JP2003512481A - 超臨界圧溶剤を用いた数種の成分からなる原料の分留方法 - Google Patents

超臨界圧溶剤を用いた数種の成分からなる原料の分留方法

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JP2003512481A JP2001531477A JP2001531477A JP2003512481A JP 2003512481 A JP2003512481 A JP 2003512481A JP 2001531477 A JP2001531477 A JP 2001531477A JP 2001531477 A JP2001531477 A JP 2001531477A JP 2003512481 A JP2003512481 A JP 2003512481A
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マジェウスキ ウィエスロー
ペルト ミッシェル
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ラボラトイレス ラヴィファーム エス.エー.
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、数種の成分からなり、かつ少なくとも1種の両親媒性成分を含む天然又は合成原料の分留方法であって、前記分留が、超臨界圧溶剤中で不溶性又は非常に僅かに可溶性である液体中で前記原料の分散から超臨界圧溶剤を用いて実行されることを特徴とする方法に関する。好適には、本発明の方法は、例えば、穀類から抽出された油のような脂質混合物に対して実施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、超臨界圧溶剤を用いた数種の成分からなる原料の分留方法に関する
。本発明による超臨界圧溶剤とは、超臨界状態の溶剤又は臨界未満の液体を意味
する。特に本発明は、セラミドが含まれる、スフィンゴ脂質、糖脂質及びリン脂
質類に属するある種の極性脂質が豊富な留分を得るための脂質混合物の分留方法
に関する。
【0002】 超臨界状態の溶剤は、純物質の場合それぞれ臨界圧力及び温度より大きい圧力
及び温度か、混合物の場合(圧力、温度の)ダイアグラムに示された臨界点の包
絡線を超えて位置する(圧力、温度の)表示点を特徴とする。超臨界状態の溶剤
は、圧縮ガスの状態のこの同じ溶液中で観察されるそれとは共通点がなく、非常
に多数の物質に対して高い溶解力を有することが知られている。いわゆる「臨界
未満」の液体についても同様である。臨界未満の液体は、純物質の場合臨界圧力
より大きい圧力及び臨界温度より低い温度か、混合物の場合成分の臨界圧力より
大きな圧力及び臨界温度より低い温度を特徴とする状態にある(ミシェル ペリ
ュ、レ テクニック ドゥ ランジェニエール、超臨界流体による抽出、J 2
、770、1〜12、1999)。これらの流体の溶解力の大きな、かつ加減可
能な変動は、その上、多数の抽出(固体/流体)、分留(液体/流体)、分析又
は分取クロマトグラフィー、原料(セラミクス、ポリマー等)処理方法において
使用される。化学又は生化学反応も同様にこのような溶剤中で実行される。二酸
化炭素は、毒性を有さず、かつ非常に低価格で非常に多量に使用できるだけに、
その物理化学的特性並びにその臨界座標(臨界圧力:7.4MPa及び臨界温度
:31℃)が、多数の応用においてそれを好まれる溶剤にしていることに注意す
べきである。非極性溶剤で、超臨界圧力に達した二酸化炭素は時折、特にある程
度の極性を有する分子に対して著しく溶解力を変化させることになる極性有機溶
剤からなる補助溶剤を加えられ、その目的のためにエタノールがよく使用される
【0003】 物体は一般的に3つの状態、すなわち固体、液体及び気体で知られることを思
い起こさせねばならない。温度及び/又は圧力を変化させて、一方から他方に移
る。しかるに、それを超えると、沸騰又は逆に凝結を通らずに、連続的に液体状
態から気体又は蒸気状態に移る点が存在し、この点は臨界点と呼ばれる。
【0004】 超臨界圧溶剤を利用する方法の主な長所の1つは、例えば第2584618号
で公告されたフランス特許のような多数の刊行物に記載されているように、溶剤
(流体)と、抽出物及び溶質との間の分離を実行する容易さにある。これらの流
体の興味深い性質はその上、上記に引用された論文に記載されているように、固
体−流体抽出及び液体−流体分留に長い間使用されている。
【0005】 本発明の方法は、1種又は数種の清浄にされた形の成分を抽出することを希望
する、数種の成分からなり、かつ少なくとも1種の両親媒性成分を含む、天然又
は合成原料の分留に特に適する。この目的は、数種の成分からなり、かつ少なく
とも1種の両親媒性成分を含む天然又は合成原料の分留方法であって、前記分留
が、超臨界圧溶剤中で不溶性又は非常に僅かに可溶性である液体中で前記原料の
分散から超臨界圧溶剤を用いて実行されることを特徴とする方法によって達成さ
れる。
【0006】 本発明の方法が特に適する好ましい原料は、少なくとも1種の成分が、清浄、
半液体、ペースト状又は固体状態にさえあり、かつ粘り気のある性質がそれらを
カラムで処理することを妨げる原料である。
【0007】 両親媒性成分は、分留する出発原料に加えられるか、又は脂質混合物からなる
原料の場合のように、出発原料の成分の一つでも良い。
【0008】 分散とは、超臨界圧溶剤中で不溶性又は非常に僅かに可溶性である液体中の原
料のエマルジョンも懸濁も意味する。
【0009】 従って本発明の方法は、出発原料の1種又は数種の成分を分留、抽出又は単離
するのに特に好適である。それは特に、以下の段階を実施することからなる: a)超臨界圧溶剤中で不溶性又は非常に僅かに可溶性である液体中で前記原料を
主成分とする分散を作成する。 b)超臨界圧溶剤を用いて前記分散を抽出に付し、 c)前記抽出の後に、2種の留分を集め、内1種は、原料の成分の1種の少なく
とも1種の濃度が高められ、 d)場合により、留分中でほぼ清浄にされた原料の成分の1種を得るために十分
な回数、前の抽出で集められた留分の少なくとも1種に対する抽出を繰り返す。
【0010】 本発明の方法の第1の抽出の後、ラフィネート及び抽出物を集め、かつ特に脂
質混合物からなる原料の場合、前の抽出で得られたラフィネートに対する次の抽
出を行う方がよい。
【0011】 本発明の方法は特に、様々な極性又は中性化合物を清浄状態で得るために天然
由来の脂質の分留に関する。
【0012】 極性脂質は、化粧品、皮膚用品、又は医薬品組成物に入る、水中、有機溶剤中
、又は水及び有機相の混合物中で分散を作成するために非常に好適な物理化学特
性を有することで知られている。実際、これらの極性脂質は、水−油界面を安定
させるために注目すべき界面活性剤であり、生きた細胞膜の構造に介入する。今
日、大部分の極性脂質を純粋な状態で、工業的応用を可能にする規模で得ること
は非常に困難である。従って、幾つかの例外を除き、これらの製品は、高価な実
験室の反応体としてしか使用されない。これに反して、極性脂質が豊富な混合物
は、食品産業及び栄養学で広く使われるレシチンのように、非常に大規模に使用
される。従って、高い価値が加えられる応用において使用するため、清浄にされ
た状態でそのある種の成分を得るためにこれらの混合物を分留することは興味深
く見える。というのも、植物由来である故に特にそのウィルスの安全性のような
その例外的な根本特性は、たとえ合成であっても他の製品の分類中に見つけるこ
とは困難だからである。
【0013】 中性脂質も化粧品の分野で有用であるが、極性脂質のように農産物加工業の分
野でも同様である。従って、本発明の方法は、油から極性脂質を除去することを
目的とする食用油のゴム質を取り除くのに特に興味深い。実際、極性脂質は、こ
れらの油の官能的及び技術的性質を限定する可能性がある。
【0014】 従って、本発明の方法は、特に穀類、例えば小麦、小麦のグルテン、大麦、燕
麦、雑穀類、米等から抽出された油のような脂質混合物を主に含む原料に特に関
する。
【0015】 特に、本発明の方法は、成分の極性に応じて脂質混合物を分留することからな
る。従って、本発明の方法は、1つ又は幾つかの抽出の結果、以下の様々な類:
セラミド及びセレブロシドが含まれるスフィンゴ脂質、モノガラクトシルジグリ
セリド及びジガラクトシルジグリセリドが含まれる糖脂質、リン脂質、及びその
中で特にホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、酸性リン脂
質、及びその誘導体、に属するある種の極性脂質が非常に豊富な1種又は数種の
留分を得ることを可能にする。
【0016】 好適には、分散は、水中又はアルコール系溶剤及び好ましくはエタノール、ケ
トン系溶剤及び好ましくはアセトン、エステル系溶剤及び好ましくはエチルアセ
テートのような水中で可溶性の有機溶剤の水溶液中で行われる。
【0017】 本発明の方法の好ましい実施態様によれば、少なくとも1つの抽出に対する超
臨界圧溶剤として、純粋な、又は2〜8個の炭素原子を含む軽炭化水素、アルコ
ール系溶剤及び好ましくはエタノール、ケトン系溶剤及び好ましくはアセトン、
エステル系溶剤及び好ましくはエチルアセテート、ハロゲン化炭化水素及び好ま
しくはフッ素化炭化水素から選択された様々な補助溶剤と混合した二酸化炭素を
使用する。好適にはその場合、少なくとも1つの抽出は、7.4〜50Mpa、
かつ好ましくは10〜40MPaの圧力で、かつ0〜80℃の温度で、純粋な、
又は上記に引用した1種又は数種の補助溶剤と混合した二酸化炭素によって行わ
れる。
【0018】 本発明の方法のもう一つの好ましい実施態様によれば、少なくとも1つの抽出
に対する超臨界圧溶剤として2〜5個の炭素原子を、かつ好ましくは3又は4個
の炭素原子を有する炭化水素を使用する。実際、脂質混合物の分留の場合、この
第2のタイプの溶剤は、中性脂質及び極性脂質の第1の分離相において特に高性
能であることが判明している。従って、段階(b)の第1の抽出は、4.2〜2
0Mpa、かつ更に有利には5〜15MPaの圧力で、かつ0〜80℃の温度で
、2〜5個の炭素原子を、かつ有利には3又は4個の炭素原子を有する炭化水素
によって好適には行われる。
【0019】 本発明の方法は、相次ぐ又は連続的な装填材によって不連続な分留システムを
カラムに対し、かつ後者の場合、好適には向流で機能するカラムに対して使用し
て実施され得る。向流で機能するカラムに対する分留方法は、先行技術において
「向流液体−液体又は流体−液体分留」とも呼ばれる。向流分留の実施及び応用
は、特に脂質の場合(油及び脂質化学における超臨界流体技術、1996、J.
W.KING及びG.R.LIST刊行、ISBN 0−935315−71−
3)、先行技術に広く記載されている(G.BRUNNER「ガス抽出」8章、
1994年出版、Ed.Springer、ISBN 0−387−91477
−3)。有機溶剤中で可溶性であり、かつ水性溶剤中で不溶性である脂質は、関
係する分子の極性及び実施される溶剤の性質により超臨界圧溶剤中で異なる溶解
度を有することを思い起こさせることは有用である。このように、純粋な二酸化
炭素は、トリグリセリドの溶剤として使用され、かつ脂肪種子のような様々な天
然の源から油を抽出することを可能にする(英国特許第1356749号及び第
1356750号;米国特許3939281)。この溶剤は、これらの同じ種子
中にあるレシチンのような極性脂質を抽出しないことも知られている。この選択
性は更に、界面活性特性が、脱脂された卵黄を特に菓子に加える、食物の官能質
に有利に寄与する、リン脂質を中で抽出しないことが好ましい卵黄から脂質を抽
出する際に使用される。従来のヘキサンの方法によって抽出される植物由来の油
から中性脂質から完全に取り除かれたレシチンを得ることができることも同様に
知られている。しかしながら、最初の又は結果として生じる相がしばしば著しく
ペースト状であり、そのことは、溶剤流体との接触を行うことを困難に、更には
不可能にさえするので、超臨界圧溶剤を用いた脂質分留操作は、実施上の重大な
問題にしばしばぶつかる。例えば大豆のレシチンの油分を取るための、Egge
rs E.及びWagner H.によって提案された噴射抽出器システム(「
超臨界流体に関する第3回国際シンポジウム会報」、ISBN 2−90526
7−23−8、1994、2巻、125〜130ページ)のような、幾つかの装
置がこの問題を処理するために記載されている。しかしながら、このシステムは
、論理段階に相当し、かつ分離係数が高い分離を行うためにしか有効に実施され
得ないように見える。これに反して、ある種の脂質混合物のように非常に粘性の
高い、又は結晶するか凝結して、カラムの閉塞をもたらす可能性がある製品と使
用できない装置である、向流で機能する篩板又は充填材を有する多段カラムに対
し、一般的に実施される多数の理論段を必要とする非常に類似した化合物の分留
はこのように、行うことができない。
【0020】 従って脂質混合物の分留の場合、一般的に抽出物と呼ばれる、溶剤の分離後に
カラム上部で得られた留分が、出発原料に対して最も極性の低い脂質の濃度が著
しく高められるように、抽出物の逆流により、向流で機能するカラムに対して、
超臨界圧溶剤を用いて抽出を行うことが特に好まれる。一般的にラフィネートと
呼ばれる、カラム下部で集められた留分は、液体中に分散の形の外観を呈し、か
つ最も極性の高い脂質の濃度が著しく高められる。この濃縮の断絶閾値は、作業
条件によって決定される。例えば、この実施態様による中性及び極性脂質混合物
の第1の処理は、カラム上部で中性脂質の濃度が著しく高められる抽出物及び極
性脂質の濃度が著しく高められるラフィネートを得ることを可能にする。この第
1の段階は、油抜きと一般に呼ばれる。粗レシチン精製の場合、それは、極性脂
質分散の形の外観を呈するラフィネートに至ることを可能にする。この第1のラ
フィネートは、極性の点においてより高い分留閾値を決定する作業条件によって
、同じ方法により直接処理され得る。このように、本発明の対象である方法の段
階(b)及び(c)によるこの第1のラフィネートの処理は、最も極性の低い極
性脂質の濃度が高められる抽出物及び最も極性の高い極性脂質の濃度が高められ
る新規のラフィネートを得ることを可能にする。この第2のラフィネートは、極
性脂質分散の形の外観を呈し、かつそれが今度は、極性の点において前の処理よ
り大きい断絶閾値を決定する新規な作業条件によって本発明の方法の段階(b)
及び(c)により処理され得る。
【0021】 段階(b)及び(c)を繰り返すことからなるこの処理の連鎖は、原料の上質
な分留に達するように、新規なラフィネート毎に直接行われ得る。
【0022】 本発明によるこのような方法の実施例は、中性脂質をもはや含まない装填材の
分留が、装填材に対してセラミド及びセレブロシドが含まれるスフィンゴ脂質及
びモノガラクトシルジグリセリドの濃度が非常に高められた、溶剤の分離後にカ
ラム上部で得られる留分に至るように、7.4〜50MPa、かつ好ましくは1
5〜30MPaの圧力に、32〜80℃の温度に達した、濃度1〜5質量%のエ
タノールと混合した二酸化炭素からなる超臨界圧溶剤によって、抽出物の逆流に
より向流で機能するカラムに対し、段階(b)及び(c)を行うことにある。次
に、前に得られたラフィネートからなる装填材の分留が、装填材に対してジガラ
クトシルジグリセリドの濃度が非常に高められた、溶剤の分離後にカラム上部で
得られる留分に至るように、7.4〜50MPa、かつ好ましくは12〜30M
Paの圧力で、32〜80℃の温度で、濃度3〜8質量%のエタノールと混合し
た二酸化炭素からなる超臨界圧溶剤によって、抽出物の逆流により向流で機能す
るカラムに対し、段階(b)及び(c)を新たに行う。
【0023】 もう一つの脂質分留方法が、溶解力及び極性が相次いで増加する、超臨界圧溶
剤によって様々な成分がそこから相次いで抽出される、多孔性固体に対して分留
する混合物を吸着することからなる、米国特許第5759549号に最近記載さ
れた。概念が、数年前から数人の著者によって使用された、この方法は、抽出及
びクロマトグラフィーの組み合わせを指す「エクストログラフィー(extro
graphie)」のいう名称で知られている。この方法は、吸着する固体の選
択性及び超臨界圧溶剤のそれの組み合わせにより、高い選択性で行われ得るが、
複雑な手段を必要とし、かつ相次ぐ装填材による不連続な態様でしか実施され得
ず、このことは、非常に高い作業費用の原因となる。
【0024】 従って、脂質混合物に対する本発明の方法のもう一つの実施態様は、様々な脂
質族を極性の小さい順に相次いで抽出するように、溶解力が幾つかの相次ぐ段階
で変えられることになる超臨界圧溶剤により段階(a)で最初にエマルジョンに
される分留する混合物の2つの相間の接触の質を改善するための充填材が場合に
よって与えられた圧力容器からなる接触器中で不連続分留を行うことからなる。
この作業は、まだ抽出されていない脂質は、最初の混合物をそのように処理すれ
ば観察されるであろう、ペーストの形状で沈殿しないが、原料の相間移動のため
に良好な条件において溶剤流体を中で浸透させることが可能な、液相中で分散の
ままでいることによって可能にされる。その上、ラフィネートが低い粘性の液相
の形の外観を呈するので、作業の終りに問題なく接触器を空にすることができる
【0025】 特に好適な実施形状において分留方法は、連続して行われる。脂質混合物に応
用される本発明の連続した方法は、以下の段階: − 水中で分留する脂質混合物を主成分とするエマルジョンを作成し、 − 一般的に抽出物と呼ばれる、溶剤の分離後にカラム上部で得られた留分は、
トリグリセリド及びステロールのような中性脂質の濃度が著しく高められ、かつ
水−補助溶剤混合物又は水中分散のような外観を呈するラフィネートと呼ばれる
、留分中でカラム下部でほとんど全体として回収される極性化合物の濃度が低く
なるような圧力及び温度条件で、超臨界圧補助溶剤が加えられた、又は純粋な二
酸化炭素によって行われる、抽出物の逆流によって向流で機能するカラムでエマ
ルジョンを処理し、 − ラフィネートは、溶剤の分離後にカラム上部で得られた留分が、セラミドが
含まれるスフィンゴ脂質及びモノガラクトシルジグリセリド(MGDG)のよう
な最も極性の低い化合物の濃度が著しく高められ、かつ使用される極性補助溶剤
の水溶液中の分散の形でカラム下部で全て回収される、スフィンゴ糖脂質及びジ
ガラクトシルジグリセリド(DGDG)並びにリン脂質のような最も極性が高い
化合物の濃度が低くなるような圧力及び温度条件で溶剤のように超臨界圧力で、
極性補助溶剤が加えられた二酸化炭素によって行われる、抽出物の逆流によって
向流で機能するカラムで分留され、 − 前の段階の際に得られたラフィネートは、溶剤の分離後にカラム上部で得ら
れた留分が、ジガラクトシルジグリセリド(DGDG)のように中位に極性の化
合物の濃度が著しく高められ、かつ使用される極性補助溶剤の水溶液中の分散の
形でカラム下部で全て回収される、リン脂質のような最も極性が高い化合物の濃
度が低くなるような圧力及び温度条件で溶剤のように超臨界圧力で、好適には前
の段階で使用されたそれと同一に選択された、極性補助溶剤が加えられた二酸化
炭素によって行われる、抽出物の逆流によって向流で機能するカラムで分留され
、 − 同じタイプの装置で前の段階で得られたラフィネートの分留を数回繰り返す
が、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルコリン、酸性リン脂質を
その中で引用することができる、リン脂質族及びその誘導体の各々を相次いで分
離するように、毎回溶剤流体の極性を、その圧力、その温度及び補助溶剤含有量
を変えて増加させることを含む。
【0026】 従って本発明は、主に脂質混合物からなる天然又は合成原料から極性脂質を清
浄する方法であって、前に記載された方法によって前記原料を分留することを特
徴とする方法にも関係する。
【0027】 本発明の他の利点及び特性は、例証として示されたこれに続く、添付図面を参
照する実施例から現れるであろう。
【0028】 実施例1:原料。
【0029】 1)油。 使用される脂質混合物は、従来の方法によって小麦のグルテンから抽出された
油であり、液相でクロマトグラフィーによって得られたその質量組成は、以下の
通りである: 油1 トリグリセリド:38% ステロール:4% スフィンゴ脂質:8.5% モノガラクトシルジグリセリド(MGDG):10.2% ジガラクトシルジグリセリド(DGDG):25.5% リン脂質:13.8% 内:ホスファチジルエタノールアミン:5.1% ホスファチジルコリン:5.4% 油2 中性脂質:49% スフィンゴ脂質:9% MGDG:12% DGDG:30%
【0030】 油は、水84%、油10%及びエタノール6%の質量組成で、機械攪拌によっ
て水及びエタノール混合物中でエマルジョンにされる。
【0031】 2)装置。 2つの装置が使用された。すなわち不連続モードで機能する接触器及び連続モ
ードで機能するカラムである。図1に示された装置は、温度20〜80℃かつ圧
力30MPaまでの範囲内で超臨界圧溶剤に覆われ得る、称呼寸法10mmのI
ntaloxタイプの充填要素(2)で満たされた容量0.5リットルの円筒形
接触器(1)から主になる。溶剤は、次に弁(3)中で減圧され、かつ抽出物は
、フランス特許第2584618号に記載されているような分離器(4、5、6
)中で分離される。
【0032】 図2に示した装置は、先行技術において公知であるように、抽出物の内部逆流
の原因となる温度勾配を作るために異なる温度の冷却液の循環を可能にする重ね
られた4つの区画に分割される2重包絡線を与えられたステンレスの10mmの
Intaloxタイプの充填材で満たされた直径58mm及び高さ4mの分留カ
ラム(1)から主になる。溶剤流体は、10〜60kg/hに調節可能な流量の
膜を有する容量ポンプ(2)によって液体の状態で圧縮された二酸化炭素からな
り、それに対して、流量が2〜10kg/hに調節され得る同じタイプのもう1
つのポンプ(3)により、市販のタンク中に備えられた、例えばブタンからなる
液体補助溶剤を加えることができる。所望の圧力でこのように圧縮された溶剤は
、外側管が適切な温度の温水で覆われる、二重管からなる熱交換器(4)中で加
熱される。そのポンピングを可能にするために十分な温度に予め達した、処理す
る装填材は、流量が2〜10kg/hに調節され得る膜を有する容量ポンプ(5
)を経由してカラムの2つの段の間に注入される。液体補助溶剤をカラム中に、
有利には第1及び第2段の間に直接注入することも同様に可能である。ラフィネ
ートは、カラム下部に出て、かつ液体のガス抜き及び容器(6)から蒸発した溶
剤の部分的循環利用を可能にする、カラム(1)に行き渡る圧力よりも小さい圧
力で膨張がその中で行われる、相次ぐ2つの容器(6、7)からなる篩システム
を経由して大気圧まで減圧される。抽出物が装填された溶剤は、カラム上部に出
て、かつ排水器タイプの弁(8)を経由して減圧され、圧力低下は、既に引用さ
れたフランス特許FR2584618に記載されたシステムによれば、温水がそ
の二重包絡線を巡り、そのことによって溶剤の蒸発を確実にするために必要とさ
れるエンタルピーを生じさせることを可能にする、分離器の壁を経由した熱供給
によって、液相及び気相の全体的分離を可能にする低気圧性チャンバからなる分
離器アセンブリ(9、10、11)中に受け入れられる混合物の偏析(demi
xion)をもたらす。液相は、既に引用されたフランス特許FR258461
8に記載されたシステムにより分留する篩システム(12、13、14)を経由
して大気圧で抜き出される。このように抽出物及び補助溶剤の一部から取り除か
れた溶剤は、約0℃で冷却され、かつレベルが外部貯水槽からの二酸化炭素の助
けにより安定して保たれたタンク(16)中で約5℃で液体の状態で貯蔵される
、水−エチレングリコール混合物が外側管を巡っている、二重管凝縮器(15)
中で液化される。
【0033】 3)極性脂質のCLHP分析。 − 結合していないシリカ固定相、Nucleosil 100−5、同じ支持
体(8×3mm)で満たされたガードカラムによって先行され、結合された12
5×2mmの2つのケース(Macherey−Nagel、Hoechst、
ドイツ、デューレン)。 − 温度30℃のカラム炉。 − 分圧を加えた膜を有するガス抜き器を有する四勾配ポンプP1000XR(
Thermo Separation Products、米国、カリフォルニ
ア、サンノゼ)。 − 5μlの注入リングを備えた自動注入器Kontron autosamp
ler 360(Kontron Instruments、イタリア、ミラノ
)。 − 光拡散蒸発検出器Cunow DDL 11(Eurosep、フランス、
セルジ)、35℃の蒸発管温度及び1バールの窒素圧力。
【0034】 溶剤蒸発、及び1/1v/vのクロロホルム/メタノール混合物中の希釈の後
に、抽出物は、下記の表1に示したように、0.4ml/min.の流量で、以
下の勾配で分析される。
【0035】
【表1】
【0036】 実施例2:不連続モードの接触器での油処理。
【0037】 1)油1の中性脂質抽出。 油1は、水/油/エタノールの比率84/10/6で、水/エタノール混合物
中でエマルジョンの形で分散される。
【0038】 このエマルジョン50gが接触器に導入される。
【0039】 抽出は、10%のヘプタンを加えられた二酸化炭素からなる溶剤によって圧力
250バール及び温度60℃に導かれる。
【0040】 分離器は、圧力50バール及び温度50℃に保たれる。
【0041】 溶剤の流量は、2kg/hである。2時間の抽出時間の後、ヘプタン中の抽出
物が回収される。溶剤蒸発の後、中性脂質2gが回収される。
【0042】 接触器は、その場合以下の脂質組成物: − スフィンゴ脂質:14.5%、内セラミド2%及びスフィンゴ糖脂質12.
5% − MGDG:18.5% − DGDG:45% − リン脂質:22%によって極性脂質2.9gを含む極性脂質の分散システム
を含む。
【0043】 この安定した懸濁は、接触器の現状のままで完全に抜き出され得る。相次ぐ抽
出は、装填を繰り返すことなくこの極性脂質のエマルジョンに対して直接行われ
得る。
【0044】 2)油2の中性脂質抽出。 油2は、水/油/エタノールの比率84/10/6で、水/エタノール混合物
中でエマルジョンの形で分散される。
【0045】 このエマルジョン50gが接触器に導入される。
【0046】 抽出は、10%のヘプタンを加えられた二酸化炭素からなる溶剤によって圧力
250バール及び温度60℃に導かれる。
【0047】 分離器は、圧力50バール及び温度50℃に保たれる。
【0048】 溶剤の流量は、2kg/hである。2時間の抽出時間の後、ヘプタン中の抽出
物が回収される。溶剤蒸発の後、中性脂質2.3gが回収される。
【0049】 接触器は、その場合以下の組成物: − スフィンゴ脂質:17.5%、内セラミド2.5%及びスフィンゴ糖脂質1
5% − MGDG:23.5% − DGDG:59%によって極性脂質2.5gを含む水/エタノール混合物中
の極性脂質の分散システムを含む。
【0050】 この安定した懸濁は、接触器の現状のままで完全に抜き出され得る。相次ぐ抽
出は、装填を繰り返すことなくこの極性脂質のエマルジョンに対して直接行われ
得る。
【0051】 3)スフィンゴ脂質及びMGDGが豊富なカットの獲得。 上記(1)に記載した操作に引き続き、油分を取った分散は、エタノール5%
を加えられた二酸化炭素によって圧力250バール及び温度60℃に導かれる抽
出に付される。
【0052】 分離器は、圧力50バール及び温度50℃に保たれる。
【0053】 溶剤の流量は、2kg/hである。3時間の抽出時間の後、エタノール中の抽
出物が回収される。溶剤蒸発の後、以下の組成物: スフィンゴ脂質(セラミド):12% モノガラクトシルジグリセリド:88%によって、極性脂質0.6gが回収さ
れる。
【0054】 接触器はこの場合、以下の組成物: スフィンゴ脂質(スフィンゴ糖脂質):16% DGDG:57% リン脂質:27%によって極性脂質2.2gを含む水/エタノール混合物中で
安定した懸濁を含む。
【0055】 4)糖脂質が豊富なカットの獲得。 上記(3)で得られたラフィネートの分散は、エタノール12%を加えられた
二酸化炭素によって圧力250バール及び温度60℃に導かれる抽出に付される
【0056】 分離器は、圧力50バール及び温度50℃に保たれる。
【0057】 溶剤の流量は、2kg/hである。3時間の抽出時間の後、エタノール中の抽
出物が回収される。溶剤蒸発の後、以下の組成物: スフィンゴ脂質(スフィンゴ糖脂質):22% DGDG:78%によって、極性脂質1.6gが回収される。
【0058】 接触器はこの場合、98%より大きいリン脂質含有量によって極性脂質0.6
gを含む水/エタノール混合物中の安定した極性脂質分散システムを含む。
【0059】 5)DGDGが豊富なカットの獲得。 上記(2)に記載した操作に引き続き、油分を取ったラフィネートの分散は、
エタノール8%を加えられた二酸化炭素によって圧力250バール及び温度60
℃に導かれる抽出に付される。
【0060】 分離器は、圧力50バール及び温度50℃に保たれる。
【0061】 溶剤の流量は、2kg/hである。3時間の抽出時間の後、エタノール中の抽
出物が回収される。溶剤蒸発の後、以下の組成物: スフィンゴ脂質:43% モノガラクトシルジグリセリド:51%によって、極性脂質1gが回収される
【0062】 接触器はこの場合、95%より大きいDGDG含有量によって極性脂質1.5
gを含む水/エタノール混合物中の極性脂質の分散を含む。
【0063】 実施例3:連続モードの唯一のカラムに対する相次ぐ段階による油処理。
【0064】 上記に示した通り、予めエマルジョンにされた油は、超臨界圧溶剤流体の極性
が、上記に記載されたように相次いで増加するという条件で、幾つかの段階で処
理される。
【0065】 1)中性脂質の抽出。 油1は、水/油/エタノールの比率84/10/6で、水/エタノール混合物
中でエマルジョンにされる。
【0066】 このエマルジョンは、第3段及び流量1.2kg/hより大きい段の間でカラ
ムに注入される。散水が、水を用い、かつ1.5kg/hの流量でカラム上部で
行われる。
【0067】 抽出は、9.7%のエタノールを加えられた二酸化炭素からなる溶剤によって
200バール及び60℃に導かれ、流量28.4kg/hでカラム下部に注入さ
れる。
【0068】 2時間の平衡期間が守られる。
【0069】 カラム上部で、99%より大きい中性脂質含有量の脂質抽出物が回収される。
【0070】 ラフィネートは、以下の脂質組成物: − 中性脂質(トリグリセリド及びステロール)の不存在 − スフィンゴ脂質:14.5%、内セラミド2%、スフィンゴ糖脂質12.5
% − MGDG:18.5% − DGDG:45% − リン脂質:22%によって水/エタノール混合物中で極性脂質の分散の形で
カラム下部で回収される。
【0071】 2)中性脂質の抽出。 油1は、水/油/エタノールの比率84/10/6で、水/エタノール混合物
中でエマルジョンにされる。
【0072】 このエマルジョンは、流量2kg/hでカラム上部に注入される。
【0073】 抽出は、流量23kg/hでカラム下部に注入される二酸化炭素及び流量2.
4kg/hでカラムの第1及び第2段の間に注入されるエタノールからなる溶剤
によって200バール及び60℃に導かれる。
【0074】 2時間の平衡期間が守られる。
【0075】 カラム上部で、溶剤蒸発後に、99%より大きい中性脂質含有量の脂質抽出物
が回収される。
【0076】 ラフィネートは、以下の脂質組成物: − 中性脂質(トリグリセリド及びステロール)の不存在 − スフィンゴ脂質:14.5%、内セラミド2%及びスフィンゴ糖脂質12.
5% − MGDG:1.5% − DGDG:45% − リン脂質:22%によって分散システムの形でカラム下部で回収される。
【0077】 3)中性脂質の抽出。 油2は、水/油/エタノールの比率84/10/6で、水/エタノール混合物
中でエマルジョンにされる。
【0078】 このエマルジョンは、流量2kg/hでカラム上部に注入される。
【0079】 抽出は、流量25kg/hでカラム下部に注入される二酸化炭素及び流量2.
1kg/hでカラムの第1及び第2段の間に注入されるエタノールからなる溶剤
によって200バール及び60℃に導かれる。
【0080】 2時間の平衡期間が守られる。
【0081】 カラム上部で、99%より大きい中性脂質含有量の脂質抽出物が回収される。
【0082】 ラフィネートは、以下の脂質組成物: − 中性脂質(トリグリセリド及びステロール)の不存在 − スフィンゴ脂質:17.5%、内セラミド2.5%、スフィンゴ糖脂質15
% − MGDG:23.5% − DGDG:59%によって水/エタノール混合物中で極性脂質の分散システ
ムの形でカラム下部で回収される。
【0083】 4)スフィンゴ脂質及びMGDGが豊富なカットの獲得。 上記(2)で得られたラフィネートは、流量1kg/hでカラム上部に注入さ
れる。
【0084】 抽出は、流量20kg/hでカラム下部に注入される二酸化炭素及び流量3k
g/hでカラムの第1及び第2段の間に注入されるエタノールからなる溶剤によ
って250バール及び60℃に導かれる。
【0085】 2時間の平衡期間の後、カラム上部で回収された抽出物は、以下の脂質組成物
: スフィンゴ脂質(セラミド):8%、 MGDG:82% スフィンゴ糖脂質:6% DGDG:4%によってスフィンゴ脂質及びMGDG類の最も極性の低い極性
脂質の濃度が高められる。
【0086】 カラム下部でラフィネートは、以下の脂質組成物: スフィンゴ糖脂質:13% DGDG:59% リン脂質:28%によって水/エタノール混合物中でDGDG及びリン脂質類
の最も極性の高い脂質の濃度が著しく高められた極性脂質の安定した分散の形で
回収される。
【0087】 5)糖脂質(DGDG)が豊富なカットの獲得。 上記(3)のラフィネート分散は、流量1kg/hでカラム上部に注入される
【0088】 抽出は、流量20kg/hでカラム下部に注入される二酸化炭素及び流量3k
g/hでカラムの第1及び第2段の間に注入されるエタノールからなる溶剤によ
って250バール及び60℃に導かれる。
【0089】 2時間の平衡期間の後、カラム上部で回収された抽出物は、以下の脂質組成物
: スフィンゴ脂質:40% MGDG:54% DGDG:6%によってスフィンゴ脂質及びMGDG類の最も極性の低い極性
脂質の濃度が高められる。
【0090】 カラム下部で、以下の脂質組成物: スフィンゴ糖脂質:4% DGDG:96%によって水/エタノール混合物中で極性脂質の分散が回収さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による分留方法を実施するための接触器である。
【図2】 本発明による分留方法を実施するためのカラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 フランツ デシャンプス フランス国、パリ エフ−75013、エスカ リル 3−エタージュ 2、13 ルー ガ ンドン (72)発明者 ウィエスロー マジェウスキ フランス国、ラクスー エフ−54520、テ ラッセ ボスゲス、4 インメウブル メ リディエン (72)発明者 ミッシェル ペルト フランス国、ナンシー エフ−54000、25 ルー サンティフォンテヌ (72)発明者 フランコス レイメイ フランス国、フォンテヌブロー エフ− 77300、39ビス ビーディー.ジョッフレ Fターム(参考) 4D056 AB14 AC04 AC06 AC08 AC09 AC24 BA05 BA16 CA08 CA27 CA39 DA01 4H059 AA04 BA04 BA12 BA22 BA30 BA33 BA83 BB02 BB03 BB57 BC13 BC16 CA12 CA14 CA72 CA73 CA96

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数種の成分からなり、かつ少なくとも1種の両親媒性成分を
    含む天然又は合成原料の分留方法であって、前記分留が、超臨界圧溶剤中で不溶
    性又は非常に僅かに可溶性である液体中で前記原料の分散から超臨界圧溶剤を用
    いて実行されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 a)超臨界圧溶剤中で不溶性又は非常に僅かに可溶性である
    液体中で前記原料を主成分とする分散を作成する。 b)超臨界圧溶剤を用いて前記分散を抽出に付し、 c)前記抽出の後に、2種の留分を集め、内1種は原料の成分の1種の少なくと
    も1種の濃度を高められ、 d)場合により、留分中でほぼ清浄にされた原料の成分の1種を得るために十分
    な回数、前の抽出で集められた留分の少なくとも1種に対する抽出を繰り返すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 各抽出の後、ラフィネート及び抽出物を集めること、及びラ
    フィネートを新規な抽出に付すことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 数種の成分からなり、かつ少なくとも1種の両親媒性成分を
    含む天然又は合成原料は、穀類、例えば小麦、小麦のグルテン、大麦、燕麦、雑
    穀類、米等から抽出された油のような脂質混合物から主になることを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 分留は、成分の極性に応じて行われることを特徴とする請求
    項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 1つ又は幾つかの抽出の後、以下の類:セラミド及びセレブ
    ロシドが含まれるスフィンゴ脂質、モノガラクトシルジグリセリド及びジガラク
    トシルジグリセリドが含まれる糖脂質、リン脂質、及びその中で特にホスファチ
    ジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、酸性リン脂質、及びその誘導体
    、の少なくとも1つに属する極性脂質の濃度が高められたラフィネートを集める
    ことを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 分散は、水中又はアルコール系溶剤及び好ましくはエタノー
    ル、ケトン系溶剤及び好ましくはアセトン、エステル系溶剤及び好ましくはエチ
    ルアセテートのような水中で可溶性の有機溶剤の水溶液中で行われることを特徴
    とする請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの抽出に対して、超臨界圧溶剤として純粋な
    、又は2〜8個の炭素原子を含む軽炭化水素、アルコール系溶剤及び好ましくは
    エタノール、ケトン系溶剤及び好ましくはアセトン、エステル系溶剤及び好まし
    くはエチルアセテート、ハロゲン化炭化水素及び好ましくはフッ素化炭化水素か
    ら選択された様々な補助溶剤と混合した二酸化炭素を使用することを特徴とする
    請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの抽出に対して、臨界圧溶剤として7.4〜
    50Mpa、かつ好ましくは10〜40MPaの圧力で、かつ0〜80℃の温度
    で、純粋な、又は1種又は数種の補助溶剤と混合した二酸化炭素を使用すること
    を特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの抽出に対して、超臨界圧溶剤として2〜
    5個の炭素原子を、かつ好ましくは3又は4個の炭素原子を有する炭化水素を使
    用することを特徴とする請求項2から9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの抽出に対して、超臨界圧溶剤として4.
    2〜20Mpa、かつ更に有利には5〜15MPaの圧力で、かつ0〜80℃の
    温度で2〜5個の炭素原子を、かつ好ましくは3又は4個の炭素原子を有する炭
    化水素を使用することを特徴とする請求項2から10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 相次ぐ又は連続的な装填材によって不連続な分留システム
    をカラムに対し、かつ後者の場合、好適には向流で機能するカラムに対して使用
    して実施され得ることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 溶剤分離後にカラム上部で得られた留分が、出発原料に対
    して最も極性の低い脂質の濃度を著しく高められるように、抽出物の逆流により
    、向流で連続して機能するカラムに対して、幾つかの相次ぐ抽出を行うこと、及
    びカラム下部で集められた留分は、最も極性の高い脂質の濃度が著しく高められ
    た液体中に分散の形の外観を呈することを特徴とする請求項4から12のいずれ
    かに記載の方法。
  14. 【請求項14】 中性脂質をもはや含まない装填材の分留が、装填材に対し
    てセラミド及びセレブロシドが含まれるスフィンゴ脂質の濃度が非常に高められ
    た溶剤の分離後にカラム上部で得られる留分に至るように、7.4〜50Mpa
    、かつ好ましくは15〜30MPaの圧力に、32〜80℃の温度に達した、濃
    度1〜5質量%のエタノールと混合した二酸化炭素からなる超臨界圧溶剤によっ
    て、抽出物の逆流により向流で連続的に機能するカラムに対し、幾つかの相次ぐ
    抽出を行うことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 分留が、装填材に対してジガラクトシルジグリセリドの濃
    度が非常に高められた溶剤の分離後にカラム上部で得られる留分に至るように、
    7.4〜50MPa、かつ好ましくは12〜30MPaの圧力で、32〜80℃
    の温度で、濃度3〜8質量%のエタノールと混合した二酸化炭素からなる超臨界
    圧溶剤によって、抽出物の逆流により向流で連続的に機能するカラムに対し、幾
    つかの相次ぐ抽出を行うことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 様々な脂質族を極性の小さい順に相次いで抽出するように
    、溶解力が幾つかの相次ぐ段階で変えられることになる超臨界圧溶剤により最初
    に分散にされる分留する混合物の2つの相間の接触の質を改善するための充填材
    が場合によって与えられた圧力容器からなる接触器中で、幾つかの相次ぐ抽出を
    不連続で行うことを特徴とする請求項4から12のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 以下の段階: − 水中で分留する脂質混合物を主成分とする分散を作成し、 − 一般的に抽出物と呼ばれる、溶剤の分離後にカラム上部で得られた留分は、
    トリグリセリド及びステロールのような中性脂質の濃度が著しく高められ、かつ
    水中エマルジョンのような外観を呈するラフィネートと呼ばれる、留分中でカラ
    ム下部でほとんど全体として回収される極性化合物の濃度が低くなるような圧力
    及び温度条件で、超臨界圧非極性補助溶剤が加えられた、又は純粋な二酸化炭素
    によって行われる、抽出物の逆流によって向流で機能するカラムでエマルジョン
    を処理し、 − ラフィネートは、溶剤分離後にカラム上部で得られた留分が、セラミドが含
    まれるスフィンゴ脂質及びモノガラクトシルジグリセリド(MGDG)のような
    最も極性の低い化合物の濃度が著しく高められ、かつ使用される極性補助溶剤の
    水溶液中のエマルジョンの形でカラム下部で全て回収される、スフィンゴ糖脂質
    及びジガラクトシルジグリセリド(DGDG)並びにリン脂質のような最も極性
    が高い化合物の濃度が低くなるような圧力及び温度条件で溶剤のように超臨界圧
    力で、極性補助溶剤が加えられた二酸化炭素によって行われる、抽出物の逆流に
    よって向流で機能するカラムで分留され、 − 前の段階の際に得られたラフィネートは、溶剤分離後にカラム上部で得られ
    た留分が、ジガラクトシルジグリセリド(DGDG)のように中位に極性の化合
    物の濃度が著しく高められ、かつ使用される極性補助溶剤の水溶液中のエマルジ
    ョンの形でカラム下部で全て回収される、リン脂質のような最も極性が高い化合
    物の濃度が低くなるような圧力及び温度条件で溶剤のように超臨界圧力で、好適
    には前の段階で使用されたそれと同一に選択された、極性補助溶剤が加えられた
    二酸化炭素によって行われる、抽出物の逆流によって向流で機能するカラムで分
    留され、 − 同じタイプの装置で前の段階で得られたラフィネートの分留を数回繰り返す
    が、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルコリン、酸性リン脂質を
    その中で引用することができる、リン脂質族及びその誘導体の各々を相次いで分
    離するように、毎回溶剤流体の極性を、その圧力、その温度及び補助溶剤含有量
    を変えて増加させることを含むことを特徴とする請求項4から12のいずれかに
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 主に脂質混合物からなる天然又は合成原料から極性脂質を
    清浄する方法であって、請求項4から17のいずれかに記載の方法によって前記
    原料を分留することを特徴とする方法。
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