JP2003346339A - 光ディスク装置及び記録方法 - Google Patents

光ディスク装置及び記録方法

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JP2003346339A
JP2003346339A JP2002148946A JP2002148946A JP2003346339A JP 2003346339 A JP2003346339 A JP 2003346339A JP 2002148946 A JP2002148946 A JP 2002148946A JP 2002148946 A JP2002148946 A JP 2002148946A JP 2003346339 A JP2003346339 A JP 2003346339A
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zone
block
optical disk
power
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JP2002148946A
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Nobuhiro Tokujiyuku
伸弘 徳宿
Hiroyuki Minemura
浩行 峯邑
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Hitachi Ltd
Hitachi LG Data Storage Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi LG Data Storage Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CAVモードで相変化等の記録形光ディスク
に記録をする場合に、木目細かな記録制御を行う機能を
備えた光ディスク装置を提供すること。 【解決手段】 半径方向に複数のゾーンに分割され、該
ゾーン内はトラック方向に複数のセクタに更に分割さ
れ、16個の連続した該セクタで1ブロックを構成して
いるような光ディスク一定回転数で回転させるととも
に、前記ゾーン内に設けられたユーザセクタ領域の先頭
ブロックから2ブロック前方の1ブロックで試し書きを
行い、試し書き結果を前記光ディスクに記録し、試し書
き終了後、該ブロック部分を消去する機能を設けた。さ
らに、前記ゾーン内に設けられたユーザセクタ領域の最
終ブロックから2ブロック後方の1ブロックで試し書き
を行う。試し書き結果を前記光ディスクに記録し、試し
書き終了後、該ブロック部分を消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に情報を記
録・再生することができる光ディスクを用いて、情報の
記録または再生を行う記録再生装置(以下、単に、光デ
ィスク装置と言う)に係り、特に、CAV記録において
良好な記録状態を形成できる光ディスク装置及び記録方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、相変化等を利用して記録マークを
形成することにより情報を記録した光ディスクから、そ
の記録情報を光学的に読み出す光ディスク装置は、種々
の方式のものが知られており、かつ、既に実用されてい
る。また、特に近年、その情報記録密度を高めて、大量
の情報を記録できる光ディスクとして、例えば、DVD
と呼ばれるものが提案されて注目を集めており、その記
録情報を読み出して再生する再生装置が既に市販されて
いる。
【0003】ところで、かかるDVD等を含む光ディス
クでは、その円盤状の媒体上の情報記録密度を高めるた
め、光学的再生手段として、CD等の従来の光ディスク
装置よりもより波長の短いレーザ光を使用すると共に、
さらに、トラックピッチの密度を向上するため、媒体の
記録面上にランド領域とグルーブ領域と呼ばれる凹凸部
からなる情報記録部を形成し、これらの領域に情報を記
録することが行われている。さらに、上記媒体のランド
領域とグルーブ領域は、セクタと呼ばれる複数の情報記
録領域に分割されていて、各セクタ毎にセクタアドレス
等を記録した凹凸ピットよりなる番地情報部が設けられ
ている。なお、上記ランド領域とグルーブ領域は、光学
的再生手段である光ピックアップによるトラッキング動
作に追従して一周毎に交互に切換えられ、あたかも1本
の連続トラックのように扱われる。
【0004】上記のような光ディスクでは、通常、CL
V(Constant Linear Velocit
y)モードあるいはZCLV(Zone Consta
ntLinear Velocity)モードが使用さ
れている。ここで、CLVモードとは記録・再生すると
きに上記光ディスクを線速度が一定になるように回転制
御を行うものである。また、ZCLVモードとは、予め
決められたゾーン内では回転数一定にしているが、各ゾ
ーン間では各々の線速度がほぼ同じになるように回転制
御を行うものである。一方、アクセス速度を向上し、モ
ータの消費電力を低減することを目的としてCAV(C
onstant Angular Velocity)
モードが注目されてきている。CAVモードは、光ディ
スクを一定の回転数で回転させて記録・再生を行うもの
である。したがって、モータ回転制御が安定した後は、
アクセスによるモータ回転速度変化がほとんど無く、ア
クセス速度向上、消費電力低減等、大きな効果がある。
【0005】このCAVモードでの記録再生制御につい
ては、例えば、特開平9−305973号公報等に記載
されている。CAVモードの光ディスク装置では、光ス
ポットが光ディスクを走査する線速度は内周から外周に
かけて増大するので、最適な情報記録を行うためには、
記録パワーを内周から外周にかけて増大させる必要があ
る。そこで、特開平9−305973号公報に開示され
ている技術では、工場出荷時等に、あらかじめ内周から
外周の全てのゾーンに対して最適な記録パワーを測定し
その結果を記憶手段に記憶しておく。実際の情報記録時
には、光ディスクのテスト領域でテスト記録し、記憶手
段に記憶しておいた各ゾーンの記録パワー値をテスト記
録結果により補正し、各ゾーンの記録パワーを決定して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光ディスクの
特性は製造メーカによって異なるから、内周から外周の
各ゾーンに対する最適な記録パワーも製造メーカの違い
によって異なる。よって、特開平9−305973号公
報に記載の記憶手段に記憶されている各ゾーンに対する
記録パワー値とは異なる光ディスクもある。また、各ゾ
ーンに対する最適な記録パワー値は、記録時の温度変化
や過去の情報書換え経過等によっても記憶手段に記憶さ
れている値から変化する場合もある。以上のように、C
AVモードを上記相変化等の記録形光ディスクに採用す
る場合には、記録制御が複雑になり、これに適した方法
が少ないという問題点があった。
【0007】本発明の目的は、前記問題点を解決するこ
とにあり、CAVモードで良好な記録制御を可能とした
光ディスク記録技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、第1の発明では、光ディスク装置は、凹凸ピッ
ト及びグルーブとランド等の溝からなる情報記録部が複
数のゾーンに分割されている光ディスクに情報を記録お
よび再生するための記録パワー、消去パワー、再生パワ
ーをそれぞれ設定するパワー設定部と、該パワー設定部
の設定に従って、レーザを発光させるレーザ駆動回路部
と、該レーザ光を該光ディスクに集光させる光ヘッド
と、該光ディスクを回転させるディスク回転駆動部とを
備え、該光ディスクを所定の回転数で回転させるととも
に、該ゾーンの境界から2トラック離れたトラックで試
し書きを行い、該試し書き結果を該光ディスクに記録す
る。また、該試し書き終了後、該トラック部分の試し書
きを消去する。
【0009】第2の発明では、光ディスク装置は、半径
方向に複数のゾーンに分割され、該ゾーン内はトラック
方向に複数のセクタに更に分割され、16個の連続した
該セクタで1ブロックを構成する光ディスクに情報を記
録および再生するための記録パワー、消去パワー、再生
パワーをそれぞれ設定するパワー設定部と、該パワー設
定部の設定に従いレーザを発光させるレーザ駆動回路部
と、該レーザ光を該光記録媒体に集光させる光ヘッド
と、光ディスクを回転させるディスク回転駆動部とを備
え、該光ディスクを一定回転数で回転させるとともに、
該ゾーン内に設けられたユーザセクタ領域の先頭ブロッ
クから2ブロック前方の1ブロックで試し書きを行い、
試し書き結果を該光ディスクに記録する。また、該試し
書き終了後、該ブロック部分の試し書きを消去する。
【0010】第3の発明では、光ディスク装置は、半径
方向に複数のゾーンに分割され、該ゾーン内はトラック
方向に複数のセクタに更に分割され、16個の連続した
該セクタで1ブロックを構成しているような光ディスク
に情報を記録および再生するための記録パワー、消去パ
ワー、再生パワーをそれぞれ設定するパワー設定部と、
該パワー設定部の設定に従ってレーザを発光させるレー
ザ駆動回路部と、該レーザ光を該光記録媒体に集光させ
る光ヘッドと、光ディスクを回転させるディスク回転駆
動部とを備え、該光ディスクを一定回転数で回転させる
とともに、該ゾーン内に設けられたユーザセクタ領域の
最終ブロックから2ブロック後方の1ブロックで試し書
きを行い、試し書き結果を該光ディスクに記録する。ま
た、該試し書き終了後、該ブロック部分の試し書きを消
去する。
【0011】第4の発明では、レーザパワー設定方法
は、凹凸ピット及びグルーブとランド等の溝からなる情
報記録部が複数のゾーンに分割されている光ディスクを
一定に回転させるステップと、該ゾーンの境界から2ト
ラック離れたトラックで試し書きを行うステップと、該
試し書き結果から記録ストラテジーを設定するステップ
と、該試し書き結果を該光ディスクに記録するステップ
とを備える。また、該試し書き終了後、該トラック部分
の試し書きを消去するステップを設ける。
【0012】第5の発明では、レーザパワー設定方法
は、半径方向に複数のゾーンに分割され、該ゾーン内は
トラック方向に複数のセクタに更に分割され、16個の
連続した該セクタで1ブロックを構成する光ディスクを
一定回転数で回転させるステップと、該ゾーン内に設け
られたユーザセクタ領域の先頭ブロックから2ブロック
前方の1ブロックで試し書きを行うステップと、該試し
書き結果から記録ストラテジーを設定するステップと、
該試し書き結果を該光ディスクに記録するステップとを
備える。
【0013】第6の発明では、レーザパワー設定方法
は、半径方向に複数のゾーンに分割され、該ゾーン内は
トラック方向に複数のセクタに更に分割され、16個の
連続した該セクタで1ブロックを構成する光ディスクを
一定回転数で回転させるステップと、該ゾーン内に設け
られたユーザセクタ領域の最終ブロックから2ブロック
後方の1ブロックで試し書きを行うステップと、該試し
書き結果から記録ストラテジーを設定するステップと、
該試し書き結果を該光ディスクに記録するステップとを
備える。また、第5または6の発明において、該試し書
き終了後、該ブロック部分の試し書きを消去するステッ
プを設ける。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、幾つかの実施例を用い、図を参照して説明する。
【0015】先ず、本発明に係る光ディスク装置の概略
構成を図1を用いて説明する。図1は本発明による光デ
ィスク装置の一実施例を示すブロック図であり、本実施
例の光ディスク装置は光ディスクから野情報を読み書き
することができる。図1において、100は光ディスク
である。200は光ヘッドであり、その内部に、記録再
生に使用する半導体レーザ、各種レンズ、ディテクタ等
を備えている。
【0016】ここで、本実施例では、光ディスク100
に情報を記録・再生するために、光ヘッド200からの
情報はフォーカス誤差信号生成回路210、トラッキン
グ誤差信号生成回路230を通してフォーカス誤差信号
及びトラッキング誤差信号を得、フォーカス・トラッキ
ング制御回路220を通して光ヘッド200の対物レン
ズ(図示せず)をコントロールすることで、正確にフォ
ーカス・トラッキング制御を行なっている。なお、光ヘ
ッド200に関する各種オフセットあるいはランド・グ
ルーブ切換え等についてはシステムコントローラ500
から司令を出している。
【0017】光ヘッド200からの情報は、和信号生成
回路260に入力され、ここで和信号が生成され、ID
復調回路250により番地情報であるID信号に復調さ
れ、システムコントローラ500に送られる。また、和
信号は、データ復調回路270を通して、システムコン
トローラ500に送られ、データとして再生される。な
お、本実施例では和信号からID信号を復調したが、こ
れに限るものではなく、差信号生成回路を用いて差信号
を生成し、この差信号からID信号を復調することも出
来る。
【0018】データ記録に際しては、記録データ700
に従いシステムコントローラ500を経由して、符号化
回路420、記録パルス変換回路430、レーザ駆動回
路450を通して、光ヘッド200に送り、データを光
ディスク100に記録する。ここで、記録パルス変換回
路430には、レーザパワー設定回路440より、記録
パワー、消去パワー、再生パワー等の各種パワーおよび
各パルス幅の設定値が送られ、それぞれ記録モード、再
生モード、消去モードに従い、各レーザパワー、パルス
幅等が設定される。
【0019】また、本実施例の装置は、ディスク回転用
のモータ600、モータ制御回路610、光ヘッド20
0を移動させるためのスライダモータ620、スライダ
モータ制御回路630を備えており、それぞれシステム
コントローラ500により制御される。
【0020】次に、図2、図3を参照して、DVD−R
AMと呼ばれる光ディスク100について説明する。図
2はDVD−RAMディスクの概観図であり、図2
(a)は斜視図を、図2(b)は平面図を示す。本光デ
ィスクは光ディスク装置により情報の記録・再生され
る。図3はDVD−RAMにおけるRAM領域部のアド
レス配置を示すテーブルである。
【0021】先ず、図2に示す光ディスク100につい
て説明する。かかる光ディスクの中でも、特に、DVD
−RAMと呼ばれる記録可能な媒体では、その透明な基
板上の記録層に、例えば、相変化を利用して、レーザ光
の照射によって結晶質状態あるいは非晶質状態のマーク
を作り出すことにより情報の書込みが可能であり、ま
た、その後、マークを作ったことによる結晶質、非晶質
の光の反射率の変化を読み取ることで光ディスク100
に記録された情報を再生している。
【0022】図1に示した光ディスク100は、一例と
して、DVD−RAMと呼ばれる記録可能なディスクを
挙げており、図2(a)にも示すように、その中央部に
所定の制御情報等(control data)を記録
したROM領域110と、その周辺のRAM領域120
とに分けられている。そして、上記のような光ディスク
では、図2(a)に示すように、RAM領域120は、
その情報記録部分として、円盤上に情報を連続的に記録
するための螺旋状のトラックTに沿って、その記録密度
を高くするため、いわゆる、ランド及びグルーブと呼ば
れる凹凸の領域に分けて形成されて情報の記録及び読み
出しを可能にしている。また、上記トラックTは、セク
タと呼ばれる記録領域に分割されており、該セクタには
その番地を表す信号としてPID信号が形成されてい
る。該PID信号は、凹凸ピットで形成され、これに続
いて上記ランドおよびグルーブが形成されている。
【0023】更に、図2(b)に示すように、前記RA
M領域120は、幾つかの領域に分割されている。つま
り、RAM領域120の内側と外側に装置制御等に関す
る情報の管理領域121、122を備え、その間にユー
ザーの情報を読み書きするユーザー領域123が設けら
れている。110はROM領域である。
【0024】図3に示すように、管理領域121および
122は、ガードトラック1および2、内周または外周
のディスクテストゾーン、内周または外周のドライブテ
ストゾーン、DMA1、2またはDMA3、4、DIZ
等に分けられている。ガードトラックは各ゾーンを分離
するために設けられたものであり、特に使用することは
ない。ディスクテストゾーンはディスク製造者が製造時
のチェックに用いる領域である。ドライブテストゾーン
は、ドライブの調整の為に使用される領域であり、最適
の記録パワーやパルス幅を決定するための試し書き等を
行うときの書込みエリアとしても使用される。DMAは
ディスクの欠陥管理情報を記録する領域である。DMA
は、内周部に2箇所(DMA1、DMA2)、外周部に
2個所(DMA3、DAM4)あり、これらのデータは
すべて同一である。また、ユーザ領域123は、更に半
径方向に複数に分割された複数の領域(ゾーン)で構成
される。最内周の0ゾーンと最外周の34ゾーンには、
交替セクタが準備され、ユーザセクタに欠陥等が発生し
た場合、この交替セクタに記録を行うようにしている。
DIZは、当該ディスクに関するドライブ調整値を書き
込む領域である。DIZの詳細については後述する。
【0025】図3中の「Start PBA」欄には上
記各領域の開始アドレスを記している。上述したように
光ディスク内はセクタと呼ばれる記録領域に分割されて
おり、該セクタにはその番地(アドレス)を表す信号と
してPID信号が形成されている。以下このアドレスの
ことをPBAと呼ぶことにする。PBAはPhysic
al Block Addressのことであり、PB
Aの番号は全て16進数で記載されている。
【0026】次に、図4〜図6を用いて、本発明に至る
までの新規の課題の発見と本発明による技術的解決手段
について説明する。
【0027】CLVあるいはZCLVで光ディスクにデ
ータ記録を行う場合には、線速度はほぼ一定なので、上
記ドライブテストゾーン(内周および外周)で試し書き
を行う事により記録パワーおよびパルス幅を決定して、
データ記録することが出来る。すなわち、相変化等を用
いたディスクでは、線速度が同じであれば記録パワー、
パルス幅はほとんど同じ設定で記録可能なので、上記の
ように、内周と外周で試し書きを行うことで線形近似等
の手法を用いることでディスク内の記録パワー、パルス
幅を決定することができる。以下、記録パワー、パルス
幅等に関する記録波形設定値を記録ストラテジーと呼ぶ
ことにする。
【0028】一方、CAV記録を行う場合は、内周より
も外周の線速度が速く、120mmディスクで内周半径
24mmから外周半径58mmまで使用すると、線速度
変化は外周で内周の2.4倍になる。この時、内周と外
周のドライブテストゾーンで試し書きにより記録ストラ
テジーを設定しても、内外周におけるディスク速度が異
なるために、この記録ストラテジーをディスク全体に拡
張することはかなり困難である。
【0029】本発明では、木目細かな記録ストラテジー
を設定するために上記RAM領域123の特定のセクタ
を使用して試し書きを行っている。
【0030】上記ディスク100のRAM領域123は
0〜34ゾーンに分割されていて、0ゾーンのセクタ数
は25、以下ゾーン毎にセクタ数が1ずつ増加し、34
ゾーンではセクタ数は59になる。
【0031】図4は図2に示すDVD−RAMディスク
におけるゾーン境界部の構成を示す模式図であり、ゾー
ン0とゾーン1の境界800部のセクタ構成を示す。セ
クタはヘッダー部801とユーザデータ部802から構
成される。ヘッダー部801は803で示したPID
1、2と804で示したPID3、4より成り、それぞ
れトラック中心805に対してオフセットして形成され
ている。図4に示すように、ランドとグルーブの切り換
え点806ではヘッダ部は揃っている。しかし、ランド
とグルーブの切り換え点806以外では、ゾーン境界に
おいて、ヘッダー部がずれてしまい、トラッキング等に
悪影響を及ぼす。したがって、このゾーン境界に接した
トラックを試し書きに使用することは得策ではない。
【0032】図5は図2に示すDVD−RAMディスク
におけるセクタ配置を示す模式図であり、ゾーン0とゾ
ーン1の境界800部のセクタ構成をPBAで示したも
のである。たとえば、ゾーン1の先頭トラックはグルー
ブでこの先頭セクタのPBAは「39920」となる。
また、ゾーン0の最終トラックはランドであり、このラ
ンドの先頭セクタのPBAは「39907」となる。こ
のゾーン0の最終トラックとゾーン1の先頭トラックは
ゾーン境界と接してしまうため、試し書きには使用する
のは好ましくない。そこで、本発明の実施例では、ゾー
ン0とゾーン1の境界から2トラック離れたゾーン0の
グルーブ811(セクタ「398EE」〜「3990
6」)と、ゾーン0とゾーン1の境界から2トラック離
れたゾーン1のランド812(セクタ「3993A」〜
「39953」)を試し書きに使用する。
【0033】以下同様に、ゾーン1とゾーン2の境界部
では、ゾーン0とゾーン1の境界から2トラック離れた
ゾーン1のグルーブと、ゾーン0とゾーン2の境界から
2トラック離れたゾーン2のランドを試し書きに使用す
る。一般式で表すと、ゾーンNとゾーンN+1の境界部
では、ゾーンNとゾーンN+1の境界から2トラック離
れたゾーンNのグルーブと、ゾーンNとゾーンN+1の
境界から2トラック離れたゾーンN+1のランドを試し
書きに使用することになる。ここで、Nは0から33と
する。この実施例によれば、ゾーン境界に接したトラッ
クを試し書きに使用することがないので、正確に試し書
きが出来るという効果が有る。
【0034】また、試し書きを行うときには、トラック
単位で指定するよりも、セクタで指定するほうが便利で
ある。そこで、本発明の他の実施例では特定のセクタを
ブロック単位で指定する。1ブロックとは16セクタで
構成されていて、記録を行うときには16セクタ(すな
わち1ブロック)づつ行うので、管理するうえでは非常
に好都合である。本実施例では、図5に示すトラックの
うち、太線813で囲った「398F0」から「389
FF」までのセクタをゾーン0のグルーブの試し書きに
用いる。これを「398F0」のブロックと呼ぶことに
する。太線814で囲った「39940」ブロックは
「39940」から「3994F」までのセクタという
ことになり、本実施例では「39940」ブロックをゾ
ーン1のランドの試し書きに使用する。
【0035】一方、図5において、二重線815で囲っ
たゾーン0のユーザ領域をブロックで記すと「3100
0」(後述する図6参照)から「398D0」まであ
り、二重線816で囲ったゾーン1のユーザ領域は「3
9960」ブロックから「43810」(後述する図6
参照)ブロックまである。したがって、上記「398F
0」ブロックは、398D0h+20hとなり、「39
940」ブロックは、39960h−20hとなる。こ
こでhは16進数を表す。このようにユーザ領域の先頭
のブロックより2ブロック先行したブロックをグルーブ
の試し書きに用い、ユーザ領域の最終ブロックより2ブ
ロック後方のブロックをランドの試し書きに用いる。
【0036】図6は本発明による試し書きブロックの一
実施例を示すテーブルである。図6には、各ゾーン(Z
one)番号に対応するセクタ数、ユーザ領域の開始
(Start)と最終(Last)のPBA、試し書き
ブロックのランド(Land)とグルーブ(Groov
e)のPBAが記載されている。上記のように、ゾーン
0のグルーブの試し書きブロックは「398F0」、ゾ
ーン1のランドの試し書きブロックは「39940」で
ある。続いて、ゾーン1のグルーブとゾーン2のランド
の試し書きブロックについて示すと、ゾーン1の最終ブ
ロックは「43810」なので、ゾーン1のグルーブの
試し書きブロックは2ブロック分加算して「4383
0」となり、ゾーン2の先頭ブロックは「438A0」
なので、ゾーン2のランドの試し書きブロックは2ブロ
ック分減算して「43880」となる。以下34ゾーン
まで、同様にして、図6に示すような試し書きブロック
を得ることができる。
【0037】本実施例によれば、各ゾーンのランドとグ
ルーブの試し書きブロックが簡単に選択できるという効
果がある。また、上記実施例では各ゾーンの試し書きブ
ロックとして、該ゾーンの内側のランド(39940
〜)と外側のグルーブ(39940〜)を試し書きブロ
ックに選んだが、これに限るものではなく、各ゾーンの
内側のランドの試し書きブロックとこのゾーンの内側ゾ
ーンのグルーブの試し書きブロックを組にして該ゾーン
の試し書きブロックとしても良い。あるいは、各ゾーン
の外側のグルーブの試し書きブロックとこのゾーンの外
側ゾーンのランドの試し書きブロックを組にして該ゾー
ンの試し書きブロックとしても本発明の効果を損なうも
のではない。
【0038】次に、上記試し書きトラックあるいは試し
書きブロックを用いた記録ストラテジー設定の一実施例
について、図1、図7〜図10を用いて説明する。図7
は本発明による試し書きの処理動作の一実施例を示すフ
ローチャートである。まず、ステップ701で、光ディ
スク100を図1に示した光ディスク装置にローディン
グする。次に、ステップ702で、フォーカス、トラッ
キング制御をかけて、リードインに相当するROM領域
110からコントロールデータを読み出す。このコント
ロールデータの中で記録ストラテジーに関するパラメー
タ情報の一例を図8に示す。図8はDVD−RAMにお
ける記録ストラテジーに関するパラメータ情報の一実施
例を示すテーブルである。図に示すように、ランドのピ
ークパワー、バイアスパワー1、バイアスパワー2、バ
イアスパワー3など種々のパラメータがあるが、詳細に
ついては後述する。次に、ステップ703で、ディスク
モータ600の回転数を一定に制御し、CAVモードに
する。光ヘッド200をディスク内周のドライブテスト
ゾーンに位置付けて、上記パラメータ情報に基づき、試
し書きを行う。これにより、内周での記録ストラテジー
を決定する。次に、ステップ704で、光ヘッド200
をディスク外周のドライブテストゾーンに位置付けて、
上記パラメータ情報に基づき、試し書きを行い、外周で
の記録ストラテジーを決定する。ここで、上記パラメー
タ情報は、CAVでの線速度に応じたパラメータ情報に
対応しており、たとえば、2X速度、3X速度、4X速
度、5X速度等に対応した各々のパラメータ情報が入っ
ている。ここで、XはDVD−ROMを再生するときの
速度である。このように、各種線速度におけるパラメー
タ情報を上記コントロールデータに入れておくことによ
り、ドライブが容易に速度条件に対する最適ストラテジ
ーを決定できる利点がある。本実施例では、内周試し書
きでは2X速度でのパラメータ情報を基にして、外周試
し書きでは5X速度でのパラメータ情報を基にして、そ
れぞれ記録ストラテジーを決定した。
【0039】次に、ステップ705で、これらの記録ス
トラテジーを上述したDIZに記録する。このDIZ記
録の詳細は後述する。内周と外周の試し書きを先に行う
のは、内周と外周にDMAがあり、データ記録を行う時
にはこのDMA領域での情報記録が発生する確率が比較
的高いためである。これにより、信頼性の高いDMA記
録をすばやく行うことが出来る効果がある。次に、ステ
ップ706で、上述した試し書きトラックあるいは試し
書きブロックを用いて、各ゾーンでの試し書きを行う。
試し書きにより記録ストラテジーを決定した後に、該試
し書きトラックあるいは試し書きブロックを消去する。
消去に際しては、システムコントローラ500の指令に
より、レーザパワー設定回路440を消去パワーに設定
して、レーザ駆動回路460を動作させることにより、
試し書き部を完全に消去する。これにより、ゾーン内に
不要なデータを残すことがないので、光ディスク装置の
信頼性が向上する利点が有る。次に、ステップ707
で、ゾーンでの記録ストラテジーの結果をDIZに記録
する。
【0040】図9は本発明によるレーザパワーの記録波
形の一実施例を示す波形図であり、横軸に時間を、縦軸
にレーザパワーを示す。図10は光ディスクのゾーン毎
のレーザパワーの一実施例を示す特性図であり、横軸に
ゾーンを、縦軸にレーザパワーを示す。図8に示したパ
ラメータ情報のうち、本実施例では、バイアスパワー1
とバイアスパワー2、バイアスパワー3を同じパワーと
した。901で示したピークパワーを記録パワー、90
2で示したバイアスパワー1を消去パワーとして、上記
試し書きの結果、ゾーン毎のレーザパワーは図10に示
すようになった。ゾーン0では記録パワー10mW、消
去パワー4mW、ゾーン34では記録パワー15.5m
W、消去パワー9.7mWである。これらのレーザパワ
ーはグルーブにおけるものであり、ランドではグルーブ
よりも記録パワーで0.5mW程度、消去パワーで0.
2mW程度高めのパワーを要した(図示せず)。
【0041】また、図9において、レーザパワーの先頭
パルス幅(Tfp)は1.5T、中間のマルチパルス幅
(Tmp)はT/2、最終パルス幅(Tlp)はTとし
ている。ここで、Tはクロック周期であり、内周(2X
速度)で17ns、外周で7nsである。先頭パルス終
了時間(Tefp)は1.5T、最終パルス開始時間
(Tlp)は0T、先頭パルス開始時間テーブル(Ts
fp)は0T〜−0.2T、最終パルス終了時間テーブ
ル(Telp)は0.5T〜0.7Tであった。
【0042】ここで、上記先頭パルス開始時間テーブル
と最終パルス終了時間テーブルでは、記録マーク長と各
マーク間のスペース長の組み合わせによってテーブルを
作成している。マーク長とスペース長は3T、4T,5
T、6T以上の4グループに分けられているので、4×
4の16通りの組み合わせについてそれぞれ設定してい
る。本実施例ではこの16通りの値がそれぞれ0T〜−
0.2T、0.5T〜0.7Tの範囲であったことを示
している。
【0043】本発明における記録波形とゾーン毎のレー
ザパワーの他の一例について、図11、図12を用いて
説明する。
【0044】図11は本発明によるレーザパワーの記録
波形の他の実施例を示す波形図であり、横軸に時間を、
縦軸にレーザパワーを示す。本実施例では記録ストラテ
ジー設定は図7に示した上記実施例と同じプロセスで行
う。記録波形に、903で示したピークパワーと904
で示したバイアスパワー1の他に、905で示したクー
リングパルスに相当するバイアスパワーレベル2と90
6で示したマルチパルスのバイアパワーレベル3を追加
し、バイアスパワー2のパルス幅(Tlc)は1Tとし
た。レーザパワーレベル以外のその他の時間パラメータ
は、上記実施例と同じである。
【0045】図12は光ディスクのゾーン毎のレーザパ
ワーの他の実施例を示す特性図であり、横軸にゾーン
を、縦軸にレーザパワーを示す。本実施例では905で
示したバイアスパワー2と906で示したバイアスパワ
ー3を同じレベルにして、ゾーン34ではバイアスパワ
ー1、2、3が同じになるようにした。したがって、ゾ
ーン34での記録ストラテジーは上記実施例と同じであ
る。本実施例ではゾーン34以外はレーザパワーレベル
は3値になる。このようにすることでディスク内周ゾー
ンで記録膜を急冷にすることができるので記録マークを
より大きくすることが可能となりS/Nが向上する利点
がある。ピークパワー(記録パワー)は1mW増加する
が、良好な信号を得ることができた。各ゾーンにおいて
も適切な試し書きにより良好な特性を得ることが出来
た。
【0046】本発明によるゾーン毎のレーザパワーの更
に他の実施例について、図13を用いて説明する。図1
3は光ディスクのゾーン毎のレーザパワーの更に他の実
施例を示す特性図であり、横軸にゾーンを、縦軸にレー
ザパワーを示す。本実施例では、905、906で示す
バイアスパワー2、3以外は上記実施例と同じである。
バイアスパワー2、3を中周ゾーン以降でバイアスパワ
ー1と同じにした。すなわち、本実施例では905、9
06で示すバイアスパワー2、3はゾーン15以上では
904で示すバイアスパワー1と同じ値であるが、ゾー
ン15未満では905、906で示すバイアスパワー
2、3の値を904で示すバイアスパワー1の値より徐
々に少なくした。これにより、中周ゾーン以降のオーバ
ライト特性がより良好になるという効果を得た。
【0047】本発明による更に他の実施例について、図
14〜図18を用いて説明する。
【0048】図14は本発明によるレーザパワーの記録
波形の更に他の実施例を示す波形図であり、横軸に時間
を、縦軸にレーザパワーを示す。図15は光ディスクの
ゾーン毎のレーザパワーの更に他の実施例を示す特性図
であり、横軸にゾーンを、縦軸にレーザパワーを示す。
本実施例においては、上記実施例にピークパワーレベル
を一つ追加して、ピークパワーを907で示すピークパ
ワー1と908で示すピークパワー2とした。ゾーン毎
のピークパワー1、2は図15に示すように、908で
示したピークパワーレベル2を907で示したピークパ
ワー1より外周側で少し小さくすることで、外周での記
録マークを正確に形成でき、ジッタが改善された。本実
施例ではその他のパラメータは上記実施例と同じとした
が、これに限るものではなく、パルス幅等はディスクに
合わせてさらに最適化することも可能である。
【0049】本実施例では、図7に示した記録パラメー
タ設定方法にしたがっているが、ここでDIZ記録方法
について詳しく説明する。図16はDVD−RAMにお
けるDIZ構成の一実施例を示すテーブルである。図1
6に示すように、DIZ(Disc Identifi
cation Zone)は合計2048バイトのデー
タから構成されていて、ドライブ製造者名に48バイ
ト、シリアル番号、日付等の追加情報に48バイト、ド
ライブ状態を記述するドライブコンディション情報に1
952バイト、それぞれ割り当てられている。
【0050】図17は本発明によるドライブコンディシ
ョンデータの内容の一実施例を示すテーブルである。図
に示すように、ドライブコンディションデータとして、
本実施例ではゾーン番号等のゾーン識別に1バイト、基
本ストラテジーとして46バイト、上記ピークパワー2
の設定用に2バイト(ランド1バイト、グルーブ1バイ
ト)を割り当てた。1〜46バイトが基本ストラテジ
ー、47バイト目と48バイト目がピークパワー2であ
る。このように、一つのゾーンのドライブコンディショ
ンは49バイトで表すことができ、35セクタ全てのこ
の情報を入れるには1715バイトあれば良い。したが
って、本実施例では、各ゾーンの全てのドライブコンデ
ィション情報をDIZに記録することにした。これによ
り、各ゾーンでのこまやかな記録ストラテジー管理がで
きるので、CAV記録においても正確なデータ記録が可
能となる。なお、全てのゾーンで試し書きを行うことは
時間を要するので、ゾーンを間引いて試し書きをしても
良いことはいうまでもない。この場合は、試し書きを行
っていないゾーンのデータを「00」あるいは「FF」
等の決められたデータで埋める方法等により識別するこ
とができる。
【0051】上記基本ストラテジーとピークパワー2の
詳細を図18に示した。図18は本発明による記録スト
ラテジーのパラメータ情報の内容の一実施例を示すテー
ブルである。図に示すように、パラメータとそれにたい
するバイト数が示されている。
【0052】上記実施例ではバイアスパワー2とバイア
スパワー3を全て同じレベルにしているが、これに限る
もではなく、別々のレベルにして、さらに記録ストラテ
ジーの最適化をすることも可能である。また、先頭パル
スと最終パルスのピークパワーレベルも同一としたが、
別々に制御してより最適な記録ストラテジーを設定する
ことも可能である。この場合は上記ドライブコンディシ
ョンデータに更に2バイト追加する必要がある。
【0053】本発明による実施例の記録ストラテジー設
定の他の一例を図19を用いて説明する。図19は本発
明による試し書きの処理動作の他の実施例を示すフロー
チャートである。まず、ステップ191で、図7に示し
た実施例と同様にディスクローディングを行い、次に、
ステップ192で、コントロールデータリードを行う。
次に、ステップ193で、DIZ情報を読み出し、該D
IZ情報に当該ドライブと当該ディスクの組み合わせに
関する情報の有無を調べる。該組み合わせ情報が有る場
合は、ステップ194、195、196を飛ばし、ステ
ップ197で、各ゾーンでのドライブコンディションデ
ータの状態を読み出して、データ記録レディ状態にす
る。ここで、データ記録命令が上位のシステムからきた
場合は、命令に従いデータ記録を行う。データ記録命令
が無く、かつ各ゾーンでの上記ドライブコンディション
データが完結していない場合は、ステップ198で、完
了していないゾーンでの試し書きを行い、ステップ19
9で、記録ストラテジーをDIZに記録する。それ以外
の場合は、ステップ197で、データ記録レディ状態に
戻る。
【0054】上記組み合わせ情報が無い場合は、ステッ
プ194で、内周ドライブテストゾーンで試し書きを行
い、ステップ195で、外周ドライブテストゾーンで試
し書きを行い、ステップ197で、DIZにこれらの記
録ストラテジーを記録して、ステップ197で、データ
記録レディー状態にする。ここで、データ記録命令が上
位のシステムからきた場合は、該命令に従いデータ記録
を行う。データ記録命令がこない期間で順次ステップ1
98、199を繰り返して、DIZに各ゾーンでの記録
ストラテジーを記録していく。すべての記録ストラテジ
ーが完了したら、データ記録レディー状態に戻る。本実
施例によれば木目細かな記録ストラテジー設定と迅速な
データ記録とを両立することができる効果がある。
【0055】以下、本発明による実施例の記録ストラテ
ジー設定の更に他の実施例を図20を用いて説明する。
図20は本発明による試し書きの処理動作の他の実施例
を示すフローチャートである。図7に示した実施例と同
様に、まず、ステップ201で、ディスクローディング
を行い、ステップ202で、コントロールデータリード
を行う。次に、ステップ203で、DIZ情報を読み出
し、該DIZ情報に当該ドライブと当該ディスクの組み
合わせに関する情報の有無を調べる。該組み合わせ情報
が無い場合は、上記実施例における該組み合わせ情報が
無い場合と同じステップを行う。
【0056】該組み合わせ情報が有る場合は、ステップ
204で、各ゾーンでの上記ドライブコンディションデ
ータの状態を読み出して、最終記録ゾーンリードに入
る。ここでは、光ディスクの指定された場所にディスク
を取り出す前に最後に記録したゾーンを示す情報を記録
しておき、この情報を読み出す。本実施例では、DIZ
内のディスクに関する情報を記録しておく領域(Dis
c identification informat
ion)に記録した。だたし、この場所に限るわけでは
なく、外周のReserved領域等に記録することも
できる。ステップ205で、上記の最終記録ゾーンに情
報を読み出した場合は、該ゾーンの試し書きトラックで
試し書きを行い、ステップ206で、データ記録レディ
ー状態にする。本実施例によれば、最初にデータ記録行
うゾーンで最適の記録ストラテジーが得られるので、記
録品質が向上するという効果がある。
【0057】以上述べたように、本発明によれば、CA
Vモードで良好な記録制御が可能となるので、高速アク
セスと低消費電力を同時に実現した高信頼性の光ディス
ク装置を提供することが出来る。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、C
AVモードで良好な記録制御を行うことができるため、
高速アクセスを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】DVD−RAMディスクの概観図である。
【図3】DVD−RAMにおけるRAM領域部のアドレ
ス配置を示すテーブルである。図2のDVD−RAMに
おけるRAM領域のアドレス配置図である。
【図4】図2に示すDVD−RAMディスクにおけるゾ
ーン境界部の構成を示す模式図である。
【図5】図2に示すDVD−RAMディスクにおけるセ
クタ配置を示す模式図である。
【図6】本発明による試し書きブロックの一実施例を示
すテーブルである。
【図7】本発明による試し書きの処理動作の一実施例を
示すフローチャートである。
【図8】DVD−RAMにおける記録ストラテジーに関
するパラメータ情報の一実施例を示すテーブルである。
【図9】本発明によるレーザパワーの記録波形の一実施
例を示す波形図である。
【図10】図10は光ディスクのゾーン毎のレーザパワ
ーの一実施例を示す特性図である。
【図11】本発明によるレーザパワーの記録波形の他の
実施例を示す波形図である。
【図12】光ディスクのゾーン毎のレーザパワーの他の
実施例を示す特性図である。
【図13】光ディスクのゾーン毎のレーザパワーの更に
他の実施例を示す特性図である。
【図14】本発明によるレーザパワーの記録波形の更に
他の実施例を示す波形図である。
【図15】光ディスクのゾーン毎のレーザパワーの更に
他の実施例を示す特性図である。
【図16】DVD−RAMにおけるDIZ構成の一実施
例を示すテーブルである。
【図17】本発明によるドライブコンディションデータ
の内容の一実施例を示すテーブルである。
【図18】本発明による記録ストラテジーのパラメータ
情報の内容の一実施例を示すテーブルである。
【図19】本発明による試し書きの処理動作の他の実施
例を示すフローチャートである。
【図20】本発明による試し書きの処理動作の他の実施
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…光ディスク(DVD−RAM)、200…光ヘ
ッド、210…フォーカス誤差信号、220…フォーカ
ス・トラッキング制御回路、230…トラッキング誤差
信号、250…ID復調回路、260…和信号、270
…データ復調回路、420…符号化回路、430…記録
パルス変換回路、440…レーザパワー設定回路、45
0…レーザ駆動回路、500…システムコントローラ、
600…モータ、610…モータ制御回路、620…ス
ライダモータ、630…スライダモータ制御回路、70
0…記録データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯邑 浩行 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB04 BB05 CC01 CC02 CC06 CC09 CC16 CC18 DD03 DD05 EE01 EE05 FF15 FF21 GG33 GG38 HH01 JJ12 KK02 5D119 AA08 AA23 AA26 AA37 BA01 BB02 BB03 BB04 DA01 DA02 EA02 EA03 FA05 HA08 HA17 HA19 HA20 HA27 HA29 HA45 HA47 HA49 HA50 HA52 HA54 HA60 5D789 AA08 AA23 AA26 AA37 BA01 BB02 BB03 BB04 DA01 DA02 EA02 EA03 FA05 HA08 HA17 HA19 HA20 HA27 HA29 HA45 HA47 HA49 HA50 HA52 HA54 HA60

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸ピット及びグルーブとランド等の溝か
    らなる情報記録部が複数のゾーンに分割されている光デ
    ィスクに情報を記録および再生するための記録パワー、
    消去パワー、再生パワーをそれぞれ設定するパワー設定
    部と、該パワー設定部の設定に従って、レーザを発光さ
    せるレーザ駆動回路部と、該レーザ光を該光ディスクに
    集光させる光ヘッドと、該光ディスクを回転させるディ
    スク回転駆動部とを備え、該光ディスクを回転させると
    ともに、該ゾーンの境界から2トラック離れたトラック
    で試し書きを行い、該試し書き結果を該光ディスクに記
    録することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスク装置において、
    該試し書き終了後、該トラック部分の試し書きを消去す
    ることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】半径方向に複数のゾーンに分割され、該ゾ
    ーン内はトラック方向に複数のセクタに更に分割され、
    16個の連続した該セクタで1ブロックを構成する光デ
    ィスクに情報を記録および再生するための記録パワー、
    消去パワー、再生パワーをそれぞれ設定するパワー設定
    部と、該パワー設定部の設定に従いレーザを発光させる
    レーザ駆動回路部と、該レーザ光を該光記録媒体に集光
    させる光ヘッドと、光ディスクを回転させるディスク回
    転駆動部とを備え、該光ディスクを一定回転数で回転さ
    せるとともに、該ゾーン内に設けられたユーザセクタ領
    域の先頭ブロックから2ブロック前方の1ブロックで試
    し書きを行い、試し書き結果を該光ディスクに記録する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】半径方向に複数のゾーンに分割され、該ゾ
    ーン内はトラック方向に複数のセクタに更に分割され、
    16個の連続した該セクタで1ブロックを構成している
    ような光ディスクに情報を記録および再生するための記
    録パワー、消去パワー、再生パワーをそれぞれ設定する
    パワー設定部と、該パワー設定部の設定に従ってレーザ
    を発光させるレーザ駆動回路部と、該レーザ光を該光記
    録媒体に集光させる光ヘッドと、光ディスクを回転させ
    るディスク回転駆動部とを備え、該光ディスクを一定回
    転数で回転させるとともに、該ゾーン内に設けられたユ
    ーザセクタ領域の最終ブロックから2ブロック後方の1
    ブロックで試し書きを行い、試し書き結果を該光ディス
    クに記録ことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の光ディスク装置に
    おいて、該試し書き終了後、該ブロック部分の試し書き
    を消去することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】凹凸ピット及びグルーブとランド等の溝か
    らなる情報記録部が複数のゾーンに分割されている光デ
    ィスクを一定に回転させるステップと、該ゾーンの境界
    から2トラック離れたトラックで試し書きを行うステッ
    プと、該試し書き結果から記録ストラテジーを設定する
    ステップと、該試し書き結果を該光ディスクに記録する
    ステップとを備えることを特徴とするレーザパワー設定
    方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載のレーザパワー設定方法にお
    いて、該試し書き終了後、該トラック部分の試し書きを
    消去するステップを設けることを特徴とするレーザパワ
    ー設定方法。
  8. 【請求項8】半径方向に複数のゾーンに分割され、該ゾ
    ーン内はトラック方向に複数のセクタに更に分割され、
    16個の連続した該セクタで1ブロックを構成する光デ
    ィスクを一定回転数で回転させるステップと、該ゾーン
    内に設けられたユーザセクタ領域の先頭ブロックから2
    ブロック前方の1ブロックで試し書きを行うステップ
    と、該試し書き結果から記録ストラテジーを設定するス
    テップと、該試し書き結果を該光ディスクに記録するス
    テップとを備えることを特徴とするレーザパワー設定方
    法。
  9. 【請求項9】半径方向に複数のゾーンに分割され、該ゾ
    ーン内はトラック方向に複数のセクタに更に分割され、
    16個の連続した該セクタで1ブロックを構成する光デ
    ィスクを一定回転数で回転させるステップと、該ゾーン
    内に設けられたユーザセクタ領域の最終ブロックから2
    ブロック後方の1ブロックで試し書きを行うステップ
    と、該試し書き結果から記録ストラテジーを設定するス
    テップと、該試し書き結果を該光ディスクに記録するス
    テップとを備えることを特徴とするレーザパワー設定方
    法。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載のレーザパワー設
    定方法において、該試し書き終了後、該ブロック部分の
    試し書きを消去するステップを設けることを特徴とする
    レーザパワー設定方法。
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