JP2006223403A - 頭髪カール用ロッド、発熱体及びその発熱体の製造方法 - Google Patents

頭髪カール用ロッド、発熱体及びその発熱体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 温度制御機能を確実に維持する。
【解決手段】 ロッド本体9に発熱体11を設けた頭髪カール用ロッド3におい
て、前記発熱体11は、シート31に抵抗パターン材33を平面状に配索してな
り、前記ロッド本体9の発熱温度の上限を頭髪処理に適した温度に設定したこと
を特徴とする。従って、抵抗パターン材33の発熱量とシート31の放熱量との
相対関係からロッド3の頭髪処理に適した温度に応じた発熱体11の目標発熱温
度を設定することができる。この結果、発熱体が目標発熱温度以上に発熱するこ
とを防止することができ、温度制御機能を確実に維持することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、発熱により頭髪にカールの癖付けを行うための頭髪カール用ロッド
、これに用いる発熱体、及び発熱体の製造方法に関する。
従来の頭髪カール用ロッドとしては、例えば図9に示すようなものがある。図
11(a)はカール用ロッドの斜視図、図11(b)は図11(a)のSA−S
A矢視における断面図である。
この図11のように、従来の頭髪カール用ロッド201は、中空状のロッド本
体203の内部に発熱体205が一体的に保持されている。ロッド本体203の
端部には、発熱体205の電極207が突出しており電源コードに接続される。
前記発熱体205は、PTC素子からなり通電によって発熱すると共に該発熱
の温度制御を行うようになっている。
この頭髪カール用ロッド201でカールの癖付けを行う際は、電源コードを電
極207に接続し、発熱体205によってロッド本体203を温度制御しつつ発
熱させる。この状態で、ロッド本体203に頭髪を巻き付け、ロッド本体203
の発熱による加温作用を加えることにより、頭髪に対し最適な温度でのカールの
癖付けを行うことができる。
しかしながら、上記のような従来のカール用ロッド201では、発熱体205
が劣化すると温度制御することができず、過剰加熱により頭髪や頭皮へ影響を及
ぼすおそれがあった。
特開2001−37528号
本発明が解決しようとする課題は、温度制御機能を維持することができない点
にある。
本発明は、温度制御機能を維持するために、発熱体がシートに抵抗パターン材
を平面状に設け、前記ロッド本体の発熱温度の上限を頭髪処理に適した温度に設
定することを最も主な特徴とする。
本発明によれば、発熱体がシートに抵抗パターン材を平面状に設け、前記ロッ
ド本体の発熱温度の上限を頭髪処理に適した温度に設定するため、抵抗パターン
材による発熱をシートを介して放熱することによってロッド本体を頭髪処理に適
した温度を上限として発熱させることができる。
従って、抵抗パターン材の発熱量とシートの放熱量との相対関係からロッドの
頭髪処理に適した温度に応じた発熱体の目標発熱温度を設定することができる。
この結果、発熱体が目標発熱温度以上に発熱することを防止することができ、温
度制御機能を確実に維持することができる。
前記発熱体の単位面積あたりの消費電力及び発熱体の放熱面積の設定により前
記ロッド本体の発熱温度の設定を行う場合は、確実にかつ容易に頭髪処理に適し
た温度を設定することができる。
ロッド本体が中空状に形成され、前記発熱体が可撓性を有し前記ロッド本体の
内周面に沿って配設されている場合は、発熱体の発熱をロッド本体に確実に伝達
することができる。
前記抵抗パターン材が前記シートに複数設けられると共に並列に接続されてい
る場合は、各抵抗パターン材をその本数に応じて抵抗値の低減することができる
。この結果、ロッドの最大発熱量を低減して、過剰加熱を確実に防止することが
できながら、発熱量の増大によって頭髪に対し確実にカールの癖付けを行わせる
ことができる。
本発明の頭髪カール用ロッドに用いる発熱体の製造方法によれば、金属板をエ
ッチングして抵抗パターン材を形成する第1工程と、前記抵抗パターン材をシー
トに対し取り付ける第2工程とを備えたため、エッチングによって形成した抵抗
パターン材をシートに取り付けるだけでよいので、容易に製造することができる
温度制御機能を維持するという目的を、平面状の発熱体によってサーミスタ等
の温度制御手段を用いることなく実現した。
図1〜図4は、本発明の実施例1に係り、図1は頭髪カール用ロッドを用いた
整髪処理装置、図2はロッド及び髪止め具の組み合わせを示す側面図、図3はロ
ッドの分解斜視図、図4は発熱体の平面図である。整髪処理装置1では、複数の
頭髪カール用ロッド3がそれぞれ延長電線5によって制御ボックス7に接続され
ている。前記制御ボックス7は、各ロッド3に対し予め設定された値の電圧を印
可可能なようになっている。
前記ロッド3は、図2〜図4のように、ロッド本体9と発熱体11とを備え、
外側に髪止め具13が取り付けられている。
前記ロッド本体9は、非導電性の樹脂で中空筒状に形成されている。ロッド本
体9の一端は端壁15によって閉塞されており、他端は嵌合穴部17を備えてい
る。嵌合穴部17には、端子体19が嵌合固定されている。
前記端子体19は、非導電性の樹脂で形成されている。この端子体19は、嵌
合部21を備え前記嵌合穴部17に着脱可能に嵌合固定される。前記端子体19
には、プラスマイナスの二本の端子金具23,25が設けられている。端子金具
23,25の内端部は、ロッド本体9内で後述する発熱体11の端子部37,3
9に接続される。前記端子金具23,25の外端部は、ロッド本体9外で前記延
長電線5のプラスマイナスのコネクタ27,29に着脱自在に差し込み接続され
る。このようなロッド本体9内に発熱体11が設けられている。
前記発熱体11は、図3、図4のように、シート31と抵抗パターン材33と
を備えている。前記シート31は、非導電性及び可撓性を有した樹脂からなり、
本実施例では例えばポリイミド粘着材やPET(polyethylene terephthalate)
材等の耐熱用材料が用いられている。前記シート31は、例えばフィルム等のよ
うに薄膜状に形成されており、厚みが50lmに設定されている。なお、シート3
1の材質や厚みは任意に設定することができる。前記シート31は、ロッド本体
9の内周面35とほぼ同一形状に形成され、展開状態で矩形形状となっている。
シート31は、その放熱量が面積に応じて設定されている。なお、本実施例にお
いては、シート31の幅方向(図4の上下方向)の寸法が23mmに設定されて
いる。ただし、幅方向の寸法は、ロッド本体9の内周面35の径によって適宜変
更される。
前記抵抗パターン材33は、例えばステンレスなどの導電性及び弾性を有した
金属板を部分的に除去することにより形成されている。本実施例において、抵抗
パターン材33は、エッチングによって形成されている。ただし、プレスなどに
よって抵抗パターン材33を金属板から打ち抜くことによって形成することも可
能である。前記抵抗パターン材33の厚みは、例えば35lm又は50lmに設定
されている。ただし、抵抗パターン材33の材質や厚みは抵抗値等に応じて任意
に選択することができる。この抵抗パターン材33は、一対のシート31間に固
着されて平面状に配索されている。
前記抵抗パターン材33は、シート31の長手方向(図4の左右方向)一端側
に配置されたプラスマイナスの端子部37,39を有している。抵抗パターン材
33は、一方の端子部37から引き出されて他方の端子部39に至っている。す
なわち、一方の端子部37から引き出された抵抗パターン材33は、シート31
の他端側に向けて幅方向両側間で往復配索されている。シート31の他端側から
は、シートの一端側に向けてその幅方向両側間で往復配索され他方の端子部39
に至っている。この抵抗パターン材33は、配索パターンに応じた抵抗値を有し
ている。すなわち、抵抗値は、端子部37,39間における幅及び長さに応じて
設定されている。本実施例において、抵抗値は、65.9Ω±8%となっている
前記端子部37,39は、ロッド本体9の嵌合穴部17側に配置されている。
端子部37,39からは、リード線41,43が引き出され、その先端にコネク
タ45,47が設けられている。コネクタ45,47は、前記端子体19の端子
金具23,25に着脱自在に接続されている。
前記のような抵抗パターン材33は、通電によって発熱しシート31を介して
ロッド本体9を発熱させる。抵抗パターン材33の発熱量は、制御ボックス7か
らの印加電圧と抵抗パターン材33の抵抗値に応じて設定されている。このため
、抵抗パターン材33は、印加電圧を一定としておくことで、幅及び長さを増減
するだけで発熱量を容易に設定、変更することができる。本実施例においては、
抵抗パターン材33の往復数を増減することによって、前記設定及び変更をより
容易に行うことができる。
そして、抵抗パターン材33の発熱量と前記シート31の放熱量との相対関係
において、ロッド3の頭髪処理に適した温度に対応する発熱体11の目標発熱温
度が設定されている。すなわち、P=I・V=V・V/R及びP=Δp・Sより
、消費電力は発熱量に比例する。なお、上記式において、Pは消費電力、Iは消
費電流、Vは印加電圧、Rは抵抗値、Sは放熱面積、Δpは単位面積あたりの消
費電力を示している。
従って、発熱体11の抵抗パターン材33の抵抗値に基づく単位面積あたりの
消費電力及び発熱体11のシート31の面積に基づく放熱面積の設定により前記
目標発熱温度及び前記ロッド3の発熱温度の設定を行うことができる。従って、
ロッド3の発熱温度を確実にかつ容易に設定することができる。
この設定により、発熱体11は、抵抗パターン材33での所定の発熱量での発
熱に対し所定の割合でシート31により放熱が行われ、所定の目標発熱温度以上
に加熱されないようになっている。従って、電圧を印可している限り、発熱体1
1のシート31表面の温度を一定に保つことができる。なお、本実施例において
、ロッド3の頭髪処理に適した温度は、130℃〜150℃となっている。
前記発熱体11は、ロッド本体9の内部に収容され、ロッド本体9の内周面3
5設けられている。すなわち、発熱体11は、シート31が前記ロッド本体9の
内周面35を覆うように配置され、シート31と前記内周面35との間が例えば
シリコン等の耐熱性の接着剤によって固着されている。
前記髪止め具13は、図2のように、一対のフラップ体49,51で構成され
ている。フラップ体49,51は、湾曲部53,55とつまみ部57,59とを
非導電性の樹脂で一体に形成したものである。湾曲部53,55の曲率は、前記
ロッド3とほぼ同様に形成され、ロッド3よりも直径を大きくして、ロッド3と
の間に頭髪を挟み込むための若干の空間を形成することができるようになってい
る。
前記湾曲部53,55の内部には、湾曲に沿って断熱用の断熱空間58,60
が設けられている。断熱空間58,60は、湾曲部53,55のほぼ全体に亘っ
て形成され、本実施例において閉じ空間となっている。断熱空間58,60は、
フラップ体49,51と同様な幅、同様な長さに形成され、フラップ体49,5
1全体の断熱ができるように形成されている。断熱空間58,60には、断熱材
として例えばシリコン、グラスウールなどが封入されている。
前記つまみ部57,59は、相互に角度を持って配置され、対向側に結合片6
1,63が一体に設けられている。結合片61,63には、結合ピン65が貫通
して取り付けられ、該結合ピン65にトルクスプリング67が支持されている。
トルクスプリング67のアーム69,71は、それぞれつまみ部57,59の内
面に弾接している。従って、つまみ部57,59をつまんで力を入れると、つま
み部57,59がトルクスプリング67の付勢力に抗して接近し、フラップ体4
9,51が結合ピン65を中心にして開く。つまみ部57,59を離せば、トル
クスプリング67の付勢力によってフラップ体49,51は閉じる。
次に、上記発熱体11の製造方法について説明する。
発熱体11を製造する際には、予め金属板を所定形状にカットしておく。この
状態で、エッチングによって金属板を部分的に除去することによって往復配索さ
れた抵抗パターン材33を形成する。
次いで、一対のシート31をロッド本体9の内周面とほぼ同一形状である矩形
形状にカットする。このとき、シート31の抵抗パターン材33の端子部37,
39と対応する部分を肉抜きしておく。そして、シート31間に抵抗パターン材
33を配置して前記シート31間を溶着等によって固着する。これにより、シー
ト31に抵抗パターン材33が平面状に配索された発熱体11を製造することが
できる。従って、エッチングによって形成した抵抗パターン材33をシート31
間に固着するだけでよいので、発熱体11を容易に製造することができる。
こうして製造された発熱体11は、抵抗パターン材33の端子部37,39に
リード線41,43を接続した後、ロッド本体9内に組み付けられる。組み付け
の際には、発熱体11のシート31の外面又はロッド本体9の内周面35にシリ
コンなどの耐熱性の接着剤を塗布しておく。そして、発熱体11を幅方向両側間
で丸めてロッド本体9内に挿入する。挿入された発熱体11は、抵抗パターン材
33の弾性によって付勢されてシート31の他側面75がロッド本体9の内周面
35に当接する。このため、発熱体11は、シート31の他側面75をロッド本
体9の内周面35に確実に密着させて接着することができる。その後、ロッド本
体9の嵌合穴部17に端子体19が嵌合固定される。この際、前記リード線41
,43のコネクタ45,47を端子体19の端子金具23,25に接続する。
次に、ロッド3の作用について説明する。
前記のようなロッド3によって頭髪をカールする際には、ロッド3に頭髪を巻
き付け、該頭髪を巻き付けたロッド3の外周側に髪止め具13を装着する。ロッ
ド3に頭髪を巻き付ける際には、延長電線5に対する接続を切り離しておく。
そして、複数のロッド3を前期同様に頭髪に巻き付け、それぞれ頭髪を巻き付
けたロッドの外周側に髪止め具13を装着する。
次いで、各ロッド3の端子金具23,25に延長電線5のコネクタ27,29
を差し込み接続する。これによって、制御ボックス7と各ロッド3とが電気的に
接続される。
この状態で、制御ボックス7の制御によって各ロッド3に電圧を印可して発熱
体11を発熱させる。印可する電圧は、前記発熱体11の抵抗パターン材33の
抵抗値との関係において、前記発熱体11の目標発熱温度での発熱を行わせるこ
とが可能な値に予め設定されている。
前記発熱体11の発熱は、前記のように、抵抗パターン材33の発熱量と前記
シート31の放熱量との相対関係において設定された目標発熱温度まで行われる
。すなわち、発熱体11は、抵抗パターン材33での発熱に対しシート31によ
り放熱が行われ、目標発熱温度以上に発熱することが防止される。このため、ロ
ッド3では、発熱体11の目標発熱温度に応じた頭髪処理に適した温度の130
℃〜150℃まで加熱されると共にその加熱が維持されて温度制御を確実に行わ
せることができ、発熱体11のシート31表面の温度を一定とした発熱を行わせ
ることが可能となる。
従って、発熱体11が劣化した場合であっても、発熱体11が目標発熱温度以
上に加熱されることを防止してロッド3の過剰加熱を防止することができ、温度
制御機能を確実に維持することができる。
そして、発熱した発熱体11によりロッド本体9が発熱して加温作用を加える
ことにより、頭髪に対しカールの癖付けを行うことができる。
このとき、ロッド3では、発熱体11の目標発熱温度に応じた頭髪処理に適し
た温度で頭髪に対し的確にカールの癖付けを行うことができる。
また、発熱体11がロッド本体9の内周面35に沿って設けられているため、
発熱体11からの熱をロッド本体9へ確実に伝達し、頭髪に対し確実にカールの
癖付けを行わせることができる。
本実施例では、ロッド3外周に取り付けられた髪止め具13が断熱空間58,
60を備えているため、被整髪者の頭皮への熱の影響を抑制することができる。
図5〜図8は、本発明の実施例1の変形例に係る発熱体を示す平面図である。
図5の発熱体11Aは、ロッド3の外径がφ30の場合に用いられ、抵抗値を実
施例1に対して抵抗パターン材33Aの幅を広くすると共に長さを短くして43
.2Ω±8%に設定したものである。図6の発熱体11Bは、φ16の場合に用
いられ、抵抗値を実施例1に対して抵抗パターン材33Bの幅を狭くすると共に
長さを長くして115.6Ω±8%に設定したものである。図7の発熱体11C
は、φ18の場合に用いられ、抵抗値が実施例1に対して抵抗パターン材33C
の幅を狭くすると共に長さを長くして82.1.2Ω±8%に設定したものであ
る。図8の発熱体11Dは、φ20の場合に用いられ、抵抗値を実施例1に対し
て抵抗パターン材33Dの幅を狭くすると共に長さを長くして77.8Ω±8%
に設定したものである。
この結果、ロッドの太さに合わせて温度設定を行うことができる。
図9は、本発明の実施例2に係る回路図を示している。なお、上記実施例と対
応する構成部分には、同一符号又は同一符号にF〜Hを付して説明する。
図9のように、本実施例では、ロッド3の他に、ロッド3F〜3Hが用いられ
ている。前記各ロッド3F〜3Hは、電源77に対し並列に接続されている。前
記ロッド3F〜3Hは、発熱体11F〜11Hを備えている。
前記発熱体11F〜11Hは、それぞれ複数本の抵抗パターン材33F〜33
Hを備えている。具体的には、前記発熱体11Fは2本の抵抗パターン材33F
を備え、前記発熱体11Gは3本の抵抗パターン材33Gを備え、前記発熱体1
1Hは4本の抵抗パターン材33Hを備えている。ただし、抵抗パターン材は、
5本以上設けることも可能である。
前記発熱体の詳細は図10のようになっている。図10は、発熱体11Fの平
面図を示している。なお、発熱体11F〜11Hについては、抵抗パターン材3
3F〜33Hの本数を変更したものであるため、発熱体11Fについてのみ説明
する。
前記発熱体11Fは、シート31Fに2本の抵抗パターン材33Fが平面上に
設けられている。前記抵抗パターン材33Fは、本実施例においてもエッチング
により形成されている。前記2本の抵抗パターン材33Fは、所定の間隔を有し
て平行に配置されている。前記2本の抵抗パターン材33Fは、一方の端子部3
7Fから引き出されて、往復配索されつつ他方の端子部39Fに至っている。従
って、前記2本の抵抗パターン材33Fは、端子部37F,39F間で並列に接
続されている。
このように、発熱体11Fでは、2本の抵抗パターン材33Fが並列に接続さ
れているため、ロッド3の発熱体11の抵抗パターン材33に比較して、抵抗パ
ターン材33Fの抵抗値が1/2となっている。
このため、本実施例では、P=IV=V/Rより、印加電圧を一定とした場合
に、前記発熱体11と比較して、抵抗パターン材33Fの発熱量が2倍となる。
従って、発熱体11Fでは、目標発熱温度である最大発熱温度を低くしながら
発熱量を2倍とすることができる。
同様に、前記発熱体11Gは、3本の抵抗パターン材33Gが並列に接続され
ているため、抵抗パターン33Gの抵抗値を1/3とすることができ、最大発熱
温度をより低くしながら発熱量を3倍とすることができる。前記発熱体11Hは
、4本の抵抗パターン材33Hが並列に接続されているため、抵抗パターン33
Hの抵抗値を1/4とすることができ、最大発熱温度をより低くしながら発熱量
を4倍とすることができる。
前記のように、本実施例では、並列に接続された抵抗パターン材33F〜33
Hの本数を変更するだけで、その本数に応じて抵抗パターン材33F〜33Hの
最大発熱温度を低くすることができると共に発熱量を増大させることができる。
結果として、本実施例では、ロッド3F〜3Hの最大発熱温度を低くして過剰加
熱を確実に防止しながら、発熱量の増大によって頭髪に対し確実にカールの癖付
けを行わせることができる。
しかも、本実施例では、抵抗パターン材33F〜33Hを平面上に配索してい
るため、その本数を増加しても、全体としての大型化を抑制することができる。
さらに、本実施例では、エッチングにより抵抗パターン材33F〜33Hを形
成しているため、複数本の抵抗パターン材33F〜33Hを容易に形成すること
ができる。
また、ロッド3F〜3Hの温度を低くすることができるため、ロッド3F〜3
Hの溶融なども防止することができる。
また、本実施例では、発熱量の異なるロッド3,3F,3G,3Hを選択的に
用いることで、頭髪に対し部分的にカールの癖付けを強くしたり、カールの癖付
けを行いにくい頭髪の部分に対して的確にカールの癖付けを行わせることが可能
となる。
頭髪カール用ロッドを用いた整髪処理装置である(実施例1)。 ロッド及び髪止め具の組み合わせを示す側面図である(実施例1)。 ロッドの分解斜視図である(実施例1)。 発熱体の平面図である(実施例1)。 変形例に係る発熱体の平面図である(実施例1)。 別の変形例に係る発熱体の平面図である(実施例1)。 さらに別の変形例に係る発熱体の平面図である(実施例1)。 さらに別の変形例に係る発熱体の平面図である(実施例1)。 ロッドの回路図である(実施例2)。 発熱体の平面図である(実施例2)。 (a)はロッドの斜視図、(b)は(a)のSA−SA線矢視における断面図である(従来例)。
符号の説明
3 頭髪カール用ロッド
9 ロッド本体
11 発熱体
31 シート
33 抵抗パターン材
35 内周面

Claims (6)

  1. ロッド本体に発熱体を設けた頭髪カール用ロッドにおいて、
    前記発熱体は、シートに抵抗パターン材を平面状に設け、
    前記ロッド本体の発熱温度の上限を頭髪処理に適した温度に設定する
    ことを特徴とする頭髪カール用ロッド。
  2. 請求項1記載の頭髪カール用ロッドであって、
    前記発熱体の単位面積あたりの消費電力及び発熱体の放熱面積の設定により前
    記ロッド本体の発熱温度の設定を行う
    ことを特徴とする頭髪カール用ロッド。
  3. 請求項1又は2記載の頭髪カール用ロッドであって、
    前記ロッド本体は、中空状に形成され、
    前記発熱体は、可撓性を有し前記ロッド本体の内周面に沿って配設されている
    ことを特徴とする頭髪カール用ロッド。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の頭髪カール用ロッドであって、
    前記抵抗パターン材は、前記シートに複数設けられると共に並列に接続されて
    いる
    ことを特徴とする頭髪カール用ロッド。
  5. 樹脂シートに抵抗パターン材を平面状に配索した
    ことを特徴とする頭髪カール用ロッドに用いる発熱体。
  6. 金属板をエッチングして抵抗パターン材を形成する第1工程と、
    前記抵抗パターン材をシートに対し取り付ける第2工程とを備えた
    ことを特徴とする頭髪カール用ロッドに用いる発熱体の製造方法。
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