JP2003523507A - 抵抗値を平衡させる方法および装置 - Google Patents

抵抗値を平衡させる方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 第1の抵抗と第2の抵抗と第1の回路と第2の回路とを含むセンサ。第1の抵抗および第2の抵抗はそれぞれ、物理特性の変化に応答して変化する抵抗値を有する。第1の回路は、第1の抵抗に電気的に結合されて第1の抵抗の抵抗値を設定する。第2の回路は、第2の抵抗に電気的に結合されて、第2の抵抗の抵抗値を第1の抵抗の抵抗値に等しくなるよう調整する。第1の抵抗および第2の抵抗に対し第1の回路および第2の回路により与えられるエネルギ量の差を計測するように、処理回路が第1の回路および第2の回路に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、抵抗の平衡化に関し、特に、上流側および下流側の温度センサの抵
抗値を平衡させることにより流体の質量流量を検出することができる質量流量セ
ンサに関する。
【0002】 関連技術の記述 質量流量センサは、気体その他の流体の質量流量を計測する広範囲の用途に用
いられる。質量流量センサが用いられる1つの用途は、質量流量コントローラで
ある。従来の質量流量コントローラにおいては、主要な流体流路内を流れる流体
の質量流量が、質量流量センサの一部をなす典型的には小型の導管へ分配される
一部の流体の質量流量に基いて調整または制御される。主要流路とセンサの導管
とにおける層流を仮定すると、主要流路を流れる流体の質量流量は、センサ導管
を流れる流体の質量流量に基いて決定(および調整または制御)され得る。
【0003】 2つの異なる形式の質量流量センサ、すなわち定電流質量流量センサと定温質
量流量センサとが伝統的に用いられてきた。定電流質量流量センサの一例が図1
に示される。図1において、流体はセンサ配管すなわち導管内を矢印Xの方向に
流れる。大きな熱抵抗係数を有する加熱抵抗または「コイル」R1およびR2が、
それぞれセンサ導管の下流部と上流側部でセンサ導管周囲に配置され、定電流源
901から定電流が提供される。定電流IがコイルR1、R2に流れる結果、電圧
1、V2がコイルの両端に生成される。電圧V1、V2間の差(V1−V2)が差動
増幅器902から取り出され、増幅器902の出力はセンサ導管内の流体の流量
に比例する。
【0004】 図1の回路は、流量ゼロにおいて、コイルR1の抵抗値(従って、温度)がコ
イルR2の抵抗値(従って、温度)に等しくなって増幅器902の出力がゼロに
なるように構成される。流体がセンサ導管を流れると、コイルR2により生成さ
れて流体へ与えられる熱がR1へ伝えられる。この流体の流れの結果、コイルR2 の温度は低下し、コイルR1の温度は上昇する。これらの抵抗における電圧低下
は、これら抵抗の温度に比例するので、電圧V1は流体の流量と共に増加し、電
圧V2は低下して、電圧差はセンサ導管内の流体の質量流量に比例する。
【0005】 定電流質量流量センサの利点は、該センサが広範囲の温度にわたって動作し得
ること、構造が比較的簡単であること、およびセンサ導管を流れる流体の周囲温
度の変化に応答することである。この点に関しては、センサ導管を流れる流体の
周囲温度が変化すると、コイルR1、R2のそれぞれの抵抗値も変化する。しかし
、コイルR1、R2の温度(従って、抵抗値)が流体の流量の変化に応答して安定
するのには比較的長い時間を要する。
【0006】 しばしば用いられる他の形式の質量流量センサは定温質量流量センサであり、
その例が図2ないし図4に示される。図2の定温質量流量センサに示されるよう
に、加熱用抵抗または「コイル」R1a、R1bが、矢印Xの方向に流体が通過する
センサ導管の下流部および上流部にそれぞれ配置される。図1の定電流質量流量
センサにおけると同様に、下流側のコイルR1aおよび上流側のコイルR1bは大き
な熱抵抗係数を有する。コイルR1a、R1の各抵抗値(従って、温度)は、別の
独立の回路により、抵抗値R2a、R3a、R4aおよびR2b、R3b、R4bによりそれ
ぞれ支配される所定の同じ値へ固定される。センサ導管内の流体の流量とは独立
にコイルR1a、R1bを所定の同じ抵抗値(従って、温度)に維持するため、制御
回路が設けられる。
【0007】 流体の流れがない場合、図2の回路は、下流側のコイルR1aおよび上流側のコ
イルR1bの抵抗値(および温度)が所定の同じ値へ設定され且つ回路出力がゼロ
であるように構成される。流体がセンサ導管を流れると、上流側のコイルR1b
らの熱がR1aへ運ばれる。その結果、上流側のコイルR1bを一定の温度に維持す
るのに要するよりも、下流側のコイルR1aを同じ一定の温度に維持するのに要す
るエネルギの方が少なくて済む。コイルR1a、R1bを所定の温度に維持するのに
要するエネルギ差が計測され、これはセンサ導管を流れる流体の質量流量に比例
する。
【0008】 図2に関して述べた定温質量流量センサは、構成が比較的容易でもある。更に
、図2の回路は、図1に関して述べた定電流質量流量センサよりも、センサ導管
を流れる流体の質量流量の変化に応答して迅速に安定化する。しかし、コイルR 1a 、R1bがそれぞれセンサ導管内へ流入する流体の周囲温度とは独立して所定の
温度に設定されてこの温度に維持されるため、センサ導管に流入する流体の周囲
温度が上昇するときに問題が生じる。特に、センサ導管を流れる流体の周囲温度
が上流側および下流側のコイルにより維持される所定の温度に近づくとき、回路
は流体の流量の差を認識する能力を失い、流体の周囲温度がこの所定の温度を越
えて上昇するときは、センサが動作できない状態になる。
【0009】 これらの欠点を克服するために、多くの代替的な定温質量流量センサが提供さ
れてきた。例えば、図3の回路は、気体あるいは流体の周囲温度の変化に少なく
とも或る程度は応答することが可能な定温質量流量センサを提供する。この場合
も、R1b、R2bが、大きな温度抵抗係数を持つ下流側および上流側の温度検知コ
イルである。しかし、図2の回路におけるようにコイル温度を所定の一定値に維
持するのではなく、図3の回路は、センサ・コイルR1b、R2bの温度をセンサ導
管に流入する流体の周囲温度よりも高い温度に維持する。これは、下流側および
上流側の回路におけるセンサ・コイルR1b、R2bと類似する抵抗係数を持つ別の
コイルR3b、R4bの挿入によって達成される。流体の周囲温度が変化すると、温
度設定抵抗R5b、R6bに対してコイル抵抗R3b、R4bを直列に付設することで、
上流側および下流側の抵抗コイルが維持される温度をセンサ導管へ流入する流体
の周囲温度より高くする結果となる。図2の回路におけるように、コイルR1b
2bの温度を同じ温度に維持するため下流側および上流側の回路により供給され
るエネルギ差は、センサ導管を通る流体の質量流量に比例する。
【0010】 当業者に理解されるように、図3の回路が適正に動作するためには、下流側の
回路における各要素の値および熱特性が上流側の回路における対応の要素のそれ
と整合することが重要である。このため、下流側のコイルR1bおよび上流側のコ
イルR2bの抵抗値は同じ値を持たねばならず、同じ熱抵抗係数を持たねばならな
い。更に、抵抗R3bは抵抗R4bと同じ値と同じ(理想的には、大きい)熱抵抗係
数とを持たねばならず、抵抗R5bは抵抗R6bと同じ値と同じ(理想的には、ゼロ
の)熱抵抗係数を持たねばならず、抵抗R7bは抵抗R10bと同じ値と同じ(理想
的にはゼロの)熱抵抗係数とを持たねばならず、抵抗R9bは抵抗R8bと同じ値と
同じ(理想的には、ゼロの)熱抵抗係数とを持たねばならず、増幅器911、9
12は同じ動作特性と温度特性とを持たねばならない。
【0011】 抵抗R3b、R4bの付設にも拘わらず、図3の回路に伴う問題は、センサ導管に
流入する流体の周囲温度が上昇すると、周囲流体の温度と上流側および下流側の
コイルの温度との間の比例差が小さくなるので、センサの精度が低下することで
ある。更に、何らかの補償回路なしには、1つの温度におけるセンサの校正を他
の周囲温度において必ずしも使用することができないという、ドリフトに起因す
る問題が存在する。
【0012】 上記の諸問題の幾つかを解決するため、米国特許第5,401,912号は、
定温上昇型(周囲温度より高い)質量流量センサを堤案し、その例が図4に示さ
れる。図4の回路は、上流側のセンサ・コイルR2および下流側のセンサ・コイ
ルR1を、センサ導管へ流入する流体の周囲温度よりも高い所定の値に維持する
よう動作する。図4の回路は、実質的にゼロの熱抵抗係数を持つ図2の固定値抵
抗R3a、R3bが特定の大きな熱抵抗係数を持つ抵抗R5、R6でそれぞれ置換され
ることを除いて、図2の回路と同じである。このような変更の結果、図4の回路
は、センサ導管へ流入する流体の周囲温度よりも高い一定の温度を意図的に維持
する。従って、図4に示されるような質量流量センサは、(周囲温度に対する)
定温差型質量流量センサあるいは(周囲温度に対する)定温上昇型質量流量セン
サと呼ばれる。
【0013】 上記の定温質量流量センサの各々は、上流側および下流側のコイルの温度を特
定の値に、あるいはセンサ導管へ流入する流体の周囲温度よりも高い特定の値に
設定するため、別の独立の上流側および下流側の回路を用いる。これら回路のそ
れぞれの欠点は、上流側および下流側の回路における対応回路要素(すなわち、
抵抗、コイルおよび増幅器)の厳密な整合を必要とすることである。
【0014】 発明の概要 本発明の一つの実施の形態によれば、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第1の回
路と、第2の回路とを備えるセンサが提供される。第1の抵抗および第2の抵抗
はそれぞれ、物理的特性の変化に応答して変動する抵抗値を有する。第1の回路
は第1の抵抗に電気的に結合され、第1の抵抗の抵抗値を設定する。第2の回路
は第2の抵抗に電気的に結合され、第2の抵抗の抵抗値を第1の抵抗の抵抗値に
等しくなるよう調整する。それぞれ第1の抵抗および第2の抵抗に対し第1の回
路および第2の回路により与えられるエネルギ量の差を計測するため、処理回路
を第1および第2の回路に結合してもよい。温度の変化に応答して第1の抵抗お
よび第2の抵抗の抵抗値が変化し、第1の抵抗および第2の抵抗が流体の流れる
導管の周囲に配置される場合、センサは導管を流れる流体の質量流量を計測する
ことができる。
【0015】 本発明の別の実施の形態によれば、質量流量センサが提供される。このセンサ
は、第1の感熱コイルと、第2の感熱コイルと、第1の回路と、第2の回路と、
処理回路とを備える。第1の感熱コイルおよび第2の感熱コイルは、流体が通過
する導管の周囲の離れた位置に配置され、各コイルは温度と共に変化する抵抗値
を有する。第1の回路は、第1の感熱コイルに電気的に結合され、第1の感熱コ
イルの抵抗値を所定の温度に対応する値に設定する。第2の回路は、第2の感熱
コイルに電気的に結合され、第2の感熱コイルに与えられる電流量を、第2の感
熱コイルの抵抗値が第1の感熱コイルの抵抗値に等しくなるように調整する。処
理回路は第1の回路および第2の回路に結合され、第1の感熱コイルに対して第
1の回路により与えられるエネルギと第2の感熱コイルに対して第2の回路によ
り与えられるエネルギとの量の差を計測する。
【0016】 本発明の別の実施の形態によれば、第1の抵抗の抵抗値と第2の抵抗の抵抗値
とを平衡させる方法が提供される。第1の抵抗および第2の抵抗の抵抗値は温度
と共に変動するものであり、当該方法は、第1の抵抗の抵抗値を第1の値へ設定
するステップと、第2の抵抗の抵抗値が第1の抵抗の第1の値と整合するように
電流量を第2の抵抗に対して提供するステップとを含む。
【0017】 本発明の別の実施の形態によれば、抵抗の抵抗値を設定する方法が提供される
。当該方法は、(a)周囲に抵抗が配置される導管に流入する流体の温度を計測
するステップと、(b)ステップ(a)により計測された周囲温度を所定の量だ
け増分して、抵抗が設定されるべき温度を識別するステップと、(c)ステップ
(b)において識別された温度に対応する抵抗値を計算するステップと、(d)
プログラム可能な分圧器により与えられるべき分割比を決定して、抵抗の抵抗値
をステップ(c)において計算された値にするステップと、(e)ステップ(d
)において決定された分割比を提供するプログラム可能な分圧器を構成するステ
ップとを含む。
【0018】 詳細な記述 本発明の実施の形態は、同じ参照番号が同じ構造を指示する添付図面と結合し
て読むべき以降の記述により完全に理解されよう。
【0019】 図5、図6A、図7ないし図9は、本発明の様々な実施の形態による多数の異
なる質量流量センサを示している。図5、図6A、図7ないし図9においては、
参照番号R1は上流側のコイルを表わし、参照番号R2は下流側のコイルを表わす
。従来技術におけるように、コイルR1、R2は、流体が通過するセンサ導管(図
示せず)の隔てられた位置に配置されている。ここで定義されるように、流体な
る用語は固体、液体あるいは気体の状態における任意の物質あるいは物質の組合
わせを含む。コイルR1、R2は、各々の抵抗値が温度と共に変化よう、大きく且
つ実質的に同じ熱抵抗係数を持つ。
【0020】 図2ないし図4の定温質量流量センサとは対照的に、本発明の実施の形態によ
る質量流量センサは、上流側および下流側のコイルの温度を同じ値に独立に設定
する個々の上流側および下流側の回路を使用しない。その代わり、本発明の実施
の形態は、共通の回路を用いて上流側および下流側のコイルのうちの一方を所定
の温度または周囲温度よりも高い所定の温度に設定し、上流側および下流側のコ
イルのうちの他方へ電流を供給して上流側および下流側コイルの抵抗値、従って
温度を等しくする。その結果、本発明の実施の形態は、図2ないし図4の別個の
上流側および下流側の回路で要求される構成要素の値および特性の厳密な整合を
必要としない。
【0021】 図5は、本発明の一つの実施の形態による質量流量センサの概略図を示す。図
5の回路は、広い観点から、2つの主機能、すなわち、下流側のコイルR2の温
度を所定の温度へ、あるいはセンサ導管へ流入する流体の周囲温度より高い所定
の温度へ設定すること、および、上流側のコイルR1の抵抗値、従って温度を下
流側のコイルR2のそれに等しくさせることを実行する。動作において、図5の
回路は、下流側コイルR2が設定される実際の抵抗値とは独立に上流側コイルR1 の抵抗値を下流側コイルR2の抵抗値に等しくさせる。理解されるように、図5
の回路の動作は、上流側のコイルR1の温度を所定の温度へ、あるいはセンサ導
管へ流入する流体の周囲温度より高い所定の温度へ設定され、下流側のコイルR 2 の抵抗値、従って温度は上流側のコイルR1のそれに等しくされるよう、逆にし
ても良い。図2ないし図4の質量流量センサと同様に、上流側および下流側のコ
イルへ供給されるエネルギ量の差は、センサ導管を流れる流体の質量流量に比例
する。
【0022】 図5において、高利得の演算増幅器51により生成される電流が回路の2つの
異なる抵抗分岐へ与えられ、第1の抵抗分岐はR’とR’’の直列接続で形成さ
れ、第2の抵抗分岐はR’’’とR2の直列接続によって形成される。図5に示
された実施の形態において、演算増幅器51の出力は、エミッタ・フォロワとし
て構成され且つ抵抗Rにより電源Vccに接続されるトランジスタT5によってバ
ッファされる。トランジスタT5と抵抗Rとの組合わせは、バッファ回路55と
して動作する。本発明はバッファ回路55の特定の構成に限定されるものでない
ので、他の形式のバッファ回路も用いることができる。更に、理解されるように
、演算増幅器51の出力能力に応じて、バッファ回路の使用を省いてもよい。従
って、バッファ回路55が図5、図6A、図7ないし図9のそれぞれに示されて
いるからといって、本発明はこれに限定されるものではない。
【0023】 演算増幅器51の入力の一方は第1の抵抗分岐のR’とR’’との直列接続の
中間に接続され、他方は第2の抵抗分岐のR’’’とコイルR2との直列接続の
中間に接続される。図5に示された実施の形態においては、演算増幅器51の非
反転(+)入力は第1の抵抗分岐の中間点に接続され、演算増幅器51の反転(
−)入力は第2の抵抗分岐の中間点に接続される。代替的な実施の形態(図示せ
ず)においては、演算増幅器51の非反転(+)入力は第2の抵抗分岐の中間点
に接続され、演算増幅器51の反転(−)入力は第1の抵抗分岐の中間点に接続
される。
【0024】 コイルR2には、コイルR1と、調整可能電流ΔIを提供する調整可能な電流源
52と、高利得演算増幅器53とが接続される。演算増幅器53の反転(−)入
力はコイルR2、コイルR1および調整可能な電流源52に接続される。演算増幅
器53の非反転(+)入力は接地されているので、コイルR2とコイルR1と調整
可能な電流源52との間の接続点もまた接地電位にある(すなわち、「仮想接地
」である)。図5には示されないが、バッファ回路55に似たバッファ回路を演
算増幅器53の出力とコイルR1との間に接続してもよく、あるいはまた、演算
増幅器53がバッファ出力段を備えていてもよい。
【0025】 演算増幅器51の各入力を各抵抗分岐の中間点に接続し、コイルR2を仮想接
地に結合すると、各抵抗分岐の中間点における電圧が等しくなり、その結果、R
’/R’’=R’’’/R2となる。このように、R’とR’’の第1の抵抗分
岐は、比R’’’/R2を設定する分圧器として働く。
【0026】 比R’’/R’の値を調整することにより、コイルR2の抵抗値、従って温度
を任意の所望の値へ設定することができる。一つの実施の形態においては、抵抗
R’’は、コイルR2の抵抗値、従って温度をセンサ導管へ流入する流体の周囲
温度よりも高い所定の値へ設定するよう計算される抵抗値を持つプログラム可能
な抵抗を含む。コイルR2の温度は、センサ導管へ流入する流体の周囲温度より
も約30°ないし100°高く設定されることが好ましいが、本発明は特定の値
に限定されるものでない。別の実施の形態においては、抵抗R’’は、センサ導
管に流入する流体の周囲温度が変化するとコイルR2の抵抗値、従って温度が比
例的に変化するよう、高い熱抵抗係数を持つ抵抗を含む。無論、理解されるよう
に、R2=(R’’R’’’)/R’であるから、抵抗R’、R’’およびR’
’’のうちの1つ以上が可変抵抗または温度依存抵抗を代替的に含むことができ
る。以下に更に詳細に述べるように、本発明の他の実施の形態においては、R’
とR’’の直列構成を、コイルR2の抵抗値を所望の値に設定するためのディジ
タル/アナログ・コンバータを備えるプログラム可能分圧器で置換することもで
きる。
【0027】 動作において、図5の回路は、コイルR1の抵抗値、従って温度をコイルR2
それに等しく維持するため、電流量△Iを注入する。その結果、下式
【0028】
【数1】 R1=V1/I1 (1) R2=V2/I2 (2) I1=ΔI+I2 (3) が成り立つ。従って、
【0029】
【数2】 ΔI/I2=(V1−V2)/V2 (4) となる。
【0030】 このように、コイルR1の抵抗値(従って、温度)がコイルR2の抵抗値(従っ
て、温度)に等しいとき、比ΔI/I2は、V1とV2の差をV2で割ったものに等
しく、これはセンサ導管内を流れる流体の質量流量に比例する。
【0031】 図2ないし図4の回路におけるように、出力電圧V1、V2は、出力電圧V1
2の値に基いて流体の質量流量を計算し、監視し、表示しまたは調整する他の
処理回路(図示せず)へ与えられる。例えば、出力電圧V1、V2は増幅器の入力
へ与えられ、その増幅器の出力および出力電圧V2が比(V1−V2)/V2を形成
する除算回路へ与えられる。これらの他の処理回路は周知であって当業者に理解
されるものであるから、こうした処理回路の詳細については省略する。
【0032】 好都合なことに、図5の回路は、従来の定温型および(周囲温度に対する)定
温上昇型の質量流量センサが要求する別個の上流側および下流側の回路における
対応構成要素の厳密な整合を必要としない。例えば、図2ないし図4の温度セン
サの各々においては、上流側および下流側のコイルの抵抗値(および温度)が別
個の独立の上流側および下流側の回路により特定の数値へ設定されるので、上流
側および下流側の回路における対応構成要素は、流体の周囲温度の変化に関して
同じように整合し且つ変化しなければならない。構成要素の値および特性におけ
る不整合は、流体の流量の変化と解されることになる。このため、図4のセンサ
においては、R1はR2に等しくなければならず、R3はR4に等しくなければなら
ず、R5はR6に等しくなければならず、R7はR8に等しくなければならず、トラ
ンジスタ112および差動増幅器114の電気的特性はトランジスタ113およ
び差動増幅器115のそれと整合しなければならず、上流側の回路における全て
の構成要素の理論的特性は下流側の回路におけるそれらの対応構成要素と整合し
なければならない。実際、構成要素の値および特性のこのような厳密な整合は、
高精度な(従って高価な)構成要素を用いたとしても達成し難い。
【0033】 従来の定温型質量流量センサとは対照的に、図5の質量流量センサは回路構成
要素の厳密な整合を必要としない。特に、抵抗R’’’が温度に対して安定であ
る限り、また比R’/R’’が温度に対して安定である限り(例えば、比R’/
R’’=K(但し、Kは定数)である限り)、抵抗R’、R’’、R’’’の実
際の抵抗値は重要でない。また、図5の回路は、実際には達成し難いがために、
下流側および上流側のコイルR1、R2が同じであることを要求せず、また、同じ
抵抗値におけるコイルR1、R2間の温度差が異なる抵抗値に対して相対的に一定
である限り、これら2つのコイルの実際の温度は同じ抵抗値において同じである
必要はない。
【0034】 図6Aは、本発明の別の実施の形態による質量流量センサの概略図を示してい
る。図6Aにおいて、参照番号62により示される回路の部分は、図5における
調整可能な電流源52の1つの構成例に対応している。参照番号61を持つ回路
の残部は、図5における回路の残部に対応する。
【0035】 図5に関して述べたと同様に、バッファ55(図5に示されたエミッタ・フォ
ロワ回路を含む)は、演算増幅器51により生成された電流を回路の2つの抵抗
分岐、すなわち、抵抗R’およびR’’を含む第1の抵抗分岐および抵抗R’’
’とコイルR2とを含む第2の抵抗分岐に与える。図5の回路におけるように、
高利得の演算増幅器51の入力の一方は第1の抵抗分岐の直列接続R’とR’’
との間に接続され、他方は第2の抵抗分岐の直列接続R’’’とR2との間に接
続される。コイルR2には、コイルR1および高利得の演算増幅器53の反転(−
)入力が接続され、演算増幅器53の非反転(+)入力は接地される。図5の回
路におけると同様に、各抵抗分岐の中間点に対する演算増幅器51の各入力の接
続、および仮想接地に対するコイルR2の結合により、各抵抗分岐の中間点にお
ける電圧は等しくされ、その結果R’/R’’=R’’’/R2となる。再び、
R’およびR’’の直列接続は分圧器として働き、R’’の値を調整することに
よりコイルR2の抵抗値、従って温度は任意の所望値へ設定される。
【0036】 図6Aに示された実施の形態においては、調整可能な電流源52(図5)は、
利得1の計装増幅器63、ディジタル/アナログ・コンバータ(DAC)64、
利得1の演算増幅器66、アナログ/ディジタル・コンバータ(A/D)65お
よび比例/積分/微分(PID)コントローラ69を備えている。
【0037】 計装増幅器63の反転(−)入力は、演算増幅器51の反転(−)入力および
電圧V2に接続され、計装増幅器63の非反転(+)入力はバッファ55の出力
に接続される。このような構成の結果、DAC64に対する基準電圧入力として
与えられる計装増幅器63の出力(VRef)は
【0038】
【数3】 VRef=[(V2+I2R’’’)−V2]=I2R’’’ (5) により与えられる。
【0039】 当業者には周知のように、ディジタル/アナログ・コンバータの出力電圧(V DAC )は
【0040】
【数4】 VDAC=[VRef×X]/2n (6) の関係により支配される。但し、VRefはDACへ与えられる電圧基準入力、X
はDACへ与えられるディジタル入力ワード、2nは入力ワードXの最大許容値
である。従って、図6Aにおいて、DAC64により与えられる出力電圧は
【0041】
【数5】 VDAC=[I2R’’’ ×X]/2n (7) により与えられる。調整可能な電流源62により与えられる電流ΔIの値はVDA C /Rに等しいので、R’’’=Rであるとき、
【0042】
【数6】 ΔI/I2=X/2n (8) が成り立つ。
【0043】 ここで図6Aの下側部分を参照すると、DAC64に対する入力として与えら
れるとき、コイルR1の抵抗値がコイルR2のそれに等しくなるように、DAC6
4の出力をして適正な電流量(ΔI)をコイルR1へ与えさせる2進ワードXを
生成する回路が提供される。図6Aに示すように、演算増幅器66の非反転(+
)入力は電圧V1を受取り、演算増幅器66の反転(−)入力は電圧V2を受取る
。また、電圧V2は基準電圧としてA/D65の基準電圧入力に対しても与えら
れる。従って、演算増幅器66は、V1とV2との差に等しい出力をA/D65の
入力に与える。V1とV2との間の差(すなわち、V1−V2)を与える回路の更に
詳細な構成が、図6Aに参照番号66’で示される。
【0044】 当業者には周知のように、アナログ/ディジタル・コンバータ(A/D)の2
進出力ワードXは
【0045】
【数7】 X=Y2n/VRef (9) により支配される。但し、VRefはA/Dへ与えられる基準入力電圧、YはA/
Dへ与えられるアナログ入力電圧、2nは出力ワードXの最大許容2進値である
。従って、図6Aにおいて、A/D65により生成される2進出力ワードは
【0046】
【数8】 X=(V1−V2)2n/V2 (10) より与えられる。
【0047】 式(10)を式(8)へ代入すると、
【0048】
【数9】 △I/I2=[(V1−V2)2n/V2]2n =(V1−V2)/V2 (11) が得られる。これは式(4)と同じである。このため、A/D65は、V2に対
する(V1−V2)の比を表わす2進数Xを生成し、2進数Xは、別の処理後にD
AC64の入力へ与えられるとき、コイルR1の抵抗値がコイルR2の抵抗値に等
しくなるようにコイルR1に対する電流ΔIの適正量を生じる。
【0049】 当業者には明らかなように、2進数XがDAC64に対する入力として直接与
えられるとき、図6Aの回路は不安定になる傾向がある。特に、流体流量ゼロの
状態から流体流量がゼロでない状態になるとき、あるいはその逆の場合、A/D
65により与えられる出力Xは、コイルR1の抵抗値をコイルR2の抵抗値から異
ならせる。この問題を正すため、A/D65からの出力(図6AにX’として示
される)が比例/積分/微分(PID)コントローラ69へ入力され、PIDコ
ントローラ69からの出力はDAC64の入力Xへ与えられる。図6Aの回路で
は、A/D65の出力X’はPIDコントローラ69のフィードバック入力へ与
えられ、PIDコントローラ69の出力はPIDコントローラ69の設定点入力
に接続される。PIDコントローラおよび類似形式の制御回路の使用および構成
は当業者には周知であるから、PIDコントローラ69のこれ以上の検討はここ
では省略する。
【0050】 理解されるように、図6Aの回路は、比ΔI/I2を、V1とV2との差をV2
割った値に等しくするので、図6Aの回路は質量流量センサにおけるドリフトの
検出を可能にする。特に、ΔIに所与の変化がある場合、センサ導管へ流入する
流体の流量と周囲温度とに無関係に、量(V1−V2)/V2が比例的に変化する
。或る時点T1においてΔIの変化が量(V1−V2)/V2の特定の変化値を生じ
、それよりも遅い時点T2でΔIの同じ変化が量(V1−V2)/V2の異なる変化
値を生じるならば、質量流量センサにドリフトが生じたものと決定される。これ
が重要なのは、典型的な質量流量センサにおいては、センサにおけるドリフトと
検出される流量の変化との間の差を決定することがほとんど不可能であるからで
ある。理解されるように、図6Aの質量流量センサにおけるドリフトの検出は可
能であるので、多くの補正処置が可能である。例えば、センサにおけるドリフト
の検出時に、要員に対しセンサがドリフトしたことを通知するように警報条件を
設定することができる。当該センサは、再校正のため製造業者へ返品される。あ
るいは、センサにおけるドリフトの検出時に、ドリフトの補償のため補正係数を
与えることもできる。
【0051】 次に、図6Bにより、図6Aの定温型質量流量センサで用いられる例示の温度
設定ルーチンのフローチャートについて説明する。当業者には周知のように、質
量流量センサはしばしば質量流量コントローラの一部のみを形成する。質量流量
コントローラの他の部分は、典型的には、1つ以上の弁、主要流路、および、質
量流量センサにより検出される質量流量に従って弁を監視・調整して主要流路を
流れる流体の量を制御するプロセッサ(例えば、CPU)を備える。
【0052】 本発明の一つの実施の形態によれば、センサの上流側のコイルR1と下流側の
コイルR2のうちの一方の抵抗値を設定するよう質量流量コントローラのプロセ
ッサで実行するソフトウエアで実現される温度検知ルーチンが提供される。セン
サの上流側のコイルR1と下流側のコイルR2のうちの一方を特定値に設定した後
、図5および図6Aに関して記述した抵抗値平衡用センサ回路を用いて、センサ
の上流側のコイルR1と下流側のコイルR2のうちの他方の抵抗値を等しくさせる
。次いで、上流側のコイルR1と下流側のコイルR2の抵抗値が等しいときにこれ
らコイルの各々へ供給されるエネルギ量の差を検出することにより、センサ導管
を流れる流体の質量流量、従って主要流路を流れる流体の質量流量が決定される
。理解されるように、以下に述べる温度設定ルーチンはソフトウエアで実現され
る必要はなく、専用の状態マシンその他の制御ロジックにより代替的に実現する
ことができる。更に理解されるように、図6Bの温度設定ルーチンは、上流側の
コイルR1および下流側のコイルR2のうちの一方の温度を、センサ導管に流入す
る流体の周囲温度よりも高い所定の温度に設定するのではなく、所定の温度に設
定するように変更され得る。
【0053】 ステップ601において、温度設定ルーチンは、センサ導管へ流入する流体の
周囲温度を計測する。このステップは、例えば、センサ導管へ流入する流体と熱
接触状態にある温度計(図示せず)を監視したり、主要流路と熱接触状態にある
温度計を監視したりすることによって実施される。センサ導管へ流入する流体の
周囲温度を計測した後、ルーチンはステップ611へ進み、上流側のコイルR1
あるいは下流側のコイルR2のうちの一方が設定される温度が決定される。例え
ば、R2=(R’’R’’’)/R’の値に基いて下流側のコイルR2が所定の温
度に設定され、且つ上流側のコイルR1の抵抗値を下流側のコイルR2の抵抗値に
等しく設定するように電流量ΔIが調整される図6Aの実施の形態においては、
下流側のコイルR2が設定される温度は、
【0054】
【数10】 T=TAmbient+TRise (12) の関係に基づく。但し、TAmbientはステップ601において計測された周囲温
度、TRiseは30°ないし100°のような固定値である。一般に、TRiseの値
は、センサ導管へ流入する流体の周囲温度よりも少なくとも10分の数度ほど高
くなければならないが、高反応性の流体と問題を生じるほどには高くてはならな
い。
【0055】 ステップ611において、下流側のコイルR2が設定される温度を決定した後
、ルーチンはステップ621へ進む。ステップ621において、当該ルーチンは
、ステップ611で決定されたコイル(例えば、R2)の温度に基いて、下流側
のコイルR2が設定されるべき適正な抵抗値を決定する。当業者には知られてい
るように、コイルの抵抗値の2次近似は
【0056】
【数11】 Rcoil=R0(1+αT+βT) (13) で与えられる。但し、R0は0℃におけるコイル(R2)の抵抗値、αおよびβは
定数、Tはステップ611で決定されたコイルの所望温度である。ステップ62
1においてコイル抵抗値を決定した後、ルーチンはステップ631へ進み、ここ
で比R’’/R’により設定される分割比が決定される。図6Aに関して先に述
べたように、分割比の設定は、1つ以上の抵抗の抵抗値を調整することにより、
ディジタル/アナログ・コンバータ(DAC)を含むプログラム可能な電圧分割
回路を用いることにより、あるいは、当業者に公知の他の方法において行われる
。例えば、R’およびR’’の直列の組み合わせは、バッファ回路55の出力を
受取る入力基準電圧と、演算増幅器51の非反転(+)入力に結合された出力と
、所望の分割比を生じるよう適正な値の入力ワードXを受取る入力とを有するD
AC(図示せず)によって置換することができる。
【0057】 コイルR2の抵抗値を決定された値に設定するのに必要な分割比を決定した後
、ルーチンはステップ641へ進み、ステップ631で決定された比R’’/R
’の値が設定され、ルーチンは終了する。
【0058】 図7は、本発明の別の実施の形態による質量流量センサを示している。図6A
の質量流量センサとは対照的に、図7の質量流量センサは、調整可能な電流源(
例えば、図6Aにおける調整可能な電流源62)により与えられる電流ΔIの量
を設定するのに計算回路を用いない。その代わり、図7の回路は、上流側のコイ
ルR1と下流側のコイルR2とを同じ抵抗値に維持するよう、回路の種々の抵抗分
岐における電流を平衡させる。
【0059】 図5および図6Aに関して述べたと同様な方法で、演算増幅器51からの電流
は、バッファ回路55を介して回路の2つの抵抗分岐、すなわち、抵抗R’およ
びR’’を含む第1の抵抗分岐と抵抗R’’’およびコイルR2を含む第2の抵
抗分岐とに対して与えられる。図5および図6の回路におけるように、高利得演
算増幅器51の入力の一方は第1の抵抗分岐の直列接続R’およびR’’の間に
接続され、他方は第2の抵抗分岐の直列接続R’’’およびR2の間に接続され
る。コイルR2には、コイルR1と高利得演算増幅器53の反転(−)入力とが接
続され、演算増幅器53の非反転(+)入力は接地される。図5および図6の回
路におけるように、各抵抗分岐の中間点に対して演算増幅器51の各入力を接続
し、コイルR2を仮想接地することにより、第1の抵抗分岐の中間点における電
圧を第2の抵抗分岐の中間点における電圧と等しくなるようにし、その結果、R
’/R’’=R’’’/R2となる。再び、R’およびR’’の直列接続は分圧
器として働き、R’’の値を調整することにより、コイルR2の抵抗値、従って
温度を任意の所望値に設定することができる。
【0060】 図6Aの回路とは対照的に、図7の回路は、演算増幅器51の反転(−)入力
に接続される非反転(+)入力と、演算増幅器71の出力からフィードバックさ
れる反転(−)入力とを持つ高利得の演算増幅器71を備える。動作において、
演算増幅器71は、電圧V2をミラーリングしてこの電圧をR2’へ与えるバッフ
ァとして働く。R2’とR1’により形成される第3の抵抗分岐の中間点には、高
利得の演算増幅器72が接続される。演算増幅器72の反転(−)入力は第3の
抵抗分岐の中間点に接続され、演算増幅器72の非反転(+)入力は接地される
。演算増幅器72の出力はR1’を介してフィードバックされるとともにコイル
1に接続される。第4の抵抗分岐がR2およびR1の直列接続により形成される
。演算増幅器72は、R2’およびR1’により形成される第3の抵抗分岐の中間
点における電圧を、R2およびR1により形成される第4の抵抗分岐の中間点にお
ける電圧に等しくなるようにするよう働くので、その結果、同じ比例電流がR2
’とR2およびR1’とR1に流れる。その結果、比R2’/R1’はR2/R1と等
しくなる。
【0061】 参照番号75により示される図7の回路の残部は、上流側のコイルR1の抵抗
値がコイルR2の抵抗値に等しくなるようにコイルR1に電流量ΔIを与えるよう
調整可能な電流源として機能する。図示のように、抵抗R3が演算増幅器53の
反転(−)入力と出力との間に接続され、抵抗R3’は演算増幅器53の出力と
、R2’およびR1’により形成される第3の抵抗分岐の中間点との間に接続され
、演算増幅器53の非反転(+)入力は接地される。
【0062】 R2とR1とにより形成される第4の抵抗分岐の中間点における電流は、
【0063】
【数12】 I2+ΔI−I1=0 (14) なる関係により支配される。−V0=ΔIR3、V2=I22、V1=I11である
から、これらの関係を式14へ代入すると、R1=R2=R1であるとき、
【0064】
【数13】 V0=(V2/R2−V1/R1)×R3=(V2−V1)×R3/R (15) ΔI/I2=(V2−V1)/V2 (16) なる関係が成り立つ。この関係は、式4および11に示される関係と同じ関係で
ある。
【0065】 先に述べたように、図7の回路は、上流側のコイルR1の抵抗値が下流側のコ
イルR2の抵抗値に等しくなるように、電流量ΔIを上流側のコイルR1へ与える
ように働く。理解されるように、演算増幅器53の出力V0が変化するとき、比
1/R1’=R2/R2’=R3/R3’=Kである限り、図7の回路は平衡状態を
維持する。但し、Kは定数である。このように、従来の定温型質量流量センサと
は対照的に、図7の回路は、構成要素の値の比が温度に関して等しく且つ安定し
ている限り、構成要素の値の厳密な整合を必要としない。
【0066】 理解されるように、図7の回路は、回路の基本動作から逸脱することなく多く
の方法で変更し得る。例えば、高利得の演算増幅器71は利得1のバッファで置
換することができる。あるいはまた、高利得の演算増幅器71は除去することも
でき、また、R2とR2’の並列接続によりR’’’を割ったものと比R’/R’
’とが等しいように抵抗R2’を演算増幅器51の反転(−)入力に直接接続す
ることもできる。更に、図7ならびに図5、図6Aにおいて、直接接地されるよ
うに示される接続は、代替的に、1つ以上の抵抗を介して接地することができる
。また理解されるように、演算増幅器72、53は第3の抵抗分岐および第4の
抵抗分岐の中間点を特定のレベルに維持するように機能するので、同様の結果を
達成するために他の回路形態を用い得る。例えば、演算増幅器72の非反転(+
)入力を接地する代わりに、この入力をコイルR2およびR1により形成される第
4の抵抗分岐の中間点に接続することができ、あるいは、演算増幅器53の非反
転(+)入力を抵抗R2’およびR1’により形成される第3の抵抗分岐の中間点
に接続することができる。これらの代替的な構成のそれぞれは、抵抗分岐の中間
点を、接地電位であることを必要としない既知のレベルにする。加えて、これら
の代替的な各構成は、演算増幅器53、72間の差異に起因するオフセット誤差
を低減するのに役立つが、回路を不安定にする傾向がある。
【0067】 図7の質量流量センサは、図6Aのような(先に述べた)定温上昇型センサで
はなく、定温型質量流量センサである。このため、図7の回路は、ディジタル/
アナログ・コンバータあるいはアナログ/ディジタル・コンバータを必要としな
い。無論、理解されるように、図7の回路は、図6Aと類似の方法で(先に述べ
た)定温上昇型センサを提供するように変更できる。例えば、ディジタル/アナ
ログ・コンバータは、比R’’/R’および比R3/R3’を所望の値へ設定する
のに用いることができる。あるいはまた、高い熱抵抗係数を持つ1つ以上の抵抗
(例えば、R’’)を用いて、センサ導管へ流入する流体の周囲温度の変化を自
動的に補償することができる。
【0068】 図8は、本発明の別の実施の形態による質量流量センサを示している。図8の
質量流量センサは、図7に関して先に述べた質量流量センサと動作が類似する。
しかし、高利得の演算増幅器71は、R’’’およびR2を含む第2の抵抗分岐
の中間点と演算増幅器51の反転(−)入力と抵抗R2’との間に接続された利
得1のバッファ71’で置換されている。その結果、演算増幅器51の反転(−
)入力は、図7におけるように演算増幅器71を介してではなく、抵抗R2’に
対し直接に接続される。利得1のバッファ71′は電圧V2をミラーリングし、
この電圧をR2’およびR1’の直列接続により形成される第3の抵抗分岐へ与え
る。その結果、R2’とR2を流れる電流およびR1’とR1を流れる電流は等しく
なり、比R2’/R1’はR2/R1に等しくなる。
【0069】 図7と類似の方法で、図8の回路は、上流側のコイルR1の抵抗値がコイルR2 の抵抗値に等しくなるように、コイルR1に対し電流量ΔIを与えるよう動作す
る。演算増幅器53の出力電圧V0が変化すると、図8の回路もまた、比R1/R 1 ’=R2/R2’=R3/R3’である限り、平衡状態を維持する。このように、
従来の定温型質量流量センサとは対照的に、構成要素の厳密な整合は要求されな
い。
【0070】 図7の回路のように、図8の回路は、回路の基本動作から逸脱することなく多
くの方法で修正することができる。このため、例えば、演算増幅器72の非反転
(+)入力は、接地されるのでなく、コイルR2およびR1により形成される第4
の抵抗分岐の中間点に接続され、あるいはまた、演算増幅器53の非反転(+)
入力は、接地されるのではなく、抵抗R2’およびR1’により形成される第3の
抵抗分岐の中間点に接続される。更にこの他、図8の回路は、定温型質量流量セ
ンサではなく、(周囲温度に対する)定温上昇型質量流量センサを提供するよう
修正され得る。例えば、抵抗R’およびR’’の直列の組み合わせは、演算増幅
器51の出力を受取る基準電圧入力と、演算増幅器51の非反転(+)入力に接
続される出力と、R2の値を所望の値に設定するよう適正値にされた入力ワード
を受取る入力とを有するディジタル/アナログ・コンバータで置換してもよい。
同様に、比R3/R3’をR2/R2’の値に等しいように調整するため(あるいは
比ΔI/ΔI’が比I2/I2’に等しくなるように)、別のディジタル/アナロ
グ・コンバータを用いることもできる。これは、演算増幅器53の出力を受取る
基準電圧入力と、抵抗R3に結合された出力と、コイルR3の値を所望値に設定す
るよう適正値にされた入力ワードを受取る入力とを有するディジタル/アナログ
・コンバータを、演算増幅器53の出力と抵抗R3との間に付設することによっ
て行われる。
【0071】 図9は、本発明の別の実施の形態による質量流量センサを示している。図9の
質量流量センサは、動作において、図8に関して先に述べた質量流量センサに類
似する。しかし、図9における演算増幅器53、72の構成は、図8における構
成と実質的に逆である。図9において、演算増幅器72の反転(−)入力はR2
’およびR1’により形成される第3の抵抗分岐の中間点に接続され、演算増幅
器72の非反転(+)入力は接地される。しかし、図8の回路とは対照的に、演
算増幅器72の出力は、コイルR1およびコイルR2により形成される第4の抵抗
分岐の中間点に抵抗R3’を介して接続されるとともに演算増幅器72の反転(
−)入力に対し抵抗R3を介してフィードバックされる。演算増幅器53の反転
(−)入力は、コイルR1およびコイルR2により形成される第4の抵抗分岐の中
間点にも接続され、演算増幅器の非反転(+)入力は接地される。このため、図
9においては、コイルR1の抵抗値がコイルR2の抵抗値に等しくなるように必要
量の電流ΔIを上流側のコイルR1へ与える回路の部分は、演算増幅器72と抵
抗R3、R3’とを含む。有利なことに、抵抗R3’は、センサ導管へ流入する流
体の周囲温度における変化に拘わらず利得/温度係数を除去して一定利得を提供
する値へ設定することができる可変抵抗であってよい。
【0072】 図8と類似の方法において、図9の回路は、コイルR1の抵抗値がコイルR2
抵抗値と等しくなるように、上流側のコイルR1に対し電流量ΔIを与えるよう
動作する。ここでも、演算増幅器53の出力V0が変化すると、図9の回路もま
た、比R1/R1’=R2/R2’=R3/R3’である限り、平衡状態を維持する。
このように、従来の定温型質量流量センサとは対照的に、構成要素の厳密な整合
は要求されない。
【0073】 図8の回路のように、図9の回路もまた、回路の基本動作を維持ながら多くの
方法で修正することができる。つまり、例えば、演算増幅器72の非反転(+)
入力は、接地されるのではなく、コイルR2とR1とにより形成される第4の抵抗
分岐の中間点に接続され、あるいは、演算増幅器53の非反転(+)入力は、接
地されるのではなく、抵抗R2’およびR1’により形成される第3の抵抗分岐の
中間点に接続されてもよい。更に、用途によっては、演算増幅器72の反転(−
)入力が接地され、非反転(+)入力が抵抗R2’およびR1’により形成される
第3の抵抗分岐の中間点に接続されるように、演算増幅器72の接続を逆にする
ことが望ましい。図7および図8の回路のように、図9の回路は、R2およびR3 の値を所望値へ調整および/または設定することができるディジタル/アナログ
・コンバータを用いるように変更してもよい。
【0074】 理解されるように、図5、図6Aおよび図7ないし図9の質量流量センサの各
々は、オーバーシュートあるいはリンギングを生じることなくセンサの過渡的応
答を改善する1つ以上の安定化回路の使用から利益が得られる。当該技術におい
て周知であり図5、図6Aおよび図7ないし図9に関して述べた質量流量センサ
と関連して用いられる広範囲の安定化回路が存在するので、こうした回路の詳細
な記述はここでは省略される。
【0075】 ここまで、本発明の実施の形態を、下流側のコイルの温度、従って抵抗値を所
定の値へ設定し、次いで、上流側のコイルへ与えられる電流量を下流側のコイル
の抵抗値、従って温度と等しくなるよう調整することに関して説明してきたが、
理解されるように、本発明はこれに限定されるものでない。この点においては、
図5、図6Aおよび図7ないし図9の回路におけるコイルR1およびR2の位置は
、これら回路が上流側コイルの温度、従って抵抗値を所定の値へ設定し、次いで
、下流側のコイルへ与えられる電流量を上流側のコイルの抵抗値、従って温度に
等しくなるよう調整するように、反対にすることができる。
【0076】 更に、本発明の実施の形態を、半導体の製造プロセスに特に適する質量流量セ
ンサに関して記述したが、理解されるように、本発明の実施の形態は他の用途お
よびプロセスにおいて用いられ得る。例えば、本発明の実施の形態は、燃焼室へ
供給されるガソリン、ディーゼル燃料あるいは空気のような流体の量を計測する
自動車の用途において用いることができる。更に、本発明の実施の形態は、質量
流量センサに限定されるものではない。他のセンサおよび検出回路においても用
いることができるからである。例えば、本発明の実施の形態は、加熱抵抗線型風
力計や、抵抗値と共に変動する特性の変化を抵抗ブリッジ回路の脚の抵抗値の変
動が表わす任意の他の用途における使用のため容易に適合され得る。
【0077】 本発明の幾つかの実施の形態について詳述したが、当業者には種々の変更およ
び改善が容易に想起されよう。このような変更および改善は、本発明の範囲内に
含まれるものとする。従って、上記の説明は単なる例示に過ぎず、限定的なもの
ではない。本発明は、請求の範囲およびその等価物によって定義されたものとし
てのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術による定電流型質量流量センサである。
【図2】 従来技術による定温型質量流量センサである。
【図3】 従来技術による、流体の周囲温度の変化に対応することが可能な定温型質量流
量センサである。
【図4】 従来技術による、流体の周囲温度の変化に対応することが可能な別の定温型質
量流量センサである。
【図5】 本発明の一つの実施の形態による定温型質量流量センサである。
【図6】 図6Aは、本発明の別の実施の形態による定温型質量流量センサである。 図6Bは、図6Aの定温型質量流量センサにおいて用いられる温度設定ルーチ
ンのフローチャートである。
【図7】 本発明の更に別の実施の形態による定温型質量流量センサである。
【図8】 本発明の更に別の実施の形態による定温型質量流量センサである。
【図9】 本発明の更に別の実施の形態による定温型質量流量センサである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 アーダネータ,ニールソン アメリカ合衆国カリフォルニア州92626, コスタ・メサ,ノーズ・アヴェニュー 2401 Fターム(参考) 2F035 AA02 AA06 EA01 EA04 EA09

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサであって、 物理特性の変化に応答して変動する抵抗値をそれぞれ有する第1の抵抗および
    第2の抵抗と、 前記第1の抵抗に電気的に結合され、該第1の抵抗の抵抗値を設定する第1の
    回路と、 前記第2の抵抗に電気的に結合され、該第2の抵抗の抵抗値を前記第1の抵抗
    の抵抗値と等しくなるよう調整する第2の回路と、 を備えるセンサ。
  2. 【請求項2】 前記第1の回路および前記第2の回路に結合された処理回路
    であって、前記第1の抵抗に対し前記第1の回路により与えられるエネルギと前
    記第2の抵抗に対し前記第2の回路により与えられるエネルギとの量の差を計測
    する処理回路を更に備える、請求項1記載のセンサ。
  3. 【請求項3】 前記第2の回路が、前記第2の抵抗へ与えられる電流量を変
    化させることにより、前記第2の抵抗の抵抗値を調整する、請求項1記載のセン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記第1の抵抗および前記第2の抵抗が配置される導管を流
    れる流体の質量流量を計測する質量流量センサである、請求項1記載のセンサ。
  5. 【請求項5】 前記第1の抵抗が設定される抵抗値が、前記導管に流入する
    流体の周囲温度より高い温度に対応するよう設定される、請求項4記載のセンサ
  6. 【請求項6】 前記第1の抵抗が設定される抵抗値が、前記導管に流入する
    流体の周囲温度より約30ないし100°高い温度に対応するよう設定される、
    請求項4記載のセンサ。
  7. 【請求項7】 前記第1の抵抗および前記第2の抵抗の抵抗値が温度の変化
    に応じて変動する、請求項1記載のセンサ。
  8. 【請求項8】 前記第1の回路が、前記第1の抵抗の抵抗値を設定するプロ
    グラム可能な分圧器を含む、請求項1記載のセンサ。
  9. 【請求項9】 前記第1の回路が、前記第1の抵抗の抵抗値を設定するディ
    ジタル/アナログ・コンバータを含む、請求項1記載のセンサ。
  10. 【請求項10】 前記第1の回路が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ増幅器と、 前記増幅器の第1の入力に電気的に結合され、前記第1の抵抗が設定される抵
    抗値を決定する電圧基準と、 前記増幅器の前記第2の入力と該増幅器の前記出力との間に電気的に結合され
    た第3の抵抗と、 を含み、前記第1の抵抗が、前記第2の抵抗および前記第3の抵抗との間に電気
    的に直列に結合される、請求項1記載のセンサ。
  11. 【請求項11】 前記電圧基準がプログラム可能な分圧器を含む、請求項1
    0記載のセンサ。
  12. 【請求項12】 前記増幅器が第1の増幅器であり、 前記第2の回路が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ第2の増幅器であって、該第2の増幅
    器の前記第1の入力が基準電位端子に電気的に結合され、前記第2の入力が前記
    第1の抵抗および前記第2の抵抗に電気的に結合され、前記第2の抵抗が前記第
    2の増幅器の前記第2の入力と該第2の増幅器の前記出力との間に電気的に結合
    される第2の増幅器と、 前記第2の増幅器の前記第2の入力と前記第1の抵抗と前記第2の抵抗とに電
    気的に結合される電流源と、 を含む、請求項10記載のセンサ。
  13. 【請求項13】 前記電流源が、 出力を持つディジタル/アナログ・コンバータと、 前記ディジタル/アナログ・コンバータの出力と、前記第2の増幅器の前記第
    2の入力との間に電気的に結合された第4の抵抗と、 を含む、請求項12記載のセンサ。
  14. 【請求項14】 前記電流源が更に、 入力と出力とを持つアナログ/ディジタル・コンバータと、 前記アナログ/ディジタル・コンバータの前記出力に電気的に結合される入力
    を持ち、前記ディジタル/アナログ・コンバータの前記入力に電気的に結合され
    る出力を持つ比例/積分/微分(PID)コントローラと、 を含む、請求項13記載のセンサ。
  15. 【請求項15】 前記第1の抵抗および前記第2の抵抗を前記第1の増幅器
    の前記第2の入力に電気的に結合するバッファと、 前記第1の増幅器の前記第2の入力と前記第2の増幅器の前記出力との間に電
    気的に直列に結合される第4の抵抗および第5の抵抗と、 を更に備える、請求項12記載のセンサ。
  16. 【請求項16】 前記基準電位端子が第1の基準電位端子であり、 前記電流源が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ第3の増幅器であって、該第3の増幅
    器の前記第1の入力が、前記第1の基準電位端子と同じ基準電位を持つ第2の基
    準電位端子に電気的に結合された第3の増幅器と、 前記第3の増幅器の前記出力と前記第1の抵抗と前記第2の抵抗と前記第2の
    増幅器の前記第2の入力との間に電気的に結合された第6の抵抗と、 前記第3の増幅器と前記第4の抵抗と前記第5の抵抗との間に電気的に結合さ
    れる第7の抵抗と、 を含む、請求項15記載のセンサ。
  17. 【請求項17】 前記増幅器が第1の増幅器であり、 前記第2の回路が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ第2の増幅器であって、該第2の増幅
    器の前記第1の入力が基準電位端子に電気的に結合された第2の増幅器と、 前記第1の増幅器の前記第2の入力と前記第2の増幅器の前記出力との間に電
    気的に直列に結合され、且つ、前記第2の増幅器の前記第2の入力が電気的に結
    合された前記第4および第5の抵抗と、 前記第1の抵抗と前記第2の抵抗とに電気的に結合された電流源と、 を含む、請求項10記載のセンサ。
  18. 【請求項18】 前記基準電位端子が第1の基準電位端子であり、 前記電流源が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ第3の増幅器であって、該第3の増幅
    器の前記第1の入力が、前記第1の基準電位端子と同じ基準電位を持つ第2の基
    準電位端子に電気的に結合された第3の増幅器と、 前記第3の増幅器の前記出力と該第3の増幅器の前記第2の入力との間に電気
    的に結合され、且つ、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗とに電気的に結合された
    第6の抵抗と、 前記第3の増幅器の前記出力と前記第2の増幅器の前記第2の入力との間に電
    気的に結合され、且つ、前記第4の抵抗および前記第5の抵抗に電気的に結合さ
    れる第7の抵抗と、 を含む、請求項17記載のセンサ。
  19. 【請求項19】 質量流量センサであって、 流体が通過する導管の隔てられた位置に配置され、それぞれ温度と共に変化す
    る抵抗値を持つ第1の感熱コイルおよび第2の感熱コイルと、 前記第1の感熱コイルに電気的に結合され、該第1の感熱コイルの抵抗値を所
    定の温度に対応する値へ設定する第1の回路と、 前記第2の感熱コイルに電気的に結合され、該第2の感熱コイルの抵抗値が前
    記第1の感熱コイルの抵抗値と等しくなるように、前記第2の感熱コイルへ与え
    られる電流量を調整する第2の回路と、 前記第1の回路および前記第2の回路に結合され、前記第1の感熱コイルに対
    し前記第1の回路により与えられるエネルギと前記第2の感熱コイルに対し前記
    第2の回路により与えられるエネルギとの量の差を計測する処理回路と、 を備える質量流量センサ。
  20. 【請求項20】 前記第1の感熱コイルが設定される抵抗値が、前記導管に
    流入する流体の周囲温度より高い所定の温度に対応する、請求項19記載の質量
    流量センサ。
  21. 【請求項21】 前記第1の感熱コイルが設定される抵抗値が、前記導管に
    流入する流体の周囲温度より約30ないし100℃高い所定の温度に対応する、
    請求項19記載の質量流量センサ。
  22. 【請求項22】 前記第1の回路が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ増幅器と、 前記増幅器の前記第1の入力に電気的に結合され、前記第1の感熱コイルが設
    定される抵抗値を決定する電圧基準と、 前記増幅器の前記第2の入力と該増幅器の前記出力との間に電気的に結合され
    た第1の抵抗と、 を含み、前記第1の感熱コイルが、前記第2の感熱コイルと前記第1の抵抗との
    間に電気的に直列に結合される、請求項19記載の質量流量センサ。
  23. 【請求項23】 前記増幅器が第1の増幅器であり、 前記第2の回路が、 第1の入力と第2の入力との出力とを持つ第2の増幅器であって、該第2の増
    幅器の第1の入力が基準電位端子に電気的に結合され、前記第2の入力が前記第
    1の感熱コイルおよび前記第2の感熱コイルに電気的に結合され、前記第2の感
    熱コイルが前記第2の増幅器の前記第2の入力と該第2の増幅器の前記出力との
    間に電気的に結合された第2の増幅器と、 前記第2の増幅器の前記第2の入力と前記第1の感熱コイルと前記第2の感熱
    コイルとに電気的に結合された電流源と、 を含む、請求項22記載の質量流量センサ。
  24. 【請求項24】 前記電流源が、 出力を持つディジタル/アナログ・コンバータと、 前記ディジタル/アナログ・コンバータの前記出力と、前記第2の増幅器の前
    記第2の入力との間に電気的に結合された第2の抵抗と、 を含む、請求項23記載の質量流量センサ。
  25. 【請求項25】 前記電流源が更に、 入力と出力とを持つアナログ/ディジタル・コンバータと、 前記アナログ/ディジタル・コンバータの前記出力に電気的に結合された入力
    と、前記ディジタル/アナログ・コンバータの前記入力に電気的に結合された出
    力とを持つ比例/積分/微分(PID)コントローラと、 を含む、請求項24記載の質量流量センサ。
  26. 【請求項26】 前記質量流量センサが質量流量コントローラに含まれる、
    請求項25記載の質量流量センサ。
  27. 【請求項27】 前記第1の感熱コイルと前記第1の抵抗とを前記第1の増
    幅器の前記第2の入力に電気的に結合されたバッファと、 前記第1の増幅器の前記第2の入力と前記第2の増幅器の前記出力との間に電
    気的に直列に結合された第2の抵抗および第3の抵抗と、 を更に備える、請求項23記載の質量流量センサ。
  28. 【請求項28】 前記基準電位端子が第1の基準電位端子であり、 前記電流源が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ第3の増幅器であって、該第3の増幅
    器の前記第1の入力が、前記第1の基準電位端子と同じ基準電位を持つ第2の基
    準電位端子に電気的に結合された第3の増幅器と、 前記第3の増幅器の前記出力と前記第1の感熱コイルと前記第2の感熱コイル
    と前記第2の増幅器の前記第2の入力との間に電気的に結合された第4の抵抗と
    、 前記第3の増幅器の前記出力と前記第2の抵抗と前記第3の抵抗との間に電気
    的に結合された第5の抵抗と、 を含む、請求項27記載の質量流量センサ。
  29. 【請求項29】 前記質量流量センサが質量流量コントローラに含まれる、
    請求項28記載の質量流量センサ。
  30. 【請求項30】 前記増幅器が第1の増幅器であり、 前記第2の回路が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ第2の増幅器であって、該第2の増幅
    器の前記第1の入力が基準電位端子に電気的に結合された第2の増幅器と、 前記第1の増幅器の前記第2の入力と前記第2の増幅器の前記出力との間に電
    気的に直列に結合され、且つ、前記第2の増幅器の前記第2の入力に電気的に結
    合される第2の抵抗および第3の抵抗と、 前記第1の感熱コイルおよび前記第2の感熱コイルに電気的に結合される電流
    源と、 を含む、請求項22記載の質量流量センサ。
  31. 【請求項31】 前記基準電位端子が第1の基準電位端子であり、 前記電流源が、 第1の入力と第2の入力と出力とを持つ第3の増幅器であって、該第3の増幅
    器の前記第1の入力が、前記第1の基準電位端子と同じ基準電位を持つ第2の基
    準電位端子に電気的に結合された第3の増幅器と、 前記第3の増幅器の前記出力と該第3の増幅器の前記第2の入力との間に電気
    的に結合され、且つ、前記第1の感熱コイルおよび前記第2の感熱コイルに電気
    的に結合された第4の抵抗と、 前記第3の増幅器の前記出力と前記第2の増幅器の前記第2の入力との間に電
    気的に結合され、且つ前記第1および第2の抵抗に電気的に結合された第5の抵
    抗と、 を含む、請求項30記載の質量流量センサ。
  32. 【請求項32】 前記質量流量センサが質量流量コントローラに含まれる、
    請求項31記載の質量流量センサ。
  33. 【請求項33】 第1の抵抗の抵抗値と第2の抵抗の抵抗値とを平衡させる
    方法であって、前記第1の抵抗および前記第2の抵抗の抵抗値が温度と共に変化
    する方法であって、 (a)前記第1の抵抗の抵抗値を第1の値に設定するステップと、 (b)前記第2の抵抗の抵抗値が前記第1の抵抗の前記第1の値と整合するよ
    うに、前記第2の抵抗に対し電流量を与えるステップと、 を含む方法。
  34. 【請求項34】 前記ステップ(a)が、 (c)前記第1の抵抗が設定されるべき温度を決定するステップと、 (d)前記ステップ(c)において決定される温度に対応する抵抗値へ前記第
    1の抵抗の抵抗値を設定するステップと、 を含む、請求項33記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記ステップ(c)が、 (e)前記第1の抵抗と前記第2の抵抗とが配置される導管へ流入する流体の
    周囲温度を計測するステップと、 (f)前記ステップ(e)において計測された周囲温度を所定の量だけ増分す
    るステップと、 を含む、請求項34記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記ステップ(d)が、 (g)前記第1の抵抗の抵抗値を前記第1の値にするため、プログラム可能な
    分圧器により与えられるべき分割比を決定するステップと、 (h)決定された前記分割比を与えるように、プログラム可能な前記分圧器を
    構成するステップと、 を含む、請求項35記載の方法。
  37. 【請求項37】 抵抗の抵抗値を設定する方法であって、 (a)前記抵抗が配置される導管へ流入する流体の周囲温度を計測するステッ
    プと、 (b)前記ステップ(a)において計測された周囲温度を所定の量だけ増分し
    て、前記抵抗が設定されるべき温度を識別するステップと、 (c)前記ステップ(b)において識別された温度に対応する抵抗値を計算す
    るステップと、 (d)前記抵抗の抵抗値を前記ステップ(c)において計算された値にするた
    め、プログラム可能な分圧器により与えられる分割比を決定するステップと、 (e)前記ステップ(d)において決定された分割比を与えるように前記プロ
    グラム可能な分圧器を構成するステップと、 を含む方法。
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