JP2003506029A - 内部検定試験法 - Google Patents

内部検定試験法

Info

Publication number
JP2003506029A
JP2003506029A JP2001514075A JP2001514075A JP2003506029A JP 2003506029 A JP2003506029 A JP 2003506029A JP 2001514075 A JP2001514075 A JP 2001514075A JP 2001514075 A JP2001514075 A JP 2001514075A JP 2003506029 A JP2003506029 A JP 2003506029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bioparticles
tagged
bioparticle
sample
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001514075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4683604B2 (ja
JP2003506029A5 (ja
Inventor
ベシィー・グラハム
Original Assignee
ビーティーエフ ピーティワイ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ビーティーエフ ピーティワイ リミテッド filed Critical ビーティーエフ ピーティワイ リミテッド
Publication of JP2003506029A publication Critical patent/JP2003506029A/ja
Publication of JP2003506029A5 publication Critical patent/JP2003506029A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4683604B2 publication Critical patent/JP4683604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/531Production of immunochemical test materials
    • G01N33/532Production of labelled immunochemicals
    • G01N33/533Production of labelled immunochemicals with fluorescent label
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/96Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood or serum control standard

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 バイオ粒子の個体群を用意し、これらのバイオ粒子のそれぞれに恒久的かつ検出可能なタグを付けてタグ付きバイオ粒子に変化させ、規定数量のタグ付きバイオ粒子を規定容量のキャリヤに入れた内部対照(内標準)サンプルを作り、バイオ粒子を検出するために対照サンプルを試験サンプルに添加して、試験を実施し、その後に試験サンプル中に検出されたタグ付きバイオ粒子の正確な数を測定し、添加したタグ付きバイオ粒子の数と比較して分析精度の指標を得る方法、可搬性液体中のバイオ粒子の分析における内部検定試験法、ならびに内部検定標準を提供する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、診断分析における内部検定(internal quality control)に関する。
特に、本発明は、水またはその他の可搬性の液体、食品、血液、尿、糞、脳脊髄
液などの中のバクテリア、プロトゾア、酵母、菌類、ウイルス、プリオンなどの
微生物またはその他の微粒子の解析に関する。 注:参考文献は本明細書の末尾にまとめて収録した。
【0002】
【従来技術】
水は、日常的に試験を行ってクリプトスポリジウム(Cryptosporidium)やギア
リダ(Giardia)の存在を確認する。これらの検出は、シストやオーシストを緑色
蛍光染料で染色する免疫蛍光手法に基づいて行われる。染色されたサンプルはエ
ピ蛍光顕微鏡を用いて検査し、緑色蛍光のシストやオーシストの数が記録される
【0003】 この方法には多くのプロセスが含まれ、そのプロセス中でシストやオーシスト
が失われることがある。したがって、厳格な検定試験を実施してこの方法の成績
をモニターすることが重要である。現在は、検定試験は既知数のシストやオーシ
ストを含む標準を分析する外部プロセスとなっている。そうした検定試験は、典
型的には10〜20個のサンプルを分析した後に行われる。こうした外部検定試
験は理想からはほど遠い。シストやオーシストの損失はサンプルによって大きく
変わることがありうる。ある種のサンプルはこの分析には不適当なことがある。
さらに、もし検定試験の結果が悪い場合、10〜20個のサンプルのすべての結
果を破棄しなければならなくなる。 同じ状況は、外部検定試験が関連診断分析の性能/精度の1つの指標として適
用されるさまざまな分野の診断分析にも当てはまる。 したがって、診断分析における正確、簡便、費用効果の高い、かつ再現可能な
検定試験法の必要性があるが、これらは現在のところ先行技術では達成されてい
ない。
【0004】 [発明の要旨] 本発明の第1の視点では、バイオ粒子の個体群を用意し、これらのバイオ粒子
のそれぞれに恒久的かつ検出可能なタグを付けてタグ付きバイオ粒子に変化させ
、規定数量の該タグ付きバイオ粒子を規定容量のキャリヤに入れた内部対照サン
プルを作り、前記バイオ粒子を検出するために前記対照サンプルを試験サンプル
に添加し、分析を実施して試験サンプル中に検出されたタグ付きバイオ粒子の正
確な数を測定し、添加したタグ付きバイオ粒子の数と比較して分析精度を確定す
ることを含むことを特徴とする診断用内部検定試験法を提供する。
【0005】 本発明のさらなる視点では、可搬性液体中のバイオ粒子の分析における内部検定
を行うための方法を提供する。この方法は、バイオ粒子のサンプルを用意し、前
記サンプルに検出可能なタグを付け、規定数量のタグ付きバイオ粒子を規定容量
のサンプル中に入れた内部対照のサンプルを作り、前記内部対照サンプルを試験
サンプルに添加して前記サンプルを分析し、サンプル中のタグ付きバイオ粒子の
割合を測定することを含み、試験サンプル中に検出されたタグ付きバイオ粒子の
数をサンプルに添加した既知量のタグ付きバイオ粒子と比較することによって、
分析精度の1つの指標と実際のバイオ粒子数を得、分析実施中にバイオ粒子が失
われることを容認する方法である。
【0006】 本発明のさらなる視点として、所定数量のバイオ粒子を含み、前記バイオ粒子
が日常分析にかけられるタイプのものであり、前記所定数量のバイオ粒子が検出
可能なタグが付けられたタグ付きバイオ粒子であって、規定容量のキャリヤ中に
入れられたものであることを特徴とする内部検定試験用標準を提供する。
【0007】 診断分析の精度は、近代的な分析のツールとしてのそれらの性能にとって極め
て重要なものである。簡明にいえば、正確な結果が得られない試験法は、測定す
る特定の個体の存在を過小または過大に表すことになり、現実的な価値を持たな
いことになる。不正確な分析は不適切な結論を導くことがあり、重大な間違った
影響をもたらすこともありうる。
【0008】 本発明は内部検定試験法に関わるものであり、タグ付きバイオ粒子の内部標準
を用意し、これらをサンプルに添加し、日常分析を行い、その後サンプル中のタ
グ付きバイオ粒子の数を、サンプルに添加した既知数のバイオ粒子と比較して試
験精度の直接的な指標とするものである。
【0009】 本発明の第1の視点では、バイオ粒子の個体群を用意し、これらのバイオ粒子
のそれぞれに恒久的かつ検出可能なタグを付けてタグ付きバイオ粒子に変化させ
、規定数量の該タグ付きバイオ粒子を規定容量のキャリヤに入れた内部対照(内
標準)用サンプルを作り、該バイオ粒子を検出するために該対照サンプルを試験
サンプルに添加し、分析を実施し、その後に試験サンプル中に検出されたタグ付
きバイオ粒子の絶対数を測定し、添加したタグ付きバイオ粒子の数と比較するこ
とで試験精度が確定されるという手順を含む診断用内部検定試験法を提供する。
【0010】 これらのバイオ粒子は、微生物、たとえばバクテリア、菌類、酵母またはウイ
ルス、あるいは単細胞または複細胞のプトロゾア、プリオンまたはその他のバイ
オ粒子から選択することができる。そうしたバイオ粒子の例としては、クリプト
スポリジウム(Cryptosporidium)、ギアリダ(Giardia)、シクロスポーラ(Cyclosp ora )、トキソプラズマ(Toxoplasma)、アイメリア(Eimeria)、レジオネラ(Legion ella )、サルモネラ(Samonella)、レプトスピラ(Leptospirosis)、エシェリヒア(Escherichia )、酵母菌(Saccharomyces)、クロストリジウム(Clostridium)、ビブ
リオ(Vibrio)、シュードモナス(Pseudomonas)、炭疽菌(Anthrax)、血液細胞、H
IV、ノーウォークウイルス(Norwalk virus)、単純性疱疹ウイルス(herpes si mplex virus)などがある。
【0011】 バイオ粒子検出用の試験サンプルは、水またはフルーツジュース、ワイン、ビ
ール、ミルク、サイダーなどの可搬性液体である。また、サンプルは鶏肉、牛肉
、卵、チーズ、サラミやハムなどの保存用肉類などでもよい。サンプルは、血液
、脳脊髄液、尿、組織抽出物、糞便などの形でもよい。
【0012】 対照(検定用)バイオ粒子を含むバイオ粒子は、バイオ粒子の化学的および/
または物理的特性を、容易に検出できるような形に変えるタグによって検出可能
な形にタグ付けされる。容易に検出可能なものの1つの例は、顕微鏡分析により
検出できる発蛍光団のようなタグを使用するものである。適当な波長の光を照射
したときに、発蛍光団が蛍光を発し、これによって発蛍光団でタグ付けされたバ
イオ粒子を同定することができる。タグ付けされていないバイオ粒子は、そうし
た条件下では蛍光を発しない。標識バイオ粒子の密度、形状、外観などの物理的
および/または化学的特性に効果をもたらして容易に検出できるその他のタグと
しては、コロイド金などのコロイド状化合物、フェリチンやその他の鉄または重
金属化合物/錯体などの電子稠密剤による標識などがある。その他使用できるタ
グとしては放射線アイソトープを用いる放射標識、たとえば細胞表面のタンパク
質、脂質または炭水化物あるいはそれらの内部物質による標識、ならびにバイオ
粒子の化学的および/または物理的特性を変化させるためにDNAまたはRNA
を修飾するものなどがある。後者の方法は、発光を起こす遺伝子の組み込み(Ca trinら、1999)、蛍光を起こす遺伝子の組み込み(Nobuhide Doi and Hiroshi Y anagawa、1999)、または抗生物質耐生、ケミカル・トレランス、抗原発現、酵
素発現または代謝活性の変更などの確立された遺伝子発現システムなどである。
【0013】 検出可能タグは、細胞表面のタンパク質、脂質、糖脂質、および/または炭水化
物、あるいはバイオ粒子中のそれらの内部物質に標識をつけることができる。タ
グが細胞表面または細胞内タンパク質、脂質および/または炭水化物に恒久的に
結合する場合、さまざまな利点が出てくる。たとえば、そうした細胞は標識を付
けるために過度に可動化したり物理的に変化させる必要がなく、タグ付けは恒久
的なものとなって、細胞の損傷または破壊が検出可能タグから信号を消失させる
ようなことがない。
【0014】 バイオ粒子中のDNAまたはRNAは、たとえば、DNAまたはRNAと永久
結合する核酸反応性フルオロクロムを用いたり、DNAまたはRNAと恒久的結
合を作らないDNA/RNA内部校合フロオロクロムを用いて、恒久的または非
恒久的にタグ付けすることができる。DNA/RNAタグ付けは、タグの検出可
能信号の消失または衰弱を引き起こすDNA/RNAの代謝回転(turnover)/劣
化により、前述の他のタグ付け方法ほど利点がないかもしれない。
【0015】 微生物、酵母細胞、ウイルスなどのバイオ粒子に検出可能なタグ付けまたは標識
する方法は、たとえば[Grondahalら、1997]および[Chakaら、1995]にあるよ
うに、十分に確立されている。蛍光染色酵母やバクテリアは、Molecular Probes Inc.(米国ユージーン)などさまざまな会社から販売されている一般市販商品
である。一例として、蛍光マーカーで標識を付ける細胞は、発蛍光団の溶液に、
細胞表面または細胞内のタンパク質またはその他の物質が蛍光標識されるように
、単純に添加するだけでよい。フルオロクロムは通常1以上の官能基を備えてお
り、これがリシンのε−アミノ基などのタンパク質官能基へのカップリングを可
能にする。
【0016】 同様に、コロイド剤、電子稠密剤なども、一般的に1以上の反応基を含むか、
または1以上の反応基を含むように誘導され、たとえばリシンのε−アミノ基や
グルタミン酸のカルボン酸官能基などのタンパク質官能基で標識を可能とする。 微生物のDNAまたはRNAは、当分野で公知の確立された分子生物学手法(
たとえば、Cartinら、1999;Nobuhide DoiとHiroshi Yamagawa、1999参照)を
用いて、たとえば形状、密度、形態学的状態などで検出できるように、微生物中
に物理的または化学的変化を起こすDNA配列を含むように変化させる。
【0017】 異なる種類のバイオ粒子を分析する日常分析においては、対照サンプルは各タ
イプのバイオ粒子を所定数含み、バイオ粒子のそれぞれのタイプは、タグ付けさ
れたバイオ粒子の各タイプが簡単に同定できるような方法でタグ付けされる。一
例としては、バイオ粒子の各タイプに異なる蛍光活性剤を用いてタグ付けする。
たとえば、フルオレセインまたはローダミンなど、緑色、赤色、黄色、橙色また
は青色の蛍光を発するさまざまな種類の染料が市販されている(たとえば、Haug land、1998参照)。
【0018】 生物的性質はタグ付けする前または後で、X線不活性化、急速凍結、化学的不活
性化などの確立された方法により不活性化して安定化する。この不活性化は、バ
イオ粒子の化学的または物理的特性には影響を与えず、試験においてバイオ粒子
は試験条件でテストされるバイオ粒子と同様に挙動する。
【0019】 タグ付けされたバイオ粒子は、対照が内部対照になっているから、分析プロセ
スの中で検出される。日常分析のタイプは、実施する特定の診断分析に用いる分
析システムにより決まる。一例として、水質は水サンプルの微生物やプロトゾア
などの異なるタイプのバイオ粒子を同定することができる高倍率の顕微鏡分析に
より測定される。
【0020】 その他の診断分析では、細胞をそれぞれの物理特性に応じて容易に分類するこ
とができるフローサイトメトリーを用いることもできる(Shapiro、1995)。食
品分析、および血液、痰、脳脊髄液、糞便などの生物学的液体の分析における水
またはその他の可搬性液体中の微生物などのバイオ粒子の分析は、顕微鏡分析、
フローサイトメトリー、サイトメトリー、レーザー走査サイトメトリー、共焦点
顕微鏡、あるいは水および食品分析、医療診断テスト、細胞培養、組織培養伝染
性および動物伝染性分析などで通常用いられている確立された分析技法などの方
法を用いて行われる。また、酵素結合免疫吸収分析(ELISA)、比色検出お
よび免疫蛍光法などの免疫検出法、あるいはDNAまたはRNAプローブハイブ
リダイゼーション、蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)またはポ
リメラーゼ連鎖反応(PCR)などの核酸検出法も用いることができる。
【0021】 バイオ粒子の検出をどのような種類の分析法で行なうとしても、サンプルに所
定容量のバイオ粒子の対照サンプルを加え、分析を実施し、分析サンプル中に検
出されるタグ付きバイオ粒子の割合を確定し、それを添加したタグ付きバイオ粒
子の所定数と比較し、試験精度の指標とする。これを本発明の特徴である数値化
(enumeration)と呼ぶ。この方法では、対照サンプル中のタグ付きバイオ粒子
の正確な数は既知/所定のものであり、試験で対照サンプルを添加した後、正確
な数、または絶対数を測定して分析効率の指標とする。分析効率の指標は、次に
サンプル中に存在するテスト微生物の数を計算するために利用される。具体的に
は、検出されたタグ付きバイオ粒子の数を試験用に添加した数量と比較すること
によって、回収率が得られる。たとえば、もし10個のタグ付きバイオ粒子を添
加し、該粒子の分析に供した場合に、8個のタグ付きバイオ粒子が分析で検出さ
れれば、回収率は80%となる。これはこの試験におけるタグ付けされていない
粒子の回収率/検出率の直接的な指標となる。
【0022】 本発明のさらなる視点では、可搬性液体中のバイオ粒子の分析における内部検
定を行うための方法を提供するが、この方法は、バイオ粒子のサンプルを用意し
、該サンプルに検出可能なタグを付け、規定数量のタグ付きバイオ粒子を規定容
量のサンプル中に含む内部対照のサンプルを作り、前記内部対照サンプルを試験
サンプルに添加し、該サンプルを分析し、サンプル中のタグ付きバイオ粒子の割
合を確定する手順を包含し、テストサンプル中に検出されたタグ付きバイオ粒子
の数をサンプルに添加した既知量のタグ付きバイオ粒子と比較することによって
分析精度の1つの指標が得られるものである。 好ましくは、可搬性液体は水であり、検出されるバイオ粒子はクリプトスポリ
ジウム(Cryptosporidium)やギアリダ(Giardia)などである。
【0023】 本発明のさらなる視点として、所定数量のバイオ粒子を包含し、該バイオ粒子
が日常分析にかけられるタイプのものであり、該所定数量のバイオ粒子が検出可
能なタグが付けられたタグ付きバイオ粒子であって、規定容量のキャリヤ中に入
れられたものであることを含む内部検定用標準を提供する。 前述のようにタグ付けされたバイオ粒子は、たとえばフローサイトメトリーに
より細胞をそれらの物理的特性に基づいて分離する方法(Shapiro、1995;Vesey ら、1994)、または当分野の標準的なその他の技法により、所定容量のキャリヤ
中に所定数を入れた形にする。 規定数量のタグ付きバイオ粒子は容器中に入れられ、これにより当該タグ付き
バイオ粒子を試験サンプル中に容易に添加できるようにする。
【0024】 本発明は、たとえば微生物などのバイオ粒子のサンプル中の存在をテストする
のに広い応用範囲を持っている。具体的な重要な1つの分野は、水質テストに関
わる検定試(quality control)である。可搬性の水は通常、微生物の存在、特に
クリプトスポリジウム(Cryptosporidium)やギアリダ(Giardia)の存在をテストす
る。検出は、緑色蛍光染料を用いてシストやオーシストを染色する免疫蛍光技法
による。染色されたサンプルはエピ蛍光顕微鏡を用いて測定され、緑色蛍光シス
トとオーシストの数を記録する。前述のように、この方法の性能をモニターする
ためには厳格な検定試験手順で行うことが重要である。本発明は分析されたあら
ゆるサンプルの分析の質をモニターすることができる。水サンプルには、たとえ
ば青色蛍光染料でタグ付けされた既知数のタグ付きシストとオーシストを加える
。サンプルは緑色蛍光を発するシストとオーシストについて検査し、さらにこれ
らのシストまたはオーシストが内部標準であるかどうか確認するための試験が行
われる。これらのシストとオーシストは、単純にそれらが青色の蛍光を発してい
るかおよび緑色の蛍光を発しているかを調べる。青色ではなくて緑色蛍光が検出
されたシストまたはオーシストは内部標準のものではない。この方法においては
、標識を付した微生物を識別するさまざまな蛍光染料を使用することができる。
前述のようにその他の標識技法ももちろん利用することができる。
【0025】 水質の分野では、蛍光染料またはその他の標識化剤と結合させる前に、シスト
およびオーシストをガンマ線照射で不活性化するのが便利である。タグ付けされ
た微生物は、前述のように通常不活性化される。既知数の標識されたシストとオ
ーシストを試験管に正確に入れるために、フローサイトメトリーが通常用いられ
る。試験管は密封され、かつサンプルを滅菌し、保存寿命を延ばすために、たと
えばガンマ線を照射する。サンプルは、水質の標準試験で使用するまで低温、た
とえば4℃、で保存される。
【0026】 本明細書に記述した発明により、内部対照バイオ粒子、たとえば対照細胞の正
確な数値化が可能となる。先行技術とは明らかに一線を画すものであるこの数値
化は、分析精度の検定を可能とするためにはサンプル中のテスト微生物の正確な
数または絶対数を測定することが極めて重要なことであり、必要不可欠のもので
ある。 前述のように、本発明は、たとえば、食品、水またはその他の可搬性液体、血
液、尿、糞便、食品などに含まれるバクテリア、プロトゾア、酵母、菌類または
ウイルスなどの微生物またはその他のバイオ粒子の検出に広い応用範囲を持って
いる。
【0027】
【実施例】
次に本発明を以下の実施例を参照して説明する。 実施例1 Cryptosporidium及び Giardia Cryptosporidium parvumオーシストを、自然汚染されたシドニーの新生子牛
の集合糞便から精製する。糞便サンプルを遠心分離(2000g、10分間)し
、水の中に2回再懸濁させ、次に5倍量の1%(w/w)NaHCO3中に再懸
濁させる。次に脂肪性物質を1容量のエーテルで2回抽出し、次いで遠心分離(
2000g、10分間)する。ペレットを水に再懸濁させ、予め湿潤した非吸着
性脱脂綿の層を通して濾過する。濾過液を次に10容量の55%(w/v)蔗糖
溶液の上に入れ、遠心分離(2000g、20分間)する。オーシストを蔗糖の
界面から回収し、目に見える汚染物質が検出されなくなるまで蔗糖浮選工程を繰
り返す。精製されたオーシストを氷冷70%(v/v)エタノールで30分間表
面滅菌し、リン酸緩衝生理食塩水(150mmol/l NaCl、15mmol/l KH2PO
4、20 mmol/l Na2HPO4、27mmol/l KCl、pH7.4:PBS)中で1回
洗浄し、約1x107オーシスト/mlの濃度にPBSで希釈し、4℃で保存し
た。 Giardia lambliaシストはWaterborne Inc.(米国ニューオリンズ)から購入し
た。
【0028】 シストおよびオーシストへのフルオロクロムの結合 結合させる前に、シストおよびオーシストのサンプルを冷凍(−80℃)して
シストとオーシストの壁を破壊した。 約1x107のシストとオーシストを含むアリコート(200μl)を、12
000gで2分間遠心分離し、上澄み液を取り除いて廃棄した。シストとオーシ
ストを0.1M重炭酸ナトリウム(pH8.3)の中に再懸濁させた。この洗浄
手順を2回繰り返した。
【0029】 青色フルオロクロムAlexa350カルボン酸、サクシニミジルエステル(
Alexa 350-Molecular Probes、米国ユージーン)を、ジメチルスルホキシド(D
MNSO)に濃度1mg/mlで溶解させた。 フルオロクロム/DMSO混合液のアリコート(10μl)を、200μlの
シストとオーシストの懸濁液に加えた。サンプルを完全に混合し、室温で30分
間インキュベートした。次にサンプルを12000gで2分間遠心し、上澄み液
を取り除いて廃棄した。シストとオーシストを0.1M重炭酸ナトリウム中に再
懸濁させた。この洗浄手順を2回繰り返した。
【0030】 アリコートの調製 標識されたシストとオーシストをフローサイトメトリーを用いて6mlプラス
チック試験管に正確に取り分けた。標識シストとオーシストを分析するためにBe cton Dickinson FACScaliburフローサイトメーターを用いた。シストまたはオー
シストの蛍光および/または光散乱特性を定義し、これらの性質を用いて、標識
シストおよびオーシストのサンプルから100個の標識シストとオーシストを分
別した。分別したシストとオーシストを試験管中に取り分けた。 分別されたシストとオーシストはすべて標識されていることが重要である。も
し無標識シストまたはオーシストがサンプル中に残っていると、間違った陽性の
結果が出ることになる。 正確な数のシストとオーシストが確実に取り分けられているように検定試験を
実施した。ここで、シストとオーシストを数値化するためにマイクロ顕微鏡また
はフローサイトメトリーを用いて試験管の比率を分析した。試験管を秤量し、範
囲外の重量のものは処分した。
【0031】 水サンプルへの対照物質の接種 水サンプルを容器に集め、濃縮するために研究所に送るか、サンプル採集場所
でサンプルを濃縮した。濃縮のために研究所に送られるサンプルは通常10ない
し100リットルの範囲である。これらのサンプルに以下の接種方法を用いて対
照サンプルを接種した: 1)2mlの0.05%(v/v)トゥイーン80を対照物質の試験管に添加し
、 2)キャップを戻して、激しく攪拌する。 3)キャップを取り、対照物質をサンプル中に注入する。 4)3mlの0.05%(v/v)トゥイーン80を対照物質の試験管に添加す
る。 5)キャップを戻して、激しく攪拌する。 6)キャップを取り、対照物質をサンプル中に注入する。 工程4、5および6を繰り返す。 サンプルを、通常の方法、例えば膜濾過、カートリッジ濾過、プリーツ膜カー
トリッジ濾過、凝集または渦流濾過などを用いて濃縮した(Avon、1999
;Veseyら、1994)。 もしサンプルを採集場所で濃縮する場合は、カートリッジ濾過装置など可搬式
の濃縮方法を用いる。フィルタカートリッジにはサンプルの濃縮前に対照物質を
接種しておかなければならない。フィルタカートリッジの接種には前述の接種方
法が適当である。 カートリッジフィルタのメーカーは、製造プロセス中にフィルタに接種するこ
とができる。水サンプルを濃縮するために使用したフィルタを分析研究所に送り
返し、フィルタに集められた粒子状物質を溶出させ、さらに濃縮する。
【0032】 分析 濃縮サンプルから、藻類および鉱物粒子などの夾雑物粒子を除去する処理をす
る。濃縮水からシストおよびオーシストを精製するためには、浮遊分離、免疫磁
気分離(IMS)およびフローサイトメトリーなどの方法が通常用いられる(Ve seyら、1994;著者不明、1999)。 精製したサンプルは、次に顕微鏡グラス・スライドまたは小さな膜フィルタ(
13mm)に移す。このスライドまたは膜をイソチオシアン酸フルオレセイン(
FITC)で染色したモノクローナル抗体で染色し、インキュベートおよび洗浄
し、エピ蛍光顕微鏡を用いて測定する(Veseyら、1993;著者不明、1999)。た
とえば、12倍接眼レンズおよび20倍対物レンズ(Fluor20)を備えた
ニコンOptiphot2エピ蛍光顕微鏡でサンプルを試験する(Veseyら、199 3;著者不明、1999)。フルオロクロムイソチオシアン酸フルオレセインFIT
C標識サンプルの試験にはDM510フィルタブロックを用いる。膜またはスラ
イドを注意深く走査して、シストとオーシストを検出する。
【0033】 緑色蛍光シストまたはオーシストが検出された場合、異なる光学フィルタを用
いて青色に蛍光発色するかどうかを確認することにより、対照シストとオーシス
トであることを同定する。Alexs350標識対照シストおよびオーシストか
らの青色蛍光を検出するためにDM450フィルタブロックを用いる。 膜全体を走査した後、サンプル中に検出されたシストとオーシストの合計数を
、青色蛍光が検出されたシストとオーシストの数と比較する。次に、これらの数
字を回収効率ならびに水サンプル中に存在するシストとオーシストの実際の数を
計算するために用いる。ある実施例では、サンプルに100個の青色対照シスト
と100個の青色対照オーシストを接種した。このサンプルの分析の結果、50
個の青色シストと30個の非青色シストならびに50個の青色オーシストと10
個の非青色オーシストが検出された。この分析の回収効率は、シストおよびオー
シストの両方とも50%である(100個接種し、50個だけが検出された)。
したがって、このサンプルは60個のシストと20個のオーシストを含んでいた
【0034】 本明細書およびそれに続く請求項においては、文脈上他の解釈を必要としない
限り、“含む(comprise)”という用語ならびに“含む(comprises)”または
“含んでいる(comprising)”などの変形語は、表示した数字または工程あるい
は数字群または工程群を含むが、その他の数字または工程あるいは数字群や工程
群を除外するものではないと理解するものとする。
【0035】 参考文献 著者不明. 試験法1623:濾過/IMS/FA法による水中のクリプトスポリ
ジウムとギアリダ(Cryptosporidium and Giardia in Water by Filtration/IM S/FA)、米国水質管理局EPA−821−R−99−006、環境保護庁、ワ
シントンD.C.20460、1999年4月。 Yeomans,C.;Porteous,F.;Paterson,E.;Meharg,A andKillham,K.,1 999年、有機炭素化合物報告のためのルクス標識シュードモナス蛍光分析の評価
(Assessment of Lux-marked Pseudomonas fluorescens for reporting on org anic carbon compounds)、FEMS Microbiology Lettere、176巻、1号、79
−83頁。 Grondahl,G.;Johannisson,A.and Jensen-Waern.M.;1997年、異なる献体
からのウマ血漿のオプソニン効果(Opsonic effect of equine piasma from di fferent donors)、Veterinary Microbiology、56巻、3−4号、227−2
35頁。 Doi.N.and Yanagawa,H.,1999年、誘導進化によるアロステリック部位を有
する緑色蛍光タンパク質をベースとした汎用バイオセンサの設計(Design of ge neric biosensors based on green fluorescent proteins with allosteric s ites by directed evolution)、FEBS Letters、453巻、3号、305−3
07頁。 Chaka,W.;Schrringa,J.;Verheul,A.F.M.;Verhoef,J.;Van Strijp ,A.G.;Hoepelman,I.M.、1995年、フローサイトメトリーを用いたヒト
末梢血液単核細胞による食細胞活動とクリプトコックス新生阻止の定量分析(Qu antitatative analysis of phagocytosis and killing of cryptococcus neofo rmans by human peripheral blood mononuclear cells by flow cytometry)、C linical and Diagnostic Laboratory Immunology、2巻、6号、753−75
9頁。 Haugland and,R.P.1998、年、蛍光プローブハンドブック(Handbook of fl
uorescentprobes)、Molecular Probes、米国ユージーン(www.probes.co m
)。 Shapiro,H.M.、1995年、フローサイトメトリーの実践的ガイド(A practica l guide to flow cytometry)、3版、A.R.Liss、ニューヨーク。 Vesey,G.,Hutton,P.E.,Champion,A.C.,Ashbolt,N.J.,Williams
,K.L.,Warton,A.,and Veal,D.A.、1994年、水中のクリプトスポリジ
ウムとギアリダの日常検出のためのフローサイトメトリー法の応用(Applicatio n of flow cytometric methods for the routine detection of Cryptoporidiu m and Giardia in Water)、Cytometry、16号、1−6頁。 Vesey,G.;Narai,J;Ashbolt,N.,Williams,K.L.and Veal,D.A.、1 994年、フローサイトメトリーを利用した環境サンプル中の特定微生物の検出(D etection of specific microorganisms in environmental samlles using flow cytometry)、Methods in Cell BIology、42巻−Flow Cytometry 第2版、
Darzynkiewcz,Z.,Robinson; J.P.and Crissaman,H.A. 編、489−
522頁、Academic Press Inc.、ニューヨーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2G045 AA28 CA25 CA26 CB03 CB08 CB21 CB30 FA16 FB07 FB12 GC15 JA02 2G054 AA06 CA20 CD04 CE02 EA03 JA08 4B063 QA19 QQ03 QQ05 QQ16 QQ18 QQ20 QQ79 QR48 QR56 QR58 QR74 QS03 QS40 QX01

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイオ粒子の個体群を用意し、これらのバイオ粒子のそれぞ
    れに恒久的かつ検出可能なタグを付けてタグ付きバイオ粒子に変化させ、規定数
    量の前記タグ付きバイオ粒子を規定容量のキャリヤに入れた内部対照サンプルを
    作り、前記バイオ粒子を検出するために前記対照サンプルを試験サンプルに添加
    し、分析を実施して試験サンプル中に検出されたタグ付きバイオ粒子の正確な数
    を測定し、添加したタグ付きバイオ粒子の数と比較して分析精度を確定する手順
    を含むことを特徴とする、診断用内部検定試験法。
  2. 【請求項2】 前記バイオ粒子が、バクテリア、プロトゾア、酵母、菌類、
    ウイルスまたはプリオンである、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記バイオ粒子が、検出可能なマーカーでタグ付けされた外
    表面を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記バイオ粒子が、各細胞の表面または内部のタンパク質を
    通してタグ付けされたバクテリアまたはプロトゾアである、請求項2に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記タグが、バイオ粒子の化学的および/または物理的特性
    を検出可能な形に変化させる、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 タグが蛍光タグである、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 試験サンプル中に2種類以上のバイオ粒子が使用される場合
    、それらが異なる蛍光タグでタグ付けされ、バイオ粒子に対するそれぞれのタイ
    プのタグの数が容易に測定される、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 バイオ粒子の検出のための試験が、水またはその他の可搬性
    液体、食品、血液、痰、粘膜、尿または脳脊髄液中のバイオ粒子の検出のための
    試験である、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 バイオ粒子の検出のための試験が顕微鏡分析であり、バイオ
    粒子が蛍光タグ付けされ、それらの特異的蛍光によりバイオ粒子が同定される、
    請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 可搬性液体中のバイオ粒子の分析における内部検定を行な
    うための方法であって、バイオ粒子のサンプルを用意し、前記サンプルに検出可
    能なタグを付け、規定数量のタグ付きバイオ粒子を規定容量のサンプル中に含む
    内部対照のサンプルを作り、前記内部対照サンプルを試験サンプルに添加し、前
    記サンプルを分析してサンプル中のタグ付きバイオ粒子の割合を確定することを
    含み、試験サンプル中に検出されたタグ付きバイオ粒子の数をサンプルに添加し
    た既知量のタグ付きバイオ粒子と比較することで、分析精度の1つの指標が得ら
    れることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 前記バイオ粒子が、バクテリア、プロトゾア、酵母、菌類
    、ウイルスまたはプリオンである、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記バイオ粒子が、検出可能なマーカーでタグ付けされた
    外表面を含む、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記バイオ粒子が、各細胞の表面または内部のタンパク質
    を通してタグ付けされたバクテリアまたはプロトゾアである、請求項11に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記タグが、バイオ粒子の化学的および/または物理的特
    性を検出可能な形に変化させる、請求項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記タグが蛍光タグである、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 試験サンプル中に2種類以上のバイオ粒子が使用される場
    合、それらが異なる蛍光タグでタグ付けされ、バイオ粒子に対するそれぞれのタ
    イプのタグの数が容易に測定される、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 バイオ粒子の検出のための試験が、水またはその他の可搬
    性液体、食品、血液、痰、粘膜、尿または脳脊髄液中のバイオ粒子の検出のため
    の試験である、請求項10に記載の方法。
  18. 【請求項18】 バイオ粒子の検出のための試験が顕微鏡分析であり、バイ
    オ粒子が蛍光タグ付けされ、それらの特異的蛍光により、バイオ粒子が同定され
    る、請求項10に記載の方法。
  19. 【請求項19】 所定数量のバイオ粒子を含み、前記バイオ粒子が日常分析
    にかけられるタイプのものであり、前記所定数量のバイオ粒子が、規定容量のキ
    ャリヤ中に入れられた検出可能なタグが付けられたタグ付きバイオ粒子であるこ
    とを特徴とする内部検定用標準。
  20. 【請求項20】 前記タグ付けされたバイオ粒子が試験のために容易に添加
    できる容器に入れて提供される、請求項19に記載の標準。
  21. 【請求項21】 前記バイオ粒子が、バクテリア、プロトゾア、酵母、菌類
    およびプリオンから選ばれる、請求項19または20に記載の標準。
  22. 【請求項22】 前記バイオ粒子が、検出可能なマーカーでタグ付けされた
    外表面を含む、請求項20に記載の標準。
  23. 【請求項23】 前記バイオ粒子が、各細胞の表面または内部のタンパク質
    を通してタグ付けされたバクテリアまたはプロトゾアである、請求項19に記載
    の標準。
  24. 【請求項24】 前記タグが、バイオ粒子の化学的および/または物理的特
    性を検出可能な形に変化させる、請求項19に記載の標準。
  25. 【請求項25】 前記タグが蛍光タグである、請求項19に記載の標準。
JP2001514075A 1999-08-02 2000-07-27 内部精度管理法 Expired - Lifetime JP4683604B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AUPQ1961A AUPQ196199A0 (en) 1999-08-02 1999-08-02 Internal quality control
AU1961 1999-08-02
PCT/AU2000/000896 WO2001009281A1 (en) 1999-08-02 2000-07-27 Internal quality control

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003506029A true JP2003506029A (ja) 2003-02-18
JP2003506029A5 JP2003506029A5 (ja) 2007-07-19
JP4683604B2 JP4683604B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=3816141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001514075A Expired - Lifetime JP4683604B2 (ja) 1999-08-02 2000-07-27 内部精度管理法

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1204737B1 (ja)
JP (1) JP4683604B2 (ja)
AT (1) ATE343628T1 (ja)
AU (1) AUPQ196199A0 (ja)
CA (1) CA2400715C (ja)
WO (1) WO2001009281A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004101361A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Tadashi Matsunaga クリプトスポリジウムの検出方法及び検出装置
WO2009123347A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 日本たばこ産業株式会社 ウイルス定量法
JP2019520045A (ja) * 2016-04-25 2019-07-18 アパーチャー バイオ リミテッド・ライアビリティー・カンパニーAperture Bio,Llc フローサイトメーターを用いた高信頼性細菌検出および薬物感受性予測のための複雑なマトリックスサンプルの逐次分析のためのシステム、装置および方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPQ629100A0 (en) * 2000-03-16 2000-04-15 Btf Pty Ltd Process for preparing controlled samples of particles such as microorganisms and cells
US6780581B2 (en) 2001-09-12 2004-08-24 Btf Pty Ltd Products comprising quantum of bioparticles and method for production thereof
WO2009039170A2 (en) * 2007-09-17 2009-03-26 Gentel Biosurfaces, Inc. Integrated protein chip assay
CN112881269A (zh) * 2021-02-23 2021-06-01 浙江正熙生物技术股份有限公司 一种流式荧光检测试剂的质量检测方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997008204A1 (en) * 1995-08-30 1997-03-06 Macquarie Research Ltd. Methods for detection of cryptosporidium oocysts
JPH11193A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Kurita Water Ind Ltd 水中の原虫およびそのオーシスト、およびそのシストの検出方法
JPH1118767A (ja) * 1997-07-07 1999-01-26 Wako Pure Chem Ind Ltd 新規モノクローナル抗体およびその用途
JP2000507171A (ja) * 1996-03-27 2000-06-13 ブリティッシュ セラミック リサーチ リミテッド スリップ鋳造法
JP2001521172A (ja) * 1997-10-28 2001-11-06 ザ ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, リプリゼンテッド バイ ザ セクレタリー オブ ザ デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービシーズ Cryptosporidiumparvumのオーシストを検出するための方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2953610T1 (de) * 1979-03-19 1981-04-23 Diagnostic Techn Int Inc Double tagged immunoassay
US5741662A (en) * 1995-12-18 1998-04-21 Quidel Corporation Direct stain specific binding assays for microorganisms

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997008204A1 (en) * 1995-08-30 1997-03-06 Macquarie Research Ltd. Methods for detection of cryptosporidium oocysts
JP2000507171A (ja) * 1996-03-27 2000-06-13 ブリティッシュ セラミック リサーチ リミテッド スリップ鋳造法
JPH11193A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Kurita Water Ind Ltd 水中の原虫およびそのオーシスト、およびそのシストの検出方法
JPH1118767A (ja) * 1997-07-07 1999-01-26 Wako Pure Chem Ind Ltd 新規モノクローナル抗体およびその用途
JP2001521172A (ja) * 1997-10-28 2001-11-06 ザ ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, リプリゼンテッド バイ ザ セクレタリー オブ ザ デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービシーズ Cryptosporidiumparvumのオーシストを検出するための方法

Non-Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
APPL ENVIRO MICROIOL., 61[11] (1995) P.3849-3855, JPN6010005002, ISSN: 0001839961 *
APPL ENVIRO MICROIOL., 63[10] (1997) P.3946-3949, JPN6010005000, ISSN: 0001839962 *
CYTOMETRY, 16 (1994) P.1-6, JPN6010004983, ISSN: 0001528011 *
METHODS IN CELL BIOL., 42 (1994) P.489-522, JPN6010004999, ISSN: 0001839960 *
PROC AWWA WATER QUAL TECHNOL CONF., (1997) P.1558-1576, JPN6010004992, ISSN: 0001528013 *
WAT SCI TECH., 38[12] (1998) P.61-65, JPN6010004986, ISSN: 0001528012 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004101361A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Tadashi Matsunaga クリプトスポリジウムの検出方法及び検出装置
WO2009123347A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 日本たばこ産業株式会社 ウイルス定量法
JPWO2009123347A1 (ja) * 2008-03-31 2011-07-28 日本たばこ産業株式会社 ウイルス定量法
JP2019520045A (ja) * 2016-04-25 2019-07-18 アパーチャー バイオ リミテッド・ライアビリティー・カンパニーAperture Bio,Llc フローサイトメーターを用いた高信頼性細菌検出および薬物感受性予測のための複雑なマトリックスサンプルの逐次分析のためのシステム、装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
ATE343628T1 (de) 2006-11-15
EP1204737A4 (en) 2004-04-14
CA2400715A1 (en) 2001-02-08
WO2001009281A1 (en) 2001-02-08
AUPQ196199A0 (en) 1999-08-26
EP1204737A1 (en) 2002-05-15
JP4683604B2 (ja) 2011-05-18
EP1204737B1 (en) 2006-10-25
CA2400715C (en) 2010-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ahmed et al. Comparison of current methods used to detect Cryptosporidium oocysts in stools
Sherr et al. Staining of heterotrophic protists for visualization via epifluorescence microscopy
Veal et al. Fluorescence staining and flow cytometry for monitoring microbial cells
Perfetto et al. Amine reactive dyes: an effective tool to discriminate live and dead cells in polychromatic flow cytometry
US5821066A (en) Simple, rapid method for the detection, identification and enumeration of specific viable microorganisms
Horan et al. Fluorescent cell labeling for in vivo and in vitro cell tracking
JPH06500462A (ja) 細胞の分離、濃縮および分析方法およびキット
Lemarchand et al. Comparative assessment of epifluorescence microscopy, flow cytometry and solid-phase cytometry used in the enumeration of specific bacteria in water
CA2869472C (en) Sample preparation for flow cytometry
MX2010009318A (es) Metodos para producir fluoroforos de perlillas magneticas de aptameros adherentes al plastico homogeneos y otros ensayos intercalados.
JP4913722B2 (ja) 魚の切り身の鮮度評価方法
US6803208B2 (en) Automated epifluorescence microscopy for detection of bacterial contamination in platelets
JP2002505441A (ja) 選択的細胞分析
Ingram et al. Rapid detection of Legionella pneumophila by flow cytometry
Yu et al. Rapid detection and enumeration of total bacteria in drinking water and tea beverages using a laboratory-built high-sensitivity flow cytometer
JP4683604B2 (ja) 内部精度管理法
US6051395A (en) Method and compound for detecting low levels of microorganisms
CN102313813B (zh) 从生物体液样本中富集与检测稀有细胞的整合方法
CA2427106C (en) Method and apparatus for prokaryotic and eukaryotic cell quantitation
US7098042B2 (en) Internal quality control
Romero et al. Diagnosis of intra-amniotic infection: the acridine orange stain
AU761549B2 (en) Internal quality control
Hara-Kaonga et al. A dual fluorescence flow cytometric analysis of bacterial adherence to mammalian host cells
US6673568B1 (en) Method and apparatus for prokaryotic and eukaryotic cell quantitation
Sidorowicz et al. Prospects for new techniques for rapid bacteriological monitoring of drinking water

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100430

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100531

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100630

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100721

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100806

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4683604

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term