JP2003347015A - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JP2003347015A
JP2003347015A JP2002149524A JP2002149524A JP2003347015A JP 2003347015 A JP2003347015 A JP 2003347015A JP 2002149524 A JP2002149524 A JP 2002149524A JP 2002149524 A JP2002149524 A JP 2002149524A JP 2003347015 A JP2003347015 A JP 2003347015A
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JP
Japan
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heating element
sheet heating
sheet
temperature sensor
heater
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Application number
JP2002149524A
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English (en)
Inventor
Mizuho Tanaka
瑞穂 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HONG KONG SEIRYU YUGENKOSHI
Original Assignee
HONG KONG SEIRYU YUGENKOSHI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は断線等のトラブルのないしかも加熱効
率の高いヒーターを提供することを課題とする。 【解決手段】炭素繊維集束体2を絶縁シート3,3によ
って挟持した面状発熱体1を提供する。この面状発熱体
1は曲げやねじりに対して大きな強度を有し、防震性、
耐久性がありかつ加熱効率が大きく、その上電力消費量
が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は面状発熱体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のシートのヒーター
等にはニクロム線やPTC等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしニクロム線は加
工、組付け等が困難であり、更に強度に不足し断線し易
く、防震性が低く、そして保修、修理等に手間がかゝ
る。またPTCも加工や組付け等が困難であるし、また
機械的強度も低く、防震性が低い等の欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、炭素繊維集束体(2,12)を
絶縁シート(3,13)によって挟持した面状発熱体(1,11)を
提供するものである。
【0005】
【作用】本発明の面状発熱体(1,11)は発熱素子として炭
素繊維集束体(2,12)を使用するので、ニクロム線単線の
発熱素子よりもはるかに引張り強度や繰返り曲げに対す
る強度が大きい。本発明を以下に詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図4に示す一実施
例によって説明すれば、面状発熱体(1) は多数本の炭素
繊維の集束体(2) と、該集束体(2) を挟持している一対
の絶縁シート(3,3) とからなる。
【0007】該集束体(2) は通常径2000μm〜30
00μmの太さの炭素繊維を集束したものであり、集束
本数は所望の固有抵抗値によって24000本(17Ω
/m)、12000本(30Ω/m)、6000本(7
2Ω/m)、3000本(144Ω/m)等に設定され
る。集束形状はリボン状とすることが望ましい。
【0008】上記絶縁シート(3,3) は、例えばポリエス
テル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリウレタン樹
脂、弗素樹脂、シリコン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフ
ェニレンエーテル樹脂等のプラスチック、ガラス繊維シ
ート、セラミック繊維シート、アラミド繊維シート等の
絶縁材料からなる。
【0009】該集束体(2) 内には線状温度センサ(4) が
挿入されており、該集束体(2) の両端末には金属薄膜か
らなる電極(5,5) が設けられている。
【0010】該面状発熱体(1) の作動電圧は通常3〜2
50V(直流または交流)であり、絶縁破壊強度はライ
ンテストで3000V、曲げおよびねじりテストは3つ
のULスタンダートにより6000回以上が達成され
た。または面状発熱体(1) に挿入されている線状温度セ
ンサ(4) により、該面状発熱体(1) の温度を検出し、こ
の検出値を抵抗値に変換し温度制御器TCを介して該面
状発熱体(1) に供給される電力を制御する電力制御器E
Cにインプットする。該電力制御器ECには電通部ET
を介して電線ESから直流または交流の電流が通電され
ている。該線状温度センサ(4) は温度−抵抗特性の屈曲
点が例えば85℃に設定されており、屈曲点より低い温
度では抵抗上昇率が例えば1Ω/℃であり、屈曲点より
高い温度では抵抗上昇率が例えば10Ω/℃となり、発
熱体(1) の温度が85℃以上になると、発熱体(1) への
電力供給が絶たれるようになっている。該線状温度セン
サ(4) のバイアス電圧は通常5〜20Vに設定されてい
る。
【0011】図3および図4に示すように、上記面状発
熱体(1) は例えば自動車のシートの座部(6) に組込まれ
る。該座部(6) はクッション芯材(7) と、該クッション
芯材(7) の表面を被覆する表皮材(8) とからなり、該面
状発熱体(1) は該クッション芯材(7) の上面に配置され
ている。前記したように該面状発熱体(1) は曲げおよび
ねじりに極めて強く、防震性が大きく、自動車走行中に
及ぼされる荷重および荷重変化あるいは震動に対して大
きな耐久性を有し、断線等のトラブルは皆無であり、ま
た前記温度センサ(4) によって過熱が防止され、極めて
安全なヒーターである。
【0012】上記発熱体(1) に規定の電圧を印可すると
座部(6) の表面温度は1分後には45℃に上昇し、一方
ニクロム線を用いたヒーターでは座部(6) の表面温度が
45℃になるには、略4倍の4分を要した。また電力消
費量も、本発明の発熱体(1)はニクロム線ヒーターより
大巾に低減される。
【0013】図5には他の実施例を示す。本発明の面状
発熱体(11)は、集束体(12)の間隔(密度)を例えば指数
的に左端から右端にかけて次第に大きくなるように(密
度は小さくなるように)配置してもよい。この面状発熱
体(11)も集束体(12)の両端には電極(15,15) が設けら
れ、線状温度センサ(14)が挿入されており、該集束体(1
2)は絶縁シート(13,13) に挟持されている。この場合線
状温度センサ(14)の屈曲点は85℃に設定する
【0014】このような面状発熱体(11)は高密度側を入
口側にして図6に示すように例えば流体加熱器(16)に巻
着される。この場合該流体加熱器(16)の面状発熱体(11)
取付け部分を凹部(7) とすると、該面状発熱体(11)と該
流体加熱器(16)との接触性が向上する。
【0015】該流体加熱器(16)内には水、冷却媒体(例
えばアンモニア液)、空気等が送通されるが、この際こ
れら流体は入口側で発熱体(11)の高密度部分によって急
速に加熱されるから、加熱効率が向上する。
【0016】上記実施例ではいづれも炭素繊維の集束体
内に線状温度センサーを挿入する構成が採用されている
が、該温度センサーは該集束体の外部に設置してもよ
い。
【0017】
【発明の効果】本発明では断線等のトラブルのない、防
震性、耐久性のあるしかも加熱効率の良い電力消費量の
少ない発熱体が提供される。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】平面図
【図2】側断面図
【図3】自動車座席に組込んだ状態の側断面図
【図4】自動車座席に組込んだ状態の斜視図図5および
図6は他の実施例を示すものである。
【図5】平面図
【図6】流体加熱器に組込んだ状態の説明斜視図
【符号の説明】
1,11 面状発熱体 2,12 集束体 3,13 絶縁シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素繊維集束体を絶縁シートによって挟持
    したことを特徴とする面状発熱体
JP2002149524A 2002-05-23 2002-05-23 面状発熱体 Pending JP2003347015A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007292199A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Tohoku Univ 耐熱性真空断熱材および加熱装置
JP2009518785A (ja) * 2005-12-11 2009-05-07 ヴィー・エー・テー・オートモーティヴ・システムス・アクチェンゲゼルシャフト 平型ヒータ

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