JP5669156B1 - コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法 - Google Patents

コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話機のユーザが携帯電話機に保存されている特定のデータを、指定したコードレス電話子機に当該コードレス電話子機で利用可能な状態で保存させること。【解決手段】子機情報送信部127は、子機情報を携帯電話機40に送信する。子機転送データ受信部122は、携帯電話機40からの子機転送データを受信し、記憶部103に記憶させる。転送先子機決定部123は、記憶部103に記憶された子機転送データから転送先子機情報を取り出し、当該転送先子機情報に設定された転送先子機識別情報に基づいて当該子機転送データの転送先のコードレス電話子機を選択する。子機転送データ送信部125は、転送先子機決定部123により選択されたコードレス電話子機に子機転送データを送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、無線LAN通信部を備えた携帯電話機と無線接続するコードレス電話装置、このコードレス電話装置を含むコードレス電話システム、及び、このコードレス電話装置、コードレス電話システムにおけるデータ転送方法に関する。
昨今、携帯電話網に接続する携帯電話機(いわゆる、スマートホンを含む)に無線LAN通信部(IEEE.802.11規格のWi−Fi(登録商標)機能)を設け、この携帯電話機を用いて、家庭やオフィス(以下、「宅内」という)の無線LAN環境下でインターネットに接続し、WebブラウジングやIP電話等の様々なインターネットサービスが利用可能となっている。
また、携帯電話機では、ユーザが、自身の嗜好に合わせて、好きな音楽を着信音として利用したり、携帯電話機のカメラで撮影した写真データを携帯電話機の壁紙にしたりするなど、着信音や壁紙データを自由にカスタマイズすることが一般的になっている。
しかしながら、家庭で利用しているコードレス電話機では、ユーザは、購入時点で予め用意された数種類の着信音や壁紙データの中から選択して利用するしかできなかった。
このユーザの不満を解消すべく、携帯電話機と、家庭で使用されるコードレス電話子機(コードレスハンドセット)等の他の電話機とを無線接続し、携帯電話機に保持されている各種データ(電話帳データ、壁紙データ、着信音データ等)を他の電話機に転送する技術が、例えば、特許文献1、2に開示されている。なお、着信音データは、保留音、留守番電話のガイダンスメッセージ等、コードレス電話子機で使用する音源データであれば良い。
特許文献1には、電話機に外部保存装置(携帯電話機等)とカップリングして外部保存装置から音声ファイルを読み込み、着信音を自由に変更できる電話機が記載されている。
また、特許文献2には、携帯電話機と内線電話機(または一般加入電話機)とを接続して相互間で電話帳データを転送することができる電話帳データ転送ステムが記載されている。
実用新案登録第3116750号公報 特開2003−101632号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコードレス電話システムでは、電話機に外部保存装置とカップリングするHDC(ホストデバイスコントローラ)を設けることが必要となる。そして、複数台のコードレス電話子機を親機と接続するコードレス電話装置においては、各コードレス電話子機に新たにHDCを設けることが必要となり、コストアップとなる。
また、特許文献1の外部保存装置をパーソナルコンピュータや携帯電話機とした場合、それらの機器で録音し保存した音声データは、MP3(MPEG Audio Layer-3)やWAVフォーマット等の音声フォーマットであり、コードレス電話子機のCODECは、当該音声データをそのまま再生することができない。コードレス電話子機では、一般的には、G.722規格、G.711規格等のPCMデータ形式のデジタル音声データをアナログ音声に変換するCODECが使用されているため、コードレス電話子機にMP3や、WAVフォーマットの音声データを送った場合、コードレス電話子機にて、当該音声データのフォーマットを使用CODECで再生できるように変換する必要がある。この変換処理の実行は、各コードレス電話子機の処理能力低下や、コストアップを招く要因となる。
また、特許文献2に記載の電話機システムでも、コードレス電話子機と携帯電話機を直接通信する為のインタフェース手段を具備する必要がある。また、携帯電話機の電話帳データ等には電話番号や名前情報等のテキストデータ以外に、昨今の携帯電話機の高精度な液晶ディスプレイの能力に合わせて作成された顔写真等の大容量の画像データが含まれており、携帯電話機と異なる液晶デバイスを具備したコードレス電話子機では、そのままの画像データを表示することができない。高画質の携帯電話機では、SVGA(800×600ピクセル)、XGA(1024×768ピクセル)の画像データ(JPEG等)が使用されている。一方、一般的なコードレス電話子機では、QVGA(320×240ピクセル)、VGA(640×480ピクセル)が使用されている。このため、コードレス電話子機に携帯電話機に保存されている画像データを送った場合、コードレス電話子機にて、液晶表示部に表示可能なサイズに画像データをリサイズする必要がある。この変換処理の実行は、各コードレス電話子機の処理能力低下や、コストアップを招く要因となる。
また、特許文献1、2は、何れも、携帯電話機から、コードレス電話親機を経由して転送先子機を指定して送信するものではなく、指定した子機のみに特定のデータを送信したいというユーザの要望に応えることができない。
本発明の目的は、コードレス電話子機に新たな機器を設けること無く、携帯電話機のユーザが携帯電話機に保存されている特定のデータを、指定したコードレス電話子機に当該コードレス電話子機で利用可能な状態で保存させることができるコードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法を提供することである。
本発明の一態様に係るコードレス電話装置は、少なくとも1台以上の子機とその親機から成るコードレス電話装置であり、且つ、前記親機と無線LANを介して無線接続する無線IP端末によって選択された画像データまたは音楽データを含む子機転送データを、前記親機から前記子機に転送するコードレス電話装置であって、前記親機は、前記無線IP端末から受信した認証IDと認証パスワードに基づいて、前記親機に接続可能な無線IP端末であるか否かを判定する無線IP端末認証部と、前記親機に登録されている各子機の子機識別情報を含む子機情報を前記無線IP端末に送信する子機情報送信部と、前記無線IP端末から、転送先の子機の子機識別情報を示す転送先子機情報を含む子機転送データを受信すると、前記転送先子機情報に基づいて、前記子機転送データの転送先子機を抽出し、前記認証IDに基づいて、前記抽出した子機の中から子機転送データの転送が許可されているものを選択し、最終的な転送先子機として決定する転送先子機決定部と、前記子機転送データが、着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含む場合に、前記転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて、前記子機転送データに含まれる着信音データ、壁紙データ、および、電話帳データの少なくとも何れか一つを前記転送先子機で利用可能なデータフォーマットに変換する子機転送データ変換部と、前記変換後の子機転送データを、前記決定された転送先子機に送信する子機転送データ送信部と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係るコードレス電話システムは、少なくとも1台以上の子機とその親機から成るコードレス電話装置と、無線LANを介して前記コードレス電話装置の親機と無線接続する無線IP端末と、から成るコードレス電話システムであって、前記無線IP端末は、前記親機に無線LANを介して、認証IDと認証パスワードを送信し、前記親機に接続要求する無線IP端末認証要求部と、前記親機から前記親機に登録されている各子機の子機識別情報を含む子機情報を受信し、第1の記憶部に記憶させる子機情報受信部と、前記第1の記憶部に記憶されている着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含むデータの中から前記子機に転送する子機転送データを選択する子機転送データ選択部と、前記子機転送データの転送先となる子機を前記子機情報に含まれる前記子機識別情報から選択する転送先子機選択部と、前記子機転送データを、前記転送先子機選択部で選択された子機の子機識別情報を示す転送先子機情報を含むように編集し、前記親機に送信する子機データ送信部と、を有し、前記親機は、前記無線IP端末から受信した認証IDと認証パスワードに基づいて、前記親機に接続可能な無線IP端末であるか否かを判定する無線IP端末認証部と、第2の記憶部に記憶されている前記子機情報を、前記無線IP端末に送信する子機情報送信部と、前記無線IP端末からの子機転送データを受信して前記第2の記憶部に記憶させる子機転送データ受信部と、前記第2の記憶部に記憶された前記子機転送データの転送先子機情報に基づいて、前記子機転送データの転送先子機を抽出し、前記認証IDに基づいて、前記抽出した子機の中から前記子機転送データの転送が許可されているものを選択し、最終的な転送先子機として決定する転送先子機決定部と、前記子機転送データが、着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含む場合に、前記転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて、前記子機転送データに含まれる着信音データ、壁紙データ、および、電話帳データの少なくとも何れか一つを前記転送先子機で利用可能なデータフォーマットに変換する子機転送データ変換部と、前記変換後の子機転送データを、前記決定された転送先子機に送信する子機転送データ送信部と、を有する、構成を採る。
本発明の一態様に係るコードレス電話システムは、少なくとも1台以上の子機とその親機から成るコードレス電話装置と、無線LANを介して前記コードレス電話装置の親機と無線接続する無線IP端末と、から成るコードレス電話システムであって、前記無線IP端末は、前記親機に無線LANを介して、認証IDと認証パスワードを送信し、前記親機に接続要求する無線IP端末認証要求部と、前記親機から前記親機に登録されている各子機の子機識別情報を含む子機情報を受信し、第1の記憶部に記憶させる子機情報受信部と、前記第1の記憶部に記憶されている着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含むデータの中から前記子機に転送する子機転送データを選択する子機転送データ選択部と、前記子機転送データの転送先となる子機を前記子機情報に含まれる前記子機識別情報から選択する転送先子機選択部と、前記子機転送データが、着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含む場合に、前記転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて、前記子機転送データに含まれる着信音データ、壁紙データ、および、電話帳データの少なくとも何れか一つを前記転送先子機で利用可能なデータフォーマットに変換する子機転送データ変換部と、前記変換後の子機転送データを、前記転送先子機選択部で選択された子機の子機識別情報を示す転送先子機情報を含むように編集し、前記親機に送信する子機データ送信部と、を有し、前記親機は、前記無線IP端末から受信した認証IDと認証パスワードに基づいて、前記親機に接続可能な無線IP端末であるか否かを判定する無線IP端末認証部と、第2の記憶部に記憶されている前記子機情報を、前記無線IP端末に送信する子機情報送信部と、前記無線IP端末からの子機転送データを受信して前記第2の記憶部に記憶させる子機転送データ受信部と、前記第2の記憶部に記憶された前記子機転送データの転送先子機情報に基づいて、前記子機転送データの転送先子機を抽出し、前記認証IDに基づいて、前記抽出した子機の中から前記子機転送データの転送が許可されているものを選択し、最終的な転送先子機として決定する転送先子機決定部と、前記転送先子機決定部で決定した転送先子機に、前記子機転送データを送信する子機転送データ送信部と、を有する、構成を採る。
本発明の一態様に係るコードレス電話装置のデータ転送方法は、少なくとも1台以上の子機とその親機から成るコードレス電話装置であり、且つ、前記親機と無線LANを介して無線接続する無線IP端末によって選択された画像データまたは音楽データを含む子機転送データを、前記子機に転送するコードレス電話装置のデータ転送方法であって、前記親機は、前記無線IP端末から受信した認証IDと認証パスワードに基づいて、前記親機に接続可能な無線IP端末であるか否かを判定する無線IP端末認証ステップと、前記親機に登録されている前記子機の子機識別情報を含む子機情報を前記無線IP端末に送信する子機情報送信ステップと、前記無線IP端末から、転送先の子機の子機識別情報を示す転送先子機情報を含む子機転送データを受信して記憶部に記憶させる子機転送データ受信ステップと、前記記憶部に記憶された子機転送データの転送先子機情報に基づいて、前記子機転送データの転送先子機を抽出し、前記認証IDに基づいて、前記抽出した子機の中から子機転送データの転送が許可されているものを選択し、最終的な転送先子機として決定する転送先子機決定ステップと、前記子機転送データが、着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含む場合に、前記転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて、前記子機転送データに含まれる着信音データ、壁紙データ、および、電話帳データの少なくとも何れか一つを前記転送先子機で利用可能なデータフォーマットに変換する子機転送データ変換ステップと、前記変換後の子機転送データを前記決定された転送先子機に送信する子機転送データ送信ステップと、を実行する。
本発明によれば、コードレス電話親機が有する子機情報を携帯電話機に転送するので、コードレス電話子機に新たな機器を設けること無く、携帯電話機のユーザが、子機情報に基づいて、携帯電話機に保存されている特定のデータを、指定したコードレス電話子機に当該コードレス電話子機で利用可能な状態で保存させることができる。
本発明の実施の形態1に係るコードレス電話システムの構成を示す模式図 図1に示したコードレス電話親機の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る子機情報テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態1に係る子機情報テーブルの一例を示す図 図1に示したコードレス電話子機の構成を示すブロック図 図1に示した携帯電話機(無線IP端末)の構成を示すブロック図 図5に示した携帯電話機の、接続認証時における処理手順を示すフロー図 図2に示したコードレス電話親機の、接続認証時における処理手順を示すフロー図 図5に示した携帯電話機の、接続認証後の処理手順を示すフロー図 図2に示したコードレス電話親機の、接続認証後の処理手順を示すフロー図 図5に示した携帯電話機の処理手順を示すフロー図 図2に示したコードレス電話親機の処理手順を示すフロー図 図4に示したコードレス電話子機の処理手順を示すフロー図 本発明の実施の形態2に係る認証情報テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る転送規制情報テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る子機情報テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係るコードレス電話親機の子機情報の送信手順を示すフロー図 本発明の実施の形態4に係る対応認証ID情報テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態4に係る子機情報テーブルの一例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るコードレス電話システムの構成を示す模式図である。以下、図1を用いて、コードレス電話システムの構成について説明する。なお、以下の説明において、無線IP端末の一例としてスマートホンを含む携帯電話機を挙げるが、本発明はこれに限定するものではない。
図1では、宅内にコードレス電話親機10が設けられ、コードレス電話親機10は、アクセスポイント20を介して、インターネットに接続しており、一方で、固定電話網に接続している。また、宅内には、コードレス電話親機10と接続するコードレス電話子機(CDL子機)30−1、30−2と、無線LANルータ機能を備えたアクセスポイント20及び携帯電話網に接続する携帯電話機40が存在するものとする。なお、特定のコードレス電話子機を区別しない場合には、コードレス電話子機30と総称する。
図1において、コードレス電話子機30は、コードレス電話親機10を介して、固定電話網に接続可能であり、コードレス電話親機10及びアクセスポイント20を介して、携帯電話機40に接続可能である。携帯電話機40は、アクセスポイント20を介して、コードレス電話親機10と無線LANにて接続する。また、携帯電話機40が、アクセスポイント20及びコードレス電話親機10を介して、コードレス電話子機30、固定電話網に接続可能である。
図1では、子機と親機との間の無線通信方式にDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)方式を採用したコードレス電話子機30であって、コードレス電話子機30は、コードレス電話親機10を介して、固定電話網及び携帯電話機に接続可能である。また、携帯電話機40は、コードレス電話親機10を介して、コードレス電話子機30及び固定電話網に接続可能で、更に、アクセスポイント20を介してインターネットにも接続可能である。
なお、図1では、携帯電話機40が、アクセスポイント20を介して、コードレス電話親機10と接続する場合を示しているが、コードレス電話親機10に無線LANリピータ機能を設け、携帯電話機40が、コードレス電話親機10とダイレクトに接続し、コードレス電話親機10からアクセスポイント20を介してインターネットに接続することもできる。
図2は、図1に示したコードレス電話親機10の構成を示すブロック図である。以下、図2を用いて、コードレス電話親機10の構成について説明する。
NCU(Network Control Unit)及びモデム部101は、発呼時の公衆回線との接続および公衆回線からの着呼検出などの電話回線の制御を行う回線制御回路(NCU)と、着信時に公衆回線からの発信者番号情報を受信するモデム部である。
TAM(Telephone Answering Machine)部102は、留守番電話メッセージを記憶し、メッセージの録音及び再生を行う。
記憶部103は、コードレス電話装置の各種設定データ、電話帳データ、発着信履歴情報、SMSメッセージ等の子機の通信履歴を含む子機付加情報を記憶する。なお、コードレス電話装置では、コードレス電話子機30毎に電話帳データを設ける場合と、全てのコードレス電話子機30において共通に使用される電話帳データを設ける場合とがある。コードレス電話親機10は、コードレス電話子機30毎に設けられた電話帳データ、および、全てのコードレス電話子機30において共通に使用される電話帳データの少なくとも一方を記憶、管理している。
また、記憶部103は、図3aに示すような子機情報を記憶する。子機情報は、各コードレス電話子機30(子機1から子機6)と、各コードレス電話子機30の接続状態、子機名、子機番号(子機内線番号またはポート番号)、子機の壁紙データ情報(画像フォーマット、色数、画像サイズ等)、サムネイルデータ情報(画像フォーマット、色数、画像サイズ等)、着信音メモリ情報(メモリ容量、または再生時間)および使用CODECが対応付けられている。子機名および子機番号は、子機を識別するための子機識別情報として用いられる。壁紙データ情報、サムネイルデータ情報、着信音メモリ情報および使用CODEC情報は、子機で使用するデータに変換する際の変換フォーマット情報として用いられる。なお、コードレス電話親機10は、各コードレス電話子機30との接続時に、子機側から受信する機種情報を元に各子機が具備するデバイス能力に応じて上記の変換フォーマット情報を取得するようにしても良いし、親機に単一機種の子機しか接続しないのであれば、図3bに示す様に、システム固定の子機で共通に使用する変換フォーマット情報として一意的に決定して使用しても良い。
音声入出力部104は、マイク、スピーカーとCODECから構成され、着信音の出力、通話音声の入力出力を行う。
操作部105は、ユーザが操作を行うダイヤル、各種機能ボタンから構成され、LCD(Liquid Crystal Display)部106は、各種情報を表示する。
コードレス電話子機無線I/F部107は、コードレス電話子機30との無線データ送受信回路であり、無線信号の周波数変換を行うRF/IF部、変調及び復調を行う変復調部、TDMA信号処理等を行うデジタル信号処理回路から構成される。
コードレス電話子機制御部108は、コードレス電話子機30との間で制御データを送受信し、コードレス電話子機30との間の制御プロトコル(例えば、DECTプロトコル方式、PHSプロトコル方式等)に従った発呼、着呼等のプロトコル制御を行う。なお、以下の説明では、コードレス電話子機30との間の制御プロトコルにDECT方式を採用するものとする。
無線LAN I/F部109は、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、の無線LANプロトコル制御を行い、携帯電話機40との無線データの送受信を行う。なお、無線LAN I/F部109は、Bluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いても良い。
親機制御部110は、コードレス電話親機10全体を制御する。具体的には、親機制御部110は、親機制御部110周辺の各部から発生したイベント、メッセージを受信及び解析し、発着信呼の状態及び呼接続を制御し、各部に指示する。親機制御部110は、呼制御部121、子機転送データ受信部122、転送先子機決定部123、子機転送データ変換部124、子機転送データ送信部125、無線IP端末認証部126および子機情報送信部127を有する。
呼制御部121は、NCU及びモデム部101及びコードレス電話子機制御部108から受信したイベント、及び、各種メッセージを処理する。
子機転送データ受信部122は、無線LAN I/F部109を介して、携帯電話機40からの子機転送データを受信し、記憶部103に記憶させる。
転送先子機決定部123は、記憶部103に記憶された子機転送データから転送先子機情報を取り出し、当該転送先子機情報に設定された子機識別情報(子機名、子機内線番号または子機ポート番号)に基づいて当該子機転送データの転送先のコードレス電話子機30を決定する。
子機転送データ変換部124は、記憶部103に記憶された子機転送データの種別と、転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて所定の変換処理を実行する。具体的には、子機転送データが着信音データである場合、子機転送データ変換部124は、着信音データの音声フォーマットを子機情報のコードレス電話子機30の使用CODECに合わせて変換し、着信音データのサイズを子機情報のコードレス電話子機30の着信音のサイズ(あるいは最大再生時間)内になるように変換する。また、子機転送データが壁紙データである場合、子機転送データ変換部124は、壁紙データの画像サイズを子機情報のコードレス電話子機30の壁紙サイズに合わせて変換する。また、子機転送データが電話帳データである場合、子機転送データ変換部124は、電話帳データに含まれるサムネイルデータの画像サイズを子機情報のコードレス電話子機30のサムネイルサイズに合わせて変換する。なお、子機情報の壁紙データ情報、サムネイルデータ情報、着信音メモリ情報および使用CODEC情報を総称して変換フォーマット情報と呼ぶ。
なお、本実施の形態では、壁紙データおよびサムネイルデータのサイズ変換についてのみ記載しているが、画像データの変換には、サイズ変換のみならず、画像フォーマットの変換も含まれる。以下の説明では、画像データの変換の一例として画像のサイズ変換を用いるが、本発明は、サイズ変換以外の画像データ変換、例えば、JPEGフォーマットからBMPフォーマットへの変換を行っても良い。
子機転送データ送信部125は、コードレス電話子機無線I/F部107を介して、転送先子機決定部123により選択されたコードレス電話子機30に、子機転送データ変換部124によって変換処理が実行された子機転送データを送信する。また、子機転送データ送信部125は、変換処理を実行できなかった旨を示すメッセージ、あるいは、変換処理を実行した旨を示すメッセージを携帯電話機40に通知する。
無線IP端末認証部126は、帯電話機40の接続認証を行う。具体的には、無線IP端末認証部126は、携帯電話機40から認証要求(認証ID、認証パスワード)を受信し、認証要求に含まれる認証ID、認証パスワードの組みあわせが、記憶部103の認証ID、認証パスワードの組みあわせのいずれかと一致するか否かを判別する。そして、無線IP端末認証部126は、一致する場合には認証を認め、認証応答(OK)を携帯電話機40に送信し、一致しない場合には認証を認めず、認証応答(NG)を携帯電話機40に送信する。
子機情報送信部127は、記憶部103に記憶された子機情報(図3a、または、図3aの子機識別情報と図3bの変換フォーマット情報)を、無線LAN I/F部109を介して、携帯電話機40に送信する。
なお、携帯電話機40に送信する子機情報の変換フォーマット情報は、図3aに示す子機毎の情報であっても良いし、同一機種の子機しか接続しない場合には、図3bに示す子機共通の情報であっても良い。
図4は、図1に示したコードレス電話子機30の構成を示すブロック図である。以下、図4を用いて、コードレス電話子機30の構成について説明する。
記憶部131は、着信音データ、壁紙データ、電話帳データ等のコードレス電話子機30で使用する各種データを所定の記憶エリアに記憶する。
音声入出力部132は、マイク、スピーカーとCODECから構成され、着信音の出力、通話音声の入力出力を行う。
操作部133は、ユーザが操作を行うダイヤル、各種機能ボタンから構成され、LCD(Liquid Crystal Display)部134は、各種情報を表示する。
コードレス電話親機無線I/F部135は、コードレス電話親機10との無線データ送受信回路であり、無線信号の周波数変換を行うRF/IF部、変調及び復調を行う変復調部、TDMA信号処理等を行うデジタル信号処理回路から構成される。
コードレス電話親機制御部136は、コードレス電話親機10との間で制御データを送受信し、コードレス電話親機10との間の制御プロトコル(例えば、DECTプロトコル方式、PHSプロトコル方式等)に従った発呼、着呼等のプロトコル制御を行う。
子機制御部137は、コードレス電話子機30全体を制御する。具体的には、子機制御部137は、子機制御部137周辺の各部から発生したイベント、メッセージを受信及び解析し、発着信呼の状態及び呼接続を制御し、各部に指示する。子機制御部137は、呼制御部138および子機転送データ受信部139を有する。
呼制御部138は、コードレス電話親機制御部136から受信したイベント、及び、各種メッセージを処理する。
子機転送データ受信部139は、コードレス電話親機無線I/F部135を介して、コードレス電話親機10からの子機転送データを受信し、子機転送データの種別に応じた記憶部131の記憶エリアに、子機転送データを記憶させる。
図5は、図1に示した携帯電話機40の構成を示すブロック図である。以下、図5を用いて、携帯電話機40の構成について説明する。
セルラー無線I/F部141は、携帯電話用アンテナを介して携帯電話基地局との無線データ送受信を行う。
記憶部142は、携帯電話機40の各種設定データ、電話帳データ、発着信履歴情報、SMSメッセージ、各種画像データ(壁紙データを含む)、音楽データ(着信音データを含む)等の情報を記憶する。
音声入出力部143は、マイク、スピーカーから構成され、着信音の出力、通話音声の入力出力を行う。
操作部144は、ユーザが操作を行うダイヤル、各種機能ボタンから構成され、LCD部145は、各種情報を表示する。また、スマートホン等のタッチパネルにて、操作部144とLCD部145を構成しても良い。
無線LAN I/F部146は、IEEE802.11の無線LANプロトコル制御を行い、コードレス電話親機10との無線データの送受信を行う。なお、無線LAN I/F部146は、コードレス電話親機10側に合わせてBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いても良い。
外部メモリI/F部147は、SDカード等の外部メモリを装着可能な形状を有し、装着された外部メモリとの間でデータの読み出し/書き込みを行う。
端末制御部148は、携帯電話機40全体を制御する。具体的には、端末制御部148は、端末制御部148周辺の各部から発生したイベント、メッセージを受信及び解析し、発着信呼の状態及び呼接続を制御し、各部に指示する。端末制御部148は、セルラー電話制御部151、Webブラウザ制御部152、子機転送データ選択部153、転送先子機選択部154および子機転送データ送信部156を有する。
セルラー電話制御部151は、セルラー無線I/F部141から受信した呼制御メッセージを処理する。
Webブラウザ制御部152は、セルラー無線I/F部141、若しくは、無線LAN I/F部146を介して、インターネットからHTMLファイル、画像ファイル、音楽ファイル等をダウンロードし、Web画面レイアウトを解析して表示・再生する制御を行う。
子機転送データ選択部153は、ユーザの操作部144(LCD部145含む)からの操作に基づいて、記憶部142に記憶されたデータ群の中からコードレス電話子機30に転送するデータ(子機転送データ)を選択し、子機転送データ送信部156に出力する。
転送先子機選択部154は、ユーザの操作部144(LCD部145含む)からの操作に基づいて、データの転送先のコードレス電話子機30を選択し、子機転送データ送信部156に出力する。なお、転送先子機選択部154は、1台、若しくは複数台のコードレス電話子機30を選択することができる。
子機転送データ変換部155は、子機転送データ選択部153から出力された子機転送データに対して、子機転送データの種別と変換フォーマット情報に基づいて所定の変換処理を実行する。具体的には、子機転送データが着信音データである場合、子機転送データ変換部155は、着信音データの音声フォーマットをコードレス電話子機30の使用CODECに合わせて変換し、着信音データのサイズを子機情報のコードレス電話子機30の着信音のサイズ(あるいは最大再生時間)内になるように変換する。また、子機転送データが壁紙データである場合、子機転送データ変換部155は、壁紙データの画像サイズをコードレス電話子機30の壁紙サイズに変換する。また、子機転送データが電話帳データである場合、子機転送データ変換部155は、子機転送データのサムネイルデータの画像サイズをコードレス電話子機30のサムネイルサイズに変換する。
子機転送データ送信部156は、子機転送データ変換部155によって変換処理が実行された子機転送データを編集する。具体的には、子機転送データ送信部156は、子機転送データのヘッダ部を生成し、ヘッダ部の子機転送データメッセージの転送先子機情報に、転送先子機選択部154で選択されたコードレス電話子機30を示す転送先子機識別情報(子機名、子機内線番号または子機ポート番号)を設定する。そして、子機転送データ送信部156は、編集後の子機転送データを無線LAN I/F部146を介してコードレス電話親機10に送信する。
認証要求部157は、無線LAN I/F部146を介して、コードレス電話親機10に接続の認証要求を送信する。
子機情報受信部158は、無線LAN I/F部146を介して、コードレス電話親機10から子機情報(図3a、または、図3aの子機識別情報と図3bの変換フォーマット情報)を受信し、記憶部142に記憶させる。
次に、コードレス電話親機10に保持されている子機情報を、携帯電話機40に保持させるまでの処理手順について、図6、図7、図8及び図9を用いて説明する。
図6は、携帯電話機40の、接続認証時における処理手順を示すフロー図である。まず、ST201において、認証要求部157が、ユーザの操作部144(LCD部145含む)からの操作に基づいて、コードレス電話親機10に認証要求を送信する。
次に、ST202において、認証要求部157が、コードレス電話親機10から認証応答を受信する。
そして、認証応答がOKの場合(ST203:OK)、ST204、ST205において、子機情報受信部158が、コードレス電話親機10から子機情報を受信し、記憶部142に記憶させる。一方、認証応答がNGの場合(ST203:NG)、フローは終了する。
図7は、コードレス電話親機10の、接続認証時における処理手順を示すフロー図である。まず、ST301において、無線IP端末認証部126が、携帯電話機40から認証要求を受信する。
次に、ST302において、無線IP端末認証部126が、認証要求に含まれる認証ID、認証パスワードの確認を行う。
認証確認が取れれば(ST302:OK)、ST303において、無線IP端末認証部126が、携帯電話機40に認証応答(OK)を送信する。一方、認証確認が取れなければ(ST302:NG)、ST304において、無線IP端末認証部126が、携帯電話機40に認証応答(NG)を送信する。
ST303の後、ST305、ST306において、子機情報送信部127が、携帯電話機40に子機情報を送信し、子機情報通知タイマーを設定する。
図8は、携帯電話機40の、接続認証後の処理手順を示すフロー図である。接続認証後では、ST401、ST402において、子機情報受信部158が、コードレス電話親機10から子機情報を受信し、記憶部142に記憶させる。
図9は、コードレス電話親機10の、接続認証後の処理手順を示すフロー図である。接続認証後では、ST501、ST502において、子機情報通知タイマーが満了する毎に、子機情報送信部127が、コードレス電話親機10と接続中の携帯電話機40が有るか否かを判定する。
接続中の携帯電話機40が有れば(ST502:有り)、ST503、ST504において、子機情報送信部127が、携帯電話機40に子機情報を送信し、子機情報通知タイマーを設定する。一方、接続中の携帯電話機40が無ければ(ST502:無し)、ST504において、子機情報送信部127が、子機情報通知タイマーを設定する。
次に、携帯電話機40に保持されている各種データ(電話帳データ、壁紙データ、着信音データ)を、コードレス電話子機30に、コードレス電話子機30で利用可能な状態で保存させるまでの処理手順について、図10から図12を用いて説明する。
図10は、携帯電話機40のデータ転送時の処理手順を示すフロー図である。まず、ST601において、転送先子機選択部154は、ユーザの操作部144(LCD部145含む)からの操作に基づいて、1台または複数台のデータ転送先のコードレス電話子機30(転送先子機)を選択する。そして、ST602において、転送先子機選択部154は、最初の転送先子機の子機情報を取得する。なお、転送先子機選択部154は、先にコードレス電話親機10から受信した子機情報を基に、選択する子機識別情報(子機名または子機番号)をLCD部145に表示し、ユーザの指示に基づいて、複数台の子機の中から1台または複数台のコードレス電話子機30を選択することができる。
次に、ST603において、子機転送データ選択部153は、ユーザの操作部144(LCD部145含む)からの操作に基づいて、記憶部142に記憶された各種データ群(電話帳データ、壁紙データ、着信音データ等)の中からコードレス電話子機30に転送するデータ(子機転送データ)を選択し、ST601で選択した子機へのデータ送信を起動する。
次に、ST604において、子機転送データ変換部155は、記憶部142に記憶された子機転送データの種別を判定する。
そして、子機転送データが着信音データであった場合(ST604:「着信音データ」)、ST605において、子機転送データ変換部155は、子機転送データが、コードレス電話子機30においてフォーマット変換が可能な着信音データであるか否かを判定する。
フォーマット変換が可能である場合(ST605:YES)、ST606において、子機転送データ変換部155は、子機転送データ(着信音データ)の音声フォーマットを、コードレス電話子機30の子機情報にある使用CODECに合わせて変換する。また、ST607において、子機転送データ変換部155は、着信音データのサイズを子機情報のコードレス電話子機30の着信音のサイズに合わせて変換する。その後、フローは、ST613に進む。一方、フォーマット変換が不可能である場合(ST605:NO)、フローは、ST614に進む。
また、子機転送データが壁紙データであった場合(ST604:「壁紙データ」)、ST608において、子機転送データ変換部155は、壁紙データを表示し、必要に応じてトリミング等の加工処理を行う。次に、ST609において、子機転送データ変換部155は、子機転送データのヘッダ部から画像サイズ情報を取得する。そして、ST610において、子機転送データ変換部155は、子機転送データ(壁紙データ)の画像サイズを子機情報から取得し、コードレス電話子機30において再生できるものに変換する。その後、フローは、ST613に進む。
また、子機転送データが電話帳データであった場合(ST604:「電話帳データ」)、ST611において、子機転送データ変換部155は、子機転送データのヘッダ部からサムネイルデータ(相手画像データ)の画像サイズ情報を取得する。そして、ST612において、子機転送データ変換部155は、子機転送データのサムネイルデータの画像サイズを子機情報から取得し、コードレス電話子機30において再生できるものに変換する。その後、フローは、ST613に進む。
ST613において、子機転送データ送信部156は、転送先子機選択部154から出力された子機転送データを編集し、無線LAN I/F部146を介してコードレス電話親機10に送信する。当該編集では、子機転送データ送信部156は、子機転送データのヘッダ部に転送データ種別(電話帳データ、壁紙データ、着信音データ)と子機転送データ選択部153で選択されたコードレス電話子機30を示す転送先子機識別情報を設定し、転送データ本体部(着信音データ部、画像データ部、電話帳データ部)を編集する。
ST605あるいはST613の処理により、転送先子機選択部154で選択された全てのコードレス電話子機30に対するデータの送信が完了した場合(ST614:YES)、フローは終了する。一方、ST613の処理の後、転送先子機選択部154で選択されたいずれかのコードレス電話子機30に対するデータの送信がまだ完了していない場合(ST614:NO)、ST615において、転送先子機選択部154は、次のデータ転送先子機の子機情報を取得する。その後、フローは、ST604に進む。
なお、図10のフロチャートでは、転送先子機毎に子機転送データを選択し、子機転送データを送信するフローの例を示したが、転送先子機を複数台選択し、転送先子機情報に複数の子機識別情報を編集した子機転送データを送信することによって、1回の子機転送データの送信によって、複数台の子機への子機転送データの転送をコードレス電話親機10に指示しても良い。また、最初に転送データを選択した後に、転送先子機を選択(複数台の選択可)して、子機転送データを送信しても良い。
図11は、コードレス電話親機10のデータ転送時の処理手順を示すフロー図である。まず、ST701において、子機転送データ受信部122は、無線LAN I/F部109を介して、携帯電話機40からの子機転送データを受信し、記憶部103に記憶させる。
次に、ST702において、転送先子機決定部123は、記憶部103に記憶された子機転送データから最初の転送先子機情報を取り出し、当該転送先子機情報に設定された転送先子機識別情報に基づいて当該子機転送データの転送先のコードレス電話子機30を選択する。
次に、ST703からST711において、子機転送データ変換部124は、子機転送データの種別に応じて所定の変換処理を実行する。
具体的には、まず、ST703において、子機転送データ変換部124は、記憶部103に記憶された子機転送データの種別を判定する。
そして、子機転送データが着信音データであった場合(ST703:「着信音データ」)、ST704において、子機転送データ変換部124は、子機転送データが、コードレス電話子機30においてフォーマット変換が可能な着信音データであるか否かを判定する。例えば、子機転送データ変換部124は、子機転送データの着信音データの音声フォーマットが、MP3(MPEG Audio Layer-3)あるいはWAVフォーマットである場合にはフォーマット変換が可能であると判定し、その他の音声フォーマットである場合にはフォーマット変換が不可能であると判定する。
フォーマット変換が可能である場合(ST704:YES)、ST705において、子機転送データ変換部124は、子機転送データ(着信音データ)の音声フォーマットをコードレス電話子機30の使用CODECに合わせて変換する。例えば、G.722で再生できるようにMP3からフォーマット変換を行う。また、ST706において、子機転送データ変換部124は、着信音データのサイズを子機情報のコードレス電話子機30の着信音のサイズ内になるように変換する。その後、フローは、ST713に進む。
一方、フォーマット変換が不可能である場合(ST704:NO)、ST707において、子機転送データ送信部125は、変換処理を実行できなかった旨を示すメッセージを携帯電話機40に通知する。その後、フローは、ST715に進む。
また、子機転送データが壁紙データであった場合(ST703:「壁紙データ」)、ST708において、子機転送データ変換部124は、子機転送データの画像データヘッダ部(例えば、BMPヘッダー部等)から画像サイズ情報を取得する。そして、ST709において、子機転送データ変換部124は、子機転送データ(壁紙データ)の画像サイズをコードレス電話子機30において再生できるものに変換する。例えば、携帯電話機40から送られてきた画像データのサイズ情報がXGA(1024×768ピクセル)サイズで、子機30で表示可能なサイズがQVGA(320×240ピクセル)サイズであれば、XGAからQVGAサイズへの画像サイズ変換処理が行われる。その後、フローは、ST713に進む。
また、子機転送データが電話帳データであった場合(ST703:「電話帳データ」)、ST710において、子機転送データ変換部124は、子機転送データのヘッダ部からサムネイルデータの画像サイズ情報を取得する。そして、ST711において、子機転送データ変換部124は、上述の壁紙データと同様に子機転送データのサムネイルデータの画像サイズをコードレス電話子機30において再生できるものに変換する。
次に、ST712において、子機転送データ送信部125は、子機転送データ変換部124によって変換処理が実行された子機転送データ(電話帳データ)を記憶部103に記憶させる。その後、フローは、ST713に進む。
ST706、ST709あるいはST712の処理の後、ST713において、子機転送データ送信部125は、コードレス電話子機無線I/F部107を介して、転送先子機決定部123により選択されたコードレス電話子機30に、子機転送データ変換部124によって変換処理が実行された子機転送データを送信する。また、ST714において、子機転送データ送信部125は、変換処理を実行した旨を示すメッセージを携帯電話機40に通知する。
ST707あるいはST714の処理により、転送先子機決定部123で決定された全てのコードレス電話子機30に対するデータの送信が完了した場合(ST715:YES)、フローは終了する。一方、ST707あるいはST714の処理の後、転送先子機決定部123で決定されたいずれかのコードレス電話子機30に対するデータの送信がまだ完了していない場合(ST715:NO)、ST716において、転送先子機決定部123は、記憶部103に記憶された子機転送データから次の転送先子機情報を取り出し、当該転送先子機情報に設定された転送先子機識別情報に基づいて当該子機転送データの転送先のコードレス電話子機30を選択する。その後、フローは、ST703に進む。
図12は、コードレス電話子機30のデータ転送時の処理手順を示すフロー図である。まず、ST801において、子機転送データ受信部139は、コードレス電話親機無線I/F部135を介して、コードレス電話親機10からの子機転送データを受信する。
次に、ST802において、子機転送データ受信部139は、子機転送データの種別に応じた記憶部131の記憶エリアに、子機転送データを記憶させる。
なお、上記の説明では、コードレス電話親機10及び携帯電話機40の両方において子機転送データに対する変換処理を実行する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、コードレス電話親機10あるいは携帯電話機40の一方のみにおいて子機転送データに対する変換処理を実行しても良い。また、上記の説明では、着信音データに対する選択、変換処理について説明したが、本発明では、コードレス電話子機30で使用する保留音データや留守番電話のガイダンスメッセージ等の音源データに対しても、着信音データと同様の処理を行うことができる。
また、上記の説明では、壁紙画像データおよびサムネイルデータの変換処理として画像サイズの変換処理を例に説明したが、本発明では、画像データの変換として、サイズのみならず、画像フォーマットの変換を行っても良い。
また、本発明では、一部の種類の子機転送データについてはコードレス電話親機10において変換処理を行い、他の種類の子機転送データについては携帯電話機40において変換処理を行うように、変換処理機能を分散することもできる。例えば、データ容量が小さく処理負荷が軽い着信音データの変換処理をコードレス電話親機10で行い、データ容量が大きく処理負荷が重い画像データの変換処理を携帯電話機40で行う。
そして、子機転送データに着信音データが含まれている場合、コードレス電話子機30は、使用CODECを用いて当該着信音データをそのまま再生することができる。また、子機転送データに壁紙データが含まれている場合、コードレス電話子機30は、当該壁紙データをそのまま液晶表示部に表示させることができる。また、子機転送データに電話帳データが含まれている場合、コードレス電話子機30は、当該電話帳データに含まれる電話番号情報に対応するサムネイルデータをそのまま液晶表示部に表示させることができる。また、コードレス電話親機10は、当該電話帳データを記憶部に記憶させることにより、自機(親機)が管理する電話帳データとして利用することができる。
このように、本実施の形態1では、コードレス電話親機10が有する子機情報を携帯電話機40に転送するので、携帯電話機40のユーザが、子機情報に基づいて、子機転送データの転送先子機を表示および選択することができ、且つ、携帯電話機40に保存されている特定のデータを、指定したコードレス電話子機30に当該コードレス電話子機30で利用可能な状態で保存させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、コードレス電話親機10が、子機情報を携帯電話機40に転送する際に、接続した携帯電話機40に応じて、該携帯電話機40に子機転送データを転送可能な子機の情報だけを通知して、子機転送データの転送先子機を制限する場合について説明する。本実施の形態は、実施の形態1と比較して、コードレス電話親機10の記憶部103および子機情報送信部127の機能が異なる。
図13の認証情報テーブルに示すように、記憶部103は、各携帯電話機40(無線IP端末1乃至6)の認証ID、認証パスワードの組みあわせの情報(以下、「認証情報」という)を記憶する。
無線IP端末認証部126は、携帯電話機40から認証要求(認証ID、認証パスワード)を受信した場合、認証要求に含まれる認証ID、認証パスワードの組みあわせが、認証情報の認証ID、認証パスワードの組みあわせのいずれかと一致するか否かを判別する。そして、無線IP端末認証部126は、一致する場合には認証を認め、認証応答(OK)を携帯電話機40に送信し、一致しない場合には認証を認めず、認証応答(NG)を携帯電話機40に送信する。
さらに、本実施の形態では、図14の転送規制情報テーブルに示すように、記憶部103は、接続する携帯電話機40から子機への子機転送データの転送を規制するための情報(以下、「転送規制情報」という)を記憶する。転送規制情報は、コードレス電話子機30(子機1から子機6)毎に、各コードレス電話子機30への子機転送データの転送規制の有無と、転送規制「有り」の場合における子機転送データの転送が許可されている無線IP端末(携帯電話機40)の認証IDが対応付けられている。なお、転送規制「無し」の場合には、コードレス電話親機10は、図13に示したように、コードレス電話親機10に接続が許可されている任意の携帯電話機40(無線IP端末1乃至4)からの子機転送データの転送を許可する。
本実施の形態では、子機情報送信部127は、転送規制情報を参照して、記憶部103に記憶された子機情報の中から転送が許可されているもののみを、無線LAN I/F部109を介して、携帯電話機40に送信する。
例えば、子機情報送信部127は、無線IP端末1に対して、転送規制「有り」で、かつ、無線IP端末1の認証ID「11111111」が登録されている子機1、5の子機情報、および、転送規制「無し」の子機3、4の子機情報を送信する。
この結果、図15に示すように、無線IP端末1の子機情報受信部158は、子機1、3、4、5の子機情報を記憶部142に記憶させる。
次に、本実施の形態に係るコードレス電話親機10の子機情報の送信手順について、図16のフロー図を用いて説明する。
まず、ST901、902において、コードレス電話親機10は、転送規制情報テーブルを参照し、子機1について子機情報の転送規制の有無を確認する。
転送規制が有る場合(ST902:YES)、ST903において、コードレス電話親機10は、転送規制情報テーブルを参照し、子機1について、認証要求している無線IP端末の認証IDが登録されているか否かを確認する。
転送規制が無い場合(ST902:NO)、あるいは、認証IDが登録されている場合(ST903:YES)、ST904において、コードレス電話親機10は、子機1の子機情報を抽出する。そして、フローは、ST905に進む。
一方、転送規制が有り場合(ST902:YES)、かつ、認証IDが登録されていない場合(ST903:NO)、コードレス電話親機10は、子機1の子機情報を抽出しない。そして、フローは、ST905に進む。
その後、コードレス電話親機10は、他の子機についてST902からST904の処理を繰り返す(ST905:NO、ST906)。
そして、コードレス電話親機10は、全ての子機についてST902からST904の処理を行った段階で(ST905:YES)、抽出した子機情報を、認証要求している無線IP端末に送信する(ST907)。
以上のように、本実施の形態2によれば、コードレス電話親機10が、子機情報を携帯電話機40に転送する際に、所定の条件により一部の子機情報の転送を規制することができる。携帯電話機40は、データ転送可能なコードレス電話子機30とその子機情報を認知することができる。また、携帯電話機40のユーザは、携帯電話機40の操作部144で転送先子機を選択操作する際に、コードレス電話親機10から送信されてきた子機情報の子機識別情報をLCD部145に表示することによって、データ転送可能な子機の中から転送先子機を選択することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、コードレス電話親機10が、子機転送データをコードレス電話子機30に転送する際に、所定の条件により一部の子機への転送を規制する場合について説明する。本実施の形態は、実施の形態1と比較して、コードレス電話親機10の記憶部103および転送先子機決定部123の機能が異なる。
本実施の形態でも、実施の形態2と同じく、記憶部103は、図13の認証情報および図14の転送規制情報を記憶する。
転送先子機決定部123は、記憶部103に記憶された子機転送データから転送先子機情報を取り出し、当該転送先子機情報に設定された子機識別情報(子機名、子機内線番号または子機ポート番号)に基づいて当該子機転送データの転送先のコードレス電話子機30を抽出する。さらに、転送先子機決定部123は、転送規制情報を参照して、抽出した転送先のコードレス電話子機30の中から当該携帯電話機40(認証ID)に転送が許可されている子機のみを選択し、最終的な転送先のコードレス電話子機30を決定する。すなわち、転送先子機決定部123は、抽出した転送先のコードレス電話子機30の中で、転送規制が無いもの、および、転送規制があって無線IP端末の認証IDが登録されているもののみを選択する。
例えば、無線IP端末1が子機情報を転送可能なコードレス電話子機30は、子機1、3、4、5のみであるので、転送先子機決定部123は、無線IP端末1からの転送先子機情報の子機識別情報に子機2が設定されていたとしても、転送先子機として子機2を選択しない。
以上のように、本実施の形態3によれば、コードレス電話親機10が、子機転送データをコードレス電話子機30に転送する際に、所定の条件により一部の子機転送データの転送を規制することができる。これにより、携帯電話機40のユーザの誤った操作により、携帯電話機40から所望以外のコードレス電話子機30宛に子機転送データの転送を指示してきても、コードレス電話親機10において誤転送を防止することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態4では、携帯電話機40とコードレス電話子機30とが1対1で対応付けられ、携帯電話機40からの指示に拠らず、コードレス電話親機10の判断で子機転送データを固定のコードレス子機30に転送する場合について説明する。本実施の形態は、実施の形態1と比較して、コードレス電話親機10の記憶部103および転送先子機決定部123の機能が異なる。また、本実施の形態は、実施の形態1から3と比較して、携帯電話機40の転送先子機選択部154が省略される。
記憶部103は、図13に示した認証情報を記憶し、更に、図17に示す、各コードレス電話子機30(子機1から6)と1対1で対応付けられた携帯電話機40(無線IP端末)の認証ID(以下、「対応認証ID情報」という)を記憶する。
転送先子機決定部123は、記憶部103に記憶された子機転送データに転送先子機情報が含まれるか否かに拠らず、すなわち、子機転送データの転送先子機情報を取り出さずに、記憶部103に記憶された図17の対応認証情報を参照して、当該携帯電話機40(認証ID)に1対1に対応付けられた子機を転送先のコードレス電話子機30として決定する。
なお、本実施の形態4では、図17において、携帯電話機40(認証ID)と転送先子機の対応を1対1とする場合について説明したが、本発明はこれに限られず、子機に対応する認証IDを複数個にして、1対nとしてもよい。
また、本実施の形態4では、携帯電話機40に転送先子機を選択させる必要がないため、コードレス電話親機10から携帯電話機40に子機情報を送信していないが、本発明では、携帯電話機40にて子機転送データのフォーマット変換を行うために、図18に示すように子機1の子機情報を送信しても良い。
以上のように、本実施の形態4によれば、携帯電話機40とコードレス電話子機30とが1対1(または、1対n)に固定で対応付けられているので、子機転送データをコードレス電話子機30に転送する際に、携帯電話機40において転送先子機を選択する処理を省略することができる。これにより、誤った操作により、携帯電話機40から所望以外のコードレス電話子機30宛に子機転送データを転送するという誤転送を防止することができる。
なお、上記実施の形態1から4では、子機を識別するための子機識別情報として子機名、子機番号(子機内線番号またはポート番号)を例に説明したが、本発明はこれに限られず、子機を識別することができるものであれば、他の情報を子機識別情報としても良い。
また、上記実施の形態1から4では、子機転送データが壁紙データを含む場合に、壁紙データの画像サイズを変換する場合を例に説明したが、本発明はこれに限られず、所定のフォーマットへ変換したり、所定の色数の画像データに変換したりしても良い。
また、上記実施の形態1から4では、子機転送データが電話帳データを含む場合に、サムネイルデータの画像サイズを変換する場合を例に説明したが、本発明はこれに限られず、所定のフォーマットへ変換したり、所定の色数の画像データに変換したりしても良い。
本発明にかかるコードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法は、コードレス電話子機に新たな機器を設けること無く、携帯電話機に保存されている各種データを、コードレス電話子機で利用可能な状態でコードレス電話子機に保存させるのに有用である。
10 コードレス電話親機
20 アクセスポイント
30 コードレス電話子機
40 携帯電話機
101 NCU及びモデム部
102 TAM部
103、131、142 記憶部
104、132、143 音声入出力部
105、133、144 操作部
106、134、145 LCD部
107 コードレス電話子機無線I/F部
108 コードレス電話子機制御部
109、146 無線LAN I/F部
110 親機制御部
121、138 呼制御部
122、139 子機転送データ受信部
123 転送先子機決定部
124、155 子機転送データ変換部
125 子機転送データ送信部
126 無線IP端末認証部
127 子機情報送信部
135 コードレス電話親機無線I/F部
136 コードレス電話親機制御部
137 子機制御部
141 セルラー無線I/F部
147 外部メモリI/F部
148 端末制御部
151 セルラー電話制御部
152 Webブラウザ制御部
153 子機転送データ選択部
154 転送先子機選択部
156 子機転送データ送信部
157 認証要求部
158 子機情報受信部

Claims (13)

  1. 少なくとも1台以上の子機とその親機から成るコードレス電話装置であり、且つ、前記親機と無線LANを介して無線接続する無線IP端末によって選択された画像データまたは音楽データを含む子機転送データを、前記親機から前記子機に転送するコードレス電話装置であって、
    前記親機は、
    前記無線IP端末から受信した認証IDと認証パスワードに基づいて、前記親機に接続可能な無線IP端末であるか否かを判定する無線IP端末認証部と、
    前記親機に登録されている各子機の子機識別情報を含む子機情報を前記無線IP端末に送信する子機情報送信部と、
    前記無線IP端末から、転送先の子機の子機識別情報を示す転送先子機情報を含む子機転送データを受信すると、前記転送先子機情報に基づいて、前記子機転送データの転送先子機を抽出し、前記認証IDに基づいて、前記抽出した子機の中から子機転送データの転送が許可されているものを選択し、最終的な転送先子機として決定する転送先子機決定部と、
    前記子機転送データが、着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含む場合に、前記転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて、前記子機転送データに含まれる着信音データ、壁紙データ、および、電話帳データの少なくとも何れか一つを前記転送先子機で利用可能なデータフォーマットに変換する子機転送データ変換部と、
    前記変換後の子機転送データを、前記決定された転送先子機に送信する子機転送データ送信部と、
    を具備するコードレス電話装置。
  2. 前記子機識別情報は、子機のポート番号、内線番号、名前情報の少なくとも一つである、
    請求項1に記載のコードレス電話装置。
  3. 前記子機情報は、子機で再生可能な壁紙データ情報、サムネイルデータ情報、着信音メモリ情報および使用CODEC情報の少なくとも一つの情報である変換フォーマット情報を含む、請求項1または請求項2に記載のコードレス電話装置。
  4. 前記子機転送データ変換部は、
    前記子機転送データが着信音データを含む場合、前記着信音データの音声フォーマットを前記転送先子機の使用CODECで再生可能なように変換する、
    請求項に記載のコードレス電話装置。
  5. 前記子機転送データ変換部は、
    前記子機転送データが着信音データを含む場合、前記着信音データのデータ変換後のデータサイズが前記転送先子機の着信音用メモリサイズ内になるように変換する、
    請求項または請求項に記載のコードレス電話装置。
  6. 前記子機転送データ変換部は、
    前記子機転送データが壁紙データを含む場合、前記壁紙データのサイズを前記転送先子機の壁紙サイズに変換する、
    請求項から請求項5の何れか一つに記載のコードレス電話装置。
  7. 前記子機転送データ変換部は、
    前記子機転送データが電話帳データを含む場合、前記電話帳データのサムネイル画像データ部を前記転送先子機のサムネイルサイズに変換する、
    請求項から請求項6の何れか一つに記載のコードレス電話装置。
  8. 少なくとも1台以上の子機とその親機から成るコードレス電話装置と、無線LANを介して前記コードレス電話装置の親機と無線接続する無線IP端末と、から成るコードレス電話システムであって、
    前記無線IP端末は、
    前記親機に無線LANを介して、認証IDと認証パスワードを送信し、前記親機に接続要求する無線IP端末認証要求部と、
    前記親機から前記親機に登録されている各子機の子機識別情報を含む子機情報を受信し、第1の記憶部に記憶させる子機情報受信部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含むデータの中から前記子機に転送する子機転送データを選択する子機転送データ選択部と、
    前記子機転送データの転送先となる子機を前記子機情報に含まれる前記子機識別情報から選択する転送先子機選択部と、
    前記子機転送データを、前記転送先子機選択部で選択された子機の子機識別情報を示す転送先子機情報を含むように編集し、前記親機に送信する子機データ送信部と、
    を有し、
    前記親機は、
    前記無線IP端末から受信した認証IDと認証パスワードに基づいて、前記親機に接続可能な無線IP端末であるか否かを判定する無線IP端末認証部と、
    第2の記憶部に記憶されている前記子機情報を、前記無線IP端末に送信する子機情報送信部と、
    前記無線IP端末からの子機転送データを受信して前記第2の記憶部に記憶させる子機転送データ受信部と、
    前記第2の記憶部に記憶された前記子機転送データの転送先子機情報に基づいて、前記子機転送データの転送先子機を抽出し、前記認証IDに基づいて、前記抽出した子機の中から前記子機転送データの転送が許可されているものを選択し、最終的な転送先子機として決定する転送先子機決定部と、
    前記子機転送データが、着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含む場合に、前記転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて、前記子機転送データに含まれる着信音データ、壁紙データ、および、電話帳データの少なくとも何れか一つを前記転送先子機で利用可能なデータフォーマットに変換する子機転送データ変換部と、
    前記変換後の子機転送データを、前記決定された転送先子機に送信する子機転送データ送信部と、
    を有する、
    コードレス電話システム。
  9. 前記子機転送データ変換部は、
    前記子機転送データが着信音データを含む場合、前記着信音データの音声フォーマットを前記転送先子機の使用CODECで再生可能なように変換する、
    請求項に記載のコードレス電話システム。
  10. 前記子機転送データ変換部は、
    前記子機転送データが壁紙データを含む場合、前記壁紙データのサイズを前記転送先子機の壁紙サイズに変換する、
    請求項8または請求項9に記載のコードレス電話システム。
  11. 前記子機転送データ変換部は、
    前記子機転送データが電話帳データを含む場合、前記電話帳データのサムネイル画像データ部を前記転送先子機のサムネイルサイズに変換する、
    請求項から請求項10の何れか一つに記載のコードレス電話システム。
  12. 少なくとも1台以上の子機とその親機から成るコードレス電話装置と、無線LANを介して前記コードレス電話装置の親機と無線接続する無線IP端末と、から成るコードレス電話システムであって、
    前記無線IP端末は、
    前記親機に無線LANを介して、認証IDと認証パスワードを送信し、前記親機に接続要求する無線IP端末認証要求部と、
    前記親機から前記親機に登録されている各子機の子機識別情報を含む子機情報を受信し、第1の記憶部に記憶させる子機情報受信部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含むデータの中から前記子機に転送する子機転送データを選択する子機転送データ選択部と、
    前記子機転送データの転送先となる子機を前記子機情報に含まれる前記子機識別情報から選択する転送先子機選択部と、
    前記子機転送データが、着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含む場合に、前記転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて、前記子機転送データに含まれる着信音データ、壁紙データ、および、電話帳データの少なくとも何れか一つを前記転送先子機で利用可能なデータフォーマットに変換する子機転送データ変換部と、
    前記変換後の子機転送データを、前記転送先子機選択部で選択された子機の子機識別情報を示す転送先子機情報を含むように編集し、前記親機に送信する子機データ送信部と、
    を有し、
    前記親機は、
    前記無線IP端末から受信した認証IDと認証パスワードに基づいて、前記親機に接続可能な無線IP端末であるか否かを判定する無線IP端末認証部と、
    第2の記憶部に記憶されている前記子機情報を、前記無線IP端末に送信する子機情報送信部と、
    前記無線IP端末からの子機転送データを受信して前記第2の記憶部に記憶させる子機転送データ受信部と、
    前記第2の記憶部に記憶された前記子機転送データの転送先子機情報に基づいて、前記子機転送データの転送先子機を抽出し、前記認証IDに基づいて、前記抽出した子機の中から前記子機転送データの転送が許可されているものを選択し、最終的な転送先子機として決定する転送先子機決定部と、
    前記転送先子機決定部で決定した転送先子機に、前記子機転送データを送信する子機転送データ送信部と、
    を有する、
    コードレス電話システム。
  13. 少なくとも1台以上の子機とその親機から成るコードレス電話装置であり、且つ、前記親機と無線LANを介して無線接続する無線IP端末によって選択された画像データまたは音楽データを含む子機転送データを、前記子機に転送するコードレス電話装置のデータ転送方法であって、
    前記親機は、
    前記無線IP端末から受信した認証IDと認証パスワードに基づいて、前記親機に接続可能な無線IP端末であるか否かを判定する無線IP端末認証ステップと、
    前記親機に登録されている前記子機の子機識別情報を含む子機情報を前記無線IP端末に送信する子機情報送信ステップと、
    前記無線IP端末から、転送先の子機の子機識別情報を示す転送先子機情報を含む子機転送データを受信して記憶部に記憶させる子機転送データ受信ステップと、
    前記記憶部に記憶された子機転送データの転送先子機情報に基づいて、前記子機転送データの転送先子機を抽出し、前記認証IDに基づいて、前記抽出した子機の中から子機転送データの転送が許可されているものを選択し、最終的な転送先子機として決定する転送先子機決定ステップと、
    前記子機転送データが、着信音データ、壁紙データ、電話帳データの何れかを含む場合に、前記転送先子機の変換フォーマット情報に基づいて、前記子機転送データに含まれる着信音データ、壁紙データ、および、電話帳データの少なくとも何れか一つを前記転送先子機で利用可能なデータフォーマットに変換する子機転送データ変換ステップと、
    前記変換後の子機転送データを前記決定された転送先子機に送信する子機転送データ送信ステップと、
    を実行する、
    コードレス電話装置のデータ転送方法。
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