JPH1019971A - ロードプル測定システム,ソースプル測定システム,及びインピーダンスチューナ - Google Patents

ロードプル測定システム,ソースプル測定システム,及びインピーダンスチューナ

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JPH1019971A
JPH1019971A JP17445096A JP17445096A JPH1019971A JP H1019971 A JPH1019971 A JP H1019971A JP 17445096 A JP17445096 A JP 17445096A JP 17445096 A JP17445096 A JP 17445096A JP H1019971 A JPH1019971 A JP H1019971A
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impedance
tuner
pull
load
source
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JP17445096A
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Inventor
Kenichiro Chomei
健一郎 長明
Akira Inoue
晃 井上
Takayuki Kato
隆幸 加藤
Yukio Ota
行雄 太田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重反射による入力側の損失値の不正確さを
改善し、高精度なロードプル、ソースプル測定を可能と
するロードプル,ソースプル測定システム,及びインピ
ーダンスチューナを提供することを目的とする。 【解決手段】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子の
ロードプル,ソースプル測定システムにおいて、その接
続,又は配線に、高周波能動素子のインピーダンスに相
応した、20Ω以下の低インピーダンス線路,あるいは
112Ω以上の高インピーダンス線路を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロードプル測定
システム,ソースプル測定システム,及びインピーダン
スチューナに関し、特にVHF帯以上での能動素子に適
用されるロードプル,及びソースプル測定において、高
精度な測定を可能とするロードプル,ソースプル測定シ
ステム,及びインピーダンスチューナに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、準マイクロ波帯以上(VHF帯
以上)の周波数領域における高出力能動素子(以下、H
/P素子と称する)は、その出力、効率、歪みなどの特
性が入出力側の負荷インピーダンスに大きく依存する。
そこでH/P素子の入出力端に、インピーダンスチュー
ナ(以下、チューナと称す)を接続し、H/P素子から
見た負荷インピーダンスを変化させることにより、出
力、効率などの負荷依存性を調べる測定が行われてい
る。ここで、インピーダンスチューナとは、外部から見
たインピーダンスを変化させることのできる装置であ
る。
【0003】このように、準マイクロ波帯以上の高出力
能動素子についての,出力、効率、歪みなどの特性の,
出力負荷依存性の測定を、ロードプル測定(load pull m
easurement) といい、これらの特性の,入力負荷依存性
の測定を、ソースプル測定(source pull measurement)
という。
【0004】上記準マイクロ波帯以上の高出力能動素子
についてのロードプル測定の結果の例を、図1に示す。
〔1〕参考文献:高木他、“高調波処理回路を用いた高
出力UHF帯モノリシック多段FET増幅器の設計
法”,信学論C-1,vol.J76-C-1,No.11,pp.389-298,Novem
ber 1993. 。この図1より、該図1における最大効率が
68.2%, 65%, 63%, 60%, 57% である点及び曲線、及び最
大効率での出力電力が32.2dB, 32dB, 31dB, 30dB, 29dB
である点及び曲線から、出力と効率についての最適負荷
インピーダンスが相互に異なる(該インピーダンスはス
ミスチャート上の点の位置で決まる)ことがわかる。従
って、実際にH/P素子を使用する際には、これらの測
定結果をもとに、所望の条件,即ち必要とする条件に最
適な負荷インピーダンスを選ぶようにするものである。
【0005】図2に一般的なH/P素子のロードプル,
ソースプル測定系の構成例を示す。図2において、DU
T201とは、Device Under Test の略であり、被測定
素子のことである。信号源202の出力電力は、増幅器
203によりDUT201に対する所望の入力電力まで
増幅される。そして、上記DUT201に対する入力電
力量は、方向性結合器207を介して電力計(Power me
ter )204により測定する。サーキュレータ(Circul
ator)205は、DUT201に対し入力側にあるチュ
ーナ206による反射電力を終端器208に導くもの
で、反射電力の影響を除去し、測定精度を向上するため
に用いられている。
【0006】そして、出力、効率等の,入力負荷依存性
は、DUT201に対し入力側に設けたインピーダンス
チューナ206のインピーダンスを可変することにより
測定し、それらの,出力負荷依存性は、DUT201に
対し出力側に設けたインピーダンスチューナ209のイ
ンピーダンスを可変することにより測定する。
【0007】バンドパスフィルタ(Band pass filter)
211としては、その通過帯域が、信号源202の周波
数近辺の電力のみを通過させうるものであるものを選
ぶ。これは、DUT201への過大入力時などにDUT
201の出力電力の中に高調波が発生する場合があるの
で、この高調波を除去するために用いるものである。減
衰器210は、DUT210の出力電力が電力計212
の使用可能な電力量より大きすぎる場合に電力計212
への入力電力を調整するために、即ち、電力計212の
保護のために用いるものであり、これは必ずしも必要で
あるとは限らない。
【0008】図3は上記インピーダンスチューナ206
の構造例として、同軸型のものを示すものである。図3
において、ケース301は、電磁シールドの観点から金
属製であるのが望ましい。同軸型のコネクタ302,3
03の中心導体302a,303a、及び外部導体30
2b,303bは、該チューナ内部の中心導体304、
及び外部導体305にそれぞれ電気的に接続されてお
り、該チューナ内部では、該中心導体304と外部導体
305とにより伝送線路(図の例では、エアライン)を
構成している。このエアライン自体の特性インピーダン
スは50Ωである。そして、本インピーダンスチューナ
においては、スラグ306と呼ばれる金属片の位置を、
正面図で見て上下,及び左右方向に変化させることによ
り、該チューナの外部から見たインピーダンスを可変出
来る構造になっている。307は上記スラグ306を左
右方向へ移動させるための,左右方向へスライド可能な
スライド装置であり、これは、つまみ308,及び支持
棒309により、スラグ306を上下方向へも移動させ
ることができるようになっている。なお、支持棒309
は誘電体よりなるのが望ましいが、これは金属よりなる
ものとしても良い。
【0009】次に、図4は、以下の説明のために、図2
に示すロードプル,ソースプル測定系を書き直した構成
図を示すものである。なおこの図4では、後でSパラメ
ータを定義しやすいよう、各コネクタ間を離して描いて
いる。
【0010】ところで、半導体素子そのものを外部に接
続する方法としては、一般的にはパッケージに封入する
方法、半導体素子をキャリアと呼ばれる金属板上にダイ
ボンドし,誘電体基板を介して外部に接続する方法、ウ
エハ状態のままでプローブを用いて接続する方法,など
がある。図4ではキャリアを用いた例を挙げている。こ
こで、H/P素子401はキャリア402上にダイボン
ドされており、ボンディングワイヤ403により誘電体
基板404に接続されている。誘電体基板404上にお
いて、金属導体405によりマイクロストリップ線路が
構成されている。406は上記キャリア402の図示右
端に設けられた同軸−マイクロストリップ変換器、40
7は該同軸−マイクロストリップ変換器406に続いて
形成された素子側同軸コネクタである。また、408は
インピーダンスチューナであり、その構造は図3に示し
たとおりのものである。410は該インピーダンスチュ
ーナの,上記素子側同軸コネクタ407に接続される同
軸コネクタである。また、409はロードプル,及びソ
ースプル測定を行う測定器であり、411,412はそ
れぞれ相互に接続される上記インピーダンスチューナ4
08,測定器409の同軸コネクタである。
【0011】この図4に示すロードプル,ソースプル測
定系の構成において、DUTであるH/P素子401の
出力電力は、チューナ408を介して測定器409によ
り測定される。ここで、図中に示した端子間で、Sパラ
メータを定義することとする。
【0012】即ち、ボンディングワイヤ403から同軸
コネクタ407までのSパラメータをsij、チューナ4
08のSパラメータをSij、測定器409を見込んだ反
射係数をΓL とする。Sパラメータのサフィックスは、
図中に示したポート(端子)の定義に従う。即ち、si
j,Sijともに左側を1,右側を2とする。
【0013】ところで、単一の半導体素子で高出力を得
るにはFETであればゲート幅を、BJT(バイポーラ
ジャンクショントランジスタ)であればエミッタ面積を
広くすればよい。すなわちこのようにすれば小出力素子
を並列接続した場合と等価の構成が得られることとな
り、従って入出力インピーダンスは必然的に低くなる。
一例を示すと、三菱電機株式会社製,MGF0907A
(L,S帯電力GaAsFET) の2GHz における出力
インピーダンスZは、 Z=-32.1+j24.4 Ω (Z=0.806 ∠158.6 °:50Ωで規格化した際の複素
数表示で、絶対値|Z|=0.806 ,Zの角=158.6 °を
意味する) 〔2〕参考文献:三菱電機’95三菱半導体データブッ
ク GaAsFET/MMIC編,である。これは、該
出力インピーダンスの位相を0とした、即ちZの角=0
°である場合には、Z=5Ωに相当する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マイクロ波
帯半導体素子が外部へ効率よく出力電力を供給し、効率
よく入力電力を給電されるためには、マイクロ波帯半導
体素子と負荷とのインピーダンス整合(複素共役整合)
がある程度とれている必要がある。このため、一般的に
負荷依存性を測定すべき領域は、外部から見た入力イン
ピーダンス,あるいは出力インピーダンスが、半導体素
子のインピーダンスZに対して、Z* (Zの複素共役
値)となる領域の近傍であり、すなわちチューナ408
のインピーダンスS11を、Z* 近傍で変化させ、そのと
きの負荷依存性を測定することが必要となってくるが、
経験的に、(1) チューナのインピーダンスを50Ωから
外して測定するほど、即ち該インピーダンスが50Ωか
らはずれるほど測定誤差が大きくなり、また(2) 素子の
近傍にチューナを配置しなければ測定誤差が大きくな
る、ことが知られていた。これはマイクロ波機器の接続
には一般に50Ωの同軸ケーブル,または導波管が用い
られているため、チューナのインピーダンスをZ* 近傍
にするとH/P素子とチューナ間で多重反射が生じ、こ
のような状況では、治具部分(sij部分)に存在する損
失|s21|2 のわずかな測定誤差が,全体の測定精度に
大きな影響を与えることとなり、前述した誤差が発生し
ていたものである。そこで、この問題を解決するため
に、定量的に多重反射の影響を計算すると以下のように
なった。ここでは、先のZ=5Ωを仮定として用いるこ
ととする。
【0015】すなわち、測定器の特性インピーダンス
は、同軸ケーブルなどの特性インピーダンス(マイクロ
波帯では50Ωが一般的に用いられている)に合わせて
ほぼ50Ωとしてあるので、反射係数は、|ΓL |≒0
であり、治具部分は低損失の50Ω系(|s21 |≒1,
|s12 |≒1,|s11 |≒0)である,との仮定をおく
と、素子端から測定器端での有能利得Gtotal は、
【0016】
【数1】
【0017】となる。
【0018】治具単体,及びチューナ単体の有能利得G
jig ,及びGtuner は、
【0019】
【数2】
【0020】となる。
【0021】よって、多重反射の効果(利得補正項)は
【0022】
【数3】
【0023】となる。
【0024】この結果を示すものが図5である。横軸
は、先の損失|s21|2 であり、縦軸は、多重反射によ
り損失|s21|2 が測定全体に与える影響である,利得
補正項を示している。パラメータはチューナ408のイ
ンピーダンス|S11|であり、0.3, 0.5, 0.6, 0.70,0.
75, 0.80, 0.85, 0.90, 0.95 の9つの値をとってい
る。
【0025】例えば、一般的なSMA型コネクタは、10
GHz において0.2dB 程度の損失があり、この損失の測定
値は、測定器の測定精度を考え合わせるとせいぜい±0.
05dBの誤差を伴うと考えられる。説明の簡略化のため、
治具部分の損失|s21|2 を、この0.2dB のみとする。
実際には他の部分にも損失が発生することは言うまでも
ない。このとき、所望の測定精度が±0.1 dBであったと
すると、図5から、
【0026】
【数4】
【0027】が必要なことが分かる。すなわち治具部分
の損失|s21|2 が、0.2 ±0.05dBの確度で存在し、|
S11|=0.6 の状態では、全体の測定精度は利得補正項
の確度±0.1 dBに律束され、全体の測定精度である±0.
1 dB以上の高精度の測定は出来ないことを意味してい
る。
【0028】ところが先に述べたように、高出力素子の
インピーダンスは一般に非常に低く、またロードプル測
定ではチューナのインピーダンスをZ* 近傍とするた
め、|S11|>0.6 の状態での測定がしばしば必要とな
る。例えばインピーダンスが2.5 Ωであれば|S11|=
0.95となり、全体の測定誤差は、図6に示すように、約
±0.5 dBにまで劣化する。このため高精度な測定を行う
ことは非常に困難であった。
【0029】また、高出力素子のインピーダンスが5Ω
の場合、50Ω系では|S11|≒0.8に相当する。
従ってコネクタ等の損失=0.2±0.05[dB]を
仮定すると、全体の測定精度は±0.3dBとなること
が、上記図5より分かる。
【0030】これがどの程度の誤差であるかを分かりや
すい例で示すと、利得10dB,電力付加効率50%の
素子があった場合、全体の測定精度は±0.3dBよ
り、効率は46.3%〜54.0%の範囲で、不確定性
を持つことになる。
【0031】また、今までの例ではH/P素子の問題点
について述べたが、低雑音素子(Low Noise Amplifier;
LNA)の測定の際においても同様の多重反射の問題が
存在する。低雑音素子とは、例えばアンテナへの入力信
号のような微弱な信号を増幅する際には、素子自身が発
する雑音が低くないと増幅後の信号が素子自身が発する
雑音に埋もれてしまう。そのような用途には極めて雑音
の少ない素子が要求されるものであり、このような素子
を一般に低雑音素子という。低雑音素子ではその主要な
性能である雑音指数(Noise Figure; 以下N/F)がソ
ースインピーダンスに依存することは広く知られている
が、例えば数GHz 程度迄の低雑音素子でのN/Fの最小
値(最小雑音指数)を与えるインピーダンス(以下、Γ
opt と記す)は非常に高くなる。
【0032】ここで、雑音指数とは、増幅器などを含む
伝送系において、信号波が伝送系を通過する間にS/N
比が低下する割合を示す指標であり、その定義は以下の
ようなものである。
【0033】N/F=(Psi/Pni)/(Pso/Pno) ここで、Psi:能動素子入力端での信号電力 Pni:能動素子入力端での雑音電力 Pso:能動素子出力端での信号電力 Pno:能動素子出力端での雑音電力 である。
【0034】例えば一例として三菱電機株式会社製の低
雑音GaAsFET(MGF1425B)の2GHz における
Γopt は、Γopt =0.813 ∠19.7°であり(|S11|=
0.813 、460.8+j140.1Ω)、入力側に大きな不整合が存
在する(参考文献〔2〕:三菱電機’95三菱半導体デ
ータブック GaAsFET/MMIC編)。このた
め、多重反射による入力側の損失値の不正確さが生ま
れ、結果として、高精度なN/F測定(ソースプル測
定)を行うことが困難であった。
【0035】この発明は上記のような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、高精度なロードプル、ソースプル
測定を可能とするロードプル測定システム,ソースプル
測定システム,及びインピーダンスチューナを提供する
ことを目的としている。
【0036】
【課題を解決するための手段】請求項1,2にかかるロ
ードプル,ソースプル測定システムは、それぞれ、準マ
イクロ波帯以上の高周波能動素子のロードプル,ソース
プル測定システムにおいて、該測定システムの接続,又
は配線に、上記高周波能動素子のインピーダンスに相応
した低インピーダンス線路を用いたことを特徴とするも
のである。
【0037】請求項3,4にかかるロードプル,ソース
プル測定システムは、請求項1,2記載のロードプル,
ソースプル測定システムにおいて、上記高周波能動素子
のインピーダンスに相応した低インピーダンス線路は、
20Ω以下のインピーダンスを持つものとしたものであ
る。
【0038】請求項5,6にかかるロードプル,ソース
プル測定システムは、準マイクロ波帯以上の高周波能動
素子のロードプル,ソースプル測定システムにおいて、
該測定システムの接続,又は配線に、上記高周波能動素
子のインピーダンスに相応した高インピーダンス線路を
用いたことを特徴とするものである。
【0039】請求項7,8にかかるロードプル,ソース
プル測定システムは、請求項5,6記載のロードプル,
ソースプル測定システムにおいて、上記高周波能動素子
のインピーダンスに相応した高インピーダンス線路は、
112Ω以上のインピーダンスを持つものとしたもので
ある。
【0040】請求項9,10にかかるインピーダンスチ
ューナは、準マイクロ波帯以上の高周波能動素子のロー
ドプル,ソースプル測定システムにおいて用いるインピ
ーダンスチューナであって、その特性インピーダンス
を、その接続コネクタを含み、20Ω以下としたもので
ある。
【0041】請求項11,12にかかるインピーダンス
チューナは、準マイクロ波帯以上の高周波能動素子のロ
ードプル,ソースプル測定システムにおいて用いるイン
ピーダンスチューナであって、その特性インピーダンス
を、その接続コネクタを含み、112Ω以上としたもの
である。
【0042】
【発明の実施の形態】実施の形態1 .本実施の形態1は、ロードプル,及びソ
ースプル測定システムにおいて、測定精度の向上のため
に、高出力能動素子とインピーダンスチューナ間を特性
インピーダンス20Ω以下の線路で結線することによ
り、多重反射の問題を解決するようにしたものである。
これにより得られる“効果”は、能動素子とチューナ間
での不整合を小さくすることができ、先に述べた多重反
射により生ずる精度の低下を回避することができること
である。
【0043】すなわち、素子のインピーダンスが5Ω以
下の場合、上記のような結線を行うことにより|S22|
<0.6 となり、測定系全体の誤差精度を、所望の範囲内
(即ち、精度<0.1 dBの範囲内)とし、高精度な測定を
行うことが可能となる。より詳細には、図4におけるH
/P素子401とチューナ408間の結線部分(即ち、
ボンディングワイヤ403,誘電体基板404,同軸−
マイクロストリップ変換器406,素子側同軸コネクタ
407,同軸コネクタ410=302)に、特性インピ
ーダンス20Ω以下のものを使用し、チューナ408自
体の構造としては、図3における同軸コネクタ302、
及び、中心導体304と外部導体305とよりなるエア
ライン,の特性インピーダンスを、20Ω以下とするこ
とにより、上記効果を得ることが出来るものである。
【0044】即ち、さらに、上記特性インピーダンスを
20Ω以下とすることの理由について詳述すると、上述
のように、素子のインピーダンスが5Ωの場合、50Ω
系では|S11|≒0.8に相当する。従ってコネクタ
等の損失=0.2±0.05[dB]を仮定すると、全
体の測定精度は±0.3dBとなることが、図5より分
かる。
【0045】これがどの程度の誤差であるかを分かりや
すい例で示すと、利得10dB,電力付加効率50%の
素子があった場合、全体の測定精度は±0.3dBよ
り、効率は46.3%〜54.0%の範囲で、不確定性
を持つことになる。この効率で約4%の測定誤差がある
のは、到底容認できるものではない。そこで、効率で1
%以内の誤差に納めたい場合、全体の特定精度を±0.
1dBに抑えれば、効率で51.3%〜48.7%とな
り、ほぼ所望の測定精度を得ることができる。
【0046】逆にここから全体の特定精度を±0.1d
Bにするためには、|S11|<0.6が必要となり、
線路の特性インピーダンスZを、Z<20Ωにする必要
が出てくることとなる。
【0047】またチューナ408自体の構造としては、
図3に示した以外にも種々の形態が考えられる。図7
は、図3の同軸型チューナのエアライン部分を、スリッ
トラインで実現した場合の構造を示すものである。外部
導体701,及び702は接地導体(図3の305に対
応する)であり、中心導体703(図3の304に対応
する)とともに、伝送線路の一種であるスリットライン
を構成している。また、外部導体701,及び702の
間隔を、B側に対しA側を狭くすることにより、A側の
特性インピーダンスに対しB側の特性インピーダンスを
低くすることができる。これにより、例えば、A側を一
般的な特性インピーダンス50Ω、B側を特性インピー
ダンス<20Ωとすると、チューナの外部に一般的な5
0Ω系のコネクタを持つ機器を接続することを、容易に
行えることとなる。
【0048】図8は、やはりスリットラインを用いて実
現したチューナ800の中心の構造を示す図である。外
部導体801及び802は相互に平行に配置された接地
導体(305に対応する)であり、中心導体803(図
3の304に対応)とともにスリットラインを構成して
いる。804はスラグ(図3の308,309に対応す
る)であり、上記外部導体801,802,中心導体8
03,及びスラグ804によりチューナ800を構成す
る。また、中心導体803をA側よりB側を広くする
(中心導体断面が円形の場合には太くする)ことによ
り、図7の場合と同様、A側の特性インピーダンスを5
0Ω、B側の特性インピーダンス<20Ωとし、一般的
な50Ω系のコネクタを持つ機器の接続を容易に行うこ
とができるものとしている。
【0049】また本実施の形態1は、導波管を用いた測
定系の場合にも適用することができるものである。すな
わち、このように導波管を用いた測定系の場合には、素
子と導波管チューナとの間の結線を、特性インピーダン
ス<20Ωである導波管で結線するようにすればよい。
この際の導波管チューナの構造例は、図9に示すものと
なる。これは、一般に矩形導波管では幅の広い方の面が
H面となり、図9では上面及び下面がH面となるが、こ
のH面である上面にスリット902の入った導波管90
1に対し、スリット方向,及びそれに垂直な方向に、一
般には針状の金属が用いられる,可動可能なスラグ90
3を備えているものである。ここで、該スラグの駆動装
置は図示を省略している。
【0050】一般によく知られているように、導波管の
特性インピーダンスは、縦横の長さの比a/bで決まる
ので、これを図9のA側とB側で変えて、図7の場合と
同様、A側の特性インピーダンスを50Ω、B側の特性
インピーダンス<20Ωとすることにより、一般的な5
0Ω系の導波管を持つ機器の接続を、容易に行うことが
出来る。
【0051】このような実施の形態1によるロードプ
ル,ソースプル測定システム,及びインピーダンスチュ
ーナでは、準マイクロ波帯以上の高周波能動素子のロー
ドプル,ソースプル測定システムにおいて、接続,又は
配線に、低インピーダンス線路を用いるようにしたの
で、多重反射の問題を解決することができ、能動素子と
チューナ間での不整合を小さくすることができ、先に述
べた多重反射により生ずる精度の低下を回避することが
できる効果が得られる。
【0052】実施の形態2.実施の形態1においては、
測定の対象である準マイクロ波帯以上の高周波能動素子
は、いずれも単体チップである場合について述べたが、
測定の対象である準マイクロ波帯以上の高周波能動素子
を、オンウエハ状態のまま測定する場合においては、半
導体素子そのものと外部との電気的接続にプローブを用
いて該測定を行う。
【0053】このような本実施の形態2によるマイクロ
波用RFプローブの構造例を、図10に示す。図10に
おいて、1001は誘電体よりなるプローブ本体であ
り、外部の支持体(図示せず)に、外部支持体取り付け
用穴1002を介して取り付けて使用する。外部との電
気的接続は、同軸コネクタ1003で行い、チップとの
電気的接続はコンタクト部1004にて行う。コンタク
ト部1004のみを拡大して示したものが図11であ
り、該コンタクト部の先端部は、この例ではコプレーナ
線路型になっている。
【0054】図12に、このような一般的なプローブヘ
ッドにチューナの機能を持たせたものを示す。一対の接
地導体1201と1つの中心導体1202とからなるコ
プレーナ線路1200の上部に誘電体1204を配置
し、これの位置を可変することにより、該位置を可変と
した誘電体1204でもってチューナとしての機能を持
たせることが出来る。また、一般にコプレーナ線路では
その特性インピーダンスが中心導体幅と導体間間隔で決
定されるため、該中心導体幅と導体間間隔とを該コプレ
ーナ線路に沿って変化させることにより、図12のA側
(半導体素子側)とB側(同軸素子側)での特性インピ
ーダンスを相互に異なった値とすることができ、A側の
特性インピーダンス<20Ωとし、B側の特性インピー
ダンス=50Ωとすることで、該コプレーナ線路120
0と外部との接続を容易に行うことが出来る。かかる実
施の形態2の上記実施の形態1に対する更なるメリット
は、プローブは半導体素子に直接電気的に接続するもの
であるから、該プローブにチューナの機能を持たせた場
合には、チューナを素子に最も近づけて配置することが
できることである。すなわち、チューナと素子間の損失
を最も少なくすることが可能であり、このため、より高
精度な測定を達成することができるものである。
【0055】実施の形態3,4.上記実施の形態1、2
では、準マイクロ波帯以上の高周波能動素子のロードプ
ル,ソースプル測定システムにおいて、接続,又は配線
に、低インピーダンス線路を用いることにより、半導体
素子のインピーダンスが低い場合において、多重反射に
よる測定精度の低下を回避するものであった。しかし、
上記〔発明が解決しようとする課題〕の項でも述べたよ
うに、素子のインピーダンスが高く、50Ωに対し大き
な不整合を起こす場合でも、同様に多重反射による測定
精度の低下が発生する。例えば、高インピーダンス素子
の例である、三菱電機株式会社製のMGF1323において
は、その2GHz における反射係数は、Γopt =0.820 ∠
18.5°(=483.8+j144.8Ω)と極めて高い。
【0056】そこで本実施の形態3,4では、上記実施
の形態1,2において、チューナと半導体素子間の結線
の特性インピーダンスを20Ω以下としたのに対し、チ
ューナと半導体素子間の結線の特性インピーダンスを1
12Ω以上としたものである。これにより、素子とチュ
ーナ間での不整合を小さくすることができる“効果”が
得られるものである。これは、素子のインピーダンスが
450Ω以上(|S11|>0.8 に対応)の場合、上記の
ような結線を行うことにより|S11|<0.6 となり、測
定系全体の誤差精度が所望の範囲内(精度<0.1 dB)の
値となり、高精度な測定が可能となるものである。
【0057】即ち、高インピーダンス素子の測定時に本
発明が必要になるか,についてより詳細に説明すれば、
今までの例は、H/P素子の問題点について述べたが、
低雑音素子(Low Noise Amplifier;LNA )の測定の際に
も同様に多重反射の問題点が存在する。
【0058】低雑音素子とは、例えばアンテナへの入力
信号のような微弱な信号を増幅する際には、素子自身が
発する雑音が低くないと、増幅後の信号が素子自身が発
する雑音に埋もれてしまう。そのような用途には、極め
て雑音の少ない素子が要求され、これを一般に低雑音素
子という。低雑音素子ではその主要な性能である雑音指
数(Noise figure; 以下N/Fと称す)がソースインピ
ーダンスに依存することは広く知られている。そこでN
/Fが最小になる入力負荷インピーダンス(以下Γopt
と称す)を求めることが重要になる。このために、N/
Fのソースプル測定が行われる。
【0059】このN/Fソースプル測定系の構成例を図
13に示す。図13において、1301はNFメータ、
1302はノイズソース、1303はインピーダンスチ
ューナ、1304は治具1、1305はDUT、130
6は治具2、1307は回路部品である。図13のこの
回路において、チューナ1303による損失を損失LA
に含めて考えると、N/Fの測定精度は、チューナ13
03部分と治具1(1304)部分とにわたる,従って
治具1(1304)部分の損失を含むこのLAの測定精
度にそのまま依存することが分かる。
【0060】ところが、例えば、三菱電機株式会社製,
の低雑音のInGaAs HEMT(MGF4xxxx
シリーズ、〔2〕参考文献:三菱電機’95三菱半導体
データブック GaAsFET/MMIC編,より)に
おいては、4GHzにおけるΓopt は、|Γopt |=
0.7〜0.8であり、上述のH/P FETの場合と
同じ治具部分のわずかな損失の測定誤差により、損失L
A全体の測定精度が大きく損なわれることとなる。この
ため高精度なN/F測定が困難であったものである。
【0061】本発明の実施の形態3,4によるロードプ
ル測定システム,ソースプル測定システムは、このよう
な高インピーダンス素子のソースプル、ロードプル測定
系において、測定系の接続,及び配線を、高インピーダ
ンスとすることにより、素子の入力側における不整合を
低減し、該不整合による多重反射を低減して、測定系に
おける不正確さを抑制することができるものである。即
ち、本実施の形態3,4によるロードプル,ソースプル
測定システム,及びインピーダンスチューナは、上記実
施の形態1,2におけるロードプル,ソースプル測定シ
ステム,及びインピーダンスチューナにおいて、低イン
ピーダンスと高インピーダンスとを読み替えることによ
り、これらをそのまま実現することができるものであ
る。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2にかかるロ
ードプル,ソースプル測定システムによれば、準マイク
ロ波帯以上の高周波能動素子のロードプル,ソースプル
測定システムにおいて、該測定システムの接続,又は配
線に、上記高周波能動素子のインピーダンスに相応した
低インピーダンス線路を用いたので、能動素子とチュー
ナ間での不整合を小さくすることができ、多重反射によ
り生ずる測定精度の低下を回避できる効果が得られる。
【0063】請求項3,4にかかるロードプル,ソース
プル測定システムによれば、請求項1,2記載のロード
プル,ソースプル測定システムにおいて、上記高周波能
動素子のインピーダンスに相応した低インピーダンス線
路は、20Ω以下のインピーダンスを持つものとしたの
で、上記のような多重反射により生ずる測定精度の低下
の回避を実現できる効果が得られる。
【0064】請求項5,6にかかるロードプル,ソース
プル測定システムによれば、準マイクロ波帯以上の高周
波能動素子のロードプル,ソースプル測定システムにお
いて、該測定システムの接続,又は配線に、上記高周波
能動素子のインピーダンスに相応した高インピーダンス
線路を用いたので、能動素子とチューナ間での不整合を
小さくすることができ、多重反射により生ずる測定精度
の低下を回避できる効果が得られる。
【0065】請求項7,8にかかるロードプル,ソース
プル測定システムによれば、請求項5,6記載のロード
プル,ソースプル測定システムにおいて、上記高周波能
動素子のインピーダンスに相応した高インピーダンス線
路は、112Ω以上のインピーダンスを持つものとした
ので、上記のような多重反射により生ずる測定精度の低
下の回避を実現できる効果が得られる。
【0066】請求項9,10にかかるインピーダンスチ
ューナによれば、準マイクロ波帯以上の高周波能動素子
のロードプル,ソースプル測定システムにおいて用いる
インピーダンスチューナであって、その特性インピーダ
ンスを、その接続コネクタを含み、20Ω以下としたの
で、能動素子とチューナ間での不整合を小さくすること
ができ、多重反射により生ずる精度の低下を回避できる
効果が得られる。
【0067】請求項11,12にかかるインピーダンス
チューナによれば、準マイクロ波帯以上の高周波能動素
子のロードプル,ソースプル測定システムにおいて用い
るインピーダンスチューナであって、その特性インピー
ダンスを、その接続コネクタを含み、112Ω以上とし
たので、能動素子とチューナ間での不整合を小さくする
ことができ、多重反射により生ずる測定精度の低下を回
避できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的なロードプル測定をスミスチャートを
用いて行う例を示す図である。
【図2】 一般的なロードプル,ソースプル測定系の構
成を示す図である。
【図3】 一般的なインピーダンスチューナ(同軸型)
の構造例を示す図である。
【図4】 従来のロードプル測定例において素子の出力
側のみを抜き出した、従来の技術を説明するための図。
【図5】 多重反射による測定全体に対する影響を説明
するための図である。
【図6】 多重反射による測定全体に対する影響を説明
するための図である。
【図7】 本発明の実施の形態1による同軸型インピー
ダンスチューナの側面図((a) ),正面図((b) ),及
び平面図((c) )である。
【図8】 本発明の実施の形態1による同軸型インピー
ダンスチューナの他の例の上面図((a) ),側面図
((b) ),及び正面図((c) )である。
【図9】 本発明の実施の形態1による導波管型インピ
ーダンスチューナの上面図((a) ),側面図((b) ),
及び正面図((c) )である。
【図10】 本発明の実施の形態2によるマイクロ波用
RFプローブの構造例を示す図である。
【図11】 図10のコンタクト部1004のみを拡大
して示した図である。
【図12】 本発明の実施の形態2によるインピーダン
スチューナ機能を備えたコプレーナ型RFプローブを示
す図である。
【図13】 本発明の実施の形態3,4によるN/Fソ
ースプル測定系の構成例を示す図である。
【符号の説明】
201 DUT、202 信号系、203 増幅器、2
04 電力計、205サーキュレータ、206 チュー
ナ、207 方向性結合器、208 終端器、209
チューナ、210 減衰器、211 バンドパスフィル
タ、212電力計、301 ケース、302 同軸型コ
ネクタ、303 同軸型コネクタ、304 中心導体、
305 外部導体、306 スラグ、307 スライド
装置、308 つまみ、809 支持体、401 H/
P素子、402 キャリア、403 ボンディングワイ
ヤ、404 誘電体基板、405 金属導体、406同
軸−マイクロストリップ変換器、407 素子側同軸コ
ネクタ、408 チューナ、409 測定器、410
同軸コネクタ、901 導波管帆体、902スリット、
903 スラグ、1001 プローブ本体、1002
外部支持体取りつけ用穴、1003 同軸コネクタ、1
04 コンタクト部、1101 接地導体、1102
中心導体、1103 本体、1201 接地導体、12
02中心導体、1203 本体、1204 誘電体、1
301 NFメータ、1302 ノイズソース、130
3 チューナ、1304 治具1、1305DUT、1
306 治具2、1307回路部品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 行雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子の
    ロードプル測定を行う測定システムにおいて、 該測定システムの接続,又は配線に、上記高周波能動素
    子のインピーダンスに相応した低インピーダンス線路を
    用いたことを特徴とするロードプル測定システム。
  2. 【請求項2】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子の
    ソースプル測定を行う測定システムにおいて、 該測定システムの接続,又は配線に、上記高周波能動素
    子のインピーダンスに相応した低インピーダンス線路を
    用いたことを特徴とするソースプル測定システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のロードプル測定システム
    において、 上記高周波能動素子のインピーダンスに相応した低イン
    ピーダンス線路は、20Ω以下のインピーダンスを持つ
    ものとしたことを特徴とするロードプル測定システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のソースプル測定システム
    において、 上記高周波能動素子のインピーダンスに相応した低イン
    ピーダンス線路は、20Ω以下のインピーダンスを持つ
    ものとしたことを特徴とするソースプル測定システム。
  5. 【請求項5】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子の
    ロードプル測定を行う測定システムにおいて、 該測定システムの接続,又は配線に、上記高周波能動素
    子のインピーダンスに相応した高インピーダンス線路を
    用いたことを特徴とするロードプル測定システム。
  6. 【請求項6】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子の
    ソースプル測定を行う測定システムにおいて、 該測定システムの接続,又は配線に、上記高周波能動素
    子のインピーダンスに相応した高インピーダンス線路を
    用いたことを特徴とするソースプル測定システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のロードプル測定システム
    において、 上記高周波能動素子のインピーダンスに相応した高イン
    ピーダンス線路は、112Ω以上のインピーダンスを持
    つものとしたことを特徴とするソースプル測定システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のソースプル測定システム
    において、 上記高周波能動素子のインピーダンスに相応した高イン
    ピーダンス線路は、112Ω以上のインピーダンスを持
    つものとしたことを特徴とするソースプル測定システ
    ム。
  9. 【請求項9】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子の
    ロードプル測定システムにおいて用いるインピーダンス
    チューナであって、 その特性インピーダンスを、その接続コネクタを含み、
    20Ω以下としたことを特徴とするインピーダンスチュ
    ーナ。
  10. 【請求項10】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子
    のソースプル測定システムにおいて用いるインピーダン
    スチューナであって、 その特性インピーダンスを、その接続コネクタを含み、
    20Ω以下としたことを特徴とするインピーダンスチュ
    ーナ。
  11. 【請求項11】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子
    のロードプル測定システムにおいて用いるインピーダン
    スチューナであって、 その特性インピーダンスを、その接続コネクタを含み、
    112Ω以上としたことを特徴とするインピーダンスチ
    ューナ。
  12. 【請求項12】 準マイクロ波帯以上の高周波能動素子
    のソースプル測定システムにおいて用いるインピーダン
    スチューナであって、 その特性インピーダンスを、その接続コネクタを含み、
    112Ω以上としたことを特徴とするインピーダンスチ
    ューナ。
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