JP2003346981A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

Info

Publication number
JP2003346981A
JP2003346981A JP2002150957A JP2002150957A JP2003346981A JP 2003346981 A JP2003346981 A JP 2003346981A JP 2002150957 A JP2002150957 A JP 2002150957A JP 2002150957 A JP2002150957 A JP 2002150957A JP 2003346981 A JP2003346981 A JP 2003346981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
signal detection
connectors
fitted
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2002150957A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Kato
元 加藤
Mitsuhiro Matsumoto
光弘 松本
Minoru Masuda
穣 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2002150957A priority Critical patent/JP2003346981A/ja
Publication of JP2003346981A publication Critical patent/JP2003346981A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通電の遮断とほぼ同時にコネクタが離脱され
ることがない電気コネクタを提供する。 【解決手段】 一方のコネクタ2と他方のコネクタ16
とを嵌合部材38を用いて嵌合して電気的に接続し通電
を行う。それらコネクタ2、16のどちらか一方に、一
方の信号検知コネクタ50を設ける。この一方の信号検
知コネクタ50に嵌合されて電気的に接続され、この接
続時にのみコネクタ2、16の通電を行うメイン回路を
電気的に接続可能にする他方の信号検知コネクタ55を
設ける。この他方の信号検知コネクタ55に、一方の信
号検知コネクタ50に嵌合したとき、コネクタ2、16
の離脱を防止すべく嵌合部材38と係合する離脱防止部
60を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電の遮断とほぼ
同時にコネクタの離脱が行われることがない電気コネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば車両に搭載されるモータ等の電気
機器は、受電用又は給電用のコネクタが接続されてい
る。例えば、電気機器の受電側のコネクタには給電側の
コネクタを嵌合接続するものがあり、この給電側のコネ
クタと受電側のコネクタとを接続する電気コネクタとし
て特開平9−161898号公報等に開示されているも
のがある。
【0003】この電気コネクタは、図12及び図13に
示すように、給電側コネクタAと充電側コネクタBとか
らなり、充電側コネクタBのグリップ100を手で握
り、コネクタハウジング101の先端部をコネクタAの
アウターハウジング102とインナーハウジング103
の間隙部に挿入して、充電側コネクタBと給電側コネク
タAとを嵌合することで、充電用の雌,雄端子、信号用
の雌,雄端子104,105及びグランド用の雌,雄端
子106,107が電気的に接続されるものである。
【0004】この電気コネクタ108には、常閉接点を
もつマイクロスイッチ109が備えられ、コネクタA,
Bを初期嵌合状態にすると、ロックレバー110の前方
の作用腕111がコネクタAの係止突起112の前方斜
面に乗り上げると共に、後方の操作腕113の押圧片1
14がマイクロスイッチ109のスイッチばね115を
押し下げ、該スイッチ109がオフとなる。このとき
は、充電器の通電スイッチがオンでもマイクロスイッチ
109がオフであるので、通電は行われることはない。
【0005】そして、充電側コネクタBを給電側コネク
タAにさらに挿入することにより、作用腕111の係止
爪116が係止突起112を乗り越え、コイルばね11
7の付勢力によりロックレバー110が弾性復帰し、係
止突起112と係合しロックされ、コネクタの完全嵌合
が行われる。このとき、充電用の雌,雄端子、信号用の
雌,雄端子104,105およびグランド用の雌,雄端
子106,107が電気的に接続される。また、ロック
レバー110の弾性復帰により、押圧片114によるス
イッチばね115の押し下げが解除されるから、マイク
ロスイッチ109がオンとなり、充電を開始できる状態
となる。
【0006】そして、コネクタA,Bの離脱(嵌合解
除)はきわめて簡単に行うことができる。すなわち、例
えば充電終了後、グリップ100の窓117から露呈す
る操作腕部118の押圧部118aを親指などで押し下
げると、軸119を支点とする梃子作用により前方の作
用腕部111が容易に持ち上げられ、係止爪116と係
止突起112との係合が解除する。これにより、コネク
タA,Bの離脱を行えると共に、ロックレバー110の
回動によりマイクロスイッチ109が前記初期嵌合の状
態と同様にオフ状態となり、充電回路の通電は行われな
い状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の電気
コネクタは、マイクロスイッチを備え、このマイクロス
イッチがオフの状態のときには通電は行われないように
なっており、コネクタが嵌合されているときにはオン状
態で、コネクタを嵌合状態から離脱させるときには、マ
イクロスイッチが必ずオフ状態になって通電回路への通
電が遮断されるようになっている。しかしながら、充電
終了直後や充電中にコネクタを離脱させたとき、通電回
路への通電が遮断されて通電は行われることはないが、
特に電気自動車の電気モータでは高電圧、高電流のコネ
クタが接続され、このコネクタを離脱させたとき、コネ
クタの端子に接続されている回路がコンデンサを有する
場合がある。この場合、通電が遮断されても、その遮断
直後にはコンデンサが電気を放出するため端子に至るこ
とも考えられないこともない。
【0008】そこで、本発明は、このような実状に鑑み
なされたものであり、その目的は、通電の遮断とほぼ同
時にコネクタの離脱が行われることがない電気コネクタ
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の電気コネクタは、一方のコネクタと他方の
コネクタとを嵌合部材を用いて嵌合して電気的に接続し
通電を行う電気コネクタにおいて、前記コネクタのどち
らか一方に、一方の信号検知コネクタを設け、該一方の
信号検知コネクタに嵌合されて電気的に接続され、この
接続時にのみ前記コネクタの通電を行うメイン回路を電
気的に接続可能にする他方の信号検知コネクタを設け、
かつ、該他方の信号検知コネクタに、一方の信号検知コ
ネクタに嵌合したとき、前記コネクタの離脱を防止すべ
く前記嵌合部材と係合する離脱防止部を設けたものであ
る(請求項1)。
【0010】このように構成することで、一方のコネク
タと他方のコネクタとを嵌合して電気的に接続してから
一方の信号検知コネクタに他方の信号検知コネクタを嵌
合させて電気的に接続することで、コネクタの通電を行
うメイン回路が電気的に接続可能になる。これらコネク
タの離脱を行うには、他方の信号検知コネクタに離脱防
止部が設けられてコネクタの離脱が行えないようになっ
ているため、まず、一方の信号検知コネクタと他方の信
号検知コネクタとを離脱して離脱防止部の係合を解除す
る。この信号検知コネクタの離脱により、メイン回路の
通電は行われない状態となる。信号検知コネクタを離脱
した後に、一方のコネクタと他方のコネクタとを離脱す
ることができる。したがって、コネクタの離脱を行うに
は、まず、信号検知コネクタの離脱を行わなければなら
ず、この離脱によりメイン回路の通電が行われない状態
になるため、コネクタの離脱時には必ず通電の遮断から
タイムラグを介しているので、通電の遮断とほぼ同時に
コネクタの離脱が行われることはなく、コネクタの離脱
は通電がない状態で行われることになる。
【0011】前記嵌合部材がネジ部材であり、前記離脱
防止部が、前記コネクタを嵌合接続したネジ部材の頭部
近傍に、その頭部を覆うように延在するレバー部材であ
ることが好ましい(請求項2)。
【0012】これにより、簡単な構造で一方のコネクタ
と他方のコネクタとを着脱自在に固着することができ、
しかも、一方のコネクタと他方のコネクタとを離脱する
ときには、ネジ部材を外すためには一層タイムラグが長
くなるので、コネクタの離脱を確実に通電がない状態で
行われる。
【0013】前記嵌合部材が、前記コネクタのどちらか
一方に設けられたリフ係合部と、残りのコネクタに移動
又は回動自在に設けられ、そのリフ係合部と係合してコ
ネクタを嵌合させるとき、コネクタの移動長さより動く
長さが長い低挿入力部材とからなり、前記離脱防止部
が、前記リフ係合部との係合の解除を防止すべく前記低
挿入力部材に係合するレバー部材であることが好ましい
(請求項3)。これにより、一方のコネクタと他方のコ
ネクタとを嵌合するときには、抵挿入力で行える。
【0014】前記離脱防止部が、前記他方の信号検知コ
ネクタを一方の信号検知コネクタと嵌合させるときの嵌
合取っ手として形成されていることが好ましい(請求項
4)。このように、離脱防止部が嵌合取っ手としても作
用するので、他方の信号検知コネクタを一方の信号検知
コネクタに嵌合させるときには、その嵌合を容易に行え
るようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。図1、図2及び図5には本発
明の電気コネクタの一例が示されている図である。図
1、図2及び図5において、1はシールド電線を示し、
このシールド電線1は、例えば接続コネクタ2の導電性
のコネクタハウジング3の電線挿通孔4に挿入されて取
り付けられるものである。
【0016】シールド電線1は、図5に示すように、例
えば、芯線5、内部絶縁被覆層6、編組7及び外部絶縁
被覆層8が同心円上に順次積層されてなる。このシール
ド電線1の端部には、編組7に電気的に接続される電導
性のシールド接続部9が取り付けられている。シールド
接続部9は、編組7と電気的に接続されるならばどのよ
うに構成してもよく、例えば、露出させた編組7を外部
絶縁被覆層8上に折り返し、そこで編組7を挟持する導
電性の円筒体状の内筒体(図示せず)及び外筒体(図示
せず)からなると共に、シール電線1に加締められて固
着される挟持部10と、その挟持部10と一体的に設け
られ、コネクタハウジング3に電気的に接続されるべく
取り付けられる取付部11とからなる。
【0017】取付部11は、挟持部10のシールド電線
1の端部側とは反対側の端部が径方向外方に折り返され
たフランジ部12と、そのフランジ部12の一部にその
径方向外方に一体的に延出され、コネクタハウジング3
の外表面に当接してコネクタハウジング3に固定される
取付片13とからなる。
【0018】フランジ部12は、リング状に形成され、
その外径は、電線挿通孔4の径より小さく形成され、電
線挿通孔4内に挿入され得るようになっている。取付片
13は、コネクタハウジング3と電気的に接続するため
の一種の端子であり、例えば取付ボルト14によってコ
ネクタハウジング3に固定されるように貫通孔(図示せ
ず)が設けられている。取付片13の表面は、例えばス
ズメッキされて防錆が図られている。
【0019】接続コネクタ2は、図1、図2及び図5に
示すように、車両に搭載されるモータ等の電気機器15
のコネクタ部16に嵌合されるものであり、例えば、接
続コネクタ2が雄型コネクタに、コネクタ部16が雌型
コネクタとして形成されている。電気機器15は、例え
ば、電気自動車の3相交流モータであり、モータ15に
一体的にほぼ円弧状のコネクタ部16が突設されてい
る。
【0020】接続コネクタ2の導電性のコネクタハウジ
ング(雄型コネクタハウジング)3は、断面ほぼ円弧状
の円弧状柱体に形成されていると共に、コネクタ部16
の導電性の機器ハウジング(雌型コネクタハウジング)
17は、コネクタハウジング3とほぼ同じ断面ほぼ円弧
状の円弧状柱体に形成されている。コネクタハウジング
3の一端面、図示例では下端面には、凹部18が設けら
れていると共に、機器ハウジング17の一端面、図示例
では上端面の周縁部には、コネクタハウジング3の凹部
18と嵌合する嵌合段部19が設けられている。
【0021】コネクタハウジング3には、一端面(下
面)から他端面(上面)を貫通する電線挿通孔4が3つ
設けられている。電線挿通孔4はシールド電線1の外径
より大径の円形に形成されている。各電線挿通孔4は、
コネクタハウジング3の円弧状に沿って所定の間隔を隔
てて配設されている。電線挿通孔4の数は、3つである
が、これに限定されるものではなく、1つでも、2つ又
は4つ以上の場合でもよい。
【0022】コネクタハウジング3の上面には、前記取
付片13を当接させて固定する固定部20が立設されて
いる。固定部20は、電線挿通孔4の軸方向に沿って延
出し、一側面が電線挿通孔4を形成する円弧状に形成さ
れているが、この電線挿通孔形成面を直線とすると、ほ
ぼ断面矩形状の四角柱体にコネクタハウジング3に一体
的に形成されている。固定部20は、電線挿通孔4の径
方向外方であって電線挿通孔4と外周側面2aとの間に
設けられ、電線挿通孔形成面と対向する側面が外周側面
2aの一部として形成されている。固定部20の残りの
対向する両側面にはそれぞれ係合突起21が設けられて
いる。
【0023】固定部20の上面であって、取付片13を
当接したときの貫通孔内の位置には、ネジ溝が螺刻され
ている取付孔22が設けられており、その取付片13の
貫通孔に例えば取付ボルト14を挿入して取付孔22に
螺合締付ることによって取付片13が取付ボルト14に
よってコネクタハウジング3に固定されるようになって
いる。この取付片13の固定は、取付ボルト14に限定
されず、例えばボルト以外のネジ等のネジ部材などの取
付部材によって行うようにしてもよい。
【0024】また、コネクタハウジング3の上面には、
固定部20の電線挿通孔形成面と共に電線挿通孔4の一
部を形成する円弧状の延出部23が一体的に設けられて
いる。延出部23の先端部は、固定部の上面と同じ位置
に位置されるが、一部が固定部20の上面より電線挿通
孔4の軸方向に沿って延出した段部24として形成され
ている。段部24は、例えば、固定部20を中央部にし
てその固定部20を含む約180°の範囲以外の延出部
23を固定部20より電線挿通孔4の軸方向に沿って延
出させて形成するようにしてもよい。なお、延出部23
の一部に段部24を設けたが、延出部23全体を固定部
20の上面より突出させて段部としてもよい。また、段
部24は、円弧状に限定されるものではなく、例えば、
複数の棒状のものを所定の間隔を隔てて配設して形成す
るようにしてもよい。固定部20とは反対側の延出部2
3の外周部にはリヤホルダー26を取り付けるための係
合突起27が設けられている。
【0025】リヤホルダー26は、延出部23及び固定
部20の一部を覆うようにコネクタハウジング3の上面
に取り付けられて、シールド電線1の電線挿通孔4から
の抜け出を防止するようになっている。リヤホルダー2
6は、例えば内径がシールド電線1の外径より若干大き
い径で、外径が延出部23の外径より大きな径のほぼ円
筒状に形成され、延出部23が嵌合される延出凹部28
を有する。リヤホルダー26の延出凹部28を形成し、
延出部23の内側に位置される箇所が、取付時、フラン
ジ部12に当接し得るホルダ片29として形成されてい
る。また、リヤホルダー26には、固定部20の係合突
起21及び延出部23の係合突起27にそれぞれ係合し
てリヤホルダー26をコネクタハウジング3に取り付け
る(係止する)ための枠部27が設けられている。ま
た、リヤホルダー26には、取付ボルト14に当接して
取付ボルト14の取付孔22からの離脱を防止する突起
30が設けられている。
【0026】電線挿通孔4は、シールド電線1の外部絶
縁被覆層8が位置される第1挿通孔4aと、その第1挿
通孔4aより大径に形成され、絶縁性のインナハウジン
グ31が嵌合される第2挿通孔4bとからなる。インナ
ハウジング31は、一部が第2挿通孔4bに嵌合される
と共に、残りがコネクタ部16の嵌合凹部32に嵌合さ
れる円筒状に形成されている。インナハウジング31の
嵌合凹部32に嵌合される外周部には、その周方向に沿
ってOリング32が設けられており、嵌合凹部32に嵌
合したとき嵌合凹部32とを形成する壁部とインナハウ
ジング31の外周部とが閉塞されるようになっている。
【0027】インナハウジング31内には接続端子34
が収容され、この接続端子34は、シールド電線1の芯
線5を例えば6箇所で加締めて固着する第1接続部34
aと、機器端子35が挿入される第2接続部45bとか
らなる。第2接続部45bには、機器端子35の外径よ
り小径に形成されるばね挟持部36が設けられている。
【0028】インナハウジング31の嵌合凹部32側の
開口部31aは、接続端子34の第2接続部34bの内
径とほぼ同じか若干大きな径に形成されていると共に、
インナハウジング31には、接続端子34を係止する係
止部材(図示せず)が取り付けられている。また、イン
ナハウジング31内には、接続端子34に固着されたシ
ールド電線1の内部絶縁被覆層6とインナハウジング3
1の内壁との間をシールするシールドラバー37が設け
られている。
【0029】また、コネクタハウジング3には、コネク
タ固定孔18に螺合してコネクタハウジング3(接続コ
ネクタ2)をコネクタ部16の機器ハウジング19に着
脱自在に固着するための嵌合部材38であるネジ部材と
してのボルト39、40のネジ部を貫通させるボルト挿
通孔41、42が3つ設けられている。ボルト挿通孔4
1、42は、2つがコネクタハウジング3の円弧状の両
側部の近傍に配設される第1ボルト挿通孔41であり、
残りの1つが外周側面2aの中央部の下面近傍から径方
向外方に沿って突出した断面ほぼ矩形状の固定片43に
配設される第2ボルト挿通孔42である。
【0030】コネクタ部16の導電性の機器ハウジング
(雌型コネクタハウジング)17には、3つの嵌合凹部
32が設けられ、各嵌合凹部32内にそれぞれピン状の
機器端子35の先端部が底部から深さ方向に沿ってそれ
ぞれ突出している。嵌合凹部32は、接続コネクタ2を
コネクタ部16に嵌合したとき、ピン状の機器端子35
が電線挿通孔4の軸とほぼ同軸上に位置されるように円
弧状に沿って所定の間隔を隔てて機器ハウジング17に
配設されている。
【0031】嵌合凹部32のほぼ中央部より底部までの
内壁及び機器端子35と機器ハウジング17との間に
は、絶縁部材44が設けられて、機器端子35と機器ハ
ウジング17とが絶縁されている。また、機器ハウジン
グ17にはCリング45が取り付けられて、機器端子3
5が係止されている。
【0032】コネクタ部16の円弧状にある両側部の近
傍には、接続コネクタ2をコネクタ部16に嵌合したと
き、コネクタハウジング3の両側部の近傍の2つ第1ボ
ルト挿通孔41とほぼ同軸上に位置され、接続コネクタ
2を固定する例えばボルト39のネジ部が螺合するネジ
溝が螺刻されているコネクタ固定孔46がそれぞれ設け
られている。
【0033】また、コネクタ部16の外周側面2aの中
央部には、その径方向外方に沿って延在し、コネクタハ
ウジング3の固定片43と対向する位置に位置される固
定体47が設けられている。固定体47は、固定片43
と断面ほぼ同じ矩形状に形成され、接続コネクタ2をコ
ネクタ部16に嵌合したとき、固定片43と当接するよ
うに配設されている。固定体47には、接続コネクタ2
を固定する例えばボルトのネジ部が螺合するネジ溝が螺
刻されているコネクタ固定孔が設けられている。
【0034】固定体47の側面(コネクタ部16側の側
面を除く)例えばコネクタ部16の嵌合凹部32の配設
方向上にある両側面の一方の近傍には、嵌合方向に沿っ
て延在する一方の信号検知コネクタである雌型信号検知
コネクタ50が設けられている。雌型信号検知コネクタ
50は、断面円形と矩形の中間のような形(矩形状の四
隅が湾曲されている形)の筒体状に形成され、開口部が
例えば固定体の嵌合方向先端側の表面とほぼ同一面上に
位置されている。
【0035】雌型信号検知コネクタ50の1つの側面
(第1側面)50aには、開口部の近傍からコネクタ5
0延在方向に沿って外方に傾斜する係合片51が一体的
に突設されている。雌型信号検知コネクタ50の1つの
側面(第1側面)50aの両側部近傍(係合片51の両
側)には、コネクタ50の延在方向に沿って延出すると
共に係合片51の延出方向にほぼ平行な一対の第1ガイ
ド片52、52が一体的に設けられている。また、雌型
信号検知コネクタ50の第1側面50aとは反対側の側
面(第2側面)50bの両側部には、第1ガイド片52
とほぼ直交する方向に沿って延在するほぼ同一平面上に
延在する一対の第2ガイド片53、53が一体的に設け
られている。雌型信号検知コネクタ50内には、2つの
端子54、54(図11参照)が設けられ、これら端子
54、54は、雄型信号検知コネクタ(他方の信号検知
コネクタ)55が嵌合されたとき、雄型信号検知コネク
タ55内の2つの端子(図示せず)と電気的に接続され
るようになっている。
【0036】雄型信号検知コネクタ55は、雌型信号検
知コネクタ50と嵌合され得る形状であって、雌型信号
検知コネクタ50より大きな断面円形と矩形の中間のよ
うな形(矩形状の四隅が湾曲されている形)に形成され
ている。雄型信号検知コネクタ55は、具体的には例え
ば、外ハウジング56内に内ハウジング(図示せず)が
設けられた2重構造に形成され、これら外内ハウジング
56間に雌型信号検知コネクタ50の筒状の雌型信号ハ
ウジング57が挿入されると共に、内ハウジングが雌型
信号ハウジング57内に嵌合されるようになっており、
この嵌合により雌型信号検知コネクタ50の2つの端子
54と雄型信号検知コネクタ55の2つの端子とが電気
的に接続されるようになっている。
【0037】雄型信号検知コネクタ55の外ハウジング
56の内面には、信号検知コネクタ50、55の嵌合が
的確に行われるように、雌型信号検知コネクタ50の第
1及び第2ガイド片52、52、53、53がそれぞれ
挿入(係合)するガイド片挿入溝が設けられている。ま
た、雄型信号検知コネクタ55の外ハウジング56に
は、信号検知コネクタ50、55が嵌合したとき、雌型
信号検知コネクタ50の係合片51と係合して雌型信号
検知コネクタ50を係止する係合枠部58が設けられて
いる。
【0038】雄型信号検知コネクタ55には離脱防止部
60が設けられている。離脱防止部60は、雄型信号検
知コネクタ55を雌型信号検知コネクタ50に嵌合した
とき、コネクタ2、16の離脱(本発明では、単に「コ
ネクタ」と記載する場合には、接続コネクタ2及び/又
はコネクタ部16の方を意味するものとする。)を防止
すべくボルト40(嵌合部材38)と係合するものであ
り、コネクタ2、16の離脱を防止することができるな
らばどのように形成してもよい。離脱防止部60として
は、例えば、図示するように、ボルト40がボルト挿通
孔42(コネクタ固定孔)から抜け出ないようにボルト
40の頭部40a上に位置されるレバー部材61が挙げ
られる。レバー部材61は、ボルト40の頭部40aの
一部を覆うように断面ほぼ矩形や円形等の棒状に形成し
てもよいし、また、ボルト40の全体を覆うような形状
に形成してもよい。
【0039】雄型信号検知コネクタ55の2つの端子に
は、それぞれ電線62の端部が接続され、これら電線6
2と信号検知コネクタ50、55との電気的な接続によ
りループ回路が形成される。このループ回路が図3に示
すようにメイン回路63に接続される。メイン回路63
は、主に大電流回路でありスイッチング装置64を備
え、このスイッチング装置64によるオンオフの切り替
えにより、例えばモータ15で発生した電流を他の機器
等に給電するためのものであり、信号検知コネクタ5
0、55が嵌合接続されていないときには通電が行われ
ないようになっている。また、モータ15には、図4に
示すように、インバータ65を介してコンデンサ66が
接続されている。なお、一対の雄型・雌型信号検知コネ
クタ55、50を設けたが、2対以上設けるようにして
もよく、この場合には、全ての信号検知コネクタを嵌合
接続させたときのみメイン回路に通電が行われるように
構成することが好ましい。
【0040】さて、接続コネクタ2とコネクタ部16と
を嵌合させるには、図5に示すように、コネクタ部16
にシールド電線1がシールド接続されている接続コネク
タ2をそのコネクタ2から突出しているインナハウジン
グ31がコネクタ部16の嵌合凹部32に挿入されるよ
うに突き合わせる。その接続コネクタ2をコネクタ部1
6へと移動させ、インナハウジング31をコネクタ部1
6の嵌合凹部32内に挿入する。嵌合凹部32内にイン
ナハウジング31が挿入されると、嵌合凹部32内の機
器端子35がインナハウジング31内に導かれ、機器端
子35の先端部が接続端子34の第2接続部34bに進
入して、ばね挟持部36に当接して止まる。この状態が
コネクタ2、16の初期嵌合状態である。
【0041】この状態で、コネクタハウジング3の両側
部近傍の2つの第1ボルト挿通孔41、41及び固定片
43の第2ボルト挿通孔42にそれぞれボルト39、4
0を挿入して、ボルト39、40の先端部を接続コネク
タ2のコネクタ固定孔46に螺合させると共に固定体4
7のコネクタ固定孔に螺合させる。これらボルト39、
40を締め付けることによって、機器端子35の先端部
が第2接続部34bのばね挟持部36を弾性変形させつ
つ第2接続部34b内に進入し、インナハウジング31
が嵌合凹部32に完全に嵌合(接続コネクタ2とコネク
タ部16とが嵌合)されて、シールド電線1の芯線5と
機器端子35とが電気的に接続されると共に、コネクタ
ハウジング3と機器ハウジング17とが電気的にシール
ド接続される。
【0042】接続コネクタ2とコネクタ部16との嵌合
後、雌型信号検知コネクタ50の雌型信号ハウジング5
7の開口部に雄型信号検知コネクタ55の嵌合先端とな
る外内コネクタハウジング56の端部を突き合わせる。
その雄型信号検知コネクタ55を、図1に示すように、
外内コネクタハウジング56の間に雌型信号ハウジング
57が挿入されるように雌型信号検知コネクタ50へと
移動させる。雌型信号ハウジング57が外内コネクタハ
ウジング56の間に挿入され、図2に示すように、信号
検知コネクタ50、55が嵌合して電気的に接続される
と共に、係合枠部58が係合片51と係合して、雌型信
号検知コネクタ50に雄型信号検知コネクタ55が係止
される。
【0043】このとき、レバー部材61が信号検知コネ
クタ50、55を嵌合させるときの嵌合取っ手として利
用することができるので、信号検知コネクタ50、55
の嵌合を容易に行える。また、信号検知コネクタ50、
55を離脱させるときにも、レバー部材61をもって離
脱を行える。よって、信号検知コネクタ50、55の嵌
合離脱を容易に行えることになる。
【0044】このように、信号検知コネクタ50、55
が嵌合して電気的に接続されることにより、ループ回路
が形成されてメイン回路63が通電を行える状態にな
る。そのメイン回路63のスイッチング装置64をオン
することにより、通電を行える。
【0045】そして、接続コネクタ2とコネクタ部16
とを離脱するには、固定片43を固着している(締付け
ている)ボルト40が雄型信号検知コネクタ55のレバ
ー部材61によって取り外すことができないようになっ
ているので、まず、雄型信号検知コネクタ55を、係合
枠部58と係合片51との係合を解除して雌型信号検知
コネクタ50から離脱させる。この信号検知コネクタ5
0、55の離脱により、メイン回路63の通電は行われ
ない状態となる。
【0046】信号検知コネクタ50、55の離脱後、固
定片43を固着しているボルト40をコネクタ固定孔の
ねじ山の螺合方向と反対方向に回して第2ボルト挿通孔
42を介して固定片43から外すと共に、接続コネクタ
2の両側部近傍に取り付けられているボルト39をそれ
ぞれコネクタ固定孔46のねじ山の螺合方向と反対方向
に回して第1ボルト挿通孔41を介して接続コネクタ2
から外す。このボルト40、39を外した接続コネクタ
2を嵌合方向とは反対方向に引張ってコネクタ部16か
ら引き離すことにより、接続コネクタ2とコネクタ部1
6とが離脱される。
【0047】このように、コネクタ2、16の離脱を行
うには、まず、信号検知コネクタ50、55の離脱を行
わなければならず、この離脱によりメイン回路63の通
電が行われない状態になるので、コネクタ2、16を離
脱したときには、メイン回路63に例えばコンデンサ6
6が備えられていてもコネクタ2、16の端子34、3
5にはコンデンサ66の放電の影響はない。
【0048】すなわち、信号検知コネクタ50、55を
離脱させると、メイン回路63は通電を行えない状態に
なるので、例えばもしメイン回路63が通電状態であっ
たとしても、信号検知コネクタ50、55の離脱により
メイン回路63の通電が遮断される。この信号検知コネ
クタ50、55の離脱後に、ボルト39、40を外して
コネクタ2、16の離脱を行うため、メイン回路63の
通電が遮断されてからコネクタ2、16を離脱させるま
でにはタイムラグがあり、このタイムラグ中に例えばコ
ンデンサ66が電気を放出するので、コネクタ2、16
を離脱させたときにはコンデンサ66の影響がない通電
がない状態で行われる。
【0049】したがって、本発明の電気コネクタ67
は、コネクタ2、16の離脱を行うには、まず、信号検
知コネクタ50、55の離脱を行わなければならず、こ
の離脱によりメイン回路63の通電が行われない状態に
なるため、コネクタ2、16の離脱時には必ず通電の遮
断からタイムラグを介しているので、通電の遮断とほぼ
同時にコネクタ2、16の離脱が行われることはなく、
コネクタ2、16の離脱は通電がない状態で行われるこ
とになる。
【0050】また、コネクタ2、16を離脱させるとき
に、例えメイン回路63のスイッチング装置64をオフ
にするのを忘れてメイン回路63の通電が行われていた
としても、コネクタ2、16を離脱するときには、必ず
信号検知コネクタ50、55が離脱されてメイン回路6
3の通電が遮断された状態であるので、確実に通電がな
い状態でコネクタ2、16の離脱を行える。
【0051】また、嵌合部材38がボルト40である
と、ボルト40、39をコネクタ固定孔46のねじ山の
螺合方向と反対方向に回して外すのに時間がかかり、し
かも、ボルト40、39が3つあるため、信号検知コネ
クタ50、55を離脱させてからコネクタ2、16を離
脱させるには、一層タイムラグが長くなるので、一層確
実に通電がない状態でコネクタ2、16の離脱を行え
る。
【0052】図7乃至図11は本発明の第2の電気コネ
クタを示す図である。図7乃至図11において、70は
電気コネクタを示し、この電気コネクタ70と前記電気
コネクタ(第1の電気コネクタ)67との異なるところ
は、コネクタ2、16の嵌合を低挿入力部材である回動
レバー71を用いて行う点及び信号検知コネクタを二対
設けた点である。前記電気コネクタ67と同一部分には
同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0053】コネクタ部16の機器ハウジング72の嵌
合凹部32の配置方向(円弧方向)上にある2つの側面
は、図7乃至図11に示すように、互いにほぼ平行とな
るほぼ平面状に形成され、これら側面のどちらか一方の
側面(第1側面)72aの上方であって、その円弧の外
周側の側面(第2側面)72bの近傍には、リフ係合部
である例えば円柱状の係合突部73が立設されている。
【0054】接続コネクタ2のコネクタハウジング74
の電線挿通孔4の配置方向(円弧方向)上にある2つの
側面の固定部側は、互いにほぼ平行となるほぼ平面状に
形成され、これら平面部74aに回動レバー71を回動
支持する電導性のレバー回動支持部75がそれぞれ取り
付けられている。レバー回動支持部75は、回動レバー
71を回動支持することができるならばどのようなもの
であってもよいが、好ましくは着脱自在のものがよく、
例えば、ボルトやネジ等の螺子部材等が使用される。レ
バー回動支持部75は、具体的には、コネクタハウジン
グ74の両平面部74aの下方(嵌合方向前方)であっ
て、固定部20が設けられている側の面(第1面)74
bの近傍に取り付けられている。レバー回動支持部75
は、取付時、平面部74aの表面から突出した部分が、
頭部75aと、その頭部75aより径が小さい基部75
bとからほぼ凸状に形成されている。
【0055】回動レバー71は、ほぼ平板状のレバー部
76と、そのレバー部76の両端部に、レバー部76に
対してほぼ直交する方向に沿って延在するほぼ平板状の
両側部77、77とから断面ほぼコ字状に一体的に導電
性材料により形成されている。レバー部76の長さ(両
側部77、77の間隔)は、コネクタハウジング74の
平面部74aの間隔より若干長く形成されている。回動
レバー71の厚さ特に側部77の厚さは、両側部77、
77の外表面の間隔が、各平面部74aに取り付けられ
たレバー回動支持部75の頭部75a間の間隔より若干
短くなるような厚さに形成されている。
【0056】両側部77、77は、ほぼ矩形状に形成さ
れている。側部77のレバー部76側の2隅の一方の近
傍には、レバー回動支持部75が挿入されて回動レバー
71を回動させるための回動孔(図示せず)が設けられ
ている。回動孔は、レバー回動支持部75の基部75b
より大径であってその頭部75aより小径に形成されて
いる。
【0057】側部77のレバー部76側縁部のほぼ中央
部より回動孔側の位置から回動孔とは反対側の側端部ま
でには、回動レバー71によってコネクタ2、16を嵌
合させたとき、レバー部76が第1面74bの平板状に
形成されている部分とほぼ平行になると共に、その第1
面74b上から所定の距離を隔てた位置に位置されるよ
うに矩形平板状の延出側部78が一体的に設けられてい
る。延出側部78の延出先端縁部に、レバー部76が一
体的に設けられている。レバー部76の回動孔とは反対
側の側縁部の中央部には、レバー部76の表面に対して
ほぼ直交する方向に沿って折り返された折返し部76a
が設けられている。
【0058】コネクタ部16の係合突部73が設けられ
ている第1側面72aと対向する側部77には、係合突
部73と係合する嵌合溝(嵌合孔)79が設けられてい
る。嵌合溝79は、コネクタ2、16を嵌合させると
き、係合突部73が係合する(入り込む)孔であり、延
出側部78とは反対側の側縁部から延出側部78方向に
向って形成されている。
【0059】具体的には、嵌合溝79は、延出側部78
とは反対側の側縁部に開口端部が形成され、この開口端
部から所定の長さその幅方向に沿って(延出側部78方
向に向って)ほぼ直線状に形成されている。この直線部
79aは、コネクタ2、16を初期嵌合させるときの係
合突部73が移動する部分であり、この直線部79aの
直線終端部79bがコネクタ2、16の初期嵌合位置で
ある。
【0060】嵌合溝79は、直線終端部79bから回動
レバー71の回動方向とほぼ同じ方向に延出側部78側
の側縁部方向に向って湾曲する曲線部79cを有する。
曲線部79cは、コネクタ2、16を初期嵌合から完全
嵌合させるときの係合突部73が移動する部分であり、
この曲線部79cの終端部79dがコネクタ2、16の
完全嵌合位置である。このように、嵌合溝79を設ける
ことにより、図7に示すように、レバー部76を嵌合方
向に対してほぼ直交する方向に沿って位置(嵌合溝79
の直線部79aを嵌合方向に沿って位置)させつつコネ
クタ2、16を初期嵌合させたときに、係合突部73が
嵌合溝79に入りこみ、その回動レバー71をコネクタ
部16方向に押して回動させると、係合突部73が嵌合
溝79内を移動しながらコネクタ2、16が嵌合される
ようになっている。すなわち、回動レバー71がコネク
タ2、16の移動長さより回動長さの方が長い低挿入力
回動レバーとして構成されている。
【0061】回動レバー71の嵌合溝79が設けられて
いる側部77には、回動レバー71を回動させてコネク
タ2、16を嵌合させたとき、コネクタ部16の第1側
面72aに接触してその押圧力により弾性変形する弾性
接触部80が設けられている。弾性接触部80は、コネ
クタ部16に弾性変形して接触するならば配置位置は特
に限定されるものではないが、回動レバー71を回動さ
せてコネクタ2、16を嵌合させるとき、その回動途中
からコネクタ部16に接触する箇所に配置することが好
ましい。
【0062】弾性接触部80としては、側部77とは別
部材の導電性の弾性接触部を用いてもよいが、好ましく
は側部77の一部を弾性接触部として形成することがよ
い。具体的には例えば、側部77に互いに平行な一対の
スリット81、81を設け、これらスリット81、81
間のスリット81の長手方向のほぼ中央部を他方の側部
45に向けて湾曲又は屈曲させて板ばね82として、弾
性接触部80を構成するようにしてもよい。この板ばね
82(スリット81)は、回動レバー71が回動して他
の部材(コネクタ部16の側面)にどちらか一方の端部
又はその近傍から接触するように配設することが好まし
い。このように板ばね8250を形成することにより、
スムーズに機器ハウジング72に接触して弾性変形させ
ることができる。つまり、板ばね82が弾性変形すると
き、回動レバー71がスムーズに回動するように板ばね
82の延在方向を決めることが好ましい。
【0063】なお、弾性接触部80は、回動レバー71
の嵌合溝79が設けられている側部77に設けたが、こ
れに限定されず、他の回動レバー71の箇所、例えば他
方の側部77にも設けるようにしてもよいし、他方の側
部77にのみ設けるようにしてもよい。また、弾性接触
部80は、回動レバー71を回動させてコネクタ2、1
6を嵌合させたとき、回動レバー71例えば側部77に
弾性接触し、電気的に接続されるように他方のコネクタ
ハウジングであるコネクタ部16にも設けるようにして
もよいし、また、コネクタ部16にのみ設けるようにし
てもよい。
【0064】また、機器ハウジング72の第2側面72
bの両端部近傍には、図9及び図11に示すように、回
動レバー71を回動させてコネクタ2、16を嵌合させ
たとき、レバー部76と第2側面72bとの間に嵌合方
向に沿って延在する雌型信号検知コネクタ(第1、第2
雌型信号検知コネクタ)83、84がそれぞれ設けられ
ている。第1、第2雌型信号検知コネクタ83、84の
開口部は、回動レバー71を回動させてコネクタ2、1
6を嵌合させたとき、レバー部76より適宜接続コネク
タ2側に突出した位置に位置されている。
【0065】第1、第2雄型信号検知コネクタ85のレ
バー部76と対向する側面には、それぞれ離脱防止部6
0であるレバー部材87が設けられている。レバー部材
87は、回動レバー71を回動させてコネクタ2、16
を嵌合させてから雄型信号検知コネクタ85を雌型信号
検知コネクタ83、84に嵌合させたとき、ほぼ中央部
から先端部が回動レバー71のレバー部76の表面に沿
うように位置されるように形成されており、回動レバー
71の回動が行えないようになっている。
【0066】第1、第2雄型信号検知コネクタ85に
は、それぞれ2本の電線(図示せず)が接続され、これ
ら電線と第1、第2雌型信号検知コネクタ83、84と
の電気的な接続時のみループ回路が形成される。このル
ープ回路が通電のメイン回路63に接続されており、第
1、第2信号検知コネクタ83、84、85をそれぞれ
嵌合接続させたときのみメイン回路63に通電が行われ
るようになっている。
【0067】このように構成しても前述ほぼ同様の作用
効果を奏する。すなわち、接続コネクタ2とコネクタ部
16とを嵌合させるには、図7に示すように、コネクタ
部16にシールド電線1がシールド接続されている接続
コネクタ2をそのコネクタ2から突出しているインナハ
ウジング31がコネクタ部16の嵌合凹部32に挿入さ
れるように突き合わせる。このとき、接続コネクタ2に
は、予め回動レバー71をレバー回動支持部75を介し
て回動自在に取り付けておき、この回動レバー71を、
図示するように、レバー部76が嵌合方向に対してほぼ
直交する方向に沿って位置(嵌合溝79の直線部79a
が嵌合方向に沿って位置)されるように位置決めする。
【0068】この状態のまま、図8に示すように、接続
コネクタ2をコネクタ部16へと移動させ、インナハウ
ジング31をコネクタ部16の嵌合凹部32内に挿入す
る。嵌合凹部32内にインナハウジング316が挿入さ
れると、嵌合凹部32内の機器端子35がインナハウジ
ング31内に導かれ、機器端子35の先端部が接続端子
34の第2接続部34bに進入して、ばね挟持部36に
当接して止まる。この状態がコネクタ2、16の初期嵌
合状態である。このとき、係合突部73は、嵌合溝79
の開口部から直線部79aを介して直線終端部79bに
至る。
【0069】コネクタ2、16の初期嵌合状態におい
て、回動レバー71のレバー部76をほぼ嵌合方向に沿
って押圧して回動レバー71を回動させる。すると、嵌
合溝79の曲線部79cを形成する壁部が係合突部73
に当接して、例えばコネクタ部16が固定されている場
合には、コネクタ部2を嵌合方向前方に押圧して移動さ
せる。
【0070】回動レバー71の回動に伴って係合突部7
3が嵌合溝79内を移動しながらコネクタ部2が徐々に
嵌合方向に移動し、図9に示すように、係合突部73が
嵌合溝79の終端部79dに至ると、コネクタ部2の移
動が止まる。これにより、機器端子35と接続端子34
とが係合して電気的に接続されると共に、コネクタハウ
ジング74と機器ハウジング72とが電気的に接続さ
れ、コネクタ2、16が完全嵌合される。
【0071】このように、回動レバー71は、初期嵌合
位置から完全嵌合位置まで大きな抵抗を受けることなく
回動されるので、低挿入力でコネクタ2、16の嵌合を
行える。すなわち、回動レバー71の回動力は、嵌合溝
79の曲線部79cを形成する壁部により拡大され、大
きな嵌合方向の力になるので、コネクタ2、16の嵌合
作業の労力が軽減される。つまり、回動レバー71が低
挿入力回動レバーとして形成されることになる。
【0072】また、回動レバー71の側部77には弾性
接触部80としての板ばね82が設けられているため、
コネクタハウジング74と機器ハウジング72との接続
が確実に行われる。すなわち、コネクタ2、16の完全
嵌合時、板ばね82が付勢力(元の形状に戻ろうとする
力)により機器ハウジング72に弾性接触しているの
で、回動レバー71と機器ハウジング72とは確実に電
気的に接続される。よって、コネクタハウジング74と
機器ハウジング72とのシールド接続が確実に行われる
ため、例えば、機器ハウジング72がモータ15のハウ
ジングである場合には、モータ15を複数のシールド電
線1を介して同時にしかも長期間アースすることができ
るので、モータ15の安全性が高くなる。
【0073】そして、コネクタ2、16を完全嵌合した
後、図10に示すように、第1、第2雌型信号検知コネ
クタ83、84の開口部にそれぞれ第1、第2雄型信号
検知コネクタ87の嵌合先端部を突き合わせる。それぞ
れ第1、第2雄型信号検知コネクタ87を第1、第2雌
型信号検知コネクタ83、84に嵌合させて電気的に接
続すると共に、係合枠部58が係合片51と係合して、
第1、第2雌型信号検知コネクタ83、84に第1、第
2雄型信号検知コネクタ85がそれぞれ係止される。
【0074】このように、第1、第2信号検知コネクタ
83、84、85が嵌合して電気的に接続されることに
より、ループ回路が形成されてメイン回路63が通電を
行える状態になる。そのメイン回路63のスイッチング
装置64をオンすることにより、通電を行える。
【0075】そして、接続コネクタ2とコネクタ部16
とを離脱するには、第1、第2雄型信号検知コネクタ8
5のレバー部材87によって回動レバー71の回動がで
きないようになっているので、まず、第1、第2雄型信
号検知コネクタ85を、それぞれ係合枠部58と係合片
51との係合を解除して第1、第2雌型信号検知コネク
タ83、84から離脱させる。この第1、第2信号検知
コネクタ83、84、85の離脱により、メイン回路6
3の通電は行われない状態となる。第1、第2信号検知
コネクタ83、84、85の離脱後、回動レバー71を
嵌合方向とは反対側に回動させながら接続コネクタ2を
嵌合方向とは反対方向に引張ってコネクタ部16から引
き離すことにより、接続コネクタ2とコネクタ部16と
が離脱される。
【0076】このように、コネクタ2、16の離脱を行
うには、まず、第1、第2信号検知コネクタ83、8
4、85の離脱を行わなければならず、この離脱により
メイン回路63の通電が行われない状態になるので、コ
ネクタ2、16を離脱したときには、メイン回路63に
例えばコンデンサ66が備えられていてもコネクタ2、
16の端子34、35にはコンデンサ66の放電の影響
はない。
【0077】すなわち、第1、第2信号検知コネクタ8
3、84、85を離脱させると、メイン回路63は通電
を行えない状態になるので、例えばもしメイン回路63
が通電状態であったとしても、第1、第2信号検知コネ
クタ83、84、85の離脱によりメイン回路63の通
電が遮断される。この第1、第2信号検知コネクタ8
3、84、85の離脱後に、回動レバー71を回動させ
つつコネクタ2、16の離脱を行うため、メイン回路6
3の通電が遮断されてからコネクタ2、16を離脱させ
るまでにはタイムラグがあり、このタイムラグ中に例え
ばコンデンサ66が電気を放出するので、コネクタ2、
16を離脱させたときにはコンデンサ66の影響がない
通電がない状態で行われる。
【0078】したがって、本発明の電気コネクタ70
は、コネクタ2、16の離脱を行うには、まず、第1、
第2信号検知コネクタ83、84、85の離脱を行わな
ければならず、この離脱によりメイン回路63の通電が
行われない状態になるため、コネクタ2、16の離脱時
には必ず通電の遮断からタイムラグを介しているので、
通電の遮断とほぼ同時にコネクタ2、16の離脱が行わ
れることはなく、コネクタ2、16の離脱は通電がない
状態で行われることになる。
【0079】また、コネクタ2、16を離脱させるとき
に、例えメイン回路63のスイッチング装置64をオフ
にするのを忘れてメイン回路63の通電が行われていた
としても、コネクタ2、16を離脱するときには、必ず
第1、第2信号検知コネクタ83、84、85が離脱さ
れてメイン回路63の通電が遮断された状態であるの
で、確実に通電がない状態でコネクタ2、16の離脱を
行える。
【0080】
【発明の効果】以上要するに請求項1に記載の発明によ
れば、コネクタの離脱を行うには、信号検知コネクタの
離脱を行わなければならず、この離脱によりメイン回路
の通電が行われない状態になるため、コネクタの離脱時
には必ず通電の遮断からタイムラグを介しているので、
通電の遮断とほぼ同時にコネクタの離脱が行われること
はなく、コネクタの離脱は通電がない状態で行われるこ
とになる。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、簡単な構
造で一方のコネクタと他方のコネクタとを着脱自在に固
着することができ、しかも、一方のコネクタと他方のコ
ネクタとを離脱するときには、ネジ部材を外すためには
一層タイムラグが長くなるので、確実に端子に通電が行
われていない状態でコネクタの離脱を行える。
【0082】請求項3に記載の発明によれば、一方のコ
ネクタと他方のコネクタとを嵌合するときには、抵挿入
力で行える。
【0083】請求項4に記載の発明によれば、離脱防止
部が嵌合取っ手としても作用するので、他方の信号検知
コネクタを一方の信号検知コネクタに嵌合させるときに
は、その嵌合を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気コネクタの一例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の信号検知コネクタを嵌合させた状態を
示す斜視図である。
【図3】本発明のメイン回路の一例を示す構成図であ
る。
【図4】本発明のモータの回路の一例を示す構成図であ
る。
【図5】本発明の電気コネクタの一例を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の一方のコネクタの一例を示す斜視図で
ある。
【図7】本発明の第2の電気コネクタを示す側面図であ
る。
【図8】本発明の第2の電気コネクタの初期嵌合状態を
示す側面図である。
【図9】本発明の第2の電気コネクタの完全嵌合状態を
示す側面図である。
【図10】本発明の第2の電気コネクタの取付状態を示
す側面図である。
【図11】本発明の弾性接触部の一例を示す一部断面平
面図である。
【図12】従来の電気コネクタを示す斜視図である。
【図13】従来の電気コネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
2 接続コネクタ(一方のコネクタ) 16 コネクタ部(他方のコネクタ) 38 嵌合部材 40 ボルト(ネジ部材) 40a 頭部 50 雌型信号検知コネクタ(一方の信号検知コネク
タ) 55 雄型信号検知コネクタ(他方の信号検知コネク
タ) 60 離脱防止部 61 レバー部材 63 メイン回路 71 回動レバー(低挿入力部材) 73 係合突部(リフ係合部) 87 レバー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 穣 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA08 FB07 FB20 FB21 FC31 FC36 HB02 HC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌
    合部材を用いて嵌合して電気的に接続し通電を行う電気
    コネクタにおいて、前記コネクタのどちらか一方に、一
    方の信号検知コネクタを設け、該一方の信号検知コネク
    タに嵌合されて電気的に接続され、この接続時にのみ前
    記コネクタの通電を行うメイン回路を電気的に接続可能
    にする他方の信号検知コネクタを設け、かつ、該他方の
    信号検知コネクタに、一方の信号検知コネクタに嵌合し
    たとき、前記コネクタの離脱を防止すべく前記嵌合部材
    と係合する離脱防止部を設けたことを特徴とする電気コ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部材がネジ部材であり、前記離
    脱防止部が、前記コネクタを嵌合接続したネジ部材の頭
    部近傍に、その頭部を覆うように延在するレバー部材で
    ある請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記嵌合部材が、前記コネクタのどちら
    か一方に設けられたリフ係合部と、残りのコネクタに移
    動又は回動自在に設けられ、そのリフ係合部と係合して
    コネクタを嵌合させるとき、コネクタの移動長さより動
    く長さが長い低挿入力部材とからなり、前記離脱防止部
    が、前記リフ係合部との係合の解除を防止すべく前記低
    挿入力部材に係合するレバー部材である請求項1に記載
    電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記離脱防止部が、前記他方の信号検知
    コネクタを一方の信号検知コネクタと嵌合させるときの
    嵌合取っ手として形成されている請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の電気コネクタ。
JP2002150957A 2002-05-24 2002-05-24 電気コネクタ Abandoned JP2003346981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002150957A JP2003346981A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002150957A JP2003346981A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 電気コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003346981A true JP2003346981A (ja) 2003-12-05

Family

ID=29768680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002150957A Abandoned JP2003346981A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003346981A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310126A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールド導電路
WO2011086802A1 (ja) * 2010-01-12 2011-07-21 矢崎総業株式会社 低挿入力コネクタ
WO2012005231A1 (ja) * 2010-07-07 2012-01-12 矢崎総業株式会社 安全回路ユニット付き低挿入力コネクタ
CN101584941B (zh) * 2008-04-08 2013-04-03 株式会社多美 加速装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310126A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールド導電路
JP4493092B2 (ja) * 2005-04-28 2010-06-30 株式会社オートネットワーク技術研究所 シールド導電路
CN101584941B (zh) * 2008-04-08 2013-04-03 株式会社多美 加速装置
WO2011086802A1 (ja) * 2010-01-12 2011-07-21 矢崎総業株式会社 低挿入力コネクタ
JP2011165638A (ja) * 2010-01-12 2011-08-25 Yazaki Corp 低挿入力コネクタ
CN102474048A (zh) * 2010-01-12 2012-05-23 矢崎总业株式会社 低插入力连接器
US8911245B2 (en) 2010-01-12 2014-12-16 Yazaki Corporation Low-insertion-force connector assembly
WO2012005231A1 (ja) * 2010-07-07 2012-01-12 矢崎総業株式会社 安全回路ユニット付き低挿入力コネクタ
JP2012018784A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Yazaki Corp 安全回路ユニット付き低挿入力コネクタ
CN102687347A (zh) * 2010-07-07 2012-09-19 矢崎总业株式会社 带安全回路单元的低插入力连接器
US8696373B2 (en) 2010-07-07 2014-04-15 Yazaki Corporation Low insertion force connector unit with safety circuit unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0808749B1 (en) Connector for airbag gas generator
EP1220379B1 (en) Pin configuration adapter for AC-adapter
JP2006156380A (ja) コネクタ装置
JP2921721B2 (ja) コネクタ端子検査具
JPH06295760A (ja) コネクタ
JP2003338345A (ja) シールドコネクタの接続構造
KR20010092337A (ko) 차량 배터리 단자에 케이블의 플러그인 접속을 위한 장치
US6884125B2 (en) Secured connector and using process thereof
JP2020202028A (ja) コネクタ及び電源回路遮断装置
RU2330359C2 (ru) Контактодержатель для розетки/вилки электрического соединения
JP2003346981A (ja) 電気コネクタ
JPH06236772A (ja) 電気器具
JP2004273381A (ja) コネクタ嵌合構造
WO2010066070A1 (zh) 电连接装置及其插头、插座
JPH09185979A (ja) 片口金蛍光灯ソケット
JP2010086820A (ja) コンセント装置
JPH10162896A (ja) コネクタ
JP2002133979A (ja) 安全プラグボックス
JP3428568B2 (ja) カープラグおよびカープラグの外極端子
JP3707185B2 (ja) 直管蛍光灯ソケット
JP2749788B2 (ja) 差込式試験端子用プラグ
JPH08241751A (ja) 電気コネクタ及びそれに使用されるコンタクト
JP2000299151A (ja) コネクタの接続構造
JP4414589B2 (ja) 電気コネクタ
WO2002097930A1 (en) Connector for electronic appliance

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040902

A977 Report on retrieval

Effective date: 20051221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060615