JP5886910B2 - 配線用遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は、短絡時に発生するアークガスの流出による絶縁破壊を防止できる配線用遮断器に関する。
一般に配線用遮断器(Molded Case Circuit Breaker; MCCB)とは、開閉機構、トリップ装置などを絶縁物の容器内に一体に組み立てたものであり、通常の使用状態の電路を手動又は絶縁物の容器外の電気操作により開閉することができ、かつ過負荷や短絡などのときに自動的に電路を遮断する器具である。
例えば、三相回路に線間短絡が発生した場合に配線用遮断器の内部に設けられたトリップ装置が接点を分離して電路を遮断するが、接点分離時にアークが発生してプラズマ状態のアークガスが配線用遮断器内に備えられたアークガスベント手段から外部に排出される。
図8は従来の特許文献1による回路遮断器用ベント手段を説明するための斜視図であり、インタラプタアセンブリ70の内部で発生したアークガスがインタラプタアセンブリ70の下端の排気口80からチャンバ領域100に排出され、その後アークガスはチャンバ領域100で三角形状のガス分岐部110により両側に分岐されてシュート90から外部に排出される。
米国特許第7034241号明細書
しかし、従来の特許文献1によるアークガス排出構造においては、ケース190に補助ケース(特許文献1にはない構成である)を結合すると、インタラプタアセンブリ70の排気口80と端子部間に備えられる中間通路空間でケース190と補助ケース間の微細な隙間からアークが流出し、ケース190と補助ケースの表面上にアーク導電路が形成されるので、内部導体とケース190の底面間の絶縁が破壊され、基準耐電圧2.2kVに比べて耐力が低下するという問題があった。
よって、本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、従来のインタラプタアセンブリの排気口から排気されたアークガスがケースと補助ケースの結合により生じる中間通路空間から流出することなく、迅速に外部に排出されるようにした一体型密閉構造の配線用遮断器を提供することを技術的課題とする。
上記技術的課題を達成するために、本発明の一態様によれば、ケースと、インタラプタアセンブリと、排気案内部と、排気カバーとを含む配線用遮断器が提供される。
前記ケースは、線路側外部端子が接続される線路側端子部、及び負荷側外部端子が接続される負荷側端子部を備えてもよい。
前記インタラプタアセンブリは、前記ケースの内部に設けられ、アークガス排気口を備えて内部で発生したアークガスを排気してもよい。
前記排気案内部は、前記インタラプタアセンブリと前記端子部間に配置され、内部に排出チャンバを備えて前記アークガス排気口と前記端子部のベントシュート間でアークガス通路となってもよい。
前記排気カバーは、前記排気案内部を覆う構造で前記ケースに装着され、前記アークガス通路を密閉してもよい。
上記態様においては、中間通路であるケースの排気案内部と従来技術の補助ケースに相当する排気カバーにシワ状のリブを適用して結合することにより、アークガスの流出を二重に防止することができる。
ここで、前記排気カバーは内部に密封溝を備え、前記排気案内部は内部に突出形成されて前記密封溝に挿入される密封リブをさらに備え、前記密封リブと、前記密封溝間に形成されたランド部とは互いに重なる構造で結合されてもよい。
前記密封リブは、前記アークガス通路の上流側に突出形成された第1密封リブと、前記アークガス通路の下流側に突出形成された第2密封リブとを含んでもよい。
前記密封リブは、前記アークガスの排出方向に離隔して形成され、前記ランド部と複数回重なる構造で結合されてもよい。
前記密封リブと前記ランド部は、交互に配置されて噛み合うように結合されてもよい。
前記密封リブは、電源の相毎に離隔して配置されてもよい。
前記第2密封リブは、電源の相毎に離隔して配置され、前記第2密封リブの両端部からアークガス排気口方向にそれぞれ延設されたガス誘導部を含んでもよい。
前記排気カバーは、エンドプレートと、複数の密封隔壁と、突出部とを含んでもよい。
前記エンドプレートは、両端部から突出形成されて前記排気案内部に挿入されてもよい。
前記密封隔壁は、内面に長さ方向に離隔して突出形成されてもよい。
前記突出部は、前記密封隔壁の両端部からそれぞれ突出形成されてもよい。
前記突出部は、前記排出チャンバを電源の相毎に区画し、区画した空間をそれぞれ密封してもよい。
前記排出チャンバは、前記ケースの内部と前記アークガス通路間を遮って別個の独立した空間として隔離する遮蔽部材を備えてもよい。
前記遮蔽部材は、プレート構造からなり、前記プレートの一端部が前記ベントシュートに連結され、前記プレートの他端部が前記アークガス排気口に接触するように延設され、前記アークガス排気口から前記ベントシュートへのアークガス排出を案内してもよい。
前記排気案内部は、前記アークガス排気口を覆う形態で前記排出チャンバに連通するように形成される挿入部をさらに備え、前記アークガス排気口が前記排気案内部の内部に挿入装着されてもよい。
前記密封溝間に形成されたランド部は、両端の角部がラウンド状に形成されて前記挿入部を覆うように形成されてもよい。
本発明の配線用遮断器においては、排気カバーがケースに結合されると密封リブと密封溝が重なる構造により、アークガスが排気カバーとケース間の隙間から流出することを防止することができ、アークガスが迅速に排出される。
また、排気カバーに形成された密封隔壁とケースに形成された第3密封溝が重なる構造により、相間絶縁性が確保される。
さらに、排気カバーに組立突起が形成されることにより、ケースと排気カバーの組立性が向上する。
それだけでなく、中間通路である排気案内部とケースの内部を遮蔽部材により分離することにより、アークガスがケースの内部に流入することを根本的に防止することができる。
本発明によるケースとインタラプタアセンブリの分解斜視図である。 本発明によるケースの底面斜視図である。 図2のケースとインタラプタアセンブリのIV−IV線断面図である。 図2のケースの排気カバーが除去された状態を示す底面斜視図である。 図4のケースの底面図である。 本発明による排気カバーの内面を示す斜視図である。 図6の排気カバーの内面を示す平面図である。 従来の特許文献1による回路遮断器用ベント手段を説明するための斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明は、配線用遮断器において線間短絡時に発生するアークガスの流出を防止するための密閉構造に関する。
図1は本発明によるケースとインタラプタアセンブリの分解斜視図であり、図2は本発明によるケースの底面斜視図であり、図3は図2のケースとインタラプタアセンブリのIV−IV線断面図である。
本発明による配線用遮断器は、ケースと、インタラプタアセンブリ220と、アークガス排出システムとを含む。
一実施形態による遮断器は、R、S、T相、すなわち三相3線式の電源(Line)で構成される。
ケースは、製品の外形及び骨格となる上部ケースと下部ケース210に分けられる。上部ケースは、遮断器のオン/オフ手動操作のためのハンドルを備え、上方に位置してカバーの役割を果たす。下部ケース210は、インタラプタアセンブリ220やトリップ部などの内部部品を収容し、下方に位置して本体の役割を果たす。
特に、下部ケース210は、一方向の側面が他方向の側面より長い箱型構造からなり、長いほうを長さ方向、短いほうを幅方向とすると、下部ケース210の長さ方向両端部にそれぞれ電源側端子部211と負荷側端子部212が備えられ、電源及び負荷を接続することができる。ここで、電源側端子部211及び負荷側端子部212は四方が閉鎖されており、長さ方向に開口している。
また、電源側端子部211と負荷側端子部212の間にインタラプタアセンブリ220を収容するための内部空間214が備えられ、内部空間214は幅方向に間隔をおいて長さ方向に長く形成された隔壁により相毎に区画されており、三相の電源が独立して負荷側に接続又は遮断される。ここで、内部空間214の上面は開口している。
インタラプタアセンブリ220は、3つの相毎にそれぞれ備えられ、下部ケース210に区画された内部空間214にそれぞれ挿入装着され、各相の接点を開閉する機能を有する。
インタラプタアセンブリ220は、長さ方向の中心線を基準に左右対称に分割されたハウジング221と、ハウジング221の内部に備えられた可動台223及び固定台224と、アークガスを消弧する消弧部226とを含む。
固定台224は、ハウジング221の内部に対角線方向に配置固定され、固定台224の一端部に固定接点224aがそれぞれ固定されるように設けられる。ここで、固定接点224aは、可動台223に備えられた可動接点223cの回動半径範囲内に位置する。
可動台223は、中心がハウジング221の中心部に位置するシャフトに回動可能なヒンジ構造で結合される可動台本体223aと、可動台本体223aから互いに反対方向に長く延びる可動台アーム部223bと、可動台アーム部223bの端部にそれぞれ備えられた可動接点223cとから構成される。ここで、可動接点223cは、可動台223の回動と連動して固定接点224aに接離する。
消弧部226は、固定台224から遠ざかる可動台223の回動方向に離隔して配置される複数のグリッド225を備え、ハウジング221の内部に固定台224の固定接点224aと隣接するように対角線方向に位置し、可動接点223cと固定接点224a間から発生するアークを消弧(消滅)する役割を果たす。グリッド225は、アークがグリッド225間の隙間に進入するように誘導することにより、アークを切断することができ、かつグリッド225の端部に延長させて消滅させることができる。
図4は図2のケースの排気カバーが除去された状態を示す底面斜視図であり、図5は図4のケースの底面図であり、図6は本発明による排気カバーの内面を示す斜視図であり、図7は図6の排気カバーの内面を示す平面図である。
アークガス排出システムは、ハウジング221に備えられたアークガス排気口222と、端子部に備えられたベントシュート213と、アークガス排気口222とベントシュート213間に配置される排気案内部230とから構成される。
アークガス排気口222は、ハウジング221の両端部に消弧部226と隣接して形成され、インタラプタアセンブリ220の内部で接点間に発生したアークガスをアークガス排気口222から外部に排出することができる。
電源側端子部211及び負荷側端子部212は、外部の電源側ターミナル又は負荷側ターミナルが接続される部分であり、各端子部を介して両側面にベントシュート213が形成されることにより、アークガスが外部に排出される。
トリップ部は、下部ケース210の内部に負荷側端子部212に隣接して設けられ、後述する排気案内部230の上部に配置され、例えば線間短絡時に接点を自動で分離する機能を有する。
排気案内部230は、下部ケース210の中間の内部空間214と端子部間にそれぞれ配置され、アークガス排気口222とベントシュート213間に位置してアークガス通路となる排出チャンバ231を備える。
また、排気案内部230は、遮断器の設置座面に接する下部ケース210の底面から高さ方向に離隔して配置された遮蔽部材234を備え、下部ケース210の内部空間と排出チャンバ231を別個の独立空間として区分する。この遮蔽部材234は、排出チャンバ231に排出されるアークガスが下部ケース210の内部に流入することを根本的に防止するだけでなく、ベントシュート213から迅速に排出されるようにする。
遮蔽部材234は、プレート構造からなり、遮蔽部材234の一端部が負荷側端子部212に接触し、遮蔽部材234の他端部が負荷側端子部212からアークガス排気口222に向かって水平に延設されてアークガス排気口222に接触する。
また、排気案内部230の一側(アークガス排出方向Yの上流側)に断面コ字状の挿入部232がアークガス排気口222の外面を覆う構造を有する。例えば、アークガス排気口222が四角形の閉断面形状を有し、挿入部232がアークガス排気口222の外面のうち隣接する3面を覆うコ字状に形成され、挿入部232が排出チャンバ231に連通するように形成される。こうすることにより、インタラプタアセンブリ220が下部ケース210の内部に挿入装着される際にアークガス排気口222が挿入部232に挿入され、インタラプタアセンブリ220の内部で発生したアークガスが排出チャンバ231に排出されるようになる。
また、排気案内部230は、アークガス排気口222から排出されたアークガスを両側に分岐し、相毎に離隔して配置された一対のベントシュート213にガスの流れを誘導する三角形のガス分岐部233を備える。
ガス分岐部233は遮蔽部材234の端部に三角形状に形成される。
ガス分岐部233の三角形の頂点部分は、アークガス排気口222の幅方向中心線と一致する。
ガス分岐部233の三角形の頂点部分は、アークガス排出方向にアークガス排気口222の終端部から所定の間隔Gで離隔して配置され、アークガスの流動抵抗を最小限に抑えることにより、アークガスが迅速に排出されるようにする。
ここで、アークガス排気口222とガス分岐部233の三角形の頂点間の間隔は、特に限定されるものではないが、ガスの流動抵抗を最小限に抑えることができる距離であることが好ましい。
こうすることにより、アークガス排気口222とガス分岐部233の三角形の頂点間に間隔がない場合に比べて流動抵抗が低下することは、実験により確認されている。
ガス分岐部233は、三相電源の相毎に区画された別個の空間にそれぞれ離隔して配置される。
排気案内部230は、遮断器の設置座面と対向する面に開口部を有し、開口部を覆うために排気カバー240が排気案内部230に設けられる。
しかし、排気カバー240(従来技術の補助ケースに相当する)が下部ケース210に結合されると、排気カバー240とそれが結合される下部ケース210の排気案内部230間の微細な隙間からアークガスが流出することがあるので、それを防止するための密閉構造が必要となる。
本発明によるアークガス密閉構造は、下部ケース210の排気案内部230と排気カバー240間に複数回重なる構造又はシワ構造を有し、アークガスが微細な隙間から流出する距離を従来よりはるかに長くすることにより、アークガスが外部に流出しないようにする。
一実施形態によるアークガス密閉構造についてより詳細に説明する。
インタラプタアセンブリ220は、3つの相毎にそれぞれ備えられ、下部ケース210に区画された内部空間214にそれぞれ挿入装着され、装着時にアークガス排気口222が排気案内部230の挿入部232から排出チャンバ231に挿入されることは前述した通りである。
挿入部232に複数の第1密封リブ235がアークガス排出方向Yに離隔して形成され、各第1密封リブ235は、下部ケース210の幅方向(ガス排出方向に対して垂直方向X)に離隔して配置される。
排気カバー240は、ガス排出方向Yより、ガス排出方向に対して垂直方向Xのほうが長く形成されるプレート状のカバー本体241と、カバー本体241の長さ方向両端部で下部ケース210の内部に挿入可能に突出形成されるエンドプレート242とを含む。
排気カバー240の内面には、相毎に離隔して配置される複数の密封溝が備えられ、この密封溝は、ガス排出方向Yに離隔して形成される第1密封溝243及び第2密封溝244を含む。
第1密封溝243に第1密封リブ235が挿入されることにより、第1密封溝243間に形成されたランド部245と第1密封リブ235が互いに重なる構造で噛み合うように結合される。
ここで、第1密封溝243の深さが深くなるほど、また第1密封リブ235の突出長さが長くなるほど、さらに第1密封リブ235の数が増えるほど、ガスの移動経路はそれだけ長くなるので気密保持及び密閉性が向上するが、構造的な複雑性や第1密封リブ235の数の増加による空間確保を考慮して、第1密封リブ235の数が少なくとも2〜3個であることが好ましい。
第1密封リブ235及び第1密封溝243は、排気案内部230で相毎に独立した空間に離隔して配置される。
また、排気案内部230に第2密封リブ236が第1密封リブ235とガス排出方向Yに離隔して突出形成され、相毎に離隔して配置される。ここで、「相毎に離隔」とは、ガス排出方向に対して垂直方向Xに離隔していることを意味する。
ここで、排気カバー240は下部ケース210に脱着可能に結合されるが、第1密封リブ235と第2密封リブ236の両方が下部ケース210と排気カバー240間の気密を維持する機能を有する。ただし、第1密封リブ235は、排気案内部230においてアークガス通路の上流側、すなわちアークガス排気口222の近傍に位置し、第2密封リブ236は、排気案内部230においてアークガス通路の下流側に位置する。
排気カバー240のアークガス通路の下流側に第2密封溝244が形成され、第2密封リブ236が第2密封溝244に挿入されて互いに重なる構造で噛み合うように結合される。
排気カバー240の内面には複数の密封隔壁246が長さ方向(ガス排出方向に対して垂直方向X)に離隔して形成され、排気案内部230の内部空間が三相電源の相毎に複数に区画される。
また、密封隔壁246の両端部に垂直方向Xに突出部247がそれぞれ形成され、各相間でアークガスによる導電路を絶縁することができる。
排気案内部230に第3密封溝237aが密封隔壁246及び突出部247に対応する位置にそれぞれ凹状に形成され、密封隔壁246及び突出部247が第3密封溝237aに挿入されることにより、相間のガス絶縁性を向上させることができる。
密封隔壁246の中間に第1結合部249がそれぞれ備えられ、第1結合部249の内部に雌ねじ山が形成されるので、排気カバー240を脱着可能に結合することができる。
第1結合部249を介してガス誘導挿入部248がガス排出方向に対して垂直方向Xに離隔して突出形成される。
また、ガス誘導挿入部248間の中間に三角形のガス分岐部233が突出形成されている。
また、密封溝間に形成されたランド部245と密封隔壁246の端部に形成された突出部247(アークガス通路の上流側)は、両端の角部がラウンド状に突出形成されて挿入部232のラウンド状の角部を覆い、第1密封リブ235と重なる構造で結合されるので、挿入部232と排気カバー240間の隙間を排除することができる。こうすることにより、下部ケース210と排気カバー240間の気密性を向上させることができる。
ガス分岐部233を介してガス排出方向に対して垂直方向Xに離隔してガス誘導部239が形成され、ガス誘導部239は、ガス分岐部233により分岐されたアークガスが他の相の排出チャンバ231にオーバーフローすることなくベントシュート213に移動するように案内する。
ガス誘導部239は、一側面がテーパ状となった直角三角形状に形成され、ガス誘導部239の一端部がアークガス排気口222の両側面に接触するように延設され、ガス誘導部239の他端部が第2密封リブ236に接触するように形成される。ここで、ガス誘導部239は相毎に一対ずつ備えられ、ガス誘導部239のうち排気案内部230のガス排出方向に対して垂直方向Xの両端部に位置するガス誘導部239は排気案内部230の内壁面から離隔して形成され、他のガス誘導部239は第1結合部249と積層結合される第2結合部238を介して互いに離隔して配置される。ここで、第2結合部238の内部に雌ねじ山が形成されるので、締結ボルトが第1結合部249及び第2結合部238に締結されることにより、排気カバー240を下部ケース210に結合することができる。
ガス誘導部239は、内部に直角三角形の挿入溝239aを備え、ガス誘導挿入部248が挿入溝239aに挿入され、ガス誘導部239とガス誘導挿入部248が互いに重なることにより、相間絶縁性を向上させることができる。
また、排気カバー240のアークガス通路の下流側に組立突起250が相毎に離隔して突出形成され、排気案内部230のアークガス通路の下流側に挿入凹部237bが相毎に離隔して形成され、排気カバー240の組み付け時に組立突起250が挿入凹部237bに挿入されることにより、組立性を向上させることができる。
よって、本発明によれば、排気カバー240が下部ケース210に結合されると、密封リブと密封溝が重なる構造によりアークガスが排気カバー240と下部ケース210間の隙間から流出することを防止することができる。
また、排気カバー240に形成された密封隔壁246と下部ケース210に形成された第3密封溝237aが重なる構造により、相間絶縁性を確保することができる。
さらに、排気カバー240に組立突起250が形成されるので、下部ケース210と排気カバー240の組立性を向上させることができる。
それだけでなく、中間通路である排気案内部230と下部ケース210の内部を遮蔽部材234で分離することにより、アークガスが下部ケース210の内部に流入することを根本的に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で定義される本発明の基本概念を用いた当業者の様々な変形及び改良形態を含むものである。
210 下部ケース
211 電源側端子部
212 負荷側端子部
213 ベントシュート
220 インタラプタアセンブリ
222 アークガス排気口
230 排気案内部
231 排出チャンバ
232 挿入部
234 遮蔽部材
235 第1密封リブ
236 第2密封リブ
237a 第3密封溝
239 ガス誘導部
240 排気カバー
242 エンドプレート
243 第1密封溝
244 第2密封溝
245 ランド部
246 密封隔壁
247 突出部

Claims (11)

  1. 線路側外部端子が接続される線路側端子部、及び負荷側外部端子が接続される負荷側端子部を備えるケースと、
    前記ケースの内部に設けられ、アークガス排気口を備えて内部で発生したアークガスを排出するインタラプタアセンブリと、
    前記インタラプタアセンブリと前記端子部間に配置され、内部に排出チャンバを備えて前記アークガス排気口と前記端子部のベントシュート間でアークガス通路となる排気案内部と、
    前記排気案内部を覆う構造で前記ケースに装着され、前記アークガス通路を密閉する排気カバーとを含み、
    前記排気カバーは、内部に密封溝を備え、
    前記排気案内部は、内部に突出形成されて前記密封溝に挿入される密封リブをさらに備え、
    前記密封リブと、前記密封溝間に形成されたランド部とが互いに重なる構造で結合される、配線用遮断器。
  2. 前記密封リブは、
    前記アークガス通路の上流側に突出形成された第1密封リブと、
    前記アークガス通路の下流側に突出形成された第2密封リブとを含むことを特徴とする請求項に記載の配線用遮断器。
  3. 前記密封リブは、前記アークガスの排出方向に離隔して形成され、前記ランド部と複数回重なる構造で結合されることを特徴とする請求項又はに記載の配線用遮断器。
  4. 前記密封リブと前記ランド部は、交互に配置されて噛み合うように結合されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線用遮断器。
  5. 前記密封リブは、電源の相毎に離隔して配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の配線用遮断器。
  6. 前記第2密封リブは、電源の相毎に離隔して配置され、前記第2密封リブの両端部からアークガス排気口方向にそれぞれ延設されたガス誘導部を含むことを特徴とする請求項2に記載の配線用遮断器。
  7. 前記排気カバーは、
    両端部から突出形成されて前記排気案内部に挿入されるエンドプレートと、
    内面に長さ方向に離隔して突出形成された複数の密封隔壁と、
    前記密封隔壁の両端部からそれぞれ突出形成された突出部とを備え、
    前記排出チャンバを電源の相毎に区画し、区画した空間をそれぞれ密封することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の配線用遮断器。
  8. 前記排出チャンバは、前記ケースの内部と前記アークガス通路間を遮って別個の独立した空間として隔離する遮蔽部材を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の配線用遮断器。
  9. 前記遮蔽部材は、プレート構造からなり、前記遮蔽部材の一端部が前記ベントシュートに連結され、前記遮蔽部材の他端部が前記アークガス排気口に接触するように延設され、前記アークガス排気口から前記ベントシュートへのアークガス排出を案内することを特徴とする請求項に記載の配線用遮断器。
  10. 前記排気案内部は、
    前記アークガス排気口を覆う形態で前記排出チャンバに連通するように形成される挿入部をさらに備え、
    前記アークガス排気口が前記排気案内部の内部に挿入装着されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の配線用遮断器。
  11. 前記密封溝間に形成された前記ランド部は、両端の角部がラウンド状に形成されて前記挿入部を覆うように形成されることを特徴とする請求項10に記載の配線用遮断器。
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