下のものを含む: 2mM p−ヒドロキシメンデロニトリルまたは6.5mM ゲラニオール、 3mM UDP−グルコース、 2.5μg 組換えsbHMNGT、および 0.5mg BSA。 グルコシドを酢酸エチルで抽出し、スピーディーバキューム(speedy-vac)を
使用して凍結乾燥し、次いでNMR分析する。
【0050】 TLC分析のために、反応混合物にシリカゲル60F254プレート(Merck
)を適用し、乾燥させ、そして酢酸エチル:アセトン:ジクロロメタン:メタノ
ール:HO(40:30:12:10:8、v/v)を含む溶媒において溶出
させる。プレートを1時間室温で乾燥し、そして貯蔵ホスホルイメージングプレ
ート(Molecular Dynamics)にさらし、次いでStorm 860ホスホルイメージャー
(Molecular Dynamics)においてスキャニングする。
【0051】 液体シンチレーションカウンチング(LSC)による分析のために、反応混合
物を400μlの酢酸エチルで抽出し、未取りこみ14C−UDP−グルコース
からグルコシドを分離する。2mlのEcoscint A(National Diagnostics, New J
ersey USA)を250μlのそれぞれの酢酸エチルエキストラクトに添加し、そし
てWin Spectral 1414(Wallac)液体シンチレーションカウンターを使用して分析
する。マンデロニトリルを基質として使用し、液体クロマトグラフィーによって
生成フラクションを検定する。
【0052】 実施例2−UDPグルコース:p−ヒドロキシマンデロニトリル−グルコシルト
ランスフェラーゼの精製 特に指摘した場合の他、すべてのステップは4℃で実施する。sbHMNGT
の内因性基質はp−ヒドロキシマンデロニトリルであるけれども、マンデロニト
リルを、精製を通じてsbHMNGT活性の検定のための基質として使用し、こ
れはそれは同じように良好な基質であるからである。さらにベンゼン環のパラ位
のヒドロキシル基の不存在は、LSC検定を使用してはドゥーリンから区別でき
ない、p−グルコシルオキシマンデロニトリル合成の可能性を排除する。
【0053】 1kgのS. bicolorの種子を水に終夜室温で浸漬し、次に(Halkier et al, P
lant Physiol. 90: 1552-1559, 1989)に記載されているように2日間30℃で
暗黒で成長させる。実生苗条を収集しそして乳棒および乳鉢を使用して2体積の
氷温抽出バッファー(250mM スクロース;100mM トリスHCl(p
H7.5);50mM NaCl;2mM EDTA;5%(w/v)のポリビ
ニルポリピロリドン;200μM フェニルメチルスルフォニルフルオリド;6
mM DTT;)で抽出する。抽出物をナイロンメッシュを通して濾過し、次い
で200000Xgで20分間遠心分離する。上清フラクションを分別用硫酸ア
ンモニウム分別(35−70%)に1時間の沈降で付し、20000Xgで20
分間遠心分離する。
【0054】 固形物をバッファーA(20mM トリスHCl(pH7.5);5mM D
TT)にペイントブラシを使用して再懸濁し、そしてバッファーAで平衡させた
、100ml Sephadex G-25(Pharmacia)またはBiogel P-6(Bio-Rad)カラム(
20ml/分の流速)を使用して脱塩する。これらの精製ステップはsbHMN
GTの特異的活性の測定可能な増加を生じない一方、低分子量の溶質(シアン化
物前駆体を含む)を効率的に除去する。第1のUV吸収ピークを収集し、そして
バッファーB(バッファーA+50mM NaCl)で平衡させた20ml Q
−セファロース(Pharmacia)カラム(60−80ml/時間の流速)に適用す
る。該カラムをベースラインが安定化するまでバッファーBで洗浄し、そしてタ
ンパク質をバッファーA(総体積800ml)中の50ないし400mM Na
Clの線形勾配で溶出させる。10mlのフラクションを収集しそして3−5μ
lをLSCによってマンデロニトリルグルコシルトランスフェラーゼ活性につい
て検定する。Q−セファロースに結合したすべてのsbHMNGT活性を、15
0−200mM NaClの間で溶出させ、〜7倍の精製である。合わせた活性
フラクションをバッファーBで5倍に希釈し、そしてAmicon YM30またはYM10膜
を使用して20倍に濃縮し、次いで−80℃で貯蔵する。
【0055】 染色クロマトグラフィー精製の残りのステップを、室温または4℃で実施する
。合わせた濃縮イオン交換フラクション(5ml中の〜10−15mgタンパク
質)の4分の1を、バッファーBで平衡させた(10−15ml/時間)4%ベ
ッド用アガロース(ロット63H9502; Sigma)上に架橋したReactive Yellow 3を
含むカラム(1cmX10cm)に適用する。カラムをベースラインが安定化す
るまでバッファーBで洗浄する。タンパク質をバッファーB中の10mlの2m
M UDP−グルコースで溶出させる。本質的に純粋なsbHMNGTを含む活
性フラクションをプールし、そして1mg/ml BSAを添加し、または添加
せず−80℃で貯蔵する。
【0056】 結果:当初の実験は、2日間の発芽期間が、総sbHMNGT活性、タンパク質
濃度および抽出体積の観点から最適であることを指摘した。ワーリングブレンダ
ーを使用すると、乳鉢および乳棒の使用による抽出と比較して、50%より低い
活性という結果であった。sbHMNGT活性は−80℃での凍結によって大き
くは影響を受けず、そしてグリセロールの添加は影響がなかった。バッファー溶
液中の高濃度の(2mMと比較して5mM)DTTを添加すると、4℃2日間の
貯蔵後に10培大きい活性という結果であった。この顕著なDTTの影響は、粗
調製物にまず見出され、一方、一部精製されたイオン交換調製物は、還元剤の濃
度に対してより応答性でない。
【0057】 いくつかの偽アフィニティー(pseudoaffinity)試薬を、Cibachron blue 3G
、Reactive Green 19、Reactive Yellow 3およびUDP−グルクロン酸であって
4%ベッド用アガロースに架橋されたものを含むミニカラムフォーマットで試験
した。種々の塩濃度でのNaClおよびUDP−グルコースを使用する溶出によ
る試行によって、Reactive Yellow 3が優れたカラム材料であることを認めた。
sbHMNGT活性は、Reactive Yellow 3に50mM NaClで結合し、そ
してNaCl濃度のわずかな増加で洗浄後に溶出させ得、溶出液中に何らの測定
可能なUV吸収がなかった。sbHMNGT活性はいずれかの塩濃度で結合し、
そしてNaCl濃度のわずかな増加で洗浄後に溶出させることができ、溶出液中
に何らの測定可能なUV吸収がなかった。幾つかの不純物が存在するが、sbH
MNGT活性はSDS−PAGEによって50−55kDa周辺に移動するポリ
ペプチドと相関がある(データ示さず)。
【0058】 NaClのかわりに2mM UDP−グルコースでの溶出により、明かに均質
である、同様に移動しているポリペプチドの溶出を生じた。該プロトコールを反
復するとき、総タンパク質に対して低いカラムの高さが、同程度の純度を得るた
めに重要であることが見出された。SDS−PAGEによって可視化されたすべ
てのポリペプチドが活性であった(したがってすべての不活性なタンパク質が失
われた)と仮定し、そしてコールド基質ドゥーリン(UDP−グルコース)を補
償すれば、sbHMNGTは総タンパク質のおよそ0.25%を表し、そして2
2%の収率で420倍に精製された。
【0059】 実施例3−ペプチド生成およびシーケンシング およそ5μgのsbHMNGTを、タンパク質シーケンサー(モデルG100
0A、Hewlett-Packard)を使用してN−末端シーケンシングに付する。ペプチ
ド消化のために、およそ100μgのsbHMNGTをトリクロロ酢酸で沈殿さ
せ、そして50μlの50mM トリスHCl(pH8.0)、5mM DTT
および6.4mM 尿素中に再懸濁する。調製物を60℃で50分間インキュー
ベーションし、室温まで冷却し、そして3体積の30mM トリス(pH7.7
)および1.25mM EDTAで希釈する。Endo Lys−C(Promega
)を1:25の比率(w/w)で添加し、そして反応混合物を24時間37℃で
インキュベーションした。ペプチドを、Vydac 208TP52 C8カラム(250mmX
21mm)およびBeckman System Gold HPLC装置を使用して逆相HPLCによっ
て精製する。ペプチドをバッファーC(0.1% トリフルオロ酢酸)中0.2
ml/分流速で適用し、そしてバッファーC中0から80% アセトニトリルの
線形勾配で溶出させる。フラクションを手で収集し、そして前記の様にシーケン
シングする。
【0060】 実施例4−クローニング PCR増幅:第1ラウンドPCR増幅反応を、2単位のTaqDNAポリメラー
ゼ(Pharmacia)、4μlの10xTaqDNAポリメラーゼバッファー、5%
(v/v) ジメチルスルフォキシド、1μl dNTP(10mM)、80p
モルのそれぞれのプライマーであるC2EF(5’−TTYGTNWSNCAYTGYGGNTGGAA
−3’、配列番号3)およびT7(5’−AATACGACTCACTATAG−3’、配列番号
4)および約10ngのプラスミドDNAテンプレートであって40μlの総体
積中のものを使用して実施する。プラスミドDNAテンプレートを、1−2cm
の高レベル黄化S. bicolor実生から作成したユニディレクショナルpcDNAI
I(Invitrogen)プラスミドライブラリーから調製する(Bak et al, Plant Mol
. Biol. 36: 393-405, 1998)。熱サイクルパラメーターは、95℃5分間、3
x(95℃5秒間、42℃30秒間、72℃30秒間)、32x(95℃5秒間
、50℃30秒間、72℃30秒間)および最後に72℃5分間である。
【0061】 第2ラウンドPCR増幅を前記の様に実施し、ただし、プライマーC2DF(
5’−GARGCNACNGCNGCNGGNCARCC−3’、配列番号5)およびT7、およびDN
Aテンプレートとしての1μlの第1ラウンド反応物を使用する。熱サイクルパ
ラメーターは、95℃5分間、32x(95℃5秒間、55℃30秒間、72℃
30秒間)および最後に72℃5分間である。PCR反応混合物を1.5%アガ
ロースゲルを使用するゲル電気泳動に付し、そしておよそ600bpのバンドを
切除し、そしてQiaex IIゲル抽出キット(Qiagen)を使用して清浄化する。清浄化
したPCR産物を次いで、製造者(Promega)の指示に従ってpGEM−Tベク
ターにライゲートし、そして使用してE. coli JM109株に形質転換する。核酸シ
ーケンシングにより、PCRクローン15#44の翻訳産物に2種の予め得られ
たペプチド配列の存在が明かとなる。
【0062】 クローニングおよびライブラリースクリーニング:PCRクローン15#44を
、PCRによって306bpジゴキシゲニン−11−dUTP標識したプローブ
を生成させるためのテンプレートとして使用し、ここで、プライマー441F(
5’―GAGGCGACGGCGGCGGGGCAG―3’、配列番号6)および442R(5’―CAT
GTCACTGCTTGCCCCCGACCA―3’、配列番号7)を製造者の指示(Boehringer Mann
heim)に従って使用する。標識したプローブを、1.5%アガロースゲルでゲル
電気泳動後、Qiaex IIゲル抽出キットを使用して清浄化し、そして使用し、前記
のプラスミドライブラリーのおよそ50000コロニーをスクリーニングする。
ハイブリダイゼーションを、5xSSC、0.1%(w/v)N−ラウロイルサ
ルコシン、0.02%(w/v)SDSおよび1%ブロッキング試薬(Boehring
er Mannheim)中で65℃で終夜実施する。次いで膜を、60℃3x15分間、
0.5xSSC中で洗浄する。7種のハイブリダイズしているクローンを単離し
そして1種の全長クローンであるsbHMNGT1をさらなる特性把握のために
選択する。
【0063】 実施例5−sbHMNGTおよび既知または推定グルコシルトランスフェラーゼ
コードcDNAの翻訳産物の間の同一性および類似性 表1は、sbHMNGTおよび既知または推定グルコシルトランスフェラーゼ
アミノ酸配列の間の全体の同一性、それぞれ類似性、並びに対応するN−末端領
域、すなわちコンセンサス配列xCLxWLのN−末端の配列として定義される
領域であってsbHMNGTのアミノ酸残基291/292のスプリットポイン
トを有するものにおける同一性、それぞれ類似性を要約する。
【0064】 表2は、HMNGT中の残基188−229として定義される、sbHMNG
T領域αのアミノ酸配列、および既知または推定グルコシルトランスフェラーゼ
アミノ酸配列中の対応する配列の間の類似性、それぞれ同一性を要約する。
【0065】 類似性および同一性の算出は、GAPプログラム(Genetic Computer Group,
Madison, WI)を使用するcDNA翻訳産物の対状の比較に基づき、ここで、A
/G、Y/F、S/T、V/I/L、R/K/H、およびD/E/N/Qは類似
残基を構成すると考えられる。省略形である配列名は、stSGT(Solanum tu
berosumソラニジングルコシルトランスフェラーゼ:GenBnak(登録商標)アクセ
ッションナンバーU82367);bnTHGT(Brassica napusチオヒドロキ
シメート−S−グルコシルトランスフェラーゼ:EP−771878−A1の配
列番号28)、zmUFGT(トウモロコシフラボノイド−グルコシルトランス
フェラーゼ:GenBank(登録商標)アクセッションナンバーX13502)、vv
UFGT(Vitis viniferaアントシアニジン−グルコシルトランスフェラーゼ:
GenBank(登録商標)アクセッションナンバーAF000371)、psGT(P
isum sativumUDP−グルコースグルコシルトランスフェラーゼ:GenBank(登録
商標)アクセッションナンバーAF034743)、meGT(キャッサバUD
P−グルコースグルコシルトランスフェラーゼ:GenBank(登録商標)アクセッシ
ョンナンバーX77464)、およびzmlAAGT(トウモロコシインドール
−3−アセテートベータ−グルコシルトランスフェラーゼ:GenBank(登録商標)
アクセッションナンバーL34847)である。
【0066】 表1:
【表1】
【0067】 表2:α領域同一性(イタリック)および類似性(太字書体)
【表2】
【0068】 実施例6−異種性発現 プライマーEXF1(5’―AATAAAAGCATATGGGAAGCAACGCGCCGCCTCCG―3’、
配列番号8)およびEXR1(5’―TTGGATCCTCACTGCTTGCCCCCGACCA―3’、配
列番号9)を使用して1500bp全長sbHMNGTインサートをPCRによ
って増幅し、ここでsbHMNGT1プラスミドをテンプレートとして使用する
。該プライマーは、制限エンドヌクレアーゼNdeI(EXF1)およびBam
HI(EXR1)のための5’認識部位を含む。PCR反応条件は本質的に実施
例4に記載の通りであり、ただし、熱サイクルパラメータは、95℃3分間、3
0x(95℃5秒間、53℃30秒間、m72℃90秒間)および最後に72℃
5分間である。PCR産物をゲル精製し、NdelおよびBamHIで消化し、
再びゲル精製し、そしてプラスミド発現ベクターpSP19g10L(Barners,
Methods in Enzymology 272: 3-14, 1996)にライゲートし、これをまた制限酵
素NdeIおよびBamHIで消化し、ゲル精製した。ライゲーション反応混合
物を次いで製造者(Promega)の指示にしたがってE. coliJM109細胞に形質転換
するのに使用する。首尾よくクローン化した細胞の選択の後に、発現を(Ford e
t al, J. Biol Chem. 273: 9224-9233, 1988)に記載のようにイニシエートする
。簡単には、600μlの37℃の終夜の培養物を、100μg/lアンシピリ
ンを含む300mlのluria broth(LB)に添加する。培養物を150rpm
の連続振とう下で5時間28℃で増殖させ、それからIPTGを0.4mMの最
終濃度まで添加する。
【0069】 誘導後に、培養物を終夜継続して増殖させ、そして2500xg10分間の遠
心分離によって収集する。固形物を9mlの200mMトリスpH7.9、1m
M EDTA、5mM DTTおよび0.1mg/mlリゾチームに再懸濁する
。等体積の氷温冷水を添加し、そして混合物を室温で10分間インキュベートし
、次いで氷上で20分間インキュベートする。18μモルのフェニルメチルスル
ホニルフルオリドおよびDNアーゼ100単位/ml(Sigma)を添加後、懸濁
液を3回の−20℃の凍結および融解サイクルに付す。フェニルメチルスルホニ
ルフルオリドを1.5mM 最終濃度に調節し、そして調製物を15000xg
15分間遠心分離する。プラスミドベクターにインサートを含まない、ネガティ
ブコントロールを前記の様に調製する。組換えタンパク質の精製のために、2種
の300ml培養物を前記の様に溶解し、そしてさらにネイティブタンパク質に
関して精製する。簡単には、実施例2に記載のように、粗細胞ライセートをQ−
セファロースクロマトグラフィー、脱塩、そしてReactive Yellow 3クロマトグ
ラフィーに付す。組換えタンパク質の収率はおよそ1mg/100ml LB培
養物である。
【0070】 実施例7−脱塩した黄化ソルガム実生粗抽出物と比較した組換えsbHMNGT
の基質特異性 グルコシルトランスフェラーゼ活性を、14C−UDP−グルコースを使用す
るTLCによって決定した。以下の表1の黒い四角(■)は、放射標識した産物
がそれぞれのアグリコン基質とのインキュベーション後に可視化されたことを指
摘している。白い四角(□)は、標識産物が使用した実験条件下で検出されなか
ったことを指摘している。括弧中の図は、それぞれのアグリコンについて、算出
した標準偏差をともなう相対的Vmaxを指摘する。p−ヒドロキシマンデロニ
トリルについてのVmax値は、1500molの産物/sbDMNGTのmo
l/秒であった。
【0071】 表3: 基質 活性 シアノヒドリン 粗ソルガム抽出物 組換えsbHMNGT 1)マンデロニトリル ■ ■(77.8±8.6%) 2)p−ヒドロキシマンデロニトリル ■ ■(100±7.2%) 3)アセトンシアノヒドリン □ □ ベンジル誘導体 4)ヒドロキノン ■ □ 5)ベンジルアルコール ■ ■(13.1±2.1%) 6)p−ヒト゛ロキシヘ゛ンシ゛ルアルコール ■ ■ 7)安息香酸 ■ ■(4.2%±0.8%) 8)p−ヒドロキシ安息香酸 ■ □ 9)p−ヒドロキシベンズアルデヒド ■ □ 10)ゲンチシン酸 □ □ 11)コーヒー酸 ■ □ 12)2−ヒドロキシケイ皮酸 ■ □ 13)レスベラトール(スチルベン) ■ □ 14)サリチル酸 ■ □ 15)p−ヒドロキシマンデル酸 ■ □ 16)バニリン酸 ■ ■ 17)バニリン ■ ■ 18)2-ヒト゛ロキシ-3-メトキシヘ゛ンシ゛ルアルコール ■ ■
【0072】 表3の続き 基質 活性 シアノヒドリン 粗ソルガム抽出物 組換えsbHMNGT フラボノイド 19)ケルセチン(フラボノール) ■ □ 20)シアニジン(アントシアニジン) ■ □ 21)バイオチャニンA(イソフラホ゛ン) ■ □ 22)ナリンゲニン(フラボネート) ■ □ 23)アピゲニン(フラボン) ■ □ ヘキサノール誘導体 24)1−ヘキサノール ■ ■ 25)トランス-2-ヘキセン-1-オール ■ ■ 26)シス-3-ヘキセン-1-オール ■ ■ 27)3-メチル-3-ヘキセン-1-オール ■ ■ 28)3-メチル-2-ヘキセン-1-オール ■ ■ その他 29)イント゛ール酢酸(植物ホルモン) ■ □ 30)ケ゛ラニオール(モノテルヘ゜ノイト゛) ■ ■(11.0±0.5%)) 31)トマチシ゛ン(アルカロイト゛) ■ □ 32)ネロール ■ ■ 33)p−シトロネロール ■ ■
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 ロイヤル・ヴェテリネリー・アンド・アグ リカルチュラル・ユニヴァーシティ Royal Veterinary an d Agriculture Unive rsity デンマーク、デーコー−1871フレデリクス ベアウ・セ・コペンハーゲン、トールヴァ ルセンスヴァイ40番 (72)発明者 ペーター・ヘイ オーストラリア5068サウス・オーストラリ ア州リーブルック、ザ・パークウェイ14番 (72)発明者 ビルゲル・リンドベアウ・メーラー デンマーク、デーコー−2700ブレンシェ イ、コンクステズヴェイ5番 (72)発明者 パトリック・レイモンド・ジョーンズ 千葉県佐倉市表町4−5−16 シーエスコ ーポ・ナンバー201 ユミ・オオタニ方 Fターム(参考) 2B030 AA02 AB03 AD08 CA06 CA17 CA19 4B024 AA03 AA08 BA10 BA79 CA04 CA09 CA20 DA02 DA06 EA04 GA11 GA27 HA03 HA13 HA14 4B050 CC01 CC03 DD13 FF03E FF04E FF09E FF11E FF12E LL03 LL05 4B065 AA26X AA88X AA88Y AB01 AC14 BA02 BD01 BD14 BD15 BD16 BD17 CA29 CA46 CA53

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シアノヒドリン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘキ
    サノール誘導体をグルコースにコンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグ
    リコン−グルコシルトランスフェラーゼをコードしているDNA分子。
  2. 【請求項2】 マンデロニトリル、p−ヒドロキシマンドニトリル、アセト
    ンシアノヒドリンまたは2−ヒドロキシ−2−メチルブチロニトリル;ゲラニオ
    ール、ネロールまたはβ−シトロネロール;p−ヒドロキシ安息香酸、安息香酸
    、ベンジルアルコール、p−ヒドロキシ−ベンジルアルコール、2−ヒドロキシ
    −3−メトキシベンジルアルコール、バニリン酸またはバニリン;1−ヘキサノ
    ール、トランス−2−ヘキセン−1−オール、シス−3−ヘキセン−1−オール
    、3−メチル−3−ヘキセン−1−オールまたは3−メチル−2−ヘキセン−1
    −オールをグルコースにコンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグリコン
    −グルコシルトランスフェラーゼをコードしている、請求項1に記載のDNA分
    子。
  3. 【請求項3】 式R−R−Rを有するUDP−グルコース:アグリコ
    ン−グルコシルトランスフェラーゼをコードしている請求項1に記載のDNA分
    子であって、ここで、 ・・R、RおよびRは、アミノ酸残基Gly、Ala、Val、Leu、
    Ile、Phe、Pro、Ser、Thr、Cys、Met、Trp、Tyr、
    Asn、Gln、Asp、Glu、Lys、ArgおよびHisからなる群より
    独立的に選択されるアミノ酸残基からなるコンポーネント配列であり、そして ・・Rは、配列が配列番号1のアラインメントされるコンポーネント配列に少
    なくとも50%同一である、150またはそれ以上のアミノ酸残基からなる、 DNA分子。
  4. 【請求項4】 Rのアミノ酸配列が、配列番号1のアミノ酸21ないし4
    45、168ないし448、または281ないし448によって表される、請求
    項1に記載のDNA分子。
  5. 【請求項5】 RまたはRが、少なくとも30アミノ酸の長さを有する
    、そして配列番号1のアラインメントされるコンポーネント配列に少なくとも6
    5%同一である、1または2以上の付加的なコンポーネント配列を含む、請求項
    1に記載のDNA分子。
  6. 【請求項6】 300ないし600アミノ酸残基長のUDP−グルコース:
    アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼをコードしている、請求項1に記載
    のDNA分子。
  7. 【請求項7】 配列番号1のアミノ酸配列を有するUDP−グルコース:ア
    グリコン−グルコシルトランスフェラーゼをコードしている、請求項1に記載の
    DNA分子。
  8. 【請求項8】 配列番号2のヌクレオチド配列を有する、請求項1に記載の
    DNA分子。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載のDNA分子によってコ
    ードされるような、シアノヒドリン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘキ
    サノール誘導体をグルコースにコンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグ
    リコン−グルコシルトランスフェラーゼ。
  10. 【請求項10】 シアノヒドリン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘ
    キサノール誘導体をグルコースへコンジュゲートさせるUDP−グルコース:ア
    グリコン−グルコシルトランスフェラーゼをコードしているcDNA分子を単離
    する方法であって、 (a)UDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼを発現
    している植物組織からcDNAライブラリーを調製するステップ、 (b)配列番号1に基づいて設計した、少なくとも1つのオリゴヌクレオチドを
    使用して、cDNAライブラリーからUDP−グルコース:アグリコン−グルコ
    シルトランスフェラーゼcDNAの一部を増幅するステップ、 (c)配列番号1に基づいて設計した、さらなるオリゴヌクレオチドを所望によ
    り使用して、ネスティッドPCR反応において、cDNAライブラリーからUD
    P−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼcDNAの一部を
    増幅するステップ、 (d)ステップ(b)またはステップ(c)で得たDNAをプローブとして使用
    して、UDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼを発現
    している植物組織から調製したcDNAライブラリーをスクリーニングするステ
    ップ、および (e)アラインメントされる配列番号2のコンポーネント配列または配列番号1
    の一部をコードしている配列に50%またはそれ以上の配列同一性を有する、少
    なくとも150アミノ酸残基長のアミノ酸コンポーネント配列によって特徴付け
    られるタンパク質をコードしているオープンリーディングフレームを含む、ベク
    ターDNAを同定し、そして精製するステップ、および (f)所望により精製DNAをさらに修飾するステップ、 のステップを含む方法。
  11. 【請求項11】 シアノヒドリン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘ
    キサノール誘導体をグルコースにコンジュゲートさせる、精製組換えUDP−グ
    ルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼを生産する方法であって
    、 (a)線形塩勾配で溶出させる、Q-Sepharoseクロマトグラフィー、および (b)UDP−グルコースで溶出させる、染色(dye)クロマトグラフィー を含む方法。
  12. 【請求項12】 ゲノムに安定的に組みこまれた、シアノヒドリン、テルペ
    ノイド、フェニル誘導体またはヘキサノール誘導体をグルコースにコンジュゲー
    トさせるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェラーゼをコ
    ードしているDNAまたは、発現がp−ヒドロキシマンデロニトリルをグルコー
    スにコンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトラン
    スフェラーゼの発現を減少させる、センスRNA、アンチセンスRNA、二本鎖
    RNAまたはリボザイムをコードしているDNAを含む、トランスジェニック植
    物。
  13. 【請求項13】 ゲノムに安定的に組みこまれた、アミノ酸の対応するN−
    ヒドロキシアミノ酸およびこのN−ヒドロキシアミノ酸に由来するオキシムへの
    変換を触媒するチトクロームP−450モノオキシゲナーゼ、またはアルドキシ
    ムのニトリルへの変換および当該ニトリルの対応するシアノヒドリンへの変換を
    触媒するチトクローム450モノオキシゲナーゼをコードしているDNAをさら
    に含む、請求項12に記載のトランスジェニック植物。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載のトランスジェニック植物を得る方法で
    あって、 (a)完全な植物に再生することのできる植物細胞または組織に、シアノヒドリ
    ン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘキサノール誘導体をグルコースにコ
    ンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトランスフェ
    ラーゼをコードしている、当該植物で発現可能な遺伝子を含むDNAを導入する
    ステップ、および (b)トランスジェニック植物を選択するステップ、 を含む方法。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載のトランスジェニック植物を得る方法で
    あって、 (a)完全な植物に再生することのできる植物細胞または組織に、発現がシアノ
    ヒドリン、テルペノイド、フェニル誘導体またはヘキサノール誘導体をグルコー
    スにコンジュゲートさせるUDP−グルコース:アグリコン−グルコシルトラン
    スフェラーゼの発現を減少させる、センスRNA、アンチセンスRNAまたはリ
    ボザイムをコードしているDNAを導入するステップ、および (b)トランスジェニック植物を選択するステップ、 を含む方法。
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