JP2003507884A - 磁気トンネル接合を製造する方法及び磁気トンネル接合 - Google Patents
磁気トンネル接合を製造する方法及び磁気トンネル接合Info
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- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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- H10N50/01—Manufacture or treatment
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体技術において利用される通常のプロセスと両立性を有し、かつ半導体回路内への集積化にとって望ましい電気的特性を有する磁気トンネル接合を製造する。
【解決手段】 磁気トンネル接合を製造する方法は、金属層を、第1の強磁性層(1)上に堆積させかつ絶縁層(3)を形成するために酸化し、第2の強磁性層(2)を、絶縁層(3)上に形成し、その際、金属層の酸化をUV光によって支援するものである。
Description
【0001】
本発明は、特許請求の請求項1の序文部に記載の磁気トンネル接合を製造する
方法、及び特許請求の範囲の請求項4の序文部に記載の磁気トンネル接合に関す
る。
方法、及び特許請求の範囲の請求項4の序文部に記載の磁気トンネル接合に関す
る。
【0002】
現在では、多くの費用をかけて強誘電性及び磁気抵抗メモリ技術が開発され、
これらのメモリ技術の展望は、給電電圧に依存するDRAM(ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ)を、FRAM(フェロエレクトリック・ランダム・
アクセス・メモリ)又はMRAM(マグネチック・ランダム・アクセス・メモリ
)と称する給電電圧に依存しない不揮発性メモリモジュールに置き換えることに
ある。
これらのメモリ技術の展望は、給電電圧に依存するDRAM(ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ)を、FRAM(フェロエレクトリック・ランダム・
アクセス・メモリ)又はMRAM(マグネチック・ランダム・アクセス・メモリ
)と称する給電電圧に依存しない不揮発性メモリモジュールに置き換えることに
ある。
【0003】
MRAMについて、種々の磁気抵抗効果が考慮される。AMR(アンイソトロ
ープ・マグネトレジスタンス)メモリは、導体材料の磁化方向に対して平行及び
垂直に電流に対する抵抗が相違することに基づいている。GMR(ジャイアント
・マグネトレジスタンス)メモリ構想は、ジャイアント磁気抵抗効果に基づいて
おり、このジャイアント磁気抵抗効果は、交互に配置されたナノメートルの薄さ
の磁性層(例えばコバルトからなる)と非磁性層(例えば銅からなる)とからな
る層積み重ね体において現われる。磁気トンネル接合は、MRAMに対する第3
の候補者である。これらのトンネル接合は、2つの強磁性層からなり、これらの
層は、薄いトンネル絶縁層によって分離されている。
ープ・マグネトレジスタンス)メモリは、導体材料の磁化方向に対して平行及び
垂直に電流に対する抵抗が相違することに基づいている。GMR(ジャイアント
・マグネトレジスタンス)メモリ構想は、ジャイアント磁気抵抗効果に基づいて
おり、このジャイアント磁気抵抗効果は、交互に配置されたナノメートルの薄さ
の磁性層(例えばコバルトからなる)と非磁性層(例えば銅からなる)とからな
る層積み重ね体において現われる。磁気トンネル接合は、MRAMに対する第3
の候補者である。これらのトンネル接合は、2つの強磁性層からなり、これらの
層は、薄いトンネル絶縁層によって分離されている。
【0004】
磁気抵抗効果に基づく構成要素に対する別の適用分野は、磁界センサ技術であ
る。現在、すでにAMR磁界センサ、GMR磁界センサ及びトンネル磁界センサ
は周知である。
る。現在、すでにAMR磁界センサ、GMR磁界センサ及びトンネル磁界センサ
は周知である。
【0005】
磁気トンネル接合の動作様式は、通常伝導する電子に対するトンネル抵抗(T
MR:トンネル磁気抵抗)のスピンに依存した変化に基づいており、関与する磁
性層のスピン分極がこのトンネル抵抗の基礎になっている。最近までこの効果は
、基本特性だけを持っていた。なぜならスピンに依存するトンネリングの際に測
定される相対的な磁気抵抗の変化ΔR/Rは、1%以下にあるからである。19
95年にT.ミヤザキ他が、“Giant magnetic tunneli
ng effect in Fe/Al2O3/Fe junction”、J
.Magn.Magn.Matter.139、第L231−L234頁におい
て、室温においてΔR/R≧18%の値を有する磁気トンネル接合について報告
したことによって、状況は変化した。
MR:トンネル磁気抵抗)のスピンに依存した変化に基づいており、関与する磁
性層のスピン分極がこのトンネル抵抗の基礎になっている。最近までこの効果は
、基本特性だけを持っていた。なぜならスピンに依存するトンネリングの際に測
定される相対的な磁気抵抗の変化ΔR/Rは、1%以下にあるからである。19
95年にT.ミヤザキ他が、“Giant magnetic tunneli
ng effect in Fe/Al2O3/Fe junction”、J
.Magn.Magn.Matter.139、第L231−L234頁におい
て、室温においてΔR/R≧18%の値を有する磁気トンネル接合について報告
したことによって、状況は変化した。
【0006】
磁気トンネル接合の重要な利点は、これらの磁気トンネル接合が高オーム性で
あり、かつそれ故に低オーム性のAMR又はGMR要素より一層良好な既存の集
積半導体回路との両立性を有する点にある。それ故に磁気トンネル接合は、(メ
モリ又はセンサ要素として)将来のチップ世代における集積化に対してきわめて
良好な展望を有することが期待できる。
あり、かつそれ故に低オーム性のAMR又はGMR要素より一層良好な既存の集
積半導体回路との両立性を有する点にある。それ故に磁気トンネル接合は、(メ
モリ又はセンサ要素として)将来のチップ世代における集積化に対してきわめて
良好な展望を有することが期待できる。
【0007】
集積回路における使用のための磁気トンネル接合の適性のために、このトンネ
ル接合が、すでに述べたできるだけ大きな磁気抵抗の相対変化ΔR/Rの他に、
最適なように102から最大ほぼ104Ω×μm2までの範囲内にあるようにす
る抵抗−面積の積RAを有することが必要である。これら両方の条件を同時に満
たす磁気トンネル接合は、これまで製造できなかった。
ル接合が、すでに述べたできるだけ大きな磁気抵抗の相対変化ΔR/Rの他に、
最適なように102から最大ほぼ104Ω×μm2までの範囲内にあるようにす
る抵抗−面積の積RAを有することが必要である。これら両方の条件を同時に満
たす磁気トンネル接合は、これまで製造できなかった。
【0008】
もっとも近い従来の技術を意味する刊行物“Magnetic tunnel
ing applied to memory”、J.M.Daughton著
、J.Appl.Phys.、81、第3758−3763頁、(1997)に
おいて、20%の相対磁気抵抗変化ΔR/R及び10−106kΩ×μm2の抵
抗−面積の積RAを有する磁気トンネル接合が示されている。トンネル絶縁層を
製造するために、その際、2.0nmの厚さの部分的に酸化されたAl層、及び
その上に0.6nmの厚さの完全に酸化されたAl2O3層が使用される。完全
には酸化されていない金属層を磁気トンネル層として使用することは、有利とみ
なされる。
ing applied to memory”、J.M.Daughton著
、J.Appl.Phys.、81、第3758−3763頁、(1997)に
おいて、20%の相対磁気抵抗変化ΔR/R及び10−106kΩ×μm2の抵
抗−面積の積RAを有する磁気トンネル接合が示されている。トンネル絶縁層を
製造するために、その際、2.0nmの厚さの部分的に酸化されたAl層、及び
その上に0.6nmの厚さの完全に酸化されたAl2O3層が使用される。完全
には酸化されていない金属層を磁気トンネル層として使用することは、有利とみ
なされる。
【0009】
刊行物“Bias voltage and temperature de
pendence of magnetotunneling effect”
、Yu Lu他著、J.Appl.Phys.、83、第6515−6517頁
、(1998)において、磁気トンネル接合が記載されており、この磁気トンネ
ル接合は、酸化されたアルミニウム層をトンネル障壁層として利用する。酸化さ
れた障壁層の製造のために、0.5から1.5nmまでの薄さのアルミニウム層
が、トンネル接合の下側の強磁性層上に堆積され、かつつづいてプラズマ−酸化
法によって酸化される。絶縁層を製造するための短い酸化時間(30秒から7分
)、及び十分に大きな相対磁気抵抗変化(室温において16%より大きい)を達
成することができる可能性は、プラズマ−酸化法において有利である。しかしな
がらこの方法によって製造された磁気トンネル絶縁層が、半導体チップ内への集
積化のために50kΩ×μm2を越える高すぎる抵抗−面積の積RAを有するこ
とは、不利である。
pendence of magnetotunneling effect”
、Yu Lu他著、J.Appl.Phys.、83、第6515−6517頁
、(1998)において、磁気トンネル接合が記載されており、この磁気トンネ
ル接合は、酸化されたアルミニウム層をトンネル障壁層として利用する。酸化さ
れた障壁層の製造のために、0.5から1.5nmまでの薄さのアルミニウム層
が、トンネル接合の下側の強磁性層上に堆積され、かつつづいてプラズマ−酸化
法によって酸化される。絶縁層を製造するための短い酸化時間(30秒から7分
)、及び十分に大きな相対磁気抵抗変化(室温において16%より大きい)を達
成することができる可能性は、プラズマ−酸化法において有利である。しかしな
がらこの方法によって製造された磁気トンネル絶縁層が、半導体チップ内への集
積化のために50kΩ×μm2を越える高すぎる抵抗−面積の積RAを有するこ
とは、不利である。
【0010】
刊行物“Preparation of Nb/Al−AlOx/Nb Jo
sephson junction with critical curre
nt densities down to 1A/cm2”、L.Fritz
sch他著、PHYSICA C 296、第319−324頁、(1998)
において、超伝導ジョセフソントンネル接合のためのトンネル絶縁層の製造方法
が記載されている。方法において8nmの厚さのアルミニウム層が、ニオブ電極
上に取付けられ、かつUV光に支援された酸化法によって、ほぼ1.3nmの厚
さの表面層範囲において完全に酸化される。ジョセフソントンネル接合は、ニオ
ブの遷移温度(9.2K)より下の温度において動作させなければならず、かつ
逆のスピンを有する対になった2つの電子からなるクーパー対のトンネリングに
基づいている。超伝導トンネル接合の範囲外におけるこのようにして製造された
層の可能な適用に関して、かつとくにその磁気特性に関して、刊行物からは何も
引出すことができない。
sephson junction with critical curre
nt densities down to 1A/cm2”、L.Fritz
sch他著、PHYSICA C 296、第319−324頁、(1998)
において、超伝導ジョセフソントンネル接合のためのトンネル絶縁層の製造方法
が記載されている。方法において8nmの厚さのアルミニウム層が、ニオブ電極
上に取付けられ、かつUV光に支援された酸化法によって、ほぼ1.3nmの厚
さの表面層範囲において完全に酸化される。ジョセフソントンネル接合は、ニオ
ブの遷移温度(9.2K)より下の温度において動作させなければならず、かつ
逆のスピンを有する対になった2つの電子からなるクーパー対のトンネリングに
基づいている。超伝導トンネル接合の範囲外におけるこのようにして製造された
層の可能な適用に関して、かつとくにその磁気特性に関して、刊行物からは何も
引出すことができない。
【0011】
本発明の課題は、半導体技術において利用される通常のプロセスと両立性を有
し、かつ半導体回路内への集積化にとって望ましい電気的特性を有する磁気トン
ネル接合を提供することを可能にする、磁気トンネル接合を製造する方法を示す
ことにある。さらに本発明は、とくにMRAM又は磁界センサの形の将来の半導
体回路において利用するために適した、磁気トンネル接合を提供することを目的
としている。
し、かつ半導体回路内への集積化にとって望ましい電気的特性を有する磁気トン
ネル接合を提供することを可能にする、磁気トンネル接合を製造する方法を示す
ことにある。さらに本発明は、とくにMRAM又は磁界センサの形の将来の半導
体回路において利用するために適した、磁気トンネル接合を提供することを目的
としている。
【0012】
本発明は、特許請求の範囲の請求項1及び4の特徴部によって解決される。
【0013】
UV光に支援される酸化法を利用することによって、磁気トンネル接合を提供
することができ、これらのトンネル接合は、300Kにおいて、10%より大き
な(かつ第1の実験において22%までの)相対磁気抵抗変化、及び10kΩ×
μm2より小さな、とくに2kΩ×μm2より小さな(かつ第1の実験において
0.3kΩ×μm2までの)抵抗−面積の積RAを有する。したがって本発明に
よる方法によれば、良好な感度(すなわち大きな相対磁気抵抗変化比ΔR/Rを
有する)、及びスイッチング速度及びCMOS読み出し回路との両立性に関して
MRAM適用にとって最適な抵抗−面積の積RAに対する値を有する磁気トンネ
ル接合を製造することができる。
することができ、これらのトンネル接合は、300Kにおいて、10%より大き
な(かつ第1の実験において22%までの)相対磁気抵抗変化、及び10kΩ×
μm2より小さな、とくに2kΩ×μm2より小さな(かつ第1の実験において
0.3kΩ×μm2までの)抵抗−面積の積RAを有する。したがって本発明に
よる方法によれば、良好な感度(すなわち大きな相対磁気抵抗変化比ΔR/Rを
有する)、及びスイッチング速度及びCMOS読み出し回路との両立性に関して
MRAM適用にとって最適な抵抗−面積の積RAに対する値を有する磁気トンネ
ル接合を製造することができる。
【0014】
本発明による方法の成功は、酸化方法が、一方において、残りの酸化されない
金属成分なしに金属のほぼ化学量論的な酸化を可能にし、他方において、従来の
技術において周知の攻撃的なプラズマ−酸化(エッチング)法とは相違して、そ
の下にある強磁性材料に対する境界面において精密な自己制限する酸化停止をも
たらすことに帰する。
金属成分なしに金属のほぼ化学量論的な酸化を可能にし、他方において、従来の
技術において周知の攻撃的なプラズマ−酸化(エッチング)法とは相違して、そ
の下にある強磁性材料に対する境界面において精密な自己制限する酸化停止をも
たらすことに帰する。
【0015】
本発明による方法のその他の利点は、比較的“緩やかな”酸化にもかかわらず
、時間経過から半導体−製造法に統合することができるようにするために、これ
が十分に急速に実行することができる点にある。金属堆積ステップ及び酸化ステ
ップは、半導体技術においてすでにずっと以前から使用されているので、方法の
プロセス技術的な統合の際にも、困難は生じない。
、時間経過から半導体−製造法に統合することができるようにするために、これ
が十分に急速に実行することができる点にある。金属堆積ステップ及び酸化ステ
ップは、半導体技術においてすでにずっと以前から使用されているので、方法の
プロセス技術的な統合の際にも、困難は生じない。
【0016】
有利には、金属層を堆積する際に、この層の厚さを、最大ほぼ2nmに設定す
る。それにより堆積した金属層が、完全に(すなわち化学量論的にだけでなく層
全体を通しても)酸化されることが保証される。絶縁層内における酸化されない
金属成分は、抵抗−面積の積に対する低い値の達成を困難にするので、できるだ
け避けなければならないことがわかった。金属層の金属は、有利にはAl、Mg
、Hf、Ta、Zr、Y又はErである。
る。それにより堆積した金属層が、完全に(すなわち化学量論的にだけでなく層
全体を通しても)酸化されることが保証される。絶縁層内における酸化されない
金属成分は、抵抗−面積の積に対する低い値の達成を困難にするので、できるだ
け避けなければならないことがわかった。金属層の金属は、有利にはAl、Mg
、Hf、Ta、Zr、Y又はErである。
【0017】
別の有利な処置は、トンネル接合を、リソグラフィステップ及びイオンビーム
エッチングステップによってとくに楕円形に構造化することを特徴とする。形状
異方性を介して、磁気的に軽い軸線が定義され、この軸線は、磁気ドメインが楕
円の長軸に沿って優先方向を占めることを引き起こす。
エッチングステップによってとくに楕円形に構造化することを特徴とする。形状
異方性を介して、磁気的に軽い軸線が定義され、この軸線は、磁気ドメインが楕
円の長軸に沿って優先方向を占めることを引き起こす。
【0018】
本発明による磁気トンネル接合は、メモリセル及び/又は磁界センサにとくに
有利に使用される。
有利に使用される。
【0019】
本発明の別の有利な構成は、特許請求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0020】
次に本発明を図面を参照しながら実施の形態によって説明する。
【0021】
トンネル接合は、下側の硬磁性層、例えばCo層1、上側の軟磁性層、例えば
NiFe層2、及び両方の強磁性層1、2の間に配置されたトンネル絶縁層3を
有する。トンネル絶縁層3は、有利には完全に化学量論的なAl2O3からなり
、かつこれから説明されるように製造される。下側の硬磁性層1の下及び上側の
軟磁性層2の上に、金属被覆4、5が取付けられており、これらの金属被覆を介
して磁気トンネル接合1、2、3は、電気的に接触される。電気的な接触は、図
示したように外側の配線を介して実現され、この配線によって所定の大きさの電
圧Vが、金属被覆4、5、したがってトンネル接合1、2、3に加えることがで
きる。
NiFe層2、及び両方の強磁性層1、2の間に配置されたトンネル絶縁層3を
有する。トンネル絶縁層3は、有利には完全に化学量論的なAl2O3からなり
、かつこれから説明されるように製造される。下側の硬磁性層1の下及び上側の
軟磁性層2の上に、金属被覆4、5が取付けられており、これらの金属被覆を介
して磁気トンネル接合1、2、3は、電気的に接触される。電気的な接触は、図
示したように外側の配線を介して実現され、この配線によって所定の大きさの電
圧Vが、金属被覆4、5、したがってトンネル接合1、2、3に加えることがで
きる。
【0022】
配線によって測定可能な磁気トンネル接合1、2、3の電気抵抗はRによって
、かつその横断面積はAによって示される。ΔRによって、両方の強磁性層1、
2における逆平行対平行の磁気整列における電気抵抗の差が示される。相対磁気
抵抗変化ΔR/R=(R↑↓−R↓↓)/R↓↓は、強磁性層1、2の平行な整
列における接触抵抗R↓↓に関連する。示されたすべての値は、室温に関連する
(300K)。
、かつその横断面積はAによって示される。ΔRによって、両方の強磁性層1、
2における逆平行対平行の磁気整列における電気抵抗の差が示される。相対磁気
抵抗変化ΔR/R=(R↑↓−R↓↓)/R↓↓は、強磁性層1、2の平行な整
列における接触抵抗R↓↓に関連する。示されたすべての値は、室温に関連する
(300K)。
【0023】
トンネル接合1、2、3の本発明による製造は次のとおりである:
【0024】
まず基礎金属被覆4上に下側の硬磁性Co層1が析出される。Coの代わりに
、例えばFeのような別の強磁性材料、及び強磁性材料の合金を使用することも
できる。
、例えばFeのような別の強磁性材料、及び強磁性材料の合金を使用することも
できる。
【0025】
次のステップにおいて、下側強磁性層1上に、薄いAl層がスパッタリングさ
れる。それからスパッタリングされたAl層は、ほぼ30分にわたってほぼ10
mbarの酸素雰囲気にさらされ、その際、UVビームを発生するために水銀低
圧ポンプが使用される。UVビームは、分子酸素を高反応性の原子酸素及びオゾ
ンに変換することを引き起こす。
れる。それからスパッタリングされたAl層は、ほぼ30分にわたってほぼ10
mbarの酸素雰囲気にさらされ、その際、UVビームを発生するために水銀低
圧ポンプが使用される。UVビームは、分子酸素を高反応性の原子酸素及びオゾ
ンに変換することを引き起こす。
【0026】
酸化は、できるだけすべての堆積されたAlが完全に酸化されるように、行な
うようにすべきである。このことは、Al層の厚さがほぼ2nmより大きくなら
ないかぎり、確実に達成される。
うようにすべきである。このことは、Al層の厚さがほぼ2nmより大きくなら
ないかぎり、確実に達成される。
【0027】
本発明による酸化法のすでに述べた別の利点は、酸化がその下にある強磁性層
1に対する境界面において自己制限して停止することにある。このことは、10
%より大きな(300Kにおいて)相対磁気抵抗変化の際に10kΩ×μm2よ
り小さな抵抗−面積の積RAを有する高品質の磁気トンネル接合を製造可能にす
るための前提であると思われる。
1に対する境界面において自己制限して停止することにある。このことは、10
%より大きな(300Kにおいて)相対磁気抵抗変化の際に10kΩ×μm2よ
り小さな抵抗−面積の積RAを有する高品質の磁気トンネル接合を製造可能にす
るための前提であると思われる。
【0028】
その結果、本発明による酸化法は、従来使用されていた酸化法において生じる
すべての問題、すなわち、純粋な熱酸化は、十分に小さな抵抗−面積の積RAを
引き起こすが、工業的な用途に対してあまりに遅く、かつ6%以下の比較的小さ
な相対磁気抵抗変化しか可能にしないということに打ち勝つ。初めに述べたプラ
ズマ酸化法は、大量生産の際に生じる時間経過と両立性を有するが、50kΩ×
μm2以上の抵抗−面積の積RAを生じる。
すべての問題、すなわち、純粋な熱酸化は、十分に小さな抵抗−面積の積RAを
引き起こすが、工業的な用途に対してあまりに遅く、かつ6%以下の比較的小さ
な相対磁気抵抗変化しか可能にしないということに打ち勝つ。初めに述べたプラ
ズマ酸化法は、大量生産の際に生じる時間経過と両立性を有するが、50kΩ×
μm2以上の抵抗−面積の積RAを生じる。
【0029】
刊行物“Voltage dependence of magnetore
sistance in spin dependent tunneling
junctions”、J.Zhang及びR.M.White著、J.Ap
pl.Phys.83、6512、(1998)に、トンネル障壁におけるいわ
ゆる“トラップ”が、加えられたベース電圧に対してΔR/Rの徹底的な減少を
引き起こすことが述べられている。プラズマ酸化の場合、プラズマ酸化の間に、
障壁が20eVよりも大きい高エネルギー粒子にさらされるので、障壁内に多く
のトラップが組み込まれることが期待できる。それとは相違して、熱酸化(UV
光を用いる又は用いない)は、障壁内における著しく減少したトラップの数に至
る。それによりこの場合におけるバイアス依存性が、プラズマ酸化された障壁の
場合におけるものよりもずっとわずかな強さでしか現われないことが期待できる
。
sistance in spin dependent tunneling
junctions”、J.Zhang及びR.M.White著、J.Ap
pl.Phys.83、6512、(1998)に、トンネル障壁におけるいわ
ゆる“トラップ”が、加えられたベース電圧に対してΔR/Rの徹底的な減少を
引き起こすことが述べられている。プラズマ酸化の場合、プラズマ酸化の間に、
障壁が20eVよりも大きい高エネルギー粒子にさらされるので、障壁内に多く
のトラップが組み込まれることが期待できる。それとは相違して、熱酸化(UV
光を用いる又は用いない)は、障壁内における著しく減少したトラップの数に至
る。それによりこの場合におけるバイアス依存性が、プラズマ酸化された障壁の
場合におけるものよりもずっとわずかな強さでしか現われないことが期待できる
。
【0030】
それ故に熱酸化された障壁は、半導体回路に連結するための磁気抵抗効果をあ
まりに小さくすることなく、200mVから3Vまでのバイアス範囲においてト
ンネル接合を動作させることが可能になる。
まりに小さくすることなく、200mVから3Vまでのバイアス範囲においてト
ンネル接合を動作させることが可能になる。
【0031】
200mVから3Vまでの間の電圧は、半導体読み出し回路内における信号処
理にとって理想的である。
理にとって理想的である。
【0032】
酸化ステップの後に、上側の軟磁性NiFe層2が取付けられる。層の析出は
、イオンビーム蒸着又はスパッタリングによって行なうことができる。
、イオンビーム蒸着又はスパッタリングによって行なうことができる。
【0033】
最後に別のステップにおいて、リソグラフィ金属マスキング技術及びイオンビ
ームエッチングを使用して、磁気トンネル接合1、2、3が構造化される。
ームエッチングを使用して、磁気トンネル接合1、2、3が構造化される。
【0034】
本発明の枠内において行なわれた実験において、10μm2と400μm2と
の間の面積を有するトンネル接合1、2、3が製造された。(室温において)例
えば300Ω×μm2だけの抵抗−面積の積RA、及び22%までの相対磁気抵
抗変化ΔR/Rを測定することができる。前記の用途にとくに適していると思わ
れるRA=2kΩ×μm2を有するトンネル接合は、常に10%以上の相対抵抗
変化を示す。カー測定は、上側のNiFe層2及び下側のCo層1の保磁力磁界
の明確なトンネリングを示した。Co(硬磁性)に対して、15mTの保磁力磁
界が、かつNiFe(軟磁性)に対して、ほぼ0.8mTの相応する値が確定さ
れた。
の間の面積を有するトンネル接合1、2、3が製造された。(室温において)例
えば300Ω×μm2だけの抵抗−面積の積RA、及び22%までの相対磁気抵
抗変化ΔR/Rを測定することができる。前記の用途にとくに適していると思わ
れるRA=2kΩ×μm2を有するトンネル接合は、常に10%以上の相対抵抗
変化を示す。カー測定は、上側のNiFe層2及び下側のCo層1の保磁力磁界
の明確なトンネリングを示した。Co(硬磁性)に対して、15mTの保磁力磁
界が、かつNiFe(軟磁性)に対して、ほぼ0.8mTの相応する値が確定さ
れた。
【図1】
この発明による磁気トンネル接合の概略的な断面図である。
1 上側の磁性層
2 下側の磁性層
3 トンネル絶縁層
4 金属被覆
5 金属被覆
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ロットレンデル ペーター
フランス国 ヴィリエ レ ナーンシ ア
ヴニュー サン セバスチャン 26 エコ
ール ビソニエール アパルトマン 78
エフ
Fターム(参考) 2G017 AA01 AD54 AD63 AD65
5D034 BA03 BA15 DA07
5F083 FZ10 GA27 JA36 JA39
Claims (9)
- 【請求項1】 金属層を、第1の強磁性層(1)上に堆積させかつ絶縁層(
3)を形成するために酸化し、 絶縁層(3)上に第2の強磁性層(2)を形成する、 磁気トンネル接合を製造する方法において、 金属層の酸化をUV光によって支援する ことを特徴とする、磁気トンネル接合を製造する方法。 - 【請求項2】 金属層、とくにAl層を堆積させる際に、この層の厚さを、
最大2nmに設定することを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 トンネル接合(1,2,3)を、リソグラフィ−及びイオン
ビーム−エッチングステップによってとくに楕円形に構造化することを特徴とす
る、請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】 第1(1)及び第2(2)の強磁性層を有し、これらの層の
間に金属酸化物層からなるトンネル絶縁層(3)が配置されている、磁気トンネ
ル接合において、磁気トンネル接合(1,2,3)が、 300Kにおいて10%より大きな相対磁気抵抗変化ΔR/R、及び 10kΩ×μm2、とくに2kΩ×μm2より小さい抵抗−面積の積RAを有
することを特徴とする、磁気トンネル接合。 - 【請求項5】 抵抗−面積の積RAが、ほぼ300Ω×μm2の範囲内にあ
ることを特徴とする、請求項4に記載の磁気トンネル接合。 - 【請求項6】 金属層の材料が、選択的にAl、Mg、Hf、Ta、Zr、
Y又はErであることを特徴とする、請求項4又は5に記載の方法。 - 【請求項7】 トンネル接合(1,2,3)が、楕円形構造を有することを
特徴とする、請求項4〜6のいずれか1つに記載の磁気トンネル接合。 - 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の方法によって製造され
た磁気トンネル接合(1,2,3)または請求項4〜7のいずれか1つに記載の
磁気トンネル接合(1,2,3)を含む、メモリセル。 - 【請求項9】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の方法によって製造され
た磁気トンネル接合(1,2,3)または請求項4〜7のいずれか1つに記載の
磁気トンネル接合(1,2,3)を含む、磁界センサ。
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