JP2010226570A - 中継通信装置及び中継通信方法 - Google Patents

中継通信装置及び中継通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010226570A
JP2010226570A JP2009073326A JP2009073326A JP2010226570A JP 2010226570 A JP2010226570 A JP 2010226570A JP 2009073326 A JP2009073326 A JP 2009073326A JP 2009073326 A JP2009073326 A JP 2009073326A JP 2010226570 A JP2010226570 A JP 2010226570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
mobile terminal
relay communication
communication device
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009073326A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Harada
雅彦 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009073326A priority Critical patent/JP2010226570A/ja
Publication of JP2010226570A publication Critical patent/JP2010226570A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】複数の子機を有するコードレス電話において、受信したメッセージの着信通知を特定の子機へのみ通知し、プライバシーの確保を図ることを目的とする。
【解決手段】コードレス電話の親機において、先にメッセージを送信した子機たとえばと、そのあて先となる相手機の電話番号を記憶し、相手機からメッセージの返信があった場合に、メッセージ中の送信元電話番号から親機で記憶した電話番号と照合することで、先に送信した特定の子機に着信させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内線として接続される複数のコードレス電話子機装置(以下、子機と称する)を有するコードレス電話機システム(以下、コードレス電話機と称する)において、携帯電話などで広く使用されているショートメッセージシステム(以下、SMSと称する)などとして知られるメッセージの送受信に際し、コードレス電話親機装置(以下、親機と称する)でメッセージを受信し、このメッセージ受信したことの子機への通知手段を有する親機などの中継通信装置及び中継通信方法に関するものである。
従来のコードレス電話機のメッセージ着信通知の制御は、接続された全ての子機にメッセージの着信を通知するというものである。また、電子メール管理機能付電話機における電子メール管理方法としても知られる方法は、同一の使用者が複数の電子機器から電話機にアクセスし、どの電子機器に対して電子メールがダウンロードされたかがわかるように、電話機にメール状態を記憶させておくというものであり、複数の電子機器で電子メールの送受信を行う場合に、メールサーバではなく電話機にアクセスすることにより、メールの状態を把握し、電子メールの一元管理を実現することができる(例えば特許文献1参照)。
特開平11−252274号公報
しかしながら上記の従来の構成では、親機がメッセージを受信した場合に、一般的に使用者が異なる複数の子機のそれぞれにメッセージを受信したことの通知が届き、それぞれの子機からそのメッセージを参照することができる構成であるため、複数の子機のそれぞれの使用者は、自分だけにメッセージの受信を知らせたり、自分だけが受信したメッセージを参照できたりという、プライバシーを伴うメッセージ管理を行うことができないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、これまで複数の子機が接続されている場合、全ての子機にメッセージの受信を通知し、メッセージ着信に気づいた使用者が自分の子機から早いもの勝ちにメッセージを受信し閲覧していたものを、そのメッセージを受信すべき子機を特定し、その子機にのみそのメッセージの着信を通知することを目的とする。
本発明に係る中継通信装置は、公衆無線通信手段を有する中継通信装置と、前記中継通信装置に無線通信路によって直接接続可能な第1の移動端末と、前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第2の移動端末からなる通信システムにおいて、前記中継通信装置内に設けた保存手段に、前記第1の移動端末を特定するための第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定するための第2の特定情報を、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを特定する情報として登録することを特徴とする。
第1の移動端末と第2の移動端末との間で通信メッセージが送受信された際、第1の移動端末に対応する第1の特定情報と第2の移動端末に対応する第2の特定情報との組合わせを登録することにより、中継装置に無線通信路によって直接接続可能な他の移動端末に優先して、当該通信メッセージを第1の移動端末に送信することができる。よって、当該他の移動端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項1に係る中継通信装置は、公衆無線通信手段を有する中継通信装置と、中継通信装置に無線通信路によって直接接続可能な第1の移動端末と、中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第2の移動端末からなる通信システムにおいて、中継通信装置内に設けた保存手段に、第1の移動端末を特定するための第1の特定情報と第2の移動端末を特定するための第2の特定情報を、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを特定する情報として登録することを特徴とする。
第1の移動端末と第2の移動端末との間で通信メッセージが送受信された際、第1の移動端末に対応する第1の特定情報と第2の移動端末に対応する第2の特定情報との組合わせを登録することにより、中継装置に無線通信路によって直接接続可能な他の移動端末に優先して、当該通信メッセージを第1の移動端末に送信することができる。よって、当該他の移動端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項2に係る中継通信装置は、中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第3の移動端末から第1の移動端末へメッセージを送信するとき、第3の移動端末が有する第3の特定情報が、中継通信装置内の保存手段に保存された第2の特定情報のいずれかと一致した場合に、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せとして第2の特定情報と組合せて保存されている第1の特定情報を有する第1の移動端末へ中継通信装置がメッセージの着信を通知することを特徴とする。
第3の移動端末と第1の移動端末との間で通信メッセージが送受信された際、第3の移動端末に対応する第3の特定情報と第2の移動端末に対応する第2の特定情報とが一致した場合に、通信メッセージを前記第1の移動端末にメッセージの着信を通知することにより、当該通信メッセージを第1の移動端末に優先して送信することができる。よって、当該他の移動端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項3に係る中継通信装置は、前記第1の移動端末から前記第2の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第1の移動端末を特定する前記第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定する前記第2の特定情報による通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを、前記中継通信装置内の保存手段に登録することを特徴とする。
第1の移動端末と第2の移動端末との間で通信メッセージが送受信された際、第1の移動端末に対応する第1の特定情報と第2の移動端末に対応する第2の特定情報との組合わせを登録することにより、中継装置に無線通信路によって直接接続可能な他の移動端末に優先して、当該通信メッセージを第1の移動端末に送信することができる。
請求項4に係る中継通信装置は、前記第1の移動端末から前記第2の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第1の移動端末を特定する前記第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定する前記第2の特定情報による通信メッセージを送受信する移動端末の組合せが前記中継通信装置内の保存手段に既に登録されている場合、前記組合せの優先度を上げることを特徴とする。
これにより、組合せに対する優先度は優先度が高くなる方向に更新されるので、中継通信装置において受信したメッセージから照合した結果複数の組合せが選択される場合に、ユーザの利用頻度などから優先的に受信を通知すべき端末を決定することができる。
請求項5に係る中継通信装置は、前記第3の移動端末から前記第1の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第3の移動端末が有する前記第3の特定情報が、前記中継通信装置内の保存手段に保存された前記第2の特定情報として複数個登録されている場合、前記優先度から優先度の高い通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを選択し、選択された前記組合せに保存されている前記第1の特定情報を有する前記第1の移動端末へメッセージの着信を通知することを特徴とする。
これにより、中継通信装置内の保存手段に保存された第2の特定情報が、複数個登録されている場合においても、優先度に基づいて、優先度の高い第1の移動端末へメッセージを送信することができるので、子機使用者のプライバシーを保ったまま、特定子機にのみメッセージの着信を通知することができる。
請求項6に係る中継通信装置は、前記第3の移動端末から前記第1の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第3の移動端末が有する前記第3の特定情報が、前記中継通信装置内の保存手段に保存された前記第2の特定情報として1個も登録されていない場合、前記中継通信装置に無線通信路によって直接接続している全ての移動端末へメッセージの着信を通知することを特徴とする。
これにより、第2の特定情報が登録されていない場合でも、全ての移動端末に通信メッセージに着信を通知するので、中継通信装置に複数の移動端末が複数個接続され、中継通信装置が受信した通信メッセージの着信先を特定できない場合でも、ユーザがいずれかの移動端末を利用して、通信メッセージの受信を行うことができる。
請求項7に係る中継通信装置は、公衆無線通信手段を有する中継通信装置と、前記中継通信装置に無線通信路によって直接接続可能な第1の移動端末と、前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第2の移動端末との間のメッセージ通信を、前記中継通信装置内に設けた保存手段に、前記中継通信装置を介して送受信するメッセージが前記第1の移動端末と前記第2の移動端末間のメッセージであることを特定するための第4の特定情報を、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せとして登録することを特徴とする。
これにより、第1の移動端末と第2の移動端末との間で通信メッセージは、第1の移動端末と第2の移動端末間のメッセージであると特定され、組合わせとして登録されるので、当該第1の移動端末以外の移動端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項8に係る中継通信装置は、前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第3の移動端末から前記第1の移動端末へメッセージを送信するとき、前記メッセージの本文のいずれかに付加したメッセージの転送を特定するための第5の特定情報が、前記中継通信装置内の保存手段に保存された前記第4の特定情報のいずれかと一致した場合に、前記第5の特定情報と組合せて保存されている前記第1の特定情報を有する前記第1の移動端末へメッセージの着信を通知することを特徴とする。
これにより、第3の移動端末と第1の移動端末との間で通信メッセージが送受信された際、メッセージに付加された第5の特定情報と第4の特定情報の一致を確認して、第1の移動端末へメッセージの着信を通知するので、意中でない他の第1の移動端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項9に係る中継通信装置は、前記第1の移動端末から前記第2の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第1の移動端末を特定する前記第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定する前記第2の特定情報による通信メッセージを送受信する移動端末の組合せと前記第1の移動端末と前記第2の移動端末間のメッセージ通信を特定する前記第4の特定情報を、前記中継通信装置内の保存手段に登録することを特徴とする。
これにより、中継通信装置が受信したメッセージをどの第1の移動端末に着信を通知すべきかを管理、判断することが可能となるので、意中でない他の第1の移動端末に着信を通知することなく、使用者のプライバシーを保ったまま、メッセージの着信を通知することができる。
請求項10に係るメッセージ着信の通知方法は、公衆無線通信手段を有する中継通信装置と、前記中継通信装置に無線通信路によって直接接続可能な第1の移動端末と、前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第2の移動端末との間のメッセージ通信を、前記中継通信装置内に設けた保存手段に、前記第1の移動端末を特定するための第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定するための第2の特定情報を、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを特定する情報として登録することを特徴とする。
これにより、第1の移動端末と第2の移動端末との間で通信メッセージが送受信された際、第1の移動端末に対応する第1の特定情報と第2の移動端末に対応する第2の特定情報との組合わせを登録することにより、中継通信装置に無線通信路によって直接接続可能な他の移動端末に優先して、当該通信メッセージを第1の移動端末に送信することができる。よって、当該他の移動端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項11に係る中継通信装置は、第1の端末と通信路を介して通信を行い、第2の端末と公衆通信路を介して通信を行う中継通信装置であって、前記第1の端末と前記第2の端末との間で通信される情報を受信する情報受信部と、前記情報に基づいて、前記第1の端末に関連する第1の特定情報と前記第2の端末に関連する第2の特定情報を組合わせ、組合わせ情報として登録する登録部と、を備えることを特徴とする。
これにより、第1の端末と第2の端末で通信が行われた際、第1の特定情報と第2の特定情報を組合わせて組合わせ情報として登録するので、中継通信装置に通信路によって、直接接続される他の端末に優先して、当該情報を第1の端末に送信することができる。よって、当該他の端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項12に係る中継通信装置は、更に、前記情報受信部が前記第2の端末からの着信を受信すると、前記登録部に登録されている組合わせ情報に基づいて、前記第1の端末へ着信通知を行う着信通知部を備えることを特徴とする。
これにより、組合わせ情報に基づいて、第1の端末に着信を通知することにより、第1の端末と優先的に通信を行うことができる。よって、通信路を介して中継通信装置に直接接続可能な他の端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項13に係る中継通信装置は、前記登録部が、前記第1の端末が前記第2の端末へメッセージを送信するとき、前記第1の特定情報と前記第2の特定情報を組合わせて組合わせ情報として登録することを特徴とする。
これにより、第1の端末と第2の端末との間で通信がされた際、第1の端末に対応する第1の特定情報と第2の端末に対応する第2の特定情報との組合わせを登録することにより、中継通信装置に通信路によって直接接続可能な他の端末に優先して、当該通信メッセージを第1の端末に送信することができる。
請求項14に係る中継通信装置は、前記登録部は、前記第1の端末が前記第2の端末へメッセージを送信する際、前記第1の特定情報と前記第2の特定情報を組合わせてなる組合わせ情報が、当該登録部に既に登録されている場合は、前記組合わせ情報の優先度を上げることを特徴とする。
これにより、第1の端末と第2の端末間の通信履歴に基づいて組合わせ情報の優先度を上げることによって、ユーザの利用頻度などから優先的に受信を通知すべき端末を決定することができる。
請求項15に係る中継通信装置は、当該中継通信装置は、通信路を介して、複数の前記第1の端末と接続され、前記着信通知部は、前記第2の端末が前記第1の端末へメッセージを送信する際、前記組合わせの優先度に基づいて、前記複数の第1の端末のうち少なくとも1つに着信を通知することを特徴とする。
これにより、組合わせ情報の優先度に基づいて、第2の端末からのメッセージを第1の端末に通知することによって、ユーザの利用頻度などから優先的に受信を通知すべき端末を決定することができる。
請求項16に係る中継通信装置は、前記登録部に前記組合わせ情報が登録されていない場合、前記複数の第1の端末のすべてに着信を通知することを特徴とする。
これにより、組合わせ情報が登録されていない場合でも、全ての第1の移動端末に通信メッセージに着信を通知するので、中継通信装置に複数の第1の移動端末が複数個接続され、中継通信装置が受信した通信メッセージの着信先を特定できない場合でも、ユーザがいずれかの移動端末を利用して、通信メッセージの受信を行うことができる。
請求項17に係る中継通信装置は、前記通信路及び前記公衆通信路の少なくとも一方は、無線通信路であることを特徴とする。
請求項18に係る中継通信方法は、第1の端末と通信路を介して通信を行い、第2の端末と公衆通信路を介して通信を行う中継通信方法であって、前記第1の端末と前記第2の端末との間で通信される情報を受信し、前記情報に基づいて、前記第1の端末に関連する第1の特定情報と前記第2の端末に関連する第2の特定情報を組合わせ、組合わせ情報として登録することを特徴とする。
これにより、第1の端末と第2の端末で通信が行われた際、第1の特定情報と第2の特定情報を組合わせて組合わせ情報として登録するので、他の端末に優先して、当該情報を第1の端末に送信することができる。よって、当該他の端末の使用者に通信メッセージの内容が知られることを防ぐことが可能になる。
請求項19に係る中継通信方法は、前記通信路及び前記公衆通信路の少なくとも一方が、無線通信路であることを特徴とする。
無線通信路以下、本発明の具体的な内容について実施例を用いて説明する。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1におけるメッセージの転送先決定制御装置について図1〜図6を用いて説明する。
図1は、携帯電話網などの公衆網105にGSM(Global System for Mobile communications)などの公衆網(携帯電話網)109を用いて接続するコードレス電話親機装置101(本発明の請求項に記載する中継通信装置に相当。以下、親機と称する)と、この親機にDECT(デジタルコードレス電話規格)などの別の内線網108(以下、無線と称する)を用いて接続する複数のコードレス電話子機装置102、103、104(以下、子機と称する)を接続した構成からなるコードレス電話システム(以下、コードレス電話と称する)と、公衆網105に直接接続する携帯端末装置106、107(以下、携帯電話と称する)をそれぞれ接続したネットワークシステム構成を示した図である。子機102〜104と携帯電話106、107は親機101及び公衆網105を介して、音声通話やメッセージの送受信などを行うことができる。
図2は、本発明の一実施例におけるコードレス電話親機装置内部のブロック図であり、公衆網105とのメッセージの送受信の制御や受信したメッセージがあることを子機102〜104に通知する着信通知制御処理、受信したメッセージをFLASH ROM202に格納する処理などを行うCPU201、親機101のプログラムや配送送決定テーブル206などの管理テーブル、送受信したメッセージを格納するメッセージ格納領域207などを保存するためのFLASH ROM202、ワークエリア等として使用するRAM203、親機と子機の間の内線側無線通信を司る図1に示す無線108に接続するための子機無線制御部204、同じく公衆網105との無線通信を司る携帯無線制御部205から構成される。
図3は、本発明の一実施例におけるコードレス電話親機装置内部で受信したメッセージの転送先を決定するための転送先決定テーブルを示す図である。図3(a)の300は、配送先決定テーブルの初期状態を示している。図3(b)の310は、転送先決定テーブルに子機102から携帯電話106へ最初のメッセージを送信した際に、新規エントリとして追加した状態を示している。そして、図3(c)の320は、この携帯電話106から子機102への返信メッセージを受信した際に、転送先決定テーブルを更新した状態を示している。301はエントリ、すなわち、無線108につながる子機と公衆網105につながる携帯電話間のメッセージ通信における発信者と受信者を関係付けるための情報の管理番号である。302は、特定の携帯電話とのメッセージ通信に用いられている子機を示す子機No.情報である。303は子機No.情報302を有する子機が公衆網105を介して接続した相手先携帯番号を識別するための相手先番号である。また、304は、各エントリの子機がそのエントリの相手先携帯電話へ最後にメッセージを送信した時刻を示す最終送信時刻であり、305はそのエントリの子機がそのエントリの相手先携帯電話から最後にメッセージを受信した時刻を示す最終受信時刻であり、306はそのエントリの子機とそのエントリの相手先携帯電話との間でメッセージの送受信を行った回数を格納した送受信回数である。これら304〜306は、複数の子機が同じ携帯電話と通信している場合に、その携帯電話からのメッセージの受信を通知する子機を決定するための優先度情報として用いることができる。311〜326は、子機102と携帯電話106間でメッセージを送受信した結果、エントリが更新される様子を示している。
また、子機102と携帯電話106を関係付ける情報として、個別にユニークなキーワードを選択し、このキーワードを転送先決定テーブルに保存し、一方、親機101と携帯電話106との間では、当該キーワードをメッセージ本文に付加して送信し、携帯電話106からの返信にも同一のキーワードを付加し、親機101で受信時に当該キーワードを削除し、本文のみを子機102に表示するように構成してもよい。
これにより、携帯電話106からメッセージを受信したとき、メッセージ本文中のキーワードをチェックすることにより、受信したメッセージの転送先を判別することもできる。
また、親機101がメッセージを受信した際、転送先決定テーブルに保存された情報を参照して、例えば親機101が受信したメッセージの送信元を示す通信相手の情報を含むエントリが見つかった場合に、そのエントリの最終送信時刻をチェックし、特定の子機102が、最終送信時刻から所定の時間前に既に送信したという情報があった場合、親機101が受信したメッセージは当該特定の子機102に対する返信とは見なさないという制御を行っても良い。
また、複数の子機102が同一の通信相手とメッセージのやり取りをした履歴がある場合、最終送信時刻、最終受信時刻の順に新しい履歴を持つエントリを優先しても良い。
また、当該メッセージのやり取りの履歴が、最終送信時刻若しくは最終受信時刻から所定の時間を超えている場合には、送受信回数の多いものを優先するエントリと見なしても良い。
図4は、本発明の一実施例におけるコードレス電話子機、コードレス電話親機、及び、相手携帯電話間のメッセージ送受信シーケンス図である。
図5は、本発明の一実施例におけるコードレス子機からメッセージを受信したときのコードレス親機内部の処理フローチャートを示したものである。
図6は、本発明の一実施例における相手携帯電話からメッセージを受信したときのコードレス親機内部の処理フローチャートを示したものである。
以下、図4のシーケンス図、図5と図6の親機101のフローチャートに沿って、特定の子機102から送信したメッセージに対し、相手携帯電話106からそのメッセージに返信した場合に、その返信メッセージがメッセージを送信した特定の子機102へのみ着信を通知され、ユーザがその特定の子機102上でメッセージを閲覧するまでの処理について説明する。
図4において、ユーザは子機102において送信するメッセージの本文とあて先、すなわち相手先アドレス(本実施例2の場合は「09012345678」)を入力する(シーケンス411)。本実施例1ではショートメッセージシステム(以下SMSと称する)を例として取り上げ、子機102から送信するメッセージのあて先には相手先携帯電話106の電話番号を設定する。子機102においてメッセージ送信操作を実施すると、子機102は作成したメッセージを親機101へ転送し(シーケンス412)、親機101はFLASH ROM202に格納した転送先決定テーブル300に新しいエントリとして今回の送信情報を追加する(シーケンス413)。
親機101が転送先決定テーブルに新しいエントリを追加する処理は、図5に示すフローチャートに従って実装する。まず、送信元である子機102と相手先携帯電話106の電話番号が、図3(a)に示す転送先決定テーブル300に登録されているかをチェックする(ステップ501)。図3において、子機102とあて先として送信しようとする相手アドレスの組合せが転送先決定テーブル300に登録されていない場合、転送先決定テーブル300の空いているエントリで、かつ、最も管理番号の小さい管理No.1に登録することとし、子機No.情報302の項目には「1」(312)を、相手先番号303にはこのメッセージの相手先として設定された電話番号(313)を、最終送信時刻304には送信時すなわち現在の時刻(314)を、送受信回数306には今回が初めてのメッセージ送受信であることから「1」(316)をそれぞれ登録する。(図5のステップ503)。その結果、図3(a)の転送先決定テーブル300は、図3(b)の転送先決定テーブル310に示すように、最終送信時刻314には現在の時刻として「3/30 10:00」が登録され、316には送受信回数として「1」が登録された状態となる。
図4に戻り、以上のエントリの追加処理が終わると親機101は公衆網105へメッセージを送信する(シーケンス414)。公衆網105はメッセージに指定された相手先電話番号の携帯電話106にメッセージを転送する。携帯電話106はメッセージを受信するとユーザにメッセージの着信を通知し、ユーザは閲覧した後返事を送信する(シーケンス415)。この返事を送信するとき、携帯電話106上で作成されるメッセージの送信元は、携帯電話106の電話番号110であり、送信先は、親機101の電話番号となる。携帯電話106から返信されたメッセージは、公衆網105を介して転送され、親機101でそのメッセージを受信する(シーケンス416)。このとき、親機101は図3(b)の決定テーブル310を参照して、受信したメッセージをどの子機に着信させるべきメッセージであるかを識別し、着信させることを決定した子機のメッセージ格納領域に、受信したメッセージを保存する(シーケンス417)。
親機101が受信したメッセージをどの子機に着信させるべきメッセージであるかを判断する処理を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。親機101では、受信したメッセージの送信元アドレスを転送先決定テーブル310の各エントリの相手先番号303と比較し(ステップ601)、合致するエントリがあれば、更に他に合致するエントリがないかすべてをチェックする(ステップ602)。転送先決定テーブル310においては、合致するエントリが1個なので、合致するエントリに登録されている子機No.1(312)を転送先としてメッセージを受信したことを通知する(ステップ604)。それと同時に親機101では、転送先決定テーブル310において、今回合致したエントリの優先度情報、すなわち、図3(a)における最終受信時刻305が現在の時刻に更新され、送受信回数306が以前の値に1を加算した値「2」とするに更新される。その結果、図3(b)の転送先決定テーブル310は、図3(c)に示す転送先決定テーブル320に示すように、325には最終受信時刻として「3/30 11:00」が登録される。また、図3(b)の転送先決定テーブル310の316に登録されている送受信回数「1」は、図3(c)の転送先決定テーブルの610においては「2」に更新された状態となる。なお、合致するエントリ数が2個以上あった場合、それぞれのエントリにカウントされている送受信回数306の最も多いエントリをメッセージ受信させる子機と判断することもできる(ステップ606)。
図4に戻って、本実施例1では、転送先決定テーブル310に基づき、子機No.1(102)のメッセージ格納領域に受信したメッセージを保存する(シーケンス417)と共に、その子機No.1(102)にのみメッセージの着信通知を送信する(シーケンス418)。メッセージ着信通知を受信した子機102は画面上のメッセージ着信アイコンを点灯させて着信音を鳴らしたり、適切なメッセージを子機画面上に表示したりすることで、ユーザにメッセージの着信を知らせる(シーケンス419)。ユーザがこの子機画面上のアイコンの点灯などに気づいた場合、受信メッセージの閲覧操作を開始する(シーケンス420)。子機102は親機101内部の子機No.1(102)のメッセージ格納領域からメッセージを読出し(シーケンス421)、子機102の画面上にその受信メッセージを表示する(シーケンス422)。
以上のように本実施例1によれば、上記の構成により、中継通信装置に直接接続する第1の移動端末が複数ある場合に、ある第2の移動端末(携帯電話)が有する第2の特定情報(電話番号)を中継通信装置の保存手段に登録された情報と照合することで、その第2の移動端末(携帯電話)との通信頻度が高い第1の移動端末(子機)を特定することができる。
また、中継通信装置に直接接続する移動端末が複数ある場合に、第3の移動端末(携帯電話)から送信される通信メッセージより抽出された送信元の情報(例えば第3の移動端末の電話番号など)を、中継通信装置に登録管理されている第2の特定情報と照合し一致すれば、その第2の特定情報と組合わせて登録管理されている第1の特定情報(例えば子機No.など)を有する第1の移動端末(子機)のみがその通信メッセージを受信するので、中継通信装置に直接接続する他の移動端末(子機)による通信メッセージの閲覧を防ぐこともできる。
また、第1の移動端末(子機)から第2の移動端末(携帯電話)に対して送信される通信メッセージより、送信元及び送信先の情報を中継通信装置が抽出し、それぞれ第1及び第2の特定情報として保存手段に登録するので、ユーザが手入力で第1及び第2の特定情報を中継通信装置へ登録する手間を省くことができる。
また、第1の移動端末(子機)から第2の移動端末(携帯電話)に対して送信される通信メッセージより抽出した送信元と送信先の組合せの情報が、既に中継通信装置に登録されている場合、その組合せに対する優先度参考情報を、優先度が高くなる方向に更新するので、中継通信装置において受信したメッセージから照合した結果複数の組合せが選択される場合に、ユーザの利用頻度などから優先的に受信を通知すべき端末を決定することができる。
また、第3の移動端末(携帯電話)から送信される通信メッセージより抽出された送信元の情報を、中継通信装置に登録されている第2の特定情報と照合し複数の組合せ情報に一致した場合、この優先度参考情報が高い方の組合せを選択し、通信メッセージの着信を通知するので、中継通信装置に複数の移動端末が複数個接続され、同じ第3の移動端末とメッセージ通信している場合でも、ユーザが利用している可能性がより高い端末に通信メッセージの着信を通知することができる。
更に、第3の移動端末から送信される通信メッセージより抽出された送信元の情報を、中継通信装置に登録管理されている第2の特定情報と照合した際、一致するものが1個もなかった場合、中継通信装置に直接接続している全ての移動端末に通信メッセージに着信を通知するので、中継通信装置に複数の移動端末が複数個接続され、中継通信装置が受信した通信メッセージの着信先を特定できない場合に、ユーザがいずれの移動端末を利用していても、通信メッセージの受信を知ることができる。
(実施例2)
以下、本発明の実施例2におけるメッセージの転送先決定制御方法について図7〜図11を用いて説明する。なお、本実施例2においても、実施例1と同じく、図1のコードレス電話システム及びネットワークシステム構成と図2の親機内部のハードウェアブロックを採用しているため、それらについての説明は省略する。
図7は、本発明の一実施例においてコードレス電話親機装置内部でメッセージに付加、及び、削除するキーワードを管理するための転送先決定テーブルを示す図である。700は、転送先決定テーブルの初期状態を示しており、710は、転送先決定テーブルに子機102から携帯電話106へ最初のメッセージを送信した際に、新規エントリとして追加した状態を示しており、720は、既に子機103から携帯電話106へのメッセージ送受信が行われた後に子機102から携帯電話106へのメッセージ送受信が行われた際に、新しいエントリが追加された状態を示している。転送先決定テーブル700のエントリは各エントリ701の管理No.情報と、送信するメッセージに自動的に付加するキーワード702、このキーワード702を使用して無線108につながる子機102、103、104と公衆網105につながる携帯電話106、107間のメッセージ通信における発信者と受信者を管理し関係付けるために、いずれかの子機を示す子機No.情報703と、いずれかの携帯電話の相手アドレス704を持つ。
図8は、本発明の一実施例におけるコードレス子機と携帯電話間でメッセージの送受信をする際の、各々の機器上で転送されるメッセージ本文の内容を示した図である。コードレス電話の無線108に接続された特定の子機102でメッセージ本文801を作成し、親機101でメッセージ本文802にキーワードを追加し、受信した特定の携帯電話106でキーワードを削除したメッセージ本文803をユーザは閲覧する。また、携帯電話106でキーワードを付加した返信メッセージ本文804を作成して送信し、親機101でキーワードを削除したメッセージ本文805に変換し、子機102へメッセージ本文806の形で転送する。
図9は、本発明の一実施例におけるコードレス電話子機、コードレス電話親機、及び、相手携帯電話間のメッセージ送受信シーケンス図である。
図10は、本発明の一実施例におけるコードレス子機からメッセージを受信したときのコードレス親機内部の処理フローチャートを示したものであり、図11は、本発明の一実施例における相手携帯電話からメッセージを受信したときのコードレス親機内部の処理フローチャートを示したものである。
以下、図8の各機器間でやり取りされるメッセージ本文、図9のシーケンス図、図10と図11のフローチャートに沿って、特定の子機102から特定の携帯電話106に送信されたメッセージに対し、携帯電話106からメッセージを返信した場合に、その返信メッセージがメッセージを送信した特定の子機102にのみ着信通知され、ユーザがその特定の子機102上でメッセージを閲覧するまでの処理について説明する。
まず図9において、ユーザは子機102において送信するメッセージ本文801(図8参照)とあて先、すなわち相手先アドレス(本実施例2の場合は「09012345678」)を入力する(シーケンス911)。本実施例2では、上記で示した実施例1と同様にSMSを例として取り上げ、子機102から送信するメッセージのあて先には相手先携帯電話106の電話番号110を設定する。図9の子機102においてメッセージ送信操作を実施すると、作成したメッセージは、子機102から親機101へ転送され(シーケンス912)、親機101はFLASH ROM202に格納した転送先決定テーブル600に新しいエントリとして今回の送信情報を追加し、転送するメッセージ本文801の先頭に、メッセージのやり取りを識別するためのキーワードを付加したキーワード付メッセージ本文802を作成する(シーケンス913)。そして、そのキーワード付メッセージ本文802を、相手先携帯電話106へ送信する(シーケンス915)。
これらのシーケンス913及び915を実行するために、親機101は図10に示すフローチャートに従って処理を行う。図9のシーケンス912による子機102からの図示しない送信データには、図8に示すメッセージ本文801と共に、送信元である子機102の子機No.(本実施例2では「1」とする)と相手先携帯電話106の電話番号(本実施例2では「09012345678」とする)が含まれている。まず図10のステップ1001において親機101は、図9のシーケンス912により送られてきた子機102からの図示しない送信データに含まれている子機102の子機No.1と相手先携帯電話106の電話番号「09012345678」を抽出し、それらが例えば図7の700・710・720に示すような転送先決定テーブルに登録されているかをチェックする。
次に親機101(例えば図8参照)は、図7(a)に示す転送先決定テーブル700の空いているエントリで、かつ、最も管理番号の小さい管理No.の子機No.登録欄及び相手先携帯電話登録欄に、それぞれ、子機102の子機No.1と相手先携帯電話106の電話番号「09012345678」を登録する。これらの登録作業は後述の図10に示す親機101のフローチャートのステップ1005において行われる。
転送先決定テーブルに何も登録されていない場合、すなわち転送先決定テーブルが図7(a)の700に示す状態の場合、以上に述べた登録作業により、子機No.1と相手先携帯電話106の電話番号「09012345678」は図7(a)の転送先決定テーブル700の管理No.1の行の子機No.情報703及び相手アドレス704にそれぞれ登録され、図7(b)の転送先決定テーブル710の状態となる。
転送先決定テーブルに別の登録が既になされている場合、転送先決定テーブルは、例えば図7(c)に示すような状態となる。これはあらかじめ転送先決定テーブル720の管理No.1のエントリ行に子機No.2に関する転送先情報が既に登録されていて、それよりも下のエントリ行には登録がなされていなかったため、転送先決定テーブル720の空いているエントリでかつ最も小さい管理No.2のエントリ行に子機No.1と相手先携帯電話106の電話番号「09012345678」が登録された例である。
それらの登録を行う前に、図10のステップ1003において親機101は、図8のメッセージ本文801に付加する個別のキーワード(本実施例2では「$A7F!」とする」)を、例えば図示しない乱数プログラムなどを用いてランダムに生成する。後ほどまた述べるが、この個別のキーワード(本実施例2では「$A7F!」)は、特定の子機と特定の携帯電話との間でやり取りするメッセージを他のメッセージと区別する効果がある。
次に親機101は、図10のステップ1004において、転送する図8のメッセージ本文801本文の先頭にこのキーワード「$A7F!」を付加し、キーワード付メッセージ本文802を生成する(ステップ1004)。それと同時に、図10のステップ1005において、このキーワード「$A7F!」を、図7(a)に示す転送先決定テーブル700のキーワード702に登録する(ステップ1005)。このキーワードの登録と共に、親機101は、先ほども述べた子機102の子機No.1と相手先携帯電話106の電話番号「09012345678」の登録を、それぞれ、図7(a)の転送先決定テーブル700の子機No.情報703及び相手先ドレス704に対して行う。
これらのステップ1001・1003〜1005により、図7(a)において空欄だった転送先決定テーブル700は、図7(b)の転送先決定テーブル710に示す状態となる。すなわち、キーワード702にはランダムに生成した値「$A7F!」が、子機No.登録欄には「1」が、相手アドレス登録欄にはこのメッセージの相手先として設定された電話番号がそれぞれ登録された状態である。
これらの転送先決定テーブルへの登録が終わった後、親機101は図10のステップ1006に従って、キーワード付メッセージ本文802(図8参照)を送信する。その結果、図8のキーワード付メッセージ本文802は、図9のシーケンス915に示すように、親機101から電話番号「09012345678」を有する相手先携帯電話106へと送信される。
なお、親機101が受信したメッセージにキーワードが含まれていないか(ステップ1101)、受信したメッセージから抽出したキーワードが転送先決定テーブルに登録されていない、すなわち、受信メッセージから抽出したキーワードと転送先決定テーブルに登録されているキーワードに一致するものが検出されなかった場合(ステップ1102)、親機101は、接続しているすべての子機102、103及び104へメッセージの着信を通知する(ステップ1104)。このように、親機101が受信したメッセージを転送すべき特定の子機を検出できなかった場合、従来のメッセージを受信したときと同様に、すべての子機へメッセージの着信を通知することにより、どの子機においてでもメッセージの着信を知ることができるようにする。
親機101において、受信したメッセージの転送先を決定し、該当する子機102へメッセージの着信を通知した後は、図9のシーケンス図に示すように、メッセージ着信通知を受信した子機102で、画面上のメッセージ着信アイコンを点灯させて着信音を鳴らしたり、適切なメッセージを子機画面上に表示したりすることにより、ユーザにメッセージの着信があることを知らせる(シーケンス922)。ユーザはこの子機画面上のアイコンの点灯などによりメッセージの着信に気づいた場合、ユーザは受信メッセージの閲覧操作を行い(シーケンス923)、親機101のメッセージ格納領域に保存されているメッセージを読出し(シーケンス924)、子機表示装置上にメッセージを表示する(シーケンス925)。
以上のように本実施例2によれば、上記の構成により、中継通信装置に直接接続した第1の移動端末(子機)と、中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続した第2の移動端末(携帯電話)との間のメッセージ通信を、中継通信装置内に設けた保存手段に、第1の移動端末(子機)と第2の移動端末(携帯電話)間のメッセージであることを特定するための第4の特定情報を、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せとして登録するので、その第2の移動端末(携帯電話)との通信頻度が高い第1の移動端末(子機)を特定することができる。
また、中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続した第3の移動端末(携帯電話)から第1の移動端末(子機)へメッセージを送信するとき、メッセージの本文のいずれかに付加したメッセージの転送を特定するための第5の特定情報が、中継通信装置内の保存手段に保存された第4の特定情報のいずれかと一致した場合に、第5の特定情報と組合せて保存されている第1の特定情報を有する第1の移動端末へメッセージの着信を通知するので、中継通信装置に直接接続する他の移動端末(子機)での通信メッセージの閲覧を防ぐことができる。
更に、第1の移動端末(子機)から第2の移動端末(携帯電話)に対して送信される通信メッセージより、メッセージの特定の場所に格納された通信者を特定する情報と送信元の情報を中継通信装置が抽出し、それぞれ第1及び第4の特定情報として保存手段に登録するので、ユーザが手入力で第1及び第4の特定情報を中継通信装置へ登録する手間を省くことができる。
本発明に係るメッセージの着信優先制御は、コードレス電話システムにおいて、特定のコードレス電話子機装置にのみ着信を通知することができるところから、例えば複数のコードレス電話子機がつながる親子機電話システムにおいて、特定の子機と公衆無線通信網を介して接続する携帯電話装置間でプライバシーを保ったメッセージのやり取りを可能とし、複数のコードレス電話子機装置を有するコードレス電話システム同士での子機装置間での利用や、チャット感覚でのメッセージの送受信による利用なども可能である。
本発明の一実施例におけるメッセージ配信システムの全体構成を示す図 本発明の一実施例におけるコードレス電話親機装置内部のブロック図 本発明の一実施例におけるコードレス電話親機装置内部で受信したメッセージの転送先を決定するための転送先決定テーブルを示す図 本発明の一実施例におけるコードレス電話子機、コードレス電話親機、及び、相手携帯電話間のメッセージ送受信シーケンス図 本発明の一実施例におけるコードレス子機からメッセージを受信したときのコードレス親機内部の処理フローチャート 本発明の一実施例における相手携帯電話からメッセージを受信したときのコードレス親機内部の処理フローチャート 本発明の一実施例においてコードレス電話親機装置内部でメッセージに付加、及び、削除するキーワードを管理するための転送先決定テーブルを示す図 本発明の一実施例におけるコードレス子機と携帯電話間でメッセージの送受信をする際の、各々の機器上で転送されるメッセージ本文の内容を示した図 本発明の一実施例におけるコードレス電話子機、コードレス電話親機、及び、相手携帯電話間のメッセージ送受信シーケンス図 本発明の一実施例におけるコードレス子機からメッセージを受信したときのコードレス親機内部の処理フローチャート 本発明の一実施例における相手携帯電話からメッセージを受信したときのコードレス親機内部の処理フローチャート
101 コードレス電話親機装置
102 コードレス電話子機装置
103 コードレス電話子機装置
104 コードレス電話子機装置
105 公衆網(携帯電話網)
106 携帯端末装置(携帯電話)
107 携帯端末装置(携帯電話)
108 内線網(無線)
109 公衆網(携帯電話網)
110 電話番号
201 CPU
202 FLASH ROM
203 RAM
204 子機無線制御部
205 携帯無線制御部
206 転送先決定テーブル
207 メッセージ格納領域
300、310、320 転送先決定テーブル
301、311、321 エントリ
302、312、322 子機No.情報
303、313、323 相手先番号
304、314、324 最終送信時刻
305、315、325 最終受信時刻
306、316、326 送受信回数
610 転送先決定テーブル
700、710、720 転送先決定テーブル
701、711、721、731 エントリ
702、712、722、732 キーワード
703、713、723、733 子機No.情報
704、714、724、734 相手アドレス
801、802、803、804、805,806 メッセージ本文

Claims (19)

  1. 公衆無線通信手段を有する中継通信装置と、前記中継通信装置に無線通信路によって直接接続可能な第1の移動端末と、前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第2の移動端末からなる通信システムにおいて、
    前記中継通信装置内に設けた保存手段に、前記第1の移動端末を特定するための第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定するための第2の特定情報を、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを特定する情報として登録することを特徴とする中継通信装置。
  2. 前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第3の移動端末から前記第1の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第3の移動端末が有する第3の特定情報が、前記中継通信装置内の保存手段に保存された前記第2の特定情報のいずれかと一致した場合に、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せとして前記第2の特定情報と組合せて保存されている前記第1の特定情報を有する前記第1の移動端末へ前記中継通信装置がメッセージの着信を通知することを特徴とする請求項1に記載の中継通信装置。
  3. 前記第1の移動端末から前記第2の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第1の移動端末を特定する前記第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定する前記第2の特定情報による通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを、前記中継通信装置内の保存手段に登録することを特徴とする請求項1記載の中継通信装置。
  4. 前記第1の移動端末から前記第2の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第1の移動端末を特定する前記第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定する前記第2の特定情報による通信メッセージを送受信する移動端末の組合せが前記中継通信装置内の保存手段に既に登録されている場合、前記組合せの優先度を上げることを特徴とする請求項1記載の中継通信装置。
  5. 前記第3の移動端末から前記第1の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第3の移動端末が有する前記第3の特定情報が、前記中継通信装置内の保存手段に保存された前記第2の特定情報として複数個登録されている場合、前記優先度の高い通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを選択し、選択された前記組合せに保存されている前記第1の特定情報を有する前記第1の移動端末へメッセージの着信を通知することを特徴とする請求項1に記載の中継通信装置。
  6. 前記第3の移動端末から前記第1の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第3の移動端末が有する前記第3の特定情報が、前記中継通信装置内の保存手段に保存された前記第2の特定情報として1個も登録されていない場合、前記中継通信装置に無線通信路によって直接接続している全ての移動端末へメッセージの着信を通知することを特徴とする請求項1に記載の中継通信装置。
  7. 公衆無線通信手段を有する中継通信装置と、前記中継通信装置に無線通信路によって直接接続可能な第1の移動端末と、前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第2の移動端末との間のメッセージ通信を、前記中継通信装置内に設けた保存手段に、前記中継通信装置を介して送受信するメッセージが前記第1の移動端末と前記第2の移動端末間のメッセージであることを特定するための第4の特定情報を、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せとして登録することを特徴とする中継通信装置。
  8. 前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第3の移動端末から前記第1の移動端末へメッセージを送信するとき、前記メッセージの本文のいずれかに付加したメッセージの転送を特定するための第5の特定情報が、前記中継通信装置内の保存手段に保存された前記第4の特定情報のいずれかと一致した場合に、前記第5の特定情報と組合せて保存されている前記第1の特定情報を有する前記第1の移動端末へメッセージの着信を通知することを特徴とする請求項7に記載の中継通信装置。
  9. 前記第1の移動端末から前記第2の移動端末へメッセージを送信するとき、前記第1の移動端末を特定する前記第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定する前記第2の特定情報による通信メッセージを送受信する移動端末の組合せと前記第1の移動端末と前記第2の移動端末間のメッセージ通信を特定する前記第4の特定情報を、前記中継通信装置内の保存手段に登録することを特徴とする請求項7に記載の中継通信装置。
  10. 公衆無線通信手段を有する中継通信装置と、前記中継通信装置に無線通信路によって直接接続可能な第1の移動端末と、前記中継通信装置に公衆無線通信路を介して接続する第2の移動端末との間のメッセージ通信を、前記中継通信装置内に設けた保存手段に、前記第1の移動端末を特定するための第1の特定情報と前記第2の移動端末を特定するための第2の特定情報を、通信メッセージを送受信する移動端末の組合せを特定する情報として登録することを特徴とする中継通信装置。
  11. 第1の端末と通信路を介して通信を行い、第2の端末と公衆通信路を介して通信を行う中継通信装置であって、
    前記第1の端末と前記第2の端末との間で通信される情報を受信する情報受信部と、
    前記情報に基づいて、前記第1の端末に関連する第1の特定情報と前記第2の端末に関連する第2の特定情報を組合わせ、組合わせ情報として登録する登録部と、を備えることを特徴とする中継通信装置。
  12. 請求項11記載の中継通信装置であって、更に、
    前記情報受信部が前記第2の端末からの着信を受信すると、前記登録部に登録されている組合わせ情報に基づいて、前記第1の端末へ着信通知を行う着信通知部を備えることを特徴とする中継通信装置。
  13. 請求項11または12記載の中継通信装置であって、
    前記登録部は、前記第1の端末が前記第2の端末へメッセージを送信するとき、前記第1の特定情報と前記第2の特定情報を組合わせて組合わせ情報として登録することを特徴とする中継通信装置。
  14. 請求項13記載の中継通信装置であって、
    前記登録部は、前記第1の端末が前記第2の端末へメッセージを送信する際、前記第1の特定情報と前記第2の特定情報を組合わせてなる組合わせ情報が、当該登録部に既に登録されている場合は、前記組合わせ情報の優先度を上げることを特徴とする中継通信装置。
  15. 請求項14記載の中継通信装置であって、
    当該中継通信装置は、通信路を介して、複数の前記第1の端末と接続され、
    前記着信通知部は、前記第2の端末が前記第1の端末へメッセージを送信する際、前記組合わせの優先度に基づいて、前記複数の第1の端末のうち少なくとも1つに着信を通知することを特徴とする中継通信装置。
  16. 請求項15記載の中継通信装置であって、
    前記登録部に前記組合わせ情報が登録されていない場合、前記複数の第1の端末のすべてに着信を通知することを特徴とする中継通信装置。
  17. 請求項11〜16いずれか一項記載の中継通信装置であって、
    前記通信路及び前記公衆通信路の少なくとも一方は、無線通信路であることを特徴とする中継通信装置。
  18. 第1の端末と通信路を介して通信を行い、第2の端末と公衆通信路を介して通信を行う中継通信方法であって、
    前記第1の端末と前記第2の端末との間で通信される情報を受信し、
    前記情報に基づいて、前記第1の端末に関連する第1の特定情報と前記第2の端末に関連する第2の特定情報を組合わせ、組合わせ情報として登録することを特徴とする中継通信方法。
  19. 請求項18記載の中継通信方法であって、
    前記通信路及び前記公衆通信路の少なくとも一方は、無線通信路であることを特徴とする中継通信方法。
JP2009073326A 2009-03-25 2009-03-25 中継通信装置及び中継通信方法 Pending JP2010226570A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073326A JP2010226570A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 中継通信装置及び中継通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073326A JP2010226570A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 中継通信装置及び中継通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010226570A true JP2010226570A (ja) 2010-10-07

Family

ID=43043250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009073326A Pending JP2010226570A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 中継通信装置及び中継通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010226570A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013232729A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Ntt Data Corp 認証装置、認証方法、認証プログラム
JP5669155B1 (ja) * 2014-03-28 2015-02-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
JP5669157B1 (ja) * 2014-03-28 2015-02-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
JP5669156B1 (ja) * 2014-03-28 2015-02-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
JP5669154B1 (ja) * 2014-03-07 2015-02-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
JP2019068357A (ja) * 2017-10-04 2019-04-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホン装置、インターホンシステム及びプログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013232729A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Ntt Data Corp 認証装置、認証方法、認証プログラム
JP5669154B1 (ja) * 2014-03-07 2015-02-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
WO2015133120A1 (ja) * 2014-03-07 2015-09-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
US9769298B2 (en) 2014-03-07 2017-09-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Cordless phone apparatus, cordless phone system, and method for transferring data
JP5669155B1 (ja) * 2014-03-28 2015-02-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
JP5669157B1 (ja) * 2014-03-28 2015-02-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
JP5669156B1 (ja) * 2014-03-28 2015-02-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
WO2015145995A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 コードレス電話装置、コードレス電話システム及びデータ転送方法
US9930184B2 (en) 2014-03-28 2018-03-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Cordless telephone device, cordless telephone system, and data transfer method
JP2019068357A (ja) * 2017-10-04 2019-04-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホン装置、インターホンシステム及びプログラム
JP7133781B2 (ja) 2017-10-04 2022-09-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホン装置及びインターホンシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070201681A1 (en) Mobile communication device and method for displaying call history thereof
CN1954588A (zh) 便携式电子装置和使用由呼叫方定制的振铃音的方法
JP2002344652A (ja) 移動通信端末装置及び電子メールによる応答方法
JP2010226570A (ja) 中継通信装置及び中継通信方法
CN105682064B (zh) 来电的呼叫转移方法及装置
JP5661107B2 (ja) 複数の受信機に電子ショートメッセージを送信するための方法およびシステム
JP2006033097A (ja) 通信端末、通信状態情報提供システム、及び通信状態情報提供方法
AU2004301358C1 (en) Message system
JP5997198B2 (ja) 端末管理装置、端末、通信システム、端末管理方法およびプログラム
JP2004178294A (ja) 関連する電子メールを表示する携帯端末、電子メール表示方法、及びプログラム
KR101028487B1 (ko) 인터넷 전화연결방법
JP3662865B2 (ja) 携帯電話端末及び電子メール作成方法
JP5785508B2 (ja) インターホンシステム
JP2005012627A (ja) 携帯通信端末、移動体通信システム及びメール通信制御方法
KR100746049B1 (ko) 스팸 메시지 관리 시스템 및 방법과 이를 위한 이동통신단말
KR100693427B1 (ko) 이동통신 단말기의 메시지 표시 방법
KR100749201B1 (ko) 이동 통신 단말의 단문 메시지 수신 방법
JP2006309461A (ja) メッセージの送信管理システム
JP6177976B2 (ja) 通信システム、端末管理装置、通信システムの端末管理方法、およびプログラム
WO2015098131A1 (ja) 個人情報付加システムおよび個人情報付加方法ならびに個人情報付加プログラム
JP2006310984A (ja) 電話帳管理システム及び電話帳管理方法
KR100738547B1 (ko) 무선 랜 시스템의 서비스 제공 방법 및 그 장치
JP2017046076A (ja) 通信装置、通信システム、および、通信装置の制御方法
KR100459764B1 (ko) 음성 사서함 제공 시스템 및 방법
WO2012095955A1 (ja) 通信システム、通信方法及び通信プログラム