JP2003505826A - インピーダンスが調整されたコネクタ - Google Patents

インピーダンスが調整されたコネクタ

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    • H01R13/6581Shield structure
    • H01R13/6585Shielding material individually surrounding or interposed between mutually spaced contacts

Abstract

(57)【要約】 相手方ケーブル側コネクタと回路基板の終端構造は、コネクタを通るインピーダンスを減少させるために三角形状のパターンに配置された接地端子(150)と二つの信号端子(140,141)を有している。接地端子(150)の幅は、信号端子(140,141)に沿った方向に増加する。この増加は、接地端子の遷移部又は接点部に沿って生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コネクタの終端処理に関するもので、特に、信号ケーブル、殊に
高速信号ケーブルとプリント回路基板の接続に用いるコネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】
多くの電子装置は、関連装置間又は周辺装置とコンピュータの回路基板間に信
号を伝送する伝送ラインに依存している。これらの伝送ラインは、高速データ伝
送が可能な信号ケーブルを有している。
【0003】 これらの信号ケーブルには、ケーブルの長手方法に沿って一緒に捻られた一乃
至複数の撚線対として知られ、こうした撚線対のそれぞれが連関された接地シー
ルドによって包囲されたものを使用することが出来る。こうした撚線対は、通常
相補的な信号電圧を受ける。即ち、対の一方の導線には+1.0Vの信号が現れ
、一方、対の他方の導線には−1.0Vの信号が現れる。従って、これらの導線
は、「差動」対と呼ばれ、この語は、それらが伝送する異なる信号に関するもの
である。信号ケーブルが、電子装置への経路に引き回すときに、電界を発生する
他の電子装置を通過し又はその近傍を通過する可能性がある。これらの装置は、
上記の信号ケーブル等の伝送ラインに電磁障害を生じる可能性を有している。し
かしながら、この撚線対構造は、誘導電界を最小化させ又は減少させて、電磁障
害を防止する。
【0004】 こうした伝送ラインやケーブルから関連する電子装置への電気的性能の一貫性
を維持するために、回路から回路への伝送ラインを通してのほぼ一定のインピー
ダンスを得ること又は伝送ラインのインピーダンスの大きな不連続性を防止する
ことが望ましい。従来のコネクタのインピーダンスは、コネクタを通って、接合
する二つのコネクタ部材のインターフェースを通って変化するので、コネクタの
接合面におけるコネクタのインピーダンスを制御することが困難であることが知
られている。信号導線と接地シールドの特定の幾何学的及び物理的配置を維持す
ることによって電気的な伝送ラインやケーブルを通る所望のインピーダンスの維
持は比較的容易であるが、インピーダンスの変化は、通常ケーブルがコネクタに
接合する部分において生じる。従って、コネクタ及びケーブルとの接合部を通し
てインピーダンスを保持することが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】
そこで、本発明は、高い性能を発揮するとともに終端部においてケーブルの電
気特性を保持するケーブルとコネクタ間の改良された接続を形成する終端構造に
関するものである。
【0006】 従って、本発明の目的は、伝送ラインのインピーダンスを一致させる優れた試
みのために、コネクタを通るインピーダンスの不連続性を最小化した高速データ
伝送接続のための改良されたコネクタを提供することにある。
【0007】 本発明のもう一つの目的は、回路基板と伝送ラインに愁嘆された相手方コネク
タ間の高性能接続を行うための改良されたコネクタを提供するもので、伝送ライ
ンが、少なくとも一対の差動信号線と関連する接地を含み、相手方コネクタが、
少なくとも二つの信号と一つの接地端子を含んでおり、内部に配置される信号端
子と関連する接地端子の対を有するコネクタと、コネクタの信号と接地端子が、
コネクタが相手方コネクタに接合されるときに生じるインピーダンス不連続を減
少させるように配置される。
【0008】 本発明のさらにもう一つの目的は、接地端子のサイズと関連する二つの信号線
の相対位置を変化させることによって、コネクタのインピーダンスを「調整」し
てコネクタを通って予め選択したインピーダンスを得ることにある。
【0009】 さらに、本発明のもう一つの目的は、IEEE1394タイプ等のケーブルを
電子装置の回路基板に接続するコネクタを提供しようとするもので、コネクタが
、複数の各独立の、差動信号線とケーブルの数と同数の関連する接地とを有し、
コネクタの接地端子が、コネクタを通るインピーダンスの落ち込みを最小とする
ためにコネクタの信号端子に対応する大きさ及び位置に形成されている。
【0010】 本発明のさらにもう一つの目的は、回路基板と信号ケーブルに連関した信号ケ
ーブル間を接続するコネクタに関するもので、コネクタは、一対の差動信号端子
と一対の信号端子に連関された接地端子を含んでおり、接地端子がコネクタを通
るインピーダンスを制御するサイズであり、コネクタの接地端子は接合部におい
て一対の信号端子から離間しており、三つの端子間の所望の電気的な関係を形成
する。
【0011】 本発明のさらに、もう一つの目的は、ケーブル側コネクタに接合するボードコ
ネクタ提供するもので、ボードコネクタは、ハウジングと、コネクタハウジング
内に配置され、関連した二つの連関する信号端子から離間した接地端子とを有し
、接地端子が二つの信号端子の対応する本体部分よりも多きい本体部を有してい
る。
【0012】 本発明のさらにもう一つの目的は、ケーブルとの接続に用いるボードコネクタ
を提供するもので、該コネクタは、ボードコネクタの接合部内において三角形状
に対置される接地端子と二つの信号端子を有している。
【0013】
【問題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために。本発明の一実施例に例示された一つの原理によ
れば、相手方信号ケーブル内の撚線対の各導線を支持するハウジングを有する回
路基板用の第一のコネクタと、差動信号を搬送する二つの端子と、差動対の信号
導線に戻る接地面又は接地として機能する接地端子として機能する残りの端子を
含んでいる。ケーブル用の第二のコネクタは、第一のコネクタと第二のコネクタ
を接合部は、導電性端子のトリプレットパターンを有し、ケーブルの信号及び接
地導線に終端される。
【0014】 第一のコネクタ内におけるこれら三つの端子の配置は、ケーブル側コネクタの
端子の係合の点から回路基板に取り付ける点までの第一のコネクタ全体のインピ
ーダンスを効果的に制御することを可能とする。この要領で、トリプレットのそ
れぞれは、並列する順序で相互に整列され、相互に所定の距離離間した接点部を
有する一対の信号端子を有している。
【0015】 接地端子は、二つの信号端子から離間し、二つの列の端子がコネクタ内に位置
する。接地端子は、信号端子の同様の接点部から離間しており、残りの接地端子
は信号端子間に延びている。この点に関して、接地端子尾は、二つの信号端子と
同様に共通面に延びている。
【0016】 接地端子の幅及びその信号端子からの距離は、三つの端子が、容量等のコネク
タのインピーダンスに影響する所望の電気特性を有するように選択される。接地
端子の幅は、通常端子の接点部に沿った接合部において増加するが、端子の接点
部と終端部間に生じる遷移部において増加するように構成することもできる。
【0017】 インピーダンスを調整する接地構造によって、差動信号端子の接合位置やピッ
チを変更することなくコネクタに生じるインピーダンスの不連続性を減少させる
機械を増加させる。従って、本発明のこの構成は、ケーブル又は他の回路に見ら
れる各差動信号導線対と連関する接地導線の「調整可能な」端子の配置に特徴づ
けられる。
【0018】 本発明のもう一つの主要な構成において、二以上の調整可能なトリプレットは
、コネクタハウジング内に設けられるが、コネクタハウジング、エアギャップ又
はその双方等の誘電性材料により分離される。こうしたコネクタの高速性能を最
大にするために、信号及び接地端子は好ましくは全て同様の、平坦な接点を有し
ており、それらは連関する本体部から片持ち梁状に延びており、接地端子の接点
部は、コネクタ系における所望の最適インピーダンスを得るための端子の調整を
容易とするように連関する信号端子に関連して大きさが選択される。こうしたト
リプレットの二つの端子の組が、本発明のコネクタにおいて用いられ、コネクタ
の電源端子は、信号端子とインターフェースしないように接地端子と同一のレベ
ルのトリプレットの二つの端子間に配置される。
【0019】 本発明のさらにもう一つの所要な構成において、コネクタは、基板側コネクタ
の接合部内の三つの端子間に生じる所定の空間的な関係を維持するために三角形
状の向きで配置された接地及び信号端子を有している。
【0020】
【発明の実施の態様】
以下の詳細な説明において、添付図面には参照符号が付されており、同様の参
照符号は同様の部材を示している。
【0021】 本発明は、高速ケーブルの性能の強化に特に有用な改良されたコネクタに関す
るもので、特に他の用途と同様に入力−出力(I/O)に用いるコネクタに関す
るものである。特に、本発明は、単独で、及び相手方コネクタとの組み合わせに
おいて性能を強化するためにコネクタの終端領域における機械的及び電気的統一
性を得るための方策を試みるものである。
【0022】 ビデオカメラやカムコーダ等の電子装置に関連した多くの周辺装置は、種々の
周波数でデジタル信号を送信する。CPU部等のコンピュータに連関された他の
装置は、データ送信のために高速で動作する。高速ケーブルは、これらの装置と
CPUを接続するために使用されるとともに、二以上のCPUを接続するために
用いることが出来る。具体的なケーブルは、高速信号を搬送するのに十分な構造
を備えることが出来、撚線対又は独立した対の導線で構成する信号線の差動対を
有することが出来る。
【0023】 高速データ送信において考慮すべきことの一つは、信号の劣化である。これは
、クロストークと信号反射を含み、ケーブルとコネクタのインピーダンスに影響
する。ケーブル中のクロストークや信号反射は、シールドすることと信号線の差
動対を用いることによって十分に容易に制御される。しかしながら、これらの態
様は、他の考慮すべき点の中で、コネクタに用いる種々の多様な材料によってコ
ネクタにおいて制御することは困難である。高速用途に用いるコネクタの物理的
サイズは、特定の電気的性能を得るためにコネクタ及び端子構造を変更する程度
を制限する。
【0024】 伝送路におけるインピーダンスの不一致は、信号の反射を生じさせ、しばしば
信号損失、信号喪失等を引き起こす。従って、送信信号の一貫性を保持するため
に信号経路を通してのインピーダンスの一貫性を維持することが望ましい。ケー
ブルが終端させ、伝送された信号を装置のプリント回路基板の回路に転送する手
段として機能するコネクタは、インピーダンスに関する限り通常は非常に良好に
制御されておらず、ケーブルにおけるインピーダンスに比べて大幅に変化する可
能性がある。 図11は、信号ケーブルに用いる従来の雄型及び雌型コネクタ装置において生
じるインピーダンスの不連続を示している。信号ケーブルのインピーダンスは、
一定の又は図11の右側に51で示す基準線レベルに近づく。基準線からの偏差
は、50で示す実線の太線によって示されている。ケーブルのインピーダンスは
、図11の左側において、さらに「PCB終端」軸の左側の52で示す回路基板
のインピーダンスとほぼ一致している。縦軸「M」は、ソケット、又は雌型コネ
クタとプリント回路基板間の終端点を示しており、縦軸「N」は二つの接合した
雄型及び雌型コネクタ間に生じるインターフェースを示しており、縦軸「P」は
ケーブルに終端された雄型コネクタの点を示している。
【0025】 図11の曲線50は、従来のコネクタによって達成される代表的なインピーダ
ンスの「不連続性」を示し、三つの山及び谷を生じ、各山及び他には、図示の基
準線からの距離(又は値)H、H及びHを示している。これらの距離は零
(0)オームを持つ水平「距離」軸に交差する縦軸を基にオームで測定される。
これらの従来のコネクタ装置においてHで示される高インピーダンスは、通常
約150オームまで増加し、一方Hで示す低インピーダンスは、通常約60オ
ームまで減少する。HとH間の約90オームの大きな不連続は、プリント回
路基板とケーブルに対するコネクタの電気的性能に悪影響を与える。
【0026】 本発明は、接合するケーブルをエミュレートして上記の不連続を減少させるよ
うにコネクタのインピーダンスの設定を可能とする改良された構造を持つI/O
(入力−出力)の用途において特に有用なコネクタ及びコネクタの終端構造に関
するものである。
【0027】インピーダンスの調整能力 図1Aについて説明すれば、本発明が非常に有用である一つの「内部」環境が
示されている。この環境において、本発明によるコネクタは、コンピュータ10
1等の電子装置の外壁108の内側に配置される。従って、これを「内部」と称
す。本発明のコネクタも、図1Bに示すように「外部」の用途にも用いられ、コ
ネクタ110の一つは回路基板102に実装されるが、装置101の外壁108
をより一部が延出されており、ユーザーが装置外部よりアクセス可能となってい
る。コネクタ装置100は、相互係合する一対の第一及び第二のコネクタを有し
ており、これらはそれぞれ雌型(又はソケット)コネクタ110と雄型コネクタ
104として説明される。これら二つのうちの一方のコネクタ110は、装置1
01のプリント回路基板102に実装され、他方のコネクタ104は、通常周辺
装置から導出されるケーブル105に終端される。
【0028】 図2は、本発明の原理によって構成された雌型又はソケットコネクタ110を
分解して示す図である。コネクタ110は、誘電性材料によって形成された絶縁
性コネクタハウジング112を含んで示されている。図示の実施例において、ハ
ウジング112は、ハウジング112の本体部116から外向きに延びる二つの
リーフ部114a、114bを有している。これらのハウジングのリーフ部は、
図示のように多数の導電性端子119を支持している。これに関して、下側のリ
ーフ部114aは、一連の溝又はスロット118を形成されており、これらの溝
又はスロットは選択された導電性端子119が収容される。上側リーフ部114
bは、同様の溝120(図6、7)を有しており、コネクタ110の残りの端子
119を収容する。
【0029】 コネクタハウジング112と関連する端子119の全体的なシールドを得るた
めに、コネクタは、薄板により形成され、本体部116の上側及び下側リーフ部
114a,114bを包囲する本体部124を有する第一のシェル又はシールド
123を含んでいる。この第一のシールド123は、さらにプリント回路基板1
02の表面103に実装するための脚部125を有しており、該脚部は回路基板
上の接地部に接続される。図1Bに示された表面実装の用途が好ましいが、垂下
する脚部107も、さらにコネクタ110の貫通孔実装に用いるために、図1A
に示すようにシールドにより形成することが出来る。図2に示すように、第一の
シールド123は、コネクタ本体部116内に形成されたスロット127に収容
され、これと係合する保持部材126を含んでいる。
【0030】 図2に示された雌型コネクタ110の構造は、コネクタ110が回路基板に実
装されるが一部が延出されて電子装置の外壁108からアクセス可能な「外部」
の用途(図1B)はもとより図1Aに示す「内部」の用途に使用することも可能
である。
【0031】 ケーブル用雄型コネクタをソケット又は雌型コネクタ110に挿入する場合に
生じる不用意な衝撃を防止するために、第一のシールド123の上側に延びると
ともに、中間に位置する絶縁要素130により第一のシールドより分離された第
二のシールド129が設けられている。第二のシールド129も、一体に形成さ
れた取付脚131を有しておりシャシに接地接続されて、回路の接地より絶縁さ
れる。第二のシールド129は、好ましくは第一のシールドの長さLよりも大
きな長さLを有しており、ケーブルのコネクタを係合させるときにユーザーが
内側シールド123に触れにくくなっている。
【0032】 前述のように、本発明の目的の一つは、多回路コネクタに見られるインピーダ
ンスに比べてより系(ケーブル等)のインピーダンスに近いコネクタを提供する
ことである。本発明は、図2,5A、5B及び6に「A」で示す三つの別個の端
子の配置を調整可能な「トリプレット(triplet)」又は「トライアッド(triad)」
と称する配置とすることによって、これを達成する。最も単純には、図5Aに示
すように、このようなトリプレットは、二つの信号端子140,141と信号接
地端子150とを有しており、これらの端子は雄型コネクタ104の対応する端
子に対向するように配置され、雄型コネクタは、図9A及び9Bに概略を示すよ
うに相補接地(ground complement)を含む、同一の強度であるが極性が相補的で
ある信号、即ちそれぞれが+1.0Vと−1.0V、を流通させる差動対の導線
(好ましくは、撚線対の導線)TPA+、TPA−に終端される。
【0033】 図8Bに最もよく示されているように、二つの信号端子140,141は、片
持梁デザインを有しており、各信号端子140,141は、表面実装脚部142
と、接点ブレード部143及びこれらを相互に連結する本体部144を有してい
る。このデザインによって、端子140,141は、容易に打ち抜き成型するこ
とが出来る。端子140,141は、ハウジング本体部116の下側リーフ部1
14bのスロット118内に収容され、図2,7に示すように、接点ブレード部
143の先端部にタブ145を有しており、タブはスロット118の端部におい
てコネクタ本体部116に形成した開口117に嵌合する。コネクタの電気的特
性を調整し、系のインピーダンスをより近づけるために、信号接地端子150は
、差動信号端子140,141の各組に連関して設けられる。このため、これを
「トリプレット」と称す。
【0034】 こうした接地端子のそれぞれは、図5A、5B及び9A、9Bに「A」で詳細
に示すように、二つの差動信号端子に連関されている。図9A及び9Bの概略図
は、「A」及び「B]の部分にトリプレット状端子の概念を示している。信号端
子140、141は、ある意味では、接地端子150に対して三角形状に配置さ
れる。また他の観点では、説明をしている方向において接地端子の「側面に位置
(flanking)」しており、信号端子の一部が接地端子150の幾分外側の点に延び
ている。図示の実施例において、接地端子150は、雌型コネクタの本体部11
6の上側リーフ部114bに、二つの信号端子140,141の間に位置するよ
うに配置される。図9A及び9Bの概略図において、二つのこうしたトリプレッ
トは、「A」又は「B」の添え字により特定される個別の端子によって三角配置
で示されている。従って、TPA+とTPA−は「A」の対の導線の差動信号導
線のための端子を示しており、TPA(G)は導線の「A」の組のための接地端
子を示している。同様に、TPB+及びTPB−は、ケーブル中の導線の対「B
]の差動信号導線の端子を示し、TPB(G)は、「B」の導線の組の接地端子
を示している。以下に詳述するように、これら三つの関連する端子間の三角形状
の関係は、可変であり、正三角形の関係からから二等辺三角形の関係等を含んで
いる。
【0035】 図8Aに示すように、関連する接地端子150も、表面実装脚部152と、中
間の本体部154及び接点ブレード部153とによる片持梁デザインを有してい
る。信号端子の場合と同様に、接地端子150の接点ブレード部153は、中間
の本体部154とは異なる面に位置している。
【0036】 図2,8A−8B及び9Cに最もよく示されているように、信号及び接地端子
の接点ブレード部143,153は、端子の本体部144,154とは異なるが
交差する面に配置される。図示の実施例は、これら二つの面がほぼ直行する水平
面と垂直面とによって示されているが、本発明の効果を得るためにはこうした面
は垂直に交差することは必ずしも必要ではなく、また正確に水平及び垂直面であ
ることも必ずしも必要ではない。しかしながら、二つの面が交差していることが
望ましい。信号及び接地端子の接点部は、図9Cに示すように、少なくともコネ
クタの前端面近傍のそれらがハウジングに進入する位置からコネクタのハウジン
グのほぼ全長に亘って延びている。三つの端子の三角形状の配置は、コネクタの
ハウジングの全長に亘って維持されることが望ましい。
【0037】 さらに、信号及び接地端子140,141,150の表面実装部142,15
2は、それぞれの接点ブレード部143、153が位置する面に対してほぼ並行
になっている。信号及び接地端子の実装部は、実装の目的で貫通孔部材195(
図1A)としても用いられる。表面部及び接地及び信号端子の位置間の相互作用
を以下に説明する。
【0038】 この構造によって、ケーブル又は回路の差動信号端子の各対は、それらに連関
するとともにコネクタを通って延びる個別の接地端子を有しており、ケーブルと
それに連関する雄型コネクタの双方の電気的な性能をより近づける。こうした構
成は、回路基板上においてケーブルの全長を通してと同様で、雄型及び雌型コネ
クタ間のインターフェースと同様にケーブルの信号導線が接地が「見える」状態
を維持する。このコネクタのインターフェースは、図13に概略が示されており
、接続装置やシステム全体のインピーダンス及び電気的性能に関する限りにおい
て、四つの領域I−IVに分割しているものと考えることが出来る。領域Iは、
ケーブル105とその構造を示し、領域IIは、ケーブルがコネクタに終端され
るときにケーブル側コネクタ104とケーブル105間の終端部を示し、領域I
IIは、コネクタ104、110の接合する本体部を含むケーブル側コネクタと
基板側コネクタ110間に介在する接合インターフェースを示している。領域I
Vは、基板側コネクタ110及び回路基板103間の終端部を含む部分を示して
いる。図11の線「P」、「N」及び「M」が、図13に重ねて示されている。
【0039】 信号端子に関連した接地の存在は、三つの端子間に容量結合を形成するうえで
重要である。この結合は、しかしながら端子の及びそのコネクタの最高のインピ
ーダンス特性に影響する。抵抗、端子材料及び自己インダクタンスは、端子のト
リプレットに関する限りコネクタの全体のインピーダンス特性に影響する。図5
Bに示す実施例において、接地端子のブレード部153’の幅Dは、信号端子
140’、141’全体、若しくは少なくともその一部に延びるのに十分な大き
さとなっている。好ましくは、図5Bに示された例において、接地端子150’
の一部は、少なくとも一方の信号端子140’、141’の一部を常に覆い又は
重なる。図5Aに示したような他の例において、接地端子150は、信号端子1
40,141の側縁から延びる想像線S上に位置し又は衝合する。幅広Dの接
地端子のブレード部153’は、信号端子の接点ブレード部143’の表面積に
比べて大きな連続した表面積を有しており、接地端子のブレード部153’は、
信号端子140’、141’の上方の部分に大きく、重なった接点接合部を有し
ている。
【0040】 回路基板上の雌型コネクタ110の小さな「足跡(footprint)」を維持するた
めに、本発明は、図示の実施例において、表面実装用脚部152’と同様に、接
地端子の本体部154’の接地面の幅を減少させる。ほとんどの部分に関して、
実装用脚部152’における接地端子の幅は、同一であり、図14及び15に示
すいくつかの例においては、接地端子の本体部の幅を増加させることも可能であ
る。差動信号端子間にはめ合わせられるように第二の面における本体部154’
における接地端子150’の幅を減少させることによって、信号端子(TPA+
及びTPA−)mp間の距離も減少して、接地端子と信号端子間の予め選択され
たほぼ一定のインピーダンスを維持することによってコネクタ全体に亘って近似
した容量結合を維持する。コネクタのインピーダンス(端子間の結合と同様に)
も信号端子と接地端子間の間隔と同様に隣接する信号端子140’、141’間
によって影響される。さらに、端子間に使用される空気、ハウジングの材料やそ
れらの組み合わせ等の材料は、信号及び接地端子間の部分の誘電率や合成誘電率
を与える。
【0041】 図5Bの実施例において接地端子の本体部154’の幅を減少させることによ
って、接地端子と信号端子の接点ブレード部153’、143’間の重合状態は
、第一の面(水平に示された)で中断し、第二の交差する(垂直の)面において
は重合しない。むしろ、この第二の面において、接地端子の本体部154’は、
側縁を衝合した配置で信号端子144’と整列される。これらの面において接地
端子の断面は小さいが、接地端子はより信号端子に近づいており、従って同様の
端子間の結合が維持される。
【0042】 第一の面の領域、即ち、接地端子と信号端子の接点ブレード部が、図18の領
域IIIの接合インターフェース内に位置する領域において、接地端子150’
の全体のプレートの大きさは、信号端子140’、141’に比較して増加して
、上記に説明したようにインピーダンスを選択的に減少させる。同様に、信号端
子と接地端子の本体部144’、154’の双方により占有される第二の面にお
いて、接地端子150’と信号端子140’、141’間の空隙が減少し、接地
端子と信号端子が接近してコネクタのインピーダンスを減少させる。トリプレッ
トの信号端子と接地端子の接点ブレード部143、143’は、好ましくは図5
A及び5Bに示したものと同一面に、コネクタハウジング112も下側リーフ部
114aに沿って保持される。これにより、間隙によってコネクタのインピーダ
ンスが調整を可能とするが、二つのコネクタの機械的接合を容易とすることは明
らかである。接地端子に撚り大きな接点ブレード部を設けることによって、これ
らの端子及び対向する接地男子と他の(雄型)コネクタの信号端子間の衝合が、
インピーダンスに悪影響を与えることなく改善される。
【0043】 この調整能力の効果は、図11に説明されており、コネクタ装置を通って生じ
る全インピーダンスの不連続の減少が示されている。本発明のコネクタにおいて
生じることが予測されるインピーダンスの不連続性は、図11において破線で示
されている。図11の実線は、図13のコネクタ装置において生じたことのある
一般的なインピーダンスの不連続性を示している。破線と実線を比較すれば、こ
の不連続の山と谷'(peak and valley)の大きさH11、H22及びH33は、大
幅に減少する。本発明は、従来のコネクタ装置において生じたことのある全体の
不連続性を大幅に減少する。一つの用途において、高いレベルの不連続は、約1
35オーム(H11)であり、最小の不連続は約85オーム(H22)である。
本発明のコネクタの目標基準インピーダンスは、一般に、約±25オームの許容
誤差を含んで約110オームである。従って、本発明のコネクタの約50オーム
の全不連続(H11とH22の差)は、上記の約90オームの従来の不連続に比
べてほぼ50%減少したものとなる。
【0044】 調整性能及びインピーダンス特性は、さらに、前述のように、端子間の誘電性
によっても影響される。この点に関して、図6に示すように、コネクタハウジン
グ112の下側リーフ部114aは、160の位置でスロットが形成されており
、下側リーフ部114aのハーフ間にエアギャップ161を形成する。同様に、
信号(及び他の)端子140,141又は140’、141’は、同様のエアギ
ャップ162により下側リーフ部114a上において相互に分離されており、エ
アギャップ162は下側リーフ部114a内に形成したチャンネル163によっ
て形成される。これらのチャンネル163は、図6に示すように、下側リーフ部
114aの厚さの一部のみに延びており、下側リーフ部の構造的一体性を保持す
る。
【0045】 図4及び4Aに関して説明すれば、対向する接合コネクタ104は、雄型コネ
クタ170として示されており、該雄型コネクタは、適切な接合を容易とし、確
実とするために雌型コネクタ110に対して相補形状に誘電性材料で形成された
絶縁性コネクタハウジング171を有している。この点に関して、コネクタハウ
ジング171は、基部より延びる二つの部分173を備えた基部172を有して
おり、二つの部分は、雌型コネクタのハウジングノン対のキー134内において
キー溝として機能する間隙174によって分離されている。雌型コネクタのキー
134は、図2,3,6及び7に示すように、上側リーフ部に見られ、又は図9
C及び17に示すように下側リーフ部に形成することも出来る。ハウジングは、
中空であり、ハウジング171(図示せず)の内部キャビティに保持された信号
端子、接地端子及び他の端子を有している。
【0046】 二つの端子は、図10A及び10Bに示されており、雄型コネクタ110に用
いるのに好適なタイプの端子構造を示している。図10Aは、接点部182を導
線終端部183に連結する平坦な本体部181を有する接地端子180を示して
いる。端子180は、先端184を有しており、この先端はコネクタハウジング
171の端部においてキャビティ175に収容される。接点部182は、上向き
に折り曲げられ、雌型コネクタ110の対応する接地端子150又は150’に
整列、対向した接点開口176より外側に突出する。
【0047】 信号端子190(図10B)は、同様に構成され、信号端子と接地端子間を結
合するために、接地端子の本体部181の幅に比べて幅狭に成っている。本体部
191は、接点部192を終端部193に連結し、接点部192も折り曲げられ
、対応する開口176からコネクタハウジング171内に突出する。これらの開
口及び端子の接点部は。図9Cに示すように。コネクタの基部172の下側面に
露出され、コネクタハウジング171の前面に示された端子の先端部のキャビテ
ィ175に整列されている。
【0048】 雄型コネクタ170の接地された信号端子180、190(他の端子と同様に
)は、雌型コネクタ110に雄型コネクタ170が係合するときに、それらが雄
型コネクタのハウジング181の中央に向かって偏向されるので「可動」接点と
考えられる。接地された信号端子140,141,150(他の端子と同様に)
は、二つのコネクタが接離されるときに移動しないので、「固定」端子と考えら
れる。図9A及び9Bの概略図において、実線の長方形は、上記の「可動」端子
を示しており、隣接する破線の長方形は、上記の「固定」端子を示している。こ
れらの図面は、図5A及び5Bに沿って示されており、差動信号導線TPA+、
TPA−とそれらに連関する接地端子TPA(G)による三角形状の関係が示さ
れている。こうした端子のそれぞれは、図9Bの点線Rにより示す隣接した端子
を連結するよう想像線を引いたときに形成される三角形の頂点を規定している。
この説明において及び本発明の実施において、接地端子は、仮想的な三角形の頂
点又は「先端」であると考えられる。
【0049】 基板側コネクタ及びその信号端子及び接地端子140,140’、141,1
41”及び150,150’び関して上記に説明したものと同様の要領で、ケー
ブル側コネクタ170の端子180,190も、それらの形状及び上記の三角形
状の関係によって、所望のインピーダンスを与えるように構成される。
【0050】 図10A及び10Bに示すように、接地及び信号端子180,190のそれぞ
れは、対向する基板のコネクタ110の接地及び信号端子150,140の対向
する接点部153,143に係合する接点部182,192を有している。図9
Cに示すように、これらのケーブル側コネクタの乱視の接点部182,192は
、基板側コネクタ110の端子の接点部153,143の対応する長さとほぼ等
しい長さを有している。当然のことながら、二つのコネクタ110,170が相
互に係合するので、ケーブル側コネクタの端子の接点部182の幅及び表面積を
増加させる必要がなく、基板側コネクタの接点部153,143のジオメトリは
、接合するコネクタ及び図13の領域IIIに生じる接合の結果として形成する
インピーダンスによって左右される。
【0051】 この所望のインピーダンス及び電気特性を保持するために、図10A及び10
Bに示し上記に説明したように、接地端子180の相互連結用本体部181は、
二つの信号端子の相互連結用本体部191の一方又は双方よりも大きく、好まし
くは幅広となっている。この幅の増加によって、その部分、即ちコネクタの本体
部における接地端子の表面積を増加させ、接地端子180及び二つの関連する信
号端子190間の容量結合を増加させる。
【0052】 図9Cに示すように、これらの端子180,190も、それらの接点部182
,192に沿って、それらの本体部181,191に沿って離間しており、図9
A及び9Bの実線の長方形に示されるように、ケーブル側コネクタの接地端子1
80と三角形状の関係に配置され、三角形状の頂点に位置する。この三角形状の
関係が、インターフェースを通してのコネクタシステムの電気的バランスを連続
して維持する。この実施例による本発明の好適な実施において、接地端子の本体
部181の幅は、好ましくは、対応する単一の信号端子の本体部191の幅の2
倍である。図10Bにおける信号端子190の本体部191は、後部において幾
分わずかに三角形状を有するものとして示されている。この特定の部分は、成形
後のコネクタハウジング171に端子190を保持するために、コネクタハウジ
ング171との係合ポイントを設定するように機能する。端子のジオメトリにお
ける相違によって、基板側コネクタの幅と表面積の関係は、ケーブル側コネクタ
105においても同様に維持される。
【0053】 ケーブル側コネクタの端子180,190の終端部分の寸法及び形状は、ケー
ブル105及びケーブル側コネクタ104の双方において有利な電気的な関係を
維持するばかりではなく、コネクタの終端部にケーブル105の概略のジオメト
リを維持し、こうしたコネクタ104に対するケーブル105の終端を容易にす
るように構成されている。
【0054】 基板側コネクタの接地端子及び信号端子間の間隔を調整することによって、系
、特に基板側コネクタのインピーダンスが変化され又は「調整」される。容量結
合は、コネクタの信号端子及び接地端子間に生じるので、これが行われる。端子
間の間隔は、系のインピーダンスに影響する。この関係は、図16に最も良く示
されており、系の二つの連関した信号端子S及びSが位置する基準線からの
接地端子Gの距離の関数としてインピーダンスが図示される系によって得られる
と予測されるインピーダンスのプロフィールを示している。第一のこうしたプロ
ットは、実線によって示され、図16の左側に「1」で示されている。このプロ
ットにおいて、接地端子Gは、コネクタ内の従来の信号列の配置に見られる二つ
の関連する信号端子S及びSと同一のレベルである。
【0055】 図16の第二のプロットの交点は、「2」で示され、破線によって示されてお
り、二つの信号端子S及びSが共有する初期レベルから接地端子Gが上方に
変位した場合に生じると予測されるインピーダンス値を示している。このプロッ
トにおいて、二つのピークは、その間を連結する落ち込みと同様に減少する。接
地端子Gは、図16に「3」で示す好適な距離に移動される。このプロットにお
いて、ふたつのピークが実質的に平坦化されとその間の落ち込むが上昇して、イ
ンピーダンスカーブ全体が平滑化され、尖鋭で急激な山と谷が減少される。
【0056】 図16に「2」によって示された最適な分離状態において、三つの信号端子及
び接地端子の三角形状の関係は、正三角形に近似し、「2」で示す中程度の分離
状態は二等辺三角形に近似している。他の三角形状の関係も使用可能である。
【0057】 他のこうした関係は、図17A乃至17Cに示されている。図17Aには、一
つの接地端子150と二つの信号端子140,141を含む端子の三角形状の配
置が示されているが、信号端子は、平坦で長方形の端子に対向する導線又は他の
円形形状となっている。この配置において、端子を通る想像線(破線で示す)は
、仮想的な三角形を規定している。
【0058】 同様に、想像線は、端子を通って描かれるが、略不等辺三角形を規定している
。図17Cの信号端子140,141は、向きが相互に異なっており、接地端子
150が配置される面PLと同様に異なる水平面PL及びPLに位置して
いる。このタイプの端子の向きにおいて、コネクタハウジングの構造は、信号端
子が支持される二つの異なる列を規定するように変更される。こうした構造によ
り、二つの信号間のレベルの違いによって、端子のレベル差を使用したコネクタ
のための「キーイング」構成を含むことを可能としている。
【0059】 これらの図は、本発明のコネクタが取りうる多くの別個の三角形状を単に例示
していることが理解される。
【0060】 接地端子及び信号端子の幅は、結合に影響し、系のインピーダンスは、端子の
寸法の関数である端子の抵抗をも含んでいる。図5Bに前述したように、接地端
子150の接点部153は、二つの連関する信号端子140,141の接点部1
43に比較して大きな幅又は表面積を有している。接地端子の幅は、他の部分に
おいても増加している。
【0061】 図14について説明すれば、本発明による基板側コネクタの後端は、全体が8
00で示されている。コネクタ800は、外側シェル又は外壁801を有してお
り、この外側シェル又は外壁を通して一連の導電性端子が延びている。本実施例
においては、「三角形」の二組が示されており、トリプレットのそれぞれは接地
端子802及び二つの関連した信号端子810,811を含んでいる。電源端子
や状態端子820,821等の他の端子をも含むことが出来る。これらの端子は
全て、後端部よりコネクタ内に挿入され、コネクタを形成するためにこれらの端
子の回りに適当な絶縁性材料がモールドされる。
【0062】 図14に示す接地端子は、端子本体又は遷移部805から片持梁状に延びる接
点又は接合部804を有しており、遷移部805は、実装部に衝合するまで延び
ている。実装部は、上記に説明したように表面実装部807又は貫通孔実装部8
06である。このタイプのコネクタ構造において、コネクタ800における接地
端子の幅は、接地端子802の大きな表面積を与えるように増加し、二つの連関
する信号端子810、811と同様に存在する。
【0063】 図15は、表面実装の用途の図14のコネクタを示すとともに、幅を増加され
た接地端子802の本体又は遷移部が信号端子の本体又は遷移部を整列されて、
コネクタ800の全体のサイズ及び「足跡(footprint)」を不等に増加させない
ようにしている。
【0064】 本発明の好適実施例を図示し説明したが、特許請求の範囲に記載した本発明の
要旨を逸脱することなく変更、変形をなし得ることは、当業者によって明らかで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明が用いられる「内部」接続環境を示す電子装置の回路基板に搭載された
本発明のケーブル側コネクタ装置の側面図である。
【図1B】 本発明が用いられる「外部」接続環境を示し、装置の外部に延びる電子装置の
回路基板に搭載された本発明のケーブル側コネクタ装置の側面図である。
【図2】 プリント回路基板に実装するのに適し、電子装置の内部又は外部に開口する本
発明の原理に従って構成されたソケット接続形状のケーブル側コネクタの分解図
である。
【図3】 雌型コネクタ及び図2のコネクタの内側シールドを示す斜視図である。
【図4】 図2の雌型コネクタに係合するために、ケーブルに終端された雄型コネクタを
備えるケーブルの斜視図である。
【図4A】 端子構造及びその配置をより良く示すためにコネクタのカバーの一部を切り欠
いて示す図4の雄型コネクタの拡大図である。
【図5A】 三つの端子郡の「トリプレット」配置であり、図2のコネクタに用いられる二
つの信号端子と一つの接地端子の相対寸法及び配置を示す拡大詳細図である。
【図5B】 図2のコネクタに用いる端子のトリプレットの他のタイプを示す拡大詳細図で
ある。
【図6】 図3の雌型コネクタの内側絶縁性本体のみを示す、図3の6−6線に沿った端
面図である。
【図7】 雌型コネクタの本体及び二つの端子列の分離状態を示す図3の7−7線断面図
である。
【図8A】 図2−3、6−7も示す雌型コネクタにおいて用いられる接地端子の斜視図で
ある。
【図8B】 図2−3、6−7も示す雌型コネクタにおいて用いられる信号端子の斜視図で
ある。
【図9A】 種々の端子の相互の配置を示し、二つの状態情報端子を示す図2−4、6−7
のコネクタの概略端面図である。
【図9B】 端子の配置及び確認を示し、一つの状態情報端子の使用を示す図12−14及
び17のコネクタを示す概略端面図である。
【図9C】 相互に予備係合された状態で示す雄型及び雌型の二つのコネクタの横断面図で
ある。
【図10A】 図4、12−14に示す本発明の雄型コネクタの用いる接地端子の斜視図であ
る。
【図10B】 図4、12−14に示す本発明の雄型コネクタの用いる信号端子の斜視図であ
る。
【図11】 高速ケーブルの接続を通して生じる一般的なインピーダンスの不連続及び本発
明のコネクタによるこの不連続の減少を示すグラフである。
【図12】 本発明の原理による複数のトリプレット端子配置を含むマルチソケット型のコ
ネクタを示す斜視図である。
【図13】 ケーブル側及び基板側のコネクタ間のコネクタのインターフェース部の概略図
である。
【図14】 回路基板から接合する接点部に延びる端子の配置を示し、本発明の原理によっ
て構成された他の基板側コネクタの後端から見た線図である。
【図15】 誘電性インサート部にモールドする以前にシールド部材内に配置された端子を
示す図14のコネクタを示す斜視図である。
【図16】 どのように系の接地端子が、二つの連関する信号端子と同一のレベルから変位
するのかを示す図13の領域Iから領域IVに亘って生じると予測されるインピ
ーダンスのプロフィルを示す線図である。
【図17A】 連関する接地及び信号端子の「トリプレット」の他の三角形状の配置を示す概
略断面図である。
【図17B】 略直角三角形状の本発明による三つの端子の三角形状の配置を示す他の概略断
面図である。
【図17C】 略不等辺三角形で三つの端子の全てがそれぞれ異なる面に位置する三角形状の
端子の配置を示す他の概略断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月14日(2001.7.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】 雄型コネクタ170の接地及び信号端子180、190(他の端子と同様に)
は、雌型コネクタ110に雄型コネクタ170が係合するときに、それらが雄型
コネクタのハウジング181の中央に向かって偏向されるので「可動」接点と考
えられる。接地及び信号端子140,141,150(他の端子と同様に)は、
二つのコネクタが接離されるときに移動しないので、「固定」端子と考えられる
。図9A及び9Bの概略図において、実線の長方形は、上記の「可動」端子を示
しており、隣接する破線の長方形は、上記の「固定」端子を示している。これら
の図面は、図5A及び5Bに沿って示されており、差動信号導線TPA+、TP
A−とそれらに連関する接地端子TPA(G)による三角形状の関係が示されて
いる。こうした端子のそれぞれは、図9Bの点線Rにより示す隣接した端子を連
結するよう想像線を引いたときに形成される三角形の頂点を規定している。この
説明において及び本発明の実施において、接地端子は、仮想的な三角形の頂点又
は「先端」であると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ダニエル エル ダウィッドクジック アメリカ合衆国 イリノイ州 ライル ユ ニット エイ イースト レイク ドライ ブ 5538 (72)発明者 ジョン イー ロパタ アメリカ合衆国 イリノイ州 ナパービル ヘムロック レーン 325 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA14 FB02 FB10 FB17 FC23 LA06 LA09 MA02

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも差動対の信号線と該信号線に連関された接地を含
    むケーブルに終端された相手方コネクタと回路基板間を接続するコネクタであっ
    て、 電気的に絶縁性材料で形成されたハウジングと、前記ハウジング内に配置され
    た三つの導電性端子のトリアッドとを有し、該トリアッドが一つの接地端子と前
    記接地端子の連関された二つの差動信号端子を含んでおり、 前記接地端子及び信号端子のそれぞれは、前記相手方コネクタの対応する対向
    端子に接合する接点部と、前記端子を前記回路基板の連関する回路に愁嘆する実
    装部と、前記接点部と実装部間を相互連結する遷移部とを含み、前記接地及び信
    号端子の接点部はハウジング内に侵入し少なくともその一部がそれによって支持
    されており、 前記接地端子は前記実装部及び前記遷移部の一部に沿って二つの信号端子間に
    延び、前記接地端子の接点部と前記信号端子の接点部がハウジング内において離
    間しており、ハウジング内において三角形状の姿勢で延びていることを特徴とす
    るコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記接地端子及び信号端子は、前記接地及び信号端子を仮想
    線で連結したときに仮想的な三角形状の頂点を規定する請求項1に記載のコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記接地及び信号端子の実装部は、貫通孔実装脚を含み、前
    記接地及び信号端子の実装及び遷移部は共通面に配置される請求項1に記載のコ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】 前記接地及び信号端子の接点部は、第一及び第二の面に延び
    ており、前記接地及び信号端子の遷移部は、第一及び第二の面と交差する共通面
    に配置される請求項1に記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記接地及び信号端子の実装部は、表面実装脚を含み、ほぼ
    前記共通面に交差する第四の面に延びる請求項4に記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 第一及び第二の面は、相互に略平行であり、前記第一の面は
    、前記第二の面の上方に延びている請求項4に記載のコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記接地及び信号端子の実装部は、第四の面に配置され、前
    記接地及び信号端子の遷移部が位置する前記共通面が前記第一、第二及び第四の
    面に交差する請求項4に記載のコネクタ。
  8. 【請求項8】 前記接地及び信号端子の接点部は、接地及び信号端子の各遷
    移部から片持梁状に延びている請求項1に記載のコネクタ。
  9. 【請求項9】 前記接地端子の遷移部は、第一の予め選択された幅を有し、
    前記接地端子の接点部は、前記第一の予め選択された幅よりも幅広の第二に予め
    選択された幅を有している請求項1に記載のコネクタ。
  10. 【請求項10】 前記接地端子の接点部の第二の予め選択された幅は、信号
    端子の一つの接点部の対応する幅に比べて幅広である請求項9に記載のコネクタ
  11. 【請求項11】 前記接地端子の接点部の予め選択された幅は、前記二つの
    信号端子の接点部の対応する幅の和よりも大きい請求項10に記載のコネクタ。
  12. 【請求項12】 前記接地端子の接点部は、前記接地端子の接点部が前記信
    号端子の接点部の一部とオーバーラップするのに十分な幅を有している請求項1
    に記載のコネクタ。
  13. 【請求項13】 前記接地端子の接点部は、前記信号端子の接点部の表面積
    よりも大きな表面積を有している請求項1に記載のコネクタ。
  14. 【請求項14】 少なくとも一つの差動対の導線と、該差動対の導線に連関
    された接地を備えたケーブル側コネクタと回路基板間を接続するコネクタであっ
    て、 電気的に絶縁性のハウジングと、ハウジング内に配置される少なくとも三つの
    導電性端子とで構成され、前記端子の一つは前記ケーブル側コネクタの対応する
    接地端子に接合する接地端子であり、前記端子の残りの二つは前記ケーブル側コ
    ネクタの対応する差動信号端子に接合する差動信号端子であり、前記三つの端子
    のそれぞれが前記回路基板に実装するためのテール部と、前記ハウジングに支持
    された接点部と、前記テール部と接点部を相互連結する遷移部を含んでおり、 前記信号及び接地端子は、それらのテール部及び遷移部に沿った第一の予め選
    択された方向及びそれらの接点部に沿った第二の予め選択された方向に配置され
    て、前記第一の予め選択された方向において、前記接地端子は、前記二つの信号
    端子の間に配置され、前記第二の予め選択された方向において、前記接地端子は
    前記二つの信号端子から離間しており、前記接地及び信号端子の接点部は、仮想
    的な三角形の頂点に配置されることを特徴とするコネクタ。
  15. 【請求項15】 前記第一の予め選択された方向において、前記接地及び信
    号端子の実装及び遷移部は一直線上に配置される請求項14に記載のコネクタ。
  16. 【請求項16】 前記接地端子は、その長さ方向に変化する幅を有し、前記
    接地端子の接点部における幅は、前記接地端子の遷移部における幅よりも大きく
    なっている請求項14に記載のコネクタ。
  17. 【請求項17】 前記ハウジングは、第一及び第二のリーフ部を有しており
    、前記接地端子の接点部は前記ハウジングの第一のリーフ部に配置され、前記信
    号端子の接点部は、前記ハウジングの第二のリーフ部に配置される請求項14に
    記載のコネクタ。
  18. 【請求項18】 前記ハウジングは、付加的な差動対の導線に連関する三つ
    の追加の端子を含み、三つの追加の端子は、追加の接地端子と二つの追加の信号
    端子を含んでおり、前記追加の接地端子の接点部は、前記ハウジングの追加の信
    号端子の接点部と離間しており、前記追加の接地及び信号端子の接点部が追加の
    仮想的三角形の頂点に配置されるように配置される請求項17に記載のコネクタ
  19. 【請求項19】 前記接地端子及び追加の接地端子は、それぞれ仮想的な三
    角形及び追加の仮想的三角形の頂点に配置される請求項18に記載のコネクタ。
  20. 【請求項20】 前記信号端子の接点部は、第一の共通面に位置し、前記接
    地端子の接点部は第二の面に位置する請求項14に記載のコネクタ。
  21. 【請求項21】 第一及び第二の電子構成部材間を接続するとともに、前記
    構成部材のそれぞれが少なくとも一つの差動対の信号回路と連関する接地回路を
    含んでいるI/Oコネクタ装置であって、該コネクタ装置は、 第一及び第二のコネクタを有しており、第一及び第二のコネクタのそれぞれは
    、第一及び第二のコネクタハウジングを有しており、各第一及び第二のコネクタ
    ハウジングは、対向する接合及び終端面を有しており、前記第一のコネクタは、
    終端面において前記第一の電子構成部材に終端し、前記第二おコネクタは、終端
    面において第二の電子構成部材に終端し、前記第一及び第二のコネクタは、前記
    第一及び第二の電子構成部材間を接続するために接合面において係合可能であり
    、前記第一及び第二のコネクタは、前記第一及び第二のコネクタが相互に係合さ
    れたときに、相互に係合するそれぞれ第一の対の信号用導電性端子を含み、前記
    第一及び第二のコネクタは、前記第一の対の信号端子の各一つに連関する各接地
    端子を含んでおり、各接地端子は、前記第一及び第二のコネクタが相互に係合し
    ているときに、相互に係合し、 前記第一のコネクタの前記接地及び信号端子のそれぞれは、平坦な接点ブレー
    ド部、実装部及び前記接点ブレード及び本体部を相互結合する本体部を有してお
    り、前記接地及び信号端子の接点ブレード部は、相互に離間しており、第一及び
    第二の異なる面に延びており、前記接地及び信号端子の本体部は、前記第一及び
    第二の面に交差する第三の面に延びており、接地及び信号端子の接点部及び本体
    部は、角度をなして延びているコネクタ装置。
  22. 【請求項22】 前記第一のコネクタハウジングは、前記第一のコネクタハ
    ウジングから延びる第一及び第二のリーフ部を有しており、前記第一のリーフ部
    は、前記信号端子の接点ブレード部を支持しており、前記第二のリーフ部は、前
    記接地端子の接点ブレード部を支持している請求項21に記載のコネクタ装置。
  23. 【請求項23】 前記第一及び第二のリーフ部のそれぞれは、前記接地及び
    信号端子を収容するスロットを含んでいる請求項22に記載のコネクタ装置。
  24. 【請求項24】 第一のリーフ部は、前記信号端子の接点ブレード部間に形
    成した少なくとも一つのチャンネルを有している請求項23に記載のコネクタ装
    置。
  25. 【請求項25】 前記第一及び第二のリーフ部は、相互に離間している請求
    項22に記載のコネクタ装置。
  26. 【請求項26】 前記第二のコネクタハウジングは、プラグ部を有しており
    、前記第二のコネクタの信号端子は、前記プラグ部の第一の側に位置し、前記第
    二のコネクタの接地端子は、前記プラグ部の第二の側に沿って位置し、前記第一
    及び第二のコネクタが係合するときに、前記第二のコネクタの信号及び接地端子
    のそれぞれは前記第一のコネクタの第一及び第二のリーフ部に対向する請求項2
    2に記載のコネクタ装置。
  27. 【請求項27】 前記第一のコネクタの接地端子は、前記第一のコネクタの
    信号端子からエアギャップにより離間されている請求項21に記載のコネクタ装
    置。
  28. 【請求項28】 前記第一及び第二の面は、第一のコネクタの接地端子の接
    点ブレードは前記第一のコネクタの信号端子の接点ブレード部から離間しており
    、前記第一のコネクタの接地端子の本体部は、前記第一のコネクタの信号端子の
    本体部間に配置される平行な面である請求項21に記載のコネクタ装置。
  29. 【請求項29】 前記第一のコネクタの接地及び信号端子の接点ブレード部
    は、前記第一のコネクタの接地及び信号端子の本体部に対して片持ち支持されて
    いる請求項21に記載のコネクタ装置。
  30. 【請求項30】 少なくとも一つの差動対の導線と、該差動対の導線に連関
    された接地を備えたケーブルが愁嘆された相手方コネクタと回路基板間を接続す
    るI/Oコネクタであって、該コネクタは、 電気的に絶縁性材料によって形成されたハウジングと、前記ハウジングによっ
    て支持された導電性端子のトリプレットで構成され、前記トリプレットは、二つ
    の信号端子と一つの接地端子の明瞭な配置を含み、 前記トリプレットのそれぞれは、前記相手方コネクタの対応する対向端子に接
    合する接点部と、前記端子と前記回路基板上の連関する回路間を接続する接続部
    と、前記接点部と前記接続部を相互接続する中間本体部で構成され、前記トリプ
    レットの端子の接点部及び前記本体部は、相互に角度をなしており、 前記トリプレットの二つの信号端子の前記接点部は相互に離間しており、前記
    コネクタハウジングに沿って並列に配置されており、前記トリプレットの接地端
    子の本体部は、前記トリプレットの二つの信号端子の本体部から離間し、ほぼこ
    れらの間に位置し、前記トリプレットの接地端子の接点部は、前記トリプレット
    の信号端子の接点部から離間し、前記ハウジングに延びる前記トリプレットの接
    地及び信号端子間で三角形状を規定することを特徴とするI/Oコネクタ。
  31. 【請求項31】 少なくとも一つの差動対の導線と、該差動対の導線に連関
    された接地を備えたケーブル側のコネクタと回路基板であり、ケーブル側コネク
    タは、接地及び差動対の導線から延びる少なくとも一つの接地端子と二つの信号
    端子を有するコネクタであって、該コネクタは、 電気的に絶縁性ハウジングと、該ハウジング内に配置される少なくとも三つの
    導電性端子で構成され、前記端子の一つは、前記ケーブル側コネクタの接地端子
    に接合する接地端子であり、残りの二つが前記ケーブル側コネクタの差動信号端
    子に接合する差動信号端子であり、前記三つの端子のそれぞれは、前記回路基板
    に実装される実装部と、ハウジングに沿って支持される接点部と、前記実装部と
    接点部を相互接続する遷移部を有しており、 前記信号及び接地端子は、それらの実装及び遷移部に沿って第一の予め選択さ
    れた方向及びそれらの接点部に沿って延びる第二の予め選択された方向に配置さ
    れ、前記第一の予め選択された方向において、前記接地端子は、前記二つの信号
    端子から離間され、前記接地及び信号端子の接点部が仮想的な三角形の頂点に真
    位置されることを特徴とするI/Oコネクタ。
  32. 【請求項32】 前記接地端子が、その接点部を通して長方形の横断面を有
    し、前記信号端子は、その接点部を通して円形の横断面を有している請求項31
    に記載のコネクタ。
  33. 【請求項33】 相手方コネクタと回路基板間を接続し、相手方コネクタは
    一つの差動対の信号導線と前記信号導線に連関する接地を有するケーブルに終端
    されでおり、前記コネクタは、 電気的に絶縁性材料で形成されたハウジングと、前記ハウジング内に配置され
    た導電性端子のトリアッドで構成され、前記トリアッドは、一つの接地端子と前
    記接地端子に連関した二つの差動信号端子を含み、 前記接地及び信号端子のそれぞれは、前記相手方コネクタの対応する対向する
    端子に接合する接点部と、前記回路基板上の連関する回路に終端された実装部と
    、前記接点部と前記実装部を相互連結する遷移部を有しており、前記接地及び信
    号端子の接点部は、前記ハウジング内に侵入し、少なくとも一部がハウジングに
    支持されており、 前記接地端子は、前記実装部における第一の予め選択された幅から前記第一の
    予め選択された幅よりも大きい、前記遷移部の第二の予め選択された幅まで増加
    することを特徴とするコネクタ。
  34. 【請求項34】 前記接地端子は、前記実装部及び前記遷移部に沿った二つ
    の信号端子間に延び、前記接地端子の接点部と前記信号端子の接点部は、前記ハ
    ウジング内において相互に離間しており宇、前記ハウジング内において三角形状
    に延びる請求項33に記載のコネクタ。
  35. 【請求項35】 前記接地及び信号端子は、三つの仮想線を前記接地及び信
    号端子を相互に結ぶように引いたときに、仮想的三角形の頂点を規定する請求項
    34に記載のコネクタ。
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