JP2003501306A - 乗り物の燃料系統 - Google Patents

乗り物の燃料系統

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ステファン レオナール
シャフティンゲン ジュール−ジョゼフ ヴァン
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Abstract

(57)【要約】 燃料を収容し又は輸送するプラスチック材料で作られた中空本体及び剛性の周囲ケーシングにより上記中空本体を被覆する手段を有するヒートエンジン(熱機関)の燃料系統。被覆手段及び中空本体の表面は、空気掃気装置を備えた狭いスペースを形成する。放出された蒸気を運び去る空気は、大気中に戻される前に浄化され、或いはエンジンで吸引される空気と混ぜ合わされる。本発明は、プラスチック製の2重燃料タンクカバー又は同心状のダクトを備えた燃料ラインに利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、乗り物の燃料系統に関する。 ヒートエンジン(熱機関)付きの乗り物、特に、自動車では、現在液体又は気
体燃料を保持するのに用いられるタンクは、重量、機械的強度、化学的安定性及
び使いやすさの点で有利であり、特に、複雑な外部形状を有する場合には特に有
利なので、主としてプラスチックで作られる場合が多い。タンクと同様に、乗り
物の燃料に関する機能を発揮する構成部品の一部を形成するこれらタンクの多数
の付属品もまた、全体又は一部がプラスチックで作られることがますます多くな
っている。これら付属品としては、とりわけ、燃料供給管、ガス抜き弁、蒸気を
吸収する活性炭入りキャニスタ、燃料フィルタ付きポンプ、及び充填ノズルが挙
げられる。
【0002】 最近、環境を重んじた基準、特に、ヒートエンジン付き乗り物による炭化水素
の排出と関連した基準の厳しさが増したことにより、搭載型タンク及びこれらの
付属品及び連結部の不浸透性を一段と向上させることが必要になっている。この
理由は、付属品及び連結具の全ての蒸発による損失分の総量が、もっぱらタンク
それ自体に起因する損失分と同じオーダーの大きさ、又は場合によってはこれを
凌ぐものになっていることが珍しいことではないからである。短期間に予定され
ているこれら環境基準の制限的性質の劇的強化の見通しにより、不浸透性及び密
封性能が現時点で必要とされるレベルよりもはるかに高い斬新な総合的解決策を
開発することが是非とも必要になっている。
【0003】 プラスチック製の物品の表面を不浸透性にする種々の技術が知られている。2
つの互いに異なる方式により、これら物品を製造する方法において実現される解
決策が提案されることになった。第1の手法は、物品の表面のところに位置した
プラスチックの分子構造を変えることができるプラズマ又は化学試薬、例えば硫
黄無水物又は弗素ガスによる物品の表面処理を利用するものである。もう一つの
手法は、物品を形成するプラスチックの厚さの中に、1又は数種類のガス又は液
体に対してバリヤとしての性質を持つ特定の物質、多くの場合は熱可塑性プラス
チックから成る層を挿入することにある。後者の場合、同時押出し法を用いる実
用化技術が広く利用されている。
【0004】 日本国特許出願公開明細書JP−A−08/118971(特開平08−11
8971号)は、燃料タンクを記載しており、この下方部分は、空のスペースに
よって分離された2層構造を有している。外側の層に穴あけされた2つのオリフ
ィスにより、周囲空気は、乗り物の前方端部のところに位置したタンクのフェー
ス上に流入できる。乗り物が動いているとき、空気は、オリフィスに入り、2つ
の層相互間を流れ、そして、その外側の層に穴あけされた他の2つのオリフィス
によって車両の後方の方向に流出する。2つの層相互間の空気の流れは、乗り物
が動いているとき、タンク及びその内容物を冷却し、これをほどほどの温度に保
ち、これは、タンクによる炭化水素の蒸気の発生を減少させる効果を持っている
。 しかしながら、蒸発による炭化水素の損失分は、燃料タンクをこのように構成
しても無くならない。この理由は、2重層から出て、大気中に放出される空気は
、タンクの蒸発による損失分に相当する蒸気の量を含んでいるからである。 さらに、車両が静止している時には冷却は起こらず、この場合、蒸気の発生が
最大になる。
【0005】 仏国特許出願公開明細書FR−2697892−A1は、内側の管及び中間の
管が、燃料をタンクからエンジンに向かって運び、そして戻す4つの同心状壁を
備えた3重管を開示している。最も外側の管内では、ガスは、タンクから引き出
され、そして、管内に注入され、この管は、これらガスを処理装置に運ぶ。 この技術文献では、内側の壁を通る蒸気のフラッシングについての説明はない
【0006】 ドイツ国特許出願公開明細書DE−4142016−Hは、本発明に最も近い
従来技術を開示しており、燃料タンクが第2のスキン層によって包囲され、それ
により、燃料の蒸気を吸収する材料で満たされたスペースを構成するシステムに
関している。しかしながら、このシステムでは、乗り物の壁によって作られるタ
ンクの周りの部分的なジャケットについての説明はない。
【0007】 本発明の目的は、環境を重んじ、西暦2000年になるとまもなく発効する蒸
発に関する厳格な新基準に準拠した軽量で且つ安価な燃料系統を提供することに
より、公知の燃料系統の欠点を解決することにある。
【0008】 この目的のため、本発明は、燃料を収容し又は輸送する金属又はプラスチック
で作られた中空本体及び中空本体を被覆する手段を有するヒートエンジン付き乗
り物の燃料系統であって、中空本体の外面の少なくとも一部が、剛性ジャケット
によって包囲され、中空本体及び剛性ジャケットは、少なくとも一部が、中空本
体の周りに少なくとも1つの狭いスペースを構成し、狭いスペースは、後で物理
的又は化学的処理を受けるようになったガスによるフラッシングを行う装置を備
え、狭いスペースは少なくとも一部が、ジャケット及び乗り物の壁によって構成
されていることを特徴とする燃料系統を提供する。
【0009】 「燃料」という用語は、乗り物に装備されるヒートエンジン内で用いることが
できる酸化体、一般的には、空気中の酸素の存在下で燃やすことができる任意の
化学的組成物を意味している。燃料は、3つの状態、即ち固体、液体又は気体の
状態のいずれにおいても周囲温度の状態であるのがよい。乗り物の中においては
、室温でしかも、大気圧以上の状態下で液体又は気体である燃料が一般的には好
ましい。液体燃料、たとえばガソリン及びディーゼル燃料が最適である。
【0010】 本発明の燃料系統は、ヒートエンジン付きの人の乗り物、特に、自動車両、例
えば、トラック、自動車及びモータサイクル向きに構成されている。「ヒートエ
ンジン」という用語は、燃料内に含まれている化学的エネルギを機械的エネルギ
に変換する任意のエンジンを意味するものとする。ヒートエンジンは、液体燃料
(例えば、ガソリン、燃料油、アルコール等)又は気体燃料(例えば、石油ガス
、天然ガス、リーンガス、水素、メタン等)を用いるに形式の内燃機関、ピスト
ン形式のエンジン又はロータリーエンジンから成るのがよい。 敷衍して述べると、「ヒートエンジン」という用語は、燃料が少なくとも炭化
水素及び(又は)アルコールを含む場合に少なくとも一つの燃料電池によって電
力供給される1以上の電気エンジンをも意味している。
【0011】 燃料系統は、乗り物内に組み込まれる任意の装置を意味し、その機能は、ヒー
トエンジンに供給されるようになった燃料の貯蔵、浄化、測定又は輸送を行うこ
とにある。燃料系統は、少なくとも1つのタンク及びモータに燃料を供給する管
を有している。燃料系統は、以下の付属品、即ち、タンクをガス抜きする弁付き
の管、充填ノズル、炭化水素蒸気を保持する材料から成るキャニスタ、燃料フィ
ルタ、燃料ポンプ、タンク油量計、電気コネクタ、クロージャキャップ及び一般
には燃料が液体又は気体の状態で通過する任意の部材のうち1以上を更に有する
のがよいが、これには限定されない。
【0012】 「中空本体」という用語は、表面が少なくとも空所のある又は凹状の部分を有
する任意の物品を意味している。 本発明の燃料系統の中空本体は、金属又はプラスチックで作られている。プラ
スチックで作られた場合、中空本体は、周囲条件下において固体の状態である少
なくとも1つの合成ポリマーから成る。プラスチックで作られた中空本体が好ま
しいのは、弾性が良好であって複雑な形状に形作ることができる度合いが高いか
らである。「プラスチック」という用語は、単層構造の全体として均質の材料と
多層構造の不均質の材料の両方を意味している。特に、中空本体は、少なくとも
1つの熱可塑性ポリマー、即ち、熱の影響を受けると付形可能なほど溶融し又は
軟化するポリマーから成るものであれば有利である。
【0013】 中空本体を「被覆する手段」という言い方は、中空本体と関連していて、乗り
物の外部の環境及び(又は)この外部環境に起因して生じる物理的又は化学的性
質の応力からの中空本体の絶縁性をもたらし又は少なくともこれを向上させる任
意の装置を意味している。一例を挙げると、とりわけ、断熱装置、防音装置、遮
蔽体、種々の形式の被覆材及びジャケット、及び機械的保護のためのシェルが挙
げられる。
【0014】 本発明によれば、中空本体の外面の少なくとも一部は、剛性ジャケットで被覆
されている。「剛性ジャケット」という用語は、これが被覆し又は収納する物品
の変形を無くし又は大幅に制限することができる金属又はプラスチックで作られ
た任意の被覆装置を意味しており、かかる変形は、外部環境に起因して生じる機
械的又は熱応力によって引き起こされる。敷衍して述べると、剛性ジャケットは
、任意の1以上の部品だけが剛性であり、変形を無くし又は制限することができ
る任意の被覆装置をも意味している。
【0015】 プラスチックで作られた剛性ジャケットが好ましい。ここで言及した「プラス
チック」という用語は、上述したのと同じ意味を持ち、特に、1以上の層で作ら
れた考えれば思いつく構造を備えている。
【0016】 本発明によれば、剛性ジャケットは、中空本体の外面全体を被覆するのがよい
。これとは対照的に、剛性ジャケットは、この外面の1以上の部分(これらは、
隣り合っていてもよく、そうでなくてもよい)だけを被覆してもよい。 中空本体の「外面」という用語は、中空本体とその外部環境との境界部のとこ
ろで凸状側部上に位置したこの中空本体の表面を意味している。
【0017】 本発明によれば、中空本体及び剛性ジャケットは、中空本体の周りに狭いスペ
ース、即ち、通常は外部環境には通じない中空本体とジャケットとの間のスペー
スを構成している。ただし、この目的のために設計された1以上のオリフィスを
用いる場合は別である。このように構成された狭いスペースは、単一のスペース
であってもよく、或いはこれとは対照的に、狭いスペースは、多数の別個独立の
スペースの形態をしていてもよい。
【0018】 本発明によれば、フラッシングガスは、この中に混じった炭化水素蒸気を除去
することを目的として物理的又は化学的処理を受ける。 「物理的又は化学的処理」という用語は、フラッシングガスを浄化し又はこれ
を燃やして、炭化水素蒸気を除く任意の処理を意味している。この種の処理の例
としてはとりわけ、ガス中に存在している炭化水素を選択的に保持できる物質を
利用した吸収及び(又は)吸着、生じた液相の凝縮及び分離によるこれら蒸気の
除去、又は乗り物のヒートエンジン内での酸素の存在下での化学的燃焼による炭
化水素の消費が挙げられる。変形例として、物理的又は化学的処理に先立って、
予備処理、例えば、熱調節予備処理(thermal conditioning treatment)を行っ
てもよい。いくつかの互いに異なる物理的又は化学的処理を組み合わせることが
可能である。
【0019】 本発明の燃料系統に適合した狭いスペースにより、ガスによるフラッシングが
可能となり、即ち、ガス状組成物をジャケットの少なくとも1つの所定の箇所に
穴あけされたオリフィスによって導入することによる狭いスペース内に入ってい
るガスのパージ、ガス状組成物と狭いスペースの容積のガス状組成物との少なく
とも部分的な混合、及びジャケットの別の箇所に穴あけされた少なくとも1つの
別のオリフィスを通る混合物の放出が可能になる。
【0020】 好ましくは、フラッシングガスは空気である。用いられるフラッシング用空気
は、大気中の空気、特に、乗り物の周囲環境から取ることができる空気であれば
有利である。 変形例として、有利には、キャニスタをパージしたガスをフラッシングガスと
して用いてもよい。
【0021】 「キャニスタ」という用語は、通常は固体又は粒状の組成物を収容し、ガス流
の炭化水素蒸気を保持できる容器を意味している。考えられる全ての組成物のう
ち、粒状活性炭が極めて適している。キャニスタは、燃料系統の他の構成部品と
は別個独立の装置であるのがよい。また、このキャニスタは、別の系統構成要素
、例えば、燃料管又はタンクそれ自体と関連し又はこれと一体化されている。
【0022】 狭いスペース内のガスをパージするため、このスペースは、フラッシングガス
を強制的に狭いスペースに出し入れし、このガスと狭いスペース内のガス状組成
物との混合の際に、フラッシングガスがこれから逃げることができるようにする
フラッシング装置と連携し又はこれを装備している。
【0023】 フラッシング装置は、連続的に動作してもよく、或いはこれとは対照的に、間
欠的に動作してもよい。例えば、特定の化学物質の所与の濃度の検出又は狭いス
ペース内の化学物質の種類に応じてフラッシング装置の間欠的動作を制御すると
有利である。特に、最小量の炭化水素が狭いスペース内に存在しているかどうか
によってフラッシング機能を制御するのがよい。また、狭いスペース内の圧力又
は温度の少なくとも1つの物理的条件が所定の閾値を越えると、これを検出した
かどうかの関数として間欠的動作を制御することも可能である。
【0024】 間欠的動作の場合、電気モータが、フラッシング装置を駆動する上で好適であ
る。この解決策は、乗り物が動いておらず、ヒートエンジンのスイッチを切った
状態でモータが動作する場合に特に有利である。
【0025】 狭いスペースの形状及び容積並びにこれを満たすガスの種類に適した任意形式
の装置が適している。かかる装置としては、例えば、モータによって作動されて
送風し又は抽気するファンを用いる能動式装置、或いはこれとは対照的に、モー
タによって供給される機械的エネルギを用いない受動式装置が挙げられる。 受動式フラッシング装置の場合、乗り物のヒートエンジンの空気入口装置内に
生じ、狭いスペースのフラッシングガス及びガス状組成物の混合物を吸い上げる
低圧状態を用いることができる。これを行うため、ジャケットの壁に穴あけされ
た逃しオリフィスは、空気入口装置に連結される。この連結部は、管を介して直
接得られる。変形例として、この連結部は、空気入口装置に再び入る前に混合物
を浄化する装置を通過してもよい。
【0026】 受動式フラッシング装置の別の例は、乗り物の運動に起因して生じる周囲空気
の自然の運動エネルギを用いてこの空気を狭いスペース内に押し込む装置である
【0027】 能動式フラッシング装置の場合、特定の場合は、電気モータによって作動され
るファンを用いてフラッシングを行う装置である。このファンは、フラッシング
ガスを狭いスペース内に押し込むことができる。変形例として、このファンは、
狭いスペース内に存在するガス状組成物とを混合したフラッシングガスをこの狭
いスペースから引き出すことができる。別の変形例は、フラッシングガスを狭い
スペース内に押し込むファンと、狭いスペースのガス状組成物と混合したこのガ
スをこのスペースから引き出す別のファンの両方を有するフラッシング装置であ
る。
【0028】 能動式フラッシング装置の別の特定の場合は、乗り物のヒートエンジンによっ
て機械的に駆動されるファンのものである。特に、この場合、ファンは例えば、
ヒートエンジンの分配ベルトによって駆動されるものであるのがよい。
【0029】 フラッシングガスを処理する第1の考えられる手段は、燃料蒸気を保持する物
質を収容したキャニスタに連結されている管及びジャケットに穴あけされていて
、フラッシングガスとして用いられる空気を導入して、これが管に入ることがで
きるようにするオリフィスを更に有する燃料系統によって得られる。 この場合、キャニスタは、上述の容器と類似した容器を意味している。これは
、上述したのと同一のキャニスタを含むのがよい。変形例として、問題のフラッ
シングガスを処理するキャニスタは、フラッシングガスの源と関連して上述した
キャニスタとは別個独立の追加のキャニスタから成っていてもよい。
【0030】 キャニスタのパージ用空気は、燃料蒸気含有量の少ない空気でなければならな
い。理想的には、これは、乗り物の周囲環境から取った新鮮な空気である。しか
しながら、このパージ用空気と本発明の燃料系統に適合した狭いスペースのフラ
ッシングから得られるガスとの混合物を使用してもよい。
【0031】 フラッシング空気を処理する別の考えられる手段は、乗り物のエンジンに連結
された空気入口装置に連結されている管及びジャケットに穴あけされていて、フ
ラッシングガスとして用いられる空気を導入して、これが管内に入ることができ
るようにするオリフィスを更に有する燃料系統である。 例えば、フラッシングガスを空気入口装置の空気フィルタ内に生じさせること
が可能である。別の変形例は、これをエンジンの空気入口マニホルド内に生じさ
せることにある。
【0032】 空気入口装置内に注入されるフラッシングガスの量を弁によって制御すること
ができる。この弁は、エンジンの燃焼を管理するコンピュータによって制御され
る電動弁であるのがよい。
【0033】 本発明の特定の燃料系統は、狭いスペースの少なくとも一部がジャケット及び
乗り物の壁によって構成される燃料系統である。 この特定の燃料系統では、乗り物の壁が、タンクの外面の少なくとも一部を被
覆し、狭いスペースを構成するためにジャケットと係合する。
【0034】 乗り物の任意の壁(これは乗り物の外部の壁であるにせよ内部の壁であるにせ
よいずれでもよい)が適している。乗り物の外壁が好ましい。これら外壁のうち
、乗り物の下部構造体内に位置し、外部環境との境界部を形成する壁、特に、乗
り物のフロア又は底部を構成する壁が最適である。
【0035】 この特定のシステムによれば、乗り物の壁は、壁とジャケットの接合箇所のと
ころにガス密組立体を生じさせる任意の全体として公知の技術によりジャケット
に固定される。「ガス密」という用語は、周囲環境から離隔されていて、狭いス
ペース内に入れられたガスと周囲環境のガストの自然で且つ自発的な混合を阻止
することを意味する。 上述したタンクを有する燃料系統では、剛性ジャケットの少なくとも一部は、
シェルの形態をしているのが有利である。
【0036】 「シェル」という用語は、閉鎖されておらず、中空本体の形態をした部分的包
囲体を意味している。 好ましいシェルは、タンクを支持するシェルである。 また、シェルは、タンクを支持するバッフルを有するのが特に有利である。シ
ェルは例えば、バッフルの形をした溝がくり抜かれている凹状表面の形態をして
いる。
【0037】 有利には、バッフルの中空部は、フラッシングガスの流れをタンクの外面上に
案内するチャネルを形成する。この種のシェルは、タンクに追加の剛性をももた
らし、これは、計器の精度を向上させ、車上試験(「搭載型診断方式(On Board
Diagnostics)」又は“OBD”)に従ってガス密の度合いを判定するのに特に
有利である。 特に有利な場合は、タンクがバッフルの頂部上に自由に載り、或いは、任意の
取付け手段によってこれらバッフルに取り付けられる場合である。
【0038】 また、乗り物の総費用を減少させると共にその組立を簡単にするために、燃料
系統それ自体に特有の機能とは別個独立にシェル内に他の機能を組み込んでも有
利である。例えば、次に記載する装置、即ち、フロントガラス洗浄タンク、スペ
アとしての車輪を取り付けるためのシステム又は貯蔵コンパートメントのうち少
なくとも1つも又、非限定的な態様でシェル内に組み込んでもよい。
【0039】 本発明の燃料系統は全て、変形例として狭いスペースの少なくとも一部内に設
けられた断熱材及び(又は)防音材を有すると有利である。 「断熱材(体)及び又は防音材(体)」という用語は、タンクの内側からの熱又は
騒音の外部への伝達又はこの逆の伝達を大幅に減衰させる成形材料又は装置を意
味している。
【0040】 シェルがジャケットの少なくとも一部として使用される場合には、シェルは、
まさしくその存在により、外部空気および車両の熱エンジンの排気装置から生じ
る放射熱に対する或度合いの断熱体を形成する。また、シェルは、本質的に、外
部空気に対する或る程度の遮音体を形成する。
【0041】 本発明による燃料システムの第一実施形態は、燃料パイプとして機能する中空
管状本体を有している。
【0042】 用語「燃料パイプ」は、燃料が流れることができる管状のあらゆるパイプを意
味する。このようなパイプの一例として、タンクと燃料ポンプとを連結し、該ポ
ンプを更にキャブレタシステムまたは燃料噴射システムおよびタンクの充填ノズ
ルに連結する燃料ライン、および燃料をタンクに戻すことができる任意のライン
があるが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0043】 本発明による燃料システムのこの第1実施形態によれば、ジャケットは、燃料
パイプと同心状に配置され、かつフラッシングガスの物理的または化学的処理を
行う装置内に導入される。 同心状パイプは、燃料パイプの直径より大きい直径を有しかつその長手方向軸
線を燃料パイプの長手方向軸線と共有するチューブである。同心状パイプおよび
燃料パイプは、環円筒状の閉込め空間を形成する。同心状パイプの材料が、燃料
パイプの材料と同一であるか否かは問わない。
【0044】 本発明の燃料システムの第2実施形態によれば、中空本体は燃料タンクである
。 任意であるが、この燃料タンクを包囲する閉込め空間には、燃料システムのア
クセサリを設けることができる。用語「燃料システムのアクセサリ」とは、広く
は、燃料が通ることができる任意の部材、またはシステムの適正作動を行なう上
で必要なサンプリング、測定または調節を行なう任意の技術的装置を意味する。
【0045】 この第2実施形態の特別な燃料システムは、閉込め空間が下記のいずれかの形
式すなわち、 ・キャニスタ ・キャニスタのパージング弁 ・燃料フィルタ ・充填ノズルの一部 ・充填時の脱ガス回路の一部 ・作動中の換気回路の一部 ・燃料パイプの一部 ・電気コネクタ に属する少なくとも1つのアクセサリを有する燃料システムである。
【0046】 閉込め空間内には、同じ形式の幾つかのアクセサリを設けることができる。 キャニスタは、上記のように定義される容器である。燃料フィルタは、燃料の
不純物、一般的には燃料に含まれる固形物であって熱エンジンの適正作動に有害
な不純物を除去する機能を有するあらゆる静的および動的濾過装置である。 充填ノズルは、金属または単層または多層プラスチックで作られておりかつ燃
料タンク内に開口するノズルであり、その機能は、タンクに燃料を周期的に充填
できるようにすることにある。
【0047】 用語「燃料パイプ」は、前述の定義と同じ意味を有する。本体による燃料シス
テムでは、燃料パイプはプラスチックまたは金属で作ることができ、プラスチッ
クで作られたパイプが好ましい。パイプは単層または多層構造にすることができ
る。 より詳しくは、燃料パイプの一部(これは、本発明によるシステムの第1実施
形態では燃料システム自体である)を閉込め空間内に設けることもできる。
【0048】 第2実施形態の変更形態は、閉込め空間内に終端する燃料システムの少なくと
も1つの機能的ラインを有している。用語「燃料システムの機能的ライン」とは
、タンクに連結されかつ気体燃料および/または液体燃料を搬送すべく設計され
たあらゆるパイプを意味する。幾つかの機能的ラインは、マルチラインポートを
形成すべく、閉込め空間内に終端している。
【0049】 機能的ラインの例として、次のもの、すなわち、 ・キャニスタのパージングライン ・キャニスタのベントライン ・タンクからの燃料取出しライン ・タンクへの燃料戻しライン があるがこれらに限定されないことに留意されたい。
【0050】 キャニスタのパージングラインにより形成される機能的ラインの場合には、キ
ャニスタのパージングに使用されるガスで閉込め空間をフラッシングできること
が好ましい。この状況は、キャニスタがタンク内に一体化されている場合に特に
有益である。
【0051】 この変更形態によれば、剛性ジャケットが分解できることが特に有効である。
このように構成することにより、閉込め空間内に収容された部品の全てまたは幾
つかを分解または維持する必要があるときに、燃料が流出する危険性なくして、
これらの部品にアクセスすることが可能になる。剛性ジャケットのこの形態に良
く適した一例として、分解可能な剛性ジャケットが、燃料出口ラインおよび洗浄
のために非常に容易に交換または分解できる燃料フィルタを備えている閉込め空
間を有する構造がある。
【0052】 マルチラインポートを備えた閉込め空間内に組み込むことができる部品の他の
例として次のもの、すなわち、 ・燃料圧力調整器 ・燃料ポンプへの給電ワイヤ ・タンクゲージシステムに通じる給電ワイヤ ・電気制御弁に通じる給電ワイヤ ・キャニスタのパージングノズルまたはベントノズルのソレノイド弁に通じる給
電ワイヤ ・キャニスタの充填レベルを測定する少なくとも1つのセンサに通じる給電ワイ
ヤ ・必ずしもマルチラインポートではない閉込め空間のための上記のようなキャニ
スタ ・タンクの換気弁すなわちベント弁、より詳しくはタンクの壁を貫通する弁 ・ガス漏洩を検出する装置、より詳しくはオンボード診断(On Board Diagnosti
c:OBD)装置 がある。 同じマルチラインポート内で幾つかの部品、より詳しくは同じ形式の幾つかの
部品を組合せることができる。
【0053】 好ましい態様では、マルチラインポートの分解可能な剛性ジャケットが、シー
ルされた態様でタンクの壁に連結される。この連結は、タンクの一壁に固定され
た座に螺着される少なくとも1つのナットによりジャケットを取り付けかつ保持
する任意の既知の取付け手段、可能ならば、可撓性シールを用いて、タンクの一
壁にジャケットをクリッピングし、タンクにより支持された2つの溝間にジャケ
ットを導入し、または「カムロック」形メタルインサートシステムを用いて非制
限的な態様で行なわれる。
【0054】 また、マルチラインポートの剛性ジャケットは、燃料蒸気に対してシールされ
たバリヤ手段により外部環境から分離されることが好ましい。1つの理想的状況
は、剛性ジャケットが分解でき、かつシールされたバリヤにより外部環境から分
離される状況である。この分解可能な剛性ジャケットがタンクに取り付けられ、
かつタンクの壁自体が、少なくともこのジャケットを含む表面領域において液体
燃料および気体燃料に対して保護される場合には最高の保護が達成される。
【0055】 マルチラインポートは、タンクの壁の種々の位置に取り付けることができる。
エンジンからマルチラインポートを分離する距離を小さくするのに、数ある好ま
しい位置として、タンクの上部、タンクの下部、およびタンクの1つの面、特に
タンクが取り付けられる車両に関して前面がある。
【0056】 (発明を実施するための最良の形態) 図1〜図4は、本発明の範囲を制限することなく本発明の特定実施形態を示す
ものである。 図1には、高密度ポリエチレンで作られかつ充填ノズル(15)およびノズル
キャップ(16)が取り付けられたタンク(1)が示されている。タンク(1)
内に配置された燃料ポンプ(図示せず)に連結される燃料供給パイプ(19)が
、タンク(1)内のポンプと連通する座に取り付けられたコネクタ(20)から
出て、タンク(1)の外壁に取り付けられた燃料フィルタ(2)の入口に到達し
ている。燃料戻しパイプ(18)が、フィルタ(2)の出口と、前記座に取り付
けられかつタンク(1)の内容積に連通している第2コネクタ(21)とを連結
している。燃料パイプ(7)も、フィルタ(2)の出口と、熱エンジン(図示せ
ず)の噴射ランプ(injection ramp)(8)とを連結している。
【0057】 ベント弁(24)が、コネクタ(22)を介してキャニスタ(3)に結合され
ている。キャニスタ(3)はタンク(1)の外壁に取り付けられかつ粒状活性炭
を収容している。パージングライン(6)が、他のコネクタ(23)を介して、
キャニスタ(3)を熱エンジンの空気取入れ装置(図示せず)に連結している。
キャニスタ(3)により支持された第3コネクタ(10)が、キャニスタ(3)
の外部空気がキャニスタの内部空気と連通することを可能にし、かつコネクタ(
10)内に配置された逆止弁が、キャニスタ(3)の内部から外部へと連通する
ことを防止している。コネクタ(10)、(22)、(23)の端部とは反対側
の一端部でキャニスタ(3)により支持された端部片(5)が、キャニスタ(3
)をタンクの外部の開放空気に連結している。端部片(5)内に設けられた逆止
弁が、キャニスタ(3)の外部から内部への空気の流れを防止している。
【0058】 二重ジャケット(14)、(4)がタンク(1)、パイプ(18)、(19)
、フィルタ(2)およびキャニスタ(3)を包囲しており、かつ二重ジャケット
(14)、(4)は、2つの部分すなわち、第1に、タンク(1)が取り付けら
れる車両(図示せず)の基礎構造(14)により、および第2に、剛性のある高
密度ポリエチレンで作られた下方シェル(4)により作られている。このシェル
(4)は、基礎構造(14)と一体の取付け箇所(17)で車両に取り付けられ
る。
【0059】 オリフィス(9)が、タンク(1)の壁および二重ジャケット(4)、(14
)により形成された閉込め空間(1)、(4)、(14)を、大気と連通させて
いる。
【0060】 下方シェル(4)は、スチフナ(剛化部材)として機能しかつ閉込め空間のフ
ラッシングを改善するためのバッフルを形成するプロファイル(11)を有して
いる。タンク(1)の各端部には、遮音体(13)が設けられたプロファイルも
使用される。また、熱エンジンの排気管(図示せず)に近い側で、下方シェル(
4)には断熱体(12)が取り付けられている。
【0061】 熱エンジンのスイッチが切られて車両が静止しているとき、タンク(1)内の
燃料の温度上昇により引き起こされた過大圧力は、潜在的な危険閾値に到達する
や否や、弁(24)を開きかつ燃料蒸気を帯同したガスがラインおよびコネクタ
(22)を介してキャニスタ(3)内に流入できるようにすることにより低下さ
れる。次に、蒸気が、キャニスタ(3)の内部ライニング材料によりガスから除
去され、浄化されたガスは、二重ジャケット(4)、(14)を貫通する端部片
(5)を介して開放空気中に逃散する。このフェーズの間、熱エンジンのスイッ
チが切られると、タンク(1)の壁からの可能性のある蒸発損失および劣化した
シールまたは連結部およびコネクタ(22)、(23)に通じるラインの透過性
からの蒸発損失は、閉込め空間(1)、(4)、(14)内に収容された状態に
維持される。
【0062】 熱エンジンが作動しているとき、最適用量状態下での燃料供給を必要としない
或るフェーズ中に、自動制御装置がキャニスタ(3)のパージを行ないかつライ
ン(6)を熱エンジンの空気取入れシステムと連通させる。この効果はライン(
6)内に低圧を発生させ、これにより、閉込め空間(1)、(4)、(14)内
のガスがコネクタ(10)を介してキャニスタ(3)内に吸引される。かくして
、閉込め空間(1)、(4)、(14)内の圧力が迅速に低下し、これにより、
オリフィス(9)を介して新鮮空気を流入させる効果およびこの閉込め空間のフ
ラッシングの効果が得られる。 これによる全体的結果として、タンク(1)およびその幾つかのアクセサリの
蒸発損失がかなり低下される。
【0063】 図2には、充填ノズル(15)およびノズルキャップ(16)が設けられたタ
ンク(1)が示されている。燃料フィルタ(2)が、座に取り付けられかつタン
ク(1)内に配置された燃料ポンプ(図示せず)と連通しているコネクタ(20
)に連結されている。燃料戻しパイプ(18)が、フィルタ(2)の出口を、前
記座に取り付けられかつタンク(1)の内容積と連通している第2コネクタ(2
1)に連結している。燃料供給パイプ(7)も、フィルタ(2)の出口を、熱エ
ンジン(図示せず)の噴射ランプ(8)に連結している。
【0064】 ベント弁(24)が、パイプおよびコネクタ(22)を介してキャニスタ(3
)に連結されている。キャニスタ(3)はタンク(1)の外壁に取り付けられて
いる。
【0065】 二重ジャケット(4)が、座上のコネクタ(20)、(21)、フィルタ(2
)および供給パイプ(7)を覆っており、かつこれらのアクセサリ(7)、(1
8)、(20)、(21)、(2)の回りに閉込め空間(4)、(7)、(18
)、(20)、(21)、(2)を形成している。キャニスタ(3)のパージン
グライン(6)が、キャニスタ(3)に配置されたコネクタ(23)と、二重ジ
ャケット(4)に配置されたコネクタ(26)とを連結している。噴射ランプ(
8)に近い二重ジャケット(4)の端部には、連結部(25)が配置されている
。連結部(25)(図示せず)は、閉込め空間(4)、(7)、(18)、(2
0)、(21)、(2)と、熱エンジンの空気取入れシステムとを連結している
。コネクタ(22)、(23)とは反対側の端部でキャニスタ(3)により支持
された端部片(5)が、キャニスタ(3)を、タンク(1)の外部の開放空気に
連結している。キャニスタ(3)には粒状活性炭が充填されている。
【0066】 熱エンジンのスイッチが切られて車両が静止しているとき、タンク(1)内の
燃料の温度上昇により引き起こされた過大圧力は、潜在的な危険閾値に到達する
や否や、弁(24)を開きかつ燃料蒸気を帯同したガスがライン(22)を介し
てキャニスタ(3)内に流入できるようにすることにより低下される。次に、蒸
気がキャニスタ(3)の内部をライニングする活性炭によりガスから除去され、
浄化されたガスは、端部片(5)を介して開放空気中に放出される。熱エンジン
のこの遮断フェーズの間、劣化したシールまたはフィルタ(2)、ライン(7)
、(18)および種々のコネクタ(20)、(21)およびフィルタ(2)との
連結部の透過性からの蒸発損失は、閉込め空間(4)、(7)、(18)、(2
0)、(21)、(2)内に収容された状態に維持される。
【0067】 熱エンジンが作動しているとき、最適用量状態下での燃料供給を必要としない
或るフェーズ中に、自動制御装置がキャニスタ(3)のパージを行ないかつ連結
部(25)を熱エンジンの空気取入れシステムと連通させる。この効果は、ライ
ン(22)を介してキャニスタ(3)に連通される閉込め空間(4)、(7)、
(18)、(20)、(21)、(2)内に低圧を発生させることである。次に
、新鮮空気が端部片(5)を介してキャニスタ(3)内に吸引され、かつ燃料蒸
気を保持する材料が再生される。従って、キャニスタ(3)と同時に、閉込め空
間(4)、(7)、(18)、(20)、(21)、(2)がパージングされる
。 これによる全体的結果として、タンク(1)のアクセサリからの蒸発損失が大
幅に低下される。
【0068】 図3は、熱エンジン(図示せず)を備えた車両に取り付けられるタンク(10
)であって、押出し−吹込み成形により成形された多層プラスチックで作られか
つマルチラインポート(1、3a、3b、3c)を形成する閉込め空間(1a)
が設けられたタンク(10)の壁(11)の一部を示す断面図である。タンク(
10)の壁(11)は6層構造で作られている。この6層構造は、タンクの外側
から内側に向かって、高密度ポリエチレン(HDPE)で作られた第1層と、リ
グラインド(regrinds)を製造する層と、無水マレイン酸でグラフトされたポリ
エチレンからなる第1接着層と、エチレン/ビニルアルコールコポリマー(EV
OH)で作られた、液体燃料および気体燃料に対するバリヤ層と、第2接着層と
、第2HDPE層とで構成され、これらの両層はそれぞれ第1層と同じである。
閉込め空間(1a)は、その底部が、タンク(10)の壁(11)にドリル穿孔
されたオリフィスを閉じる、ポリアセタールで作られた板(3)により形成され
、かつその頂部が、外部環境(12)から閉込め空間(1a)を分離する、ポリ
アセタールで作られた剛性シェル(6)により形成されている。
【0069】 板(3)は、オリフィスの境界部上に配置されかつ座を形成すべく隆起したね
じ部(8a)に螺着される緊締ナット(4)を用いて、タンク(10)に組み付
けられる。可撓性シール(2)が、板(3)と、タンク(10)の内容積との間
のシールを形成している。剛性シェル(6)も、緊締ナット(7)および可撓性
シール(5)により座の他のねじ(8b)に組み付けられる。ナット(4)、(
7)はガラス繊維含浸ポリプロピレンで作られ、可撓性シール(2)、(5)は
円環状の形状を有しかつフルオロエラストマで作られる。
【0070】 タンク(10)の体積の内部と一体のキャニスタ(図示せず)に連結されたパ
ージングライン(3a)は、マルチラインポート(1)の閉込め空間(1a)内
に終端している。このパージングラインは、閉込め空間(1a)の後、エンジン
(図示せず)の空気取入れ装置に連結されたマルチラインポート(1)の出口ラ
イン(1b)により延長される。
【0071】 タンク(10)内で燃料ポンプ(図示せず)に連結された第2燃料出口ライン
(3b)は、マルチラインポート(1)と交差する燃料供給ライン(9)を介し
てエンジン(図示せず)に燃料を供給するシステムに連結される。
【0072】 タンク(10)と一体のキャニスタを通気させる第3ライン(3c)は、この
キャニスタを、閉込め空間(1a)と交差するライン(16)を介して、タンク
(10)の外部に配置された第2キャニスタ(図示せず)に連結する。
【0073】 図4は、図3に示したマルチラインポートの別の断面図であり、ここには、タ
ンク(10)内の電気燃料ポンプおよびゲージ装置(図示せず)に給電するよう
に設計されたワイヤ(14)により接続された電気コネクタ(13)、(15)
が示されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/00 321 B60K 15/02 A 37/22 L (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ヴァン シャフティンゲン ジュール−ジ ョゼフ ベルギー ベー−1300 ワヴレ アヴェニ ュー エス ド ワルハイン 2 (72)発明者 オプ デ ベーク ジョエル ベルギー ベー−2570 デュッフェル リ ントセステーンウェッヒ 288 Fターム(参考) 3D038 CA11 CA25 CB01 CC01 CC05 CC07 CC19 CC20 3G044 GA08 GA11 GA30

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を収容し又は輸送する金属又はプラスチックで作られた
    中空本体(1)及び中空本体(1)を被覆する手段(14),(4)を有するヒ
    ートエンジン付き乗り物の燃料系統であって、中空本体の外面の少なくとも一部
    が、剛性ジャケット(4)によって包囲され、中空本体(1)及び剛性ジャケッ
    ト(4)は、少なくとも一部が、中空本体(1)の周りに少なくとも1つの狭い
    スペース(1),(4),(14)を構成し、狭いスペース(1),(4),(
    14)は、後で物理的又は化学的処理を受けるようになったガスによるフラッシ
    ングを行う装置(9),(10),(3)を備え、狭いスペース(1),(4)
    ,(14)は少なくとも一部が、ジャケット(4)及び乗り物の壁(14)によ
    って構成されていることを特徴とする燃料系統。
  2. 【請求項2】 燃料蒸気を保持する物質を収容したキャニスタ(3)に連結
    されている管(10)及びジャケットに穴あけされていて、フラッシングガスと
    して用いられる空気を導入して、これが管(10)に入ることができるようにす
    るオリフィス(9)を更に有していることを特徴とする請求項1記載の燃料系統
  3. 【請求項3】 乗り物のエンジンに連結された空気入口装置に連結されてい
    る管(6)及びジャケットに穴あけされていて、フラッシングガスとして用いら
    れる空気を導入して、これが管内に入ることができるようにするオリフィス(9
    )を更に有していることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料系統。
  4. 【請求項4】 燃料を収容し又は輸送する金属又はプラスチックで作られた
    中空本体(1)及び中空本体(1)を被覆する手段(14),(4)を有するヒ
    ートエンジン付き乗り物の燃料系統であって、中空本体の外面の少なくとも一部
    が、剛性ジャケット(4)によって包囲され、中空本体(1)及び剛性ジャケッ
    ト(4)は、少なくとも一部が、中空本体(1)の周りに少なくとも1つの狭い
    スペース(1),(4),(14)を構成し、狭いスペース(1),(4),(
    14)は、後で物理的又は化学的処理を受けるようになったガスによるフラッシ
    ングを行う装置(9),(10),(3)を備え、ジャケット(4)の少なくと
    も一部は、プラスチック又は金属で作られたシェルであることを特徴とする燃料
    系統。
  5. 【請求項5】 シェル(4)は、中空本体の支持体として働くことを特徴と
    する請求項4記載の燃料系統。
  6. 【請求項6】 シェル(4)は、フラッシングガスの流れを案内するバッフ
    ルを有していることを特徴とする請求項5記載の燃料系統。
  7. 【請求項7】 断熱材及び(又は)防音材(12)が、狭いスペース(1),
    (4),(14)の少なくとも一部の中に組み込まれていることを特徴とする請
    求項4記載の燃料系統。
  8. 【請求項8】 中空本体は、燃料管(7)であることを特徴とする請求項1
    〜7のうち何れか一に記載の燃料系統。
  9. 【請求項9】 ジャケット(4)は、燃料管(7)と同心の管であり、物理
    的又は化学的処理装置(3)内に延びていることを特徴とする請求項8記載の燃
    料系統。
  10. 【請求項10】 中空本体(1)は、燃料タンクであることを特徴とする請
    求項1〜7のうち何れか一に記載の燃料系統。
  11. 【請求項11】 狭いスペース(1a)は、次に記載する形式に属する付属
    品、即ち、キャニスタ、キャニスタパージ弁、燃料フィルタ、充填ノズルの一部
    、充填の際にガス抜きを行う回路の一部、作動中通気を行うための回路の一部、
    燃料管(3b)の一部、電気コネクタ(15)のうち少なくとも1つから成るこ
    とを特徴とする請求項10記載の燃料系統。
  12. 【請求項12】 燃料系統の少なくとも1つの機能ライン(3b)は、狭い
    スペース内で終端していることを特徴とする請求項10又は11記載の燃料系統
  13. 【請求項13】 狭いスペース(1a)は、キャニスタをパージするのに用
    いられるガスでフラッシングされることを特徴とする請求項11記載の燃料系統
  14. 【請求項14】 剛性ジャケット(6)は、取外し可能であって、取付け手
    段を介してタンクの壁(11)に密封的に連結されることを特徴とする請求項1
    2又は13記載の燃料系統。
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