JP2003506954A - 周波数シンセサイザ - Google Patents
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
Description
く周波数シンセサイザに関する。
より)当技術分野で周知である。周知のシンセサイザの場合、その積分器は、い
くつかの直列接続した積分回路からなり、リミッタまたは評価要素が、その積分
回路のフィードバック・ループ中に配置される。これらのリミッタまたは評価要
素は、閉ループ制御回路が安定する程度に制御利得を減少させるのに必要である
。しかしこれは、開制御ループの利得によって定義される、キャリアの近くの量
子化雑音の抑制も減少させる。
プ利得を有する上述のタイプのシンセサイザを作成することである。
開発が従属請求項によって開示される。
より、周波数分割器上の変調を必要以上に増加させることなく、高ループ利得と
安定な閉ループ制御回路の両方が可能となる。フィードバック・ループ中の制限
要素は回避され、補正値の整数構成要素が入力に直接再注入される。IIR(無
限インパルス応答)フィルタは、当技術分野で周知であり、例えばH. Goe
tzの著書「本Einfuehrung in die digitale S
ignalverarbeitung(デジタル信号処理入門)」、Teubn
er Studienskriptenの220ページにより十分に記載されて
いる。IIRフィルタの乗算器の細密調整機能によって、制御特性の最適な調節
、したがって最大の高ループ利得を達成することが可能であり、周波数分割器上
の変調を必要以上に増加させることなく、キャリア近くの量子化雑音の最適な抑
制が可能となる。周波数分割器上の少量の変調により、非常に小さい分割因子の
調節が可能となり、位相雑音および調節速度に関する利点がもたらされる。位相
応答および減衰特性の最適化によって、安定な閉ループ制御回路が達成されるよ
うに制御ループを設計することができる。選択されるフィルタ係数によって、量
子化雑音の雑音プロフィルを適切に調節することができる。フィルタの次数は、
レジスタおよび乗算器の数量によって決定される。例えば2次フィルタを用いて
、キャリア上の量子化雑音の低減を約20dB/decadeの比率で達成する
ことが可能であり、3次フィルタを用いて40dB/decadeの低減を達成
することが可能であり、以下同様である。原理上、フィルタの次数は、閉ループ
制御回路に対する定格規則(rating rule)が観測される限り、必要
なだけ増加させることができる。すなわち、制御帯域幅近くでの位相ずれが、1
80°未満でなければならない。
の原理に従って働く周波数シンセサイザのブロック回路ダイアグラムを示す。こ
のシンセサイザは、位相調整発振器1、位相検出器2、および位相検出器2と調
節可能周波数発振器1との間の制御線に配置されるループ・フィルタ4からなる
。分数周波数分割器3は、基準周波数源5と位相検出器2との間に配置され、整
数分割比率Nに調節することができる。基準周波数frは、この周波数分割器3
によって係数Nで分割されて周波数fiになり、位相検出器2で発振器1の出力
周波数foと比較される。この発振器1の出力周波数foは、必要ならば、図示
されていない別の周波数分割器によって分割される。周波数分割器3の分割比率
Nは、制御ユニット7を介して調節され、制御ユニット7は、調節装置6を介し
て制御される。整数構成要素Pおよび分数構成要素Fを用いた所望の分数有理数
分割比率P、Fは、調節装置6で、対応するデジタル値として調節することがで
きる。図2でより完全に説明する制御ユニット7では、加算器8で整数構成要素
Pに加えられる補正値Kが、分数構成要素Fから生成される。周波数分割器3の
因子Nは、この加算器8の出力信号9で調節される。
分数構成要素Fが積分される。図2に示すように、これは、周知のIIR低域フ
ィルタによって実施され、ここに示す実施形態例では、2次のIIR低域フィル
タの形態である。所望の分割比率の分数構成要素Fは加算器10に送達される。
この加算器10では、フィルタの出力で生成される積分整数補正値Kが、フィー
ドバック線11を介して加算される。再注入された補正値Kと入力信号Fとの間
の差は、フィルタの第1レジスタ12に送達される。入力信号Fは、レジスタ1
2〜15によって遅延され、乗算器17、18、20、21によって重みづけさ
れ、同様に重みづけされた入力信号Fに加えられる。レジスタ12〜15は、各
ケースで1クロックだけ信号を遅延する遅延要素として設計される。そのような
IIR低域フィルタの伝達関数は、係数Aによって以下のように与えられる。
加算器22の整数値から補正値Kを直接生成する可能性が生まれる。入力信号F
の積分値の小数構成要素のみが、レジスタ14で処理される。これは、整数構成
要素が直接フィードバックによってやはり即座に減算されるのと同じ効果を有す
る。レジスタ12に対しては、補正値Kの整数構成要素が加算器10での入力信
号Fから減算され、レジスタ12はこの差を制御クロック・パルスと同期して受
け取る。
よりも重要ではない。低周波数の場合、乗算器19から21によって利得が決定
され、したがって量子化雑音の抑制も決定される。加えて、十分な周波数活性化
のために、約40ビットのビット幅が分数構成要素Fに対して可能でなければな
らない。このため、図2に示すフィルタの前に、図3に示すような、追加の積分
器25、すなわちそれ自体の閉ループ制御回路を備える低次であるが高ビット幅
の別のIIR低域フィルタを接続することは有利である。次いで後続のIIR低
域フィルタ26については、量子化雑音を150dBに抑制することを達成する
ためにビット幅16で十分である。第2閉ループ制御回路の補正値は、反転ステ
ージ23によって示されるように、第1閉ループ制御回路による逆関数の形成に
続いて、第1閉ループ制御回路の値にのみ加えることができる。というのは、第
1閉ループ制御回路25は、その出力信号に調節されるからである。次いでこの
反転ステージ23での逆関数の形成に続いて、第1閉ループ制御回路の出力値を
加算し、合計補正値Kを形成することが、加算器24で実施される。
を備えるこのような積分ループの回路全体を示す。したがって量子化雑音の抑制
は、4重積分の量子化雑音の抑制に対応する。第1アダプタの幅は40ビットで
ある。整数ビットも符号ビットも必要としない。単一積分の場合と同様、けた上
げビットにより、補正値が出力される時が決定される。
を有するシンセサイザの場合と、分割器が位相調整発振器と位相検出器との間の
制御ループに配置されるシンセサイザの場合の両方に適用することができる。
って働く周波数シンセサイザのブロック回路ダイアグラムを示す図である。
体を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 位相調整発振器(1)と、 位相検出器(2)と、 基準周波数源(5)と、 整数分割比率(N)に調節することができる周波数分割器(3)と、 周波数分割器(3)の所望の分数有理数分割比率(P、F)がデジタル値とし
て調節可能な調節装置(6)と、 補正値(K)として所望の分数分割比率(P、F)の整数構成要素(P)にその
出力値が加えられる積分器を備える制御回路(7)とを備える、分数周波数合成
の原理に従って働く周波数シンセサイザにおいて、 周波数分割器(3)の整数分割比率(N)が、所望の分割比率の分数構成要素(
F)に対応する分数分割比率がシミュレートされ、かつ分割比率の周期的切換え
から得られるキャリアの近くの出力周波数の位相雑音が同時に減少するように、
この補正された出力値(9)で制御される周波数シンセサイザであって、 1次または高次のIIR低域フィルタが、IIRフィルタの出力で生成される
積分値の積分器として使用され、整数構成要素のみが補正値(K)として入力(
10)に再注入され、再注入された補正値(K)と分数構成要素(F)との間の
差が、IIR低域フィルタの第1レジスタ(12)に送達されることを特徴とす
る周波数シンセサイザ。 - 【請求項2】 IIR低域フィルタの出力で生成される積分値のうち、整数
構成要素がIIR低域フィルタの第2レジスタ(14)に送達されることを特徴
とする請求項1に記載の周波数シンセサイザ。 - 【請求項3】 いくつかの1次または高次のIIR低域フィルタが次々に直
列に接続され、この列の最後のIIR低域フィルタの出力からの補正値(K)が
、この列の入力に再注入されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに
記載のシンセサイザ。 - 【請求項4】 いくつかの1次または高次のIIR低域フィルタが次々に直
列に接続され、各低域フィルタについての補正値がその出力から入力に再注入さ
れることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のシンセサイザ。 - 【請求項5】 1次または高次のIIR低域フィルタの前に、別の積分器(
25)、または後続のIIR低域フィルタ(26)よりも多いビット幅を有する
、低次の別のIIR低域フィルタが直列に接続されることを特徴とする請求項4
に記載のシンセサイザ。 - 【請求項6】 IIR低域フィルタが増幅フィルタとして設計されることを
特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のシンセサイザ。 - 【請求項7】 IIR低域フィルタが、安定なフィードバック閉ループ制御
回路を有するように定格されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に
記載のシンセサイザ。
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