JP2003511959A - Sawデバイスおよびパルス成形を利用するrfモデムおよび通信トランシーバ - Google Patents

Sawデバイスおよびパルス成形を利用するrfモデムおよび通信トランシーバ

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JP2003511959A JP2001530227A JP2001530227A JP2003511959A JP 2003511959 A JP2003511959 A JP 2003511959A JP 2001530227 A JP2001530227 A JP 2001530227A JP 2001530227 A JP2001530227 A JP 2001530227A JP 2003511959 A JP2003511959 A JP 2003511959A
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モシェ ラーナー,
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Abstract

(57)【要約】 双方向直接スペクトル拡散半二重RFモデム。RFモデムは、多くの種類のアナログおよびデジタルパルス変調を送信および受信するために適用することができる。モデムは送信機および受信機の拡散および逆拡散機能を行うためにSAWをベースとする相関器を含む。同じモノリシック基板上に組み立てられたSAW共振器は発振器に周波数源を提供する。アップコンバータ/ダウンコンバータは所望の周波数帯域への周波数変換を提供する。パルスゲートおよび問合せパルス成形は送信拡散パルスのスペクトル側波帯を低減するために使用される。RFモデムはアナログまたはデジタルパルス送信機および受信機として作動する。それは一般的であるように構成され、OOK、PWMおよびPPMなどの多くの異なる種類のデータ通信システムで使用するのに充分に汎用的である。RFモデムは、ISO OSI通信スタックなどの階層化通信システムで、物理(PHY)層として使用することができる。代替実施形態では、各々が他の全ての関数と直交する一意の関数(すなわちコード)が取り込まれた、複数の相関器を使用することによって伝送ビットレートを増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、一般的に高周波(RF)モデムに関し、さらに詳しくは、伝送信号
の周波数出力を制限するためにアップコンバージョン回路およびパルス成形回路
を組み込んだ、SAWをベースとするスペクトル拡散RFモデムに関する。
【0002】 発明の背景 コンピュータの使用が急速に増加し続けるにつれて、ワイヤレス接続を介して
接続される周辺装置とシステムの需要が増加し続けている。セキュリティアラー
ム、ネットワーキング、データ通信、電話およびコンピュータセキュリティなど
の分野で、ワイヤレスアプリケーションの数は現在非常に高い速度で増加してい
る。
【0003】 ワイヤレス通信は現在、超音波、IR、およびRFなど多くの形態を取ること
ができる。RFワイヤレス通信で一般的に用いられる通信技術はスペクトル拡散
である。スペクトル拡散通信は、送信される情報を伝送するのに必要な最小帯域
幅よりかなり広い周波数帯域に伝送信号を拡散する通信技術である。信号拡散の
結果、スペクトル拡散システムは干渉およびジャミングに対する感受性を低下し
、こうして高レベルのデータ完全性およびセキュリティを可能にしてきた。さら
に、信号拡散プロセスは伝送電力を広い帯域に拡散するので、その帯域幅内の任
意の周波数における電力レベルはかなり低下し、よって他の無線装置への干渉が
低下する。
【0004】 スペクトル拡散通信システムは一般的に直接シーケンス(DS)型、周波数ホ
ッピング(FH)型、またはDSとFHを組み合わせたこれら2つのハイブリッ
ドである。直接シーケンススペクトル拡散通信では、データ信号を擬似ランダム
チップコードで変調して、周波数スペクトルが広い帯域に拡散された伝送信号を
生成する。伝送信号は低いスペクトル密度を持ち、コードシーケンスを欠く受信
機にはノイズのように見える。こうしてスペクトル拡散通信は、伝送データに対
するセキュリティの増強と、同一環境で作動する他の送信機および受信機との干
渉の低下をもたらす。
【0005】 スペクトル拡散通信システムにおける送信機の役割は、伝送されるデータに従
って信号を拡散することである。伝送される各ビットまたはビットの組が、元の
データよりずっと広い帯域幅を有する複数のチップに変換される。拡散は、その
システムに選択されたコードシーケンスに従って実行される。
【0006】 受信機の役割は、元のデータ信号を復元するために、スペクトル拡散された信
号を逆拡散する。直接スペクトル拡散では、信号の逆拡散は、送信機が情報を送
信するために使用した擬似ノイズコードと合致する基準コードに受信信号を相関
させることによって達成される。逆拡散の結果、干渉信号も拡散される。干渉信
号は一般的に、容易に対処できる周期的ノイズというよりむしろ擬似ランダムノ
イズを含む。
【0007】 スペクトル拡散相関の1つの技術は、受信信号をデジタル整合フィルタに入力
する前にデジタル形式に変換することである。他のスペクトル拡散相関技術は、
表面弾性波(SAW)デバイスを利用して、受信したスペクトル拡散信号に相関
を実行するものである。0.5mmの厚さを有する石英ウェハに構成されたSA
Wデバイスは、自由表面上の弾性波の伝搬を可能にする。SAWデバイスは、圧
電変換器を介して電気信号を弾性波に変換したり元に戻すように機能する。
【0008】 SAWデバイスは、一般的に広い帯域で作動することができるので、スペクト
ル拡散相関器をはじめ、様々な用途に有用である。SAW相関デバイスは、RF
信号の位相の相関を介して特定のシーケンスのコードチップ(動作上、デジタル
整合フィルタ相関器と同様の)を認識するように構成された受動部品である。S
AW相関器は遅延線整合フィルタと同様に機能する。それは、いつでも各素子が
単チップの受信信号に対応するように、伝送コードクロックの周期に等しい遅延
期間を各々が有する多くの遅延素子から成る。
【0009】 受信信号がSAWデバイスを伝搬するにつれて、各素子の位相構造が伝搬する
波と同相で、または位相をずらして加算される。全ての素子の出力を加算して、
全相関値で最大に達することができる。全ての素子の位相構造が伝搬する波の位
相に合致するときに、最大和すなわち相関が達成される。
【0010】 SAWデバイスは本来固定デバイスであるので、SAW相関器は通常製造時に
、単一の予め定められたチップコードシーケンスに整合するようにプログラムさ
れる。SAWデバイスの移相構造は製造中に、各素子に配置されたトランスデュ
ーサを介して、基本的位相整合を生じるようにようにプログラムされ、製造後に
は変更することができず、よって単一コードシーケンスとの相関が可能になる。
【0011】 したがって、低コストで小サイズに構成することのできる、直接スペクトル拡
散技術を利用するRFモデムを持つことが望ましい。また、そのようなRFモデ
ムが送信機の共振器、相関器、および受信機の相関器の両方のためにSAWデバ
イスを利用することも望ましい。
【0012】 発明の概要 本発明は、双方向直接スペクトル拡散半二重RFモデムである。RFモデムは
、多くの種類のアナログおよびデジタルパルス変調を送信および受信するために
適用することができる。RFモデムは多くの周波数範囲で作動するように採用さ
せることができるが、ここでは、902ないし928および産業・科学・医療(
ISM)バンドの周波数で作動するように構成された第1例、および2400な
いし2483.5MHzのISMバンドで作動するように構成された第2例を提
示する。加えて、本発明のRFモデムを利用して様々な種類のデータ通信システ
ムを構成する例を提供する。
【0013】 本発明の主要な特徴は、単一モノリシック基板上に組み立てられた2つの異な
る表面弾性波(SAW)デバイスをRFモデムに組み込むことである。第1SA
Wデバイスは送信機の発振器部分で共振器として使用される一方、第2SAWデ
バイスはモデムの送信機および受信機の両方の部分で使用するための相関器を形
成する。本発明の別の主要な特徴は、モデムによって消費される電力量が非常に
低いことである。
【0014】 RFモデムは、パルス送信機および受信機として作動するように構成される。
それは、多くの異なる種類のデータ通信システムで使用するのに充分に汎用的で
あるという意味で一般的であるように構成され、そのうちの幾つかの例を以下に
提示する。RFモデムは、ISO OSI通信スタックなどの階層化通信システ
ムで、物理(PHY)層として使用することができる。一例として、パルス送信
機RFモデムは、オン/オフキーイング(OOK)、パルス幅変調(PWM)、
パルス位置変調(PPM)、またはその他の型のアナログまたはデジタルパルス
変調を含むが、それらに限定されない様々な変調方式を実現するために使用する
ことができる。
【0015】 第1実施形態では、モデムの送信部分は、SAW共振デバイスを使用する発振
器を含む。発振器の出力は、送信されるデータに従ってオン・オフが切り替えら
れる。パルスは、コードシーケンスを含む拡散波形を出力するように機能するS
AW相関器に入力される。事実上、SAW相関器はBPSK変調器として機能す
る。使用されるコードシーケンスは、高い自己相関性を持つように採用された1
3ビットのバーカーコードを使用する。拡散シーケンスは増幅され、アンテナを
介して送信される。
【0016】 受信機で、受信された信号は最初に、低雑音増幅器(LNA)によって増幅さ
れる前に、帯域フィルタによって濾波される。増幅された信号は整合フィルタ/
相関器に入力され、そこでバーカーコードシーケンスとの一致が検出される。一
致が検出されると、元のパルスを表わす逆拡散パルスが出力される。相関器の出
力は、線形または非線形のいずれかの方式で受信信号のエンベロープを検出する
ように機能する、ピーク検出器に入力される。動的基準信号が生成され、バイナ
リ出力データ信号を生成するために使用されるしきい値を偏倚させるために使用
される。
【0017】 本発明のRFモデムの出力電力PTは約10dBmである。処理利得は約11
dBである。FCCによると、直接シーケンススペクトル拡散技術を用いて少な
くとも10dBの処理利得を提供することにより、30dBmiのより高い出力
電力レベルの使用が可能になる。合わせて、実効出力電力PTEFFはおよそ2
0dBmとなる。これは、0dBiのアンテナを想定して自由空間で約1000
メートルの最大通信距離(実際の条件によって異なる)と解釈される。本発明に
従って構成され、ここに提示するRFモデム例により達成可能な最大パルスレー
トは約1.5Mppsである。
【0018】 第2実施形態では、アップコンバータ/ダウンコンバータが拡散パルスをより
高い周波数帯域へ/から変換するように機能する。加えて、幾つかの技術が、送
信パルスの周波数スペクトルを狭めるために使用される。問合せパルス成形回路
は、SAWデバイスへの問合せパルス入力の形状を平滑化するように機能する。
加えて、SAWフィルタの構造は、拡散波形の遷移および不連続性を平滑化する
ように採用される。さらに、パルスゲート回路は、SAWフィルタによって発生
するRF漏れを低減するように機能する。
【0019】 第3実施形態では、各々が他の全ての関数と直交する一意の関数(すなわちコ
ード)が取り込まれた、すなわち相互に近零相互相関を有する、複数の相関器を
使用することによって伝送ビットレートを増大させる。ホストはN個のデータ入
出力信号線を提供するように採用される。各相関器はそれ自体のデータ入出力信
号線を有する。発振器信号は、全ての相関器に共通する発振器回路によって生成
される。RF電力スプリッタ/コンバイナはN個の伝送信号を1つの結合伝送信
号に結合したり、受信された結合信号を、その後各相関器に供給される複数の受
信信号に分割するように機能する。
【0020】 本発明のRFモデムは、以下の理由から、比較的安価に実現されるという利点
を持つ。(1)必要なシリコンおよびSAW共振器および相関器デバイスの両方
ともサイズが比較的小さく、結果的に安価な製造と高い歩留まりが達成される。
(2)デバイスの高い歩留まりのみならず単純さもまた、結果としてコンポーネ
ントの比較的簡単な試験を可能にする。(3)結果として実現されるダイのサイ
ズは、標準の安価なパッケージングを可能にする。
【0021】 直接シーケンススペクトル拡散技術の使用は、次のことをはじめとする多数の
利点をもたらす。(1)モデムは、パルスの送受信に望ましい非常に狭いパルス
を送信および受信するように採用される。(2)スペクトル拡散処理利得のため
、1パルス当たりの実効伝送電力に10dBが加算される。(3)干渉に対する
内在的免疫性。(4)帯域外雑音の内在的濾波。(5)帯域内雑音の内在的拡散
。(6)より高い動的範囲を通信に利用可能である。(7)発振器の高速ウェイ
クアップ時間から得られる電力の節約。
【0022】 加えて、本発明のRFモデムは、アップコンバータ/ダウンコンバータを介し
て所望の周波数帯域で作動することが可能であり、帯域外RFエネルギをかなり
低減するための回路機構を含む。
【0023】 こうして、本発明に従って、中間周波数(IF)を有するIF発振器信号から
パルスを発生するように採用されたパルス発生器であって、パルスの形状を成形
するように採用された第1パルス成形回路を含むパルス発生器と、成形されたパ
ルスを拡散コードシーケンス波形により拡散して拡散パルスを発生するように採
用されたパルス拡散器と、拡散パルスに局部発振器(LO)周波数を有するLO
信号を混合してRF周波数のスペクトル拡散伝送信号を発生するためのアップコ
ンバータを含む送信機回路と、受信信号にLO信号を混合してIF周波数の受信
拡散パルスを発生するためのダウンコンバータを含む受信機回路と、受信拡散パ
ルスをコードシーケンスに従って逆拡散して相関器信号を発生するように採用さ
れた相関器と、相関器信号に応答して出力信号を発生するように採用された検出
器とを含む直接スペクトル拡散高周波(RF)モデムを提供する。
【0024】 また、本発明に従って、直接シーケンススペクトル拡散信号を変調および復調
する方法であって、中間周波数(IF)を有するIF発振器信号からパルスを発
生するステップであって、そこでパルスの形状が成形されるステップと、成形さ
れたパルスを拡散コードシーケンスにより拡散し、そこから拡散パルスを発生す
るステップと、拡散パルスに局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合
し、そこからRF周波数のスペクトル拡散伝送信号を発生するステップと、受信
信号にLO発振器信号を混合し、そこからIF周波数の受信拡散パルスを発生す
るステップと、コードシーケンスに従ってスペクトル拡散伝送信号を逆拡散し、
そこから相関器信号を発生するステップと、相関器信号に応答して出力信号を検
出するステップとを含む方法を提供する。
【0025】 本発明に従って、送信される入力データとRFモデムに従って固定持続時間デ
ータ入力信号を発生するための入力回路と、データ入力信号に応答して中間周波
数(IF)を有するIF発振器信号からパルスを発生するように採用されたパル
ス発生器であって、パルスの形状を成形するように採用された第1パルス成形回
路を含むパルス発生器と、成形されたパルスを拡散コードシーケンス波形により
拡散して拡散パルスを発生するように採用されたパルス拡散器と、拡散パルスに
局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合してRF周波数のスペクトル
拡散伝送信号を発生するためのアップコンバータを含む送信機回路と、受信信号
にLO発振器信号を混合してIF周波数の受信拡散パルスを発生するためのダウ
ンコンバータを含む受信機回路と、スペクトル拡散伝送信号をコードシーケンス
に従って逆拡散して相関器信号を発生するように採用された相関器と、相関器信
号に応答して出力信号を発生するように採用された検出器とを含むRFモデムと
を含む、オン/オフキーイング(OOK)直接シーケンススペクトル拡散高周波
(RF)トランシーバをさらに提供する。
【0026】 また、本発明に従って、送信されるアナログ入力信号に従ってパルス幅変調デ
ータ入力信号を発生するための入力回路と、データ入力信号に応答して中間周波
数(IF)を有するIF発振器信号からパルスを発生するように採用されたパル
ス発生器であって、パルスの形状を成形するように採用された第1パルス成形回
路を含むパルス発生器と、成形されたパルスを拡散コードシーケンス波形により
拡散して拡散パルスを発生するように採用されたパルス拡散器と、拡散パルスに
局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合してRF周波数のスペクトル
拡散伝送信号を発生するためのアップコンバータを含む送信機回路と、受信信号
にLO発振器信号を混合してIF周波数の受信拡散パルスを発生するためのダウ
ンコンバータを含む受信機回路と、拡散スペクトル伝送信号をコードシーケンス
に従って逆拡散して相関器信号を発生するように採用された相関器と、相関器信
号に応答して出力信号を発生するように採用された検出器とを含むRFモデムと
、出力信号を積分してそこからアナログ出力信号を発生するように作動する出力
回路とを含む、パルス幅変調(PWM)直接シーケンススペクトル拡散高周波(
RF)トランシーバをも提供する。
【0027】 本発明に従って、送信されるアナログ入力データに従ってパルス位置変調デー
タ入力信号を発生するための入力回路であるRFモデムと、データ入力信号に応
答して中間周波数(IF)を有するIF発振器信号からパルスを発生するように
採用されたパルス発生器であって、パルスの形状を成形するように採用された第
1パルス成形回路を含むパルス発生器と、成形されたパルスを拡散コードシーケ
ンス波形により拡散して拡散パルスを発生するように採用されたパルス拡散器と
、拡散パルスに局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合してRF周波
数のスペクトル拡散伝送信号を発生するためのアップコンバータを含む送信機回
路と、受信信号にLO発振器信号を混合してIF周波数の受信拡散パルスを発生
するためのダウンコンバータを含む受信機回路と、拡散スペクトル伝送信号をコ
ードシーケンスに従って逆拡散して相関器信号を発生するように採用された相関
器と、相関器信号に応答して出力信号を発生するように採用された検出器とを含
むRFモデムと、出力信号をランプ関数に照らして弁別してそこからアナログ出
力信号を発生するように作動する出力回路とを含む、パルス位置変調(PPM)
直接スペクトル拡散高周波(RF)トランシーバをさらに提供する。
【0028】 また、本発明に従って、中間周波数(IF)発振器信号および局部発振器(L
O)信号を発生するように採用された発振器と、IF発振器信号からパルスを発
生するように採用されたパルス発生器であって、パルスの形状を成形するように
採用された第1パルス成形回路を含むパルス発生器と、成形されたパルスを拡散
コードシーケンス波形により拡散して拡散パルスを発生するように採用されたパ
ルス拡散器と、拡散パルス信号をコードシーケンスに従って逆拡散して相関器信
号を発生するように採用された相関器と、相関器信号に応答して出力信号を発生
するように採用された検出器とを各々に備えた複数のN個の送信/受信回路であ
って、各送信/受信回路内の相関器が各相関器内の関数に実質的に直交する一意
の関数で構成されて成る送信/受信回路と、N個の送信/受信回路によって発生
したN個の拡散パルス信号を結合して結合伝送信号として送信するための手段と
、拡散パルスにLO信号を混合してRF周波数のスペクトル拡散伝送信号を発生
するためのアップコンバータを含む送信機回路と、結合伝送信号を受信してN個
の受信信号に分割する手段と、受信信号にLO信号を混合してIF周波数の受信
拡散パルスを発生するためのダウンコンバータを含む受信機回路とを含み、Nが
正の整数である、直接シーケンススペクトル拡散高周波(RF)モデムをも提供
する。
【0029】 本発明をここで、単なる例として、添付の図面に関連して説明する。 図1は本発明に従って構成されたRFモデムの第1実施形態を示すブロック図
である。 図2はRFモデムの信号発生器回路をより詳細に示すブロック図である。 図3はRFモデムのパルス発生器回路をより詳細に示すブロック図である。 図4はパルス発生器回路の信号の波形トレースを示す図である。 図5は本発明のRMモデムの共振器、発振器、およびRFスイッチ部分の実施
形態例を示す略ブロック図である。 図6はSAW共振器およびSAW相関器を含む表面弾性波デバイスを示すパタ
ーン図である。 図7はSAW共振器デバイスの出力インパルス応答を示すグラフである。 図8はRFモデムで使用されるSAWデバイスの周波数応答の大きさを示すグ
ラフである。 図9はSAW相関器デバイスの自己相関を示すグラフである。 図10は線形FM SAW相関器デバイスの自己相関を示すグラフである。 図11は問合せパルスに応答するSAW共振器デバイスの出力を示すグラフで
ある。 図12はRFモデムの送信RFフロントエンド回路をより詳細に示すブロック
図である。 図13は送信RFフロントエンド回路の信号の波形トレースを示す図である。 図14はRFモデムの受信RFフロントエンド回路をより詳細に示すブロック
図である。 図15はピーク検出器および決定回路を含めてRFモデムの受信機回路をより
詳細に示すブロック図である。 図16は本発明のRFモデムの一般状態機械の作動を示す状態図である。 図17は一般状態機械の送信状態機械部分の作動をより詳細に示す状態図であ
る。 図18は一般状態機械の受信状態機械部分の作動をより詳細に示す状態図であ
る。 図19はRFモデムの第2実施形態の信号発生器回路をより詳細に示すブロッ
ク図である。 図20はRFモデムの第2実施形態の送信RFフロントエンド回路を示すブロ
ック図である。 図21はRFモデムの第2実施形態の受信RFフロントエンド回路を示すブロ
ック図である。 図22は本発明のRFモデムを使用して構成されたOOK通信システムを示す
ブロック図である。 図23は本発明のRFモデムを使用して構成されたPWM通信システムを示す
ブロック図である。 図24はPWMトランシーバの幾つかの信号波形を示す図である。 図25は本発明のRFモデムを使用して構成されたPPM通信システムを示す
ブロック図である。 図26はPPMトランシーバの幾つかの信号波形を示す図である。 図27は2つ以上の相関器を有する本発明のRFモデムの第4実施形態を示す
ブロック図である。 図28は図27のRFモデムの送信受信回路をより詳細に示すブロック図であ
る。
【0030】 発明の詳細な説明 全体を通して使用する表記法 本書全体を通して以下の表記法を使用する。 用語 定義 BPF 帯域フィルタ BPSK 二相位相偏移変調 CMOS 相補形MOS CNR 搬送波対雑音比 DC 直流 DS 直接シーケンス FCC 連邦通信委員会 FET 電界効果トランジスタ FH 周波数ホッピング FM 周波数変調 IF 中間周波数 IL 挿入損 IR 赤外 ISI シンボル間干渉 ISM 産業・科学・医療 ISO 国際標準機関 LNA 低雑音増幅器 LO 局部発振器 MOSFET MOS電界効果トランシーバ NF 雑音指数 OOK オン/オフキーイング OSI 開放形システム間相互接続 PC パーソナルコンピュータ PPM パルス位置変調 PWM パルス幅変調 RF 無線周波数(高周波) S/H サンプルホールド SAW 表面弾性波SNR 信号対雑音比
【0031】 発明の詳細な説明 本発明は双方向直接シーケンススペクトル拡散半二重RFモデムである。RF
モデムは、多くの種類のアナログおよびデジタルパルス変調を送受信するために
適用することができる。902ないし928MHzの産業・科学・医療(ISM
)バンドの周波数内のRF周波数で作動するように意図された中核的RFモデム
回路機構を含む第1実施形態を提供する。結果として得られた拡散パルスを所望
の周波数帯域に変換するためのアップコンバータ/ダウンコンバータを含む第2
実施形態を提供する。RFモデムは多くの周波数範囲で作動するように採用させ
ることができるが、ここでは、2.4GHzのISMバンドの周波数内で作動す
るように構成された第2実施形態の例を提示する。しかし、当業者が本発明の原
理を適用して他の作動周波数をも有するRFモデムを構成することができるよう
に、本発明をここに示すそのような実施形態例に限定するつもりは無い。
【0032】 複数のパルス拡散器(すなわち相関器)を組合せて使用してデータレートを増
大する第3実施形態を提示する。加えて、本発明のRFモデムを利用して、OO
K、PWMおよびPPM通信システムなど、様々な種類のデータ通信システムを
構成する、幾つかの適用例を提供する。
【0033】 本発明のRFモデムの幾つかの主要な特徴は、(1)単一モノリシック基板上
に組み立てられた2つの異なる表面弾性波(SAW)デバイスをRFモデムに組
み込み、それにより第1SAWデバイスはモデムの送信機部分の共振器を形成す
るために使用する一方、第2SAWデバイスはモデムの送信機および受信機部分
の相関器を形成するために使用すること、(2)モデムによる非常に低い量の消
費電力、(3)動作中に非常に狭いパルスを受信する結果として得られるSNR
の改善、および(4)モデムの処理利得のため、伝送される1ビット当たりの実
効エネルギが送信機エネルギより10dB高いことである。
【0034】 加えて、RFモデムは、所望の周波数帯域外の伝送パルスのRFエネルギを低
減する回路機構を組み込む。SAWデバイスに入力される問合せパルスの形状を
平滑化するように機能する問合せパルス成形回路が使用される。加えて、SAW
相関器の構造は、拡散波形の遷移および不連続性を平滑化するように採用される
。さらに、パルスゲーティング回路は、SAW相関器によって発生するRF漏れ
を低減するように機能する。
【0035】 第1実施形態のRFモデム 本発明の第1実施形態に従って構成されたRFモデムを示すブロック図を図1
に示す。一般的に10で参照されるRFモデムは、送信回路機構および受信回路
機構を含む。モデムの一部分、すなわちSAW相関器デバイスは、送信機および
受信機の両方によって共用される。
【0036】 RFモデム10は、パルス送受信機として作動するように構成される。それは
、多くの異なる種類のデータ通信システムで使用するのに充分に汎用的であると
いう意味で一般的であるように構成され、その幾つかの例を以下で提示する。R
Fモデムは、ISO OSI通信スタックなど階層化通信システムの物理(PH
Y)層として使用することができる。
【0037】 一例として、パルストランシーバRFモデム10は、オン/オフキーイング(
OOK)、パルス幅変調(PWM)、パルス位置変調(PPM)、または他の種
類のパルス変調など、様々な種類の通信システムを構成するために使用すること
ができる。当業者は本発明のRFモデムを他の種類のパルス変調に基づく通信シ
ステムを構成するためにも適用できることに留意されたい。RFモデムの送信経
路について最初に説明し、その後に受信経路について説明する。
【0038】 モデムによって送信されるデータはホスト12によって提供され、コントロー
ラ38に入力される。コントローラ38は、モデムで使用されるタイミングおよ
び制御信号を発生する回路機構を含む。コントローラはまた、ホスト装置へのイ
ンタフェースをも提供する。ここで提示するモデム例では、コントローラは状態
機械として実現される。しかし、当業者は、発明の範囲から逸脱することなく、
多くの他の方法でコントローラを構成することができることに留意されたい。
【0039】 ホストは、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュー
タ、PC、または他のデータ計算手段など、任意の適切なデジタルデータ源を含
むことができる。ホストのデータレート出力は、送信機がサポートできる任意の
レートとすることができる。ここで説明するモデム例では、ホストからのデータ
レート出力は最大1.5Mbpsである。これは、20Mcpsまたは50ns
/チップの相関器チップレートを前提とする。13チップの拡散コードシーケン
スを使用してパルスを拡散すると、13×50=650ns/パルスが得られる
。したがって、このモデムの最大パルスレートは
【数1】 である。
【0040】 信号発生器14は、高周波(RF)信号をはじめ、モデムによって使用される
発振器信号およびクロック信号を発生するように機能する。ここで示すRFモデ
ム例では、RFは915MHzに等しく、RFは900MHzのISMバンドの
送信パルスを発生するように選択する。
【0041】 パルス発生器16は、送信される入力データに従ってRF信号をゲートするよ
うに機能する。SAWデバイス20は3ポートデバイスであり、拡散および逆拡
散素子として機能する。整合ネットワーク18、22、34は、SAWデバイス
をパルス発生器16、Tx/Rxフロントエンド回路26、32、および受信機
回路36にそれぞれ電気的にインタフェースするように機能する。
【0042】 送信方向には、パルス発生器の出力は、Tx/Rxスイッチ24を介して送信
RFフロントエンド26に入力される。送信RFフロントエンドはパルスを増幅
して、それをアンテナインタフェース28を介してアンテナ30に出力する。
【0043】 受信方向には、アンテナ30からの信号は、Tx/Rxスイッチ24を介して
SAW相関器20へ入力される前に、受信RFフロントエンド回路32によって
増幅される。結果的に得られる逆拡散信号は、受信信号を復元するように機能す
る受信機回路機構36に入力される。
【0044】 RFモデムの信号発生器回路をより詳細に図示するブロック図を図2に示す。
RFモデム10は、発振器によって出力された信号がRFスイッチによってオン
/オフ方式で変調されるパルス送信機/受信機として作動する。信号発生器は、
SAW相関器への問合せパルスを発生するために使用されるRF発振器信号の発
生源を提供し、かつコントローラ内の状態機械用の基本クロック信号を提供する
ように機能する。周波数源40は発振器回路42に連結される。周波数源は、水
晶結晶板、セラミック共振器、SAW共振器等のような任意の適切なデバイスを
含むことができる。この例では、信号発生器14はSAW共振器をベースとする
発振器である。SAW共振器190(以下で図6に関連して説明する)は、SA
W相関器と同一基板上で使用され、実現される。発振器は負抵抗発振器を含むこ
とができることに留意されたい。代替的に、他の種類の発振器を本発明に使用す
ることもできる。所望のデータレートによっては、発振器のウェイクアップ時間
が重要になることがあるので注意されたい。例えば、1Mbpsのデータレート
を達成するには、10マイクロ秒未満のウェイクアップ時間が必要である。
【0045】 発振器の出力はRF発振器信号(例えば、900MHzのISMバンド用の9
15MHz)を含む。信号発生器回路によって生成される信号は送信機および受
信機の両方によって使用されるので、回路は最小限の電流を消費することが好ま
しいことに留意されたい。
【0046】 SAWをベースとする共振器を使用することにより、サイズとコストと性能の
間の適正な妥協がもたらされることに留意されたい。この実施形態例では、SA
W共振器の中心周波数は、Δf=±0.1MHzの精度で915MHzであるこ
とが好ましい。この周波数は、902ないし928ISMバンドの真ん中である
。本発明は、2.4GHzのISMバンドなど、他の周波数帯域でも同様に作動
するように当業者によって採用させることができることに留意されたい。Q(q
uality factor)は、共振器の3dB帯域がΔf<10MHzとな
るようにすることが好ましい。挿入損(IL)は中心周波数でIL<3dBであ
ることが好ましく、中心周波数におけるインピーダンスZは50オーム未満で
ある。
【0047】 SAW共振器は、Δf=±0.1MHzの精度で中心周波数fが915MH
zである発振器回路に連結される。発振器の「ウェイクアップ時間」は、発振器
の出力がその電源電圧(例えば3V)が印加された時間から10μs以内に安定
化するようにすることが好ましい。発振器の信号出力は比較的低い電力、例えば
−30dBであり、増幅しなければならない。
【0048】 ここで記載する実施形態例の周波数範囲に従って、発振器は905ないし92
5MHzの間の周波数範囲で発振しなければならない。この範囲はほぼ相関器の
帯域幅である。したがって、これは、共振器が
【数2】 に近いQを必要とすることを意味する。これは比較的低いQであり、それにより
発振器の非常に短い「ウェイクアップ時間」が可能になるので、望ましい。ウェ
イクアップ時間が短くQが低い共振器および広帯域相関器の使用は、結果的に有
意のエネルギ節約をもたらす。
【0049】 RFモデムのパルス発生器回路をより詳細に図示するブロック図を図3に示す
。パルス発生器16は、SAW相関器に対する問合せのために使用される約10
0nsのRFパルスを発生するように機能する。パルス発生器の回路機構はポジ
ティブエッジトリガされる。すなわち、ラインのデータの低位から高位への遷移
により、パルス発生のシーケンスが開始される。それは、パルスを発生するアナ
ログ素子のオン・オフを切り替えるタイミング機構を含む状態機械として実現す
ることができる。図示したパルス発生器は、状態機械ではなくむしろハードウェ
ア素子を使用して構成された代替的実現である。
【0050】 ホストからの入力データは2つのワンショットデバイス142、144(すな
わち単安定マルチバイブレータ)をトリガする。第1の再トリガ不能なワンショ
ット142は、持続時間tD1を有する信号SW_CONTを発生する。第2の
再トリガ不能なワンショット144は、持続時間tD2を有するパルスを発生し
、続いて第3の再トリガ不能なワンショット146がトリガされる。PULSE
_OUTとラベル付けされた出力パルスは、tD3の高い持続時間を有する。ワ
ンショット144は、SAW増幅器154が安定化するためのセットアップ時間
を提供する。
【0051】 ワンショット146からのPULSE_OUT信号は、ANDゲート152を
介してRF発振器信号によりゲートされる。結果的に得られるゲートされた問合
せパルスは、SAW相関器の入力に最大電力を提供するように整合される非差動
電力増幅器154に入力される。SAW_INとラベル付けされた増幅器154
の出力は、SAW相関器に入力される。
【0052】 本発明によると、問合せパルスの形状は、側波帯周波数のスペクトル密度を低
下するように成形される。電力成形回路150は、問合せパルスにランプアップ
およびランプダウンエンベロープを与えるように、増幅器154への電力を制御
する。VCCから成形回路への電力は、ワンショット142からのSW_CON
T信号によって制御される。
【0053】 パルス発生器回路16の信号の例証波形トレースを図4に示す。結果として得
られる問合せパルスSAW_INは3つの部分を含む。ここに提示するモデム例
では、ランプアップ部分およびランプダウン部分は約30nsの持続時間を有す
る一方、一定内側部分は約115nsの持続時間(すなわちRFの56周期)を
有する。
【0054】 代替的に、問合せパルスは、RF信号の短いパルスを形成するように採用され
たRFスイッチを使用して発生することができる。パルス持続時間はおおよそ、
0.5ないし2チップ(すなわち25ないし100ns)の範囲内である。RF
スイッチは、「オン」状態でないときに、入力から出力まで少なくとも50dB
の高いアイソレーションを提供するように採用させることが好ましい。スイッチ
の入力インピーダンスは、10Kオーム以上および5pF以下であることが好ま
しい。出力インピーダンスは50オームであることが好ましい。データ入信号の
制御入力における正入力は、スイッチをオンまたは導通状態にする。代替的にス
イッチは、負または零信号が制御入力に入力されたときにオンになるように採用
させることができる。
【0055】 こうして、データ入信号に応答して、スイッチは、幅が約0.5ないし2チッ
プ(すなわち25ないし100ns)の範囲内である低電力パルス搬送信号、す
なわち問合せパルスを出力するように採用される。次いでこの信号はスイッチを
投入された増幅器によって増幅される。増幅器は、スイッチから出力される弱い
−30dBmの入力信号を約10ないし15dBmの出力電力に増幅するように
採用される。増幅器の作動の中心周波数は915MHzであり、帯域幅は少なく
とも50MHzである。出力インピーダンスは50オームであることが好ましい
。増幅器のウェイクアップ時間は100nsであることが好ましい。すなわち、
増幅器は100ns内に仕様通りに安定する。15ないし20dBもの高さに及
ぶことのあるSAW相関器の挿入損を克服するために、増幅器の高い利得が要求
される。
【0056】 共振器、発振器、およびRFスイッチの実施形態例を図示する略ブロック図を
図5に示す。一般的に50で参照される回路は、トランジスタ64のベースに接
続された周波数源56(すなわちSAW共振器)を含む。バイアス抵抗器54は
抵抗器58を介してVCCに接続される。コレクタはRFチョーク60に接続さ
れ、かつコンデンサ62から大地に接続される。RFチョークおよびコンデンサ
は電源からRFエネルギを分離するのに役立つ。トランジスタ64のベースは、
レジスタ66およびコンデンサ68の並列組合せに連結される。固定コンデンサ
68は、コレクタを介して接続された可変コンデンサ70に直列に接続される。
共振器およびトランジスタは、出力がコレクタの信号となる負インピーダンス発
振器を形成するように採用される。トランジスタは、回路の正のフィードバック
素子として機能するように構成される。
【0057】 共振器56は任意の適切な共振器を含むことができるが、中心周波数が発振器
の振動周波数を決定するSAW共振器デバイスであることが好ましい。SAW共
振器の構成について、以下でより詳細に記述する。発振器の出力はコンデンサ7
2を介してFETトランジスタ78を含む第1スイッチに連結され、該トランジ
スタのゲートは抵抗器76を介して大地に接続され、かつ抵抗器74を介してデ
ータ入信号に接続される。ソース端子は、抵抗器84およびコンデンサ86を含
むRCに連結された抵抗器80、82を含む分圧器を介してVCCに接続される
【0058】 FET78の出力は、結合コンデンサ92を介して、EFTトランジスタ98
を含む第2スイッチに連結され、該トランジスタのゲートは抵抗器94を介して
大地に接続され、かつ抵抗器94を介してデータ入信号に接続される。ソース端
子は、抵抗器110およびコンデンサ114を含むRCに連結された抵抗器88
、82を含む分圧器を介してVCCに接続される。2つの縦続スイッチを直列に
使用して、スイッチがオフのときに、高レベルの逆方向アイソレーションを提供
する。単一スイッチで充分なアイソレーションが提供されない場合、2つのスイ
ッチはアイソレーションを事実上2倍にする。そのような直列組合せにより、入
力と出力の間におよそ50dBのアイソレーションを提供することができる。加
えて、該スイッチは比較的迅速に、すなわちおよそ2nsで開くことができる。
【0059】 第2スイッチの出力は、抵抗器120を介して大地に接続されたコンデンサ9
0を介して、二重ゲートnチャネルエンハンスメント型MOSFET106の1
つのゲートに入力される。他のゲートはコンデンサ100を介して大地に連結さ
れ、かつVCCに接続された固定抵抗器102および大地に接続された可変抵抗
器120を含む分圧器に連結される。トランジスタ106は発振器信号を増幅す
るように構成される。トランジスタのソース端子は、FETスイッチ118およ
びRFチョーク108を介してVCC(コンデンサ116を介して大地に連結さ
れる)に接続される。RFチョークは、トランジスタ106をRF周波数の電源
から分離するのに役立つ。FETスイッチ118のゲートは、抵抗器122、1
24を介して、データ入信号と大地との間に接続された分圧器に接続される。F
ETスイッチ118は、トランジスタ106へのDC電力を制御するように機能
する。該スイッチは、データ入ラインのデータが高位(すなわち「1」)の場合
にだけ導通するように構成され、こうして増幅器の電力消費を低減する。
【0060】 トランジスタ106の出力は、結合コンデンサ112を介して出力FETスイ
ッチ130に連結される。スイッチ130のゲートは、抵抗器126、128を
介して、データ入信号と大地との間に接続された分圧器に接続される。スイッチ
の出力は結合コンデンサ132を介して増幅器段階に連結される。
【0061】 本発明のRFモデムの主要な特徴は、送信および受信の両方に単一SAW相関
器20を使用することである。モデムが送信状態のときに、問合せパルスが同調
/インピーダンス整合ネットワーク18に入力される。整合回路18は、SAW
デバイスで見られる入力インピーダンスが50オームとなるように、パルス発生
器16の出力におけるインピーダンスをSAWデバイスに整合させるように機能
する。
【0062】 SAW相関器デバイスは、SAWデバイスの特徴に従って波形を持つ信号を出
力するように作動する。以下でより詳細に記述する通り、SAW相関器は、13
ビットバーカーコードを表わす拡散信号波形を出力するように構成される。しか
し、モデムは他のスペクトル拡散コードを使用して構成することもできる。整合
回路18からの入力問合せパルスに応答して、SAWデバイスは、持続時間がず
っと幅広い、例えば500ないし700nsの拡散波形を出力するように作動す
る。SAWデバイス20の出力は、50オームの出力インピーダンスを低供する
ように機能する第2同調/インピーダンス整合ネットワーク22に入力される。
SAW相関器の挿入損は15ないし20dBもの高さに及ぶことがある。
【0063】 SAW共振器および相関器デバイス 本発明のSAW共振器および相関器デバイスについて、今からより詳細に記述
しよう。SAW共振器およびSAW相関器を含む表面弾性波デバイスを図示する
パターン図を、図6に示す。SAWデバイス20は、好ましくはSTカットされ
た水晶結晶板から成る単一圧電基板上に構成される。基板は、使用する材料が受
け入れられる温度安定性を持つ限り、水晶以外の材料から作製することができる
。SAWデバイス20は2つのSAW部品、すなわち共振器190および相関器
160を含む。相関器は、直接シーケンススペクトル拡散および逆拡散素子とし
て機能する受動素子である。両方について、最初に共振器から、以下でより詳細
に記述する。SAW共振器および相関器が、約1.5mmのサイズ上に収まる
ように採用されることに留意されたい。
【0064】 2端子デバイスである共振器190は発振器回路42(図2)に連結され、よ
り詳細には、トランジスタ64のベースに連結されることが示される(図5)。
共振器デバイス190は、信号電極194、198、202に接続された入力端
子192を含む。信号電極194、198、202は、電気信号を表面弾性波に
変換するためにくしの形状196、200、204をそれぞれに有する。側部電
極196、204は、電極200と異なり、距離全体に及ぶ。予め定められた距
離により相互に分離された2組の信号電極は、表面弾性波を電極信号に変換する
ように作動する。信号電極は両方とも、周知のリソグラフィ技術を用いて水晶結
晶基板上に形成され、低い電気抵抗を有するアルミニウム(Al)、金(Au)
、銀(Ag)、銅(Cu)または類似物などの適切な導電性材料から作製される
。アルミニウム(Al)は、低コストである利点を持ち、かつエッチングが容易
であるので、好ましい。
【0065】 相関器160は、トランスバーサル13ビットバーカーコードBPSK相関器
(すなわち整合フィルタ)として機能するように採用された6端子デバイスであ
る。第1実施形態では、相関器の中心周波数fは、±0.1MHzの精度Δf
で、915MHzである。相関器のビットレート(すなわちチップレート)は少
なくとも20Mbpsである。相関器の入力および出力インピーダンスは、約5
0オームとなるように採用される。
【0066】 異なるコード、異なるレート、異なる作動周波数を持ち、異なる変調を使用す
る相関器が技術上知られており、本発明のRFモデムに使用できることに留意す
ることが重要である。
【0067】 相関器160は、入力信号電極164に接続された入力端子162を含む。入
力電力は、入力トランスデューサを形成するように機能するくしの形を有するイ
ンターデジタルトランスデューサ166を含む。導電性表面168は、入力トラ
ンスデューサと直列に配置され、入力から出力へのRFエネルギ漏れを防止する
のに役立つように、RFエネルギを吸収するように機能する。信号電極172は
吸収表面168と直列に配置される。
【0068】 出力信号電極は、Tx/Rxスイッチに連結された出力端子174に接続され
る。出力信号電極は、電気信号を表面弾性波に変換するためにくしの形を有する
インターデジタルトランスデューサ170を含み、こうして出力トランスデュー
サを形成する
【0069】 導電性表面176は出力トランスデューサと直列に配置される。導電性表面1
76と直列のRxトランスデューサは、信号電極180およびインターデジタル
トランスデューサ182を含む。
【0070】 送信方向に、問合せパルスは相関器入力を介してSAWデバイスに入り、出力
トランスデューサによって拡散される。予め定められた距離によって相互に分離
された入力および出力インターデジタルトランスデューサの信号電極は、表面弾
性波を電気信号に変換するように作動する。出力端子174を横切って発生する
、結果的に得られる電気拡散パルスは、Tx/Rxスイッチを介して送信RFフ
ロントエンド回路に入力される。
【0071】 信号電極および吸収表面は、周知のリソグラフィ技術を用いて水晶結晶基板上
に形成され、低い電気抵抗を有するアルミニウム(Al)、金(Au)、銀(A
g)、銅(Cu)または類似物などの適切な導電性材料から作製される。アルミ
ニウム(Al)は、低コストである利点を持ち、かつエッチングが容易であるの
で、好ましい。
【0072】 受信方向には、アンテナから受信した拡散パルスは、今度は出力トランスデュ
ーサではなく入力トランスデューサとして機能するTx/Rxスイッチを介して
、中心トランスデューサに入力される。入力トランスデューサはパルスを逆拡散
し、それにより結果的に得られる逆拡散パルスはRxトランスデューサ182か
ら受信回路へ出力される。
【0073】 全てのトランスデューサは、表面弾性波相関器または整合フィルタとして機能
するように圧電基板上に形成される。中心トランスデューサのくし様電極対は、
送信中には拡散波形として、受信中に逆拡散波形として使用されるバーカーコー
ドシーケンスを表わすために形成される。中心トランスデューサのくし様電極対
は、チップレートに匹敵する間隔で形成される。ここに提示するRFモデム例で
は、相関器は13個のくし形素子170を含む。各くし形素子は位相を反転する
ように、またはそれを反転しないように機能する。
【0074】 このように、本発明のSAW相関器デバイスは双方向デバイスである。相関器
の出力は、信号の流れの方向に依存する。SAW共振器デバイスのインパルス応
答を図示するグラフを図7に示す。このグラフは、デルタ関数に応答して発生す
るSAW相関器デバイスのインパルス応答を示す。時間に対する相対振幅が描か
れている。グラフの頂部に沿って、13個のくし様素子に従って実行された位相
反転の標識(すなわち「+」または「−」)がある。「+」は位相の反転が無い
ことを示し、「−」は180度の位相の反転を示す。13個の素子は、RFモデ
ムで使用される13ビットのバーカーコード{+、+、+、+、+、−、−、+
、+、−、+、−、+}を生成するように構成される。例えば、5番目と6番目
のくし形素子の間で位相の反転が発生する(すなわち+から−へ)。20Mcp
s(すなわち50ns/チップ)のチップレートを想定すると、13チップ拡散
コードは650nsで送信することができる。
【0075】 出力トランスデューサの各ビットは、複数のセルを用いて実現することができ
る。各セルは、交互の極性{−1、1}のみならず絶縁電極または短絡電極の組
合せにより実現することができる。各ビットを形成する電極の数は150ないし
250を含むことができる。相関器の作動中心周波数f(例えば915MHz
)は、電極の配置およびそれらの曲線の交替の周期によって決定される。VがS
AWの実効速度である場合、L=V/fが共振波長であることに留意されたい
。放射SAWは、1周期L内に配置される電極の数であるSの離散値に対して
共振を有する。Sの値は2、3、4、3/2、4/3などとすることができる
【0076】 SAW相関器の13ビットの符号化出力パルス特性は、h(t)によって表
わすことができる。所望のH(t)は、それぞれ出力および入力トランスデュー
サのインパルス応答を表わすh(t)およびh(t)[h(t)*h
t)]の畳み込みとして計算することができる。トランスデューサは、h(t
)が13ビットコード[+、+、+、+、+、−、−、+、+、−、+、−、+
]と同様となり、h(t)が短い均等な信号となるように採用させることがで
きる。h(t)の遅延は、h(t)の1ビットより短くしなければならない
【0077】 スペクトル拡散コードシーケンス SAW相関器デバイス20を構成するために使用される実際のコードは、シス
テムの動作にとって重要である。しかし、拡散コードシーケンスは、自己相関、
雑音免疫、送信スペクトル、および低いシンボル間干渉(ISI)を含むがそれ
らに限定せず、1つまたはそれ以上の望ましい特性を最大にするように選択する
ことが好ましい。米国では、ISMバンドでの送信のため、FCCは、コードシ
ーケンスが10またはそれ以上のチップを含むこと、およびシステムが10dB
に等しいかそれ以上の処理利得を示すことを要求している。したがって本発明は
、FCCの最低限に近い短いコードシーケンスを利用する。
【0078】 多くの様々なスペクトル拡散コードシーケンス、および線形FMなど他の関数
を本発明に使用することができるが、選択されたスペクトル拡散コードは、バー
カーコードとして知られる周知のコードのクラスのものである。これらのコード
は、優れた自己相関性を持つことを特徴とする。{1111100110101
}を使用する特定のバーカーコードシーケンスは、優れたスペクトル平坦性およ
び低いオフ相関値を示す。このコードシーケンスは長さが13チップであり、し
たがってFCCの最低限に対して3チップの余裕を提供することに注意されたい
【0079】 整合フィルタ/相関器 相関器係数は、1に対しては+、0に対しては−1であり、それにより13チ
ップ拡散コードは結果的に、SAW相関器の構成で使用される次の係数、すなわ
ち+1、+1、+1、+1、+1、−1、−1、+1、+1、−1、+1、−1
、+1を生じる。RFモデムのSAWデバイスの周波数応答を図示するグラフを
図8に示す。周波数に対するdB単位の電力が描かれている。周波数応答は、I
SMバンド(すなわち902ないし928MHz)をカバーするように採用され
る。h(t)によって表わされる周波数応答の時間表現は、自己相関関数a(t
)を計算するために使用され、それによりa(t)=h(t)*h(−t)とな
り、これはh(t)およびh(−t)の畳み込みである。SAW相関器デバイス
の自己相関を示すグラフを図9に示す。自己相関の各ローブは幅約50nsであ
る。処理利得比は少なくとも11dB=10log10(13)である。13の
ピークまたはローブ(12個の小ピークおよび中心にある1つの大ピーク)が、
相関器に構成された13ビットのバーカーコードに対応することに注意されたい
【0080】 本発明が、BPSK SAW相関器の使用に限定されないことに注意すること
が重要である。一般的に、いかなる種類のパルス圧縮器でもこのモデムで使用す
ることができる。さらに詳しくは、本発明は、BPSK、線形FM、および非線
形FMなど、任意の適切なスペクトル拡散SAW技術を用いて実行することがで
きる。
【0081】 使用するパルス圧縮が線形FMである場合、信号は式1で次のように表わすこ
とができる。 V(t)=sin[2πf(t)t] (1) ここで、周波数関数f(t)=a・tは時間の線形上昇関数である。線形FM
SAW相関器デバイス例の自己相関を示すグラフを図10に示す。線形FMの自
己相関関数の形状は、線形FM関数のエンベロープが徐々に降下するという点で
、BPSK自己相関関数のそれとは異なることに留意されたい。
【0082】 使用するパルス圧縮が線形FMである場合、信号は上記の式1で表わすことが
できるが、そこで周波数関数f(t)=a・tは時間の非線形上昇関数である
。他の周波数関数も適切であることに留意されたい。
【0083】 送信中のSAW共振器デバイスの出力応答を図示するグラフを図11に示す。
このグラフは、送信中に発生するSAW相関器デバイスの出力応答を示す。時間
に対する相対振幅が描かれている。グラフの頂部に沿って、13個のくし様素子
に従って実行される位相反転の標識(すなわち「+」または「−」)がある。「
+」は位相の反転が無いことを示し、「−」は180度の位相の反転を示す。1
3個の素子は、RFモデムで使用される13ビットのバーカーコード{+、+、
+、+、+、−、−、+、+、−、+、−、+}を生成するように構成される。
【0084】 見て分かるように、相関器によって発生する拡散パルスは平滑な遷移を含む。
電気技術分野で知られている通り、インターデジタルトランスデューサは、発生
する拡散パルスのスペクトル側波帯がかなり低減されるように構成されている。
【0085】 拡散パルスの発生後に、相関器は、SAWデバイス内のRF結合によって生じ
る望ましくないRF漏れパルス210を発生する。本発明では、パルスゲーティ
ング回路を使用して、相関器の出力からのRF漏れパルスを除去する。パルスゲ
ート回路は、SAW相関器の前後に配置されたスイッチング手段(すなわちRF
スイッチ、FETスイッチ等)を含む。コントローラは、スイッチが逆に作動す
るように採用され、それによって第1スイッチが開いたときに、第2スイッチは
閉じ、第1スイッチが閉じたときに、第2スイッチは開く。こうして、作動中、
コントローラは第1スイッチを開き、かつ第2スイッチを閉じて、RF漏れパル
スが出力されるのを防止しながら、問合せパルスが相関器に入るのを可能にする
。特定の時間の後、第1スイッチは閉じ、第2スイッチは開き、こうして拡散パ
ルスが送信回路機構に出力されることを可能にする。
【0086】 整合ネットワーク22の出力は、ホストまたは他の制御/構成手段によって発
生するTx/Rx制御信号によって制御されるTx/Rxスイッチ24に入力さ
れる。スイッチ24がTx状態のときに、インピーダンス整合ネットワーク24
の出力は送信RFフロントエンド回路26に入力される。
【0087】 RFモデムの送信RFフロントエンド回路をより詳細に図示するブロック図を
図12に示す。送信RFフロントエンド回路26は、増幅の最終段階およびアン
テナへの供給を提供する。該回路は、差動出力を有するRF電力増幅器220を
含む。増幅器へのVCC供給は、コントローラからのTx_PWR信号に従って
スイッチ222を介して制御される。加えて、増幅器の利得は、同じくコントロ
ーラからのTx_GAIN_CTRL信号によって設定される。増幅器への入力
は、RF周波数(例えば915MHz)で相関器から出力される拡散パルス(す
なわち13ビットBPSKシーケンス)である。
【0088】 出力増幅器220は約40dBの利得を持つように作動する。この利得レベル
は、SAW相関器の減衰出力、例えば−30ないし−20dBM、約15dBm
のレベルまで増幅するために必要である。増幅器の入力インピーダンスは50オ
ームであることが好ましい。一実施形態では、信号を2回、すなわちSAWの前
に配置された第1増幅器を用いて10dB、およびSAWの後に配置された第2
増幅器を用いて30dB増幅することは、より大きい利得の単一増幅器を用いる
より好ましいことに留意されたい。しかし、SAW相関器20の遅延線効果のた
め、2つの増幅器は、回路の振動を回避するために同時にオン状態にならない。
および10ないし20nsの切替え時間を有する増幅器は充分であることに留意
されたい。
【0089】 代替実施形態では、モデムを2つまたはそれ以上の動作モード、例えば高デー
タレート低レンジモードおよび低データレート高レンジモードを持つように、構
成できることに留意されたい。高データレートモード時に、増幅器の利得は低利
得に設定され、こうして増幅器の高い直線性を利用する。低データレート時には
、増幅器の利得は高く設定され、こうして直線性を低減するが実効レンジを増加
する。2つの利得状態は、コントローラからのTx_GAIN_CTRL信号に
よって決定される。
【0090】 低速動作モード時には、相関器から出力されるパルスが相互に重ならないよう
に、充分な間隔をおいたパルスにより相関器への問合せが行われる。言い換える
とシンボル間干渉(ISI)が発生しない。問合せパルスの間隔がどんどん短く
なるにつれて、相関器から出力されるパルスは相互に重なり始め、したがってI
SIが発生する。問合せパルスの間隔を短くすることにより、高いデータレート
を達成することができる。
【0091】 SAWをベースとするスペクトル拡散トランシーバは、SAW相関器が線形で
あるという事実により、このような高いビットレートを取り扱うことができる。
線形SAW相関器は、相関器の前の増幅器が線形である限り、より高いビットレ
ートの場合でも、同じ逆拡散プロセスを実行する。したがって、意図的にISI
を発生させることによって高いビットレートを達成するためには、受信機フロン
トエンド回路に非常に線形性の高い増幅器を使用する必要がある。しかし、より
高いビットレートすなわち1ないし4Mbpsで作動する場合、トランシーバは
干渉およびチャネルの障害により影響されやすいことに注意されたい。
【0092】 電力増幅器のRF出力は、アンテナ30を送信および受信RFフロントエンド
回路の両方に連結するように機能するアンテナインタフェース28に入力される
。例えば、アンテナインタフェースは、任意の適切なRFスイッチを含むことが
できる。Tx状態で、該スイッチは、増幅器の出力をアンテナに連結するように
作動する。アンテナは、平衡給電付きプリントダイポール、不平衡給電無しプリ
ントスリーブダイポール、不平衡給電付きプリントモノポール、不平衡給電付き
モノポールヘリカル、不平衡給電付きプリントノッチ、不平衡給電付きプリント
スパイラル、プリントセミループ、ビアまたは小ループによって大地に短絡した
プリントパッチを含むがそれらに限定されず、任意の適切な構成を含むことがで
きる。
【0093】 送信RFフロントエンド回路の信号の波形トレースを図示する線図を図13に
示す。コントローラは、送信回路によって要求されるタイミングおよび制御信号
を発生するように作動する。コントローラの送信制御部分は、状態機械として実
現することができる。この場合、状態機械はポジティブエッジでトリガされ、こ
うして、ラインのデータが低位から高位に遷移するたびに増幅器を起動するシー
ケンスが開始される。
【0094】 ラインのデータに応答してTx_PWR信号が状態機械によって発生する。増
幅器がオンに切り替わるまでに、長さtSUのゲーティング時間遅延が課せられ
る。前述の通り、パルスゲーティングは、RF漏れが相関器から出力されるのを
防止するために使用される。増幅器は、拡散パルスの持続時間中、すなわち約8
00nsの間、オン状態に維持される。
【0095】 送信状態機械の機能は、2つのワンショットを直列に使用して実現することが
できることに留意されたい。両方のワンショットは再トリガ可能である。第1ワ
ンショットは、パルスゲーティング遅延tSUに等しい持続時間を持つ。第2ワ
ンショットは、約800nsの拡散パルス幅に等しい持続時間を持つ。
【0096】 RFモデムの受信RFフロントエンド回路をより詳細に図示するブロック図を
図14に示す。受信経路では、アンテナ30から受信した信号は、アンテナイン
タフェース28を介して受信RFフロントエンド回路32に入力される。受信回
路は低雑音増幅器(LNA1)230を含む。次いでRF信号はSAW相関器に
出力される。LNAへのVCC供給は、コントローラからのRx_PWR信号を
介してスイッチ232によって制御される。
【0097】 受信回路もまた2つの動作モード、すなわち高ビットレート短レンジモードお
よび低ビットレート、長レンジモードを持つように構成することができることに
留意されたい。高ビットレートモードは高い搬送波対雑音比(CNR)および低
いチャネルマルチパス効果を想定し、したがって高ビットレート動作が可能にな
る。このモードの主要な関心は、ISIの効果を処理することである。低ビット
レートモードは低いCNRおよび厳しいチャネルマルチパスおよびフェージング
効果を想定し、したがって低いビットレート動作が必要である。このモードの主
要な関心は、弱い受信信号およびマルチパス効果を処理することである。
【0098】 典型的な先行技術の回路とは異なり、信号を送受信する広いダイナミックレン
ジを可能にするために、アンテナとLNA1との間に簡単なLCフィルタ以外の
複雑なRFフィルタの必要性が無いことに留意されたい。このことから、受信R
Fフロントエンドは非常に高いダイナミックレンジを持つ必要がある。
【0099】 受信フロントエンドの出力は、相関器としてだけでなく、帯域外信号を除波す
るシャープフィルタとしても機能するSAW相関器に入力される。さらに、SA
Wデバイスは損失のある部品であるので、LNA1は高い利得を持つことが好ま
しい。
【0100】 受信RFフロントエンド回路の出力信号は、整合ネットワーク22を介してS
AW相関器に入力される。相関器は、受信した信号を元のコードシーケンスから
比較的狭いパルスに、例えば650nsの広いパルスから約50nsのパルス幅
に逆拡散するように機能する。
【0101】 ピーク検出器および決定回路を含むRFモデムの受信回路をより詳細に実証す
るブロック図を図15に示す。SAW相関器の出力は受信機回路機構36に入力
される。受信機回路機構はLNA240(LNA3)、高速ピーク検出器246
、低速ピーク検出器248、および決定回路254を含む。
【0102】 ピーク検出器が適正レベルの雑音免疫で検出することのできる信号のレベルに
よって、LNA3は任意選択的であることに留意されたい。LNA3の機能は、
SAW相関器の損失を補償することである。SAWからの自己相関結果がLAN
3に入力される。このように、本発明では、SAWデバイスは、受信した拡散信
号のエネルギを統合しながら他の全ての信号を濾波する(すなわち除波する)と
いう二重の役割を実行する。
【0103】 相関器の出力は受信機回路によって処理されて、パルスが存在するか否かが決
定される。使用されるASK変調は振幅に敏感であるので、LNA3は高い線形
性および高いダイナミックレンジを持つことが好ましい。
【0104】 ピーク検出器がLNA3の後に続き、RF信号をベースバンドに変換する信号
のエンベロープを検出する。ピーク検出器は、入力信号を整合させるために高い
ダイナミックレンジを持つように構成することが好ましい。本発明では、2つの
ピーク検出器、すなわち高速ピーク検出器246および低速ピーク検出器248
を並列に使用する。2つの間の差がそれらの出力帯域幅である。高速ピーク検出
器は10MHzの帯域幅を持つことが好ましく(所望のデータレートによって異
なる)、低速ピーク検出器は、外部コンデンサ/抵抗器を介してユーザによって
設定される帯域幅を持つ。加えて、高いダイナミックレンジを提供するために、
対数ピーク検出器が使用される。
【0105】 ピーク検出器は両方とも、電気技術の熟練者にはよく知られた技術を用いて構
成される。高速ピーク検出器は、平均化をほとんど使用せずに入力信号のピーク
を追跡するように機能する。他方、低速ピーク検出器は、入力信号を平均させて
ゆっくりと変化する基準信号を発生するように採用される。
【0106】 決定段階は、受信経路の最終段階である。この段階の出力は、有効な信号が検
出されたか否かを示すデジタルパルスである。それは、その出力RX_OUTが
コントローラに入力される比較器486(例えばシュミットトリガ比較器)を含
む。コントローラは、ラインからホストへのデータを発生するように機能する状
態機械を実現する。
【0107】 高速ピーク検出器回路の出力はシュミットトリガ比較器254の非反転入力に
入力される一方、低速ピーク検出器回路の基準信号出力は比較器の反転入力に入
力される。比較器の出力はRx Out信号を形成し、それは処理のためにコン
トローラに入力され、高層処理のため、例えばリンクまたはより高い層の通信処
理のためにホストに最終的に出力される。コントローラは、所望の変調および通
信方式に従ってデータに対し1つまたはそれ以上の判断を下すように機能する。
【0108】 本発明のRFモデムでは、必要なことは受信したパルスを検出することだけで
あるので、線形検出器の必要性は無い。したがって、線形検出器を使用すること
ができるが、非線形検出器は、より簡単で電流消費がより低く、より安価なピー
ク検出器の製造を可能にする。用途によって、受信信号のエンベロープは、線形
または非線形検出器のいずれかを用いて検出することができる。高速および低速
検出器は比較器と組み合せて、受信信号および出力デジタルバイナリデータの弁
別を実行するように作動する。
【0109】 比較器の出力は、ホストによって処理されるデジタルパルスであることに留意
されたい。ホストは、例えばOOK、PWMなど、多くの種類の通信方式を実現
するように構成する(すなわちプログラムする)ことができる。通信方式の幾つ
かの例を以下に提示する。
【0110】 2つの動作モードを提供するために、低速ピーク検出器の出力VSPKからオ
フセット電圧VOFFが減算される。信号VSPKは、比較器254の反転入力
に入力される前に、加算器252に入力される。高速ピーク検出器の出力VFP は、比較器の非反転入力に入力される。アナログマルチプレクサ250は、低
速ピーク検出器の電圧から減算するオフセット電圧を選択する。以下で式2に表
わすように、高データレートモードの場合、ピーク検出より3dB低いしきい値
を使用し、(すなわち3αオフセット)低データレートモードの場合、ピーク検
出より6dB低いしきい値を使用する(すなわち6αオフセット)。
【数3】 コントローラからのOFF_SEL信号は、受信機が作動する2つのモードを決
定する。加えて、コントローラからのRx_PWR信号は、スイッチ256、2
44、242を介するLNA3、高速および低速ピーク検出器、および比較器へ
の供給VCCを制御する。
【0111】 一般的送信および受信状態機械 前述の通り、コントローラは、RFモデムの全てのタイミング、制御およびデ
ジタル処理を実行するように機能する。それは、例えば状態機械をはじめ、多く
の適切な方法で実現することができる。状態機械への入力は、データ入、Mod
e、Tx/Rx、作動停止、およびクロックを含む。状態機械からの出力はデー
タ出、Px_PWR、Tx_PWR、OFF_SEL、およびTx_GAIN_
CTRLを含む。
【0112】 本発明のRFモデムの一般状態機械の作動を実証する状態図を図16に示す。
一般的に260で参照される状態機械は、モデムの初期状態である始動状態26
2を含む。この状態は、モデムの電源が投入され(すなわちVCCを受け取り)
、かつ作動停止=1であるときに、開始される。この状態で、モデムは非常に低
い電流を消費する。作動停止=0をセットすると、モデムは発振器起動状態26
4に入る。どの状態からでも再び作動停止=1をセットすると、モデムは起動状
態に戻る。
【0113】 発振器起動状態はウェイクアップ状態であり、発振器が安定するまで10マイ
クロ秒が与えられる。次の状態は、Tx/Rx入力制御線の状態によって異なる
。Tx/Rx入力制御線が高位になると、データI/O入力モード状態268に
入る。送信モード(Tx/Rx=1)では、SW_CONT、PULSE_OU
T、Tx_PWR、およびRx_PWRが全て零に設定される。データ入入力線
が低位から高位(データ入=1)に遷移すると、Tx状態機械272が始動する
【0114】 送信および受信モード状態266、268間の遷移は、Tx/Rx線の状態に
よって制御される。送信および受信モード状態から始動状態への遷移は、作動停
止線によって制御される。
【0115】 一般状態機械の遷移状態機械部分の作動をより詳細に実証する状態図を図17
に示す。Tx状態機械272の作動は、始動状態280から始まる。この状態か
ら2つの作動経路が平行して実行される。一方の経路は問合せパルスを発生し、
他方は送信機RFフロントエンド回路を使用可能にする。
【0116】 問合せパルスは最初に、パルス使用可能状態282を入力することによって発
生し、そこでSW_CONT信号が高位にセットされ、こうしてパルス成形回路
150および出力増幅器154(図3)が使用可能になる。時間遅延状態284
では、安定化が達成されるまで50ないし150nsの時間遅延が行われる。パ
ルス発生状態286では、PULSE_OUT信号が高位にセットされ、問合せ
パルスが使用可能になる。問合せパルスは、時間遅延状態288の間に、RF信
号の56周期(すなわち約115ns)だけ使用可能になる。時間遅延後、信号
はオフになり、パルス使用不能状態290になる。特に、PULSE_OUT信
号は使用不能になり(すなわち低位にセットされ)、SW_CONTは低位にセ
ットされる。
【0117】 問合せパルスの発生は再トリガ不能であり、データ入線の低位から高位への遷
移が行われた場合、それが無視されることを意味する。
【0118】 増幅器は最初に、送信RFフロントエンド回路の増幅器に電源電圧が印加され
る前に、すなわちTx_PWRが高位にセットされる前に、時間遅延状態292
を入力することによって使用可能になる。遅延の持続時間は、SAWデバイスの
遅延から電力増幅器のターンオン時間を引き、かつ問合せパルスの持続時間を引
いたものに近似する。次の状態294で増幅器は、時間遅延状態296によって
課せられる約800ns(すなわちRF信号の390周期)の時間中オンになる
。次の状態298で、増幅器は作動を停止する。すなわちTx_PWRが低位に
セットされる。
【0119】 送信RFフロントエンド回路に電源電圧を印加する回路機構は再トリガ可能で
あり、これはデータ入線の低位から高位への遷移が発生した場合に、390周期
の時間遅延が始動することを意味する。
【0120】 図16を参照しながら説明する。Tx/Rx入力制御線が低位になると、デー
タI/O出力モード状態266に入る。受信モード(Tx/Rx=0)では、S
W_CONT、PULSE_OUTおよびTx_PWRは全て零にセットされる
。Rx_PWRは1にセットされる。決定回路内の比較器の出力が高位になると
(RX_OUT=1)、Rx状態機械270が始動される。
【0121】 一般状態機械の受信状態機械部分の動作をより詳細に実証する状態図を図18
に示す。比較器の出力が低位から高位に遷移すると、データ出線がセットされる
(状態300)。約100nsの時間遅延後に(状態302)、データ出線は低
位になり(状態304)、制御が状態266に戻る。
【0122】 RFモデムの第2実施形態 RFモデムの第2実施形態では、アップコンバータ/ダウンコンバータが拡散
パルスをより高い周波数へ/から変換するように機能する。信号発生器14、送
信RFフロントエンド26、および受信RFフロントエンド回路32を除いて、
モデムの回路機構の大部分は変わらない。必要な変更は、アップ/ダウンコンバ
ージョンを実行するために必要な発振器信号発生およびミキサ回路機構を含む。
【0123】 第2実施形態のモデムでは、信号発生器14は、モデムによって使用される中
間周波数(IF)および局部発振器(LO)信号を発生するように機能する。こ
こに示すRFモデム例では、IFおよびLOは2.4GHzのISMバンドの送
信パルスを発生するように選択され、IFは488MHzに等しく、LOは19
52MHzに等しい。結果的に所望のRFを得る和周波数は2.4GHzに等し
い。
【0124】 送信方向には、パルス発生器の出力は、Tx/Rxスイッチ24を介して送信
RFフロントエンド26に入力される。送信RFフロントエンドはパルスを増幅
し、所望の周波数帯域(例えば2.4GHz)へのアップコンバージョンを行な
う。結果として得られる信号は増幅され、アンテナインタフェース28を介して
アンテナ30に出力される。
【0125】 受信方向には、アンテナ30からの信号は、Tx/Rxスイッチ24を介して
SAW相関器20に入力される前に、混合されてIFへのダウンコンバージョン
が行われる。結果的に得られる逆拡散信号は、受信データを復元するように機能
する受信機回路機構36に入力される。
【0126】 第2実施形態のRFモデムの信号発生器回路を実証するブロック図を図19に
示す。信号発生器は、(1)コントローラの状態機械に基本クロックを提供する
ため、(2)SAW相関器への問合せパルスの発生源として、および(3)送信
および受信フロントエンドアップ/ダウンコンバージョン回路機構のための供給
源として機能する。周波数源310は、発振器回路312に連結される。周波数
源は、水晶結晶板、セラミック共振器、SAW共振器等のような任意の適切なデ
バイスを含むことができる。SAW共振器はSAW相関器と同一基板上で使用さ
れ、実現される。
【0127】 発振器の出力はIF発振器信号を含み、これに4を乗算して、所望のアップコ
ンバージョンLO周波数(例えば1952MHz)が生成される。高速ウェイク
アップ時間が望まれる場合、PLL回路を使用して周波数逓倍を実行するだけで
は充分でないかもしれない。この場合、カッドセルフミキシングに基づく部品(
quad self-mixing based component)314、316を利用することが好ましい
。加えて、回路は、LO周波数(例えば1952MHz)以外の調波を充分に抑
制することが好ましい。
【0128】 第2実施形態のRFモデムの送信RFフロントエンド回路を実証するブロック
図を図20に示す。送信RFフロントエンド回路26は、最終段階の増幅および
アンテナへの供給の前に、アップコンバージョンを提供する。該回路は、非差動
入力を有するIF増幅器320、混合器322、および差動出力を有するRF電
力増幅器324を含む。増幅器へのVCCの供給は、コントローラからのTx_
PWR信号に従って、スイッチ328、326を介して制御される。加えて、増
幅器の利得は、同じくコントローラからのTx_GAIN_CTRL信号によっ
て設定される。
【0129】 IF増幅器への入力は、IF周波数(例えば488MHz)で相関器から出力
される拡散パルス(すなわち13ビットBPSKシーケンス)である。混合器3
22は、1952MHzのLO信号を利用して、信号を2.44GHzなど所望
の周波数帯域へのアップコンバージョンを実行する。少なくとも30dBの除去
を有する画像除去混合器(image rejection mixer)を使用することが好ましい
。送信RFフロントエンド回路の信号は、図13に示すような波形を有する。
【0130】 RFモデムの受信RFフロントエンド回路をより詳細に実証するブロック図を
図21に示す。受信経路では、アンテナ30から受信した信号が、アンテナイン
タフェース28を介して受信RFフロントエンド回路32に入力される。受信回
路は単段ダウンコンバージョンを含む。アンテナからのRFは、第1低雑音増幅
器(LNA1)330に入力される。出力は、混合器332を介して1952M
HzのLO信号と混合されて、IF信号を発生する。次いでIF信号は、SAW
相関器に出力される前に、第2LNA334(LNA2)によって増幅される。
LNAへのVCCの供給は、コントローラからのRx_PWR信号を介して、ス
イッチ338、336によって制御される。
【0131】 発明の適用 前述の通り、RFモデムは一般的に、任意の数の変調の種類および通信方式の
ための物理層の基礎として構成される。特にRFモデムは、どのような種類のデ
ジタルパルス変調でも実行するために適用される。今から3つのデジタルパルス
変調の例を提示する。3つの変調の種類は、OOK、PWM、およびPPM変調
を含む。以下の適用例は全て、ここで記載する3つのRF実施形態のどれを使用
しても構成することができる。
【0132】 OOK変調 本発明のRFモデムを用いて構成されたOOK通信システムを実証するブロッ
ク図を図22に示す。該システムは、RFを用いて半二重で通信するように採用
された、OOKトランシーバ#1および#2とラベル付けされた2つのOOKト
ランシーバ340を含む。OOKトランシーバ#1はワンショット344、RF
モデム346、ラベル付けされたRFモデム#1、およびアンテナ348を含む
。OOKトランシーバ#2は同様に構成され、ホスト#2、ワンショットデバイ
ス、RFモデム#2、およびアンテナを含む。ホスト#1とラベル付けされた第
1ホスト342は、OOKトランシーバ#1へデータを送信し、かつそこからデ
ータを受信するために連結される。第2ホスト#2は、OOKトランシーバ#2
へデータを送信し、かつそこからデータを受信するように採用される。両ホスト
とも、モデムへのTx/Rx制御線を駆動するように採用される。
【0133】 作動中、ホストはRFモデム#1にデータを出力することによって、データを
送信する。データは、例えば、「1」を表わすパルスおよび「0」を表わすパル
スの不在を含む。RFモデムは本発明に従って構成され、およそ50nsのパル
スを受信するように採用される。ホストがそのような短い幅のパルスを発生する
ことができない場合、ワンショットデバイス344を使用することができる。パ
ルスは次いで、SAW相関器を介して、上述した拡散シーケンスに拡散され、ア
ンテナ348を介して送信される。
【0134】 信号はOOKトランシーバ#2のアンテナによって受信され、RFモデム#2
に入力される。RFモデムは信号を逆拡散し、50nsのパルスをさらなる処理
のためにホスト#2に出力するように機能する。ホスト#2が50nsのパルス
を入力するのに充分なほど高速でない場合、RFモデムとホストとの間に第2ワ
ンショットまたはラッチ(図示せず)を使用することができる。
【0135】 PWM変調 本発明のRFモデムを用いて構成されたPWM通信システムを実証するブロッ
ク図を図23に示す。該システムは、RFを用いて半二重で通信するように採用
された、PWMトランシーバ#1および#2とラベル付けされた、2つのPWM
トランシーバ350を含む。PWMトランシーバ#1は、サンプルホールド(S
/H)回路354、364、のこぎり波(ランプ)信号発生器366、比較器3
56、積分器362、RFモデム358、ラベル付けされたRFモデム#1、お
よびアンテナ360を含む。PWMトランシーバ#2は同様に構成され、S/H
回路、ランプ関数発生器、比較器、RFモデム#2、積分器、およびアンテナを
含む。ホスト#1とラベル付けされた第1ホスト352は、PWMトランシーバ
#1へデータを送信し、かつそこからデータを受信するために連結される。第2
ホスト#2は、PWMトランシーバ#2へデータを送信し、かつそこからデータ
を受信するように採用される。両ホストとも、モデムへのTx/Rx制御線を駆
動するように採用される。
【0136】 図23および24を参照して説明すると、作動中、ホストはS/H回路354
にアナログ入信号を出力することによって、データを送信する。データはデジタ
ルまたはアナログのどちらでもよく、ホスト以外の手段によって提供することも
できることに留意されたい。ここで提示する例では、トランシーバはアナログ信
号を送受信するように採用されているが、当業者はデジタル信号を送受信するよ
うに採用させることができる。アナログ信号VIN370はS/H回路によって
標本化され、比較器356の非反転入力に入力される。のこぎり波またはランプ
関数発生器の出力372は、比較器の反転入力に入力される。ランプ関数信号の
期間は、バーカーコードの限界に関連付けられる問題を回避するために、150
ns以下の幅であることが好ましい。比較器の出力374はランプの振幅が入力
信号を超えるまで高位であり、入力信号を超える時点で出力は低位になる。
【0137】 データ入パルスはRFモデムに入力され、アンテナ360を介してPWMトラ
ンシーバ#2に送信される。送信拡散波形のパルス幅は、入力信号のパルス幅に
従って変化する。例えば20ns幅の入力パルスは、ピークパルス幅が約20n
sの受信信号を生じる。100ns幅の入力パルスは、ピークパルス幅が約10
0nsの受信信号を生じる。しかし、バーカーコード拡散シーケンスの幅の拡張
は制限される。パルス幅の増加は、約2チップの持続時間に制限される(20M
cpsのチップレートを想定すると、これは150nsに相当する)。
【0138】 信号は、OOKトランシーバ#2のアンテナによって受信され、RFモデム#
2に入力される。RFモデムは、信号を逆拡散し、かつ入力信号のパルス幅に従
う幅のパルスを出力するように機能する。RFモデムの出力は、受信信号を積分
するように機能する積分器362に入力される。積分器の出力信号VOUT37
6は、S/H364によって標本化される。S/H回路の出力はアナログ出信号
を形成し、次いでこれはさらなる処理のためにホストまたは他の手段に入力され
る。
【0139】 ランプ関数発生器とS/H回路354、364に提供されるクロックを同期さ
せて、ランプ関数の低位から高位への遷移がデータすなわち送信されるアナログ
入信号のシンボル期間と一致するように注意することが重要である。
【0140】 PPM変調 本発明のRFモデムを用いて構成されたPPM通信システムを実証するブロッ
ク図を図25に示す。該システムは、RFを用いて半二重で通信するように採用
された、PPMトランシーバ#1および#2とラベル付けされた、2つのPPM
トランシーバ380を含む。PPMトランシーバ#1は、サンプルホールド(S
/H)回路384、396、のこぎり波(ランプ)信号発生器398、392、
比較器386、394、ワンショット388、RFモデム390、ラベル付けさ
れたRFモデム#1、およびアンテナ399を含む。PPMトランシーバ#2は
同様に構成され、S/H回路、比較器、ランプ関数発生器、ワンショット、RF
モデム#2、およびアンテナを含む。ホスト#1とラベル付けされた第1ホスト
382は、PPMトランシーバ#1へデータを送信し、かつそこからデータを受
信するために連結される。第2ホスト#2は、PPMトランシーバ#2へデータ
を送信し、かつそこからデータを受信するように採用される。両ホストとも、モ
デムへのTx/Rx制御線を駆動するように採用される。
【0141】 図25および26を参照して説明すると、作動中、ホストはS/H回路384
にアナログ入信号を出力することによって、データを送信する。データはデジタ
ルまたはアナログのどちらでもよく、ホスト以外の手段によって提供することも
できることに留意されたい。ここで提示する例では、トランシーバはアナログ信
号を送受信するように採用されているが、当業者はデジタル信号を送受信するよ
うに採用させることができる。アナログ信号VIN400はS/H回路によって
標本化され、比較器386の非反転入力に入力される。のこぎり波またはランプ
関数発生器の出力402は、比較器の反転入力に入力される。比較器の出力はラ
ンプの振幅が入力信号を超えるまで高位であり、入力信号を超える時点で出力は
低位になる。比較器の出力は、比較器の出力の立下り縁によってトリガされるワ
ンショットデバイス388に入力される。ワンショットは、幅が均等な、例えば
50nsのパルス404を発生し、これは次に、アンテナ180を介してPPM
トランシーバ#2へ伝送するためにRFモデムに入力される。
【0142】 送信される拡散波形のパルス位置は、DATA IN信号の時間位置によって
変化する。信号はOOKトランシーバ#2のアンテナによって受信され、RFモ
デム#2に入力される。RFモデムは、信号を逆拡散し、かつ位置が入力信号の
パルス位置によって変化するパルスを出力するように機能する。RFモデムの出
力は比較器394に入力される。第2入力はランプ関数発生器392の出力に入
力される。
【0143】 動作中、ランプ信号の出力は、パルスが到着するまでS/H回路396によっ
て標本化され、RFモデムによってデータ出信号として出力される。比較器の出
力はS/H回路へのクロック信号を形成する。S/H396への入力は、RFモ
デムの出力がランプ信号を超えるまで増加する。これは、送信機からのパルスの
受信と一致する時点でRFモデムがパルスを出力することに対応する。この時点
で、S/Hにクロック信号が送られ、S/Hから出力される信号VOUT406
がその入力に等しくセットされる。S/H回路の出力はアナログ出信号を形成し
、次いでこれはさらなる処理のためにホストまたは他の手段に入力される。
【0144】 ランプ関数発生器392とS/H回路384に提供されるクロックを同期させ
て、ランプ関数の低位から高位への遷移がデータすなわち送信されるアナログ入
信号のシンボル期間と一致するように注意することが重要である。データを受信
することができるように、ランプ信号を受信信号と同期させるための同期方式は
、技術上知られている。
【0145】 PPM通信システムでは、重要な性能標識は、下の式3で与えられるシンボル
期間対パルス幅の比βである。 β=T/τ (3) 信号対雑音比(SNR)は、下の式4によって与えられる。
【数4】 ここでEは1ビット当たりのエネルギであり、Nは雑音レベルである。リン
クバジェットが1ビット当たり一定のエネルギEを持つと想定すると、したが
って性能はβの値によって決定される。パルス幅が狭くなるとSNRは増加し、
パルス幅が広くなるとSNRは低減する。例えば、送信で使用するパルス幅τが
約50nsである場合、シンボル期間Tは1000nsとなり、その結果、βは
20となり、Eは−70dBmに等しく、Nは−114+10log(20
)=100dBmとなる、リンクのSNRは約52dBである。
【0146】 複数の相関器を使用する第3実施形態のRFモデム より高い通信ビットレートを達成するために、上述した第1および第2モデム
実施形態に、追加の相関器および関連回路機構を追加することができる。一般的
に、任意の数の相関器を追加することができ、f(t)によって表わされる各
相関器の相関器機能またはコードは、他の全ての相関器の関数と直交する。各相
関器の関数(すなわちコード)が相互に直交する場合、各相関器は他とは独立に
送受信する。しかし、次の基準を満たすだけの充分な数の関数がなければならな
い。 〈f(t),f(t)〉= 0 for all i ≠j (5) 言い換えると、全てのコードの他の各々のコードとの相互相関は非常に低く、例
えばほぼ0でなければならない。一例として、当業者は、相互に実質的に直交し
、相互相関が零に近い複数の線形FMコードを容易に生成することができるであ
ろう。
【0147】 本発明の原理の理解を助けるために、N個の相関器を含むモデム例を提示する
。上述の基準が満たされる限り、モデムは任意の数N個の相関器を使用して構成
することができる。複数の送信器を使用する結果、実効通信ビットレートが増加
する。一例として1.5Mbpsのビットレートを持つ図1のRFモデムを考慮
すると、N個の相関器を使用する結果、総ビットレートはN×1.5Mbpsと
なる。
【0148】 本発明に従って構成される、複数の相関器を有する第3実施形態のRFモデム
を図示するブロック図を図27に示す。一般的に410で参照されるモデムは、
今や「N」個のSAW相関器があることを除いては、上述した第1または第2実
施形態と同様に構成される。モデム410は、図6のSAW共振器など、任意の
適切な周波数源を利用する単一信号発生器412を含む。信号発生器412のI
F信号出力は、送信/受信回路#1〜#Nとラベル付けされた複数の送信/受信
回路416に供給される。
【0149】 各送信/受信回路は、コントローラ414からデータ入線を受信し、そこにR
x出信号を出力する。ホスト430は、送信されるデータをコントローラおよび
データ入#1〜データ入#Nとラベル付けされた別個のデータ入信号線上の各送
信/受信回路に提供する。同様に、各送信/受信回路のコントローラからの出力
データは、データ出#1〜データ出#Nとラベル付けされた別個のデータ出信号
線を介してホストに入力される。ホストはまた、モデムによって要求されるタイ
ミングおよび制御信号を発生するように機能するコントローラにTx/Rx信号
をも提供する。
【0150】 各送信/受信回路からの信号線は、RF電力スプリッタ/コンバイナ418に
接続される。該デバイスは、送信方向にはコンバイナとして、受信方向にはスプ
リッタとして機能する。電力スプリッタ/コンバイナは、信号を送信経路および
受信経路に分割するように機能するTx/Rxスイッチ420に連結される。送
信中、該スイッチは送信/受信回路からの信号を送信RFフロントエンド回路4
22に入力するように構成される。受信中、該スイッチは受信RFフロントエン
ド回路424の出力を送信/受信回路に向けるように構成される。送信フロント
エンド回路422からのRF出信号および受信フロントエンド回路424へのR
F入信号は、アンテナインタフェース426を介してアンテナ428に連結され
る。
【0151】 図27のRFモデムの送信/受信回路をより詳細に図示するブロック図を図2
8に示す。送信経路は、信号発生器からIF発振器信号を受信し、かつコントロ
ーラ、整合ネットワーク442、SAW相関器444、および整合ネットワーク
446からデータ入信号を受信するように採用されたパルス発生器440を含む
。整合ネットワーク446の出力は電力スプリッタ/コンバイナ418(図27
)に入力される。
【0152】 受信経路は、整合ネットワーク446、SAW相関器444、整合ネットワー
ク448、および受信回路450を含む。受信回路450の出力は、その後コン
トローラ414に入力されるRx出信号を形成する。
【0153】 送信/受信回路416を含むモデム410の部品は、上述した第1および第2
実施形態のモデムの類似部品と同様に機能することに留意されたい。送信中、コ
ントローラ414は送信するデータを、それぞれのデータ入信号線を介して各送
信/受信回路416に提供する。各回路は、一意の関数(またはコード)が取り
込まれた相関器を組み込み、こうして発生する信号間の干渉を防止する。その結
果得られるNの倍数個の信号は、RF電力コンバイナ/スプリッタ418によっ
て結合される。結合された信号は次いで、送信RFフロントエンド回路によって
処理され、アンテナ428を介して送信される。
【0154】 任意選択的に、結合された信号は、増幅してアンテナに入力する前に、送信R
Fフロントエンド回路26(図20)のそれと同様の混合回路を用いてアップコ
ンバージョンすることができる。
【0155】 受信経路では、受信した信号はアンテナからアンテナインタフェース426を
介して受信RFフロントエンド回路424に供給される。受信方向でも同様に、
アンテナから受信した信号は、Tx/Rxスイッチ420に入力される前に、受
信RFフロントエンド回路32(図21)のそれと同様の回路を使用して、任意
選択的にIF周波数にダウンコンバージョンすることができる。次いで、信号は
RF電力スプリッタ/コンバイナ418によってN個の信号に分割される。受信
した信号は、その中に取り込まれた関数に従ってパルスを出力するように機能す
る各送信/受信回路内の相関器に入力される。パルスは、各受信回路内の個別の
ピーク検出器に入力されて、「N」個のRx出信号を発生する。結果的に得られ
た「N」個のRx出信号は、ホストに送信されるデータ出信号を発生するコント
ローラに入力される。
【0156】 添付の請求の範囲は、本発明の精神および範囲内に該当する発明の全ての特徴
および利点を含むつもりである。多くの変形および変化を当業者は容易に思いつ
くであろうから、本発明はここに記載した限定数の実施形態に限定されないつも
りである。したがって、全ての適切な変形、変化、および均等物は本発明の精神
および範囲内に該当すると分類できることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って構成されたRFモデムの第1実施形態を示すブロック図である
【図2】 RFモデムの信号発生器回路をより詳細に示すブロック図である。
【図3】 RFモデムのパルス発生器回路をより詳細に示すブロック図である。
【図4】 パルス発生器回路の信号の波形トレースを示す図である。
【図5】 本発明のRMモデムの共振器、発振器、およびRFスイッチ部分の実施形態例
を示す略ブロック図である。
【図6】 SAW共振器およびSAW相関器を含む表面弾性波デバイスを示すパターン図
である。
【図7】 SAW共振器デバイスの出力インパルス応答を示すグラフである。
【図8】 RFモデムで使用されるSAWデバイスの周波数応答の大きさを示すグラフで
ある。
【図9】 SAW相関器デバイスの自己相関を示すグラフである。
【図10】 線形FM SAW相関器デバイスの自己相関を示すグラフである。
【図11】 問合せパルスに応答するSAW共振器デバイスの出力を示すグラフである。
【図12】 RFモデムの送信RFフロントエンド回路をより詳細に示すブロック図である
【図13】 送信RFフロントエンド回路の信号の波形トレースを示す図である。
【図14】 RFモデムの受信RFフロントエンド回路をより詳細に示すブロック図である
【図15】 ピーク検出器および決定回路を含めてRFモデムの受信機回路をより詳細に示
すブロック図である。
【図16】 本発明のRFモデムの一般状態機械の作動を示す状態図である。
【図17】 一般状態機械の送信状態機械部分の作動をより詳細に示す状態図である。
【図18】 一般状態機械の受信状態機械部分の作動をより詳細に示す状態図である。
【図19】 RFモデムの第2実施形態の信号発生器回路をより詳細に示すブロック図であ
る。
【図20】 RFモデムの第2実施形態の送信RFフロントエンド回路を示すブロック図で
ある。
【図21】 RFモデムの第2実施形態の受信RFフロントエンド回路を示すブロック図で
ある。
【図22】 本発明のRFモデムを使用して構成されたOOK通信システムを示すブロック
図である。
【図23】 本発明のRFモデムを使用して構成されたPWM通信システムを示すブロック
図である。
【図24】 PWMトランシーバの幾つかの信号波形を示す図である。
【図25】 本発明のRFモデムを使用して構成されたPPM通信システムを示すブロック
図である。
【図26】 PPMトランシーバの幾つかの信号波形を示す図である。
【図27】 2つ以上の相関器を有する本発明のRFモデムの第4実施形態を示すブロック
図である。
【図28】 図27のRFモデムの送信受信回路をより詳細に示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW 【要約の続き】 ットレートを増大させる。

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間周波数(IF)を有するIF発振器信号からパルスを発
    生するように採用されたパルス発生器であって、前記パルスの外形を成形するよ
    うに採用された第1パルス成形回路を含むパルス発生器と、 前記成形されたパルスを拡散コードシーケンス波形により拡散して拡散パルス
    を発生するように採用されたパルス拡散器と、 前記拡散パルスに局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合してRF
    周波数のスペクトル拡散伝送信号を発生するためのアップコンバータを含む送信
    機回路と、 受信信号に前記LO信号を混合して前記IF周波数の受信拡散パルスを発生す
    るためのダウンコンバータを含む受信機回路と、 前記受信拡散パルスを前記コードシーケンスに従って逆拡散して相関器信号を
    発生するように採用された相関器と、 前記相関器信号に応答して出力信号を発生するように採用された検出器と を備える直接シーケンススペクトル拡散高周波(RF)モデム。
  2. 【請求項2】 前記IF発振器信号および前記LO信号が、信号周波数源を
    利用するように採用された発振器回路によって生成される、請求項1に記載のモ
    デム。
  3. 【請求項3】 前記発振器回路が、 前記周波数源と、 前記周波数源に接続された第1周波数二倍器と、 前記第1周波数二倍器の出力に接続された第2周波数二倍器と を含む、請求項2に記載のモデム。
  4. 【請求項4】 前記周波数源が表面弾性波(SAW)共振器を含む、請求項
    2に記載のモデム。
  5. 【請求項5】 前記周波数源が488MHzに同調された表面弾性波(SA
    W)共振器を含む、請求項2に記載のモデム。
  6. 【請求項6】 単一表面弾性波(SAW)共振器が前記IF発振器信号およ
    び前記LO発振器信号を発生するように採用され、 前記パルス拡散器および前記相関器が、送信および受信のために半二重で使用
    されるように採用された同一表面弾性波(SAW)相関器を共用し、 前記SAW共振器および前記SAW相関器が同一モノリシック基板上に構成さ
    れた、 請求項1に記載のモデム。
  7. 【請求項7】 前記IF周波数が488MHzである、請求項1に記載のモ
    デム。
  8. 【請求項8】 前記LO周波数が1952MHである、請求項1に記載のモ
    デム。
  9. 【請求項9】 前記RF周波数が2.4GHz産業・科学・医療(ISM)
    バンドの周波数内となるように採用される、請求項1に記載のモデム。
  10. 【請求項10】 前記パルス発生器が、送信される入力データに従って前記
    IF発振器信号をゲートするためのゲーティング機構を含む、請求項1に記載の
    モデム。
  11. 【請求項11】 前記パルス発生器の出力および前記パルス拡散器の出力を
    相互に逆関係にゲートするように採用されたスイッチング機構をさらに含み、そ
    れによって前記パルス発生器が使用許可されるときは前記パルス拡散器の出力が
    許可されず、前記パルス発生器が使用許可されないときは前記パルス拡散器の出
    力が許可される、請求項1に記載のモデム。
  12. 【請求項12】 前記パルス拡散器が、前記拡散パルスの遷移を平滑化する
    ように作動する第2パルス成形手段を含む、請求項1に記載のモデム。
  13. 【請求項13】 前記第1パルス成形回路が、前記パルスの振幅が低値から
    高値に線形的に傾斜する第1部分および前記パルスの振幅が高値から低値に線形
    的に傾斜する第2部分を含む前記パルス形状を生成するように採用された、請求
    項1に記載のモデム。
  14. 【請求項14】 前記パルス拡散器が表面弾性波(SAW)整合フィルタを
    含む、請求項1に記載のモデム。
  15. 【請求項15】 前記拡散コードシーケンスがバーカーコードシリーズシー
    ケンスである、請求項1に記載のモデム。
  16. 【請求項16】 前記拡散コードシーケンスが13チップバーカーシーケン
    ス{1,1,1,1,1,−1,−1,1,1,−1,1,−1,1}を含む、
    請求項1に記載のモデム。
  17. 【請求項17】 前記送信機回路が、 前記拡散パルスを増幅するためのIF増幅器と、 前記拡散パルスにLO信号を混合するための前記アップコンバータと、 前記スペクトル拡散伝送信号を増幅するためのRF電力増幅器と、 前記出力RF電力増幅器の出力に連結されたアンテナと を含む、請求項1に記載のモデム。
  18. 【請求項18】 前記受信機回路が、 RF信号を受信するように採用されたアンテナと、 前記アンテナに連結された第1低雑音増幅器(LNA)と、 前記受信信号に前記LO発振器信号を混合するための前記ダウンコンバータと
    、 前記ダウンコンバータの出力を増幅するための第2低雑音増幅器と を含む、請求項1に記載のモデム。
  19. 【請求項19】 前記相関器手段が表面弾性波(SAW)整合フィルタ/相
    関器を含む、請求項1に記載のモデム。
  20. 【請求項20】 前記SAW整合フィルタ/相関器がバーカーコードシリー
    ズシーケンスを組み込んだ、請求項19に記載のモデム。
  21. 【請求項21】 前記バーカーコードシリーズシーケンスが13チップバー
    カーシーケンス{1,1,1,1,1,−1,−1,1,1,−1,1,−1,
    1}を含む、請求項20に記載のモデム。
  22. 【請求項22】 前記拡散手段および前記相関器手段が、送信および受信の
    ために半二重で使用するように採用された表面弾性波(SAW)相関器を共用す
    る、請求項1に記載のモデム。
  23. 【請求項23】 前記検出器が、 前記相関器信号に従ってゆっくりと変化する基準信号を発生するように採用さ
    れた低速ピーク検出器と、 前記相関器信号のエンべロープを追跡し、かつそこから検出信号を発生するよ
    うに採用された高速ピーク検出器と、 前記検出信号を前記基準信号に照らして比較することによって前記出力信号を
    発生するように採用された決定回路と を含む、請求項1に記載のモデム。
  24. 【請求項24】 直接シーケンススペクトル拡散信号を変調および復調する
    方法であって、 中間周波数(IF)を有するIF発振器信号からパルスを発生するステップで
    あって、そこでパルスの形状が成形されるステップと、 前記成形されたパルスを拡散コードシーケンス波形により拡散し、そこから拡
    散パルスを発生するステップと、 前記拡散パルスに局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合し、そこ
    からRF周波数のスペクトル拡散伝送信号を発生するステップと、 受信信号に前記LO発振器信号を混合し、そこから前記IF周波数の受信拡散
    パルスを発生するステップと、 前記コードシーケンスに従って前記スペクトル拡散伝送信号を逆拡散し、そこ
    から相関器信号を発生するステップと、 前記相関器信号に応答して出力信号を検出するステップと を含む方法。
  25. 【請求項25】 前記IF発振器信号および前記LO信号が単一周波数源を
    利用して発生する、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記IF周波数が488MHzである、請求項24に記載
    の方法。
  27. 【請求項27】 前記LO周波数が1952MHzである、請求項24に記
    載の方法。
  28. 【請求項28】 前記RF周波数が2.4GHz産業・科学・医療(ISM
    )バンドの周波数となるように採用される、請求項24に記載の方法。
  29. 【請求項29】 パルスを発生する前記ステップが、送信される入力データ
    に従って前記IF発振器信号をゲートすることを含む、請求項24に記載の方法
  30. 【請求項30】 前記パルス発生器の出力および前記パルス拡散器の出力を
    相互に逆関係にゲートし、それにより前記パルスが発生するときに、前記拡散パ
    ルスが発生せず、前記パルスが発生しないときに、前記拡散パルスが発生するよ
    うにしたステップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記拡散ステップが、前記拡散パルスの遷移を平滑化し、
    それにより前記拡散パルスの周波数内容を低減するステップを含む、請求項24
    に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記パルスを成形する前記ステップが、第1部分の前記パ
    ルスの振幅が低値から高値へ線形的に傾斜し、第2部分のパルス振幅が高値から
    低値に線形的に傾斜するように前記パルスを成形することを含む、請求項24に
    記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記拡散コードシーケンスがバーカーコードシリーズシー
    ケンスを含む、請求項24に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記拡散コードシーケンスが13チップバーカーシーケン
    ス{1,1,1,1,1,−1,−1,1,1,−1,1,−1,1}を含む、
    請求項24に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記拡散および逆拡散ステップが、送信および受信のため
    に半二重で使用するように採用された同一表面弾性波(SAW)相関器を共用す
    る、請求項24に記載の方法。
  36. 【請求項36】 出力信号を検出する前記ステップが、 前記相関器信号に従ってゆっくり変化する基準信号を発生するステップと、 前記相関器信号のエンベロープを追跡し、そこから検出信号を発生するステッ
    プと、 前記検出信号を前記基準信号に照らして比較することによって前記出力信号を
    発生するステップと を含む、請求項24に記載の方法。
  37. 【請求項37】 送信される入力データに従って固定持続時間データ入力信
    号を発生するための入力回路と、 前記データ入力信号に応答して中間周波数(IF)を有するIF発振器信号か
    らパルスを発生するように採用されたパルス発生器であって、前記パルスの形状
    を成形するように採用された第1パルス成形回路を含む前記パルス発生器と、 前記成形されたパルスを拡散コードシーケンス波形により拡散して拡散パルス
    を発生するように採用されたパルス拡散器、 前記拡散パルスに局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合してRF
    周波数のスペクトル拡散伝送信号を発生するためのアップコンバータを含む送信
    機回路、 受信信号に前記LO発振器信号を混合して前記IF周波数の受信拡散パルスを
    発生するためのダウンコンバータを含む受信機回路、 前記スペクトル拡散伝送信号を前記コードシーケンスに従って逆拡散して相関
    器信号を発生するように採用された相関器、および 前記相関器信号に応答してデータ出力信号を発生するように採用された検出器
    を含むRFモデムとを備える、オン/オフキーイング(OOK)直接シーケンス
    スペクトル拡散高周波(RF)トランシーバ。
  38. 【請求項38】 伝送されるアナログ入力信号に従ってパルス幅変調データ
    入力信号を発生するための入力回路と、 前記データ入力信号に応答して中間周波数(IF)を有するIF発振器信号か
    らパルスを発生するように採用されたパルス発生器であって、前記パルスの形状
    を成形するように採用された第1パルス成形回路を含む前記パルス発生器と、 前記成形されたパルスを拡散コードシーケンス波形により拡散して拡散パルス
    を発生するように採用されたパルス拡散器と、 前記拡散パルスに局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合してRF
    周波数のスペクトル拡散伝送信号を発生するためのアップコンバータを含む送信
    機回路と、 受信信号に前記LO発振器信号を混合して前記IF周波数の受信拡散パルスを
    発生するためのダウンコンバータを含む受信機回路と、 前記拡散スペクトル伝送信号を前記コードシーケンスに従って逆拡散して相関
    器信号を発生するように採用された相関器と、 前記相関器信号に応答して出力信号を発生するように採用された検出器と を含むRFモデムと、 前記出力信号を積分してそこからアナログ出力信号を発生するように作動する
    出力回路と を含む、パルス幅変調(PWM)直接スペクトル拡散高周波(RF)トランシー
    バ。
  39. 【請求項39】 伝送されるアナログ入力データに従ってパルス位置変調デ
    ータ入力信号を発生するための入力回路と、 前記データ入力信号に応答して中間周波数(IF)を有するIF発振器信号か
    らパルスを発生するように採用されたパルス発生器であって、前記パルスの形状
    を成形するように採用された第1パルス成形回路を含む前記パルス発生器と、 前記成形されたパルスを拡散コードシーケンス波形により拡散して拡散パルス
    を発生するように採用されたパルス拡散器と、 前記拡散パルスに局部発振器(LO)周波数を有するLO信号を混合してRF
    周波数のスペクトル拡散伝送信号を発生するためのアップコンバータを含む送信
    機回路と、 受信信号に前記LO発振器信号を混合して前記IF周波数の受信拡散パルスを
    発生するためのダウンコンバータを含む受信機回路と、 前記拡散スペクトル伝送信号を前記コードシーケンスに従って逆拡散して相関
    器信号を発生するように採用された相関器と、 前記相関器信号に応答して出力信号を発生するように採用された検出器とを含
    むRFモデムと、 前記出力信号をランプ関数に照らして弁別してそこからアナログ出力信号を発
    生するように作動する出力回路と を含む、パルス位置変調(PPM)直接シーケンススペクトル拡散高周波(RF
    )トランシーバ。
  40. 【請求項40】 中間周波数(IF)発振器信号および局部発振器(LO)
    信号を発生するように採用された発振器と、 前記IF発振器信号からパルスを発生するように採用されたパルス発生器であ
    って、前記パルスの形状を成形するように採用された第1パルス成形回路を含む
    前記パルス発生器と、 前記成形されたパルスを拡散コードシーケンス波形により拡散して拡散パルス
    を発生するように採用されたパルス拡散器と、 前記拡散パルス信号を前記コードシーケンスに従って逆拡散して相関器信号を
    発生するように採用された相関器と、 前記相関器信号に応答して出力信号を発生するように採用された検出器と を各々に備えた複数のN個の送信/受信回路であって、 各送信/受信回路内の相関器が他の相関器内の関数に実質的に直交する一意の
    関数を組み込まれて成る前記送信/受信回路と、 前記N個の送信/受信回路によって発生したN個の拡散パルス信号を結合し、
    結合伝送信号として送信するための手段と、 前記拡散パルスに前記LO信号を混合してRF周波数のスペクトル拡散伝送信
    号を発生するためのアップコンバータを含む送信機回路と、 前記結合伝送信号を受信し、N個の受信信号に分割するための手段と、 受信信号に前記LO信号を混合して前記IF周波数の受信拡散パルスを発生す
    るためのダウンコンバータを含む受信機回路と を含み、Nが正の整数である、直接シーケンススペクトル拡散高周波(RF)モ
    デム。
  41. 【請求項41】 前記発振器が、 周波数源と、 前記周波数源に接続された第1周波数二倍器と、 前記第1周波数二倍器の出力に接続された第2周波数二倍器と を含む、請求項40に記載のモデム。
  42. 【請求項42】 前記周波数源が表面弾性波(SAW)共振器を含む、請求
    項41に記載のモデム。
  43. 【請求項43】 前記周波数源が488MHzに同調された表面弾性波(S
    AW)共振器を含む、請求項41に記載のモデム。
  44. 【請求項44】 単一表面弾性波(SAW)共振器が前記IF発振器信号お
    よび前記LO発振器信号を発生するように採用され、 前記パルス拡散器および前記相関器が、送信および受信のために半二重で使用
    するように採用された同一表面弾性波(SAW)相関器を共用し、 前記SAW共振器および前記SAW相関器が同一モノリシック基板上に構成さ
    れる、請求項40に記載のモデム。
  45. 【請求項45】 前記IF周波数が488MHzである、請求項40に記載
    のモデム。
  46. 【請求項46】 前記LO周波数が1952MHzである、請求項40に記
    載のモデム。
  47. 【請求項47】 前記RF周波数が2.4GHz産業・科学・医療(ISM
    )バンドの周波数内になるように採用された、請求項40に記載のモデム。
  48. 【請求項48】 前記パルス発生器が、送信される入力データに従って前記
    IF発振器信号をゲートするためのゲーティング機構を含む、請求項40に記載
    のモデム。
  49. 【請求項49】 前記パルス発生器の出力および前記パルス拡散器の出力を
    相互に逆関係にゲートし、それにより前記パルス発生器が使用可能であるときに
    、前記パルス拡散器の出力が使用不能になり、前記パルス発生器が使用不能であ
    るときに、前記パルス拡散器の出力が使用可能になるように採用されたスイッチ
    ング機構をさらに含む、請求項40に記載のモデム。
  50. 【請求項50】 前記パルス拡散器が、前記拡散パルスの遷移を平滑化する
    ように作動する第2パルス成形手段を含む、請求項40に記載のモデム。
  51. 【請求項51】 前記パルスの形状を発生するように採用された前記第1パ
    ルス成形回路が、前記パルスの振幅が低値から高値に線形的に傾斜する第1部分
    および前記パルスの振幅が高値から低値に線形的に傾斜する第2部分を含む、請
    求項40に記載のモデム。
  52. 【請求項52】 前記パルス拡散器が表面弾性波(SAW)整合フィルタを
    含む、請求項40に記載のモデム。
  53. 【請求項53】 前記拡散コードシーケンスがバーカーコードシリーズシー
    ケンスを含む、請求項40に記載のモデム。
  54. 【請求項54】 前記送信機回路が、 前記拡散パルスを増幅するためのIF増幅器と、 前記拡散パルスにLO信号を混合するためのアップコンバータと、 前記スペクトル拡散伝送信号を増幅するためのRF電力増幅器と、 前記出力RF電力増幅器の出力に連結されたアンテナと を含む、請求項40に記載のモデム。
  55. 【請求項55】 前記受信機回路が、 RF信号を受信するように採用されたアンテナと、 前記アンテナに連結された第1低雑音増幅器(LNA)と、 前記受信信号に前記LO発振器信号を混合するための前記ダウンコンバータと
    、 前記ダウンコンバータの出力を増幅するための第2低雑音増幅器と を含む、請求項40に記載のモデム。
  56. 【請求項56】 前記相関器手段が表面弾性波(SAW)整合フィルタ/相
    関器を含む、請求項40に記載のモデム。
  57. 【請求項57】 前記SAW整合フィルタ/相関器がバーカーコードシリー
    ズシーケンスを組み込まれた、請求項56に記載のモデム。
  58. 【請求項58】 前記拡散手段および前記相関器手段が、送信および受信の
    ために半二重で使用するように採用された表面弾性波(SAW)相関器を共有す
    る、請求項40に記載のモデム。
  59. 【請求項59】 前記検出器が、 前記相関信号に従ってゆっくり変化する基準信号を発生するように採用された
    低速ピーク検出器と、 前記相関器信号のエンベロープを追跡し、そこから検出信号を発生するように
    採用された高速ピーク検出器と、 前記検出信号を前記基準信号に照らして比較することによって前記出力信号を
    発生するように採用された決定回路と を含む、請求項40に記載のモデム。
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