JP2003348217A - 携帯電話端末装置及びそれに用いる発着信誤操作軽減方法並びにそのプログラム - Google Patents

携帯電話端末装置及びそれに用いる発着信誤操作軽減方法並びにそのプログラム

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JP2003348217A
JP2003348217A JP2002154883A JP2002154883A JP2003348217A JP 2003348217 A JP2003348217 A JP 2003348217A JP 2002154883 A JP2002154883 A JP 2002154883A JP 2002154883 A JP2002154883 A JP 2002154883A JP 2003348217 A JP2003348217 A JP 2003348217A
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JP2002154883A
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Kazuo Morita
和男 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信時や着信時の人為的な間違いを軽減可能
な携帯電話端末装置を提供する。 【解決手段】 ID判定部13はID記憶部14からア
ドレス帳に登録されているIDを読出し、受信したID
と一致するかを判定する。一致する場合、登録名称読出
し部15は登録名称記憶部16から“登録ID”に該当
する“登録名称”を読出し、“name$”に格納す
る。重複フラグ判定部17は重複フラグ記憶部18から
“登録ID”に該当する“重複フラグ”を読出し、重複
有りの場合、LCD制御部19は表示の背景色を変え、
LCD20に名称“name$”を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話端末装置及
びそれに用いる発着信誤操作軽減方法並びにそのプログ
ラムに関し、特に携帯電話端末装置における発着信の誤
操作を軽減する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話端末装置においては、自
端末に着信した発信先の電話番号を登録したり、あるい
は自端末のテンキー等を用いたり、パーソナルコンピュ
ータ上で管理される発信先の電話番号を自端末内のリス
ト(アドレス帳)に記憶することが可能となっている。
【0003】この場合、携帯電話端末装置では、記憶し
てある電話番号をメニューや特定キーを操作することで
呼出し、その電話番号宛に電話をかけることができるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の携帯電
話端末装置では、端末内に複数の発信者番号を登録し、
その登録された発信番号をメニューから選択して、発信
を行う場合、登録した時の名称が同名のものや、一字違
い等の似ている名称のものが複数ある場合、選択時に間
違って選択してしまい、誤発信を行うことがある。この
誤発信が行われると、発信者や着信者に対してともに不
快感を与えることとなる。
【0005】また、他人である着信者に自端末の電話番
号を知らせていなければ、非通知以外の設定の場合に、
誤発信によって自端末の電話番号を通知することとな
り、自端末の電話番号を知られてしまうことともなり、
プライバシ保護の点でも望ましくない。
【0006】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、発信時や着信時の人為的な間違いを軽減すること
ができる携帯電話端末装置及びそれに用いる発着信誤操
作軽減方法並びにそのプログラムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による携帯電話端
末装置は、着信が発生した場合に自端末内に予め登録さ
れたリストの中から着信者の名前を検索して画面に表示
する機能を持つ携帯電話端末装置であって、前記リスト
に登録名が同一及び類似の登録名が複数ある場合に当該
登録名が重複していることを表示する表示制御手段を備
えている。
【0008】本発明による発着信誤操作軽減方法は、着
信が発生した場合に自端末内に予め登録されたリストの
中から着信者の名前を検索して画面に表示する機能を持
つ携帯電話端末装置の発着信誤操作軽減方法であって、
前記リストに登録名が同一及び類似の登録名が複数ある
場合に当該登録名が重複していることを表示するステッ
プを備えている。
【0009】本発明による発着信誤操作軽減方法のプロ
グラムは、着信が発生した場合に自端末内に予め登録さ
れたリストの中から着信者の名前を検索して画面に表示
する機能を持つ携帯電話端末装置の発着信誤操作軽減方
法のプログラムであって、コンピュータに、前記リスト
に登録名が同一及び類似の登録名が複数ある場合に当該
登録名が重複していることを表示する処理を実行させて
いる。
【0010】すなわち、本発明の携帯電話端末装置は、
着信が発生した場合に、端末内のアドレス帳から着信者
の名前を検索して画面に表示する機能を持つ端末におい
て、着信を表示する際に、同姓の人名や同名の会社名等
が表示される場合、端末使用者が着信者の名前を読み間
違う可能性を軽減するためのものである。
【0011】また、本発明の携帯電話端末装置は、端末
内のアドレス帳を参照して発呼する場合も同様に、アド
レス帳に同名で登録されている場合等、間違って発信を
行う可能性を軽減するためのものである。
【0012】より具体的に説明すると、本発明の携帯電
話端末装置では、端末内のアドレス帳において、登録名
が似ている登録名が複数ある場合、名前を表示する際の
背景色の変更等を行うことで、他と間違えやすい登録名
であることを利用者が再認識可能なようにしている。こ
れによって、本発明では、発信や着信時の人為的な間違
いを軽減可能としている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
携帯電話端末装置の構成を示すブロック図である。図1
において、本発明の一実施例による携帯電話端末装置1
はアンテナ11と、無線制御部12と、ID判定部13
と、ID記憶部14と、登録名称読出し部15と、登録
名称記憶部16と、重複フラグ判定部17と、重複フラ
グ記憶部18と、LCD(Liquid Crysta
l Display)制御部19と、LCD20と、記
録媒体21とから構成されている。尚、携帯電話端末装
置1を構成する各部は、携帯電話端末装置1の主たる構
成要素であるコンピュータ(図示せず)が記録媒体21
のプログラムを実行することで実現される。
【0014】この図1を参照して、本発明の一実施例に
よる携帯電話端末装置1について説明する。
【0015】図示せぬ基地局からの電波信号をアンテナ
11で受信すると、無線制御部12はその電波信号を復
調し、ID判定部13に送る。ID判定部13はID記
憶部14からアドレス帳(登録名のリスト)に登録され
ているID(ID_m)を読出し、受信したID(ID
_n)と一致するかを判定する。
【0016】ID判定部13は一致する登録ID(ID
_m)が存在しない場合、ID判定フラグ“X$”に
“0”をセットする。また、ID判定部13は一致する
登録ID(ID_m)がある場合、ID判定フラグ“X
$”に“1”をセットする。
【0017】登録名称読出し部15はID判定フラグ
“X$”=“1”の場合、登録名称記憶部16から“登
録ID”に該当する“登録名称”を読出し、“name
$”に格納する。登録名称読出し部15はID判定フラ
グ“X$”=“0”の場合、“name$”をクリア
し、重複フラグ判定部17に制御を渡す。
【0018】重複フラグ判定部17は判定フラグ“X
$”=“1”の場合、重複フラグ記憶部18から“登録
ID”に該当する“重複フラグ”を読出し、重複有りの
場合、重複の判定フラグ“Y$”に“1”をセットす
る。重複フラグ判定部17は重複無しの場合、重複の判
定フラグ“Y$”に“0”をセットし、LCD制御部1
9に制御を渡す。
【0019】LCD制御部19は重複判定フラグ“Y
$”=“0”の場合、背景色を変えずにLCD20に名
称“name$”を表示させる。また、LCD制御部1
9は重複判定フラグ“Y$”=“1”の場合、背景色を
変え、LCD20に名称“name$”を表示させる。
【0020】図2及び図3は本発明の一実施例による携
帯電話端末装置1の動作を示すフローチャートであり、
図4及び図5は図1のLCD20の表示例を示す図であ
る。これら図1〜図5を参照して本発明の一実施例によ
る携帯電話端末装置1の動作について説明する。以下、
新規にIDを登録する際の処理と、受信した時の処理と
について説明する。尚、図2及び図3に示す処理は携帯
電話端末装置1の主たる構成要素であるコンピュータが
記録媒体21のプログラムを実行することで実現され
る。
【0021】携帯電話端末装置1では新規にIDを登録
する場合(図2ステップS1)、ID記憶部14に新規
に登録する電話番号の名称を“Name_n”として記
憶する(図2ステップS2)。
【0022】続いて、携帯電話端末装置1はID記憶部
14から登録済みのIDの名称を読出し、“Name_
m”として記憶させる(図2ステップS3)。その後
に、携帯電話端末装置1は新規の登録名称“Name_
n”と登録済みのIDの名称“Name_m”とを比較
して同一名称かを判定する(図2ステップS4)。
【0023】携帯電話端末装置1はそれらの名称が一致
する場合、すでに端末に登録されているIDの重複フラ
グをセット(X=1)し(図2ステップS5)、新規に
登録するIDの重複フラグをセット(Y=1)する(図
2ステップS6)。
【0024】携帯電話端末装置1はそれらの名称が一致
しない場合、あるいは新規に登録するIDの重複フラグ
をセットすると、新規登録IDを端末に登録されている
全てのIDと比較したかを確認し(図2ステップS
7)、全ての比較が終了していなければ、ステップS3
に戻る。
【0025】携帯電話端末装置1は全ての比較が終了し
ていれば、新規登録するIDの重複フラグに“Y”の値
を代入し(図2ステップS8)、新規登録するIDに名
称(Name_n)と重複フラグ(X)とを付加して登
録する(図2ステップS9)。
【0026】携帯電話端末装置1では端末の受信処理が
発生し、受信したIDを“TEL_n”として記憶し
(図3ステップS11)、アドレス帳のIDを読出して
“TEL_m”として記憶する(図3ステップS1
2)。携帯電話端末装置1は受信したID“TEL_
n”と登録済ID“TEL_m”とを比較する(図3ス
テップS13)。
【0027】携帯電話端末装置1はそれらのIDが一致
しない場合、受信したIDと端末に登録されている全て
のIDとの比較が終了していなければ(図3ステップS
14)、ステップS12に戻り、全てのIDとの比較が
終了していれば(図3ステップS14)、受信したID
を表示させる(図3ステップS15)。
【0028】携帯電話端末装置1はそれらのIDが一致
した場合、ステップS13で受信ID“TEL_n”と
一致した登録ID“TEL_m”の重複フラグが“X=
1”の場合 (図3ステップS16)、受信したIDの
登録名が重複していることをユーザに対して警告するた
めに表示の背面色を変更する(図3ステップS17)。
【0029】また、携帯電話端末装置1はステップS1
3で受信ID“TEL_n”と一致した登録ID“TE
L_m”の重複フラグが“X=0”の場合、あるいは背
面色を変更すると、受信したIDの登録名を表示し、ユ
ーザに対して着信を通知する(図3ステップS17)。
この場合、背景色を変更しない表示を図4に示し、背景
色を変更した表示を図5に示す。
【0030】このように、携帯電話端末装置1において
着信が発生した時、端末内のアドレス帳から着信者の名
前を検索して画面に表示する機能を持っていれば、ユー
ザがLCD20の画面に表示される名前を見て着信相手
を認識する。
【0031】この時、登録されている名前に同一の名前
が複数存在した場合や、似ている名前が登録されている
場合、相手を誤認識してしまう場合が考えられる。ま
た、アドレス帳から名前を選択して発信をする場合にお
いても、同名や似ている名前が登録されている場合、間
違った相手に発信してしまうことが考えられる。
【0032】本実施例では、他と間違えやすい登録名で
発信/着信を行う場合、表示の背景色を変更し、他と間
違えやすい登録名であることを利用者に再認識させるこ
とで、発信や着信時の人為的な間違いを軽減させること
ができる。
【0033】尚、本実施例ではLCD20の画面におい
て表示の背景色を変更しているが、他と間違えやすい登
録名であることを利用者に再認識させることができれ
ば、特定のマークを表示したり、文字の大きさまたは太
さを変えてもよく、これに限定されない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、着信が発
生した場合に自端末内に予め登録されたリストの中から
着信者の名前を検索して画面に表示する機能を持つ携帯
電話端末装置において、リストに登録名が同一及び類似
の登録名が複数ある場合に当該登録名が重複しているこ
とを表示することによって、発信時や着信時の人為的な
間違いを軽減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による携帯電話端末装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による携帯電話端末装置の動
作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例による携帯電話端末装置の動
作を示すフローチャートである。
【図4】図1のLCDの表示例を示す図である。
【図5】図1のLCDの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話端末装置 11 アンテナ 12 無線制御部 13 ID判定部 14 ID記憶部 15 登録名称読出し部 16 登録名称記憶部 17 重複フラグ判定部 18 重複フラグ記憶部 19 LCD制御部 20 LCD 21 記録媒体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信が発生した場合に自端末内に予め登
    録されたリストの中から着信者の名前を検索して画面に
    表示する機能を持つ携帯電話端末装置であって、前記リ
    ストに登録名が同一及び類似の登録名が複数ある場合に
    当該登録名が重複していることを表示する表示制御手段
    を有することを特徴とする携帯電話端末装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記登録名を表示
    する際の背景色を当該登録名が重複している場合と当該
    登録名が重複していない場合とにおいて異なるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の携帯電話端末装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記登録名を表示
    する際に当該登録名が重複していることを示す特定のマ
    ークを表示することを特徴とする請求項1記載の携帯電
    話端末装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記登録名を表示
    する際の文字の大きさ及び太さのいずれかを当該登録名
    が重複している場合と当該登録名が重複していない場合
    とにおいて異なるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の携帯電話端末装置。
  5. 【請求項5】 着信が発生した場合に自端末内に予め登
    録されたリストの中から着信者の名前を検索して画面に
    表示する機能を持つ携帯電話端末装置の発着信誤操作軽
    減方法であって、前記リストに登録名が同一及び類似の
    登録名が複数ある場合に当該登録名が重複していること
    を表示するステップを有することを特徴とする発着信誤
    操作軽減方法。
  6. 【請求項6】 前記登録名が重複していることを表示す
    るステップは、前記登録名を表示する際の背景色を当該
    登録名が重複している場合と当該登録名が重複していな
    い場合とにおいて異なるようにしたことを特徴とする請
    求項5記載の発着信誤操作軽減方法。
  7. 【請求項7】 前記登録名が重複していることを表示す
    るステップは、前記登録名を表示する際に当該登録名が
    重複していることを示す特定のマークを表示することを
    特徴とする請求項5記載の発着信誤操作軽減方法。
  8. 【請求項8】 登録名が重複していることを表示するス
    テップは、前記登録名を表示する際の文字の大きさ及び
    太さのいずれかを当該登録名が重複している場合と当該
    登録名が重複していない場合とにおいて異なるようにし
    たことを特徴とする請求項5記載の発着信誤操作軽減方
    法。
  9. 【請求項9】 着信が発生した場合に自端末内に予め登
    録されたリストの中から着信者の名前を検索して画面に
    表示する機能を持つ携帯電話端末装置の発着信誤操作軽
    減方法のプログラムであって、コンピュータに、前記リ
    ストに登録名が同一及び類似の登録名が複数ある場合に
    当該登録名が重複していることを表示する処理を実行さ
    せるためのプログラム。
JP2002154883A 2002-05-29 2002-05-29 携帯電話端末装置及びそれに用いる発着信誤操作軽減方法並びにそのプログラム Pending JP2003348217A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135284A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Kyocera Corp 携帯電話機、確認情報表示プログラムおよび確認情報表示方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135284A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Kyocera Corp 携帯電話機、確認情報表示プログラムおよび確認情報表示方法

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