JP2003348770A - 電力系統保護リレー装置の監視画面起動システム - Google Patents

電力系統保護リレー装置の監視画面起動システム

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JP2003348770A
JP2003348770A JP2002149370A JP2002149370A JP2003348770A JP 2003348770 A JP2003348770 A JP 2003348770A JP 2002149370 A JP2002149370 A JP 2002149370A JP 2002149370 A JP2002149370 A JP 2002149370A JP 2003348770 A JP2003348770 A JP 2003348770A
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relay device
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Taku Takara
卓 高良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護リレー装置の系統状態情報の監視画面を
同一手順で構築することのできる電力系統保護リレー装
置の監視画面起動システムを得る。 【解決手段】 電力系統内に設置され、系統状態情報を
格納する複数の保護リレー装置と、複数の保護リレー装
置のそれぞれに搭載されたWebサーバと、複数の保護
リレー装置のアドレス情報を格納する装置管理手段と、
Webサーバとの間で通信回線を介して接続を確立する
Webブラウザと、系統状態情報を表示させる表示装置
とを備え、装置管理手段は、系統状態情報を表示させる
場合、保護リレー装置に対応するアドレス情報をWeb
ブラウザに設定し、Webブラウザは、Webサーバに
接続して保護リレー装置に格納された系統状態情報を取
得し、表示装置に系統状態情報の監視画面を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統の保護
や制御等を実行する電力系統保護制御システムの保護リ
レー装置の監視画面を構築するための電力系統保護リレ
ー装置の監視画面起動システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の電力系統保護リレー装置
の監視画面起動システムを示すブロック構成図である。
【0003】図5において、電力系統保護リレー装置の
監視画面起動システムは、Webブラウザ(汎用ブラウ
ザソフトウェア)14および監視画面表示用の専用プロ
グラムがインストールされたパソコン等の表示装置付き
の電子端末(PC)1と、専用通信回線15を通じて、
電子端末1の専用プログラムとの間でTCP/IP(T
ransmission Control Proto
col/Internet Protocol)通信を
行う遠隔対応保護リレー装置2、3と、専用通信回線1
6を通じて、電子端末1のWebブラウザ14との間で
HTTP(Hypertext Transport
Protocol)通信を行うWebサーバを搭載した
保護リレー装置4、5とにより構成される。
【0004】遠隔対応保護リレー装置2、3およびWE
Bサーバ搭載保護リレー装置4、5は各電気所に設置さ
れており、各電気所から離れた場所に設置された電子端
末1に表示される各保護リレー装置の系統状態情報を通
じて、電力系統の監視や制御を行う。
【0005】Webサーバ搭載保護リレー装置4、5に
は、Webサーバ搭載保護リレー装置4、5の系統状態
情報を電子端末1の表示装置に表示するための画面ソフ
トウェア6、7が組み込まれている。
【0006】また、電子端末1には、Webブラウザ1
4を起動するための画面起動ソフトウェア12、13が
インストールされており、各画面起動ソフトウェア1
2、13には、各Webサーバ搭載保護リレー装置4、
5を一意に特定するIPアドレスが設定され、このIP
アドレスによって、画面起動ソフトウェア12、13と
Webサーバ搭載保護リレー装置4、5とが対応付けさ
れている。
【0007】さらに、電子端末1には、遠隔対応保護リ
レー装置2、3の系統状態情報を電子端末1の表示装置
に表示させるための画面ソフトウェアと、その画面ソフ
トウェアを起動するための画面起動ソフトウェアとが一
体化された画面起動&画面ソフトウェア8、9がインス
トールされている。
【0008】この画面起動&画面ソフトウェア8、9
は、製造メーカ単位に用意されており、電子端末1にイ
ンストールされている装置管理ソフトウェア10によっ
て遠隔対応保護リレー装置2、3と画面起動&画面ソフ
トウェア8、9との対応関係が管理されている。
【0009】通常、装置管理ソフトウェア10には、遠
隔対応保護リレー装置2、3に接続するために必要なI
Pアドレスと、画面起動&画面ソフトウェア8、9とが
登録され、IPアドレスによって、対応する遠隔対応保
護リレー装置2、3と、その画面を構築するための画面
起動&画面ソフトウェア8、9とが対応付けられてい
る。
【0010】したがって、遠隔対応保護リレー装置2、
3の新設や、IPアドレスの変更等が発生した場合は、
装置管理ソフトウェア10によって、追加、変更、削除
の処理を行う。
【0011】次に、従来の電力系統保護リレー装置の監
視画面起動システムの動作について説明する。
【0012】例えば、遠隔対応保護リレー装置2の系統
状態情報の監視画面を電子端末1の表示装置に表示する
場合、まず、作業者が電子端末1の装置管理ソフトウェ
ア10を起動し、表示装置に表示された保護リレー装置
の選択画面の中から遠隔対応保護リレー装置2を選択す
る。
【0013】遠隔対応保護リレー装置2が選択される
と、装置管理ソフトウェア10は、遠隔対応保護リレー
装置2に対応したIPアドレスをインタフェースエリア
11に登録し、IPアドレスに対応した画面起動&画面
ソフトウェア8を実行させる。
【0014】画面起動&画面ソフトウェア8は、IPア
ドレスに対応する保護リレー装置2に接続し、遠隔対応
保護リレー装置2からの系統状態情報を取得して、電子
端末1の表示装置に監視画面を構築する。
【0015】また、Webサーバ搭載保護リレー装置4
の系統状態情報の監視画面を電子端末1の表示装置に表
示させる場合、作業者は、遠隔対応保護リレー装置4に
対応した画面起動ソフトウェア12を起動させる。
【0016】各画面起動ソフトウェア12、13には、
対応するWebサーバ搭載保護リレー装置4、5のIP
アドレスを含んだURL(User Requirem
ent Language)がそれぞれ登録されてお
り、画面起動ソフトウェア12を起動させると、画面起
動ソフトウェア12は、Webブラウザ14を起動さ
せ、HTTP通信によってWebブラウザ14と保護リ
レー装置4のWebサーバとを接続させる。
【0017】Webブラウザ14は、Webサーバ搭載
保護リレー装置4の系統状態情報を格納した画面ソフト
ウェア6をダウンロードし、画面ソフトウェア6に基づ
いて、電子端末1の表示装置に表示されたWebブラウ
ザ上に監視画面を構築する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力系統保護リ
レー装置の監視画面起動システムは以上のように、We
bサーバ搭載保護リレー装置4、5を管理するソフトウ
ェアが存在せず、Webサーバ搭載保護リレー装置4、
5が新設されていくと、保護リレー装置の検索や管理に
手間がかかるという問題点があった。
【0019】また、任意の保護リレー装置の監視画面を
構築しようとしても、その保護リレー装置が遠隔対応保
護リレー装置2、3なのか、Webサーバ搭載保護リレ
ー装置4、5なのかを管理していないので、どちらの保
護リレー装置なのかすぐに判断することができず、その
検索にも時間がかかり、操作性も良くないという問題点
があった。
【0020】また、遠隔対応保護リレー装置2、3とW
ebサーバ搭載保護リレー装置4、5との画面起動ソフ
トウェアは、それぞれソフトウェアの種類が異なるの
で、ソフトウェアの種類毎の方法でインストールし、個
別に管理する必要があり、手間がかかるという問題点が
あった。
【0021】装置管理ソフトウェア10および画面起動
ソフトウェアは、電子端末毎に設定・管理されているた
め、保護リレー装置の追加や変更が発生すると、電子端
末単位に装置情報の追加や変更作業が発生し、手間がか
かるという問題点があった。
【0022】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、保護リレー装置の系統状態情報
の監視画面を同一手順で構築することのできる電力系統
保護リレー装置の監視画面起動システムを得ることを目
的とする。
【0023】また、遠隔対応保護リレー装置とWebサ
ーバを搭載した保護リレー装置との画面起動ソフトウェ
アを統合し、画面起動ソフトウェアのインストール作業
の手間を省くことのできる電力系統保護リレー装置の監
視画面起動システムを得ることを目的とする。
【0024】また、複数の電子端末に接続される保護リ
レー装置を一元管理し、保護リレー装置情報の変更作業
の手間を少なくすることのできる電力系統保護リレー装
置の監視画面起動システムを得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力系統
保護リレー装置の監視画面起動システムは、電力系統内
に設置され、系統状態情報を格納する複数の保護リレー
装置と、複数の保護リレー装置のそれぞれに搭載された
Webサーバと、複数の保護リレー装置のアドレス情報
を格納する装置管理手段と、Webサーバとの間で通信
回線を介して接続を確立するWebブラウザと、系統状
態情報を表示させる表示装置とを備え、装置管理手段
は、系統状態情報を表示させる場合、保護リレー装置に
対応するアドレス情報をWebブラウザに設定し、We
bブラウザは、Webサーバに接続して保護リレー装置
に格納された系統状態情報を取得し、表示装置に系統状
態情報の監視画面を構築するものである。
【0026】また、この発明に係る電力系統保護リレー
装置の監視画面起動システムの装置管理手段は、アドレ
ス情報に対応する保護リレー装置に対して、Webサー
バとの接続を要求する信号をWebブラウザに発信さ
せ、Webサーバからの応答の有無によって保護リレー
装置がWebサーバを搭載しているか否かを判定するも
のである。
【0027】さらに、この発明に係る電力系統保護リレ
ー装置の監視画面起動システムは、装置管理手段を外部
で管理する装置管理サーバを備え、装置管理サーバは、
Webブラウザからの応答に応じて保護リレー装置に対
応するアドレス情報を送信し、Webブラウザは、アド
レス情報に対応する保護リレー装置のWebサーバに接
続して系統状態情報を取得し、表示装置に系統状態情報
の監視画面を構築するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明
する。
【0029】図1は、この発明の実施の形態1を示す電
力系統保護リレー装置の監視画面起動システムのブロッ
ク構成図である。なお、図1において、前述(図5参
照)と同様のものについては、同一符号を付して詳述を
省略する。
【0030】図1において、電子端末(PC)1は、遠
隔対応保護リレー装置2、3と、Webサーバ搭載保護
リレー装置4、5とを一元管理する装置管理ソフトウェ
ア(装置管理手段)10がインストールされており、装
置管理ソフトウェア10には、遠隔対応保護リレー装置
2、3の画面ソフトウェアを起動させ、電子端末1の表
示装置に系統状態情報の監視画面を構築する画面起動&
画面ソフトウェア8、9と、Webブラウザ14を起動
させる画面起動ソフトウェア20と、遠隔対応保護リレ
ー装置2、3およびWebサーバ搭載保護リレー装置
4、5に対応するIPアドレスとが登録されている。
【0031】次に、この発明の実施の形態1による動作
について説明する。なお、遠隔対応保護リレー装置2、
3の監視画面の構築動作については、前述(図5)と同
様であるため説明を省略する。
【0032】例えば、Webサーバ搭載保護リレー装置
4の系統状態情報の監視画面を構築(表示)する場合、
作業者は、電子端末1を操作して装置管理ソフトウェア
10を起動し、電子端末1の表示装置に表示された選択
画面の中からWebサーバ搭載保護リレー装置4を選択
する。
【0033】装置管理ソフトウェア10は、選択された
Webサーバ搭載保護リレー装置4に対応したIPアド
レスをインタフェースエリア11に登録し、画面起動ソ
フトウェア20を起動させる。
【0034】画面起動ソフトウェア20は、Webブラ
ウザ14を起動させ、インタフェースエリア11に登録
されたIPアドレスに基づいてURLを作成し、Web
ブラウザ14に設定する。
【0035】Webブラウザ14は、設定されたURL
に基づいて保護リレー装置4のWebサーバとHTTP
通信を行い、Webサーバ搭載保護リレー装置4の系統
状態情報を格納した画面ソフトウェア6をダウンロード
し、画面ソフトウェア6に基づいて電子端末1の表示装
置に表示されたWebブラウザ上に系統状態情報の監視
画面を構築する。
【0036】このように、装置管理ソフトウェア10
は、遠隔対応リレー装置2、3と、Web搭載リレー装
置4、5とを一元管理しているので、保護リレー装置の
種類に関らず同一の方法で監視画面を構築することがで
き、保護リレー装置の検索時間を短縮させ、操作性を向
上させることができる。
【0037】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、遠隔対応保護リレー装置とWebサーバ搭載保護リ
レー装置とで別々の画面起動ソフトウェアを用意した
が、画面起動ソフトウェアを統合してもよい。
【0038】図2は、この発明の実施の形態2の電力系
統保護リレー装置の監視画面起動システムのブロック構
成図である。なお、図2において、前述(図1、図5参
照)と同様のものについては、同一符号を付して詳述を
省略する。
【0039】図2において、電子端末1にインストール
された装置管理ソフトウェア10は、選択画面の中から
選択された保護リレー装置が遠隔対応保護リレー装置
2、3なのか、Webサーバ搭載保護リレー装置4、5
なのかを判定し、判定結果に応じた方法で監視画面を構
築する画面起動ソフトウェア30、31が登録されてい
る。
【0040】次に、この発明の実施の形態2による動作
について説明する。図3は、画面起動ソフトウェア3
0、31による保護リレー装置の判定動作を示すフロー
チャートである。なお、判定動作以外の動作は同一であ
るので詳述は省略する。
【0041】例えば、Webサーバ搭載保護リレー装置
4の系統状態情報の監視画面を構築する場合、作業者
は、電子端末1を操作して装置管理ソフトウェア10を
起動し、保護リレー装置の選択画面の中からWebサー
バ搭載保護リレー装置4を選択する。
【0042】装置管理ソフトウェア10は、Webサー
バ搭載保護リレー装置4に対応したIPアドレスをイン
タフェースエリア11に登録し、対応する画面起動ソフ
トウェア30を起動させる。
【0043】図3において、画面起動ソフトウェア30
は、インタフェースエリア11からIPアドレスを取得
する(ステップS301)。
【0044】続いて、画面起動ソフトウェア30は、I
PアドレスからURLを作成してWebブラウザ14に
設定する。Webブラウザ14は、IPアドレスに対応
する保護リレー装置(この場合、Webサーバ搭載保護
リレー装置4)に対して、HTTP通信による接続を要
求する信号を送信し(ステップS302)、IPアドレ
スに対応する保護リレー装置からの応答を所定時間(例
えば数秒)の間待つ(ステップS303)。
【0045】なお、HTTP通信の接続要求に対する応
答は、Webサーバが数秒程度で行なわれるので、応答
の有無によって、選択された保護リレー装置がWebサ
ーバを搭載した保護リレー装置なのか、遠隔対応保護リ
レーなのかを判定することができる。
【0046】続いて、HTTP通信による接続要求の応
答があったか否かを判定し(ステップS304)、応答
があり、Webサーバと接続した場合(すなわち、YE
S)、IPアドレスに対応する保護リレー装置はWeb
サーバ搭載保護リレー装置であると判定し、前述(図1
参照)のように、画面ソフトウェア6をダウンロード
し、画面ソフトウェア6に基づいて電子端末1の表示装
置に表示されたWebブラウザ上に監視画面を構築し
(ステップS305)、図3の処理ルーチンを終了す
る。
【0047】一方、応答が無く、接続ができなかった場
合(すなわち、NO)、IPアドレスに対応する保護リ
レー装置は遠隔対応保護リレー装置であると判定し、前
述(図5)のように、画面起動&画面ソフトウェア8を
実行させ、IPアドレスに対応する遠隔対応保護リレー
装置2に接続し、遠隔対応保護リレー装置2からの系統
状態情報を取得して、電子端末1の表示装置に系統状態
情報の監視画面を構築し(ステップS306)、図3の
処理ルーチンを終了する。
【0048】このように、画面起動ソフトウェアを統合
し、保護リレー装置の判定機能を備えたので、画面起動
ソフトウェアを保護リレー装置毎にインストールする作
業や管理する手間を省くことができる。
【0049】実施の形態3.なお、上記実施の形態1、
2では、保護リレー装置を管理するために装置管理用の
ソフトウェアを電子端末にインストールしたが、装置管
理を行うサーバを用意してもよい。
【0050】図4は、この実施の形態3を示すブロック
構成図である。
【0051】図4において、電子端末1と、装置管理サ
ーバ40と、Webサーバ搭載保護リレー装置4、5と
はLAN(Local Area Network)1
6で接続されている。
【0052】装置管理サーバ40には、各Webサーバ
搭載保護リレー装置4、5の画面ソフトウェア6、7
(系統状態情報)のURLが記載されたHTML(Hy
pertext Markup Language)フ
ァイル41があらかじめ作成されている。
【0053】なお、各電子端末1には、前述(図5参
照)のように、遠隔対応保護リレー装置(図示せず)の
装置管理ソフトウェア(図示せず)がそれぞれインスト
ールされている。
【0054】次に、この発明の実施の形態3による動作
について説明する。なお、遠隔対応保護リレー装置の監
視画面の構築方法については、前述(図5)と同様であ
るので説明を省略する。
【0055】例えば、電子端末1の表示装置にWebサ
ーバ搭載保護リレー装置4の系統状態情報の画面を構築
する場合、作業者は、Webブラウザ14を起動させ、
電子端末1に装置管理サーバ40のURLを設定し、電
子端末1と装置管理サーバ40とを接続させる。
【0056】電子端末1が装置管理サーバ40と接続す
ると、Webブラウザ14は、各Webサーバ搭載保護
リレー装置4、5のURLが記載された装置管理HTM
Lファイル41をダウンロードし、各Webサーバ搭載
保護リレー装置4、5のURLの一覧が記載された保護
リレー装置の選択画面を表示する。
【0057】作業者が表示された装置管理HTMLファ
イル41の中から保護リレー装置4を選択すると、We
bブラウザ14に保護リレー装置4のURLが設定され
る。
【0058】Webブラウザ14は、設定されたURL
を用いてHTTP通信によって、電子端末1を保護リレ
ー装置4のWebサーバに接続し、Webサーバ搭載保
護リレー装置4の系統状態情報を格納した画面ソフトウ
ェア6をダウンロードし、画面ソフトウェア6に基づい
て電子端末1の表示装置に表示されたWebブラウザ上
に系統状態情報の監視画面を構築する。
【0059】このように、各電子端末毎に管理されてい
たWebサーバ搭載保護リレー装置4、5の装置管理ソ
フトウェアをサーバ化して一元管理することにより、電
子端末毎の装置管理ソフトウェアのメンテナンス作業を
削減することができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電力
系統内に設置され、系統状態情報を格納する複数の保護
リレー装置と、複数の保護リレー装置のそれぞれに搭載
されたWebサーバと、複数の保護リレー装置のアドレ
ス情報を格納する装置管理手段と、Webサーバとの間
で通信回線を介して接続を確立するWebブラウザと、
系統状態情報を表示させる表示装置とを備え、装置管理
手段は、系統状態情報を表示させる場合、保護リレー装
置に対応するアドレス情報をWebブラウザに設定し、
Webブラウザは、Webサーバに接続して保護リレー
装置に格納された系統状態情報を取得し、表示装置に系
統状態情報の監視画面を構築するので、遠隔対応リレー
装置とWeb搭載リレー装置とを一元管理し、保護リレ
ー装置の種類に関らず同一の方法で監視画面を構築する
ことができ、保護リレー装置の検索時間を短縮させ、操
作性を向上させることのできる電力系統保護リレー装置
の監視画面起動システムが得られる効果がある。
【0061】また、この発明によれば、装置管理手段
は、アドレス情報に対応する保護リレー装置に対して、
Webサーバとの接続を要求する信号をWebブラウザ
に発信させ、Webサーバからの応答の有無によって保
護リレー装置がWebサーバを搭載しているか否かを判
定するので、画面起動ソフトウェアを統合し、画面起動
ソフトウェアを保護リレー装置毎にインストールする作
業や管理する手間を省くことのできる電力系統保護リレ
ー装置の監視画面起動システムが得られる効果がある。
【0062】さらに、この発明によれば、装置管理手段
を外部で管理する装置管理サーバを備え、装置管理サー
バは、Webブラウザからの応答に応じて保護リレー装
置に対応するアドレス情報を送信し、Webブラウザ
は、アドレス情報に対応する保護リレー装置のWebサ
ーバに接続して系統状態情報を取得し、表示装置に系統
状態情報の監視画面を構築するので、電子端末毎の装置
管理ソフトウェアのメンテナンス作業を削減することの
できる電力系統保護リレー装置の監視画面起動システム
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック構成
図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示すブロック構成
図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3を示すブロック構成
図である。
【図5】 従来の電力系統保護リレー装置の監視画面起
動システムを示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 電子端末(PC)、2、3 遠隔対応保護リレー装
置、4、5 Webサーバ搭載保護リレー装置、6、7
画面ソフトウェア、8、9 画面起動&画面ソフトウ
ェア、10 装置管理ソフトウェア、11 IPアドレ
スのインタフェースエリア、12、13 画面起動ソフ
トウェア、14 Webブラウザ、15、16 専用通
信回線、20 画面起動ソフトウェア、30、31 画
面起動ソフトウェア、40 装置管理サーバ、41 装
置管理HTMLファイル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統内に設置され、系統状態情報を
    格納する複数の保護リレー装置と、 前記複数の保護リレー装置のそれぞれに搭載されたWe
    bサーバと、 前記複数の保護リレー装置のアドレス情報を格納する装
    置管理手段と、 前記Webサーバとの間で通信回線を介して接続を確立
    するWebブラウザと、 前記系統状態情報を表示させる表示装置とを備え、 前記装置管理手段は、 前記系統状態情報を表示させる場合、保護リレー装置に
    対応する前記アドレス情報を前記Webブラウザに設定
    し、 前記Webブラウザは、 前記Webサーバに接続して前記保護リレー装置に格納
    された前記系統状態情報を取得し、前記表示装置に前記
    系統状態情報の監視画面を構築することを特徴とする電
    力系統保護リレー装置の監視画面起動システム。
  2. 【請求項2】 前記装置管理手段は、 前記アドレス情報に対応する前記保護リレー装置に対し
    て、前記Webサーバとの接続を要求する信号を前記W
    ebブラウザに発信させ、前記Webサーバからの応答
    の有無によって前記保護リレー装置が前記Webサーバ
    を搭載しているか否かを判定することを特徴とする請求
    項1に記載の電力系統保護リレー装置の監視画面起動シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記装置管理手段を外部で管理する装置
    管理サーバを備え、 前記装置管理サーバは、 前記Webブラウザからの応答に応じて前記保護リレー
    装置に対応する前記アドレス情報を送信し、 前記Webブラウザは、 前記アドレス情報に対応する前記保護リレー装置の前記
    Webサーバに接続して前記系統状態情報を取得し、前
    記表示装置に前記系統状態情報の監視画面を構築するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電力系統保護リレー装
    置の監視画面起動システム。
JP2002149370A 2002-05-23 2002-05-23 電力系統保護リレー装置の監視画面起動システム Pending JP2003348770A (ja)

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