JP2003346826A - 固体電解質型燃料電池 - Google Patents

固体電解質型燃料電池

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JP2003346826A
JP2003346826A JP2002152092A JP2002152092A JP2003346826A JP 2003346826 A JP2003346826 A JP 2003346826A JP 2002152092 A JP2002152092 A JP 2002152092A JP 2002152092 A JP2002152092 A JP 2002152092A JP 2003346826 A JP2003346826 A JP 2003346826A
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fuel cell
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fuel
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JP2002152092A
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Keiko Kushibiki
圭子 櫛引
Azuma So
東 宋
Yoshiko Hishitani
佳子 菱谷
Noritoshi Sato
文紀 佐藤
Makoto Uchiyama
誠 内山
Mitsugi Yamanaka
貢 山中
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 700℃以下の低温動作型の固体電解質型燃
料電池において、積層体の単位体積当りの熱容量が小さ
く、起動に必要な熱エネルギを小さくすることができる
固体電解質型燃料電池を提供する。 【解決手段】 電解質9を空気極8と燃料極10で挟ん
で成るセル板2とセパレータ3を積層した固体電解質型
燃料電池1Aにおいて、セパレータ3が、窒化珪素、炭
化珪素、酸化珪素、石英、窒化アルミニウム、酸化アル
ミニウム、サファイア、マグネシアおよび窒化ボロンか
ら選択された少なくとも一種類の材料から成るものとし
たことにより、積層体の単位体積当りの熱容量が小さく
なり、起動に必要な熱エネルギを小さくすることができ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質を用い
て電気化学反応により電気エネルギを得る固体電解質型
燃料電池に関し、とくに、電解質を空気極と燃料極で挟
んで成るセル板とセパレータを備えた平板型の固体電解
質型燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平板型の固体電解質型燃料電池として
は、電解質支持型セルあるいは一方の電極が基板を兼ね
た電極支持型セルと、例えばLaCrOの焼結板で構
成したセパレータを交互に積層したものが公知である。
また、セルの高出力化によって運転温度の低温化が可能
になり、これに伴って加工性が良好で且つ安価である金
属製セパレータの使用が可能になったことから、多孔質
金属基板上に空気極と電解質と燃料極から成る発電三層
を溶射法によって成膜したセル板と、金属製セパレータ
を交互に積層したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来の平板型の固体電解質型燃料電池において、前
者のものにあっては、長時間にわたる1000℃程度の
高温動作に対して良好な熱耐久性を有するのであるが、
焼結体から成るセパレータを用いていたため、セル板と
セパレータから成る積層体をかしめる際の耐圧強度を確
保し得るように、セパレータの厚さを大きくする必要が
あった。しかし、セパレータの厚さを大きくすると、積
層体の単位体積当りのセル板の面積が小さくなるので、
発電出力密度を高めることが難しい。また、後者のもの
にあっては、セル板とセパレータから成る積層体の熱容
量が、積層体の重量の大部分を占める金属基板の比熱に
大きく依存するため、これを小さくするには限界があ
る。セルの高出力化を図るために電解質層を溶射法など
により成膜したセル板では、電解質層の厚さが薄くなる
ほど、セル板とセパレータを積層して加圧する際にセパ
レータが片当りしてセル板の電解質の一部にクラックが
入らないようにするため、反りや歪みの無い平面性なら
びに平滑性に優れたセパレータが必要であるという課題
があった。
【0004】そして、従来の固体電解質型燃料電池にあ
っては、いずれも起動時において発電可能な温度まで積
層体を昇温させるのに必要な熱エネルギが大きく、起動
に時間がかかるという問題点があり、このような問題点
を解決することが課題であった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、とくに、700℃以下の低温動作型の固
体電解質型燃料電池において、積層体の単位体積当りの
熱容量が小さく、起動に必要な熱エネルギを小さくする
ことができると共に、発電出力密度の向上を実現するこ
とができる固体電解質型燃料電池を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる固体電解
質型燃料電池は、請求項1に記載しているように、電解
質を空気極と燃料極で挟んで成るセル板とセパレータを
積層した固体電解質型燃料電池において、セパレータ
が、窒化珪素、炭化珪素、酸化珪素、石英、窒化アルミ
ニウム、酸化アルミニウム、サファイア、マグネシアお
よび窒化ボロンから選択された少なくとも一種類の材料
から成る構成とし、請求項2に記載しているように、電
解質を空気極と燃料極で挟んで成るセル板とセパレータ
を積層した固体電解質型燃料電池において、セパレータ
の材料として珪素を用いた構成とし、請求項3に記載し
ているように、セル板が、厚さ方向に貫通した開口部を
有する基板を備えると共に、基板に、開口部を閉塞する
状態で空気極、電解質および燃料極が形成してある構成
とし、請求項4に記載しているように、基板が、珪素か
ら成る構成としている。
【0007】上記構成において、セパレータは、高温強
度の向上、熱膨張係数の調整、セル板との接合性改善、
表面平滑性の向上、および高温作動し得るセラミックス
性板ばね機能の付加などを図るために、2種類以上のセ
パレータ材料を貼り合せたものとすることができる。
【0008】また、セパレータは、ガス隔壁やガス流路
を構成する本来の機能のほか、集電機能を付加するため
の導電層、セル板との接合性を向上させるための金属接
合層、および熱伝導率を向上させるための熱伝導層など
を例えばコーティングにより設けることができる。
【0009】さらに、セパレータは、当該燃料電池の起
動時または停止時において、セル板とで構成する積層体
を加熱または冷却して温度調整する必要がある場合、熱
伝導体として機能させることができる。セパレータとセ
ル板は、双方の間を完全に接合せずに、互いに積層して
かしめるだけで積層体を形成することができ、当然のこ
とながら、双方の間の一部または全部を適宜の手段で接
合しても良い。セパレータに形成する溝や貫通孔は、超
硬砥石による加工、レーザ加工、電子ビーム加工、およ
び超音波加工などにより形成することができる。
【0010】セパレータの材料に珪素を用いる場合、珪
素としてはウエハや多結晶板を用いることができる。こ
の場合にあっても、高温強度の向上、熱膨張係数の調
整、セル板との接合性改善、表面平滑性の向上、および
高温作動し得るセラミックス製板ばね機能の付加などを
図るために、表面にコーティングを設けることができ、
さらに、集電機能を付加するために導電層を設けること
もできる。
【0011】また、セパレータは、複数の珪素板を貼り
合わせたものや、窒化珪素、炭化珪素、酸化珪素、石
英、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、サファイ
ア、マグネシアおよび窒化ボロンから選択された少なく
とも一種類の材料から成る板と珪素板を貼り合せたもの
とすることができる。
【0012】このとき、セパレータにおいて、珪素板同
士の貼り合わせには、直接接合法、ガラス接合法および
陽極接合法などを採用することができる。また、珪素板
とそれ以外の材料の板との貼り合わせには、ろう付法、
拡散接合法およびガラス接合法などを採用することがで
きる。
【0013】珪素を用いたセパレータに流路用の溝や貫
通孔を形成する場合には、超硬砥石による加工、レーザ
加工、電子ビーム加工および超音波加工や、ケミカルド
ライエッチング、イオンビームエッチング、反応性イオ
ンエッチング、および誘導結合プラズマエッチングなど
のプラズマエッチングを採用することができる。
【0014】また、セパレータは、単結晶の異方性エッ
チングにより、面方位によるエッチング速度の違いを利
用して微細加工を行うことができる。この際、エッチン
グ面は、通常の機械加工面に比較すると、表面平滑性や
平面性が極めて高いものとなる。なお、エッチング液と
しては、ヒドラジンや水酸化カリウムなどの強アルカリ
液を使用することができる。
【0015】セル板を構成する基板には、例えば、N
i、Ni合金、SUS系合金およびFe−Ni系合金な
どの金属箔、窒化珪素、炭化珪素、酸化珪素、石英、窒
化アルミニウム、酸化アルミニウム、サファイア、マグ
ネシアおよび窒化ボロンなどのセラミックス、ならびに
ジルコニア、ランタンガレート固溶体酸化物、酸化ビス
マスおよびセリア等や、これらに添加して電解質材料と
して使用できる材料を用いることができる。
【0016】セル板の製造において、基板に電解質、空
気極および燃料極を形成するには、本発明の出願人が先
に出願した特願2000−360353号に記載した固
体電解質型円量電池の製造方法を利用することができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる固体電解質型
燃料電池によれば、セパレータの材料設定により、セル
板とセパレータから成る積層体の単位体積当りの熱容量
を小さくして、起動のための加熱に必要なエネルギを小
さくすることができ、これにより起動性を良好なものに
することができる。しかも、加熱に必要なエネルギが小
さいことから、起動および停止を頻繁に行う場合におい
ても、総合的な発電効率を著しく低下させることがない
という利点がある。
【0018】また、平面性や平滑性に優れたセパレータ
を形成することができるので、セル板とセパレータとの
積層時において、かしめる際の圧力を低減することがで
き、かしめ力を保持するためのばね等を小型化または廃
止することが可能となり、電池自体を小型化することが
できる。さらに、平面性や平滑性に優れたセパレータに
より、セル板との積層時のかしめを均一に行うことがで
き、不均一なかしめによるセル板の破損を防止すること
ができ、耐久性に優れた燃料電池とすることができる。
そしてさらに、セパレータの材料として、とくに、窒化
珪素や窒化アルミニウムを選択した場合には、耐熱衝撃
性、高熱伝導性および低熱容量の面でより好ましいもの
とすることができる。
【0019】本発明の請求項2に係わる固体電解質型燃
料電池によれば、セパレータに珪素を用いることによ
り、熱容量を小さくして起動性を良好なものにすること
ができると共に、平面性の高いセパレータを形成するこ
とができるので、セル板とセパレータの積層時におい
て、かしめる際の圧力を低減することができ、かしめ力
を保持するためのばね等を小型化または廃止することが
可能となって、電池自体を小型化することができる。し
かも、セパレータにおいて、流路やシール部のための溝
加工や貫通孔加工などの微細で且つ精密な加工を行うこ
とが容易であるという利点がある。また、珪素製のセパ
レータは、加工に伴うバリや歪が発生し難いことから
も、セル板との積層を精密に行うことができる。
【0020】さらに、表面平滑性および平面性に極めて
優れた清浄面を保持してセパレータ板を形成することが
できるので、積層時にセル板と接合する場合においても
直接接合を行うことができる。これにより、ガスシール
性に優れ、熱膨張による破壊のない耐久性に優れた燃料
電池を形成することができる。セル板とセパレータとの
接合材としてガラス材や金属ろう材を用いて接合する場
合においても、熱膨張係数の異なる接合材層を薄くして
接合することができるので、燃料電池の起動や停止に伴
う昇温や降温に対しても破壊の無い耐久性に優れた燃料
電池を形成することができる。
【0021】そしてさらに、セパレータに平滑面を形成
することができるので、かしめ力を小さくした場合でも
良好なガスシール性を保持することができ、また、積層
数を増加することも可能になる。珪素製のセパレータ
は、とくに、プラズマエッチング法により微細且つ精密
な加工が容易である。また、珪素製のセパレータは、ウ
エットエッチング法により複雑で且つ微細な形状を簡便
に形成することができる。これにより、局所的に発電効
率が上昇して過熱に至るようなことがなく、耐久性に優
れた燃料電池を形成することができる。
【0022】本発明の請求項3に係わる固体電解質型燃
料電池によれば、請求項1および2と同様の効果を得る
ことができるうえに、基板において、空気極、電解質お
よび燃料極が形成されていない領域はガス不透過であ
り、且つ高い平滑面を形成することができる。このた
め、セル板とセパレータを積層してかしめる場合におい
ても、小さいかしめ力によって良好なガスシール性を確
保することができる。
【0023】本発明の請求項4に係わる固体電解質型燃
料電池によれば、セル板において、珪素製の基板を用い
ることにより、請求項3により得られる効果をより高め
ることができると共に、セル板に微細なパターンを形成
することが容易であり、これにより小型化を図ることも
できる。また、セル板の基板およびセパレータを共に珪
素製とすることにより、積層体全体の熱容量低減効果が
より大きくなる。さらに、セル板およびセパレータにお
いて、超平滑面で反りや歪の少ない平面性が得られるの
で、積層枚数が多い場合でもガスシール性が良好であ
り、これにより、単位体積当りの発電出力が大きいうえ
に小型である積層体を形成することができる。
【0024】
【実施例】図1〜図7は、本発明に係わる固体電解質型
燃料電池の一実施例を説明する図である。
【0025】図1〜図3に示す固体電解質型燃料電池1
Aは、円形のセル板2と同じく円形のセパレータ3を交
互に積層し、この積層体の上下に円形のハウジング4,
5を設けて、全体として円柱状を成すものとなってい
る。なお、図面には、セル板2とセパレータ3から成る
組を3組積層した場合を示しているが、その数がとくに
限定されることはない。
【0026】セル板2は、図4に示すように、シリコン
ウエハを基板6とし、この基板6の中央の領域に複数の
開口部7を規則的に有すると共に、開口部7を閉塞する
状態で空気極8、電解質9および燃料極10が形成して
ある。セル板2は、開口部7、空気極8、電解質9およ
び燃料極10を形成した中央の領域が発電部である。ま
た、基板6は、発電部の領域よりも外側に、燃料の流路
として、円周方向に90度間隔で4個の貫通孔11が形
成してある。
【0027】上記のセル板2は、本発明の出願人が先に
出願した特願2000−360353号に記載した固体
電解質型円量電池の製造方法に基づいて製造することが
できる。すなわち、基板の上下の面にSiNから成る絶
縁層を夫々形成した後、下側絶縁層に開口部形成用のパ
ターニングを施し、基板に異方性エッチングを施すこと
により、上側絶縁層の下面が露出する開口部を形成す
る。次に、上側絶縁層の上面において、開口部に対応す
る位置に電解質を形成した後、下側絶縁層を除去すると
共に、開口部における上側絶縁層を除去して電解質の下
面を露出させる。そして、上側絶縁層の上面に燃料極を
形成すると共に、基板の下面、開口部の内面および電解
質の下面に空気極を形成することにより、開口部7を閉
塞する状態で上側の燃料極10、電解質8および下側の
空気極8を積層したセル板2が得られる。
【0028】セパレータ3は、この実施例では、上側セ
パレータ3Aと下側セパレータ3Bを備えている。上側
セパレータ3Aは、図5に示すように、上側のセル板2
の各貫通孔11と各々連通する貫通孔12を有すると共
に、上面には、上側のセル板2の発電部との間に隙間を
形成する平面矩形状の凹部13と、凹部13から四方に
延出して当該上側セパレータ3Aの外周面で夫々開放さ
れる溝部14が形成してある。凹部13は、下側セパレ
ータ3Bとの間に隙間を形成し得るように薄肉状に形成
してある。
【0029】他方、下側セパレータ3Bは、図6に示す
ように、中央に平面矩形状の開口部15を有すると共
に、下面中央には、下側のセル板2との間に隙間を形成
する凹部16が形成してある。この凹部16は、下側の
セル板2の貫通孔11を含む範囲に形成してある。
【0030】上記の上側および下側のセパレータ3A、
3Bは、例えば窒化珪素層をマスクとして用いたケミカ
ルドライエッチング法により、貫通孔12、凹部13、
溝部14、開口部15および凹部16を形成することが
できる。また、上側および下側のセパレータ3A、3B
は、直接接合法、ガラス接号材を用いたガラス接着法、
または陽極接合法などにより貼り合わせることができ
る。
【0031】さらに、この実施例では、セル板2および
セパレータ3の表面平滑性および平面性が非常に高いた
め、セル板2とセパレータ3は接着剤を用いずに積層
し、これらの積層体を上下のハウジング4,5で挟持す
る構成とした。なお、図示は省略したが、上下のハウジ
ング4,5を連結する手段を設けることができる。
【0032】各ハウジング4,5は、例えばコバール製
であって、電池内側に凹部4a,5aを各々有すると共
に、中央に開口部4b,5bを各々有している。また、
上部ハウジング4の開口部4bには、燃料導入管17が
接続してあり、下部ハウジング5の開口部5bには、燃
料排出管18が接続してある。
【0033】当該固体電解質型燃料電池1Aは、側部に
空気導入管19が配置してあり、各セパレータ3の溝部
14における4つの開放部のうちの1つに、空気導入管
19に設けた分岐管19a〜19cを夫々挿設してい
る。また、上下で隣接するセパレータ2の間には、電気
的接続を行うために、図2に示すインターコネクタ部2
0が設けてある。
【0034】このインターコネクタ部20は、図7
(a)に示すように、セパレータ3の上面から外周面を
経由して下面に至る導電層であって、導電性ペーストの
塗布や成膜処理などにより形成することができ、上側の
セル板2の空気極8と下側のセル板2の燃料極10を接
続している。
【0035】また、インターコネクタ部20の他の例と
しては、図7(b)に示すように、セル板2とセパレー
タ3の間に挟むコ字形のクリップがある。この場合、空
気層8や燃料層10とクリップとの接触を良好にするた
めに、クリップの表面に電気接点バンプを形成しておく
こともできる。
【0036】さらに他の例としては、図7(c)に示す
ように、セパレータ3に貫通孔21を形成し、この貫通
孔21に導電性材料を装着してインターコネクタ部20
を形成することができる。なお、溶射法やガスデポジッ
ション法などによって貫通孔21内に配線部材を形成し
たり、金属製ワイヤを埋め込むことも可能である。
【0037】上記の構成を備えた固体電解質型燃料電池
1Aは、空気導入管19から空気を導入すると、その空
気が、各上側セパレータ3Aの凹部13において各セル
板2の空気極8に供給される。その後、空気は、各上側
セパレータ3において主に3方の溝部14から電池外部
に排出される。
【0038】燃料(水素ガス)は、燃料導入管17から
導入され、上部ハウジング4の内部で最上段のセル板2
の燃料極10に供給される。また、燃料は、セル板2の
貫通孔11および上側セパレータ3Aの貫通孔12に流
れ、上側セパレータ3Bの凹部13の下面と下側セパレ
ータ3Bの間を経て、下側セパレータ3Bの開口部15
に流れ、下側セパレータ3Bの凹部16において、下段
のセル板2の燃料極10に供給される。そして、燃料
は、上記の経路を経て各段のセル板2の燃料極10に順
次供給された後、下部ハウジング5の燃料排出管18か
ら電池外部に排出される。
【0039】このように、当該固体電解質型燃料電池1
Aは、空気の流通経路と燃料の流通経路とを完全に遮断
した状態にして、電解質9における電気化学反応によ
り、電気エネルギを発生させる。
【0040】なお、上記の固体電解質型燃料電池1を電
気炉内に設置して発電テストを行った。その結果、1時
間で500℃に昇温させることができ、500℃に昇温
させたのち、積層体に締め付け荷重(かしめ荷重)0.
1kg/cmを加えて空気および燃料を導入したとこ
ろ、0.1W/cmの発電出力が得られた。
【0041】図8〜図12は、本発明に係わる固体電解
質型燃料電池の他の実施例を説明する図である。なお、
先の実施例と同一部位は、同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0042】図8、図9および図11に示す固体電解質
型燃料電池1Bは、セル板2とセパレータ3を交互に積
層し、上下にハウジング4,5を備えている。セパレー
タ3は、図10にも示すように、貫通孔12と凹部13
と溝部14を有する1枚板であって、外周部においてセ
ル板2との間にリング状のガラス製シール材22が介装
してある。このシール材22は、陽極接合によりセパレ
ータ2に接合され、積層状態において下側のセル板2と
の間に隙間を形成する。
【0043】また、この実施例では、図12に示すよう
に、上下で隣接するセル板2同士において、貫通孔11
が互いにずれるように配置してあり、貫通孔11の数を
少なくしても燃料が全体に充分に行き渡るようにしてあ
る。なお、図12には各セル板2に2個の貫通孔11を
示したが、先の実施例のように4個の貫通孔11を有す
る場合でも上記配置は当然可能である。
【0044】そして、この実施例では、セル板2、セパ
レータ3および上下のハウジング4,5から成る積層体
を電気炉内に設置し、650℃に昇温しながら圧力をか
けてシール材22とセル板2を接着した。その後、圧力
を開放し、積層体温度を500℃に低下させて空気およ
び燃料を導入したところ、0.1W/cmの発電出力
が得られた。
【0045】図13〜図16は、本発明に係わる固体電
解質型燃料電池のさらに他の実施例を説明する図であ
る。
【0046】図13および図14に示す固体電解質型燃
料電池 1Cは、角型であって、矩形のセル板2をガラ
ス製のシールシート36で保持すると共に、窒化珪素製
の3種類のセパレータ31〜33を備えている。具体的
には、図4において、下部ハウジング35の上に、第1
セパレータ31、セル板2とシールシート36、第2セ
パレータ32、および第3セパレータ33を順に積層
し、その積層を適数繰り返した後、最終的に、第2セパ
レータ32の上に上部ハウジング34を設けた構成にな
っている。なお、各セパレータ31〜33は、公知の押
出し成形−焼結法に基づいて形成し、表面研磨を施した
ものである。
【0047】シールシート36は、図15(c)に示す
ように、矩形の開口部36aを有する枠状を成すと共
に、開口部36aの両側には、各々2個の貫通孔36b
〜36eが対称位置に形成してある。このシールシート
36は、図15(b)に示すセル32と同じ厚さを有し
ており、開口部36aとセル板2を嵌合する。
【0048】第1セパレータ31は、図15(a)に示
すように、矩形状のシールシート36において一方の対
角位置に設けた2つの貫通孔36b,36eに対応する
2つの貫通孔31b,31cを有すると共に、他方の対
角位置に設けた2つの貫通孔36c,36dに対応する
位置を含む開口部31aを有している。そして、第1セ
パレータ31の開口部31aには、図15(e)に示す
集電体37が収容される。この集電体37としては、メ
ッシュ状の金属製板や、例えばSUS製の金属繊維をフ
ェルト状に形成したものを用いることができる。
【0049】第2セパレータ32は、図15(d)に示
すように、第1セパレータ32を左右判定させた形状を
成しており、開口部32aと2つの貫通孔32b,32
cを有している。この第2セパレータ32の開口部32
aにも、図15(f)に示すような集電体38が収容さ
れる。
【0050】第3セパレータ33は、図示を省略した
が、シールシート36の貫通孔36b〜36eに対応す
る4つの貫通孔のみを有し、第1セパレータ31の開口
部31aと第2セパレータ32の開口部32aの間を遮
断する。また、第3セパレータ33は、図14(b)に
示すように、コ字形のクリップが設けてあり、このクリ
ップがセル板2の上側(空気極側)の集電体38とセル
板2の下側(燃料極側)の集電体37を電気的に接続す
るインターコネクタ部20となる。
【0051】また、上部ハウジング34には、シールシ
ート36を基準にして説明すると、開口部36aを挟む
2つの貫通孔36a,36dに対応する位置に、空気導
入孔34aと、燃料導入孔34bが形成してある。他
方、下部ハウジング35には、残る2つの貫通孔36
c,35eに対応する位置に、図示しない空気排出孔と
燃料排出孔が形成してある。
【0052】図16は、セル板2とセパレータ31〜3
3の積層工程を示す図であって、図16(a)(b)に
示すように、第1セパレータ31の上にセル板2を配置
し、図16(c)(d)に示すように、セル板2の外側
にシールシート36を設けた後、図16(c)(d)に
示すように、セル板2およびシールシート36の上に第
2セパレータ32を設ける。そして、第1および第2の
セパレータ31,32の開口部31a,32aに集電体
37,38を設けた後、第2セパレータ32の上に第3
セパレータ33を設け、同様の積層を繰り返す。
【0053】上記の固体電解質型燃料電池1Cは、互い
に左右を反転させた形状の第1および第2のセパレータ
31,32および第3セパレータ33により、空気流通
経路と燃料流通経路を完全に遮断しており、且つ各セル
板2の上側の空間同士を空気流通経路として互いに連通
させると共に、各セル板2の下側の空間同士を燃料流通
経路として互いに連通させている。
【0054】すなわち、上部ハウジング34の空気導入
孔34aから導入した空気は、最上段の第2セパレータ
32の開口部32aに流入し、最上段のセル板2の上面
に設けた空気極に供給される。この空気は、下段のシー
ルシート36の貫通孔36e、第1セパレータ31の貫
通孔31c、および第3セパレータ33の貫通孔を順に
経て、2段目の第2セパレータ32の開口部32aに流
入し、2段目のセル板2の空気極に供給される。そし
て、空気は、順次下側に供給され、下部ハウジング35
の空気排出孔から電池外部に排出される。
【0055】他方、燃料(水素ガス)は、上部ハウジン
グ34の燃料導入孔34bから導入されると、最上段の
第2セパレータ32の貫通孔32cおよびシールシート
36の貫通孔36dを経て第1セパレータ31の開口部
31aに流入し、最上段のセル板2の下面に設けた燃料
極に供給される。この燃料は、第3セパレータ33の貫
通孔、第2セパレータ32の貫通孔32b、およびシー
ルシート36の貫通孔36cを順に経て2段目の第1セ
パレータ31の開口部31aに流入し、2段目のセル板
2の燃料極に供給される。そして、燃料は、順次下側に
供給され、下部ハウジング35の燃料排出孔から電池外
部に排出される。
【0056】このようにして、当該固体電解質型燃料電
池1Cは、空気と燃料を導入し、セル板2の電解質にお
ける電気化学反応により、電気エネルギを発生させる。
【0057】上記の固体電解質型燃料電池1Cを電気炉
内に設置し、45分で600℃に昇温させ、積層体に
0.1kg/cm の締め付け荷重をかけると共に、
空気および燃料を導入したところ、0.1W/cm
発電出力が得られた。
【0058】なお、本発明に係わる固体電解質型燃料電
池は、その詳細な構成が上記各実施例のみに限定される
ことはなく、各構成部位の材料や形態あるいは製造方法
などを適宜選択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる固体電解質型燃料電池の一実施
例を説明する斜視図である。
【図2】図1中のA−A線に基づく断面図である。
【図3】図1中のB−B線に基づく断面図である。
【図4】セル板の平面図(a)、底面図(b)およびA
−A線に基づく断面図(c)である。
【図5】上側セパレータの平面図(a)、底面図
(b)、A−A線に基づく断面図(c)およびB−B線
に基づく断面図(d)である。
【図6】下側セパレータの平面図(a)およびB−B線
に基づく断面図(b)である。
【図7】インターコネクタ部の3例を説明する各々断面
図(a)〜(c)である。
【図8】本発明に係わる固体電解質型燃料電池の他の実
施例を説明する斜視図である。
【図9】図8中のA−A線に基づく断面図である。
【図10】セパレータの斜視図である。
【図11】図8中のB−B線に基づく断面図である。
【図12】セル板間での燃料ガスの流れを示す斜視説明
図である。
【図13】本発明に係わる固体電解質型燃料電池のさら
に他の実施例を説明する斜視図である。
【図14】図13に示す固体電解質型燃料電池の断面図
(a)およびインターコネクタ部を説明する要部の拡大
断面図(b)である。
【図15】図13に示す固体電解質型燃料電池の構成部
品を説明する各々平面図(a)〜(f)である。
【図16】図13に示す固体電解質型燃料電池の積層容
量を説明する平面図(a)(c)(e)(g)および断
面図(b)(d)(f)(h)である。
【符号の説明】
1A〜1C 固体電解質型燃料電池 2 セル板 3 セパレータ 3A 上側セパレータ 3B 下側セパレータ 31 第1セパレータ 32 第2セパレータ 33 第3セパレータ 6 基板 7 開口部 8 空気極 9 電解質 10 燃料極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菱谷 佳子 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 佐藤 文紀 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 内山 誠 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 山中 貢 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC08 CV01 CV06 EE01 EE11 EE12 EE14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質を空気極と燃料極で挟んで成るセ
    ル板とセパレータを積層した固体電解質型燃料電池にお
    いて、セパレータが、窒化珪素、炭化珪素、酸化珪素、
    石英、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、サファイ
    ア、マグネシアおよび窒化ボロンから選択された少なく
    とも一種類の材料から成ることを特徴とする固体電解質
    型燃料電池。
  2. 【請求項2】 電解質を空気極と燃料極で挟んで成るセ
    ル板とセパレータを積層した固体電解質型燃料電池にお
    いて、セパレータの材料として珪素を用いたことを特徴
    とする固体電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】 セル板が、厚さ方向に貫通した開口部を
    有する基板を備えると共に、基板に、開口部を閉塞する
    状態で空気極、電解質および燃料極が形成してあること
    を特徴とする請求項1または2に記載の固体電解質型燃
    料電池。
  4. 【請求項4】 基板が、珪素から成ることを特徴とする
    請求項3に記載の固体電解質型燃料電池。
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