JP2003348254A - 親子電話装置 - Google Patents

親子電話装置

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JP2003348254A
JP2003348254A JP2002147871A JP2002147871A JP2003348254A JP 2003348254 A JP2003348254 A JP 2003348254A JP 2002147871 A JP2002147871 A JP 2002147871A JP 2002147871 A JP2002147871 A JP 2002147871A JP 2003348254 A JP2003348254 A JP 2003348254A
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Koji Tajima
浩二 田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、親機内に格納されているネットワ
ーク回線を通じて取得されたデータを、親機に登録され
た複数の子機で処理することを可能とする親子電話装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 子機2から親機1に所望のURLのデー
タを送信するように求める際、親機1がネットワーク回
線3と接続されていない場合、キャッシュメモリ109
内を検索して、子機2が閲覧可能であるデータが確認さ
れると、子機2に送信する。又、ネットワーク回線3と
接続される場合、インターネット接続して得られたデー
タを子機2に送信するとともに、キャッシュメモリ10
9に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウザ機能を備
えてインターネット接続を行うことが可能な電話装置に
関するもので、特に、親機及び子機を備えた親子電話装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、xDSL回線や光ファイバやIS
DN回線などの利用により、従来のアナログ回線のみを
利用したときに比べて通信速度の高速化が図られるた
め、インターネットを利用した通信ネットワーク技術が
飛躍的に発展している。このようなインターネットを利
用したサービスは、携帯型電話やPHSなどの無線回線
を利用した電話サービスにおいては、既に、かなりの割
合で普及されており、上述の高速回線や電話回線などを
含む有線回線であるネットワーク回線を利用した電話サ
ービスにおいても、普及されつつある。
【0003】このようなインターネットサービスの利用
可能な有線回線であるネットワーク回線と通信接続され
た電話装置には、ウェブ上のデータを処理するためのブ
ラウザ及びブラウザで処理されたデータを表示するディ
スプレイが搭載される。又、このようなネットワーク回
線に接続された電話装置に親機及び子機が備えられると
き、親機及び子機それぞれでインターネットサービスが
利用可能とするために、親機及び子機のそれぞれにブラ
ウザが備えられる。
【0004】このような親機及び子機のそれぞれにブラ
ウザを備えた電話装置においては、親機でインターネッ
ト接続されるときは、親機に接続された電話回線又は高
速回線などのネットワーク回線から取得されたデータが
親機内に備えられたブラウザで処理されて、親機に設け
られたディスプレイ上に表示される。又、子機でインタ
ーネット接続されるときは、親機に接続されたネットワ
ーク回線から取得されたデータが子機に送信され、子機
で受信されたこのデータを子機内に備えられたブラウザ
で処理することで、子機に設けられたディスプレイ上に
表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、子機か
らインターネット接続するときにブラウザで処理される
データは、親機内の内蔵メモリ(キャッシュメモリ)で
なく、インターネット接続した子機内のキャッシュメモ
リに格納される。よって、電話装置に子機を複数備える
場合、インターネット接続した際の履歴として一つの子
機のキャッシュメモリに格納されたデータを、親機に登
録された他の子機によって取得することができない。
【0006】よって、他の子機が同一のデータを取得す
るためには、親機を通じてネットワーク回線と接続する
ことによってデータを取得する必要がある。又、各子機
は、それぞれが親機を通じてネットワーク回線と接続す
ることでインターネット接続するために、ブラウザを含
むソフトウェア及びハードウェアを搭載する必要があ
る。
【0007】又、親機に格納されるデータを子機に送信
する電話機として、親機に備えられる各種機能プログラ
ムのコードデータを子機に送信する電話機が、特開平7
−273865号公報にて開示されている。しかしなが
ら、当該公報では、親機のプログラムデータを利用する
ためのコードデータを送信するものであり、親機及び子
機で共通に処理することが可能なデータを送信するもの
ではない。又、同一のプログラムデータを扱うにも関わ
らず、子機の機能の違いによっては、親機は異なるコー
ドデータを記録する必要がある。
【0008】このような問題を鑑みて、本発明は、親機
内に格納されているネットワーク回線を通じて取得され
たデータを、親機に登録された複数の子機で処理するこ
とを可能とする親子電話装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の親子電話装置は、外部のネットワークと接
続するためのネットワーク回線と接続された親機と、該
親機と通信を行うことによって外部ネットワークとの接
続を行う子機とを備えた親子電話装置において、前記親
機が前記ネットワーク回線として接続して受信したデー
タファイルを格納するとともに、前記子機が前記親機か
ら送信されたデータファイルを格納し、前記子機におい
てデータ出力が求められたとき、データ出力が要求され
たデータファイルが前記子機内に格納されてない場合、
前記親機に格納されているか確認され、このとき、前記
親機に格納されていると、格納されている前記要求され
たデータファイルが前記子機に送信されてデータ出力さ
れ、又、前記親機に格納されていないと、前記親機が前
記ネットワーク回線を介して前記外部のネットワークよ
り前記要求されたデータファイルのデータを取得して前
記親機内に格納するとともに前記子機に送信すること
で、該データファイルを受信した前記子機がデータ出力
を行うことを特徴とする。
【0010】このような親子電話装置によると、子機に
対して、データファイルの受信を求めるとき、親機がネ
ットワーク回線と接続していない場合、親機内に求める
データファイルが格納されているか否かが確認される。
そして、親機内に格納されているとき、ネットワーク回
線が接続されなくても、親機内に格納されているデータ
ファイルが子機に送信される。
【0011】又、複数の子機がある場合、別の子機によ
って要求されたデータを親機が格納することができるの
で、ある子機によって要求されたデータを他の子機が要
求したとき、親機は、外部のネットワークより取得する
ことなく、他の子機に対して送信することができる。
尚、
【発明の実施の形態】においては、このデータファイル
の例として、ウェブ上のURL(Uniform Resource Loc
ator)に対するデータを挙げている。
【0012】又、このような親子電話装置において、前
記親機が前記子機の要求するデータファイル以外のデー
タファイルのデータを取得するために前記ネットワーク
回線と既に接続しているとき、前記子機の要求するデー
タファイルのデータを前記外部のネットワークより前記
親機が受信して、前記子機に送信し、又、前記親機が前
記ネットワークに接続されていない状態のとき、前記子
機の要求するデータを前記親機が格納したデータファイ
ルから検索し、格納されている場合、この格納された前
記子機の要求するデータファイルを前記子機に送信す
る。
【0013】このようにすることで、親機がネットワー
ク接続されて、子機が要求するデータファイルとは別の
データファイルの受信を行っているとき、子機の要求す
るデータファイルを平行して受信して、子機に送信する
ことができる。
【0014】又、このような親子電話装置において、前
記親機が格納しているデータファイルの一部に、設定さ
れた時間毎に定期的にデータ更新されるように設定され
た巡回設定データファイルを備え、前記子機から前記親
機に対してデータファイルの送信が要求されるときに、
前記親機が前記ネットワーク回線と接続されると、前回
のデータ更新から前記設定された時間が経過した前記巡
回設定データファイルについてデータ更新を行うため
に、前記ネットワーク回線を通じて、前記巡回設定デー
タファイルのデータが前記親機で受信されるようにして
も構わない。
【0015】この構成によると、ウェブ上のデータのよ
うに、そのデータファイルの管理者によって更新される
可能性のあるデータファイルを、定期的に親機が外部の
ネットワークより受信してデータ更新するように、巡回
設定データファイルに設定する。このとき、親機がデー
タファイルの出力が要求されて外部のネットワークとの
接続動作を行う際に、巡回設定データファイルの更新デ
ータを受信して、巡回設定データファイルをデータ更新
する。よって、定期的に親機が外部のネットワークとの
接続動作を行う必要がない。
【0016】このとき、前記子機から前記親機に対して
データファイルの送信が要求されるときに、前記子機に
対して送信許可された前記巡回データファイルにおい
て、データ更新後に前記子機に送信されていないものが
ある場合、データ更新後に前記子機に送信されていない
該巡回データファイルを、前記子機が要求したデータフ
ァイルとは別に送信するようにする。
【0017】又、前記親機が前記子機で処理可能なデー
タファイルの各種類に対するそれぞれのフォーマット形
式を記憶し、前記親機がデータファイルを前記子機に送
信する際、当該データファイルの種類を確認して、前記
子機で処理可能なフォーマット形式のデータファイルに
変換した後、前記子機に送信するようにする。
【0018】このようにすることで、親機から子機にデ
ータファイルが送信される際、子機で処理可能なフォー
マット形式に変換されて送信されるため、子機側で、受
信したデータファイルを処理可能なフォーマット形式に
変換する必要がない。よって、子機側での負担を軽くす
ることができ、必要な機能を少なくすることができる。
【0019】上述の各親子電話装置において、前記親機
が、前記ネットワーク回線と接続するための回線接続部
と、該回線接続部が前記ネットワーク回線を通じて受信
したデータを格納する第1キャッシュメモリと、前記回
線接続部で受信されたデータを処理する第1データ処理
部と、前記子機と通信を行うための第1親子用通信部
と、を備え、前記親機及び前記子機のそれぞれで要求さ
れたデータファイルを前記ネットワーク回線と接続され
た前記回線接続部で受信すると、前記第1キャッシュメ
モリに格納し、又、前記子機よりデータファイルの送信
要求があるときに、前記回線接続部が前記ネットワーク
回線と接続しない場合、前記第1キャッシュメモリが検
索され、このとき、前記第1キャッシュメモリに格納さ
れていることが確認されると、確認された前記子機が要
求するデータファイルを前記第1キャッシュメモリより
読み出して、前記子機に前記第1親子用通信部より送信
する。
【0020】又、前記子機が、前記親機と通信を行うた
めの第2親子用通信部と、該第2親子用通信部で受信し
たデータを格納する第2キャッシュメモリと、前記第2
親子用通信部で受信したデータを処理する第2データ処
理部と、を備える。
【0021】又、上述のような親子電話装置において、
子機を複数備えるとき、親機内に格納されたデータファ
イルに対して、各子機毎に送信可能であるか否かが設定
される。よって、親機内に格納されたデータファイル
は、送信可能とされる子機にのみ親機より送信が行われ
【0022】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>以下に本発明
の第1の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、
複数(2台)の子機と親機によって成る電話装置の関係
を示すブロック図である。図2は、図1の電話装置にお
ける親機及び子機の内部構成を示すブロック図である。
【0023】図1に示すように、本実施形態の電話装置
は、外部の通信ネットワーク4と接続される電話回線な
どのネットワーク回線3に接続する親機1と、親機1と
無線通信を行うことによりネットワーク回線3を介して
外部の通信ネットワーク4と通信が可能となる子機2
a,2bとを備える。尚、本実施形態においては、説明
の便宜上、子機を2台としているが、子機は複数台備え
るものであれば、何台でも構わない。又、親機1と子機
2a,2bとの間では、無線通信が行われるものとした
が、親機1と子機2a,2bとの間にケーブルなどが接
続されて有線通信が行われるものとしても構わない。
【0024】このような電話装置において、親機1は、
ネットワーク回線3と接続された回線接続インターフェ
ース(回線接続I/F)101と、回線接続I/F10
1で送受信されるデータの処理を行う通信制御部102
と、通話を行うために音声の入出力を行うとともに音声
及び音声データの相互変換を行う通話部103と、親機
1と通信可能な子機2(図1の子機2a,2bに相当す
る)の状態を記憶するメモリ104と、ダイヤルやタッ
チパネルなどのユーザーによって操作される操作部10
5と、受信した電話番号や発呼先の電話番号やウェブ上
にあるサイトのページなどを表示するディスプレイ10
6と、子機2と通信を行うための親子用通信I/F10
7と、インターネット接続されたときのデータを取得す
るためのデータ取得部108と、データ取得部108で
取得されたデータを一時的に格納するためのキャッシュ
メモリ109と、データ取得部108で取得されたデー
タを処理するとともにディスプレイ106に与えるブラ
ウザ部110とを備える。
【0025】このような構成の親機1は、操作部105
によって、発呼する相手先電話番号がダイヤルされる
と、相手先電話番号が通信制御部102に与えられ、回
線接続I/F101よりネットワーク回線3に送信され
て発呼動作が行われる。このとき、相手先電話番号がデ
ィスプレイ106にも与えられて表示される。そして、
相手先が受話したことを回線接続I/F101を通じて
通信制御部102が確認すると通信接続される。又、ネ
ットワーク回線3を通じて送信される相手先からの発呼
信号を回線接続I/F101で受信すると、発呼信号内
に含まれた相手先電話番号がディスプレイ106に与え
られて表示される。このとき、親機1で受話したことが
通信制御部102で確認されると、相手先と通信接続さ
れる。
【0026】上述のようにして、相手先と通信接続され
ると、通話部103においてマイク(不図示)より入力
された音声が音声データに変換され、この音声データが
通信制御部102及び回線接続I/F101を介してネ
ットワーク回線3に出力され、相手先に送信される。
又、回線接続I/F101においてネットワーク回線3
を通じて相手先からの音声データを受信すると、通信制
御部102を介して通話部103に与えられ、通話部1
03において音声データが音声に変換されてスピーカ
(不図示)より出力される。
【0027】又、操作部105が操作されてインターネ
ット接続が要求されるときの動作について、図3のフロ
ーチャートを参照して説明する。このとき、まず、ブラ
ウザ部110に指示が与えられ、ディスプレイ106に
ブラウザが表示される(A1)。そして、操作部105
が操作されてユーザーが所望するページのURL(Unif
orm Resource Locator)が入力されると(A2)、入力
されたURLがブラウザ部110に与えられ、このUR
Lによるデータをキャッシュメモリ109内から検索す
る(A3)。
【0028】このとき、キャッシュメモリ109内に、
要求されたURLのデータがあることが確認されたとき
(Yes)、登録情報よりこのデータがメモリ内での保
存期間内のデータであるか確認される(A4)。そし
て、保存期間内であることが確認されると(Yes)、
キャッシュメモリ109より読み出されれて、ブラウザ
部110に与えられ、このデータを元にユーザー所望の
ページがディスプレイ106に表示される(A5)。
【0029】尚、キャッシュメモリ109は、リングバ
ッファ構成であり、データ取得部108で取得されたデ
ータを古いものから順に記録していく。そして、データ
取得部108で新しく取得されたデータが与えられると
き、キャッシュメモリ109が空きメモリのない状態で
ある場合、キャッシュメモリ109内に格納された最も
古いデータを削除して、新しく与えられたデータを格納
する。又、このキャッシュメモリ109には、取得され
たデータのみならず、このデータの取得を要求した機器
が親機1及び複数の子機2のいずれかを示すデータ取得
機器情報、このデータの閲覧を禁止する子機を示す閲覧
制限情報、格納する期間を示す保存期間情報、キャッシ
ュメモリ109から削除するための条件となる削除条件
除法などのデータの登録情報も格納される。
【0030】又、A3において、要求されたURLのデ
ータがキャッシュメモリ109内で確認されなかった場
合(No)、又は、A4において、キャッシュメモリ1
09に格納されている要求されたURLのデータがメモ
リ内の保存期間を過ぎているとき(No)、データ取得
部108にURLを与えてデータの取得を指示する(A
6)。このとき、データ取得部108によって、通信制
御部102にインターネット接続を行うように要求さ
れ、回線接続I/F101がネットワーク回線3を通じ
てインターネット網となる通信ネットワーク4と接続さ
れると、要求されたURLのデータがネットワーク回線
3を介して受信される。
【0031】受信されたこのデータは、回線接続I/F
101及び通信制御部102を介してデータ取得部10
8に与えられる。そして、データ取得部108で取得さ
れたデータが、その登録情報と共にキャッシュメモリ1
09に格納されるとともに(A7)、ブラウザ部110
に与えられてディスプレイ106上にページが表示され
る(A8)。
【0032】又、子機2は、親機1と通信を行うための
親子用通信I/F201と、親子用通信I/F201で
送受信されるデータの処理を行う通信制御部202と、
通話を行うために音声の入出力を行うとともに音声及び
音声データの相互変換を行う通話部203と、ダイヤル
やタッチパネルなどのユーザーによって操作される操作
部204と、受信した電話番号や発呼先の電話番号やウ
ェブ上にあるサイトのページなどを表示するディスプレ
イ205と、インターネット接続されたときのデータを
取得するためのデータ取得部206と、データ取得部2
06で取得されたデータを一時的に格納するためのキャ
ッシュメモリ207と、データ取得部206で取得され
たデータを処理するとともにディスプレイ205に与え
るブラウザ部208とを備える。
【0033】尚、この子機2に備えられるキャッシュメ
モリ207は、キャッシュメモリ109と同様、リンク
バッファ構成であり、データ取得部206で取得された
データを古いものから順に記録していく。そして、デー
タ取得部206で新しく取得されたデータが与えられる
とき、キャッシュメモリ207が空きメモリのない状態
である場合、キャッシュメモリ207内に格納された最
も古いデータを削除して、新しく与えられたデータを格
納する。
【0034】このような構成の子機2は、操作部204
によって、発呼する相手先電話番号がダイヤルされる
と、相手先電話番号が通信制御部202に与えられ、親
子用通信I/F201より親機1に送信される。この相
手先電話番号を親子用通信I/F107で受信した親機
1は、通信制御部102で発呼動作を行っている子機2
を確認して、この通話状態であることをメモリ104に
格納する。その後、相手先電話番号が通信制御部102
に与えられ、回線接続I/F101よりネットワーク回
線3に送信されて発呼動作が行われる。このとき、相手
先電話番号が親機1のディスプレイ106及び子機2の
ディスプレイ205にも与えられて表示される。
【0035】そして、相手先が受話したことを回線接続
I/F101を通じて通信制御部102が確認すると、
通信接続されるともに、親子用通信I/F107より子
機2に通信接続したことを通知する。この通信接続を示
す通知を親子用通信I/F201で受信した子機2は、
相手先と通信接続したことを通信制御部202において
認識する。このようにして、子機2が親機1及びネット
ワーク回線3を通じて相手先と通信接続される。
【0036】又、ネットワーク回線3を通じて送信され
る相手先からの発呼信号を親機2の回線接続I/F10
1で受信すると、発呼信号が通信制御部102より親子
用通信I/F107に与えられて、子機2に送信され
る。子機2では、この発呼信号を親子用通信I/F20
1で受信すると、通信制御部202から、発呼信号に含
まれる相手先電話番号がディスプレイ205に与えられ
て表示される。このとき、子機2で受話したことが通信
制御部202で確認されると、受話したことを親子用通
信I/F201より親機1に通知する。
【0037】この子機2が受話したことを示す通知信号
を親機1の親子用通信I/F107で受信されると、子
機2が通話状態になったことを通信制御部102で確認
されるとともに、メモリ104内に子機2が通話状態で
あることが記憶される。このようにして、子機2が親機
1及びネットワーク回線3を通じて相手先と通信接続さ
れる。
【0038】上述のようにして、相手先と通信接続され
ると、通話部203においてマイク(不図示)より入力
された音声が音声データに変換され、この音声データ
が、まず、通信制御部202及び親子用通信I/F20
1を介して親機1に送信される。そして、親機1の親子
用通信I/F107で受信された音声データは、親機1
の通信制御部102及び回線接続I/F101を介して
ネットワーク回線3に出力され、相手先に送信される。
【0039】又、回線接続I/F101においてネット
ワーク回線3を通じて相手先からの音声データを受信す
ると、通信制御部102を介して親子用通信I/F10
7に与えられ、子機2に送信される。そして、子機2の
親子用通信I/F201で受信された音声データは、通
信制御部202を介して通話部203に与えられ、通話
部203において音声データが音声に変換されてスピー
カ(不図示)より出力される。
【0040】このように、親機1及び子機2a,2bが
動作を行う電話装置において、子機2a,2bで所望の
URLのページを表示するための要求があるときの動作
について、以下に説明する。
【0041】1.子機2(子機2a,2bに相当)の動
作 まず、子機2において、所望するURLのページの表示
を行うための動作について説明する。図4は、このとき
の子機2の動作を示すフローチャートである。子機2に
おいて、操作部204が操作されてインターネット接続
が要求されると、親機1と同様、ブラウザ208に指示
が与えられ、ディスプレイ205にブラウザが表示され
る(B1)。
【0042】そして、操作部204が操作されてユーザ
ーが所望するページのURLが入力されると、入力され
たURLがブラウザ部208に与えられ(B2)、この
URLによるデータをキャッシュメモリ207から検索
する(B3)。このとき、キャッシュメモリ207内
に、要求されたURLのデータがあることが確認される
と(Yes)、このデータがメモリ内での保存期間内の
データであるか確認される(B4)。そして、保存期間
内であることが確認されると(Yes)、キャッシュメ
モリ207よりブラウザ部208に与えられて、このデ
ータによるページがディスプレイ205に表示される
(B5)。
【0043】又、B3において、キャッシュメモリ20
7内にデータが確認されなかったとき(No)、又は、
B4において、キャッシュメモリ207に格納されてい
るデータがメモリ内の保存期間を過ぎているとき(N
o)、データ取得部206にURLを与えてデータの取
得を指示する(B6)。このとき、データ取得部206
によって、通信制御部202に親機1からデータの取得
するために通信接続を行うように要求され、親子用通信
I/F201によって親機1に対して通信接続が要求さ
れる。
【0044】通信接続の要求後、親機1より通信許可が
通知されたか否かが、親子用通信I/F201によって
確認される(B7)。このとき、親機1が他の子機と通
信を行っていない場合、通信許可されて(Yes)、デ
ータ取得部206に与えられたURLを親子用通信I/
F201より送信し、親機1に対して、このURLによ
るデータを要求する(B8)。又、親機1が他の子機と
通信を行っている状態で、通信許可が成されなかったと
き(No)、動作を終了する。
【0045】B8において親機1にデータ送信を要求し
た後、要求したURLのデータが親機1から送信され
て、親子用通信I/F201で受信したか否かを確認す
る(B9)。このとき、要求したデータでなく、ネット
ワーク回線3を介したインターネット接続の許可を確認
する信号が、親子用通信I/F201で受信されたとき
(No)、ユーザーによって操作部204が操作されて
インターネット接続が許可されたか否かを通信制御部2
02で確認する(B10)。
【0046】このとき、B10において、操作部204
が操作されてインターネット接続が許可されたとき(Y
es)、親機1がネットワーク回線3を通じてインター
ネット接続することで取得したデータを親子用通信I/
F201で受信する(B11)。このようにB11にお
いてデータを受信したとき、又は、B10においてデー
タを受信したことを確認したとき(Yes)、親子用通
信I/F201で受信したデータをデータ取得部206
に送出した後、キャッシュメモリ207に格納する(B
12)。その後、ブラウザ部208に与えられてディス
プレイ205上にページが表示される(B13)。
【0047】又、B10において、インターネット接続
が許可されなかった場合(No)、親機1のキャッシュ
メモリ109にデータが格納されており、このデータが
読み出された後に送信され、親子用通信I/F201で
受信したか否かを確認する(B14)。このとき、要求
したURLのデータを受信したとき(Yes)、データ
をキャッシュメモリ207に格納した後(B12)、ペ
ージを表示し(B13)、又、データが無いことが通知
されたとき(No)、動作を終了する。
【0048】2.子機2よりデータ要求されたときの親
機1のデータ送信動作 上述のように、子機2のキャッシュメモリ207内に所
望のデータが確認されず、子機2より所望のデータの送
信要求がなされたときの親機1の動作について、以下に
説明する。
【0049】子機2からデータの送信要求を親子用通信
I/F107で受信すると(C1)、回線接続I/F1
01において、ネットワーク回線5を介してインターネ
ット接続が成されているか否か確認される(C2)。
尚、C1でデータの送信要求が確認されるとき、子機2
からはデータを特定するためのURLが送信されてい
る。そして、親機1が操作されてインターネット接続さ
れているとき(Yes)、C1で確認されたURLをデ
ータ取得部108で認識し、このURLのデータを回線
接続I/F101においてネットワーク回線3を介して
取得する(C3)。このとき、親機1の操作部106が
操作されてブラウザ部110を介して要求されるURL
のデータが取得される間に、子機2より要求されるUR
Lのデータが取得される。この取得されたデータは、そ
の登録情報と共に、キャッシュメモリ109に格納され
る(C4)。
【0050】又、C2において、回線接続I/F101
がネットワーク回線3と接続されていないとき(N
o)、子機2においてインターネット接続が許可される
か確認するための信号が送信される(C5)。この信号
が送信された後、子機2においてインターネット接続が
許可されたか否かが確認される(C6)。このとき、子
機2よりインターネット接続が許可することを示す信号
が送信されて、親子用通信I/F107で受信されると
(Yes)、通信制御部102によって回線接続I/F
101がネットワーク回線3を通じてインターネット接
続される(C7)。そして、データ取得部108で確認
された子機2の要求するURLのデータが取得され(C
3)、キャッシュメモリ109に格納される(C4)。
【0051】C6において、子機2によってインターネ
ット接続が許可されなかったとき(No)、キャッシュ
メモリ109内の検索が行われる(C8)。このとき、
子機2から要求されるURLのデータの検索が行われた
後、検索されたデータの登録情報が確認される。そし
て、データがキャッシュメモリ109内にある場合、デ
ータの登録情報より、データ要求している子機2が閲覧
可能で、且つ、保存期間内のものであるか確認される
(C9)。
【0052】データ検索されることによって、子機2の
要求するデータがない場合又は閲覧不可能である場合
(No)、データが無いことを通知する通知信号を通信
制御部102で生成して親子用通信I/F107より子
機2に送信する(C10)。この通知信号を親子用通信
I/F201で受信した子機2では、通信制御部202
及びデータ取得部206を介してブラウザ部208に通
知信号が与えられ、ディスプレイ205に表示されたブ
ラウザ上にデータが無いこと示す表示を行う。
【0053】又、C9において、キャッシュメモリ10
9内に要求されたURLのデータがあるとともに、この
データがデータ要求する子機2が閲覧可能で且つ保存期
間内であるとき(Yes)、キャッシュメモリ109内
で確認されたデータがデータ取得部108によって読み
出される(C11)。そして、C4において、データ取
得部108で取得された子機2の要求するURLのデー
タをキャッシュメモリ109に格納したとき、又は、C
11において、キャッシュメモリ109より子機2の要
求するURLのデータをデータ取得部108によって読
み出したとき、データ取得部108で取得されたデータ
が親子用通信I/F107より子機2に送信される(C
12)。
【0054】このように、親機1及び子機2が動作する
ことによって、例えば、子機2aから要求されたURL
のデータが、親機1のキャッシュメモリ109に格納さ
れているとともに、そのデータが子機2aに対して閲覧
可能であり且つ保存期間内であることが、登録情報より
格納されると、インターネット接続することなくキャッ
シュメモリ109に格納されたデータが子機2aに送信
され、子機2aのディスプレイ205にページが表示さ
れる。
【0055】又、例えば、親機1がインターネット接続
されて、親機1でインターネットサービスが利用されて
いるときに、子機2aでインターネットサービスが利用
されるとき、親機1で取得するべきデータが受信される
合間に、子機2aが要求するデータが親機1においてネ
ットワーク回線3より取得することができるため、親機
1及び子機2aにおいて平行してインターネットサービ
スを利用することができる。更に、この子機2aが要求
するデータが親機1のキャッシュメモリ109に格納さ
れるため、子機2bによって同一のURLによるデータ
が要求された場合、キャッシュメモリ109より読み出
して子機2bに送信することができる。
【0056】<第2の実施形態>以下に、第2の実施形
態について図面を参照して説明する。尚、本実施形態に
おいて、第1の実施形態と同様、親機及び子機が図1の
ような関係の電話装置が使用されているとともに、親機
及び子機の内部構成が図2のようになる。又、本実施形
態の電話装置において、親機1及び子機2a,2bによ
る電話動作と親機1によるインターネット接続動作と
は、第1の実施形態の電話装置と同一の動作を行う。
【0057】本実施形態において、子機2a,2bで所
望のURLのページ表示が要求されると、第1の実施形
態と同様、子機2a,2b内のキャッシュメモリ207
及び親機1内のキャッシュメモリ109のそれぞれを検
索する。そして、子機2a,2b内のキャッシュメモリ
207又は親機1内のキャッシュメモリ109にデータ
があるときは、キャッシュメモリ207又はキャッシュ
メモリ109からデータを取得することによって、ペー
ジの表示を行う。
【0058】又、キャッシュメモリ207及びキャッシ
ュメモリ109のそれぞれにデータがないときは、親機
1にインターネット接続を要求する場合のみ、ネットワ
ーク回線3と接続されて、親機1によってデータが取得
され、この取得されたデータが子機2a,2bに送信さ
れることによって、ページが表示される。このように、
第1の実施形態と同様の動作を行うことによって、所望
のURLによるページを表示すると、本実施形態では、
子機2a,2bより親機1にデータ送信要求があった場
合において、親機1のキャッシュメモリ109に格納さ
れたURLのデータのうち、周期的にデータ更新するよ
うに指定されているURL(巡回設定されているUR
L)のデータが更新される。
【0059】このように、本実施形態では、第1の実施
形態と異なり、所望のURLに対するページが表示され
た後に、巡回が指定されているデータに対する更新が行
われるため、以下では、子機2a,2bで所望のURL
のページを表示するための要求があるときの動作につい
て、親機1の動作を中心にして説明する。図6は、本実
施形態の電話装置において、親機1の動作を示すフロー
チャートである。尚、図6のフローチャートにおいて、
図5のフローチャートと同一の処理を行うステップにつ
いては、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0060】第1の実施形態と同様に、所望のURLの
データが、子機2(子機2a,2bに相当する)内のキ
ャッシュメモリ207に格納されていないとき、又は、
キャッシュメモリ207に格納されたデータが保存期間
を過ぎているとき、親機1との接続が可能な場合、親機
1に対して所望のURLのデータが送信要求される。こ
のようにして、子機2からデータの送信要求がされる
と、ネットワーク回線3との接続が確認される(C1,
C2)。
【0061】C2において、親機1がネットワーク回線
3と接続されていないとき、インターネット接続の許可
を確認する信号を送信した後、子機2がインターネット
接続を許可するか否かが確認される(C5,C6)。そ
して、C2において親機1がネットワーク回線3と接続
されているとき、又は、C6においてインターネット接
続が許可されて、ネットワーク回線3との接続処理が行
われたとき(C7)、ネットワーク回線3を通じてデー
タが取得されて、キャッシュメモリ109に格納された
後、取得したデータを子機2に送信する(C3、C4、
C12)。
【0062】又、C6において、インターネット接続が
許可されていないとき、キャッシュメモリ109内の検
索が行われて、検索されたデータの登録情報が確認され
る(C8,C9)。子機2の要求するURLのデータが
閲覧可能でないとき、子機2に対してデータが無いこと
を通知する(C10)。又、キャッシュメモリ109内
で確認された要求するデータが閲覧可能であるとき、キ
ャッシュメモリ109より読み出した後に(C11)、
C12と同様、子機2に送信する(D1)。
【0063】このように、子機2からのデータの送信要
求に対して、第1の実施形態と同様の動作が行われる
と、次に、巡回設定されているURLのデータに対する
処理が行われる。尚、この巡回設定については、キャッ
シュメモリ109に格納された各URLのデータに対す
る登録情報に記録される。又、巡回設定されたURLに
対して、そのデータが更新された日時についても登録情
報に記録され、更に、データ更新後に親機1及び閲覧可
能とされる子機2それぞれに対して閲覧されたか否かを
示す情報が登録情報に付加される。上述したように、C
12において、ネットワーク回線3を通じて取得された
データを子機2に送信すると、キャッシュメモリ109
の登録情報を新しく記録されたデータに対するものから
順に確認することによって、巡回設定されたURLのデ
ータの有無が確認される(D2)。
【0064】このとき、巡回設定されたURLのデータ
がキャッシュメモリ109内にあることが確認されると
(Yes)、確認されたデータの登録情報より得られる
データ更新された日時より、データ更新する周期を経過
しているか否かが確認される(D3)。尚、前回にデー
タ更新された日時から経過した時間がユーザーの設定し
たデータ更新する周期となる時間以上であるとき、巡回
可能であるものとし、又、前回にデータ更新された日時
から経過した時間がデータ更新する周期となる時間より
短いとき、巡回不可能であるものとする。
【0065】そして、D3で巡回可能であることが確認
されると(Yes)、D2で確認されたURLのデータ
をネットワーク回線3を通じて回線接続I/F101で
受信して、通信制御部102を介してデータ取得部10
8に与えられる(D4)。このようにデータ取得部10
8で新たに取得されたデータがキャッシュメモリ109
に格納されるとともに、キャッシュメモリ109に格納
されている更新前のデータが削除される(D5)。この
とき、このデータの登録情報において、更新された日時
が現在の日時に変更されるとともに、閲覧可能な子機2
又は親機1それぞれに対して閲覧されていないことを示
す情報を付加する。
【0066】D5において新たに取得された更新データ
をキャッシュメモリ109に格納したとき、又は、D3
においてD2で確認されたURLが巡回不可能であるこ
とが確認されたとき(No)、D2に移行して、D3〜
D5で処理されたURLのデータよりも古くにキャッシ
ュメモリ109に格納されたデータに対して、巡回設定
されているURLのデータの有無が再度確認される。こ
のように、D2〜D5において、巡回設定されているU
RL全てに対してデータ更新が成されて、D2において
巡回設定されるURLのデータが確認されない場合(N
o)、D2からD6に移行する。
【0067】又、ネットワーク回線3への接続が行われ
ず、C10において要求されたURLのデータの無いこ
とを子機2に通知したとき、又は、D1においてキャッ
シュメモリ109に格納された要求されたURLのデー
タを子機2に送信したとき、D6の動作を行う。このよ
うに、C10、D1、D2からD6に移行すると、キャ
ッシュメモリ109内に格納された各URLのデータに
対する登録情報が確認されて、C1でデータ要求した子
機2によって、更新されてから未だ閲覧されていないU
RLのデータの有無が確認される(D6)。
【0068】このとき、更新後に閲覧されていないUR
Lのデータがあることをデータ取得部108において確
認されると(Yes)、更新後に閲覧されていないUR
Lのデータがあることを通知するための信号を通信制御
部102で生成して、親子用通信I/F107より子機
2に送信する(D7)。子機2では、更新後に閲覧され
ていないURLのデータがあることが親機1より通知さ
れると、これらのURLのデータがリストとしてディス
プレイ204に表示される。そして、閲覧を所望するU
RLのデータを選択して、親機1に対して送信要求を行
う。又、閲覧を所望しない場合は、親機1に対して閲覧
しないことを通知する。
【0069】親機1では、D7で、子機2に対して閲覧
されていないURLのデータを通知した後、親子用通信
I/F107において子機2からURLのデータの送信
要求を受信したか否かが確認される(D8)。子機2か
ら送信要求がある場合(Yes)、データ取得部108
によって送信要求されたURLのデータをキャッシュメ
モリ109から読み出した後、親子用通信I/F107
より子機2に送信し、動作を終了する(D9)。このと
き、送信したURLのデータに対する登録情報におい
て、閲覧済であることを示す情報を付加する。
【0070】又、D6において、更新後に閲覧されてい
ないURLのデータがない場合(No)、又は、D8に
おいて、子機2からの送信要求がない場合(No)、動
作を終了する。
【0071】このように、本実施形態において、子機2
からデータの送信要求が成されて、要求されたデータを
送信するためにネットワーク回線3と接続されたとき、
親機1のキャッシュメモリ109に格納されたデータの
うち、更新周期を過ぎている巡回設定されたURLのデ
ータに対して、データ更新が行われる。よって、親機1
が要求されたデータを取得するためにネットワーク回線
3を利用してインターネット接続を行っているときに、
巡回設定されたURLをデータ更新することができ、こ
のデータ更新のために別の機会にインターネット接続す
る必要がない。
【0072】又、子機2からデータの送信要求が成され
たとき、ネットワーク回線3の接続とは関係なく、更新
されたURLのデータで子機2で閲覧されていないデー
タが親機1から送信される。よって、例えば、子機2a
よりデータの送信要求が成されたとき、ネットワーク回
線3が接続されてデータの更新が成される場合は、親機
1のキャッシュメモリ109に格納されているとともに
更新周期を過ぎている巡回設定されたデータ全てに対し
てデータ更新が成される。そして、このときにデータ更
新が成されたURLのデータ及び別の機会にデータ更新
が成されたURLのデータのうち、子機2aが閲覧可能
なデータのみが子機2aに送信される。
【0073】<第3の実施形態>以下に、第3の実施形
態について図面を参照して説明する。尚、本実施形態に
おいて、第1又は第2の実施形態と同様、親機及び子機
が図1のような関係の電話装置が使用されているととも
に、親機及び子機の内部構成が図2のようになる。又、
本実施形態の電話装置において、親機1及び子機2a,
2bによる電話動作と親機1によるインターネット接続
動作とは、第1又は第2の実施形態の電話装置と同一の
動作を行う。
【0074】本実施形態では、親機1が子機2a,2b
に対してデータを送信する際に、送信するデータの種類
に対して親機1と子機2a,2bとの間で処理するフォ
ーマット形式が異なる場合、データを送信する子機2
a,2bそれぞれに対応したフォーマット形式にデータ
を変換する。よって、データ送信時の動作以外について
は、第1又は第2の実施形態のいずれかの動作と同一の
動作を行うため、以下では、親機1が子機2a,2bに
送信する際の動作についてのみ説明する。図7は、本実
施形態の電話装置において、親機1が子機2(子機2
a,2bに相当する)にデータ送信を行うときの動作を
示すフローチャートである。
【0075】まず、ネットワーク回線3を通じて回線接
続I/F101で受信することで、又は、キャッシュメ
モリ109より読み出すことで、子機2に送信するデー
タがデータ取得部108に与えられると(E1)、この
送信するデータの種類が確認される(E2)。このと
き、子機2に送信するデータの種類がデータ取得部10
8で確認されると、確認されたデータの種類が通信制御
部102に通知される。
【0076】そして、メモリ104より子機2に対する
情報が通信制御部102によって読み出されることで、
確認されたデータの種類が子機2で処理可能であるか否
かが判断される(E3)。このとき、子機2で処理可能
であることが確認されると(Yes)、更に、このデー
タの種類に対する子機2のフォーマット形式が認識され
る(E4)。そして、確認された子機2におけるフォー
マット形式より、E1でデータ取得部108に与えられ
た子機2に送信するデータが、フォーマット変換されな
くても子機2で処理可能なデータであるか確認される
(E5)。
【0077】このとき、フォーマット変換する必要があ
ると判断された場合(Yes)、データ取得部108に
おいて子機2に送信するデータをE4で確認されたフォ
ーマット形式に変換する(E6)。そして、この変換処
理が成功したか否かが確認される(E7)。E6での変
換処理が成功した場合は(Yes)、フォーマット変換
されたデータを、親子用通信I/F107より子機2に
送信して(E8)、データの送信動作を終了する。
【0078】又、E3において子機2で処理不可能であ
ることが確認された場合(No)、又は、E5において
フォーマット変換する必要がないと判断された場合(N
o)、又は、E7においてフォーマット変換が失敗した
場合(No)、E1でデータ取得部108に与えられた
データがそのまま親子用通信I/F107より子機2に
対して送信され(E9)、データの送信動作が終了され
る。
【0079】このように、本実施形態によると、受信し
たデータを処理するためのアプリケーションが子機2に
備えられていないとき、親機1において、子機2に備え
られたアプリケーションで処理できるフォーマット形式
に変換できる場合は、フォーマット形式を変換して送信
する。よって、例えば、子機2が、画像データ及び動画
データ及び音声データのそれぞれのフォーマット形式と
して、PNG形式及びMPEG4形式及びMP3形式を
採用しているとき、JPEG形式の画像データ及びMP
EG2形式の動画データ及びWAV形式の音声データが
親機1より送信される際、それぞれ、親機1でPNG形
式及びMPEG4形式及びMP3形式に変換されて送信
される。
【0080】よって、子機2において、子機2の備えた
アプリケーションに応じたフォーマット形式に変換する
必要がなく、子機2側での負担を小さくすることがで
き、子機2の機能を必要最小限に抑えることができる。
又、子機2を増設した場合においても、増設した子機2
に応じたフォーマット形式に変換できるようにすること
で、どの子機においてもデータの閲覧を可能とすること
ができる。
【0081】上述の各実施形態において、子機から親機
に対して、URLのデータを要求する際に、親機がイン
ターネット接続されているか否かが確認されるものとし
ているが、これは、xDSL回線やISDN回線を利用
してインターネット接続を行うための専用回線が設けら
れ、電話回線に多重されていることを前提としている。
しかしながら、本発明は、このようなインターネット接
続用の回線と電話回線とが多重されているものに限定さ
れるわけではない。
【0082】よって、アナログ回線のように、電話動作
を行うための回線とインターネット接続を行うための回
線とが共通の回線とされる場合、子機から親機に対し
て、URLのデータを要求する際に、まず、親機が電話
動作を行っているか否かを確認する必要がある。このと
き、電話動作を行っていない場合に、インターネット接
続がされているか否かの確認がされ、それ以降の処理動
作が行われる。尚、親機が電話動作が行われている場合
は、インターネット接続が成されていないときと同様、
キャッシュメモリ内が検索され、要求するURLのデー
タがあるときのみ、子機にデータが送信される。
【0083】
【発明の効果】本発明によると、親機が回線接続してい
る際に、子機がデータファイルの送信要求を行うと、親
機が受信している別のデータファイルと平行してデータ
ファイルを受信することができる。又、親機が回線接続
を行うことなく、親機内に格納されたデータファイルを
子機に送信することができるので、親機の回線利用時間
を抑制することができる。
【0084】又、巡回設定データファイルが、親機がデ
ータファイルの受信を行っているときに変更して受信さ
れるため、巡回設定データファイルのデータ更新のため
に、定期的な受信動作を行う必要がなく、親機の回線利
用時間を抑制することができる。又、このようにしてデ
ータ更新された巡回設定データファイルが、子機から別
のデータファイルの送信要求があったときにも送信され
るようにしたので、子機は、定期的に親機と通信を行う
ことなく、巡回設定データファイルがデータ更新された
ことを確認することができる。
【0085】更に、親機において、子機にデータファイ
ルを送信する際、子機で処理可能なフォーマット形式に
データファイルを変換することができるので、子機側で
データファイルを処理可能なフォーマット形式に変換す
る必要がない。よって、子機に、この変換処理を行うた
めの機能を付加する必要がなく、それにより、メモリサ
イズを低減することができる。よって、子機の小型化、
省電力化、低価格化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話装置による親機と子機との関係を
示す図。
【図2】図1の親機と子機の内部構成を示すブロック
図。
【図3】親機がデータ受信するための動作を示すフロー
チャート。
【図4】子機がデータ受信するための動作を示すフロー
チャート。
【図5】第1の実施形態の電話装置における親機が子機
からデータ送信を要求されたときの動作を示すフローチ
ャート。
【図6】第2の実施形態の電話装置における親機が子機
からデータ送信を要求されたときの動作を示すフローチ
ャート。
【図7】第3の実施形態の電話装置における親機が子機
にデータ送信をする際の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 親機 2a,2b 子機 101 回線接続I/F 102 通信制御部 103 通話部 104 メモリ 105 操作部 106 ディスプレイ 107 親子用通信I/F 108 データ取得部 109 キャッシュメモリ 110 ブラウザ部 201 親子用通信I/F 202 通信制御部 203 通話部 204 操作部 205 ディスプレイ 206 データ取得部 207 キャッシュメモリ 208 ブラウザ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部のネットワークと接続するためのネ
    ットワーク回線と接続された親機と、該親機と通信を行
    うことによって外部ネットワークとの接続を行う子機と
    を備えた親子電話装置において、 前記親機が前記ネットワーク回線として接続して受信し
    たデータファイルを格納するとともに、前記子機が前記
    親機から送信されたデータファイルを格納し、 前記子機においてデータ出力が求められたとき、データ
    出力が要求されたデータファイルが前記子機内に格納さ
    れてない場合、前記親機に格納されているか確認され、 このとき、前記親機に格納されていると、格納されてい
    る前記要求されたデータファイルが前記子機に送信され
    てデータ出力され、 又、前記親機に格納されていないと、前記親機が前記ネ
    ットワーク回線を介して前記外部のネットワークより前
    記要求されたデータファイルのデータを取得して前記親
    機内に格納するとともに前記子機に送信することで、該
    データファイルを受信した前記子機がデータ出力を行う
    ことを特徴とする親子電話装置。
  2. 【請求項2】 前記親機が前記子機の要求するデータフ
    ァイル以外のデータファイルのデータを取得するために
    前記ネットワーク回線と既に接続しているとき、前記子
    機の要求するデータファイルのデータを前記外部のネッ
    トワークより前記親機が受信して、前記子機に送信し、 又、前記親機が前記ネットワークに接続されていない状
    態のとき、前記子機の要求するデータを前記親機が格納
    したデータファイルから検索し、格納されている場合、
    この格納された前記子機の要求するデータファイルを前
    記子機に送信することを特徴とする請求項1に記載の親
    子電話装置。
  3. 【請求項3】 前記親機が格納しているデータファイル
    の一部に、設定された時間毎に定期的にデータ更新され
    るように設定された巡回設定データファイルを備え、 前記子機から前記親機に対してデータファイルの送信が
    要求されるときに、前記親機が前記ネットワーク回線と
    接続されると、 前回のデータ更新から前記設定された時間が経過した前
    記巡回設定データファイルについてデータ更新を行うた
    めに、前記ネットワーク回線を通じて、前記巡回設定デ
    ータファイルのデータが前記親機で受信されることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の親子電話装置。
  4. 【請求項4】 前記子機から前記親機に対してデータフ
    ァイルの送信が要求されるときに、前記子機に対して送
    信許可された前記巡回データファイルにおいて、データ
    更新後に前記子機に送信されていないものがある場合、 データ更新後に前記子機に送信されていない該巡回デー
    タファイルを、前記子機が要求したデータファイルとは
    別に送信することを特徴とする請求項3に記載の親子電
    話装置。
  5. 【請求項5】 前記親機が前記子機で処理可能なデータ
    ファイルの各種類に対するそれぞれのフォーマット形式
    を記憶し、 前記親機がデータファイルを前記子機に送信する際、 当該データファイルの種類を確認して、前記子機で処理
    可能なフォーマット形式のデータファイルに変換した
    後、前記子機に送信することを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれかに記載の親子電話装置。
  6. 【請求項6】 前記親機が、前記ネットワーク回線と接
    続するための回線接続部と、該回線接続部が前記ネット
    ワーク回線を通じて受信したデータを格納する第1キャ
    ッシュメモリと、前記回線接続部で受信されたデータを
    処理する第1データ処理部と、前記子機と通信を行うた
    めの第1親子用通信部と、を備え、 前記親機及び前記子機のそれぞれで要求されたデータフ
    ァイルを前記ネットワーク回線と接続された前記回線接
    続部で受信すると、前記第1キャッシュメモリに格納
    し、 又、前記子機よりデータファイルの送信要求があるとき
    に、前記回線接続部が前記ネットワーク回線と接続しな
    い場合、前記第1キャッシュメモリが検索され、このと
    き、前記第1キャッシュメモリに格納されていることが
    確認されると、確認された前記子機が要求するデータフ
    ァイルを前記第1キャッシュメモリより読み出して、前
    記子機に前記第1親子用通信部より送信することを特徴
    とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の親子用電
    話装置。
  7. 【請求項7】 前記子機が、前記親機と通信を行うため
    の第2親子用通信部と、該第2親子用通信部で受信した
    データを格納する第2キャッシュメモリと、前記第2親
    子用通信部で受信したデータを処理する第2データ処理
    部と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の親子
    電話装置。
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