JP2003505484A - パーソナルケア物品 - Google Patents

パーソナルケア物品

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JP2003505484A
JP2003505484A JP2001513284A JP2001513284A JP2003505484A JP 2003505484 A JP2003505484 A JP 2003505484A JP 2001513284 A JP2001513284 A JP 2001513284A JP 2001513284 A JP2001513284 A JP 2001513284A JP 2003505484 A JP2003505484 A JP 2003505484A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、合成繊維を含んでいる、非研磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでいるクレンジング及び/又は治療的処置に適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品に関し、そしてその際上記詰綿層は、本発明のパーソナルケア物品の有効性全体に貢献すると考えられる多数の物理的特性を示す。この詰綿の物理的特性には、7cmH2Oで少なくとも0.2g/秒の泡透過性、約4cmH2O未満の泡透過性臨界圧力、少なくとも900立方フィート/分/平方フィートの空気透過性、約25%から約60%までの圧縮弛緩ヒステリシス値、及び約15より大きい摩耗値が含まれる。これらの物品はパーソナルクレンジング適用、即ち皮膚及び毛髪に対して特に有用であることが見い出されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、皮膚、毛髪、及び下記の処置を必要としている他の任意の部位をク
レンジングしそして/又は治療的に処置するのに適している使い捨てパーソナル
ケア物品に関する。これらの物品は、合成繊維を含んでいる、非研磨性で、ふか
ふかした(lofty)、低密度の詰綿層(batting layer)を含んでいる水不溶性基
材を含んでおり、その際上記詰綿層は個々にか又は組み合わせて、7cmH2
で少なくとも0.2g/秒の泡透過性、約4cmH2O未満の泡透過性臨界圧力
、少なくとも900立方フィート/分/平方フィートの空気透過性、約5%〜約
60%の圧縮弛緩ヒステリシス値及び約15より大きい摩耗値を示す。消費者は
これらの物品を水で濡らし、そしてクレンジングしそして/又は治療的に処置す
べき領域をこすって使用する。 発明はまた、本発明の物品を用いて、皮膚又は毛髪をクレンジングする及び/
又はコンディショニングする方法も包含する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
パーソナルケア製品、特にクレンジング及びコンディショニング製品は、従来
、固形石鹸、クリーム、ローション及びジェル等の、多様な形態で販売されてい
る。代表的には、これらの製品は、消費者に許容されるように多くの基準を満た
すよう企画されている。このような基準には、クレンジング効果、皮膚感触、皮
膚、毛髪及び眼粘膜に対する穏和性、及び泡立ち容量などが包含される。理想的
な身体用洗浄剤は、穏かに皮膚又は毛髪を洗浄すべきであり、刺激がないか、又
はほとんど刺激を起こさず、且つ、頻繁に使用したとき、皮膚又は毛髪にひどく
蓄積すべきではなく、過度に乾燥させるべきではない。
【0003】 また、使い捨て製品がこのようなクレンジング及びコンディショニング効果を
もたらすことも極めて望ましい。使い捨て製品は、じゃまな瓶、棒状の塊、壷、
チューブ、及びクレンジング製品及び治療又は審美的利益を与えることができる
他の製品を含む他の形態の散乱物を持ち運んだり保管したりする必要がないので
、便利である。また、多数回の使用を意図したスポンジ、洗い布又はその他のク
レンジング用具のような用具は、繰り返し使用に関連して細菌を増殖させ、不快
な臭気を発生し、そして他の望ましくない特徴を発現するので、使い捨て製品は
、このようなクレンジング用具の使用のより衛生的な代替品でもある。
【0004】 本発明の物品は驚くべきことに、皮膚及び毛髪に有効なクレンジング性及び/
又は治療的利益を便利で安価且つ衛生的な方法で提供する。本発明は、独立した
用具(洗い布又はスポンジ等)洗浄剤及び治療効果のある製品を持ち運び、保管
し、又は使用する必要がないという利便性を提供する。これらの物品は、治療又
は審美的有益物質の適用に加えてクレンジングに有用な、単回の使い捨てパーソ
ナルケア物品又は多数回使い捨て物品のいずれかの形態であることから、使用に
便利である。更に、これらの物品は、多数回使用するために設計された別のクレ
ンジング用具の内部で又はその別のパーソナルケア用具と関連して使用するのに
好適である。この例では、本発明の物品は、容易に使い捨てできない独立したパ
ーソナルケア用具、例えば浴用タオル又は洗い布の内部に配置されるか、又はそ
のクレンジング用具に付帯している。更に、本発明の使い捨ての物品は、クレン
ジングされるべき及び/又は治療的に処置される(例えば、コンディショニング
される)べき表面上で物品を動かすのに好適なハンドル又はグリップに着脱可能
に取り付けられてもよい。
【0005】 好ましい態様において、本発明の物品はパーソナルケアの適用に好適であるが
、面又は領域が清浄及び/又は、例えばワックス、コンディショナー、UV保護
剤等の有益物質の適用を必要とする点では、自動車、海洋輸送具、家事、動物等
の手入れなど、多様な他の産業においても有用である可能性がある。
【0006】 本発明の好ましい実施態様では、物品はパーソナルケア適用に好適であり、皮
膚、毛髪、及びそのような処置が必要な同様のケラチン質表面を清浄し、及び/
又は治療的に処置するのに有用である。消費者はこれらの物品を水で濡らし、そ
して処置すべき領域をこすって使用する。この物品は、合成繊維を含んでおり、
多様な特定の物理的特性を示す非研磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿層を有
する水不溶性基材からなっている。理論によって限定されることはないが、上記
基材の詰綿層の物理的特性は起泡性を高め、そしてこれによって順次、クレンジ
ング及び剥離が高められ、そしてこの物品内に含有されていることができる治療
的又は審美的に有益な作用剤の送達や堆積が最適化されると考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明はクレンジングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品
に関しており、そしてこの物品は、合成繊維を含んでいる、非研磨性で、ふかふ
かした、低密度の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでおり、そしてその際
この詰綿層は7cmH2Oで少なくとも0.2g/秒の泡透過性を有している。 本発明はまた、クレンジングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケ
ア物品にも関しており、そしてこの物品は、合成繊維を含んでいる、非研磨性で
、ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでおり、そし
てその際この詰綿層は約4cmH2O未満の泡透過性臨界圧力を有している。 本発明はまた、クレンジングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケ
ア物品にも関しており、そしてこの物品は、合成繊維を含んでいる、非研磨性で
、ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでおり、そし
てその際この詰綿層は少なくとも約1,000立方フィート/分/平方フィート
の空気透過性を有している。
【0008】 更に、本発明はクレンジングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケ
ア物品に関しており、そしてこの物品は、合成繊維を含んでいる、非研磨性で、
ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでおり、そして
その際この詰綿層は約5%から約60%までの圧縮弛緩ヒステリシス値を有して
いる。 更に、本発明はクレンジングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケ
ア物品に関しており、そしてこの物品は、合成繊維を含んでいる、非研磨性で、
ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでおり、そして
その際この詰綿層は約15より大きい摩耗値を有している。
【0009】 本発明はまた、次の段階:a)上記物品を水で濡らし、そしてb)皮膚又は毛
髪をこれらの濡らした物品と接触させる段階を含んでいる皮膚や毛髪をクレンジ
ングしそして/又は治療的に処置する(例えば、コンディショニングする)方法
にも関する。 本明細書で用いられているパーセンテージや比率は特に記述がない限り、全て
質量によって表され、特に指定がない限り測定は全て25℃で行う。本発明は、
本明細書に記載されている必須の素材や成分に加えて任意の素材や成分を含んで
成り、それから成り、又はそれらから本質的に成ることができる。 発明の記載において、種々の実施態様及び/又は個々の特徴が開示される。技
能ある熟練者に明らかなように、このような実施例及び特徴の全ての組み合わせ
が可能であり、それらによって本発明を好ましく実施することができる。 特許、特許出願、及び出版物を含む、本明細書において引用した全ての文書は
、全て参照して本明細書に組み入れる。
【0010】
【発明の説明】
本明細書で用いられる場合、「使い捨て」は、限定した回数使用した後、好ま
しくは25回未満、更に好ましくは約10回未満、最も好ましくは約2回未満、
完全に使用した後、処分又は廃棄される物品を通常意味するよう使用する。 本明細書で用いられる場合、「実質的に乾燥」は、本発明の物品の保湿値が、
約0.95gms未満、好ましくは約0.75gms未満、更に好ましくは約0
.5gms未満、一層更に好ましくは約0.25gms未満、更になお好ましく
は約0.15gms未満、最も好ましくは約0.1gms未満であることを意味
する。保湿の定量は、以下に述べる。 本発明のパーソナルケア物品は、以下の必須成分を含む。
【0011】水不溶性基材 本発明の物品は水不溶性基材を含んでおり、そしてこの基材は更に、非研磨性
で、ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる。好ましくは、上記基材層は、
使用したとき、消費者の皮膚にソフトであり、しかも皮膚を活性化する。しかし
ながら、いずれにしても、上記詰綿層及び任意の追加的な層は各々、内面と外面
の両方を有しているものとして定義される。両方の場合において、層の内面は、
本発明の物品の内側又は最も内部の部分に面するものであり、一方、層の外面は
、物品の外側又は最も外部の部分に面するものである。一般的に、本発明の物品
の向きは、任意の追加的な層が本発明物品の、握るのに適している側面(即ち、
握り側面)により近く、一方詰綿層が、本発明物品の、クレンジングしそして/
又は治療的に処置すべき領域と接触する側面、例えば皮膚/部位接触側面により
近いように特定することができる。しかしながら、本発明物品の両側面は共に、
皮膚との接触に適している。
【0012】 理論によって制限されないが、水不溶性基材はクレンジング及び/又は治療処
置を強化する。上記基材は、本発明物品の握り側面が皮膚/部位接触側面と同一
又は異なる質感であるように、各側面で同一又は異なる質感を有していることが
できる。基材は、効果的に泡立て、剥離する道具として作用してもよい。皮膚又
は毛髪と物理的に接触することによって、基材は、汚れ、化粧品、垢及びその他
の残骸を清浄及び除去するのに有意に役立つ。好ましい実施態様では、しかしな
がら、基材は皮膚に対して削磨的又は研磨的ではない。
【0013】詰綿層(batting layer) 本発明の詰綿層はかさばっており、非研磨性であり、そして低密度である。本
明細書で使用するとき、「ふかふかした(lofty)」とは、その層が約0.00
005g/cm3から約0.1g/cm3まで、好ましくは約0.001g/cm3
ら約0.09g/cm3までの密度と5gms/平方インチで約0.04インチか
ら約2インチまでの厚さを有していることを意味する。更に、本明細書で使用す
るとき、「非研磨性」とは、以下に記載されている摩耗値方法論で定義されてい
るような、約15より大きい、好ましくは約30より大きい、更に好ましくは約
50より大きい、更に一層好ましくは約70より大きい、そして最も好ましくは
約80より大きい摩耗値を有していることを意味する。
【0014】 上記詰綿層は好ましくは合成材料を含んでいる。本明細書で使用するとき、「
合成」とは、これらの材料が主として種々の人造材料又は更に改変されている天
然材料から得られることを意味する。適当な合成材料にはアセテート繊維、アク
リル繊維、セルロースエステル繊維、アクリル系繊維、ポリアミド繊維、ポリエ
ステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維、
ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム及びこれらの組み合わせが含まれ
るが、これらに限定されない。好ましい合成材料、特に繊維はナイロン繊維、レ
ーヨン繊維、ポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維及びこれらの組み合わせか
らなる群から選択することができる。好ましいポリオレフィン繊維は、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリペンテン、並びにこれらの組み合わ
せ及びコポリマーから成る群より選択される繊維である。より好ましいポリオレ
フィン繊維は、ポリエチレン、ポリプロピレン、並びにこれらの組み合わせ及び
コポリマーから成る群より選択される繊維である。 好ましいポリエステル繊維は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、並びにこれら
の組み合わせ及びコポリマーから成る群より選択される繊維である。より好まし
いポリエステル繊維は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、並びにこれらの組み合わせ及びコポリマーから成る群より選択される繊維
である。
【0015】 最も好ましい合成繊維は、ポリエチレンテレフタレートホモポリマーを含んで
いる固体ステープルポリエステル繊維を含んでいる。適当な合成材料には固体の
単一成分(即ち、化学的に同種の)繊維、多組成繊維(即ち、各繊維は1つより
多くのタイプの材料で作られている)及び多成分繊維(即ち、より大きな繊維を
製造するために、撚り合わすかして2つ又はそれより多くの別個のフィラメント
タイプを含んでいる合成繊維)並びにこれらの組み合わせを含んでいることがで
きる。好ましい繊維には2成分繊維、多組成繊維及びこれらの組み合わせが含ま
れる。このような2成分繊維は、コア−シース配置又は並立配置を有していても
よい。いずれの例においても、詰綿層は、上記で掲載した材料を含む繊維の組合
せ又はそれ自体が上記で掲載した材料を含む繊維のいずれかを含んでもよい。
【0016】 コア−シース繊維には、好ましくはコアが、シース材料よりも少なくとも約1
0℃高いTgを有するポリエステル、ポリオレフィン、及びこれらの組み合わせ
より成る群から選択される材料を含んで成る。反対に2成分繊維のシースは、好
ましくは、コア材料よりも少なくとも約10℃低いTgを有するポリオレフィン
、コア材料よりも少なくとも約10℃低いTgを有するポリエステル、ポリオレ
フィン、及びこれらの組み合わせより成る群から選択される材料を含んで成る。 並立配置、コア−シース配置又は固体単一成分配置のいずれの場合においても
、詰綿層の繊維、特に2成分タイプの繊維は螺旋若しくは渦巻き又は襞付き配置
を示すことができる。 詰綿層はまた、天然繊維を含んでいることもできる。適当な天然繊維は以下の
不織層の項で記載する。
【0017】 更に、詰綿層の繊維は好ましくは約0.5ミクロンから約150ミクロンまで
の平均厚さを有している。更に好ましくは、上記繊維の平均厚さは約5ミクロン
から約75ミクロンまでである。更に一層好ましい実施態様では、上記繊維の平
均厚さは約8ミクロンから約40ミクロンまでである。更に、詰綿層の繊維は種
々の大きさであることができる、即ち、詰綿層の繊維は種々の平均厚さを有する
繊維を含んでいることができる。更に、上記繊維の横断面は球形、フラット、楕
円形、長円形であるか又はこれらと異なって形状化されていることができる。
【0018】 別の実施態様では、本発明の詰綿層は複合材料、即ち、単に物理的に重ね合わ
されているだけか、連続的(例えば、ラミネート化等)にか若しくは不連続パタ
ーンで一緒に結合されているか、又は層の外縁(又は周囲)及び/若しくは分離
部位での結合による、同一又は異なっている適当な材料の1つ又はそれより多く
の積重ね層を有する材料を含んでいることができる。例えば、本発明の詰綿層は
、繊維性不織物、スポンジ、フォーム、網状発泡体、重合性ネット、スクリム、
真空形成ラミネート、成形フィルム及び成形フィルム複合材料からなる群から選
択される複合材料を更に含んでいることができる。本発明の詰綿層は、少なくと
も1つの成形フィルムと少なくとも1つの不織物を含んでいる成形フィルム複合
材料を含んでおりそしてその際真空形成されていることが好ましい。好適な成形
フィルム複合材料としては、坪量が30gsmの梳いて毛羽立たせたポリプロピ
レンの不織物を成形フィルムと結合させることによって形成される真空積層複合
形成フィルム材料が挙げられるが、これらに限定されない。
【0019】 理論で制限されることはないが、上記詰綿層は、剥離特性が穏和であるため、
本発明のパーソナルケア物品の皮膚接触側面として特に有用である。更に、上記
詰綿層を構成する好ましい合成繊維は極めて疎水性であるので、水を本発明の物
品中に容易に流入させてクレンジング成分に到達させそして物品から容易に流出
させて瞬時に大量の泡を発生させ、そしてこれらの泡は使用中に漸減するがシャ
ワー又は入浴の間中依然として十分である。
【0020】詰綿層の特性 本発明の詰綿層は、その泡透過性及びこれに関連した泡透過性臨界圧力、空気
透過性、圧縮弛緩ヒステリシス値並びに摩耗値で特定される特定の物理的な特性
を示し、そしてこれらは各々、以下に記載されているようにして測定される。 本発明の物品は好ましくは7cmH2Oで少なくとも0.2g/秒、更に好ま
しくは7cmH2Oで少なくとも0.4g/秒、更に一層好ましくは7cmH2
で少なくとも0.6g/秒、そして最も好ましくは7cmH2Oで少なくとも0
.7g/秒の泡透過性を有する詰綿層を含んでいる。 本発明の物品は好ましくは約4cmH2O未満、更に好ましくは約3.5cm
2O未満、更に一層好ましくは約3cmH2O未満、そして最も好ましくは約2
.7cmH2O未満の泡透過性臨界圧力を有する詰綿層を含んでいる。 更に、本発明の物品の詰綿層は好ましくは約5%から約60%まで、更に好ま
しくは約5%から約40%まで、更に好ましくは約5%から約38%まで、更に
一層好ましくは約5%から約35%まで、そして最も好ましくは約5%から約3
3%までの圧縮弛緩ヒステリシス値を有している。 更に、本発明の物品の詰綿層は好ましくは約15より大きい、更に好ましくは
約30より大きい、更に一層好ましくは約50より大きい、更になお一層好まし
くは約70より大きい、そして最も好ましくは約80より大きい摩耗値を有して
いる。
【0021】泡透過性方法論 泡透過性は、泡が織物材料の厚さ中に浸透する速度を示す。 先ず、試験シリンダーを準備する。50mlのVWRブランド・コンビ−シリ
ンジ(Combi-Syringe)(リピーター(Repeater)(登録商標)ピペッター(Pip
ettor)用の)(又はその等価物)からスクリュートップとシリンジ部分を取り
出す。次に、カミソリ又は小さなつる鋸を使用して、錐体が開始する合わせ目で
上記のシリンジシリンダーを切断する。この切断表面は、この表面が水平になる
まで80グリットのサンドペーパーでサンドがけする。次に、基材試料をテフロ
ン(登録商標)シートの上に置く。次に、熱い接着剤のビーズを上記シリンジの 切断表面周囲長に置く。次に、この接着剤の付いたシリンジ表面を上記基材試料 の上に置く。上記シリンダーの頂部に1kgの重しを置いて直ちに、接着剤を3 0分間乾燥させる。30分後、上記の重しを取り除き、そして基材の縁がシリン ジシリンダーの側面と同一平面になるように、上記基材を切断する。
【0022】 次に、25mlの実験室等級のピンチコックビューレットを、サイドチューブ
をさかさまにして1000mlの目盛り付きシリンダー中に(その際、サイドチ
ューブは目盛り付きシリンダーの外側に残して)入れて試験装置を準備する。こ
の目盛り付きシリンダーに、水の高さが概ね350mmになるまで水を満たす。
次に、試験シリンダーのスクリュートップの末端を円形スタンドに固定する。次
に、3/8インチのIDナグレン(Naglene)LAB/FDA/USPVI等級
の1本のプレミア配管を空気供給源からT字管の一方の末端に連結し、そして同
時にもう1本の配管をT字管のもう一方の末端から上記ビューレットの滴定先端
に連結する。T字管の第3の末端は同様な配管を使用して止栓に連結する。次に
、この止栓を、1本のゴム配管を使用して試験シリンダーのスクリュートップに
連結する。
【0023】 上記設備が気密になるように各々を適切に密閉すると直ちに、1:3のALS
:AE3Sの6%溶液(1:3のALSシマック(Simac)ストック#4520
1:AE3Sシマック(Simac)ストック#48411の20%溶液)約200
mlをエアスプレー(Airspray)(登録商標)ポンプ起泡器中に注ぐ(又はこの
起泡器を満たす程度に)。次に、このポンプ起泡器のノズルを下げそして放出さ
せて手動で泡を発生させる。このノズルから発生した泡は0.07±0.005
g/mlの特徴的な密度と最初の1分間で0.6±0.03の光学密度及び以下
で特定される0.52±0.03の光学密度のクリーム性を示す。次に、上記の
試験シリンダーを泡で満たし、そしてスクリュートップを試験シリンダーの上に
戻す。連結部を密閉するために、その後連結部をパラフィルムで包む。空気供給
が完全に止まったことを確かめた後、止栓を十分に開く。次に、基材が示す泡透
過性臨界圧力を、泡が正に基材に浸透し始めるまで、空気供給源を徐々に開けて
空気圧を徐々に高めて測定する。次に、止栓を完全に閉め、そして水圧(cm)
を、ビューレットと目盛り付きシリンダーの水の高さの差を測定して記録する。
この測定値は泡透過性臨界圧力を表す。次に、空気圧を7cmH2Oにセットす
る。 次に、試験シリンダーに、ポンプ起泡器で発生した新たな泡試料を再度負荷し
、そしてシリンダーと基材の総重量を記録する。次に、試験シリンダーを試験装
置に再度連結し、そしてパラフィルムでこの連結部の周囲を包んで気密シールを
確実にする。もう1度、止栓を十分に開きそして直ちにタイマーをスタートさせ
る。泡試料の50%が基材を通った後、止栓を完全に閉めそしてタイマーを停止
させる。次に、試験シリンダーを試験装置から取り外し、そしてまっすぐなエッ
ジを使用して過剰な泡を基材からこすり落とし、そしてシリンダーの重量を量る
。泡透過性は、基材を通った泡の重量を実験時間で割って計算し、g/秒で報告
する。
【0024】泡のクリーム性の測定 ラブスフェア(Labsphere)(登録商標)UV1000SUV透過度分析器を
RS232ポートを介してコンピューターにつなぎ、そしてこの分析器に関連し
たソフトウエアをインストールする。4mmの経路長(即ち、セルの深さ)を有
する幾つかの40mm×20mmガラスセルを作成しそして測定前にきれいにす
る。 フォームセルを準備して直ちに、コンピューターと分析器のスイッチを入れる
。フォーム又は泡はポンプ起泡器で発生させるか又は以下で考察する起泡性方法
の項で実施されるようにして発生させることができる。フォームは、実際の身体
洗浄状況下のような他の方法で発生させることができることに注意されたい。フ
ォーム又は泡をフォームセル上にサンプリングし、そして別のスライドでカバー
する。セル表面はKIMWIPE(ウィスコンシン州ニーナ(Neenah)のキンバ
リー−クラーク社(Kimberly-Clark, Corp.)から商業的に入手可能)を使用し
てきれいにする。UV1000Sの積分球を持ち上げて上記セルを試料ホルダー
上に置く。積分球をセルの上部表面から約1mm上の位置に戻す。 スキャニングが完了すると直ちに、各スキャンは*.uvtファイル中に、光
学密度をYスケールとして使用して保存すべきである。 上記手順を各試料について3回(n=3)繰り返して、ランダム誤差を減少さ
せる。次に、得られた3回のデータセットは、*.uvdファイルフォーマット
を使用してエクスポートする。次に、マイクロソフト・エクセル(MICROS
OFT EXCEL)ソフトウエアを使用して3つの*.uvdファイルを全て
読み取りそして1つのファイルに併合する。UV領域(210〜399nm)の
データポイントは全て削除する。 個々の試料各々について、各スキャンの平均光学密度を得るために約400n
mから約450nmまでの光学密度を平均する。クリーム性はUV1000Sの
光学密度を読み取ることによって表される。試料の最終的なクリーム性プロフィ
ールは3回の反復物の平均から得られ、そして標準偏差を計算する。
【0025】空気透過性方法論 空気透過性は特定の詰綿材料が発生させ得る泡の量を示すので、重要である。
空気透過性は、特定の詰綿材料が発生し得る泡の密度及び量に比例する。本発明
の空気透過性値はASTM方法−名称D737−96を使用して測定した。 次の構成部分を含んでいる空気透過性試験装置を得る: 1.38.3cm2±0.3%の円形試験領域をもたらす試験ヘッド;2±0
.3%; 2.種々の厚さの試験標本を少なくとも50±5Nの強度で、ひずみが無くそ
して試験標本の下からの縁の漏れを最小限にして、上記試験ヘッドに固定するク
ランピングシステム; 3.上記試験標本の上部及び下部の試験領域周囲の縁の漏れを最小限にするの
に適する手段(例えば、20mmの幅と3mmの厚さのリングを必要とする55
タイプAのデュロメーター硬度のポリクロロプレン(ネオプレン)を使用する)
; 4.定常空気流を試験領域から垂直方向に引き抜き、そして空気流速度を、試
験される基材の2つの表面間で好ましくは100から2500Paの間(H2
で10から250mmの間又は0.4から10インチの間)の圧力差をもたらす
ように調節する手段。(最小限でも、試験装置は標本を横切って125Pa(水
で12.7mm又は0.5インチ)の圧力低下をもたらさなければならない); 5.試験標本を横切る圧力低下をH2Oのパスカル(mm又はインチ)として
±2%の精度で測定するための、試験標本の下部の試験ヘッドに連結した圧力ゲ
ージ又はマノメーター;
【0026】 6.試験領域からの空気速度をcm3/s/cm2(立方フィート/分/平方フ
ィート)として±2%の精度で測定するための流量計、容量カウンター又は測定
口; 7.装置を確証するために、規定された試験圧力差での既知の空気透過性によ
る、目盛りプレート又は他の手段; 8.必要な結果を計算しそして表示する手段、例えば、スケール、デジタルデ
ィスプレイ及びコンピューター作動システム;並びに 9.試験装置のクランピング表面領域と少なくとも等しい寸法を有する基材標
本を切断するための切断ダイス型又は型板。 切断ダイス型を使用して、基材試料を適当な大きさ(クランピング表面の大き
さ)に切断する。次いで、これらの試料を、織物を予め調整する標準的な雰囲気
下で水分平衡を近似させることによって予め調整する。試料を予備調整すると直
ちに、織物を試験する標準的な雰囲気(これは21℃±1℃で65±2%の相対
湿度である)下で試験するために試料の水分を平衡化させる。1試料の自然状態
が変化するのを回避するために試験試料は注意して取り扱う。各試験試料を試験
装置の試験ヘッドに置き、そして製造者の操作指示書で特定されているようにし
て試験を行う。125Pa(H2Oで12.7m又は0.5インチ)の水圧差を
使用して試験を行う。個々の試験試料の結果を立方フィート/分/平方フィート
で記録する。これらの結果は試料の空気透過性を表す。
【0027】圧縮弛緩ヒステリシス方法論 圧縮弛緩ヒステリシス値は、特定の基材が圧縮下で示す「スプリンジネス」の
量を測定する。詰綿層のこの特性は、本発明の物品が使用中に(即ち、比較的大
量の水及び圧力に暴露されることによって)元の形態及び実体性を回復すること
が肝要であるので、重要である。 圧縮弛緩ヒステリシス値を測定する方法論は次の段階に関係している。先ず、
マーリン(Merlin)ソフトウエア(又はその等価物)を備えたインストロン・ミ
ニ・55・テンシル・テスター(Instron Mini 55 Tensile Tester)を入手す
る。試験すべき基材試料を2.5インチ×4インチに切断する。0.05Nから
5Nの間で3サイクルで、上記試料を圧縮しそして減圧するように上記インスト
ロン(Instron)テスターをセットする。それ故、0.05Nでゼロと読み取る
ように距離データを調節する。基材試料を、円形フッタープレート(1810m
m2の表面積を有している)を使用して、0.1mm/秒の一定速度で圧縮する
。5Nの強度が達成されると直ちに、フッタープレートの方向を逆にし、そして
基材試料を減圧する。この強度が0.05Nに下がったとき、フッタープレート
の方向を再度逆にし、そしてこの試料を再度圧縮する。3回の完全な圧縮/減圧
サイクルが生じるまで、このプロセスを繰り返す。 真ん中のサイクルを使用して、調整圧縮距離(mm)(強度が0.05Nであ
るサイクル開始時に圧縮距離がゼロになるように調整)の関数として強度(N)
をプロットする。同様に、真ん中のサイクルデータを使用して、圧縮及び減圧曲
線下の面積を計算する。次に、圧縮弛緩ヒステリシス値を圧縮曲線下の面積から
減圧曲線下の面積を引いて計算し、そしてこの結果を圧縮曲線下の面積で割りそ
して100を掛けて、パーセントで測定される圧縮弛緩ヒステリシス値を得る。
【0028】摩耗値方法論 摩耗値は本発明物品の詰綿層の「非研磨性」特性を示す。本発明の詰綿層は軽
度に剥落性であるが、皮膚に粗くはない。それ故、摩耗値測定は、機械的なデバ
イスを使用して試験表面に沿って基材をこすり、そしてその後試験表面上に生じ
たスクラッチマークを種々の分析技術を使用して試験する。 上記方法論には次の装置が必要である。 1. マーチンデール(Martindale)歯ブラシ摩損及び摩耗テスター:モデル
103、シリーズ番号103−1386/2以上。ジェームス・エイチ・ヒール
社(James H. Heal and Co. Ltd.)によって製造されたマーチンデール(Martin
dale)07−01−88。織物試験及びQC装置。フット面積:43×44mm
。1Kgの重し。 2.11×8cmのキャップ付きポリスチレン細片。白色の高衝撃性ポリスチ
レン、例えば、EMAモデルサプリーズ(Model Supplies)SS−20201L
上の透明な一般的目的用のポリスチレン層。 3. 試験すべき基材。 4. 光沢計、例えば、シーン・トリ−ミクログロース(Sheen Tri-Microglo
ss)20−60−85。
【0029】 引っ掻かれる側面からプラスチック保護被覆物を取り除きそしてエタノールで
すすいで(ティッシュは使用しない)、引っ掻き用ポリスチレン細片を準備する
。この細片を非摩耗表面に置き、そして細片を空気中で乾燥させる。次いで、上
記ポリスチレン細片を、縁に沿ってマーチンデール(Martindale)摩損テスター
の基部にテープで貼り付ける。この細片を、引っ掻きデバイスの通路下の中心に
一直線に置き、細片の長さを移動方向に向ける。2.5インチ×2.5インチの
基材試料を切り取る。この基材試料を、両面テープでマーチンデール(Martinda
le)摩損テスターの引っ掻きフットに貼り付け、基材のマシン方向を進行方向に
一直線に置く。この引っ掻きフットを付属のスクリューで器具内に確実に入れる
。1Kgの重しを上記の引っ掻きフットアッセンブリーの頂部に置き、そしてこ
の引っ掻きフットが1方向(前方と後方)にしか動かないことを確保する。マー
チンデール(Martindale)摩損テスター全体をセーフティスクリーンで覆う。こ
の機械を1分間で50サイクル実施するようにセットし、そして実行させる。(
周波数=0.833Hz)。この機械が停止すると直ちに、フッターアッセンブ
リーを取り外し、そしてポリスチレン細片を機械の基部から持ち上げる。このポ
リスチレンに、使用した基材を示すラベルを貼り、そしてプラスチックバッグに
貯蔵する。
【0030】 次に、これらの細片を分析する。細片を黒色の工作用紙背景上に置き、そして
少なくとも5個の同一基材試料を分析して再現性のある平均を得る。光沢計をポ
リスチレン細片のひっかき傷の付いた側面に対して直角に(光線が引っ掻き傷に
対して直角であるように)そして中心に置く。20°の角度を選択し、そして試
料を測定して摩耗値を得る。摩耗値が減少するにつれて、基材の引っ掻き又は研
磨特性は増大する。
【0031】飽和に対する表面の比の方法論 或る実施態様では、本発明の物品は治療的有益成分を含んでいる。このような
場合には、本発明物品は基材表面上に実質的に治療的有益成分を有している。「
基材表面上に実質的に」によって、表面対飽和の比が約1.25より大きい、好
ましくは約1.5より大きい、更に好ましくは約2.0より大きい、更に一層好
ましくは約2.25より大きい、そして最も好ましくは2.5より大きいことを
意味する。この表面対飽和の比は基材表面に対する有益作用剤の測定比である。
このような測定値は分析化学の分野の当業者には周知の減衰総反射率(ATR)
FT−IR分光法から得る。
【0032】 基材に対するコンディショニング剤の適用に関する従来の多数の方法では、本
発明の目的に好適ではない工程及び/又は産物のレオロジーが採用されている。
例えば、コンディショニング剤の液浴槽に基材織物を浸し、次いで絞りロールを
介して基材織物を圧搾する工程、いわゆる「浸液及び圧搾」処理は、基材全体を
介してコンディショニング剤を適用し、従って使用中に、組成物を布地から落し
てもう1つの表面に効果的に直接移動させる機会を提供しない。更に、本発明の
物品の多くは、基材へのコンディショニング剤の十分な負荷を使用して身体全体
への有効な利益を提供し、そしてこのためには通常、乾燥基材の重量に基づいて
約100〜200%の負荷率が必要である。このような高い装填レベルを使用す
る既知のパーソナルケア用具は、基材内部も含めて基材を介して均一に装填を配
分することによってこのような高い装填を生じることができる美的問題を扱うこ
とを本質的に回避している。出願人は、驚くべきことに、コンディショニング剤
の高い装填が物品の表面で維持されうること、従って有利なことに、本発明の組
成物により改善された審美性を送達しつつ、使用中に処置されるべき表面に基材
から有益物質を直接移動する機会が得られることが見い出された。
【0033】 測定値を得るための手順は以下のとおりである:装置の設定: バイオラッドFTS−7スペクトロメーター(マサチューセッツ州
、ケンブリッジにあるバイオラッドラボズのデジタル・ラボラトリー・ディビジ
ョンにより製造された)を用いて赤外線スペクトルを収集する。一般に、測定値
は、4cm-1解像度での100回のスキャンから成っている。収集光学は、CT
のフェアフィールドにあるグレースビィ・スペックアックにより製造されている
平板60degZnSeATR結晶から成っている。データを25℃で集め、そ
してニューハンプシャー州サーレム(Salem)所在のギャラクティック・インダ
ストリーズ社(Galactic Industries Corp.)によって販売されているグラムス
(Grams)386ソフトウエアを使用して分析する。測定前に、結晶を適当な溶
媒できれいにする。試料をATR結晶の上に置き、4キログラムの一定質量で支
える。
【0034】実験手順: (1)清浄な風乾したセルの照合(バックグランド)スペクトルを測定する。 (2)まず、有益物質が適用されていない基材、物品の外部表面を含む選択さ
れた基材を選択する。外部表面を結晶に向けてATR結晶の一番上に基材を置く
。まず、測定板の上で基材を平らに寝かす。次いで、4kgを載せる。次いでス
ペクトルを測定する(典型的には4cm-1解像にて100スキャン)。従って基
材だけの吸収を確認するので、基材は内部標準として作用する。基材の主要ピー
クと波数を確認する。 (3)有益物質が適用された基材について手順を反復する。以前観察された基
材のピークに相当しない;又は以前観察された機材のピークに相当してもよいが
、コンディショニング剤の存在により吸収に最大パーセントの増加を示す、いず
れかの観察された最高ピークである有益物質の主要ピークの高さを確認する。数
種の有益物質のピークの波数及び吸収を記録する。 (4)段階3で測定されたスペクトルから、段階2で測定された波長で生じて
いるが、段階3で選択された主要な有益作用剤ピークの1つに対応していない基
材ピークを選択する。選択された波長と段階3の吸光度スペクトルから得られる
吸光度を記録する。 (5)段階4で測定された基材のピーク高に対する段階3で測定された各有益
作用剤のピーク高の比を計算する。その群の最高数値はその物品の表面対飽和比
を表す。 以下に例をいくつか示す:
【0035】
【表1】
【0036】保湿測定法 上述のとおり、本発明の物品は、「実質的に乾燥」していると考えられる。本
明細書で用いられる場合、「実質的に乾燥」は、本発明の物品の保湿値が、約0
.95gms未満、好ましくは約0.75gms未満、更に好ましくは約0.5
gms未満、一層更に好ましくは約0.25gms未満、更になお好ましくは約
0.15gms未満、最も好ましくは約0.1gms未満であることを意味する
。保湿値は、ユーザーが本発明の物品に触れた際に知覚する、「濡れた」拭き取
り布の感触と反対の、乾燥した感触を表示する。 本物品及びその他の使い捨て基材を基にした製品の保湿値を定量するために、
以下の装置及び材料が必要である。
【0037】
【表2】
【0038】 次に、2枚のペーパータオルを別々に量り、各質量を記録する。1枚のペーパ
ータオルを平らな面(例えば、実験室のベンチ)上に置く。サンプルの物品を、
そのタオルの上に置く。もう一枚のタオルをサンプルの物品の上に置く。次に、
サンドイッチ上のサンプルの物品の上に、レキセイン、そして2000gのおも
りを置く。1分間待つ。1分後、おもり及びレキサインを除く。頂部及び底部の
ペーパータオルを量り、質量を記録する。 頂部及び底部の両方のペーパータオルについて、最終質量(1分後)から初め
のペーパータオル質量を引くことによって、保湿値を算出する。頂部及び底部の
ペーパータオルについて得られた質量差を足す。多数の物品について試験したと
仮定して、総質量差を平均して保湿値を得る。
【0039】多数の物品の態様 本発明の物品はまた、個々にか又は別の利益、例えば審美的、治療的、機能的
若しくは主要な物品では提供されないその他の利益を提供するのに適している追
加的な物品と一緒に包装し、そしてそれによってパーソナルケアキットを形成す
ることもできる。このパーソナルケアキットの追加的な物品は好ましくは、少な
くとも1つの層を含んでいる水不溶性基材と、この追加的な物品の基材上に配置
するか又は基材中に充満させた治療的有益成分を含んでいる。上記の追加的な物
品の有益成分は、コンディショニング剤、抗にきび活性物質、抗しわ活性物質、
抗菌活性物質、抗真菌活性物質、抗炎症活性物質、局所麻酔活性物質、人工日焼
け剤及び促進剤、日焼け止め活性物質、抗酸化剤、皮膚剥離剤並びにこれらの組
み合わせを含むが、これらに限定されない種々の作用剤を上記表面に沈着させる
ことによって治療的又は審美的な皮膚又は毛髪利益を提供するのに適している。 また、本発明の追加の物品は、治療的又は審美的利益に加えて、又はその利益
の代わりに、機能的利益も与える可能性がある。例えば、追加の物品は、シャワ
ー又は入浴行為の終了に際して、皮膚又は毛髪から水分を除去する一助として用
いるのに好適な乾燥用具として有用である可能性がある。
【0040】多数のチャンバーのある態様 本発明の物品はまた、1又はそれより多くのチャンバーを含む。このようなチ
ャンバー又はコンパートメントは、基材層が様々な箇所で互いに連結(例えば、
結合)し、囲まれた領域を規定することから得られる。これらのチャンバーは、
例えば界面活性剤含有クレンジング成分をコンディショニング剤から分離すると
いうような、例えば種々の物品成分を互いに分離するのに有用である。治療的又
は審美的又はクレンジング利益を与える、分離された物品成分は、チャンバーの
溶解、乳化、機械的移動、穴あけ、はじけ、破裂、圧搾、又はチャンバーの一部
を構成する基材層をはがし取る等の種々の方法によってチャンバーから放出され
得るが、放出方法はこれらに限定されない。
【0041】任意成分 本発明の物品は、本発明の利益を容認できないように変更しないという条件で
、所定の製品の種類に慣用的に使用されるような、種々のその他の成分を含有し
得る。これらの任意成分はヒトの皮膚及び毛髪への適用に好適であるべきで、即
ち、上記物品中に混合したときに、正しい医学的良識又は配合者の判断の範囲内
で過度の毒性、不和合性、不安定性、アレルギー反応などを示すことなく、ヒト
の皮膚に接触させて使用するのに好適であるべきである。CTFAコスメティッ
ク・イングレディエント・ハンドブック(CTFA Cosmetic Ingredient Handb
ook)、第2版(1992年)には、スキンケアに関連する業界で通常使用され
るさまざまな非限定的な化粧品及び医薬品の構成成分が記載されており、それら
は本発明の物品において使用するのに好適である。これら成分クラスの例には:
酵素、摩耗剤、皮膚剥離剤、吸収剤、審美的成分、例えば芳香剤、顔料、着色料
/着色剤、エッセンシャルオイル、皮膚知覚物質、収斂剤等(例えば、丁字油、
メントール、カンファー、ユーカリ油、オイゲノール、メンチルラクテート、ウ
ィッチヘーゼル蒸留物)、抗ニキビ剤(例えば、レゾルシノール、硫黄、サリチ
ル酸、エリスロマイシン、亜鉛等)、固化防止剤、泡止め剤、追加的な抗菌剤(
例えば、ヨードプロピルブチルカルバメート)、抗酸化剤、結合剤、生物学的添
加剤、緩衝剤、バルク形成剤、キレート化剤、化学的添加剤、着色剤、化粧用収
斂剤、化粧用殺生物剤、変性剤、医薬品収斂剤、外用鎮痛剤、例えば、上記組成
物の皮膜形成性及び直接染色性を補助するポリマー(例えば、エイコセンとビニ
ルピロリドンのコポリマー)、保湿剤、乳白化剤、pH調整剤、発射剤、還元剤
、金属イオン封鎖剤、皮膚漂白剤(又はライトニング剤)(例えば、ヒドロキノ
ン、コウジ酸、アスコルビン酸、リン酸マグネシウムアスコルビル、アスコルビ
ルグルコサミン)、皮膚鎮静剤及び/又はヒーリング剤(例えば、パンテノール
及び誘導体(例えば、エチルパンテノール)、薬用アロエ、パントテン酸及びそ
の誘導体、アラントイン、ビサボロール、並びにグリシルリチン酸ジカリウム)
、皮膚しわ防止剤、遅延剤、抑制剤及び/又は反転剤を含む皮膚処理剤(例えば
、乳酸及びグリコール酸のようなα−ヒドロキシ酸並びにサリチル酸のようなβ
−ヒドロキシ酸)、濃厚化剤、ヒドロコロイド、特定のゼオライト、並びにビタ
ミン類及びそれらの誘導体(例えば、トコフェロール、酢酸トコフェロール、β
−カロテン、レチン酸、レチノール、レチノイド、パルミチン酸レチニル、ナイ
アシン、ナイアシンアミド等)が含まれる。本発明の物品は当該技術分野で知ら
れているような担体構成成分を含んでいることができる。このようなキャリアは
、皮膚又は毛髪に適用するのに好適な、1又はそれより多くの適合する液体又は
固体の増量希釈剤又はビヒクルを含み得る。
【0042】 本発明の物品は、1又はそれより多くのそのような任意成分を任意に含有して
もよい。好ましい物品は、ビタミン化合物、皮膚処理剤、抗にきび活性物質、抗
しわ活性物質、抗皮膚萎縮活性物質、抗炎症性活性物質、局所麻酔剤、人工日焼
け剤及び促進剤、抗菌活性物質、抗真菌活性物質、日焼け止め活性物質、抗酸化
剤、皮膚剥離剤並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される治療的有益
作用剤を含んでいる治療的有益成分の安全且つ有効な量を任意に含有している。
本明細書で用いる「安全且つ有効な量」とは、明白な効果又は利益を有意に引き
起こすのに十分ではあるが、重篤な副作用(例えば、過度の毒性又はアレルギー
反応)を避けるのに十分に少ない、即ち、適切な医学的良識の範囲内で危険率に
対して妥当な利益を提供する、化合物又は成分の量を意味する。 本発明において有用な任意成分は、それらの治療又は審美的利益、又は前提と
なっている作用様式によって分類することができる。しかし、本明細書において
有用な任意成分は、ある場合は複数の治療又は審美的利益を提供し、又は複数の
作用様式を介して機能することを理解すべきである。したがって、本明細書での
分類は、便宜上のことであって、該成分を特定の適用又は列記する適用に限定し
ようとするものではない。また、適用可能な場合、該成分の薬学的に許容される
塩も本発明において有用である。
【0043】クレンジング成分 本発明の物品は、1つ又はそれより多くの界面活性剤を更に含んでいるクレン
ジング成分を含んでいることができる。このクレンジング成分は水不溶性基材に
近接して配置される。特定の実施態様では、クレンジング成分は非水溶性基材に
含浸される。もう1つの実施態様では、上記クレンジング成分は水不溶性基材の
どちらかの面又は両面に堆積される。本発明の物品は、非水溶性基材の質量を基
にして約10%〜約1、000%、好ましくは約50%〜約600%、及び更に
好ましくは約100%〜約250%の界面活性剤を含んでなる。また、本発明の
物品は好ましくは、水不溶性基材の質量に対し、少なくとも約1gの界面活性剤
を含んで成る。したがって、クレンジング成分は、乾燥工程を要せずに、基材に
添加してもよい。
【0044】 クレンジング成分の界面活性剤は、好ましくは起泡性界面活性剤である。本明
細書で用いられる「起泡性界面活性剤」とは、水と混ぜて機械的に攪拌した場合
に、泡沫又は泡を発生する界面活性剤を意味する。かかる界面活性剤は、消費者
にとって泡の増加がクレンジング効果を示すものとして重要であるので好ましい
。ある態様では、界面活性剤又は界面活性剤の組み合わせは穏やかである。本明
細書で用いられる「穏やか」とは、界面活性剤が、本発明の物品に対してと同様
、穏やかなアルキルグリセリルエーテルスルホン酸(AGS)界面活性剤ベース
の合成バールと同等の皮膚への穏やかさを示すことを意味する。界面活性剤を含
有する物品の穏やかさ又は逆に刺激性を測定する方法は、皮膚バリア破壊試験に
基づく。この試験では、界面活性剤が穏やかであればあるほど、皮膚のバリアは
破壊されない。皮膚バリア破壊は、試験溶液から皮膚の表皮を介して拡散体チャ
ンバー中の生理的緩衝液に渡ってくる放射性標識(トリチウム標識)水(3H−
2O)関連量を測定する。この試験は、ジェイ.インベスト.ダーマトル.(J
.Invest. Dermatol.)、1975年、64、190〜195頁中でティ.ジェイ
.フランツ(T.J Franz)によって;そして1987年6月16日にスモール(S
mall)等に発行された米国特許第4,673,525号中に記載されており、こ
れらは共にこれらの全体を参考として本明細書に組み入れる。当業者に周知の界
面活性剤の穏やかさを測定するその他の試験方法もまた使用することができる。 本発明において、広範な起泡性界面活性剤が有用であり、起泡性界面活性剤と
しては、アニオン系起泡性界面活性剤、ノニオン系起泡性界面活性剤、カチオン
系起泡性界面活性剤、両性イオン系起泡性界面活性剤、及びこれらの混合物より
成る群から選択されるものが挙げられる。
【0045】アニオン系起泡性界面活性剤 本発明の組成物において有用なアニオン系起泡性界面活性剤の非限定的な例は
、「マカッチャンズ・デタージェンツ・エンド・エマルジファイアーズ(Deterg
entsandEmulsifiers)」北アメリカ版(1986年)、アルレッド・パブリッシ
ング・コーポレーション(Allured Publishing Corporation)より出版;「マカ
ッチャンズ機能的物質(Functional Materials)」北アメリカ版(1992年)
;及びラフリン(Laughlin)らに付与され1975年12月30日に発行された
米国特許第3,929,678号で開示されており、これらはそれぞれ、全て参
考として本明細書に組み入れる。 本発明においては、広範なアニオン系界面活性剤が潜在的に有用である。アニ
オン系起泡性界面活性剤の非限定的な例としては、アルキル及びアルキルエーテ
ルサルフェート類、サルフェート化モノグリセリド類、スルホン化オレフィン類
、アルキルアリールスルホネート類、第一又は第二アルカンスルホネート類、ア
ルキルスルホコハク酸塩類、アシルタウレート類、アシルイセチオネート類、ア
ルキルグリセリルエーテルスルホネート、スルホン化メチルエステル類、スルホ
ン化脂肪酸類、アルキルホスフェート類、アシルグルタメート類、アシルサルコ
シネート類、アルキルスルホアセテート類、アシル化ペプチド類、アルキルエー
テルカルボキシレート類、アシルラクチレート類、アニオン系フルオロ界面活性
剤、及びこれらの組み合わせより成る群から選択されるものが挙げられる。アニ
オン系界面活性剤の組み合わせは、本発明において効果的に使用することができ
る。
【0046】 クレンジング成分に用いられるアニオン系界面活性剤としては、アルキル及びア
ルキルエーテルサルフェート類が挙げられる。これらの物質は、それぞれ式:R
10−SO3M及びR1(CH2H4O)x−O−SO3Mを有する。式中、R
1は飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状の、炭素数約8〜約24のアルキル
基であり、xは1〜10であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、
マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン及びモノエタノール
アミン等の、水溶性カチオンである。アルキル硫酸塩は、代表的には、三酸化イ
オウを用いた一価アルコール(炭素数約8〜約24)の硫酸化、又は他の公知の
硫酸化技術によって製造される。アルキルエーテル硫酸塩は、典型的には、エチ
レンオキシドと一価アルコール(炭素数約8〜約24)との縮合産物を硫酸化し
て製造される。これらのアルコールは、例えばヤシ油、獣脂(タロー)等の脂肪
から誘導することができ、又は合成することもできる。クレンジング成分に用い
られ得るアルキルサルフェートの具体例には、ラウリル又はミリスチルサルフェ
ートの、ナトリウム、アンモニウム、カリウム、マグネシウム又はTEA塩があ
る。用いられ得るアルキルエーテルサルフェートの例としては、アンモニウム、
ナトリウム、マグネシウム又はTEAラウレス−3サルフェートが挙げられる。 アニオン系界面活性剤の別の好適な種類は、式R1CO−O−CH2−C(O
H)H−CH2−O−SO3Mの硫酸化モノグリセリドである。式中、R1は、
炭素数約8〜約24の、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状のアルキル基で
あり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン及びモノエタノールアミン等の水溶性カチオン
である。これらは典型的には、グリセリンと脂肪酸(炭素数約8〜約24)を反
応させてモノグリセリドを形成し、続いてこのモノグリセリドを三酸化イオウで
硫酸化することによって製造される。硫酸化モノグリセリドの例には、硫酸ココ
モノグリセリドナトリウムがある。
【0047】 他の好適なアニオン系界面活性剤としては、式:R1SO3Mのオレフィンス
ルホン酸塩が挙げられる。式中、R1は炭素数約12〜約24のモノオレフィン
であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン及びモノエタノールアミンなどの水溶性カチ
オンである。これらの化合物は、α−オレフィンを非錯体の三酸化イオウを用い
てスルホン化した後、反応によって形成された任意のスルトン類が加水分解され
て対応するヒドロキシアルカンスルホン酸塩を得るような条件で、酸反応混合物
を中和することによって製造することができる。スルホン化オレフィンの例には
、C14/C16α−オレフィンスルホン酸ナトリウムがある。 他の好適なアニオン系界面活性剤は、式R1−C6H4−SO3Mの直鎖状ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩である。式中、R1は、炭素数約8〜約24の、飽
和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状のアルキル基であり、Mは、アンモニウム
、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノール
アミン及びモノエタノールアミン等の水溶性カチオンである。これらは直鎖アル
キルベンゼンを三酸化イオウでスルホン化することによって形成される。このア
ニオン系界面活性剤の例には、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムがある。
【0048】 このクレンジング成分に好適な更に他のアニオン系界面活性剤としては、式R
1SO3Mの第1級又は第2級アルカンスルホン酸塩が挙げられる。式中、R1
は、炭素数約8〜約24の、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状のアルキル
鎖であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエ
タノールアミン、ジエタノールアミン及びモノエタノールアミン等の水溶性カチ
オンである。これらは通常、塩素及び紫外線の存在下での二酸化イオウによるパ
ラフィンのスルホン化、又は別の公知のスルホン化方法によって形成される。ス
ルホン化はアルキル鎖の2位又は1位で起こり得る。本発明において有用なアル
カンスルホン酸塩の例には、アルカリ金属又はアンモニウムC13〜C17パラ
フィンスルホン酸塩がある。 更に別の好適なアニオン系界面活性剤はアルキルスルホコハク酸塩類であり、
N−オクタデシルスルホコハク酸二ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸二アン
モニウム、N‐(1,2−ジカルボキシエチル)‐N‐オクタデシルスルホコハ
ク酸四ナトリウム、スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル、スルホコハ
ク酸ナトリウムのジヘキシルエステル、及びスルホコハク酸ナトリウムのジオク
チルエステルが挙げられる。 2−アミノエタンスルホン酸としても知られるタウリンに基づいたタウリン酸
塩も有用である。タウリン酸塩の例としては、本明細書に全て参考として組み入
れられる米国特許第2,658,072号に詳述されているような、ドデシルア
ミンをイセチオン酸ナトリウムと反応させて製造されるもの等の、N−アルキル
タウリン類が挙げられる。タウリンに基づく他の例としては、n−メチルタウリ
ンと脂肪酸(炭素数約8〜約24の)との反応によって形成されるアシルタウリ
ン類が挙げられる。
【0049】 クレンジング成分に好適に用いられる別の種類のアニオン系界面活性剤として
は、アシルイセチオン酸がある。アシルイセチオン酸は、典型的には、式:R1
CO−O−CH2CH2SO3Mを有する。式中、R1は炭素数約10〜約30
の、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状のアルキル基であり、Mはカチオン
である。これらは典型的には、脂肪酸(炭素数約8〜約30)とイセチオン酸ア
ルカリ金属塩との反応によって形成される。これらアシルイセチオン酸塩類の非
限定的な例としては、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ココイルイセチオン
酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム及びそれらの混合物が挙げら
れる。 更に別の好適なアニオン系界面活性剤類としては、式R1−OCH2−C(O
H)H−CH2−SO3Mのアルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩がある。
式中、R1は、炭素数約8〜約24の、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状
のアルキル基であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン及びモノエタノールアミン等の
水溶性カチオンである。これらは、エピクロロヒドリン、亜硫酸水素ナトリウム
と脂肪族アルコール(炭素数約8〜約24)との反応、又は他の公知の方法によ
って形成することができる。一例は、ココグリセリルエーテルスルホン酸ナトリ
ウムである。 他の好適なアニオン系界面活性剤としては、式:R1−CH(SO4)−CO
OHのスルホン化脂肪酸、及び式:R1−CH(SO4)−CO−O−CH3の
スルホン化メチルエステルが挙げられる。式中、R1は、炭素数約8〜約24の
、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状のアルキル基である。これらは、三酸
化イオウによる(炭素数約8〜約24の)脂肪酸又はアルキルメチルエステルの
スルホン化、又は別の公知のスルホン化技術によって製造することができる。例
えば、α−スルホン化ヤシ脂肪酸及びラウリルメチルエステルが挙げられる。 他のアニオン系物質としては、炭素数約8〜約24の分岐状又は非分岐状一価ア
ルコールと五酸化リンとの反応によって形成される、モノアルキル、ジアルキル
、及びトリアルキルリン酸塩等のリン酸塩が挙げられる。これらもまた他の公知
のリン酸化方法によって形成される。界面活性剤のこの種類の例には、モノ又は
ジラウリルリン酸ナトリウムがある。
【0050】 他のアニオン系物質としては、式:R1CO−N(COOH)−CH2CH2
−CO2Mに対応するアシルグルタミン酸塩が挙げられる。式中、R1は炭素数
約8〜約24の、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はアル
ケニル基であり、Mは水溶性カチオンである。それらの非限定的な例としては、
ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、及びココイルグルタミン酸ナトリウムが挙
げられる。 他のアニオン系物質としては、式:R1CON(CH3)−CH2CH2−C
O2Mに対応するアルカノイルサルコシネートが挙げられる。式中、R1は炭素
数約10〜約20の、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は
アルケニル基であり、Mは水溶性カチオンである。それらの非限定的な例として
は、ラウロイルサルコシンナトリウム、ココイルサルコシンナトリウム、及びラ
ウロイルサルコシンアンモニウムが挙げられる。 他のアニオン系物質としては、式:R1−(OCH2CH2)x−OCH2−
CO2Mに対応するアルキルエーテルカルボキシレートが挙げられる。式中、R
1は炭素数約8〜約24の、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状の、アルキ
ル又はアルケニル基であり、xは1〜10であり、Mは水溶性カチオンである。
それらの非限定的な例としては、ラウレスカルボン酸ナトリウムが挙げられる。
【0051】 他のアニオン系物質としては、式:R1CO−[O−CH(CH3)−CO]
x−CO2Mに対応するアシルラクチレートが挙げられる。式中、R1は炭素数
約8〜約24の、飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はアル
ケニル基であり、xは3であり、Mは水溶性カチオンである。それらの非限定的
な例としては、ココイルラクチレートナトリウムが挙げられる。 他のアニオン系物質としてはカルボン酸塩が挙げられ、それらの非限定的な例
としては、ラウロイルカルボン酸ナトリウム、ココイルカルボン酸ナトリウム、
及びラウロイルカルボン酸アンモニウムが挙げられる。また、アニオン系フッ化
界面活性剤も用いることができる。 その他のアニオン系物質としては、植物及び/又は動物油脂の鹸化に由来する
天然石鹸が挙げられ、それらの例としては、ラウリル酸ナトリウム、ミリスチン
酸ナトリウム、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、獣脂塩、ココエートが挙げら
れる。 任意の対カチオンであるMを、アニオン系界面活性剤に用いることができる。
好ましくは、対カチオンは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミンから成る群より選
択される。更に好ましくは、対カチオンはアンモニウムである。
【0052】ノニオン系起泡性界面活性剤 本発明の組成物に使用されるノニオン系起泡性界面活性剤の非限定的な例は、
「マカッチャンズ・デタージェンツ・エンド・エマルジファイアーズ(Detergen
ts and Emulsifiers)」、北アメリカ版(1986年)、アルレッド・パブリッ
シング・コーポレーション(Allured Publishing Corporation)より出版;及び
「マカッチャンズ機能的物質(Functional Materials)」北アメリカ版(199
2年)に開示されており、これらは両者とも、全て参考として本明細書に組み入
れる。 本明細書において有用なノニオン系起泡性界面活性剤としては、アルキルグル
コシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシ化
脂肪酸エステル、スクロースエステル、アミンオキシド、及びこれらの混合物よ
り成る群から選択されるものが挙げられる。
【0053】 本明細書においてアルキルグルコシド及びアルキルポリグルコシドは有用であ
り、長鎖アルコール、例えば、糖もしくはデンプン又は糖もしくはデンプンポリ
マーを有するC8〜30アルコール、即ちグリコシド又はポリグリコシドの縮合
産物として広く定義することができる。このような化合物は式(S)n−O−R
で表すことができ、式中、Sはグルコース、フルクトース、マンノース、及びガ
ラクトースのような糖部分であり;nは、約1から約1000までの整数であり
、RはC8〜30アルキル基である。アルキル基が誘導され得る長鎖アルコール
の例としては、デシルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール等が挙げられ
る。このような界面活性剤の好ましい例には、Sがグルコース部分、RがC8〜
20アルキル基、及びnが約1から約9までの整数であるものが包含される。こ
のような界面活性剤で市販されている例には、デシルポリグルコシド(ヘンケル
からAPG325CSとして市販)及びラウリルポリグルコシド(ヘンケルから
APG600CS及び625CSとして市販)が包含される。また、スクロース
ココエート及びスクロースラウレート等のスクロースエステル界面活性剤も有用
である。 そのほかの有用なノニオン界面活性剤には、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面
活性剤が含まれ、更にその具体例では以下の構造式に相当するグルコサミドが包
含される:
【0054】
【化1】
【0055】 式中:R1は、H、C1〜C4のアルキル基、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロ
キシ−プロピルで、好ましくはC1〜C4のアルキル基、更に好ましくは、メチル
基又はエチル基、最も好ましくは、メチル基であり;R2は、C5〜C31のアルキ
ル基又はアルケニル基で、好ましくは、C7〜C19のアルキル基又はアルケニル
基、更に好ましくは、C9〜C17のアルキル基又はアルケニル基、最も好ましく
は、C11〜C15のアルキル基又はアルケニル基であり;及びZは、少なくとも3
個のヒドロキシル基が直接鎖に結合した線状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒド
ロキシヒドロカルビル部分、又はそのアルコキシ化誘導体(好ましくはエトキシ
化又はプロポキシ化)である。Zは、好ましくはグルコース、フルクトース、マ
ルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース、キシロース、及びそれらの
混合物からなる群から選択される糖部分である。上記の構造に相当する特に好ま
しい界面活性剤は、ココナッツアルキルN−メチルグルコシドアミド(即ち、式
中R2CO−部分は、ヤシ油脂肪酸に由来する)である。ポリヒドロキシ脂肪酸
アミドを含有する組成物を製造する方法は、例えば、1959年2月18日に公
開されたトーマス・ハードレイ社(Thomas Hedley & Co.、Ltd.)の英国特許明
細書第809,060号;1960年12月20日にE.R.ウィルソン(Wils
on)に発行された米国特許第2,965,576号;1955年3月8日にA.
M.シュワルツ(Schwartz)に発行された米国特許第2,703,798号;及
び1934年12月25日にピゴット(Piggott)に発行された米国特許第1,
985,424号に開示されており、これらはそれぞれ、全て参考として本明細
書に組み入れる。
【0056】 ノニオン系界面活性剤のそのほかの例としてはアミンオキシドが挙げられる。
アミンオキシドは、一般式R123N Oに相当し、式中R1は、約8個〜約1
8個炭素原子を持つアルキル基、アルケニル基又はモノヒドロキシアルキル基、
0〜約10個のエチレンオキシド部分、及び0〜約1個のグリセリル部分を含有
し、R2及びR3は、例えば、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、又
はヒドロキシプロピル基のように約1個〜約3個の炭素原子及び0〜約1個のヒ
ドロキシ基を含有する。式中の矢印は半極性結合の通常表記である。本発明にお
ける用途に好適なアミンオキシドの例としては、ジメチル−ドデシルアミンオキ
シド、オレイルジ(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ジメチルオクチル
アミンオキシド、ジメチルデシルアミンオキシド、ジメチルテトラデシルアミン
オキシド、3,6,9−トリオキサヘプタデシルジエチルアミンオキシド、ジ(
2−ヒドロキシエチル)テトラデシルアミンオキシド、2−ドデコキシエチルジ
メチルアミンオキシド、3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルジ(3−ヒド
ロキシプロピル)アミンオキシド、ジメチルヘキサデシルアミンオキシドが挙げ
られる。 本発明において用いられる好ましいノニオン系界面活性剤の非限定的な例には
、C8〜C14グルコースアミド類、C8〜C14アルキルポリグルコシド類、
スクロースココエート、スクロースラウレート、ラウラミンオキシド、ココアミ
ンオキシド、及びこれらの混合物より成る群から選択されるものがある。
【0057】カチオン系起泡性界面活性剤 本発明の物品において、カチオン系起泡性界面活性剤もまた有用である。好適
なカチオン系起泡性界面活性剤としては、脂肪アミン、ジ脂肪第四級アミン、ト
リ脂肪第四級アミン、イミダゾリニウム第四級アミン、及びこれらの組み合わせ
が挙げられるが、これらに限定されない。好適な脂肪アミンとしては、セチルト
リメチルアンモニウムブロミド等のモノアルキル第四級アミンが挙げられる。好
適な第四級アミンは、ジアルキルアミドエチルヒドロキシエチルアンモニウムメ
トサルフェートである。しかし、脂肪アミンが好ましい。カチオン系起泡性界面
活性剤がクレンジング成分の主要な起泡性界面活性剤である場合は、起泡促進剤
を使用することが好ましい。加えて、ノニオン系界面活性剤は、そのようなカチ
オン系起泡性界面活性剤との組合わせにおいて、特に有用であることがわかって
いる。
【0058】両性イオン系起泡性界面活性剤 本明細書で用いられる「両性イオン系起泡性界面活性剤」という用語は双極性
界面活性剤を包括することを意図しており、双極性界面活性剤は両性イオン系界
面活性剤のサブセットとして当業者に周知である。 本発明の組成物においては広範な両性イオン系起泡性界面活性剤を用いること
ができる。特に有用なものは、脂肪族二級及び第三級アミンの誘導体として広く
記載されているものであり、好ましくは、この場合窒素は脂肪族基が直鎖又は分
枝鎖であることができるカチオン状態であり、そして基の1つは、例えば、カル
ボキシ、スルホン酸塩、硫酸塩、リン酸塩、又はホスホン酸塩のようなイオン化
可能水可溶性基を含有するものである。 本発明の組成物において有用な両性イオン系界面活性剤の非限定的な例は、「
マカッチャンズ・デタージェンツ・エンド・エマルジファイアーズ」、北アメリ
カ版(1986年)、アルレッド・パブリッシング・コーポレーションより出版
;及び「マカッチャンの機能的物質」北アメリカ版(1992年)に開示されて
おり、これらは両者とも、全て参考として本明細書に組み入れる。
【0059】 両性イオン系又は双極性界面活性剤の非限定的な例には、ベタイン類、スルタ
イン類、ヒドロキシスルタイン類、アルキルイミノアセテート類、イミノジアル
カノエート類、アミノアルカノエート類、及びこれらの混合物から成る群から選
択されるものがある。 ベタイン類の例としては、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリル
ジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルアルファカルボキシエチ
ルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、セチルジメチルベタイ
ン(ロンザ社(Lonza Corp.)からロンザイン(Lonzaine)16SPの名で市販
されている)、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタ
イン、オレイルジメチルガンマ−カルボキシプロピルベタイン、ラウリルビス−
(2−ヒドロキシプロピル)アルファ−カルボキシエチルベタイン、ココジメチ
ルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリル
ビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベタイン、アミドベタイン類及
びアミドスルホベタイン類(本明細書ではRCONH(CH23遊離基はベタイ
ンの窒素原子と接合している)、オレイルベタイン(ヘンケル(Henkel)から両
性イオン系ベルベテックス(Velvetex)OLB−50として市販)、及びコカミ
ドプロピルベタイン(ヘンケルからベルベテックスBK−35及びBA−35と
して市販)等の、高級アルキルベタイン類が挙げられる。 スルタイン類及びヒドロキシスルタイン類の例としては、コカミドプロピルヒ
ドロキシスルタイン(ローヌプーラン(Rhone Poulenc)からミラテイン(Mirat
aine)CBSとして市販)等の物質が挙げられる。 本発明に使用するのに好ましいものは以下の構造を有する両性イオン系界面活
性剤である:
【0060】
【化2】
【0061】 式中R1は、置換されていない、飽和又は不飽和、直鎖又は分枝鎖のアルキル基
で約9個〜約22個の炭素原子を有するものである。好ましいR1は約11個〜
約18個の炭素原子を有し;更に好ましくは約12個〜約18個の炭素原子を有
し;更に更に好ましくは約14個〜約18個の炭素原子を有し;mは1〜約3の
整数であり、更に好ましくは約2〜約3の整数であり、更に更に好ましくは約3
である;nは0か1であり、好ましくは1である;R2及びR3は、1個〜約3個
の炭素原子を有し、置換されていない又はヒドロキシ基で単一置換されているア
ルキル基から成るグループから別々に選択し、好ましくはR2及びR3は、CH3
であり;Xは、CO2、SO3及びSO4から成るグループから選択する;R4は、
飽和又は不飽和、直鎖又は分枝鎖で、置換されていない又はヒドロキシ基で単一
置換されている、1個〜約5個の炭素原子を持つアルキル基から成るグループか
ら選択する。XがCO2の場合、R4は好ましくは1個又は3個の炭素原子を持ち
、更に好ましくは1個の炭素原子を持つ。XがSO3又はSO4の場合、R4は好
ましくは約2個〜約4個の炭素原子を持ち、更に好ましくは3個の炭素原子を持
つ。 本発明の両性イオン系界面活性剤の例には以下の化合物が包含される: セチルジメチルベタイン(この物質はまたCTFA表記ではセチルベタインと呼
ばれる)
【0062】
【化3】
【0063】 式中R約9個〜約13個の炭素原子を持つ。 他の有用な両性イオン系界面活性剤の例には、式RN[(CH2mCO2M]2
及びRNH(CH2mCO2Mのアルキルイミノアセテート類、及びイミノジア
ルカノエート類及びアミノアルカノエート類があり、式中、mは1〜4、RはC 8 〜C22のアルキル基又はアルケニル基、及びMは、水素、アルカリ金属、アル
カリ土類金属アンモニウム、又はアルカノールアンモニウムである。また、イミ
ダゾリニウム及びアンモニウム誘導体も包含される。好適な両性イオン系界面活
性剤の具体例としては、全て参考として本明細書に組み入れる米国特許第2,4
38,091号の教示に従って製造されるもの等の、3−ドデシルアミノプロピ
オン酸ナトリウム、3−ドデシルアミノプロパンスルホン酸ナトリウム、N−高
級アルキルアスパラギン酸;及び、商品名「ミラノール」で販売されており、全
て参考として本明細書に組み入れる米国特許第2,528,378号に記載され
ている製品が挙げられる。有用な両性イオンのその他の例としては、コアミドプ
ロピル塩化PG−ジモニウムホスフェート(モナコープ(Mona Corp.)からモナ
クエート(Monaquat)PTCとして市販されている)等の両性イオン系リン酸塩
が挙げられる。ラウロアンフォジ酢酸二ナトリウム、ラウロアンフォ酢酸ナトリ
ウム、及びそれらの混合物等のアンフォ酢酸も有用である。
【0064】 好ましい起泡性界面活性剤は、ラウロイルサルコシン酸アンモニウム、トリデ
セス硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモ
ニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナ
トリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ココイルイセチオン酸ナトリウ
ム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、モノラウリル
リン酸ナトリウム、ココグリセリルエーテルスルホン酸ナトリウム、C9〜C22
石鹸ナトリウム、及びこれらの組み合わせより成る群から選択されるアニオン系
起泡性界面活性剤;ラウラミンオキシド、ココアミンオキシド、デシルポリグル
コース、ラウリルポリグルコース、スクロースココエート、C12〜14のグル
コサミド、スクロースラウレート、及びこれらの組み合わせより成る群から選択
されるノニオン系起泡性界面活性剤;脂肪アミン、ジ脂肪第四級アミン、トリ脂
肪第四級アミン、イミダゾリニウム第四級アミン、及びこれらの組み合わせより
成る群から選択されるカチオン系起泡性界面活性剤;ラウロアンフォジ酢酸二ナ
トリウム、ラウロアンフォ酢酸ナトリウム、セチルジメチルベタイン、ココアミ
ドプロピルベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシスルタイン、及びこれらの
組み合わせより成る群から選択される両性起泡性界面活性剤である。
【0065】治療有益成分 本発明のある態様において、物品は治療に有益な成分を任意に含んで成っても
よい。この有益成分は、水不溶性基材に隣接して配置され、水不溶性基材の質量
に対し、約10質量%〜約1000質量%、更に好ましくは約10質量%〜約5
00質量%、最も好ましくは約10質量%〜約250質量%の治療有益物質を含
んで成る。好ましくは、治療有益物質は、疎水性コンディショニング剤、親水性
コンディショニング剤、構造化コンディショニング剤、及びこれらの組み合わせ
より成る群から選択される。
【0066】疎水性コンディショニング剤 本発明の物品は、物品を使用している間、皮膚や毛髪にコンディショニング効
果を提供するのに有用な、1又はそれより多くの疎水性コンディショニング剤を
含んで成ってもよい。本発明の物品は、水不溶性基材の質量に対し、好ましくは
約0.5質量%〜約1,000質量%、更に好ましくは約1質量%〜約200質
量%、最も好ましくは約10質量%〜約100質量%の疎水性コンディショニン
グ剤を含んで成る。 疎水性コンディショニング剤は、疎水性コンディショニング剤の荷重算術平均
溶解度パラメータが10.5未満又はそれに等しくなるように1又はそれより多
くの疎水性コンディショニング剤から選択してもよい。溶解度パラメータのこの
数学的定義に基づいて、例えば、化合物の1つが10.5を超える個別の溶解度
パラメータを有する場合、疎水性コンディショニング剤ついて必要な荷重算術平
均溶解度パラメータ、すなわち、10.5未満又はそれに等しい値を達成するの
が可能であることが理解される。 溶解度パラメータは、当業界において通常の技術を有する配合化学者には周知
であり、配合過程において物質の適合性と溶解度を決める指針として日常的に用
いられている。 化学的化合物の溶解度パラメータδは、その化合物についての凝集エネルギー
密度の平方根として定義される。一般に、化合物に対する溶解度パラメータは、
以下の方程式を用いて、気化熱に寄与する付加基の表に載っている値及びその化
合物の成分のモル値から計算する:
【0067】
【数1】
【0068】 多種多様な原子及び原子の基に対する寄与付加基の気化熱とモル値の標準一覧
表は、バートンA.F.M.溶解度パラメータのハンドブック、CRCP出版、
6章、表3、64〜66ページ(1985年)に集約され、全て参考として本明
細書に組み入れる。上の溶解度パラメータの方程式は、R.F.フェドールズ(
Fedors)の「溶解度パラメータと液体のモル容量を両方計算する方法(A Method
for Estimating Both the Solubility Parameters and Molar Volumes of Liqu
ids)」ポリマー工学と科学(Polymer Engineering and Science)第14巻2号
、147〜154ページ(1974年2月)に記載されており、全て参考として
本明細書に組み入れる。 溶解度パラメータは、物質の混合物に対する溶解度パラメータがその混合物の
各成分に対する溶解度パラメータを加重して計算した平均(即ち加重平均)によ
って与えられるように混合物の法則に従う。本明細書でそのまま参考として引用
している化学と物理学のハンドブック、第57版、CRC出版、C726ページ
(1976−1977年)を参照のこと。
【0069】 処方に携わる化学者は一般に(cal/cm31/2を用いて溶解度パラメータ
を報告する。気化熱に対する付加基の寄与一覧表の値は、溶解度パラメータのハ
ンドブックではkJ/mol単位で報告されている。しかしながら、このような
一覧表の値は、以下の周知の関係を用いて容易にcal/molに変換される: 1J/mol=0.239006cal/mol及び1000J=1kJ. 参考として本明細者に組み入れられているA.J.ゴードンら(Gordon)「ケ
ミスツコンパニオン(The Chemist's Companion)」ジョン・ウイリーアンドサ
ン(John Wiley & Sons)456〜463ページ(1972年)を参照のこと。 溶解度パラメータも多種多様な化学物質について一覧表にまとめられている。
溶解度パラメータの一覧表は、上で引用した溶解度パラメータのハンドブック(
Handbook of Solubility Parameters)に見られる。また、参考として本明細書
に組み入れられているC.D.ボーガン(Vaughan)の「製品、包装品、浸透及
び保存における溶解度効果(Solubility Effects In Product、 Package、 Pene
tration、 And Preservation)」化粧品及び洗面化粧品(Cosmetics and Toilet
ries)(103巻、1988年10月号、47〜69ページ)も参照のこと。
【0070】 疎水性コンディショニング剤の非限定的な例としては、鉱物油、ワセリン、レ
シチン、水素添加レシチン、ラノリン、ラノリン誘導体、C7〜C40の分枝鎖
炭化水素、C1〜C30のカルボン酸のC1〜C30のアルコールエステル、C
2〜C30のジカルボン酸のC1〜C30のアルコールエステル、C1〜C30
のカルボン酸のモノグリセリド、C1〜C30のカルボン酸のジグリセリド、C
1〜C30のカルボン酸のトリグリセリド、C1〜C30のカルボン酸のエチレ
ングリコールモノエステル、C1〜C30のカルボン酸のエチレングリコールジ
エステル、C1〜C30のカルボン酸のプロピレングリコールモノエステル、C
1〜C30のカルボン酸のプロピレングリコールジエステル、糖のC1〜C30
のカルボン酸モノエステル及びポリエステル、ポリジアルキルシロキサン類、ポ
リジアリールシロキサン類、ポリアルカリールシロキサン類、3〜9個のケイ素
原子を有するシクロメチコーン類、植物油、硬化植物油、ポリプロピレングリコ
ールC4〜C20アルキルエーテル、ジ(C8〜C30アルキル)エーテル、及
びこれらの組み合わせより成る群から選択されるものが挙げられる。
【0071】 ペトロラタム液(petrolatum liquid)として知られる鉱油は、石油から得ら
れる液状炭化水素の混合物である。全て参考として本明細書に組み入れられるメ
ルクインデックス(The Merck Index)(第10版、エントリー7048、10
33ページ、1983年)及び国際化粧品成分事典(International Cosmetic I
ngredient Dictionary)(第5版、第1巻、415〜417ページ、1993年
)を参照のこと。 ペトロラタムゼリーとしても知られるペトロラタムは、非直鎖の固体炭化水素
と沸点の高い液状炭化水素のコロイド状系で、ほとんどの液状炭化水素はミセル
の内側にある。参照メルクインデックス、第10版、エントリー7047、p.
1033(1983年);シンドラー(Schindler)薬剤化粧品インデックス、
89、36−37、76、78−80、82(1961年);国際化粧品成分辞
書、第5版1巻1、537ページ(1993年)、ここでは参考としてそのまま
引用している。 レシチンもまた、疎水性コンディショニング剤として有用である。レシチンは
、ある脂肪酸ジグリセリドの天然由来の混合物であり、リン酸のコリンエステル
に結合している。 本明細書では約7個〜約40個の炭素原子を持つ直鎖及び分枝鎖炭化水素が有
用である。これらの炭化水素物質の非限定的な例としては、ドデカン、イソドデ
カン、スクアレン、コレステロール、水素付加ポリイソブチレン、ドコサン(即
ちC22炭化水素)、ヘキサデカン、イソヘキサデカン(パーメチル(登録商標)
101Aとして、米国ニュージャージー州、サウス・プレインフィールドのプレ
スパース(Presperse)から市販されている炭化水素)が挙げられる。C7〜C
40の分枝鎖炭化水素であるC7〜C40イソパラフィンも有用である。分枝状
液体炭化水素であるポリデセンもまた、本明細書において有用であり、モービル
・ケミカル(Mobile Chemical)(米国ニュージャージー州、エジソン)より商
品名プレシン(Puresyn)100(登録商標)及びプレシン3000(登録商標
)で販売されている。
【0072】 芳香族誘導体と同様に直鎖及び分枝鎖を包含するC1〜C30カルボン酸及び
C2〜C30ジカルボン酸のC1〜C30アルコールエステルも有用である。C
1〜C30カルボン酸のモノグリセリド、C1〜C30カルボン酸のジグリセリ
ド、C1〜C30カルボン酸のトリグリセリド、C1〜C30カルボン酸のエチ
レングリコールモノエステル、C1〜C30カルボン酸エチレングリコールジエ
ステル、C1〜C30カルボン酸のプロピレングリコールモノエステル、及びC
1〜C30カルボン酸のプロピレングリコールジエステルのようなエステルも有
用である。本明細書では直鎖、分枝鎖及びアリールカルボン酸が包含される。こ
のような物質のプロポキシ化及びエトキシ化誘導体も有用である。非限定的な例
には、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、プロピオン酸ミリスチル、ジステアリ
ン酸エチレングリコール、2−エチルヘキシルパルミチン酸、イソデシルネオペ
ンタン酸、ジ−2−エチルヘキシルマレイン酸、パルミチン酸セチル、ミリスチ
ン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸セチル、ベヘニルベヘ
ン酸、ジオクチルマレイン酸、セバシン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピ
ル、オクタン酸セチル、ジリノール酸ジイソプロピル、カプリル/カプリントリ
グリセリド、PEG−6カプリル/カプリントリグリセリド、PEG−8カプリ
ル/カプリントリグリセリド、及びそれらの混合物がある。
【0073】 糖及び関連物質のC1〜C30モノエステルとポリエステルの多くもまた有用
である。このようなエステルは糖、あるいは多価アルコール部分及び1又はそれ
より多くのカルボン酸部分に由来している。構成成分の酸及び糖によって、これ
らのエステルは室温で液体であったり、固体であったりする。液体エステルの例
には以下のものが包含される:グルコーステトラオレイン酸、大豆油脂肪酸(不
飽和)のグルコーステトラエステル、混合大豆油脂肪酸のマンノーステトラエス
テル、オレイン酸のガラクトーステトラエステル、リノレン酸のアラビノーステ
トラエステル、キシローステトラリノレン酸、ガラクトースペンタオレイン酸、
ソルビトールテトラオレイン酸、不飽和大豆油脂肪酸のソルビトールヘキサエス
テル、キシリトールペンタオレイン酸、スクローステトラオレイン酸、スクロー
スペンタオレイン酸、スクロースヘキサオレイン酸、スクロースヘパトオレイン
酸、スクロースオクタオレイン酸、及びそれらの混合物。固体エステルの例には
次のものが含まれる:ソルビトールヘキサエステルでカルボン酸エステル部分が
1:2のモル比でパルミチン酸化とアラキドン酸化されているもの;ラフィノー
スのオクタエステルで、カルボン酸エステル部分が1:3のモル比でリノレン酸
化及びベヘン酸化されているもの;マルトースのへプトエステルで、エステル化
しているカルボン酸部分は、ヒマワリ種子油脂肪酸であり、3:4のモル比でリ
グノセリン酸化しているもの;スクロースのオクタエステルで、エステル化して
いるカルボン酸部分が2:6のモル比でオレイン酸化及びベヘン酸化しているも
の;及びスクロースのオクタエステルで、エステル化しているカルボン酸部分が
1:3:4のモル比でラウリル酸化、リノレン酸化及びベヘン酸化しているもの
。好ましい固体材料はスクロースポリエステルであり、その際そのエステル化度
は7〜8であり、そして脂肪酸部分は、不飽和物:ベヘン酸のモル比が1:7〜
3:5のC18モノ−及び/又はジ−不飽和脂肪酸とベヘン酸である。特に好ま
しい固体の糖ポリエステルは、分子中に約7のベヘン酸脂肪酸部分と約1のオレ
イン酸部分が存在しているスクロースのオクタエステルである。その他の物質に
は、スクロースの綿実油又は大豆油の脂肪酸エステルが含まれる。エステル素材
については更に、1977年1月25日に発行されたジャンダセック(Jandacek
)の米国特許第2,831,854号、米国特許第4,005,196号;19
77年1月25日に発行されたジャンダセック(Jandacek)の米国特許第4,0
05,195号、1994年4月26日に発行されたレットン(Letton)らの米
国特許第5,306,516号;1994年4月26日に発行されたレットン(
Letton)らの米国特許第5,306,515号;1994年4月26日に発行さ
れたレットン(Letton)らの米国特許第5,305,514号;1989年1月
10日に発行されたジャンダセック(Jandacek)らの米国特許第4,797,3
00号;1976年6月15日に発行されたリッツィ(Rizzi)らの米国特許第
3,963,699号;1985年5月21日に発行されたボルペンヘイン(Vo
lpenhein)の米国特許第4,518,772号;及び、1985年5月21日に
発行されたボルペンヘイン(Volpenhein)の米国特許第4,517,360号に
記載されており;これらはそれぞれ、全て参照して本明細書に組み入れる。
【0074】 ポリジアルキルシロキサン類、ポリジアリルシロキサン、及びポリアルカリシ
ロキサンのような非揮発性シリコーンも有用なオイルである。このようなシリコ
ーンは1991年12月3日に発行された米国特許第5,069,897号(オ
ール)の中で開示されており、本明細書では参考としてそのまま引用している。
ポリアルキルシロキサンは、一般化学式R3SiO[R2SiO]xSiR3に相当
し、式中、Rはアルキル基(好ましくはRはメチル又はエチル基であり、更に好
ましくはメチル基である)及びxは約500までの整数で、望ましい分子量を達
成するために選択される。市販されているポリアルキルシロキサンとしては、ジ
メチコーンとしても知られているポリジメチルシロキサンが挙げられ、その非限
定的な例としては、ゼネラル・エレクトリックカンパニーが販売しているヴィカ
シル(Vicasil)(登録商標)シリーズ及びダウ・コーニング・コーポレーショ
ンが販売しているダウ・コーニング(登録商標)200シリーズが挙げられる。
本発明で有用なポリジメチルシロキサンの特定の例には、10センチストークス
の粘度及び200℃を超える沸点を有するダウ・コーニング(Dow Corning)(
登録商標)225流体、並びにそれぞれ50、350及び12,500センチス
トークスの粘度及び200℃を超える沸点を有するダウ・コーニング(Dow Corn
ing)(登録商標)200流体が含まれる。また、一般化学式[(CH23Si
1/2x[SiO2]y(式中、xは約1から約500までの整数であり、そし
てyは約1から約500までの整数である)に相当する重合性材料であるトリメ
チルシロキシシリケートのような材料も有用である。商業的に入手可能なトリメ
チルシロキシシリケートはダウ・コーニング(Dow Corning)(登録商標)59
3流体のようなジメチコーンとの混合物として販売されている。ヒドロキシ末端
を持つジメチルシリコーンであるジメチコノールも本明細書では有用である。
【0075】 このような素材は一般化学式R3SiO[R2SiO]xSiR2OH及びHOR 2 SiO[R2SiO]xSiR2OHで表すことができ、式中、Rはアルキル基(
好ましくはRはメチル又はエチル、更に好ましくはメチルである)及びxは、望
ましい分子量を達成するために選択されるから約500までの整数である。市販
のジメチコノールは、典型的にはジメチコーン又はシクロメチコンとの混合物(
例えば、ダウ・コーニング(登録商標)1401、1402及び1403液)と
して販売されている。25℃にて約15から約65センチストークスの粘度を持
つポリメチルフェニルシロキサンを含む、ポリアルキルアリールシロキサン類も
本明細書では有用である。このような素材は、例えばSF1075メチルフェニ
ルフルーイド(ゼネラル・エレクトリックカンパニーにより販売されている)及
び556化粧品等級のフェニルトリメチコーンフルーイド(ダウ・コーニング・
コーポレーションにより販売されている)として入手することができる。メチル
デシルシリコーン及びメチルオクチルシリコーン等のアルキル化シリコーンは、
本発明において有用であり、ゼネラル・エレクトリック社より販売されている。
また、アルキル鎖の炭素数が10〜50である、アルキルメチコーン及びアルキ
ルジメチコーン等のアルキル修飾シロキサンも本発明において有用である。この
ようなシロキサンは、商品名エイビル・ワックス(ABIL WAX)9810(C24
28アルキルメチコーン)(ゴールドシュミッド(Goldschmidt)より販売)及
びSF1632(セテアリールメチコーン)(ゼネラル・エレクトリック社より
販売)として販売されている。 また、植物油及び硬化植物油も本発明において有用である。植物油及び硬化植物
油の例としては、ベニバナ油、ヒマシ油、ヤシ油、綿実油、メンハーデン油、パ
ーム核油、パーム油、ピーナツ油、大豆油、菜種油、アマニ油、糠油、松根油、
ゴマ油、ヒマワリ種子油、硬化ベニバナ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、硬化綿
実油、硬化メンハーデン油、硬化パーム核油、硬化パーム油、硬化ピーナツ油、
硬化大豆油、硬化菜種油、硬化アマニ油、硬化糠油、硬化ゴマ油、硬化ヒマワリ
種子油、及びこれらの混合物が挙げられる。 また、ポリプロピレングリコールのC4〜C20アルキルエーテル、ポリプロ
ピレングリコールのC1〜C20カルボン酸エステル、及びジ−C8〜C30ア
ルキルエーテルも有用である。このような素材の非限定的な例としては、PPG
−14ブチルエーテル、PPG−15ステアリルエーテル、ジオクチルエーテル
、ドデシルオクチルエーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。 また、疎水性キレート剤も疎水性コンディショニング剤として本発明において
有用である。適当な作用剤は、1983年6月7日にスキャンロン(Scanlon)
等に発行された米国特許第4,387,244号並びに1999年2月26日に
シュバルツ(Schwartz)等の名義で出願され、同時係属中の米国特許出願番号0
9/258,747及び09/259,485中に記載されている。
【0076】親水性コンディショニング剤 本発明の物品は、1又はそれより多くの親水性のコンディショニング剤を任意
に含んで成ってもよい。親水性コンディショニング剤の非限定的な例としては、
多価アルコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、尿素類
、ピロリドンカルボン酸、エトキシ化及び/又はプロポキシ化C3〜C6ジオー
ル及びトリオール、α−ヒドロキシC2〜C6カルボン酸、エトキシ化及び/又
はプロポキシ化糖、ポリアクリル酸コポリマー、炭素数約12以下の糖、炭素数
約12以下の糖アルコール、及びこれらの混合物より成る群から選択されるもの
が挙げられる。有用な水溶性コンディショニング剤の具体的な例としては、尿素
;グアニジン;グリコール酸及びグリコール酸塩(例えば、アンモニウム及び第
四級アルキルアンモニウム);乳酸及び乳酸塩(例えば、アンモニウム及び第四
級アルキルアンモニウム);スクロース、フルクトース、グルコース、エルスロ
ース、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、グリセロール、ヘキサン
トリオール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコー
ルなど;PEG−2、PEG−3、PEG−30、PEG−50等のポリエチレ
ングリコール、PPG−9、PPG−12、PPG−15、PPG−17、PP
G−20、PPG−26、PPG−30、PPG−34等のポリプロピレングリ
コール;アルコキシ化グルコース;ヒアルロン酸;カチオン系スキンコンディシ
ョニングポリマー(例えば、ポリクアテルニウムポリマー等の四級アンモニウム
ポリマー);及びこれらの混合物等の物質が挙げられる。本発明の物品において
は、特にグリセロールが好ましい親水性コンディショニング剤である。また、あ
らゆる種々の形態のアロエ・ベラ(例えば、アロエ・ベラジェル)、キトサン及
びキトサン誘導体、例えば、キトサンラクテート、ラクタミドモノエタノールア
ミン;アセトアミドモノエタノールアミン;及びこれらの混合物等の物質も有用
である。1990年12月11日に発行されオーア(Orr)らに付与された米国
特許第4,976,953号に記載されているプロポキシ化グリセロールに記載
されているようにプロポキシ化グリセロールも有用であり、本特許の内容は全て
参考として本明細書に組み入れる。 治療有益成分は、種々の形態に調製され得る。本発明の一つの態様においては
、治療有益成分はエマルジョンの形態である。本発明においては、例えば、水中
油型、油中水型、水中油中水型及びシリコーン中水中油型エマルションが有用で
ある。エマルジョンのこの文脈において用いられる場合、「水」は、水だけでは
なく、水溶性、又はグリセリンのような水混和性物質も表し得る。
【0077】 好ましい治療有益成分はエマルジョンを含んで成り、このエマルジョンは更に
水相及び油相を含んで成る。当業者が理解するように、任意の成分は、この成分
中の治療有益物質の溶解性/分散性に依存して、まず、水相又は油相のいずれか
に分布する。一つの態様において、油相は1又はそれより多くの疎水性コンディ
ショニング剤を含んで成る。別の態様では、水相は1又はそれより多くの親水性
のコンディショニング剤を含んで成る。 本発明の治療有益成分は、エマルションの形態であり、一般に、水相、及び油
相又は脂質相を含む。好適な油類又は脂質類は、動物、植物又は石油に由来して
もよく、天然でも合成(即ち、人工的)でもよい。このような油類は、上記の疎
水性コンディショニング剤の節において論じられている。好適な水相成分として
は、上述した親水性コンディショニング剤が挙げられる。好ましいエマルジョン
形態としては、油中水型エマルション、シリコーン中水型エマルション、及び他
の逆性エマルションが挙げられる。加えて、好ましいエマルションは、油中グリ
セリンエマルジョンが生じるような、グリセリン等の親水性コンディショニング
剤も含む。 エマルジョン形態中の治療有益成分は、更に、治療有益成分の質量に対して、
好ましくは約1質量%〜約10質量%、更に好ましくは約2質量%〜約5質量%
の乳化剤を含む。乳化剤は、ノニオン系、アニオン又はカチオン系であってもよ
い。好適な乳化剤は、例えば、1973年8月28日発行のディッカート(Dick
ert)らによる米国特許3,755,560号;1983年12月20日発行の
ディクソン(Dixon)らによる米国特許4,421,769号;及び「マカッチ
ャンズ・ディタージェンツ・アンド・エマルシファイヤーズ(McCutcheon's Det
ergents and Emulsifiers)」北アメリカ版、ページ317〜324(1986
年)に開示されている。また、エマルジョン形態中の治療有益成分は、皮膚に適
用する際の起泡を最小限にするために、消泡剤を含んでもよい。消泡剤としては
、高分子量のシリコーン、及びそのような利用について周知のその他の物質が挙
げられる。 また、治療有益成分は微小エマルションの形態であってもよい。本明細書で用
いられる「微小エマルション」とは、両親媒性分子である界面活性剤によって安
定化された2つの非混和性溶媒(一方は非極性で、他方は極性)の、熱力学的に
安定な混合物を指す。好ましい微小エマルションとしては、油中水型微小エマル
ションが挙げられる。
【0078】構造化コンディショニング剤 治療有益成分は、構造化コンディショニング剤を含んでもよい。好適な構造化
コンディショニング剤としては、セラミド、リポソーム等の小胞状構造が挙げら
れるが、これらに限定されない。 別の態様では、有益成分の治療有益物質は、コアセルベート−生成組成物に包
含される。好ましくは、コアセルベート−生成組成物は、カチオン系ポリマー、
アニオン系界面活性剤、及びこれらのポリマー及び界面活性剤の皮膚科学的に許
容され得るキャリアを含んで成る。カチオン系ポリマーは、天然主鎖の第四級ア
ンモニウムポリマー、合成主鎖の第四級アンモニウムポリマー、天然主鎖の両性
型ポリマー、合成主鎖の両性型ポリマー、及びこれらの組み合わせより成る群か
ら選択され得る。 更に好ましくは、カチオン系ポリマーは、ポリクアテルニウム−4、ポリクア
テルニウム−10、ポリクアテルニウム−24、PG−ヒドロキシエチルセルロ
ースアルキルジモニウムクロライド、グアー(guar)ヒドロキシプロピルトリモ
ニウムクロライド、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウム
クロライド、及びこれらの組み合わせより成る群から選択される天然主鎖の第四
級アンモニウムポリマー;ポリクアテルニウム−2、ポリクアテルニウム−6、
ポリクアテルニウム−7、ポリクアテルニウム−11、ポリクアテルニウム−1
6、ポリクアテルニウム−17、ポリクアテルニウム−18、ポリクアテルニウ
ム−28、ポリクアテルニウム−32、ポリクアテルニウム−37、ポリクアテ
ルニウム−43、ポリクアテルニウム−44、ポリクアテルニウム−46、ポリ
メタクリルアミドプロピルトリモニウムクロライド、アクリルアミドプロピルト
リモニウムクロライド/アクリルアミドコポリマー、及びこれらの組み合わせよ
り成る群から選択される合成主鎖の第四級アンモニウムポリマー;キトサン、四
級化タンパク質、加水分解タンパク質、及びこれらの組み合わせより成る群から
選択される天然主鎖の両性型ポリマー;ポリクアテルニウム−22、ポリクアテ
ルニウム−39、ポリクアテルニウム−47、アジピン酸/ジメチルアミノヒド
ロキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー、ポリビニルピロリドン/ジメ
チルアミノエチルメタクリレートコポリマー、ビニルカプロラクタム/ポリビニ
ルピロリドン/メタクリル酸ジメチルアミノエチルコポリマー、ビニルカプロラ
クタム/ポリビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドター
ポリマー、ポリビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコ
ポリマー、ポリアミン、及びこれらの組み合わせより成る群より選択される合成
主鎖の両性型ポリマー;及び、これらの組み合わせより成る群から選択される。
更に好ましくは、カチオン系ポリマーは合成主鎖の両性型ポリマーである。更に
一層好ましくは、カチオン系ポリマーはポリアミンである。
【0079】 カチオン系ポリマーがポリアミンである場合、カチオン系ポリアミンポリマー
は、ポリエチレンイミン、ポリビニルアミン、ポリプロピレンイミン、ポリリシ
ン、及びこれらの組み合わせより成る群から選択されることが好ましい。更に好
ましくは、カチオン系ポリアミンポリマーはポリエチレンイミンである。 カチオン系ポリマーがポリアミンである特定の態様では、ポリアミンは疎水的
に又は親水的に修飾されていてもよい。この例では、カチオン系ポリアミンポリ
マーは、ベンジル化ポリアミン、エトキシ化ポリアミン、プロポキシル化ポリア
ミン、アルキル化ポリアミン、アミド化ポリアミン、エステル化ポリアミン、及
びこれらの組み合わせより成る群から選択される。コアセルベート形成組成物は
、コアセルベート形成組成物の質量に対して、約0.01質量%〜約20質量%
、更に好ましくは約0.05質量%〜約10質量%、最も好ましくは約0.1質
量%〜約5質量%のカチオン系ポリマーを含んで成る。 好適なアニオン系界面活性剤としては、「クレンジング成分」に関して上述し
たものが挙げられる。好ましくは、コアセルベート形成組成物のためには、アニ
オン系界面活性剤は、サルコシネート、グルタメート、アルキル硫酸ナトリウム
、アルキル硫酸アンモニウム、アルキレス硫酸ナトリウム、アルキレス硫酸アン
モニウム、ラウレス−n−硫酸アンモニウム、ラウレス−n−硫酸ナトリウム、
イセチオン酸塩、グリセリルエーテルスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、及びこ
れらの組み合わせから成る群から選択される。更に好ましくは、アニオン系界面
活性剤は、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸モノナ
トリウム、アルキル硫酸ナトリウム、アルキル硫酸アンモニウム、アルキレス硫
酸ナトリウム、アルキレス硫酸アンモニウム、及びこれらの組み合わせより成る
群から選択される。 好適なコアセルベート形成組成物は、更に、それぞれ1999年9月16日出
願の、出願中の米国特許出願第09/397,747号、シュワルツら;第09
/397,746号、ハインリッヒ(Heinrich)ら;第09/397,712号
、シュワルツら;第09/397,723号、ハインリッヒ(Heinrich)ら;及
び、第09/397,722号、ベンキタラマン(Venkitaraman)ら、に記載さ
れている。
【0080】 あるいは、コアセルベート形成組成物は、アニオン系ポリマー、カチオン界面
活性剤、及び、ポリマー及び界面活性剤の皮膚科学的に許容され得るキャリアを
含んで成ってもよい。アニオン系ポリマーは、ポリアクリル酸ポリマー、ポリア
クリルアミドポリマー、アクリル酸、アクリルアミド、及び他の天然又は合成ポ
リマー(例えば、ポリスチレン、ポリブテン、ポリウレタン等)のコポリマー、
天然由来のゴム、及びこれらの組み合わせより成る群から選択されてもよい。好
適なゴムとしては、アルギネート(例えば、プロピレングリコールアルギネート
)、ペクチン、キトサン(例えば、キトサンラクテート)、及び修飾ゴム(例え
ば、デンプンオクテニルコハク酸)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。更
に好ましくは、アニオン系ポリマーは、ポリアクリル酸ポリマー、ポリアクリル
アミドポリマー、ペクチン、キトサン、及びこれらの組み合わせより成る群から
選択される。本発明の好ましい物品は、コアセルベート形成組成物の質量に対し
て、約0.01〜約20質量%、更に好ましくは約0.05質量%〜約10質量
%、最も好ましくは約0.1質量%〜約5質量%のアニオン系ポリマーを含んで
成る。 好適なカチオン界面活性剤としては本明細書に記載したものが挙げられるが、
それらに限定されない。 本発明の物品の治療的に有用な構成成分はコンディショニング剤だけでなく、
抗にきび活性物質、抗しわ活性物質、抗菌活性物質、抗真菌活性物質、抗炎症性
活性物質、局所麻酔活性物質、人工日焼け剤及び促進剤、抗ウイルス剤、酵素、
サンスクリーン活性物質、抗酸化剤、皮膚剥離剤、並びにこれらの組み合わせを
含むが、これらに限定されない種々の作用剤の上記表面への沈着による治療的又
は審美的皮膚又は毛髪利益を提供するのに適している。 また、治療有益成分が本発明のクレンジング物品に含まれてもよく、又は逆に
、それらが区別できない成分とともに一単位の成分を形成するようなことも理解
すべきである。
【0081】ビタミン化合物 本発明の物品はビタミン化合物、前駆体、及びそれらの誘導体を含んで成って
もよい。このようなビタミン化合物は、天然の形態であっても合成形態であって
もよい。好適なビタミン化合物としては、ビタミンA(例えば、ベータカロチン
、レチノイン酸、レチノール、レチノイド、レチニルパルミチン酸、レチニルプ
ロプリオン酸など)、ビタミンB(例えば、ナイアシン、ナイアシンアミド、リ
ボフラビン、パントテン酸など)、ビタミンC(例えば、アスコルビン酸など)
、ビタミンD(例えば、エルゴステロール、エルゴカルシフェロール、コレカル
シフェロールなど)、ビタミンE(例えば、トコフェロールアセテートなど)、
及びビタミンK(例えば、フィトナジオン、メナジオン、フチオコールなど)が
挙げられるが、これらに限定されない。 特に、本発明の物品は安全且つ有効量のビタミンB3化合物を含んで成っても
よい。ビタミンB3化合物は、参考として全体を本明細書に組み入れる1997
年4月11日に提出された米国同時係属出願出願番号08/834、010号(
1997年10月30日に公開された国際公開WO97/39733A1号に相
当する)に記載されているように、皮膚の状態を調節するのに特に有用である。
本発明の治療成分は、好ましくは約0.01〜約50質量%、更に好ましくは約
0.1〜約10質量%、一層更に好ましくは約0.5〜約10質量%、尚一層好
ましくは約1〜約5質量%、最も好ましくは約2〜約5質量%のビタミンB3
合物を含んで成る。 本明細書で用いる「ビタミンB3化合物」とは次の構造式を有する化合物を意
味する:
【0082】
【化4】
【0083】 式中、Rは−CONH2(すなわち、ナイアシンアミド)、−COOH(すなわ
ち、ニコチン酸)又は−CH2OH(すなわち、ニコチニルアルコール);それ
らの誘導体;及び上記のいずれかの塩である。 前記ビタミンB3化合物の誘導体としては、ニコチン酸の非血管拡張性エステ
ル、ニコチニルアミノ酸、カルボン酸のニコチニルアルコールエステル、ニコチ
ン酸N−オキシド及びニコチン酸アミドN−オキシド等のニコチン酸エステルが
挙げられる。 適当なビタミンB3化合物の例は当該技術分野で周知であり、そして多数の供
給元、例えば、ザ・シグマ・ケミカル・カンパニー(the Sigma Chemical Compa
ny)(ミズーリー州セントルイス(St. Louis));アイシーエヌ・バイオメデ
ィカルズ、インク.(ICN Biomedicals, Inc.)(カリフォルニア州アービン(I
rvin))及びアルドリッチ・ケミカル・カンパニー(Aldrich Chemical Company
)(ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee))から商業的に入手可能で
ある。 ビタミン化合物は実質的には純粋な材料として、又は天然(例えば、植物)原
料から好適な物理的及び/又は化学的分離をすることによって得られる抽出物と
して含まれてもよい。
【0084】皮膚処理剤 本発明の物品は1又はそれより多くの皮膚処理剤を含有してもよい。好適な皮
膚処理剤は、皮膚のしわを防ぐこと、遅らせること、止めること及び/又は覆す
ことに有効なものを包含する。好適な皮膚処理剤の例には、乳酸及びグリコール
酸のようなアルファ−ヒドロキシ酸及びサリチル酸のようなベータ−ヒドロキシ
酸が挙げられるが、これに限定されない。
【0085】抗にきび剤 にきびに対抗するための有用な活性物質の例には、サリチル酸(O−ヒドロキ
シ安息香酸)、5−オクタノイルサリチル酸のようなサリチル酸の誘導体、及び
レゾルシノールのような角質溶解剤;レチノイン酸とその誘導体(たとえばシス
及びトランス)のようなレチノイド;イオウを含有するD型及びL型アミノ酸及
びその誘導体及び塩、特にそのN−アセチル誘導体で、好ましい例としてはN−
アセチル−L−システイン;リポ酸;過酸化ベンゾイル、オクトピロックス、テ
トラサイクリン、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエー
テル、3,4,4’−トリクロロバニライド、アゼライン酸及びその誘導体、フ
ェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、
酢酸エチル、クリンダマイシン及びメクロサイクリンのような抗生物質及び抗菌
剤;フラボノイドのようなセボスタット;硫酸シムノール及びその誘導体、デオ
キシコール酸、及びコール酸のような胆汁酸塩がある。
【0086】抗しわ剤及び抗皮膚萎縮剤 抗しわ及び抗皮膚萎縮活性物質の例にはレチン酸及びその誘導体(例えば、シ
ス及びトランス);レチノール;レチニルエステル;ナイアシンアミド、サリチ
ル酸及びこれらの誘導体;硫黄含有D及びLアミノ酸並びにこれらの誘導体及び
塩、特にN−アセチル誘導体(その好ましい例はN−アセチル−L−システイン
である);チオール、例えば、エタンチオール;ヒドロキシ酸、フィチン酸、リ
ポ酸;リゾホスファチジン酸並びに皮膚ピーリング剤(例えば、フェノール等)
が含まれる。
【0087】非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDS) NSAIDSの例には以下の分類のものがある:すなわちプロピオン酸誘導体
;酢酸誘導体;フェナミン酸誘導体;ビフェニールカルボン酸誘導体:及びオキ
シカムである。これらのNSAIDSは全て、1991年1月15日にサンシャ
イン(Sunshine)等に発行された米国特許4,985,459(これはその全体
を参考として本明細書に組み入れる)中で十分に記載されている。有用なNSA
IDSの例としては、アセチルサリチル酸、イブプロフェン、ナプロキセン、ベ
ノキサプロフェン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、
ケトプロフェン、インドプロフェン、ピアプロフェン、カープロフェン、オキサ
プロジン、プラノプロフェン、ミクロプロフェン、チオキサプロフェン、スプロ
フェン、アルミノプロフェン、チアプロフェン酸、フルプロフェン及びバクロキ
シ酸が挙げられる。また、ヒドロコルチソン等を包含するステロイド系抗炎症薬
も有用である。
【0088】局所麻酔剤 局所麻酔剤の例には、ベンゾカイン、リドカイン、ブピバカイン、クロルプロ
カイン、ジブカイン、エチドカイン、メピバカイン、テトラカイン、ジクロニン
、ヘキシルカイン、プロカイン、コカイン、ケタミン、プロモキシン、フェノー
ル、及び製薬的に許容されるこれらの塩がある。
【0089】人工日焼け剤及び促進剤 人工日焼け剤及び促進剤の例にはジヒドロキシアセトン、チロシン、チロシン
エステル、例えばエチルチロシネート、及びホスホ−DOPAが含まれる。
【0090】抗菌剤及び抗真菌剤 抗菌及び抗真菌剤の例には、β−ラクタム剤、キノロン剤、シプロフロキサシ
ン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン、エリスロマイシン、アミカシン、2
,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’
−トリクロロバニライド、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フ
ェノキシイソプロパノール、ドキシサイクリン、カプレオマイシン、クロルヘキ
シジン、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、クリンダマイシン
、エタンブトール、ヘキサミジン、イセチオネート、メトロニダゾール、ペンタ
ミジン、ゲンタマイシン、カナマイシン、リネオマイシン、メタサイクリン、メ
テナミン、ミノサイクリン、ネオマイシン、ネチルミシン、パロモマイシン、ス
トレプトマイシン、トブラマイシン、ミコナゾール、塩酸テトラサイクリン、エ
リスロマイシン、亜鉛エリスロマイシン、エリスロマイシンエストレート、ステ
アリン酸エリスロマイシン、硫酸アミカシン、塩酸ドキシサイクリン、硫酸カプ
レオマイシン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、塩酸クロ
ルテトラサイクリン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸クリンダマイシン、塩
酸エタンブトール、塩酸メトロニダゾール、塩酸ペンタミジン、硫酸ゲンタマイ
シン、硫酸カナマイシン、塩酸リネオマイシン、塩酸メタサイクリン、馬尿酸メ
テナミン、マンデル酸メテナミン、塩酸ミノサイクリン、硫酸ネオマイシン、硫
酸ネチルミシン、硫酸パロモマイシン、硫酸ストレプトマイシン、硫酸トブラマ
イシン、塩酸ミコナゾール、塩酸アマンファジン、硫酸アマンファジン、オクト
ピロックス、パラクロロメタキシレノール、ナイスタチン、トルナフテート、ジ
ンクピリチオン及びクロトリマゾールがある。
【0091】抗ウイルス剤 本発明の物品は、更に1又はそれより多くの抗ウイルス剤を含んで成ってもよ
い。好適な抗ウイルス剤としては、金属塩(例えば、硝酸銀、硫酸銅、塩化鉄等
)及び有機酸(例えば、リンゴ酸、サリチル酸、コハク酸、安息香酸等)が挙げ
られるが、これらに限定されない。特に、更なる適当な抗ウイルス剤を含有する
組成物には、それぞれ1999年10月19日に出願され、同時係属中の米国特
許出願番号09/421,084(ベアース((Beerse)等);09/421,
131(ビーダーマン((Biedermann)等);09/420,646(モルガン
(Morgan)等);及び09/421,179(ページ(Page)等)中に記載され
ているものが含まれる。
【0092】酵素 本発明の物品は、任意に1又はそれより多くの酵素を含んでもよい。好ましく
は、このような酵素は皮膚科学的に許容され得る。好適な酵素としては、ケラチ
ナーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、サブチリシン等が挙げられるが、これらに
限定されない。
【0093】日焼け止め活性種 本発明においては、日焼け止め剤も有用である。多種多様な日焼け止め剤は1
992年2月11日にハッフェイ(Haffey)等に発行された米国特許第5,08
7,445号;1991年12月17日にターナー(Turner)等に発行された米
国特許第5,073,372号;1991年12月17日にターナー(Turner)
等に発行された米国特許第5,073,371号;及びセガリン(Segarin)等
の、化粧品科学及びテクノロジー(Cosmetics Science and Technology)のVI
II章、189頁以下(これらは全て、これらの全体を参考として本明細書に組
み入れる)に記載されている。本発明の組成物において有用な日焼け止め剤の非
限定的な例には、2−エチルヘキシルp−メトキシ桂皮酸エステル、2−エチル
ヘキシルN,N−ジメチルーp−アミノ安息香酸エステル、p−アミノ安息香酸
、2−フェニルベンジミダゾール−5−スルホン酸、オクトクリレン、オキシベ
ンゼン、ホモメチルサリチル酸、サリチル酸オクチル、4,4’−メトキシ−t
−ブチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、3−ベン
ジリデンカンファー、3−(4−メチルベンジリデン)カンファー、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛、シリカ、酸化鉄、及びそれらの混合物より成る群から選択される
ものがある。なおその他の有用な日焼け止め剤は、1990年6月26日発行の
サバテリ(Sabatelli)の米国特許第4,937,370号及び1991年3月
12日発行のサバテリ(Sabatelli)らの米国特許第4,999,186号に開
示されているものであり、これら2つの参考文献は全て参考として本明細書に組
み入れる。このような日焼け止め剤の特に好ましい例としては、2,4−ジヒド
ロキシベンゾフェノンの4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息
香酸エステル、4−ヒドロキシジベンゾイルメタンとの4−N,N−(2−エチ
ルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒド
ロキシエトキシ)ベンゾフェノンの4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチル
アミノ安息香酸エステル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)ジベンゾイルメタン
の4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル、及びそ
れらの混合物より成る群から選択されるものが挙げられる。用いることのできる
日焼け止め剤の正確な量は、選んだ日焼け止め剤と達成する所望の日焼け防止指
数(SPF)に依存して変化する。SPFは、紅斑に対する日焼け止め剤の一般
に用いられる光防止指標である。本明細書では参考として引用している連邦官報
(43巻、NO.166、38206〜38269ページ、1978年8月25
日)を参照のこと。
【0094】ヒドロコロイド ヒドロコロイドもまた、本発明の物品に任意に含まれてもよい。ヒドロコロイ
ドは当技術分野で周知であり、物品が少なくとも1回の完全なシャワー、又は入
浴経験の間持続するように、本発明のクレンジング成分に含まれる界面活性剤の
有用期間を延長するのに有効である。好適なヒドロコロイドとしては、キサンタ
ンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シルプロピルセルロース、メチル及びエチルセルロース、天然ゴム、ガドラス(
gudras)グアーゴム、ビーン(bean)ゴム、天然デンプン、脱イオン化デンプン
(例えば、デンプンオクチルコハク酸)等が挙げられるが、これらに限定されな
い。
【0095】発熱性ゼオライト 水と混合すると発熱反応するゼオライト及びその他の化合物もまた、本発明の
物品に任意に含まれてもよい。
【0096】ヒドロゲル形成重合性ゲル化剤 本発明の物品は、ヒドロゲル形成重合性ゲル化剤及び水より形成される水性ゲ
ル、即ち「ヒドロゲル」を任意に含んで成ってもよい。水性ゲルが存在する場合
、物品は、水不溶性基材の質量に対して、ヒドロゲル形成重合性ゲル化剤を、乾
燥質量に基づいて計算して、好ましくは約0.1質量%〜約100質量%、更に
好ましくは約3質量%〜約50質量%、最も好ましくは約5質量%〜約35質量
%含んで成る。 一般に、本発明のヒドロゲル形成重合性ゲル化剤材料は、水溶性又は加水分解
に際して水溶性になる重合可能な不飽和酸含有モノマーより調製される、少なく
とも部分的には架橋したポリマーである。これらの材料としては、少なくとも1
つの炭素−炭素オレフィン性二重結合を含むオレフィンによる不飽和酸及び無水
物等の(これらに限定されないが)、少なくとも1つの親水性基を有するモノエ
チレン性不飽和化合物が挙げられる。これらのモノマーに関しては、水溶性とは
、モノマーが25℃の脱イオン水に、少なくとも0.2質量%程度、好ましくは
少なくとも1.0質量%程度、溶解することを意味する。 重合に際し、上述したようなモノマー単位は、一般に、酸含有モノマーの重合
性ゲル化剤材料(乾燥ポリマー質量基準)の、約25モル%〜99.99モル%
、更に好ましくは約50モル%〜99.99モル%、最も好ましくは少なくとも
約75モル%を構成する。 本発明におけるヒドロゲル形成重合性ゲル化剤は、好ましくは得られるポリマ
ーが約140℃未満でガラス転移温度(Tg)を示さないような充分な程度に部
分的に架橋しており、したがって、本明細書で用いられる「ヒドロゲル形成重合
性ゲル化剤」という用語は、このパラメータに適合するポリマーを意味する。好
ましくは、ヒドロゲル形成重合性ゲル化剤は、Tgが約180℃未満ではなく、
更に好ましくは、約300℃以上の温度において、Tgはポリマーの分解に先立
たない。Tgは、5mg以下のサンプルを用い、20.0℃/分の加熱速度で実
施される、示差走査熱量測定(DSC)によって測定することができる。Tgは
、DSC熱容量曲線上のガラス転移に対応する熱流変化の開始及び終了の中点と
して算出される。Tgの測定にDSCを用いることは当技術分野で周知であり、
B.キャッセル(Cassel)及びM.P.ディヴィト(DiVito)による「正確な熱
力学的及び動力学的データを得るためのDSCの使用(Use of DSC To Obtain A
ccurate Thermodynamic and Kinetic Data)」、アメリカン・ラボラトリー(Am
erican Laboratory)、1994年1月、14〜19頁、及びB.ウンデルリッ
ヒ(Wunderlich)による熱分析(Thermal Analysis)、アカデミック・プレス社
(Academic Press、Inc.)、1990年、に記載されている。
【0097】 ヒドロゲル形成重合性物質は、吸収性が高いことが特徴であり、吸収した状態
又は「ゲル」状態で水を保持することができる。本発明の好ましいヒドロゲル形
成重合性ゲル化剤は、ゲル化剤1g当たり少なくとも約40g、好ましくは少な
くとも約60g/g、更に好ましくは少なくとも約80g/gの水(脱イオン化
)を吸収することができる。本明細書において「吸収容量」というこれらの値は
、上述の吸収容量「ティーバッグ」試験の操作に従って定量することができる。 本発明のヒドロゲル形成重合性ゲル化剤は、一般に、少なくとも部分的に架橋
している。好適な架橋剤は当業者に周知であり、例えば、(1)少なくとも2つ
の重合可能な二重結合を有する化合物;(2)少なくとも1つの重合可能な二重
結合及び少なくとも1つの酸含有モノマー物質反応性官能基を有する化合物;(
3)少なくとも2つの酸含有モノマー物質反応性官能基を有する化合物;及び(
4)イオン性架橋を形成することができる多価金属化合物が挙げられる。 少なくとも2つの重合性二重結合を有する架橋剤としては、(i)ジビニルベ
ンゼン及びジビニルトルエン等のジ−又はポリビニル化合物;(ii)例えば、
エチレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、又はポリオキシエ
チレングリコールのようなポリオールのジ又はトリアクリル酸エステルを含むポ
リオールと、不飽和モノ又はポリカルボン酸のジ又はポリエステル;(iii)
N,N−メチレンビスアクリルアミド等のビスアクリルアミド;(iv)ポリイ
ソシアネートを水酸基含有モノマーと反応させることによって得ることができる
カルバミルエステル;(v)ポリオールのジ−又はポリアリルエーテル;(vi
)フタル酸ジアリル、アジピン酸ジアリル等の、ポリカルボン酸のジ−又はポリ
アリルエステル;(vii)ポリエチレングリコールモノアリルエーテルのアク
リル酸エステルのようなポリオールのモノアリルエステルと、不飽和モノ又はポ
リカルボン酸のエステル;(viii)ジ−又はトリアリルアミンが挙げられる
。 少なくとも1つの重合可能な二重結合及び少なくとも1つの酸含有モノマー物
質反応性官能基を有する架橋剤としては、N−メチロールアクリルアミド、グリ
シジルアクリレート等が挙げられる。少なくとも2つの酸含有モノマー物質反応
性官能基を有する好適な架橋剤としては、グリオキサール;エチレングリコール
及びグリセロール等のポリオール;アルキレンジアミン(例えば、エチレンジア
ミン)、ポリアルキレンポリアミン、ポリエポキシド、ジ−又はポリグリシジル
エーテル等のポリアミンが挙げられる。イオン性架橋を形成することができる好
適な多価金属架橋剤としては、例えば、酸化カルシウム及び二酢酸亜鉛等の、ア
ルカリ土類金属(例えば、カルシウム、マグネシウム)及び亜鉛の酸化物、水酸
化物及び弱酸塩(例えば、炭酸塩、酢酸塩等)が挙げられる。 上記の型の多数の架橋剤が、1978年2月28日発行のマスダ(Masuda)ら
の米国特許第4,076,663号、及び1989年8月29日発行のアレン(
Allen)らの米国特許第4,861,539号に非常に詳細に記載されており、
両者は参考として本明細書に組み入れる。好ましい架橋剤としては、ポリオール
の不飽和モノ−又はポリカルボン酸モノアリルエステルのジ−又はポリエステル
、ビスアクリルアミド、及びジ−又はトリアリルアミンが挙げられる。特に好ま
しい架橋剤の具体例としては、N,N’−メチレンビスアクリルアミド及びトリ
メチロールプロパントリアクリレートが挙げられる。
【0098】 架橋剤は、一般には、得られるヒドロゲル形成重合性物質の約0.001モル
%〜5モル%を構成する。より一般的には、架橋剤は、本発明において用いられ
るヒドロゲル形成重合性物質の約0.01モル%〜3モル%を構成する。 本発明のヒドロゲル形成重合性ゲル化剤は、部分的中和形態で用いられてもよ
い。本発明の目的のため、このような物質は、ポリマーを形成するのに用いられ
るモノマーの少なくとも25モル%、好ましくは少なくとも50モル%が塩基で
中和されている酸基含有モノマーである場合には、部分的に中和されていると考
えられる。好適な中和塩基カチオンとしては、アルカリ及びアルカリ土類金属の
水酸化物(例えば、KOH、NaOH)、アンモニウム、置換アンモニウム、及
びアミノアルコール(例えば、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオ
ール、ジエタノールアミン、及び2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール)
等のアミンが挙げられる。使用された総モノマーにおいて、中和された酸基含有
モノマーのこのパーセントは本明細書では「中和度」として称される。中和度は
好ましくは98%を超えない。 本発明に使用するのに好適なヒドロゲル形成重合性ゲル化剤は当業者に周知で
あり、例えば、1978年2月28日発行のマスダ(Masuda)らの米国特許第4
,076,663号;1977年12月13日発行のウェスターマン(Westerma
n)の米国特許第4,062,817号;1981年8月25日発行のツバキモ
ト(Tsubakimoto)らの米国特許第4,286,082号;1991年10月2
9日発行のゴールドマン(Goldman)らの米国特許第5,061,259号;及
び、1987年3月31日発行のブラント(Brandt)らの米国特許第4,654
,039号に記載されており、これらはそれぞれ、全て本明細書に組み入れる。 また、本発明に使用するのに好適なヒドロゲル形成重合性ゲル化剤は、198
8年3月15日発行のレカック(Le-Khac)の米国特許第4,731,067号
、1988年5月10日発行のレカック(Le-Khac)の米国特許第4,743,
244号、1989年3月21日発行のレカック(Le-Khac)の米国特許第4,
813,945号、1989年11月14日発行のレカック(Le-Khac)の米国
特許第4,880,868号、1990年1月9日発行のレカック(Le-Khac)
の米国特許第4,892,533号、1991年6月25日発行のレカック(Le
-Khac)の米国特許第5,026,784号、1992年1月7日発行の発行の
レカック(Le-Khac)の米国特許第5,079,306号、1992年9月29
日発行の発行のレカック(Le-Khac)の米国特許第5,151,465号、19
89年8月29日発行のアレン(Allen)、ファーラー(Farrer)、及びフレッ
シャー(Flesher)の米国特許第4,861,539号、及び1990年10月
9日発行のアレン(Allen)、ファーラー(Farrer)、及びフレッシャー(Flesh
er)の米国特許第4,962,172号にも記載されており、これらはそれぞれ
、全て参考として本明細書に組み入れる。
【0099】 粒子形態の好適なヒドロゲル形成重合性ゲル化剤は、米国ヴァージニア州ポー
ツマスのヘキスト・セレンス社(Hoechst Celanese Corporation)(サンウェッ
ト(Sanwet(登録商標))超吸収ポリマー)、日本の日本触媒(アクアリック(
Aqualic(登録商標))、例えば、L−75、L−76)及び米国ミシガン州ミ
ッドランド(Midland)のダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)(ドライ
・テック(Dry Tech(登録商標)))より販売されている。 繊維形態のヒドロゲル形成重合性ゲル化剤は、米国マサチューセッツ州レオミ
ンスター(Leominster)のカメロット・テクノロジーズ社(Camelot Technologi
es Inc.)から商業的に入手可能である(ファイバーソルブ(Fibersorb)(商標
)、例えば、SA7200H、SA7200M、SA7000L、SA7000
及びSA7300)。
【0100】 また本発明の物品は、他の親水性ゲル化剤をも含んでもよい。これらとしては
、セルロースエーテル(例えば、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアルコール、グアーゴム、ヒドロキシプロピルグアーゴム及びキサンタンゴム
等の、種々の他の水溶性又はコロイド性水溶性ポリマーのみならず、比較的架橋
度の低いもの以外の、Tgが140℃未満であるような、他に上述したようなカ
ルボン酸含有ポリマーが挙げられる。これらの追加的親水性ゲル化剤の中で好ま
しいものは、酸含有ポリマー、特にカルボン酸含有ポリマーである。特に好まし
いものは、多価アルコール、及び任意にアクリレートエステル又は多官能ビニリ
デンモノマーのポリアルケニルポリエーテルと架橋したアクリル酸の水溶性ポリ
マーを含んで成るものである。 本発明で有用な好ましいコポリマーは、アクリル酸、メタクリル酸及びエタク
リル酸から成る群から選択される、95〜99質量パーセントのオレフィン性不
飽和のカルボキシルモノマーを含有するモノマー混合物;約1〜約3.5質量パ
ーセントの下記式のアクリレートエステル:
【0101】
【化5】
【0102】 式中、Rは、10〜30の炭素原子を含有するアルキル基であり、且つR1は、
水素、メチル又はエチルである;及び親多価アルコールは少なくとも3個の炭素
原子及び少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する、分子当り1より多いアル
ケニルエーテル基を含有する多価アルコールの0.1〜0.6質量パーセントの
重合可能な架橋ポリアルケニルポリエーテルのポリマーである。 好ましくは、これらのポリマーは、約96〜約97.9質量%のアクリル酸、
及び約2.5〜約3.5質量%のアクリル酸エステルであって、アルキル基が炭
素数12〜22であるものを含み、R1はメチルであり、最も好ましくは、アク
リル酸エステルはステアリルメタクリレートである。好ましくは、架橋ポリアル
ケニルポリエーテルモノマーの量は約0.2〜0.4質量%である。好ましい架
橋ポリアルケニルポリエーテルモノマーは、アリルペンタエリスリトール、トリ
メチロールプロパンジアリルエーテル又はアリルスクロースである。これらのポ
リマーは、1985年4月5日発行のファン(Huang)らの米国特許第4,50
9,949号に完全に記載されており、この特許は参考として本明細書に組み入
れる。 本発明において有用なその他の好ましいコポリマーは、少なくとも2つのモノ
マー成分を含むポリマーであり、一方はモノマーのオレフィン性不飽和カルボン
酸であり、他方は多価アルコールのポリアルケニル、ポリエーテルである。追加
的モノマー物質は、所望により、主たる割合でモノマー混合物中に存在していて
もよい。 これらのカルボン酸ポリマーの製造に有用な第一のモノマー成分は、少なくと
も1つの活性化炭素−炭素オレフィン性二重結合、及び少なくとも1つのカルボ
キシル基を含む、オレフィン性不飽和カルボン酸である。好ましいカルボン酸モ
ノマーは、以下の一般構造を有するアクリル酸である。
【0103】
【化6】
【0104】 式中、R2は、水素、ハロゲン、及びジシアン基(−C=N)、一価のアルキル
基、一価のアルカリール基及び一価のシクロ脂肪族基より成る群から選択される
置換基である。この群の中で、アクリル、メタクリル、及びエタクリル酸が最も
好ましい。別の有用なカルボン酸モノマーは、無水マレイン酸又はマレイン酸で
ある。使用される酸の量は、約95.5〜約98.9質量%である。 これらのカルボン酸ポリマー製造に有用な第2のモノマー成分は、オレフィン
性二重結合が末端メチレン基:CH2=C<に連結して存在するアルケニル基等
のアルケニルエーテル基を、1分子当たり1より多く有するポリアルケニルポリ
エーテルである。 ポリマー中に存在してもよい追加的モノマー物質としては、例えば、ブタジエ
ン、イソプレン、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、アリルアクリレート
等の、少なくとも2つの末端CH2基を含む多官能ビニリデンモノマーが挙げら
れる。これらのポリマーは、1957年7月2日発行のブラウン(Brown)の米
国特許第2,798,053号に完全に記載されており、これは全て参考として
本明細書に組み入れる。 本発明において有用なカルボン酸コポリマーの例としては、カルボマー934
、カルボマー941、カルボマー950、カルボマー951、カルボマー954
、カルボマー980、カルボマー981、カルボマー1342、アクリレート/
C10−30アルキルアクリレート架橋ポリマー(それぞれB.F.グッドリッ
チ(Goodrich)より、カルボポール934、カルボポール941、カルボポール
950、カルボポール951、カルボポール954、カルボポール980、カル
ボポール981、カルボポール1342、及びペミュレン(Pemulen)シリーズ
として入手可能)が挙げられる。 本発明で有用な他のカルボン酸コポリマーには、ホスタセレン(Hostaceren)
PN73の商標でザ・ヘキスト・セラニーズ・コーポレーション(the Hoechst
Celanese Corporation)から販売されているアクリル酸/アクリルアミドコポリ
マーのナトリウム塩が含まれる。ハイパン(HYPAN)ヒドロゲルの商標でリポ・
ケミカルズ・インク.(Lipo Chemicals Inc.)から販売されているヒドロゲル
ポリマーも含まれる。これらのヒドロゲルは、カルボキシル、アミド、及びアミ
ジン等の種々の他の側枝基を有するC−C主鎖上の硝酸塩の結晶性プリック(pl
icks)より成る。一例としては、リポ・ケミカル社(Lipo Chemicals Inc.)よ
り入手可能なポリマー粉体である、ハイパン(HYPAN)SA100Hが挙げられ
る。 これらのポリマーの酸性基を中和するのに用いる中和剤としては、前述のもの
が挙げられる。
【0105】カチオン系界面活性剤 カチオン界面活性剤は、代表的には非起泡性界面活性剤として分類されるが、
本発明の物品の所望の利益に否定的な影響を与えないならば、本発明の物品に使
用してもよい。 ここで有用なカチオン系界面活性剤の非限定的な例は、「マカッチャンズ・デ
タージェンツ・エンド・エマルジファイアーズ(McCutcheon's、Detergents and
Emulsifiers)」、北アメリカ版(1986年)、アルレッド・パブリッシング
・コーポレーション(allured Publishing Corporation)より出版;及び「マカ
ッチャンズ機能的物質」北アメリカ版(1992);に開示されており、これら
は両者とも、全て参考として本明細書に組み入れる。 ここで有用な陽イオン界面活性剤の非限定的な例には、次式のような陽イオン
アルキルアンモニウム塩が挙げられる: R1234+- 式中R1は、約12個〜約18個の炭素原子を持つアルキル基、又は約12個〜
約18個の炭素原子を持つ芳香族、アリール基又はアルカリル基;R2、R3、及
びR4は、水素、約1個〜約18個の炭素原子を持つアルキル基、又は約1個〜
約18個の炭素原子を持つ芳香族、アリール基又はアルカリル基から別々に選択
する;及びXは、陰イオンで、好ましくは塩化塩、臭化塩、ヨウ化塩、アセテー
ト、ホスフェート、ニトレート、硫酸塩、メチル硫酸、硫酸エチル、トシラート
、乳酸塩、クエン酸塩、グリコール、及びこれらの混合物から成る群から選択す
る。更に、アルキル基はまた、エーテル接合又はヒドロキシ又はアミノ基の置換
基も含有することができる(たとえば、アルキル基がポリエチレングリコール及
びポリプロピレングリコール部分を含有することができる)。
【0106】 更に好ましくは、R1は、炭素数約12〜約18のアルキル基であり;R2は、
水素又は炭素数約1〜約18のアルキル基から選択され;R3及びR4は、それぞ
れ水素又は炭素数約1〜約3のアルキル基から選択され;及び、Xは前の段落で
述べたとおりである。 最も好ましくは、R1は、炭素数約12〜約18のアルキル基であり;R2、R 3 、及びR4は、水素又は炭素数約1〜約3のアルキル基から選択され;及び、X
は前述のとおりである。 あるいは、その他の有用なカチオン界面活性剤は、アミノ−アミドを含み、そ
こでは、上の構造R1が代わりにR5CO−(CH2n-となり、式中、R5は
、約12個〜約22個の炭素原子を持つアルキル基であり、nは、約2〜約6、
より好ましくは約2〜約4、及び最も好ましくは約2〜約3の整数である。この
ようなカチオン乳化剤の非限定的な例には、ステアロアミドプロピルPG−ジモ
ニウムクロリドホスフェート、ステアロアミドプロピルエチルジモニウムエソサ
ルフェート、ステアロアミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)塩化ア
ンモニウム、ステアロアミドプロピルジメチルセテアリルアンモニウムトシラー
ト、ステアロアミドプロピルジメチル塩化アンモニウム、ステアロアミドプロピ
ルジメチル乳酸アンモニウム、及びそれらの混合物が包含される。
【0107】 四級アンモニウム塩のカチオン界面活性剤の非限定的な例としては、セチル塩
化アンモニウム、セチル臭化アンモニウム、ラウリル塩化アンモニウム、ラウリ
ル臭化アンモニウム、ステアリル塩化アンモニウム、ステアリル臭化アンモニウ
ム、セチルジメチル塩化アンモニウム、セチルジメチル臭化アンモニウム、ラウ
リルジメチル塩化アンモニウム、ラウリルジメチル臭化アンモニウム、ステアリ
ルジメチル塩化アンモニウム、ステアリルジメチル臭化アンモニウム、セチルト
リメチル塩化アンモニウム、セチルトリメチル臭化アンモニウム、ラウリルトリ
メチル塩化アンモニウム、ラウリルトリメチル臭化アンモニウム、ステアリルト
リメチル塩化アンモニウム、ステアリルトリメチル臭化アンモニウム、ラウリル
ジメチル塩化アンモニウム、ステアリルジメチルセチルジタロージメチル塩化ア
ンモニウム、ジセチル塩化アンモニウム、ジセチル臭化アンモニウム、ジラウリ
ル塩化アンモニウム、ジラウリル臭化アンモニウム、ジステアリル塩化アンモニ
ウム、ジステアリル臭化アンモニウム、ジセチルメチル塩化アンモニウム、ジセ
チルメチル臭化アンモニウム、ジラウリルメチル塩化アンモニウム、ジラウリル
メチル臭化アンモニウム、ジステアリルメチル塩化アンモニウム、ジステアリル
ジメチル塩化アンモニウム、ジステアリルメチル臭化アンモニウム及びこれらの
混合物から成る群より選択されるものが挙げられる。更に四級アンモニウム塩と
しては、C12〜C22のアルキル炭素鎖がタロー脂肪酸又はココナッツ脂肪酸
に由来するものが挙げられる。「タロー」という用語は、一般にC16〜C18
の範囲でアルキル鎖の混合物を持つような、タロー脂肪酸(通常水素付加された
タロー脂肪酸)に由来するアルキル基のことをいう。「ココナッツ」という用語
は、一般にC12〜C14の範囲でアルキル鎖の混合物を持つような、ココナッ
ツ脂肪酸に由来するアルキル基のことをいう。タローやココナッツ源に由来する
ような四級アンモニウム塩の例としては、ジタロージメチル塩化アンモニウム、
ジタロージメチルアンモニウムメチルサルフェート、ジ(水素添加タロー)ジメ
チル塩化アンモニウム、ジ(水素添加タロー)ジメチル酢酸アンモニウム、ジタ
ロージプロピルリン酸アンモニウム、ジタロージメチル硝酸アンモニウム、ジ(
ココナッツアルキル)ジメチル塩化アンモニウム、ジ(ココナッツアルキル)ジ
メチル臭化アンモニウム、タロー塩化アンモニウム、ココナッツ塩化アンモニウ
ム、ステアロアミドプロピル塩化PG−ジモニウムホスフェート、ステアロアミ
ドプロピルエチルジモニウムエソサルフェート、ステアロアミドプロピルジメチ
ル(ミリスチルアセテート)塩化アンモニウム、ステアロアミドプロピルジメチ
ルセテアリルアンモニウムトシラート、ステアロアミドプロピルジメチル塩化ア
ンモニウム、ステアロアミドプロピルジメチル乳酸アンモニウム、及びこれらの
混合物が挙げられる。 本発明において有用な好ましいカチオン界面活性剤としては、ジラウリルジメ
チル塩化アンモニウム、ジステアリルジメチル塩化アンモニウム、ジミリスチル
ジエチル塩化アンモニウム、ジパルミチルジメチル塩化アンモニウム、ジステア
リルジメチル塩化アンモニウム、及びこれらの混合物から成る群から選択された
ものが挙げられる。
【0108】不織層 本発明の水不溶性基材は、詰綿層に結合した不織層を更に含んでいる。この不
織層は好ましくはかさばっておらず且つ流体透過性である。本明細書で使用する
とき、「かさばっていない」とは、約0.001から約0.05インチまでの厚
さを有していることを意味する。この不織層はクレンジング成分を上記物品内に
捕捉又は保持するのに有用である。更に、この不織層はまた、この層が皮膚にソ
フトであることが好ましい場合に、皮膚との接触にも適していると思われる。 不織層に適している材料は、セルロース不織物、かさばっていない不織物、ス
ポンジ(即ち、天然及び合成の両方)、成形フィルム、かさばっていない詰綿、
及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。好ましくは、上記不織層は
、セルロース不織物、かさばっていない不織物、成形フィルム、かさばっていな
い詰綿、フォーム、スポンジ、網状起泡体、真空形成ラミネート、スクリム、ポ
リマーネット、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含んで
いる。更に好ましくは、上記不織層はセルロース不織物、かさばっていない不織
物、成形フィルム、かさばっていない詰綿、及びこれらの組み合わせからなる群
から選択される材料を含んでいる。本発明で使用するとき、「不織物」とは、こ
の層が織物に織られている繊維を含んでいないことを意味するのではなくて、こ
の層が繊維を含んでいる必要が全くない、例えば成形フィルム、スポンジ、フォ
ーム、スクリム等であることを意味する。この層が繊維を含んでいるとき、これ
らの繊維はランダムである(即ち、ランダムに並んでいる)か又はカードで梳か
れている(即ち、主として1方向に向くように櫛で梳かれている)ことができる
。更に、不織層はランダムな繊維とカードで梳いた繊維の追加的な層、即ち、積
重ね層の組み合わせで構成された複合材料であることができる。 好ましい実施態様では、上記不織物は孔が開けられている。水不溶性基材の不
織層の孔は一般的に、平均直径が約0.5mmから5mmの間の範囲であろう。
更に好ましくは、これらの孔は平均直径が約1mmから4mmの大きさの範囲で
あろう。好ましくは上記基材の不織層の孔の僅か約10%しかこれらのサイズ範
囲を外れないであろう。更に好ましくは、上記不織層の孔の僅か約5%しかこれ
らのサイズ範囲を外れないであろう。形状が丸くない孔については、孔の「直径
」は、非円形形状の孔の開口部と同じ表面積を有する円形開口部の直径をいう。
【0109】 不織層内において、上記孔は一般的に、直線1センチメートル当たり約0.5
から12個までの孔の頻度で生じるであろう。更に好ましくは、上記層の表面の
孔は、直線1センチメートル当たり約1.5から6個までの孔の頻度で生じるで
あろう。 上記の孔は、少なくとも不織層内に配置されなければならない。このような孔
は不織層の一方の表面からもう一方の表面まで完全に貫通している必要はない。
しかしながら、それらがそのようになっていてもよい。更に、孔は、上記物品の
容量全体に孔が開けられているように上記基材の詰綿層に孔を配置することがで
き、又は配置しないことができる。 孔は、水不溶性基材又はその層が形成されるか又は織られるときに、この水不
溶性基材の不織層内に形成させることができる。或いは、不織物を含んでいる上
記基材が完全に形成された後に、その不織層内に孔を形成させることができる。 上記不織層は多様な天然及び合成の両繊維又は材料を含んでいることができる
。本明細書で用いられる「天然」とは、材料が植物、動物、昆虫、又は植物、動
物、及び昆虫の副産物に由来することを意味する。従来の基礎出発物質は通常、
任意の一般の合成又は天然の織物長の繊維、又はそれらの組み合わせを含んで成
る、繊維状の織物である。
【0110】 本発明において有用な天然材料の非限定的な例としては、シルク繊維、ケラチ
ン繊維、及びセルロース繊維が挙げられるが、これらに限定されない。ケラチン
繊維の非限定的な例としては、羊毛繊維、ラクダ毛繊維等から成る群より選択さ
れるものが挙げられる。セルロース性繊維の非限定的な例としては、木材パルプ
繊維、綿繊維、大麻繊維、黄麻繊維、亜麻繊維、及びこれらの組み合わせから成
る群より選択されるものが挙げられる。本発明においては、セルロース繊維材料
が好ましい。 本発明において有用な合成材料の非限定的な例としては、アセテート繊維、ア
クリル繊維、セルロースエステル繊維、アクリル系繊維、ポリアミド繊維、ポリ
エステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維
、ポリエチレン起泡体、ポリウレタン起泡体、及びこれらの組み合わせから成る
群より選択されるものが挙げられる。好適な合成材料の例には、アクリラン、ク
レスラン及びアクリロニトリル系繊維、オーロンのようなアクリル製品;セルロ
ースアセテート、アーネル及びアシーレ(acele)のようなセルロースエステル
繊維;及びナイロン(例えばナイロン6、ナイロン66、ナイロン610等)の
ようなポリアミド;フォルトレール、コデル、及びポリエチレンテレフタレート
繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ダクロンのようなポリエステル;ポリ
プロピレン、ポリエチレンのようなポリオレフィン;ポリビニルアセテート繊維
;ポリウレタン起泡体及びそれらの組合せが挙げられる。これら及びその他の好
適な繊維及びそれらから製造される不織物は、通常、リーデル(Riedel)の「不
織結合法と材料(Nonwoven Bonding Methods and Materials)」不織の世界(No
nwoven World)(1987年)、「アメリカーナ百科事典(The Encyclopedia A
mericana)」(第11巻147〜153頁及び第26巻566〜581頁(19
84年)、ターマン(Thaman)等の米国特許第4,891,227号(1990
年1月2日発行)、及び米国特許第4,891,228号に記載されており、こ
れらはそれぞれ、全て参考として本明細書に組み入れる。更に、詰綿層内に含め
るのに適している上記した任意の合成材料を不織層内に含めることもできる。
【0111】 天然素材から作られる不織布は、繊維の液状懸濁液でできた細かなワイヤース
クリーン上に最も普通に形成された布地又はシートで構成されている。C.A.
ハンペル(C.A.Hampel)等の「化学百科事典(The Encyclopedia of Chemistr
y)」第3版、1973年、793〜795頁(1973年)、「アメリカーナ
百科事典(The Encyclopedia Americana)」第21巻376〜383頁(198
4年)、及びG.A.スムーク(G.A.Smook)の「パルプと紙の技術ハンドブ
ック(Handbook of Pulp and Paper Technologies)」パルプ製紙工業技術協会
(Technical Association for the Pulp and Paper Industry)(1986年)
、これらは全て参考として本明細書に組み入れ、参照する。 本発明に有用な、天然材料の不織物は、広範な市販品から入手してもよい。本
明細書で有用な好適な市販紙層の例としては、ジェイムズ・リバー(James Rive
r)(ウィスコンシン州グリーンベイ(Green Bay)から市販されている坪量約7
1gsyを有する型押しされた、乾式形成のセルロース性化合物層エアテックス
(Airtex)(登録商標)、及びウォーキソフトU.S.A.(Walkisoft U.S.A.
)(ノースカロライナ州マウントホリー(Mount Holly))から市販されている
坪量約75gsyを有する型押しされた、乾式形成のセルロース性化合物ウォー
キソフト(Walkisoft)(登録商標)が挙げられるが、これらに限定されない。 更なる適当な不織物材料には、1984年5月8日にオスボーン(Osborn)に
発行された米国特許第4,447,294号;1986年7月29日にブジョル
キスト(Bjorkquist)に発行された米国特許第4,603,176号;1991
年1月1日にブジョルキスト(Bjorkquist)に発行された米国特許第4,981
,557号;1992年2月4日にブジョルキスト(Bjorkquist)に発行された
米国特許第5,085,736号;1992年8月8日にブジョルキスト(Bjor
kquist)に発行された米国特許第5,138,002号;1993年11月16
日にファン(Phan)等に発行された米国特許第5,262,007号;1993
年11月23日にファン(Phan)等に発行された米国特許第5,264,082
号;1987年1月20日にトロクハン(Trokhan)に発行された米国特許第4
,637,859号;1985年7月16日にトロクハン(Trokhan)に発行さ
れた米国特許第4,529,480号;1987年8月18日にマックネイル(
McNeil)に発行された米国特許第4,687,153号;1993年6月29日
にファン(Phan)等に発行された米国特許第5,223,096号及び1997
年10月21日にラッシュ(Rasch)等に発行された米国特許第5,679,2
22号(これらは各々、それらの全体を参考として本明細書に組み入れる)中に
開示されているものが含まれるが、これらに限定されない。
【0112】 不織物を作る方法は、当技術分野で周知である。一般に、これらの不織物は、
乾式層形成、湿式層形成、融解ブロー成形、コフォーミング、スパンボンド、又
はカーディング方法により作成することができ、これらの方法においては、初め
に繊維又はフィラメントを長いものから所望の長さに切断し、水流又は気流に通
した後、繊維の入った空気又は水を通すスクリーン上に堆積させる。でき上がっ
た層は、生産法又は組成法の如何に関わらず、それ自体で支え合う織物を形成す
るように個々の繊維を共につなぎ止めるための、いくつかの接合作用の種類の少
なくとも1つの処理を受ける。本発明では、空気絡合、水流絡合、熱結合、及び
このような工程の組合せを含むが、これに限定されない種々の工程によって不織
物層を調製することができる。 本発明で有用な合成材料から製造される不織物は多種多様な商業的供給元から
得ることができる。本明細書で有用な好適な不織布第1の層材料の非限定例には
、約50%レーヨンと50%ポリエステルを含有する、水で巻き込んだ孔のある
素材で、平方メータ当たり約61グラム(gsm)の坪量を有し、ベラテック社(V
eratech. Inc、Walpole)から入手可能なHEF40−047;MAHEF14
0−102(約50%レーヨンと50%ポリエステルを含有し、水で巻き込んだ
孔のある素材で、約67gsmの坪量を有し、上記のベラテック社から販売され
ている);ノボネット(Novonet)(登録商標)149−616、(約100%
ポリプロピレンを含有し、熱で接合した格子模様の素材で、約60gsmの坪量
を有し、上記のベラテック社から販売されている);ノボネット(登録商標)1
49−801、(約69%レーヨン、約25%ポリプロピレン、及び約6%綿を
含有し、熱接合した格子模様の素材で、約90gsmの坪量を有し、上記のベラ
テック社から販売されている);ノボネット(登録商標)149−191、(約
69%レーヨン、約25%ポリプロピレン、及び約6%綿を含有し、熱接合した
格子模様の素材で、約120gsmの坪量を有し、上記のベラテック社から販売
されている);HEFナブテックス(Nubtex)(登録商標)149−801、(
約100%ポリエステルを含有し、叩いて水で巻き込んだ穴のある素材で、約8
4gsmの坪量を有し、上記のベラテック社から販売されている);キーバック
(Keybak)(登録商標)951V、(約75%レーヨン、約25%アクリル繊維
を含有し、乾燥した孔のある素材で、約51gsmの坪量を有し、チコピー(Ch
icopee, New Brunswick, N.J.)から入手できる);キーバック(登録商標)1
368、(約75%レーヨン、約25%ポリエステルを含有し、孔のある素材で
、約47gsmの坪量を有し、上記のチコピーから入手できる);デュラレース
(Duralace)(登録商標)1236、(約100%レーヨンを含有し、水で巻き
込んだ孔のある素材で、約48〜約138gsmの坪量を有し、上記のチコピー
から入手できる);デュラレース(登録商標)5904、(約100%ポリエス
テルを含有し、水で巻き込んだ孔のある素材で、約48〜約138gsmの坪量
を有し、上記のチコピーから入手できる);チコピー(Chicopee)(登録商標)
5763、(梳いて、水で隙間を作った素材で(インチ当たり8x6の孔、セン
チ当り3x2の孔)、70%レーヨンと30%ポリエステル、及び任意選択で5
質量%までのラテックス結合剤(アクリレート又はEVAを基にした)を含有し
、約60〜約90gsmの坪量を有し、チコピーから入手できる);チコピー(
登録商標)9900シリーズ(例えば、チコピー9931−62gsm、50/
50のレーヨン/ポリエステル、及びチコピー9950−50Gsm、50/5
0のレーヨン/ポリエステル)(梳いて水で巻き込んだ素材で、50%のレーヨ
ン/50%のポリエステルから0%のレーヨン/100%のポリエステル又は1
00%のレーヨン/0%のポリエステルの繊維組成物を含有し、約36gsmか
ら約84gsmの坪量を有し、チコピーから入手できる);ソンタラ(Sontara
)8868、(水で巻き込んだ素材で、約50%のセルロースと約50%のポリ
エステルを含有し、約72gsmの坪量を有し、デュポンケミカル社から入手で
きる)が挙げられる。好ましい不織布基材材料は、約24gsm〜約96gsm
、更に好ましくは約36gsm〜約84gsm、及び最も好ましくは約42gs
m〜約78gsmの坪量を有する。
【0113】 上記不織層はまた、1996年3月27日に公開されたヨーロッパ特許出願番
号EP702550A1(これは、その全体を参考として本明細書に組み入れる
)中に記載されているような重合性メッシュスポンジであることもできる。この
ようなポリマーの網目状スポンジは、ナイロン又は、オレフィン単量体の付加ポ
リマー及びポリカルボン酸のポリアミド等の、強く柔軟性のあるポリマーから作
られた、押し出して管状の網目加工したメッシュの、多数の層を含んで成る。 上記不織層はまた、成形フィルム及び複合材料、即ち多数の材料を含有する成
形フィルムを含んでいることもできる。好ましくは、このような成形フィルムは
、肌にソフトな傾向のあるプラスチックを含んで成る。好適な柔らかいプラスチ
ック成形フィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)等のポリオレフィ
ンが挙げられるが、これらに限定されない。不織層がプラスチック成形フィルム
を含んでいるような場合には、その不織層は、この層が流体透過性であるように
、孔が開けられている、例えば大きな孔が開けられているか又は小さな孔が開け
られていることが好ましい。1つの実施態様では、上記不織層は小さな孔しか開
けられていないプラスチック成形フィルムを含んでいる。小さな孔の表面変形、
即ち雄側面は好ましくはこの第2の層の内面に配置され、そして好ましくは上記
基材の内側方向、即ちクレンジング成分及び/又は治療的有益成分の方向に面し
ている。理論によって限定されることはないが、花弁様縁取り表面変形を有する
孔を含んでいる或る実施態様では、これらの孔の表面変形が界面活性剤含有クレ
ンジング成分及び/又は治療的有益成分の方向に面しているとき、本発明物品に
手で圧力をかけることによって上記表面変形の花弁様縁取りを内側に曲げ、そし
てそれによって、該物品内に含有されているクレンジング成分及び/又は治療的
有効成分を事実上計り取る多数のバルブを上記層の内面に創製し、そしてそれに
よって該物品の有効寿命を延長することができると考えられる。
【0114】 もう1つの実施態様では、上記不織層は、微小孔と大型孔が共に存在するプラ
スチック成形フィルムを含んでいる。このような実施態様では、不織層は、この
ような微小孔フィルムが布様触感である場合、クレンジング化しそして/又は治
療的に処置すべき領域に接触するのに好都合である。好ましくは、このような実
施態様では、上記微小孔の表面変形はこの不織層上の大型孔の表面変形の反対側
に面している。このような例において、表面変形から形成される三次元の厚さに
よって、大型の孔は物品全体が濡れて泡立つのを最大にし、表面変形は物品を使
用する間に一定に圧縮・減圧されて、泡立ったじゃばら状のものを作ると考えら
れる。 いずれにしても、成形フィルムを含んでいる不織層は好ましくは少なくとも約
100個の孔/基材cm2、更に好ましくは少なくとも500個の孔/基材cm2 、更に尚一層好ましくは少なくとも約1000個の孔/基材cm2、そして最も
好ましくは少なくとも約1500個の孔/基材cm2を有している。本発明の更
に好ましい実施態様には、約5cm3/cm2−sから約70cm3/cm2−sま
で、更に好ましくは約10cm3/cm2−sから約50cm3/cm2−sまで、
そして最も好ましくは約15cm3/cm2−sから約40cm3/cm2−sまで
の水流速度を有している不織層が含まれる。
【0115】 本発明の不織層において有用で好適な成形フィルム及び成形フィルム含有複合
材料には、1982年8月3日にラデル(Radel)等に発行された米国特許第4
,342,314号、1995年6月12日に出願され共通して譲渡された同時
係属中の出願米国出願番号08/326,571及び1996年1月11日に公
開されたPCT出願番号US95/07435、並びに1986年12月16日
にクロ(Curro)等に発行された米国特許第4,629,643号(これらは各
々、それらの全体を参考として本明細書に組み入れる)中に開示されているもの
が含まれるが、これらに限定されない。更に、上記不織層は、少なくとも1個の
成形フィルムと少なくとも1個の不織物を含んでいる成形フィルム複合体材料で
あることができ、そしてその際上記層は真空形成されている。更に、上記不織層
は、少なくとも1個の成形フィルムと少なくとも1個の不織物を含んでいる成形
フィルム複合体材料であることができ、そしてその際上記層は真空形成されてい
る。好適な成形フィルム複合材料としては、坪量が30gsmの梳いて毛羽立た
せたポリプロピレンの不織物を成形フィルムと結合させることによって形成され
る真空積層複合成形フィルム材料が挙げられるが、これらに限定されない。 更に、上記不織層と上記詰綿層は、本発明物品の完全性を維持するために、好
ましくは互いに結合されている。この結合は、スポット結合(例えば、熱点結合
)、不連続パターンで連続結合(例えば、ラミネート化等)、又はこれら層の外
縁(又は周囲)及び/若しくは不連続位置における結合、或いはこれらの組み合
わせからなっていることができる。本発明の物品でスポット結合を使用するとき
、それらのスポット結合は少なくとも約1cmの距離で分離されていることが好
ましい。しかしながら、いずれの場合にも、結合は、幾何学的形状及びパターン
、例えば菱形、円、四角形等が上記層や得られる物品の外面上に創製されるよう
に配列することができる。
【0116】 本発明の物品においては、詰綿層と不織層が互いに結合されて、異なる織地の
2つの側面を有する単一複合層を形成することも予期されている。従って、実際
上、非水溶性基材は、二重の材質加工された面又は表面を持つ単一の複合層を含
むと解釈されることができる。 いずれにしても、詰綿層と任意の追加的な層(不織層を含む)間に存在する結
合領域は上記層の総表面積の約50%を超えない、好ましくは約15%を超えな
い、更に好ましくは約10%を超えない、そして最も好ましくは約8%を超えな
いことが好ましい。 本明細書で論じる各層は、少なくとも2面、即ち内面及び外面を含んで成り、
それぞれの面は同一又は異なる材質及びざらつきを有していてもよい。好ましく
は、本発明の物品は、基材、及びそれによって肌にソフトな層を含んで成る。し
かし、異なる材質は、異なる素材の組合せ、又は異なる製造工程又はその組み合
わせを用いることによって作ることができる。例えば、2成分で織られた水不溶
性基材は、剥離のためのよりざらざらした側と、穏やかに清浄する及び/又は治
療的に処置するためのよりソフトで吸収性の側を有するという利点があるパーソ
ナルケア物品を提供するために作成することができる。加えて、基材のそれぞれ
の層は、色が異なるように製造することができ、それによってユーザーが表面を
更に識別しやすくなる。 更に、物品それ自体と同様、物品の各層は、平らなパッド、厚いパッド、薄い
シート、ボール形の道具、不規則な形の道具等の、広範な形及び形状に製造して
もよい。これらの層の正確な大きさは、本発明物品の所望の用途や特徴に依存し
、そして約1平方インチから約数百平方インチまでの表面積の大きさの範囲であ
ることができる。特に好都合な層及び物品の形状には、約5平方インチから約2
00平方インチまで、好ましくは約6平方インチから約120平方インチまで、
そして更に好ましくは約15平方インチから約100平方インチまでの表面積を
有し、そして約0.5mmから約50mmまで、好ましくは約1mmから約25
mmまで、そして更に好ましくは約2mmから約20mmまでの厚さを有する正
方形、円、長方形、砂時計、ミット型又は楕円形の形状が含まれるが、これらに
限定されない。
【0117】キレート剤 本発明の物品は、安全且つ有効量のキレート剤、又はキレート化剤をも含んで
成ってもよい。本明細書で用いる「キレート剤」又は「キレート剤」とは、金属
イオンが容易に化学反応に加わったり、化学反応を触媒したりしないように、錯
体を形成することによって系から金属イオンを除くことができる活性物質を意味
する。キレート化剤が包含されることは、角質層における鱗屑又は組織変化の一
因となるような紫外線照射から、及び皮膚の損傷を起こし得るようなその他の環
境化学物質から保護するために特に有用である。 安全且つ有効量のキレート化剤を、主題発明の組成物に加えてもよく、好まし
くは組成物の約0.1質量%〜約10質量%、更に好ましくは約1質量%〜約5
質量%加えてもよい。本発明で有用な代表的なキレート剤は1996年1月30
日にビセット(Bissett)等に発行された米国特許第5,487,884号;1
995年10月31日に公開されたブッシュ(Bush)等の国際公開番号91/1
6035;1995年10月31日に公開されたブッシュ(Bush)等の国際公開
番号91/16034中に開示されている。主題発明の組成物中で有用な好まし
いキレート剤はフリルジオキシム及びその誘導体である。
【0118】フラボノイド 本発明の物品は、任意にフラボノイド化合物を含んで成ってもよい。フラボノ
イドは米国特許第5,686,082号及び第5,686,367号に広範に開
示されており、これらは両者とも参考として本明細書に組み入れる。本発明で使
用するのに適しているフラボノイドは、非置換フラバノン、モノ−置換フラバノ
ン及びこれらの混合物から成る群から選択されるフラバノン;非置換カルコン、
モノ−置換カルコン、ジ−置換カルコン、トリ−置換カルコン及びこれらの混合
物から成る群から選択されるカルコン;非置換フラボン、モノ−置換フラボン、
ジ−置換フラボン及びこれらの混合物から成る群から選択されるフラボン;1つ
又はそれより多くのイソフラボン;非置換クマリン、モノ−置換クマリン、ジ−
置換クマリン及びこれらの混合物から成る群から選択されるクマリン;非置換ク
ロモン、モノ−置換クロモン、ジ−置換クロモン及びこれらの混合物から成る群
から選択されるクロモン;1つ又はそれより多くのジクマロール;1つ又はそれ
より多くのクロマノン;1つ又はそれより多くのクロマノール;これらの異性体
(例えばシス/トランス異性体);及びこれらの混合物である。本明細書で使用
する用語「置換した」によって、フラボノイドの1つ又はそれより多くの水素原
子が独立して、ヒドロキシル、C1〜C8アルキル、C1〜C4アルコキシル、
O−グリコシド等又はこれら置換基の混合で置換されているフラボノイドが意味
される。
【0119】 好適なフラボノイドの例としては、非置換フラバノン、モノヒドロキシフラバ
ノン(例えば、2’−ヒドロキシフラバノン、6−ヒドロキシフラバノン、7−
ヒドロキシフラバノン等)、モノアルコキシフラバノン(例えば、5−メトキシ
フラバノン、6−メトキシフラバノン、7−メトキシフラバノン、4’−メトキ
シフラバノン等)、非置換カルコン(特に非置換トランスカルコン)、モノヒド
ロキシカルコン(例えば、2’−ヒドロキシカルコン、4’−ヒドロキシカルコ
ン等)、ジヒドロキシカルコン(例えば、2’,4−ジヒドロキシカルコン、2
’,4’−ジヒドロキシカルコン、2,2’−ジヒドロキシカルコン、2’,3
−ジヒドロキシカルコン、2’,5’−ジヒドロキシカルコン等)、及びトリヒ
ドロキシカルコン(例えば、2’,3’,4’−トリヒドロキシカルコン、4,
2’,4’−トリヒドロキシカルコン、2,2’,4’−トリヒドロキシカルコ
ン等)、非置換フラボン、7,2’−ジヒドロキシフラボン、3’,4’−ジヒ
ドロキシナフトフラボン、4’−ヒドロキシフラボン、5,6−ベンゾフラボン
、及び7,8−ベンゾフラボン、非置換イソフラボン、ダイゼイン(daidzein)
(7,4’−ジヒドロキシイソフラボン)、5,7−ジヒドロキシ−4’−メト
キシイソフラボン、大豆イソフラボン(大豆由来の抽出混合物)、非置換クマリ
ン、4−ヒドロキシクマリン、7−ヒドロキシクマリン、6−ヒドロキシ−4−
メチルクマリン、非置換クロモン、3−ホルミルクロモン、3−ホルミル−6−
イソプロピルクロモン、非置換ジクマロール、非置換クロマノン、非置換クロマ
ノール、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。 本発明で使用するためには、非置換フラバノン、メトキシフラバノン、非置換
カルコン、2’,4−ジヒドロキシカルコン及びこれらの混合物が好ましい。最
も好ましいものは、非置換フラバノン、非置換カルコン(特にトランス異性体)
及びこれらの混合物である。 これらは、合成物質であるか又は天然供給源(例えば、植物)からの抽出物と
して得ることができる。天然に供給される物質を更に誘導化することもできる(
例えば、天然供給源から抽出後に製造されるグリコシド、エステル又はエーテル
誘導体)。本発明で有用なフラボノイド化合物は、多数の供給元、例えば、イン
ドファイン・ケミカル社(Indofine Chemical Company、 Inc.)(米国ニュージ
ャージー州サマービル)、ステラロイズ社(Steraloids、 Inc.)(米国ニュー
ハンプシャー州ウィルトン)及びアルドリッチ・ケミカル社(Aldrich Chemical
Company、 Inc.)(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)から販売されてい
る。 上記フラボノイド化合物の混合物を使用してもよい。 本明細書に記載したフラボノイド化合物は、本発明中では、好ましくは約0.
01%〜約20%まで、更に好ましくは約0.1%〜約10%まで、そして最も
好ましくは約0.5%〜約5%までの濃度で存在している。
【0120】ステロール 本発明の物品は、安全且つ有効量の1又はそれより多くのステロール化合物を
含んで成ってもよい。有用なステロール化合物の例としては、シトステロール、
スチグマステロール、カンペステロール、ブラシカステロール(brassicasterol
)、ラノステロール、7−デヒドロコレステロール、及びこれらの混合物が挙げ
られる。これらは、合成由来のもの、又は天然供給源由来のもの、例えば、植物
供給源からの抽出混合物(例えば、フィトステロール)であり得る。
【0121】抗セルライト剤 本発明の物品は、安全且つ有効量の抗セルライト剤をも含んで成ってもよい。
好適な剤としては、キサンチン化合物(例えば、カフェイン、テオフィリン、テ
オブロミン、及びアミノフィリン)を挙げることが可能であるが、これらに限定
されない。
【0122】皮膚ライトニング剤 本発明の物品は皮膚ライトニング剤を含んで成ってもよい。使用する際は、組
成物は、組成物の質量の、好ましくは約0.1質量%〜約10質量%、更に好ま
しくは約0.2質量%〜約5質量%、更に好ましくは約0.5質量%〜約2質量
%の皮膚ライトニング剤を含んで成る。好適な皮膚ライトニング剤としては、コ
ウジ酸、アルブチン、アスコルビン酸及びこれらの誘導体、例えば、アスコルビ
ルリン酸マグネシウム又はアスコルビルリン酸ナトリウム又はアスコルビルリン
酸のその他の塩等の、当業者に公知のものが挙げられる。また、本発明に用いる
のに好適な皮膚ライトニング剤として、ヒルブランド(Hillebrand)による19
95年7月7日出願の同時係属出願第08/479,935号で、1995年6
月12日出願のPCT出願番号米国95/07432に相当するもの;及びカラ
・L・クバルネス(Kalla L. Kvalnes)、ミッシェル・A・デロング(Mitchell
A. DeLong)、バートン・J・ブラッドベリー(Barton J. Bradbury)、クルテ
ィス・B・モトレー(Curtis B. Motley)及ジョン・D・びカーター(John D.
Carter)による1995年2月24日出願の同時係属出願第08/390,15
2号で、1995年3月1日出願、1995年9月8日公開のPCT出願番号米
国95/02809に相当するものに記載されたものが挙げられる。
【0123】結合剤 本発明の物品は、任意に結合剤を含んで成ってもよい。結合剤又は結合物質は
、本発明の物品の種々の層を互いにシールし、物品の完全な状態を維持するため
に有用である。結合剤は、スプレー・オン、ウェブ、独立層、結合繊維等の種々
の形態であってもよいが、これらに限定されない。好適な結合剤は、ラテックス
、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、及びこれらの組み合わせを含ん
で成ってもよい。
【0124】追加の層 もう1つの実施態様では、本発明の物品は、上記詰綿層から分離しておりそし
て詰綿層と異なっていると当該技術分野の通常の技倆を有する者によって認識さ
れるが、その詰綿層と或る点で結合している1つ又はそれより多くの追加的な層
を含んでいることができる。追加の層は、物品の、清浄する及び/又は治療的に
処置する表面に機械的作用を加える手、又はその他の手段に最も近い側全体のつ
かみやすさを高めるのに好適である。また、追加の層は、物品の清浄される及び
/又は治療的に処置される領域に接する側のソフトな感覚を高めるのにも好適で
ある。あらゆる例において、これらの追加の層もまた、本発明の物品の必須の2
層に加えて引き続く番号を付した層、例えば、第三の層、第四の層等と呼んでも
よい。 好適な追加の層は巨視的に拡張してもよい。本明細書で用いられる「巨視的に
拡張」とは、両面が形成構造の目視的断面に対応する表面変形の三次元形成パタ
ーンを呈するように、三次元形成構造の面に適合させた織物、リボン、及びフィ
ルムをいい、パターンを含んで成る表面変形は、目視者の眼と織物の平面との垂
直距離が約12インチの場合、普通の裸眼(即ち、視力20/20の普通の裸眼
)で個々に識別できる。 本明細書で用いられる「エンボス加工」とは、材料の形成構造が主に雄突起よ
り構成されるパターンを呈することを意味する。一方、「型押し」とは、材料の
形成構造が主に雌毛管網状物より構成されるパターンを呈する場合をいう。 巨視的に拡張した好ましいフィルムは、構造的な弾性様フィルムである成形フ
ィルムを含む。このようなフィルムは米国特許第5,554,145号(199
6年9月10日発行、ロウ(Roe)ら)に記載されており、その全てを参考とし
て本明細書に組み入れる。 少なくとも1ミリメートルの厚さを有する追加的な層で使用するのに適してい
る材料には、1996年5月21日にチャペル(Chappell)等に発行された米国
特許第5,518,801号(これは、その全体を参照して本明細書に組み入れ
る)中で開示されているようなウエブ材料が含まれるがこれらに限定されない。
【0125】製造方法 本発明のパーソナルケア物品は、詰綿層又は追加的な層の適当なシートにクレ
ンジング成分及び/又は治療的有益成分を、散布、浸漬被覆、噴霧、スロット被
覆及びロール転写(例えば、圧力ロール又はキスロール)を含むがこれらに限定
されない慣用の方法で添加して製造される。次に、残りの層のシートを上記第1
の層のシート上に、好ましくは、しかし常にではないが、クレンジング成分及び
/又は治療的有益成分上に配置する。これらのシートは、加熱、加圧、接着剤、
超音波等を含むが、これらに限定されない慣用のシーリング方法によって、一緒
にシールされる。ヒートシーリングデバイスはデザインが一様ではないので、シ
ールを行うことができないと思われる場合には、低溶融性のヒートシール可能な
繊維性ウエブ、例えばワンダー・アンダー(Wonder Under)(ペロン(Pellon)
によって製造され、イリノイ州シカゴ(Chicago)のエイチ.レビンソン・アン
ド・コ.(H. Levinson & Co.)から入手可能)として知られているポリアミド
繊維性ウエブの介在層を、本発明物品の効果又は有用性を変更することなく、こ
の例や他の例の層間に使用することができる。次に、シールされたシートは、消
費者が使用する単位に分割される。任意の製造工程には、カレンダーに掛けて平
らにすること、乾燥すること、しわ形成すること、縮ませるすること、伸ばすこ
と、あるいは機械的に変質することが包含されてもよい。
【0126】皮膚又は毛髪の清浄方法及び皮膚又は毛髪に治療又は審美的有益物質を送達する 方法 本発明はまた、本発明のパーソナルケア物品を使用して皮膚又は毛髪をクレン
ジングする方法にも関する。これらの方法は次の段階:a)合成繊維を含んでお
りそして7cmH2Oで少なくとも0.2g/秒の泡透過性を有している、非研
磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでいる
実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品を水で濡らし、そしてb)皮膚又
は毛髪を上記の濡らした物品と接触させる段階を含んでいる。本発明はまた、次
の段階:a)合成繊維を含んでおりそして7cmH2Oで少なくとも0.2g/
秒の泡透過性を有している、非研磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿層を含ん
でいる水不溶性基材を含んでいる実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品
を水で濡らし;そしてb)皮膚又は毛髪を上記の濡らした物品と接触させる段階
を含んでいる皮膚及び毛髪をクレンジングする方法にも関する。本発明はまた、
次の段階:a)合成繊維を含んでおりそして約4cmH2O未満の泡透過性臨界
圧力を有している、非研磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる水
不溶性基材を含んでいる実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品を水で濡
らし;そしてb)皮膚又は毛髪を上記の濡らした物品と接触させる段階を含んで
いる皮膚及び毛髪をクレンジングする方法にも関する。本発明は更に、次の段階
:a)合成繊維を含んでおりそして少なくとも900立方フィート/分/平方フ
ィートの空気透過性を有している、非研磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿層
を含んでいる水不溶性基材を含んでいる実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケ
ア物品を水で濡らし;そしてb)皮膚又は毛髪を上記の濡らした物品と接触させ
る段階を含んでいる皮膚及び毛髪をクレンジングする方法に関する。本発明はま
た、次の段階:a)合成繊維を含んでおりそして約25%から約60%までの圧
縮弛緩ヒステリシス値を有している、非研磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿
層を含んでいる水不溶性基材を含んでいる実質的に乾燥した使い捨てパーソナル
ケア物品を水で濡らし;そしてb)皮膚又は毛髪を上記の濡らした物品と接触さ
せる段階を含んでいる皮膚及び毛髪をクレンジングする方法にも関する。更に、
本発明は、次の段階:a)合成繊維を含んでおりそして約15より大きい摩耗値
を有している、非研磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる実質的
に乾燥した水不溶性基材を含んでいる使い捨てパーソナルケア物品を水で濡らし
;そしてb)皮膚又は毛髪を上記の濡らした物品と接触させる段階を含んでいる
皮膚及び毛髪をクレンジングする方法にも関する。
【0127】 もう1つの実施態様では、本発明は、処置を必要としている領域(例えば、皮
膚、毛髪等)に治療的有益成分を送達するのに有用であり、その際この方法は次
の追加的な段階:A)上記水不溶性基材に近接して配置された治療的有益成分を
更に含んでいる上記物品を濡らし、その際この治療的有益成分は上記水不溶性基
材の約10%から約1000%までの治療的に有益な作用剤を含んでおり;そし
てB)皮膚又は毛髪を上記の濡らした物品と接触させる段階を含んでいる。 本発明の物品は、水で活性化され、従って使用前に水で濡らすことを意図した
ものである。本明細書で使用されるとき、「水で活性化される」は、本発明は、
水で濡らした後使用されるように乾燥した形状で消費者に提示されることを意味
する。本発明の物品が起泡性界面活性剤を含む場合、本発明の物品は水と接触さ
せ更に攪拌することによって、起泡するか又は「活性化される」ことがわかって
いる。従って、この物品は、水に浸すことによって、又は流水にさらすことによ
って濡らす。本発明の物品が、クレンジング成分中に起泡性界面活性剤を含んで
成る場合、物品を皮膚又は毛髪に接触させる前又は接触中に物品を機械的に攪拌
及び/又は変形することによって、物品から泡を発生させてもよい。得られた泡
は、皮膚又は毛髪を洗浄するのに有用である。洗浄工程及びそれに続く水による
すすぎ工程の間に、治療又は審美的有益物質が皮膚又は毛髪に沈着する。治療又
は審美的有益物質の沈着は、1又はそれより多くの沈着助剤を含ませることのみ
ならず、基材を皮膚又は毛髪に物理的に接触させることによって増加する。
【0128】
【実施例】
以下の実施例は、本発明の範囲内の実施形態を更に説明及び明示する。以下の
実施例では、成分は全て活性レベルで記載する。これらの実施例は単に説明の目
的だけで示されており、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく本発明の多
数の変化が可能であり、本発明を限定するものではない。 成分は化学名、即ちCTFA名により識別される。 I.クレンジング成分実施例1 以下の方法で、本発明の物品の代表的なクレンジング成分を調製する。 以下の成分を含有する固形石鹸53.0gmsを削る。
【0129】
【表3】
【0130】 削った固形石鹸をグリセリン(99.7%)37.0gms、水9.5gms
、及び香料0.5gmsと混合する。混合物を連続的に攪拌しながら、200o
Fに加熱する。標準的な3ロールミルで混合物を冷却粉砕し、好適な密封容器に
クレンジング成分を保管する。実施例2 以下の方法で、本発明の物品の代表的なクレンジング成分を調製する。 以下の成分を含有する固形石鹸40.0gmsを削る。
【0131】
【表4】
【0132】 削った固形石鹸をグリセリン(99.7質量%)45.0gms、水4.5g
ms、及び香料0.5gmsと混合する。混合物を連続的に攪拌しながら、20
oFに加熱する。標準的な3ロールミルで混合物を冷却粉砕し、好適な密封容
器にクレンジング成分を保管する。実施例3 本発明の物品の代表的粉体クレンジング成分を、以下の方法で調製する。 以下の成分を含有する固形石鹸40.0gmsを削る。
【0133】
【表5】
【0134】実施例4 本発明の物品の代表的粉体クレンジング成分を、以下の方法で調製する。 以下の成分を含有する固形石鹸40.0gmsを削る。
【0135】
【表6】
【0136】 固形石鹸の薄片を重炭酸ナトリウムと90:10の質量比で混合する。標準的
3ロールミルで混合物を2回粉砕する。薄片を回収し、好適な密封容器に保管す
る。実施例5 以下の方法で、本発明の物品の代表的なクレンジング成分を調製する。実施例
2のクレンジング成分を、この固形石鹸フレークの0.1重量%のプロテアーゼ
酵素と混合する。次に、この得られた混合物を上記クレンジング成分の2重量%
の乾燥ヒドロコロイド、カルボキシメチルセルロースナトリウムと混合し、そし
て製粉する。酵素クレンジング成分を好適な密封容器に保管する。実施例6 以下の成分を含有する代表的な液体クレンジング成分を調製する。
【0137】
【表7】
【0138】実施例7 以下の方法で、本発明の物品の代表的なクレンジング成分を調製する。3/4
カップのイソプロピルアルコール(99%)と共に実施例2の石鹸削り物3ポン
ドを石鹸が溶解するまで加熱する。石鹸が溶解したら残りのアルコールを加える
。できるだけ少量の水に溶解した卓上砂糖10オンスを加える。グリセリン8オ
ンス中に茶匙約4杯の染料を混合する。グリセリン(99.7%)を加える。撹
拌する。薄い液体からロープ様のリボンが撹拌用具から落ちるまで濃度が変化し
、材料の一部を冷たい面に落したとき固まるまで加熱を継続する。好適な容器に
混合物を注いで固める。混合物は加熱すると再融解可能であるという利点を有し
ており、物品を調製するのに容易な処理が可能である。実施例8 以下の成分を含有する代表的な非催涙液体クレンジング成分を調製する。
【0139】
【表8】
【0140】実施例9 以下の成分を含有する代表的な液体クレンジング成分を調製する。
【0141】
【表9】
【0142】実施例10 以下の成分を含有する代表的な液体クレンジング成分を調製する。
【0143】
【表10】
【0144】実施例11 以下の成分を含有する代表的クレンジング成分を調製する。
【0145】
【表11】
【0146】実施例12 以下の成分を含有する代表的クレンジング成分を調製する。
【0147】
【表12】
【0148】 この混合物が元の重量の38%を喪失しそしてペースト様の粘度を有するまで
、この混合物を連続して撹拌しながら摂氏50度に加熱する。このクレンジング
成分は有利なことに、基材層と一緒に処理するのが容易でありそしてそれ以上乾
燥する必要がない。実施例13 以下の成分を含有する代表的クレンジング成分を調製する。
【0149】
【表13】
【0150】 摂氏90度にて、高速剪断混合でSEFAコットネートの中にエチレンビニル
アセテートポリマーを融解する。界面活性剤粉末及びクエン酸を加えて、混合す
る。シリコーンポリマーのミクロビーズを加え、混合し、冷却して固定する。組
成物は再融解可能であり、容易に布地の中に含浸し、上に被覆する。実施例14 以下の成分を含有する代表的クレンジング成分を調製する。
【0151】
【表14】
【0152】 アルコールエトキシレートを融解し、均質になるまでカルボキシレート中で混
合し、使用に備えて冷却して固化する。組成物は再融解可能であり、容易に布地
の中に含浸し、上に被覆する。実施例15 以下の成分を含有する代表的クレンジング成分を調製する。
【0153】
【表15】
【0154】実施例16 以下の成分を含有する代表的クレンジング成分を調製する。
【0155】
【表16】
【0156】 成分を60℃において以下の順で、それぞれが水に溶解するまでゆっくり加え
る:TEA、ラウリルホスフェート、グルコースアミド。45℃に冷却し、上述
のような攪拌下、スルタイン、ポリクアテルニウム−39及び硫酸塩を加える。
香料、防腐剤を加え、室温に冷却する。実施例17 次の成分を混合して代表的なクレンジング成分を調製する。
【0157】
【表17】
【0158】 II.治療有益成分実施例18〜22 以下の成分を混合することにより代表的スキンコンディショニング成分を調製
する。
【0159】
【表18】
【0160】実施例23〜27 以下の成分を混合することにより代表的スキンコンディショニング成分を調製
する。
【0161】
【表19】
【0162】実施例28 以下の成分を混合することにより代表的スキンコンディショニング成分を調製
する。
【0163】
【表20】
【0164】実施例29〜31 以下の成分を混合することにより代表的スキンコンディショニング成分を調製
する。
【0165】
【表21】
【0166】実施例32〜36 以下の方法で、本発明の物品の代表的なコンディショニング成分を調製する。
【0167】
【表22】
【0168】* SEFAは、脂肪酸のスクロースエステルを表す頭字語である。1 :AMS−C30としてダウ・コーニング(DowCorning)から入手可能2 :エイビル(Abil)WE−09としてゴールドシュミット(Goldschmidt から入手可能3 :アラセル(Arlacel)P135としてアイシーアイ(ICI)から入手可能4 :スタビレーゼ(Stabileze)06としてアイエスピー(ISP)から入手可能
【0169】 エマルジョンは全て次のようにして処理する: 疎水相を70℃に加熱し、疎水性の活性スキンケア成分を加え、そして均質に
なるまで撹拌する。親水相成分を親水性の活性スキンケア成分と予め混合し、必
要な場合には穏やかに加熱してこれらを溶解又は分散させる。撹拌を継続しなが
ら、これらを上記疎水相に徐々に加える。均質化する(高剪断ミキサー;超音波
ホモジナイザー;又は高圧ホモジナイザー、例えばマイクロフルーイディックス
・コープ.(Microfluidics Corp.)から得られるマイクロフルイダイザー(Mi
crofluidizer))。直ちに基材表面に適用するか、又は氷若しくは氷水中で室温
未満にまで急速に冷却する。制御した環境下で、化学的安定性のために必要な場
合には窒素下で貯蔵する。実施例37〜41 次の成分を使用して実施例32〜36に記載されているようにして代表的なコ
ンディショニング成分を調製する。
【0170】
【表23】
【0171】1 :プレシン(Puresyn)3000としてモービル(Mobil)から入手可能2 :ギルゲル・ミン(Gilugel Min)としてギウリニ・ケミー(Giulini Chemie)
から入手可能3 :パーフォーマ(Performa)1608としてニュー・フェーズ・テクノロジー
ズ(New Phase Technologies)から入手可能4 :パーフォーマレン(Performalene)400としてニュー・フェーズ・テクノ
ロジーズ(New Phase Technologies)から入手可能
【0172】実施例42〜46 次の成分を使用して実施例32〜36に記載されているようにして代表的なコ
ンディショニング成分を調製する。
【0173】
【表24】
【0174】1 :ダウ(Dow)Q2−5200として入手可能、ダウ・コーニング(Dow Cornin
g)2 :約半分がアセチル化されているマイバセット(Myvacet)7−07としてイー
ストマン・ケミカル・コ.(Eastman Chemical Co.)から入手可能3 :ポリアルド(Polyaldo)10−2−Pとしてロンザ(Lonza)から入手可能4 :セライト(Celite)Cとしてセライト・コ.(Celite Co.)から入手可能5 :ヒダゲン(Hydagen)CMFとしてヘンケル(Henkel)から入手可能6 :インクロメクタント(Incromectant)AQとしてクローダ(Croda)から入手
可能
【0175】実施例43 :グリセリンを微小球体中に組み入れ、次いで溶融脂質相中に混合し
、そして貯蔵用に冷却するか又は基材に適用する。
【0176】実施例47〜52 次の成分を使用して実施例32〜36に記載されているようにして代表的なコ
ンディショニング成分を調製する。
【0177】
【表25】
【0178】実施例53〜55 以下の方法で、本発明の物品の代表的なコンディショニング成分を調製する。
【0179】
【表26】
【0180】 微小エマルションが形成するまで成分を全て一緒に撹拌する。その溶解度パラ
メータが最も密接に一致する相にまずスキンケア成分を加える。ワックスを加え
る場合、ワックスのちょうど融点までゆっくり加熱し、攪拌により拡散し基材に
加える又は室温まで冷却して保存する。実施例56〜58 以下の方法で、本発明の物品の代表的なコンディショニング成分を調製する。
【0181】
【表27】
【0182】 その溶解度パラメータが最も密接に一致する相に、まずスキンケア成分を加え
る。次いで、微細エマルジョンが形成するまで、全ての成分を一緒に撹拌する。
基材表面を被覆する。実施例59〜64 以下の方法で、本発明の物品の代表的なコンディショニング成分を調製する。
【0183】
【表28】
【0184】* SEFAは、脂肪酸のスクロースエステルを表す頭字語である。1 :テゴベタイン(Tegobetaine)Fとしてゴールドシュミット(Goldschmidt)
から入手可能2 :ハンポシル(Hamposyl)L−30(タイプ721)としてハンプシャー・ケ
ミカル(HampshireChemical)から入手可能、31%活性物質3 :プランタレン(Plantaren)2000NPとしてヘンケル(Henkel)から入手
可能4 :分子量約1800のエポミン(Epomin)SP−018として日本触媒社から
入手可能5 :カルボポール・ウルトレズ(CarbopolUltrez)としてビー.エフ.グッドリ
ッチ(B.F.Goodrich)から入手可能6 :サンキュア(Sancure)2710としてビー.エフ.グッドリッチ(B.F.Good
rich)から入手可能、ポリマー約20%、水30%、IPA50%を含んでいる
プレミックスとして調製されている6 :セピゲル(Sepigel)305としてセピック・コープ(SeppicCorp.)から入
手可能7 :AQ38Sとしてイーストマン・ケミカル(EastmanChemical)から入手可能
【0185】 65℃に加熱しながら低速羽根車ミキサーを使用して界面活性剤と脂肪アルコ
ールを混合する。熱源から取り出し、混合を継続しながら65℃に冷却する。カ
チオン系ポリマーを加え、そして均質になるまで撹拌する。撹拌しながら、残り
のパートA成分を徐々に加える。SEFAを均質化してエマルジョンとして分散
させる。pHが約6.5に達するまで濃硫酸で滴定する。パートA組成物をトレ
イに広げそして適当な(真空又は対流)オーブン中65℃を超えない温度で水分
が本質的に残存しなくなるまで乾燥して乾燥混合物を調製する。これらの乾燥パ
ートA成分をパートBの重合性ゲル化剤と混合し、加熱して溶解又は分散させる
。得られた組成物を物理的ゲル化剤と混合する。加熱してゲル化剤を上記組成物
中に溶融又は溶解させる。基材表面(単数又は複数)に適用するか、又は室温に
冷却して貯蔵する。
【0186】実施例65〜70 次の成分を使用して実施例59〜64に記載されているようにして本発明の物
品用の代表的なコンディショニング成分を調製する。
【0187】
【表29】
【0188】実施例71〜74 以下の成分を含有する代表的スキンコンディショニング成分を調製する。
【0189】
【表30】
【0190】* SEFAは、脂肪酸のスクロースエステルを表す頭字語である。1 :エルバックス(Elvax)40Wとしてデュポン(DuPont)から入手可能2 :プレシン(Puresyn)3000としてモービル(Mobil)から入手可能3 :例えば、ハンポシル(Hamposyl)L95(固体)又はL30(水中30%の
活性物質)としてハンプシャー・ケミカル(HampshireChemical)から入手可能4 :エンピゲン(Empigen)BS98としてアルブライト・アンド・ウィルソン(
Albright&Wilson)から入手可能(ベタイン80%、塩20%)5 :エンピゲン(Empigen)CDL60としてアルブライト・アンド・ウィルソン
(Albright&Wilson)から入手可能6 :エンピコル(Empicol)ESC3としてアルブライト・アンド・ウィルソン(
Albright&Wilson)から入手可能7 :エンピラン(Empilan)CME/Gとしてアルブライト・アンド・ウィルソン
(Albright&Wilson)から入手可能8 :スーパー・ハートラン(SuperHartolan)としてクローダ(Croda)から入手
可能9 :ハンプレックス(Hamplex)TNP、ハンプシャー・ケミカル、コ.(Hampsh
ireChemicalCo.)
【0191】 脂質成分を溶融し、水(適用可能な場合)及び保湿剤(単数又は複数)を加え
、界面活性剤を加えそして均質になるまで加熱及び撹拌を継続する。室温に冷却
し、そしてスキンケア活性物質(単数又は複数)及び沈着剤(単数又は複数)を
加える。硫酸を使用してpHを約7.0に調整する。スプレーするか、ロールす
るか、浸漬するか、又は他の手段で基材に適用し、そして(水を含んでいる場合
には)乾燥した後、包装する。
【0192】 III.パーソナルケア物品実施例75 代表的なスキンクレンジング物品を次のようにして調製する。 実施例11のクレンジング成分4gを低溶融性でヒートシール可能なポリアミ
ド繊維を含んでいる透過性で融合性のウエブの1つの側面に適用する。この透過
性ウエブはペロン(Pellon)によって製造され、イリノイ州シカゴ(Chicago)
のエイチ.レビンソン社(H.Levinson&Co.)から入手可能なワンダー・アンダ
ー(WonderUnder)である。上記クレンジング成分を概ね13cm×18cmの
楕円形領域に適用する。このクレンジング成分を風乾する。織物と同じサイズに
切断した2オンス/平方ヤードのポリエステル詰綿の層を可融性の織物の上に置
く。ポリエステル詰綿は坪量2オンス/平方ヤードであり、平均直径約23ミク
ロンの繊維及び40ミクロンの繊維の混合物で構成され、少なくともその一部は
けん縮している。上記詰綿の厚さは、5gsiで測定して約0.23インチであ
る。詰綿は、接着剤を利用せずに熱で接着すると考えられる。不織物の層を上記
融合性ウエブの下に置いて、上記物品の第2の側面を形成させる。この不織物は
、ヒドロ穿孔されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン
接着剤で結合されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物で
あり、そして約70gsmの坪量を有している。この物品の形状は約122mm
×160mmの楕円形である。これらの層は、加圧プラテンヒートシーリングデ
バイス、例えばマサチューセッツ州ヒアニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp
)から入手可能なセンチネル・モデル(SentinelModel)808ヒートシーラー
を使用してヒートシーリングダイス型によるグリッドパターンの点結合を使用し
て一緒にシールされる。これらの点結合は各々直径約4mmであり、そして均等
にスペースを置いて配置された約51個の個々のシーリング点が存在する。この
物品をトリミングし、そして使用に供する。
【0193】実施例76 代表的なスキンクレンジング物品を次のようにして調製する。 実施例11のクレンジング成分を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている4本のライ
ンで連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面
に1対の平行なラインを作る。このクレンジング成分は、完成物品当たり4.4
グラムのクレンジング成分が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔
されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合
されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして
約70gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿
である第2のウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2のウエブ
を上記界面活性剤含有層と接触させて配置する。この詰綿は15デニールのPE
T繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成分繊維3
5%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維35%の混合物を
含んでおり、そして1平方メートル当たり約100グラム(gsm)の坪量を有
している。これらのウエブを超音波シーラーに連続的に供給し、そしてこのシー
ラーは、ウエブを横切って均等にスペースを置いて配置された直径4mmのシー
リング点のグリッドを構成しているドットパターンをシールする。このウエブを
、角が丸い約120mm×160mmの長方形の個々の物品に切断し、そしてこ
れは物品当たり総計約51個のシーリング点を有している。
【0194】実施例77 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例34のスキンコンディショニング組成物3グラムの各半分を実施例75
の完成物品の各側面に適用する。この組成物は、上記物品の各側面にこの組成物
の半分を熱液体(60〜70℃)として物品表面に均等にスロット被覆して適用
する。
【0195】実施例78 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例18のスキンコンディショニング組成物3グラムの各半分を、実施例7
5の完成物品の各側面に適用する。この組成物は、上記物品の各側面にこの組成
物の半分を熱液体(60〜70℃)として物品表面に均等にスロット被覆して適
用する。
【0196】実施例79 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例65のスキンコンディショニング組成物3グラムの各半分を、実施例7
5の完成物品の各側面に適用する。この組成物は、上記物品の各側面にこの組成
物の半分を熱液体(60〜70℃)として物品表面に均等にスロット被覆して適
用する。
【0197】実施例80 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例34のスキンコンディショニング組成物3グラムの各半分を、実施例7
6の完成物品の各側面に適用する。この組成物は、上記物品の各側面にこの組成
物の半分を熱液体(60〜70℃)として物品表面に均等にスロット被覆して適
用する。
【0198】実施例81 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例18のスキンコンディショニング組成物3グラムの各半分を、実施例7
6の完成物品の各側面に適用する。この組成物は、上記物品の各側面にこの組成
物の半分を熱液体(60〜70℃)として物品表面に均等にスロット被覆して適
用する。
【0199】実施例82 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例65のスキンコンディショニング組成物3グラムの各半分を、実施例7
6の完成物品の各側面に適用する。この組成物は、上記物品の各側面にこの組成
物の半分を熱液体(60〜70℃)として物品表面に均等にスロット被覆して適
用する。
【0200】実施例83 代表的なスキンクレンジング物品を次のようにして調製する。 実施例11のクレンジング成分を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている4本のライ
ンで連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面
に1対の平行なラインを作る。このクレンジング成分は、完成物品当たり4.4
グラムのクレンジング成分が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔
(hydroapertured)されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタ
ジエン接着剤で結合されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混
合物であり、そして約70gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふか
した、低密度の詰綿である第2のウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して
、この第2のウエブを上記界面活性剤含有層と接触させて配置する。この詰綿は
15デニールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニ
ールの2成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊
維35%の混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約100グラム(
gsm)の坪量を有している。これらのウエブを超音波シーラーに連続的に供給
し、そしてこのシーラーは、ウエブを横切って均等にスペースを置いて配置され
た直径4mmのシーリング点のグリッドを構成しているドットパターンをシール
する。このウエブを、角が丸い約120mm×480mmの長方形の個々の物品
に切断する。
【0201】実施例84 代表的なスキンクレンジング物品を次のようにして調製する。 実施例11のクレンジング成分を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている4本のライ
ンで連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面
に1対の平行なラインを作る。このクレンジング成分は、完成物品当たり4.4
グラムのクレンジング成分が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔
されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合
されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして
約70gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿
である第2の基材ウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2の基
材ウエブを上記界面活性剤含有層と接触させて配置する。この詰綿は15デニー
ルのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成
分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維35%の
混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約100グラム(gsm)の
坪量を有している。上記第2の基材ウエブと同一の第3の基材ウエブを第2の基
材ウエブ上に連続的に供給してこの第3の基材ウエブを第2の基材と接触させて
配置する。これらのウエブを超音波シーラーに連続的に供給し、そしてこのシー
ラーは、ウエブを横切って均等にスペースを置いて配置された直径4mmのシー
リング点のグリッドを構成しているドットパターンをシールする。このウエブを
、角が丸い約120mm×90mmの長方形の個々の物品に切断する。
【0202】実施例85 代表的なスキンクレンジング物品を次のようにして調製する。 実施例12のクレンジング成分4グラムを低溶融性でヒートシール可能なポリ
アミド繊維を含んでいる透過性で融合性のウエブの1つの側面に適用する。この
透過性ウエブはペロン(Pellon)によって製造され、イリノイ州シカゴ(Chicag
o)のエイチ.レビンソン社(H.Levinson&Co.)から入手可能なワンダー・ア
ンダー(WonderUnder)である。上記クレンジング成分を概ね13cm×18c
mの楕円形領域に適用する。このクレンジング成分を風乾する。織物と同じサイ
ズに切断した2オンス/平方ヤードのポリエステル詰綿の層を可融性の織物の上
に置く。ポリエステル詰綿は坪量2オンス/平方ヤードであり、平均直径約23
ミクロンの繊維及び40ミクロンの繊維の混合物で構成され、少なくともその一
部はけん縮している。上記詰綿の厚さは、5gsiで測定して約0.23インチ
である。この詰綿は約1270cfm/平方フィートの空気透過性及び約2.7
cmH2Oの泡透過性臨界圧力を有している。詰綿は、接着剤を用いず、熱で結
合されると考えられる。不織物の層を上記融合性ウエブの下に置いて、上記物品
の第2の側面を形成させる。この不織物は、ヒドロ穿孔されて直径約2mmの穴
が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合されたレーヨン70%と
PET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして約70gsmの坪量を有
している。この物品の形状は約122mm×160mmの楕円形である。これら
の層は、加圧プラテンヒートシーリングデバイス、例えばマサチューセッツ州ヒ
アニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp)から入手可能なセンチネル・モデル
(SentinelModel)808ヒートシーラーを使用して、ヒートシーリングダイス
型によるグリッドパターンの点結合を使用して一緒にシールする。これらの点結
合は各々直径約4mmであり、そして均等にスペースを置いて配置された約51
個の個々のシーリング点が存在する。この物品をトリミングし、そして使用に供
する。
【0203】実施例86〜88 実施例1、2及び5のクレンジング成分を有する代表的なスキンクレンジング
物品を次のようにして調製する。 クレンジング成分8グラムを、約10インチ×12インチの長方形を形成して
おり、低溶融性でヒートシール可能な繊維を含んでいる透過性で融合性のウエブ
の1つの側面の4個の4分円に適用し、その際縁及び4分円間にスペースを置き
、界面活性剤が存在していない層をシールする。この透過性ウエブは、縫製供給
販売者から通常入手できる繊維性の低密度ポリエチレン(LDPE又はLLDP
E)材料である。このウエブと同じサイズに切断した4オンス/平方ヤードのポ
リエステル詰綿層を上記融合性ウエブの上に置く。ポリエステル詰綿は、坪量4
オンス/平方ヤードであり、平均直径約30ミクロンのポリエステル繊維で構成
され、接着剤で結合しており、例えば、米国オハイオ州シンシナティのスティー
ルンズ・テキスタイルズ(StearnsTextiles)よりマウンテン・ミスト・エクス
トラ・ヘビー・バッティング(MountainMistExtraHeavyBatting)#205とし
て入手可能である。約65gsmの坪量を有する、セルロース55%とポリエス
テル45%の水交絡(hydroentangled)混合物である繊維性不織物(テクニクロ
ス(Technicloth)IIとしてニュージャージー州サドルリバー(SaddleRiver)
のザ・テクスワイプ・カンパニー(TheTexwipeCompany)から入手可能)の層を
上記融合性ウエブの下に置く。これらの層は、加圧プラテンヒートシーリングデ
バイス、例えばマサチューセッツ州ヒアニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp
)から入手可能なセンチネル・モデル(SentinelModel)808ヒートシーラー
を使用して、上記詰綿を溶融させて上記第1の層内に流入させ、そしてその結果
適切なシールを形成させるのに十分な温度及び圧力(6〜10秒でシールするに
は、通常、華氏約300度及び30psiの機械圧力で十分である)を用いて、
ヒートシーリングダイス型で長方形の窓ガラス形状に一緒にシールする。このシ
ールは縁の周囲に連続しており、そしてX及びYの各方向に約2mm幅の1個の
窓ガラスクロスメンバーを有している。冷却した後、この物品をトリミングし、
角を丸くし、そして使用に供されるまで貯蔵する。
【0204】実施例89〜90 実施例3及び4のクレンジング成分粉末を有する代表的なスキンクレンジング
及びコンディショニング物品を次のようにして調製する。 4グラムの乾燥したクレンジング成分粉末を、融点の低い、熱でシール可能な
繊維で構成される透過性のある、可融性の織物の一方の面に適用する。この透過
性ウエブは、ペロン(Pellon)によって製造され、イリノイ州シカゴ(Chicago
)のエイチ.レビンソン・アンド社(H.Levinson&Co.)から入手可能なワンダ
ー・アンダー(WonderUnder)である。この粉末は概ね17cm×19cmの楕
円形領域に均等に散布される。織物と同じサイズに切断した2オンス/平方ヤー
ドのポリエステル詰綿の層を可融性の織物の上に置く。ポリエステル詰綿は坪量
2オンス/平方ヤードであり、平均直径約23ミクロンの繊維及び40ミクロン
の繊維の混合物で構成され、少なくともその一部はけん縮している。詰綿の厚さ
は、5gsiで測定して約0.23インチである。詰綿は約1270cfm/平
方フィートの空気透過性及び約2.7cmH2Oの泡透過性臨界圧力を有してい
る。水流で孔を開けられ、直径約10ミクロンのポリエステル繊維を含み、その
中に、約0.8cm間隔で織られた、繊維の直径約150ミクロンを有する織り
交ぜられたポリプロピレンのスクリムを含有する第2の不織布層を調製する。第
2の層は必要な物品の寸法より大きく切断し、そして層のX−及びY−寸法が元
の大きさの約70パーセントにまで収縮しそして層が5gsiで測定して約0.
12インチの巨視的厚さを有するまで、摂氏約150度の温度の対流オーブン中
に約10分間置く。層は縮む前、約64グラムの目視的平均坪量及び平均直径約
0.5mmをもつ孔を有する。この第2の層を上記融合性ウエブの下に置き、そ
してこれらの層は、加圧プラテンヒートシーリングデバイス、例えばマサチュー
セッツ州ヒアニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp)から入手可能なセンチネ
ル・モデル(SentinelModel)808ヒートシーラーを使用してヒートシーリン
グダイス型で、点結合及び更には周囲長の2mm幅のシールも使用して一緒にシ
ールする。上記の点結合は各々直径約3mmであり、そして均等にスペースを置
いて配置された約51個の個々のシーリング点が存在する。この物品をトリミン
グし、そして実施例25のスキンコンディショニング組成物を、機械で切断した
1.5mmの間隙と約60℃に保持した供給容器を備えたスロット付き回転デバ
イスから供給して、この組成物2.5gを上記物品のふかふかした詰綿側面に適
用する。上記組成物を物品表面で素早く冷却し、そして使用に供されるまで、密
封し、金属被覆したフィルムパッケージ内で貯蔵する。
【0205】実施例91〜96 実施例6、8、9、15、16及び17の、液体クレンジング成分を有する代
表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調製す
る。 液体クレンジング成分を、固体クレンジング成分2グラムが縁及びシーリング
部位を避けた窓ガラスデザインで適用されるまで、ブラシで被覆して第1の基材
の1つの側面に適用する。この基材は、ヒドロ穿孔されて直径約2mmの穴が形
成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合されたレーヨン70%とPE
T繊維30%のスパンレース混合物であり、そして約70gsmの坪量を有して
いる。この基材を45℃の対流オーブン中で約6時間又は手触りで乾燥するまで
風乾する。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿の第2の基材を上記第1
の基材上に置いて、この第2の基材を上記界面活性剤含有層と接触させて配置す
る。この詰綿は15デニールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシース
を有する3デニールの2成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニ
ールの2成分繊維35%の混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約
100グラム(gsm)の坪量を有している。これらの層は、加圧プラテンヒー
トシーリングデバイス、例えばマサチューセッツ州ヒアニス(Hyannis)のセン
コープ(Sencorp)から入手可能なセンチネル・モデル(SentinelModel)808
ヒートシーラーを使用して、上記詰綿を溶融させて上記第1の層内に流入させ、
そしてその結果適切なシールを形成させるのに十分な温度及び圧力(6〜10秒
でシールするには、通常、華氏約300度及び30psiの機械圧力で十分であ
る)を用いて、ヒートシーリングダイス型で長方形の窓ガラス形状に一緒にシー
ルする。このシールは縁の周囲に連続しており、そしてX及びYの各方向に約2
mm幅の1個の窓ガラスクロスメンバーを有している。冷却後、この物品をトリ
ミングし、そして実施例26のスキンコンディショニング組成物を、機械で切断
した1.5mmの間隙と約60℃に保持した供給容器を備えたスロット付き回転
デバイスから供給して、この組成物3グラムを上記物品のふかふかした詰綿側面
に適用する。この組成物を物品表面上で素早く冷却し、そして使用に供されるま
で、密封し、金属被覆したフィルムパッケージ内で貯蔵する。
【0206】実施例97〜102 実施例7の液体クレンジング成分と実施例19から24までのスキンコンディ
ショニング組成物を有する代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング
物品を次のようにして調製する。 液体クレンジング成分の4本の細長い筋を、エアレイされ、ふかふかした、低
密度の詰綿の移動している第1のウエブ上に連続的に押し出す。この詰綿は15
デニールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニール
の2成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維3
5%の混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約100グラム(gs
m)の坪量を有しており、そしてエアレイされておりそして接着剤無しで熱結合
されている。上記液体クレンジング成分を溶融点まで加熱しそして約65℃の容
器中で保持し、そしてポンプで押出しヘッドに供給し、そしてこのヘッドは完成
物品当たり約5グラムの組成物の最終添加率を達成するように4個の円筒形スト
ランドを連続的に計測して上記ウエブ上に均等にスペースを置いて押し出す。米
国特許第4,629,643号の成形フィルムの、微細孔と大型孔が開いている
成形フィルムである第2のウエブを、詰綿及びクレンジング成分の方向に大型孔
が開いている上記第1のウエブの雄側面上に連続的に供給する。上記スキンコン
ディショニング組成物は、完成物品当たり3グラムの組成物の割合で露出した詰
綿表面上に熱いまま均等にスロット被覆し、物品表面上で冷却して固化させる。
これらのウエブを連続的にシールし、そして上記成形フィルム側面に加熱金属ロ
ール及び加圧ロールを使用して、角が丸い120mm×160mmの長方形に切
断する。使用直前まで物品を包装する。
【0207】実施例103〜105 実施例6の液体クレンジング成分と実施例56、57及び58のスキンコンデ
ィショニング組成物を有する代表的なスキンクレンジング及びコンディショニン
グ物品を次のようにして調製する。 液体クレンジング成分は、固体界面活性剤2グラムが縁及びシーリング部位を
避けた窓ガラスデザインで適用されるまで、ブラシで被覆して第1の基材の1つ
の側面に適用する。この基材は、15デニールのPET繊維30%、PETのコ
アとPEのシースを有する3デニールの2成分繊維35%、及び同じコア−シー
ス組成の10デニールの2成分繊維35%の混合物を含んでいる、エアレイされ
、ふかふかした、低密度の詰綿であり、そして1平方メートル当たり約100グ
ラム(gsm)の坪量を有している。このクレンジング成分を乾燥する。湿潤強
度が高く、良好なかさばりと約53gsmの坪量を有する接着剤で結合したセル
ロースペーパータオルの第2の基材を詰綿のクレンジング成分露出側面上に配置
する。有用なタオルは、ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(Th
eProcter&GambleCompany)から入手可能であり、そしてバウンティ・リンス・ア
ンド・リユース(BountyRinse&Reuse)(登録商標)として市販されており、そ
してこれは湿潤したときZ方向の高さを保持しており、そして5gsiで約0.
047インチの厚さ及び約1.28のかさばり/ソフト比を有している。これら
の層を、加圧プラテンヒートシーリングデバイス、例えばマサチューセッツ州ヒ
アニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp)から入手可能なセンチネル・モデル
(SentinelModel)808ヒートシーラーを使用してヒートシーリングダイス型
で、適当なシールを形成するのに十分な温度及び圧力を用いて長方形の窓ガラス
形状に一緒にシールする。このシールは縁の周囲に連続しており、そしてX及び
Yの各方向に約2mm幅の1個の窓ガラスクロスメンバーを有している。この物
品をトリミングし、そしてスキンコンディショニング組成物を、機械で切断した
1.5mmの間隙と約60℃に保持した供給容器を備えたスロット付き回転デバ
イスから供給して、この組成物1.5グラムを上記物品のふかふかした詰綿側面
に適用する。この組成物を物品表面上で素早く冷却し、そして使用に供されるま
で、密封し、金属被覆したフィルムパッケージ内で貯蔵する。
【0208】実施例106 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例12のクレンジング成分を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている4本のライ
ンで連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面
に1対の平行なラインを作る。このクレンジング成分は、完成物品当たり4.4
グラムのクレンジング成分が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔
されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合
されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして
約70gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿
である第2の基材ウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2の基
材ウエブを上記界面活性剤層と接触させて配置する。この詰綿は15デニールの
PET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成分繊
維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維35%の混合
物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約100グラム(gsm)の坪量
を有している。上記第2の基材ウエブと同一の第3の基材ウエブを第2の基材ウ
エブ上に連続的に供給してこの第3の基材ウエブを第2の基材と接触させて配置
する。これらのウエブを超音波シーラーに連続的に供給し、そしてこのシーラー
は、ウエブを横切って均等にスペースを置いて配置された直径4mmのシーリン
グ点のグリッドを構成しているドットパターンをシールする。実施例53のスキ
ンコンディショニング液体を1側面当たり約25gsm又は完成物品当たり約0
.5グラムの組成物の割合で上記ウエブ上にスプレーする。このウエブを、角が
丸い約120mm×90mmの長方形である個々の物品に切断し、そして使用に
供されるまで包装する。
【0209】実施例107〜108 実施例54及び55のスキンコンディショニング組成物を使用して、代表的な
スキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調製する。 実施例2の水活性の低いクレンジング成分を1:1の比率のアルミノシリケー
ト(アドベラ(Advera)401Nとしてペンシルベニア州バレイフォージ(Vall
ey Forge)のザ・ピーキュー・コーポレーション(The PQ Corporation)から入
手可能)と共に3ロールで製粉する。詰綿層の1つの側面にこのクレンジング成
分10グラムを適用する。詰綿は、エアレイされた、ふかふかした、密度の低い
詰綿であり、30%の15デニールPET繊維、35%のPETコアとPEシー
スを伴った3デニールの生体成分繊維、及び35%の10デニールの同じコアシ
ース組成の生体成分繊維を含み、約100グラム/平方メータ(gsm)の坪量
を有する。界面活性剤は4つの4分画で繊維に適用され、共に約10インチx1
2インチの長方形を形成し、密封層に対して端及び4分画の間に界面活性剤の存
在しない空間を残す。水流で孔を開けられた、直径約10ミクロンのポリエステ
ル繊維を含み、不織布の幅を横切って走る繊維直径約100ミクロン及び約1c
m間隔で織られた(接着された)幅に対して直交する繊維直径約250ミクロン
を有する、その中に織り交ぜられたスクリムを含有する第2の不織布層を調製す
る。このようなスクリムはミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)のコンウエ
ッド・プラスチックス(Conwedplastics)から入手可能である。この第2の不織
物は約70gsmの坪量を有しており、そして不織物製造中にウエブが引っ張ら
れそしてそれに引き続いてこの引っ張りが緩められるため僅かにクレープ化して
いる。これらの層は、加圧プラテンヒートシーリングデバイス、例えばマサチュ
ーセッツ州ヒアニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp)から入手可能なセンチ
ネル・モデル(SentinelModel)808ヒートシーラーを使用してヒートシーリ
ングダイス型で、点結合及び更には周囲長の2mm幅シールも使用して一緒にシ
ールする。上記の点結合は各々直径約3mmであり、そして均等にスペースを置
いて配置された約51個の個々のシーリング点が存在する。この物品をトリミン
グし、そしてスキンコンディショニング組成物を、機械で切断した1.5mmの
間隙と約60℃に保持した供給容器を備えたスロット付き回転デバイスから供給
して、この組成物4gを上記物品のふかふかした詰綿側面に適用する。この組成
物を物品表面で素早く冷却し、そして使用に供されるまで、密封し、金属被覆し
たフィルムパッケージ内で貯蔵する。
【0210】実施例109〜116 実施例59、60、61、62、63、68、69及び70のスキンコンディ
ショニング組成物を使用して、代表的なスキンクレンジング及びコンディショニ
ング物品を次のようにして調製する。 実施例11のクレンジング成分4グラムをふかふかした詰綿に手で均等に広げ
る。詰綿は、エアレイされた、ふかふかした、密度の低い詰綿であり、30%の
15デニールPET繊維、35%のPETコアとPEシースを伴った3デニール
の生体成分繊維、及び35%の10デニールの同じコアシース組成の生体成分繊
維を含み、約100グラム/平方メータ(gsm)の坪量を有する。約65gs
mの坪量を有する、セルロース55%とポリエステル45%のヒドロもつれ混合
物である繊維性不織物(テクニクロス(Technicloth)IIとしてニュージャー
ジー州サドルリバー(SaddleRiver)のザ・テクスワイプ・カンパニー(TheTexw
ipeCompany)から入手可能)の層を詰綿のクレンジング成分被覆側面上に配置す
る。これらの層を、六角形グリッドパターンで均等にスペースを置いて配置した
逆転指ぬき形状の容器を有する非加熱プレートを使用する噛み合わせシーリング
プレートを使用して一緒にシールする。この指ぬき形状の容器は基部で直径約1
.2cmであり、そして中心と中心で約2cm離れて配置されている。非加熱プ
レート上のくぼみ間の陸地領域は内側に数mmくぼんでおり、連結した溝を形成
している。加熱プレートは、非加熱プレートの陸地領域上の溝に正確に適合する
外部隆起部を有している。加熱プレートはセルロース/ポリエステル基材と接触
しており、そしてヒートシールは加圧プラテンヒートシーリングデバイス、例え
ばマサチューセッツ州ヒアニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp)から入手可
能なセンチネル・モデル(SentinelModel)808ヒートシーラーを使用して行
われる。得られた未完成物品は、詰綿側面に盛り上がった明白な指ぬき形状、及
びこの物品のセルロース/ポリエステル基材側面にはより浅いくぼみ又は盛り上
がった「ボタン」を有しており、両側面を握り易くしている。この物品を約12
0mm×160mmの長方形に切断する。物品当たり3グラムのスキンコンディ
ショニング組成物を、この組成物が熱い間に上記の溝領域にピペットで加え、そ
して冷却して固化させる。この物品は、使用に供されるまで包装する。
【0211】実施例117 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例10の液体クレンジング成分8グラムを、約10インチ×12インチの
長方形を形成しており、低溶融性でヒートシール可能な繊維を含んでいる透過性
で融合性のウエブの1つの側面の4個の4分円にブラシで適用し、その際縁及び
4分円間にスペースを置き、クレンジング成分が存在していない層をシールする
。この透過性ウエブは、縫製供給販売者から通常入手できる繊維性の低密度ポリ
エチレン(LDPE又はLLDPE)材料である。この組成物を乾燥する。この
ウエブと同じサイズに切断した4オンス/平方ヤードのポリエステル詰綿層を上
記融合性ウエブの上に置く。ポリエステル詰綿は、坪量4オンス/平方ヤードで
あり、平均直径約30ミクロンのポリエステル繊維で構成され、接着剤で結合し
ており、例えば、米国オハイオ州シンシナティのスティールンズ・テキスタイル
ズ(Stearns Textiles)よりマウンテン・ミスト・エクストラ・ヘビー・バッテ
ィング(Mountain Mist Extra Heavy Batting)#205として入手可能である
。約65gsmの坪量を有する、セルロース55%とポリエステル45%のヒド
ロもつれ混合物である繊維性不織物(テクニクロス(Technicloth)IIとして
ニュージャージー州サドルリバー(Saddle River)のザ・テクスワイプ・カンパ
ニー(The Texwipe Company)から入手可能)の層を上記融合性ウエブの下に置
く。これらの層は、加圧プラテンヒートシーリングデバイス、例えばマサチュー
セッツ州ヒアニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp)から入手可能なセンチネ
ル・モデル(Sentinel Model)808ヒートシーラーを使用して、上記詰綿を溶
融させて上記第1の層内に流入させ、そしてその結果適切なシールを形成させる
のに十分な温度及び圧力(6〜10秒でシールするには、通常、華氏約300度
及び30psiの機械圧力で十分である)を用いて、ヒートシーリングダイス型
で長方形の窓ガラス形状に一緒にシールする。このシールは縁の周囲に連続して
おり、そしてX及びYの各方向に約2mm幅の1個の窓ガラスクロスメンバーを
有している。実施例64のコンディショニング組成物5グラムの各半分をこの物
品の各側面にブラシで適用し、そして再度乾燥する。この物品をトリミングし、
角を丸くし、そして使用に供されるまで貯蔵する。
【0212】実施例118〜119 実施例66及び67のスキンコンディショニング組成物を使用して、代表的な
スキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調製する。 実施例15の液体クレンジング成分は、この組成物の浴中に第1の基材の12
0mm×160mmの断片をその重量が約8グラム増加するまで浸して第1の基
材に適用する。この基材は、15デニールのPET繊維30%、PETのコアと
PEのシースを有する3デニールの2成分繊維35%、及び同じコア−シース組
成の10デニールの2成分繊維35%の混合物を含んでいる詰綿であり、そして
1平方メートル当たり約100グラム(gsm)の坪量を有している。この基材
を乾燥する。スチレン−ブタジエン接着剤で結合された、そしてヒドロ穿孔され
て直径約2mmの穴が形成されているレーヨン70%とPET繊維30%のスパ
ンレース混合物であり、そして約70gsmの坪量を有している第2の基材片を
上記第1の基材上に置く。これらの基材は、物品上に均一にスペースを置いて配
置された直径4mmのシーリング点のグリッドを構成しているドットパターンを
シールする超音波シーラーを使用して、一緒にシールする。スキンコンディショ
ニング組成物を、機械で切断した1.5mmの間隙と約60℃に保持した供給容
器を備えたスロット付き回転デバイスから供給して、この組成物4グラムを上記
物品の両側面に均等に適用する。この組成物を、物品表面上で素早く冷却し、そ
して使用に供されるまで、密封し、金属被覆したフィルムパッケージ内で貯蔵す
る。
【0213】実施例120〜124 実施例27から31までのスキンコンディショニング組成物を使用して、代表
的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を、次のようにして調製す
る。 実施例11のクレンジング成分を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている4本のライ
ンで連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面
に1対の平行なラインを作る。このクレンジング成分は、完成物品当たり4.4
グラムのクレンジング成分が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔
されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合
されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして
約70gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿
である第2の基材ウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2の基
材ウエブを上記界面活性剤含有層と接触させて配置する。この詰綿は15デニー
ルのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成
分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維35%の
混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約100グラム(gsm)の
坪量を有している。上記第2の基材ウエブと同一の第3の基材ウエブを第2の基
材ウエブ上に連続的に供給してこの第3の基材ウエブを第2の基材と接触させて
配置する。これらのウエブを超音波シーラーに連続的に供給し、そしてこのシー
ラーは、ウエブを横切って均等にスペースを置いて配置された直径4mmのシー
リング点のグリッドを構成しているドットパターンをシールする。スキンコンデ
ィショニング組成物を、完成物品当たり3グラムのスキンコンディショニング組
成物(1側面当たり約140gsmの添加)に等しい割合で、ポンプ供給した熱
容器からスロットダイス型を通して上記基材ウエブの両面にスロット被覆し、そ
してクーリングファンを通過させて、この組成物を物品の外部表面上で素早く冷
却する。このウエブを、角が丸い約120mm×90mmの長方形の個々の物品
に切断する。
【0214】実施例125〜145 実施例32から52までのスキンコンディショニング組成物を使用して、代表
的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を、次のようにして調製す
る。 実施例11のクレンジング成分を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている4本のライ
ンで連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面
に1対の平行なラインを作る。このクレンジング成分は、完成物品当たり4.4
グラムのクレンジング成分が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔
されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合
されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして
約70gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿
である第2の基材ウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2の基
材ウエブを上記界面活性剤含有層と接触させて配置する。この詰綿は15デニー
ルのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成
分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維35%の
混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約100グラム(gsm)の
坪量を有している。上記第2の基材ウエブと同一の第3の基材ウエブを第2の基
材ウエブ上に連続的に供給してこの第3の基材ウエブを第2の基材と接触させて
配置する。これらのウエブを超音波シーラーに連続的に供給し、そしてこのシー
ラーは、ウエブを横切って均等にスペースを置いて配置された直径4mmのシー
リング点のグリッドを構成しているドットパターンをシールする。スキンコンデ
ィショニング組成物を、完成物品当たり3グラムのスキンコンディショニング組
成物(1側面当たり約140gsmの添加)に等しい割合で、ポンプ供給した熱
容器からスロットダイス型を通して上記基材ウエブの両面にスロット被覆し、そ
してクーリングファンを通過させて、この組成物を物品の外部表面上で素早く冷
却する。上記のスロット被覆用容器を連続的に混合してエマルジョンの安定性を
維持する。このウエブを、角が丸い約120mm×90mmの長方形の個々の物
品に切断する。
【0215】実施例146〜147 実施例71及び74のスキンクレンジング及びコンディショニング組成物を使
用して、代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のように
して調製する。 第1の基材及び第2の基材を約12インチ×9インチの長方形に切断する。こ
の第1の基材は、ヒドロ穿孔されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレ
ン−ブタジエン接着剤で結合されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパン
レース混合物であり、そして約70gsmの坪量を有している。上記の第2の基
材は、15デニールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する
3デニールの2成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2
成分繊維35%の混合物を含んでいる詰綿であり、そして1平方メートル当たり
約100グラム(gsm)の坪量を有している。これらの基材は、加圧プラテン
ヒートシーリングデバイス、例えばマサチューセッツ州ヒアニス(Hyannis)の
センコープ(Sencorp)から入手可能なセンチネル・モデル(Sentinel Model)
808ヒートシーラーを使用して、上記詰綿を溶融させて上記第1の層内に流入
させ、そしてその結果適切なシールを形成させるのに十分な温度及び圧力(6〜
10秒でシールするには、通常、華氏約300度及び30psiの機械圧力で十
分である)を用いて、ヒートシーリングダイス型で窓ガラスデザインで一緒にシ
ールする。このシールは縁の周囲に連続しており、そしてX及びYの各方向に約
2mm幅の1個の窓ガラスクロスメンバーを有している。冷却後、この物品を約
11インチ×8.5インチにトリミングし、そしてスキンクレンジング及びコン
ディショニング組成物10グラムを両側面の外部表面に、各側面当たりこの組成
物の概ね半分をブラシで塗布する。この組成物を乾燥し、そしてこの物品は、使
用に供されるまで貯蔵する。
【0216】実施例148〜149 実施例72及び73のスキンクレンジング及びコンディショニング組成物を使
用して、代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のように
して調製する。 第1の基材及び第2の基材を約12インチ×9インチの長方形に切断する。こ
の第1の基材は、ヒドロ穿孔されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレ
ン−ブタジエン接着剤で結合されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパン
レース混合物であり、そして約70gsmの坪量を有している。上記の第2の基
材は、15デニールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する
3デニールの2成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2
成分繊維35%の混合物を含んでいる詰綿であり、そして1平方メートル当たり
約100グラム(gsm)の坪量を有している。これらの基材は、加圧プラテン
ヒートシーリングデバイス、例えばマサチューセッツ州ヒアニス(Hyannis)の
センコープ(Sencorp)から入手可能なセンチネル・モデル(Sentinel Model)
808ヒートシーラーを使用して、上記詰綿を溶融させて上記第1の層内に流入
させ、そしてその結果適切なシールを形成させるのに十分な温度及び圧力(6〜
10秒でシールするには、通常、華氏約300度及び30psiの機械圧力で十
分である)を用いて、ヒートシーリングダイス型で窓ガラスデザインで一緒にシ
ールする。このシールは縁の周囲に連続しており、そしてX及びYの各方向に約
2mm幅の1個の窓ガラスクロスメンバーを有している。冷却後、この物品を約
11インチ×8.5インチにトリミングし、そしてスキンクレンジング及びコン
ディショニング組成物8グラムを両側面の外部表面にスロット被覆し、その際各
側面当たり4グラムを、約70℃に維持した加熱容器、ポンプ、オン−オフバル
ブ、スロットヘッド及び被覆用ヘッド用の動力化したX−Y座標制御システムを
含んでいるプログラム可能な制御測定システムのX−Yテーブルを使用して上記
物品表面に均等に分布させる。この組成物を上記物品の表面で素早く冷却する。
使用直前まで物品を包装する。
【0217】実施例150〜152 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 次の成分を含んでいる液体クレンジング成分を調製する:
【0218】
【表31】
【0219】 上記のクレンジング成分を、この組成物10グラムが11インチ×8.5イン
チの断片に添加されるまで、第1の基材の1つの側面上にブラシで塗布すること
によって、この基材の1つの側面に適用する。この基材は、15デニールのPE
T繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成分繊維3
5%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維35%の混合物を
含んでいる、ふかふかした、低密度の詰綿であり、そして約100gsmの坪量
を有している。この第1の基材を乾燥する。第2の基材は、ウエブを横切って2
cmの間隔で均等にスペースを置いて配置された直径4mmのシーリング点のグ
リッドを構成しているドットパターンをシールする超音波シーラーを使用して上
記第1の基材の未処理側面に積層する。この第2の基材は、ヒドロ穿孔されて直
径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合されたレ
ーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして約70g
smの坪量を有している。実施例19のスキンコンディショニング組成物を上記
第2の基材の表面全体に、物品当たり組成物約3グラムの割合で均等にスロット
被覆し、冷却し、そして使用に供されるまで包装する。この物品はグラム陰性及
びグラム陽性微生物の両方に対して持続的な抗ウイルス、抗真菌及び抗菌活性を
与え、良好に泡立ち、そして皮膚に対して比較的穏和である。
【0220】実施例153 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 実施例11のクレンジング成分4グラムをふかふかした詰綿に手で均等に広げ
る。この詰綿は、平均直径約30ミクロンのポリエステル繊維を含んでおり、1
30mm×175mmの大きさに切断された4オンス/平方ヤードのポリエステ
ル詰綿であり、そして接着剤で結合されており、例えば、マウンテン・ミスト・
エクストラ・ヘビー・バッティング(Mountain Mist Extra Heavy Batting)♯
205としてオハイオ州シンシナティ(Cincinnati)のスターンズ・テクスタイ
ルズ(Stearns Textiles)から入手可能である。約65gsmの坪量を有する、
セルロース55%とポリエステル45%のヒドロもつれ混合物の繊維性不織物(
テクニクロス(Technicloth)IIとしてニュージャージー州サドルリバー(Sad
dle River)のザ・テクスワイプ・カンパニー(The Texwipe Company)から入手
可能)の層を詰綿の界面活性剤被覆側面上に配置する。これらの層を、六角形の
グリッドパターンで均等にスペースを置いて配置した逆指ぬき形状の容器を有す
る非加熱プレートを使用する噛み合わせシーリングプレートを使用して一緒にシ
ールする。この指ぬき形状の容器は基部で直径約1.2cmであり、そして中心
と中心で約1.5cm離れて配置されている。非加熱プレート上のくぼみの間の
陸地領域は内側に数mmくぼんでおり、連結した隆起部を形成する。加熱プレー
トは、非加熱プレートの隆起部に正確に適合する溝を有している。加熱プレート
はセルロース/ポリエステル基材と接触しており、そしてヒートシールは加圧プ
ラテンヒートシーリングデバイス、例えばマサチューセッツ州ヒアニス(Hyanni
s)のセンコープ(Sencorp)から入手可能なセンチネル・モデル(Sentinel Mod
el)808ヒートシーラーを使用して行われる。得られた未完成物品は両側面に
、泡立ちを助長しそして更には握り易くして使用中に皮膚表面を滑らせ易くする
地形学的な特徴を有している。この物品を約120mm×160mmの長方形に
切断する。 上記物品と共に使用するためにスキンコンディショニング逆性エマルジョンペ
ーストを次のようにして調製する。
【0221】
【表32】
【0222】 脂質可溶性成分を、撹拌しながら70℃に加熱する。激しく撹拌しながらグリ
セリンを徐々に加える。この組成物を均質化する。このスキンコンディショニン
グ逆性エマルジョンペースト3グラムを、上記物品のセルロース/ポリエステル
側面の凹んだ領域に熱いままピペットで加える。この組成物を半固形ペーストに
なるまで素早く冷却する。この物品は使用に供されるまで包装する。
【0223】実施例154〜158 実施例19、29、34、55及び60のスキンコンディショニング組成物を
使用して、代表的なスキンコンディショニング物品を次のようにして調製する。 上記コンディショニング組成物を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている各々5mm
幅の4本の細長い筋で連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上
記ウエブの各側面に1対の平行なラインを作る。この組成物は、完成物品当たり
3グラムの組成物が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔されて直
径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合されたレ
ーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして約70g
smの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿である第
2のウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2のウエブを第1の
基材のスキンコンディショニング組成物を含有していない側面と接触させて配置
する。この詰綿は15デニールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシー
スを有する3デニールの2成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デ
ニールの2成分繊維35%の混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり
約100グラム(gsm)の坪量を有している。これらのウエブを超音波シーラ
ーに連続的に供給し、そしてこのシーラーは、ウエブを横切って均等にスペース
を置いて配置された直径4mmのシーリング点のグリッドを構成しているドット
パターンをシールする。このウエブを、角が丸い約120mm×160mmの長
方形の個々の物品に切断し、そしてこれは物品当たり総計約51個のシーリング
点を有している。
【0224】実施例159〜163 実施例19、28、34、55及び69のスキンコンディショニング組成物を
使用して、代表的なスキンコンディショニング物品を次のようにして調製する。 上記コンディショニング組成物を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている各々5mm
幅の4本の細長い筋で連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上
記ウエブの各側面に1対の平行なラインを作る。この組成物は、完成物品当たり
1.1グラムの組成物が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔され
て直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合され
たレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そして約7
0gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿であ
る第2のウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2のウエブを第
1の基材のスキンコンディショニング組成物を含有していない側面と接触させて
配置する。この詰綿は15デニールのPET繊維10%、PETのコアとPEの
シースを有する3デニールの2成分繊維50%、及び同じコア−シース組成の1
0デニールの2成分繊維40%の混合物を含んでおり、そして1平方メートル当
たり約80グラム(gsm)の坪量を有している。これらのウエブを超音波シー
ラーに連続的に供給し、そしてこのシーラーは、ウエブを横切って均等にスペー
スを置いて配置された直径4mmのシーリング点のグリッドを構成しているドッ
トパターンをシールする。このウエブを、角が丸い約120mm×90mmの長
方形の個々の物品に切断し、そしてこれは物品当たり総計約51個のシーリング
点を有している。この物品はより小さな皮膚領域、例えば顔、肘、首及び/又は
足に適用するのに好都合である。
【0225】実施例164 代表的なスキンクレンジング物品を次のようにして調製する。 実施例11のクレンジング成分を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている4本のライ
ンで連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面
に1対の平行なラインを作る。このクレンジング成分は、完成物品当たり0.4
0グラムのクレンジング成分が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿
孔されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結
合されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そし
て約70gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰
綿である第2のウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2のウエ
ブを界面活性剤層と接触させて配置する。この詰綿は15デニールのPET繊維
10%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成分繊維50%、
及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維40%の混合物を含んで
おり、そして1平方メートル当たり約80グラム(gsm)の坪量を有している
。第2の基材ウエブと同一の第3の基材ウエブを第2の基材と接触させて置くこ
とによってこの第3の基材ウエブを第2の基材ウエブ上に連続的に供給する。こ
れらのウエブを超音波シーラーに連続的に供給し、そしてこのシーラーは、ウエ
ブを横切って均等にスペースを置いて配置された直径4mmのシーリング点のグ
リッドを構成しているドットパターンをシールする。このウエブを、角が丸い約
120mm×90mmの長方形の個々の物品に切断する。
【0226】実施例165〜169 実施例19、28、34、55及び69のスキンコンディショニング組成物を
使用して、代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のよう
にして調製する。 実施例11のクレンジング成分を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて
、それぞれ20mm、40mm及び20mmの距離で分離されている4本のライ
ンで連続的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面
に1対の平行なラインを作る。このクレンジング成分は、完成物品当たり0.5
2グラムのクレンジング成分が得られる割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿
孔されて直径約2mmの穴が形成されており、スチレン−ブタジエン接着剤で結
合されたレーヨン70%とPET繊維30%のスパンレース混合物であり、そし
て約70gsmの坪量を有している。エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰
綿である第2のウエブを上記第1の基材上に連続的に供給して、この第2のウエ
ブを界面活性剤層と接触させて配置する。この詰綿は15デニールのPET繊維
10%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成分繊維50%、
及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維40%の混合物を含んで
おり、そして1平方メートル当たり約80グラム(gsm)の坪量を有している
。第2の基材ウエブと同一の第3の基材ウエブを第2の基材と接触させて置くこ
とによってこの第3の基材ウエブを第2の基材ウエブ上に連続的に供給する。第
2の基材ウエブと同一の第3の基材ウエブを第2の基材と接触させて置くことに
よってこの第3の基材ウエブを第2の基材ウエブ上に連続的に供給する。これら
のウエブを超音波シーラーに連続的に供給し、そしてこのシーラーは、ウエブを
横切って均等にスペースを置いて配置された直径4mmのシーリング点のグリッ
ドを構成しているドットパターンをシールする。このウエブを、角が丸い約12
0mm×90mmの長方形の個々の物品に切断する。
【0227】実施例170 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニングキットを次のようにして
調製する。 スキンクレンジング物品を調製する。実施例11のクレンジング成分を被覆用
ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて、それぞれ20mm、40mm及び20m
mの距離で分離されている4本のラインで連続的に押し出して第1の基材の1つ
の側面に適用して、上記ウエブの各側面に1対の平行なラインを作る。このクレ
ンジング成分は、完成物品当たり4.4グラムのクレンジング成分が得られる割
合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔されて直径約2mmの穴が形成されてお
り、スチレン−ブタジエン接着剤で結合されたレーヨン70%とPET繊維30
%のスパンレース混合物であり、そして約70gsmの坪量を有している。アレ
イドされ、ふかふかした、低密度の詰綿である第2のウエブを上記第1の基材上
に連続的に供給して、この第2のウエブを界面活性剤含有層と接触させて配置す
る。この詰綿は15デニールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシース
を有する3デニールの2成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニ
ールの2成分繊維35%の混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約
100グラム(gsm)の坪量を有している。これらのウエブを超音波シーラー
に連続的に供給し、そしてこのシーラーは、ウエブを横切って均等にスペースを
置いて配置された直径4mmのシーリング点のグリッドを構成しているドットパ
ターンをシールする。このウエブを、角が丸い約120mm×480mmの長方
形の個々の物品に切断する。 スキンコンディショニング物品を調製する。実施例34のコンディショニング
組成物を被覆用ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて、それぞれ20mm、40
mm及び20mmの距離で分離されている各々5mm幅の4本の細長い筋で連続
的に押し出して第1の基材の1つの側面に適用し、上記ウエブの各側面に1対の
平行なラインを作る。この組成物は、完成物品当たり3グラムの組成物が得られ
る割合で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔されて直径約2mmの穴が形成され
ており、スチレン−ブタジエン接着剤で結合されたレーヨン70%とPET繊維
30%のスパンレース混合物であり、そして約70gsmの坪量を有している。
エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿である第2のウエブを上記第1の基
材上に連続的に供給して、この第2のウエブを第1の基材のスキンコンディショ
ニング組成物を含有していない側面と接触させて配置する。この詰綿は15デニ
ールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2
成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維35%
の混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約100グラム(gsm)
の坪量を有している。これらのウエブを超音波シーラーに連続的に供給し、そし
てこのシーラーは、ウエブを横切って均等にスペースを置いて配置された直径4
mmのシーリング点のグリッドを構成しているドットパターンをシールする。こ
のウエブを、角が丸い約120mm×160mmの長方形の個々の物品に切断し
、そしてこれは物品当たり総計約51個のシーリング点を有している。 上記のスキンクレンジング物品とスキンコンディショニング物品を1つのパッ
ケージに一緒に包装する。
【0228】実施例171 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニングキットを次のようにして
調製する。 スキンクレンジング物品を調製する。実施例11のクレンジング成分を被覆用
ヘッドから、ウエブの横幅に合わせて、それぞれ20mm、40mm及び20m
mの距離で分離されている4本のラインで連続的に押し出して第1の基材の1つ
の側面に適用し、上記ウエブの各側面に1対の平行なラインを作る。このクレン
ジング成分は、完成物品当たり4.4グラムのクレンジング成分が得られる割合
で押し出す。この基材は、ヒドロ穿孔されて直径約2mmの穴が形成されており
、スチレン−ブタジエン接着剤で結合されたレーヨン70%とPET繊維30%
のスパンレース混合物であり、そして約70gsmの坪量を有している。エアレ
イされ、ふかふかした、低密度の詰綿である第2のウエブを上記第1の基材上に
連続的に供給して、この第2のウエブを界面活性剤層と接触させて配置する。こ
の詰綿は15デニールのPET繊維30%、PETのコアとPEのシースを有す
る3デニールの2成分繊維35%、及び同じコア−シース組成の10デニールの
2成分繊維35%の混合物を含んでおり、そして1平方メートル当たり約100
グラム(gsm)の坪量を有している。これらのウエブを超音波シーラーに連続
的に供給し、そしてこのシーラーは、ウエブを横切って均等にスペースを置いて
配置された直径4mmのシーリング点のグリッドを構成しているドットパターン
をシールする。このウエブを、角が丸い約120mm×480mmの長方形の個
々の物品に切断する。 スキンコンディショニング物品を調製する。水流で巻きこまれた繊維の混合物
であり、片面に柔らかく細かいデニールの繊維を有し、第2の面に粗い繊維を有
する基材を調製する。それぞれ坪量約20グラムを有する、10デニールのポリ
エステル(PET)繊維を含む2つの織物を、片方の一番上に1つの織物を置い
て、エアレイすることによって基材を調製する。直径約100ミクロンを有し、
約0.8cmの間隔で織られたポリプロピレンスクリムの織物を第3の織物とし
て繊維性織物の上に連続的に送る。3デニールのポリエステル繊維を含む第4及
び第5の織物をそれぞれ織物の一番上に約20gsmにてエアレイする。織物を
水流で巻き込み単一の織物単位に固定して、湿気がなくなり、スクリムの緩みに
より20%の縮みが生じるまで乾燥缶で乾燥する。低いTg(約5℃)の水媒介
アクリル接着剤コポリマーを、キスロール適用によって約7gsmの湿潤添加率
の割合でこのウエブの粗面繊維側面に加え、そして乾燥する。実施例21のスキ
ンコンディショニング組成物をこのウエブの両面に、各側面で約25gsmの割
合で均等にスロット被覆してウエブに連続的に加える。この基材ウエブを、熱切
断ロールを使用して切断した物品の縁からスクリム繊維を僅かに収縮させて、角
が丸い約120mm×100mmの長方形の個々の物品に切断する。 上記スキンクレンジング物品とスキンコンディショニング物品を1つのパッケ
ージに一緒に包装する。
【0229】実施例172 代表的なスキンクレンジング及びコンディショニング物品を次のようにして調
製する。 第1の基材を調製する。この第1の基材は、15デニールのPET繊維30%
、PETのコアとPEのシースを有する3デニールの2成分繊維35%、及び同
じコア−シース組成の10デニールの2成分繊維35%の混合物を含んでいる、
エアレイされ、ふかふかした、低密度の詰綿であり、そして1平方メートル当た
り約100グラム(gsm)の坪量を有している。この詰綿は、形状化され加熱
されたエンボス処理用ロールでエンボス処理されて、電球のような形状で且つシ
ステムを固定するフックとループタイプのループ部分を表す材料を形成する盛り
上がったボタン様反復ユニットを取り囲む刻印陸地領域が残っている。このよう
な材料はノースカロライナ州ベンソン(Benson)のピージーアイ・ノンウーブン
ズ(PGI Nonwovens)から入手可能である。実施例11のスキンクレンジング組
成物4.4グラムを上記第1の基材の10インチ×8.5インチの長方形の裏面
(平板面)に均等に適用する。約53gsmの坪量を有し、ふかふかした、高い
湿潤強度の、接着剤で結合されたセルロースペーパータオルである第2の基材を
約10インチ×8.5インチの大きさに切断する。有用なタオルはザ・プロクタ
ー・アンド・ギャンブル・カンパニー(The Procter & Gamble Company)から入
手可能でありそしてバウンティ・リンス・アンド・リユース(Bounty Rinse & R
euse)(登録商標)として市販されており、そしてこれは湿潤したときZ方向の
高さを保持しており、そして5gsiで約0.047インチの厚さ、約1.28
のかさばり/ソフト比、及び形状化されたベルト上での湿潤形成によって高いク
レープ比(Crepe Ratio)を有している。これらの基材は、加圧プラテンヒート
シーリングデバイス、例えばマサチューセッツ州ヒアニス(Hyannis)のセンコ
ープ(Sencorp)から入手可能なセンチネル・モデル(Sentinel Model)808
ヒートシーラーを使用して、縁及び物品中心の4個のドット(直径5mm、互い
にそして最も近い縁から均等にスペースを置いて配置されている)でヒート結合
する。この物品をトリミングし、そして実施例18のスキンコンディショニング
組成物3グラムをこの物品の両側面にブラシで塗布して熱適用する。この物品を
冷却し、そして使用に供されるまで包装する。
【0230】実施例173 代表的なスキンコンディショニング及びコンディショニング物品を次のように
して調製する。 第1の側面を調製する。この第1の側面の第1の層を調製し、そしてこれは2
オンス/平方ヤードの坪量を有するポリエステル詰綿であり、そして約23ミク
ロン及び40ミクロンの平均直径の繊維の混合物を含んでおり、そしてこれら繊
維の少なくとも幾らかはクリンプされている。この詰綿の厚さは5gsiで測定
して約0.23インチである。この詰綿は約1270cfm/平方フィートの空
気透過性及び約2.7cmH2Oの泡透過性臨界圧力を有している。詰綿は、接
着剤を用いず、熱で結合されると考えられる。この詰綿を10インチ平方に切断
する。この第1の側面の第2の層を調製し、そしてこの層は、100メッシュを
形成しているスクリーン(例えば、米国特許第4,629,643号に開示され
ているような)を含んでいるドラム上で、高圧でヒドロ孔を形成させて調製した
微細孔の100メッシュ成形フィルムの10インチ平方のシートである。このシ
ートを、孔が開いた雄側面を上に向けて上記第1の層の上に置く。実施例1のス
キンクレンジング組成物25グラムを上記第1の側面の中心に置く。この組成物
を僅かに平らにし、約1/2インチの厚さ及び直径数インチの形状にする。不透
過性ポリエチレンフィルム層を、上記第1の層と同一の10インチ平方の寸法に
測って組成物を横断して配置する。実施例63のスキンコンディショニング組成
物25グラムを上記のクレンジング組成物と同一の形状にし、そしてこの界面活
性剤と同一のx−y位置で上記フィルムの頂部に置く。微細孔と大型孔を開けた
成形フィルム(これもまた、米国特許第4,629,643号に開示されている
)の層を、大型孔の雄側面を上記組成物の方に向け、そして微細孔の雄側面を上
に向けて配置する。この層も10インチ平方に切断する。ソフトで、微小デニー
ルの繊維を有する繊維のヒドロもつれ混合物の最後の層を調製する。この層は、
3デニールのポリエステル(PET)繊維を含んでいる、1つのウエブがもう1
つのウエブの頂部にある2つのウエブをエアレイして調製し、その際これらウエ
ブは各々約17gsmの坪量を有している。1方向に約100ミクロンの直径の
繊維を有し、他方向に直径約40ミクロンの繊維を織り込まれ、約1.0cmの
間隔で織られた弾性スクリムの織物を第3の織物として繊維性織物の上に連続的
に送る。このようなウエブはミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)のコンウ
エッド・プラスチックス(Conwed Plastics)から入手可能である。3デニール
のポリエステル繊維を含んでいる第4及び第5のウエブを上記ウエブの頂部に各
々約17gsmでエアレイする。これらのウエブをヒドロもつれさせ、これらを
固定して単一のウエブユニットにし、そして水分が存在しなくなるまで乾燥カン
上で乾燥する。このウエブは、ヒドロもつれ及び乾燥プロセス中並びに処理後の
引き続く弛緩中のウエブ伸長によってクレープ化される。この層の1片を約10
インチ×10インチの大きさに切断し、そしてもう1つの層の頂部に置く。これ
らの層は、加圧プラテンタイプヒートシーリングデバイス、例えばマサチューセ
ッツ州ヒアニス(Hyannis)のセンコープ(Sencorp)から入手可能なセンチネル
・モデル(Sentinel Model)808ヒートシーラーで一緒にシールする。上記組
成物を含有するように形状化されている凹み(非加熱)底部プレートを使用し、
そしてこの底部プレートを円形のシーリングリムの周囲にマッチさせる凹み(加
熱)頂部プレートを使用してヒートシールを行う。典型的なシーリング条件は、
機械への供給圧力約30psi、持続時間約3.5秒間、300℃であるが、こ
れは使用するシーリング装置に従って変動するであろう。この物品をトリミング
し、使用に供されるまで包装する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/02 A61K 7/02 A 7/06 7/06 7/075 7/075 C11D 17/04 C11D 17/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 セン,レイモンド ウェイ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 サイプレスポイント、レーン 8936 (72)発明者 フィップス,ニコラ ジャクリン イギリス国、バークシャー、アールジー 42、3ディエス、ブラックネル、ウォーフ ィールド、オール、セインツ、ライズ 43 (72)発明者 スミス,エドワード デュウェイ ザ サ ード アメリカ合衆国オハイオ州、メイソン、マ ン−オー−ウォー、レーン 6880 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA112 AA122 AB032 AB172 AB242 AB332 AB362 AC012 AC072 AC102 AC122 AC132 AC152 AC172 AC242 AC302 AC372 AC402 AC422 AC432 AC442 AC462 AC472 AC482 AC522 AC582 AC642 AC692 AC712 AC782 AC792 AC852 AC912 AD011 AD022 AD042 AD072 AD092 AD112 AD152 AD162 AD172 AD212 AD222 AD322 AD352 AD412 AD492 AD622 AD642 AD662 BB01 CC22 CC23 CC31 DD12 EE05 EE11 EE28 4H003 AB03 AB20 AB21 AB27 AB31 BA08 DA02 EA19 EB02 EB08 EB16 EB22 EB46 ED02 FA12 FA26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレンジング及び/又はコンディショニングに適する実質的
    に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品であって、該物品は合成繊維を含んでい
    る、非研磨性で、ふかふかした、低密度の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含
    んでおり、かつ上記詰綿層は7cmH2Oで少なくとも0.2g/秒の泡透過性
    を有していることを特徴とするパーソナルケア物品。
  2. 【請求項2】 上記の水不溶性基材に近接して配置されているクレンジング
    成分を更に含んでいる請求項1に記載の物品であって、その際上記成分は水不溶
    性基材の約10重量%から約1000重量%までの起泡性界面活性剤を含んでい
    る。
  3. 【請求項3】 上記の水不溶性基材に近接して配置されている治療的有益成
    分を更に含んでいる請求項1に記載の物品であって、その際上記成分は、水不溶
    性基材の約10重量%から約1000重量%までの治療的有益作用剤を含んでい
    る。
  4. 【請求項4】 a) 請求項1に記載の物品を濡らす工程; b) 皮膚又は毛髪を上記の濡らした物品と接触させる工程を含む、 皮膚及び毛髪をクレンジングする方法。
  5. 【請求項5】 a) 請求項3に記載の物品を濡らす工程; b) 皮膚又は毛髪を上記の濡らした物品と接触させる工程を含む、 皮膚及び毛髪をコンディショニングする方法。
  6. 【請求項6】 合成繊維を含んでいる、非研磨性で、ふかふかした、低密度
    の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでいる、クレンジング及び/又はコン
    ディショニングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品であって
    、その際上記詰綿層は約4cmH2O未満の泡透過性臨界圧力を有している。
  7. 【請求項7】 合成繊維を含んでいる、非研磨性で、ふかふかした、低密度
    の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでいる、クレンジング及び/又はコン
    ディショニングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品であって
    、その際上記詰綿層は少なくとも900立方フィート/分/平方フィートの空気
    透過性を有している。
  8. 【請求項8】 合成繊維を含んでいる、非研磨性で、ふかふかした、低密度
    の詰綿層を含んでいる多層の水不溶性基材を含んでいる、クレンジング及び/又
    はコンディショニングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品で
    あって、その際上記詰綿層は約25%から約60%までの圧縮弛緩ヒステリシス
    値を有することを特徴とする。
  9. 【請求項9】 合成繊維を含んでいる、非研磨性で、ふかふかした、低密度
    の詰綿層を含んでいる水不溶性基材を含んでいる、クレンジング及び/又はコン
    ディショニングに適する実質的に乾燥した使い捨てパーソナルケア物品であって
    、その際上記詰綿層は約15より大きい摩耗値を有している。
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