JP2007242149A - 光情報記録再生装置、光情報記録処理方法、光情報記録媒体、プログラム、及び中央演算装置 - Google Patents

光情報記録再生装置、光情報記録処理方法、光情報記録媒体、プログラム、及び中央演算装置 Download PDF

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Abstract

【課題】新規の評価指標を導入してメディアに対する記録条件を最適化する。
【解決手段】本光情報記録再生装置は、光情報記録媒体に対して特定符号を含む各符号データを記録させると共に、前記光情報記録媒体から前記各符号データの再生を行わせ、前記各符号データの再生信号から検出した各符号データの出現確率を検出する検出手段と、前記検出手段により得られた出現確率情報を用いて、記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する条件決定手段とを有する。新規の評価指標として各符号データの出現確率情報は、光情報記録再生装置の評価や記録条件の設定などに有用である。
【選択図】図3

Description

本発明は、光情報記録媒体に対する記録条件の最適化技術に関する。
光情報記録システムにおける記録品位は、光情報記録再生装置(以下、ドライブと呼ぶ)の特性、光情報記録媒体(以下、メディア又はディスクと呼ぶ)及び記録条件(記録速度、記録パワー、記録パルス、外乱影響等を含む)等によって決定されるものであり、当該記録品位は、記録されたデータを正確に再生できるレベルを満足する必要がある。
適切な記録品位を得るための記録条件最適化技術が従来から存在しており、例えば、記録パルス条件を予め設定された初期条件に固定し、記録パワー条件を変更した際における、記録再生信号の変化に基づき記録パワーを最適化する手法が一般的に知られている。さらに、最適な記録パワー条件における、記録再生信号のエラーレート測定値から記録パルスの補正を行い、記録パルス条件を最適化するといった手法も存在する。
また、記録再生信号から最適記録条件を決定する手法としては、記録再生信号のジッタ(Jitter)等の評価指標値が最小、最大又は所定のレベルを満足するように記録条件を選択する手法が知られている。
例えば、特開2003−151219号公報には、再生信号サンプルの振幅値から再生信号を識別するものにおいて、適切な波形補正量を算出する技術が開示されている。具体的には、所定の再生信号、この再生信号の信号波形パターンに対応した第1のパターン、この第1のパターン以外であって再生信号の信号波形パターンに対応した第2のパターン、並びに第1及び第2のパターン以外であって再生信号の信号波形パターンに対応した第3のパターンを用いて、情報記録媒体に情報記録を行い又は記録情報の再生を行うものに利用される。この方法では、再生信号と第1のパターンとの間の第1距離E1と、再生信号と第2のパターンとの間の第2距離E2と、再生信号と第2のパターンとの間の第3距離E3とが求められる。次に、第1距離E1と第2距離E2との間の第1距離差D2=E2−E1と、第1距離E1と第3距離E3との間の第2距離差D3=E3−E1とが求められる。次に、複数の再生信号のサンプルについて、第1距離差D2の分布および第2距離差D3の分布が求められる。次に、求めた第1距離差D2の平均M2および求めた第1距離差D2の分布の標準偏差σ2と、求めた第2距離差D3の平均M3および求めた第2距離差D3の分布の標準偏差σ3とが求められる。次に、(σ2*M3+σ3*M2)/(σ2+σ3)の関係から記録補償パラメータが求められる。こうして求められた記録補償パラメータに基づいて、情報記録媒体に対する信号記録波形が補償される。本公報においては、記録条件における記録パルスの最適化がなされるだけである。
また、特開2005−216446号公報には、書き込み可能な光ディスク及び光記録再生装置の特性ばらつきの影響を低減するための技術が開示されている。具体的には、記録情報に応じた記録条件に基づいて光変調記録を行うとともに記録された情報の再生を行う光記録再生装置の光記録条件設定方法において、最短の記録マークに対する記録パワーパラメータを変化させて、光記録媒体上に試し書きを行い、試し書きを再生し、再生信号品質の良くなる記録パワーパラメータを選択した後、記録マークに対する記録パルスパラメータに変化を加えて試し書きを行い、良好な再生信号品質(ジッタ、エラーレート)が得られる記録マークに対する記録パルスパワーパラメータを決定するものである。
特開2003−151219号公報 特開2005−216446号公報
しかし、従来の記録条件最適化手法においては、光記録システムを構成する1つ又は複数の要素(ドライブ、メディア等)の特性が極端に劣悪である場合、最適化された記録パワー及び記録パルス条件で記録を行った場合においても、記録品位が所定のレベルを満足できない可能性がある。また、複数の記録条件をそれぞれ最適化するためには、多大な調整時間、調整領域等を必要とする。
また、青色レーザを用いた高密度記録システムの符号識別方式として、PRML(Partial Response and Maximum Likelihood)方式が採用されており、このPRML方式では記録パターンを再生して得られたRF信号の振幅情報に基づいて符号識別が行われているため、高品位且つ安定した記録を実現するためには、従来とは異なる評価指標を用いた記録条件の設定が必要となる。
従って、本発明の目的は、高品位且つ安定した記録を実現するために新規の評価指標を導入することである。
また、本発明の他の目的は、新規の評価指標を導入してメディアに対する記録条件を最適化するための技術を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、新規の評価指標を導入してメディアに対する記録パワーを最適化するための技術を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、メディアに対する記録条件を最適化する際に新規の評価指標を導入して他の調整すべきパラメータに影響の大きいパラメータを適切に最適化するための技術を提供することである。
本発明の第1の態様に係る光情報記録再生装置は、光情報記録媒体に対して特定符号(例えば2T(Tは単位時間)の符号)を含む各符号データを記録させると共に、光情報記録媒体から各符号データの再生を行わせ、各符号データの再生信号から検出した各符号データの出現確率を検出する検出手段と、検出手段により得られた出現確率情報を用いて、記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する条件決定手段とを有する。
本願の発明者は、新規の評価指標として上記各符号データの出現確率情報が、光情報記録再生装置の評価や以下で述べる記録条件の設定などに有用であることに非自明に着想し、上記構成を採用するものである。
このようにすれば記録パワー条件や記録パルス条件を適切に調整して最適な記録を実現することができるようになる。なお、記録パワー条件を決定する場合には、記録パルス条件(最終パルス及び中間パルスを含む)や位相ずれなどの調整をより適切に行うことができるようになる。
さらに、本発明の第1の態様において、上記検出手段が、各符号データの出現確率を変化させた記録パターンにより試し書きを行い、試し書きされたデータの再生信号から記録パターン毎に各符号データの出現確率を検出し、上記条件決定手段が、再生信号の出現確率と記録パターンの出現確率との変化量を算出し、その変化量を低減させるように記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定するようにしてもよい。より適切な記録条件を設定できるようになる。
また、上記検出手段が、各符号データの出現確率を変化させた記録パターンにより試し書きを行い、試し書きされたデータの再生信号から検出パターン毎に各符号データの出現確率を検出し、上記条件決定手段が、再生信号の出現確率と検出パターンの出現確率との変化量を算出し、その変化量を低減させるように記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定するようにしてもよい。
また、上記条件決定手段が、各符号データの出現確率情報と特定符号データの振幅もしくは長さ情報を用いて記録パワーおよび/または記録パルス条件を決定するようにしてもよい。
また、本発明の第1の態様において、条件決定手段による処理結果と処理過程との少なくともいずれか、測定手段による測定結果、及び統計量算出手段により算出された統計量の少なくともいずれかにより、指定記録条件で所定の記録品位が得られるか否かを判断する記録可否判断手段をさらに含むようにしてもよい。
そして、本発明の第1の態様において、記録可否判断手段により指定記録条件で所定の記録品位が得られないと判断された場合には、指定記録条件に含まれる記録速度を低下させる、記録を行わない、ユーザに記録の可否を問うのいずれかを実施させる記録処理手段をさらに含むようにしてもよい。記録時に適切な対処を行うことができるようになる。
さらに、本発明の第1の態様において、記録可否判断手段の判断結果と記録処理手段の処理結果との少なくともいずれかを表示装置に表示させる手段をさらに有するようにしてもよい。このようにユーザに通知することによって、ユーザは状況を的確に把握することができるようになる。
また、本発明の第1の態様において、処理結果と処理過程におけるデータとのうち少なくともいずれかをメモリ又は上記光情報記録媒体に保存する手段をさらに有するようにしてもよい。このようなデータを保持しておくことによって後の処理において適切な記録条件を設定できるようになる。また、処理の一部を省略することによって迅速な記録条件を設定できるようになる。
なお、処理結果や処理過程におけるデータには、使用した記録再生設定条件、取得した特性値、算出した評価パラメータ値、導出した記録パワーや記録パルス条件、記録可否判断結果等を含む。
本発明の第2の態様に係る光情報記録媒体は、当該光情報記録媒体に対して特定符号を含む各符号データを記録させると共に、光情報記録媒体から各符号データの再生を行わせた際に、その各符号データの再生信号から検出した各符号データの出現確率情報と、記録条件に関する情報とのうち少なくともいずれかが、前記光情報記録媒体に対するデータ記録に用いるために記録されているものである。このように個別の光情報記録媒体、または同一種類の光情報記録媒体に則したデータの記録が適切に行われるようにするものである。
なお、記録条件に関する情報には、所定の記録パターンで記録したデータを再生して得た再生信号を構成する各符号データの出現確率との変化量の許容値、その変化量に対する記録条件補正用データ、記録パターン、検出パターン等を含む。
本発明の第3の態様に係る光情報記録処理方法は、光情報記録媒体に対して特定符号を含む各符号データを記録させると共に、光情報記録媒体から各符号データの再生を行わせ、その各符号データの再生信号から検出した各符号データの出現確率を検出する検出ステップと、その検出ステップにより得られた出現確率情報を用いて、記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する条件決定ステップとを含む。
本発明の第1の態様に係る光情報記録再生装置についてのバリエーションは、本発明の第3の態様に係る光情報記録処理方法にも適用可能である。
なお、本光情報記録処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置、メモリを有する中央演算装置に格納される。また、ネットワークなどを介してデジタル信号として配信される場合もある。尚、中間的な処理結果は各種装置のワークメモリ領域などに一時保管される。
以上述べたように本発明によれば、高品位且つ安定した記録を実現するために非自明な新規の評価指標が用いられるようになる。
また、本発明の他の側面として、新規の評価指標を導入してメディアに対する記録条件を最適化することができるようになる。
さらに本発明の他の側面として、新規の評価指標を導入してメディアに対する記録パワーを最適化することができるようになる。
さらに本発明の他の側面として、メディアに対する記録条件を最適化する際に新規の評価指標を導入して他の調整すべきパラメータに影響の大きいパラメータを適切に最適化することができるようになる。
[本発明の実施の形態における前提]
本発明の実施の形態において用いる記録パルスの構成例を図1を用いて説明する。本発明の実施の形態では、複数のパルスパターンで構成されたマルチパルス方式を用いる例を示す。図1に示すように、記録パルス10は、先頭に配置されたトップパルス12と、それに続く後続パルス14とで構成される。また、後続パルス14は、トップパルス12に続く中間パルス15と、記録パルス10の最後尾に配置された最終パルス16とを備える。
ここで、記録パルス10の長さをnTとすると、トップパルス12はmTの長さを有し、後続パルス14は(n−m)Tの長さを有する。本発明の実施の形態では、m=2、n=2乃至11の値をとるものとする。Tは光ディスクシステムにて定義された単位時間であり、その周期はクロック信号によって決定される。
記録パルス10の条件は、ドライブに書き込み可能なメディアを装填した状態でテスト記録を行うことによって決定される。
ここで、メインパワーPWが示す高さで記録パルス全体のエネルギー量が規定され、トップパルス幅Ttopが示す長さで記録マーク先端に与える初段のエネルギー量が規定される。このメインパワーPWは、記録パルス10の中で最も高い値とすることが望ましく、トップパルスの幅Ttopは、2Tの長さを有する最短記録マークに対応した幅を有する。この最短幅の記録パルスが最も出現確率が高く、記録品位への影響が大きいことが分かっている。従って、まずはトップパルス12のパワーPWや幅Ttopの最適条件を確定させることが好ましい。
中間パルス15の条件としては、トップパルス12と最終パルス16との間に位置する中間パルス15の幅Tmpを規定するか、または、Tmpと中間パルス間の間隔Tsmpのデューティー比を規定することで、記録マークの涙型の防止、変調制御用としても用いられる。
最終パルス16の条件は、記録パルス10の最後尾に配置される最終パルス16の幅Tlastを調整することで決定される。これら中間パルス15と最終パルス16とで構成される後続パルスの条件決定は、トップパルスの条件を基準として行われる。
なお、ここで説明した記録パルスの構成例はあくまで一実施形態であり、本発明はこれに限らず、種々の記録パルスパターンに適用可能である。
次に、図2を用いて記録パルスの条件を決定する手順について説明する。ここでは複数種類の符号を含む記録パターンを用いてテスト記録を行い、その結果に基づいて記録条件を決定する手法の一例を示すものである。まず最初に、例えばトップパルス12についてパワー条件を決定する(ステップS100)。トップパルス12のみで構成される2Tの長さを有する符号のパワー条件を設定することによって、記録パルス10全体のパワー条件が設定される。本ステップについては、本発明の実施の形態における主要な処理となるので、以下で詳しく述べる。
その後、ステップS100で決定したパワー条件を利用してテスト記録を行うことにより、最終パルス16の記録条件を決定する(ステップS200)。この最終パルスの条件設定は、トップパルス12と中間パルス15の条件を所定の条件に固定した状態で最終パルスの幅を調整することにより行われる。本実施の形態では、3T以上の長さを有する符号が最終パルス16を利用するため、それらの符号が調整される。この最終パルスを調整するため、例えば、最短符号である2Tの振幅値と、次に短い符号である3Tの振幅値との非対称性を示すアシンメトリ2T3Tの値が最適になる条件を求める。但し、エラーレートが最小となる条件を求めても良い。
その後、ステップS100で求めたパワー条件とステップS200で求めた最終パルスとを利用してテスト記録を行うことにより、中間パルスの記録条件を決定する(ステップS300)。この中間パルスの条件設定は、中間パルスを構成する分割パルスの幅を調整することで行われる。本実施の形態では、4T以上の長さを有する符号が中間パルス15を利用するため、それらの符号が調整される。この中間パルスを調整するため、例えば最短符号である2Tの振幅値と、最長符号である11Tの振幅値との非対称性を示すアシンメトリ2T11Tの値が最適となる条件を求める。但し、エラーレートが最適となる条件を求めても良い。
以上のステップS100乃至S300を実行することにより記録パターンに含まれる各記録パルスの条件が決まるため、この決定された記録パルスの条件に従ってさらにテスト記録を行うことで、必要な記録パルスの位相ずれ補正を行う(ステップS400)。この位相ずれ補正は、補正対象となる記録パルスの開始位置と終了位置とを調整することで行われる。補正対象となる記録パルスは、複数種類の記録パターンを用いたテスト記録により特定される。なお、位相ずれ補正の指標としては、アシンメトリ値を用いても、エラーレートを用いても良い。
このような記録パルスの条件を決定する手順を実施することにより、適切な記録品位を保持しつつドライブにおいてメディアに対してデータ記録を行うことができるようになる。
[本発明の実施の形態におけるパワー条件設定]
1.本発明の実施の形態におけるドライブ構成
次に、本発明の実施の形態におけるドライブ・システムの機能ブロック図を図3を用いて説明する。本発明の実施の形態に係るドライブ・システムは、光情報記録再生装置100と、テレビ受像器などの表示部131とリモートコントローラなどの操作部132とを含む入出力システム130とを含む。
光情報記録再生装置100は、処理途中のデータ、処理結果のデータ、処理における参照データなどを格納するメモリ127と、以下で説明する処理を行わせるためのプログラムが記録されるメモリ回路126を含むCPU(中央演算装置:Central Processing Unit)125と、入出力システム130とのインターフェースであるインターフェース部(I/F)128と、再生信号であるRF信号のピーク値等を検出する特性値検出部124と、再生信号であるRF信号から2T乃至11T符号のいずれが読み出されたかを復号するための処理などを行うスライサ122及びデータ復調回路123と、ピックアップ部110と、レーザ・ダイオード(LD)ドライバ121と、図示しないディスク150の回転制御部及びモータ並びにピックアップ部110用のサーボ制御部等を含む。
また、ピックアップ部110は、対物レンズ114と、ビームスプリッタ116と、検出レンズ115と、コリメートレンズ113と、レーザ・ダイオード(LD)111と、フォトディテクタ(PD)112とを含む。ピックアップ部110では、図示しないサーボ制御部の制御に応じて図示しないアクチュエータが動作し、フォーカス及びトラッキングが行われる。
CPU125は、メモリ127、特性値検出部124、I/F128、LDドライバ121、図示しない回転制御部及びサーボ制御部などに接続されている。また、特性値検出部124は、PD112、CPU125などに接続されている。LDドライバ121は、CPU125及びLD111に接続されている。CPU125は、I/F128を介して入出力システム130にも接続されている。
次に、ディスク150に対してデータを記録する場合における処理の概要を説明する。まず、CPU125又は別途設けられているデータ変調回路(図示せず)は、ディスク150に書き込むためのデータに対して例えばETM方式による変調処理などを実施し、変調処理後のデータをLDドライバ121に出力する。LDドライバ121は、指定の記録条件に従って、受信したデータでLD111を駆動してレーザ光を出力させる。レーザ光は、コリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介してディスク150に照射され、ディスク150にランドとピットを形成する。
また、ディスク150に記録されたデータを再生する場合における処理の概要を説明する。CPU125からの指示に従ってLDドライバ121は、LD111を駆動してレーザ光を出力させる。レーザ光は、コリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介してディスク150に照射される。ディスク150からの反射光は、対物レンズ114、ビームスプリッタ116、検出レンズ115を介してPD112に入力される。PD112は、ディスク150からの反射光を電気信号に変換し、特性値検出部124及びスライサ122等に出力する。スライサ122及びデータ復調回路123等は、出力された再生信号に対して所定の復号処理を行い、復号されたデータをCPU125及びI/F128を介して、入出力システム130の表示部131に出力して、再生データを表示させる。特性値検出部124は、通常の再生では用いられないので、その動作については以下で説明する。
2.第1の実施の形態におけるパワー条件設定処理
次に、本発明の第1の実施の形態における処理を図4乃至図8を用いて説明する。まず、CPU125は、例えばメモリ127に格納されている指定のテスト記録条件を読み出し、LDドライバ121に当該指定のテスト記録条件を設定する(ステップS101)。テスト記録条件には、パワー条件も含まれる。また、CPU125は、LDドライバ121にディスク150へのテスト記録を実施させる(ステップS103)。このテスト記録における記録パルス形状は、パルストレイン形のマルチパルスとする。但し、簡易形状のノンマルチパルスであってもよい。また、記録パターンは、ランダムパターンであってもよいし、テスト記録用の特定パターンであってもよい。なお、2Tの符号については、以下で用いるために記録パターンに含まれる。テスト記録用の特定パターンは、以下の処理で用いられる符号等を組み合わせて構成される。また、テスト記録用の特定パターンについては、1箇所に記録する場合もあれば、異なる複数の箇所に複数回記録する場合もある。
次に、CPU125は、記録条件の評価及び補正に必要な評価パラメータの検出処理を行う(ステップS105)。具体的には、CPU125は、LDドライバ121に記録データの再生を指示し、LDドライバ121は再生強度でLD111にディスク150に対するレーザ光の照射を行わせる。レーザ光は、コリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介してディスク150に照射される。ディスク150からの反射光は、対物レンズ114、ビームスプリッタ116、検出レンズ115を介してPD112に入力される。PD112は、ディスク150からの反射光を電気信号に変換し、RF信号として特性値検出部124に出力する。特性値検出部124は、RF信号から振幅のピーク値を検出し、CPU125に出力する。また、スライサ122及びデータ復調回路123は、入力されたRF信号に対応する2T符号乃至11T符号のいずれかを特定し、特定した符号データをCPU125に出力する。CPU125は、振幅のピーク値とそのピーク値に係る符号とを対応付けて、例えばメモリ127に保持する。
ステップS105については、ステップS103における記録動作の終了後に、ステップS103における記録パターンの記録箇所にアドレスして実行するようにしてもよい。また、ステップS103の実行中にメインのレーザスポット又は後続のサブスポットを用いて同時に行ってもよい。異なる複数の箇所に記録している場合には、それらを例えば1回再生し、一箇所にしか記録していない場合には所定回数その箇所を再生する。
本実施の形態における評価パラメータは、再生信号であるRF信号において、2T乃至11T(例えばETM方式による変調を行った場合)の各符号データの出現確率を用いるものである。ここで各符号データの出現確率について説明しておく。
図5に、各符号データの出現確率の概念図を示す。図5の縦軸は出現確率[%]を表し、横軸は各符号データ[T]を表す。本実施の形態では、ランダムパターンで記録した際の出現確率を例に挙げるが、特定の符号データのみを有する特定パターンで記録を行った際の出現確率を用いてもよい。
このような出現確率による評価パラメータは、図6に示すように、データ記録を行った記録パターンを構成する各符号の出現確率と図5に示す再生信号を構成する各符号の出現確率の変化量を表すものであり、この変化量を低減させるように、記録条件の補正を行い、記録品位を高めようとするものである。
なお、図5に示した各符号の出現確率は、記録または検出位置によって変化する場合がある。その要因としては、記録PWおよび/または記録パルス条件の最適値からのずれであったり、記録媒体の機械特性等が挙げられる。そのため、異なる記録箇所から複数の検出結果を得るようにするか、もしくは同一の記録箇所を複数回検出して複数の検出結果を得るようにしてもよい。このようにして得られた複数の検出結果を評価パラメータに用いてもよい。このようにすれば、より検出精度を高めることができる。
さらに、上述した出現確率の変化量とは差分量であっても良く、比率等のその他変化量であっても差し支えない。
また、必要に応じて、各符号データの出現確率から導出した評価パラメータに加えて、特定の符号の振幅レベル値より求めた各符号の位置関係をあらわすアシンメトリ値やベータ値を評価パラメータとして用いても良い。さらには、エラー情報、キャリア情報、ノイズ情報、キャリア情報との関係を用いても良く、各符号データの長さ情報を用いても良い。
次に、CPU125は、メモリ127に格納されている参照データに基づき、記録条件(ここではパワーおよび/またはパルス条件)を調整すべきか判断する(ステップS107)。参照データは、例えば記録パワーに対する再生信号と記録パターンの各符号データの出現確率の差分量の関係である。例えば図7に、ステップS103において採用した記録条件としての記録パワーとステップS105において特定された差分量(検出値)とを、縦軸が差分量で横軸が記録パワーを表すグラフにプロットした場合を示す。図7において、差分量についての上限値たるターゲット値を表す直線も示されており、この直線より下にプロットされていれば、最適か否かは分からないが、差分量についての条件を満たしていることになる。すなわち、ステップS103において採用した記録条件としての記録パワーは、適切であると判断できる。一方、図7に示すように、上限値たるターゲット値を表す直線より上にプロットされていれば、ステップS103において採用した記録条件として記録パワーは、不適切であると判断される。
なお、本ステップにおいては、ステップS105において算出されるアシンメトリ値又はベータ値を用いて調整の要否を判断しても良い。
従って、記録パワーが不適切である場合には、CPU125は、参照データを基に記録条件の補正量を決定する(ステップS109)。
図7で述べたような状態の場合には、例えば図8に示すような記録パワーとアシンメトリ値(例えば2T11Tのアシンメトリ値)との関係(ここでは直線c)を予め参照データとしてメモリ127に保持しておき、例えばステップS103において採用した記録条件としての記録パワーPW1とステップS105において特定された差分量との関係と直線cとに基づき、アシンメトリ値を0にすると予測される記録パワー値PW2を特定し、ステップS103において採用した記録条件としての記録パワーPW1との差をパワー調整量として特定する。なお、実際に予測のとおり差分量が減少するかについては、ステップS101乃至S105を実施して確認する。また、アシンメトリ値についての例を示したが、ベータ値を用いて調整するようにしても良い。
また、例えば図7の曲線bのような記録パワーの変化に対する差分量の変化傾向を表すデータを参考データとして保持しておき、曲線bに従って差分量が最小となる記録パワーとステップS103において採用した記録条件としての記録パワーとの差をパワー調整量として特定する。なお、通常曲線bは一意には決まらないので、とりあえず曲線bとしてパワー調整量を特定した後、再度ステップS101乃至ステップS105を実施して、2番目以降の検出値を得た段階で、再度曲線bを特定するようにしても良い。いずれの場合においても、実際に差分量が減少しているかについては、ステップS101乃至S105を実施して確認した方がよい。
また、ターゲット値を下回る差分量が特定された場合であっても、より差分量を少なくする記録パワーの値を特定するためにパワー調整量を算出するようにしても良い。すなわち、ステップS107では、ターゲット値を下回るか否かだけではなく、より差分量を低くする必要があるかを基準に判断しても良い。また、ステップS109の実行回数をカウントして、所定の制限回数行っても差分量がターゲット値以下にならない場合にはこれ以上処理は行わないものとして判断する。また例えば、最初のステップS105の実行において得られた差分量が上で述べたターゲット値とは異なるもう一つのエラー判断用の基準値を超えている場合には、この場合もこれ以上の処理を行わないものとして判断する。
さらに、最低2回ステップS101乃至105を実行した上で、図7の曲線b又は図8の直線cを特定し、パワー調整量を予測するようにしても良い。
ステップS109で記録条件の補正量が決定されると、ステップS101に戻ってステップS109において決定された記録条件の補正量(本実施の形態においてはパワー調整量)をテスト記録条件に反映させて、ステップS101乃至S109を実行する。
一方ステップS107において記録条件を調整する必要がないと判断された場合には、CPU125は、ディスク150に対する記録の可否を判断する(ステップS111)。本ステップでは、振幅のピーク値の差分量、パワー調整量などが、メモリ127に格納されている記録可否判断の基準値(範囲を規定する場合には上限値及び下限値)と比較して、所定基準以上の十分な記録品位を得られるか否かを判断する。記録可否判断の基準値を複数設け、指定の記録速度で記録可、指定の記録速度より低速で記録可、記録不可のいずれかを特定できるようにしても良いし、指定の記録速度で記録できない場合に、例えば「指定の記録速度より低速で記録」又は「記録中止」のいずれかを選択するように、I/F128を介して表示部131に表示を行い、操作部132からの選択指示をI/F128を介して受信するようにしても良い。なお、データ記録に要するトータル時間などを表示してユーザの選択を補助するようにしても良い。低速記録のレベル分けを行うようにしても良い。その場合には、レベルに応じた基準値を設けておき、その基準値との比較で判断する。
なお、本ステップにおける判断は、上で述べたパラメータだけではなく、他のパラメータを基準に行うようにしても良い。
そして、記録停止と判断されると(ステップS121:Yesルート)、ステップS129に移行する。記録停止ではなく(ステップS121:Noルート)、指定の記録速度より低速で記録すると判断された場合には(ステップS123:Yesルート)、ステップS111で決定されたレベルの速度又は予め低速として決められている速度で、データの記録を実施する(ステップS125)。通常のデータの記録処理については従来と同様であるからこれ以上の説明は省略する。そして処理はステップS129に移行する。
本実施の形態では、ステップS123において低速記録を行わない場合には(ステップS123:Noルート)、指定の記録速度でデータ記録処理を行う(ステップS127)。この処理についても通常と同じであるからこれ以上の説明は省略する。そして処理はステップS129に移行する。
記録中止又は何らかの速度で記録を行った後に、CPU125は、I/F128を介して表示部131に、所定の情報を表示し、さらにメモリ127に所定の履歴データを格納する(ステップS129)。例えば、メディアID、記録速度などの判断結果、調整内容、処理結果その他上で特定された情報を表示部131に表示する。これによってユーザは、どのような記録が行われたか、またディスク150に対して多くのパワー調整が必要であったのか否かなどの情報を得ることができ、例えばディスク150の選択の目安にすることができるようになる。また、メディアID、記録速度などの判断結果、調整内容、処理結果その他上で特定された情報など、後の記録及び調整処理を効率化するために必要なデータについては、メモリ127に格納しておく。
このようにメモリ127に格納しておけば、同じメディアIDであれば過去の差分量の平均などをそのまま用いてしまって、差分量の算出処理を省略することが可能となる。また、パワー調整量の履歴から、同一のメディアIDであれば、過去のパワー調整量の平均値などを基準に記録条件を設定するようにしても、テスト記録の回数を減ずることができる。このような機能をCPU125で実現させても良い。
また、メモリ127の代わりに又はメモリ127に加えて、ディスク150に上記のようなデータを保存するようにしても良い。ディスク150に保存する場合には、例えば光情報記録再生装置100のIDなどを上で述べたメモリ127に対する保存データにおけるメディアIDに代わって保存しておく。そうすれば、追記型のディスク150等の場合には、ディスク150に格納されている光情報記録再生装置100のIDと同じ光情報記録再生装置100によってデータ記録を再度行う場合には、ディスク150に格納された記録関連データを用いて、記録及び調整処理を効率化することができるようになる。
以上のような処理を実施することにより、記録条件に含まれる記録パワーの調整を適切に行うことができるようになる。そして、実際のデータ記録に先立って(又はデータ記録の途中において)記録状態を評価し、その評価結果に応じて必要な記録条件の調整を行うことができ、ユーザが大切なデータを安心して記録できるようになる。
なお、ステップS111乃至ステップS129については、記録パワー以外の他の調整(例えば図2のステップS200乃至S400)を行ってから実施する。当然記録パワーのみの調整で済ませる場合には、そのままステップS111乃至ステップS129も実施すればよい。
また、上で述べた出現確率をベースとした処理は、記録パワーの調整だけではなく、記録パルスの調整にも適用可能である。例えば記録パルスの幅を少しずつ変えてテスト記録を行った際に、出現確率の差分量が適切である場合の記録パルス幅を採用することも可能である。
なお、本実施の形態では、光情報記録再生装置100において全ての処理を実施するような例を示しているが、例えばステップS105までを光情報記録再生装置100内において実施し、他の処理については別の装置にて行う場合、又は光情報記録再生装置100の評価のためにステップS105の結果のみを利用する場合もある。
さらに、記録パワーに対する再生信号と記録パターンの各符号データの出現確率の差分量の関係を記録媒体および/または記録装置のメモリーに記録されたものを用いた場合の例を示しているが、これに限定されるものではなく、記録パワーまたは記録パルス条件に対する他の評価パラメータの関係や該評価パラメータに関する補正式等を参照データとしてもよい。
3.第2の実施の形態におけるパワー条件設定処理
次に、図4に代わる別の処理にて記録条件に含まれるパワー条件を設定する例を図9乃至図11を用いて説明する。
本実施の形態では、実際のデータ記録に先立って行うテスト記録において、複数の記録条件でテスト記録した際の再生信号から、各符号データの出現確率を検出し、記録条件(パワーおよび/またはパルス条件)の補正量を導出して、該記録条件を最適化する例である。
まず、CPU125は、例えばメモリ127に格納されている指定のテスト記録条件(パワー条件を含む)を読み出し、LDドライバ121に当該指定のテスト記録条件を設定する(ステップS151)。本ステップは繰り返し実施されるので、メモリ127に格納されている指定のテスト記録条件だけではなく、テスト途中で例えば想定している範囲では良好な結果を得られない場合などにテスト記録条件が指定又は追加される場合もある。また、CPU125は、LDドライバ121にディスク150へのテスト記録を実施させる(ステップS153)。このテスト記録における記録パルス形状は、パルストレイン形のマルチパルスとする。但し、簡易形状のノンマルチパルスであってもよい。また、記録パターンには、ランダムパターンであってもよいし、テスト記録用の特定パターンであってもよい。なお、2Tの符号については、以下で用いるために記録パターンに含まれる。テスト記録用の特定パターンは、以下の処理で用いられる符号等を組み合わせて構成される。また、本実施の形態では、パワー条件を変更した複数の記録条件でテスト記録を行う必要があるため、ステップS151及びS153は記録条件の種類数に応じて繰り返される。
次に、CPU125は、記録条件の評価及び補正に必要な評価パラメータの検出処理を行う(ステップS155)。具体的には、CPU125は、LDドライバ121に記録データの再生を指示し、LDドライバ121は再生強度でLD111にディスク150に対するレーザ光の照射を行わせる。レーザ光は、コリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介してディスク150に照射される。ディスク150からの反射光は、対物レンズ114、ビームスプリッタ116、検出レンズ115を介してPD112に入力される。PD112は、ディスク150からの反射光を電気信号に変換し、RF信号として特性値検出部124に出力する。特性値検出部124は、RF信号から振幅のピーク値を検出し、CPU125に出力する。また、スライサ122及びデータ復調回路123は、入力されたRF信号に対応する2T符号乃至11T符号のいずれかを特定し、特定した符号データをCPU125に出力する。CPU125は、振幅のピーク値とそのピーク値に係る符号とを対応付けて、例えばメモリ127に保持する。
本ステップは、ステップS153による記録動作終了後に、ステップS153における記録パターンの記録箇所にアドレスして実行する。但し、ステップS153(記録)と本ステップS155(再生)の順番は、「記録−>再生−>記録−>再生−>記録−>再生−>再生・・・」のように交互に繰り返してもよいし、「記録−>記録−>記録−>再生・・・」のように連続してステップS153を実行した後にまとめてステップS155を実行しても良い。
本実施の形態における評価パラメータは、再生信号であるRF信号において、2T乃至11T(例えばETM方式による変調を行った場合)の各符号データの出現確率である。出現確率の特定については第1の実施の形態と同様である。
上記複数のテスト記録条件とその際の検出結果(評価パラメータ) は、図10に示すように全て検出してから最適条件の選択を行ってもよいし、テスト記録→再生(評価)を該評価パラメータがターゲット値を満足するまで繰り返してもよい。実際の最適パワーの決定においては、図10のように複数の検出結果から、最も該差分量が小さくなるパワー条件を選択しても良いし、該複数のテスト記録条件とその際の検出結果から関数式を作成して、該差分量が最小となるポイントを求めてもよい。
次に、CPU125は、記録条件としての記録パワーを決定する(ステップS157)。具体的には、図10に示すように、各テスト記録時の記録パワーとその時の出現確率の差分量を、横軸が記録パワーで縦軸が差分量であるグラフにプロットすると、曲線dで表されるような記録パワーと差分量との関係を表す曲線が得られる。ここで、ターゲット値を下回り且つ差分量が最小となる記録パワーの値を特定する。曲線を得ずとも、ターゲット値を下回り且つプロットされた点において差分量が最小となる記録パワーの値を特定しても良い。なお、一度に図10のグラフに示すような点がプロットされなくとも良い。ステップS151乃至S153を複数回実施して、徐々に分散が最小となる記録パワーの値を特定するようにしても良い。
例えばアシンメトリ値についてもステップS155で算出するようにすれば、図11に示すように、横軸が記録パワーで縦軸がアシンメトリ値を表すグラフにおいて、記録パワーとアシンメトリ値との関係を表す直線fが得られる。図11では多数の点がプロットされているが、例えば最初に2点プロットできるだけのテスト記録を実施し、それらをつなぐことによって、アシンメトリ値の予測直線を生成する。その後、当該アシンメトリ値の予測直線から、アシンメトリ値が0となる記録パワーを特定し、当該記録パワーにてテスト記録を再度実施する。そうすると、予測どおり差分量が低下しているか否かを確認できる。予測どおり差分量が低下している場合には、その時の記録パワーを採用する。また、図10及び図11においてプロット数を増加させてから最適な記録パワーを特定するようにしても良い。すなわち、曲線d及び直線fをより正確なものに修正し、その修正後の直線fからさらにアシンメトリ値が0となる記録パワーを特定してテスト記録を実施するなどの処理を行うようにしても良い。
次に、繰り返しが必要であればステップS151に戻る(ステップS159)。この処理については上で述べたとおり、繰り返して分散の値を低下させるのか、一度に全てテストしてしまって繰り返しを行わないのかというポリシーの違いである。
なお、ステップS151乃至S157を繰り返してもターゲット値を満たすような記録条件を見出せない場合には、エラーを出力するため例えばステップS171に移行するようにしても良い。
次に、ステップS159において記録条件を調整する必要がないと判断された場合には、CPU125は、ディスク150に対する記録の可否を判断する(ステップS161)。本ステップでは、出現確率の差分量、記録パワー(又は通常の記録パワーとステップS157で決定された記録パワーとの差)などが、メモリ127に格納されている記録可否判断の基準値(範囲を規定する場合には上限値及び下限値)と比較して、所定基準以上の十分な記録品位を得られるか否かを判断する。記録可否判断の基準値を複数設け、指定の記録速度で記録可、指定の記録速度より低速で記録可、記録不可のいずれかを特定できるようにしても良いし、指定の記録速度で記録できない場合に、例えば「指定の記録速度より低速で記録」又は「記録中止」のいずれかを選択するように、I/F128を介して表示部131に表示を行い、操作部132からの選択指示をI/F128を介して受信するようにしても良い。低速記録のレベル分けを行うようにしても良い。その場合には、レベルに応じた基準値を設けておき、その基準値との比較で判断する。
なお、本ステップにおける判断は、上で述べたパラメータだけではなく、他のパラメータを基準に行うようにしても良い。
そして、記録停止と判断されると(ステップS163:Yesルート)、ステップS171に移行する。記録停止ではなく(ステップS163:Noルート)、指定の記録速度より低速で記録すると判断された場合には(ステップS165:Yesルート)、ステップS161で決定されたレベルの速度又は予め低速として決められている速度で、データの記録を実施する(ステップS167)。通常のデータの記録処理については従来と同様であるからこれ以上の説明は省略する。そして処理はステップS171に移行する。
本実施の形態では、ステップS165において低速記録を行わない場合には(ステップS165:Noルート)、指定の記録速度でデータ記録処理を行う(ステップS169)。この処理についても通常と同じであるからこれ以上の説明は省略する。そして処理はステップS171に移行する。
記録中止又は何らかの速度で記録を行った後に、CPU125は、I/F128を介して表示部131に、所定の情報を表示し、さらにメモリ127に所定の履歴データを格納する(ステップS171)。例えば、メディアID、記録速度などの判断結果、調整又は設定内容、処理結果その他上で特定された情報を表示部131に表示する。これによってユーザは、どのような記録が行われたか、またディスク150に対して多くのパワー調整が必要であったか否かなどの情報を得ることができ、例えばディスク150の選択の目安にすることができるようになる。また、メディアID、記録速度などの判断結果、調整内容、処理結果その他上で特定された情報など、後の記録及び調整処理を効率化するために必要なデータについては、メモリ127に格納しておく。
このようにメモリ127に格納しておけば、同じメディアIDであれば過去の差分量などをそのまま用いてしまって、差分量の算出処理を省略することが可能となる。また、記録パワーの履歴から、同一のメディアIDであれば、過去の記録パワーの平均値などを基準に記録条件を設定するようにしても、テスト記録の回数を減ずることができる。このような機能をCPU125で実現させても良い。
また、メモリ127の代わりに又はメモリ127に加えて、ディスク150に上記のようなデータを保存するようにしても良い。ディスク150に保存する場合には、例えば光情報記録再生装置100のIDなどをメディアIDに代わって保存しておく。そうすれば、追記型のディスク150等の場合には、同じディスク150によってデータ記録を再度行う場合には、ディスク150に格納された記録関連データを用いて、記録及び調整処理を効率化することができるようになる。
以上のような処理を実施することにより、記録条件に含まれる記録パワーの調整を適切に行うことができるようになる。そして、実際のデータ記録に先立って(又はデータ記録の途中において)記録状態を評価し、その評価結果に応じて必要な記録条件の調整を行うことができ、ユーザが大切なデータを安心して記録できるようになる。
なお、ステップS161乃至ステップS171については、記録パワー以外の他の調整(例えば図2のステップS200乃至S400)を行ってから実施する。当然記録パワーのみの調整で済ませる場合には、そのままステップS161乃至ステップS171も実施すればよい。
また、上で述べた出現確率の差分量をベースとした処理は、記録パワーの調整だけではなく、記録パルスの調整にも適用可能である。例えば記録パルスの幅を少しずつ変えてテスト記録を行った際に、出現確率の差分量が適切である場合の記録パルス幅を採用することも可能である。
なお、本実施の形態では、光情報記録再生装置100において全ての処理を実施するような例を示しているが、例えばステップS155までを光情報記録再生装置100内において実施し、他の処理については別の装置にて行う場合、又は光情報記録再生装置100の評価のためにステップS155の結果のみを利用する場合もある。
4.第3の実施の形態
上で述べた実施の形態では、メモリ127に参照データ及びターゲット値等の基準値を格納している例を示したが、必ずしもメモリ127に保持しておく必要はない。例えば、ディスク150に保持させておいても良い。ディスク150に保持させる場合には、図12に示すようなLead−in領域の中に保持しておく。Lead−in領域は、システムLead−in領域と、コネクション領域と、データLead−in領域とに大きく分かれており、システムLead−in領域は、イニシャル・ゾーン、バッファ・ゾーン、コントロールデータ・ゾーン、バッファ・ゾーンを含む。また、コネクション領域は、コネクション・ゾーンを含む。さらに、データLead−in領域は、ガードトラック・ゾーン、ディスクテスト・ゾーン、ドライブテスト・ゾーン、ガードトラック・ゾーン、RMDデュープリケーション・ゾーン、レコーディングマネジメント・ゾーン、R−フィジカルフォーマットインフォメーション・ゾーン、リファレンスコード・ゾーンを含む。本実施の形態では、システムLead−in領域のコントロールデータ・ゾーンに、レコーディングコンディションデータ・ゾーン170を含むようにする。
このレコーディングコンディションデータ・ゾーン170に、メモリ127に保持させるとしたデータ、特に、出現確率の差分量に対する基準値(ターゲット値、上限値、下限値など)と、標準的な記録条件に対する調整量又は推奨記録パワーなどを保持させ、必要な時に読み出すようにする。この記録すべき値については、ディスク150の平均的な値を一律に登録するようにしても良いし、そのディスク150について出荷前のテストに応じた値を登録するようにしても良い。
このように記録が行われるディスク150に応じた値をディスク150が保持することによって、ドライブ側の処理負荷を下げることができる場合もある。
なお、ステップS171又はステップS129で格納すべきデータについても、同じゾーンに格納するようにしても良い。
5.第4の実施の形態
第1及び第2の実施の形態では、入出力システム130としてテレビ受像器及びリモートコントローラを想定した例を示したが、例えば、図13に示すようにパーソナルコンピュータ180が接続される場合もある。また光情報記録再生装置100がパーソナルコンピュータと一体化される場合もある。
図13のような場合には、パーソナルコンピュータ180には、ディスプレイである表示部181と、キーボードやマウスである入力部182と、ソフトウエアを実行することにより実現されるデータ記録処理部183とが含まれる。このデータ記録処理部183は、I/F128を介してCPU125と通信を行い、例えば表示データを受け取って表示部181へ表示を行い、入力部182からの入力を受け付けてCPU125に出力する等の処理を行う。なお、データ記録処理部183は、例えば既存のディスクライタ・ソフトウエアと一体化して実現される場合もある。
また、CPU125においては出現確率の差分量算出までを実施し、その算出結果をデータ記録処理部183に出力してデータ記録処理部183が上で述べたような処理を実施するようにしても良い。
以上述べたような処理を行えば、記録条件(ストラテジ)に含まれる複数のパラメータを特定且つ独立して補正することができ、少ないパラメータ調整で高品位な記録を可能とする条件を特定することができるようになる。特に図2に示すような処理を行い且つ上で述べたような手法で記録パワーを設定する場合には、上で述べた事項に対して特に有効である。
従って、DVD、HD−DVD、Blu−rayといった高密記録システムにおいても、正確なマークおよびスペースの形成が可能であり、特にPRML信号処理を用いる記録再生システムにおいては、低エラーレート、ワイドマージンといった高記録品位を得ることが可能になる。
本発明の実施の形態における記録パルスを説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるメイン処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態における出現確率を説明するための図である。 本発明の実施の形態における出現確率の差分量を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における記録パワー調整を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における記録パワー調整を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態における処理フローを示す図である。 本発明の第2の実施の形態における出現確率の差分量を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態におけるアシンメトリ値を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態におけるディスクに格納されるデータ構造を示す図である。 パーソナルコンピュータを使用する場合の機能ブロック図である。
符号の説明
100…光情報記録再生装置
110…ピックアップ部
111…LD
112…PD
113…コリメートレンズ
114…対物レンズ
115…検出レンズ
116…ビームスプリッタ
121…LDドライバ
122…スライサ
123…データ復調回路
124…特性値検出部
125…CPU
126…メモリ回路
127…メモリ
128…I/F
130…入出力システム
131…表示部
132…操作部
150…ディスク

Claims (20)

  1. 光情報記録媒体に対して特定符号を含む各符号データを記録させると共に、前記光情報記録媒体から前記各符号データの再生を行わせ、前記各符号データの再生信号から検出した各符号データの出現確率を検出する検出手段と、
    前記検出手段により得られた出現確率情報を用いて、記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する条件決定手段とを有する
    ことを特徴とする光情報記録再生装置。
  2. 前記検出手段が、
    前記各符号データの出現確率を変化させた記録パターンにより試し書きを行い、
    前記試し書きされたデータの再生信号から前記記録パターン毎に各符号データの出現確率を検出し、
    前記条件決定手段が、
    前記再生信号の出現確率と前記記録パターンの出現確率との変化量を算出し、前記変化量を低減させるように記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の光情報記録再生装置。
  3. 前記検出手段が、
    前記各符号データの出現確率を変化させた記録パターンにより試し書きを行い、
    前記試し書きされたデータの再生信号から前記検出パターン毎に各符号データの出現確率を検出し、
    前記条件決定手段が、
    前記再生信号の出現確率と前記検出パターンの出現確率との変化量を算出し、前記変化量を低減させるように記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の光情報記録再生装置。
  4. 前記条件決定手段が、
    前記各符号データの出現確率情報と特定符号データの振幅情報を用いて記録パワーおよび/または記録パルス条件を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の光情報記録再生装置。
  5. 前記条件決定手段が、
    前記各符号データの出現確率情報と特定符号データの長さ情報を用いて記録パワーおよび/または記録パルス条件を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の光情報記録再生装置。
  6. 前記条件決定手段による処理結果と処理過程との少なくともいずれかにより、指定記録条件で所定の記録品位が得られるか否かを判断する記録可否判断手段を有する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1つに記載の光情報記録再生装置。
  7. 前記記録可否判断手段により前記指定記録条件で前記所定の記録品位が得られないと判断された場合には、前記指定記録条件に含まれる記録速度を低下させる、記録を行わない、ユーザに記録の可否を問うのいずれかを実施させる記録処理手段を有する
    ことを特徴とする請求項6記載の光情報記録再生装置。
  8. 前記記録可否判断手段の判断結果と前記記録処理手段の処理結果との少なくともいずれかを表示装置に表示させる手段を有する
    ことを特徴とする請求項6記載の光情報記録再生装置。
  9. 処理結果と処理過程におけるデータとのうち少なくともいずれかをメモリ又は前記光情報記録媒体に保存する手段を有する
    ことを特徴とする請求項6記載の光情報記録再生装置。
  10. 光情報記録媒体に対して特定符号を含む各符号データを記録させると共に、前記光情報記録媒体から前記各符号データの再生を行わせた際に、前記各符号データの再生信号から検出した各符号データの出現確率情報と、記録条件に関する情報とのうち少なくともいずれかが、前記光情報記録媒体に対するデータ記録に用いるために記録されていることを特徴とする光情報記録媒体。
  11. 光情報記録媒体に対して特定符号を含む各符号データを記録させると共に、前記光情報記録媒体から前記各符号データの再生を行わせ、前記各符号データの再生信号から検出した各符号データの出現確率を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより得られた出現確率情報を用いて、記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する条件決定ステップとを含む
    ことを特徴とする光情報記録処理方法。
  12. 前記検出ステップが、
    前記各符号データの出現確率を変化させた記録パターンにより試し書きを行い、
    前記試し書きされたデータの再生信号から前記記録パターン毎に各符号データの出現確率を検出し、
    前記条件決定ステップが、
    前記再生信号の出現確率と前記記録パターンの出現確率との変化量を算出し、前記変化量を低減させるように記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する
    ことを特徴とする請求項11記載の光情報記録処理方法。
  13. 前記検出ステップが、
    前記各符号データの出現確率を変化させた記録パターンにより試し書きを行い、
    前記試し書きされたデータの再生信号から前記検出パターン毎に各符号データの出現確率を検出し、
    前記条件決定ステップが、
    前記再生信号の出現確率と前記検出パターンの出現確率との変化量を算出し、前記変化量を低減させるように記録パワー条件と記録パルス条件との少なくともいずれかを決定する
    ことを特徴とする請求項11記載の光情報記録処理方法。
  14. 前記条件決定ステップが、
    前記各符号データの出現確率情報と特定符号データの振幅もしくは長さ情報を用いて記録パワーおよび/または記録パルス条件を決定する
    ことを特徴とする請求項11記載の光情報記録処理方法。
  15. 前記条件決定ステップにおける処理結果と処理過程との少なくともいずれかにより、指定記録条件で所定の記録品位が得られるか否かを判断する記録可否判断ステップを含む
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1つに記載の光情報記録処理方法。
  16. 前記記録可否判断ステップにおいて前記指定記録条件で前記所定の記録品位が得られないと判断された場合には、前記指定記録条件に含まれる記録速度を低下させる、記録を行わない、ユーザに記録の可否を問うのいずれかを実施させる記録処理ステップを含む
    ことを特徴とする請求項15記載の光情報記録処理方法。
  17. 前記記録可否判断ステップにおける判断結果と前記記録処理ステップの処理結果との少なくともいずれかを表示装置に表示させるステップを含む
    ことを特徴とする請求項15記載の光情報記録処理方法。
  18. 処理結果と処理過程におけるデータとのうち少なくともいずれかをメモリ又は前記光情報記録媒体に保存するステップを含む
    ことを特徴とする請求項15記載の光情報記録処理方法。
  19. 請求項11乃至18記載の光情報記録処理方法をプロセッサに実行させるためのプログラム。
  20. 請求項19記載のプログラムを格納するメモリを有する中央演算装置。
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