JP2003348346A - 画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法ならびに画像処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法ならびに画像処理プログラムおよび記録媒体

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JP2003348346A
JP2003348346A JP2002153001A JP2002153001A JP2003348346A JP 2003348346 A JP2003348346 A JP 2003348346A JP 2002153001 A JP2002153001 A JP 2002153001A JP 2002153001 A JP2002153001 A JP 2002153001A JP 2003348346 A JP2003348346 A JP 2003348346A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーン角度に応じた適切なディザマトリ
クス形状を生成することで、円形状、スクリーン角度が
45°の楕円および菱形形状などの網点で再現する場合
に、滑らかな階調性を有する再現性の高いディザ処理を
行うことが可能な画像処理装置、その画像処理装置を備
えた画像形成装置および画像処理方法ならびに画像処理
プログラムおよび前記画像処理プログラムを記録した記
録媒体を提供する。 【解決手段】 マトリクスシフトベクトル算出部23
は、スクリーン角度記憶部21に予め記憶されたスクリ
ーン角度θおよびマトリクス要素数記憶部22に予め記
憶されたマトリクス要素数nを読み出し、スクリーン角
度表記憶部24に格納された角度表を元に、2つのマト
リクスシフトベクトルを算出する。ディザマトリクス形
状生成部26は、算出された2つのマトリクスシフトベ
クトルに基づいて、2つのマトリクスシフトベクトルで
作られる平行四辺形の範囲内でディザマトリクス形状形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像デ
ータに対し、ディザマトリクスを用いてディザ処理を施
すことで中間調生成処理を行う画像処理装置および該画
像処理装置を備えるデジタル複写機、ファクシミリ装置
などの画像形成装置に関し、また入力された画像データ
に対し、ディザマトリクスを用いてディザ処理を施すこ
とで中間調生成処理を行う画像処理方法および画像処理
プログラムならびに前記画像処理プログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機およびプリンタなどの高
画質化に伴い、画像データを扱う装置の画像処理部は、
従来よりも複雑な処理を行うようになっている。画像処
理部の中間調処理部においても再現性を高め、さらなる
高画質化を目指してより複雑な処理が行われるようにな
ってきている。
【0003】この中間調処理部において用いられる中間
調処理方式の1つにディザ処理がある。ディザ処理は、
単位面積内の黒ドットの割合によって中間調を表現する
面積階調法を用いた処理である。ディザ処理は、所定の
形状を有し、画素を2値化処理するための閾値を要素と
して備えるディザマトリクスを作成し、画像データとし
て配列された画素に作成されたディザマトリクスを繰り
返し適用して行われる。ディザ処理には、矩形のディザ
マトリクスを使用する方式(1)が用いられてきたが、
矩形のディザマトリクスをずらして処理する方式(2)
や矩形ではないディザマトリクスを使用する方式(3)
などが使用されるようになってきている。
【0004】方式(2)および(3)は、印刷に用いら
れている網点の配列方向であるスクリーン角度θを水平
方向から傾けて配列する方式(0)をディザ処理に取り
入れたものである。印刷においてスクリーン角度を傾け
て網点を配列する目的の1つは、網点の配列方向を人間
の目の感度が低い方向に合わせることにより、出力画像
から粒状感を除去することである。人間の目は、水平方
向および垂直方向に対する列に対して感度が高いので、
たとえば、4色のカラー印刷では一般的に、水平方向を
基準としてブラックの網点のスクリーン角度θを45
°、イエローを0°、シアンを15°、マゼンタを75
°に設定している。
【0005】以下では、これらの方式(0)〜方式
(3)について例を示しながら、ディザマトリクスのス
クリーン角度が各方式でどのように異なるかを説明す
る。
【0006】図9は、方式(0)の例としてスクリーン
角度θを15゜に設定した網点51の配列を示す図であ
る。このスクリーン角度は、シアンに対する一般的なス
クリーン角度である。方式(0)において網点51のス
クリーン角度は、水平方向とθ=15゜の角度をなす第
1の方向と、この第1の方向とθ’=90゜の角度をな
す第2の方向よりなっている。なお、カラー印刷では各
色の網点を重ねて印刷するため、網点が偏らないよう
に、網点の2つの配列方向は直交させる場合が多い。
【0007】図10は、方式(1)における4×4サイ
ズの矩形ディザマトリクス52の形状およびスクリーン
角度を示す図である。図10に示す例では、水平方向
(第1の方向)4画素、垂直方向(第2の方向)4画素
の合計16画素を1つの仮想的なドットとして中間調生
成処理を行う場合に用いられるディザマトリクス52の
形状を示している。また、方式(1)による仮想的なス
クリーン角度は、水平方向と平行方向である第1の方向
と、この第1の方向とθ’=90°の角度をなす第2の
方向となる。
【0008】図11は、方式(2)における4×4サイ
ズの矩形ディザマトリクス53の形状およびスクリーン
角度を示す図である。方式(2)では、方式(1)と同
じく水平方向4画素、垂直方向4画素の合計16画素を
1つの仮想的なドットとして中間調生成処理を行う。デ
ィザマトリクス形状は方式(1)と同じであるが、配列
が異なっている。ディザ処理の対象となる画素は、水平
方向および垂直方向に配列されているので、仮想ドット
のスクリーン角度を、網点のスクリーン角度と同様に水
平方向に対して傾けるためには、図に示すようにディザ
マトリクス53を垂直方向に1画素分ずらして配列しな
ければならない。このようにして配列した方式(2)の
仮想的なスクリーン角度は、水平方向とθ=約14゜の
角度をなす第1の方向と、この第1の方向とθ’=約1
04゜の角度をなす第2の方向となる。
【0009】図12は、方式(3)におけるディザマト
リクス54の形状およびスクリーン角度を示す図であ
る。方式(3)では、水平方向4画素、垂直方向4画素
の正方形に1画素を付加した17画素を1つの仮想的な
ドットとして中間調生成処理を行う。仮想ドットの2つ
の配列方向を直交させるためには、図に示すようにディ
ザマトリクス54を水平方向および垂直方向にそれぞれ
1画素分ずらして稠密に配列しなければならない。この
ようにして配列した方式(3)の仮想的なスクリーン角
度は、水平方向とθ=約14゜の角度を成す第1の方向
と、この第1の方向とθ’=90゜の角度を成す第2の
方向となる。
【0010】これらのディザ処理方式(1)〜(3)を
網点による方式(0)と比較すると、方式(3)におけ
る仮想的なスクリーン角度が網点のスクリーン角度と最
も近くなる。したがって、方式(3)のディザ処理を用
いることで、網点の配列方向を水平方向に対して傾ける
のと同様に粒状感を除去する効果が生じることとなり、
方式(1)および方式(2)のディザ処理よりも好適な
中間調生成処理を行うことができる。
【0011】印刷で用いられる網点のスクリーン角度を
傾ける方式と同じ効果を得るために、ディザ処理でディ
ザマトリクスのスクリーン角度を傾けて処理を行う技術
として、特開昭61−107873号公報記載のカラー
中間調画像処理方法、特開平3−201674号公報記
載の画像処理装置および特開平10−173923号公
報記載の網点型ディザパターンの生成装置ならびにその
方法がある。これらの技術は、矩形または矩形を2つ組
み合わせた形状のディザマトリクスを用いてディザ処理
を行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ディザ
処理の対象となる画素は、水平方向および垂直方向に配
列されているため、ディザマトリクスの形状は、画素配
列に基づいていなければならない。また、仮想ドットの
スクリーン角度を水平方向に対して傾ける場合、ディザ
マトリクスの形状は、画素配列に基づいて変形させる必
要がある。
【0013】円形状の網点を再現するディザマトリクス
の形状を、画素配列に基づいて生成すると正方形とな
る。また、円形状は、回転に対して対称性を有するの
で、スクリーン角度を水平方向から傾ける場合、画素配
列に基づくように変形させたとしても、ディザマトリク
スの形状は、方式(3)のように正方形に近い形状とな
る。したがって、仮想ドットを円形状の網点としてディ
ザ処理を行う場合は、スクリーン角度の変化に伴うディ
ザマトリクス形状の変化は小さく、形状の生成は容易で
ある。
【0014】しかし、印刷に用いられる網点としては、
円形状に限らず図13に示すように楕円形状の網点55
を用いる場合がある。楕円形状の網点を再現するディザ
マトリクスの形状を画素配列に基づいて生成すると長方
形となる。楕円形状は、回転に対して非対称であるの
で、スクリーン角度を水平方向から傾けた場合の楕円形
状を再現するには、ディザマトリクスの形状を図14に
示すように非常に複雑な形状とする必要がある。
【0015】前述の従来技術は、矩形または矩形を2つ
組み合わせた単純な形状のディザマトリクスを主に用い
ているため、楕円形状のようなスクリーン角度の変化に
伴って形状が変化する網点の再現性が悪く、その結果、
ディザ処理による中間調生成処理の再現性が低くなって
しまう。
【0016】本発明の目的は、スクリーン角度に応じた
適切なディザマトリクス形状を生成することで、再現性
の高いディザ処理を行うことが可能な画像処理装置およ
びその画像処理装置を備えた画像形成装置を提供するこ
とであり、またスクリーン角度に応じた適切なディザマ
トリクス形状を生成することで、再現性の高いディザ処
理を行うことが可能な画像処理方法および画像処理プロ
グラムならびに前記画像処理プログラムを記録した記録
媒体を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力画像デー
タに対し所定の形状を有するディザマトリクスを用いて
ディザ処理を施すことで中間調生成処理を行う画像処理
装置において、ディザマトリクスのシフト方向およびシ
フト量を規定する2つのマトリクスシフトベクトルを設
定するベクトル設定手段と、前記ベクトル設定手段で設
定された2つのマトリクスシフトベクトルで規定される
領域に基づき、前記ディザマトリクスの形状を生成する
形状生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装置
である。
【0018】本発明に従えば、ベクトル設定手段が、デ
ィザマトリクスのシフト方向およびシフト量を規定する
2つのマトリクスシフトベクトルを設定する。形状生成
手段は、ベクトル設定手段で設定された2つのマトリク
スシフトベクトルで規定される領域に基づき、ディザマ
トリクスの形状を生成する。
【0019】これにより、所望のスクリーン角度に応じ
て2つのマトリクスシフトベクトルを設定することで、
スクリーン角度に応じた適切なディザマトリクス形状を
生成することが可能となり、適切な形状のディザマトリ
クスを用いることで円形状の網点で再現する場合に、ド
ットの再現性を向上させることができる。また、スクリ
ーン角度が45°の楕円および菱形形状などの網点で再
現する場合では、ディザマトリクスの形状の視認性が抑
制されるので、滑らかな階調性を有するディザ処理を行
うことができる。
【0020】また本発明は、前記ベクトル設定手段は、
前記ディザ処理におけるスクリーン角度を予め記憶する
角度記憶手段と、前記角度記憶手段に記憶されたスクリ
ーン角度に基づいて2つのマトリクスシフトベクトルを
算出するベクトル算出手段とを有することを特徴とす
る。
【0021】本発明に従えば、ディザ処理におけるスク
リーン角度を角度記憶手段に予め記憶し、ベクトル算出
手段が、角度記憶手段に記憶されたスクリーン角度に基
づき、ディザマトリクスのシフト方向およびシフト量を
規定する2つのマトリクスシフトベクトルを算出する。
【0022】これにより、ユーザは、2つのマトリクス
シフトベクトルを設定するためには、スクリーン角度を
設定するだけでよいので、2つのマトリクスベクトルを
入力するなどして設定する必要がなく、簡単な操作で2
つのマトリクスベクトルを設定することができる。
【0023】また本発明は、前記ベクトル設定手段は、
前記ディザマトリクスの要素数を予め記憶する要素数記
憶手段を備え、前記ベクトル算出手段は、前記角度記憶
手段に記憶されたスクリーン角度および前記要素数記憶
手段に記憶された要素数に基づき、2つのマトリクスシ
フトベクトルを算出することを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、ディザマトリクスの要素
数を要素数記憶手段に予め記憶し、ベクトル算出手段
が、角度記憶手段に記憶されたスクリーン角度および要
素数記憶手段に記憶された要素数に基づき、2つのマト
リクスシフトベクトルを算出する。
【0025】これにより、ディザマトリクスの要素数に
基づいてディザマトリクス形状を生成することが可能と
なり、所望の大きさのディザマトリクスを用いてディザ
処理を行うことができる。
【0026】また本発明は、前記ベクトル設定手段は、
予め定めるマトリクスシフトベクトルと、該マトリクス
シフトベクトルのシフト方向で実現されるスクリーン角
度との対応を示すテーブルを予め記憶するテーブル記憶
手段を備え、前記ベクトル算出手段は、前記テーブルの
スクリーン角度から前記角度記憶手段に記憶されたスク
リーン角度と同じかまたは近い値のスクリーン角度を選
択し、選択されたスクリーン角度に対応して前記テーブ
ルに記憶されているマトリクスシフトベクトルを2つの
マトリクスシフトベクトルとすることを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、予め定めるマトリクスシ
フトベクトルと、マトリクスシフトベクトルのシフト方
向で実現されるスクリーン角度との対応を示すテーブル
を、テーブル記憶手段に予め記憶し、ベクトル算出手段
が、テーブルのスクリーン角度から角度記憶手段に記憶
されたスクリーン角度と同じかまたは近い値のスクリー
ン角度を選択し、選択されたスクリーン角度に対応して
前記テーブルに記憶されているマトリクスシフトベクト
ルを2つのマトリクスシフトベクトルとする。
【0028】これにより、マトリクスシフトベクトルの
算出に必要な演算量を削減し、短時間で容易にディザ処
理を行うことができる。
【0029】また本発明は、画像データを入力する画像
入力装置と、前記画像データを処理する上記の画像処理
装置と、前記画像処理装置で処理された画像データを出
力する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形
成装置である。
【0030】本発明に従えば、画像入力装置によって画
像データを入力し、上記の画像処理装置では入力された
画像データに対してディザ処理によって中間調生成処理
を行う。画像処理装置で処理された画像データは、画像
出力装置から出力される。
【0031】これにより、円形状の網点で再現する場合
に、ドットの再現性を向上させることができ、また、ス
クリーン角度が45°の楕円および菱形形状などの網点
で再現する場合では、ディザマトリクスの形状の視認性
が抑制されるので、滑らかな階調性を有するディザ処理
を施した高画質な画像形成を行うことができる。
【0032】また本発明は、入力画像データに対し所定
の形状を有するディザマトリクスを用いてディザ処理を
施すことで中間調生成処理を行う画像処理方法におい
て、ディザマトリクスのシフト方向およびシフト量を規
定する2つのマトリクスシフトベクトルを設定するベク
トル設定ステップと、設定された2つのマトリクスシフ
トベクトルで規定される領域に基づき、前記ディザマト
リクスの形状を生成する形状生成ステップとを有するこ
とを特徴とする画像処理方法である。
【0033】本発明に従えば、ベクトル設定ステップで
は、ディザマトリクスのシフト方向およびシフト量を規
定する2つのマトリクスシフトベクトルを設定し、形状
生成ステップでは、設定された2つのマトリクスシフト
ベクトルで規定される領域に基づいてディザマトリクス
の形状を生成する。
【0034】これにより、所望のスクリーン角度に応じ
て2つのマトリクスシフトベクトルを設定することで、
スクリーン角度に応じた適切なディザマトリクス形状を
生成することが可能となり、適切な形状のディザマトリ
クスを用いることで円形状の網点で再現する場合に、ド
ットの再現性を向上させることができる。また、スクリ
ーン角度が45°の楕円および菱形形状などの網点で再
現する場合では、ディザマトリクスの形状の視認性が抑
制されるので、滑らかな階調性を有するディザ処理を行
うことができる。ディザ処理を行うことができる。
【0035】また本発明は、前記ベクトル設定ステップ
は、予め定めるスクリーン角度に基づき、2つのマトリ
クスシフトベクトルを算出するベクトル算出ステップを
有することを特徴とする。
【0036】本発明に従えば、ベクトル算出ステップで
は、予め定めるスクリーン角度に基づいて、2つのマト
リクスシフトベクトルを算出する。
【0037】これにより、ユーザは、2つのマトリクス
シフトベクトルを設定するためには、スクリーン角度を
予め設定するだけでよいので、2つのマトリクスベクト
ルを入力するなどして設定する必要がなく、簡単な操作
で2つのマトリクスベクトルを設定することができる。
【0038】また本発明は、前記ベクトル算出ステップ
は、前記予め定めるスクリーン角度および前記ディザマ
トリクスの要素数に基づき、2つのマトリクスシフトベ
クトルを算出することを特徴とする。
【0039】本発明に従えば、ベクトル算出ステップで
は、予め定めるスクリーン角度およびディザマトリクス
の要素数に基づいて、2つのマトリクスシフトベクトル
を算出する。
【0040】これにより、ディザマトリクスの要素数に
基づいてディザマトリクス形状を生成することが可能と
なり、所望の大きさのディザマトリクスを用いてディザ
処理を行うことができる。
【0041】また本発明は、前記ベクトル算出ステップ
は、予め定めるマトリクスシフトベクトルと、該マトリ
クスシフトベクトルのシフト方向で実現されるスクリー
ン角度との対応を示すテーブルに基づいて、該テーブル
のスクリーン角度から前記予め定めるスクリーン角度と
同じかまたは近い値のスクリーン角度を選択し、選択さ
れたスクリーン角度に対応して前記テーブルに記憶され
ているマトリクスシフトベクトルを2つのマトリクスシ
フトベクトルとすることを特徴とする。
【0042】本発明に従えば、ベクトル算出ステップで
は、テーブルのスクリーン角度から予め定めるスクリー
ン角度と同じかまたは近い値のスクリーン角度を選択
し、選択されたスクリーン角度に対応して前記テーブル
に記憶されているマトリクスシフトベクトルを2つのマ
トリクスシフトベクトルとする。
【0043】これにより、マトリクスシフトベクトルの
算出に必要な演算量を低減し、短時間で容易にディザ処
理を行うことができる。
【0044】また本発明は、上記の画像処理方法をコン
ピュータに実行させるための画像処理プログラムであ
る。
【0045】本発明に従えば、上記の画像処理方法をコ
ンピュータに実行させるための画像処理プログラムとし
て提供することができる。
【0046】また本発明は、上記の画像処理方法をコン
ピュータに実行させるための画像処理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0047】本発明に従えば、上記の画像処理方法をコ
ンピュータに実行させるための画像処理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供
することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるデジタル複写機1の構成を示すブロック図である。
【0049】デジタル複写機1は、画像入力装置10、
画像処理装置11、画像出力装置12、ハードディスク
装置もしくはRAM(ランダムアクセスメモリ)などで
構成される画像メモリ13、中央演算処理装置(CP
U)14、画像編集部15および外部インタフェース部
16から構成される画像形成装置である。
【0050】画像入力装置10は、白黒原稿あるいはカ
ラー原稿画像を読み取りRGBの色成分に色分解したラ
インデータを出力することのできる3ラインのカラーC
CD(Charge Coupled Device)10a、カラーCCD
10aにて読み取られたラインデータのライン画像レベ
ルを補正するシェーディング補正部10b、3ラインの
カラーCCD10aにて読み取られた画像ラインデータ
のずれを補正するラインバッファなどのライン合わせ部
10c、3ラインのカラーCCD10aから出力される
各色のラインデータの色データを補正するセンサ色補正
部10d、各画素の信号の変化にコントラストを持たせ
るよう補正するMTF(ModulationTransfer Functio
n)補正部10e、画像の明暗を補正して視感度補正を
行うγ補正部10fを有する。
【0051】画像処理装置11は、画像入力装置10か
ら入力されるカラー画像データであるRGB(R:赤、
G:緑、B:青)信号に基づいてモノクロデータを生成
するモノクロデータ生成部11aと、RGB信号を画像
出力装置12に対応したCMY(C:シアン、M:マゼ
ンタ、Y:イエロ)信号に変換する入力処理部11b、
入力された画像データが文字領域、網点領域、印画紙写
真領域のいずれに属するかを判断して分離する領域分離
部11c、入力処理部11bから出力されるCMY信号
に基づいて下色除去処理を行い黒生成する黒生成部11
d、各色変換テーブルに基づいてCMY信号の各色を調
整する色補正部11e、設定されている倍率に基づいて
入力された画像情報を倍率変換するズーム処理部11
f、領域分離部11cの判断結果に基づいて文字領域の
画像データには強調処理を行い、網点領域の画像データ
には平滑化処理を行う空間フィルタ部11g、多値ディ
ザ処理により階調性を表現するための中間調処理部11
hおよび外部からの画像データを入力するためのプリン
トデータ入力部11iを有する。
【0052】中間調処理が施された画像データは、画像
メモリ13に記憶される。画像メモリ13は、4基のハ
ードディスク(HD)13a,13b,13c,13d
を備え、画像処理部11からシリアル出力される8ビッ
ト4色(32ビット)の画像データを順次受け取り、バ
ッファに一時的に蓄えながら32ビットのデータから8
ビット4色の画像データに変換して色毎の画像データと
して各HD13a〜13bに記憶する。また画像出力装
置12としてタンデム型の装置を用いる場合、各色毎に
画像を形成する画像ステーションの位置が異なるため、
画像メモリ13の遅延バッファメモリ(半導体メモリ)
13eに各色画像データを一旦記憶させ、それぞれ時間
をずらして後述する各レーザスキャナユニット12b,
12c,12d,12eに画像データを送り、タイミン
グを合わせて色ずれを防ぐ。さらに画像メモリ13は、
複数の画像データの合成を行うための画像合成メモリを
備えており、複数の画像データを合成した後に処理して
もよい。なお、この画像合成メモリは、画像メモリ13
とは別に備えられてもよい。
【0053】画像出力装置12は、中間調処理部11h
からの各色の画像データに基づいてパルス幅変調を行う
レーザコントロールユニット12a、レーザコントロー
ルユニット12aから出力される各色の画像データに応
じたパルス幅変調信号に基づいてレーザ記録を行う色ご
とのレーザスキャナユニット12b,12c,12d,
12eからなる。
【0054】CPU14は、画像入力装置10、画像処
理装置11、画像出力装置12、画像メモリ13、画像
編集部15および外部インタフェース部16の動作を所
定のシーケンスに基づいて制御する。
【0055】画像編集部15は、画像入力装置10、画
像処理装置11および外部インタフェース部16を経
て、一旦画像メモリ13に記憶された画像データに対し
て所定の画像編集を施すためのものであり、画像データ
の編集作業は、前述した画像合成メモリを用いて行われ
る。
【0056】さらに外部インタフェース部16は、画像
入力装置10とは別に設けられた外部の画像入力装置
(通信携帯端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメ
ラなど)からの画像データを入力するための通信インタ
フェースである。また、外部インタフェース部16は、
パーソナルコンピュータで作成された画像データを入力
するプリンタインタフェースであり、またファクシミリ
(FAX)受信した画像データを入力するための白黒ま
たはカラーFAXインタフェースである。なお、この外
部インタフェース部16から入力される画像データも、
一旦画像処理装置11に入力して色空間補正などを行う
ことで、画像出力装置12で取扱うことのできるデータ
に変換して、画像メモリ13に記憶管理されることとな
る。
【0057】図2は、中間調処理部11hの構成を示す
図である。中間調処理部11hは、スクリーン角度記憶
部21、マトリクス要素数記憶部22、マトリクスシフ
トベクトル算出部23、スクリーン角度表記憶部24、
マトリクスシフトベクトル記憶部25、ディザマトリク
ス形状生成部26、ディザマトリクス形状記憶部27、
ディザ処理パラメータ変換部28、ディザ処理部29、
ルックアップテーブル30、処理対象画素値格納メモリ
31および処理後画素値格納メモリ32からなる。
【0058】まず、角度記憶手段であるスクリーン角度
記憶部21に予め記憶されたスクリーン角度θおよび要
素数記憶手段であるマトリクス要素数記憶部22に予め
記憶されたマトリクス要素数nは、ベクトル算出手段で
あるマトリクスシフトベクトル算出部23に渡される。
【0059】マトリクスシフトベクトル算出部23で
は、ディザマトリクスのシフト方向およびシフト量を規
定し、ディザマトリクス形状を生成するために必要な2
つのマトリクスシフトベクトルを算出する。マトリクス
シフトベクトル算出部23は、テーブル記憶手段である
スクリーン角度表記憶部24に格納された角度表を元
に、以下に示すような手順で2つのマトリクスシフトベ
クトルを算出する。
【0060】図3は、マトリクスシフトベクトルとスク
リーン角度とを対応付けた角度表を示す図である。角度
表は、マトリクスシフトベクトルのシフト方向で実現さ
れるスクリーン角度とマトリクスシフトベクトルとの対
応を示すテーブルである。角度表には、マトリクスシフ
トベクトルはx,y成分で表されており、−10≦x≦
10,−10≦y≦10の範囲内でx,yの組み合わせ
に対応する角度(シフト方向)が予め記憶されている。
なお、角度表に示した例1および例2のマトリクスシフ
トベクトルA1,A2,B1,B2は、図12および図
14に示したディザマトリクスの処理を行う際に必要と
なるベクトルを示している。
【0061】マトリクスシフトベクトル算出部23で
は、所定の範囲内で、入力されたスクリーン角度θと同
じか、またはθに最も近い角度αを選択し、対応するx
およびyの値を第1のマトリクスシフトベクトル(MS
VX1,MSVY1)=A1とする。次に、θ’=α−
φを算出し、所定の範囲内で、スクリーン角度θ’と同
じか、またはθ’に最も近い角度βを選択し、対応する
xおよびyの値を第2のマトリクスシフトベクトル(M
SVX2,MSVY2)=A2とする。なお、φは第1
および第2のマトリクスシフトベクトルA1,A2がな
す角度で、任意に設定可能であるが、通常は90°に設
定される。
【0062】図4は、角度表を用いてマトリクスシフト
ベクトルを算出する手順を示す図である。スクリーン角
度θ=15°、マトリクス要素数n=16、長さ比率p
=1、q=1(qについては後述する。)とした場合の
第1のマトリクスシフトベクトルA1を求める手順につ
いて説明する。この手順で生成されるディザマトリクス
形状は、図12に示した円形状の網点を再現するための
ディザマトリクスの形状となる。なお、長さ比率pは2
つのマトリクスシフトベクトルの長さの比率を規定する
パラメータであり、p=1とすることにより円に近い形
状のディザマトリクス形状を生成でき、p≠1とするこ
とにより楕円に近い形状のディザマトリクス形状を生成
できる。
【0063】マトリクスシフトベクトル算出部23は、
まず、スクリーン角度θ=15°と同じか、または最も
近い角度αを、第1の範囲内で角度表から選択する。こ
こで、第1の範囲とは角度表における原点(0,0)を
中心として、半径r1=(n/p)^0.5(小数第3
位四捨五入)で表される範囲である。2つのマトリクス
シフトベクトルA1,A2から求められるディザマトリ
クスのマトリクス要素数は、第1のマトリクスシフトベ
クトルA1方向の要素数をn1、第2のマトリクスシフ
トベクトルA2方向の要素数をn2とすると、n1×n2
で表され、また、マトリクスシフトベクトルの長さの比
率は、第1のマトリクスシフトベクトルA1方向の要素
数n1と第2のマトリクスシフトベクトルA2方向の要
素数n2との比率で表される。したがって、r1は、第
1のマトリクスシフトベクトルA1のおよその長さを表
しており、第1の範囲内で、入力されたスクリーン角度
に近い角度を選択することで、設定されたマトリクス要
素数に応じたマトリクスシフトベクトルが算出できる。
【0064】前述のパラメータを代入すると、r1=4
となるので、中心(0,0)、半径4の円付近で、θ=
15°に最も近いα=14.0°を選択する。このとき
角度表から第1のマトリクスシフトベクトルA1は、
(MSVX1,MSVY1)=(4,−1)と算出され
る。
【0065】続いてマトリクスシフトベクトル算出部2
3は、φ=90°としてθ’=α−90°を計算する。
α=14.0°であるので、θ’=α−90°=14.
0°−90°=−76.0°となる。
【0066】さらに、マトリクスシフトベクトル算出部
23は、スクリーン角度θ’=−76.0°と同じか、
または最も近い角度βを、第2の範囲内で角度表から選
択する。ここで、第2の範囲は、角度表における原点
(0,0)を中心として、半径r2=n/(MSVX1
^2+MSVY1^2)^0.5(小数第3位四捨五
入)で表される範囲である。r2は、第2のマトリクス
シフトベクトルのおよその長さを表しており、第2の範
囲内で、スクリーン角度θ’に近い角度を選択すること
で、設定されたマトリクス要素数に応じたマトリクスシ
フトベクトルが算出できる。
【0067】マトリクスシフトベクトルA1の成分およ
びnを代入するとr2=3.88となるので、中心
(0,0)、半径3.88の円付近で、θ’=−76.
0°と同じβ=−76.0°を選択する。このとき角度
表から第2のマトリクスシフトベクトルA2は、(MS
VX2,MSVY2)=(1,4)と算出される。
【0068】ここで、マトリクスシフトベクトル算出時
に設定される第1および第2の範囲についてさらに説明
する。ディザマトリクス形状生成部26で生成されるデ
ィザマトリクス形状の大きさは、必ずしもマトリクス要
素数として設定したnと同じにする必要はなく、自由度
を持たせることができる。たとえば、ディザマトリクス
形状の大きさをn以上、n以下、一定の範囲内のいずれ
かの設定を選択することができる。選択された設定に応
じて第1および第2の範囲を決定することで、所望の大
きさのディザマトリクス形状を生成することができる。
【0069】第1および第2の範囲は、前述のr1およ
びr2を算出し、選択された設定に基づいて、以下の条
件を満たす範囲として決定される。マトリクス要素数を
n以上に設定する場合は、第1および第2の範囲とも
に、原点を中心に半径rがr1およびr2以上の範囲と
なる。マトリクス要素数をn以下に設定する場合は、第
1および第2の範囲ともに、原点を中心に半径rがr1
およびr2以下の範囲となる。マトリクス要素数を一定
の範囲内とするには、第1および第2の範囲ともに、半
径がr1およびr2±qの範囲となる。図4では、前述
のようにq=1であるので、第1の範囲は、原点を中心
に半径r=r1±q=4±1の範囲となる。なお、qは
任意の負でない整数が選ばれる。
【0070】
【0071】図5は、マトリクスシフトベクトル算出処
理を示すフローチャートである。まず、ステップS1で
は、θを選択角度として設定し、ステップS2では、各
パラメータからr1を算出して第1のマトリクスシフト
ベクトルA1の選択範囲を決定する。ステップS3で
は、角度表からθと同じか、または最も近い角度αを選
択する。ステップS4では、選択した角度αに基づいて
第1のマトリクスシフトベクトルA1を算出する。ステ
ップS5では、第1および第2の2つのマトリクスシフ
トベクトルA1,A2を算出したか否かを判断する。2
つのマトリクスシフトベクトルA1,A2を算出してい
れば処理を終了し、第1のマトリクスシフトベクトルA
1のみしか算出していなければステップS6に進む。
【0072】ステップS6では、θ’=α−90°を選
択角度として設定する。ステップS7では、各パラメー
タからr2を算出して第2のマトリクスシフトベクトル
A2の選択範囲を決定してステップS3に戻り、第1の
マトリクスベクトルA1と同様の手順に従って第2のマ
トリクスベクトルを算出する。
【0073】図6は、角度表を用いて他のマトリクスシ
フトベクトルを算出する手順を示す図である。スクリー
ン角度θ=15°、要素数n=20、長さ比率p=2、
q=1とした場合の第1のマトリクスシフトベクトルB
1を求める手順について説明する。この手順で生成され
るディザマトリクス形状は、図14に示した楕円形状の
網点を再現するためのディザマトリクスの形状となる。
【0074】マトリクスシフトベクトル算出部23は、
まず、スクリーン角度θ=15°と同じか、または最も
近い角度αを、第1の範囲内で角度表から選択する。各
パラメータを用いてr1を算出すると、r1=3.16
となるので、中心(0,0)、半径3.16の円付近
で、θ=15°に最も近いα=18.4°を選択する。
このとき角度表から第1のマトリクスシフトベクトルB
1は、(MSVX1,MSVY1)=(3,−1)と算
出される。
【0075】続いてマトリクスシフトベクトル算出部2
3は、φ=90°としてθ’=α−90°を計算する。
α=18.4°であるので、θ’=α−90°=18.
4°−90°=−71.6°となる。
【0076】さらに、マトリクスシフトベクトル算出部
23は、スクリーン角度θ’=−71.6°と同じか、
または最も近い角度βを、第2の範囲内で角度表から選
択する。マトリクスシフトベクトルB1の成分およびn
を代入するとr2=6.32となるので、中心(0,
0)、半径6.32の円付近で、θ’=−71.6°と
同じβ=−71.6°を選択する。このとき角度表から
第2のマトリクスシフトベクトルB2は、(MSVX
2,MSVY2)=(2,6)と算出される。
【0077】以上のようにして算出されたマトリクスシ
フトベクトルは、マトリクスシフトベクトル記憶部25
に記憶される。
【0078】形状生成手段であるディザマトリクス形状
生成部26では、マトリクスシフトベクトル記憶部25
に格納された2つのマトリクスシフトベクトルを読み出
し、2つのマトリクスシフトベクトルで作られる平行四
辺形の範囲内でディザマトリクス形状を生成し、結果を
ディザマトリクス形状記憶部27に記憶する。
【0079】図7は、ディザマトリクス形状を生成する
手順を示す図である。図6で示した2つのマトリクスシ
フトベクトルB1,B2に基づいてディザマトリクス形
状を生成する。2つのマトリクスシフトベクトルB1,
B2で作られる平行四辺形の面積(この例では20要
素)が生成されるディザマトリクス形状の要素数となる
ので、この画素数に達するまで、以下の順でマトリクス
要素を選択する。 平行四辺形に半分以上含まれる要素を選択 平行四辺形にちょうど半分含まれる要素を順に選択 平行四辺形に半分未満しか含まれない要素を順に選択
【0080】図7では、まず、中心の平行四辺形に半
分以上含まれる要素として、斜線を付して示されている
要素41を選択する(要素数18)。次に中心の平行
四辺形にちょうど半分含まれる要素として、縦線を付し
て示される要素42を選択する(要素数19)。最後に
平行四辺形に半分未満しか含まれない要素として、黒
色を付して示される要素43を選択する(要素数2
0)。ただし、この手順で各要素を選択する際に、上記
・の要素については、周辺の平行四辺形を考慮し、
周辺の平行四辺形において同じ場所に位置する要素か否
かの判断を行い、要素が周辺の平行四辺形と重複しない
ように選択する必要がある。
【0081】図8は、ディザマトリクス形状生成処理を
示すフローチャートである。まず、ステップS11で
は、ディザマトリクス形状算出部26が2つのマトリク
スシフトベクトルB1,B2をマトリクスシフトベクト
ル記憶部25から読み出し、2つのマトリクスシフトベ
クトルが形成する平行四辺形の面積(要素数)を計算す
る。ステップS12では、図7に示したように画素配列
に基づいて要素が配列された平面上に、2つのマトリク
スシフトベクトルB1,B2が形成する平行四辺形を設
定する。ステップS13では、ステップS12で設定し
た平行四辺形を中心として、その周辺に8つの合同な平
行四辺形を設定する。ステップS14では、対象となる
中心の平行四辺形に半分より大きい面積が含まれる要素
をマトリクス要素として選択する。ステップS15で
は、中心の平行四辺形と周辺の平行四辺形とで位置が同
じになるような要素をマトリクス要素として選択する。
ステップS16では、中心の平行四辺形にちょうど半分
の面積が含まれる画素をマトリクス要素の候補として選
択する。
【0082】ステップS17では、選択された要素数が
平行四辺形の面積を示す要素数より小さいか否かを判断
する。小さければステップS18に進み、同じか大きけ
れば処理を終了する。ステップS18では、候補として
選択された画素のうち、いずれの平行四辺形に対しても
選択されていない画素をマトリクス要素として1つ選択
する。ステップS19では、候補として選択された画素
のうち、中心の平行四辺形と周辺の平行四辺形とで位置
が同じになるような要素をマトリクス要素として選択す
る。ステップS20では、候補として選択された全ての
画素がマトリクス要素として選択されたか否かを判断す
る。全てが選択されていればステップS21に進み、選
択されていなければステップS18に戻る。ステップS
21では、対象となる平行四辺形に半分未満の面積が含
まれる画素をマトリクス要素の候補として選択してステ
ップS17に戻る。
【0083】ディザ処理パラメータ変換部28は、マト
リクスシフトベクトル記憶部25に記憶されたマトリク
スシフトベクトル、およびディザマトリクス形状記憶部
27に記憶されたディザマトリクス形状を読み出し、デ
ィザ処理部29での処理に必用なパラメータ(マトリク
ス要素数、マトリクス要素位置、マトリクスシフトベク
トル)に変換してからディザ処理部29にこれらのパラ
メータを渡す。ディザ処理部29は、ディザ処理パラメ
ータ変換部28から受け取ったパラメータをもとにディ
ザマトリクスを生成する。ディザマトリクス形状生成部
26では、スクリーン角度に応じて種々の形状が生成さ
れるが、ディザ処理部29は、生成された任意形状のデ
ィザマトリクスを用いた処理が行えるものとなってい
る。任意形状のディザマトリクスを用いたディザ処理と
しては、たとえば特願2001−329690号記載の
画像処理装置および画像処理方法を用いることができ
る。この方法は、ディザマトリクス形状パラメータであ
るマトリクス要素数とディザマトリクスをシフトさせる
方向を示す2つのシフトベクトルを元に、処理対象の画
素が、ディザマトリクスのどの位置にあるかを計算して
処理を行うものである。
【0084】ルックアップテーブル(LUT)30は、デ
ィザ処理をルックアップテーブル変換により実現するた
めに必要な変換テーブルである。ディザマトリクスの各
要素には、処理マトリクス要素番号が与えられており、
ディザ処理部29は、ディザマトリクスにおける処理対
象の画素の位置を計算して、対応する処理マトリクス要
素番号を決定する。この場合、ルックアップテーブル
(LUT)30は、画素値と、処理マトリクス要素番号に
応じたディザマトリクス要素に基づく処理後の画素値と
が対応付けられたテーブルとなっている。
【0085】ディザ処理部29は、処理対象画素の位置
に対応する処理マトリクス要素番号に応じたルックアッ
プテーブルを参照し、処理対象画素値格納メモリ31に
記憶された処理対象画素の画素値を処理後の画素値に変
換して処理後画素値格納メモリ32に記憶する。
【0086】また、スクリーン角度およびマトリクス要
素数を変更する場合は、スクリーン角度記憶部21およ
びマトリクス要素数記憶部22に記憶されるスクリーン
角度とマトリクス要素数を変更するか、またはディザ処
理部29で用いられるルックアップテーブル30を変更
すればよい。具体的には、デジタル複写機1に備えられ
る操作パネルから変更したいパラメータを入力する、パ
ラメータまたはルックアップテーブルが記憶されている
ROMなどの記録媒体を交換するなどの方法によって変
更可能である。
【0087】以上のように、画像処理装置11は、ディ
ザマトリクスのシフト方向およびシフト量を規定する2
つのマトリクスシフトベクトルに基づいて、スクリーン
角度に応じた適切なディザマトリクス形状を生成するこ
とが可能となり、適切な形状のディザマトリクスを用い
ることで円形状の網点で再現する場合に、ドットの再現
性を向上させることができる。また、スクリーン角度が
45°の楕円および菱形形状などの網点で再現する場合
では、ディザマトリクスの形状の視認性が抑制されるの
で、滑らかな階調性を有するディザ処理を行うことがで
きる。
【0088】また、ディザマトリクスの要素数を予め設
定しておくことで、所望の大きさのディザマトリクスを
用いてディザ処理を行うことができる。
【0089】さらに、マトリクスシフトベクトルとスク
リーン角度とを対応付けた角度表を用いることで、マト
リクスシフトベクトルの算出に必要な演算量を低減し、
短時間で容易にディザ処理を行うことができる。
【0090】なお、中間調処理部11hは、マトリクス
要素数記憶部22を有しない構成としてもよい。その場
合、マトリクスシフトベクトル算出部23では、範囲の
制限なしにスクリーン角度記憶部21に記憶されたスク
リーン角度に最も近い角度を有するマトリクスシフトベ
クトルを算出することとなる。ただし、スクリーン角度
と実際に選択する角度との誤差範囲など制限条件は必要
となる。あるいは、複数の候補となる角度またはマトリ
クスシフトベクトルを挙げ、その中からユーザが選択す
るようにしてもよい。候補の表示および選択は、たとえ
ば、液晶ディスプレイなどの表示部と設定ボタンなどか
ら構成される、前記した操作パネルの表示部に表示し、
ボタンを操作して入力するようにすればよい。一方、画
像処理装置11をコンピュータで実現する場合は、ディ
スプレイなどの画像表示装置に複数の候補を表示し、コ
ンピュータのマウスやキーボードなど入力装置を用いて
任意のものを選択するようにすればよい。
【0091】また、マトリクスシフトベクトル算出部2
3は、スクリーン角度表記憶部24に記憶されたスクリ
ーン角度表を参照しない構成としてもよい。その場合、
マトリクスシフトベクトル算出部23では、スクリーン
角度記憶部21に格納されたスクリーン角度θからta
nθを計算し、所定の範囲内でベクトル成分のy/xの
値がtanθに最も近いマトリクスシフトベクトルを算
出すればよい。
【0092】本発明は、コンピュータを画像処理装置1
1として実行させるための画像処理プログラム、および
画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体として提供することができる。
【0093】プログラムの記録媒体としては、マイクロ
コンピュータの内部に備えられるROMが記録媒体であ
ってもよいし、また、外部装置としてプログラム読み取
り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読
み取り可能な記録媒体であってもよい。
【0094】記録媒体に記憶されているプログラムは、
マイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であ
ってもよいし、あるいは、プログラムを読み出し、読み
出されたプログラムがマイクロコンピュータのプログラ
ム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが
実行される構成であってもよい。このダウンロード用の
プログラムは予め装置に格納されているものとする。
【0095】ここで、具体的な記録媒体は、装置と分離
可能に構成される記録媒体であり、磁気テープおよびカ
セットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク
(FD)およびハードディスク(HD)などの磁気ディ
スクならびにCD‐ROM(Compact Disk-Read Only M
emory)/MO(Magneto Optical Disk)/MD(Mini
Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)などの光デ
ィスク系、IC(Integral Circuit)カード(メモリカ
ードを含む)/光カードなどのカード系、マスクRO
M、EPROM(Erasable Programmable Read Only Me
mory)、EEPROM(Electrically Erasable Progra
mmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどの
半導体メモリ系を含めた固定的にプログラムを担持する
媒体であればよい。
【0096】また、デジタル複写機1または画像処理装
置11を、インターネットを含む通信ネットワークと接
続可能な構成とすることで、通信ネットワークから画像
処理プログラムをダウンロードするように流動的にプロ
グラムを担持する構成であってもよい。なお、このよう
に通信ネットワークからプログラムをダウンロードする
場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め装置
に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインスト
ールされるものであってもよい。
【0097】本発明の画像処理方法は、汎用のパーソナ
ルコンピュータを含むコンピュータシステムにおいて実
現可能である。コンピュータシステムは、フラットベッ
ドスキャナ・フィルムスキャナ・デジタルカメラなどの
画像入力装置、所定のプログラムがロードされることに
より画像処理装置として動作するコンピュータ、コンピ
ュータの処理結果を表示するCRT(Cathode Ray Tub
e)ディスプレイ・液晶ディスプレイなどの画像表示装
置およびコンピュータの処理結果を紙などに出力するプ
リンタから構成される。さらには、通信ネットワークの
プログラムサーバーなどに接続するためのモデムなどが
備えられる。
【0098】以上のように、本発明の画像処理方法を画
像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録し
た記録媒体として提供することが可能である。また、こ
の画像処理プログラムおよび記録媒体を用いることで、
汎用のコンピュータシステムによって、本発明の画像処
理方法を実現することができる。
【0099】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所望のス
クリーン角度に応じて2つのマトリクスシフトベクトル
を設定することで、スクリーン角度に応じた適切なディ
ザマトリクス形状を生成することが可能となり、適切な
形状のディザマトリクスを用いることで円形状の網点で
再現する場合に、ドットの再現性を向上させることがで
きる。また、スクリーン角度が45°の楕円および菱形
形状などの網点で再現する場合では、ディザマトリクス
の形状の視認性が抑制されるので、滑らかな階調性を有
するディザ処理を行うことができる。
【0100】また本発明によれば、ユーザは、2つのマ
トリクスシフトベクトルを設定するためには、スクリー
ン角度を設定するだけでよいので、2つのマトリクスベ
クトルを入力するなどして設定する必要がなく、簡単な
操作で2つのマトリクスベクトルを設定することができ
る。
【0101】また本発明によれば、ディザマトリクスの
要素数に基づいてディザマトリクス形状を生成すること
が可能となり、所望の大きさのディザマトリクスを用い
てディザ処理を行うことができる。
【0102】また本発明によれば、マトリクスシフトベ
クトルの算出に必要な演算量を削減し、短時間で容易に
ディザ処理を行うことができる。
【0103】また本発明によれば、円形状の網点で再現
する場合に、ドットの再現性を向上させることができ、
また、スクリーン角度が45°の楕円および菱形形状な
どの網点で再現する場合では、ディザマトリクスの形状
の視認性が抑制されるので、滑らかな階調性を有するデ
ィザ処理を施した高画質な画像形成を行うことができ
る。
【0104】また本発明によれば、上記の画像処理方法
をコンピュータに実行させるための画像処理プログラ
ム、および画像処理プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるデジタル複写機1
の構成を示すブロック図である。
【図2】中間調処理部11hの構成を示す図である。
【図3】マトリクスシフトベクトルとスクリーン角度と
を対応付けた角度表を示す図である。
【図4】角度表を用いてマトリクスシフトベクトルを算
出する手順を示す図である。
【図5】マトリクスシフトベクトル算出処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】角度表を用いてマトリクスシフトベクトルを算
出する手順を示す図である。
【図7】ディザマトリクス形状を生成する手順を示す図
である。
【図8】ディザマトリクス形状生成処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】方式(0)の例としてスクリーン角度を15゜
に設定した網点51の配列を示す図である。
【図10】方式(1)における4×4サイズの矩形ディ
ザマトリクス52の形状およびスクリーン角度を示す図
である。
【図11】方式(2)における4×4サイズの矩形ディ
ザマトリクス53の形状およびスクリーン角度を示す図
である。
【図12】方式(3)におけるディザマトリクス54の
形状およびスクリーン角度を示す図である。
【図13】楕円形状の網点を示す図である。
【図14】楕円形状の網点に対応するディザマトリクス
を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 10 画像入力装置 10a カラーCCD(Charge Coupled Device) 10b シェーディング補正部 10c ライン合わせ部 10d センサ色補正部 10e MTF(Modulation Transfer Function)補正
部 10f γ補正部 11 画像処理装置 11a モノクロデータ生成部 11b 入力処理部 11c 領域分離部 11d 黒生成部 11e 色補正部 11f ズーム処理部 11g 空間フィルタ部 11h 中間調処理部 11i プリントデータ入力部 12 画像出力装置 12a レーザコントロールユニット 12b,12c,12d,12e レーザスキャナユニ
ット 13 画像メモリ 13a,13b,13c,13d ハードディスク(H
D) 13e 遅延バッファメモリ(半導体メモリ) 14 中央演算処理装置(CPU) 15 画像編集部 16 外部インタフェース部 21 スクリーン角度記憶部 22 マトリクス要素数記憶部 23 マトリクスシフトベクトル算出部 24 スクリーン角度表記憶部 25 マトリクスシフトベクトル記憶部 26 ディザマトリクス形状生成部 27 ディザマトリクス形状記憶部 28 ディザ処理パラメータ変換部 29 ディザ処理部 30 ルックアップテーブル 31 処理対象画素値格納メモリ 32 処理後画素値格納メモリ 41,42,43 マトリクス要素 51,55 網点 52,53,54,56 ディザマトリクス A1,A2,B1,B2 マトリクスシフトベクトル
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB11 BB06 BC11 BC17 5B057 CA01 CA08 CB01 CB07 CE13 CE16 CH01 CH11 5C077 MM03 MP02 MP08 NN08 NN09 PP32 PP33 PQ12 PQ22 PQ23 TT02 TT06 5C079 HB01 HB02 HB12 JA23 LB02 LC04 LC14 MA01 MA11 PA01 PA02 PA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに対し所定の形状を有す
    るディザマトリクスを用いてディザ処理を施すことで中
    間調生成処理を行う画像処理装置において、 ディザマトリクスのシフト方向およびシフト量を規定す
    る2つのマトリクスシフトベクトルを設定するベクトル
    設定手段と、 前記ベクトル設定手段で設定された2つのマトリクスシ
    フトベクトルで規定される領域に基づき、前記ディザマ
    トリクスの形状を生成する形状生成手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ベクトル設定手段は、前記ディザ処
    理におけるスクリーン角度を予め記憶する角度記憶手段
    と、 前記角度記憶手段に記憶されたスクリーン角度に基づい
    て2つのマトリクスシフトベクトルを算出するベクトル
    算出手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ベクトル設定手段は、前記ディザマ
    トリクスの要素数を予め記憶する要素数記憶手段を備
    え、 前記ベクトル算出手段は、前記角度記憶手段に記憶され
    たスクリーン角度および前記要素数記憶手段に記憶され
    た要素数に基づき、2つのマトリクスシフトベクトルを
    算出することを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ベクトル設定手段は、予め定めるマ
    トリクスシフトベクトルと、該マトリクスシフトベクト
    ルのシフト方向で実現されるスクリーン角度との対応を
    示すテーブルを予め記憶するテーブル記憶手段を備え、 前記ベクトル算出手段は、前記テーブルのスクリーン角
    度から前記角度記憶手段に記憶されたスクリーン角度と
    同じかまたは近い値のスクリーン角度を選択し、選択さ
    れたスクリーン角度に対応して前記テーブルに記憶され
    ているマトリクスシフトベクトルを2つのマトリクスシ
    フトベクトルとすることを特徴とする請求項2記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像データを入力する画像入力装置と、 前記画像データを処理する請求項1〜4のいずれか1つ
    に記載の画像処理装置と、 前記画像処理装置で処理された画像データを出力する画
    像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 入力画像データに対し所定の形状を有す
    るディザマトリクスを用いてディザ処理を施すことで中
    間調生成処理を行う画像処理方法において、 ディザマトリクスのシフト方向およびシフト量を規定す
    る2つのマトリクスシフトベクトルを設定するベクトル
    設定ステップと、 設定された2つのマトリクスシフトベクトルで規定され
    る領域に基づき、前記ディザマトリクスの形状を生成す
    る形状生成ステップとを有することを特徴とする画像処
    理方法。
  7. 【請求項7】 前記ベクトル設定ステップは、予め定め
    るスクリーン角度に基づき、2つのマトリクスシフトベ
    クトルを算出するベクトル算出ステップを有することを
    特徴とする請求項6記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記ベクトル算出ステップは、前記予め
    定めるスクリーン角度および前記ディザマトリクスの要
    素数に基づき、2つのマトリクスシフトベクトルを算出
    することを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記ベクトル算出ステップは、予め定め
    るマトリクスシフトベクトルと、該マトリクスシフトベ
    クトルのシフト方向で実現されるスクリーン角度との対
    応を示すテーブルに基づいて、該テーブルのスクリーン
    角度から前記予め定めるスクリーン角度と同じかまたは
    近い値のスクリーン角度を選択し、選択されたスクリー
    ン角度に対応して前記テーブルに記憶されているマトリ
    クスシフトベクトルを2つのマトリクスシフトベクトル
    とすることを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれか1つに記載の
    画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処
    理プログラム。
  11. 【請求項11】 請求項6〜9のいずれか1つに記載の
    画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処
    理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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