JP2004260538A - 電話システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主装置10の制御部15は、内線伝送路17を介して受信した親機30からの通知に基づき、親機30Aと対となる無線子機40Aが親機30Aとは異なる親機30Bに誤載置されたことを検出し、親機30Bと対となる無線子機40Bが未使用状態であることが確認された場合に、内線伝送路17を介して親機30Bへ新たなシステムIDへの変更を指示するとともに、内線伝送路17を介して親機30Aへ無線子機40Aに対する新たなシステムIDへの変更を指示する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話システムに関し、特に内線電話機として、親機と無線子機とからなる無線電話機を有する電話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
網からの電話回線に接続された主装置と、この主装置に内線収容された複数の内線電話機とからなり、電話回線と内線電話機との間の呼を主装置で交換接続するボタン電話装置などの電話システムでは、内線電話機の一部または全部に無線電話機を用いる場合がある(例えば、特許文献1など参照)。
【0003】
この種の無線電話機は、親機とその親機の上に載置されるハンドセット型の無線子機とから構成されている。一般的な内線電話機では、当該内線電話機とハンドセットとがカールコードにより有線で接続されているが、この種の無線電話機では、親機と無線子機との間が、予め設定された当該無線電話機に固有のシステムIDを用いた無線回線で接続されている。親機は、有線の内線伝送路で主装置と接続されており、主装置とデータ通信を行うことにより、一般的な内線電話機と同様の電話機能を提供する。
【0004】
このような電話システムで用いられている無線電話機では、親機に無線子機を載置して充電などを行う充電台すなわち載置場所が設けられており、通常、未使用時には親機の載置場所に無線子機が載置されるものの、無線子機が親機と無線接続されているため、必要に応じて親機からある程度離れた場所へ無線子機を持ち運ぶことができる。
したがって、例えば、無線子機で通話中の利用者が他の部屋へ移動し、その移動先の部屋に設置されている他の親機に無線子機が載置されていない場合、終話に応じてその無線子機を移動先の親機上へ誤って載置する場合もある。
【0005】
従来の電話システムでは、無線子機の誤載置が発生した場合、電話システムの主装置は、各無線子機が対となる親機に載置されていることを前提として制御しているため、次のような不具合が生ずる。
例えば、図14では、親機Aおよび無線子機Aからなる無線電話機Aと、親機Bおよび無線子機Bからなる無線電話機Bとが主装置に接続されており、無線子機Aが親機B上に誤載置されているものとする(ステップ200)。
この状態で網側から無線電話機Bに対する個別着信があった場合(ステップ201)、主装置は無線電話機Bに対応する親機Bへ着信を通知し(ステップ202)、これに応じて親機Bで着信表示が行われる(ステップ203)。
【0006】
ここで、利用者が、親機Bへの着信に応答するため、親機Bのハンドセット、すなわち親機B上に誤載置されている無線子機Aを取り上げた場合(ステップ210)、その無線子機40Aがオフフックを検出し(ステップ211)、元の親機Aとの無線回線を介して親機Aへオフフックを通知する(ステップ212)。これに応じて、親機Aでは、無線子機Aのオフフックを主装置へ通知し(ステップ213)、この通知に応じて、主装置は、無線電話機Aには着信がないことから、無線子機Aでのオフフックを発信要求と判断し、いずれか空き状態の電話回線を捕捉する(ステップ214)。なお、空き状態の電話回線がない場合、あるいは電話回線が1つの場合、主装置から親機Aを介して無線子機Aへビジートーンが通知される。
【0007】
したがって、利用者が、親機Bへの着信へ応答しようとして、親機Bのハンドセットすなわち親機B上に誤載置されている無線子機を取り上げたにもかかわらず外線発信状態となるともに、親機Bへの着信表示が継続されるため、利用者は状況を理解できず混乱してしまう。
このような状況を回避するには、誤載置のあった親機と無線子機を同一のシステムIDに設定し、両者間での無線通信を可能とする必要がある。
【0008】
従来、親機に対する無線子機の載置に応じて、その無線子機に対して親機のシステムIDを設定する方法が提案されている(例えば、特許文献2など参照)。これは、図15に示すように、無線子機が親機上に載置されて充電が開始された場合(ステップ300)、親機から無線子機へ有線通信でシステムIDを送信し(ステップ301)、無線子機で親機からのシステムIDと当該無線子機のシステムIDとを比較する(ステップ302)。
【0009】
そして、両システムIDが一致していた場合(ステップ302:YES)、無線子機から親機へ無線通信で、システムIDの一致が確認できたことを示すID確認を通知する(ステップ303)。これにより、親機はシステムIDが一致していることを確認する。
また、無線子機でIDの一致が確認されなかった場合(ステップ302:NO)、無線子機はID確認を通知しない。これにより、親機はシステムID送付から所定時間経過してもID確認が通知されないため、システムID不一致と判断して、新たなシステムIDの設定を無線子機へ指示するとともに(ステップ304)、親機も新たなシステムIDを設定する(ステップ305)。これに応じて、無線子機は指示された新たなシステムIDを設定し(ステップ306)、両者のシステムIDが一致し無線通信が可能となる。
【0010】
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−350243号公報
【特許文献2】
特開2001−053873号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このようなシステムIDの設定方法は、無線子機が親機へ載置されたことによる親機から無線子機への充電開始に応じて、システムIDの確認および設定を行うものとなっているため、その親機が変更前のシステムIDを用いて元の無線子機と無線通信を行っていた場合、システムIDの変更に応じてその無線通信が確立しなくなり、元の無線子機が使用中の無線回線が強制切断されてしまう。
この際、無線電話機が単独で設置されている場合には、利用者が元の無線子機の未使用状態を容易に確認できることから、未使用状態でシステムIDの変更を行うことにより無線通信の切断を人為的に回避すればよい。
【0013】
しかしながら、複数の無線電話機を内線電話機として複数の利用者が比較的広いエリアで共用するような電話システムでは、元の無線子機の使用状況を容易に確認できないことから、無線通信の切断が発生する可能性が比較的高く、上記のようなシステムIDの設定方法を電話システムに適用できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、複数の無線電話機を内線電話機として複数の利用者で共用するような場合でも、使用中の無線回線を強制切断することなく、誤載置のあった親機および無線子機のシステムIDを変更して、その無線子機が当該親機の無線子機として使用可能とすることができる電話システムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話システムは、網からの電話回線に接続された主装置と、この主装置に内線伝送路を介して収容された複数の内線電話機とを備えるとともに、内線電話機として、主装置に内線伝送路を介して収容される親機と無線回線を介して対となる親機に接続される無線子機とからなり、対となる親機および無線子機間で個別のシステムIDを用いて無線通信を行うとともに、親機に無線子機を載置する載置場所が設けられた無線電話機を複数有し、電話回線と内線電話機との間を主装置で交換接続する電話システムであって、親機に、主装置からの指示に応じて自己のシステムIDを変更するとともに、主装置からの指示に応じて対となる無線子機へシステムIDの変更を指示する親機制御部を設け、無線子機に、対となる親機からの指示に応じて自己のシステムIDを変更する無線子機制御部を設けたものである。
【0015】
主装置の具体的構成として、主装置に、内線伝送路を介して受信した親機からの通知に基づき、第1の親機と対となる第1の無線子機が第1の親機とは異なる第2の親機に誤載置されたことを検出する誤載置検出手段と、第2の親機と対となる第2の無線子機が未使用状態であることを確認する状態確認手段と、この状態確認手段により第2の無線子機が未使用状態であることが確認された場合に、内線伝送路を介して第2の親機へ新たなシステムIDへの変更を指示するとともに、内線伝送路を介して第1の親機へ第1の無線子機に対する新たなシステムIDへの変更を指示するID変更指示手段とを有する制御部を設けてもよい。
【0016】
誤載置を検出する具体的構成例として、無線子機に、親機への当該無線子機の載置をオンフック状態として検出する状態検出部をさらに設けて、無線子機制御部で、この状態検出部でのオンフック状態の検出に応じて親機へ無線回線を介してオンフック検出を通知し、親機に、当該親機への無線子機の載置有無を検出する載置検出部をさらに設けて、親機制御部で、この載置検出部での載置あり検出に応じて主装置へ内線伝送路を介して載置あり検出を通知するとともに、無線回線を介した無線子機からのオンフック検出の通知に応じて主装置へ内線伝送路を介して子機オンフックを通知し、主装置の誤載置確認手段で、内線伝送路を介して受信した載置あり検出通知と子機オンフック検出通知との通知元を比較し、その不一致に応じて、載置あり検出通知の通知元である第2の親機へ、子機オンフック検出通知の通知元である第1の親機と対となる第1の無線子機が誤載置されたことを検出するようにしてもよい。
【0017】
また、ID変更指示手段で、システムID変更後の第1の無線子機が第2の親機に載置されない状態で未使用状態となった場合、内線伝送路を介して第2の親機へ、第1の無線子機の直前に対をなしていた無線子機のシステムIDの使用可を指示するようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
この電話システムは、網からの1つ以上の電話回線11に接続された主装置10と、この主装置10に内線収容された複数の無線電話機20A,20B〜20Nとから構成されており、主装置10で、電話回線11と無線電話機20A,20B〜20Nのいずれかの間における、例えば音声通話やデータ通信などの呼を交換接続する。
【0019】
無線電話機20Aは、主装置10と内線伝送路17を介して接続された親機30Aと、この親機30Aと無線回線を介して接続されるハンドセット型の無線子機40Aとの対から構成されている。この親機30Aには、無線子機40Aを載置して充電などを行う充電台すなわち載置場所が設けられており、通常、未使用時には親機の載置場所に無線子機が載置される。
無線電話機20Aでは、予め設定された当該無線電話機20Aに固有のシステムIDを用いて親機30Aと無線子機40Aとの間で無線通信が行われる。また、無線電話機20B〜20Nの構成は、無線電話機20Aと同様であり、それぞれ親機30B〜30Nと無線子機40B〜40Nとの対から構成されている。
【0020】
本発明では、各無線電話機20A〜20Nからの通知に基づき、主装置10で各無線電話機20A〜20Nにおける無線子機の誤載置を確認した場合には、その親機30と無線子機40に対して新たなシステムIDを設定して、両者間での無線通信を可能とし、その無線子機40を親機30の無線子機として用いるようにしたものである。
【0021】
主装置10には、電話回線11を終端制御する外線インターフェース部(以下、外線I/F部という)12、有線の内線伝送路17を介して無線電話機20A〜20Nとデータ伝送を行う内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)13、これら外線I/F部12と内線I/F部13との間を交換接続するスイッチ14、主装置10の各部を制御して、電話回線11と各無線電話機20A〜20Nの呼制御を行う制御部15、および制御部15での制御に必要な情報、例えば各親機および無線子機40のシステムIDを管理するID管理テーブル16Aや親機や子機の動作状態を示す管理情報16Bと、プログラムとを記憶する記憶部16が設けられている。
【0022】
特に、制御部15は、CPUなどのマイクロプロセッサを有し、記憶部16のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアと協働して各種機能手段を実現する。
この機能手段としては、受信した親機30からの通知に基づき、無線子機40が異なる親機に誤載置されたことを検出する誤載置検出手段、任意の無線子機40が未使用状態であることを確認する状態確認手段、および任意の親機30のシステムIDあるいはその無線子機のシステムIDの変更を指示するID変更指示手段がある。
【0023】
図2に親機30(30A,30B〜30N)の構成例を示す。親機30には、内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)31、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)32、音声処理部33、表示部34、キー入力部35、記憶部36、給電部37、載置検出部38、および親機制御部39が設けられている。
内線I/F部31は、内線伝送路17を介して主装置10とデータ伝送を行う回路部である。無線I/F部32は、無線回線を介して無線子機40(40A,40B〜40N)とデータ通信を行う回路部である。音声処理部33は、親機30で無線子機すなわちハンドセットを用いずに通話を行うためのスピーカホン機能や各種報知音の生成機能を有する回路部である。
【0024】
表示部34は、データ伝送で主装置10から受け取った指示に基づきLEDやLCDを制御して各種表示を行う回路部である。キー入力部35は、利用者によるキー操作を検出する回路部である。記憶部36は、自装置で用いるシステムIDを管理するID管理テーブル36Aのほか、親機制御部39での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶するメモリである。給電部37は、充電端子37Aを介して電気的に接続された無線子機40の電池を充電するための電力を供給する回路部である。載置検出部38は当該親機30に対する無線子機40の載置有無を検出する回路部である。親機制御部39は、CPUなどのマイクロプロセッサを有し、記憶部36のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアと協働して親機30の各部を制御する機能部である。
【0025】
図3に無線子機40の構成例を示す。無線子機40には、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)41、音声処理部42、電池43、充電部44、状態検出部45、記憶部46、表示部47、キー入力部48、および無線子機制御部49が設けられている。
無線I/F部41は、無線回線を介して親機30とデータ通信を行う回路部である。音声処理部42は、スピーカやマイク(図示せず)を用いた音声通話機能や各種報知音の生成機能を有する回路部である。電池43は無線子機40の各部で用いる動作電源を蓄電する回路部である。充電部44は、充電端子44Aを介して親機30から供給された電力を電池43へ充電する回路部である。状態検出部45は、当該無線子機40のオンフック/オフフックの状態すなわち載置状態を検出する回路部である。
【0026】
記憶部46は、自装置で用いるシステムIDを管理するID管理テーブル46Aのほか、無線子機制御部49での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶するメモリである。表示部47は、データ通信で親機30から受け取った指示に基づきLEDやLCDを制御して各種表示を行う回路部である。キー入力部48は、利用者によるキー操作を検出する回路部である。無線子機制御部49は、CPUなどのマイクロプロセッサを有し、記憶部46のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアと協働して無線子機40の各部を制御する機能部である。
【0027】
状態検出部45については、公知技術として、親機30に対する無線子機40の載置により機械的に動作する例えばフックスイッチ、あるいは電気的に動作するフォトインタラプタなど、一般的なスイッチで実現される例もあり、載置検出部38でも同様のスイッチを用いてもよい。
また、状態検出部45として、親機30と無線子機40との間で充電動作に用いる充電端子37Aと充電端子44Aとの電気的接続を検出する例もあり、載置検出部38でも同様に電気的接続を検出するようにしてもよい。
【0028】
この場合、充電端子37Aと充電端子44Aとの電気的接続により変化する電気量、例えば電流値や電圧値を、給電部37や充電部44から取り込み、その変化に応じて、親機30に対する無線子機40の載置有無を検出してもよい。
なお、無線子機40の電池43が満充電状態となった場合、親機30から無線子機40に対する充電電力はゼロとなる。したがって、例えば充電端子37A,44A間に常時所定値以上の電流を流しておく、あるいは所定の電位を印加しておくことにより、満充電状態であっても充電端子37Aと充電端子44Aとの電気的接続の有無を検出してもよい。
【0029】
図4にID管理テーブルの構成例を示す。図4(a)は主装置10のID管理テーブル16Aである。ここでは、無線電話機20ごとのID管理テーブルとして、当該親機のシステムIDを示す親機ID61、当該無線子機で使用可能なシステムIDを示す無線子機ID62、無線子機ID62のうち現在使用しているシステムIDを示す現用ID63、および当該親機における複数のシステムIDの共用有無を示すID共用64が管理されている。
無線子機ID62には、システム初期状態において当該親機と対として設定された正規の無線子機との間で用いるマスタID「マスタ」が1つと、他の親機の無線子機との間で用いるサブID「サブ1」,「サブ2」が2つ用意されている。
【0030】
図4(b)は親機30のID管理テーブル36Aである。ここでは、当該親機のID管理テーブルとして、当該親機のシステムIDを示す親機ID70、当該親機の正規の無線子機との間で用いるシステムIDを示すマスタID71、他の親機の無線子機との間で用いるシステムIDを示すサブID72、現在使用しているシステムIDを示す現用ID73、システムID変更直前に使用していたシステムIDを示す直前ID74が管理されている。
図4(c)は無線子機40のID管理テーブル46Aである。ここでは、当該無線子機のID管理テーブルとして、当該無線子機の正規の親機との間で用いるシステムIDを示すマスタID80、他の親機との間で用いるシステムIDを示すサブID81、および現在使用しているシステムIDを示す現用ID82が管理されている。
【0031】
次に、図5〜図7を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの動作について、誤載置状態にある親機への呼処理を例として説明する。図5は本実施の形態にかかる電話システムの動作(誤載置に応じたシステムID変更処理)を示すシーケンス図である。図6は無線子機の誤載置例である。図7は図6における各ID管理テーブルの遷移例である。
【0032】
まず、利用者が、無線子機40Aと予め対として設定されている親機30A以外の親機30Bへ、無線子機40Aを誤載置した場合(ステップ100)、無線子機40Aの無線子機制御部49は、状態検出部45からの出力によりオフフックを検出し(ステップ101)、その旨を無線I/F部41から無線回線を介して親機30Aへ通知する(ステップ102)。
このとき、無線子機制御部49は、ID管理テーブル46Aで管理している自己のマスタID80および現用ID82の内容も親機30Aへ通知する。ここでは、マスタIDとして「a」が通知され、現用IDとして「a」が通知される。
【0033】
親機30Aの親機制御部39は、無線I/F部32を介して無線子機40Aからのオフフック検出の通知を受信し、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ子機オフフック検出を通知する(ステップ103)。このとき、無線子機40AからのマスタIDおよび現用IDも主装置10へ通知する。
一方、親機30Bの親機制御部39は、載置検出部38により任意の無線子機40が載置されたことを載置ありとして検出し(ステップ104)、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へその載置あり検出を通知する(ステップ105)。このとき、親機制御部39は、ID管理テーブル36Aで管理している自己の親機ID70も主装置10へ通知する。ここでは、親機IDとして「B」が通知される。
【0034】
主装置10の制御部15では、内線I/F部13を介して、親機30Aからの子機オフフック通知、および親機30Bからの載置あり検出通知をそれぞれ受信し、これら通知元無線電話機の一致/不一致に基づき誤載置の有無を検出する(ステップ110:誤載置検出手段)。
この場合、いずれか一方の通知と、その一方の通知が受信された時点から所定時間差以内に受信された他方の通知とを組として比較を行う。すなわち所定時間差以内で続けて受信された子機オフフック通知と載置なし検出通知とを比較対象とする。これにより、他の通知の組と区別できる。なお、この所定時間差は、両通知の到着時間差を許容する値として当該電話システムごとに設定すればよい。
【0035】
この例では、子機オンフック検出通知に含まれる現用IDが無線電話機20Aに属する無線子機を示し、載置あり検出通知に含まれる親機IDが無線電話機20Bに属する親機を示していることから、両者の通知元は不一致となり、誤載置が検出される(ステップ110:YES)。
なお、各親機30との間の内線伝送路17の内線I/F部13での収容位置は、各親機30ごとに個別である。したがって、各通知を受信した収容位置に基づき、それぞれの通知の通知元を判定してもよい。
【0036】
次に、制御部15は、記憶部16の管理情報16Bを参照して、載置あり検出通知の通知元親機30Bと対となる無線子機40Bの動作状態を確認する(ステップ111:状態確認手段)。なお、管理情報16Bは、制御部15が各親機30や無線子機40を異なる動作状態へ制御した時点で逐次更新される。
ここで、無線子機40Bの動作状態が未使用状態であると確認された場合には(ステップ111:YES)、親機30Bと無線子機40Bとの間で無線回線が現在使用されておらず、親機30BのシステムIDを変更してもその無線回線の切断はないと判断する。
【0037】
次に、制御部15は、親機30Bと無線子機40Aとの間で用いる新たなシステムIDを選択する(ステップ112:ID変更指示手段)。ここでは、記憶部16のID管理テーブル16Aを参照して、載置あり検出通知の通知元である無線電話機20Bで使用可能な無線子機ID62のうち、現用ID63およびID共用64の内容を考慮して、現在使用されていないサブIDを新たなシステムIDとして所定の優先順序で選択する。
図4(a)の例では、現在、マスタID「b」のみが使用されていることから、サブIDのうち若番のサブ1「b1」を新たなシステムIDとして選択する。なお、サブ1が使用されている場合にのみサブ2「b2」が選択される。
【0038】
そして、内線I/F部13から内線伝送路17を介して親機30Aへ、無線子機40BのシステムIDを新たなシステムID「b1」へ変更するよう、子機ID変更を指示する(ステップ113:ID変更指示手段)。
親機30Aの親機制御部39は、内線I/F部31を介して主装置10からの子機ID変更指示を受信し、この指示を、無線I/F部32から無線回線を介して無線子機40Aへ送信する(ステップ114)。このとき、親機制御部39では、無線子機40Aとの無線通信を回復できるよう自己のシステムIDは変更せず、ここでは「a」のままとする。
【0039】
無線子機40Aの無線子機制御部49では、無線I/F部41を介して親機30Aからの子機ID変更指示を受信し、この指示に含まれる新たなシステムIDを、記憶部46内のID管理テーブル46AのサブID81に設定するとともに、現用ID82を「サブ」と設定する(ステップ115)。
これにより、無線子機40AのシステムIDは、元の「a」から親機30Bと無線通信可能な「b1」に変更される。
【0040】
また、制御部15は、子機ID変更指示と並行して、内線I/F部13から内線伝送路17を介して親機30Bへ、システムIDを新たなシステムID「b1」へ変更するよう、親機ID変更を指示する(ステップ116)。
親機30Bの親機制御部39では、内線I/F部31を介して主装置10からの親機ID変更指示を受信し、記憶部36内のID管理テーブル36Aのうち、現用ID73で示される現用のシステムID、ここではマスタID「b」を直前ID74へ設定した後、指示された新たなシステムID「b1」をサブID71に設定するとともに、現用ID73を「サブ」と設定する(ステップ117)。
【0041】
これにより、親機30BのシステムIDは、元の「b」から新たなシステムID「b1」に変更され、親機30Bと無線子機40Aとの間で無線通信可能となる。
この後、主装置10の制御部15は、記憶部16のID管理テーブル16Aのうち、無線電話機20Bの親機30Bの現用ID63を新たなシステムIDを示す「サブ1:b1」に変更し、親機30Bで使用されているシステムIDを更新する(ステップ118)。
【0042】
このように、主装置で、異なる親機に対する無線子機の誤載置が検出された場合には、その誤載置された親機と対をなす無線子機の使用状態を確認し、その無線子機が未使用状態であると確認された場合にのみ、これら無線子機および親機のシステムIDを新たなシステムIDへ変更するようにしたので、複数の無線電話機を内線電話機として複数の利用者で共用するような場合でも、使用中の無線回線を強制切断することなく、誤載置のあった親機および無線子機のシステムIDを変更して、その無線子機が当該親機の無線子機として使用可能とすることができる。
【0043】
また、無線子機に、親機への当該無線子機の載置をオンフック状態として検出する状態検出部を設けるとともに、親機に、当該親機への無線子機の載置有無を検出する載置検出部を設け、状態検出部でのオフフック検出および載置検出部での載置あり検出を主装置へ通知し、主装置で、その載置あり検出通知と子機オンフック検出通知との通知元の不一致に応じて、異なる親機に対する無線子機の誤載置を検出するようにしたので、誤載置のあった親機と無線子機との間で誤載置確認のためのデータ通信を行うことなく、比較的簡素な構成で容易に誤載置を検出できる。
【0044】
なお、ステップ111で、無線子機40Aが通話中、通信中、着信中、発信中など無線回線が用いられる使用中状態にある場合には(ステップ111:NO)、システムIDの変更を中止してもよく、あるいは無線子機40Aが未使用状態となるまで待機し、未使用状態が確認された時点で、システムIDの変更を行うようにしてもよい。
【0045】
次に、図8〜図10を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作として、システムID変更後の無線子機が放置された場合の処理動作について説明する。図8は本実施の形態にかかる電話システムの動作(システムID変更後の無線子機の放置対応)を示すシーケンス図である。図9は無線子機の誤載置例である。図10は図8における各ID管理テーブルの遷移例である。
【0046】
まず、前述したように、親機30Bへの無線子機40Aの誤載置に応じて、これら親機30Bおよび無線子機40AのシステムIDが「b1」に変更され、両者間で無線通信可能な状態にあるものとする。
この状態で、電話回線11から無線電話機20B宛の着信が、主装置10の外線I/F部12で検出された場合(ステップ120)、制御部15から内線I/F部13および内線伝送路17を介して、親機30Bへ着信が通知される(ステップ121)。これに応じて、親機30Bの親機制御部39では、音声処理部33を制御して着信音を送出するとともに、表示部34を制御してLEDやLCDで着信を表示する(ステップ122)。
【0047】
利用者が、親機30Bへの着信に応答するため、その親機30Bに載置されている無線子機40Aを取り上げた場合、無線子機40Aの無線子機制御部49では、状態検出部45からの出力に応じてオフフックを検出し(ステップ123)、無線I/F部41から無線回線を介して親機30Bへオフフック検出を通知する(ステップ124)。
親機30Bの親機制御部39は、無線I/F部32を介して無線子機40Aからのオフフック検出通知を受信し、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ子機オフフック検出を通知する(ステップ125)。
【0048】
主装置10の制御部15は、内線I/F部13を介して受信した親機30Bからの子機オフフック検出通知に応じて、当該親機30Bへ着信中であることから、その子機オフフック検出通知が着信への応答操作であると判断する。そして、外線I/F部12を制御してその着信中の電話回線11に応答して、スイッチ14を制御してその電話回線11の通話パスと親機30Bの通話パスとを接続するとともに(ステップ126)、内線I/F部13を介して親機30Bへ回線接続を指示する(ステップ127)。
【0049】
これに応じて、親機30Aの親機制御部39は、着信表示を停止して、無線I/F部32から無線子機40Aへ回線接続を通知し(ステップ128)、無線回線を介して無線子機40Aとの間で通話パスを形成するとともに、その通話パスを主装置10との間の通話パスと接続する。
これにより、無線電話機20Bへの着信に対応する電話回線11から無線子機40Aまでの通話パスが接続され、当該個別着信の発呼側と無線子機40Aとの通話が開始される(ステップ129)。
【0050】
その後、相手との通話が終了して、利用者が無線子機40Aを親機30Bに載置せず、無線子機40Aのボタンにより終話操作を行った場合、無線子機40Aの無線子機制御部49は、キー入力部48からの出力に基づきオンフックを検出する(ステップ130)。そして、無線I/F部41から無線回線を介して親機30Bへ、オンフック検出が通知される(ステップ131)。
このとき、無線子機制御部49は、ID管理テーブル46Aで管理している自己のマスタID80および現用ID82も親機30Aへ通知する。ここでは、マスタIDとして「a」が通知され、現用IDとして「b1」が通知される。
【0051】
親機30Aの親機制御部39は、無線I/F部32を介して無線子機40Aからのオフフック検出の通知を受信し、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ子機オフフック検出を通知する(ステップ132)。このとき、無線子機40AからのマスタIDおよび現用IDも主装置10へ通知する。
なお、親機30Bでは、無線子機40Aが載置されなかったことから載置検出部38の出力は載置なしのままとなる。このため親機制御部39から主装置10へ載置あり検出は通知されない。
【0052】
主装置10の制御部15は、親機30Bからの子機オンフック検出通知に応じて、外線I/F部12を制御することにより当該通話に対応する電話回線11を切断するとともに、スイッチ14を制御して親機30Aへの通話パスを切断して終話処理する(ステップ133)。また、親機30Aに対して回線解放を通知する(ステップ134)。
親機30Aの親機制御部39では、この終話通知に応じて無線子機40Aへ回線解放を通知し(ステップ135)、無線子機40Aとの通話パスを切断するとともに、主装置10との通話パスも切断する。
【0053】
また、主装置10の制御部15は、上記子機オンフック検出通知に対応する親機30Bからの載置あり検出通知の受信有無を確認する(ステップ140)。ここで、当該子機オンフック検出通知から所定時間差以内に載置あり検出通知が受信されなかった場合には(ステップ140:NO)、子機オンフック検出通知元の無線子機40Aがいずれの親機30にも載置されずに未使用状態で放置されたと判断する(ステップ141)。
これに応じて、制御部15は、記憶部16のID管理テーブル16Aを参照して、それまで無線子機40Aと対となっていた親機30BのマスタIDと、上記子機オンフック検出通知で通知された無線子機40AのマスタIDとを比較する(ステップ142)。
【0054】
そして、これらマスタIDが不一致の場合には(ステップ142:NO)、その親機30Bが無線子機40Aと対をなす前に対をなしていた無線子機を共用するよう親機30Bへ指示する(ステップ143)。
これに応じて、親機30Bの親機制御部39は、ID管理テーブル36Aの現用ID73を「共用」に設定し、サブID72に設定されている無線子機40A用のシステムID「b1」と、直前ID74に設定されているシステムID「b」の両方を利用する。これにより、親機30Bは、無線子機40Aと無線子機40Bの両方で利用される。
【0055】
このように、無線子機がいずれの親機にも載置されずに未使用状態で放置された場合は、その無線子機と対をなす親機と当該無線子機の直前に対をなしていた直前無線子機のシステムIDを、その親機で使用可とするようにしたので、無線子機の放置によりその親機が使用不可状態となることを回避できる。
この際、直前の無線子機のシステムIDを、放置された無線子機のシステムIDとともにその親機で共用するようにしたので、放置された無線子機でもその親機を使用できる。
【0056】
次に、図11〜図13を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの動作として、変更されたシステムIDの初期化動作について説明する。図11は本実施の形態にかかる電話システムの動作(システムIDの初期化動作)を示すシーケンス図である。図12は無線子機の誤載置例である。図13は図11における各ID管理テーブルの遷移例である。
【0057】
前述した第2の実施の形態のように、元の無線子機40Bが親機30Bで使用可能となった状態で、親機30Bに正常載置された場合(ステップ150)、親機30Bの親機制御部39では、載置検出部38により任意の無線子機40の載置ありを検出し(ステップ151)、主装置10へ通知する(ステップ152)。
一方、無線子機40Bの無線子機制御部49は、状態検出部45により任意の親機40へ載置されてオンフック状態となったことを検出し(ステップ153)、親機30Bへオンフック検出を通知する(ステップ154)。このとき、ID管理テーブル46Aを参照して、そのマスタIDおよび現用IDも通知する。そして、親機30Bの親機制御部39は、そのオンフック検出通知を子機オンフック検出として主装置10へ通知する(ステップ155)。
【0058】
主装置10の制御部15は、これら載置あり検出通知および子機オンフック検出通知に応じて、記憶部16のID管理テーブル16Aを参照し、当該親機30BがシステムIDの共用状態にあり、かつ当該親機30BのマスタIDと子機オンフック検出通知で通知された無線子機40BのマスタIDが一致するかどうか確認する(ステップ160)。
ここで、システムIDが共用状態にあり、かつ両マスタIDが一致した場合は、システム初期状態で対として設定された正規の無線子機40Bが当該親機30Bへ戻されたと判断して、制御部15は、親機30Bに対してマスタIDリセットを指示する(ステップ161:ID変更指示手段)。
【0059】
これに応じて、親機30Bの親機制御部39は、記憶部36のID管理テーブル36Aのうち、サブID72および直前ID74を「空」と設定するとともに、現用IDを「マスタ」と設定することにより、自己のシステムIDをマスタIDに初期化する(ステップ162)。
そして、主装置10の制御部15は、ID管理テーブル16Aのうち、親機30BのID共用64を「無」に設定するとともに、現用ID63を「マスタ」と設定する(ステップ163)。
【0060】
このように、無線子機の共用状態にある親機への載置に応じた載置あり検出通知および子機オンフック検出通知に基づき、当該親機および無線子機のマスタIDが一致した場合は、当該親機に対して共用状態を解除してマスタIDへのシステムID変更を指示するようにしたので、システム初期状態で対として設定された正規の無線子機40Bが当該親機30Bへ戻された場合には、その親機のシステムIDを当初のマスタIDへ自動的に初期化することができる。したがって、親機30のシステムIDが変遷しても、正規の無線子機が載置された時点でシステムIDが初期化され、システムID管理の複雑化を抑制できる。
【0061】
なお、以上では、内線電話機として無線電話機20A〜20Nが主装置10に接続されている場合を例として説明したが、これら無線電話機以外に一般的な内線電話機が接続されている電話システムにも、上記と同様にして、本発明を実施することができる。
また、電話回線11としては、アナログ電話回線に限定されるものではなく、ISDN回線のほか、VoIP回線を外線I/F部12で終端接続する電話システムであってもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、網からの電話回線に接続された主装置と、この主装置に内線伝送路を介して収容された複数の内線電話機とを備えるとともに、内線電話機として、主装置に内線伝送路を介して収容される親機と無線回線を介して対となる親機に接続される無線子機とからなり、対となる親機および無線子機間で個別のシステムIDを用いて無線通信を行うとともに、親機に無線子機を載置する載置場所が設けられた無線電話機を複数有し、電話回線と内線電話機との間を主装置で交換接続する電話システムであって、親機に、主装置からの指示に応じて自己のシステムIDを変更するとともに、主装置からの指示に応じて対となる無線子機へシステムIDの変更を指示する親機制御部を設け、無線子機に、対となる親機からの指示に応じて自己のシステムIDを変更する無線子機制御部を設けたものである。
【0063】
したがって、複数の無線電話機を内線電話機として複数の利用者で共用するような場合でも、使用中の無線回線を強制切断することなく、誤載置のあった親機および無線子機のシステムIDを変更して、その無線子機が当該親機の無線子機として使用可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
【図2】親機の構成を示すブロック図である。
【図3】無線子機の構成を示すブロック図である。
【図4】ID管理テーブルの構成例である。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作(誤載置に応じたシステムID変更処理)を示すシーケンス図である。
【図6】無線子機の誤載置例である。
【図7】図6における各ID管理テーブルの遷移例である。
【図8】本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作(システムID変更後の無線子機の放置対応)を示すシーケンス図である。
【図9】無線子機の誤載置例である。
【図10】図8における各ID管理テーブルの遷移例である。
【図11】本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの動作(システムIDの初期化動作)を示すシーケンス図である。
【図12】無線子機の誤載置例である。
【図13】図11における各ID管理テーブルの遷移例である。
【図14】従来の電話システムの動作(誤載置)を示すシーケンス図である。
【図15】従来のシステムID設定方法を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10…主装置、11…電話回線、12…外線I/F部、13…内線I/F部、14…スイッチ、15…制御部、16…記憶部、16A…ID管理テーブル、16B…管理情報、17…内線伝送路、20,20A,20B,〜,20N…無線電話機、30,30A,30B,〜,30N…親機、31…内線I/F部、32…無線I/F部、33…音声処理部、34…表示部、35…キー入力部、36…記憶部、36A…ID管理テーブル、37…給電部、37A…充電端子、38…載置検出部、39…親機制御部、40,40A,40B,〜,40N…無線子機、41…無線I/F部、42…音声処理部、43…電池、44…充電部、44A…充電端子、45…状態検出部、46…記憶部、46A…ID管理テーブル、47…表示部、48…キー入力部、49…無線子機制御部。
Claims (4)
- 網からの電話回線に接続された主装置と、この主装置に内線伝送路を介して収容された複数の内線電話機とを備えるとともに、前記内線電話機として、前記主装置に前記内線伝送路を介して収容される親機と無線回線を介して対となる前記親機に接続される無線子機とからなり、対となる前記親機および無線子機間で個別のシステムIDを用いて無線通信を行うとともに、前記親機に前記無線子機を載置する載置場所が設けられた無線電話機を複数有し、前記電話回線と前記内線電話機との間を主装置で交換接続する電話システムであって、前記親機は、主装置からの指示に応じて自己のシステムIDを変更するとともに、主装置からの指示に応じて対となる無線子機へシステムIDの変更を指示する親機制御部を備え、
前記無線子機は、対となる親機からの指示に応じて自己のシステムIDを変更する無線子機制御部を備えることを特徴とする電話システム。 - 請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記主装置は、前記内線伝送路を介して受信した前記親機からの通知に基づき、第1の親機と対となる第1の無線子機が前記第1の親機とは異なる第2の親機に誤載置されたことを検出する誤載置検出手段と、前記第2の親機と対となる第2の無線子機が未使用状態であることを確認する状態確認手段と、前記誤載置検出手段で誤載置が検出され、かつ前記状態確認手段により前記第2の無線子機が未使用状態であることが確認された場合は、前記内線伝送路を介して前記第2の親機へ新たなシステムIDへの変更を指示するとともに、前記内線伝送路を介して前記第1の親機へ前記第1の無線子機に対する新たなシステムIDへの変更を指示するID変更指示手段とを有する制御部を備えることを特徴とする電話システム。 - 請求項2に記載の電話システムにおいて、
前記無線子機は、前記親機への当該無線子機の載置をオンフック状態として検出する状態検出部をさらに備え、前記無線子機制御部は、この状態検出部でのオンフック状態の検出に応じて前記親機へ無線回線を介してオンフック検出を通知し、
前記親機は、当該親機への前記無線子機の載置有無を検出する載置検出部をさらに備え、前記親機制御部は、この載置検出部での載置あり検出に応じて前記主装置へ前記内線伝送路を介して載置あり検出を通知するとともに、前記無線回線を介した前記無線子機からの前記オンフック検出の通知に応じて前記主装置へ前記内線伝送路を介して子機オンフックを通知し、
前記主装置の誤載置確認手段は、前記内線伝送路を介して受信した前記載置あり検出通知と前記子機オンフック検出通知との通知元を比較し、その不一致に応じて、前記載置あり検出通知の通知元である前記第2の親機へ、前記子機オンフック検出通知の通知元である前記第1の親機と対となる前記第1の無線子機が誤載置されたことを検出することを特徴とする電話システム。 - 請求項2に記載の電話システムにおいて、
前記ID変更指示手段は、システムID変更後の前記第1の無線子機が前記第2の親機に載置されない状態で未使用状態となった場合、前記内線伝送路を介して前記第2の親機へ、前記第1の無線子機の直前に対をなしていた無線子機のシステムIDの使用可を指示することを特徴とする電話システム。
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