JP2003346632A - 回路しゃ断器 - Google Patents
回路しゃ断器Info
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Abstract
ース内に異物が侵入するのを抑制し、併せて外部から棒
状金属物などを差し込んでもケース内の充電部に接触す
るおそれがないようにガス排気口の構造を改良する。 【解決手段】ベース2とカバー3の二つ割り構造になる
本体ケース1に過電流検出部,開閉機構,電流しゃ断部
を内装し、前記本体ケースの端面に、その分割ケースの
突き合わせ面に跨がってケース内の電流しゃ断部に通じ
るガス排気口12を開口した回路しゃ断器において、前
記のガス排気口として、ベース2の外面に凹溝状の開渠
2aを横向きに形成し、この開渠を分割ケースの突き合
わせ面でカバー3の内側に連通させてケース内外の間に
外部からの異物侵入を抑制する迷路状のガス排出通路1
4を形成する。
Description
流保護を行うサーキットプロテクタなどを対象とする回
路しゃ断器に関し、詳しくはその本体ケースに開口した
しゃ断ガス排気口の構造に係わる。
に、従来における回路しゃ断器の構造を図4(a),(b) お
よび図5に示す。各図において、1はベース2とカバー
3からなる左右二分割構造の本体ケース(樹脂ケー
ス)、4は開閉操作ハンドル、5は本体ケース1の底面
側に引き出した主回路端子であり、本体ケース1の内部
には図5に示すように、過電流検出部(電磁式)6、開
閉機構7、および固定接触子8,可動接触子9,消弧グ
リッド10からなる電流しゃ断部11を内蔵装備してい
る。なお、かかる回路しゃ断器の開閉,電流しゃ断動作
は周知であり、ここではその説明を省略する。
ゃ断時に発生するしゃ断ガスを外部に逃がすための排気
手段として、本体ケース1のケース端面にケース内部の
電流しゃ断部11に通じるガス排気口12,13が上下
に分けて開口している。ここで、ガス排気口12,13
は、ベース2とカバー3の突き合わせ面に跨がって開口
しており、このうち上側のガス排気口12(以下「第1
のガス排気口」と呼称する)は図5で示すように電流し
ゃ断部11から離れた上方位置に開口し、L字状に屈曲
したガス排出通路12aを経てケース内の空間に通じて
いる。これに対して下側のガス排気口13(以下「第2
のガス排気口」と呼称する)は、ケース内の電流しゃ断
部11と向かい合って消弧グリッド10の背後からケー
ス壁を直接貫通するように開口している。
来の回路しゃ断器では、その本体ケース1の端面に開口
した第1,第2のガス排気口12,13について、第2
のガス排気口13は電流しゃ断部11の充電部と直接対
峙する位置に開口し、かつ充電部とガス排気口との間の
距離も短いことから、外部から侵入した異物が主回路接
点の間に挟まって導通不良を引き起こしたり、人が誤っ
て差し入れたドライバなどの金属棒が充電部に接触して
感電する危険がある。なお、第1のガス排気口12は、
充電部と十分な距離が離れた位置に開口し、かつそのガ
ス排出通路12aは途中で屈曲しているので、金属棒を
充電部まで直接差し込むことができず、前記のような感
電事故のおそれはない。
り、その目的は前記した第2のガス排気口を対象に、該
排気口を通じて外部からケース内に異物が侵入するのを
抑制し、併せて外部から金属棒などを差し込んでもケー
ス内の充電部に接触するおそれがないようにガス排気口
の構造を改良して安全性,信頼性を高めた回路しゃ断器
を提供することにある。
に、本発明によれば、二つ割り構造になる本体ケースに
過電流検出部,開閉機構,電流しゃ断部を内装し、前記
本体ケースの端面には、その分割ケースの突き合わせ面
に跨がってケース内の電流しゃ断部に通じるガス排気口
を開口した回路しゃ断器において、前記のガス排気口と
して、一方の分割ケースの外面に凹溝状の開渠を形成
し、該開渠をガス排出通路として分割ケースの突き合わ
せ面で他方の分割ケースの内方空間に連通させるように
構成する(請求項1)。
を直接貫通せず、分割ケースの突き合わせ面でケース内
空間と連通する凹溝状の開渠を介してケース壁を横切る
方向に迷路状のガス排出通路を形成している。これによ
り、外部から異物がケース内に侵入し難くなる。また、
このガス排出口に外部から誤って金属棒などを差し込ん
でも、迷路状のガス排出通路に阻まれてケース内の充電
部に触れるおそれがなくて高い安全性が確保できる。
出口は、次記のような実施態様で構成することができ
る。 (1) 一方の分割ケースに形成した開渠を、分割ケース間
の突き合わせ面に向けてその溝深さが増大する斜面溝と
なし、これに対応して他方の分割ケースの内壁面を前記
開渠の斜面と略平行な斜面に形成し、これによりガス排
出通路の確保と、しゃ断ガスの排出をスムーズに行うよ
うにする(請求項2)。
って、そのガス排出通路を二分する仕切壁を設け、この
仕切壁をバリアーとして大きな異物がケース内に侵入す
るのを防ぐようにする(請求項3)。 (3) 開渠を、一方の分割ケースから突き出して他方の分
割ケースの凹部に重なるタブ状の突起部に形成し、これ
により開渠とケース内空間との連通部位を本体ケースの
中心からずらして外部から差し込まれた金属棒などが電
流しゃ断部の充電部に直接触れ難くする(請求項4)。
〜図3に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例
の図中で図4に対応する部材には同じ符号を付してその
説明は省略する。この実施例においては、ベース2とカ
バー3の突き合わせ面に跨がって本体ケース1の端面に
開口した第2のガス排気口13は、図4(b) に示したケ
ース壁面を前後の向きに直接貫通する穴とは異なり、ケ
ースの壁面に沿った横向きの穴で形成されている。すな
わち、図1(b) で表すようにベース2の外壁面には、凹
溝状の開渠2aが横向きに形成されており、この開渠2
aが分割ケースの突き合わせ面でカバー3の内側に連通
してケース内の空間との間に図示鎖線で表すような迷路
状のガス排出通路14を形成している。
2,図3で説明する。まず、ガス排出口13が開口する
部位において、ベース2には分割ケースの突き合わせ面
2bから側方に突き出すタブ状の突起部2cを形成した
上で、この突起部2cの前面を横切るように開渠2aが
彫り込まれている。また、この開渠2aは、その凹溝の
深さが突起部2cの先端に向けて漸増するように溝底面
を斜面2a-1とし、さらに開渠2aに沿ってその中央に
はガス排出通路を二分する仕切壁2dが形成されてい
る。
状態で前記突起部3cと嵌まり合うように分割ケースの
突き合わせ面3aから引っ込んだ凹部3bが形成されて
おり、この凹部3bに向けてカバーの内壁面を前記斜面
2a-1と略平行な斜面3cとしてベース3の開渠2aと
の間にガス排出通路14(図1(b) 参照)を形成してい
る。
時にケース内の電流しゃ断部11(図5参照)に発生し
たしゃ断ガスが第1,第2のガス排出口12,13より
外部に排出される。この場合に、第2のガス排出口13
では、前記したカバー3の内壁斜面3cからベース2の
開渠2aを経由するガス排出通路14を通じてケース外
に排出される。
排出口13は従来構造(図4参照)のようにケース壁面
を前後の向きに貫通してなく、ベース2の外面に形成し
た横向きの開渠2aから分割ケースの突き合わせ面を経
てケースの内空間と迷路状に連通している。これによ
り、第2のガス排出口13を通じて外部から異物がケー
ス内に侵入し難く、また図示実施例では開渠2aに設け
た仕切壁2dが邪魔板の役目を果たして大きな異物を侵
入を阻止できる。
てガス排出口13に差し込んだ場合でも、図示実施例の
ようにベース1からケース内の充電部を覆うようにカバ
ー3に向けて突き出すタブ状突起部2cを設けた上で、
この突起部2cに開渠2aを形成したことで、この突起
部2cと開渠2aに阻まれて棒状金属物がケース内の充
電部に直接触れることがなく、これにより不測な感電事
故を防止できる。
ば、回路しゃ断器の本体ケースのガス排気口として、一
方の分割ケースの外面に凹溝状の開渠を形成し、該開渠
をガス排出通路として分割ケースの突き合わせ面で他方
の分割ケースの内方空間に連通させたことにより、従来
と同等なしゃ断ガスの排出機能を確保しつつ、一方では
このガス排出口を通じて外部から異物がケース内に侵入
したり、外部から差し込んだ棒状金属物がケース内の充
電部に接触するのを抑制することかでき、これにより回
路しゃ断器の信頼性,安全性が向上する。
で、(a) は外観斜視図、(b) は(a) の矢視A−Aの拡大
断面図
(a),(b) はそれぞれ端面図,斜視図
視図
外観斜視図、(b) は(a) の矢視A−Aの拡大断面図
Claims (4)
- 【請求項1】ケース内に過電流検出部,開閉機構,電流
しゃ断部を内装した二つ割り構造になる本体ケースの端
面に、その分割ケースの突き合わせ面に跨がってケース
内の電流しゃ断部に通じるガス排気口を開口した回路し
ゃ断器において、 前記のガス排気口として、一方の分割ケースの外面に凹
溝状の開渠を形成し、該開渠をガス排出通路として分割
ケースの突き合わせ面で他方の分割ケースの内方空間に
連通させたことを特徴とする回路しゃ断器。 - 【請求項2】請求項1記載の回路しゃ断器において、一
方の分割ケースに形成した開渠を、分割ケース間の突き
合わせ面に向けてその溝深さが増大する斜面溝となし、
これに対応して他方の分割ケースの内壁面を前記開渠の
斜面と略平行な斜面に形成したことを特徴とする回路し
ゃ断器。 - 【請求項3】請求項1または2のいずれかの項に記載の
回路しゃ断器において、一方の分割ケースに形成した開
渠に沿って、そのガス排出通路を二分する仕切壁を設け
たことを特徴とする回路しゃ断器。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかの項に記載の
回路しゃ断器において、開渠を、一方の分割ケースから
突き出して他方の分割ケースの凹部に重なるタブ状の突
起部に形成したことを特徴とする回路しゃ断器。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002152663A Expired - Fee Related JP4039126B2 (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 回路しゃ断器 |
Country Status (1)
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2002
- 2002-05-27 JP JP2002152663A patent/JP4039126B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4039126B2 (ja) | 2008-01-30 |
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