JP2003504093A - 外部組織を伸延する膨張フレーム - Google Patents

外部組織を伸延する膨張フレーム

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JP2003504093A
JP2003504093A JP2000584787A JP2000584787A JP2003504093A JP 2003504093 A JP2003504093 A JP 2003504093A JP 2000584787 A JP2000584787 A JP 2000584787A JP 2000584787 A JP2000584787 A JP 2000584787A JP 2003504093 A JP2003504093 A JP 2003504093A
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ケイ クーリ,ロジャー
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バイオ−メカニカ, インコーポレイテッド
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41CCORSETS; BRASSIERES
    • A41C3/00Brassieres
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/02Devices for expanding tissue, e.g. skin tissue

Abstract

(57)【要約】 柔らかい組織を膨らますエキスパンダは、膨らますことができる部材から成るフレームを有し、これら部材は、幾つかの実施例において二次元方向にだけフレームを膨らますよう周囲抑制部分を有する。様々な実施例では、異なる多角形から成るよう配置されるフレーム、内部の機械抑制部分を有するフレーム部材、紡錘状又はセルラ状の構造からなるフレーム、及び、流体で充填されてもよい2つの膜の間に含まれるフレームを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [関連する出願] 本願は、1998年12月1日に出願された米国出願第09/203,832
号の一部継続出願である。
【0002】 [本発明の背景及び要約] 生きている組織が従来技術では機械的装置によって引き起こされる強くない持
続的な引張力に応答して成長され得ることが科学者によって広く認められている
。この現象は、皮膚、骨、筋、神経、血管、肺を含む多種の生きている組織、及
び、隔離性の組織培養においても証明されてきた。(証拠物件A中に添付する参
考資料を参照する)。生きている組織のこの一般的な性質に寄与する生理的機構
が最近見直されている。(証拠物件A中に添付する参考資料を参照する)。更に
、引張力によって引き起こされる組織成長のこの一般的な性質に依存する多数の
有用な医療用装置が開発された。(証拠物件A中に添付する参考資料を参照する
)。しかしながら、前述の通り、これら従来技術の装置は、引張力を間で形成す
る機械的接続を確立するために、ホック、ピン、又は、機械的処置を確立する他
のより食い込みやすく、より複雑な外的処置によって生じさせる機械的に引き起
こす引張力を通じて一般に動作される。
【0003】 本願の発明者は、患者の柔らかい組織を拡げるために柔らかい組織又は皮膚の
表面に対して持続した引張力を加える、食い込まない機械的装置を先に発明した
。発明者は、米国特許第5,695,445号及び第5,662,583号を含
むこれら様々な食い込みにくい装置及び方法に対して特許を得、これらの開示を
本願中に参照として組み込む。発明者は、研究を続ける一方で、女性の胸を含む
柔らかい組織を拡げる装置及び方法の臨床効果を確認するFDAの許可を受ける
ために必要な命題として厳しい臨床試験に取り組んだ。より特定的には、臨床研
究において使用される装置は、胸の皮膚表面に対して引張力を加えるために低レ
ベルの真空を利用し、真空を患者の皮膚に対して密封するために接着性の表面が
使用される。この装置は、携帯式であり、患者によって着用される場合でも患者
の日々の活動中に実質的には検出可能でない点で美的に受け入れられる、ブラジ
ャーのような装具の形態をとる。使用されるこれら原型の装置は、完全に使用可
能であり、柔らかい組織の成長及び拡がりを実現することに関して持続した引張
力の効果を確認した。
【0004】 発明者は、この分野において更に研究及び開発を進めるにつれ潜在的な患者に
対する装置の効果、美学、及び、快適さを改善する方法を見出し続けている。真
空ベースの装置に関して解決するより困難な問題の一つは、装置が日々の活動を
通じて着用される場合に真空を維持しつつ患者の周囲及び患者に対して近傍にい
る人に検出可能とならない程度に目立たなくしなくてはならない点である。患者
が一日を始めるときに真空は確立され、患者が通常の日々の活動の中で体をよじ
り、胴を曲げることで真空が許容できないレベルにまで減少又はさもなければ逃
げると手動のポンプ及びバルブ機構を用いて補充又は再確立されてもよい装置を
開発した。しかしながら、この特定の装置に対しても、伸延力を伝達し、柔らか
い組織の拡がりを実現するために必要な真空を再確立及び補充する不便さを有す
ること無く患者が体をよじり、胴をひねることを可能にさせる別の手段を開発す
ることで装置を更に改善する試みがなされた。発明者は、本願中で引張力を確立
し維持する様々な機械的装置を先に考え、実際にそれらの幾つかに対して199
7年9月2日に発行された米国特許第5,662,583号を得た一方で、これら
の装置は夫々困難な点を有する。例えば、幾つかの装置は、機械的ばね、ワイヤ
、交互に配置されたシェル部材、又は、比較的複雑であり確実に取り付けるのに
困難となり得るような他のこのような機械的及び移動式部分の幾らか精巧な配置
を必要とする。’583特許中に開示し請求する別の実施例は、硬化の際に収縮
され得る中間材料を利用することを含む。このような硬化の際に収縮する材料が
所望の引張力を効率的に形成し得る一方で、選択される材料及び装置の使用率に
対する能力に依存して、必要であれば患者がブラジャーを取り外し、再び取り付
ける場合に少なくとも一日ベースで一旦収縮した中間材料を置き換えることを可
能として要求してもよい。中でもこれらの理由により、発明者は研究を真空ベー
スの装置に予め焦点を当てた。
【0005】 真空ベースの装置において真空を維持する潜在的な困難さ及び機械的装置の複
雑さを解決するために、本願は、柔らかい組織を膨らますエキスパンダ中で必要
な引張力を形成するために更なる機械的実施例を考え、開発することに先に成功
した。
【0006】 より特定的には、拡げられることが望まれる柔らかい組織の表面に対して接着
す第1の物理的配置に移動されてもよい「記憶材料」を利用し、記憶材料をその
第2の物理的配置に変形することで要求される引張力を形成することを考えた。
第1の物理的配置が非記憶配置、第2の物理的配置が記憶配置でもよい。より特
定的には、記憶材料は、形状記憶合金の一つを有してもよく、この形状記憶合金
の例は、米国特許第3,174,851号中に記載するNitinolであり、
この特許の開示は本願中に参照として組み込まれる。Nitinol及び幾つか
の他の関連するニッケル−チタン、又は、銅−亜鉛−アルミニウムメチル合金は
、幾つかの有用な医療用装置において予め利用されている「形状記憶効果」を有
する。これらは矯正アーチを含み、この場合アーチは、冷却され、患者の口の中
に配置され、口がこのアーチを温め患者の歯に対して圧力を加えるために応力が
加えられた形状にさせる。発明者に既知の他の医療適用法は、血管中で使用され
る膨張可能なフィルタとして、及び、骨性のアンカーとしての適用法である。
【0007】 これら形状記憶合金、即ち、「SMA」は、遷移温度が略通常の体表面温度(
約30摂氏温度)で設定され得る、2つの結晶相形態を有する。この遷移温度よ
りも高い温度では、これらの合金はオーステナイト相を好み、より低い温度では
マルテンサイト相を好む。マルテンサイト相の結晶構造は、容易に配置されても
よく、合金を略全ての方向に簡単に変形させることを可能にする一連の面を含む
。合金が遷移温度以上の温度まで加熱されると、面を夫々の原構造に強制的に戻
すオーステナイト結晶相が好まれる。結果的にこれは、合金を硬くさせ、元々の
原型又は「設定」形状にバネで戻らせ回復させる。これら合金は、中に電流を流
すことによって活性化されてもよい。それにより、これら合金は、夫々の元々の
設定形状を「記憶する」ように見える。遷移温度より下及び遷移温度より上にこ
れらの合金を冷却し、加熱させることは、何千回も繰り返され得、毎回第2の物
理的配置に形成させる軟質な性質から、合金を設定形状即ち元の物理的配置にバ
ネで戻らせる硬質な性質に合金の性質を変化させる。設定形状又は「形状記憶」
は、合金に所望の形態又は形状をつけ、次に約500摂氏温度まで加熱させるこ
とで設定されてもよい。
【0008】 形状記憶合金に加えて、当業者に既知の通り、温度の関数として第1の物理的
配置と第2の物理的配置との間で変わるようあるプラスチックが作られてもよい
。これらプラスチックも本発明を実施するのに好適な「記憶材料」として利用さ
れてもよい。
【0009】 これら記憶材料を実施する際、発明者の一つ以上の先行特許において記載する
カップ又はドームは、夫々の織物の中に何かの形態の記憶材料を含み得る。体温
以下では、これらドームは、柔らかく、下になる胸又は拡げられるべき柔らかい
組織の表面の形状及び輪郭に対して快適となる。患者の体温がドーム及び記憶材
料を加熱すると、これらドーム及び記憶材料は、より深く/より広いドームの予
めつけられた夫々の「記憶」に戻り、スプリングバックする傾向がある。下にな
る柔らかい組織の表面又は皮膚に対して適当に接着される場合、記憶材料のこの
戻り又は「スプリングバック」は、適切な治療的摂生において柔らかい組織の拡
がりを形成するのに効果的となるよう下になる皮膚又は組織の表面に引張力を与
える。更に、小型電池で動作される電子回路がより高い遷移温度に対して設定さ
れる幾つかの繊維の張力を活性化し増加するために設けられてもよい。これは、
一定の張力を維持することに加えて間欠的な使用率でブラジャーを使用すること
を可能にさせる。
【0010】 張力を適当に分布すると同時に下になる組織に対して記憶材料を接着させるた
めに、ゲルの層、又は、空気或いは他の液体で充填される袋が皮膚と記憶材料の
層との間の適当な中間面、及び、ゲルの層と下になる皮膚との間に配置される接
着用物質となってもよい。発明者は、一つ以上の先行特許において開示した通り
、この接着は、損傷を与えること無く長期にわたって皮膚の表面に適当に密着す
ることが既知な外科用接着剤の周知の郡のどの一つを用いても行われ得る。これ
は、粘着性のシリコンゲルであることが好ましい。
【0011】 選択的に、発明者は、この必要な接着性を実現する、擦りむかない方法として
表面張力の原理を実施することを更に考える。より特定的には、ブラジャーを装
着する直前に液体がゲル層、又は、患者の柔らかい組織の上に配置されてもよく
、記憶材料が物理的配置間で変化されることで所望の引張力を加えると柔らかい
組織とゲルとの間の適当な接着性を維持するのに表面張力に起因する力が充分で
あることが分かる。従って、発明者は、適当に選択された柔らかい組織の場所に
おいて引張力を機械的に引き起こす記憶材料を利用すること、並びに、皮膚の表
面上の引張力の分布を確実にすることでずれの力又は皮膚の表面に対する望まし
くない擦過傷又は損傷を生じさせ得る望ましくない他の集中効果を回避するため
にゲルの層又は他の中間層の間で接着性を維持するために表面張力を形成する中
間面として薄い層の流体を利用する概念を考える。
【0012】 更に、発明者は、下になる柔らかい組織に対して伸延力を加える更なる実施例
を考えた。この最新の実施例は、発明者の先行する実施例の多数の利点を組み込
む一方で力を加えることに対してより大きい制御を提供し物理的な寸法及び輪郭
を含み、使い易さを著しく改善する。本発明のこの面は、女性の胸の上にあるブ
ラジャーのように、通常プライベートと考えられる人の体格の領域において着用
され得るため重要であることが理解される。
【0013】 最新の実施例において、静止の状態で小さく比較的平坦な組織の輪郭と一致し
、拡げられ伸延された組織の輪郭に引伸ばされ膨張され得る薄い膨張可能なゴム
のような膜(最も一般的な出願において胸であるが新しい出願においては顔でも
よい)が設けられると共に、膜に機械的に連結されドームのような構造を形成す
るために引伸ばされ得る膨張機構又はフレームが設けられる。この最新の実施例
の一つのバージョンでは、膜がフレームの下及び上夫々に設けられフレームを封
じ込める。
【0014】 これら最新の実施例は、外部の組織を拡げる装置の実用性において画期的な変
化を提供する。真空用の構成部品を除去することにより、袋の縁(何らかの組み
合わせにある力、圧力、及び、領域及び型の釣り合いをとる必要がまだある)と
、多数のカップの大きさの必要性、患者に対する適応性、公衆からの受け入れ、
及び、費用とに対する制約が大きく改善された。胸を大きくする適用法に関して
、この新しい実施例は、使用するのに簡単であり、パッド付きのブラジャーより
もかさばらない。
【0015】 張力によって引き起こされる柔らかい組織の生成の別の関連する実施例は、老
化した顔の若返りである。現代の形成外科では、顔の若返りにおいてフェイスフ
ィルがフェイスリフトと同じに重要であることが分かる。つまり、顔を膨らませ
、老化と関連する皮下脂肪の萎縮を回復させることは、フェイスリフトと略同じ
効果がある。美容外科医は、最近では皺のラインを脂肪移植又はコラーゲン注入
で埋め、高齢の顔の徴候を著しく改善させる。皺の下で組織の成長を誘発する皺
用のパッチ、又は、失われた脂肪を埋める若返り用の顔マスクは、張力によって
引き起こされる組織成長のこの技術における潜在的に非常に有用な適用法である
【0016】 この最新の実施例は、先行特許に記載する機械的膨張フレームの設計を更に改
良し、これらのフレームを膨張させ必要な伸延力を形成するために使用され得る
変換力として正の流体圧力(気体又は液体)の使用を開示することを目的とする
。これら組織を膨らますフレームは、膨張すると比較的平坦な表面から段々に深
くなるドームのようなシェルに立ち上げられることが可能である。これら新規の
型のフレームが組織の表面に対して(接着剤、表面張力効果、又は、その他のい
ずれかを通じて)機械的に結合されるとき、これらフレームの膨張は組織を引き
上げ、組織を成長させる伸延力を引き起こす。
【0017】 しかしながら、一方で流体圧力は等方性であり、簡単な膨らますことができる
構造を三次元全ての方向に膨張させ風船のように開かせる。他方で、所望の効果
は、三次元のドームのようなシェルとして平坦なフレームを立ち上げさせること
である。つまり、フレームのリーフレットが開かず、代わりに、所望の膨張が比
較的均等な厚さをフレームに維持させ、二次元においてだけ広がらせる。フレー
ムをそのエッジ又はその固有の調整された設計のいずれかを通じて周囲で抑制す
ることにより、誘発される表面の広がりはドームのようなシェルとしてフレーム
を立ち上がらせる。ドームの三次元の表面上の輪郭、そのたわみ、及び、変形力
は、加えられる流体圧力及び膨らますことができる構造の機械的設計に依存する
。正の流体圧力の影響下では、立ち上がり、段々により深くなるドームのような
シェルは、その凹状の表面に機械的に結合される組織を引き上げ、伸延させ、組
織の成長を誘発させる。
【0018】 この最新の実施例の主な技術的内容は、静止の状態で拡げられるべき体の部分
の表面の輪郭と一致され得るフレームの概念である。このフレームは、下になる
組織にグルー或いは接着剤の層のいずれか、又は、表面張力効果を通じて結合さ
れる。従順な膨張可能な膜は、フレームと伸延されるべき組織の表面との間の中
間面及び機械的な連結部として機能するために更に使用される。しかしながら、
下になる柔らかい組織をフレームに固定させる他の手段が使用されてもよい。例
えば、外科的な取り付けが使用されてもよい。フレームは、膨らまされ得、内部
に加えられる正の流体圧力の影響下では段々により深くなるドームに立ち上がら
れ得るように設計される。たわみの範囲は、誘発される伸延力の量を最大化する
ために平坦から略球形の表面までとなり得る。更に、膨張されたフレームの表面
の輪郭は、ドームの形に膨張されるにつれて完全な球形から逸れることができる
ように設計されてもよい。これは、複雑な表面を等しく膨張させる、又は、互い
に関してある領域を区別して膨張させる(即ち、胸の場合平坦から涙の形をした
ものまで、又は、顔全体の場合より複雑な表面の輪郭)ために必要である。この
フレームの力及び高さの程度は、加えられる流体圧力の量によって判断される。
このフレームは、周囲で組織に対して押し付けられる縁を通じて伸延の反対の力
を分布させる必要がある。従って、先行する発明におけるように、膨張しない周
囲の縁の接触表面領域に関して圧力、力、及び/又は、フレームの表面領域の釣
り合いをとることが必要である。
【0019】 正圧力下にある流体は、多数の有用な適用法がある。しかしながら、簡単な膨
らますことができる風船又はリングのようなタイヤに対して剛性のドームのよう
なシェル構造を結果としてもたらす適用法に関心がある。本発明とより関連のあ
る適用法は、スタジアムを覆うために使用されるもの又は航空宇宙の適用法にお
いて配備される傘及びシールドのようなアンテナのように、膨らますことができ
る自立型のドームのような構造である。
【0020】 正圧力下にある流体が組織エキスパンダ(膨らますことができるシリコンシェ
ル)を膨らますために薬に使用される一方で、これら装置は内部的である。これ
ら装置は、外側から引き上げることで組織の表面を立ち上がらせ得る本願記載の
外部的装置の代わりに、皮膚の下に外科的に挿入され、内側から外向きに引伸ば
される。更に、これら一般的な組織を膨らます装置は、平坦なフレームをドーム
のようなシェルに変形させる代わりに簡単な風船のように膨らませる。
【0021】 本発明において、正圧力膨張の要求される効果は、非抑制式の膨張の固有の三
次元的な膨らみの代わりにフレームの大部分が線形(一次元)、又は、好ましく
は大部分がシート(二次元)となるような膨張である。この次元における抑制を
実現するためには、基本的な構築ブロックが以下の幾つかの別の設計の選択肢を
一つ以上含んでもよい。
【0022】 膨張フレームは、その最も簡単な形態において、膨張可能でないリンクのネッ
トワークによって相互接続される内側の及び外側の膨張可能な膜から成る気密性
の平坦な袋を含む。これら膜の機械的な性質、厚さ、及び、調整は、膨らまされ
ると風船のように膨らまされ得ないこの袋がドームのようなシェル(図1及び以
下の説明を参照)にゆがむように調節される。これは、組織を引き上げるために
圧力を使用する機械的に非効率的な手段であるが、本願においては効率的である
と考えられる。他のより効率的な設計が使用されてもよく、それらの幾つかを以
下に説明し、その他は本願の開示の恩恵を受ける当業者に明らかである。
【0023】 機械的により効率的な設計における最も簡単な構築ブロックは、ピストン−イ
ン−シリンダ又は加えられる流体圧力の影響下で一次元にだけ膨張し得る何かの
形態にある波形がついたアコーディオンベローである。二次元の膨張は、これら
一次元のブロックを様々な角で連結させることから結果として得られる。最も簡
単な幾何学的設計は、三角形の繰り返しであると考えられ得る。三角形の各辺が
一次元的に膨張されるとき、結果は構造の二次元的な引伸ばしである。更に、繰
り返される三角形模様のエッジが抑えられ、引伸ばされることから防止される場
合、フレームはドームとして強制的に立ち上がらされる。これは、ジオデシック
ドーム設計(図7a及びbと以下の説明とを参照)に対する構造上の基礎である
。コンピュータ支援設計の当業者は、全ての複雑な三次元の表面が一連の隣接す
る三角形といったより簡単な形にされ得ることを理解する。これら賢明に設計さ
れた三角形のアレイの辺を膨張させることは、拡げられる必要がある全ての複雑
な体の表面の制御された選択的な伸延を生じさせ得る。以下により詳細に説明す
るように、同じフレーム自体に対して他の幾何学的形状及び配置が使用されても
よい。更に、フレームを形成する「脚」又は圧縮材に使用される構造の詳細は、
伸延力を所望に加えることを実現するためにフレームが膨張される際のフレーム
の動きを抑制する他の方法を提供するために変化され得る。
【0024】 本発明の幾つかの主な利点及び特徴を上述する一方で、本発明のより完全な理
解は図面及び以下の好ましい実施例の説明を参照することで得られる。
【0025】 [好ましい実施例の詳細な説明] 図1に示すように、記憶材料22のドーム20は、位置24において示される
ようにその形状を記憶させるよう「設定」するために処理されてもよい。本願に
対する親出願において最初に記載する発明において使用されるように、記憶材料
20は、約30摂氏温度である体表面温度に近似する遷移温度を有する形状記憶
合金として選択されてもよい。形状記憶合金が低温にされると、合金は位置26
に示されるような形状に形成されてもよい。記憶材料の温度がその遷移温度に近
付くと、記憶材料は位置28、30、及び、32に示される形状を連続的にとり
、位置24の記憶位置に到達し得る。従って、記憶材料は、比較的浅い形状に形
成されてもよいが、遷移温度に到達すると下にある柔らかい組織で機械的引張力
を形成する機構を提供するために、相当反れるブラジャー又は他のドームのよう
な構造を提供するために親出願に記載の発明において使用されてもよい。
【0026】 図2を参照するに、親出願に記載するブラジャーの実施例において使用される
ように記憶材料20は、メッシュ、又は、複数の個々の複合繊維36のクロス模
様から成るウィーブ34から形成されてもよい。各複合繊維36は、コイル、バ
ネ、或いは、一本以上の形状記憶合金の蛇状の配置でもよく、又は、選択的に、
形状記憶合金の薄い片が一緒に織り合わされてもよく、互いに対して滑らせるこ
とで第1の物理的配置から第2の物理的配置へ変化する際に材料の膨張及び収縮
に必要な許容差を提供する。記憶材料のこれらの構成は、当業者に公知の親出願
に記載の発明を実施する際に好ましいと考えられるが、他の構成が記憶材料を実
施することに使用されてもよく、このとき下になる柔らかい組織における引張力
に影響を与えるために所望の通り2つの物理的配置間で所望のたわみを可能にさ
せるよう影響が受けやすいことだけが要求される。
【0027】 図3A及び図3Bに示すように、親出願記載の発明の教示に従って構成される
ブラジャー38は、一組の女性の胸40のような患者の柔らかい組織を拡げるの
に良い適用を提供する。図示するように、ブラジャー38は、多層構造を有する
。外側の層42は、女性の目に好ましい装飾的、美的、又は、華やかな被覆物を
有する支持的なブラジャーでもよい。この外側の層42の下には、膨張可能又は
伸長性の材料の外側の層44があることが好ましく、この層44は、対応する同
様の層46と共に、記憶材料の層48を間に囲い、この記憶材料は、図3Aに示
す第1の物理的配置から図3Bに示す第2の物理的配置まで動かされると引張力
を加える。記憶材料48は、2つの物理的配置間における記憶材料の多数のサイ
クル運動を容易化するために潤滑流体又はゲル50に浴びせられてもよい。ゲル
の層52或いは空気若しくは流体で充填される袋、又は、他のこのようなスペー
サを有してもよい流体層は、ブラジャー38を体の輪郭に適合させることを補助
し、ブラジャー38と下になる柔らかい組織40との間の圧力点又はずれの力を
防止するために設けられることが好ましい。流体層52は、伸長性の材料の層4
4及び46と類似する伸長性の外被の内側に封じ込められてもよい。最後に、流
体層52の内側の表面上には、流体層52を柔らかい組織40の皮膚に接着させ
、ブラジャー38が図3Aと図3Bとの位置の間で往復されると流体層と皮膚と
の間の全ての分離を回避するように接着剤の層54が適用されてもよい。選択的
に、接着剤の層の代わりに流体が設けられてもよく、このとき接着力は表面張力
によって与えられる。実際に、ずれの力により影響されにくく、従って、一般の
治療的摂生において推奨され得るように長期にわたってブラジャー38を繰り返
し使用する際に皮膚の表面を擦る可能性が低いため、薄いフィルムの流体が設け
られることが好ましいと考える。発明者によって熟慮されるとおり、患者に着用
される、親出願に記載の発明の実施例のブラジャー38を図4に示す。
【0028】 発明者は、幾つかの先行特許において教示する通り、図5に最もよく示すよう
にリング、周囲、又は、リップ部分56がドーム20の一部として一体化して形
成され、ブラジャー20によって形成される引張力と釣り合いをとる圧縮力に対
するオフセットされた表面として患者の胸部に対して支持するためにドームの周
囲を囲ってもよい。この支持リング56を用いると、ドーム20は患者から支持
され、それにより本発明の目的を達成するために要求される柔らかい組織におけ
る効果的な引張力を達成するために夫々の力の釣り合いをとる。より詳細な説明
に関して、発明者の上述のどの一つの先行特許を参照してもよい。しかしながら
、親出願に記載の発明に関して、リング又は周囲部分56はドーム20と一体化
して形成される、又は、ドーム20のアーチ形の部分を形成するために使用され
る「記憶」特性を示さない材料から構成されてもよいことに注意する。代わりに
、全ての適切な構造的材料が使用されてもよく、記憶材料はリング56の内側で
広がる。いずれの実施例を用いても、発明者は、ドーム20がその表面領域に関
して5乃至10倍の増大に対応する、ドームの周囲の2乃至3倍に膨らむよう容
易に構成され得る。このたわみの程度では、当業者に公知の通り、本願の教示、
並びに、形状記憶合金及び他のタイプの記憶材料に関する公知の情報を使用する
ことでより少ない力及びより小さいたわみが容易に提供され得るが、相当な引張
力が形成され得る。
【0029】 本願において幾らか詳細に説明する本発明のブラジャーの実施例のように胸を
大きくする装置としての実施に関して、ブラジャーは、体表面温度よりも低い温
度で柔らかい形成材料から容易に構成され得、このときブラジャーのカップの領
域は織物の中に形状記憶合金繊維、ウィーブ、メッシュ、又は、シートを含む。
ブラジャーは、所望の引張力を正しく加えることによって患者の胸の選択された
場所において成長を方向付けるために所定の通り、適当な形状に記憶材料は最初
「設定」される。つまり、親出願に記載の発明のブラジャーを用いると胸は、予
め選択された領域において成長を促され、それにより必要な場所を埋めることで
輪郭をつけられ、作られてもよい。次にブラジャーは患者の上に配置され、流体
層又は接着剤のいずれかを適用することによって、ブラジャーの内側のライニン
グ又はゲルを胸の皮膚に対して正しく接着させるために適当な注意を向ける。ブ
ラジャーのカップは、約30摂氏温度である体表面温度に近付くために患者の胸
の自然熱によって加熱される。ブラジャーの温度が上昇すると、形状記憶合金は
ばねとして機能し、この形状記憶合金が「記憶」構造に戻るにつれて患者の胸に
対して引張力を加え、より深いドームの形状に再構成されるにつれて胸を一緒に
引き上げる。
【0030】 当業者に公知となる適当な工業技術設計を用いて、合金ばねウィーブ/シート
の引張力は、胸を作るために均一に加えられ又は不均一に成形された力を加える
ために適当に調節され得、広げる力又は伸延力は発明者の先行する真空型ブラジ
ャー装置で教示するように約15乃至30mmHgの圧力に略等しい。選択的に
、より大きい又はより小さい引張力が推奨される適当な治療的摂生に依存して所
望の通り、又は、親出願に記載の発明のブラジャーを用いたより大きい臨床経験
を通じてより生理学的に有効であると教示する通りに作られ得る。更に、幾つか
の繊維は、より高い遷移温度に設定され、断続的にサイクル運動させることで所
望の通り補足的な引張力を提供するために電池式電子回路58によって活性化さ
れてもよい。電池式電子回路58は、ブラジャー上の全ての便利な場所に適当に
隠され、所望の方法及び場所に力を加えるために関心領域にあると選択されるフ
ァイバに接続されてもよい。当業者に分かるように、有限要素解析を使用する構
造及び設計の更なる工夫は、ばねのような逆戻りが平坦なシートから半球よりも
深い深さを有する球形の構造にまで引き上げられる際にこの引張力を一定に維持
し得ることである。
【0031】 本願で最適に説明する実施例が女性の胸を大きくするためにブラジャーを使用
することに関わる一方で、親出願に記載の発明が不適当な実験を行うこと無く他
の適用法においても使用されてもよいことが当業者に明らかである。これらの例
は、コラーゲン及び脂肪注入と、老化、退化、又は、傷跡による輪郭の欠陥を改
善するために従来技術において一般に使用される他のアロプラスチック(alopla
stic)移植とを置き換えるために有用となり得る簡単な柔らかい組織のエキスパ
ンダとして含む。夜につけられるべき適当に設計されたマスクを用いて、例えば
、皺、笑窪、唇、及び、顔のたれた特徴又はへこんだ特徴を本発明によって成長
が誘発される、膨らまされる柔らかい組織によって満たしてもよい。このような
適用法のためにドーム及び周囲の縁又は周囲部分が使用される。
【0032】 更に、流体層又は他のライナー表面の間で接着性を実現する表面張力を形成す
るために利用される特定の流体は、鉱油、ベビーオイル、水、生理塩水、様々な
種類の水又はオイルベースのゲル、グリセリン、クリーム、及び、軟膏を含む多
数の適切な流体の中から選択されてもよく、これら全ては、皮膚の表面に接着し
、真空ベースの装置を用いた場合に様々な治療的摂生において要求される約15
乃至30mmHgより多い引張力に耐えることが当業者知られている。これら幾
つかの実施例では、薄い膜が皮膚に密着され、膜の内表面とドームとの間の囲わ
れた空間において真空が形成される。本実施例において表面張力が有効的に実施
される。更に、薄い膜の実施例は、本願に開示し請求する記憶材料の実施例にお
いて効果的に実施されてもよいと考えられる。
【0033】 図6及び図7に示すように、複数の配置された圧縮材又は脚部分102から成
るフレーム100の構造を示し、これら脚部分102は、長くされ、二次元方向
に強制的に長くさせるために周囲の抑制部分104によってこの長くされる動作
を抑制するよう個々に膨らまされてもよい。これは図7中、全体的な形状が六角
形に形成される三角形のマトリクスとして示される。しかしながら、所望の伸延
力が下になる組織において引き起こされ得る限り、有利となる全ての他の多角形
も使用され得る。所望のたわみを実現するために必要な弾性を示す圧縮材の使用
と共に、フレームに対して全体的な強さを提供するのに剛性のノード又は接合部
分106が使用されてもよい。更に、支持ロッド108が一つ以上の圧縮材10
2の中央芯材内に有用に設けられ、圧縮材のたわみを制限し、下になる柔らかい
組織上における伸延力の所望の分布を実現するよう負荷を分布することを補助す
る機能を担う。
【0034】 基本的な多角形は、伝統的なジオデシックドームにおけるように三角形である
必要はないが、正方形、五角形、リング、円、又は、他の形状の集まりでもよい
。このジオデシック構造のバージョンに対して、幾つかの代替の関連する選択肢
がある。フィレンツェ風ドームのバージョン108、例えば(図8)は、半径方
向及び円周方向に接続される直線的に膨張する圧縮材102から成る。この場合
、元々のグリッドは、中心114から始まる幾つかの放射状の線112によって
相互接続される同心円110のグリッドである。更に、ジオデシックバージョン
におけるように、膨張フレーム102の縁における周縁116は、引伸ばされる
ことから防止されなくてはならない。増大する表面を受容するためにフレーム1
02は、膨らまされるとドームのように強制的に立ち上げられる。このバージョ
ンのより一般的な形態において、模様は同心円である必要はないが、図9に示す
ように山の地図中の標高線に類似する一連の複雑な閉曲線でもよい。これら膨張
する曲線は、一連の相互接続される半径方向に膨張する線118によって一緒に
保持されることが好ましい。このような構造中の圧力は、構造を引伸ばし、周囲
の抑制部分116に依存して、形状が曲線及び直線の幾何学的配置によって左右
されるドームのように立ち上がらせる。個々のセグメント又は圧縮材の所望の剛
性の直線的な膨張の代わりに、蛇のような伸びを防止するために、内部の補強材
は、図10に示すような半剛性の伸縮性の機械的バックボーン120の形態で必
要の場合含まれてもよい。この機械的バックボーン120は、一組の対向するロ
ッド122から形成されることが好ましく、摺動する結合部124がロッド夫々
の内側の端126上にあり、制限され限定された(さもなければ制御された)た
わみを各圧縮材内で提供する。実際に、フレーム内の異なる場所において所望の
たわみをより正確に設計し作るよう同じフレーム内の異なる圧縮材中に異なるバ
ックボーン120が設けられてもよい。これは、「成長」されることが意図され
る複雑な表面の輪郭に適合させるために特に望ましい。
【0035】 この波形がつけられた/膨張するシリンダのバージョンは、接続部分によって
分離される個々の明確なセグメント又は圧縮材を含む必要がない。構造全体は、
様々な方向におかれ膨張される波形の半連続的なシートに賢明に成形され得る。
例えば、三角形の連続的模様を示す図11を参照する。しかしながら、これらは
、リング、ディスク、又は、全ての閉多角形でもよい。膨張する際の膨張度は、
使用される材料の物理的/機械的特性と、波形のひだの部分の深さとによって決
定され、より深い波形では膨張するとよりたわむことを可能にさせる。当然のこ
とながら、この構造は、全ての所望の表面に適合するフレームを形成するより大
きい設計の機会を提供する。
【0036】 波形がつけられたフレーム設計のより一般化したバージョンは、図12及び図
13に示すように、膨らますことができる紡錘状の部分128又はウェスト部分
のシートのようなアレイで相互接続される細長いフットボールのような形状のセ
ルから成る。これら細長い紡錘状のセル128の中の正圧力は、これらセルを広
げ球形にする。この際、セルは、全方向に互いを押し出し、フレームを所望の二
次元方向に広がらせる(図12及び図13を参照)。これは、有利には、卵パッ
ク(egg crate)バージョンと呼ばれる。
【0037】 この制限された二次元の膨張を実現する代替手段は、図14に示すように、膨
張可能でない相互接続されるリンク134のネットワークを通じて分離すること
から防止される2つの膨張可能な膜132の間で膨らますことができるセル13
0のアレイをサンドイッチ状に挟むことである。この設計は、図6において最初
に示す設計と類似することに注意する。膨張により、元々紡錘状128(卵パッ
クバージョンにおけるように)である個々のセルは、夫々の中央芯材における抑
制用リガメントのためにより高くはなり得ず、横に広がり得るだけである。膨張
の増加する圧力により、段々に横に広がるセルは、サンドウィッチ状からの簡単
な膨張又は膨らみの代わりに、フレームの広がり及び二次元的な広がりを引き起
こすために互いを押し出す。これは、便利には、卵パックのエンローブされた抑
制バージョンと呼ばれる。紡錘状又はセルラ状の構造の代わりにフレームは、皺
になり得、又は、機械的に倒され膨張する際に開く連続的な膜からも形成され得
る。この構造を用いて、一組のシートのような部材がシートの表面上の様々な場
所において接合され得、複数の部材がフレームを形成するために接合される。別
の実施例では、個々に膨らますことができ、フレーム全体を形成するために一緒
に接合される複数の多角形の部材から構成される。例えば、個々の多角形は、三
角形の形状に形成され得、多数の三角形がフレームを形成するために夫々のコー
ナーにおいて接合され得、又は、円或いは他の曲線の規則的若しくは不規則的に
成形された個々のセルがアレイに相互接続され得る。
【0038】 全ての最新の実施例において、伸縮性の圧縮材の内部のバックボーンの機械的
骨組みは、図10に示す構造又は圧縮材に対して動き及び剛性を制御するために
追加されてもよい。
【0039】 本発明の最新の実施例の別の詳細をここで述べる。膨張可能なフレームの膨張
可能な膜への機械的結合であり、この膨張可能な膜は膨らまされるべき組織と接
触する。膨張フレームは、その設計により、外向きに押し出す一方で、組織との
均一な接触のために滑らかな凹状の表面を後ろで引っ張る。フレームの移動する
セグメントは、必ずしも滑らかでない(固有の窪み及びリッジを有する)が、凹
状の滑らかな表面、即ち、下になる柔らかい組織につけることに関して困難が生
じ得る。これを克服するために膨張フレームは、2つの膨張可能な膜との間に有
用に挟まれてもよく、これら2つの膜間の空間を密閉し図15に示すように流体
で充填する。ドームの高まり及び外側の膜の引張によって引き起こされる流体中
の誘発された負の圧力は、それらの間に機械的なリンクを提供し、凹状の表面に
ある内側の膜を強制的に同時に立ち上がらせる。引伸ばし力又は伸延力は、その
機械的特性に依存して、発明者の先行特許に記載した発明において使用される真
空によって生成される力に大きさが等しい一定の伸延力を提供するために調節さ
れ得る。この伸延力は、通常の範囲のたわみにわたって一定に保たれるよう作ら
れ得、又は、本願で述べた様々な機構の使用を通じて変更され得る。胸を膨らま
せるために本発明を使用する場合、たわみは、比較的小さい胸の形状から大きい
Dカップの大きさの範囲にあることが好ましい。(平坦から5/8球形)。
【0040】 胸を「成長」させるために使用される技術は、体の全ての部分を膨張させ、特
に、顔を充填するために同様に適用され得る。最新の実施例を含むこれらの装置
は、皺のライン及び/又は顔全体に適用される。持続性の伸延の影響下及び期間
にわたって、老化した顔の萎縮性の皮下組織が新しく生成される引伸ばしによっ
て生成される組織で埋められ得る。若返り用の顔マスク及び皺パッチは、胸用の
装置において使用するのと同じ種類の膨張可能なゴム膜及び膨張フレームを好ま
しくは使用する。水分補給ゲル(幅広く使用される美容製品)によって与えられ
る表面張力は、装置と顔の皮膚との間に機械的リンクを設けることが好ましい。
【0041】 本発明に対する様々な変化及び変更態様は、当業者に明らかである。これらの
変化、変更、及び、変更態様は、添付の特許請求の範囲及びその法的同等物によ
ってだけ制限されるとして考えられるべき本発明の範囲内に実際含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の物理的配置から第2の物理的配置へ移行する際の記憶材料材料の連続的
な位置の断面図である。
【図2】 記憶材料のウィーブに織り込まれる複数の複合繊維から形成される織糸の拡大
図である。
【図3A】 記憶材料が第1の物理的配置にあるとして構成されるブラジャーを示す、本発
明を組み込むブラジャーの断面図である。
【図3B】 記憶材料本が第2の物理的配置に移行したとして構成されるブラジャーを示す
、発明を組み込むブラジャーの断面図である。
【図4】 本発明のブラジャーの実施例を着用する患者の正面図である。
【図5】 胸に接着される本発明のブラジャーの実施例を詳細に示す断面図である。
【図6A】 緩められた状態にあるフレーム部材の断面図である。
【図6B】 膨らまされた状態にあるフレーム部材の断面図である。
【図7A】 ジオデシック構造において構成されるフレーム及びフレーム部材の詳細図であ
る。
【図7B】 ジオデシック構造において構成されるフレーム及びフレーム部材の詳細図であ
る。
【図7C】 ジオデシック構造において構成されるフレーム及びフレーム部材の詳細図であ
る。
【図8】 フィレンツェ風のドームのフレーム構造の正面図である。
【図9】 複雑な表面領域で使用するのに望ましい、下になる様々な組織領域に対して異
なる力を加えるために構成されるフレームを示す図である。
【図10】 全ての一つ以上のフレームを形成するために使用され得るセグメント又は圧縮
材の断面図である。
【図11】 三角形の部材から形成されるフレームの正面図である。
【図12A】 フレーム部材に対する、緩められた構造におけるセルラ状の構造の断面図であ
る。
【図12B】 フレーム部材に対する、膨らまされた構造におけるセルラ状の構造の断面図で
ある。
【図13A】 図12のフレーム部材のセルラ状の構造の平面図である。
【図13B】 図12のフレーム部材のセルラ状の構造の平面図である。
【図14A】 緩められた状態にある2つの膨張可能な膜の間に挟まれる膨張可能でない相互
接続されるリンクのネットワークを有する、膨らますことができるセル構成の断
面図である。
【図14B】 膨らまされた状態にある2つの膨張可能な膜の間に挟まれる膨張可能でない相
互接続されるリンクのネットワークを有する、膨らますことができるセル構造の
断面図である。
【図15A】 膨張性を高めるために密閉され流体で充填されるフレーム部材の側面図である
【図15B】 膨張性を高めるために密閉され流体で充填されるフレーム部材の側面図である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 5/03 A61F 5/03 Z 5/042 5/04 311Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡げられることが望まれる柔らかい組織の場所の上に密着し
    た状態で配置されることに適合され、記憶材料の層を含むドームを有する、患者
    の柔らかい組織を膨らます装置。
  2. 【請求項2】 上記柔らかい組織の場所に対する上記ドームの上記密着した
    状態を提供するために上記ドームの内部にわたって延在する粘着性の層を更に有
    する請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 ライナーを更に有し、 上記ライナーは、上記記憶材料の層の内側に固定され、表面張力によって提供
    される上記粘着性の層に対して表面を提供することに適合される請求項2記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 上記粘着性の層は、接着材料の層を有する請求項2記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 上記記憶材料の層と上記粘着性の層との間におかれる流体層
    を更に有し、 上記流体層は上記記憶材料の層と上記柔らかい組織との間の全ての横方向の応
    力を最小化する請求項2記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記記憶材料は、遷移温度が略通常の人間の体表面温度に設
    定される形状記憶合金を有する請求項2記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記記憶材料の層は記憶材料のウィーブを有する請求項2記
    載の装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶材料のウィーブは、上記記憶材料の複数の個々の繊
    維から形成され、上記各繊維は複合繊維を夫々有する請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記記憶材料のウィーブは、上記記憶材料の複数の比較的薄
    い細片から形成される請求項7記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記ドームの周囲に略位置決めされるリングを更に有し、
    上記記憶材料のウィーブが上記リング上に延在し、上記患者の上記柔らかい組織
    に密着されるとき拡げられるべき上記柔らかい組織の場所を上記リングが画成す
    る請求項7記載の装置。
  11. 【請求項11】 電子回路を更に有し、 選択された数の上記繊維は、一つの物理的配置から別の物理的配置までの別々
    の移行を可能にするために上記電子回路に電気的に接続される請求項8記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 上記リングは上記ドームの一部として一体になって形成さ
    れる請求項10記載の装置。
  13. 【請求項13】 上記リングは記憶材料以外の材料から成る請求項12記載
    の装置。
  14. 【請求項14】 患者の胸の大きさを大きくするブラジャーであって、 上記患者の上記胸の一方に接着するドームを少なくとも一つ有し、 上記ドームは記憶材料の層を有するブラジャー。
  15. 【請求項15】 上記少なくとも一つのドームの内部にわたって延材する粘
    着性の層を更に有し、上記患者の上記胸に対して上記少なくとも一つのドームの
    密着状態を設ける請求項14記載のブラジャー。
  16. 【請求項16】 ライナーを更に有し、 上記ライナーは上記記憶材料の層の内側に固定され、上記粘着性の層に対して
    表面を提供することに適合される請求項15記載のブラジャー。
  17. 【請求項17】 上記記憶材料の層と上記粘着性の層との間におかれる流体
    層を更に有し、 上記流体層は上記記憶材料の層と上記胸との間の全ての横方向の応力を最小化
    する請求項15記載のブラジャー。
  18. 【請求項18】 上記記憶材料の層は記憶材料のウィーブを有する請求項1
    5記載のブラジャー。
  19. 【請求項19】 上記記憶材料は、遷移温度が略通常の人間の体表面温度に
    設定される形状記憶合金を有する請求項18記載のブラジャー。
  20. 【請求項20】 電子回路を更に有し、 上記ウィーブの選択された部分は、一つの物理的配置から別の物理的配置まで
    の別々の移行を可能にするために上記電子回路に電気的に接続される請求項18
    記載のブラジャー。
  21. 【請求項21】 上記ドームの周囲に略位置決めされるリングを更に有し、
    上記記憶材料のウィーブが上記リング上に延在し、上記患者の上記胸に密着され
    ると拡げられるべき上記患者の上記胸の部分を上記リングが画成する請求項18
    記載のブラジャー。
  22. 【請求項22】 上記リングは上記ドームの一部として一体になって形成さ
    れる請求項21記載のブラジャー。
  23. 【請求項23】 上記記憶材料の層と上記粘着性の層との間におかれる流体
    層を更に有し、 上記流体層は上記記憶材料の層と上記胸との間の全ての横方向の応力を最小化
    する請求項22記載のブラジャー。
  24. 【請求項24】 一組の上記ドームを含む請求項23記載のブラジャー。
  25. 【請求項25】 上記記憶材料によって形成される全ての応力を打ち消す表
    面を更に有する請求項24記載のブラジャー。
  26. 【請求項26】 上記記憶材料は上記流体層に固定される請求項25記載の
    ブラジャー。
  27. 【請求項27】 上記記憶材料は一組の膨張可能な材料の間に挟まれる請求
    項26記載のブラジャー。
  28. 【請求項28】 上記記憶材料は、遷移温度が略通常の人間の体表面温度に
    設定される形状記憶合金を有する請求項27記載のブラジャー。
  29. 【請求項29】 上記記憶材料の層が第1の物理的配置に付勢され、拡げら
    れることが望まれる柔らかい組織表面に記憶材料の層を接着する段階と、 上記記憶材料を第2の物理的配置に移行されることで上記柔らかい組織におい
    て張力を形成する段階と、 上記柔らかい組織を拡げるよう上記張力を充分な治療的摂生を通じて維持する
    段階とを有する、患者の柔らかい組織を拡げる方法。
  30. 【請求項30】 上記記憶材料の温度を通常の人間の体表面温度より下に下
    げることで上記記憶材料を付勢する段階を更に有し、 上記第2の物理的配置へ上記記憶材料を移行する段階は、上記記憶材料の上記
    温度を略上記体表面温度まで上記患者の体に上昇させることを可能にさせ、 上記記憶材料は、上記遷移温度を約10度下から上記略通常の人間の体表面温
    度の間の範囲内に有する請求項29記載の方法。
  31. 【請求項31】 上記記憶材料を接着する段階は、上記記憶材料が上記第1
    の物理的配置と上記第2の物理的配置との間で移行する際、及び、上記治療的摂
    生の少なくとも一部分の間、上記柔らかい組織の表面と上記記憶材料の層との間
    の接触を維持するために、上記柔らかい組織と上記記憶材料の層との間に充分な
    表面張力を形成するのに十分な流体層を用いて接着する段階を含む請求項30記
    載の方法。
  32. 【請求項32】 上記記憶材料の層に接着される流体層を更に有し、 流体は上記流体層と上記柔らかい組織の表面との間に設けられることで上記記
    憶材料の層を上記柔らかい組織の表面に接着させる請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 柔らかい組織の表面に対して柔らかい組織を膨らますエキ
    スパンダを接着する方法であって、 上記エキスパンダと上記柔らかい組織との間に流体を与えることにより上記エ
    キスパンダと上記柔らかい組織との間に表面張力を形成する方法。
  34. 【請求項34】 治療的摂生を通じて柔らかい組織の場所に対して接着され
    ることに適合される表面を有する柔らかい組織を膨らますエキスパンダであって
    、 上記表面と上記柔らかい組織の場所との間に流体を配置し上記表面と上記柔ら
    かい組織との間に表面張力を形成する装置。
  35. 【請求項35】 流体層を有し、上記流体は上記流体層上に配置され上記流
    体層を上記柔らかい組織の場所に接着させる請求項34記載の装置。
  36. 【請求項36】 上記柔らかい組織の場所において引張り応力を誘発する記
    憶材料の層を有し、上記流体層は上記記憶材料の層に接着される請求項35記載
    の装置。
  37. 【請求項37】 患者の胸の大きさを大きくするブラジャーであって、 複合繊維から織られた形状記憶合金のウィーブから夫々成り、上記患者の一組
    の胸に合う一組のドームと、 上記各ドームの内表面に接着される流体層と、 上記形状記憶合金が第1の物理的配置にある場合には上記各ドームが上記胸の
    一方に接着され、上記形状記憶合金が元の配置に戻ると上記各胸に対して引張力
    を加えるために上記各流体層の内側の層に与えられる接着層とを有するブラジャ
    ー。
  38. 【請求項38】 上記接着層は接着剤の層を有する請求項37記載のブラジ
    ャー。
  39. 【請求項39】 上記接着層は、表面張力と接着力を形成するのに十分な水
    分も層を有する請求項37記載のブラジャー。
  40. 【請求項40】 患者の柔らかい組織を膨らます装置であって、 膨らますことが望まれる柔らかい組織の場所に取り付けられるのに適合される
    フレームを有し、 上記フレームは、上記フレームを膨張させるのに膨らますことができ、下にな
    る上記柔らかい組織の場所において伸延力を生じさせる少なくとも一つのフレー
    ム部材を有する装置。
  41. 【請求項41】 上記フレームは、複数の膨らますのことできるフレーム部
    材から成り、上記フレーム部材が膨張すると上記フレームの横方向の動きを抑制
    する上記フレームを囲う周囲抑制部分を更に有する請求項40記載の装置。
  42. 【請求項42】 上記フレーム部材は、複数の多角形に配置される請求項4
    1記載の装置。
  43. 【請求項43】 少なくとも一つの上記フレーム部材の中に含まれ、膨張さ
    れる際に上記フレーム部材の動きを抑制するために位置決めされる安定ロッドを
    更に有する請求項41記載の装置。
  44. 【請求項44】 上記フレーム部材は、非対称的な形状に配置される請求項
    41記載の装置。
  45. 【請求項45】 上記フレーム部材の膨張及び収縮に応答して夫々膨らませ
    縮ませることを可能にさせるためにベロー材料から形成される請求項41記載の
    装置。
  46. 【請求項46】 上記フレームは、複数の相互接続された略球形のセルから
    成る請求項40記載の装置。
  47. 【請求項47】 上記フレームに取り付けられ、上記フレームの相当の部分
    にわたって延在する少なくとも一つの膜を更に有する請求項46記載の装置。
  48. 【請求項48】 第2の膜を更に有し、上記フレームは上記膜の間に挟まれ
    、上記膜の一方は下になる柔らかい組織に接着される請求項47記載の装置。
  49. 【請求項49】 上記フレーム内に含まれる少なくとも一つの補強ロッドを
    更に有する請求項48記載の装置。
  50. 【請求項50】 上記フレーム内に含まれる複数の補強ロッドを更に有し、
    上記ロッドの一つは上記フレームを有する略上記セル夫々の中に含まれる請求項
    49記載の装置。
  51. 【請求項51】 上記フレームに取り付けられ、上記フレームの相当の部分
    にわたって延在する少なくとも一つの膜を更に有する請求項40記載の装置。
  52. 【請求項52】 第2の膜を更に有し、上記フレームは上記膜の間に挟まれ
    、上記膜の一方は下になる柔らかい組織に接着される請求項51記載の装置。
  53. 【請求項53】 上記膜の間の空間を略充填する流体を更に有する請求項5
    2記載の装置。
  54. 【請求項54】 一方の膜が下になる組織に取り付けられるよう適合される
    、2つの膜の間に含まれる、膨らますことができるフレームを有する、柔らかい
    組織を膨らます装置。
  55. 【請求項55】 上記フレームを囲う周囲抑制部分を更に有する請求項54
    記載の装置。
  56. 【請求項56】 上記フレームは、少なくとも一つを膨らますことができる
    複数のフレーム部材から成る請求項55記載の装置。
  57. 【請求項57】 上記フレームは、相互接続され膨らますことができる複数
    のセルから成る請求項55記載の装置。
  58. 【請求項58】 上記フレームが膨張する際に上記フレームセルの動きを抑
    制するために上記フレームセル内に含まれる複数の機械的支持を更に有する請求
    項57記載の装置。
  59. 【請求項59】 上記フレーム部材は複数の多角形に配置される請求項56
    記載の装置。
JP2000584787A 1998-12-01 1999-12-01 外部組織を伸延する膨張フレーム Pending JP2003504093A (ja)

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