JP4541028B2 - Webサーバを利用した遠隔操作制御プログラム - Google Patents
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Description
(1)VNC(Virtual Network Computing)<AT&T ケンブリッジ研究所>
VNCは、遠隔アクセスを可能にするサーバと、遠隔に設置された端末のデスクトップにネットワーク経由でアクセスするためのクライアントとから構成される。そして、サーバとクライアント間をVNC独自プロトコルにて接続し、画面のイメージを送受信することで遠隔操作を実現する。
TSはサーバOS(オペレーティングシステム)の一機能として提供され、VNCと同様に、サーバとクライアント間を独自プロトコルにて接続する。この接続を行うために、クライアントに対し専用ソフトウェアをインストールして、必要な設定を行うことで利用できる。
1.遠隔操作をする端末(以後、操作端末という)及び遠隔操作される端末(以降、被操作端末という)のそれぞれに専用ソフトウェアをインストールする必要がある。つまり、両端末に対して事前準備が必要であるため、煩雑である上、利用したいときすぐに利用できないという問題があった。つまり、急に遠隔操作を行いたくなったとしても、事前準備が行われていない端末は遠隔操作できないため、被操作端末に対して専用ソフトウェアをインストールする作業を行わなければならないという問題があった。
特許文献1は、「マシン遠隔操作方法およびマシン遠隔操作システム」に関する発明である。操作端末はWebサーバと同一のネットワーク上に存在し、前もって専用ソフトウェアをインストールしなければならない。被操作端末はWebサーバから専用ソフトウェアをダウンロードしてインストールしなければならない。操作端末はWebサーバより被操作端末の接続情報を取得することで、遠隔操作を可能とする。
ョンのインストールを行う。操作端末は、Webサーバより専用アプリケーションのダウンロード及びインストールを行う。そして、Webサーバが操作端末から接続要求を受けると、データベースサーバから被操作端末を選択し、呼び接続用サーバにて被操作端末への接続を行い、遠隔操作を行う。
3.専用プロトコル(独自ポート)を使用するため通常ファイアウォールを通過できない。このため、ファイアウォール外の操作端末はファイアウォール内の被操作端末に接続できない。
から受信した際に、被操作端末選択情報に基づいて被操作端末となる端末へ被操作端末用Webアプリケーションを送信し、操作端末となる端末へ操作端末用Webアプリケーションを送信する共通制御部を有することを特徴とする。
更に、本発明によれば、専用プロトコル(独自ポート)を使用しないため通常ファイアウォールを通過できる。このため、ファイアウォール外の操作端末はファイアウォール内の被操作端末に接続できる。
図1は本発明によるWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラムがインストールされた全体構成図の一例を示す。本発明によるWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラムがインストールされた全体構成は、操作端末2、Webサーバ4及び被操作端末6とからなる。操作端末2、Webサーバ4及び被操作端末6はそれぞれインターネット等の通信のためのネットワークを介して接続されている。
制御部12、被操作端末制御部14が送信されることである。各端末の制御部では、「画面イメージの取得/表示」、「キー・マウスイベントの取得/発生」と、プラットフォームに依存しない制御のみを行う。
操作端末制御部12はWebサーバ4へのログイン後、Webサーバ4からダウンロード・実行されるプログラムであり、操作端末2のWebアプリケーション(図面においてWebアプリと記載)として動作する。次に、操作端末制御部12の機能を示す。
被操作端末制御部14はWebサーバ4へのログイン後、Webサーバ4からダウンロード・実行されるプログラムであり、被操作端末6においてWebアプリケーションとして動作する。次に、被操作端末制御部14の機能を示す。
(b)操作端末2から受け取ったキーイベントまたはマウスイベントを被操作端末6にて発生(実行)させる。
(c)そして、Webサーバ4を介して実行後の画面データを操作端末2へ送信する。
図2はWebサーバ4(Webサーバ制御部10)における処理手順を示すフローチャートである。
(a)Webサーバ制御部10は、各端末(操作端末2、被操作端末6)からWebサーバ4にログインするためのログイン情報(図8のエントリ情報、図11の操作端末限定エントリ情報など)を作成し、データベース18に登録・管理する。ここで、ログイン情報は、図9及び図12に示されるログイン名、パスワードなど、各端末からWebサーバ4へログインするための情報であり、データベース18に保存される。図5に示す「コメント」などの端末を利用者が識別するための情報もログイン情報に含む。
に、既にログインしている他の端末(操作端末2)に表示される画面構成図である。図7は被操作端末6の画面イメージが操作端末2に表示された際の画面構成図である。端末一覧を受信した他の端末は、リストデータに基づいて、図6(画面イメージ2)に示される被操作端末選択ウィンドウ28を表示する。
本実施の形態において、図1に示すようにWebサーバ4にインストールされたWebサーバ制御部10の一部としてデータベース18を構築している。しかし、これに限ることなく、Webサーバ4と別体のデータベースサーバ(図示せず)にデータベース18を構築してもよい。その他の場合であっても、共通制御部16とデータベース制御部とでWebサーバ制御部10として機能させることが可能な態様であればよい。
図8は端末がWebサーバ4へログインした後に操作端末2と被操作端末6を決定するために使用されるログイン情報の情報構造図である。図9は同一のエントリ情報でログインする複数の端末に関係する端末情報のグループを示す関係図である。
図11はWebサーバ4へログインする際に操作端末2と被操作端末6を決定するために使用されるログイン情報の情報構造図である。図12は操作端末2と被操作端末6で同一のログイン名を使用し、操作端末2と被操作端末6で異なるパスワードを使用してログインすることができる端末情報のグループを示す関係図である。
図10は、ログインの際に端末から送信される各種端末情報を示す構成図である。
端末情報は、ログイン情報(エントリ情報、操作端末限定エントリ情報)にてWebサーバ4にログインした端末(ログイン端末)に関する情報であり、端末識別情報、端末変換情報、端末固有情報などから構成される。
図13はエントリ情報を使用して遠隔操作を可能にするための処理手順を示す動作図である。
(1)利用者はネットワークを介してデータベース18にエントリ情報(ログイン名、パスワード)を作成・登録する(操作時以外)。
(2)上記(1)で作成したエントリ情報にて端末(後に被操作端末6)からWebブラウザ8を利用しWebサーバ4にログインする(S31、S32)。同一のログイン名及びパスワードを使用して複数端末によるログインが可能である。
(5)上記(1)で作成したエントリ情報にて端末(後に操作端末2)からWebブラウザ8を利用しWebサーバ4にログインする(S36、S37)。端末(後に操作端末2)は、端末(後に被操作端末6)と同一のログイン名及びパスワードを使用してログインする。
(7)端末(後に操作端末2)は、端末一覧を表示する(S39)。操作端末2では利用可能な被操作端末6の一覧が表示されるため、操作したい被操作端末6を選択する(S40)。
omputerにより被操作端末6として選択されました。」とのメッセージをWebブラウザ8に表示する。更に、被操作端末6のWebブラウザ8に「被操作端末終了ボタン」を表示するようにしても良い。
図14は操作端末限定エントリ情報を使用して遠隔操作を可能にするための処理手順を示す動作図である。エントリ情報を使用した際の処理と同様の処理には同じ符号を用いる。
(1)利用者はネットワークを介してデータベース18に操作端末限定エントリ情報(ログイン名、パスワード)を作成・登録する(操作時以外)。この際、図12に示されるような操作端末用パスワードおよび被操作端末用パスワードの2種類のパスワードを登録する。また、被操作端末用パスワードを設定しないようにしても良い。
(4)上記(1)で作成したログイン名および操作端末用パスワードで、Webブラウザ8を利用しWebサーバ4にログインする(S36、S37)。つまり、被操作端末6と異なるログイン名及び操作端末用パスワードを使用してログインする。
omputerにより被操作端末6として選択されました。」とのメッセージをWebブラウザ8に表示する。更に、被操作端末6のWebブラウザ8に「被操作端末終了ボタン」を表示するようにしても良い。
本発明を利用すると、次に示す場合において、自由にPCの遠隔操作が可能となる)。図15は操作端末2と被操作端末6間の接続形態例を示す構成図である。社内と社外と示す図であり、社内にWebサーバ4を設置した場合を例示している。
2.自席PC300を操作端末2とし、社外PCを被操作端末6として使用する場合、経路102→経路103及び経路102→経路104を経由して遠隔制御操作が可能となる。
3.自宅PC200を操作端末2とし、社内の自席PC300を被操作端末6として使用する場合、経路101及び経路102を経由して遠隔制御操作が可能となる。
4.自宅PC200を操作端末2とし、社外PCを被操作端末6として使用する場合、経路102→経路104及び経路102→経路103を経由して遠隔制御操作が可能となる。
5.社外PC403を操作端末2、社外PC401及び社外PC402を被操作端末6として使用する場合、経路103及び経路104を経由して遠隔制御操作が可能となる。
6.社外PC403を操作端末2とし、自宅PC200を被操作端末6として使用する場合、経路103及び経路101を経由して遠隔制御操作が可能となる。
7.社外PC403を操作端末2とし、社内の自席PC300を被操作端末6として使用する場合、経路103及び経路102を経由して遠隔制御操作が可能となる。
被操作端末の画面が操作端末の画面より広い場合でも、画面イメージの縮小機能を有するため、利用者は画面イメージをスクロールさせる余分な操作を行うことなく、画面全体を参照することもが可能である。
(付記1)
通信ネットワークを介して端末を遠隔制御する遠隔制御プログラムにおいて、コンピュータを、グループを特定する情報と前記グループに属する端末を特定する情報を記憶することにより前記端末をグループ化する手段、前記グループ化された複数の端末のうち被操作端末となる端末を選択するための被操作端末選択情報を操作端末となる端末から受信する手段、前記被操作端末選択情報に基づいて被操作端末となる端末へ被操作端末用Webアプリケーションを送信する手段として機能させることを特徴とするWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
(付記2)
被操作端末選択情報を操作端末となる端末から受信した際に、操作端末となる端末へ操作端末用Webアプリケーションを送信する手段として機能させることを特徴とする付記1に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
本遠隔制御プログラムによれば、被操作端末選択情報を操作端末となる端末より受信した際に操作端末となる端末へ操作端末用Webアプリケーションを送信するので、操作端末となる端末は被操作端末を選択するだけで操作端末となるための被操作端末用Webアプリケーションを受信することができる。
(付記3)
前記グループ化するステップでは同一のログイン情報でWebサーバにログインした複数の端末を操作端末または被操作端末となる複数の端末としてグループ化する手段として機能させることを特徴とする付記1又は付記2に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
本遠隔制御プログラムによれば、同一のログイン情報でWebサーバにログインした複数の端末を一つのグループとしてグループ化するので、利用者はログイン情報の管理が容易となる。
(付記4)
前記グループ化する手段でグループ化された端末の端末一覧を生成する手段として機能させることを特徴とする付記1に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
本遠隔制御プログラムによれば、遠隔制御プログラムが端末一覧を生成するので、利用者はログインしている端末の状態(新たにログインした端末、ログアウトした端末)を容易に把握することができる。
(付記5)
生成した端末一覧をグループ化された各端末へ送信する手段として機能させることを特徴とする付記4に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
本遠隔制御プログラムによれば、生成した端末一覧をグループ化された各端末へ送信するので、端末一覧を受信した端末で被操作端末となる端末の選択が容易にできる。
(付記6)
通信ネットワークを介して端末を遠隔制御する遠隔制御プログラムにおいて、コンピュータを、操作端末用パスワードを含むログイン情報を操作端末となる端末から受信する手段、被操作端末用パスワードを含むログイン情報を被操作端末となる端末から受信する手段、受信した複数のログイン情報に同一のログイン名が含まれている場合に被操作端末となる端末の端末一覧を生成する手段として機能させることを特徴とするWebサーバを利
用した遠隔操作制御プログラム。
(付記7)
生成した端末一覧を操作端末となる端末に送信する手段として機能させることを特徴とする付記6に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
本遠隔制御プログラムによれば、生成した端末一覧を操作端末へ送信するので、端末一覧を受信した操作端末となる端末で被操作端末となる端末の選択が容易にできる。
(付記8)
操作端末となる端末から被操作端末となる端末を選択するための被操作端末選択情報を受信した際に、前記被操作端末選択情報に基づいて被操作端末となる端末へ被操作端末用Webアプリケーションを送信する手段として機能させることを特徴とする付記6から付記7のいずれか一つに記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム 。
本遠隔制御プログラムによれば、被操作端末選択情報を操作端末となる端末より受信した際に被操作端末となる端末へ被操作端末用Webアプリケーションを送信するので、被操作端末となる端末はログインするだけで被操作端末となるための被操作端末用Webアプリケーションを受信することができる。
(付記9)
前記被操作端末選択情報を操作端末となる端末から受信した際に、操作端末となる端末へ操作端末用Webアプリケーションを送信する手段として機能させることを特徴とする付記6から付記8のいずれか一つに記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
本遠隔制御プログラムによれば、被操作端末選択情報を操作端末となる端末より受信した際に操作端末となる端末へ操作端末用Webアプリケーションを送信するので、操作端末となる端末は被操作端末を選択するだけで操作端末となるための被操作端末用Webアプリケーションを受信することができる。
(付記10)
通信ネットワークを介して端末を遠隔制御する遠隔制御システムにおいて、被操作端末となる端末を選択するための被操作端末選択情報を操作端末となる端末から受信した際に、前記被操作端末選択情報に基づいて被操作端末となる端末へ被操作端末用Webアプリケーションを送信し、操作端末となる端末へ操作端末用Webアプリケーションを送信する共通制御部からなることを特徴とする遠隔操作制御システム 。
(付記11)
前記共通制御部は、操作端末用Webアプリケーションがインストールされた操作端末の操作イベントを被操作端末用Webアプリケーションがインストールされた被操作端末へ中継することを特徴とする付記10に記載の遠隔操作制御システム。
本遠隔操作制御システムによれば、操作端末の操作イベントを被操作端末へ中継するので、Webサーバへのみ操作イベントを送信することにより複数の端末を遠隔制御できる。(付記12)
前記共通制御部は、操作端末から操作イベント及び端末変換情報を受信する操作端末情報受信部と、操作イベントを被操作端末へ送信する被操作端末制御情報送信部と前記操作イベントにより前記被操作端末で生成される画面イメージを受信する受信部とを有することを特徴とする付記10に記載の遠隔操作制御システム。
本遠隔操作制御システムによれば、前記操作イベントにより前記被操作端末で生成される画面イメージを受信するので、Webサーバにおいて画面イメージを処理することができる。
(付記13)
前記共通制御部は、前記画面イメージを端末変換情報に基づき変倍することを特徴とする付記12に記載の遠隔操作制御システム。
本遠隔操作制御システムによれば、前記画面イメージを端末変換情報に基づき変倍するので、操作端末のディスプレイのサイズに合った画面サイズに変更することができる。
4…Webサーバ、
6…被操作端末、
8…Webブラウザ、
10…Webサーバ制御部、
12…操作端末制御部、
14…被操作端末制御部、
16…共通制御部、
18…データベース、
20…操作端末制御部CGI、
22…被操作端末制御部CGI、
24…ディスプレイ、
26…ログイン受付画面、
28…被操作端末選択ウィンドウ、
30…画面イメージ、
32…ファイアウォール、
200…自宅PC、
300…自席PC、
401…社外PC、
402…社外PC、
403…社外PC。
Claims (5)
- 通信ネットワークを介して端末を遠隔制御する遠隔制御プログラムにおいて、コンピュータを、
グループを特定する情報と前記グループに属する端末を特定する情報を記憶することにより前記端末をグループ化する手段、
前記グループ化された複数の端末のうち被操作端末となる端末を選択するための被操作端末選択情報を操作端末となる端末から受信する手段、
前記被操作端末選択情報に基づいて被操作端末となる端末へ被操作端末用Webアプリケーションを送信する手段、
として機能させることを特徴とするWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。 - 被操作端末選択情報を操作端末となる端末から受信した際に、操作端末となる端末へ操作端末用Webアプリケーションを送信する手段として更に機能させることを特徴とする請求項1に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
- 前記グループ化する手段では同一のログイン情報でWebサーバにログインした複数の端末を操作端末または被操作端末となる複数の端末としてグループ化する手段として更に機能させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
- 前記グループ化する手段でグループ化された端末の端末一覧を生成する手段として更に機能させることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
- 生成した端末一覧をグループ化された各端末へ送信する手段として更に機能させることを特徴とする請求項4に記載のWebサーバを利用した遠隔操作制御プログラム。
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