JP2003514797A - スルファミドの製造方法 - Google Patents

スルファミドの製造方法

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JP2003514797A JP2001538874A JP2001538874A JP2003514797A JP 2003514797 A JP2003514797 A JP 2003514797A JP 2001538874 A JP2001538874 A JP 2001538874A JP 2001538874 A JP2001538874 A JP 2001538874A JP 2003514797 A JP2003514797 A JP 2003514797A
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アルフィオ・ボルゲーセ
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Abstract

(57)【要約】 式(I): 【化1】 [式中、R1、R2およびR3はそれぞれ、水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールである。ただし、R1、R2およびR3の少なくとも1つはアリールである]で表されるアリールスルファミドの製造方法であって、式(II): 【化2】 [式中、R4、R5、R6、R7、R8およびR9はそれぞれ、水素、アルキルまたはアリールであり、nは0または1である]で表される化合物を、式:R23NH(III)で表されるアミンと、強塩基の存在下で反応させることを含む製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はスルファミドの製造方法に関し、本方法に用いられる新規中間体に関
する。
【0002】 スルファミドは、強力な吸電子試薬、例えば塩化スルファモイル、二塩化スル
フォニル、オキシ塩化リンまたは五塩化リンなどを用いることによって、従来か
ら製造されている。N−アルキル塩化スルファモイルを用いる、スルファミドの
調製方法は、ベルギー特許667.311に開示されている。しかし、その試薬
は全て、激しい合成方法を伴い、実用面、工業面、応用面で実に不便であるか、
または危険である場合がある。
【0003】 本発明は上述の危険な物質および条件の使用を回避し、高収率を与える、アリ
ールスルファミドの製造方法を提供する。
【0004】 本発明の方法は、式:
【化5】 [式中、R1、R2およびR3はそれぞれ、水素、アルキル、シクロアルキルまた
はアリールである。ただし、R1、R2およびR3の少なくとも1つは、アリール
である] で表されるアリールスルファミドを製造するための方法であって、式:
【化6】 [式中、R4、R5、R6、R7、R8およびR9はそれぞれ、水素、アルキルまたは
アリールであり、nは0または1である] で表される化合物を、式:R23NH(III)で表されるアミンと、強塩基の存
在下で反応させることを含む製造方法である。
【0005】 本反応は周囲温度、またはこの反応を行なう溶媒の還流温度にて実施すること
ができ、一般的に、この反応温度は0℃〜100℃の範囲から選択される。例え
ば、アセトニトリルのような極性、非プロトン性溶媒が好ましい。
【0006】 強力な塩基は、この反応が進行するのに必要とされ、例えば、トリエチルアミ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−ジ
アザビシクロ[4,3,0]ノン−5−エン(DBN)または1,4−ジアザビシクロ[
2,2,2]オクタン(TED)がある。好ましくは、塩基の1〜3当量が用いられ
る。
【0007】 上記式において、アルキル基は置換されているか、あるいは置換されていなく
てもよく、好ましくはC1-6アルキルであり、分枝鎖または直鎖である。シクロ
アルキル基は、炭素原子3〜9個を含むことが好ましく、1〜3つのアルキル基
(例えば、メチル)によって置換されていてもよい。置換されている場合、アル
キル基はハロ、C1-6アルコキシ、C3-9シクロアルキル、置換されていることあ
るフェニル、または置換されていることあるヘテロアリールによって置換されて
いてもよい。アリール基は、例えばナフチル、または、好ましくはフェニルであ
り、置換されるか、あるいは置換されていなくてもよい。置換アリール基は、例
えばC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、ヒドロキシ、アミ
ノなどの電子供与性の置換基、あるいは、例えばカルボキシ、ニトロ、シアノ、
トリフルオロメチル、ハロ、C1-4アルキル−SO−およびC1-4アルキル−SO 2 −などの電子求引性置換基から選択される、1つまたはそれ以上、好ましくは
1〜3つの置換基で置換されている。
【0008】 R1、R2およびR3は、水素、C1-6アルキルおよび置換されていることあるフ
ェニルから選択されることが好ましい。上記の式(II)において、R4、R5、R 6 、R7、R8およびR9は水素であることが好ましく、nは0であることが好まし
い。それにも関わらず、例えば、立体異性体の製造においては、R4〜R9の内の
1つまたはそれ以上がアルキルまたはアリールである、末端部分を用いることが
望ましい場合がある。
【0009】 例えば、置換フェニルなどのアリール基における置換基の性質が、この反応に
意外にも影響を及ぼし得ることを見出した。電子供与性の置換基は、この反応を
補佐する。従って、置換基R1は、置換されていることあるアルキルであるか、
あるいは電子供与性の置換基で置換されていることあるフェニルであることが好
ましく、式:
【化7】 [式中、R1は、電子供与性の置換基で置換されていることあるアルキルまたは
フェニルであり、R2およびR3はそれぞれ、水素、アルキルまたは置換されてい
ることあるフェニルであり、ただし、R1は、電子供与性の置換基で置換されて
いることあるフェニルであり、および/またはR2は、置換されていることある
フェニルである] で表される化合物を製造するための方法であって、式:
【化8】 で表される化合物を、式:R23NHで表されるアミンと、強塩基の存在下で反
応させることを含む方法が、好ましい方法である。R1は、電子供与性の置換基
で置換されていることあるC1-6アルキルまたはフェニルであり、R2は、C1-6
アルキルまたは置換されていることあるフェニルであり、そしてR3は水素であ
り、ただし、R1は、電子供与性の置換基で置換されていることあるフェニルで
あり、および/またはR2は、置換されていることあるフェニルである、上記式
の化合物を製造するための方法が、特に好ましい方法である。
【0010】 R1が3−メチルブチルまたはフェニルである化合物を除き、R1は電子供与性
の置換基で置換されていることあるフェニルである、式(IV)の化合物は新規で
あり、この新規化合物は本発明の態様として含まれる。これは、主に安定な結晶
性固体物であり、反応媒体から容易に分離できる。
【0011】 上記反応に用いられる式:R23NH(III)で表される化合物は、周知の化
学化合物である。上述のように、式(II)の反応物の幾つかは、新規であるにも
関わらず、当分野で周知の方法によって、容易に調製することができる。例えば
、式(II)の化合物はクロロスルホニルイソシアネートを、式:
【化9】 [式中、Halはクロロまたはブロモである] で表されるアルコールと反応させることにより、式:
【化10】 で表される化合物が得られ、それを順次、式:R1NH2で表されるアミンと反応
させることで、所望の式(II)の化合物が産出される。適当な光学的に純粋なア
ルコールを用いることで、純粋なキラルスルファミドが誘導され得るジアステレ
オ異性体の調製が可能となろう。
【0012】 本発明に基づく反応の例を以下に記載する: 式(I)のスルファミドは、多くの用途に用いることができる。その例の1つ
としては、EP−A 0 897921に開示されており、それは、スルファミド
を環化し、製薬的に活性な化合物の製造に用いられるベンゾチアジアジン二酸化
物中間体を産生することである。
【化11】
【0013】 本発明を以下の実施例にて例示する:実施例1 1,1−ジメチルプロピルアミノ−1−スルホン酸(4−メチルフェニル)−アミ
2−オキソ−オキサゾリジン−3−スルホン酸(4−メチルフェニル)−アミド 不活性雰囲気(N2)下にて、ジクロロメタン(176ml)を用いて充填した
1L反応器に、クロロスルホニルイソシアネート(CSI)(34.8ml、56.
6g、0.40mol)を添加し、この溶液を5℃にまで冷却した。
【0014】 この反応混合物の温度を5〜7℃に保つために、冷却しながら、ジクロロメタ
ン(176ml)中の2−ブロモエタノール(28.4ml、50.0g、0.40mol
、1.0当量)溶液を、30分間かけて、この反応混合物に添加した。
【0015】 約30分間攪拌した後、この反応混合物の温度を5〜7℃付近に保つために、
冷却しながら、ジクロロメタン(358ml)中のp−トルイジン(48.0g、0
.45mol、1.1当量)およびトリエチルアミン(125ml、90.5g、0.90
mol、2.2当量)の溶液を、30分間かけて、この反応混合物に添加した。
【0016】 約30分間攪拌した後、0.2N HCl(0.4L)を添加した。さらに濃HC
l(37% w/w)を添加し、水層のpHを±2にした。この水層をデカントし、
分離した後、有機層を0.05N HCl(0.4L)および水(0.4L)を用いて
洗浄した。
【0017】 洗浄し、分離した有機層に、水(0.4L)を添加し、次いで、減圧下にてジク
ロロメタンを除去した。この結果得られた懸濁液を、さらに30分間攪拌した。
【0018】 その反応混合物を濾過し、その濾過ケーキを水(0.2L)で洗浄し、50℃に
て、減圧下乾燥し、粗2−オキソ−オキサゾリジン−3−スルホン酸(4−メチ
ルフェニル)−アミド90.82g(0.355mol)を得た。
【0019】 粗2−オキソ−オキサゾリジン−3−スルホン酸 (4−メチルフェニル)−アミド(50g)をジクロロメタン(50ml)中に懸
濁し、室温にて1時間攪拌した。この懸濁液を濾過し、ジクロロメタン(40ml
)を用いて洗浄し、50℃にて、減圧下乾燥し、純粋な2−オキソ−オキサゾリ
ジン−3−スルホン酸(4−メチルフェニル)−アミド(34.3g)を得た。融点
は159〜160℃である。
【0020】 1,1−ジメチルプロピルアミノ−1−スルホン酸(4−メチルフェニル)−アミ
ド トリエチルアミン(3.50ml、2.55g、25.2mmol、2.5当量)および
tert−アミルアミン(1.50ml、1.12g、12.8mmol、1.3当量)を
、アセトニトリル(12.5ml)中の2−オキソ−オキサゾリジン−3−スルホ
ン酸(4−メチルフェニル)−アミド(2.56g、10mmol、1.0当量)溶液に
添加した。この混合物を還流温度で8時間加熱した。
【0021】 冷却後、水(40ml)を添加し、アセトニトリルを減圧下で蒸留することによ
って除去した。
【0022】 その結果得られた乳濁水溶液に、ジクロロメタン(25ml)を添加し、HCl
(37% w/w)1mlを用いて酸性化した。デカントし、分離した後、有機層を0
.05N HCl 25mlおよび水(25ml)を用いて洗浄した。この有機層を室
温にて、減圧下濃縮することで、ゆっくり結晶化した粘性黄色油状物として、粗
1,1−ジメチルプロピルアミノ−1−スルホン酸(4−メチルフェニル)−アミ
ド(1.802g、7.9mmol)を産出した。
【0023】 粗1,1−ジメチルプロピルアミノ−1−スルホン酸(4−メチルフェニル)−
アミド(1.40g、6.13mmol)をヘキサン(25ml)中に懸濁し、4時間、
室温で攪拌した。
【0024】 この懸濁液を濾過し、その固体物をヘキサン(10ml)を用いて洗浄した。こ
の固体物を50℃にて、減圧下乾燥した後に、純粋な1,1−ジメチルプロピル
アミノ−1−スルホン酸(4−メチルフェニル)−アミド(609mg、2.67mmo
l)を得た。融点は92.5〜93℃である。
【0025】実施例2 4−メチルフェニルイルアミノ−1−スルホン酸(4−メタンスルホニルフェニ
ル)−アミド トリエチルアミン(7.0ml、5.10g、50mmol、2.5当量)および4−メ
タンスルホニル−フェニルアミン(4.28g、25mmol、1.25当量)を、ア
セトニトリル(25ml)中の2−オキソ−オキサゾリジン−3−スルホン酸(4
−メチルフェニル)−アミド(5.12g、20mmol)溶液に添加した。この反応
混合物を還流温度にて、8時間加熱した。
【0026】 冷却した後、水(50ml)を添加し、アセトニトリルを減圧下で蒸留すること
によって除去した。
【0027】 得られた乳濁水溶液に、ジクロロメタン(40ml)およびHCl(0.6ml、
37% w/w)を添加した。水層をデカントし、分離した後、有機層に0.05N
HCl(25ml)を添加した。この段階で結晶化が起こった。ジクロロメタンを
室温にて、減圧下で蒸留することによって除去した。
【0028】 この結果得られた懸濁液を濾過し、固体物を水(40ml)およびジクロロメタ
ン(1ml)で洗浄した。50℃にて、減圧下乾燥した後、融点が165.5〜1
67℃の4−メチルフェニルアミノ−1−スルホン酸(4−メタンスルホニルフ
ェニル)−アミド(4.64g、13.6mmol)を得た。
【0029】実施例3 1−メチルエチルアミノ−1−スルホン酸(4−メタンスルホニルフェニル)−ア ミド 2−オキソ−オキサゾリジン−3−スルホン酸イソプロピル−アミド 最初、ジクロロメタン(42L)を用いて充填した250Lグラスライン(glas
s lined)反応器に、窒素雰囲気下、室温にてクロロスルホニルイソシアネート(
4.5kg、31.8mol)を添加した。この反応混合物を約1℃にまで冷却し、ジ
クロロメタン(14L)中の2−ブロモエタノール(4.00kg、1当量)溶液を
、反応温度を0〜10℃に保つために、ゆっくり51分間かけて添加した。この
反応混合物を、同じ温度で最低30分間、攪拌し続けた。この反応の進行を1
−NMRにより監視した。その後、この反応温度を0〜10℃に保つような添加
速度で、ジクロロメタン(28L)中のイソプロピルアミン(2.1kg、1.1当
量)およびトリエチルアミン(7.1kg)の混合液を添加した。この溶液を、室
温以下に加熱した。水性塩酸(〜0.2N、28.5kg)を添加した後、この反応
混合物のpHを、濃塩酸を添加(450ml中に2滴)することによって、約2に
調整した。この反応混合物をデカントし、分離した有機層を水性塩酸(28.1k
g、〜0.05N)で洗浄した。デカントし、分離した有機層を水(28kg)で洗
浄した。このデカントし、分離した有機層に、水(28kg)を添加した後、この
反応器を減圧下に置き、温度を25℃以下に調節しながら、このジクロロメタン
混合物を蒸留した(留出物84.4kg)。その結果得られた懸濁液を室温で最低
2時間攪拌し、濾過し、水(2×7L)で2回ゆすぎ、16時間、約50℃にて
、減圧下乾燥し、融点が107.5〜108.5℃の2−オキソ−オキサゾリジン
−3−スルホン酸イソプロイル−アミドを得た。
【0030】 1−メチルエチルアミノ−1−スルホン酸(4−メチルスルホニルフェニル)−ア
ミド 100Lグラスライン反応器を、室温で攪拌しながら、アセトニトリル(17
.8kg)および4−メチルスルホニルアニリン塩酸塩(3.36kg、16.2mol)
で充填した。次いで、トリエチルアミン(4.5kg)および2−オキソ−オキサ
ゾリジン−3−スルホン酸イソプロピル−アミド(3.70kg、1.1当量)を、
同じ温度で添加した。この反応混合物を還流温度にまで加熱し、同じ温度で最低
6時間攪拌した。その後、この溶液を室温にまでゆっくり冷まし、一晩中激しく
攪拌した。水を40分間かけてゆっくり添加し、この反応器を減圧下に置き、反
応温度を40℃以下に保ちながら、可能な限りアセトニトリルを蒸留した(留出
物27.8kg)。この懸濁液を室温にまで冷まし、最低2時間攪拌し、産生物を
濾過した。このケーキを水(16.2kg)でゆすぎ、最低16時間、約50℃に
て、減圧下乾燥し、融点が164〜165℃の1−メチルエチルアミノ−1−ス
ルホン酸(4−メタンスルホニルフェニル)−アミドを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 323/49 C07C 323/49 C07D 263/26 C07D 263/26 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アルフィオ・ボルゲーセ ベルギー、ベー−1470ベシー−ティ、ドゥ レーブ・エム・ダボー21番 (72)発明者 ジャン−ピエール・ジョゼフ・シルバン・ ファン・フーク ベルギー、ベー−1475シャストル、リュ・ ガストン・デルボー76番 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC02 AD01 AE02 AF10 4H006 AA02 AC60 BA51 4H039 CA80 CH10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、R1、R2およびR3はそれぞれ、水素、アルキル、シクロアルキルまた
    はアリールである。ただし、R1、R2およびR3の少なくとも1つはアリールで
    ある] で表されるアリールスルファミドを製造するための方法であって、式: 【化2】 [式中、R4、R5、R6、R7、R8およびR9はそれぞれ、水素、アルキルまたは
    アリールであり、nは0または1である] で表される化合物を、式:R23NH(III)で表されるアミンと、強塩基の存
    在下で反応させることを含む製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、R1は、電子供与性の置換
    基で置換されていることあるアルキルまたはフェニルであり、R2およびR3はそ
    れぞれ、水素、アルキルまたは置換されていることあるフェニルであり、ただし
    、R1は、電子供与性の置換基で置換されていることあるフェニルであり、およ
    び/またはR2は、置換されていることあるフェニルである化合物を製造するた
    めに、式: 【化3】 で表される化合物を、式:R23NHで表されるアミンと、強塩基の存在下で反
    応させることを含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法であって、R1は、電子供与性の置換
    基で置換されていることあるC1-6アルキルまたはフェニルであり、R2は、C1- 6 アルキルまたは置換されていることあるフェニルであり、およびR3は水素であ
    り、ただし、R1は、電子供与性の置換基で置換されていることあるフェニルで
    あり、および/またはR2は、置換されていることあるフェニルである化合物を
    製造するための方法。
  4. 【請求項4】 R1が3−メチルブチルまたはフェニルである化合物を除く
    、式: 【化4】 [式中、R1は、電子供与性の置換基で置換されていることあるフェニルである
    ] で表される新規化合物。
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