JP2003504748A - デジタル質量流量コントローラの動作のためのシステムおよび方法 - Google Patents

デジタル質量流量コントローラの動作のためのシステムおよび方法

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JP2003504748A JP2001510059A JP2001510059A JP2003504748A JP 2003504748 A JP2003504748 A JP 2003504748A JP 2001510059 A JP2001510059 A JP 2001510059A JP 2001510059 A JP2001510059 A JP 2001510059A JP 2003504748 A JP2003504748 A JP 2003504748A
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Abstract

(57)【要約】 本発明の質量流量コントローラはセンサ(12)を備える。このセンサは、ガスライン内の質量流量を検出するために用いられる。さらに、このセンサは、このセンサに結合された電子制御システム(16)に出力(15)を提供する。電子制御システムは、センサの出力に基づいて、予測される質量流量を判定する。電子制御システムは、制御弁を通過する第1のガス流量を調節するための制御信号により、制御弁(22)を調整する。本発明の質量流量コントローラは、埋込み診断システムをさらに備え、前記質量流量コントローラ内の故障状態または潜在故障状態を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の技術背景) 本発明は概して、高度デジタル制御アルゴリズムを用いた閉ループ制御システ
ムを備えた質量流量コントローラ(MFC)を動作するシステムおよび方法に関
する。より詳細には、本発明は、質量流量コントローラを動作させるための閉ル
ープ制御システムであって、全ての数学的オペレータがデジタルプロセッサ内に
おいて実現されるシステムを提供する。
【0002】 (発明の背景) 多くの製造プロセスは、処理気体を処理チャンバに導入する速度を厳密に制御
することを必要とする。これらの種類のプロセスでは、質量流量コントローラ(
MFC)を用いて、気体の流量速度を制御している。現状の技術による質量流量
コントローラには、多くの問題がある。
【0003】 MFCを所有すると、MFCが設置されているツールに予定外のメンテナンス
が必要となるため、コストが高くつく。特定の種類の故障の前兆となるものは無
い場合が多い。故障の際の一般的な対処としては、MFCを取り替えることがあ
る。なぜならば、MFCは動的なデバイスであり、本質的に信頼性を持たないも
のであると考えられているからである。そのため、かなりの数のMFCが工場に
返却され、指定通りに動作することが判明して、故障分析を行っても何の問題も
発見されないことになる。
【0004】 MFCには内部診断機能が無く、また、遠隔サービスおよび遠隔診断を提供す
る能力も無いため、MFCをいったん取り付けた後は、熟練の現場サービスエン
ジニアまたはアプリケーションエンジニアを顧客の現場に派遣して、現場での技
術的サポートおよび故障分析を行わせなければならなくなる。MFCの別の欠点
としては、個々のデバイスの性能(特に、精度および応答時間または過渡性能)
が、時間がかかり、労力を要する手動による(ポテンシオメータまたは可変抵抗
器を用いた)較正および調整プロセスに依存する点がある。
【0005】 今日、製造プロセスは手動による処理に大きく依存しているため、技術者は、
様々なデバイス(例えば、オシロスコープ、様々な2次流量測定デバイスおよび
そのようなもの)と、これらの他のデバイスの視覚的検査とを用いて特定の信号
を判定し、ポテンシオメータを満足な値まで調整しなければならない。
【0006】 そのため、一連のデバイスが、デバイスを調整する人間に依存することとなる
。これらのデバイスは概して均質ではなく、ユニット同士の再現性も無いため、
複雑な処理技術および特徴付けの問題が生じ、これにより、各デバイスは当該デ
バイスに関連付けられた固有の挙動を有する。MFCの挙動は、手動による調整
プロセスと、処理を行う技術者との直接的な関数である。さらに、従来の質量流
量コントローラの過渡応答(transit response)は均等ではな
い。例えば、0%または10%のセットポイントから得られる性能は、0%〜1
00%の間で変化する。応答がこのように変化すると、これらのデバイスに依存
するプロセス制御エンジニアにとって問題となる。個々のデバイスの応答が固有
のものとなると、エンジニアは、MFCデバイスの挙動を固有に特徴付けて、特
定の状況に応じて、その変動性および応答時間を考慮に入れなければならなくな
る。この特徴付けプロセスはコストが高くつき、また時間もかかる。
【0007】 現状のMFCは、入口圧力に敏感に反応する。質量流量コントローラは特定の
入口圧力仕様を必要とし、差圧は通常およそ45PSIDに指定されるため、既
存のMFCデバイスの性能は典型的には、1つの特定の圧力について最適化され
る。入口圧力が特定の圧力範囲にわたって変化すると、トレードオフが生じ、そ
のため、デバイスの応答時間および特徴の変動がさらに大きくなる。
【0008】 入口圧力に対して敏感な点に対する1つの解決策では、ユーザは、往々にして
高価な圧力調整器を取り付けることを必要とする。
【0009】 気体をMFCに供給する気体ラインでは、圧力変動に対して敏感ではない質量
流量コントローラを設けて、高価な圧力調整ハードウェアを無くすことができる
ようにすると有利である。さらに、各デバイスは、圧力調整器の近隣に圧力変換
器を有する。この圧力変換器の唯一の目的は、圧力調整器が機能していることを
示すことである。
【0010】 さらに、新たな規格、オープン通信規格および計測に適合する必要性もある。
EIARS485は、分岐に関するオープン規格であるが、これは、物理層につ
いてしか述べていない。そのため、ソフトウェアプロトコルスタックの主なプロ
プライエタリインプリメンテーションは、サプライヤーによってそれぞれ異なる
。従って、オープンなプロトコルをインプリメントし、しかも流量制御パラメー
タを犠牲にしない高性能の通信サービス能力を有する質量流量コントローラを設
けることが望ましい。
【0011】 未知またはほとんど理解されていないプロセスを理解するための1つの強力な
解決法として、回帰分析を通じて当該プロセスを知る方法がある。回帰分析は、
多変数の技術プロセスを最適化するように綿密に設計された実験を用いた、構造
化アプローチである。この技術を用いると、一連の実験を通じて、1つのプロセ
スを理解し、その可能性を利用することが可能となる。回帰モデルのための通常
の概算方法は、最小2乗推定法(OLS)である。
【0012】 回帰分析は、予測値と実際の値とを比較して、剰余(residual)を用
いる際に回帰概算の性能を評価するための診断プロシージャを生成することも可
能にする。
【0013】 その総合的なタスクは、可能な最高の流量制御性能を提供し、なおかつ、他の
点(例えば、通信、複数の気体較正および所有にかかるコスト)を犠牲にしない
ことである。
【0014】 (発明の要旨) 本発明は、今まで開発されてきた、質量流量コントローラを動作させるための
システムおよび方法に関連する欠点および問題を実質的に無くすかまたは低減す
る、質量流量コントローラを動作させるためのシステムおよび方法を提供する。
【0015】 本発明の選択されたアーキテクチャは、通信ネットワークサービスを提供する
ための能力のために流量制御を犠牲にしない。
【0016】 本発明は、選択されたアーキテクチャまたはシステム内に埋め込み診断を提供
する。詳細には、本発明のデジタルエンジンは、システム変数を別々に監視する
。これらの変数を挙げると、流量セットポイント、ソレノイド電流、周囲温度、
流量センサの抵抗、外部の圧力変換器による測定が可能な入口圧力がある(ただ
し、これらに限定されない)。これらの変数のいくつかは、MFC圧力の感度の
監視および低減を行う際の貴重な情報源となる。このデジタルエンジンはまた、
電源電圧も監視する。
【0017】 内部デジタル質量流量コントローラ埋め込みシステムアーキテクチャは特に、
従来技術のシステムと比較してMFCの性能を向上させ、さらに、いくつかの価
値のある機能を追加する。
【0018】 本発明の質量流量コントローラは、手動による変数調整を全く含まない。この
ため、ユニークな一連の定数を不揮発性メモリに格納することにより、全ての較
正および調整をデジタルに完了できるという利点が得られる。関連を有するメモ
リ位置へのアクセスが、専用のRS485インターフェースを通じて提供される
。この較正システムホストは、適切なソフトウェアを動作させ、特定の流量測定
計器とインターフェースをとり、本発明の質量流量コントローラを自動的に較正
および調整して、静的かつ過渡的な流量条件において均一で再現可能な性能を行
えるようにする。これらの均一な過渡的応答は、本発明のさらなる利点を提供す
る。これらの均一な過渡的応答は、選択されたアーキテクチャにおいて適用され
る選択されたデジタル信号プロセッサによって提供される演算能力を用いて達成
される。このアーキテクチャにより、ソフトウェアを介して、100%の制御ア
ルゴリズムを実行することが可能となる。このソフトウェアアルゴリズムは、ユ
ニークな事例依存型パラメータまたは状況型パラメータを呼び出すメカニズムを
含み得る。これらの事例依存型ラメータまたは状況型パラメータは、均一で再現
可能な過渡的応答を達成するように選択または調整されることが可能である。
【0019】 本発明のさらに別の利点は、気体供給部内の上流に高価な圧力調整器を設ける
必要が無い点である。本発明のデジタルエンジンは、利用可能なA/D入力を介
して、入口圧力を別々に監視する能力を有する。入力圧力を監視して、本発明の
出力の質量流量特性の感度を低減することが望ましい。
【0020】 本発明のさらなる利点は、自律型の専用デジタル通信ポートを複数含み得る点
である。このアーキテクチャにより、複数のデジタルネットワークに同時にサー
ビス提供することが可能となる。本発明の特定の実施形態は、1つのネットワー
クがRS485タイプのネットワークであることを可能にする。選択されたDS
Pは、埋め込みUART周辺機器を含み、これは、RS485ネットワークへの
サービス提供を専門に行うためのものである。デュアル−ポートSRAMからの
読み出しおよびデュアル−ポートSRAMへの書き込みを介して、別の通信ネッ
トワークにサービス提供することも可能である。デュアル−ポートSRAMを通
信パーティションとして選択すると、自律型でかつ互換性のあるインターフェー
スをサポートすることが可能となる。本発明は、これらの2つの通信ポートに必
ずしも限定されるべきではない。当業者に公知の様々な通信プロトコルの複数の
通信ポートを本発明に組み込んで、自律型で互換性のあるインターフェースを達
成することが可能である。
【0021】 本発明のさらなる利点は、埋め込みシステムが、流量信号からの1.68ミリ
秒の正確な離散的間隔でのサンプルデータの受信に基づいて、イベントを管理す
る点である。選択されたアーキテクチャの演算能力により、制御のアルゴリズム
は、自身のタスクをこの時間の30%未満で完了する。
【0022】 (発明の詳細な説明) 本発明およびその利点のより完璧な理解は、以下の記載を添付の図面と共に参
照することにより、達成され得る。図面中、類似の参照符号は、類似の構成要素
を示す。
【0023】 本発明の好適な実施形態を図中に示す。用いられている類似の参照符号は、様
々な図面の類似の構成部分および対応する構成部分を指す。
【0024】 本発明は、デジタル質量流量コントローラ制御システムのためのアーキテクチ
ャシステムを提供する。このデジタル質量流量コントローラ制御システムは、制
御システム内に埋め込み診断を含む。詳細には、本発明のデジタルエンジンは、
トラブルシューティングおよび予防保全のためのプログラムを向上させる目的の
ために、特定のシステム変数を別々に監視する。これらの変数を挙げると、流量
セットポイント、ソレノイド電流、周囲温度、流量センサのベース抵抗、外部の
圧力変換器による測定が可能な入口圧力がある(ただし、これらに限定されない
)。これらの変数は、MFC圧力の感度の監視および低減を行う際の貴重は情報
源となる。このデジタルエンジンはまた、電源電圧も監視する。
【0025】 監視された変数は、本発明のMFCにおけるより正確な流量測定値を判定する
ために用いられる。
【0026】 本発明は、デジタルエンジン、すなわち、ADコンバータとインターフェース
をとるデジタル信号プロセッサを用いる。詳細には、本発明の一実施形態におい
て、16チャンネルの10ビットのAD変換を有するアーキテクチャまたはデジ
タル信号プロセッサが選択されている。このアーキテクチャにおいて、埋め込み
ADチャンネルを用いて、所望のデータを得る。本発明では、外部の知的ADコ
ンバータを用いて、センサ出力をデジタル化する。なぜならば、センサ出力は、
10ビットよりも大きな分解能を必要とするからである。これらの監視されたパ
ラメータに加えて、複数の流量制御イベント(例えば、定常状態誤差を含む)を
監視する。さらに、ユーザのツールによって提供されたセットポイントに関する
流量コントローラの精度を継続的に監視する。本発明はまた、弁漏れも測定する
【0027】 本発明は、デジタルエンジンによって実行されるユニークなアルゴリズムを含
む。特定のアルゴリズムが、流量制御用のセットポイントがゼロであるか否かと
、測定された流量がフルスケールの2%よりも大きいか否かとを判定する。この
フルスケールの2%という値は、弁漏れが発生していることを警告する業界規格
である。MFCの一般的な故障モードは、アクチュエータまたは弁の故障である
。この故障は、漏れまたは制御不可能状態となって現れる。そのため、定常状態
のエラー、弁漏れが測定され、セットポイントの立ち上がりまたは立ち下がりに
おいて応答に有意なオーバーシュートが有るか否かが測定される。例えば、2.
0のセットポイントがフルスケールでゼロから100%までになり、かつ、その
セットポイントが所定値を越えるかもしくは応答が所定値をオーバーシュートし
たことが観察された場合、ユーザに警告が発される。これらの監視されたパラメ
ータ全てにアクセスを提供すると、ダウン時間と(通常であれば適切に機能する
)不要なMFCデバイスの除去とが低減する。本発明のアーキテクチャは、特定
の領域に対する完全な分析プロセスを局所化するために提供される診断レベルの
ために適切に機能しないMFCデバイスをサービスおよび修理するために必要な
時間を最小限にする。
【0028】 オープン通信ネットワーク(例えば、Devicenet(登録商標)および
そのようなもの)を流量制御プロセス管理システムにとって利用可能にして、デ
バイスを制御するのが望ましい。別の通信ポートをサービスの専用とする。従っ
て、RS485ポートまたは他の類似のポートは、サービス提供専用となる。こ
れにより、プロセス制御のためのオープン通信ポートを介して通信が確立される
。本発明におけるネットワーキングのためのOSIモデルに適合する独自の通信
プロトコルを所有する専用のRS485ネットワークがある。
【0029】 ネットワーキングのためのOSIモデルは、オープンシステムである。このO
SIモデルは、PCをネットワーク化する際に一般に用いられる方法である。こ
のモデルは、PCを相互接続させるためのオープンシステムをインプリメントす
る低レベルのブロードモデルである。
【0030】 工場の専用サービスポートにより、本発明において、遠隔診断を提供すること
が可能となる。このポートを用いて専用のラップトップノートブックまたはPC
にリンクさせれば、ローカル監視を実行することが可能となる。このポートを介
したネットワークの監視は、ラップトップノートブックまたはPCをRS485
インターフェースとインターフェースをとらせ、モデムをPCに備えるかまたは
一体化させることにより、実行可能である。従って、エンジニアにモデムによる
アクセスを与えれば、そのエンジニアは、局所のコンピュータにダイヤルして、
流量制御イベントに対してトランスペアレントな本発明に問い合わせを行うこと
ができる。さらに、このエンジニアが埋め込み診断を用いて、潜在的故障モード
に関する高レベルの詳細を提供することも可能である。
【0031】 これらの図は、本発明に記載の問題をサポートし、本発明のアーキテクチャが
従来技術に関連する問題を解決する一機能となる利点および機能を提供する理由
を示す。
【0032】 図1は、本発明の埋設されたシステムまたはアーキテクチャの一実施形態のブ
ロック図を提供する。ブロック12は、流量センサを示す。ADコンバータ14
は、流量センサ12を監視する。ADコンバータ14は、16ビットのマイクロ
コントローラまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)16とインターフェース
をとる。
【0033】 本発明のある実施形態は、Texas Instrument TMS320
F240 DSPをDSP16として用いる。このDSPは、DSP内のソフト
ウェアコードが外部ネットワーク接続からアップグレードされることを可能にす
る埋込みフラッシュメモリを含む。
【0034】 DSP16は、閉ループ制御システムをインプリメントするように実行され得
る内部アルゴリズムまたはソフトウェアを格納する。DSP16は、弁駆動モジ
ュール18に電子信号72を提供する。弁駆動モジュール18は、今度は、ソレ
ノイド20に電流を提供する。ソレノイド20は、弁22を制御するためのアク
チュエータ機構として役立つ。
【0035】 ブロック24は、A−D変換器14に電圧基準を提供する。A−D変換器14
は、流量コントローラまたはDSP16に埋め込まれている。
【0036】 A−D変換器は、2つの種類がある。(1)流量コントローラまたはDSP16
に埋め込まれるもの、および(2)外部器械クラスのA−D変換器である。電圧基
準に隣接するのは、シリアルに電子的消去可能読み出し専用メモリ(EEPRO
M)または不揮発性RAM(NVRAM)26である。EEPROM26は、ユ
ニークな較正およびシリアル番号付きの気体特有のデータ、サービスデータおよ
びさまざまな診断コードを格納するために用いられる。診断は、本発明が提示す
るアーキテクチャの重要な機能の1つである。DSP16の右に、2色LED回
路28および静的ラムすなわちSRAM30である。SRAM30に加えて、外
部のデュアルポートラム32(DPRAM)がある。DRAM32は、通信コプ
ロセッサ34に接続されている。通信コプロセッサ34は、トランシーバ36に
よってセンサバスネットワークとインターフェイスをとる。このセンサバスネッ
トワークは、当業者に公知のDeviceNet、LonWorks、Prof
ibus、イーサネット(登録商標)等であり得る。
【0037】 さらなるネットワーキングインターフェイスは、流量コントローラまたはDS
P16内に埋込まれるRS485トランシーバ38を介して提供される。
【0038】 上記のブロックは、本発明のある実施形態の埋込みシステム内に配置される重
要な機能ブロックを表す。
【0039】 さまざまなネットワークが、本発明とインターフェイスをとり得る。上記の実
施形態は、2つのネットワーク接続を例示する。しかし、本発明は、2つの接続
に限られる必要はなく、さらなるネットワーク接続を含み得る。分岐ネットワー
ク40は、RS485ポート38とインターフェイスし得る。分岐ネットワーク
40およびDeviceNetネットワーク42は、潜在的なネットワーク接続
の例である。分岐ネットワーク40は、ローカルPC44がホストとして機能す
ることを必要とする。ローカルPCホスト44は、モデム接続48を含み、本発
明が、遠隔PC50に配置またはインターフェイスされる別のモデム48を介し
てアクセスされることを可能とし得る。
【0040】 DeviceNetネットワーク42は、ピア・ツゥ・ピアまたはピア・ツゥ
・ホストのいずれかのタイプのネットワークであり得る。ネットワークが、De
viceNetネットワーク42に関してピア・ツゥ・ホストの関係を有する場
合、PCホストもまた、ネットワークを監視し得る。このPCホストは、PC4
4であり得るが、PC44によって監視される必要はない。従って、この潜在的
に別々のPCは、PC52として示される。この特定PCホスト52もまた、モ
デム54とインターフェイスをとり得る。モデム54は、遠隔モデム48および
関連する遠隔PC50をリンクし得る遠距離通信接続を介して、リンクし得る。
【0041】 本発明のこの実施形態内には、いくつかの信号および関連する経路ラップが含
まれる。第1に、流量センサ12は、約11ミリアンペアを生成する電流源13
によって電流を流される。当業者に公知のように、熱(thermal)または
熱(heat)伝達法を用いることによって、質量流量速度が感知される。流量
センサ12によって生成される信号15は、A−D変換器14によって監視され
る。このA−D変換器は知的である。A−D変換器14は、流量信号を監視する
だけではなく、分解能およびサンプリング周波数に関してプログラム可能である
【0042】 ある実施形態のために選ばれるサンプリング周波数は、610Hzである。6
10Hzは、1.6ミリ秒のサンプリング周期を提供する。A−D変換器14が
、サンプルデータのフルセットを有することをマイクロコントローラが知らされ
ることに割り込むデータレディー信号(data ready signal)
を有することに留意することは、重要である。これは、いくつかの入力/出力の
機能をするマルチタスキング埋込みシステムのために重要である。データレディ
ー信号は、ソフトウェア全体に割り込み、不正確な流量サンプルを生成する時間
遅延の影響を最小化する。発行されるデータレディー信号は、主要機能ソフトウ
ェアブロックまたはソフトウェアエンジンのための主要トリガを提供する。次に
、データ信号は、A−D変換器14を介して、SPITMインターフェイスとして
言及され得るシリアルインターフェイス56に送信され得る。
【0043】 シリアルインターフェイス56を介して、流量コントローラ16は、A−D変
換器14を監視し、測定される流量信号15のサンプル表現を得る。データレデ
ィー信号が、A−D変換器14が新しいサンプルを有すると示すたびに、これは
繰り返される。ある実施形態において、A−D変換器14は、これを正確に1.
6ミリ秒間隔で行う。しかし、この周期はプログラムされており、従って、フレ
キシブルであると留意されるべきである。この実施形態のために1.6ミリ秒が
選ばれた理由は、流量センサ12が約100から120Hzの実効バンド幅を有
するからである。従って、610Hzは、アナログからデジタルへの変換過程に
よる流量信号をおおよそ再構築するために、実効サンプリング周波数として選ば
れた。さらに、610Hzは、データ信号または別のサービスイベントとのイン
ターフェイスに割り込まないような方法で、別の機能に役立つために充分な時間
を提供するために選ばれた。これは、主要信号をトリガとして用いることを可能
とし、別のイベントのサービス時間を残す。
【0044】 流量コントローラ16の左側において、いくつかの外部信号またはアナログ信
号58〜68は、本発明の内部または外部源のいずれかから監視され、またはイ
ンターフェイスされる。アナログセットポイント58は、その一例である。セッ
トポイント58は、意図される流量速度に対するユーザによるホストからの要求
である。典型的には、このセットポイント58は、本発明が半導体処理環境にお
いて用いられる場合、ユーザのウェーハ処理ツールによって提供される。さらに
、デジタルの5ボルト信号60、+15ボルト電源62、−15ボルト電源64
、ユーザの入口圧力66および質量流量コントローラのケース内の内部周囲温度
68は、DSP16によって監視される。
【0045】 内部周囲温度68の信号は、電圧基準デバイス24によって補助機能として提
供され得る。従って、電圧基準デバイス24は、温度出力に加えて、A−D変換
器14に正確な2.5ボルト基準を提供し得る。電圧規準デバイス24のある実
施形態は、埋込みバンドギャップ基準および温度に関連する構成要素またはボー
ド上の抵抗器、および摂氏温度に対する抵抗に関する伝達関数を有する。従って
、伝達関数と共同して、室温における測定は、内部ケース温度の実時間度数を提
供する。
【0046】 ライン72上において、弁駆動回路部18は、信号72がソレノイドを駆動す
るように調整するが、さらに、感知のために実ソレノイド電流70をフィードバ
ックする。感知されたソレノイド電流72、セットポイント信号55および測定
された流量15は、問題のより速い診断を提供する関係を生成するために用いら
れ得る。
【0047】 汎用非同期式受信送信回路(UART)は、PC RS485ネットワーク等
の外部ホストへのインターフェイスを用いて半二重通信方式を生成するために用
いられる。このURAT回路は、いくつかのことを行う。回路は、製造中の全て
の較正および調整されるパラメータへアクセスする。UARTはさらに、ユーザ
が本発明のMFCを制御する別の手段を提供する。
【0048】 図2は、イベント管理のタイミング図を例示する。流量コントローラ16のU
ARTは、送信ライン74および受信ライン76によってRS485に連結され
ている。TXは、流量コントローラおよびDSP16のホストシステムから送信
される信号を示し、RXは、流量コントローラおよびDSP16のホストシステ
ムから受信される信号を示す。
【0049】 9600ボー半二重ポーリングプロトコルラインは、RS485 XCVR3
8を分岐ネットワーク40に連結する。9600ボーは、サンプリング周波数と
同様の様態で選ばれた。これは、外部ホストとインターフェイスをとる。このス
ピードは、別のイベントとインターフェイスをとらない間にサービスを受けるそ
のような別のイベントに対して、安全マージンを許容する。流量コントローラ内
のいくつかのイベントは、診断を提供するために監視される。これらのイベント
のステータスの局所表示は、赤または緑のいずれかであり得る2色LED回路2
8を介して提供される。LED回路28が赤で点滅すれば、監視されるコンディ
ションまたはイベントは、注意コンディションまたは注意しきい値より上にある
。LED回路28が一様な赤であれば、注意は警告になる。多くの場合、警告コ
ンディションは、流量コントローラが回復不可能な故障を経験したことを示す。
【0050】 流量コントローラ、DSP16は、操作しようと試みることを続ける。回復不
可能なコンディションが生じる原因となったイベントは、不揮発性メモリ内に保
存される。従って、イベントは、RS485トランシーバ38を介してアクセス
され得る。
【0051】 電流制限抵抗器は、2色LED回路28から流量コントローラ16上の第2の
IOポートへのフィードバック経路を提供する。2色LED回路28の色は、D
SP16から2つのIOポートによって提供されるLED回路28を流れる電流
の方向によって制御される。
【0052】 埋込みパルス幅変調器(PWM)は、示される流量信号80を構成するために
利用される。同じタイプの回路もまた、感知されるソレノイド電流82を再構成
するために使用される。
【0053】 DSP16は、外部メモリインターフェイスを有する。外部メモリインターフ
ェイスは、SRAM30とインターフェイスをとる。このSRAMは、ブートア
ップ過程の間利用され、より高速なアクセスのためにシリアルEEPROM32
の内容を受信する。
【0054】 トランシーバ36は、DeviceNetネットワーク42に行き得るか、あ
るいはLonWorks、Profibus、Ethernet(登録商標)ま
たは当業者に公知のもの等の、ある別のタイプのネットワークを通して接続され
得るかのいずれかである。
【0055】 アナログである既存のドロップインアプリケーションにサービス提供すること
に加えて、将来的な規格のデジタルプロトコルまたはいくつかの競合プロトコル
は、本発明のアーキテクチャによってサービス提供され得る。これは、ネットワ
ーキング技術の選択として完全な適合性を許容し、プロトコルは実現される。本
発明は、自律インターフェイスを提供し、それにより、流量コントローラシステ
ムは、モジュラー様式内のモジュラー適合性によって影響されない。DPRAM
は、DSP16と未定センサBUSネットワーク84との間をデジタルに分割す
る。
【0056】 SRAM30が外部にあることは、排他的ではない。SRAM30の一部分ま
たは全部は、内部SRAMとして、本発明のDSP16またはデジタル流量コン
トローラ内に組み込まれ得る。
【0057】 例示される実施形態において、SRAMは、外部SRAM30およびDSP1
6のフラッシュメモリ内の内部SRAMの、2つの部分に分けられる。デジタル
流量コントローラのDSP16内のSRAMを使用することは、全ての制御機能
がDSP16内で実行されることを許容する。
【0058】 上述のアーキテクチャの重要な特性によって、手動で調整されるポテンシオメ
ータへの信頼性がなくなる。これは、流量センサを監視し、制御信号を生成し(
接合微分器および比例間隔コントローラ等)、複数の較正定数を保存する一方で
、実時間にこのような定数にアクセスするために充分なデジタルバンド幅を有す
るアーキテクチャを選ぶことにより、本発明によって達成される。次に、デジタ
ル流量コントローラは、制御システムを調整するために複数のポテンシオメータ
に依存せず、むしろ、本発明は、定数として認められるいくつかの変数に依存す
る。これらの変数は、RS485通信ポート38を介してアクセスされる。
【0059】 RS485ホストまたはDeviceNetホストにサービスする等のデジタ
ル通信サービスは、流量制御イベントを影響しない。DPRAM32は、スケジ
ュールを基準としてサービスを許容する。
【0060】 いくつかのポイントは、診断のために監視される。ビジュアルフィードバック
は、注意または警告、点滅または一様のいずれかの、2つのレベルの表示を有す
る2色LED回路28を介してユーザに提供される。この同じ情報は、RS48
5ポートから利用でき、GUIインターフェイスのPC内で実行されるソフトウ
ェアアプリケーションによって示され得る。制御システム機能は、ソフトウェア
を介して実行される。本発明は、閉ループ制御システムを構成するためにエージ
ング効果および温度に敏感なアナログ回路を利用する従来技術に対する利点を提
供する。
【0061】 本発明のアーキテクチャは、実行可能な埋込みソフトウェアの全てが、RS4
85ポートを介してプログラムされることを許容する。新しいコードは、質量流
量コントローラを取り除くことなくインストールされ得る。DSP16に埋込ま
れるフラッシュメモリが、流量コントローラのためのいかなる較正定数またはユ
ニークなデータを保存するためにも使用されないことを留意することは、重要で
ある。このデータは、外部のシリアルEEPROMに保存される。本発明の流量
制御システムは、DeviceNet等の既存および未定通信プロトコルと共に
、自律性および適合性を提供する。
【0062】 図2は、本発明のアーキテクチャ内のイベント管理の技術的な利点に関する。
図2は、図1のA−D変換器14によって実行されるイベント時間線を例示する
。A−D変換器14データを取得し、データBUSを介してDSP16に取得し
たデータを送る準備ができたら、待機信号が送られる。
【0063】 一旦、データがA/D変換器14からダンプされると、全てのデータ処理が時
間フレームA−B内で行われる。これは、全てのデータ処理のために制御システ
ムが必要とする時間である。イベントBとCとの間には、別のタスクが達成され
るために充分な時間が余っている。DeviceNet割り込み112、実時間
割り込み114およびRS485割り込み116は、図2に例示されるように、
イベントBとCとの間に生じる。これらの割り込みがイベントAとBとの間に生
じても、集められたデータの処理には優先順位がある。従って、これらの割り込
みは、イベントBとCとの間も処理される。
【0064】 図3は、2セットのフロー図を含む。図3は、図2のタイミング図に前記され
る割り込みをさらに記載し、その詳細を示す。本発明の方法は、ステップ100
から始まる。DSP16の全ての初期化および周辺機器は、ステップ101で起
こる。DSPおよび関連する周辺機器の初期化ステップ101の間、A−D変換
器14は、特定の周波数によってサンプリングするようにプログラムされる。本
発明のある実施形態において、この周波数は610Hzである。610Hzは、
A−D変換器14からデータサンプルを獲得し始める信号であり、ステップ10
5への外部ADCの割り込みのトリガである。ステップ103において、本発明
のソフトウェアコードは、4つの内1つの割り込みを連続してループし、待ち受
ける。これらの割り込みは、1.68ミリ秒ごとに生じる外部ADC割り込み、
1.04秒ごとに生じる実時間割り込み、DeviceNet割り込みおよびR
S485割り込みを含む。外部ADC割り込み105は、ADC割り込みの作動
中に全てのデータ処理が生じることを許容する。
【0065】 本発明のある実施形態において、データ処理は、ADC割り込み間の全時間の
約30%、1.68ミリ秒を必要とする。この時間の間、ステップ102におい
て、流量コントローラは、図1のA−D変換器14から、全てのADC関連のデ
ータを取得する。次に、ステップ104において、データは、線型化される。そ
のような線型化の方法は、1999年7月9日にThomas Pattant
yusらによって出願された「System and Method for
Sensor Response Linearization」という名称の
米国特許出願シリアル番号09/350,747に詳細が示される。この線型化
過程において、前もって決められる係数が利用され、取得されたADCデータを
より正確な流量値に関連付ける。ステップ106において、線型化されたデータ
および値は、所望の質量流量速度を達成するために質量流量コントローラを操作
する制御システムループに送られる。
【0066】 工程108には、図1の二色LED回路28が用いられる。流量コントローラ
16の状態に依存して、LED回路28は、工程108で二色LED回路28に
供給される信号および電流方向に従って、適切に点灯され得る。
【0067】 工程110で、診断が行われる。これらの診断は、二色LED回路28の表示
された状態に直接関係する。工程112で、DeviceNet処理が起こる。
工程114で、シリアルEEPROM26から、データが選択されるか、または
取り出される。このデータは、較正定数、気体特有データ、質量流量コントロー
ラおよび関連するコントローラの製造番号、サービスデータ、ならびに診断コー
ドを含み得る。工程116で、データは、RS485インターフェースから獲得
される。工程118で、加算器は、流量コントローラ16内の時間および流量の
測定値を合計するか、または積分する。工程120で、その他のハウスキーピン
グ機能が起こり得、その後、この優先割り込みから戻り得る。
【0068】 外部ADC割り込み105から戻った後、プロセスは、開始工程100に戻る
【0069】 任意のさらなる割り込みまたは他の割り込み、例えば、実時間割り込み126
、DeviceNet割り込み122、またはRS485割り込み130を起こ
し得る、任意のさらなる感知されたデータが、外部ADC割り込み105の間、
保持される。外部ADC割り込み105は、他のデータ処理全てよりも優先権を
得る。約50ミリ秒の処理時間の間、他の割り込みに関連するデータは、SRA
M30、またはDSP16内に位置する内部RAMに格納される。どの割り込み
処理が起こるかに関わらず、割り込み処理が完了する場合、本発明の方法は、工
程103に戻り、将来の割り込みを待つ。
【0070】 実時間割り込み124、DeviceNet割り込み126、およびRS48
5割り込み130の全てが、データを読み出し、変数に書き込み、DSP16内
に格納することを可能にする。この割り込みの間、このデータを処理するために
、最小限の動作が発生する。このデータの実際の処理は、外部ADC割り込み1
05の間にアクセスされる場合に起こる。このことについて考えるさらなる方法
は、これらの割り込みが、メモリ位置を通じてリンクされるオブジェクト指向シ
ステムを提供することである。従って、割り込みが発生する場合、データは、外
部ADC割り込み105が発生し、データが処理されるまで、適切なメモリ位置
に格納される。
【0071】 図4に、本発明におけるメモリ相互作用を示す。この図に、SRAM30、E
EPROM26、およびDPRAM32がどのように相互作用するかを示す。こ
の図の趣旨のため、データRAMまたはSRAM30と、DSP16のフラッシ
ュメモリに位置する内部RAM、またはDSP16にアクセス可能な外部SRA
M30との間の区別はされていない。この場合のSRAM30は、データが格納
されるメモリ位置を殆ど示していない。初期化の間、全てのEEPROMデータ
は、リンク142が示すように、SRAM30に複製される。従って、EEPR
OMデータの上位の1Kは、初期化中、リンク144を介して、DPRAM32
に複製される。
【0072】 さらなるリンク146は、EEPROM126とSRAM30との間で発生し
、その間で、重要なデータが、初期化中、SRAM30に複製される。初期化デ
ータのDPRAM32への複製が2工程の処理なので、この第2のリンクが、示
される。EEPROMデータは、DPRAM32へ直接複製することはできない
。従って、EEPROMデータが、SRAM30内の位置にまず複製される。そ
の後、SRAM30から、リンク144を介して、このデータはDPRAM32
へ複製される。初期化時にSRAM30に複製された重要なデータは、内部メモ
リ位置に格納される制御システムデータ、および加算器などへのデータを含む。
【0073】 第3のリンク150は、SRAM30からEEPROM26にデータが転送さ
れることを示す。このリンクは、DSP16の動作中、加算器および診断データ
が転送されることを可能にする。リンク152は、データがSRAM30から読
み出され、SRAM30に書き込まれることを可能にするSRAM30とRS4
85通信ポート38との間の二方向リンクである。
【0074】 第2の通信経路は、リンク154を介し、EEPROM26とRS485通信
ポート38との間にある。リンク154は、全てのデータが、RS485通信ポ
ート38から読み出され、EEPROM26に書き込まれることを可能にする。
従って、本発明は、EEPROM26データおよびSRAM30データの両方へ
の完全なアクセスを可能にする。
【0075】 本発明は、SRAM30およびEEPROM26内の全てのデータが、RS4
85通信ポート38を介してアクセスされることを可能にする。しかし、ユーザ
は、EEPROMまたはSRAMデータへの完全なアクセスが制限され得る。こ
れは、製造業者からの一意的な製造番号および他のデータをユーザが変更できな
いことを確実にするように、セキュリティーのため行われ得る。一例は、保証デ
ータまたは個々の部品の製造番号に関連し得る。
【0076】 本発明は、診断を行うことを可能にするか、または、データを他のオブジェク
トからリクエストするか、もしくは他のオブジェクトに伝えることを可能にする
方法と1つのオブジェクトから他のオブジェクトへのインターフェースとがある
オブジェクト指向アプローチを提供する。ある従来技術は、プロトコルに埋め込
まれたメモリ位置を用いるRS485プロトコルを有し得る。この従来技術によ
る解決法は、誤ったデータが指定されたメモリ位置に転送される場合、デバイス
が誤動作し、指定された性能の外側で機能するという問題を有する。本発明は、
リクエストされたデータが提供されるべきかどうか判定するために、テストを行
い、アクセス可能にされるべきでないデータを保護し、適切であることを確実に
するように、データが処理される前にテストするように構築される。
【0077】 データ転送は、EEPROM26が不揮発性であるので、リンク154を介し
て発生し、重要なデータは、DSP16用に、EEPROM26でセーブされ得
る。EEPROM26は、DSP16の電源を切った場合でも、データを保持す
る。さらに、このデータは、RS485通信ポート38を介して、アクセスされ
得る。ここでセーブされている他のデータは、気体特有較正データであり得る。
各質量流量コントローラの構成は、機械的構成に依存し得る。従って、リンク1
54は、RS485通信ポート38から用いられて、EEPROM26への直接
アクセスを得て、製造処理を促進するために、一意的な選択および調整を必要と
しない様態で、それらのパラメータの大部分がダウンロードされ得る。従って、
製造処理において、一意的な選択および調整が必要とされず、この処理の速度が
高められる。デバイスが初期化される場合、EEPROM26は、ブランクであ
る。較正テーブル、およびこのような他のデータは、RS485通信リンク15
6を介して、分岐ネットワーク40にまとめてダウンロードされ得る。また、分
岐ネットワーク40は、PCホスト44にリンクされる。
【0078】 また、本発明は、レガシーシステムと互換性があるように設計される。このバ
ックワード互換性は、ユーザが、アナログ信号で、本発明の実施形態に通信する
ことを可能にする。示されているアナログ通信160は、流量信号を監視するか
、またはセットポイント制御を提供する機能リンクを、当業者にとって公知のレ
ガシーシステムに提供する。これらのアナログ通信は、A−D変換器14内に位
置するA−D変換器機能によって実現され得る。これらのアナログ通信162は
、レガシーホストシステムについては、アナログ通信システム160とユーザホ
ストとの間で発生する。
【0079】 DeviceNetインターフェースモジュール42は、DPRAM32にリ
ンクされる。通信コプロセッサは、データを受信する利用可能性を尋ねる割り込
みをDPRAMに送信し得る。各データ転送は、ID番号のような静的データ以
外の割り込みである。頻繁にアクセスされるデータは、EEPROM26へのア
クセスに対立するものとして、割り込みを避けるために、DPRAM32に格納
される。これは、DPRAM32内に容易にアクセス可能なデータを有すること
によって割り込みを避けることによって、全体的な効率性を増加する。
【0080】 図5に、本発明の1実施形態に関連する通信の全体像を示す。図5に、本発明
の1実施形態、DeviceNet、アナログ、またはRS485プロトコルに
結合され得るか、または互換性のある3つのタイプの通信プロトコルの全体像を
示す。本発明は、これらのタイプのプロトコルまたは通信システムに限定される
べきではなく、これらの通信システムのあらゆる組合せであり得る。本発明のア
ーキテクチャが、レガシーシステムおよび異なるソースとのインターフェースか
らのアナログセットポイントを受け取り得ることに留意することが重要である。
また、当業者にとって公知のDeviceNet、またはプロプライエタリRS
485システムを介して、デジタルセットポイントおよび情報を受け取ることが
可能であり得る。これは、1つのコモンアーキテクチャ内で達成される。
【0081】 例えば、RS485インターフェースを有する各通信ソース内で、デバイスが
サービスモードおよび通常動作モード、ならびに潜在的にあらゆる数のさらなる
モードを有し得ることに留意することが重要である。通常動作モードは、アクセ
スが制限されている。サービスモードまたはコマンドモードは、認定されたプロ
バイダにデバイスへの完全なアクセスを持たせる能力を有するが、これらのコマ
ンドおよびシステムは、通常のユーザの通常動作モードにおいては、利用可能で
なくてもよいし、必要でもない。
【0082】 これらのシステムまたはコマンドモードは、診断情報へのアクセスを可能にす
る。図5に示す本発明の実施形態において、較正および調整は、RS485ポー
トを通じて行われ、DeviceNetポートを介してアクセス可能ではない。
DeviceNetポートは、処理制御のみに用いられる。処理制御に加えて、
DeviceNetポートは、DeviceNet言語の診断、警報、または例
外へのアクセスを提供し得る。
【0083】 アナログモードにおいて、出力流量値および弁電圧が提供され得る。アナログ
システムは、基本的には、ソレノイドにかかる電圧を提供する線形オペアンプ回
路を提供する。本発明は、弁の位置を操作するために必要な力と正比例する、送
達される電流を正確に制御することによって、当該技術よりも進歩している。
【0084】 本発明に関連する他の利点は、本発明が取り扱い易いことである。データは、
監視および解析される必要が殆どない。予測アルゴリズムを用いて、通常の維持
について予測維持システムを発展させることによって、製造コストおよび維持コ
ストを節約することが可能である。さらに、システムに関連する潜在故障を判定
することができる。この解析は、通常の範囲の外側であるが、依然仕様の範囲内
である動作を識別し得る。これは、異常動作か、あるいは、動向または他の解析
がシステムに関連する潜在故障モードを示し得ることを示し得る。従って、セン
サ劣化、または弁誤動作は、ホストシステムに深刻な損傷が起きる前に、判定さ
れ、取り替えられ得る。
【0085】 動向解析およびリレーショナルデータが、診断システム内で解析される。本発
明の1実施形態は、埋め込みシステムにおいて、システムが動作するべきかどう
かの判定を行わないが、本発明は、警告または警報状態を発展させる。本発明は
、当業者にとって公知のPCまたは類似のソフトウェア解析パッケージ上の、グ
ラフィカルユーザインターフェースを含む外部システムに結合され得、異なるデ
ータ間の動向および関係を発展させ、診断の値を向上させる。
【0086】 図1において、ローカルPCホスト44は、モデム46に接続され得る分岐ネ
ットワークのホストであり得る。その目的は、本発明から、データへの遠隔アク
セスを提供することである。図1に、機能的用語で、データの遠隔アクセスが起
こる遠隔PC50における第2のモデム48を表す。しかし、ネットワークのト
ランスポート層は、TCPIPまたは他のインターネットアプリケーションから
なり得る。モデム46およびモデム48は、本発明からデータへの遠隔アクセス
を提供する、ネットワーク化能力について、トランスポート層を実現する手段を
1つしか示さない。本発明によって用いられる9600ボー半二重モードプロト
コルは、ネットワーク化について、7層OSIモデルと互換性があり、インター
ネット接続にわたって、本発明をネットワーク化するように選択する場合、TC
PIPスタックと互換性があるようになる。
【0087】 図6に、本発明の質量流量コントローラの自動化較正を提供する方法およびシ
ステムを示す。従来の解決法のように、本発明の質量流量コントローラは、機械
的調整を行うことによって較正されない。格納された係数のセットは、本発明の
質量流量コントローラの精度を較正するために変更される。較正は、主に、2つ
の工程からなる。1つは、線形化である。この工程は、基本的には、センサの非
線形動作を円滑にし、デジタル流量コントローラ16の線形値を提供する。較正
器が、アナログセットポイントまたはデジタルセットポイントのいずれかを提供
する場合、図7に表すセットアップが用いられる。適用されたセットポイントの
それぞれについて、対応するセンサおよび制御された「流量基準」値が記録され
る。当業者にとって公知の回帰法が、これらのポイントに適用される。計算され
た後、これらの係数は、用いられるために、本発明のEEPROM26に記録さ
れる。その後、本発明のタスクは、所定の係数と共に多項式が用いられて、感知
された変数から正確な流量を計算する、数値化演算である。この線形化処理は、
個々の気体について、繰り返され、EEPROM、または、本発明内の他のメモ
リ位置に格納され得る。
【0088】 動的調整は、過渡事象中、流量を測定する能力を提供する。ロジックは、流量
状態を制御し、過渡状態において、予定された流量を達成するため、セットポイ
ント状態を調節するホストPCに組み込まれる。
【0089】 本発明のさらなる実施形態は、実流量状態および感知された流量状態を記録す
るシステムを組み込み得る。このデータは、本発明の質量流量コントローラが取
り付けられ得る様々な機械的プラットフォームについて、統計学的に解析され得
る。このデータは、動向を確立するために用いられ得、当業者にとって公知のロ
ジックまたは人工知能と共に用いられ得る。制御パラメータは、このような性能
が最適化されるまで、所与の性能基準について、増分され得る。
【0090】 図7に、本発明の診断能力の全体像を示す。二色LED回路28は、ステータ
スインジケータを提供する。LED回路28が緑の場合、本発明が動作すること
を示す。二色LED回路28が赤く点滅する場合、重要でない、回復可能な故障
が示される。二色LED回路28が赤一色を示す場合、回復不可能な故障が発生
している。二色LED回路28の最終的な状態は、点灯しない状態であれば、本
発明のMFCに供給される電力がないことを示す。二色LED回路28のステー
タスは、質量流量コントローラ内のソフトウェアコードが、監視された変数が、
指定されたパラメータ内で動作しているかどうかを評価した後に判定される。こ
れらの変数には、センサからの出力、ソレノイド弁、本発明のデバイスの周囲温
度、本発明の電源、および本発明の動的性能の基準が含まれる。任意の、ソフト
ウェアコードによって判定される回復不可能な故障が、EEPROM不揮発性メ
モリ26内に格納される。さらに、データ値全てが、DeviceNetポート
またはRS485ポート38にわたって、利用可能にされ得る。RS485ポー
ト38またはDeviceNetポートからのデータは、ラップトップまたは他
の専用計算デバイスのような携帯用コンピュータ上で実行されるソフトウェア診
断プログラムによって、感知され得る。このソフトウェアは、本発明の内部で実
行される診断ルーチンの結果の詳細な表示をユーザに示すインターフェースをユ
ーザに提供する。また、携帯用診断ツールのような専用ツールが、RS485ポ
ート38または本発明内の指定されたテストポイントからのソフトウェア診断デ
ータを感知し得る。DeviceNetポートについて、別個の、かつ、一意的
な翻訳機構が組み込まれて、ソフトウェア診断の結果が読まれる。携帯用コンピ
ュータまたは携帯用診断ツール上で実行される第2のソフトウェアプログラムは
、さらなる実施形態において、DeviceNetポートからのソフトウェア診
断の結果を読むように、構成され得る。
【0091】 本発明は、従来技術と関連する多くの課題に対処する。ユーザは、予定外に思
いがけず故障した質量流量コントローラがしばしば、正当な理由もなく恣意的に
置き換えられることにより、所有するという高価な費用を負担する。これは、歴
史的に、質量流量コントローラが信頼できず、あてにならないものとして見られ
てきたためであり、多くのユーザは、質量流量コントローラがどのように動作す
るかを理解していない。このように、質量流量コントローラの動作、および質量
流量コントローラの較正に関連する課題を誤って理解しているために、一旦シス
テムに設置されると、技術サポートおよび疑わしい質量流量コントローラの故障
の分析を提供するために、現場サービスが必要とされる。歴史的に、質量流量コ
ントローラは、個々の技術者のデバイス性能についての明白な知識に基づいて、
多回転式ポテンシオメータまたは可変レジスタを用いて調節または較正されてき
た。この較正は、デバイス性能に直接的に影響を及ぼす時間および労力を要する
主観的な作業である。従来技術の質量流量コントローラの手動による調節および
較正のため、使用時に、不均一な過渡応答がしばしば見られる。さらに、従来技
術の質量流量コントローラは、入口圧力に非常に敏感であることが分かってきた
。またさらに、従来技術の質量流量コントローラは、一般に、アナログシステム
またはプロプライエタリRS485ネットワークである。
【0092】 本発明は、DeviceNet、LonWorks、およびレガシーインター
フェースとのバックワード互換性をなおも維持するProfibus等の複数の
オープンな通信規格とのフォワード互換性の能力を備えるシステムを提供する。
【0093】 故障した質量流量コントローラのトラブルシューティングおよび分析には、質
量流量コントローラを、それが設置されたシステム内の動作および設備から切り
離すことを必要とした。これは、動作中の質量流量コントローラを、本発明によ
り達成されるように、直接的に監視することにより除去し得る、費用を要する作
業である。本発明は、電源電圧、流量誤差、弁漏れ、および過渡応答と同様に、
セットポイント、ソレノイド電流、周囲温度、センサーベース抵抗、および入口
圧力表示を個別に監視するデジタルエンジンを含む。これらの監視されたパラメ
ータは、本発明のデバイスの動作に関連づけられた異常な傾向を追跡し、判定す
るために、(手動または自動で)分析され得る。さらに、このデータは、モデム
、またはホストPCへの他のネットワーク接続を介して、遠隔で監視され得る。
【0094】 本発明の質量流量コントローラは、むらがある手動による調整を全く含んでい
ない。これにより、全ての較正および調節が、不揮発性メモリ内に格納された定
数の一意的なセットの記憶域を介して、デジタル方式で完了するという利点が提
供される。関連するメモリ位置へのアクセスが、専用のRS485インターフェ
ースを介して提供される。特定の流量測定機器とインターフェース接続するとと
もに、適切なソフトウェアを実行する較正システムホストは、静的かつ過渡的な
流量状態での均一で反復可能なパフォーマンスのために、本発明の質量流量コン
トローラを自動的に較正および調節することができる。これらの均一な過渡応答
により、本発明のさらなる利点が提供される。これらの均一な過渡応答は、選ば
れたアーキテクチャで適用されるような選択されたデジタル信号プロセッサによ
り提供される計算能力を用いることにより達成される。このアーキテクチャによ
り、制御アルゴリズムの100%がソフトウェアを介してインプリメントされる
ことが可能となる。ソフトウェアアルゴリズムは、均一で反復可能な過渡応答を
達成するために選択または調節され得る一意的なケースセンシティブまたは状況
に応じたパラメータを呼び出すためのメカニズムを備え得る。
【0095】 本発明のまた別の利点は、ガス供給内での高価な上流圧力調整器の必要性をな
くすことである。本発明のデジタルエンジンは、利用可能なА−D入力を介して
、入口圧力を個別に監視する機能を有する。入口圧力を監視し、本発明の出力の
質量流量特性の感度を下げることが望ましい。
【0096】 本発明のさらなる利点は、複数の独立した専用デジタル通信ポートを備えるこ
とである。上述した実施形態のアーキテクチャにより、それらのうちの1つがR
S485タイプのネットワークである場合、2つのデジタルネットワークに同時
にサービスを提供することが可能になる。選ばれたDSPは、RS485ネット
ワークにサービスを提供するために専用で用いられる埋込み型UART周辺機器
を含む。さらなる通信ネットワークが、デュアルポートSRAMに対する読み出
しおよび書き込みにより、サービス提供され得る。通信パーティションとしての
デュアルポートSRAMの選択により、複数の自律互換性を有するインターフェ
ースのサポートが可能になる。本発明は、これら2つの通信ポートに、必ずしも
限定されない。当業者に公知であるような種々の通信プロトコルの複数の通信ポ
ートが、複数の自律互換性を有するインターフェースを達成するために、本発明
に組み込まれ得る。
【0097】 本発明のさらなる利点は、その埋込みシステムが1.68ミリ秒の正確な個別
の間隔で、流量信号からサンプルデータを受信することに基づく作業を処理する
ことである。選ばれたアーキテクチャの計算能力により、制御のアルゴリズムが
この時間の30%以内にそのタスクを完了する。
【0098】 本発明は、履歴データ、傾向、分析、関連データを提供する。このようなデー
タは、現在の動作を判定するために、専用のサービスポートに接続されたホスト
システムを介して、遠隔で診断するか、またはローカルで診断するためのサービ
ス技術者の能力を向上させるために記録され得る。
【0099】 種々の質量流量コントローラが市場に存在する。質量流量コントローラは、流
量感知信号の線形化を補助する線形化回路を備え得る。1999年7月9日に出
願されたT.T.Pattantyusらの「System and Meth
od for Sensor Response Linearization
」と題された米国特許出願第09/350,747号を特に参照する。質量流量
コントローラはまた、ガス流量に応答して、1つまたは複数の感知レジスタの抵
抗の変化を感知することにより、質量流量コントローラ内の質量流量を測定する
改善された質量流量インターフェース回路を含み得る。1999年7月9日に出
願されたD.S.Larsonらの「Improved Mass Flow
Sensor Interface Circuit」と題された米国特許出願
第09/350,746号に開示される改善された質量流量インターフェース回
路を特に参照する。質量流量コントローラはまた、質量流量コントローラを通過
する実流量により正確に近似させるために、感知された流量信号を補正する微分
コントローラを含み得る。1999年7月9日に出願されたE.Vyersの「
System and Method for a Digital Mass
Flow Controller」と題された米国特許出願第09/351,
120号に開示される微分コントローラを特に参照する。PIコントローラも、
質量流量コントローラ内の弁を制御するための弁駆動信号を生成するために、質
量流量コントローラ内に含まれ得る。PIコントローラは、質量流量コントロー
ラの応答速度を増加し、弁駆動信号に対する弁の非線形応答を補償することがで
きる。1999年7月9日に出願されたE.Vyersの「System an
d Method for a Variable Gain Proport
ional−Integral(PI) Controller」と題された米
国特許出願第09/351,098号に開示されるPIコントローラを特に参照
する。最後に、質量流量コントローラ内の弁駆動信号が、ソレノイド作動弁(s
olenoid activated valve)を制御するために、弁駆動
回路に入力され得る。1999年7月9日に出願されたT.T.Pattant
yusの「Method and System for Driving a
Solenoid」と題された米国特許出願第09/351,111号に開示
される弁駆動回路を参照する。本発明が上述した構成要素を備えた質量流量コン
トローラでの使用に限定されないことに留意することが重要である。
【0100】 本明細書中では、例示的な実施形態を参照して、本発明を詳細に説明してきた
が、その説明は、単に例示によるものであり、限定する意味で解釈されるべきで
はないことが理解されるべきである。よって、本発明の実施形態の細部における
種々の変更、および本発明のさらなる実施形態が、この説明を参照する当業者に
は明らかであり、かつそのような当業者によりなされ得ることがさらに理解され
る。そのような変更およびさらなる実施形態の全てが、特許請求の範囲で請求さ
れる本発明の精神および正当な範囲内であることが企図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施形態のブロック図を提供する。
【図2】 図2は、本発明におけるイベント管理のタイミング図を示す。
【図3】 図3は、本発明の方法を示す2組のフロー図を含む。
【図4】 図4は、本発明におけるメモリ相互作用を示す。
【図5】 図5は、本発明の一実施形態に関連する通信の概要を提供する。
【図6】 図6は、本発明の質量流量コントローラの自動較正を提供する方法およびシス
テムを示す。
【図7】 図7は、本発明の診断能力の概要を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/205 G01F 1/68 201Z 21/3065 H01L 21/302 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,CA,C H,CN,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2F035 EA09 5F004 BC03 5F045 EE04 5H223 AA20 BB01 CC01 DD07 DD09 EE11 EE15 5H307 AA20 BB01 DD01 DD06 DD07 DD08 EE02 EE07 FF06 FF12 FF21 HH12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量流量コントローラであって、 センサと、 該センサの出力に結合された電子制御システムと、 該電子制御システムから制御信号を受信する制御弁であって、該制御信号は、
    該制御弁を通過する第1のガス流量を調節するために用いられる、制御弁と、 圧力降下を引き起こし、該センサを通過する流量と該質量流量コントローラを
    通過するガス流量との割合を一定に保つバイパス弁と を備えた質量流量コントローラ。
  2. 【請求項2】 埋込み診断システムをさらに備え、該診断システムは、前記
    質量流量コントローラ内の故障状態または潜在故障状態を特定する、請求項1に
    記載の質量流量コントローラ。
  3. 【請求項3】 前記埋込み診断システムが、前記質量流量コントローラ内の
    故障状態または潜在故障状態の視覚表示を提供する、請求項2に記載の質量流量
    コントローラ。
  4. 【請求項4】 前記埋込み診断システムが、前記質量流量コントローラ内の
    故障状態または潜在故障状態を遠隔診断システムに伝達するためのインターフェ
    ースをさらに備える、請求項2に記載の質量流量コントローラ。
  5. 【請求項5】 前記遠隔診断システムが、質量流量コントローラ故障状態の
    履歴データベース、およびそれらの故障状態の表示を含む、請求項4に記載の質
    量流量コントローラ。
  6. 【請求項6】 前記電子制御システムが、前記質量流量コントローラへの供
    給流量内の圧力変動および流量変動とは無関係の該質量流量コントローラを通過
    する所望の出力流量を提供するために、制御アルゴリズムを利用する、請求項1
    に記載の質量流量コントローラ。
  7. 【請求項7】 電子制御システムが、 アルゴリズムであって、 所望の出力流量セットポイントと、 ソレノイド電流と、 周囲温度と、 前記センサのベース抵抗と、 入口圧力表示と、 少なくとも1つの電源電圧と、 前記制御弁を通過する漏れと、 該所望の出力流量セットポイントと比較される実出力流量のオーバーシュー
    トとを含む一連のシステム変数に関する入力を受信するアルゴリズムを用いて、
    実時間流量誤差を計算し、 計算された実時間流量誤差に基づいて、該所望の出力流量を達成するために、
    該制御弁への該制御信号を調整する、請求項1に記載の質量流量コントローラ。
  8. 【請求項8】 前記アルゴリズムが、回帰法を用いて導出される多項式であ
    り、該式が、一連の定数として、前記電子制御システムによりアクセス可能なメ
    モリ位置に格納される、請求項7に記載の質量流量コントローラ。
  9. 【請求項9】 前記一連のシステム変数および前記実流量出力を監視し、前
    記多項式を表す一連の定数を計算するための較正システムをさらに備えた、請求
    項8に記載の質量流量コントローラ。
  10. 【請求項10】 前記電子制御システムに結合され、該電子制御システムと
    少なくとも1つの外部ネットワークとの間でデータ通信を行うように動作可能な
    少なくとも1つのデータ通信ポートをさらに備えた、請求項9に記載の質量流量
    コントローラ。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つのデータ通信ポートが、RS485お
    よびUARTからなる群から選ばれた周辺機器をサポートする、請求項9に記載
    の質量流量コントローラ。
  12. 【請求項12】 質量流量コントローラを通過する質量流量を判定する方法
    であって、 センサを通過する流量を感知し、該感知された流量を電子制御システムに出力
    する工程と、 該センサを通過する流量と該質量流量コントローラを通過する流量との割合を
    一定に保つ工程と、 該電子制御システム内の該質量流量コントローラを通過する実時間実流量を計
    算する工程と、 所望の流量セットポイントと該実時間実流量間の流量誤差を判定する工程と、 該質量流量コントローラ内の制御弁の位置を調整するように動作可能である該
    電子制御システム内で制御信号を生成する工程と、 該流量誤差を最小化するために、該質量流量コントローラを通過する該流量を
    絞る工程と を包含する方法。
  13. 【請求項13】 前記質量流量コントローラを通過する前記実時間実流量を
    計算する工程が、一連の変数に関する入力を受信するアルゴリズムを利用する、
    請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記アルゴリズムが、回帰分析を用いて判定され、かつ前
    記入力変数に対する因子効果を表す一連の定数により表される、請求項13に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 質量流量コントローラを較正する方法であって、 流量測定機器システムにより、該質量流量コントローラを通過する実時間実流
    量を測定する工程と、 質量流量コントローラに関連付けられた一連のシステム変数を感知する工程で
    あって、該変数が、 所望の出力流量セットポイントと、 ソレノイド電流と、 周囲温度と、 センサのベース抵抗と、 入口圧力表示と、 少なくとも1つの電源電圧と、 制御弁を通過する漏れと、 該所望の出力流量セットポイントと比較される実出力流量間の実時間流量誤
    差とを含む、感知する工程と、 該質量流量コントローラの該システム変数への応答を説明する多変量応答関数
    を生成する回帰分析法により、該質量流量コントローラを通過する予想流量をモ
    デル化する工程と、 該多変量応答関数を、該質量流量コントローラを通過する流量を調節するよう
    に動作可能な電子制御システムに入力する工程と を包含する方法。
  16. 【請求項16】 前記電子制御システム内のメモリ位置に前記多変量応答関
    数を記録する工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
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