JP2003512116A - シート - Google Patents

シート

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JP2003512116A JP2001532631A JP2001532631A JP2003512116A JP 2003512116 A JP2003512116 A JP 2003512116A JP 2001532631 A JP2001532631 A JP 2001532631A JP 2001532631 A JP2001532631 A JP 2001532631A JP 2003512116 A JP2003512116 A JP 2003512116A
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    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0292Multiple configuration seats, e.g. for spacious vehicles or mini-buses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03205Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest having adjustable and lockable inclination
    • A47C1/03233Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest having adjustable and lockable inclination by means of a rack-and-pinion or like gearing mechanism

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、シート(1)であって、該シートがシート本体(2)を備えており、該シート本体が座面(3)と、該座面に旋回可能に結合された背もたれ(4)とを備えており、これらの座面(3)および背もたれ(4)が、シート本体(2)の姿勢を調節するためにシート支持体(7)に調節可能かつ固定可能に保持されている形式のものに関する。本発明のシート(1)の特徴によれば、背もたれ(4)と座面(3)との間のシート角度(α)が固定された状態で、背もたれ(4)の背部傾度が、シート支持体(7)に対するシート本体(2)の旋回によって調節可能であり、シート支持体(7)における座面(3)の枢着点(9)がシート長手方向で固定された状態で、座面(3)の座部傾度が、背もたれ(4)に対する座面(3)の旋回によって調節可能である。本発明のシート(1)は、比較的短い調節距離で、背もたれ(4)の背部傾度調節が大きくなっていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、シートであって、該シートがシート本体を備えており、該シート本
体が座面と、該座面に旋回可能に結合された背もたれとを備えており、これらの
座面および背もたれがシート本体の姿勢を調節するためにシート支持体に調節可
能かつ固定可能に保持されている形式のものに関する。
【0002】 このような形式のシートは、たとえば事務椅子としても車両用シートとしても
種々異なる構成で公知である。
【0003】 たとえば後部シート領域において、いわゆる牽引式式背もたれ(Schlepplehne
)を備えた車両用シートが使用される。このような公知の車両用シートでは、座
面がモータ式の調節駆動装置によって前方移動できる。座面が旋回ジョイントを
介して背もたれと結合されているので、座部が背もたれを引きずり、背もたれは
、背もたれの上位部分における強制ガイドに摺動案内されている。
【0004】 この公知のシートの座部傾度は円形セグメントを介して調節することができ、
この円形セグメントは、座面を個別的に、座面の、前方の自由な座部領域におい
て、別の調節駆動装置を用いて昇降させることができる。このような公知のシー
トでは、背部傾度が、間接的に座面の長手方向運動によってしか変化できないの
で、背もたれ傾斜度の大きな変化のためには、比較的長い調節距離が必要である
【0005】 したがって本発明の課題は、冒頭で述べたような形式のシートを改良し、比較
的大きな調節領域を有するものを提供することである。
【0006】 この課題を解決するための本発明の装置によれば、背もたれと座面との間のシ
ート角度が固定された状態で、背もたれの背部傾度が、シート支持体に対するシ
ート本体の旋回によって調節可能であり、シート支持体における座面の枢着点が
シート長手方向で固定された状態で、座面の座部傾度が、背もたれに対する座面
の旋回によって調節可能である。
【0007】 本発明のシートでは、座部傾度と背部傾度との調節は、従来の直接的な背もた
れと座面との調節によって行われるのではなく、むしろ座部傾度は、座面と背も
たれとによって形成されたシート角度の実際の調節によって個別に所望の程度に
調節することができ、背部傾度は、シート長手方向での座面の摺動とシート支持
体に対するシート本体の旋回とによって個別に所望の程度に調節することができ
る。たとえば公知の車両シートと比べて、本発明のシートでは、同じ調節距離で
は、著しく大きな背部傾度が達成される。
【0008】 この場合本発明の座席は、事務用椅子またはそれに類する家具調椅子として形
成することができ、しかも自動車用シート、飛行機用シートまたはそれに類する
車両用シートとして形成することもできる。
【0009】 有利な実施形態によれば、座面と背もたれとが、それぞれ旋回可能かつ長手方
向移動可能にシート支持体の強制ガイドに保持されている。このために座面およ
び背もたれは旋回−摺動−ガイドを介してシート支持体に保持することができる
。このような旋回−摺動−ガイドは、背部傾度調節時に、シート支持体における
座面と背もたれとの同時の摺動と旋回とを許容する。座部傾度調節時に、座面に
配設された旋回−摺動−ガイドは単なる旋回ジョイントとして働き、これに対し
て旋回ジョイントを介して座面と結合された背もたれは旋回−摺動−ガイドにお
いて摺動して、かつシート支持体に対して旋回することができる。
【0010】 したがって背もたれは、座席長手方向でシート支持体における枢着点が固定さ
れた状態で、シート角度の変化に基づいて、背もたれに配設された強制ガイドに
沿って摺動することができ、これによって座部傾度変化がもたらされる。これに
対して座面と背もたれとの間で形成されたシート角度が固定され、座面の枢着点
が強制ガイドにおいて摺動されると、背もたれが強制ガイドに追従して、背もた
れの強制ガイドにおける独自の枢着点を中心に傾斜され、この傾斜はシート本体
全体がシート支持体に対して旋回されるように行われる。
【0011】 もちろん座部傾度調節と背部傾度調節とは、手動式の調節運動によって行うこ
とができる。有利な実施形態によれば、背部傾度調節および/または座部傾度調
節のために調節駆動装置がそれぞれ設けられている。
【0012】 本発明の特に簡単でしかも負荷に耐え得る実施形態によれば、背部傾度調節お
よび/または座部傾度調節のために、同時にガイドとして形成されたラックを備
えたラック駆動装置がそれぞれ設けられている。このラック駆動装置はたとえば
円形ラックを備えており、同時に該円形ラックにおいて座面もしくは背もたれの
強制案内も行われる。
【0013】 座部傾度調節は、背もたれ強制ガイドにおける背もたれの枢着点の並進的な駆
動によって達成することもできる。有利な実施形態によれば、背もたれが強制ガ
イドにおいて自由に摺動可能に案内されている。
【0014】 この場合有利には、座部傾度調節のために、調節駆動装置の組み込まれた旋回
ジョイントが、座面と背もたれの間に設けられている。
【0015】 本発明の別の実施形態によれば、座面および/または背もたれが、それぞれ1
つのリニア調節駆動装置を介してシート支持体と結合されている。これに対応す
る実施形態では、リニア調節駆動装置が、同時に座面と背もたれとのための強制
ガイドとしても役立つ。
【0016】 有利な実施形態によれば、背もたれに配設された調節駆動装置が往復駆動装置
として形成されており、該往復駆動装置が一方の端部領域で背もたれに作用して
いる。この実施形態では、シートの両側で大幅に上方へ延びる滑子ガイドを省略
することができる。
【0017】 本発明のシートは簡単な形式で事務用椅子またはそれに類する家具調椅子とし
て形成することができる。有利な実施形態によれば、本発明のシートが自動車用
シートまたは飛行機用シートとして形成されている。たとえば自動車用シートと
して形成されたシートは前部シートまたは後部シートとして形成することができ
る。
【0018】 本発明のさらなる特徴は、請求の範囲ならびに図面に関連して、以下の本発明
の実施例の記載から明らかである。
【0019】 次に本発明の実施例を図示し、詳しく説明する。
【0020】 シート1はシート本体2を備えており、このシート本体2は座面3と、ヘッド
レスト5の組み込まれた背もたれ4とを備えている。それぞれ複数のセグメント
を備えていてもよい座面3および背もたれ4は、互いに向かい合う側で自由に配
置された旋回ジョイント6を介して互いに旋回可能に結合されている。シート本
体2を調節するために、座面3および背もたれ4はシート支持体7に調節可能か
つ固定可能に保持されている。ここではシート支持体7はフレーム状に形成され
ていて、シート本体2の両側に配置されている。
【0021】 図面から判るように、座面3および背もたれ4はそれぞれ旋回可能かつ座席長
手方向移動可能にシート支持体7に保持されている。座面3および背もたれ4は
、旋回−摺動−ガイドとしての強制ガイド8,10を介してシート支持体7と結
合されている。
【0022】 背もたれ4の背部傾度は、背もたれ4と座面3との間のシート角度αが固定さ
れている状態では、単にシート支持体7に対するシート本体2の旋回によって調
節可能であり、この場合シート本体2の座面3および背もたれ4は、シート角度
αを変化させることなく、シート長手方向でシート本体の強制ガイド8,10に
おいて摺動される。座面3の座部傾度は、シート支持体7において座面3の枢着
点9がシート長手方向で固定されている場合、背もたれ4に対する座面3の旋回
によって調節することができる。この場合このようなシート1では、比較的短い
調節距離でも大きな背部傾度変化が達成される。
【0023】 このために背もたれ4が強制ガイド10において摺動され、これに対して座面
3が、座面3と背もたれ4との間に形成されたシート角度αを変化させながら、
シート長手方向で固定されたシート支持体7における枢着点9を中心に回動され
る。
【0024】 座部傾度調節は調節駆動装置を介して行われ、この調節駆動装置は座面3と背
もたれ4との間の旋回ジョイント6に組み込まれている。しかも図示のシート1
では、座部傾度調節はリニア調節駆動装置によって行われ、この調節駆動装置は
往復駆動装置11として形成されていて、同時に強制ガイドとして役立つ。ここ
ではシート支持体7に保持された調節駆動装置は、一方の端部領域で背もたれ4
の枢着点12に作用し、したがって往復調節とは無関係にそれぞれ底部またはこ
れに類する載設面に対してシート支持体7の最高位の部分領域を形成する。
【0025】 これに対して背部傾度調節のために、ラック式駆動装置が設けられており、ラ
ック式駆動装置のここではほぼ円形のラック13は同時にラック上に位置する座
面3のための強制ガイドとしても役立つ。
【0026】 シート1は自由に位置する運転席または助手席として形成されており、そのシ
ート支持体7は、車両底部と堅固に結合されている。しかしながらシート1はた
とえば後部シートとして形成してもよい。そのように車両用後部シートとして形
成されたシートでは、たとえば車両後壁の部分領域が、背もたれのためのリニア
調節駆動装置またはそれに類する強制ガイドと堅固に結合されたシート支持体と
して役立つ。
【0027】 図1に示されたシート1は、簡単な形式で、同出願人の、ドイツ連邦共和国特
許出願第19853156.7号明細書に記載されているような自動式のシート
調節装置と組み合わせることもできる。このようなシート調節装置は、少なくと
も1つの人体位置通報器を介して調節駆動装置の、人体に同調するような調節を
許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 運転席または助手席として形成されたシートを示す図である。
【符号の説明】
1 シート、 2 本体、 3 座面、 4 背もたれ、 5 ヘッドレスト
、 6 旋回ジョイント、 7 シート支持体、 8,10 強制ガイド、 9 枢着点、 11 往復駆動装置、 12 枢着点、 13 ラック
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年1月12日(2002.1.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 シート
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、シートであって、該シートがシート本体を備えており、該シート本
体が座面と、該座面に旋回可能に結合された背もたれとを備えており、これらの
座面および背もたれが、強制ガイドにおいて長手方向移動可能かつ旋回可能でシ
ート支持体に調節可能かつ固定可能に保持されており、背もたれと座面との間の
シート角度が固定された状態で、背もたれの背部傾度が、シート支持体に対する
シート本体の旋回によって調節可能であり、シート支持体における座面の枢着点
がシート長手方向で固定された状態で、座面の座部傾度が、背もたれに対する座
面の旋回によって調節可能である形式のものに関する。
【0002】 座面ならびに該座面に旋回可能に結合された背もたれが、シート本体の姿勢を
調節するためにシート支持体に調節可能かつ固定可能に保持されているようなシ
ートは、たとえば事務椅子としても車両用座席としても種々異なる構成で公知で
ある。
【0003】 たとえば後方シート領域において、いわゆる牽引式式背もたれ(Schlepplehne
)を備えた車両用シートが使用される。このような公知の車両用シートでは、座
面がモータ式の調節駆動装置によって前方移動できる。座面が旋回ジョイントを
介して背もたれと結合されているので、座部が背もたれを引きずり、背もたれは
、背もたれの上位部分における強制ガイドに摺動案内されている。
【0004】 この公知のシートの座部傾度は円形セグメントを介して調節することができ、
この円形セグメントは、座面を個別的に、座面の、前方の自由な座部領域におい
て、別の調節駆動装置を用いて昇降させることができる。このような公知のシー
トでは、背部傾度が、間接的に座面の長手方向運動によってしか変化できないの
で、背部傾度の大きな変化のためには、比較的長い調節距離が必要である。
【0005】 明細書冒頭で述べたような形式のシートは、既にドイツ連邦共和国特許出願公
開第3822877号明細書によって公知であり、このシートは飛行機用シート
として役立つ。背もたれの傾斜姿勢を変化する際に後方に位置する乗客のシート
領域を損なわないようにするために、シート皿形部材(Sitzschale)と背もたれ
とが同時に滑子状の滑りガイドにおいて摺動可能である。シート皿形部材と背も
たれとがその上互いに旋回可能に結合されているので、シート調節の際に、座面
はその水平位置を維持し、単に前方に摺動されて僅かに持ち上げられ、これに対
して背もたれは、後方の乗員を邪魔することなく、大きな傾斜位置を占める。
【0006】 これとは別の、座面と、該座面に旋回可能に結合された背もたれとがシート支
持体に調節可能かつ固定可能に保持されているようなシート構造は、同出願人に
よる欧州特許公開第0865960号明細書から公知である。車両用のシートと
して役立つこのようなシート構造では、背もたれは、追突の間に、座席利用者に
よる衝撃に基づく力作用によって、所定の開始位置から安全位置へ移動可能であ
る。このために支持体は、くぼんだ領域の、背もたれへの力導入箇所に対して間
隔を有して位置する効果的なてこ腕を備えた背もたれのための、座面の上部に配
置された支持部を有している。座部は、背もたれから前方に向いた、斜め上方に
方向付けられたガイドと結合されているので、正面衝突の際に、座部は元々選択
された開始位置からこれに対して高められた安全位置に移動される。
【0007】 このような公知のシートでは、座面と背もたれとの間の調節性が、とりわけス
ペース節約または車両の安全性の理由から設けられており、これに対して利用者
のための座り心地および操作性は、このシート構造の優先的な目的ではない。
【0008】 したがって本発明の課題は、冒頭で述べたような形式のシートを改良し、利用
者にできるだけ快適な座り心地と操作性とを与えるような、比較的大きな調節領
域を有するものを提供することである。
【0009】 この課題を解決するための本発明の装置によれば、座部傾度調節のために、調
節駆動装置の組み込まれた旋回ジョイントが、座面と背もたれとの間に設けられ
ている。
【0010】 本発明の別の実施形態によれば、背もたれが、座部傾度調節のためにリニア調
節駆動装置を介してシート支持部と結合されており、該リニア調節駆動装置が、
往復駆動装置として形成されていて、かつ一方の端部領域で、背もたれに配設さ
れた強制ガイドにおいて背もたれの枢着点に作用している。
【0011】 本発明の椅子では、座面傾度調節のための手動の調節移動が回避されており、
その代わりに調節駆動装置が設けられており、この調節駆動装置は狭いスペース
条件下でも座部傾度調節を許容する。
【0012】 この場合座部傾度と背部傾度との調節は、従来の直接的な背もたれと座面との
調節によって行われるのではなく、むしろ座部傾度は、座面と背もたれとによっ
て形成されたシート角度の実際の調節によって個別に所望の程度に調節すること
ができ、背部傾度は、シート長手方向での座面の摺動とシート支持体に対するシ
ート本体の旋回とによって個別に所望の程度に調節することができる。たとえば
公知の車両シートと比べて、本発明のシートでは、同じ調節距離では、著しく大
きな背部傾度が達成される。
【0013】 この本発明のシートは、事務用椅子またはそれに類する家具調椅子として形成
することができ、しかも自動車用シート、飛行機用シートまたはそれに類する車
両用シートとして形成することもできる。
【0014】 座面と背もたれとが、それぞれ旋回可能かつ長手方向移動可能にシート支持体
の強制ガイドに保持されている。このために座面および背もたれは旋回−摺動−
ガイドを介してシート支持体に保持することができる。このような旋回−摺動−
ガイドは、背部傾度調節時に、シート支持体における座面と背もたれとの同時の
摺動と旋回とを許容する。座部傾度調節時に、座面に配設された旋回−摺動−ガ
イドは単なる旋回ジョイントとして働き、これに対して旋回ジョイントを介して
座面と結合された背もたれは旋回−摺動−ガイドにおいて摺動して、かつシート
支持体に対して旋回することができる。
【0015】 したがって背もたれは、座席長手方向でシート支持体における枢着点が固定さ
れた状態で、シート角度の変化に基づいて、背もたれに配設された強制ガイドに
沿って摺動することができ、これによって座部傾度変化がもたらされる。これに
対して座面と背もたれとの間で形成されたシート角度が固定され、座面の枢着点
が強制ガイドにおいて摺動されると、背もたれが強制ガイドに追従して、背もた
れの強制ガイドにおける独自の枢着点を中心に傾斜され、この傾斜はシート本体
全体がシート支持体に対して旋回されるように行われる。
【0016】 有利な実施形態によれば、背部傾度調節と座部傾度調節とのために、調節駆動
装置がそれぞれ設けられている。
【0017】 本発明のシートは簡単な形式で事務用椅子またはそれに類する家具調椅子とし
て形成することができる。有利な実施形態によれば、本発明のシートが自動車用
シートまたは飛行機用シートとして形成されている。たとえば自動車用シートと
して形成されたシートは前部シートまたは後部シートとして形成することができ
る。
【0018】 本発明のさらなる特徴は、請求の範囲ならびに図面に関連して、以下の本発明
の実施例の記載から明らかである。
【0019】 次に本発明の実施例を図示し、詳しく説明する。
【0020】 シート1はシート本体2を備えており、このシート本体2は座面3と、ヘッド
レスト5の組み込まれた背もたれ4とを備えている。それぞれ複数のセグメント
を備えていてもよい座面3および背もたれ4は、互いに向かい合う側で自由に配
置された旋回ジョイント6を介して互いに旋回可能に結合されている。シート本
体2を調節するために、座面3および背もたれ4はシート支持体7に調節可能か
つ固定可能に保持されている。ここではシート支持体7はフレーム状に形成され
ていて、シート本体2の両側に配置されている。
【0021】 図面から判るように、座面3および背もたれ4はそれぞれ旋回可能かつ座席長
手方向移動可能にシート支持体7に保持されている。座面3および背もたれ4は
、旋回−摺動−ガイドとしての強制ガイド8,10を介してシート支持体7と結
合されている。
【0022】 背もたれ4の背部傾度は、背もたれ4と座面3との間のシート角度αが固定さ
れている状態では、単にシート支持体7に対するシート本体2の旋回によって調
節可能であり、この場合シート本体2の座面3および背もたれ4は、シート角度
αを変化させることなく、シート長手方向でシート本体の強制ガイド8,10に
おいて摺動される。座面3の座部傾度は、シート支持体7において座面3の枢着
点9がシート長手方向で固定されている場合、背もたれ4に対する座面3の旋回
によって調節することができる。この場合このようなシート1では、比較的短い
調節距離でも大きな背部傾度変化が達成される。
【0023】 このために背もたれ4が強制ガイド10において摺動され、これに対して座面
3が、座面3と背もたれ4との間に形成されたシート角度αを変化させながら、
シート長手方向で固定されたシート支持体7における枢着点9を中心に回動され
る。
【0024】 座部傾度調節は調節駆動装置を介して行われ、この調節駆動装置は座面3と背
もたれ4との間の旋回ジョイント6に組み込まれている。しかも図示のシート1
では、座部傾度調節はリニア調節駆動装置によって行われ、この調節駆動装置は
往復駆動装置11として形成されていて、同時に強制ガイドとして役立つ。ここ
ではシート支持体7に保持された調節駆動装置は、一方の端部領域で背もたれ4
の枢着点12に作用し、したがって往復調節とは無関係にそれぞれ底部またはこ
れに類する載設面に対してシート支持体7の最高位の部分領域を形成する。
【0025】 これに対して背部傾度調節のために、ラック式駆動装置が設けられており、ラ
ック式駆動装置のここではほぼ円形のラック13は同時にラック上に位置する座
面3のための強制ガイドとしても役立つ。
【0026】 シート1は自由に位置する運転席または助手席として形成されており、そのシ
ート支持体7は、車両底部と堅固に結合されている。しかしながらシート1はた
とえば後部シートとして形成してもよい。そのように車両用後部シートとして形
成されたシートでは、たとえば車両後壁の部分領域が、背もたれのためのリニア
調節駆動装置またはそれに類する強制ガイドと堅固に結合されたシート支持体と
して役立つ。
【0027】 図1に示されたシート1は、簡単な形式で、同出願人の、ドイツ連邦共和国特
許出願第19853156.7号明細書に記載されているような自動式のシート
調節装置と組み合わせることもできる。このようなシート調節装置は、少なくと
も1つの人体位置通報器を介して調節駆動装置の、人体に同調するような調節を
許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 運転席または助手席として形成されたシートを示す図である。
【符号の説明】 1 シート、 2 本体、 3 座面、 4 背もたれ、 5 ヘッドレスト
、 6 旋回ジョイント、 7 シート支持体、 8,10 強制ガイド、 9 枢着点、 11 往復駆動装置、 12 枢着点、 13 ラック

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート(1)であって、該シートがシート本体(2)を備え
    ており、該シート本体が座面(3)と、該座面に旋回可能に結合された背もたれ
    (4)とを備えており、これらの座面(3)および背もたれ(4)が、シート本
    体(2)の姿勢を調節するためにシート支持体(7)に調節可能かつ固定可能に
    保持されている形式のものにおいて、 背もたれ(4)と座面(3)との間のシート角度(α)が固定された状態で、
    背もたれ(4)の背部傾度が、シート支持体(7)に対するシート本体(2)の
    旋回によって調節可能であり、シート支持体(7)における座面(3)の枢着点
    (9)がシート長手方向で固定された状態で、座面(3)の座部傾度が、背もた
    れ(4)に対する座面(3)の旋回によって調節可能であることを特徴とするシ
    ート。
  2. 【請求項2】 座面(3)と背もたれ(4)とが、それぞれ旋回可能かつシ
    ート長手方向移動可能にシート支持体の強制ガイドに保持されている、請求項1
    記載のシート。
  3. 【請求項3】 背部傾度調節および/または座部傾度調節のために、調節駆
    動装置がそれぞれ設けられている、請求項1または2記載のシート。
  4. 【請求項4】 背部傾度調節および/または座部傾度調節のために、同時に
    ガイドとして形成されたラック(13)を備えたラック駆動装置がそれぞれ設け
    られている、請求項1から3までのいずれか1項記載のシート。
  5. 【請求項5】 背もたれ(4)が、強制ガイドにおいて自由に移動可能に案
    内されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のシート。
  6. 【請求項6】 座部傾度調節のために、調節駆動装置の組み込まれた旋回ジ
    ョイント(6)が座面(3)と背もたれ(4)との間に設けられている、請求項
    1から5までのいずれか1項記載のシート。
  7. 【請求項7】 座面(3)および/または背もたれ(4)が、それぞれリニ
    ア調節駆動装置を介してシート支持体(7)と結合されている、請求項1から6
    までのいずれか1項記載のシート。
  8. 【請求項8】 背もたれ(4)に配設された調節駆動装置が、往復駆動装置
    (11)として形成されており、該往復駆動装置(11)が、1つの端部領域で
    背もたれ(4)に作用している、請求項1から7までのいずれか1項記載のシー
    ト。
  9. 【請求項9】 当該シート(1)が自動車用シートまたは飛行機用シートと
    して形成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載のシート。
  10. 【請求項10】 当該シート(1)が前部シートまたは後部シートとして形
    成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のシート。
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