JP2003509607A - とくに自動車のための閉鎖システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、例えばドアハンドル、ハンドルフラップ等のようなハンドル（１０）内にコンテナ（１３）が設けられており、このコンテナが、接触面（１５）を有し、この接触面が、ハンドル（１０）の窓切り欠き（１４）内にあり、かつこの接触面を介して、コンテナ（１３）内に配置された切換え要素が操作可能である、とくに車両のためのドア、フラップ等のための閉鎖システムに関する。切換え要素によれば、本発明による閉鎖システムのこの制御電子装置及び／又は錠は、２つの状態の間において切換え可能であり、すなわちドアの開きを阻止する第１の状態とドアの開きを可能にする第２の状態との間において切換え可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、特許請求の範囲第１項の上位概念に挙げたような閉鎖システムに向
けられている。このような閉鎖システムにおいて、ハンドル内に統合された閉鎖
要素によって、制御電子装置が活性化され、この制御電子装置を介して、車両ド
ア、フラップ又は車体に配置された錠が、ドア、フラップ等の開きを阻止する状
態からドア、フラップ等の開きを可能にする状態に移される。本発明の適用分野
は、とくに自動車、安全領域へのアクセス等に向けられている。

【０００２】 前記のような閉鎖システムにおいて、データ支持体、例えば小切手カードのデ
ータ問合わせを介して例えば車両への立入を人間に可能にすることは周知である
（キーレスゴー）。その際、データ問合わせは、ハンドルの範囲においてドア、
フラップ等に取付けられた機械的な切換え要素によって引起こされ、この切換え
要素は、ドアハンドルに又は少なくともドアハンドルの範囲に設置されている。
立入を希望する人間は、例えば車両内における制御ユニットによるデータ支持体
のデータ問合わせを、切換え要素の操作によって、さらに正確に言えば、ハンド
ルの運動によって引起こす。その際、トリガされたパルスは、制御ユニットから
送信機に転送され、この送信機は、データ支持体にデータ問合わせを伝える。デ
ータ支持体は、データ問合わせのための命令を受信し、かつこれをさらにデータ
ユニットに与え、このデータユニットは、必要なデータを送信機に転送する。送
信機は、それから再び車両側の送信／受信ユニットを介して車両における制御ユ
ニットにデータを伝え、この制御ユニットは、肯定的なデータ認識の場合に、閉
鎖システムの安全解除のための命令を送出する。

【０００３】 スイッチに関連する電子装置は、例えば合成物質材料の注入によって水の侵入
から保護される。このことは、製造において時間を浪費しかつ高価になる。

【０００４】 さらにデータ問合わせは、ドアハンドルのグリップ金具又はグリップフラップ
のようなハンドルの初めての操作の際に初めて、しかも利用者がこれを引っ張っ
たとき、したがってスイッチをトリガしたときに、行なわれる。したがって前記
の説明から引出すことができるように、なおいくつかのステップが後に続くので
、データ問合わせは、比較的遅い時点に行なわれる。この遅れたデータ問合わせ
及び中央ロックのそれに続く反応時間は、このようなシステムを不快なものにす
る。かなりの場合に、その結果、閉鎖システムは、ドアハンドルの第１の操作の
際にまだ安全解除されず、かつ立入を望む人は、ドアを開くために、改めてドア
ハンドルを操作しなければならないことになる。

【０００５】 本発明の課題は、前記の欠点を回避した、特許請求の範囲第１項の上位概念に
挙げたような閉鎖システムを開発することにある。本発明によれば、このことは
、次の特別な意味が加わる特許請求の範囲第１項の特徴部分に挙げた処置によっ
て達成される。

【０００６】 ここに記載された処置の特殊性は、切換え要素をコンテナ内に統合し、このコ
ンテナが、少なくとも１つのアクセス可能な側に、切換え要素を操作するための
切換え面を有することにある。ハンドルは収容部を有し、この収容部内に、グリ
ップの取付けの際に、切換え要素を有するコンテナが挿入される。ハンドルは、
収容部の範囲においてその外壁に、通口を有する。この通口内に、コンテナを収
容部内に押込んだ際に、切換え面を有するコンテナ面がある。その際、切換え面
は、ハンドルの通口と同一面内において終ることができる。しかしコンテナの切
換え面は、ハンドルの通口を越えて突出していてもよく、かつ／又はその際、ハ
ンドルの外壁の隣接する範囲は、一部の範囲において切換え面の１つ又は複数の
側に重なっていてもよい。通口は、ハンドルのグリップシェルに設けることがで
きるが、又は２片からなることもできるので、通口の一方の部分は、ハンドルの
グリップシェルにあり、かつ通口の第２の部分は、ハンドルのグリップカバーに
ある。コンテナは、なるべく水密に構成されているので、壊れやすい切換え要素
は、水の侵入から保護されており、かつ湿気が侵入した際に、短絡に至ることは
ない。水密なコンテナ内における切換え要素の配置によって、ハンドルの分離し
た内部空間の手間のかかる注入は省略されるので、さらに製造コストはかなり低
下する。

【０００７】 コンテナの切換え面は、ハンドルの内面に直接配置されているので、切換え要
素の操作は、すでに利用者の手がハンドルをつかんだときに、切換え面の接触に
よって行なわれる。それにしたがってハンドルは、錠の安全解除過程を引起こす
ために、もはや引っ張る必要はない。立入希望を現わしたことに基づくシステム
の反応時間がかなり減少するという利点が得られる。

【０００８】 設けられた切換え要素が、電子的に動作する圧力切換え要素である場合、特許
請求の範囲第３項によればとくに有利である。この電子的に動作する圧力切換え
要素は、切換え行程がきわめて短く、かつそれにより利用者によって現わされた
車両への立入の希望に基づく閉鎖システムの制御電子装置の迅速な反応を可能に
する時間利得が達成されるという利点を有する。

【０００９】 ハンドルに別の通口を設け、この通口内に、閉鎖システムを保護するための追
加的なセンサを配置することは、さらに有意義なことがある。この別の通口は、
例えばハンドルの別の側に配置することもできる。

【００１０】 本発明のそれ以上の処置及び利点は、特許請求の範囲従属請求項、次の説明及
び図面から明らかである。図面において本発明は、３つの実施例について示され
ている。

【００１１】 図１−４及び６に、本発明による閉鎖システムのためのハンドルの第１の構成
が示されている。ハンドル１０は、基本シェル１１からなり、この基本シェル上
にカバー部分１２が取付けられている。ハンドルの一方の端部に操作アーム４０
が取付けられており、この操作アームにより、本発明によるハンドルを車両に取
付けたとき、ドア錠を操作することができる。しかしながらこのグリップアーム
４０は、どうしても必要というわけではない。なぜならさしあたって錠の開き及
びドアの急な開きが立入希望者のアクセス権限を認識した後に自動的に行なわれ
るシステムが存在するからである。ハンドル１０の前側端部４１に、この構成に
おいてプラグ部分４２が配置されており、このプラグ部分によって、ハンドル内
に配置された１つ／複数の切換え要素は、車両側の電子装置及び／又は錠に接続
されている。

【００１２】 ハンドルをドアに取付けた際にドアの方に向いたハンドルの裏側の外壁１９に
、窓切り欠き１４が開けられている。この窓切り欠き１４は、収容部１６の範囲
にあり（図３参照）、この収容部内に、切換え要素１８、２５を含むコンテナ１
３が押込まれ、かつ／又は差込まれている。

【００１３】 コンテナ１３は、接触面１５を有し、この接触面は、例えば軟らかいないしゴ
ム弾性的な合成物質から作られており、かつこの接触面は、コンテナがハンドル
１０の収容部１６内に差込まれかつ／又は押込まれているとき、形状結合してこ
の接触面を囲む窓切り欠き１４に続いている。接触面１５に、とくに特徴的なマ
ーキング２２を設けることができ、これらのマーキングを、ハンドルの後をつか
む手が接触知覚することができる。

【００１４】 この第１の実施例において、ハンドルの前側外壁に別の窓切り欠き２７が設け
られており、この窓切り欠き内に別の接触面２６がある。この接触面２６は、こ
の実施例において、接触面１５とも同じコンテナ１３に配置されている。

【００１５】 収容部１６内においてハンドルの種々の橋絡片及び内面は、案内部１７の形に
形成されており、これらの案内部によって、コンテナ１３は、ハンドル１０の収
容部１６内にほぼ遊びなく固定されている。

【００１６】 本発明によるコンテナは、大体において次のように構成されている：これは、
周壁３１からなり、この周壁は、４つの側に向かってコンテナ内部空間２１を囲
んでいる。コンテナ１３の下側に向かって底部３０は、周壁３１に続いている。
コンテナ１３の上側においてこのコンテナは、接触面１５を含むカバー部分３２
によって閉じられている。第２の別の接触面２６の範囲において、コンテナは、
カバー部分３２”によって閉じられる。その際、カバー部分は、なるべく軟らか
い又はゴム弾性合成物質からなる。コンテナ１３のすべての部分は、なるべく互
いに接着され又は溶接されているので、水密に閉じられたコンテナ内部空間２１
、２１’、２１”が生じる。コンテナ内部空間２１内において底部３０に、切換
えフィルムの形の切換え要素１８が配置されている。切換えフィルム１８を操作
するために、カバー部分３２の内部に操作手段３３が配置されている。コンテナ
１３の内部空間２１”内に、マイクロスイッチの形の別の切換え要素２５が配置
されている。このマイクロスイッチ２５は、接触面２６を介して直接操作するこ
とができる。制御電子装置及び／又は錠と切換え要素１８、２５の接続は、電気
制御線４３を介して達成され、これらの制御線は、プラグ部分４２に接続されて
いる。プラグ部分４２は、取付けの場合に、対向プラグに接続され、この対向プ
ラグから電気制御線は、制御電子装置に又は錠に通じている。コンテナ１３内へ
のケーブル４３の水密な供給を保証するために、このコンテナの前側範囲に、特
殊ケーブル通過部４５が設けられており、このケーブル通過部内においてケーブ
ルは、例えばゴム弾性材料によって媒体密に囲まれている。

【００１７】 図５に示すような本発明によるハンドル１０’の第２の構成において、コンテ
ナ１３’及び第２のコンテナ２８が設けられている。前の説明に対してここでは
なお次の別の特徴が存在する：第１のコンテナ１３’と第２のコンテナ２８との
間に、別の電気制御線４４が設けられており、この制御線は、ケーブル通過部４
５’を介して第１のコンテナ１３’から引出され、かつこの制御線は、ケーブル
通過部４６を介して第２のコンテナ２８内に延びている。第２のコンテナ２８は
、分離した底部３０’を有し、この底部は、下方に向かって周壁３１’を覆って
いる。外方に向かってコンテナ２８は、接触面２６があるカバー部分３２’を介
して閉じられている。このコンテナも、例えば溶接又は接着によって媒体密に構
成されている。

【００１８】 図７に、本発明の第３の実施例が示されている。ここに再現されたハンドル１
０”は、同様に再び基本シェル１１及びカバー部分１２からなる。しかしながら
コンテナ１３”は、一片の軽量合成物質部分として構成されており、この軽量合
成物質部分は、その内部にコンテナ内部空間２１を囲んでいる。この内部空間内
に、再び切換え要素１８があり、この切換え要素は、この構成において再び切換
えフィルムである。コンテナ１３”は、その側面において両側に溝３４を有する
ように構成されている。ハンドル１０”を取付けた状態において、これらの溝３
４内に、基本シェル１１及びカバー部分１２の縁３５、３６が大体において形状
結合して噛み合っている。コンテナ部分は、このようにしてハンドル内における
その位置にほぼ遊びなく固定されている。切換え要素１８の操作を容易にするた
めに、接触面１５の内部に再び操作手段３３が設けられており、これらの操作手
段は、切換え面と切換え要素との間の空間的な距離に基づいて切換え行程を短縮
する。

【００１９】 ここに図示したものと同じ意味において、もちろん第２のコンテナを設けるこ
ともでき、このコンテナの接触面は、ドアから離れた方のハンドルの側に配置さ
れており、かつここに図示されたように、ハンドル１０”のドアの方の側２３に
配置されているのではない。

【００２０】 同様に一片で形成されたコンテナは、ハンドルの両方の側２３、２４に接触面
を有する。

【００２１】 図８による本発明によるハンドル１０’”の第４の構成において、コンテナ１
３’”は、マイクロスイッチとして構成された１つだけの切換え要素１８を装備
している。このマイクロスイッチ１８は、操作アーム（ここには図示しない）に
隣接するハンドル１０’”の範囲に配置されている。接触面１５’は、その一方
の端部において揺動可能に支持されている。切換え要素１８に対向する接触面１
５’の端部に、保持カラー５１が配置されており、この保持カラー内に押し棒３
３’の端部３８が、往復運動可能に支持されている。その際、押し棒３３’は、
ばね要素３７によって接触面１５’の内面に支持されている。押し棒３３’は、
操作方向においてマイクロスイッチ１８の上にある。接触面１５’、押し棒３３
’及びばね要素３７のこの配置は、一緒になって有利なようにマイクロスイッチ
のための弾性圧力制限部を形成し、この圧力制限部によって、関与する部品の場
合によっては生じる公差が補償される。コンテナ１３’”における接触面１５’
の十分な運動可能性は、接触面１５’の回りに延びたダイヤフラム４９によって
保証されている。このダイヤフラム４９は、接触面１５’とコンテナ１３’”の
壁５２との間の媒体密の結合を行なう。さらになおコンテナの底部３０は、パッ
キン要素５０を介して壁５２に対して密閉することができる。マイクロスイッチ
１８の範囲における接触面１５’の操作行程は、この実施例においてなお、コン
テナ１３’”の底部３０のストッパ面４８に当たることができかつ接触面１５’
に一体形成されたストッパ４７を介して制限されている。本発明によるハンドル
１０’”のその他の構成は、すでに前に示したハンドルのものに相当する。

【００２２】 本発明は、ハンドルのここに図示した形に限定されるものではない。例えばほ
ぼ前面ブラインドのようなカバー部分によって見える側においてその基本シェル
が覆われかつ正面ブラインド内にコンテナの接触面のための窓切り欠きが設けら
れたハンドルを考えることができる。車両ドアの方に向いた基本シェルの底部側
に、同様に窓切り欠きを設けることができ、この窓切り欠き内にコンテナの接触
面が配置されている。

【００２３】 同様に基本シェルは、車両ドアの方に向かってカバー部分等によって覆われて
いることができ、かつコンテナの接触面があるようになる窓切り欠きは、完全に
カバー部分内に配置することができる。

【００２４】 ここに図示したドア側にある接触面１５及びこれを操作すべき切換え要素１８
は、例えばキーレスゴー閉鎖システムのデータカードのような利用者のところに
あるデータ支持体において、車両に配置された制御電子装置の立入権限問合わせ
を開始するために使われる。利用者が接触面１５に接触し、かつそれにより切換
え要素１８の切換え過程をトリガすると、電子パルスが、車両側及び／又はドア
側の制御電子装置（ここには図示せず）に送出される。その後、制御電子装置は
、ほんの一瞬のうちに権限データの問合わせを、ここにおいて図示されていない
利用者側のキーカード（データ支持体）におけるアクセスデータに移す。それか
らキーカードは、同様にほんの一瞬のうちにここに蓄積されたアクセスデータを
制御電子装置に供給し、この制御電子装置は、これをチェックし、かつ肯定的な
データ認識の場合に、利用者にアクセスを承諾する。このアクセス承諾は、ハン
ドルをロック解除し、したがって利用者が、例えばドアハンドル等のようなハン
ドルのそれ以上の引出しの際にドア錠の開きに至ることによって、又は制御電子
装置が錠に直接作用し、かつドア又はフラップ等が利用者とそれ以上関係なく錠
によって直接開かれかつ飛出すことによって、行なうことができる。

【００２５】 ここにおいて前記の第２の切換え要素２５は、それに反して閉鎖システムの保
護のために使うことができる。利用者が接触面２７に接触し、かつそれにより切
換え要素２５を操作したとき、閉鎖システムは、錠がドア、フラップ等の開きを
阻止する状態に移される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるハンドルを概略的な３次元的な表示に於いて示す図である。

【図２】 図１による本発明によるハンドルの概略的な側面図である。

【図３】 図１による本発明によるハンドルを展開した３次元的な表示において示す図で
ある。

【図４】 ハンドルの本発明による第１の構成を図２の切断線ＩＶ−ＩＶにしたがった長
手断面で示す図である。

【図５】 本発明によるハンドルの別の構成の長手断面を図４と同様な断面位置において
示す図である。

【図６】 本発明によるハンドルの横断面を図２の断面ＶＩ−ＶＩにしたがって示す図で
ある。

【図７】 本発明によるハンドルの第３の構成を図６に相当する横断面において示す図で
ある。

【図８】 本発明によるハンドルの第４の構成を図６に相当する横断面において示す図で
ある。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１３年８月２２日（２００１．８．２２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正の内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】発明の詳細な説明

【補正方法】変更

【補正の内容】

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、特許請求の範囲第１項の上位概念に挙げたような閉鎖システムに向
けられている。このような閉鎖システムにおいて、ハンドル内に統合された閉鎖
要素によって、制御電子装置が活性化され、この制御電子装置を介して、車両ド
ア、フラップ又は車体に配置された錠が、ドア、フラップ等の開きを阻止する状
態からドア、フラップ等の開きを可能にする状態に移される。本発明の適用分野
は、とくに自動車、安全領域へのアクセス等に向けられている。

【０００２】 前記のような閉鎖システムにおいて、データ支持体、例えば小切手カードのデ
ータ問合わせを介して例えば車両への立入を人間に可能にすることは周知である
（キーレスゴー）。その際、データ問合わせは、ハンドルの範囲においてドア、
フラップ等に取付けられた機械的な切換え要素によって引起こされ、この切換え
要素は、ドアハンドルに又は少なくともドアハンドルの範囲に設置されている。
立入を希望する人間は、例えば車両内における制御ユニットによるデータ支持体
のデータ問合わせを、切換え要素の操作によって、さらに正確に言えば、ハンド
ルの運動によって引起こす。その際、トリガされたパルスは、制御ユニットから
送信機に転送され、この送信機は、データ支持体にデータ問合わせを伝える。デ
ータ支持体は、データ問合わせのための命令を受信し、かつこれをさらにデータ
ユニットに与え、このデータユニットは、必要なデータを送信機に転送する。送
信機は、それから再び車両側の送信／受信ユニットを介して車両における制御ユ
ニットにデータを伝え、この制御ユニットは、肯定的なデータ認識の場合に、閉
鎖システムの安全解除のための命令を送出する。

【０００３】 スイッチに関連する電子装置は、例えば合成物質材料の注入によって水の侵入
から保護される。このことは、製造において時間を浪費しかつ高価になる。

【０００４】 さらにデータ問合わせは、ドアハンドルのグリップ金具又はグリップフラップ
のようなハンドルの初めての操作の際に初めて、しかも利用者がこれを引っ張っ
たとき、したがってスイッチをトリガしたときに、行なわれる。したがって前記
の説明から引出すことができるように、なおいくつかのステップが後に続くので
、データ問合わせは、比較的遅い時点に行なわれる。この遅れたデータ問合わせ
及び中央ロックのそれに続く反応時間は、このようなシステムを不快なものにす
る。かなりの場合に、その結果、閉鎖システムは、ドアハンドルの第１の操作の
際にまだ安全解除されず、かつ立入を望む人は、ドアを開くために、改めてドア
ハンドルを操作しなければならないことになる。

【０００５】 さらにドイツ連邦共和国特許第１９７４５１４９号明細書によれば、１つのシ
ェルからなる、自動車ドアのためのハンドルが公知である。内側シェルの内部空
間内に切換え要素があり、この切換え要素は、送信／受信ユニットとして構成さ
れている。この切換え要素は、絶縁層によって覆われている。外側シェル内に接
触スイッチのための切り欠きがあり、この接触スイッチは、操作によって閉鎖シ
ステムのロックを可能にする。内側シェルにおける切換え要素への例えば合成物
質材料の注入が、時間を浪費する製造をなしていることは、この装置において不
利である。

【０００６】 本発明の課題は、前記の欠点を回避した、特許請求の範囲第１項の上位概念に
挙げたような閉鎖システムを開発することにある。本発明によれば、このことは
、次の特別な意味が加わる特許請求の範囲第１項の特徴部分に挙げた処置によっ
て達成される。

【０００７】 ここに記載された処置の特殊性は、切換え要素をコンテナ内に統合し、このコ
ンテナが、少なくとも１つのアクセス可能な側に、切換え要素を操作するための
切換え面を有することにある。ハンドルは収容部を有し、この収容部内に、グリ
ップの取付けの際に、切換え要素を有するコンテナが挿入される。ハンドルは、
収容部の範囲においてその外壁に、通口を有する。この通口内に、コンテナを収
容部内に押込んだ際に、切換え面を有するコンテナ面がある。その際、切換え面
は、ハンドルの通口と同一面内において終ることができる。しかしコンテナの切
換え面は、ハンドルの通口を越えて突出していてもよく、かつ／又はその際、ハ
ンドルの外壁の隣接する範囲は、一部の範囲において切換え面の１つ又は複数の
側に重なっていてもよい。通口は、ハンドルのグリップシェルに設けることがで
きるが、又は２片からなることもできるので、通口の一方の部分は、ハンドルの
グリップシェルにあり、かつ通口の第２の部分は、ハンドルのグリップカバーに
ある。コンテナは、なるべく水密に構成されているので、壊れやすい切換え要素
は、水の侵入から保護されており、かつ湿気が侵入した際に、短絡に至ることは
ない。水密なコンテナ内における切換え要素の配置によって、ハンドルの分離し
た内部空間の手間のかかる注入は省略されるので、さらに製造コストはかなり低
下する。

【０００８】 コンテナの切換え面は、ハンドルの内面に直接配置されているので、切換え要
素の操作は、すでに利用者の手がハンドルをつかんだときに、切換え面の接触に
よって行なわれる。それにしたがってハンドルは、錠の安全解除過程を引起こす
ために、もはや引っ張る必要はない。立入希望を現わしたことに基づくシステム
の反応時間がかなり減少するという利点が得られる。

【０００９】 設けられた切換え要素が、電子的に動作する圧力切換え要素である場合、特許
請求の範囲第３項によればとくに有利である。この電子的に動作する圧力切換え
要素は、切換え行程がきわめて短く、かつそれにより利用者によって現わされた
車両への立入の希望に基づく閉鎖システムの制御電子装置の迅速な反応を可能に
する時間利得が達成されるという利点を有する。

【００１０】 ハンドルに別の通口を設け、この通口内に、閉鎖システムを保護するための追
加的なセンサを配置することは、さらに有意義なことがある。この別の通口は、
例えばハンドルの別の側に配置することもできる。

【００１１】 本発明のそれ以上の処置及び利点は、特許請求の範囲従属請求項、次の説明及
び図面から明らかである。図面において本発明は、３つの実施例について示され
ている。

【００１２】 図１−４及び６に、本発明による閉鎖システムのためのハンドルの第１の構成
が示されている。ハンドル１０は、基本シェル１１からなり、この基本シェル上
にカバー部分１２が取付けられている。ハンドルの一方の端部に操作アーム４０
が取付けられており、この操作アームにより、本発明によるハンドルを車両に取
付けたとき、ドア錠を操作することができる。しかしながらこのグリップアーム
４０は、どうしても必要というわけではない。なぜならさしあたって錠の開き及
びドアの急な開きが立入希望者のアクセス権限を認識した後に自動的に行なわれ
るシステムが存在するからである。ハンドル１０の前側端部４１に、この構成に
おいてプラグ部分４２が配置されており、このプラグ部分によって、ハンドル内
に配置された１つ／複数の切換え要素は、車両側の電子装置及び／又は錠に接続
されている。

【００１３】 ハンドルをドアに取付けた際にドアの方に向いたハンドルの裏側の外壁１９に
、窓切り欠き１４が開けられている。この窓切り欠き１４は、収容部１６の範囲
にあり（図３参照）、この収容部内に、切換え要素１８、２５を含むコンテナ１
３が押込まれ、かつ／又は差込まれている。

【００１４】 コンテナ１３は、接触面１５を有し、この接触面は、例えば軟らかいないしゴ
ム弾性的な合成物質から作られており、かつこの接触面は、コンテナがハンドル
１０の収容部１６内に差込まれかつ／又は押込まれているとき、形状結合してこ
の接触面を囲む窓切り欠き１４に続いている。接触面１５に、とくに特徴的なマ
ーキング２２を設けることができ、これらのマーキングを、ハンドルの後をつか
む手が接触知覚することができる。

【００１５】 この第１の実施例において、ハンドルの前側外壁に別の窓切り欠き２７が設け
られており、この窓切り欠き内に別の接触面２６がある。この接触面２６は、こ
の実施例において、接触面１５とも同じコンテナ１３に配置されている。

【００１６】 収容部１６内においてハンドルの種々の橋絡片及び内面は、案内部１７の形に
形成されており、これらの案内部によって、コンテナ１３は、ハンドル１０の収
容部１６内にほぼ遊びなく固定されている。

【００１７】 本発明によるコンテナは、大体において次のように構成されている：これは、
周壁３１からなり、この周壁は、４つの側に向かってコンテナ内部空間２１を囲
んでいる。コンテナ１３の下側に向かって底部３０は、周壁３１に続いている。
コンテナ１３の上側においてこのコンテナは、接触面１５を含むカバー部分３２
によって閉じられている。第２の別の接触面２６の範囲において、コンテナは、
カバー部分３２”によって閉じられる。その際、カバー部分は、なるべく軟らか
い又はゴム弾性合成物質からなる。コンテナ１３のすべての部分は、なるべく互
いに接着され又は溶接されているので、水密に閉じられたコンテナ内部空間２１
、２１’、２１”が生じる。コンテナ内部空間２１内において底部３０に、切換
えフィルムの形の切換え要素１８が配置されている。切換えフィルム１８を操作
するために、カバー部分３２の内部に操作手段３３が配置されている。コンテナ
１３の内部空間２１”内に、マイクロスイッチの形の別の切換え要素２５が配置
されている。このマイクロスイッチ２５は、接触面２６を介して直接操作するこ
とができる。制御電子装置及び／又は錠と切換え要素１８、２５の接続は、電気
制御線４３を介して達成され、これらの制御線は、プラグ部分４２に接続されて
いる。プラグ部分４２は、取付けの場合に、対向プラグに接続され、この対向プ
ラグから電気制御線は、制御電子装置に又は錠に通じている。コンテナ１３内へ
のケーブル４３の水密な供給を保証するために、このコンテナの前側範囲に、特
殊ケーブル通過部４５が設けられており、このケーブル通過部内においてケーブ
ルは、例えばゴム弾性材料によって媒体密に囲まれている。

【００１８】 図５に示すような本発明によるハンドル１０’の第２の構成において、コンテ
ナ１３’及び第２のコンテナ２８が設けられている。前の説明に対してここでは
なお次の別の特徴が存在する：第１のコンテナ１３’と第２のコンテナ２８との
間に、別の電気制御線４４が設けられており、この制御線は、ケーブル通過部４
５’を介して第１のコンテナ１３’から引出され、かつこの制御線は、ケーブル
通過部４６を介して第２のコンテナ２８内に延びている。第２のコンテナ２８は
、分離した底部３０’を有し、この底部は、下方に向かって周壁３１’を覆って
いる。外方に向かってコンテナ２８は、接触面２６があるカバー部分３２’を介
して閉じられている。このコンテナも、例えば溶接又は接着によって媒体密に構
成されている。

【００１９】 図７に、本発明の第３の実施例が示されている。ここに再現されたハンドル１
０”は、同様に再び基本シェル１１及びカバー部分１２からなる。しかしながら
コンテナ１３”は、一片の軽量合成物質部分として構成されており、この軽量合
成物質部分は、その内部にコンテナ内部空間２１を囲んでいる。この内部空間内
に、再び切換え要素１８があり、この切換え要素は、この構成において再び切換
えフィルムである。コンテナ１３”は、その側面において両側に溝３４を有する
ように構成されている。ハンドル１０”を取付けた状態において、これらの溝３
４内に、基本シェル１１及びカバー部分１２の縁３５、３６が大体において形状
結合して噛み合っている。コンテナ部分は、このようにしてハンドル内における
その位置にほぼ遊びなく固定されている。切換え要素１８の操作を容易にするた
めに、接触面１５の内部に再び操作手段３３が設けられており、これらの操作手
段は、切換え面と切換え要素との間の空間的な距離に基づいて切換え行程を短縮
する。

【００２−】 ここに図示したものと同じ意味において、もちろん第２のコンテナを設けるこ
ともでき、このコンテナの接触面は、ドアから離れた方のハンドルの側に配置さ
れており、かつここに図示されたように、ハンドル１０”のドアの方の側２３に
配置されているのではない。

【００２１】 同様に一片で形成されたコンテナは、ハンドルの両方の側２３、２４に接触面
を有する。

【００２２】 図８による本発明によるハンドル１０’”の第４の構成において、コンテナ１
３’”は、マイクロスイッチとして構成された１つだけの切換え要素１８を装備
している。このマイクロスイッチ１８は、操作アーム（ここには図示しない）に
隣接するハンドル１０’”の範囲に配置されている。接触面１５’は、その一方
の端部において揺動可能に支持されている。切換え要素１８に対向する接触面１
５’の端部に、保持カラー５１が配置されており、この保持カラー内に押し棒３
３’の端部３８が、往復運動可能に支持されている。その際、押し棒３３’は、
ばね要素３７によって接触面１５’の内面に支持されている。押し棒３３’は、
操作方向においてマイクロスイッチ１８の上にある。接触面１５’、押し棒３３
’及びばね要素３７のこの配置は、一緒になって有利なようにマイクロスイッチ
のための弾性圧力制限部を形成し、この圧力制限部によって、関与する部品の場
合によっては生じる公差が補償される。コンテナ１３’”における接触面１５’
の十分な運動可能性は、接触面１５’の回りに延びたダイヤフラム４９によって
保証されている。このダイヤフラム４９は、接触面１５’とコンテナ１３’”の
壁５２との間の媒体密の結合を行なう。さらになおコンテナの底部３０は、パッ
キン要素５０を介して壁５２に対して密閉することができる。マイクロスイッチ
１８の範囲における接触面１５’の操作行程は、この実施例においてなお、コン
テナ１３’”の底部３０のストッパ面４８に当たることができかつ接触面１５’
に一体形成されたストッパ４７を介して制限されている。本発明によるハンドル
１０’”のその他の構成は、すでに前に示したハンドルのものに相当する。

【００２３】 本発明は、ハンドルのここに図示した形に限定されるものではない。例えばほ
ぼ前面ブラインドのようなカバー部分によって見える側においてその基本シェル
が覆われかつ正面ブラインド内にコンテナの接触面のための窓切り欠きが設けら
れたハンドルを考えることができる。車両ドアの方に向いた基本シェルの底部側
に、同様に窓切り欠きを設けることができ、この窓切り欠き内にコンテナの接触
面が配置されている。

【００２４】 同様に基本シェルは、車両ドアの方に向かってカバー部分等によって覆われて
いることができ、かつコンテナの接触面があるようになる窓切り欠きは、完全に
カバー部分内に配置することができる。

【００２５】 ここに図示したドア側にある接触面１５及びこれを操作すべき切換え要素１８
は、例えばキーレスゴー閉鎖システムのデータカードのような利用者のところに
あるデータ支持体において、車両に配置された制御電子装置の立入権限問合わせ
を開始するために使われる。利用者が接触面１５に接触し、かつそれにより切換
え要素１８の切換え過程をトリガすると、電子パルスが、車両側及び／又はドア
側の制御電子装置（ここには図示せず）に送出される。その後、制御電子装置は
、ほんの一瞬のうちに権限データの問合わせを、ここにおいて図示されていない
利用者側のキーカード（データ支持体）におけるアクセスデータに移す。それか
らキーカードは、同様にほんの一瞬のうちにここに蓄積されたアクセスデータを
制御電子装置に供給し、この制御電子装置は、これをチェックし、かつ肯定的な
データ認識の場合に、利用者にアクセスを承諾する。このアクセス承諾は、ハン
ドルをロック解除し、したがって利用者が、例えばドアハンドル等のようなハン
ドルのそれ以上の引出しの際にドア錠の開きに至ることによって、又は制御電子
装置が錠に直接作用し、かつドア又はフラップ等が利用者とそれ以上関係なく錠
によって直接開かれかつ飛出すことによって、行なうことができる。

【００２６】 ここにおいて前記の第２の切換え要素２５は、それに反して閉鎖システムの保
護のために使うことができる。利用者が接触面２７に接触し、かつそれにより切
換え要素２５を操作したとき、閉鎖システムは、錠がドア、フラップ等の開きを
阻止する状態に移される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，Ｃ Ｎ，ＩＮ，ＪＰ，ＫＲ，ＵＳ (72)発明者 マツトホーフエル， ラインホルト ドイツ連邦共和国 デー−42489 ヴユル フラート・アイヒエンドルフシユトラーセ ７

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車両側において少なくとも１つのドア（５２）、フラップ等
   におけるハンドル（１０）及び錠（５４）、及び制御電子装置からなり、 その際、錠（５４）が、２つの状態の間において切換え可能であり、すなわち
   ドア（５２）の開きを阻止する第１の状態とドア（５２）、フラップ等の開きを
   可能にする第２の状態との間において切換え可能であり、 かつここにおいてハンドル（１０）の範囲に少なくとも１つの切換え要素（１
   ８）が配置されており、この切換え要素により制御電子装置が活性化され、この
   制御電子装置を介して錠（５４）が、その第１の状態から、ドア（５２）、フラ
   ップ等の開きを可能にする第２の状態に移される、 とくに自動車のための閉鎖システムにおいて、 切換え要素（１８）が、コンテナ（１３，１３’，１３”，１３’”）内に統
   合されており、 かつコンテナ（１３，１３’，１３”，１３’”）が、少なくとも１つの側に
   、切換え要素（１８）を操作するための接触面（１５’）を有し、 かつコンテナ（１３，１３’，１３”，１３’”）が、ハンドル（１０，１０
   ’，１０”，１０’”）の収容部（１６）内に持込まれており、 かつハンドル（１０，１０’，１０”，１０’”）が、収容部（１６）の範囲
   においてその外壁（１９，２０）に、窓切り欠き（１４）を有し、この窓切り欠
   き内に、コンテナ（１３，１３’，１３”，１３’”）を収容部（１６）内に押
   込んだ際に、接触面（１５，１５’）を有するコンテナ面がある ことを特徴とする、とくに自動車のための閉鎖システム。
2. 【請求項２】 収容部（１６）の範囲に、コンテナ（１３，１３’，１３”
   ，１３’”）を衝撃を防止するように固定するためにハンドル（１０，１０’，
   １０”，１０’”）内における案内部（１７）が設けられていることを特徴とす
   る、請求項１に記載の閉鎖システム。
3. 【請求項３】 切換え要素（１８）が、電子的に動作する圧力切換え要素で
   あることを特徴とする、請求項１に記載の閉鎖システム。
4. 【請求項４】 閉鎖システムの保護のために追加的な切換え要素（２５）が
   、ハンドル（１０）内に組込まれており、この切換え要素が、接触面（２６）を
   介して操作できることを特徴とする、請求項１又は３に記載の閉鎖システム。
5. 【請求項５】 切換え要素（１８，２５）が、マイクロスイッチであること
   を特徴とする、請求項１及び３−４の１つに記載の閉鎖システム。
6. 【請求項６】 切換え要素（１８，２５）が、圧力センサ解析器であること
   を特徴とする、請求項１及び３−４の１つに記載の閉鎖システム。
7. 【請求項７】 切換え要素（１８，２５）が、切換えフィルムであることを
   特徴とする、請求項１及び３−４の１つに記載の閉鎖システム。
8. 【請求項８】 １つ／複数の切換え要素が、電気制御ユニットに接続されて
   おり、この制御ユニットが、電気制御ユニットによるオペレータ側のデータ支持
   体のデータ問合わせを引起こし、 その際、電気制御装置が、送信／受信ユニットに接続されており、かつこれを
   介してオペレータ側のデータ支持体にデータ問合わせを伝達し、 かつデータ支持体が、他方においてデータユニットから送信機を介して車両側
   の送信／受信ユニットにそのデータを伝達し、 かつ送信／受信ユニットが、電気制御ユニットにデータを転送し、 かつ電気制御ユニットが、肯定的なデータ識別の場合に、車両の少なくとも１
   つのドア、フラップ等における１つ／複数の錠の安全解除を引起こす ことを特徴とする、請求項１ないし７の１つに記載の閉鎖システム。
9. 【請求項９】 追加的な切換え要素（２５）が、閉鎖システムの保護のため
   にコンテナ（１３）内に統合されていることを特徴とする、請求項４に記載の閉
   鎖システム。
10. 【請求項１０】 追加的な切換え要素（２５）が、閉鎖システムの保護のた
    めに、接触面（２５）に対向するコンテナ（１３）の側においてこれに配置され
    ていることを特徴とする、請求項９に記載の閉鎖システム。
11. 【請求項１１】 コンテナ（１３，１３’，１３”）が、それ自体閉じた構
    成ユニットであることを特徴とする、請求項１ないし１０の１つに記載の閉鎖シ
    ステム。
12. 【請求項１２】 コンテナ（１３，１３’，１３”）が、一片から構成され
    ており、かつこのコンテナのコンテナ内部空間（２１）内に切換え要素（１８，
    ２５）が囲まれていることを特徴とする、請求項１ないし１１の１つに記載の閉
    鎖システム。
13. 【請求項１３】 コンテナ（１３，１３’，１３”）が、媒体密に閉じられ
    ていることを特徴とする、請求項１ないし１２の１つに記載の閉鎖システム。
14. 【請求項１４】 ハンドル（１０，１０’，１０”，１０’”）が、収容部
    （１９）を有する基本シェル（１１）及びカバー部分（１２）からなることを特
    徴とする、請求項１ないし１３の１つに記載の閉鎖システム。
15. 【請求項１５】 窓切り欠き（１４）が、ドアの方に向いたハンドル（１０
    ，１０’，１０”，１０’”）の側（２３）に配置されていることを特徴とする
    、請求項１ないし１４の１つに記載の閉鎖システム。
16. 【請求項１６】 窓切り欠き（２７）が、ドアから離れた方のハンドル（１
    ０）の側（２４）に配置されていることを特徴とする、請求項１ないし１５の１
    つに記載の閉鎖システム。
17. 【請求項１７】 ドアから離れた方のハンドル（１０）の側（２４）に配置
    された窓切り欠き（２７）に、閉鎖システムの保護のために切換え要素（２５）
    が配置されていることを特徴とする、請求項８ないし１６の１つに記載の閉鎖シ
    ステム。
18. 【請求項１８】 コンテナ（１３，１３’，１３”）の接触面（１５，１５
    ’）に特徴的なかつ／又は接触知覚可能なマーキング（２２）が設けられている
    ことを特徴とする、請求項１ないし１５の１つに記載の閉鎖システム。