JP2003509695A - 高分解能位置決めおよび多探針プローブの位置決め用ナノドライブ - Google Patents

高分解能位置決めおよび多探針プローブの位置決め用ナノドライブ

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Abstract

(57)【要約】 テストサンプルの特定位置上の電気的性質をテストする多探針テスト装置における多探針プローブ、多探針プローブの製作方法および特に多探針プローブを駆動するための円柱状ナノドライブ。多探針プローブは第1の表面を画定する支持体と、第1の多数の導電性プローブアームであって、各々が支持体の第1の表面と共面関係に位置決めされる近端および遠端を画定する第1の多数の導電性プローブアームを含んでいる。導電性プローブアームはその近端において支持体に接続され支持体から自由に延びる遠端を有し、第1の多数の導電性プローブアームに個別の撓み運動を与える。導電性プローブアームは支持するウエーハ本体と面接触してその上に導電性プローブアームを製作し、支持体を提供するウエーハ本体の一部を除去し、支持体から自由に延びる導電性プローブアームを提供することを含む多探針プローブの製作工程から作り出される。多探針プローブはさらに第1の多数の導電性プローブアームの遠端から延びる第3の多数の導電性チップエレメントを含んでいる。前記導電性チップエレメントは第1の多数の導電性プローブアームの遠端における電子ビーム堆積のメタライゼーション工程から作り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は一般的に高分解能位置決め用および多点プローブの位置決め用ナノド
ライブに関し、さらに、テストサンプルの特定位置上の電気的性質を調べる技術
特に、例えば、LSIおよびVLSI複合体等の半導体集積回路をプロービング
および解析する技術に関連している。
【0002】 (関連技術の説明) 慣性力により非常に小さな動きを作り出す方法が文献、例えば、米国特許第5
229679号から知られている。この方法を図17を参照しながら説明する。
【0003】 従来技術に従って非常に小さな動きを作り出す装置はサポート1701,可動
部1703,圧電素子1705および慣性部1707を含んでいる。可動部17
03は重力またはスプリング荷重によりサポート1701に対して保持される。
圧電素子はそこへ電界を加えることにより伸縮することができる。伸縮が緩やか
に生じる場合には、サポートおよび可動部間の摩擦力により可動部のいかなる動
きも防止される。しかしながら、圧電素子が迅速に伸縮するように可動部上の電
界が変化する場合には、可動部上の力が可動部と基板間の摩擦力を越えて、可動
部は基板に対してその位置を1μm以下だけ変えてしまうことがある。このよう
にして、緩やかな収縮に迅速な伸張が続くと可動部は位置を変えてしまう。それ
は図17aから図17cに示されている。素子の緩やかな収縮と迅速な伸張を繰
り返すことにより、可動部は数mmにわたって移動することができる。図17d
から図17fに示すように、圧電素子の迅速な収縮と緩やかな伸張を繰り返すこ
とにより、可動部を反対方向に移動させることができる。
【0004】 従来技術では、可動部の動きを作り出すのに圧電素子の移動方向の長さの変化
しか使用されない。動きを与える圧電素子上の電界の時間依存性が文献にのこぎ
り波形として記述されている(例えば、米国特許第5568004号)。
【0005】 従来技術では、実現されている既知の全ての動作原理が可動部1703を使用
してそこに固定された物体を下層サポート1701に固定されるもう一つの物体
まで動かす。さらに、現在実現されている既知の全ての動作原理では、摩擦力は
重力、電磁力、または外部スプリング荷重等の外力により非常に非対称的な方法
で誘起される。
【0006】 テストサンプルの電気的性質をテストするために最も広く使用されている技術
には、国際特許出願WO94/11745に記載されているような四探針プロー
ブを利用して被処理半導体ウエーハの表面の抵抗率もしくはキャリヤ濃度プロフ
ィールを発生することが含まれる。さらに、例えば、エス.エム.スツェ,Semi
conductor devices-Physics and Technology, Wiley New York(1985)を参照され
たい。
【0007】 図1に一般的に示すように、従来の四探針プローブ技術は典型的にインライン
構成として位置決めされる点を有する。図2に詳細に示すように、2つの周辺点
に電流を加えることにより、四探針プローブの2つの内部点で電圧を測定するこ
とができる。したがってテストサンプルの電気的抵抗率を次式で求めることがで
き、 ρ=c・(V/I) ここに、Vは内部の点間で測定した電圧であり、Iは周辺点に加えられる電流で
あり、cはテストサンプルの表面接触分離dおよびディメンジョンによって決ま
るジオメトリファクタである。修正係数を計算するためのいくつかの方式が開発
されており、エフ.エム.スミツ,Measurement of Sheet Resistivities with
the Four-Point Probe, Bell System Technical L. 37,711(1985),EP0299875B1,
およびジェー.シおよびワイ.サン,New method for calculation of the corr
ection factors for the measurement of sheet resistivity of a square samp
le with a square four-point probe, Rev.Schi.Instrum.681814(1997)を参照さ
れたい。
【0008】 四探針プローブは一般的に、例えば半導体ウエーハである、テストサンプルと
接触位置決めされる4つのタングステンもしくは固体炭化タングステンからなっ
ている。外部位置決めシステムが四探針プローブをウエーハ表面に対して垂直な
方向に移動させることにより半導体ウエーハと物理的に接触させる。例えばでこ
ぼこのウエーハ表面に四探針が全て物理的に接触することを保証するために、ウ
エーハ表面に対して垂直な圧力を四探針プローブに加えなければならない。した
がって、表面上のチップからの圧力はチップ間で変動する。チップは典型的には
0.5mm程度の図1に示す距離dだけ離されている。
【0009】 前記した四探針プローブに替わるものは米国特許第5,347,226号に開
示され本開示の一部としてここに組み入れられているSR(広がり抵抗)プロー
ブである。SRプローブは1本のカンチレバーアーム上に配置された2つのプロ
ーブチップからなっている。SRプローブは、半導体ウエーハのでこぼこな表面
との物理的接触を正確に制御するために加えられる圧力等を監視しながら、外部
位置決めシステムによりウエーハ表面と物理的に接触させられる。しかしながら
、チップは同じカンチレバービーム上に配置されているため、最大圧力を監視し
ながら監視された圧力により1つのチップは物理的接触が悪いままとされること
がある。
【0010】 さらに、抵抗測定方法および測定プローブ製作方法に関する一般的技術分野に
ついて説明されている米国特許第5,475,318号、米国特許第5,540
,958号、米国特許第5,557,214号、欧州特許EP0466274お
よび欧州特許出願EP98610023.8、独国特許出願DE1964847
5および日本国特許出願JP07199219、JP01147374およびJ
P H8−15318を参照されたい。米国特許は本開示の一部としてここに組
み入れられている。さらに、IEEE1989,pg.289−292,第7号
のスーニルホン等のdesign and fabrication of a monolithic high-density pr
obe card for high-frequency on-wafer testingに関する論文、IEEE199
6,pg.429−434,第6号のチャンジオールリー等のhigh-density sili
con microprobe arrays for LCD pixel inspectionに関する論文、Journal of V
acuum Science & Technology B(Microelectronics Processing and Phenomena
)1991第9号,pg.666のテー.フジイ等のmicropattern measurement
with an atomic force microscopeに関する論文、Journal of Vacuum Science
& Technology B(Microelectronics Processing and Phenomena)1993第1
1号,pg.2386のエッチ.ダブリュ.ピー.クープ等のConstructive thr
ee-dimensional lithography with electron beam induced deposition for qua
ntum effect devicesに関する論文、Journal of Vacuum Science & Technology
B(Microelectronics Processing and Phenomena)1996第14号,pg.6
のエッチ.ダブリュ.クープ等のconductive dots, wires, and supertips for
field electron emitters produced by deposition on samples having increas
ed temperatureに関する論文、およびPhysics Rev. B 1995第51号、pg
.5502のキュー.ニウ等のdouble tip scanning tunneling microscope for
surface analysisに関する論文を参照されたい。
【0011】 さらに、テストされるテストサンプルの表面との接触の確立に関する前記制限
とは別に、従来技術のプローブはテスト技術の小型化に関して限界を有し、それ
はこれまで知られているプローブは任意の2つのチップ間の最大間隔を0.5m
m程度の寸法に制限するためであり、それは、特に四探針プローブに関する限り
、製造技術に個別のテストピンを機械的に位置決めおよび拘束することが含まれ
るためであり、またSRプローブに関する限り全体構造に関して極端な複雑さを
示しまたSRプローブの全体構造によりSRプローブの利用に関してある欠点が
あるためである。
【0012】 本発明の目的は従来のテスト技術に比べてより小さいディメンジョンの電子回
路をテストすることができるテストプローブ、特にテストピン間の間隔を100
nm程度の、例えば、1nm−1μmもしくはそれ以下の0.5mmよりも小さ
い間隔とすることができる新しいテストプローブを提供することである。
【0013】 本発明の特別な利点は、本発明に従ったテストプローブが個別に曲げたり撓め
たりすることができるプローブアームを含んでいるため、新しい多探針プローブ
を含む新しいテスト技術により任意のテストピンとテストサンプルの特定位置と
の間に信頼できる接触を確立するのにプローブを利用できるという事実に関連し
ている。
【0014】 本発明の特徴は、本発明に従ったテストプローブを電子回路の製作とコンパチ
ブルな工程で製作することができるため、測定電子装置をテストプローブ上に一
体化することができ、プレーナ技術、CMOS技術、厚膜技術もしくは薄膜技術
およびLSIおよびVLSI製作技術を含む任意適切な回路技術により作られる
任意のデバイス上でテストを実施することができるという事実に関連している。
【0015】 前記目的、前記利点および前記特徴は、本発明の好ましい実施例の下記の説明
から自明となる非常にたくさんの他の目的、利点および特徴と共に、本発明の第
1の特徴に従って、テストサンプルの特定位置における電気的性質をテストする
多探針プローブによって得られ、それは、 (a) 支持体と、 (b) 第1の多数の導電性プローブアームであって、前記支持体の表面と共
面に位置決めされ、前記支持体から自由に延び、前記第1の多数の導電性プロー
ブアームの個別に撓むことができる動作を与える第1の多数の導電性プローブア
ームと、を含み、 (c) 前記導電性プローブアームは前記導電性プローブアームを前記支持ウ
エーハ本体上にそれと面接触させて製作し、前記支持体を提供する前記ウエーハ
本体の一部を除去して前記支持体から自由に延びる前記導電性プローブアームを
提供することを含む前記多探針プローブの製作工程から作り出される。
【0016】 本発明の基本的な実現に従って、本発明の第1の特徴に従った多探針プローブ
は、特に支持体からプローブが製作されるプレーナ技術を含む、電子回路製作技
術に従って実現され、それは第1の多数の導電性プローブアームがその上に製作
されるウエーハ本体から作り出され、CVD(chemical vapor deposition),
PECVD(plasma enhanced CVD),ECR(electron cyclotron resonan
ce),もしくはスパッタリング、エッチングあるいは任意他の製作技術、例えば
、電子ビームリソグラフィ、AFM(atomic force microscopy)リソグラフィ
もしくはレーザリソグラフィ、等の高分解能リソグラフィ法、等の任意の既知の
技術により達成される堆積を含み、それから元の支持体の一部が機械的研削もし
くはエッチングにより除去されて自由に延びる導電性プローブアームが作り出さ
れ、それは本発明の第1の特徴に従って多探針プローブのテストピンを構成する
本発明の特徴を示す。
【0017】 元のウエーハ本体から除去されて導電性プローブアームを支持する本体を作り
出す前記部分は元のウエーハ本体の非主要部もしくは主要部を構成することがで
き、支持体は本発明に従った多探針プローブの別の実施例に従って、導電性プロ
ーブアームの自由に延びる部分に比べて寸法的に非主要部もしくは主要部を構成
することができる。
【0018】 本発明の基本的実現に従って本発明の第1の特徴に従った多探針プローブの特
徴を示す導電性プローブアームにより、テストサンプルの表面に関して垂直に移
動される前記した四探針プローブから明確なテストされるテストサンプルの表面
に関して導電性プローブアームの角位置決めにおける多探針プローブの接触が可
能とされる。多探針プローブの導電性プローブアームの角方位により可撓性で弾
性湾曲可能な導電性プローブアームはテストサンプルの任意特定の所期位置に接
触して、問題とする位置と信頼度の高い電気的接触を達成することができる。
【0019】 湾曲もしくは撓んで導電性プローブアームと接触するテストサンプルに関する
導電性プローブアームの角位置決めを利用して多探針プローブとテストサンプル
のテスト位置間の接触を確立する本発明の特徴を示す技術により、プローブアー
ムはテストされるテストサンプルを機械的に破壊したり劣化させることを防止さ
れ、それはLSIおよびVLSI回路等の特定用途においては決定的に重要なこ
とである。
【0020】 従来技術の四探針プローブアームとは異なり、第1の多数の導電性プローブア
ームを含む本発明に従った多探針プローブは、導電性プローブアームを互いにか
つ支持体に対して任意の相互方位としてテストされる特定のテストサンプル等の
特定の必要条件に適合させることができる生産技術を利用するため、任意適切な
構成とすることができる。この点について、本発明の特定の特徴、すなわち電子
回路を生産するのに使用される技術とコンパチブルな生産技術を利用する可能性
、により多探針プローブはマイクロシステム用の既存のCAD/CAM技術を利
用して特定の必要条件に従って容易に構成することができる。しかしながら、本
発明の第1の特徴に従った多探針プローブの好ましい実施例に従って、第1の多
数の導電性プローブアームは支持体の多数の平行な自由延長部を一方向に構成し
ている。
【0021】 特定の必要条件、特に、テストサンプルを構成する被テスト電子回路の特定の
構成もしくはジオメトリに従って本発明の第1の特徴に従って多探針プローブを
構成する前記した可能性により、導電性プローブアームは支持体の1表面上に位
置決めすることができ、あるいは、別の実施例に従って支持体の2つの対向面上
に、あるいは支持体の非対向面上、例えば、立方支持体の隣接表面上に位置決め
することができる。
【0022】 本発明の第1の特徴に従った多探針プローブの1表面上の第1の多数の導電性
プローブアームは2の倍数からなり、少なくとも2本の導電性プローブアームか
ら64本の導電性プローブアームまでの範囲であり、好ましい実施例として1表
面上に位置決めされた4本の導電性プローブアームを有する。2つの周方向に位
置決めされた導電性プローブアーム間でテストサンプルの表面にテスト信号を加
えると、2つの内部導電性プローブアーム間でテストサンプルの電気的性質の情
報を含むテスト信号が得られる。
【0023】 本発明の第1の特徴に従った多探針プローブの第1の多数の導電性プローブア
ームは矩形断面を有し、ディメンジョンは次のように定義される、幅は多探針プ
ローブの支持体の表面に平行であり、奥行きは多探針プローブの支持体の表面に
垂直であり、長さは多探針プローブの支持体から自由に延びる導電性プローブア
ームの長さである。第1の多数の導電性プローブアームのディメンジョン比は長
さ対幅が500:1から5:1の範囲内であって50:1および10:1の比も
含まれ好ましい実施例では10:1の比であり、幅対奥行比は20:1から2:
1の範囲内であり好ましい実施例では10:1の比である。第1の多数のプロー
ブアームの長さは20μmから2mmの範囲内であり好ましい実施例では200
μmの長さである。導電性プローブアームの遠端点の分離は1μmから1mmの
範囲であり、好ましい実施例では20μm、40μmおよび60μmである。し
かしながら、前記したように、本発明の第1の特徴に従った多探針プローブのデ
ィメンジョンは生産技術の現在の技術状況の関数として変動し、したがって本発
明に対する制約とはならない。
【0024】 第1の多数のプローブアームの遠端は本発明の第1の特徴に従った多探針プロ
ーブの支持体に対向する長さの端部に続く多様な任意の形状を含む。自由に延び
る導電性プローブアームの長さの連続部は尖った遠端点、テーパー付き遠端点も
しくは拡大円形、楕円形もしくは直交方形遠端もしくはそれらの組合せとしての
形状を含む。第1の多数の導電性プローブアームの精巧な遠端点により、LF範
囲およびHF範囲の周波数を含むDCからRFまでの周波数範囲におけるテスト
サンプルの抵抗性、容量性もしくは誘導性電気的性質である、テストサンプルの
電気的性質の測定を最適化することができる。
【0025】 本発明の第1の特徴に従った多探針プローブはさらに、特定の必要条件に従っ
て、支持体上の第1の多数の導電性プローブアーム間の共面、持上げもしくはア
ンダーカットエリア上に配置された第2の多数の導電性電極を含む。第2の多数
の導電性電極は第1の多数の導電性プローブアームをアクティブガード(active
gurd)して漏洩抵抗を著しく低減するのに適しており、その結果、本発明の測
定精度が高められる。
【0026】 本発明の第1の特徴に従った多探針プローブの支持体の材料はセラミック材料
もしくはGe,Si等の半導体材料もしくはそれらの組合せを含む。半導体材料
Ge,Siもしくはそれらの組合せを使用することにより、多探針プローブの製
作工程における微細製作技術が考慮され、したがって微細製作技術の利点から利
益が得られる。
【0027】 第1の多数の導電性プローブアームの頂面上の導電層および本発明の第1の特
徴に従った多探針プローブ上の第2の多数の導電性電極の導電層はAu,Ag,
Pt,Ni,Ta,Ti,Cr,Cu,Os,W,Mo,Ir,Pd,Cd,R
e,導電性ダイヤモンド、メタルシリサイドもしくはそれらの任意の組合せ等の
導電性材料で作られる。
【0028】 本発明の好ましい実施例の以下の詳細な説明から明らかである非常に多くの他
の目的、利点および特徴が、本発明の特定の特徴に従って、テストサンプルの特
定位置における電気的性質をテストする多探針プローブによって得られ、それは
、さらに、 (d)前記第1の多数の導電性プローブアームの前記遠端から延びる第3の多
数の導電性チップエレメントを含み、 (e)前記導電性チップエレメントはその前記遠端における前記第1の多数の
導電性プローブアーム上の電子ビーム堆積のメタライゼーション工程から作り出
される。
【0029】 本発明の好ましい実施例のこの特徴により導電性チップエレメントの極端に小
さい分離が行われ、したがって極端に小さいディメンジョンを有する広範なテス
トサンプルに対する測定ツールを提供することができる。
【0030】 第3の多数の導電性チップエレメントはプライマリセクションおよびセカンダ
リセクションを含むことができ、導電性チップエレメントはその各プライマリセ
クションを介して導電性プローブアームに接続され、セカンダリセクションは自
由接触端を規定する。それにより多探針プローブのいくつかの任意の構成および
設計が得られる。
【0031】 本発明の特定の特徴に従った多探針プローブは各プライマリセクションに対す
る第1の軸方向を規定し、第1の軸方向は支持体と自由接触端間の合計距離の増
加を構成する。プライマリセクションの軸方向は第3の多数の導電性チップエレ
メントの自由接触端間の分離の減少を構成し、もしくは隣接する第3の多数の導
電性チップエレメントの自由接触端間の分離の減少を構成する。さらに、各セカ
ンダリセクションに対する第2の軸方向が規定され、第2の軸方向は支持体と自
由接触端間の合計距離の増加の増加を構成する。セカンダリセクションの第2の
軸方向は第3の多数の導電性チップエレメントの自由接触端間の分離の減少を構
成する。セカンダリセクションに対する第2の軸方向は隣接する第3の多数の導
電性チップエレメントの自由接触端間の分離の減少を構成する。
【0032】 さらに、プライマリセクションの第1の軸方向は支持体の第1の表面により規
定される面に平行な方向、もしくは支持体の第2の表面により規定される面に向
かって収束する方向に延びる。同様に、セカンダリセクションの第2の軸方向は
支持体の第1の表面により規定される面に平行な方向、もしくは支持体の第2の
表面により規定される面に向かって収束する方向に延びる。これらの設計構成に
より多様なテストサンプルを検査する広範な可能性が得られる。
【0033】 第3の多数の導電性チップエレメントは第1の多数の導電性プローブアームに
等しいか、第1の多数の導電性プローブアームよりも少ないか、あるいは第1の
多数の導電性プローブアームよりも多くすることができ、好ましい応用は2で割
れる第3の多数の導電性チップエレメントを有する。
【0034】 第3の多数の導電性チップエレメントは1nm−100nmの範囲の導電性チ
ップエレメントの自由接触端の分離を有し、好ましい応用では、2nm,5nm
,10nm,20nm,50nm,100nmの分離を有する。
【0035】 導電性チップエレメントのディメンジョンは導電性プローブアームの遠端と導
電性チップエレメントの自由接触端間の距離として全長を規定し、全長は100
nmから100μmの範囲内であり、好ましい応用では全長は500nmから5
0μmおよび1μmから10μmの範囲内であり、直径は10nmから1μmの
範囲内であり、好ましい応用では全長は50nmから500nmの範囲内である
【0036】 第3の多数の導電性チップエレメントの生産に利用される材料は主としてカー
ボンからなり、さらにある濃度の混入物を含む。
【0037】 第3の多数の導電性チップエレメントは傾斜電子ビーム堆積工程、垂直電子ビ
ーム堆積工程、もしくは傾斜電子ビーム堆積と垂直電子ビーム堆積の組合せ工程
から作り出すことができる。第3の多数の導電性チップエレメントのメタライゼ
ーションはインシチュー(in-situ)金属堆積もしくはエクスシチュー(ex-situ
)金属堆積工程から作り出すことができる。
【0038】 前記目的、前記利点および前記特徴は、本発明の好ましい実施例の以下の詳細
な説明から明らかな非常に多くの他の目的、利点および特徴と共に、本発明の第
3の特徴により、多探針プローブを製作する方法によって得られ、それは、 (i) ウエーハ本体を提供するステップと、 (ii) 前記ウエーハ本体と共面かつ面関係で位置決めされた第1の多数の導
電性プローブを製作するステップと、 (i) 前記ウエーハ本体の一部を除去して前記導電性プローブアームがそれ
から自由に延びる支持体を構成する前記ウエーハ本体の前記非除去部から自由に
延びる前記導電性プローブアームを提供するステップと、 (ii) 前記第1の多数の導電性プローブアームの前記遠端から延びる第3の
多数の導電性チップエレメントを製作するステップと、を含む。
【0039】 本発明の第2の面に従って多探針プローブを作り出す方法は、支持体に関して
自由に延びる導電性プローブアームを作り出すことができる任意の関連技術を含
むことができる。関連しかつ興味ある技術は半導体マイクロ製作技術、厚膜技術
、薄膜技術またはそれらの組合せに基づいている。
【0040】 第3の多数の導電性チップエレメントの製作は下記のステップを含む。 (a) 水平に平行な支持体の前記第1の表面を有する多探針プローブを顕微
鏡室内の保持手段上に搭載する、 (b) 前記導電性チップエレメントの前記プライマリセクションおよび前記
セカンダリセクションの傾斜を示す角度αおよびβを選択する、 (c) 1つの位置に電子ビームを5分間集束させて得られる第1の堆積の長
さを測定することにより堆積速度を測定する、 (d) 前記保持手段を傾斜および回転させ前記選択した角度αおよびβとの
一致を示す前記電子ビームの角度と同一の視野角から前記第1の堆積の視野を与
える、 (e) 前記導電性プローブアームの前記遠端の1つの上にある長さを堆積す
る、 (f) 前記保持手段を傾斜および回転させて第2の堆積位置の視野を与える
、 (g) 前記導電性プローブアームの隣接する前記遠端上に前記長さを堆積す
る、 (h) 導電性プローブアームの分離がそのじぐざくの分割よりもおよそ10
0nm大きくなるまでステップcからgを繰り返す、 (i) 前記セカンダリセクションの傾斜を示す角度α1を選択する、 (j) 前記保持手段を傾斜および回転させてβ=0およびα=α1を選択す
る、 (k) 前記プライマリセクションに連続して前記セカンダリセクションを延
ばす、 (l) 第1および第2の堆積における電子ビームの位置を交番することによ
り堆積が進行することを保証する。
【0041】 本発明の第2の特徴に従って多探針プローブを製作する方法は、さらに、第1
の多数の導電性プローブアームの遠端から延びる第3の多数の導電性チップエレ
メントに導電層を施す技術が電子ビーム堆積のメタライゼーションを含むことが
できる。
【0042】 本発明の目的は既知の動作原理をより単純な方法で機械的に実現することであ
る。特に、本発明において摩擦力は移動部および基板内の固有の弾性力により生
じる。それを達成するために、移動部および基板は直径および表面粗さが非常に
高精度で加工される。
【0043】 既知の動作原理の従来のインプリメンテーションに優る本発明の利点は多い。 1.移動部およびサポート間の摩擦力は外面したがって周囲に対する方位に依存
しない。 2.本発明は完全な円柱対称性を有し、温度変化に対して非常に鈍感とされる。 3.本発明において移動部を支持する力は外面上に均一に分布され、無比の機械
的安定性を与える大きな支持面積を与える。 4.本発明は最小数の移動部を含む。 5.移動部およびサポート間の摩擦の分布領域は流体力学的シールを構成し、本
発明をマイクロピペットおよびマイクロバルブシステムに応用することができる
【0044】 本発明の第2の目的は非常に高精度で空間内の特定点を位置決めする手段を提
供することである。例えば、顕微鏡プローブをこの点に取り付けることができる
【0045】 本発明の第3の目的は高調波信号だけを使用して移動部の動作を起動する新し
い方法を提供することである。この方法は電気的に制御するのが容易でありアク
チュエータの寿命を延ばす。
【0046】 本発明の第4の目的は極端に小さい体積の気体または液体を制御することがで
きるマイクロピペット装置を提供することである。
【0047】 本発明の第5の目的は気体または液体流を極端な精度まで制御することができ
るマイクロバルブ装置を提供することである。
【0048】 前記した目的を達成するために、本発明は一つまたは二つの電気機械アクチュ
エータの遠端に固定された一つまたは二つの慣性部材を提供し、アクチュエータ
は可動部材および基板間に分布された固有摩擦力が存在するように周囲の基板に
より移動可能に支持される可動部材に固定される。可動部材および基板間を連結
する分布された固有摩擦は流体力学的シールを提供する。電気機械アクチュエー
タに電界を加えることにより、移動部材はサポートに対して移動される。
【0049】 前記目的、前記利点および前記特徴は、後述する本発明の好ましい実施例の詳
細な説明から明らかとなるおびただしい他の目的、利点および特徴と共に、本発
明の第3の特徴に従って、高分解能を有する特定のドライブツール用円柱状ナノ
ドライブにより得られ、それは、 第1の縦軸および円柱状内面を有する内部開放端円柱状空間を画定する支持体
と、 外部接触面、第1の搭載面および第2の搭載面を画定する可動部材であって、
前記外部接触面は前記内部開放端円柱状空間と噛み合い、前記可動部材は前記内
部開放端円柱状空間内へ挿入され前記可動部材の前記接触面および前記内部開放
端円柱状空間の前記円柱状内面は前記可動部材と前記支持体間のスライディング
フィットを作り出す可動部材と、を含み、 前記可動部材と前記支持体間のスライディングフィットは前記円柱状内面と前
記外部接触面間の全接触面積に沿って確立され、かつ前記接触面積の任意特定の
面積において原子ディメンジョンの1から5乗以下の、好ましくは1から3,3
から5または2から4乗のサイズを有するディメンジョンの間隔をその間に画定
する前記外部接触面および前記円柱状内面により提供され、さらに、 第1の近端および第2の近端を有し前記可動部材に対するカウンターウェイト
を提供する慣性体と、 第2の縦軸、第3の近端および第4の近端を画定するアクチュエータであって
、前記アクチュエータは前記第3の近端において前記慣性体の前記第1の近端に
接続され前記アクチュエータの前記第4の近端は前記可動部材の前記第1の搭載
面に接続され、前記アクチュエータの前記第2の縦軸は前記開放端円柱状空間の
前記第1の縦軸に実質的に平行であるアクチュエータを含み、 前記アクチュエータは前記第1の縦軸に平行な方向への前記アクチュエータの
伸縮により前記円柱状空間内へ前記可動部材を移動させる。
【0050】 本発明の第3の特徴に従った円柱状ナノドライブは高分解能位置決め、特に、
多探針プローブの高精度位置決め手段を提供する。
【0051】 本発明の第3の特徴に従った円柱状ナノドライブの支持体は炭化物や窒化物等
の化学的に不活性の固い材料で作られ全体的に三角形、矩形、楕円形、円錐形、
立方形、球形または円柱形の外面またはそれらの任意の組合せを画定し、好まし
くは支持体は全体的に円柱形の外面を画定する。支持体の円柱形外面は第1の縦
軸と実質的に同軸の第3の縦軸を画定し、内部開放端円柱状空間は内径を有する
円形断面積を画定する。
【0052】 同様に、可動部材は炭化物や窒化物等の化学的に不活性の固い材料で作られ全
体的に三角形、矩形、楕円形、立方形、球形、円錐形または円柱形の外形または
それらの任意の組合せを画定する。好ましくは、可動部材は立体円柱形の一端に
第1の搭載面を画定し円柱形の他端に第2の搭載面を画定する全体的な立体円柱
形状を画定する。第1および第2の搭載面は、可動部材と支持体との間にスライ
ディングヒットを提供するために、開放端円柱状表面の内径に実質的に等しい外
径を有する円形領域を画定する。可動部材は可動部材と支持体の円柱状内面との
間のスライディングヒットを構成する開放端円柱状表面の内径に実質的に等しい
外径を有する全体的に円柱状のカップ形状を画定する。可動部材は第1の搭載面
を構成する底部カップ状内面および第2の搭載面を構成する底部カップ状外面を
画定しかつ第1の搭載面に搭載されるアクチュエータの第4の近端を有し、アク
チュエータの第2の縦軸は開放端円柱状空間の第1の縦軸に実質的に平行である
。全体的に円柱状のカップ形状は可動部材と支持体の円柱状表面との間のスライ
ディングヒットを構成する支持体の円柱状表面の外径に実質的に等しい内径を有
する。可動部材はさらに第1の搭載面を構成する底部カップ状外面および第2の
搭載面を構成する底部カップ状内面を画定しかつ第1の搭載面に搭載されるアク
チュエータの第4の近端を有し、アクチュエータの第2の縦軸は開放端円柱状空
間の第1の縦軸に実質的に平行である。
【0053】 本発明の第3の特徴に従ったナノドライブの慣性体は炭化物や窒化物等の化学
的に不活性の固い材料で作られ全体的に立方形、円錐形、三角形、矩形、楕円形
、球形または円柱形の外形またはそれらの任意の組合せを画定する。好ましくは
、不活性体は第1の近端において第3の縦軸および実質的に同軸の第1の縦軸を
有するアクチュエータの第3の近端に接続された第3の縦軸を有する全体的な円
柱形状を画定する。さらに、不活性体は電気的測定を実施するためのプローブ手
段を含むことができる。
【0054】 ナノドライブおよびプローブのディメンジョンにより組合せはテストサンプル
に高分解能測定を実施することができる。さらに、円柱状ナノドライブの可能な
多様な幾何学的形状により多様なインプリメンテーションに対して円柱状ナノド
ライブをカスタム化するための理想的な機会が提供される。
【0055】 円柱状という用語は固定された平面曲線を切断するように固定された直線に平
行に移動する直線により作り出される表面として定義される数学的感覚で考えら
れるものである。
【0056】 本発明の第3の特徴に従った円柱状ナノドライブのアクチュエータは全体的な
三角形、立方形、円錐形、矩形、楕円形、球形または円柱形またはそれらの任意
の組合せを画定する。好ましくは、アクチュエータは円形断面積を有する全体的
な円柱形状を画定し石英等の圧電材料から構成される。さらに、アクチュエータ
は縦方向および横方向に伸縮しアクチュエータを電気的、磁気的、機械的、流体
的または空気圧的またはそれらの任意の組合せで作動させる、好ましくは、アク
チュエータを電気的に作動させることにより可動部材の縦方向の動きを提供する
【0057】 アクチュエータは、さらに、その内面および/または外面上に搭載された電極
を含み、電極に電気的信号を加えることによりアクチュエータを縦方向および横
方向に伸縮させる。電気的信号はDC信号および/または交番する方形波信号、
交番する三角波信号または正弦波信号等のAC信号またはそれらの任意の組合せ
により構成される。任意の組合せの電気的信号に従って動作するアクチュエータ
を有する本発明の第3の特徴に従った円柱状ナノドライブのインプリメンテーシ
ョンによりさまざまな利点が達成される。例えば、円柱状ナノドライブの制御は
任意所望の方法で変更させて円柱状ナノドライブの所望の動作および所望の速度
を形成することができる。
【0058】 本発明の第3の特徴に従った円柱状ナノドライブの第1の実施例では、内部円
柱状空間を画定する支持体は、さらに、同軸配置され内部円柱状空間に通じ第1
の縦軸へ向かってテーパー付けられて開口を介した内部円柱状空間への低減され
たアクセスを残すことによりマイクロピペットを構成するテーパー付けされた拡
張空間部を画定する。この実施例は一般的なピペットでは到達できない場所にお
いて流体を除去したり送出したりするための優れた手段を提供する。
【0059】 本発明の第3の特徴に従った円柱状ナノドライブの第2の実施例では、支持体
は少なくとも二つの開口を含む内部空間と通じる内部円柱状空間を画定し、可動
部材は少なくとも二つの開口間の内部空間制御通路内へ移動することができ、し
たがってマイクロバルブを構成する。この実施例は多様な円筒状エレメント内の
流体や気体流を制御する手段を提供する。
【0060】 マイクロバルブおよびマイクロピペットは極微ロボットまたは極微医療技術ま
たは任意他の極微処理技術においてマイクロバルブを使用できるようにする物理
的ディメンジョンを有することができる。
【0061】 本発明の第3の特徴に従った円柱状ナノドライブの第3の実施例では、円柱状
ナノドライブはさらに遠端および第7の近端を画定する第2の慣性体および第5
の近端、第6の近端および第4の縦軸を画定する第2のアクチュエータを含んで
いる。第2のアクチュエータの第5の近端は第2の慣性体の第7の近端に接続さ
れ、第2のアクチュエータの第5の近端は可動部材の第2の搭載面に接続されて
いる。第2のアクチュエータの第4の縦軸は、可動部材の実質的に連続的な動作
を提供するように、開放端円柱状空間の第1の縦軸に実質的に平行とされている
。第2のアクチュエータを円柱状ナノドライブ上に導入することにより可動部材
の動作はより滑らかとなり、したがって、可動部材の位置決めのより正確な制御
が達成される。このようにして、さらに良好な高分解能位置決め手段が提供され
る。
【0062】 前記目的、前記利点および前記特徴は、後述する本発明の好ましい実施例の詳
細な説明から明らかとなるおびただしい他の目的、利点および特徴と共に、本発
明の第4の面に従って、テストサンプルの特定位置上の電気的性質を調べる多探
針テスト装置により得られ、それは、 (iii) 前記テストサンプルを受入れ支持する手段と、 (iv) テスト信号を発生する電気発生器手段および測定信号を検出する電気
測定手段とを含む電気的性質テスト手段と、 (v) 多探針プローブであって、 (a) 支持体と、 (b) 前記支持体の表面と共面関係に位置決めされ、前記支持体から自
由に延び、第1の多数の導電性プローブアームの個別にフレクシブルな動作を与
える前記第1の多数の導電性プローブと、を含み、 (c) 前記導電性プローブアームはそれを支持ウエーハ本体上にそれと
面接触して作り出し、前記ウエーハ本体の一部を除去して前記支持体およびそこ
から自由に延びる前記導電性プローブアームを提供することを含む前記多探針プ
ローブの製造工程から作り出され、 (d) 前記多探針プローブは前記電気的性質テスト手段に通じている、
多探針プローブと、 (iv) 前記多探針プローブを前記テストサンプルに対して往復させて前記導電
性プローブアームが前記テストサンプルの前記特定場所に接触してその電気的性
質の前記テストを実施するナノドライブ手段と、を含んでいる。
【0063】 本発明の第4の特徴に従った多探針テスト装置は基本的に本発明の第1の特徴
に従った多探針プローブを含んでおり、本発明の第4の特徴に従った多探針テス
ト装置の構成要素を構成するこの多探針プローブは本発明の第1の特徴に従った
多探針プローブの前記特徴のいずれかに従って実現することができる。さらに、
本発明の第2の特徴に従った多探針テスト装置は本発明の第3の特徴に従った円
柱状ナノドライブを含み、本発明の第4の特徴に従った多探針テスト装置のもう
一つの構成要素を構成するこの円柱状ナノドライブは本発明の第3の特徴に従っ
って実現することができる。さらに、多探針テスト装置はテストサンプルの表面
へテスト信号を与える電気発生器手段を含むテストサンプルをテストする電気的
性質テスト手段を含み、前記テスト信号は抵抗、インダクタンス、キャパシタン
ス、スルーレート、単位利得帯域幅および3dB帯域幅の測定値等の特定の必要
条件に従って、LFからHFを含むRFまでの電流もしくは電圧、パルス信号ま
たは信号、DCまたは正弦波、方形波、三角波信号内容を有するACもしくはそ
れらの組合せである。電気的性質テスト手段はさらに前記したテスト信号タイプ
および周波数範囲の測定信号を検出するファシリティを提供する電気測定手段を
含み、測定テスト信号の高速フーリエ変換(FFT)、位相同期およびリアルタ
イム可視化のような機能を含む広範な電気的性質テスト情報を提供する。電気的
性質テスト手段は、特定の必要条件に従って、テストサンプルのプロービングを
行ってテストサンプルの表面と電気的性質テスト手段間のリンクを実施するプロ
ービング手段を特徴とする。
【0064】 本発明の第4の特徴に従った多探針テスト装置は本発明の第1の特徴に従って
多探針プローブを往復させ保持し、本発明の第1の特徴に従って多探針プローブ
をテストサンプルに対して位置決めして導電性プローブアームがテストサンプル
の表面上の特定の位置と物理的接触を得て電気的性質のテストを実施し、かつ本
発明の第1の特徴に従ってテストサンプルに対する多探針プローブの特定位置を
記録し、全空間方向において1nmから0.1μmの範囲の分解能を有するナノ
ドライブ手段も含んでいる。テストサンプルの表面と共面であるかあるいはそれ
に垂直である、全空間方向において完全な機動性を有する目的は、本発明の第1
の特徴に従った1つの校正された多探針プローブを利用してテストサンプルの全
表面上で多探針測定を行うことができ、したがって多数の校正の違いによる不正
確さを回避することである。機動性にはテストサンプルの表面に平行な軸に沿っ
た角動作が含まれ、本発明の第1の特徴に従ってテストサンプルの表面と多探針
プローブ上の導電性プローブアームの長さとの間の角度が与えられ、導電性プロ
ーブの柔軟性を利用してテストサンプルの表面上のデバイスの破壊や劣化に対し
て保証し、また本発明の第1の特徴に従ってテストサンプルの表面に垂直な軸に
沿って多探針プローブを360°回転させて任意の相互相対共面角位置を有する
テストサンプルの表面上のデバイスの測定を行うことができる。
【0065】 本発明の第4の特徴に従った多探針テスト装置はさらに、テストサンプルの表
面と本発明の第1の特徴に従った多探針プローブの多数の導電性プローブアーム
間の物理的接触を感知する手段を含み、テストサンプルの非破壊テストを保証し
てテストサンプルの表面上のデバイスの破壊を回避する。
【0066】 (実施例の詳細な説明) 好ましい実施例は多探針プローブの製作に向けられ、図3−6に関して説明さ
れる。
【0067】 図3に中間製作状態におけるウエーハ10、例えば半導体ウエーハの断面、を
示す。それは酸化シリコン等の、電気的に絶縁する、支持層14により被覆され
た基板12の表面16を示している。支持層14の堆積はCVD(chemical vap
our deposition),PECVD(plasma enhanced CVD),ECR(electron cyclotron resonance)もしくはスパッタリング等の任意の既知の従来技術によ
り遂行することができる。図3に示すように、支持層14はパターン化されエッ
チングされてテーパー付き端点14a−dを有するビームを形成する。ビームは
任意特定の形もしくは対称性に限定されず、適切な端点を有する任意のジオメト
リとすることができる。
【0068】 パターンは支持層14の頂面上の4本のビームを規定するホトレジストパター
ン(図3には図示せず)を形成することにより形成される。ホトレジストパター
ンは従来のホトリソグラフィックホトレジスト形成、露光、現像および除去技術
により形成される。次に、支持層は基板の頂面から支持層14のマスクされない
部分が除去されるまで、ドライエッチングやウエットエッチング等の、任意既知
の従来技術を使用してエッチングされる。
【0069】 本発明の別の実施例では、4本のビームもしくはその一部を電子ビームリソグ
ラフィ、AFM(atomic force microscopy)リソグラフィもしくはレーザリソ
グラフィ等の高分解能リソグラフィ法を使用して規定することができる。
【0070】 支持層がパターン化されると、基板が部分的に除去されてパターン化された支
持層が解放され、図4に示すように、尖った端点14a−dを有する4本のカン
チレバーを形成する。
【0071】 好ましい実施例では、基板12の頂面および底面に窒化シリコンの保護層(図
4には図示せず)を堆積することにより基板が除去される。次に、従来のホトリ
ソグラフィックホトレジスト形成、露光、現像および除去技術により基板の底面
上にホトレジストパターンが形成される。次に、SF6およびO2もしくは類似の
試薬を含むプラズマ内で反応性イオンエッチング(RIE)を使用することによ
り基板の底面上の非マスクエリア内の窒化物層が除去され、自由に延びるプロー
ブアームが露出されるまで水酸化カリウム(KOH)もしくは類似の化学的性質
を含むエッチング化学作用を使用して基板がエッチングされる。次に、RIEも
しくは燐酸(H3PO4)または類似の化学的性質を含む化学作用によるウエット
エッチングを使用して基板の頂面から窒化物の保護層が除去される。
【0072】 図5に支持層14をアンダーカットする基板12のエッチングを示す。好まし
い実施例では、このエッチングステップは等方性RIEエッチ等のドライエッチ
ング法により実施される。
【0073】 製作の最終段階を図6に示し、ウエーハの頂面上への導電層18の堆積を含ん
でいる。導電層はAu,Ag,Pt,Ni,Ta,Ti,Cr,Cu,Os,W
,Mo,Ir,Pd,Cd,Re,導電性ダイヤモンド、メタルシリサイドもし
くはそれらの組合せ等の導電性材料から作られる。あるいは、導電層は高濃度ド
ープ半導体材料で作ることができる。導電層は電子ビーム加熱真空蒸着、もしく
は任意他の類似の既知の技術を使用して堆積することができる。支持層14のア
ンダーカットにより、導電層は支持層内に作られた4本のビーム間に導電経路を
生成せず、したがって4つの絶縁された電極が支持ビームの頂面上に形成され、
点18a−dはビームを介して外部位置決めおよび測定装置(図6には図示せず
)に接続することができる。
【0074】 図6に示すように、導電層の堆積により基板上に電極が作り出される。好まし
い実施例では、これらの電極は導電性プローブアームのポジティブガードに使用
されて、漏洩抵抗が著しく低減されしたがって本発明の測定精度が高められる。
【0075】 再び図6について、本発明では最小プローブ端点分離sはおよそ1μmである
。しかしながら、最小プローブ端点分離は微細製作技術における現在の技術状態
によって決まり、本発明が制約を受けることはない。したがって、微細製作技術
がますます小型のデバイスを製作するにつれ、最小プローブ端点分離sも低減す
ることができる。
【0076】 動作において、外部位置決め装置は本発明に従って作られた多探針プローブを
テストサンプルの表面と物理的に接触させて配置する。テストサンプルの表面と
4本全部の導電性プローブアームとの電気的接触が達成されると、2本の導電性
プローブアームに電流が加えられ他の2本の導電性アーム間の対応する電圧が測
定される。電流を加えて電圧を検出する方法は既知の任意の方法とすることがで
きる。
【0077】 本発明の多探針テスト装置の好ましい実施例を図7に示す。図は多探針テスト
装置100を示し、XYZ位置決め機構を有するステージ112上にテストサン
プル110が搭載される。この機構は自動的にもしくは手動で制御することがで
きる。本発明に従って作られた多探針プローブ102が、0.1μmもしくはそ
れよりも良好な分解能でZ方向に移動させることができる、プローブホルダー1
04上でテストサンプルの表面上に搭載される。随意、プローブホルダー104
は同様な空間分解能でXおよびY方向に制御することができる。機構100はA
FMやSTM(Scanning Tunneling Microscope)のそれと類似である。プロー
ブ端点からの接続114はコントローラ106へ入力され、それは多探針プロー
ブをテストサンプル110に対して移動させることができる。随意、テストサン
プル110からの接続116もコントローラ106に入力することができる。コ
ントローラ106はコンピュータもしくはプログラムされたマイクロコントロー
ラとすることができる。4本のプローブアームの端点を使用して4点抵抗を監視
するかあるいは4本のプローブアームの端点とテストサンプル110間の2点抵
抗を監視することにより、コントローラ106は4本のプローブアームの全ての
端点がテストサンプルと物理的に接触するまで多探針プローブをテストサンプル
に向けて移動させることができる。プローブアーム長を有する多探針プローブを
テストサンプル110の表面に対して、垂直よりも小さく平行よりも大きい、角
度で保持することにより、完全に個別的なプローブアーム可撓性が達成され、テ
ストサンプル頂面上の単独デバイスの破壊を回避することに関して安全な動作モ
ードが得られる。次に、テストサンプル抵抗率の測定を行うことができ、コント
ローラ106は測定データを解析し測定情報をディスプレイ108上にディスプ
レイする。コントローラ106は多探針プローブに反応して、テストサンプル1
10をXY面内で移動させこの手順を繰り返す。
【0078】 図8はテストサンプルステージが標準光学顕微鏡214上のxy位置決め22
2からなる類似の装置200を示す。本発明に従って作られた多探針プローブ2
02が顕微鏡対物レンズ212上に搭載されるプローブホルダー204上に配置
され、オペレータはテストサンプル表面上の特徴を識別しこれらの特徴における
四探針測定を実施することができる。このようにして、単独超小型デバイスもし
くは多結晶粒等のμmサイズテストサンプル特徴を制御された方法でプローブす
ることができる。図7に示す前記した装置100と同様に、テストサンプルに接
続するリード216だけでなくプローブからの4本のリード218がコントロー
ラ206に入力され、コントローラはプローブホルダーの動作を制御する出力信
号220を出力し、コントローラ206は測定データを解析してディスプレイ2
08上に提示する。
【0079】 図9は半導体ウエーハ内の取り外し可能な多探針プローブを示す。ウエーハは
いくつかの多探針プローブを有することができ、それらはウエーハから分離する
ことができる。この製作技術により極端に繰返し可能な安全な多探針プローブの
製作方法が提供される。
【0080】 図10に電位計および電流源を含み測定を実施するのに使用される回路の回路
図を示す。多探針プローブの製作に集積回路技術を応用することにより電位計、
電流源および付加回路をウエーハ上に集積することができる。
【0081】 本発明の特定の実施例はプローブアーム上にチップを成長させる電子ビーム堆
積技術を利用する。図11(a)は表面に垂直な関係の電子ビーム1103を有
するプローブアームの表面1105から成長させて、表面に垂直な軸を有するプ
ライマリチップ1101を作り出すこのような電子ビーム堆積を示す。電子ビー
ム1115を表面1113に関して傾けることにより、表面1113に垂直な予
め製作されているチップ1107の頂部に連続して基板の表面1113上にプラ
イマリチップ1111もしくはセカンダリチップ1109として傾斜電子ビーム
堆積が成長する。
【0082】 チップの電気的性質は低分圧有機金属化合物注入を利用してチップ1201に
混入物1203を加え、900Ωもの低抵抗を有するチップを得ることにより修
正することができる(インシチュー(in-situ)メタライゼーション)。チップ
の電気的性質は、また、チップ成長の終了に続いてチップ1201および表面1
105上に金属層1205,1207を作り出す金属霧もしくは蒸発1209を
適用することにより修正することができる(イクスシチュー(ex-situ)メタラ
イゼーション)。2つ以上の適用角度を使用して引き続き蒸発1209を適用す
ることにより、チップ1101および表面1105の良好な金属カバレッジが達
成され、有用なチップ1101が得られる。図12にチップをメタライゼーショ
ンするための両方法を示す。
【0083】 プローブのジオメトリの平面図、側面図および正面図を図13に示す。プロー
ブは電子ビーム堆積を利用してその上にプライマリチップ1303が成長されて
いるプローブアーム1301を有して示されている。プライマリチップ1303
はプローブアーム1301の軸長方向とプライマリチップ1303の軸長方向と
の間に角度1307(α1)を作り出す。セカンダリチップ1305はプローブ
アーム1301上のプライマリチップ1303から延びている。プライマリチッ
プ1303はさらにプローブアーム1301の軸長方向に関して傾斜1309(
β1)とセカンダリチップ1305と付加傾斜1311(β2)を有する。
【0084】 いくつかのチップ構成が図14に示されている。図14(a)は4本の平行プ
ローブアーム、2本のアウタープローブアーム1401および2本のインナープ
ローブアーム1301上に位置決めされた2つのプライマリチップ1303を有
する2本のインナープローブアーム1301、を示している。2つのプライマリ
チップ1303はそれが共通方位を指すようにインナープローブアーム1301
の軸方向に関して角度を作り出す。図14(b)は端点が同じチップ分離を有す
るように位置決めされた4つのプライマリチップ1303,1403を有する4
本の平行なプローブアーム1301,1401を示す。図14(c)は各々が遠
端から延びるプライマリチップ1303,1403を有する4本の平行なプロー
ブアーム1301,1401を示す。プライマリチップ1303を有する2本の
インナープローブアーム1301は共通方位を指し2本のアウタープローブアー
ム1401はその軸方向を指している。図14(d)から(f)はプライマリチ
ップ1303,1403に付加されるセカンダリチップ1305,1405を示
す。
【0085】 電子ビーム堆積を応用してプライマリおよびセカンダリチップを作り出す製作
方式を図15に示す。図15(a)は遠端1501および1505を有する2本
のプローブアーム1301を示している。電子ビームは遠端1505の表面のコ
ーナー1503に向けられて、プライマリチップ1303を作り出す。図15(
b)に示すように、電子ビームは続いて遠端1501の表面のコーナー1507
へ向けられて、第2のプライマリチップ1301を作り出す。この手順は2つの
プライマリチップ1301間の分離がその間の所期ギャップG’よりも幾分大き
くなるまで繰り返される。プライマリチップ1303はそれが多探針プローブの
支持体から離れた向きを指すようにプローブアーム1301の軸方向に対する角
度および遠端1501,1505に関する角度を作り出す。セカンダリチップ1
305はさらにプライマリチップ1303の軸方向に関する角度を作り出す。プ
ライマリチップ1301に関するセカンダリチップ1305のこのセカンダリ角
度指定を達成するために、図15(e)に示すように多探針プローブが回転され
る。
【0086】 図16は前記しかつ図15に示した製作方式の電子顕微鏡図である。
【0087】 図18aに示すように、円柱状ナノドライブの好ましい実施例は周囲の基板1
801に移動可能に支持された円柱状可動部材1803を含んでいる。電気機械
アクチュエータ1805が可動部材上に固定され、慣性部材1807が前記アク
チュエータの遠端に固定されている。分布された固有摩擦力が可動部材とサポー
トとの間に存在する。この摩擦力は可動部材およびサポートの内部弾性力から生
じ、可動部材およびサポートの高精度加工により現れる。好ましい実施例では、
サポートおよび可動部材は1マイクロメータよりも小さい直径公差内で嵌合する
ように加工される。それはフライス削り、きりもみ、エッチング、ホーニング、
研磨、ラッピング、または任意他の既知の材料加工技術を使用して実施すること
ができる。好ましい実施例では、可動部材およびサポートは半導体炭化物または
窒化物等の化学的に不活性な固い材料からなっている。電気機械アクチュエータ
は少なくとも二つの電極を有し、それを可動部材の移動方向と平行に移動させる
ことができる。好ましい実施例では、電気機械アクチュエータは一つの内部電極
および四つの外部電極を有する圧電チューブであり、アクチュエータしたがって
慣性部材の横方向および縦方向動作を与える。
【0088】 第2の実施例では、本発明に従った円柱状ナノドライブ内の可動部材は、図1
8bに示すように、一端が閉じた中空チューブである。電気機械アクチュエータ
はチューブの底部に固定される。
【0089】 第3の実施例では、本発明に従った円柱状ナノドライブ内の可動部材は、図1
8cに示すように、一端が閉じた中空チューブでありチューブの内側に移動可能
に支持される。
【0090】 図19aは本発明に従ったマイクロピペット1901の実施例を示す。マイク
ロピペットは本発明に従った円柱状ナノドライブからなり、それはチューブ19
03の内側に移動可能に支持される可動部材1907を有し、前記チューブはそ
れを通って非常に少量の液体または気体を分与または取得することができる開口
1913を有する。電気機械アクチュエータ1909が可動部材に固定され、慣
性部材1911がアクチュエータの遠端に固定される。可動部材の位置は電気機
械アクチュエータに加えられる電気信号により制御され、チューブ内の気体また
は液体の堆積が非常に高精度で制御されるようにされる。図19bはマイクロピ
ペットの断面図である。
【0091】 図20aは本発明に従ったマイクロバルブ2001の実施例を示す。マイクロ
バルブは本発明に従った円柱状ナノドライブからなり、それは気体または液体2
005が流れる二つの開口を有するチューブ2003の内側に移動可能に支持さ
れる。可動部材はそこに固定される電気機械アクチュエータ2009へ電気信号
を加えることにより前記流れを完全にまたは一部阻止することができ、したがっ
て流れは非常に高精度で制御することができる。図20bはマイクロバルブの断
面図である。
【0092】 図21aは本発明に従ったナノポジショナー2101の実施例を示す。ナノポ
ジショナーは本発明に従った円柱状ナノドライブからなり可動部材は円筒状基板
2103により移動可能に支持される。基板の位置は電気機械アクチュエータ2
105に電気信号を加えて変えることができる。アクチュエータの遠端にはやは
り円柱状ナノドライブの慣性部材であるプローブ2109が固定されている。プ
ローブは電気機械アクチュエータに電気信号を加えることにより材料2111に
対して全方向に移動させることができる。図21bはナノポジショナーの断面図
である。図21cは可動部材が両側に固定された二つのアクチュエータを有する
ナノポジショナーの別の実施例を示す。付加アクチュエータ2107は遠端にお
いて固定された慣性部材2113を有する。アクチュエータ2113はアクチュ
エータ2105に無関係に制御することができ、それによりプローブを材料に対
する可動部材の移動方向にミリメートルの距離にわたって連続的に移動させるこ
とができる。それを達成するのに必要な電界が図23aから図23bに略示され
ている。のこぎり歯状波形が一方のアクチュエータに加えられ、反対符号の同様
な波形が他方のアクチュエータに加えられる。二つの波形の振幅および位相を微
調整することにより、プローブの連続動作が生じる。
【0093】 図22aから図22cはアクチュエータが横方向および縦方向の両方向へ移動
することができる本発明に従った円柱状ナノドライブ内の可動部材の動作を制御
する電気信号の波形を示す。アクチュエータの縦方向移動は図22aに示すよう
に高調波発振信号により制御される。一方または両方の横方向動作が縦方向信号
の半分の周波数を有する高調波発振電気信号により駆動され、かつ横方向信号の
全ての極値が縦方向信号の最大値または最小値と一致する場合には、可動部材は
上または下へ変位される。それらの波形が図22bから図22cに示されている
。高調波信号の振幅および波形を変えることにより、高調波信号の周期当たりの
可動部材の動作を任意に小さくすることができる。
【0094】 図24は本発明に従った完全なマイクロピペット装置2401を略示している
。マイクロピペットは図19に関して前記したように構成され、可動部材240
5はピペットチップ2423内ヘテーパー付けされるチューブ2403の内側で
移動可能に支持される。可動部材上には遠端に固定された慣性部材2409を有
する電気機械アクチュエータ2407が固定される。電気機械アクチュエータ上
の電極は電線2415により増幅器2417−2421を介してコントロールボ
ックス2411に接続されている。コントロールボックスはコンピュータ、マイ
クロプロセッサまたは個別デジタルまたはアナログ部品を含むことができる。コ
ントロールボックスはコンピュータにより遠隔制御したり可動部材の速度および
方向を選択することができるパネル2413により制御することができる。
【0095】 マイクロピペット装置のより進んだ実施例では、マイクロピペットは気体また
は液体が分与または抽出される媒体に対してマイクロピペットチップを移動でき
るように手動またはモータステージに取り付けられる。モータステージの場合に
は、マイクロピペットおよび実施動作が流体または気体の分与または抽出と同期
化される自動マイクロピペットが実現される。
【0096】 図25は本発明に従った完全なマイクロバルブ装置2501を略示している。
マイクロバルブは図20に関して前記したように構成され、可動部材2505は
その中に気体または液体の横流2513が存在するチューブ2503の内側に移
動可能に支持される。可動部材上には遠端に固定された慣性部材2509を有す
る電気機械アクチュエータ2507が固定される。電気機械アクチュエータ上の
電極は電線2515により増幅器2517−2521を介してコントロールボッ
クス2511に接続されている。コントロールボックスはコンピュータ、マイク
ロプロセッサまたは個別デジタルまたはアナログ電子部品を含むことができる。
【0097】 図26aは本発明に従った完全なナノポジショナー装置2601を略示してい
る。ナノポジショナー装置は慣性部材2609が微細プローブ、例えば非常に鋭
利な電極、を含む本発明に従った円柱状ナノドライブの実施例から構成される。
ナノポジショナー装置はプローブをサンプル2611に対して移動させることが
できる。プローブからの電気的接続2619を増幅器2617を介してコントロ
ールボックス2613へ送ることができる。また、サンプルとコントロールボッ
クス間で電気的接続2621を行うことができる。コントロールボックスは微細
プローブからの電気信号を使用してサンプルに対する微細プローブの位置を調整
する帰還システムを含んでいる。プローブの位置はコントロールボックスと、周
囲基板2603内に移動可能に支持される、円柱状ナノドライブの可動部材26
05上の電気機械アクチュエータ2607間の少なくとも一つの電気的接続26
23により制御される。アクチュエータへの電気信号は増幅器2625−262
9を通過することができる。好ましい実施例では、アクチュエータはサンプルに
対する微細プローブの横方向および縦方向動作を許す圧電チューブを含んでいる
。このようにして、サンプル材料の走査を位置の関数として得ることができ、得
られたデータをコントロールボックスに接続されたディスプレイ2615上に示
すことができる。
【0098】 図26bはナノポジショナー装置の別の実施例を示し、さらに、本発明に従っ
た円柱状ナノドライブの可動部材に固定された第2の電気機械アクチュエータ7
30を含んでいる。慣性部材732が電気機械アクチュエータの遠端に固定され
ている。第2の電気機械アクチュエータとコントロールボックスとの間に少なく
とも一つの電気的接続2631がある。電気信号は増幅器2633−2637を
通過することができる。
【0099】 (多探針プローブの使用を示す例) プローブチップ(図9に示す)がウエーハから取り出され、エポキシを使用し
て、4つの大きな厚膜電極パッドを有するセラミックダイ(5mm×10mm)
上に搭載される。シリコンチップ上の導電性プローブアームは、Kulicke
−Soffaウェッジボンディング(wedge-bonding)機械を使用して、その間
を25μm厚の金ワイヤでボンディングすることによりセラミックダイ上のパッ
ドに接続される。
【0100】 セラミックチップはKarl−Sussプローブステーション上の顕微鏡対物
レンズ周りに嵌合するように加工されるアルミニウムマウント上に機械的に固定
されかつ電気的に接続される。このマウントにより多探針プローブの導電性プロ
ーブアームは顕微鏡の視野中央に焦点を合わせることができる。次に、顕微鏡の
通常の垂直ステージを使用してテストサンプルを移動させて焦点を合わせること
ができる。テストサンプルの焦点が合わされると、多探針プローブはテストサン
プルに接触して測定を実施することができる。この機構は図8に一般的に示すも
のに類似している。
【0101】 電位計および電流源からなる電子装置がアルミニウムマウントに内蔵されてプ
ローブと電極間の距離を最小限に抑える。それにより測定におけるノイズが最小
限に抑えられる。主要な回路図は図10に示されている。多探針プローブの2つ
のインナー導電性プローブアームは入力インピーダンスが10GΩよりも高く増
幅率が5000である電位計(計装増幅器)に接続される。プローブの周辺の2
本の導電性プローブアームは10nAから1μAの範囲の調整可能な出力を送出
す電流源(電流コンバータへの差動電圧)に接続される。電流出力は電圧差V1
−V2に比例する。これらの電圧はデジタル/アナログコンバータを有するコン
ピュータにより外部発生される。同じコンピュータが付属アナログ/デジタルコ
ンバータを介して電位計の出力電圧Voを検出する。大地に対して浮動させるた
めにバッテリが回路に給電する。
【0102】 電流の両極性について電位計の電圧をサンプリングし、2つの値の平均をとる
ことにより測定が実施される。この平均化手順は電子装置内の熱ドリフトを解消
するのに有用である。
【0103】 (下記のポイントにより表わされる本発明の本質的特徴) 1.テストサンプルの特定位置上の電気的性質をテストする多探針プローブであ
って、 (a) 第1の表面を規定する支持体と、 (b) 第1の多数の導電性プローブアームであって、各々が前記支持体の前
記第1の表面と共面関係に位置決めされる近端および遠端を規定し、かつその前
記近端において前記支持体に接続され前記支持体から自由に延びる前記遠端を有
し、前記第1の多数の導電性プローブアームに個別の撓み運動を与える第1の多
数の導電性プローブアームと、を含み、 (c) 前記導電性プローブアームは、前記支持するウエーハ本体と面接触関
係でその上に前記導電性プローブアームを製作し、前記支持体を提供する前記ウ
エーハ本体の一部を除去し、前記支持体から自由に延びる前記導電性プローブア
ームを提供することを含む前記多探針プローブの製作工程から作り出される多探
針プローブ。
【0104】 2.ポイント1記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電性プロー
ブアームは単向性であり、前記支持体の第1の多数の平行自由延長部を構成する
多探針プローブ。
【0105】 3.ポイント1もしくは2記載の多探針プローブであって、前記支持体はさらに
前記第1の表面に平行な第2の表面を含み、前記多探針プローブはさらに前記支
持体の前記第2の表面と共面関係に位置決めされる近端および遠端を規定するさ
らに多数の導電性プローブアームを含み、前記さらに多数の導電性プローブアー
ムはその前記近端において前記支持体に接続されかつそこから自由に延びる前記
遠端を有し、前記さらに多数の導電性プローブアームに個別に撓むことができる
動作を与える多探針プローブ。
【0106】 4.ポイント1−3記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電性プ
ローブアームは2の倍数であり、少なくとも2本の前記導電性プローブアームか
ら64本の前記導電性プローブアームの範囲であり、好ましい応用は4本の前記
導電性プローブアームを有する多探針プローブ。
【0107】 5.ポイント1−4記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電性プ
ローブアームは実質的に矩形の断面を有し、幅のディメンジョンを前記支持体の
前記第1の表面に垂直な前記矩形断面のライン間の距離として、奥行きのディメ
ンジョンを前記支持体の前記第1の表面に平行な前記矩形断面のライン間の距離
として、かつ長さのディメンジョンを前記導電性プローブアームの前記近端から
その前記遠端までの距離として規定する多探針プローブ。
【0108】 6.ポイント1−5記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電性プ
ローブアームは前記長さ対幅の比が、50:1および10:1等の、500:1
から5:1の範囲内であり、好ましい応用は10:1の比を有する多探針プロー
ブ。
【0109】 7.ポイント1−6記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電性プ
ローブアームは前記幅対奥行きの比が20:1から2:1の範囲内であり、好ま
しい応用は10:1の比を有する多探針プローブ。
【0110】 8.ポイント1−7記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電性プ
ローブアームはその前記遠端から延びるテーパー付きエレメントを有する多探針
プローブ。
【0111】 9.ポイント1−7記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電性プ
ローブアームはその前記遠端から延びる尖った形状のエレメントを有する多探針
プローブ。
【0112】 10.ポイント1−7記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電性
プローブアームはその前記遠端から延びる拡大円形、楕円形もしくは直交方形エ
レメントを有する多探針プローブ。
【0113】 11.ポイント1−10記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電
性プローブアームはその長さが20μmから2mmの範囲内であり、好ましくは
200μmの長さである多探針プローブ。
【0114】 12.ポイント1−11記載の多探針プローブであって、前記第1の多数の導電
性プローブアームはその遠端の分離が1μmから1mmの範囲内であり、好まし
い応用は20μm,40μmおよび60μmの前記分離を有する多探針プローブ
【0115】 13.ポイント1−12記載の多探針プローブであって、さらに前記第1の多数
の導電性プローブアーム間の前記第1の表面上に規定された第2の多数のエリア
上に位置決めされる第2の多数の導電性電極を含み、さらに前記電極および前記
導電性プローブアーム間の絶縁間隔を含み、前記第2の多数の導電性電極はアク
ティブガーディング(active guarding)に特に適している多探針プローブ。
【0116】 14.ポイント13記載の多探針プローブであって、前記第2の多数のエリアは
前記支持体の前記第1の表面に関してスエージされている多探針プローブ。
【0117】 15.ポイント13記載の多探針プローブであって、前記第2の多数のエリアは
前記支持体の前記第1の表面に関して持上げられている多探針プローブ。
【0118】 16.ポイント13記載の多探針プローブであって、前記第2の多数のエリアは
前記第1の多数の導電性プローブアーム間で前記支持体の前記第1の表面と共面
関係である多探針プローブ。
【0119】 17.ポイント13−16記載の多探針プローブであって、前記第2の多数のエ
リアは前記支持体の前記第1の表面に関してスエージ、持上げおよび共面の組合
せである多探針プローブ。
【0120】 18.ポイント13および17記載の多探針プローブであって、前記第2の多数
のスエージされたエリアは前記支持体上の前記第1の多数の導電性プローブアー
ムをアンダーカットして、前記支持体に対向する前記導電性プローブアームの表
面よりも小さい前記支持体の支持面を提供する多探針プローブ。
【0121】 19.ポイント13,17および18記載の多探針プローブであって、前記第1
の多数の導電性プローブアームをアンダーカットする前記第2の多数のスエージ
されたエリアは、前記支持するウエーハ本体上にそれと面接触する前記導電性プ
ローブアームを製作し、前記支持体上に前記第2の多数のスエージされたエリア
を提供する前記ウエーハ本体の一部をCVD(chemical vapour deposition),
PECVD(plasma enhanced CVD),ECR(electron cycloyton resonan
ce)もしくはスパッタリング、機械的研削、エッチング、電子ビームリソグラフ
ィ、AFM(atomic force microscopy)リソグラフィもしくはレーザリソグラ
フィ等の高解像度リソグラフィ方法の工程により除去することを含む前記多探針
プローブの製作工程から作り出される多探針プローブ。
【0122】 20.ポイント1−19記載の多探針プローブであって、支持体はセラミック材
料で出来ている多探針プローブ。
【0123】 21.ポイント1−19記載の多探針プローブであって、支持体は半導体材料で
出来ている多探針プローブ。
【0124】 22.ポイント21記載の多探針プローブであって、前記半導体材料はGe,S
iもしくはその任意の組合せからなる多探針プローブ。
【0125】 23.ポイント20−22記載の多探針プローブであって、 (a) 前記多数の導電性プローブアーム上に位置決めされた導電層と、 (b) 前記第1の多数の導電性プローブアーム間で前記支持体上の前記電極
として作用する導電層と、 を含む多探針プローブ。
【0126】 24.ポイント23記載の多探針プローブであって、前記導電層はAu,Ag,
Pt,Ni,Ta,Ti,Cr,Cu,Os,W,Mo,Ir,Pd,Cd,R
e,導電性ダイヤモンド、メタルシリサイドもしくはそれらの任意の組合せから
なる多探針プローブ。
【0127】 25.ポイント1−24記載の多探針プローブであって、さらに、 (d) 前記第1の多数の導電性プローブアームの前記遠端から延びる第3の
多数の導電性チップエレメントを含み、 (e) 前記導電性チップエレメントは前記第1の多数の導電性プローブアー
ムの前記遠端における電子ビーム堆積のメタライゼーション工程から作り出され
る、多探針プローブ。
【0128】 26.ポイント25記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導電性チ
ップエレメントの各々がプライマリセクションおよびセカンダリセクションを含
み、前記導電性チップエレメントはその各プライマリセクションを介して前記導
電性プローブアームに接続されており、前記セカンダリセクションは自由接触端
を規定する多探針プローブ。
【0129】 27.ポイント25もしくは26記載の多探針プローブであって、前記プライマ
リセクションの各々が第1の軸方向を規定し、前記第1の軸方向は前記支持体と
前記自由接触端間の合計距離の増加を構成する多探針プローブ。
【0130】 28.ポイント27記載の多探針プローブであって、前記プライマリセクション
の前記第1の軸方向は前記第3の多数の導電性チップエレメントの前記自由接触
端間の分離の減少を構成する多探針プローブ。
【0131】 29.ポイント27−28記載の多探針プローブであって、前記プライマリセク
ションの前記第1の軸方向は前記第3の多数の導電性チップエレメントの隣接す
る前記自由接触端間の分離の減少を構成する多探針プローブ。
【0132】 30.ポイント25−29記載の多探針プローブであって、前記セカンダリセク
ションの各々が第2の軸方向を規定し、前記第2の軸方向は前記支持体と前記自
由接触端間の合計距離の増加を構成する多探針プローブ。
【0133】 31.ポイント30記載の多探針プローブであって、前記セカンダリセクション
の前記第2の軸方向は前記第3の多数の導電性チップエレメントの前記自由接触
端間の分離の減少を構成する多探針プローブ。
【0134】 32.ポイント30−31記載の多探針プローブであって、前記セカンダリセク
ションの前記第2の軸方向は前記第3の多数の導電性チップエレメントの隣接す
る前記自由接触端間の分離の減少を構成する多探針プローブ。
【0135】 33.ポイント27−32記載の多探針プローブであって、前記プライマリセク
ションの前記第1の軸方向は前記支持体の前記第1の表面により規定される面に
平行に延びる多探針プローブ。
【0136】 34.ポイント27−32記載の多探針プローブであって、前記プライマリセク
ションの前記第1の軸方向は前記支持体の前記第2の表面により規定される面に
向かって収束する方向に延びる多探針プローブ。
【0137】 35.ポイント30−34記載の多探針プローブであって、前記セカンダリセク
ションの前記第2の軸方向は前記支持体の前記第1の表面により規定される面に
平行に延びる多探針プローブ。
【0138】 36.ポイント30−34記載の多探針プローブであって、前記セカンダリセク
ションの前記第2の軸方向は前記支持体の前記第2の表面により規定される面に
向かって収束する方向に延びる多探針プローブ。
【0139】 37.ポイント25−36記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントは前記第1の多数の導電性プローブアームに等しく、好ま
しい応用は2で割れる第3の多数を有する多探針プローブ。
【0140】 38.ポイント25−36記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントは前記第1の多数の導電性プローブアームよりも少なく、
好ましい応用は2で割れる第3の多数を有する多探針プローブ。
【0141】 39.ポイント25−36記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントは前記第1の多数の導電性プローブアームよりも多く、好
ましい応用は2で割れる第3の多数を有する多探針プローブ。
【0142】 40.ポイント25−39記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントは1nm−100nmの範囲の前記導電性チップエレメン
トの前記自由接触端の分離を有し、好ましい応用は2nm,5nm,10nm,
20nm,50nm,100nmの前記分離を有する多探針プローブ。
【0143】 41.ポイント25−40記載の多探針プローブであって、前記導電性チップエ
レメントの各々が導電性プローブアームの前記遠端と前記導電性チップエレメン
トの前記自由接触端との間の距離として全長を規定し、前記全長は100nmか
ら100μmの範囲であり、好ましい応用は500nmから50μmおよび1μ
mから10μmの範囲内の前記全長を有する多探針プローブ。
【0144】 42.ポイント25−41記載の多探針プローブであって、前記導電性チップエ
レメントの各々が直径を規定し、前記直径は10nmから1μmの範囲であり、
好ましい応用は50nmから500nmの範囲内の前記全長を有する多探針プロ
ーブ。
【0145】 43.ポイント25−42記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントは主として炭素からなる多探針プローブ。
【0146】 44.ポイント25−43記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントはさらにある濃度の混入物からなる多探針プローブ。
【0147】 45.ポイント25−42記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントは傾斜電子ビーム堆積工程から作り出される多探針プロー
ブ。
【0148】 46.ポイント25−42記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントは垂直電子ビーム堆積工程から作り出される多探針プロー
ブ。
【0149】 47.ポイント25−42記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントは傾斜電子ビーム堆積と垂直電子ビーム堆積の組合せ工程
から作り出される多探針プローブ。
【0150】 48.ポイント25−47記載の多探針プローブであって、前記第3の多数の導
電性チップエレメントの前記メタライゼーションはインシチュー(in-situ)金
属堆積工程から作り出される多探針プローブ。
【0151】 49.多探針プローブの製作方法であって、該方法は、 (i) ウエーハ本体を製作するステップと、 (ii) 前記ウエーハ本体と共面および表面関係に位置決めされる第1の多数
の導電性プローブアームを製作するステップと、 (iii) 前記ウエーハ本体の一部を除去して、そこから前記導電性プローブ
アームが自由に延びる支持体を構成する、前記ウエーハ本体の前記非除去部から
自由に延びる前記導電性プローブアームを提供するステップと、 (iv) 前記第1の多数の導電性プローブアームの前記遠端から延びる第3の
多数の導電性チップエレメントを製作するステップと、 を含む多探針プローブの製作方法。
【0152】 50.ポイント49記載の方法であって、支持するウエーハ本体と共面および表
面関係の導電性プローブアームを応用する技術は、微細製作技術、プレーナ技術
、CMOS技術、厚膜技術、薄膜技術もしくはそれらの組合せを含む方法。
【0153】 51.ポイント49および50記載の方法であって、前記第1の多数の導電性プ
ローブアームの前記遠端から延びる第3の多数の導電性チップエレメントを応用
する技術は、電子ビーム堆積のメタライゼーションを含む方法。
【0154】 52.ポイント49−51記載の方法であって、前記第3の多数の導電性チップ
エレメントの製作は、 (a) 水平に平行な支持体の前記第1の表面を有する多探針プローブを顕微
鏡室内の保持手段上に搭載するステップと、 (b) 前記導電性チップエレメントの前記プライマリセクションおよび前記
セカンダリセクションの傾斜を示す角度αおよびβを選択するステップと、 (c) 1つの位置に5分間電子ビームを集束させて得られる第1の堆積の長
さを測定することにより堆積速度を測定するステップと、 (d) 前記保持手段を傾斜および回転させて、前記選択した角度αおよびβ
との一致を示す前記電子ビームの角度と同じ視野角から、前記第1の堆積の視野
を与えるステップと、 (e) 前記導電性プローブアームの前記遠端の1つの上にある長さを堆積さ
せるステップと、 (f) 前記保持手段を傾斜および回転させて第2の堆積位置の視野を与える
ステップと、 (g) 前記導電性プローブアームの前記遠端の近隣に前記長さを堆積させる
ステップと、 (h) 導電性プローブアームの分離がそのぎざぎざの分離よりもおよそ10
0nm大きくなるまでステップcからgを繰り返すステップと、 (i) 前記セカンダリセクションの傾斜を示す角度α1を選択するステップ
と、 (j) 前記保持手段を傾斜および回転させてβ=0およびα=α1を選択す
るステップと、 (k) 前記プライマリセクションに連続して前記セカンダリセクションを延
ばすステップと、 (l) 電子ビームの位置を第1および第2の堆積で交番させて堆積の進行を
保証するステップと、 を含む方法。
【0155】 53.ポイント49−52記載の方法であって、多探針プローブはポイント1−
48のいずれかに記載の多探針プローブのいずれかの特徴を有する方法。
【0156】 54.特に高解像度を有するドライビングツール用の円柱状ナノドライブであっ
て、 第1の縦軸および円柱状内面を有する内部開放端円柱状空間を画定する支持体
と、 外部接触面、第1の搭載面および第2の搭載面を画定する可動部材であって、
前記外部接触面は前記内部開放端円柱状空間に嵌合し、前記可動部材は前記内部
開放端円柱状空間内へ挿入され前記可動部材の前記接触面および前記内部開放端
円柱状空間の前記円柱状内面は前記可動部材と前記支持体間のスライディングヒ
ットを作り出し、 前記可動部材と前記支持体間の前記スライディングヒットは前記円柱状内面と
前記外部接触面間の全接触面積に沿って確立されかつ前記接触面積の任意特定の
面積において電子ディメンジョンの1から5乗以下、好ましくは、1から3,3
から5または2から4乗のサイズを有するディメンジョンの間隔をその間に画定
する前記外部接触面および前記円柱状内面により提供され、さらに、 第1の近端および第2の近端を有し前記可動部材に対するカウンターウェイト
を提供する慣性部材と、 第2の縦軸、第3の近端および第4の近端を画定するアクチュエータであって
、前記アクチュエータは前記第3の近端において前記慣性部材の前記第1の近端
に接続され前記アクチュエータの前記第4の近端は前記可動部材の前記第1の搭
載面に接続され、前記アクチュエータの前記第2の縦軸は前記開放端円柱状空間
の前記第1の縦軸に実質的に平行であるアクチュエータと、を含み、 前記アクチュエータはその前記第1の縦軸に平行な方向への伸縮により前記可
動部材を前記円柱状空間内へ移動させる円柱状ナノドライブ。
【0157】 55.ポイント54記載の円柱状ナノドライブであって、前記支持体は炭化物お
よび窒化物等の化学的に不活性な固い材料から構成される円柱状ナノドライブ。
【0158】 56.ポイント54または55記載の円柱状ナノドライブであって、前記支持体
は全体的に三角形、矩形、楕円形、円錐形、立方形、球形または円柱形の外面ま
たはそれらの任意の組合せを画定し、好ましくは、前記支持体は全体的に円柱形
の外面を画定する円柱状ナノドライブ。
【0159】 57.ポイント56記載の円柱状ナノドライブであって、前記支持体の前記円柱
形外面は前記第1の縦軸と実質的に同軸の第3の縦軸を画定する円柱状ナノドラ
イブ。
【0160】 58.ポイント54から57記載の円柱状ナノドライブであって、前記内部開放
端円柱状空間は内径を有する円形断面積を画定する円柱状ナノドライブ。
【0161】 59.ポイント54から58のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記可動部材は炭化物および窒化物等の化学的に不活性な固い材料から構成され
る円柱状ナノドライブ。
【0162】 60.ポイント54から59のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記可動部材は全体的に三角形、矩形、楕円形、立方形、球形、円錐形、または
円柱形の外部形状またはそれらの任意の組合せを画定し、好ましくは、前記可動
部材は立体円柱形状の一端における前記第1の搭載面および前記円柱形状の他端
における前記第2の搭載面を画定する全体的な前記立体円柱形状を画定し、前記
第1および前記第2の搭載面は前記開放端円柱状表面の前記内径に実質的に等し
い外径を有する円形面積を画定して、前記可動部材と前記支持体間のスライディ
ングヒットを提供する円柱状ナノドライブ。
【0163】 61.ポイント54から59のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記可動部材は前記可動部材と前記支持体の前記円柱状内面間のスライディング
ヒットを構成する前記開放端円柱状表面の前記内径に実質的に等しい外径を有す
る全体的な円柱カップ形状を画定し、かつ前記第1の搭載面を構成する底部カッ
プ状内面および前記第2の搭載面を構成する底部カップ状外面を画定しさらに前
記第1の搭載面に搭載される前記アクチュエータの前記第4の近端を有し前記ア
クチュエータの前記第2の縦軸は前記開放端円柱状空間の前記第1の縦軸に実質
的に平行である円柱状ナノドライブ。
【0164】 62.ポイント54から59のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記可動部材は前記可動部材と前記支持体の前記円柱状表面間のスライディング
ヒットを構成する前記支持体の前記円柱状表面の前記外径に実質的に等しい内径
を有する全体的な円柱カップ形状を画定し、かつ前記第1の搭載面を構成する底
部カップ状外面および前記第2の搭載面を構成する底部カップ状内面を画定しさ
らに前記第1の搭載面に搭載される前記アクチュエータの前記第4の近端を有し
前記アクチュエータの前記第2の縦軸は前記開放端円柱状空間の前記第1の縦軸
に実質的に平行である円柱状ナノドライブ。
【0165】 63.ポイント54から62のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記慣性体は炭化物および窒化物等の化学的に不活性な固い材料から構成される
円柱状ナノドライブ。
【0166】 64.ポイント54から63のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記慣性体は全体的に立方形、円錐形、三角形、矩形、楕円形、球形または円柱
形の外部形状またはそれらの任意の組合せを画定し、好ましくは、前記慣性体は
前記第1の近端において第3の縦軸および実質的に同軸の前記第1の縦軸を有す
る前記アクチュエータの前記第3の近端に接続される前記第3の縦軸を有する全
体的な円柱形の形状を画定する円柱状ナノドライブ。
【0167】 65.ポイント54から64のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記慣性体はさらにプローブ手段を含む円柱状ナノドライブ。
【0168】 66.ポイント54から65のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記アクチュエータは全体的に三角形、立方形、円錐形、矩形、楕円形、球形ま
たは円柱形の形状またはそれらの任意の組合せを画定し、好ましくは、前記アク
チュエータは円形断面積を有する全体的な円柱形状を画定する円柱状ナノドライ
ブ。
【0169】 67.ポイント54から66のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記アクチュエータは縦方向および横方向に伸縮し前記アクチュエータを電気的
、磁気的、機械的、流体圧的または空気圧的またはそれらの任意の組合せにより
作動させる、好ましくは、前記アクチュエータを電気的に作動させることにより
前記可動部材の縦方向動作を与える円柱状ナノドライブ。
【0170】 68.ポイント54から67のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記アクチュエータは石英等の圧電材料から構成される円柱状ナノドライブ。
【0171】 69.ポイント54から68のいずれかに記載の円柱状ナノドライブであって、
前記アクチュエータはさらにその内面および/または外面上に搭載された電極を
含み、前記電極に電気信号を加えることにより前記アクチュエータを縦方向およ
び横方向に伸縮させる円柱状ナノドライブ。
【0172】 70.ポイント69記載の円柱状ナノドライブであって、前記電気信号はDC信
号および/または交番方形波信号、交番三角波信号または正弦波信号等のAC信
号またはそれらの任意の組合せにより構成される円柱状ナノドライブ。
【0173】 71.ポイント54から70記載の円柱状ナノドライブであって、前記内部円柱
状空間を画定する前記支持体はさらに同軸配置されて前記内部円柱状空間に通じ
かつ前記第1の縦軸に向かってテーパー付けされて開口を介した前記内部円柱状
空間へのアクセスを小さくしてマイクロピペットを構成する円柱状ナノドライブ
【0174】 72.ポイント54から71記載の円柱状ナノドライブであって、内部空間に通
じる前記内部円柱状空間を画定する前記支持体は少なくとも二つの開口を含み、
前記可動部材は前記内部空間内へ移動することができ前記少なくとも二つの開口
間の通路を制御してマイクロバルブを構成する円柱状ナノドライブ。
【0175】 73.ポイント54から72記載の円柱状ナノドライブであって、前記円柱状ナ
ノドライブはさらに遠端および第7の近端を画定する第2の慣性体および第5の
近端、第6の近端および第4の縦軸を画定する第2のアクチュエータを含み、前
記第2のアクチュエータの前記第5の近端は前記第2の慣性体の前記第7の近端
に接続され前記第2のアクチュエータの前記第5の近端は前記可動部材の前記第
2の搭載面に接続され、前記第2のアクチュエータの前記第4の縦軸は前記開放
端円柱状空間の前記第1の縦軸に実質的に平行であって前記可動部材の実質的に
連続的な動作を与える円柱状ナノドライブ。
【0176】 74.テストサンプルの特定の位置上の電気的性質をテストするための多探針テ
スト装置であって、該装置は、 前記テストサンプルを受け入れて支持する手段と、 テスト信号を発生する電気発生器手段および測定信号を検出する電気測定手段
を含む電気的性質テスト手段と、 多探針プローブであって、 支持体と、 前記支持体の表面と共面関係に位置決めされ、前記支持体から自由に延びて
、第1の多数の導電性プローブアームの個別に撓むことができる動作を与える第
1の多数の導電性プローブアームとを含む多探針プローブ、とを含み、 前記導電性プローブアームは支持するウエーハ本体と面接触して前記支持する
ウエーハ本体上に前記導電性プローブアームを製作し、前記支持体を提供する前
記ウエーハ本体の一部を除去して前記支持体から自由に延びる前記導電性プロー
ブアームを提供することを含む前記多探針プローブの製作工程から作り出され、 前記多探針プローブは前記電気的性質テスト手段と連絡されており、さらに、 前記導電性プローブアームが前記テストサンプルの前記特定位置と接触するよ
うに前記テストサンプルに対して前記多探針プローブを往復させてその電気的性
質の前記テストを実施するナノドライブ手段を含む、多探針テスト装置。
【0177】 75.ポイント74記載の多探針テスト装置であって、前記ナノドライブ手段は
ポイント54から73記載の特徴を含む多探針テスト装置。
【0178】 76.ポイント74または75記載の多探針テスト装置であって、前記多探針プ
ローブはポイント2から48記載の特徴を含む多探針テスト装置。
【0179】 77.ポイント74から76のいずれか記載の多探針テスト装置であって、前記
電気的性質テスト手段はさらに前記テストサンプルの電気的性質プロービング手
段を含む多探針テスト装置。
【0180】 78.ポイント74および77記載の多探針テスト装置であって、前記往復手段
はさらに前記多探針プローブに対する前記手段の保持手段を含む多探針テスト装
置。
【0181】 79.ポイント74から78記載の多探針テスト装置であって、さらに前記テス
トサンプルを横切って前記保持手段を位置決めして、前記テストサンプルに対す
る前記保持手段の位置を記録する手段を含む多探針テスト装置。
【0182】 80.ポイント74から79記載の多探針テスト装置であって、前記位置決め手
段は前記テストサンプルと共面方向および前記テストサンプルに垂直な方向であ
る全ての空間方向に機動性を有する多探針テスト装置。
【0183】 81.ポイント74から80記載の多探針テスト装置であって、前記位置決め手
段はさらに、前記多探針プローブに対する前記手段に対して角位置を与える等の
、前記保持手段の角運動手段を含む多探針テスト装置。
【0184】 82.ポイント74から81記載の多探針テスト装置であって、前記位置決め手
段はさらに、前記多探針プローブに対する前記手段に対して角位置を与える等の
、前記テストサンプルの表面に平行な軸に沿った前記保持手段の角運動手段を含
む多探針テスト装置。
【0185】 83.ポイント74から82記載の多探針テスト装置であって、前記位置決め手
段はさらに、前記多探針プローブに対する前記手段に対して角位置を与える等の
、前記テストサンプルの表面に垂直な軸に沿った前記保持手段の角運動手段を含
む多探針テスト装置。
【0186】 84.ポイント74から83記載の多探針テスト装置であって、前記位置決め手
段はさらに前記テストサンプルと前記多探針プローブに対する前記手段との間の
接触を感知する手段を含む多探針テスト装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】 テストサンプル上の従来の四探針測定技術の全体図である。
【図2】 図1に示す測定技術の詳細図である。
【図3】 堆積した支持層をパターン化した後の基板を示す図である。
【図4】 基板の一部を除去してカンチレバーを形成することを示す図である。
【図5】 支持層内のパターンをアンダーカットする基板のエッチングを示す図である。
【図6】 導電層の堆積を示す図である。
【図7】 本発明に従って作られた多探針プローブを使用してテストサンプルを測定する
機構を示す図である。
【図8】 光学顕微鏡上に搭載された本発明に従って作られた多探針プローブを有する機
構を示す図である。
【図9】 半導体ウエーハ内の取り外し可能な多探針プローブを示す図である。
【図10】 電位計および電流源を含み、測定を実施するのに使用される回路の主要回路図
である。
【図11】 電子ビーム堆積を示す図であり、(a)は垂直電子ビーム堆積を示し、(b)
は基板上もしくは予め作られたチップの頂部の連続部としての傾斜電子ビーム堆
積を示す。
【図12】 チップのメタライゼーションを示す図であり、(a)は導電性混入物を加える
チップのインシチューメタライゼーションを示し、(b)は引続きメタライゼー
ションを適用するエクスシチューメタライゼーションを示す。
【図13】 プローブアームから延びるチップを有するプローブジオメトリを示す図である
【図14】 一般的なチップ構成を示す図であり、(a)は2チップを示し、(b)は非均
一チップ間隔を有する4チップを示し、(c)は4チップを示し、(d)−(f
)はセカンダリチップを有する(a)−(c)を示す。
【図15】 プローブのチップ製作を示す図であり、(a)はプローブアーム1上にチップ
が成長される初期図を示し、(b)はサンプルを回転/傾斜させ鏡映図を得て、
チップ1の指示する線上にチップが成長されることを示し、(c)−(d)はギ
ャップGが所期ギャップG’よりも幾分大きくなるまで手順を繰り返す結果を示
し、(e)はサンプルを回転させて正面図を得、さらに傾斜させてセカンダリチ
ップの選択された角度α’を得ることを示し、(f)−(g)は両方のチップ端
に成長されたセカンダリチップを示し、(h)は(f)−(g)を繰り返して調
整された所期ギャップG’および長さを示す。
【図16】 製作シーケンス(図15と同じ)の走査電子顕微鏡図を示し、(a)−(c)
はチップ1および2の初期成長を示し、(d)−(f)は第2の反復を示し、(
g)−(l)は300nmのギャップG’となる第3の反復を示し、(j)はセ
カンダリチップの初期成長を示し、(k)はギャップを狭くし長さを10nm内
に微調整した後のセカンダリチップを示し、(l)は完成したプローブの全体図
を示す。
【図17】 精密な動作を遂行する従来の装置を示す図である。
【図18(a)】 本発明に従ったナノ位置決め装置の実施例を示す図である。
【図18(b)】 本発明に従ったナノ位置決め装置の実施例を示す図である。
【図18(c)】 本発明に従ったナノ位置決め装置の実施例を示す図である。
【図19(a)】 本発明に従ったマイクロピペット装置を示す図である。
【図19(b)】 本発明に従ったマイクロピペット装置を示す図である。
【図20(a)】 本発明に従ったマイクロバルブを示す図である。
【図20(b)】 本発明に従ったマイクロバルブを示す図である。
【図21(a)】 本発明に従った位置決め装置の実施例を示す図である。
【図21(b)】 本発明に従った位置決め装置の実施例を示す図である。
【図21(c)】 本発明に従った位置決め装置の実施例を示す図である。
【図22(a)】 本発明の移動部材の動作を遂行するために、その上の単一電気機械アクチュエ
ータに加えられる電界を示す波形である。
【図22(b)】 本発明の移動部材の動作を遂行するために、その上の単一電気機械アクチュエ
ータに加えられる電界を示す波形である。
【図22(c)】 本発明の移動部材の動作を遂行するために、その上の単一電気機械アクチュエ
ータに加えられる電界を示す波形である。
【図23(a)】 本発明の移動部材の動作を遂行するために、その両側に固定された二つの電気
機械アクチュエータに加えられる電界を示す波形である。
【図23(b)】 本発明の移動部材の動作を遂行するために、その両側に固定された二つの電気
機械アクチュエータに加えられる電界を示す波形である。
【図24】 本発明に従ったマイクロピペット装置を示す略図である。
【図25】 本発明に従ったマイクロバルブ装置を示す略図である。
【図26(a)】 本発明に従ったナノ位置決め装置を示す略図である。
【図26(b)】 本発明に従ったナノ位置決め装置を示す略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニールセン、ペテル、フォルメル デンマーク国 ファルム、ノルドトフテヴ ェイ 31 (72)発明者 グレイ、フランソワ デンマーク国 コペンハーゲン、ボルドフ スガーデ 4 (72)発明者 ボギルド、ペテル デンマーク国 コペンハーゲン、アギルス ガーデ 61、4 Fターム(参考) 2G003 AA07 AA10 AG03 AG12 AG20 AH01 2G011 AA02 AA15 AC06 AD02 2G132 AA00 AE22 AF02 AF06 AL00 4M106 AA01 AA10 BA14 CA10 DH09 【要約の続き】 端における電子ビーム堆積のメタライゼーション工程か ら作り出される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テストサンプルの特定位置上の電気的性質をテストする多探
    針プローブであって、 (a) 第1の表面を画定する支持体と、 (b) 第1の多数の導電性プローブアームであって、各々が前記支持体の前記
    第1の表面と共面関係に位置決めされる近端および遠端を画定し、かつその前記
    近端において前記支持体に接続され前記支持体から自由に延びる前記遠端を有し
    、前記第1の多数の導電性プローブアームに個別の撓み運動を与える第1の多数
    の導電性プローブアームと、を含み、 (c) 前記導電性プローブアームは、前記支持するウエーハ本体と面接触して
    その上に前記導電性プローブアームを製作し、前記支持体を提供する前記ウエー
    ハ本体の一部を除去し、前記支持体から自由に延びる前記導電性プローブアーム
    を提供することを含む前記多探針プローブの製作工程から作り出される多探針プ
    ローブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多探針プローブであって、さらに前記第1の
    多数の導電性プローブアーム間の前記第1の表面上に画定された第2の多数のエ
    リア上に位置決めされる第2の多数の導電性電極を含み、かつ前記電極および前
    記導電性プローブアーム間の絶縁間隔を含み、前記第2の多数の導電性電極はア
    クティブガーディング(active guarding)に特に適している多探針プローブ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の多探針プローブであって、さらに、
    (d) 前記第1の多数の導電性プローブアームの前記遠端から延びる第3の多
    数の導電性チップエレメントを含み、 (e) 前記導電性チップエレメントは前記第1の多数の導電性プローブアーム
    上の前記遠端における電子ビーム堆積のメタライゼーション工程から作り出され
    る、多探針プローブ。
  4. 【請求項4】 請求項1−3記載の多探針プローブであって、前記第3の多
    数の導電性チップエレメントは1nm−100nmの範囲の前記導電性チップエ
    レメントの前記自由接触端の分離を有し、好ましい応用は2nm,5nm,10
    nm,20nm,50nm,100nmの前記分離を有する多探針プローブ。
  5. 【請求項5】 多探針プローブの製作方法であって、該方法は、 (i) ウエーハ本体を製作するステップと、 (ii) 前記ウエーハ本体と共面および表面関係に位置決めされる第1の多数
    の導電性プローブアームを製作するステップと、 (iii) 前記ウエーハ本体の一部を除去して、そこから前記導電性プローブ
    アームが自由に延びる支持体を構成する、前記ウエーハ本体の前記非除去部から
    自由に延びる前記導電性プローブアームを提供するステップと、 (iv) 前記第1の多数の導電性プローブアームの前記遠端から延びる第3の
    多数の導電性チップエレメントを製作するステップと、 を含む多探針プローブの製作方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5記載の方法であって、前記第3の多数の導電
    性チップエレメントの製作は、 (a) 水平に平行な支持体の前記第1の表面を有する多探針プローブを顕微鏡
    室内の保持手段上に搭載するステップと、 (b) 前記導電性チップエレメントの前記プライマリセクションおよび前記セ
    カンダリセクションの傾斜を示す角度αおよびβを選択するステップと、 (c) 1つの位置に5分間電子ビームを集束させて得られる第1の堆積の長さ
    を測定することにより堆積速度を測定するステップと、 (d) 前記保持手段を傾斜および回転させて、前記選択した角度αおよびβと
    一致を示す前記電子ビームの角度と同一の視野角から、前記第1の堆積の視野を
    与えるステップと、 (e) 前記導電性プローブアームの前記遠端の1つの上にある長さを堆積させ
    るステップと、 (f) 前記保持手段を傾斜および回転させて第2の堆積位置の視野を与えるス
    テップと、 (g) 前記導電性プローブアームの前記遠端の近隣に前記長さを堆積させるス
    テップと、 (h) 導電性プローブアームの分離がそのぎざぎざの分離よりもおよそ100
    nm大きくなるまでステップcからgを繰り返すステップと、 (i) 前記セカンダリセクションの傾斜を示す角度α1を選択するステップと
    、 (j) 前記保持手段を傾斜および回転させてβ=0およびα=α1を選択する
    ステップと、 (k) 前記プライマリセクションに連続して前記セカンダリセクションを延ば
    すステップと、 (l) 電子ビームの位置を第1および第2の堆積で交番させて堆積の進行を保
    証するステップと、 を含む方法。
  7. 【請求項7】 特に高分解能を有するドライビングツール用の円柱状ナノド
    ライブであって、 第1の縦軸および円柱状内面を有する内部開放端円柱状空間を画定する支持体
    と、 外部接触面、第1の搭載面および第2の搭載面を画定する可動部材であって、
    前記外部接触面は前記内部開放端円柱状空間に嵌合し、前記可動部材は前記内部
    開放端円柱状空間内へ挿入され前記可動部材の前記接触面および前記内部開放端
    円柱状空間の前記円柱状内面は前記可動部材と前記支持体間のスライディングヒ
    ットを作り出す可動部材と、を含み、 前記可動部材と前記支持体間の前記スライディングヒットは前記円柱状内面と
    前記外部接触面間の全接触面積に沿って確立されかつ前記接触面積の任意特定の
    面積において電子ディメンジョンの1から5乗以下、好ましくは、1から3,3
    から5または2から4乗のサイズを有するディメンジョンの間隔をその間に画定
    する前記外部接触面および前記円柱状内面により提供され、さらに、 第1の近端および第2の近端を有し前記可動部材に対するカウンターウェイト
    を提供する慣性部材と、 第2の縦軸、第3の近端および第4の近端を画定するアクチュエータであって
    、前記アクチュエータは前記第3の近端において前記慣性部材の前記第1の近端
    に接続され前記アクチュエータの前記第4の近端は前記可動部材の前記第1の搭
    載面に接続され、前記アクチュエータの前記第2の縦軸は前記開放端円柱状空間
    の前記第1の縦軸に実質的に平行であるアクチュエータと、を含み、 前記アクチュエータはその前記第1の縦軸に平行な方向への伸縮により前記可
    動部材を前記円柱状空間内へ移動させる円柱状ナノドライブ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の円柱状ナノドライブであって、前記円柱状ナ
    ノドライブはさらに遠端および第7の近端を画定する第2の慣性体および第5の
    近端、第6の近端および第4の縦軸を画定する第2のアクチュエータを含み、前
    記第2のアクチュエータの前記第5の近端は前記第2の慣性体の前記第7の近端
    に接続され前記第2のアクチュエータの前記第5の近端は前記可動部材の前記第
    2の搭載面に接続され、前記第2のアクチュエータの前記第4の縦軸は前記開放
    端円柱状空間の前記第1の縦軸に実質的に平行であって前記可動部材の実質的に
    連続的な動作を与える円柱状ナノドライブ。
  9. 【請求項9】 テストサンプルの特定の位置上の電気的性質をテストするた
    めの多探針テスト装置であって、該装置は、 前記テストサンプルを受け入れて支持する手段と、 テスト信号を発生する電気発生器手段および測定信号を検出する電気測定手段
    を含む電気的性質テスト手段と、 多探針プローブであって、 支持体と、 前記支持体の表面と共面関係に位置決めされ、前記支持体から自由に延びて
    、前記第1の多数の導電性プローブアームの個別に撓むことができる動作を与え
    る第1の多数の導電性プローブアームとを含む多探針プローブ、とを含み、 前記導電性プローブアームは支持するウエーハ本体と面接触して前記支持する
    ウエーハ上に前記導電性プローブアームを製作し、前記支持体を提供する前記ウ
    エーハ本体の一部を除去して前記支持体から自由に延びる前記導電性プローブア
    ームを提供することを含む前記多探針プローブの製作工程から作り出され、 前記多探針プローブは前記電気的性質テスト手段と連絡されており、さらに、 その電気的性質の前記テストを実施するナノドライブ手段を含み、それは、 第1の縦軸および円柱状内面を有する内部開放端円柱状空間を画定する支持体
    と、 外部接触面、第1の搭載面および第2の搭載面を画定する可動部材であって、
    前記外部接触面は前記内部開放端円柱状空間に嵌合し、前記可動部材は前記内部
    開放端円柱状空間内へ挿入され前記可動部材の前記接触面および前記内部開放端
    円柱状空間の前記円柱状内面は前記可動部材と前記支持体間のスライディングヒ
    ットを作り出し、 前記可動部材と前記支持体間の前記スライディングヒットは前記円柱状内面と
    前記外部接触面間の全接触面積に沿って確立されかつ前記接触面積の任意特定の
    面積において電子ディメンジョンの1から5乗以下、好ましくは、1から3,3
    から5または2から4乗のサイズを有するディメンジョンの間隔をその間に画定
    する前記外部接触面および前記円柱状内面により提供され、さらに、 第1の近端および第2の近端を有し前記可動部材に対するカウンターウェイト
    を提供する慣性体と、 第2の縦軸、第3の近端および第4の近端を画定するアクチュエータであって
    、前記アクチュエータは前記第3の近端において前記慣性体の前記第1の近端に
    接続され前記アクチュエータの前記第4の近端は前記可動部材の前記第1の搭載
    面に接続され、前記アクチュエータの前記第2の縦軸は前記開放端円柱状空間の
    前記第1の縦軸に実質的に平行であるアクチュエータと、を含み、 前記アクチュエータはその前記第1の縦軸に平行な方向への伸縮により前記可
    動部材を前記円柱状空間内へ移動させ前記多探針プローブを前記テストサンプル
    に対して往復させて前記導電性プローブアームが前記テストサンプルの前記特定
    の位置に接触するようにする多探針テスト装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の多探針テスト装置であって、前記位置決め
    手段はさらに前記テストサンプルと前記多探針プローブに対する前記手段との間
    の接触を感知する手段を含む多探針テスト装置。
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